【裏切りと】悪の女とH 第5期目【愛の狭間で】at EROPARO
【裏切りと】悪の女とH 第5期目【愛の狭間で】 - 暇つぶし2ch200:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:14:59 asDDxhyK
200GET


201:XXXR
07/12/26 08:41:46 5tSNcFdG
いきなりだけど、ここの住人たち的には「元」悪の女ってどうなん?
改心したいじめっ子とか、最初は敵だったけど後で仲間になる、戦隊の六人目
みたいなやつ。

202:名無しさん@ピンキー
07/12/26 08:47:13 hr3905Kz
大好物です

203:名無しさん@ピンキー
07/12/26 17:59:35 Ld6Kzcve
勿論あり

204:名無しさん@ピンキー
07/12/26 18:26:18 TCo9nMhT
大好物です

205:名無しさん@ピンキー
07/12/26 20:24:34 V9YM6xve
臨時保守

206:XXXR
07/12/27 01:54:20 EqC3VWEL
サンキューお三方。
実はそんな感じの話を一本書こうと思ってる。
多分時間かかるし、下手だし、こういうところに投稿すんの初めてだから、
何かやらかしちまうかもしれない。
それでもイイっていう人がいたら言って欲しい。

207:名無しさん@ピンキー
07/12/27 07:18:01 uZniJoAv
誘い受けはいいから黙って書け。話はそれからだ。

208:名無しさん@ピンキー
07/12/27 12:04:50 qCycjEvI
>>206
スゲェがんばってほしいけど、
そういう言い方は嫌われるよ。

209:XXXR
07/12/27 17:20:57 w2XXO9PM
ありがとう。
そうだな。とにかく書いてみる。できたらここに載せる。

あ、ちなみにネタは前に自分で書いた戦隊もののセルフエロパロ。
このスレ的ヒロインの悪の女幹部は、正々堂々真っ向勝負しかけてくる武人系。

210:名無しさん@ピンキー
07/12/28 01:20:08 msq7+Oxu
>>189氏の続きと>>209氏の投下をじっと待つ俺

211:XXXR
07/12/28 15:58:57 6tMwEmGk
とりあえず途中まで書き上がったから、投下する。

212:XXXR
07/12/28 16:01:18 6tMwEmGk
空が青い。
口の中には、鉄の味がする。
脇腹から、自分の体温が流れ出していくのを感じる。
空が青い。
首を横に向けると、ヤツは背を向けて悠然と去って行く。
待て、そう言おうとして口を開いたところで、ブラックの意識は途切れた。

射撃戦隊ガンレンジャー episode X 「エクスレイティッド」

私立大鷲大学付属高校、放課後。
校舎は次々に生徒を吐き出していき、生徒達は束縛からの解放に浮かれる時間。そんな中で一人の少年に、背後から声がかかる。
「大介」
声を掛けられた種子島大介が振り返ると、そこにいたのは均整のとれたスタイルの、ショートカットの美少女。同級生の大筒華美だった。
「何だハナビか。どうした?」
「いや、身体の調子、どうかなって。そろそろ一ヶ月になるけど」
「ああ、こいつか」
そういって脇腹に手を当てる。そう、彼が敗北してから、そろそろ一月が経とうとしていた。


213:XXXR
07/12/28 16:03:25 6tMwEmGk
半年前のこと。大介と華美は、ひょんな事からとある組織にスカウトされた。有り体に言えば、悪の組織と戦うヒーローに選ばれたのだ。
以来二人はガンレンジャーと呼ばれるチームの一員、ブラックとグリーンとして、仲間のレッド、ホワイト、ブルーと共に、悪の組織が送り込む怪人達と戦う日々を送っていた。
勝利を重ね、仲間達との絆も深まり、ヒーロー生活にも慣れてきた頃、大介は敵の幹部に敗北してしまった。

大介がやられたのは、日本の鎧甲と西洋の甲冑を組み合わせたような姿をした敵だった。
以前から時たま現れていたが、饒舌な他の連中と違って自分のことを語らないため、名前すらわからず「ヨロイ」という仮称で呼ばれている。
ヨロイは「お遊び」の過ぎる怪人達を諫める様な役回りをしていたのだが、その日はついに怪人を、その日本刀のような武器で切り捨ててしまった。
そして帰ろうとするヨロイを、大介は勝手に単独で追いかけ、一対一の戦いにもつれ込んだ末に敗北。
後から追ってきた華美に助けられ、一命を取り留めたのだ。それが、一ヶ月前の出来事である。


214:XXXR
07/12/28 16:04:33 6tMwEmGk
「大介、大介!」
ふと気が付くと、華美がこっちを心配そうに見ている。
「どうしたの? やっぱりまだ調子悪い?」
どうやらあの時のことを思い出してぼうっとしてしまったらしい。大介は気を取り直し、笑顔を浮かべる。
「大丈夫だって。もうかなり治ってきてる」
華美はほっと肩をなで下ろす。普段の彼女はもっと気っ風の良い性格であり、戦闘ではキャノン砲を使った豪快な戦法を得意とする様な女性なのだが、何故か大介に対してはしおらしい姿を見せ、過保護なくらいに世話を焼いてくる。
「本当に大丈夫? あんなに酷いケガだったし、それに・・・あんな事、毎日やってるし・・・」

華美の顔から不安な表情は消えない。ここ最近の彼の日課についても、あまり良くは思っていない様で、こうして再三やめるようにと言ってくる。大介としても仲間、それ以上に性別を超えた友人である華美の言葉を無下にしたくはないが、こればかりは譲れなかった。
「だ~か~ら、大丈夫だって、あれくらい。それに、ケガが治ったって、またあんな事があったら意味ないしな」
「でも・・・」
「あ、オレはここで。じゃな」
高校の隣に位置する大鷲大学の前に差し掛かると、大介は話を切り上げ、中へと入っていった。



215:XXXR
07/12/28 16:07:22 6tMwEmGk

大介が道場の扉を開けると、中からわっと男達が飛び出して来た。みな体中に傷やこぶや痣があり、必死な顔で大介を引っ張る。
「待ってたんだよ大介君!」
「助けてくれ! もう僕らじゃあの人の相手は無理だ!」
「ささ、こっち、こっちへ! さあ!」
「いや、ちょ、そんなに引っ張らないで下さいよ!」
そんな感じで大介が連れて来られた場所には、胴着を着て竹刀を持った人影がいた。ゆったりとした動作で振り返るその顔は、凛々しく引き締まっている。
「遅かったな」
その人が口を開く。
「いつもより五分ほど遅れている。何かあったのか?」
「いや、ちょっと知り合いと会っただけです」
「そうか。なら早速始めるとしよう」
そう言ったとたんに、その人は一瞬にして間合いを詰めると、大介に斬りかかった。

佐々木燕。それがこの人の名だ。
ヨロイに敗北した後、大介は剣術の知識を得る事を考えた。まずは身近なところからと思い、近所を虱潰しに巡った結果、彼は大学の剣道サークルに所属していた燕と出会った。その後交渉の末、こうして毎日放課後に稽古をつけてもらっている。
二人の稽古は、所謂異種格闘義戦となった。互いに防具は付けず、燕は竹刀、大介は素手で組み合う。実践での大介の武器は二丁拳銃だが、ここでは普段近くの敵を捌くのに用いている、蹴り主体の格闘スタイルでいくつもりだった。
しかし、そんな考えは初日に打ち砕かれた。振り下ろされた竹刀をいつものようにガードしようとして、あっさりと押し切られてしまったのだ。
その後はそれは無様な物だった。とにかく避けるだけ、それすらもまともに出来ずに一方的にのされていく展開。しかしその日の最後には、何故か筋がいいと褒められた。

216:XXXR
07/12/28 16:09:44 6tMwEmGk
次の日も、そのまた次の日も、それの繰り返しだったが、不思議な事に、燕は逃げてばかりの大介を褒め続けた。
一度など、始まりの合図と共に突っ込んで行ったら、一蹴された後に、
「巫山戯ているのか!」
と逆に怒鳴られてしまった。そして次に、表情を緩めてこう言った。
「悪いがお前にはパワーは無い。だが見たところ、脚力とスピードならすでに私と同じくらいの物を持っている。
お前が私のような奴を相手にする場合、正しいやり方はそれを使ってとにかく逃げることだ。攻撃を受ける事を考えるな。まず最初から、何があっても相手を自分に近寄らせるな。そうすれば、勝てる可能性も見えてくる。
てっきり、それが解っているものと思っていたのだがな」
その次の日からは、大介も攻撃は捨て、避ける事だけに集中した。まだ結果には繋がっていないが、燕の目から見れば少しずつ進歩しているらしい。今日こそは一撃でも避けようと、努力してきた。
そして・・・
「甘い!」
ビシッ!
・・・今日も結局避けられなかった。


