ガンダムヒロインズ MARK ⅩⅢat EROPARO
ガンダムヒロインズ MARK ⅩⅢ - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/12/17 13:48:23 C1i4ub5w
■過去ログ

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■参考リンク
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3:名無しさん@ピンキー
07/12/17 14:03:50 gcj4LBt3
あえて言おう!
>>1乙であると!!

4:名無しさん@ピンキー
07/12/17 14:15:46 rAcFRN0X
>>1乙だからさ…

5:名無しさん@ピンキー
07/12/17 17:02:57 x/KszM5S
>>1乙するのは老人ではない!

6:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:44:47 V4uGHX+H
>>1乙はダテじゃない!





昨夜はすみません。


7:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:45:46 V4uGHX+H
バーニアの炎が爆発のように膨れ上がり。ガブスレイが凄まじい速度で宙を跳ねる。
既に全軍に配属されつつあるガブスレイ・タイプだが、今回の作戦の機体は一味違う。
通常、MSは放熱や電源供給等の条件が悪化した場合でも安定して長時間動作するように
その性能の限界にマージンを設けて性能を制限しているのが通例である。
そのマージンを食い潰してMSの限界に近い条件で動作させるのがオーバークロックだ。
謂わば最前線改造だが、オーバークロックは一年戦争当時から行われている。
あのシャア・アズナブル大佐のMS-06S ザクⅡも、オーバークロックされていたと聞く。
そして、今回の作戦に従事する6個小隊のガブスレイも改造済なのである。
『どけっ! ネズミめぇぇ!!』
エルシーの居丈高な叫びに、カミーユ・ビダン少尉も渋々といった口調で言った。
「何を、この豚め。このカミーユ・ビダンが相手してやる‥‥‥」
如何にも用意されたセリフを棒読みしたような名乗りは、芸の欠片もない。
なんでも出来る天才少年のカミーユも、さすがに演劇のスキルは全くないようだった。
『このガブスレイの攻撃を受けてみなよおーーーっ!』
嬉々としてメガ粒子砲を連発するガブスレイの攻撃を、Zガンダムは辛うじて避ける。

8:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:46:46 V4uGHX+H
言うだけはあるというべきか、エルシーの攻撃は的確で急所を押さえているものだ。
「や、やるなコイツ‥‥‥。おっと、逃げないと」
呟くカミーユは、ジュナスから与えられた指示を思い出して後方の宙域を確認する。
少年は、数回の立ち回りの後で負けたふりをしてZガンダムを後方へ引かせた。
エルシーのガブスレイがカミーユのZを追い、カミーユはまた逃げては戦う。
『このガンダム・タイプは、ジェリドの野郎の仇だしな、ここで殺しておく!』
エルシーは、腰砕けになっているZを見て雄雄しく叫んでいた。
ちなみに、月面都市攻防戦で大怪我を負ったジェリド・メサ中尉は地球で療養中である。
カミーユは、尚も数合ガブスレイと立ち合うとさっと身を翻して少しだけ下がった。
『エルシー中尉、お待ち下さい。深入りは危険です!』
最後尾から付いて来ていたジェシー准尉が、さっと速度を上げてエルシー機に並ぶ。
『敵の逃げっぷりはなんだか変です。とって返しては逃げ、誘っては逃げます。
恐らく伏兵があるに違いありません!』
『それならそれで蹴散らせば良い! これしきの相手、伏兵がいようと敵ではない!』
可々と大笑したエルシーは、『全軍付いて来いっ!』とガブスレイを一気に跳ばせた。

9:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:47:46 V4uGHX+H







  「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第193回





     (C)2002,2003,2004,2005,2006,2007   ISAQ > ISAP PRESENTS.

   機動戦士ガンダム Voice Of The Earthまとめリンク
   URLリンク(www.eonet.ne.jp)


    


10:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:48:47 V4uGHX+H
更に追撃を続けるガブスレイ隊の少し前方に、ふらふらと1機の紅いMSが現れる。
2本の細長い大出力グライバインダーを背負ったRMS-099RS シュツルム・ディアス1号機
パイロットは自他共に認めるクワトロ・バジーナ大尉の忠臣、アポリー・ベイ中尉だ。
シュツルム・ディアスは、振り被りつつ手に持ったクレイバズーカを構える。
「そらよ!」
アポリーは、彼にしては珍しいくらいいい加減な射撃で砲弾を撃つ。
勿論、そんな適当な火線では気合を高めつつあるガブスレイ隊を掠めもしない。
『中尉、やはり伏兵です!』
自分の読みが当たったジェシー・マーセル准尉が、幾分か得意げな口調で叫ぶ。
位置的にも、新手のシュツルム・ディアスはZガンダムを彼等から庇う様な位置である。
だが、エルシー・シャトラン中尉は馬鹿にしたように肩を竦めただけだった。
『これが敵の伏兵だって? ははは、これしきの敵、物の数じゃないねぇ!』
今回の作戦は、あくまでサイド2の25、35バンチ内部への毒ガス注入である。
その為、コロニー外壁の2基のガスボンベに2機ずつ合計2機を残して来てはいるが、
6個小隊即ち全18機のMS編隊の内、最終的にはこの突然の追撃に14機が参加していた。

11:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:49:47 V4uGHX+H
その大軍を相手に、当初立ち向かって来たのが1機、そして現れた伏兵もたったの1機。
どんなに高性能なMSであろうと、引っ繰り返せるような戦力差ではない。
戦史を紐解いて見れば、確かに戦局を引っ繰り返したMSもあるにはある。
だが、それはあくまでも新型兵器が縦横無尽に戦場を掛け回れた黎明期の事象だ。
現代に於いては、単騎のMSが戦局を変える事が出来る程単純ではない。
ましてや、14機対2機ならば戦力差は7倍─もはや、狩猟に近いと言えようか。
だからこそ、エルシーがその美しい瞳を残忍に輝かせるのである。
『小ざかしい虫けらめ! 蹴散らしてやるよぉぉぉ!』
1発、2発、更に殆ど引き金を引きっぱなしのままで3発、4発、5発。
エルシーのガブスレイが、漆黒の空間を切り裂いてメガ粒子砲を5連射してのけた。
「うおおお!?」
アポリーのシュツルム・ディアスが、ぎりぎりでそれを避けて悲鳴を上げる。
「こ、こいつ、やはり手強い!」
普通、彼我の相対位置を掴みにくい宇宙では最初の1射なぞはソナー代わりだ。
その射撃が相手をどう捕らえるか、又は捕らえないかで後のリアクションも変わる。

12:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:50:47 V4uGHX+H
ただし、アクティブソナー同様に相手にも同じ情報を与えてしまうのは当然の事だ。
それに、エネルギー残量上必要以上の試射は自分の首を絞めるだけである。
だからこそ、エースと呼ばれる人種は2射目で勝負を決しようとするのだ。
だが、エルシーは試射さえもせずありったけの弾を躊躇なく突っ込んでくる。
弾丸がなくなった時の事を考えもしない思い切りの良さは、ある意味恐怖なのだ。
『そらそらそらぁぁぁーー! 踊って見せなよぉ!』
そう笑うエルシーの射撃の腕は、言うだけの事はあるというべきかかなり正確である。
なおも数回クレイバズーカを撃ち込んだ後で、アポリー機が数キロ後退した。
そのまま、シュツルム・ディアスの左手がカミーユのZガンダムに触れた。
「そろそろ引き上げ時じゃないか?」
通信機の電力を使わない接触回線の会話、通称“お肌の触れ合い会話”である。
ミノフスキー粒子が蔓延している現在、通信機やレーダーの感度は恐ろしく低い。
そんな中で必然的に生み出されたのが、MSの装甲を触れ合わせる会話方法なのである。
「了解です」
さすがに、エルシーの無軌道な凶暴さを持て余していたカミーユも、素直に頷く。

13:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:52:47 V4uGHX+H
カミーユとアポリーは、それぞれ自機のバーニアをさっと噴射して後方へ下がった。
牽制の為にビームライフルが数条伸びるが、ガブスレイは1機も怯まない。
『そんなに簡単に退却されちゃあ、面白くないんだよねぇ』
口元を綻ばせるエルシーは、健気に轡を並べて来る副隊長のジェシーを横目で見た。
『ここでエゥーゴの新型を討ち取っておくのも一興じゃないかい?』
『は、はあ‥‥‥。しかし、エゥーゴの策略がこのくらいだとは思えません』
心配そうな口調のジェシーの声を遮って、後を付いてきている部下が意気揚々と言う。
『隊長、ここで奴等が二度と立ち上がれないよう蹴散らすべきです!』
彼等が興奮状態にあるのは、この非人道的な作戦に加わっているからだろう。
『そうです、俺達にこんな作戦を実行させるエゥーゴを許してはいけません!』
コロニーの中に毒ガスを注入して罪もない人々を大量虐殺するという悪魔的な所業。
例え護衛任務として直接手を下さなくても、その罪悪感から逃げる事は出来ない。
その恐ろしさに居ても立ってもいられないからこそ、神経が高ぶってしまう。
言ってしまえば、彼等は眼前のエゥーゴに八つ当たりをしているのと変わりない。
彼等が、こうも簡単にカミーユ達に誘き寄せられていたのはそういう理由もあった。

14:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:53:47 V4uGHX+H
『よおぉぉーし、エゥーゴの蛆虫共を踏み潰してやるよぉ!』
口を耳まで裂けさせるエルシーは、ガブスレイのバーニアを一気に噴かす。
爆発的に噴射された炎が、オーバークロックされたガブスレイを全力で跳ばした。
『了解ですっ!』
隊長に遅れてはならぬとばかりに、部下達が口々に返答を寄越してくる。
一瞬顔を顰めたジェシー・マーセル准尉も、首を振ってからそれに続いた。
だが、ウェブライダーに変形したZガンダムの航行速度は現時点で圧倒的であり、
大出力グライバインダーを背負ったシュツルム・ディアスも非常に速い。
それを躍起になって追撃するエルシーの後を、部下が必死に付いて行くのだ。
先を行くZガンダムは、数分逃げてから機首を転じてグレネードランチャーを放つ。
「そこに、さっ!」
よろよろと飛ぶその弾を確実に避け、ガブスレイ隊は陣形を修正した。
『はははは! そんなヘナチョコ弾が当たるもんかよ!』
2機を居丈高に追い掛ける内に、ガブスレイ隊は期せずして縦列隊形になってしまう。
暫しの順調過ぎる追跡飛行の後で、ふとジェシーが不安そうに口を開いた。

15:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:54:47 V4uGHX+H
『おかしい。エゥーゴのトップ部隊がこんなに手応えがない訳が‥‥‥』
まさか戦艦でも来ているのかと周囲をスキャニングするが、そんな影はない。
ミノフスキー粒子影響下でも、戦艦程の高い質量の把握は非常に簡単だ。
待ち伏せの陣形で戦艦を隠しておいたならばまだしも、今回のような迎撃戦闘なら、
エゥーゴ旗艦強襲宇宙巡洋艦アーガマは全速で駆け付けて来たばかりである。
そのエンジンの熱さは、オーケストラの演奏がごとく熱源反応にヒットするはずだ。
しかし、エゥーゴの先発隊が逃げて行く先の射程距離内に戦艦はいない。
『隊長、これでは余りにも敵に策がなさ過ぎる気がします』
ジェシーのガブスレイが、全速で跳んで陣形の先端部、エルシーの横へと追い付いた。
そんな彼の行動を見て、後を付いて来ている同期の揶揄するように軽口を叩く。
『ジェシーはいつも考え過ぎなんだよな。ま、それが良いところなんだが』
『安心しろよ、ジェシー。ジュナスとやらも評判倒れだったってことさ!』
誰もが、逃走に逃走を続けるエゥーゴの先陣に安心しきった口調だった。
エルシーも笑って答えようとしたその刹那、彼女の顔が何かに気付いたように歪む。
『この匂いっ!? 全機、西天に跳べえええええーーー!!』

16:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:55:48 V4uGHX+H
その声と共に、彼女のMA形態のガブスレイが強引に機首を起こして跳ね飛んだ。
重力のない宇宙空間だからこそ出来たアクションだが、それにしても無理矢理である。
『‥‥‥え?』
エルシーらしくもない切羽詰った絶叫に、殆どの部下達はキョトンと動きを止める。
何人かの部下は、逃げ続けていたZガンダムとシュツルムが速度を増したのに気付く。
『─っ!?』
返事をする余裕はなかったが、ジェシーただ1機が彼女に続いて鋭角的にジャンプした。

─その途端、彼等の視界が絶望的な光でホワイトアウトする。

例えば、ここが山川あい迫って草木が鬱蒼と茂っている森林の中ならば。
そして、待ち構えていたように火を付けられ、火が折からの強風で煽られたならば。
紅蓮の炎は、きっと狂獣が如く兵士達に襲い掛かり、焼き尽くそうとしたろう。
彼等を、ガブスレイ編隊を襲った強力なビームの奔流はまさにその波涛のようだった。
『う、うわあああああーー!』
『な、な、何だっ!??』
1機が溶け、1機があっという間に爆発して腕と脚を飛び散らし、更に1機が溶解した。

17:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:57:47 V4uGHX+H
更に5機、間髪を入れずに9機、10機と次々に機体が爆散して宇宙空間に部品を撒く。
『‥‥‥っ!!』
つい数秒前まで圧倒的だったティターンズMS隊は、阿鼻叫喚の地獄の渦の中なのだ。
『っぁっ!?』
ガブスレイ隊の兵士達の悲鳴が、恐ろしい交響曲のように重なり合って響いた。
誰の声が驚愕の思いで叫んでいるのか、誰の声が哀訴と絶望の悲鳴を上げているのか。
一瞬の差でその光の奔流を回避出来たエルシーの顔が、慄然と固まっている。
彼女の顔が、圧倒的な閃光に照らされてその額を滑り落ちる汗をきらきら光らせる。
判らなかった。何が起こったのか、エルシーには全く判らなかった
『何が‥‥‥起こった‥‥‥?』
ほんの40秒余りの強烈な光のハレーションの後で、彼女の視界がようやく開けた。
『た、隊長』
通信機から人間の声が聞えた事を、これほどエルシーが嬉しいと思ったのは初めてだ。
瞳だけ動かして横を見ると、ジェシー准尉のガブスレイが隣に浮かんでいる。
あのエルシーの叫び声に無条件に反応して動く事が出来たのは、彼一人ということか。

18:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 19:58:47 V4uGHX+H
いつもは凶悪なエルシーの口元が、何処か照れた様に微かに緩んだように見える。
だが、そんなふうに見えたのはあるいはただの錯覚だったのかもしれない。
彼女の瞳は部下が付いて来ていたはずの宙域を睨み付けると、憎々しげに歪んだのだ。
漆黒の宇宙空間には、爆発の残り火と溶け残った機体の部品が舞っている。
瞬く間に、4個小隊、計12機のガブスレイがパイロット共々その存在を抹消されていた。
残ったのは、エルシー・シャトラン中尉とジェシー・マーセル准尉の2機のみ。
これは、まさにティターンズ軍壊滅と言って良いだろう。
『MSが携帯出来る兵器に、こんな大口径のものはないはず‥‥‥!』
かつての名機と呼ばれたRX-78-2 ガンダムが携行していた標準装備ビームライフルは
戦艦並みの威力とは呼ばれもしたが、あくまでも口径はザクマシンガンと大差ない。
ただ、その圧倒的な出力でMS-06 ザクⅡの装甲を針のように撃ち抜いただけだ。
力一杯コンソールを殴り付けたエルシーは、しかしすぐにその顔を上げて叫ぶ。
『このままここにいるのはマズい! ジェシー、毒ガスタンクまで退却する!!』
眼前の敵への復讐よりも、態勢の建て直しを優先させるという判断はさすがである。
Zガンダムが射撃体勢に入ろうとした瞬間、2機のガブスレイは一気に後方へ飛び去った。





19:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 20:00:16 V4uGHX+H



ファ・ユイリィ軍曹は、MSA-005 メタスのコックピットで感心したような声を上げる。
「て、敵の反応が殆どなくなっちゃいました‥‥‥!」
彼女が乗るメタスは、それまでティターンズのガブスレイ隊がカミーユとアポリーを
嵩に掛かって追跡していた宙域からは、凡そ百数十キロも離れたエリアである。
近くには、ファのメタスの他には純金に輝くMSR-100S 百式改だけしかいない。
そのコックピットには、何時も通りクワトロ・バジーナ大尉が座っている。
だが、いつもの百式改と違っているのは、その構えている“武器”だ。
構えるというよりは、抱えているもしくはしがみ付いていると言うべきかもしれない。
前方に突き出すように伸びているから余計にそう見えるのかもしれないが、
その全長は明らかに本体である百式改より長く、30m近くあるという巨大さである。
人間が、戦艦に搭載されている砲塔を無理矢理使おうとすればこう見えるだろうか。
「これが、『メガ・バズーカ・ランチャー』」
ファが呆然と呟いたその名称こそ、ガブスレイ隊を壊滅させた武器の名である。
次第に高出力武器開発のイタチゴッコ、すなわち強さのインフレが始まりつつある現在
激化する戦局を打開すべく秘密裏に開発されたのが、この巨大兵器だった。

20:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 20:01:16 V4uGHX+H
メガ・バズーカ・ランチャーは、その砲身にブースターも備えた大型メガ粒子砲であり
現時点でMSが携行出来る武器の中では最大規模並びに最高の威力を誇っている。
ただ、その強さと比例するように発射するまでに莫大なエネルギーを必要とする上に、
射撃体勢に入ってから発射するまでに掛かるチャージの時間も相当に長い。
現実的には、高機動性こそが強さとされる現代戦で動かない的があろうはずもなく、
更に充填に掛かる非常識な時間の間ずっと射手は動く事が出来ないのだ。
かつて一年戦争初期の旧ジオン公国軍でQCX-76A ヨルムンガンドという大艦巨砲主義の
トンデモ兵器が開発された事があったが、メガ・バズーカ・ランチャーも思想は近い。
何処の誰が、縦横無尽に飛び回る可変型MSを大砲で撃ち落とせるというのだろう。
その為、アナハイム・エレクトロニクス社から納品された後も使い道がないまま
エゥーゴ旗艦強襲宇宙巡洋艦アーガマの格納庫でコンテナに入ったままだったのだが、
「敵を追い掛けるのではなく射程に誘い込む、か。さすがはジュナス大尉だ」
クワトロの言う通り、ジュナスがその最も効果的な使い方をして見せたのである。
その『策』の素晴らしさは当然だが、それもクワトロの射撃センスあってのものだ。
敵が射界でほぼ一直線になるのを先読みして撃った腕は、やはり並大抵の技量ではない。





21:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/17 20:02:31 V4uGHX+H





 ─ 次 回 、サ イ ド 2 防 衛 戦 ク ラ イ マ ッ ク ス







22:名無しさん@ピンキー
07/12/17 20:17:35 gcj4LBt3
乙!!

23:名無しさん@ピンキー
07/12/17 20:26:21 ws6e39F8
メガバズーカキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!

24:名無しさん@ピンキー
07/12/17 20:29:53 s6jMicwB
次回がクライマックス?冗談じゃねぇ!
俺は新スレ>>1乙する前からクライマックスだぜ!

25:名無しさん@ピンキー
07/12/17 21:49:22 eQaiiYA2

まさかIGLOOネタが入るとは思わなかった

26:名無しさん@ピンキー
07/12/18 01:32:05 InmuuPDE
乙であります!俺もまさかこんなところでヨルムンガンドが見られるとは思わなかった。
ヘンメ砲術長も草葉の陰でよろこんでいるだろうて。

27:名無しさん@ピンキー
07/12/19 00:00:26 FiRuaIE/
そういやシャアってルウムでヨルムンガント見てるんだよな

28:名無しさん@ピンキー
07/12/19 16:39:49 7GSC04Vr
エルシーとジェシーに萌えるわ~

29:名無しさん@ピンキー
07/12/20 04:30:26 aJ4aqwkT
>>27
そういえばそうだな
ひょっとしてそれも含んでの話題登場か?

30:名無しさん@ピンキー
07/12/21 19:57:09 sNFPYJNV
メガバズ強いってレベルじゃねーぞ!

そしてエルシー。この女・・・陥ち(デレ)た・・・!!

31:名無しさん@ピンキー
07/12/22 09:17:25 57sk02v0
>射撃体勢に入ってから発射するまでに掛かるチャージの時間も相当に長い。

つまり、「ごぉぉぉっついバズーカ・ランチャー」
このネタがわかる人はデコマニア

32:名無しさん@ピンキー
07/12/22 09:46:50 TuVE3tkO
溝口ktkrw

33:名無しさん@ピンキー
07/12/25 18:18:35 2dVb1n/+
トビアが敵に捕まるシチュを利用してローズマリーに拷問されるSSを妄想してみた。


誰か投下してくれ。

34:名無しさん@ピンキー
07/12/25 20:05:31 6+TJqFQ5
妄想したならおまいが書けよw

35:名無しさん@ピンキー
07/12/25 21:12:42 2dVb1n/+
だが断る

36:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:48:04 SftvRGvb
原案
原作
脚本
監督
演出

37:吉貝梵 ◆I4R7vnLM4w
07/12/26 14:23:17 QU/sJ1yU
現在、規制が完全に解除されており、
このエリアもsenkaされつつあります。

保守推奨中です。

38:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:23:28 vo+kelNZ
しまた

39:名無しさん@ピンキー
07/12/26 19:27:29 M+useQKk
hssh

40:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:18:05 VZ0ugXf0
大変だな規制解除。

やはりメガバズーカが来たか。

41:名無しさん@ピンキー
07/12/27 12:34:06 o76ZF7/F
本編で外しまくりのメガバズも、策あってこそ威力を発揮できるっちゅうことですね。

そういやもう27日。
ソロモンは堕ちましたなぁ。
ポケ戦のバーニィは死んだけど、VOEで登場するのかなぁ
ユニバーサルピースでしたっけ?
クリスとセクースさせてやりたいっすよほんと。
ISAPさんよろしくおねがいします。

42:名無しさん@ピンキー
07/12/27 15:00:27 KuiSFvjT
小説版では氏んでないけどな

43:名無しさん@ピンキー
07/12/27 23:08:53 WFMtxYSf
>>42
ありがとう、ちょっと古本屋に行って来る。

44:名無しさん@ピンキー
07/12/28 01:52:20 q1OT8RLS
>>43
と、言っても病院で意識が戻ったらしい事が新聞に書いてあったのをアルの親父が見つけただけで
その後どうなったかは不明だぞ。作者曰く話が三流になってしまったらしい。

45:名無しさん@ピンキー
07/12/28 11:21:55 TucxT2EO
>>44
意図的に悪く書くなよ

バーニィ生存というご都合主義を取り入れる事で一流の悲劇を三流の話に落としてでも、
読者のやるせない悲しみを癒やしたかった。

そういうのが作者の意図だった筈だぞ。

46:名無しさん@ピンキー
07/12/28 16:38:15 YbolKK8U
>>45
スパロボで大抵の傷は癒される。


47:名無しさん@ピンキー
07/12/28 16:59:13 TucxT2EO
>>46
Fでのザクへの異常なまでのこだわりにはワロタ
あれでは道化だよ

48:名無しさん@ピンキー
07/12/28 23:00:30 YHWKnYJo
バーニィならフェンリル隊仕様の魔改造ザクでサキエル辺りを背面零距離撃破しそう

49:名無しさん@ピンキー
07/12/29 22:18:49 1go2f7IG
待て、フェンリル隊仕様なら誰でもできるぞ

50:名無しさん@ピンキー
07/12/30 11:12:56 0FXsiikt
保守age

51:名無しさん@ピンキー
07/12/30 15:24:34 z1YIt+Tr
シャアとナナイの濃厚な絡みを是非!

52:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:46:01 BUaZST+R
シャア×ナタリー中尉というもアリですね。



そろそろ、エロ書きます。
ちゃんと。

53:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:47:03 BUaZST+R







  「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第194回





     (C)2002,2003,2004,2005,2006,2007   ISAQ > ISAP PRESENTS.

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54:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:48:03 BUaZST+R



一転して追い立てられる獣が如く、2機のガブスレイが盛大にバーニアを噴かして飛ぶ。
操縦用レバーを握り締めるエルシー・シャトラン中尉の顔は憎悪に歪んでいた。
『畜生! このままじゃ済まなさないよ。宇宙人共め!』
エルシーは、スペースノイドに宇宙人という蔑称で呼ぶだけの価値しか認めていない。
地球に住む者には、彼女のようにスペースノイドへの差別意識を持つ者が多かった。
初期宇宙移民の多くが、強制的に移住させられた人間だった事から出た思考だ。
社会的に低い階層の者達が宇宙へ厄介払いされ、特権階級達は地球に残る事が出来た。
この政策を称して、俗に“棄民政策”と呼ぶのは必ずしも間違ってはいない。
アースノイドの一部にしてみれば、スペースコロニーなど貧民街に等しいのだ。
宇宙開発が本格化した現在では、必ずしもその物差しは必ずしも正確ではないだろう。
有能な科学者や思想家の多くが、宇宙に出てそこに骨を埋める時代である。
だが、依然としてスペースノイドは地球から支配され続けているのも確かだった。
だいたい、どこの国家が“植民地”に一定以上の権利を与えようとするだろうか─?
『殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやるよォォ』
前方を一心不乱に睨み付けたまま、エルシーは呪いをかけるが如く呟き続けた。

55:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:49:03 BUaZST+R
下等な人間である宇宙人共に一杯喰わされた事が、エルシーには悔しくて仕方がない。
スペースノイドなど、まともな教育も受けていない低脳の猿でしかないはずだ。
そう考えれば考えるほど、彼女はかつての傷口が開きそうな位に激昂してしまうのだ。
全速で飛び続けるエルシー機の通信画面が、コールのフラッシュをする。
小さな画面に現れたのは、唯一の生き残り、副隊長のジェシー・マーセル准尉だ。
『ウィリアム・ミラー軍曹、ジョアナ・サウスコット軍曹、共に返答なし』
ノーマルスーツのヘルメット越しでも、緊張した面持ちでいるのが判る。
相手に容易に感情を掴ませてしまうようでは、パイロットとしてはまだまだ未熟だ。
エルシーは眉を顰めつつ、それでも気を取り直して短いセンテンスだけ呟く。
『当然だねぇ。アイツ等なら上手くやっているはずさ』
今回のサイド2襲撃作戦は、あくまでサイド2の25、35バンチ内部への毒ガス注入だ。
その為、エゥーゴの追撃に参加したのは6個小隊即ち全18機のMS編隊の内14機であり、
コロニー外壁の2基のガスボンベに2機ずつ合計4機を作業と警備用に残していた。
彼等は、予め決められたタイムスケジュールで作戦を続ければ良いだけであり、
エルシーは彼等にオペレーション突入後は無線封鎖をするように命令していたのだ。

56:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:50:15 BUaZST+R
メインスクリーンの片隅に表示されている作戦開始時刻まで、既に100秒を切っている。
ほどなくして、サイド2-25バンチの円筒形のシルエットが視界で大きくなった。
空気のない宇宙空間では、遠近感がないから目的地までの目測が難しい。
映りの悪い手元のコンソールの短距離レーダーを併用しつつ接近することとなる。
エルシーのガブスレイは、ジェシー機を引き連れて占拠済のエリアへ近付いた。
さっとMS形態に変形したエルシー機は、物干し竿を振りかざしてモノアイを輝かす。
ジェシーのガブスレイも、彼女の後を忠実に付いて来瞬時に変形をした。
背後からの追撃は、ミノフスキー粒子で乱れる短距離レーダーには感知されていない。
コロニーへの毒ガス注入まで本当なら42秒も残っているが、ここは急ぐべきだ。
『よぉーーしっ! 一手違いでアタシ達の勝ちってことさ!』
エルシーは、接触回線で部下に指示を与えようとガブスレイを豪速で移動させる。
突然、そんな彼女目掛けて鋭いビームの火線が味方陣地から放たれた。
『おいおい!? よく見な、アタシ達は味方だよ!』
唖然と叫ぶエルシーだが、通信封鎖状態では相手に聞こえるはずもないと臍を噛む。
彼女が一旦後退をすると、それまで彼女のMSがいた宙域をビームが数本襲った。

57:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:51:10 BUaZST+R
右に左にビームを避けるエルシーは、不意にこれまで以上にバーニアを噴かす。
『こうなりゃ、近くまで行ってアタシ達のガブスレイを見せるしかないねぇ』
付いて来な、とエルシーが言うよりも早くジェシーのガブスレイがその後に続いた。
向かって来るビームを避けて進む視界で毒ガスタンクが大きくなる。
エルシーの口元が残酷に緩んだ瞬間─突然毒ガスが充満したタンクが爆発したのだ。
『な、何だっていうのさ!?』
愕然とするエルシーは、毒ガスタンクの陣地近くを見下ろして言葉を失った。
そこに立っているのは、真紅に塗装された無骨なシルエットのエゥーゴ製MSである。
そして、周囲に漂っているのは彼女の部下の物らしきMSの破壊された破片だ。
「悪いンだが、この陣地はジュナス大尉の下知により戴いた」
空けっぱなしのティターンズ回線から、暢気そうな口調の声が聞こえて来た。
即ち、フラグ・ラグ・ハヤオ中尉のRMS-099RS シュツルム・ディアス3号機である。
手に持ったクレイバズーカの砲身を振っているのは旗か何かのつもりか。
いわゆるビームフラッグが開発されるのは、この時点から30年近くも後の事だが、
もしフラグがそれを持っていたら、自慢げに宇宙空間で振り翳していたかもしれない。

58:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:52:23 BUaZST+R
『いつの間に先回りしていやがったんだいっ!!』
シュツルム・ディアスのビームサーベルで切り裂かれたタンクは、非常に惨めだった。
宇宙空間にガスが散布されてしまえば、それを掻き集めることなど不可能である。
『よくもタンクを‥‥‥。な、生意気な事をしておくれだねぇ!』
憎しみに満ちた瞳でフラグの機体を睨み付けたエルシーが、呪詛を吐き棄てる。
こうなれば、刺し違えてでも相手の喉笛を噛み切らねば気が済まない。
『た、隊長! もう1基の毒ガスでせめて奴等に一矢報いましょう!』
一瞬自暴自棄になりかけた彼女を、タイミングの良いジェシーの言葉が救う。
『そ、そ、そうだね‥‥‥。あっちだけでも守り通すんだよ!』
言い捨てると同時に、エルシーのガブスレイがMA形態に変形して跳ねた。
ジェシー機も続くが、拠点を守っているフラグはそのまま動こうとはしない。
大出力グライバインダーを背負っていても、ガブスレイには追い付けないと考えたのか。
エルシーは、ぎりぎりと歯を噛み締めながら自機を35バンチへ全速で向かわせる。
その瞳に映る無傷の毒ガスタンクが、みるみる頼もしげに大きくなった。
少なくとも、これで1基だけは無事だ。予定の半分ではあるがこれで大量虐殺が出来る。

59:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:53:49 BUaZST+R
エルシー・シャトランは、口を耳まで裂くような邪悪な微笑をその顔に浮かべた。
『お前達が死ぬのは、エゥーゴのせいさ。恨むんならエゥーゴを恨むんだねぇ』
反連邦組織運動エゥーゴさえ、その活動を始めなければこんな事にはならなかった。
宇宙移民者の自治だと? 地球の植民地の分際で何を生意気な事を言っている。
権利だけを主張するスペースノイドなど、叩き殺して身の程を判らせてやるしかない。
『死ねばいいんだよ‥‥‥この世の誰も彼もねぇぇーーーー!』
エルシーの視界でぐんぐん近くなる毒ガスのタンクが、不意に光った。
そういえば、残しておいたはずの部下2機のシルエットが何処にも見えないではないか。
まさか!?と目を見開いた途端─2基目のタンクまでもが爆発した。
小刻みに連続した乾いた音で、二人の機体にタンクの破片が当たって来る。
『な、馬鹿なっ‥‥‥!?』
逆噴射で急制動を掛ける彼女の機体とぶつかりそうになりつつジェシー機が止まった。
『こちらの陣地も、エゥーゴに!』
タンクを護っていたはずの2機のガブスレイは、既に陥とされたと見るべきだろう。
ジェシーの驚愕の声に応えるかのように、タンクの残骸の陰から2つの影が飛ぶ。

60:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:55:48 BUaZST+R
「先回りさせて貰った」
MSF-007 ガンダムMk-Ⅲのコックピットから、ジュナス・フレイブ大尉の声が響いた。
彼の“先回り”というフレーズを聞いた瞬間、エルシーがその動きを止める。
さすがの彼女も、ようやくジュナスが仕掛けた今回の作戦の真意に気が付いたのだ。
『アイツらが逃げ回っていたのは、この時間を稼ぐ為だったのかい!!』
そう、何も陽動を担当したカミーユ・ビダン少尉のMSZ-006 Zガンダムと
アポリー・ベイ中尉のRMS-099RS シュツルム・ディアスは無駄に逃げていた訳ではない。
かなりの実力を持つ二人なら、腰を据えて敵と撃ち合う事も可能だったはずだ。
実は、彼等には別ルートでタンクを叩く部隊から目を逸らせる目的もあったのである。
二人がティターンズ部隊を引き付けている間に、ジュナス達は2つの陣地を奪った。
つまり、クワトロ・バジーナ大尉のメガ・バズーカ・ランチャーで敵を一網打尽にすべく
射界に敵を引き付けてある程度固めておくというのは、実は二の次の策だったのだ。
愕然とアクションを止めてしまったエルシーの変わりに、ジェシーが前に出る。
『せめて一太刀だけでもーーっ!』
MS形態に変形したガブスレイが、その全長より長いフェダーイン・ライフルを構えた。

61:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:57:20 BUaZST+R
だが、間髪を入れずにジュナスのガンダムMk-Ⅲの背後から鋭い火線が一気に伸びる。
物干し竿とも評されるフェダーイン・ライフルが、強引にビームでへし折られた。
言葉も失くしてビームが飛んで来た方向を見るジェシーの眼前に、1機のMSが降り立つ。
悠然と飛び出してきたのは、グレーで塗装されたMSA-099-2 リック・ディアスⅡ。
「‥‥‥ジュナス大尉には‥‥‥指一本‥‥‥触れさせない‥‥‥」
ぼそぼそと無愛想・無表情・無感情に言うのはフランセス・エラワー少尉である。
根本から無残に折られたジェシー機の銃身が、くるくると宇宙空間で舞った。
『そ、そんな‥‥‥速いっ!?』
ショックで硬直してしまったジェシーのガブスレイをフランセスのRⅡが狙う。
『ボケっとしてんじゃないよぉぉぉ!』
彼を突き飛ばすようにエルシーのガブスレイが動き、メガ粒子砲を連射した。
ジェシー機を撃ち抜くはずだったビームは、その肩先を掠めただけだ。
だが、いかなエルシーといえどここまで追い詰められてはその全力も発揮出来ない。
何しろ、部下の殆どを陥とされた上に毒ガスタンクまで奪われて破壊されたのだ。
自棄になったように撃ち続けられる弾は、しかしフランセスを捕らえられない。

62:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 17:59:01 BUaZST+R
『癪に障る女だねぇ! さっさと陥ちればいいんだよぉぉーー!』
右へ左へとリズミカルに動くリック・ディアスⅡへ、ジュナスが口を開く。
「フランセス君、無理はするな」
だが、その心配そうな声はかえってフランセスの心のどこかに火を点けた。
「‥‥‥大尉は‥‥‥あたしが‥‥‥護ります‥‥‥」
よく見れば、頬が微かに桜色に染まっているのを一体誰が気付いたろう。
いつも以上に力を増しているフランセスと、いつもの調子が出ない焦燥のエルシー。
その動きの差は如何ともし難く、程なくしてエルシー機のバーニアが噴き飛ぶ。
『ちぃぃぃーーー!!』
エルシーの絶叫は、自らの敗北つまりは死を覚悟した絶望に満ちていた。
俊敏さこそが力である現在戦に於いて、動けなくなったMSなぞ標的以下のゴミである。
寸刻を置かず彼女へ向けられたフランセスのリック・ディアスⅡのビームライフルが、
だが、次の瞬間その右腕の肘から下のパーツごと吹き飛ばされたのだ。
スローモーションの中で、エルシーはジェシー機の腕部を掴んで後方へ跳ぶ。
酷使されたサブ・アポジモーターが悲鳴を上げるが、そんな事を気にしてる暇はない。

63:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 18:00:27 BUaZST+R
野性の本能というべきか、針の穴のようなチャンスを逃さない感覚はさすがである。
そのエルシーの視線が、幻想のように現れた1機のMSのシルエットを見た。
一方、無言のまま距離を取るフランセスの状況判断能力も中々のものである。
少女の一切無感動な瞳も、東天方向から現れた新手のMSのシルエットを見た。
そして、フランセスのRDⅡを庇うように横に出たMk-Ⅲのジュナスが静かに口を開く。
「ヤザン大尉‥‥‥。今まで高みの見物か?」
蜃気楼の様に現れたのは、ORX-005 ギャプランのヤザン・ゲーブル大尉だった。
エルシーと同じくアレキサンドリア級巡洋艦1番艦アレキサンドリア所属だが、
今回の『サイド2毒ガス注入作戦』には加わらない事を宣言していたパイロットである。
『面白いことを言うなァァ、ジュナス大尉』
高らかに哄笑するヤザンは、しかし口調ほどにジュナスに油断している訳ではない。
『たった今来たところだよ、正真正銘な』
ギャプランのムーバブル・シールド内臓ビームライフルは、ジュナス機を狙っている。
だが、一方でいつの間にかジュナス機の前に回り込むように移動しており、
失った右腕部の代わりに左手でバズーカを構えているフランセス機にも気付いていた。

64:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 18:01:18 BUaZST+R
RDⅡから放たれる相討ち覚悟の必死のプレッシャーは、ヤザンの口元を苦く綻ばせる。
『今回は引かせてもらう。いいな?』
その言葉は、眼前のジュナスと背後のエルシー達の双方に言ったものだ。
「‥‥‥勝手な‥‥‥ことを‥‥‥」
平坦な声で反発するフランセスは、抜く手も見せないままバズーカを構えた。
ここで彼等を逃がせば、愛しいジュナスの手柄が低くなってしまう可能性さえある。
油断しているヤザンやエルシーなら、容易く討ち取れるのは間違いない。
「危ない、フランセス君!」
ジュナスが自機のビームライフルを連射し、フランセスの眼前で相殺の閃光が弾けた。
「‥‥‥っ!」
目を丸くする少女の顔が光に照らされ、その向こうにギャプランの銃口が見える。
フランセスは、ようやく自分を狙ったヤザンの圧倒的な速さに気付く。
彼女に放たれたビームライフルを、ジュナスが寸前で相殺してのけたのだった。
改めて息を呑むフランセスを見つめながら、ヤザンが面白そうに強い口調で宣言する。
『今回は引かせてもらう。‥‥‥いいな?』

65:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 18:03:04 BUaZST+R
ジュナスのガンダムMk-Ⅲが、手に持ったビームライフルの銃口を天に向ける。
それを合図にしたように、ヤザンのギャプランが2機のガブスレイを掴んで跳躍した。
エルシーは、そのコックピットの中でヤザンに拗ねたような口調で問い掛ける。
『大尉は今回の作戦には加わらないと聞いていたけどね‥‥‥?』
『艦長命令の回収作戦ってヤツだ。ガディが奴等の策に気付いたんだと』
要するに、艦長であるガディ・キンゼー中佐はエルシーの敗北を予想したという事か。
その上で、エースであるヤザンを救援に向かわせた先読みの智謀はさすがだ。
アレキサンドリアへ向かって引っ張られつつ、エルシーは「畜生」と唇を噛み切った。
背後では、彼等のバーニアの炎を見詰めるフランセスがジュナスに囁いていた。
「‥‥‥大尉なら‥‥‥きっと‥‥‥勝てました‥‥‥」
「だが、ここで戦えばコロニーにも被害が出る」
諭すようなジュナスのセリフに、フランセスは愕然と自らの足元を見る。
いつの間にか忘れていたが、自分達はコロニーが外壁に陣取っていたのだ。
こんな至近距離で戦闘を行えば、コロニーへの被害は避けられないことを忘れていた。
優しいジュナスの瞳に、フランセスは眩しい光でも見るように目を細めて見蕩れる。





66:ISAP ◆ISAPgGZZNI
07/12/30 18:04:03 BUaZST+R






─ 次 回 、 サ イ ド 2 防 衛 戦 、 終 結 。






皆様、良いお年を。

67:名無しさん@ピンキー
07/12/30 19:02:08 w1w49nZ9
これはいい夢見る乙女。

1年間お疲れ様でした。来年もがんばってくださいね。

68:名無しさん@ピンキー
07/12/30 19:18:45 OifL40kD
GJ!GJ!
ジュナスの策が的中しても結構緊迫していましたねぇ!
ヤザンツヨス!ガディもえらい遠くで策を見抜くとか冴えてるぅ!痺れました!

ところでISAP氏に質問なのですが劇中ティターンズのMSパイロットに軍曹とかいますが
MSパイロットって尉官の人間じゃなかったでしたっけ?
そもそもティターンズはエリートの集まりで軍内でも一階級上扱いとか言ってるし…
まあ人それぞれのガンダム世界があるようなので酷く無粋な質問してる気もしますがww


しかし今年も一年、投下お疲れ様でした!
色々あるでしょうが来年もまたよろしくお願いします!
それではよいお年を!

