ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α7at EROPARO
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α7 - 暇つぶし2ch448:Deus ex machina.
08/04/21 16:46:27 X5C4En9l
4時限目のチャイムが終わったと同時に、サエコは保健室の扉を半ば投げ捨てるが如く引き開き、一階に設けられた購買部に向け疾走した。
養護教諭ロボットが「廊下を走っては駄目よ」と言い終える間もなかった。
その目的は一つである。
「焼きそばパンはアタシの為に存在すんだよ!!!」
購買部で焼きそばパンが売られているという情報は、メリーから渡された携帯型端末によって確認済みである。
支払いは当然電子マネーであるが、それもメリーから拝借済みだ。
しかし、購買の焼きそばパンが、彼女の年頃の女子生徒にとってどれほど重要な存在なのか…突然飛び出していったサエコを呆然と見つめるコハルに、それを理解する術はない。
「…先生、あの…サエコは栄養失調か何かだったのですか?」
太い眉を顰め、眉間に皺を寄せて必死に演算するコハルに対し、養護教諭は艶やかな声で漏らす。
「人間の子供はね、いつでもお腹が減っているのよ…胃袋じゃなくて、頭がね」
「??????」
「無理に理解しようとすると、また熱暴走起こすから、とりあえず保留しておきなさい」
コハルは唸りながら頭を抱え、ベッドの上を転がり続けた。
数分後サエコは、焼きそばパンを両手に、ストロー付き牛乳パックを両脇に抱えて戻ってきた。
その表情は心底至福の時と言った様相で、一種悟りを開いた聖人のようでもあった。
「コハルー、飯食うぞー」
「え?あ、うん…」
サエコの上ずった声に、コハルが例の如くオドオドと返すと、養護教諭は好い加減飽きたと言わんばかりに呆れた様子で口を挟んだ。
「二人とも元気ならもう教室戻んなさい」


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