217:XXXR
07/12/28 16:10:46 6tMwEmGk

夜。豪奢なテーブルに腰掛ける大介の元へ、メイド服を着た少女が食事を運んでゆく。メニューはパンとサラダ、それにスープだ。
「どうぞ。本日の御夕しょ・・・きゃっ」
スープの皿をうっかり傾けてしまい、中身が大介のズボンに零れる。
「も、申し訳ありません、大介様! すぐにおふきいたします!」
メイドはハンカチを取り出しす。と、大介はメイドの手を掴み、それを止める。
「こういうときは、どうするんだっけ?」
「・・・はい、かしこまりました」
メイドはハンカチをしまい、頬を紅潮させながらゆっくりと跪く。そのまま舌を伸ばすと、ズボンの染みをぺろぺろと舐め始めた。

「どう。スープ美味しい?」
「・・・っ美味しいっ・・・です・・・」
今度は口を付け、ちゅうちゅうと吸っていく。吸う力は上へ向かっていくほどに強くなり、股間にさしかかった時に最高潮に達した。
「うわ、顔真っ赤。恥ずかしいの? それとも、興奮してる?」
「・・・興奮・・・して・・・ます・・・」
「なんで?」
「・・・大介・・・さまの・・・股間に・・・おちんちんにキスしてるからです・・・」「へえ、いやらしいんだね」
「・・・はい・・・はい! 私は! 華美は! いやらしい変態メイドなんですう!」

218:XXXR
07/12/28 16:11:46 6tMwEmGk
吹っ切れたのだろうか。メイド姿の大筒華美の声が、途中から大きなものへと変わる。
「じゃあさ、直接舐めたい?」
「はい! 大介様のおちんちん、直接なめなめしたいですう!」
「いいよ。やりたいんならどうぞ」
許可をもらったとたんに、花火はズボンのジッパーに噛みつき、勢いよく下ろす。そのまま鼻や舌を器用に使って男根を取り出すと、口にくわえて吸い上げ始めた。

「うわあ、いやらしい。ほんとに興奮してるんだ。」
「してます! 興奮しすぎて、このままイっちゃいそうです!」
エンジンを吹かしているかのような音を立ててしゃぶりながらも、大介に語りかけられる度に律儀に返事を返してくる。
「ほんと? どこもいじってないのに?」
「そうですう! どこもいじらなくても、こうしてるだけでイっちゃいますう!」
「そりゃすごいや。じゃあさ、イってみせてよ」
「はい、イきます! おしゃぶりしたまま、変態メイドがイきますう!」
そう言うと華美は今まで以上の勢いで股間にしゃぶり付き、ほどなくびくんびくんと痙攣しはじめた。
「ん・・・ん・・・ん~・・・ア! ハァアアアアアアアアン!!」


219:XXXR
07/12/28 16:13:06 6tMwEmGk
大筒さん? 大丈夫?」
その声にはっと気がつくと、華美は周囲を見回した。豪華なお屋敷は消え去り、基地のシャワールームの個室へと取って代わっていた。当然自分もメイド服など着ていないし、大介もいない。

「大筒さん? 何か変な声が聞こえたけど、どうしたの?」
隣の個室からホワイト、濃姫千里の声が聞こえる。そうだ、自分は彼女と一緒にトレーニングをした後で、汗を流すためにここに来たのだった。
「あ、大丈夫です」
「そう、なら良いんだけど。最近大筒さん無理してるから、気をつけた方が良いわよ」
「そうですね、少し疲れてるかもしれません」
千里に返事を返すと、華美は壁にもたれてため息をついた。そのまま、ずるずるとしゃがみ込む。
またやってしまった。たしかこの前は全身を拘束されてのSMプレイ、その前は全裸に首輪だけ付けて大介にリードを引っ張られながら四つんばいで散歩していた。



220:XXXR
07/12/28 16:14:15 6tMwEmGk
こんな妄想を繰り返して、自分はどういうつもりなのだろう。あれを望んでいるとでも言うのか。大介に奉仕し、大介にいたぶられて愉悦に震える女になるのを、もっと言えば、大介の奴隷になるのを、望んでいるとでも言うのか。

おこがましい。

彼は今頃、大学の剣道場で佐々木とかいう人と特訓をしているのだろう。あのときのケガもまだ治りきっていないというのに、今日も痣や傷をたくさん作っているに違いない。それなのに自分はといえば、こんな場所で妄想に耽り、自慰をしている。

何様のつもりだ。


221:XXXR
07/12/28 16:15:32 6tMwEmGk
こんな事をやっている時では無いはずだ。自分だって強くならねばならない。あのヨロイとかいうやつから、大介を護るために。
そうだ、大介を護るのだ。悪が栄えようと、世界がどうなろうと、自分にとってはどうでもいい。ただ、大介を、危険な戦いに飛び込む事を決めた大介を護るために。そのために、ガンレンジャーになった。そのために、生きてきた。

それがこの様は何だ。こんな所で、ばれてしまったらどうするつもりだ。自分がこんな妄想をしていることが、千里に知られたら、仲間に知られたら、大介に知られたら、どうするつもりなのだ。
大介は怒るだろうか。私のことを、蔑むだろうか。いや、きっと大介なら、こんな女の事を友達と呼んでくれる大介なら、悲しむのだろう。
それはだめだ。また、私が彼を泣かせてしまうなど。そんな事はあってはならないのだ。

花火は目を閉じる。今度思い浮かぶのは、どこかの学校の校舎裏。何人かの子供達が、一人の少年にいじめを行っている姿だ。


222:XXXR
07/12/28 16:17:23 6tMwEmGk
少年は殴られ、蹴られ、シネだのキモイだの、バイキンだのといった聞くもおぞましい暴言を浴びせられる。少年はもう慣れてしまったのか、生気の抜けた目に涙はなかった。
いつもそうだ。妄想の後は自己嫌悪に浸り、そしてこの頃を思い出す。あの少年の、とても小学校三年生のする物とは思えない、何も映さない目を。
「やめて・・・ねえ・・・やめてよ・・・」
少年をいじめる子供達に語りかける。無駄なことは分かっている。自分の声は届かない。これは現実ではないのだ。
ねえ・・・何で?
少年は口を開く。震えるような声だった。今の陽気な声とは似ても似付かない。
何で・・・ぼくのこといじめるの?
たった一つの、質問。少年の、種子島大介の、たった一つの、抵抗。
「やめて・・・やめて・・・」
華美は、涙を流す、少年は、泣かないから。
やめてと、繰り返す、少年は、そんなことは言わないから。
泣いても無駄だと、言っても無駄だと、少年はもう、知っているから。


223:XXXR
07/12/28 16:18:40 6tMwEmGk
・・・何で?
質問に答える声に、華美はびくんと震えた。
アイツだ。
アイツが現れる。
この世で最も唾棄すべきアイツが、屑のようなアイツが、シネという、自分に向けるべき言葉をこの少年へと向けるアイツが、
「あ・・・あ・・・ああ・・・」
あんたばかぁ? そんなのきまってるじゃん
アイツは大介に顔をぐっと近づけると、笑いながらこう言ってのけた。

あんたを殴るのは、楽しいからよ。大介

「やめてええええええええええええええええええ!!!!!」
そしてまた大介を殴り、蹴り、嘲笑うアイツは、

小学三年生の頃の、私だった。



224:XXXR
07/12/28 16:20:20 6tMwEmGk
とりあえずここまで。エロ以降の展開で、少しでもビックリしてくれたら
成功なんだが・・・。

ところでエロ書いたの初めてなんだが、すごいな、手が震えたわ。


225:名無しさん@ピンキー
07/12/28 17:03:44 R/KemWLT
だがまだ腹五分だぜ…エロを…怒涛のエロを…

226:名無しさん@ピンキー
07/12/28 17:04:39 Hb3ZWKJ9
ほぉ…大作の予感…
頑張ってください

227:名無しさん@ピンキー
07/12/28 23:03:59 IsejAOoZ
>>224
ちゃんとsageた方がいい
後、・・・より……の方がスッキリして読みやすいと思う

次回に期待してます

228:名無しさん@ピンキー
07/12/29 17:44:20 g2XsUiqk
>>227
そういえばテンプレにはsage推奨とかは書いてないな
次スレ建てる時に付け加えてもらった方がいいかもしれん


>>224
先の展開が気になる…続き期待してます

229:名無しさん@ピンキー
07/12/30 23:27:33 Zb3IwTIk
悪女非情すれが流れてしまった…
URLリンク(orz.4chan.org)

230:名無しさん@ピンキー
07/12/31 01:26:10 9OjcMtOS
なんかぬるぬるしててきもちわるいなw

231:名無しさん@ピンキー
07/12/31 04:44:57 X71AShyv
>>229
Janeで画像出てこないんだが、例のウイルス……って事はないよね?