69:名無しさん@ピンキー
07/12/30 19:36:51 w1w49nZ9
原作でもサラ曹長とシドレ曹長がマラサイに乗っとるがな。

70:名無しさん@ピンキー
07/12/30 20:21:41 OifL40kD
そういやそうだな!でもあいつら正規のパイロットなんかな?
正規軍だろ?いくらなんでも若杉
当時はシロッコの小姓で見習い兵士と認識してたから階級とか疑問に思ってなかった

だからこそジェリドとかも呆れてたみたいな感じだったような気もするし

71:名無しさん@ピンキー
07/12/30 23:39:48 xCR2sXQm
ガノタから言わせるとエゥーゴは軍曹でもMSパイロットはいる。
ティターンズは曹長がギリギリだろ? 一階級上の扱いだから准尉か少尉待遇だし。

72:名無しさん@ピンキー
07/12/31 05:22:25 yht/vjgH
所詮私兵だし気にしない方向で誤魔化す事も可能

73:名無しさん@ピンキー
07/12/31 20:35:03 1jHqrtn1
>>ISAP様

お疲れ様です。
今年も一年間、エキサイティングな物語をありがとうございました。

ところで...
>>54 つ 必ずしもその物差しは必ずしも正確ではないだろう。
倉庫に格納の際に修正いただきたく、

それでは、皆々様、良いお年を。

74: 【凶】 【1195円】
08/01/01 09:31:58 pjuAvmTQ
一年戦争は大晦日で終結したんだよなあ

75: 【大吉】   【383円】
08/01/01 23:24:21 WVIkiLsh
よろしう

76:名無しさん@ピンキー
08/01/03 00:52:58 YIPd6lDq
あけおめ
>>ISAP様 今年も頑張ってください。

ティターンズは正規軍+一階級上扱いだから曹長でもOK。戦時で繰り上げなのかもしれないけど。
エゥーゴはファとカツが軍曹だったと思った。まぁ私兵集団だから階級は適当なんでしょ。

77:名無しさん@ピンキー
08/01/04 08:30:37 ZiPAOdwj
というか、1年戦争時点でアムロが曹長、カイとハヤトが軍曹だった
気がするのは気のせいだろうか。

78:名無しさん@ピンキー
08/01/04 09:51:44 ik4M4w4X
戦記のアニッシュとかか、軍曹曹長クラス
ジオンだとスワガーとか
階級にこだわってると、パイロット集めづらいんじゃなかろうか?

79:名無しさん@ピンキー
08/01/04 13:05:38 Ctg+zktK
どこのゲームでも、1年戦争時点では伍長からOKだからなあ。
士官学校出の尉官以上ばっかりになったのは戦後ではなかろうか。

80:名無しさん@ピンキー
08/01/04 13:25:22 ik4M4w4X
士官学校卒のヒヨッコは後の指揮官候補生だろうし、パイロット総尉官以上にはならんと思うなぁ

81:名無しさん@ピンキー
08/01/04 20:39:04 k2WDgzvz
この展開は三国志演義の世界観だから面白いんであって、
宇宙世紀でこれをやったらコメディにしかならない希ガス

でも最後にヤザンたんとガディたんが活躍してくれたからいいや

82:名無しさん@ピンキー
08/01/07 03:02:42 /mOhl0Sc
定期パトロール、完了
一度ageておく

83:名無しさん@ピンキー
08/01/07 12:11:51 FG7U4KAD
>>77
劇場とtvで階級が違うらしい

84:名無しさん@ピンキー
08/01/07 12:15:27 5kSGWnuR
考えてみるとジオンが大日本帝国で連邦がアメ他連合軍をモデルにしてることを考えると
ジオンは下士官クラスが主力でアメは尉官主力になるんじゃないかなあ

85:名無しさん@ピンキー
08/01/07 12:39:14 /mOhl0Sc
>>84
ん?私はジオンのモデルは第三帝国だと聞いた覚えがあるが
ガセなのかね?

86:名無しさん@ピンキー
08/01/07 16:16:56 i6FWqSFc
日本がモデルみたいよ。
途中からドイツ色もまじってるけど。

>>83
小説も微妙に違ったような

87:名無しさん@ピンキー
08/01/07 17:20:28 /mOhl0Sc
>>86
なるほど、参考になった
ところで、ISAP様の今年初投稿は何時になるんだろうか?
例年通りなら来週か今週の日曜だと思うのだが

88:名無しさん@ピンキー
08/01/09 00:11:33 QLAobvCL
>81

まあ、展開というか計略自体はあってもいいとは思うけど
計略(がうまくいくの)が主人公側に偏っているのが萎えるんだよな。
むしろ敵の計略(がうまくいく所)の描写にこそ重点を置くべきかと。
(特に、原作の後半部分は基本的にシロッコの計略・意図で話が構成されてるんで)

大体原作ではその類が上手いのはヤザン・ガディ・シロッコと軒並みシロッコ派だし、
首魁のシロッコに至っては48話で「話に登場さえしないのに状況と未来を全て読み切って支配している」
という諸葛亮なみの策略の冴えを誇るからなあ。

バスク抹殺自体はスペースノイドに取っての悲願だし、人的被害は最小限に抑えてるしで文句の付け所は
無い筈なんだけど、シロッコの読み筋に巻き込まれてロザミアを殺す羽目になったカミーユには50話で
ぶち切れられるという因果(背後にシロッコの意志があったことを理解できていたカミーユは流石最強NT)。


89:名無しさん@ピンキー
08/01/09 12:21:15 CGwytC7p
というよりティターンズは正規兵でエゥーゴこそ私兵集団だろうに
テロリストの首魁のブレックスの悪口をマジにとるか普通

まだこの時点ではティターンズこそ力で正義で正規軍だぞ
命令系統がほとんどバスク発でやり口が脳筋なだけだ

だからガンダムの二次やるときは原作読み込まないと
底が浅く見えるので困る

90:名無しさん@ピンキー
08/01/09 15:41:22 LLUj2LW9
>>89
ならテメェで書けと。
俺らはおまえの言う底の浅い二次を楽しんでるんだからさ。

91:名無しさん@ピンキー
08/01/09 16:51:02 akL5Bpiq
言いたいことはわかるが、とりあえず落ち着こうか

92:名無しさん@ピンキー
08/01/09 21:48:11 W1Dk7uk2
>>89
そういうのがマジにとられる位、宇宙と地上の確執が大きかったんだろう。
それこそ逆シャアまで原作が一貫して描いてきた事かと。

93:名無しさん@ピンキー
08/01/09 22:11:43 2EURpISR
三国志に全く興味がない俺涙目。

とりあえず、エルシーとジェシーのエロシーン、レコアのアナル打開を待ち望んでおります。

94:名無しさん@ピンキー
08/01/09 23:05:00 vBFNgdZ8
安心しる
オレも三国志は一切興味ない
ただ、VOEは心から楽しんでるから無問題

>>89
いや、別にオレたちは原作キャラのエロやらオリキャラの萌えやら
が満載の面白い物語を楽しんでるだけで
実際ブレックスとジャミトフのどっちが正しいかなんて
ただのスパイスでしかないんだ、マジで

それにしても、エマさんのエロがひさびさに見たいのう


95:保守
08/01/10 16:38:54 aegCSzct
【笑って許して】鶴瓶「和田アキ子の乳首を見た」 …衝撃の紅白舞台裏
スレリンク(newsplus板)

オェェェ
     ∧_∧      
    (ill ´Д`)     
    ノ つ!;:i;l 。゚・    
   と__)i:;l|;:;::;:::⊃  
    ⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃



96:名無しさん@ピンキー
08/01/11 00:29:02 YT0uwPQn
ジェリドが「泣き叫べスペースノイド。今宵ここに神はいない」
とか言ったら最高だなw


97:名無しさん@ピンキー
08/01/12 10:37:02 iuWncnR6
ISAP様の書く公式カプのヘンケン×エマとカミーユ×ファが見たいです
軌道修正するのは大変でしょうけど原作の絆の強さに感動したクチなので…

でも、原作とは一味違った上手くいかなさは原作と違ってファが非処女だったり、
カミーユとエマが出来てたりして、打ち解け方が変わった理由付けがあるのが凝ってるな。

98:名無しさん@ピンキー
08/01/12 14:57:34 i5JQz602
クレクレ房ウザいな。
べつにここは特定職人の個スレでもあるまいに。


99:名無しさん@ピンキー
08/01/13 06:11:02 leI0GLDJ
>>98
はいはい、GジェネGジェネ。

あいかわらず主張がワンパターンで飽き飽きなんだが。
もう少し考えて書き込めよ。

100:名無しさん@ピンキー
08/01/13 12:22:56 G997H0a3
ageとくぞ

101:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:21:46 9j1dOJ6c
今年も宜しくお願い致します。
(喪中につき、挨拶の省略平に御容赦を)




102:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:22:45 9j1dOJ6c







  「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第195回





   (C)2002,2003,2004,2005,2006,2007,2008   ISAQ > ISAP PRESENTS.

   機動戦士ガンダム Voice Of The Earthまとめリンク
   URLリンク(www.eonet.ne.jp)


    


103:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:23:47 9j1dOJ6c



エゥーゴ旗艦強襲宇宙巡洋艦アーガマがサイド2の1バンチ、レウクトラへ入港したのは
アレキサンドリア級巡洋艦アレキサンドリアの戦闘宙域離脱から70分後の事である。
戦後処理の対応としては異常な程に、その入港は戦闘終結から余裕がない。
考えてみるまでもなく、70分や80分程度の時間ならアレキサンドリアがとって返して
サイド2通称《ハッチ》に再襲撃を加える可能性もまだ残されているのである。
かつて、エゥーゴがフォン・ブラウン市を見事に奪還した《アポロ作戦》後半戦でさえ
アーガマ艦長ブライト・ノア大佐が勝利宣言を放送したのは戦闘終結から250分後だ。
そこまで待って、ようやくティターンズを撃退出来たと認められたのである。
だからこそ、今回のアーガマのレウクトラへの速やかな入港は常識外だ。
評者によっては、些か拙速であると判断する者もいるかもしれない。
万が一アレキサンドリアの撤退が『策』ならば、エゥーゴは絶体絶命に陥った事だろう。
ただ、結論から言えば今回はエゥーゴの完勝でティターンズの再訪はなかった。
だからこそ、この気忙しいアーガマの入港もエゥーゴの戦史上で失策となっていない。
サイド2市長ライアル・ミュソッフは、レウクトラのメイン管制ルームにいた。
つい1時間程前の戦場のような喧騒がようやく静まり、部屋は静謐に包まれている。

104:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:24:45 9j1dOJ6c
ライアルは苛々と自身の禿げ上がった頭部を撫でながら、意味のない嫌味を口にした。
「ったく、こういう事だけ早いものだな。エゥーゴは」
無論彼とて一端の政治家であり、エゥーゴの援軍が遅れたのは仕方のない事だと判る。
別に、彼等も好き好んでゆっくり駆け付けて来た訳ではあるまい。
月からハッチへ飛んで来たのだから、まず褒めてやらねばならない速度だ。
誰かが事前に、ティターンズが無実のコロニーを襲うと予期していれば違ったろうが、
さすがに、地球連邦軍のエリート部隊がそこまでやると思った者はどこにもいない。
「こういう事だけでも、早いのは美点かと」
ライアルの隣に立つ、クラースと呼ばれている秘書がすました顔で追従を口にする。
軽く舌打ちをしながら、ライアルはいつもマイペースな秘書を睨み付けた。
まだカレッジを卒業して数年の若い青年だが、その頭脳には時にライアルも舌を巻く。
彼等二人の無駄口は、エゥーゴの戦艦の入港を警戒している緊張の裏返しだ。
「市長、アーガマ艦長が面会を求めていらっしゃいます」
ライアル・ミュソッフが座っているデスクのコンソールから受付嬢の声が流れた。
成る程、常識外の早い入港は、やはり市長との面会を求めての謂わば恫喝という事か。

105:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:25:45 9j1dOJ6c
「判った。入ってもらえ」
短く答えてから、ライアルはアレキサンドリアが去って行った宇宙を見る。
現時点では、と限定して論ずるならば「ティターンズこそ力で正義で正規軍」である。
その問題点は、命令系統のほとんどがバスク・オム大佐発である点だけだ。
そして、組織上はティターンズが“正規兵”で、エゥーゴは“私兵集団”である。
ただ、後世の歴史家も語る通り、エゥーゴはただの一度も無差別テロを行っていない。
彼等の武力行使はあくまでもティターンズの横暴に対するものだけに限定されており、
だからこそ、彼等はスペースノイドから絶大な支持を受けているのである。
従って、歴史家がエゥーゴに与えている称号はテロリストではなく「レジスタンス」だ。
ちなみに、歴史上の事実では無差別攻撃を専門にしていたのはティターンズだ。
月面都市フォン・ブラウン市の一方的な武力占拠は、百歩譲って戦略的行動としても、
サイド1の30バンチの住民を虐殺した『30バンチ事件』や今回の『サイド2襲撃』に加え
そもそも、ジャブロー周辺の貴重な大自然を核爆発で汚染したのも彼等である。
更に、エゥーゴを焙り出す為に無関係のホンコン・シティーも爆撃の炎に包んでおり
その想像力を著しく欠いた悪行は“正規軍”であっても決して許されるべきではない。

106:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:26:46 9j1dOJ6c
少しの間口を閉じた後で、ライアルはコ・オペレータの青年に向かって口を開いた。
「私だって市民の命第一に考えての事だし、殴ってしまったのは偶然の産物でしかない」
混乱の中で、ライアルは毒ガスタンクを狙撃しようとしていた彼を殴って止めている。
それは、無論その射撃がタンクではなくコロニーに当たるのを恐れたからでもあるが、
同時にティターンズと最後まで交渉の余地を残したいという計算もあった。
場合によっては、三寸不爛の舌でティターンズに取り入る事も出来たかもしれない、
それはサイド2全てを支配するライアルの政治家としての自負心が言わせる言葉である。
無論、相手はそんな交渉の余地を残している程に甘くはなかったのが現実だ。
そして、ティターンズへ取り入る事はすなわちエゥーゴを裏切る事に他ならない。
スペースノイドの希望であるエゥーゴを見捨てるというのは勇気が要る。
だからこそ、ライアルはコ・オペレータの青年に仰々しく言い聞かせるのだ。
「信じたくなければそれは君の勝手だが、先程の一連の騒動は事故だと思って貰えれば
君の臨時給与は十分考えさせてもらうよ。可及的且つ速やかに、な」
所詮、管制ルームのスタッフなぞ公務員でありその処遇は市長の胸先三寸である。
クラースと呼ばれている秘書が、やれやれといった表情で肩を竦めて見せた。

107:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:27:44 9j1dOJ6c
「相変わらず無理難題を簡単に仰られますね、市長は」
絶妙のタイミングの声は、逆にコ・オペレータの青年が反論をする暇を奪ってしまう。
その政治家としての腹芸に感謝するからこそ、ライアルはクラースを軽く睨む。
「お前には、例の木星行きを推薦しておいてやる。それで我慢しろ」
冷静な秘書は、実は木星の植民地開拓を手伝いたいという熱い理想を持っている。
現在の木星は、20年程前から始まったテラ・フォーミングが停滞してしまっており、
その総責任者の壮年の実業家は私財を投げ打って駆けずり回っていると聞く。
ライアルは援助要請受領の際に一回話した事があるだけだが、随分情熱家の男だった。
カリスマ的な魅力のある彼の名前は確か─クラックス・ドゥガチといったか。
静かに唾を飲み込んだ後で、コ・オペレータの青年がライアルを鋭く見上げた。
「‥‥‥口外するなという事で?」
「そうは言わんが、君だっていたずらに市民に動揺は与えたくないだろう?」
政治的な説得の常套手段は相手を無理矢理味方に引き込んで同罪にしてしまうことだ。
この場合、本来は市長でない青年は市民の動揺を気に病む必要はない。
だが、そう言われてしまえばなかなか反論出来ないのは青年が無駄に善人だからだ。

108:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:29:45 9j1dOJ6c
管制ルームが居心地の悪い静寂に包まれ、それがドアの開く小さな空気音で遮られた。
「アーガマの艦長、ブライト・ノア大佐です」
地球連邦軍の正規の軍服を来た、白目の小さい青年がゆっくり部屋に入って来る。
一年戦争の英雄、地球連邦軍第13独立部隊ペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベース元艦長
ブライト・ノアの勇名は、サイド2市長ライアル・ミュソッフも知っている。
現在でも、エゥーゴのフラグシップ艦長を務めているのだから相当な重要人物だ。
確か、大佐と言えども27歳かそこらのはずだからライアルより軽く25歳は若いはずだが、
年に似合わない落ち着きはこれまでに何度も死線を潜り抜けて来たからだろう。
手八丁口八丁の駆け引きが出来るようには見えないが、油断出来る相手ではあるまい。
「お噂はかねがね伺っておりますが、お若くていらっしゃる」
手を大きく広げて親愛のポーズを取りながら、ライアルはブライトに微笑み掛けた。
ブライトが無言で敬礼を返してくるから、彼はその格好のままで咳払いをする。
一年戦争中は、特殊な例である“ニュータイプ部隊”ホワイトベースを除けば、
少年兵が戦場に借り出されたのは、ジオン公国軍末期の学徒動員くらいのものだろう。
そもそも、基本的にMSパイロットというものは尉官クラスである事が原則だった。

109:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:30:45 9j1dOJ6c
だが、正規軍プラス志願兵という構成のエゥーゴではその原則は必ずしも守られない。
軍曹や曹長をパイロットとして駆り出さなければならないのが苦しい現状だ。
逆に、ティターンズはエリートの集まりであるからこそ軍内でも一階級上扱いされており
尉官クラスでなくとも実力のあるものは積極的に登用されるシステムである。
ティターンズは暴虐で知られる反面、人事制度は基本的に公明正大なのが面白い。
もっとも、そうでなければ、特注の白軍服を着ているパプティマス・シロッコ大尉や
黄色の特注軍服の“狂犬”ヤザン・ゲーブル大尉が重用はされないだろう。
要するに、同じように尉官以下のパイロットがいても、両陣営で性格は異なるのだ。
「お話を伺いたいのは、こちらから発信された通信の事なのですが」
ライアルの愛想笑い黙殺し、ブライト・ノアは鋭い視線を投げ掛けて来た。
だが、国会で野党の追及をのらりくらりかわす事なぞ市長としては日常茶飯事である。
「何の事でしょう?」
しれっと答える市長に向かって、エゥーゴ旗艦艦長は尚も強い口調で詰問した。
「戦闘が始まった直後に、敵と連絡を結ぶ通信がここから出ましたね?」
そこまで掴んでいるのかとエゥーゴの意外に高い情報収集能力を見直すライアルである。

110:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:31:44 9j1dOJ6c
彼は、とぼけた表情で「ああ!」とようやく思い出した態度を装いつつ苦笑した。
「実はお恥ずかしい話ですが、職員の一人に反逆者がいましてな」
事実は、エゥーゴを切ってティターンズと交渉をしようとしたのはライアル自身だ。
だが、それを認めてしまってはスペースノイドの中でサイド2の立場が微妙になる。
この場合、死んでもティターンズに抵抗するのが“正しい行為”だ。
地球連邦軍という巨大な力をバックに持つ理不尽な暴力組織に抵抗する為には、
全スペースノイドが心を一つにして立ち向かわなければならないのは常識である。
その団結をサイド2が率先して乱せば、サイド2の評判は地に落ちてしまう。
勿論、来年9月に予定されている市長選でライアルが再選される可能性もなくなる。
「ですが、その男は取り押さえて既に逮捕済でありご心配は無用です」
じゃあその犯人を出せと言われても困ってしまうから、ライアルは急いで口を開く。
「しかし、反逆者を責めないで戴きたい。我々は檻の中にいるようなものです。
G3のような毒ガスを使われたら、もう逃げる術も逃げる場所もないのですから‥‥‥」
セリフの途中で、思わず感情が入ってしまう自分をまだまだ若いとライアルは思う。
ブライトを煙に巻くつもりでつい本音を語ってしまったのはまずかったろうか。

111:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:32:43 9j1dOJ6c
だが、きっとエゥーゴの軍人達は戦う術を持たないコロニー住民の気持ちは判るまい。
抵抗する力を持つ者は、その力を持たない者を思い遣る事はないのである。
ブライトは、ライアルの瞳をじっと見つめた後で言い聞かせるように語った。
「判りました。しかし市長、これだけは肝に銘じておいて下さい」
その瞬間、ライアルは20数歳も若い青年に言い知れない恐怖を覚えて怯んでしまう。
「ティターンズと手を組んで一時の平和や安定を手に入れたとしても、
結局、いつかは貴方がた市民とスペースノイド全体にそのツケが回って来るんですよ」
ライアルが無言で頷いたのを合図に、ブライトは敬礼をして部屋を出て行った。
サイド2の1バンチ、レウクトラの管制ルームを、静かな電子音だけが満たす。
嫌な汗を感じてライアルが禿げ上がった頭部を撫でると、秘書が何気なく言った。
「サイド2の住民は、今日起こった事の殆どを知らないまま‥‥‥ですか」
人類の第二の故郷スペースコロニーは、完全に閉ざされた一種独特の世界だ。
その中で、人は自分が出来る事を、自分の立っている場所で行っていくしかないのだ。
「そうだな。─さて、来週の定例議会の草案をまとめるとするか」
記録には、この後もずっとサイド2政権は親エゥーゴ路線を取り続けたと記されている。





112:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:33:45 9j1dOJ6c



サイドボードの小さな灯りだけが燈る室内に、押し殺したような喘ぎ声が響いていた。
「‥‥‥くぅ、‥‥‥はぁ、はぁぁぁ」
その秘めやかな声は、ベッドに固定されたブランケットの中から漏れている。
エゥーゴ旗艦強襲宇宙巡洋艦アーガマは、未だ戦闘配備状態は解除されていない。
従って、アーガマの居住ブロックはアームが縮んで回転されていない無重力状態であり、
そこで就寝する為には、いくつかのベルトでベッドに身体を固定する必要がある。
ブランケットの中で、身体を折って声を出しているのはレコア・ロンド少尉だった。
今回の『サイド2防衛戦』では、MSA-005 メタスをファ・ユイリィ軍曹に取られてしまい
心ならずも留守番役になってしまった彼女は、ずっと自室に篭っている。
外に出ているのは頭部と裸の肩だけだが、ブランケットの中の彼女は全裸だった。
レコアは、身体の右側を下にしてまるで胎児のように身体を小さくしている。
両足を胸元に抱え込むように曲げ、その左手は背中側から臀部へと伸びていた。
「ああぁ、はぁぁぁ、あああああ」
レコアの乳液で濡れる人差し指は、彼女自身のアヌスに突き立てられている。
ゴムのような感触の引き締まった穴は、レコアの指をいつも簡単に飲み込んでいた。

113:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:34:44 9j1dOJ6c
「あ、あ、あああ、はぁぁあ」
まるでアヌス自体が呼吸をしているかのような、ひくひくっという蠢きが心地良い。
一回指を出してみると、レコアは自分のアヌスが物欲しそうに動くのが判った。
─‥‥‥いい子だ、レコア・ロンド
頭の中で、パプティマス・シロッコ大尉の冷酷とも言える囁きがリフレインする。
レコアを認めてくれるのは、レコアを大事にしていくれるのは彼だけだ。
本当にあたしのことを心から好きになってくれるのは、きっとシロッコだけなのだ。
─もっと、アヌスで感じられるようになっておくんだ。
そんなセリフを、超大型輸送艦ジュピトリスでの調教の際に言われたような気もする。
いや、あるいはそんな言葉はレコアが勝手に作り出した妄想かもしれない。
だが、大事なのはそんな事ではない。そんな事ではないのだ。そんな事ではないのだ。
レコアは、自分の左手の人差し指に更に中指まで加えてアヌスに突き立てる。
「んんん!!」
ぎゅっと閉じた唇を引き結びながら、レコアは快感の声が目立たぬ様に押し殺した。
乳液を塗り込んだ指には、アヌスの肉の感触がすべすべとして気持ち良い。

114:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:35:43 9j1dOJ6c
その、きゅぽきゅぽっという擬音は実際に聞こえた訳ではないのかもしれない。
しかし、指先を動かす度に、きゅぽきゅぽという淫靡な音が身体中を満たす気がする。
その音をもっと部屋中に響かせたくて、レコアは更に二本の指を出し入れした。
きゅぽきゅぽ、じゅくじゅく、じゅくん ‥‥‥その水音は、時に嬌声より大きい。
「は、はぁぁ!」
レコアはぷるぷると身体を痙攣させ、開きっ放しの口から涎を垂らす。
─ふふふ、いやらしいアヌスだな。指を二本も飲み込むなんて、淫乱そのものだ。
想像の中のシロッコが、細い目を更に細くして面白そうにレコアをなじる。
その屈辱の想像が、更にレコアの身体の奥底に火を点けて熱くさせてしまうのだ。
「いやぁ、違う、あたしは淫乱なんかじゃ‥‥‥淫乱なんかじゃ‥‥‥」
レコアの指は容赦なく腸内を抉り、ピストン運動を繰り返してしまう。
「淫乱‥‥‥淫乱んんん‥‥‥はぁぁぁぁ」
指が出入りする度に、アヌスの周りのシワがめくれたり内側に引っ込んだりする。
既に、彼女の腰は快感を貪るようにくいくいと前後に緩やかに動いていた。
「‥‥‥淫乱なの、かな‥‥‥ああああ、淫乱んんん‥‥‥!」





115:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/01/14 17:37:03 9j1dOJ6c





─次回、「レコアのアナルオナニー」&「リベカのSM初体験」







116:名無しさん@ピンキー
08/01/14 17:41:51 hor4yoji
gj

117:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:17:11 8azZLCMd
ちゃっかり>>89に答えてる…恐るべし…。

118:名無しさん@ピンキー
08/01/14 21:13:30 E1+zwzFv
面白い!やはりZにはイデオロギー談義があってこそ、ですよね!(偏見)
正直ちょっと強力かなぁとも取れるような三国志テイストよりも
ぐんとISAPさんの作風の良さが出ているようにも思えます。

そうそう階級云々の無粋な質問を始めにしてしまった事に対しての作中でのお答え、納得です。

喪中との事色々あるようですがこれからも頑張って下さい。GJ!でした!