232:名無しさん@ピンキー
07/12/31 09:42:56 e0cDS0Go
火狐さんは画像拡張子のhtmlは弾いてくれるから困らない
でも画像なのかどうなのかは結局分からないから困る

233:XXXR
08/01/01 06:31:16 03E12/jG
次の話が書き上がったんで投下する。
長いけどエロがない・・・

234:XXXR
08/01/01 06:32:32 03E12/jG
都市化に失敗して生まれた、人通りもない郊外の廃ビル。静かなその場所へ音もなく進入する三つの影。
ガタンガタンッ!
「ばか、静かにしろ」
「すみません!!」
「Oh、今のコエの方がずっとウルサイね」
……訂正しよう。「ほぼ」音もなく進入する影。正義の味方、射撃戦隊ガンレンジャーの一員、マグナムレッドこと長篠信長、ガトリングブルーことビリー・ウェスト、そして我らがリボルバーブラック、種子島大介の三人。通称「男組」である。

一時間前、基地のレーダーが不審な反応を確認した。反応はすぐに消えたものの、その後も断続的にその近隣からの反応が繰り返されたために、偵察を送ることになった。
本来はスナイプホワイトこと濃姫千里が偵察を担当しているのだが、突然リーダーである信長が
「たまには他の奴も経験しといた方が良い」
などと言い出したために、この三人で赴く事になってしまった。
(キャノングリーンこと大筒華美も連れてくる予定だったが、ビルを破壊されてはたまらないので留守を任せる事にした。)


235:XXXR
08/01/01 06:34:11 03E12/jG
「ほんとにいるんですかね。あのセンサー、けっこう当てにならないし」
「それをカクニンするためにキタんでしょ」
「しゃべってないでよく見ろ」
「「はーい」」
大介がぼやけばビリーが相づちを打ち、信長が突っ込む。締まらないメンツである。
三人は首を動かし、部屋の中を見回す。右へ、左へ、そしてまた元の場所へ戻った時。
そこには妖しげな装置が置かれていた。
「な、何だこれ?」
それは円柱形をしており、数カ所に搭載されたモニターの中では、様々なメーターが上がったり下がったりしている。と、機械のスピーカーから甲高い音が聞こえ始めた。
「がっ……」
「み、耳が……」
「……Ouch……」
三人はその音を聞いたとたん、耳を押さえて苦しみ始め……


236:XXXR
08/01/01 06:35:33 03E12/jG
「それで、逃げられた、と」
「「「ごめんなさい」」」
大介達が気が付いた時には、謎の装置は影も形も無くなっていた。偵察の任は果たしたとはいえ、接触した相手を逃したのは大失態だ。
「はいはい、ちゅうも~く」
基地の司令室。ぱんぱんと手を叩いたのは、油だらけの作業着を着た女性。メカの整備や敵の分析を一手に引き受ける、羽柴佐里奈女史だ。

「今回の敵……って言うのも変だけど、この機械。どうやら音波で催眠術みたいなものを仕掛けてくるみたいね」
「催眠術ですか? あの時の変な音を使って、俺たちに幻覚を?」
信長はあの音を聞いた後の自分の体験を思い出しながら、羽柴に質問する。
「ん~、ちょっと違うかな。正確には、姿を見せる前からもう仕掛けられてるのよ」
羽柴は司令室のモニターに、今回の出動における唯一の収穫、謎の機械の画像を映し出す。さらにボタンをいくつか動かすと、映像は機械の内部を透視した物に入れ替わった。

237:XXXR
08/01/01 06:37:42 03E12/jG
「多分この機械は、姿を消している間にも可聴音域外の音波を使って、周囲の人間の脳にゆっくり刷り込みをかけているのよ。
そして深層意識に下地が整ったら、今度は姿を見せて注目を集め、可聴音波で表層意識からアプローチする。
そうやって相手を安定した催眠状態へ落としてしまうのよ。よくできてるわ~」
解説をする羽柴は、いつもながら楽しそうだ。
「そこまでわかってたら、何か対策はできないんですか?」
という大介の問いには
「ムリですよ」
とビリーが答えた。
「ワタシたちのradarでは、姿を消したこの機械をタンチできないのは、カクニン済みね。向こうにはいつもツカってる瞬間移動装置もアルはずですし、見つけ出すコトは不可能ですね」
「じゃあ、こいつの出してる音が聞こえ無いようにスーツを改造したら?」
「それも無理」
今度は羽柴が答える。
「いくら可聴音域外とはいえ、人間の耳に聞こえる音を制限するのは、戦闘において危険過ぎるわ。私としては、そんな改造は許可できないわね」
そして
「とりあえずこれに対抗するために、技術班が協力できそうな事はないわ」
という台詞で締めくくり、司令室を後にした。
回避不能の催眠攻撃を仕掛けてくる相手に、技術的な支援なしでどう立ち向かうのか。難しい命題に、五人の心は重く沈んだ。


238:XXXR
08/01/01 06:39:21 03E12/jG

ビシッ! バシッ! ガンッ! バキッ! ドスッ! ボンッ! カーーーンッ!
「よし! 今日はここまでにしておこう」
「あ……ありがとうございまし……た」
翌日。大鷲大学の剣道場では、丁度大介の特訓が終わった所である。
燕は汗を拭き、スポーツドリンクを飲むと、そのままタオルとペットボトルを大介へと渡してくる。大介は一瞬微妙な顔をしたものの、汗の不快感と喉の渇きには勝てず、使わせてもらう事にした。

「困りごとでもありそうな顔をしているな」
突然、燕が話しかけてくる。
「話してみろ。役に立てるかもしれないぞ」
その言葉に大介は少し考え、とりあえず要点をぼかして話してみる事にする。
「例えば、燕さんが……そう、催眠術師と戦うような事になったとするじゃないですか」
「ほう、面白そうな相手だな。それで、相手は具体的にどういう戦法を取ってくるんだ?」
「まあ、幻覚ですね。出会った瞬間に、こっちの欲望を具現化した幻を見せてきます」
「それは良いな。剣豪百人との仮想対戦なんてこともできそうだ。ぜひその催眠術師とやらに会ってみたくなったぞ」
「いや、それがですね、いきなりぱっと現れて、幻を見せて、正気に戻る頃にはもういないんですよ。とりあえず幻覚さえどうにかできれば、何とかなるんですけど」


239:XXXR
08/01/01 06:40:44 03E12/jG
「相手のやり方はわかっているんだろう? 要は最初から催眠術にかからなければ良いのではないか?」
「それも無理みたいなんですよね……」
「なるほど。何となく話はわかった。つまりお前は今、ゲームだか何だかで攻略法に悩んでいると、そういう訳だな」
「大体そういう訳ですね」

「そうか。で、」
燕は口元をにやりと歪める。
「欲望を具現化した幻、だったか。お前には何が見えたんだ?」
「え、え!? いや、その、それは……」
大介は急に斜め上を見上げ、押し黙る。燕は竹刀を手に取り、彼の喉元に突き付け
「言え」
「……ば……りん」
「何?」
「……バケツプリン」
「……なんだそれは」


240:XXXR
08/01/01 06:42:06 03E12/jG
「いや、だからアレですよ。ホームセンターとかで新品のポリバケツ買ってきて、それを型にして……」
「プリンを作る、と」
「そうです」
「馬鹿かお前は。そんな幼稚な願望だとは思わなかったぞ」
「はっきり言わないでください。あー、こんな話するんじゃなかった」
そして振り返って去ろうとする大介を、まあ待てと燕が引き留める。
「馬鹿と言った詫びに、私からアドバイスをやろう。必ず上手くいくとは限らないが、な」

241:XXXR
08/01/01 06:43:05 03E12/jG

再び例の郊外。今回はグリーンとブラックの二人で、あの機械を迎撃する。
「それで大介、秘策ありって言うのは本当なのか?」
通信機を通して、レッドがブラックに語りかける。
「上手くいくかはわかりませんが、試してみる価値はあります」
「わかった。催眠攻撃については、任せたぞ」
「はい」
「催眠を打ち破ったら、一気に機械の撃破だ。許可は下りてる。大筒、派手に暴れろ」
「了解」
通信を切ると、狙ったように機械が現れる。甲高い音が聞こえ、二人は幻の世界へと誘われた。

そして大介の目の前には、やっぱりバケツプリンがあった。
「さてと、じゃあやってみますか」
と、大介は大口を開けて、その特大プリンへとかぶりつき始めた。そしてあっと言う間に食べ終わると、
「他にはないのか~!」
と大声で叫ぶ。すると目の前には、次々と様々な甘味が現れる。様々なバリエーションがあり、一つとして同じ物は無かった。大介はそれらに飛びかかると、次々に口に放り込んでいく。


242:XXXR
08/01/01 06:44:32 03E12/jG
これが燕が授けた攻略法だった。
「幻覚を防げないなら、受け入れてしまえ。呑まれる前に、幻を呑み込んでしまえ。そして欲望に任せてもっともっとと望み続ければ、所詮は自分の妄想。いつかは自身の想像力の限界を超えて、あるいは……な」
大介はその言葉にかけた。
「おい、もっとだ! こんなんじゃまだまだ足りないぞー! こんなもんか、他には無いのか? おお、何だやれるじゃないか。だけどまだまだー!」
そして叫び、喰らいを繰り返し、もう何が何だかわからなくなってきた頃、大介の目の前には、もとの廃ビルだらけの風景が広がっていた。

「欲望はいつか身を滅ぼすって事なのか? まあいいや、次はハナビを」
「あぁ~ん、もっとぉ~!」


243:XXXR
08/01/01 06:45:36 03E12/jG
いきなり聞こえてきたピンク色な声に、大介はぎょっとする。
「次は、次は何をしてくれるんですかぁ~? 木馬とか、電気ショックとか、そんなのもう飽きちゃったんですぅ~! もっと、もっときっついおしおきしてぇ~! もっと虐めてぇ~! もっと、もっと、もっと……あれ?」
グリーンはキョトンとした様子で正気に返ると、ブラックの顔をじっと見つめ
「あっ、本物ね」
と、小さくつぶやいた。何か残念そうに。

……偽物のオレとやらは、いったいお前に何をしていたんだ?

今度は何やらいじけ始めたグリーンに対して、ブラックはそう言ってやりたかったが、それを聞いてしまった場合、今後彼女と円滑な人間関係を築いていく過程において、重大な障害になる気がしたので黙っておいた。
まあ、人の趣味はそれぞれ自由だよな、うん。


244:XXXR
08/01/01 06:47:05 03E12/jG
「えっと、ハナビ。とりあえずやっちゃおう」
「え!? あ、うん、そうね」
グリーンは何とか気を取り直し、キャノン砲を二門出現させると、両肩に装備し、さらに二門を両腰へと取り付ける。
ブラックは彼女の後ろへ廻ると、二丁のリボルバーを、両肩のキャノンの後ろに接続した。すると、キャノン砲は展開し、ミサイルを中心とした重火器が現れ、チャージ音が響く。

「究極乱射!」
「エンド・オブ・デイズ!」
「「ファイアー!!」」

ブラックが引き金を引くと同時に、全ての銃器が火を噴いた。

245:XXXR
08/01/01 06:48:02 03E12/jG

「ああ、やられちゃった」
過激結社「ナイトメア・ワンス・モア」通称NOMの首領、ドクトル・シャドウと名乗っている男はつぶやいた。
「安定性のある催眠機構、優秀なステルス機能、おまけに機械だから、負担を無視して短時間に連続した瞬間移動装置の使用が可能。けっこういけると思ったんだけど」
ぶつぶつと長い独り言を続けたシャドウは、
「ま、直接攻撃ができない事を考えれば、合格ラインかね」
と完結した。
「ジョシュくん」
「はいは~い、何です教授」
呼ばれて現れたのは、眼鏡をかけてだぼだぼの白衣を着た、いかにも何もないところで転びそうな雰囲気の女性である。
「すぐにこいつの量産体制に入って。同時に各国の軍部とか過激派組織に売り込みを。今後の課題は、転送装置を使った火器の安全な移送だね。あとシャドウビーストの新作もそろそろ着手したいから、準備よろしく」
「了解で~す」


246:XXXR
08/01/01 06:49:06 03E12/jG
ジョシュと呼ばれた女性は用件を聞くと、とてとてと走り出し……
「あわ、あわわわわわわわわわわあわわわわ!」
ずってん。
何もないところで転んだ。
シャドウは横目にそれを見てくすくすと笑うと、再び正面に向き直り、先ほどまで機械からの送られた映像を映していたモニターを見る。今は、砂嵐しか映ってはいない。
「しかし、催眠攻撃をこんなやり方で破るなんてねえ」
シャドウの笑いは、止まらない。
「自分で思いついたのか、それとも誰かの入れ知恵か……フフフ……」
まるで、おもちゃで遊ぶ子供のように。
シャドウは、楽しそうだった。

247:XXXR
08/01/01 06:54:09 03E12/jG
とりあえずここまで。最初にも書いたが、エロなしですまん。

みなさん、あけましておめでとう。
今年俺が気になるのは、特撮の新作と、ドラゴノーツのガーネットの動向と・・・
あとは明後日発売のルーンファクトリー2か。何しろ前作は
「悪の女と結婚できる」
ゲームだったからな。要注意だ。

248:名無しさん@ピンキー
08/01/01 08:40:18 bQvmHI8a
くっ悪の組織は休まず精力的に(性的な意味も含めて)働くのだなっ!
あけおめっ!

249:名無しさん@ピンキー
08/01/01 09:05:40 Dai4X8K2
あけおめ+グッドジョブ

250:名無しさん@ピンキー
08/01/01 13:57:03 ld1JvkG8
あけグッジョブ

251:名無しさん@ピンキー
08/01/02 02:21:28 7OnxvoG3
普通に続きが気になるGJ

252:名無しさん@ピンキー
08/01/03 01:04:00 SFbMVy5K
次回にwktkGJ

253:名無しさん@ピンキー
08/01/03 16:00:16 CBNToHlc
割り込む形で恐縮ですが、スレが盛り上がればと思いファイナルファイトの話をばひとつ。乱筆乱文失礼。

254:FFのSS①
08/01/03 16:21:14 CBNToHlc
ここ超犯罪都市メトロシティで、何と市長ハガーの娘ジェシカが犯罪集団「マッドギア」に誘拐されるという事件が発生。
恋人コーディは、ハガーと忍者ガイと共にマッドギア壊滅へ動き出す事となる。
他の2人とは別行動を取り、ジェシカをさらった張本人・ダムドを探すコーディは、遂にそのアジトを発見する。
それは煉瓦造りのあばら屋が建ち並ぶスラム街の中にある、1件の寂れたバー。早速突入しようとするコーディ、しかしドアの両脇には2人の女が立っていた。

「うっ」
その女達を見てコーディは一瞬目を逸らした。2人の出で立ちがあまりに過激だったからである。
2人共警帽を被り、上半身は豊満な下乳のはみ出る程短い白のタンクトップ1枚。
下半身はと言えば、手錠をぶら下げた、下着並みに切れ込むデニムのホットパンツから、太股はかなりの肉感だがふくらはぎはキュッと締まった生脚が飛び出している。

「ンフ、お兄さん何か用?」
左側の、鮮やかなピンク色の髪を腰まで伸ばした、狐色の肌をした女がコーディを見て声を掛ける。こちらもピンクに塗られた肉厚の唇が艶かしく光る。