119:名無しさん@ピンキー
08/01/14 21:26:54 yvpvQ0Vq
レコアのアナルオナニー導入とか流石としか言いようがないわ~。

2万回くらいオナニー出来そうです。

120:名無しさん@ピンキー
08/01/14 21:38:58 ya+pYyfG
GJ!
長期連載でありながらのハイクォリティ維持に、心から敬意を表します

121:名無しさん@ピンキー
08/01/14 22:00:12 TvmqK/Ef
GJです。正規軍の方が侵略者や賊や私兵集団より性質が悪い行為を行うのは
(中国史では)たまにあること。

122:名無しさん@ピンキー
08/01/14 23:39:35 G1b7zv3h
その次回予告は何だー!?
笑ったけど。

123:名無しさん@ピンキー
08/01/15 00:34:22 FiyA8Iys
エゥーゴは多分軍規が凄いんだろうな
反乱分子が大義語るにはそこら辺を締めてないと語るに落ちる事になっちゃうから
正義の味方っていう御旗は何より手放せないよな

124:名無しさん@ピンキー
08/01/15 03:02:14 G6UgAV8q
GJです。
ところでニコニコ動画のZ三国志Ⅸって知ってます?
ここも欠かさずみてるけど、あっちも面白いですよ。エロはないけど。


125:名無しさん@ピンキー
08/01/15 09:12:13 u4ZomANN
>>123
長谷川裕一の「Zガンダム ハーフ」には偽エゥーゴとか出てきてたよ。

126:名無しさん@ピンキー
08/01/15 22:10:42 FiyA8Iys
ジオン残党がザンジバルで参加してるエゥーゴにさらに偽エゥーゴ…って…

ムーンクライシスでも確かヌゥーベルエゥーゴとか出てたよな

127:名無しさん@ピンキー
08/01/16 10:59:33 jQtXkw1/
我々はエゥーゴである!とか言いながらザクで略奪行為してた。
本物のエゥーゴにボコられてたけど。

128:名無しさん@ピンキー
08/01/17 20:33:26 hDbhuGnd
エゥーゴの本来的な意味では、むしろそのザクの方にこそ正当性があるんだよな。
何せ「反地球連邦政府」もしくは「反地球連邦組織」というどこをどう考えてもテロ組織
としか思えない名前なんだから。
というか、そもそも革命軍でその手の名前が付いてるのって大抵夜盗以下だから。
(まともな所だと大抵主張する主義・体制を名前に盛り込みます。反対だけなのはそれを持ってないからに他ならない)

まあ、実際ユダヤ人が聖地を独占するための私兵だしね。夜盗の方がましなくらい。

129:名無しさん@ピンキー
08/01/18 09:44:37 TUqSZx2l
今見直したらハイザックだった。
まあ、どのみちサイドストーリーだからな。

「おおおおおおオフィシャルじゃありませんぞ!!」

130:名無しさん@ピンキー
08/01/19 12:02:07 TtnQR3L9
やはり今回分は、市長他のきちんとした心理・思考描写がいいですね。
この調子でこの話の対である41話・42話の毒ガス攻撃での描写もお願いしたいところ。

まあ、今回のブライトの口車に乗って徹底抗戦を決定した結果、住民を全滅させてしまうという
極めて後味の悪い内容にならざるを得ないんだけど、それこそが正に「ゼータの味」ですからね。

131:名無しさん@ピンキー
08/01/19 20:24:25 vqvjM0vj
ここで唐突にキャプテンガンダム×マスクコマンダーを希望してみる

132:名無しさん@ピンキー
08/01/19 20:49:19 cOn9J/os
じゃあグリーンベレーガンダム×グフ重装型を希望

133:名無しさん@ピンキー
08/01/19 23:06:26 l1EX7AU8
ビグザム司令×旧ザク工房の旦那

134:名無しさん@ピンキー
08/01/20 13:02:11 HZ179erc
空気を読まずにage

135:名無しさん@ピンキー
08/01/24 09:07:46 wz5rbWM0
age

136:名無しさん@ピンキー
08/01/25 23:56:52 dFcXBHUi
ISAPさんはエロとシリアスのバランスが絶妙ですね。
三国志風なのもありだと思います。
Ζは指揮官クラスがモビルスーツに出てくるくらいですから。

137:名無しさん@ピンキー
08/01/26 11:52:27 9HH6qvmH
もう個スレ立てるか、自サイトでも立ち上げてそっちでやったら?
連載とかそういうレベルじゃなくてスレの占有になってんだけど。
どうして他の職人の投下が一切無いのか少しは考えた方がいいと思うけど。

どうせ神職人さまは耳の痛いレスは黙殺なんだろうけどねw

138:名無しさん@ピンキー
08/01/26 19:13:59 ARaoF3c8
↑性欲を持て余す強烈な変態

139:名無しさん@ピンキー
08/01/26 19:17:28 9biz6/dj
意地の悪い書き方するなよ

耳の痛い忠言と悪意のあるいちゃもんは違うじゃんか

まあでも生半可なエロパロは問答無用にスルーされるきらいはあるかな

140:139
08/01/27 04:14:45 imtdPYB7
>>139だが>>137へのレスです
誤解なきようorz

141:名無しさん@ピンキー
08/01/27 15:33:39 r5BrU8Xt
>>137
職人さんは、耳が痛いとか関係なく、単に同じコトしか
言えないオマエに呆れてスルーしてるんだと思われ

そもそも、初代スレからいる職人を追い出す理由はないし
職人一人で支えてる名スレなんてこの板には山ほどある

そんなことすらわからずに毎度毎度粘着してるオマエは
匿名掲示板になんて来ないほうが人生しあわせだぞ

142:名無しさん@ピンキー
08/01/27 17:42:24 WXlwgoRw
それ以前の問題だぜ>>141
>>137みたいなおこちゃま脳はハナからネットを知らなかった方が幸せだったのさ
おバカちゃんはほっとこうぜ



っと、たまにはageとこうか

143:名無しさん@ピンキー
08/01/27 17:44:31 J5IBY40u
        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *    もうどうにでもな~れ
      + (´・ω・`) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚

144:名無しさん@ピンキー
08/01/27 17:46:44 wuDFVvZh
豚を斬り殺す勢いで質問だが
ジオン製90mmMG MMP80の至近射撃で、ジムカスタムを正面から戦闘不能(関節やセンサー破壊含む)にできるかしら
弾はフェンリル隊仕様の徹甲弾及び成形炸薬弾で
ジム改くらいなら確実に殺れると思うんだが、ジムカスタムの装甲はイマイチ判らん

145:名無しさん@ピンキー
08/01/27 17:53:59 Ekd9uD4M
シーマのマリーネライターの腕ガトリングであれだけやれたんだからいけるんじゃね?

146:名無しさん@ピンキー
08/01/27 18:05:34 83sdJoKJ
できるだろ、普通。


147:名無しさん@ピンキー
08/01/27 18:29:40 W3R15MDP
「できる」「できない」ではない
「やってみせる」のがジオン軍人というものだ

148:名無しさん@ピンキー
08/01/27 20:09:32 u1ci47Vk
なら俺に足コキをやってみせろよアイナさんよぉ!!

149:名無しさん@ピンキー
08/01/27 22:37:53 eyx88V0s
あたしは故あれば脚コキするのさ!

150:名無しさん@ピンキー
08/01/28 02:25:53 5uTi3zSx
>>148
ジオン軍人ちゃうし

151:名無しさん@ピンキー
08/01/28 15:48:49 mZ2/pRRn
>>144
できると信じて行動すればよし。
まじめに物理学を語るなら、直撃弾大量に食らえば、センサー類なんてあっさり壊れるし関節に食らえば動けるはずもない。
アニメとして語るなら「その場の都合が最優先」なので、「90ミリの直撃食らって動けなくなったジムカス」を必要ととするならそうなる。
(必要としないなら核反応炉に直撃って事で吹っ飛ぶでしょうw至近距離なら攻撃した側巻き込んでw)


152:名無しさん@ピンキー
08/01/28 22:33:58 QZ70IyiD
そうだ! できると信じて足コキするんだ!

153:名無しさん@ピンキー
08/01/29 00:03:05 TIfGvJGp
ソフィー少尉のシルバーブロンドで髪コキ
あの綺麗な髪を俺の汚らしいザーメンでギトギトにし、それをシャルロッテに無理矢理舐めとらせる


うっ

154:名無しさん@ピンキー
08/01/29 00:10:55 FQJZXF7e
リリアたんの登場マダー?

155:名無しさん@ピンキー
08/01/29 03:05:36 St6e6szb
>>144
ガンダムのメインカメラだって、ザクの指で
ゴシゴシこするだけでイっちまうぜ。あの時の
セイラさんにはエロスを感じた。


156:名無しさん@ピンキー
08/01/29 09:15:59 ns6waEE3
トニーの漫画かよっ

157:名無しさん@ピンキー
08/01/29 19:53:26 8HUCvaY8
指令、放り出さんでください

158:名無しさん@ピンキー
08/01/30 01:38:35 zj5+C86f
>>137

もう個スレ立てるか、自サイトでも立ち上げてそっちで安置やったら?

どうせ神荒らしさまは耳の痛いレスは黙殺なんだろうけどねw





159:名無しさん@ピンキー
08/01/30 05:57:04 Tha/Iwi2
スレの専有と言っても、ISAPさんがいなくなったからといって、他の職人が投下するとは確実に言えないからなぁ。
そもそも賑わうようなテーマじゃないのかもね、ガンダムのエロパロって。


とりあえず、レコアさんのアナル打開とフォウの再登板が楽しみ(*´д`*)

160:名無しさん@ピンキー
08/01/30 09:53:17 B0VuHBAZ
賑わうというか、どこ行っても>>158みたいな朝鮮ヒトガタカメムシ式儲が沸いてくるから意味ないw

161:名無しさん@ピンキー
08/01/30 10:14:39 BN/W7GvJ
そこはチョウセンヒトモドキだろ

162:名無しさん@ピンキー
08/01/30 11:07:59 cL6iys/Z
いやいやチョウセンメクラチビゴミムシで

163:名無しさん@ピンキー
08/01/30 21:10:15 RB6qCs6y
>>159
>>137が率先して書いてくれれればねえ…。

164:名無しさん@ピンキー
08/01/30 22:56:15 iVw5MIH+
このスレの空気が荒むという、ただ一点に置いて>>137の目的は達成されたと言える










そんな事よりお前ら、エロい話しようぜ

165:名無しさん@ピンキー
08/01/30 22:59:29 BN/W7GvJ
プルは可愛いと思う

166:名無しさん@ピンキー
08/01/31 00:14:30 uKKlq5hm
馬鹿め。プルツーの良さが分からんとは。

167:名無しさん@ピンキー
08/01/31 02:32:38 EVvb2HDJ
マリーダ・クルスなんてどうよ
境遇は・・・だが成長したあれだぞ

168:名無しさん@ピンキー
08/01/31 07:35:28 OalEf9bt
お前ら…プルクローンズを忘れてないか?
TV版だと量産型キュベレイに乗せられてゲーマルクと戦ってたヤツだ…。

あれだけ居りゃ…1体くらい貰っても罰は当たるまい…。


169:名無しさん@ピンキー
08/01/31 12:36:38 CH3cCLbz
つ[ ガンダムUC ]

170:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:02:02 AmXx273g







  「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第196回





   (C)2002,2003,2004,2005,2006,2007,2008   ISAQ > ISAP PRESENTS.

   機動戦士ガンダム Voice Of The Earthまとめリンク
   URLリンク(www.eonet.ne.jp)


    


171:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:03:03 AmXx273g
彼女の指は、殆ど何の抵抗もないまま自分自身の尻穴に深く入り込んでしまう。
「あ、はあっ、あああ」
レコア・ロンドの耳に入る小刻みな嬌声は、自らの官能を更に高めた。
「あ、あ、あ、あ、ああああ」
指が少し動くたびに、レコアのむっちりとした腰はふるふると揺れる。
胎児の様に膝を抱えたポーズで、彼女は何かを恐れるように両方の瞳を固く閉じた。
─もっと、深く指を差し込んでかき混ぜてみたまえ。
想像の中で、パプティマス・シロッコ大尉がレコアを見下して笑う。
「‥‥‥はい‥‥‥」
この場にいるはずのないシロッコに、返事をしてしまうレコアの顔が上気する。
「判り‥‥‥ました」
深い息を吐いてから、レコアはブランケットからサイドボードへ手を伸ばした。
簡易固定してあったボトルを持ち上げて開け、ぬろりとしたローションを指先に塗す。
粘度が高いから空中に浮いたりはせず、さらさらとした手触りは悪くない。
そもそも、本来ならアナルは「出す」為の器官で何かを「入れる」為の性器ではない。

172:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:04:00 AmXx273g
ヴァギナとは違って濡れる事がないから、どうしても人工的な湿り気が必要となる。
ちなみに、ローションに濡れる爪は磨き上げられたように滑らかだ。
人体の粘膜は意外と柔らかいから、ちょっとした引掛かりでも腸に傷が付く。
万が一傷が付くと、指先を入れる度に痛みを感じて快感どころでは無くなってしまう。
だからこそ、アナルを拡張しようとする者にとって爪先の手入れは重要である。
「‥‥‥はぁぁあ‥‥‥」
もっとも、レコアも軍人である以上ネイルのお洒落を楽しんだりした事はない。
爪を伸ばしっぱなしにしていては、素早く銃を撃つ時に邪魔になるからだ。
今となっては実際に自分で銃を撃つような場面が一体いつあるのか判らないとしても、
元レジスタンスとして身に付いた習性は、なかなか消え去ったりはしない。
むしろ、その習性を忘れずにいる自分をレコアは誇りに思っている。
レコアにとって、地べたを這いずり回っていたレジスタンス時代はいわば勲章だった。
少女闘士と揶揄されながらも、あの時の自分は何でも出来た気がする。
「んんっ! ‥‥‥はぁぁぁああ」
指をアナルに差し込むと、ぬろんっとした挿入感覚がぞくりと背筋を駆け上がった。

173:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:05:00 AmXx273g
想像の中のパプティマス・シロッコが、腕組みを解いて白い軍服の肩を竦めて見せる。
─レジスタンスの勇者が聞いて呆れるな、レコア・ロンド
そうだ、今のレコアはただアナルの快感だけを求める淫乱でしかない。
排泄の為の器官に異物を差し込んで、唾液を垂れ流してしまうただのオンナだった。
「は、はぁぁん、んんぁっ」
レコアのひとさし指は、まるで自らを犯す様に第二間接まで挿入される。
一連の動きを中断しないまま、レコアは挿入した指をくいっくいっと優しく曲げた。
「んあぁっ、イイ、イイ‥‥‥」
この瞬間の違和感、すなわち直腸への刺激から生まれる排泄感。
それが、腰を蕩けさせるような快感になって行くのが怖い。
最初は吐きそうだったその排泄感が、次第に快感に変わりつつあるのが怖い。
そして怖いからこそ、どきどき胸の鼓動が高まってしまうを止められないのだ。
レコアは、根元までひとさし指を入れて色々な角度に曲げて感じる部分を刺激した。
「イイ、イイのぉ‥‥‥おぉぉ」
滑らかな指先が、自らのポイントを探すように開発する。指をゆっくり出し入れする。

174:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:05:59 AmXx273g
─そうだ、レコア・ロンド。もっと丹念に指先を動かしてみたまえ。
ブランケットから外に出ているのはレコアの肩先から上の部分だけだ。
もしこの場を俯瞰視点で見るチャンスを得た男がいたら、布の下でごそごそと動く
腕の動きを正確に見極められないからこそ、逆に淫靡に感じたことだろう。
だが、ブランケットの下では彼の想像するよりも更に妖艶な行為が行われている。
滑らかな指先が、自分自身を貶めるかのように貪欲に、開発する。
一心不乱にくちゅくちゅと、指をゆっくり入れたり、きゅぽんと出したりする。
アナルを刺激する時は、入れる時よりも出す時を丁寧にする必要があるのだ。
「くはぁ‥‥‥はぁ、はぁ、はぁ‥‥‥!」
暗闇を手探りで進むように、レコアの指先はブランケットの中で慎重に動き続ける。
深く、荒い息を吐くと、彼女のアナルに入っていた無駄な力が少し抜けた。
─もう、すっかりアナルで感じる事を覚えてしまったようだな。
想像の中の男の嘲りが、もっとレコアの身体の芯に火を点けてしまうのである。
私がどんどん変えられてしまう。それは、彼女にとっての甘い屈服の悦びだった。
「だって、これは‥‥‥貴方に教えて貰った快感‥‥‥だから」

175:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:07:01 AmXx273g
これまで出逢った男は、あんな風にひどく自分を扱ってはくれなかったのだから。
「はぁ、あああああ、あああああ」
焦らすように指をアナルから抜き出しながら、レコアは目を閉じたまま喘いだ。
ゆっくり抜く指の、排泄に近い感覚に被虐的に喘ぐことしか出来ない。
「こ、こうやって動かすと、か、感じ‥‥‥!」
指を浅く、深く抽挿する。深く、深く、浅く。深く、浅く、浅く、深く、もっと深く。
自分の身体がこの指だけで支配されているような感覚が、レコアを燃え上がらせた。
アナルに突き立てられた、たった一本の指に逆らえない淫乱オンナ。
深く、深く、浅く差し込む。深く、浅く、深く、もっと深く、もっともっともっと!
その瞬間、レコア・ロンドの身体を絶頂の波が一気に駆け上がってびくんと震わせた。
「あぁ‥‥‥いやぁああああっ!!」
ブランケットの中で、強い刺激に耐えられない彼女の身体がびくびくと痙攣する。
きゅぅぅんっと子宮が収縮するのが感覚として判ったから、とてもせつない。
─イったのかね? まったくしょうがない変態女だな。
脳内で哂うシロッコの声が、鳴くレコアをそのまま深い眠りに誘い込んでしまった。





176:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:08:00 AmXx273g



次にレコアが目を覚ましたのは、エゥーゴ旗艦強襲宇宙巡洋艦アーガマがサイド2から
出航し、事実上作戦が完全に終了してからてかなりの時間が経過してからだ。
シャワーを浴びて簡単に身繕いしてから、レコアは食事を採る為に自室を出た。
「さすがに、もうサイド2は見えないか‥‥‥」
彼女は、通路の耐圧ガラス越し宇宙空間をちらりと覗いてから淋しそうに小さく呟く。
今回の『サイド2防衛戦』では、全く活躍の場がなかったレコアである。
それを悔しいと感じるからこそ、ついついサイド2のあるはずの宙域を見てしまうのだ。
今度あそこで戦闘があった時には、きっと出撃して活躍するとレコアは誓う。
そして、後の歴史家はレコア・ロンドとサイド2について皮肉な記述を遺している。
この時、レコアがサイド2を護る作戦に参加しなかったのは逆に良かったのだ、と。
何故なら、彼女はしばらく後にこのコロニーをもう一度訪れる事になるからだ。
ただ、その時にレコア・ロンドが立っている場所は残念ながら今とは違う処なのだが。
「あ、レコア少尉。こんにちわ」
食堂に向かう彼女に、すれ違う何人かの男達が気安い態度で会釈をして来る。
機械的ににこやかに答えてやりつつ、レコアは心の中で全員に唾を吐きかけていた。

177:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:09:00 AmXx273g
レコアが、自分のプライドを完全に表面に出さなくなった途端、周囲の評価がこれだ。
いつの間にか、男達は彼女をくみし易い女と感じて愛想良くなっている。
旧世紀と比べれば格段に男女の格差がなくなり、社会参画が可能なこの宇宙世紀でも、
必死に地位や名誉を手に入れようとする女性に社会は未だに住み良くはない。
だが、自分のプライドを殺せば、こんなにも世間は暮らし易かったのだ。
「何も出来ないふりをすれば」男達は手助けをする為に嬉しそうに寄って来る。
「何も知らないふりをすれば」男達は楽しそうに愚かな知識を自慢げに語る。
男を相手に可愛い女を演じさえすれば、こんなにも気楽に生きられた。
もっとも、それが「一個の人間」として「幸せ」なのかどうかはまた別問題だろうが。
笑顔を顔に貼り付けて歩くレコアに、突然テレンス・デニケン准尉が近寄って来る。
「レコア少尉‥‥‥サラをジュピトリスで見かけませんでしたか?」
余裕のない表情の青年が、少女のせいで人生を狂わせられたのは彼女も知っていた。
ふと眉を顰めたレコアは、彼を利用して遊んでやる手段を思い付いて胸を高まらせる。
「サラ・ザビアロフ。‥‥‥貴方を、あの娘に会わせてあげましょうか?」
何かを企むレコアの囁きに頷いた時、テレンスの運命は決まってしまったのだろう。





178:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:11:01 AmXx273g



スリムな生脚をすらりと伸ばし、リベカ・マレリーは彼の股間を右足で軽く踏んだ。
無論、そこが男性の急所であることは判っているから強さは加減している。
それでも、彼のペニスは少し振動を加えられただけでむくむくと鎌首をもたげていた。
「あら? こんなに簡単に硬くなるんだ」
無邪気に微笑むリベカが首を傾げると、ふわふわのウェーブの掛かった髪が揺れる。
「や、止めてくれ」
彼が苦しそうな声で言うと、リベカはわざとらしく目を丸くして見せた。
「嫌なら、あたしの脚くらい払い除ければいいのに」
いくらパイロットの訓練を受けているといっても、所詮は23歳のか弱い女である。
リベカのふざけ半分の脚を払い除けられない程に、男に力がない訳がない。
「でも、出来ないんだよね? こんな風にされるの、好き、だもんね」
彼女の脚は、ペニスの裏筋をついぃっとなぞってからもう一度同じ動きをして見せる。
「ああ、ああ!」
堪え様としても思わず出てしまう彼の喘ぎ声に、リベカはにんまりと笑った。
「ほぉら、もうこんなになっちゃった‥‥‥」

179:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:12:00 AmXx273g
リベカの脚が奏でる圧迫と捻りの動きに、彼は唇を噛んで声を出すのを耐える。
それでも、彼女の脚の動きを追って思わず腰が動いてしまうのを止められない。
「ほらほらぁ、逃げないともっとヒドイこと、されちゃうよ?」
膝の上で握り締められた彼の両方の手は、ぶるぶると快感に震えている。
「あうぅ‥‥‥!」
彼の手は、じっとりと淫靡な汗をかきながら恥辱的な刺激への無駄な抵抗をする。
「なんか、うっとりした表情になってるみたいだけど」
一回強めに脚でペニスを踏み付けて、リベカの爪先が彼の垂れ下がる陰嚢に伸びた。
彼の股間へとまっすぐに伸びた爪先は、その小さな玉をちょんと突付いた。
「だ、だめだ。そんな‥‥‥っ!」
彼の弱々しい抗議を蔑みの瞳で聞き流しながら、彼女は更に睾丸を突っ突く。
まるでその重みを確かめるかのように、素足の甲に陰嚢を乗せ、リベカは薄く笑った。
「随分、たまってるみたい」
リベカは脚を持ち上げると、素足の親指と人差し指の間を広げてペニスに触れさせる。
「‥‥‥ヒドイこと、されたい?」

180:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:13:01 AmXx273g
彼女の2本の足の指にペニスを挟まれるだけで、彼ははぁはぁと荒い息を吐くしかない。
「ね? 返事して欲しいなぁ」
リベカは、足の裏全体で勃起しているペニスを彼の下腹の側へと踏み付けて微笑んだ。
男の象徴とも言えるペニスを無惨に踏み付けられ、彼のプライドが軋む。
だが、その屈服の軋みの音でさえもリベカから与えられる快感を増幅させてしまう。
「返事してくれたら、もっとヒドイこと、してあげるんだけどなあ‥‥‥?」
上下、左右、更に上下と器用に重心を移動させつつ、リベカの足が彼の急所を踏む。
先走り液に濡れる彼のペニスに、痛みと紙一重の快楽が送り込まれるのだ。
「あふぅ、も、もう止め、止め‥‥‥!」
踵でペニスを踏み付けられる異常な快感に彼は思わず両手で股間を押さえようとする。
すると、リベカはひょいっと脚を持ち上げて意地悪く行為を中断してしまうのだ。
「手をどけてくれないと、続けてあげない」
にまにまと微笑むリベカの威圧感に、彼は半泣きの顔で両手を膝の上に戻す。
そんな彼を上から見下しながら、リベカは緩急をつけた足コキを再開した。
「じゃあもっとヒドイこと、してあげるから ‥‥‥覚悟してね?」





181:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:14:00 AmXx273g



「─‥‥‥っていうSM調教プレイをしてみようと思うんだけど、どうかなぁ?」
テオドール・チャーチワード少尉の部屋で、バスタオル一枚のリベカが無邪気に言う。
非戦闘時でも、アイリッシュ級1番艦アイリッシュの居住ブロックは無重力だ。
だから、正座しているリベカはその姿勢のままふわふわと空中を可愛く漂っていた。
「別にどんなプレイも構わないけど、リベカは足コキの経験なんてないじゃん」
初体験からすっと二人は相手以外の異性経験はなく、これからも増える予定はない。
「足コキって難しいらしいよ。リベカに足コキなんて出来るの?」
当然に相手を務めなくてはならないテオドールにとっては、切実な疑問であろう。
「『出来る』『出来ない』じゃなくて『やってみせる』のがジオン軍人なのよう」
「いや、リベカはジオン軍人じゃないし」
思わずツッコんでしまうテオドールの正座した身体も、空中を漂っている。
「でも、宇宙でSMって難しいんだよ。蝋燭は球形になって宙に浮かぶだけで落ちないし
こんな狭い部屋じゃ、テオが鞭を振り回したら照明とか壁とかが危険だし」
まあ、そもそも軍艦の設計者に部屋でSMしようとするカップルの存在は想定外だろう。
「やっぱり、テオにあたしをM字開脚&高手小手で緊縛して貰うしかないみたい」




182:ISAP ◆ISAPgGZZNI
08/02/03 19:15:29 AmXx273g





   ─ 次 回 も 、 え ろ 増 量 モ ー ド 継 続 中





※ 来週は、「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威」休暇です。

183:名無しさん@ピンキー
08/02/03 19:16:27 296jBxnC
GJ

184:名無しさん@ピンキー
08/02/03 19:40:20 UMOYoTGB
おひおひw

185:名無しさん@ピンキー
08/02/03 19:48:38 07jr+WRo
あ~あ。
テレンスくん...(^_^;;;

186:名無しさん@ピンキー
08/02/04 09:39:55 nNNZ8GuJ
無重力SMとは新しい・・・
あと、レコアの中のシロッコ像がど~も
実物と微妙に違うのが笑えますな。

>アクシズの脅威
あ、もう出るのか。

187:名無しさん@ピンキー
08/02/04 10:38:34 /olRQfK/
戦闘パートがサターン・バージョンに戻らないかな?

188:名無しさん@ピンキー
08/02/05 18:40:23 xoqk0qU6
>>187
ああ、俺がいるw
おれもSS版の方がやりやすかった。
PS版をプレイして、失望して止めたんだorz

189:名無しさん@ピンキー
08/02/06 00:55:41 KXFGAjMx
PS2版のできそこないでないなら気にしない。

・・・密林で注文したんだけど発売日に届くかなぁ。

190:名無しさん@ピンキー
08/02/06 15:45:58 YnvbxXIu
konozamaが都市伝説にしか思えない俺関西方面人
運がいいだけなんだろうけど

191:名無しさん@ピンキー
08/02/06 16:09:50 zFtAAMsH
普段から発送遅い上に届くまで時間掛かる俺南九州人

192:名無しさん@ピンキー
08/02/07 00:17:22 msxxwo9v
IDがダブルエックス。
けど見たこと無い

193:189
08/02/08 02:01:29 K6v9zYvH
さっき帰ってきたら密林から届いてたー!!
でも明日も明後日も仕事だ・・・

194:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:10:23 kSDXNU2i
レコアさんの気持ちが、たまらないなぁ。
そんな、生き難いおんなに、神は官能での開放を下さった。
そこでレコアさんが「神=シロッコ」と勘違いしてしまうところが、
弱さだったり、せつなさだったり、なのよね。