255:FFのSS②
08/01/03 16:47:36 CBNToHlc
「ここにいる、ダムドに話がある。通してもらおうか」
「フッ、誰それ?…そんな事よりも、アナタイイ体してる…アタシ達と遊びましょうよ」

右側の、白い肌をした女が答えた。左側の女と髪型は同じだが、色はオレンジに染められている。

「ここがアジトだという事は突き止めている。美しい女性と色々な事をして遊びたいのはやまやまだが、ちょっと急いでるんでね」

コーディは2人の間から強引に店内に入ろうとした。その腕に両側から2人が絡み付く。2人の胸は腕に当たってひしゃげ、今にも大事な突起が見えそうだ。

「ンもう!…せっかく女の方から誘ってるのに甲斐性無しね。そんなんじゃ彼女も出来ないわよ…」

コーディの左耳に少し甘酸っぱい息が吹きかかる。ピンク女が顔を間近に寄せて囁いているのだ。唇がかすかに耳に触れる。
しかしコーディは毅然とした態度で、目だけ女の方に向けて答える。

「残念ながら最愛の彼女がさらわれていてね、お前等に。怒りにうち震える今の俺にはお前の安い色仕掛けは通用しないぜ…はっ!」

コーディは勢いよく両腕を振り払う。一歩飛び退く女達。
「勿体無いわね…じゃあやっぱりケガしてもらうしかない…か!後悔するわよ!」

ピンク女は声を張り上げ、再び一歩踏み込み右手を大きく振りかぶった。胸が揺れる。

256:FFのSS③
08/01/03 17:21:03 CBNToHlc
コーディは一瞬のうちに右も確認した。オレンジ女も同じ動作をしている。平手打ちか。

「ふんっ!」

2人の掛け声が同時に響く。2本の腕がコーディに襲いかかる…!
両手で思い切り蚊を潰した時のような音が2つ重なった…。

コーディの頭上で。

「んあぅ!」
女達の平手は、咄嗟にしゃがんだコーディを捉えること無く、互いの顔面にクリーンヒットしていた。
左頬を打たれて、口から唾液を吹き出しながら互いにそっぽを向く2人を下から仰ぐコーディ。
風圧でタンクトップが翻り、一瞬揺れる突起がサブリミナルする。コーディはピンク女のものを視界にとらえた。

「…え!?」
ピンク女は一瞬何が起きたか分からず右、左、右と確認し、次に下を向く。

「…んな、き、貴様!」
ピンク女の唇からは一筋の唾液が垂れている。
「エロい唇から美味そうな蜜が垂れてるぜ。しかしあれだけ振りかぶれば避けるのも簡単だ。それにしても響いたな、普段余程仲悪いのか?」

「…お…おのれ…あぅ!」頬を紅くした女がセリフを言い終わる前にコーディは足払いを繰り出す。
「あん!」
ピンク女はM字開脚の形で尻餅をつく。

257:FFのSS④
08/01/03 18:10:47 CBNToHlc
コーディは足払いをしつつしゃがんだままオレンジ女の方に向き直り、ピンク女と同じように下を覗き込むその顔めがけて勢いよく立ち上がる。

「んんっ!」
頭突きをまともに顔面に喰らい、のけぞるオレンジ女。両手で鼻を押さえ天を仰ぐ。
またしてもタンクトップが翻り、今度はオレンジ女の乳首が完全に露になった。やや黒ずんでいる。
コーディは完全にがら空きになっているへそを見据え構えようとした。

しかしコーディは一瞬考えた。オレンジ女は鼻血が出ているのか暫くあの体勢から立て直せそうにない。それなら…。

コーディはすぐ踵を返し、まだ尻餅をついたまま痛がっているピンク女の右腕を取り、近くの街灯まで引っ張りこんだ。
「んな、何…!?」
驚く女をよそに、彼女の腰に下がった手錠を引き剥がし、彼女の両腕を街灯に後ろ手になるよう回し、両手首に手錠をはめた。
「…え!ちょっとやめてよ!もう!」
盛んに両腕をバタつかせながら女は手錠を外そうとするが外れる訳もなく、手錠と柱がぶつかる金属音だけが響き渡る。

「これでよし、と…」
コーディは少しずつ持ち直しつつあるオレンジ女のもとへ駆け寄り、構え直した。

258:253
08/01/03 19:39:42 CBNToHlc
ひとまずここまで書きました。別スレに書いたものを一部変えたSSです。

259:名無しさん@ピンキー
08/01/03 23:59:23 fhKBXkaG
…ポイズンって男だったよな?

260:名無しさん@ピンキー
08/01/04 00:07:35 7BfwUbtQ
>>259
設定も情報も錯綜しているので好きなように解釈するべし
俺は女だと思っている

261:名無しさん@ピンキー
08/01/04 00:38:04 1L0FtjtV
GJ
続きマッテマス

262:名無しさん@ピンキー
08/01/04 02:56:22 RIB75/0+
グッドジョブです

263:名無しさん@ピンキー
08/01/04 21:18:41 ZhVes3Jo
>>259
当時は「女を殴るゲームはアメリカで訴えられる!」という危機感から、
シーメイル設定があったと思うけど、
国内向けのアンダーカバーコップスではそういうのは無かったよね。
こっちは雑魚を倒すと血反吐まで吐いてたしw
カプコンのアイレムの差なのかな?

264:名無しさん@ピンキー
08/01/04 21:19:29 ZhVes3Jo
×カプコンのアイレム
○カプコンとアイレム

265:名無しさん@ピンキー
08/01/05 05:11:02 o3CsK6ps
グッジョブ
もしや、あなたはゲーキャラ板の女ザコスレに
投下してくれた方?

266:名無しさん@ピンキー
08/01/05 07:26:59 Y5FlUyLq
>>260
確かに当時は雑誌によってキャラの説明が異なってたな




男という設定にするならボイスは女のにしてはいかんだろカプコン

267:名無しさん@ピンキー
08/01/05 07:59:54 oby2ytPC
続編って事になっている格闘の「ファイナルファイト リベンジ」では、
ポイズンは完全に女って事になってるな
ついでに、コーディに密かな恋愛感情を持っているって設定だった

まあ、俺はフタナリって事にした方が萌えてしまうんだが

268:253
08/01/05 10:37:56 u34mDJiK
>>261>>262
ありがとうございます。

>>265
いかにもあそこに投稿した者です。ただ今回はここまで微妙にスレ違いなので、今後修正します。

269:名無しさん@ピンキー
08/01/05 12:39:47 KBO6Njj/
いや、ふたなりは違うだろw

270:名無しさん@ピンキー
08/01/05 16:46:17 o3CsK6ps
>>267
SVCでも女扱いだったなぁ
まあ、プレイヤーとして使えるマキや春麗やキャミィが、普通の女性であるように
プレイヤーサイドとして使えるならニューハーフ設定いらないもんな

271:名無しさん@ピンキー
08/01/06 02:08:15 Q+KUHrbn
やっぱ女性に暴行くわえるのはよくないってコトで
ニューハーフって言われてたのかなぁ?

272:名無しさん@ピンキー
08/01/06 02:28:54 vtTtCarS
>271
全くその通り
>263も書いているとおり
当時のアメリカ世論にあわせて、そういう設定に急遽変更した。
ファイナルファイトと関係ないが、
当時はポケモンですら、動物虐待に繋がるという話がアメリカで持ち上がって
「ポケモンボールの中は居心地が良い」とか、そんな設定が急遽付け加えられたりとか
色々、日本国内では考えられんような難癖が付けられていた時代だったからね

ま、今のアメリカなら
「ニューハーフなら暴行しても良いというのも差別だろ!」
って絶対言われるだろうけどね

結論として
「ポイズンは女で、悪女萌えヒャッホイ」
ってことだ。そうに違いない。異論は認めない。

273:名無しさん@ピンキー
08/01/06 06:43:39 jvAssUTy
そういえば、こういうチンピラ集団のビッチ風な女構成員のSSって、あまり見ないな。
同じ女ザコでも特撮とかの女戦闘員とも、また違うんだよな

274:名無しさん@ピンキー
08/01/06 11:00:55 tJ43c2yc
そういえばてぃるちぇいさー3巻発売してるんじゃない?

275:名無しさん@ピンキー
08/01/06 16:44:52 7jSYz2ov
発売してるよ
見た目も性格も悪の女幹部と呼ぶにふさわしい
シヴァの絡みがメインなのが良い

個人的には主人公×ミュウが一番好きだけど

276:名無しさん@ピンキー
08/01/08 00:35:30 9NITMiby
このスレ的に、ラットマンは有り?