ま、勘違いしたくなるときもあるし、それもおんなの選択のひとつさね。

エロ万歳。

195:フェンリル隊、終わらず…
08/02/10 20:48:48 hiZKfmUs
「全員揃ったな、これより本作戦の概要を説明する」
スクリーンに映されたプロジェクターの映像以外明かりの落とされたブリーフィングルーム。
何度と無く聞きなれたゲラートの台詞から始まったブリーフィングだが、机に並び一心に聞き入る彼らフェンリル隊の面々の表情からは、決して緊張感が抜けるような事はない。
「現在、連邦のMSを中心とした部隊が、本基地の位置を捜索する為に侵攻中である」
ゲラートが手元のキーを操作すると、スクリーンにはキンバライド基地の周辺地図が映し出され、そこに青で侵攻中の連邦軍部隊がデジタル表示された。
「潜入中のリィからの報告によれば、彼らの推定到達時間は、おおよそ10時間後。我々は来週、重要な作戦を控えている。場所を特定されるような事は絶対に避けねばならない。又、悪戯に総力戦に持ち込み、撤退路や総兵力をトレースされるのも同様だ」
「敵の規模は」
ニッキの質問に対する答えは、スクリーンに映し出された記録映像によって返されたが、リィのハンドカメラで撮られたそれを見たニッキは、顔を引きつらせて「うげぇ」っと思わずうめき声をあげてしまった。
アフリカの平原を行軍する連邦軍MSの大部隊の姿が、そこに映し出された。
GMタイプが10機内2機は新型で恐らくは指揮官機であろう。ガンキャノンタイプが各1個班に一機ずつ。分隊を支援するガンタンクが2機。
更にMSの足元には大型の対MS砲を搭載した駆逐戦闘車、高性能センサーと通信中継機を搭載したホバートラック。上には爆音を響かせる戦闘用ヘリと、はるか上空には白い雲を引く航空機が何機か確認できる。
「こんなの勝てませんよ~」
ニッキが白い歯を覗かせながら悲鳴をあげるが、ゲラートは淡々と続けた。
「元はと言えば我々が不用意に連邦軍兵士を誘拐なぞするからこうなったのだ。砂漠を放浪していた我々を受け入れてくれたこの基地に報いる為にも…」
「俺達のケツは俺達で拭きましょうや、がっはっは!」
腕組をして豪語するマットのシモネタは見事に滑ったが、その場にいる誰もNOとは言わなかった。
誰一人として、キンバライド基地の懐の深さを知らぬ者等、このフェンリル隊にはいない。
「ニッキの言う通り、我々の戦力だけでこの大部隊に致命的損害を与える事は不可能だ…だが忘れたか、我々ミッドナイトフェンリルの真髄とはゲリラ戦であり、これからもそうだ。
そして我々の長い経験から得た連邦の最大の弱点とは何か…物量に任せて押し寄せる大部隊は、その大きさゆえ頭を抑えられると統制が利かなくなり自滅する。
何も大群相手に一騎当千の大立ち回りをする必要はない。適度に焦りを与えて基地とは別の方向に誘導できれば、それが我々の勝利だ」
ゲラートのブリーフィングは説得力があり、その作戦内容も実に特異で突飛ながら、それを実現可能にさせ得る魅力を隊員達に感じさせる。
隊内でも古株のマットやル・ローアは、ゲラートの説明の後に更に補足する様に発言した。
「誘い出すだけでは駄目でしょうな。我々の行動が陽動であるという事を悟られぬ為にも、ある程度敵と正面から撃ち合う必要があるでしょう。この作戦には高度な指揮統率力、心理戦と情報戦の勝負になります」
「俺達の旧型装備じゃ分が悪いですぜ、おまけに数も揃っちゃいません」

196:フェンリル隊、終わらず…
08/02/10 20:49:13 hiZKfmUs
マットの言うとおり、ここキンバライド基地に配備されている全MSでも絶対数が足りていない。
彼らフェンリル隊のMSも補給や整備が間に合わないどころか、マットの愛機であったMS-05Bザク1でさえ作業用として徴用しなくてはならなかった程である。
だがゲラートは一つだけ隊員達に良い知らせを持参していた。
「MSの心配ならば無用だ。今回はある筋から強力な支援を頂戴してある」
先ほどゲラートは「キンバライドの支援は無い」と発言していた。つまりその筋とはここ以外からであるという事だ。
彼がキーを操作するとまた映像が切り替わり、彼らの見たことの無い型のザクが表示された。
それは横一文字のモノアイスリットに剥き出しの動力パイプ、左右非対照のショルダーアーマーと、ザクである事に間違いないのだが、直線を意識したマッシブなラインと各部に増設されたアポジモーターが既存のザクとは違っていた。
「これは?」
シャルロッテの問いに対して答えたのはニッキだった。
「知ってますよこれ、カタログに載ってました。統合整備計画で再設計されたザクの最新ロッドですよね…でもこれの生産数少なかったと思うんですが」
ニッキの言う通り、スクリーンに映されたMS-06FZ ザク2改は、結果的にザク2モデルの最終量産型であり、量産機としては高性能ながら、生産数の少なさから一部の部隊にしか出回っていなかった。
そしてその数少ない配備部隊の中に、あのジオン親衛隊の名も連ねられていた。
「このエンブレム…デラーズフリートですね」
ソフィはすぐさま、右肩ショルダーシールドにペイントされた部隊章を識別した。
「MSを譲渡する代わりに、傘下に入れという事でしょうか…我々も宇宙へ?」
マニングが心配そうな顔をますます暗くして項垂れる、が、その心配は杞憂に終わった。
「これはデラーズ艦隊からの直接支援ではなく、ビッタ-少将に送られた物を我々に回してもらっただけだ。今回2機のザク2改、及び長距離砲撃MSザメル1機が新たに配備された。
ザク2改はニッキとシャルロッテ、ザメルはドムが整備中のサンドラに回す」
「やりぃ!」
豪快な女性パイロットのサンドラが、太い腕をグッとたててガッツポーズを取る。
が、それを後ろで見ていたメカニックの青年は複雑そうな表情だった。
「(この人MSの扱い乱暴なんだもんなぁ…)」
「作戦開始時刻は2時間後、1020時…それまでに新しいMSのコクピットに慣れておけ、練習する時間はないぞ」
シャルロッテとニッキ、それにサンドラの三人は早速、手元のマニュアルを確認した。
統合整備計画によって操作系を統一簡略化された機種だけあって、今まで彼らが乗っていたザクより遥かに薄い小冊子だった。
「少佐、俺のザクはどうすんですか」
マットが最後に口を開き、困った表情ではげ頭をなで上げた。彼のザク1は基地の整備用として回収されたままだった。
「マットには悪いが、今回は敵とある程度正面からぶつかる事になる。貴様のザク1では流石に連邦の新型相手には無理があるのでな」
かといってマットが「ザク贔屓」を諦めるとは思えない。
「お前にはサンドラのバックアップについてもらう」
「えぇ!?俺が、サンドラ少尉のですかい!?」
「頼りにしてるよイロ男」
尻のように割れた自分の下あごに指を指差しながら吼えるマットを、サンドラは後ろから羽交い締めにして耳元で囁いた。

197:フェンリル隊、終わらず…
08/02/10 20:56:18 hiZKfmUs
そして最後にゲラートが締めくくり、その言葉に緩みかけていた部屋の空気は一気に引き締まる。
「この作戦、誰一人として欠けるような事はあってはならない…我々は決して、仲間を見捨てるような事はしない。誰一人、誰一人としてだ…全員無事に帰還せよ、これは命令だ」
ゲラートの言葉に皆が皆席を立ち、一糸乱れぬ動きで敬礼した。
群れの長たるゲラートに対し、狼達が高らかに雄叫びを上げたのだ。




今回ここまで、エロ無いですがこれからシャルソフィ陵辱とかケルゲレン子×メカニックの青年(ジオフロの名無し整備兵)とか書いてこうと思います。








後ガトー×ヒヨコとかな!!!!!!!!

198:名無しさん@ピンキー
08/02/11 00:42:26 kpwvOqhY
>>197
待ってた・・・僕はずっっっっっと待ってたんだ!!

テラGJ!!

199:名無しさん@ピンキー
08/02/11 00:46:27 BJ7GqFx2
>>197
フェンリル隊の人
キタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
>シャルソフィ陵辱とか
ウヒョホーイ(゚∀゚)楽しみに待ってます!

200:名無しさん@ピンキー
08/02/11 14:20:38 5/ypW9fU
ジオニックネタがようわからんで損してる俺(´・ω・)

201:名無しさん@ピンキー
08/02/11 17:21:31 LBmNGyOj
ジオフロは夏元あたりが漫画化するべきだと思う
ダムエーじゃなくていいから

202:名無しさん@ピンキー
08/02/11 20:41:58 7TnmiPC2
ル・ローア「撃つなマット!」

203:名無しさん@ピンキー
08/02/12 08:21:35 srFCzVD1
ageとくんだぜ

204:名無しさん@ピンキー
08/02/12 16:06:40 Q+d1acn6
ジオフロ…はなるべくなら漫画化とかしないで欲しいな
小説版のラストが出そうで

205:名無しさん@ピンキー
08/02/12 17:16:46 Q4cXMBgZ
小説版ラストはちょっとな
エイガーは最後までヤンデレでいてほしい



ガンエーでゲスト出演した時はエイガー、めでたくティターンズ入りらしいが、きっと未だに旧ザク恐怖症に違いない

206:名無しさん@ピンキー
08/02/12 20:49:59 hm3+v3WV
これは?携帯だけだけど
URLリンク(courseagain.com)

207:名無しさん@ピンキー
08/02/13 01:07:40 gNIKof85
ここは宇宙世紀専門スレですか?
Wネタで何か書いてみたい気もするのですけど。

208:名無しさん@ピンキー
08/02/13 09:45:36 MB2rmZjN
Wスレはないからいいんじゃないかな。

209:名無しさん@ピンキー
08/02/13 09:46:41 q61V0JZl
専用スレがある00・種以外ならいいんじゃない?

210:名無しさん@ピンキー
08/02/13 14:55:42 saZ3iW+9
W単独スレはとっくにdat落ちしたから、投下はここでいいと思う。
平成組とはいえガンダムだし。

211:名無しさん@ピンキー
08/02/14 18:23:25 SwrZRgpV
ここも門戸が広くなったなぁ
昔はISAP以外は受け付けてさえもらえなかったのに

212:名無しさん@ピンキー
08/02/14 19:36:15 Ram5nWkb
>>208
トールギスたんで何か描いてくれ。

ところでゼクスが仮面の上からヘルメット被れるのが解せんw
どういう容積なのだ。

213:名無しさん@ピンキー
08/02/14 22:28:30 DeIGfWCk
>>211
今も昔もオマエみたいな粘着荒らしは受け付けてねぇよwww

214:名無しさん@ピンキー
08/02/15 06:02:48 yGR1Qpig
>>211
ウザ

215:名無しさん@ピンキー
08/02/15 08:11:33 ONhxsbMm
>>211はツンデレだと思えばよし




そんな事よかおめーら、ジオン製ノーマルスーツのひんむき方教えてくれ
あれ宇宙服兼ねるから相当丈夫だよな

216:名無しさん@ピンキー
08/02/15 10:43:59 3puZR7RL
>>212
ヒント:トニーの漫画

>>215
丈夫とか言うレベルじゃない気がするぞ
連邦ジオンを問わず、普通に考えると
ノーマルスーツ着てる女をレイプするのは
そうとう難しいんじゃないのか。

217:名無しさん@ピンキー
08/02/15 17:30:55 ONhxsbMm
>>ノーマルスーツ着た女レイプするの大変

反対!そんなの絶対反対!

218:名無しさん@ピンキー
08/02/15 17:31:23 +hea9CFA
アイナ様を・・・

219:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:02:46 3Zyj9/TB
毒ガス注入して涙目のシーマ様を……

220:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:11:01 JlFHVNYj
ノーマルスーツの引ん剥き方?

お前ら…初代ガンダムの最終回見てみろよ…
ア○ロとシャ○、レイピア持って戦ってるぞ…。

レイピアで刺さるなら戦闘用ナイフでも大丈夫だろう…と思う。

221:名無しさん@ピンキー
08/02/15 19:02:35 djNx+CRj
兄貴ぃぃ!
MITの奴がノーマルスーツを!

URLリンク(www.technobahn.com)

222:名無しさん@ピンキー
08/02/15 19:05:40 +hea9CFA
テクノブレインかと思ったじゃねーかチキショー

223:名無しさん@ピンキー
08/02/15 23:15:45 16OnXk4D
>>217
レイプに絶対反対なのか、大変だという意見に絶対反対なのかドッチだ

224:名無しさん@ピンキー
08/02/16 07:30:27 /zw/QbjC
>>223
ノーマルスーツに反対なんじゃね?

225:名無しさん@ピンキー
08/02/16 09:16:14 vp22rh5N
つまりアブノーマル派か

226:名無しさん@ピンキー
08/02/16 10:05:03 pJWsMuhZ
「大佐、ノーマルスーツは脱いでイッてください」

227:名無しさん@ピンキー
08/02/16 10:26:04 x5ho6Vd1
>>220
たとえば現在でも、防弾ケブラー繊維はアイスピックとかは刺さるけど
ナイフとかの斬撃は通らんですよ?

まあそれは置いとくとして、実は俺半脱ぎH大スキなんすよ。
ノーマルスーツの股間部分だけ切り裂いてズップシ・・・とか想像してみたんだけど

・・・うーん、いまひとつ?

228:名無しさん@ピンキー
08/02/16 11:16:44 WJN42uKj
いやいやいや、おまいの気持ちはよーくわかるぞ
胸はだけて下だけビリっと破けたノーマルスーツを想像しておっきするのは自然の理
さぁ、早くエディタを開いて文章を書く作業に戻りたまえ

229:名無しさん@ピンキー
08/02/16 11:17:57 5r0l4wQC
>>228

そんな能力ありません><

230:名無しさん@ピンキー
08/02/16 11:36:25 pHeCpjDe
ジオン娘はノーマルスーツもいいが軍服がベスト
しかし軍服で出撃するのは赤いキチ〇イだけと来てる

231:名無しさん@ピンキー
08/02/16 12:31:24 /zw/QbjC
>>230
ジオン地上軍なら結構いそうだけどな
アフリカとかは特に

232:名無しさん@ピンキー
08/02/16 12:43:45 UWrIkk25
パイロットスーツって対衝撃とかある程度あるんだろ
よく着込まずに行けるよなと、空想にしろ

233:名無しさん@ピンキー
08/02/16 13:59:54 WJN42uKj
というか、空気漏れとか万一したらどーすんだよな、って話だよな

…帰ってきたらカミーユやテム・レイ状態の少佐が…。


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