277:名無しさん@ピンキー
08/01/08 03:21:36 DSCRmcqI
ラットマン?

278:名無しさん@ピンキー
08/01/11 03:34:18 Tsl9X09V
サド(マゾも兼ねてると尚よし)
女幹部

ボンテージ
淫乱・好色・貪欲
残忍
精力吸収
高慢

理想像(・ω・)

279:名無しさん@ピンキー
08/01/11 16:58:12 Hb/+58my
>>278
巨乳(又は爆乳)とハイヒールを忘れてるぞ

280:名無しさん@ピンキー
08/01/11 18:49:43 T6VQ04mZ
個人的に褐色も

281:名無しさん@ピンキー
08/01/11 19:25:47 TbsXzkwG
アルトネリコのミュールが好きです

282:名無しさん@ピンキー
08/01/12 05:08:10 KM1jEg65
ショタ食いの女幹部モノとかないか?

283:名無しさん@ピンキー
08/01/12 05:42:51 xyL2UHxy
>>278
サド(マゾも兼ねてると尚よし)(「-15CP」
女幹部「20CP(地位レベル4)」
鞭「20CP(武器の達人/鞭)」
ボンテージ・ハイヒール「-5cp(トレードマーク)」
淫乱・好色・貪欲「-15cp」
残忍「-10cp」
精力吸収
高慢「-5cp」
美人・巨乳「15cp」

わかる人だけわかれば良いや…

284:名無しさん@ピンキー
08/01/12 05:59:55 NZUIHx/g
ガープス乙w

285:名無しさん@ピンキー
08/01/12 08:45:03 xyL2UHxy
うわ…ツッコミはや…

286:名無しさん@ピンキー
08/01/12 09:32:53 xFUbXjP7
CPとか書いてあるのでやったことない俺でもTRPG関係だなということがわかった・・・

287:名無しさん@ピンキー
08/01/12 13:07:53 IzbXFCrO
>>283
使えない部下「5CP(仲間・いつも)」とか
ヒーロー「-20CP(敵・頻繁)」もいそうだな


で、話が進むと
部下「-20CP(仲間・最愛)」とか
ヒーロー「-50CP(敵・最愛)」とかに
変わったりするんだろ?w

288:名無しさん@ピンキー
08/01/13 02:52:39 6Hoou48w
新しいドロンジョ様はポロリが無いらしいね。

289:名無しさん@ピンキー
08/01/13 05:48:51 CcWU/R7t
時間帯が時間帯だしねぇ

290:名無しさん@ピンキー
08/01/13 09:38:19 y95K8K3H
実写は深キョンみたいだしねぇ

291:名無しさん@ピンキー
08/01/13 09:45:28 SOJCX68n
アニメの後半何度かヤッターマン1号とドロンジョ様がラブロマンスを演じ
2号が冷ややかな目で見てたりボヤッキーが怒り出したりするのが好きだった

292:名無しさん@ピンキー
08/01/13 10:40:28 L81SE4kj
ああ、覚えがある。キラキラした演出があったな。

293:名無しさん@ピンキー
08/01/13 13:16:04 Pe++HMzy
ヤッターマン1号とドロンジョさまがくっつけばいいと思ってた。
変身前ガンちゃんはアイちゃんで。

294:名無しさん@ピンキー
08/01/13 14:00:28 CcWU/R7t
見た目はゼンダマンのムージョが1番好きだ

295:名無しさん@ピンキー
08/01/14 07:27:35 wRAr1Z9v
シチュ的に相手は誰がいい?

・ヒーロー
・同僚
・部下
・総統・首領・司令など上官
・名もない脇役
・怪物
・ヒーローの仲間たち
・博士や博士の子供など非戦闘員

296:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:01:17 WF0jZdLM
携帯から失礼。

ここの掲示板書き込むの初めてだから、不都合・粗相があったらスマソ。

戦隊モノで、敵側のプロローグ的なのをちょっと投下します。

あと、先に謝っておきます。
◇あまりエロくない
◇説明長い
◇キャラの描写ない
◇始まってすらいない。

女幹部&ショタ執事で脳内補正して下さい。

――

「あ、あ、イイ!あぁ!」
「ひっ……ぐぅっ」
空中戦艦「アウスフムラ」。
北欧神話に出てくる、巨大な雌牛の名を冠した厳つい戦艦に似つかわしくない、艶やかな喘ぎ声が牢獄からこだまする。
「うぁああ……もうっ…無理っ…」
「イイわよ、イッても……アタシも……イク…っ!あぁっあぁぁぁあ…っ!」
どうやら絶頂を迎えたらしい。
それを始終眺めながら、僕は目の前の甘美な行為にため息をついた。
ただし、悪い意味で。

世界規模で展開されている大企業、「ユグドラシル・コンツェルン」。
あらゆる分野に手を染め、軽く先進国よりも資産を所有する「スゴい企業」。
そこに所属しながら、僕にはその程度しか認識はない。

297:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:03:26 WF0jZdLM
なぜなら、僕には―僕らには、それが何だろうと関係ないからだ。
僕らはいわゆる「裏の顔」。
「ユグドラシル・コンツェルン」の「黒い噂」「見え隠れする影」―などと呼ばれる、「暗部」。
通称「ニブルヘイム」。
そしてその武力制圧・敵地侵略・武力抗争の鎮圧を担当しているのが、僕の主。
数々の異名を持つ、エルセリオン様。
ニブルヘイムの、五人しかいない大幹部の一人。
僕の、自慢の、主である。

その主に最近、趣味ができた。
それ自体は喜ばしい。
趣味は心にゆとりを持たせる。仕事にしか興味を示さなかった主にとって、それ自体は大変喜ばしい。
しかし、問題はその趣味だ。

「敵勢力の人員を拉致し、陵辱すること」

何とも困った趣味である。
戦闘の毎に、飛び交う弾丸の合間を縫って敵の人員を拉致しなければならないし、性病予防の為にメディカルチェックも欠かせない。
おまけに、メディカルチェックの振るいにおとされて誰一人確保できなかったら、主による半ば八つ当たり的な性的折檻が待ち受けている(その被害者は主に僕だ)。
更に、行為の後の事後処理も大変だ。
もし、主がこんな行為を繰り返し行っていることが他の幹部達に知れたら、主の地位は危なくなる。そのため、拉致し陵辱された哀れな彼らの記憶を、薬物なり電波なりで抹消しなければならない。
まったく……。


298:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:13:43 WF0jZdLM
何故か反映されてない……



下げかたもわからないし……


皆さんスイマセンでした。

299:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:22:07 WF0jZdLM

僕は、息を整え、燕尾服を整え、けだるさを完璧に隠して淡々と述べた。
「エリス様。お時間です」
「あぁ……ぅん……今ぁ……イくよぉ……」
未だに身体をヒクつかせながら、甘い声でどっちの意味かわからない返答をする主。
だが返答は返答だ。僕は構わず続ける。
「では、昼食をご用意致します。自室とブリッジ、どちらになされますか?」
エリス様は、食堂で食事をとらない。気分で場所が変わるので、食事を運ぶ僕としてはアンケートをとらなければならないわけだ。
「えぇと……あぁ…ひくっ!」
まだ余韻に浸ってるのか。
「えぇと……自室ぅ…でぇ…」
「かしこまりました」
一礼すると僕は部屋を出た。

300:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:22:49 WF0jZdLM

「美味しい~(はぁと」
「恐縮です」
エリス様の食事・スケジュール・健康その他諸々の管理は僕が行っている。
5年も仕えていれば流石に好みの味付けも把握している。
どうやら、嫌いなゴボウも美味しく頂けたようだ。我ながら上出来だ。
次は大根にも挑戦してみよう。
「ご馳走。では、報告を」
「はっ」
食事も終わり、エリス様は凛とした声で言う。
面倒くさがりな主のために、出来る限り要約して、かつ的確に手に持った資料と報告書を読み上げる。
「極東方面以外は、どこの戦線も異常はありません」
「極東?……中国かしらね……あそこは終始物騒な国だからね……具体的にはどこなの?」
僕は資料をめくる。
「ええと……じゃ…ぽん…?…ああ、日本ですね」
一瞬、空気が止まった。


301:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:23:43 WF0jZdLM
「……日本?」
「はい」
すてぽてちーん。
「日本?日本って、あの日本か?」
「はい。スシ、サムライ、ゲイシャ、スキヤキ、テンプラ、マンガの、あの日本です」
エリス様は難しい顔をして首を傾げる。
「何故日本」
その問いも無理はない。
日本は経済力、芸術性以外に特筆すべき点はない。
ましてや、経済担当でもない我々に「異常」という点など思い浮かばない。
「ええと……お待ち下さい。……」
僕は文面に目を走らせる。
「ふむ。どうやら、最近『エクスレンジャー』なる戦闘集団が台頭しているようです」
「『えくすれんじゃあ』?……ふむ。で規模は」
「五人編成の小隊だそうです。少数といっても、かなりの精鋭らしく、我が軍が劣勢になりつつあるそうです」
「ほぅ……」
エリス様はニヤニヤと笑い始めた。

302:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:24:50 WF0jZdLM
「もっと具体的な情報は?得意とする戦術や、所持している兵器などは?」
その声が喜々としているのがわかる。
僕は報告を続ける。
「柔軟なチームワークによる各個撃破を得意とし、強力な個人兵器、巨大な機動兵器を各々に所有していますね。更に、勝利を決定付けるために、個人・機動に関わらず兵器を合体させて出力を統合・収束して放つ「詰め」を必ず行っています」
「必ずトドメを刺すわけか。……なるほど。確かに、脅威だ。確かに驚異だ。それは「大変な勢力」だ。少数なりの戦い方を、戦術を心得ている。なるほどなるほどなるほど。我が軍が苦戦するのもわかる。フフフ……では、アルト」
エリス様が僕の名を呼ぶ。
その眼は邪悪に笑っている。
僕はその眼に捉えられ、名前を呼ばれ、歓喜に酔いしれるのを必死に堪えて、エリス様の言葉を待つ。

303:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:27:07 WF0jZdLM
「その勢力……「エクスレンジャー」は、「私を満足させられるか」?」
その邪悪で妖艶で狂気に満ち溢れた問いに、僕は答えた。
あらゆる性交よりあらゆる娯楽よりも、その邪悪さは僕にとって、絶頂を迎えるに足る程に甘美だった。
僕は……ゾクゾクしながら、ワクワクしながら、胸の高鳴りを、充実感を抑えながら、しかし隠さずに言った。

「存分に足る相手、で御座います」

「そうか」
フフフ…と笑い、エリス様は不敵に、傲岸に、不遜に、満面の笑みを浮かべた。
この人はいつもそうだ。
強い相手と戦いたくて仕方のない人だ。
まるで修羅のような、僕の主。
僕の人。
「日本に進路を取れ……私の戦争の始まりだ」
「では……?」
「フフフ……私自ら相手をしてやろう。私自ら引導を渡してやろう。フフフ……ハハハハハ!!」


プロローグ、完。

304:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:28:34 WF0jZdLM
何だか、途中エラーがあったみたいでスイマセン。
字数が多かったようです。
スレ汚しスイマセンでした。
m(_ _)m


あと、誰か下げかた教えて下さい。

305:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:32:30 aMKO/ZWW
メール欄にsageと入力

306:名無しさん@ピンキー
08/01/14 18:36:11 WF0jZdLM
こうですか?



ありがとう御座います
m(_ _)m

307:名無しさん@ピンキー
08/01/14 21:06:18 aWqAEnZU
がんばれ。ショタはいいな、ショタは。

おまえらリメイクヤッターマン見た?

308:名無しさん@ピンキー
08/01/14 21:24:36 WF0jZdLM
>>307
見た。


ドロンジョのコスが若干昔よりエロくなってる

309:名無しさん@ピンキー
08/01/14 21:51:21 aWqAEnZU
お腹出て、太ももに一本ラインが追加されてたなw
あとおっぱい揺れたけどうまいこと隠しちゃって残念だ

310:名無しさん@ピンキー
08/01/15 00:01:53 sNaDYQQD
ヤッターマン見たよ。
ポロリはなかったけど正直想像以上にエロかった。
やっぱドロンジョ様はいいなぁ(*´Д`)

311:名無しさん@ピンキー
08/01/15 02:10:32 hRskyHlW
声優さんが一緒だったことに驚いた
ドロンジョ様も他2人も中の人は
70代なのに頑張ってるんだねぇ

312:名無しさん@ピンキー
08/01/15 06:06:36 ZDa5mCTK
GJ、続き楽しみにしてます

ドロンジョさま、やっぱり多少今風なスタイルになってるなw

313:名無しさん@ピンキー
08/01/16 15:00:07 krBMl7vU
でも、なんでタイムボカンじゃなくヤッターマンなんだろう
ヤッターマンってタイムボカンシリーズの中でも優遇されてるよな

314:名無しさん@ピンキー
08/01/16 16:20:15 kRaj8HhH
つーかヤッターマンは若手声優にとってやりづらい職場だろうな。
70代の先輩が三人もいたら。

315:名無しさん@ピンキー
08/01/17 17:03:05 0uf6MeNF
プロなら関係ないと思う

316:名無しさん@ピンキー
08/01/18 02:53:43 RgDwxA3G
>>314
ドクロベー様も入れて4人だよ

317:名無しさん@ピンキー
08/01/18 03:44:40 cUPpaAtV
>>313
タイムボカンは、ポリゴンショックが起きかねないシーンがあるからボツ

318:名無しさん@ピンキー
08/01/20 02:36:07 Qk0kNUo2
絵板それなりに盛り上がってますね

319:名無しさん@ピンキー
08/01/21 02:11:08 brj0p7Cg
次の戦隊の悪の女幹部が及川奈緒な件について

320:名無しさん@ピンキー
08/01/21 03:36:45 liDv9pvP
ドラゴノーツのガーネットのエロSSが観たいわけだが更に

321:名無しさん@ピンキー
08/01/21 14:50:42 aYce8Fuv
「てぃえる・ちぇいさー」3巻目読んだ
ミャウとシヴァサイコー

322:名無しさん@ピンキー
08/01/21 23:54:15 EgaVagBw
ヤッターマン見た。
髪をアップにしたドロンジョ様にハアハアできた。

323:名無しさん@ピンキー
08/01/24 04:12:38 kzhb6y3b
なんか悪女が出るエロゲーでオヌヌメなのないか?

324:名無しさん@ピンキー
08/01/24 19:57:30 qY9S3Sls
七巴の剣
姫武者

325:名無しさん@ピンキー
08/01/27 05:31:29 xnwFT6ct
超光戦隊ジャスティスブレイドと超光戦隊ジャスティスブレイド2
主人公が悪の首領になるゲームなんだが、側近のお姉さんがエロい

326:名無しさん@ピンキー
08/01/27 09:58:22 vLdb0lgZ
>>325
公式を見に行ったが…
幹部のおねーさんだけで充分じゃねーか!という感じだった。
ヒロインいらんだろw

それにしてもヒロイン調教派は恵まれてるなあ…

327:名無しさん@ピンキー
08/01/27 12:59:21 ZJWRc/X5
悪堕ち好きの俺に言わせると、あの作品でヒロインが洗脳され悪の女幹部になったところがたまらない
スレ違いでスマソ

328:初代スレ558
08/01/27 18:57:22 UFQiPsaB
久しぶりに投下します。女幹部ものです。
いつものエロを抑えて、かなり乙女チックですので、そういうのが苦手な方はスルーしてください。
かなり長くなりましたので2、3回にわけます。今回の投下分ではHがないです。

329:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:01:40 UFQiPsaB
「ルアラ、今日こそ引導を渡してやる」
メタリックシルバーのコンバットスーツを装着したフレイダーが、
青白く光るレーザーブレイドでわたしの肉体を切り裂かこうと近づいてくる。
すでに満身創痍。黒革のボンデージスーツから露出した肌は擦り傷は数知れず。
武器である鞭を避けられたとき、私の命運は決まった。
ああ、ベリア様、ベルガ様、志半ばにして倒れることをお許しください。
愛しの将軍を胸に思い描き、その時を眼をグッとつぶって待つ。

しかし、いっこうにその瞬間がおとずれない。
片目をあけるとそこに褐色の肌、みかけは十代の半ばくらいの少年がフレイダーとわたしの間に立っていた。
「そこまでです」
フレイダーのレーザーブレイドはその剣先を真っ暗闇の異次元空間に吸い込まれている。
黒いボディスーツに身を包んだ少年、わたしの副官であるジミィルであった。
ジミィルはどんな影にでも潜りこめる能力を持つ。影を異次元空間として使用する能力らしいが詳しい理屈はわからない。
「フレイダー、退いてはもらえませんか。我々の作戦は失敗しました。今回はそれでいいでしょう」
「フン、まあいいだろう。いくら悪とはいえ、お漏らししそうなほど震える女を殺す趣味はない、ルアラ命拾いしたな」
「な、なにを誰が……震えているっていうのっ」
憤慨するわたし、フレイダーがマスクの奥でニヤリと笑みをこぼしたような気がしてホントにムカっときた。

「次はないぞ、覚悟しておけ」
「ま、待ちなさい」
そういうとフレイダーはこちらに背を向け、ゆっくりと振り向くことなく歩き去った。

330:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:05:50 UFQiPsaB
「また、負けたぁ」
フレイダーがいなくなると、緊張の糸が解けたのかその場にわたしはへたり込んでしまう。
「そうですね、けれど取り返しのつかないことにならず幸いでした」
「それはわたしが弱いと責めているのかしら、それともわたしのピンチを助けた自分を褒めてっていってるの?」
「いえいえ、ただルアラ様がご無事で本当に良かったと安堵しているだけですよ」
ジミィルの物言いはいつも癇に障る。
実をいうと、わたしはこの褐色肌で可愛らしい顔つきの少年に何度も助けられているのだが、
どうも素直にありがとうといえないのは、こいつの慇懃無礼な態度がムカツくからに違いないと思っている。

「あんた、また私の影に入っていたわね。プライバシーの侵害よ、いつもやめてっていってるでしょ」
「いや、その今回はそれでお救いすることができたわけですし……」わたしはジミィルをジッと睨む。
「……ええと、すみません、次からはやりませんのでお許しください」
仕方なさそうに謝るジミィル。彼のこの態度はよけいにわたしを苛立たせる。
「そう、ならいいのよ。わかっていると思うけど、わたしに触れていいのはベリア様とベルガ様だけなんだからね」
そう、大好きなお二人を思い描くと、心がポカポカとしてくる。
「はい、よくわかっていますよ。ボクはルアラ様の副官ですから出過ぎた真似は決していたしません」
「よろしい。一応言っておくけど、わたしに変な感情を抱かないでね。わたしの身も心もすべて将軍様たちのものなんだから」
「それを聞くのは今回で8回目ですけど……ああ、ええ、わかっています。
 そうですね、心の奥底でお慕い申し上げるだけにとどめておきます」
そういって白い歯をキラリとさせながら笑うジミィル。何がお慕いだ。何とも思ってないくせに……コイツはまったく。
ああ、キライなとこがもう一つあった。わたしに子どもをあやすように接するところだ。
どうせお荷物、無能な上司としか思っていないのだろう。
「もう、基地に帰るわよ……ってあれ? ああ、もうっ、腰が抜けて立てないじゃない。ジミィル、わたしをおぶりなさい」
「あれあれ、わたしに触れていいのはベリア様とベルガ様だけじゃなかったんですか」
ニヤニヤと笑うジミィル。ホントに頭にくる。こいつ、いつか締め上げてやらなきゃ。
「だから、そんなわたしに触れる機会を与えてあげようっていうのよ。感謝しなさい」
「はい、はい」
ジミィルはそういいながらも、わたしの眼の前で屈むと軽々とわたしをおぶってみせる。
「変な気起こしたら承知しないからね」
「はいはい、って。ああ、すごい。柔らかくて大きな胸が背中にあたって気持ちいいです」
「変態っ、死ね」
ジミィルの頭をパシっとはたく、ああ、最悪。
いつも作戦の邪魔をするフレイダーに、わたしをバカにするジミィル。
早くベリア様とベルガ様にお会いして慰めてもらいたい。


そう、ここまではわたしにとってはいつもの日常だった。
この時のわたしは、この後に待ち受ける運命を想像さえもしていなかった……

331:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:10:35 UFQiPsaB
『秘密結社のつくりかた』 第○話 女幹部ルアラのつくりかた 



女王アウルによって結成された秘密結社ゲルドは、世界征服を目的とした組織だ。
わたしはその組織の幹部として一年前から頑張っている。
わたしは下級戦闘員から出世してきたわけでも、いきなり幹部にスカウトされたというわけでもない。
この世界を認識したときから、わたしは既にこの組織の幹部だったのだ……

そう、わたしには一年以上前の記憶がない。この話をジミィルや他の部下達にすると気の毒そうな顔をするが全然気にはならない。
なぜなら、わたしのことをとてもとても大切にしてくれる素敵な男の人が二人もいるからだ。
右将軍ベリアと左将軍ベルガ、彼ら二人は私にとって父であり兄であり、また少しうぬぼれるなら恋人でもあった。
ベリアは細身で長身の男性でとても中性的な顔をした人で、ベルガは同じく長身だけど、筋肉質で男らしい顔立ちをしている。
二人とも何をやらせても優れているけれど、ベリアは作戦立案といった知的な作業を、ベルガは実際の戦闘を肉体作業を得意としていた。
性格もベリアは繊細で、ベルガは豪快だった。二人はわたしにとても優しかった。
わたしが作戦を何度失敗しても許してくれるし、何か不安なことがあったら傍にいてくれる。
いつも優しく微笑んでくれるし、包むように抱いてくれる。わたしは彼らに愛されている、そう思っていた。

ちなみにアウル女王陛下はみたことがないし、声も聞いたことがない。
いつもカーテンに覆われた奥の玉座に坐っていて、彼女の命令はすべて二人の将軍たちを通してしかわたしたちにこない。
わたしにとっては雲の上の天上人である。ただ、会ってみたいとかそんな感情はまったくといっていいほどなかった。
口が裂けても言わないけれど、わたしは女王などどうでもよくベリアとベルガの両将軍がいればそれでよかったのだ。

あと、憎らしいっていえば自由と正義の味方とかいって、わたしの作戦をいつも邪魔するフレイダー。
いつもわたしの部下である戦闘員や合成怪人をレーザーブレイドで切り裂いていくのだ。
わたしも今日のように何度、命を落としそうになったかわからない。
あいつが死ねば、世界征服に一歩近づくのに……いつも心の底から悔しくて、何度涙をこぼしたかわからないくらいだ。


ベリアが作戦を立てて、ベルガかわたしが実行に移し、フレイダーに阻止される、
わたしが作戦失敗した時には、ベリアとベルガが優しく慰めてくれる……それがわたしの日常だった。
そう、わたしは世界征服を叫びつつも、そんな予定調和な毎日がずっと続くと思っていた。

332:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:12:20 UFQiPsaB


そんな日常がガラガラと崩れ去ったのはいつものように(いつもじゃホントはダメなのだけれど)、
フレイダーによって作戦が失敗に終わり、トボトボと女王陛下と将軍たちのいる玉座の間に帰ってきたときのことだった。

いつも絹のカーテンから影しかみえない女王アウルと二人の将軍しかいないはずのその広間に、
もう一人、姿形はとても見知った、けれど一度も会ったことのない女性がいた。
輝かんばかりに綺麗なストレートの黒髪、青くクリクリとした瞳が印象的な整った顔立ち、
彼女の着たラフなシャツを押し上げる豊かな胸、それを際立たせる抜群のプロポーション……
ちょっと、自慢も入っているかもしれないけれど、どこからどうみてもそれは「わたし」だった。

333:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:18:07 UFQiPsaB
いつもは冷静なはずのベリアとベルガが「わたし」を取り囲んで話しかけていた。
「今まで、どこ行ってたんだ。君がつくった組織だろう。責任を持ってくれ」
「死んだはずはないと思ってたが……長い付き合いだろ。消えるんなら一言くらい何か言ってからにしてくれよ」
問い詰めているようだが、二人の顔をみると嬉しさが隠し切れないという感じだ。
「あたしもちょっと一人になりたい時くらいあるっての。しっかし、驚いたわ、まだこんな遊び続けてたんだから」
声はわたしと同じ。けれど、喋り方とかは彼女の格好と同じくラフでわたしとは全然違う。
わたしなら、絶対にこんな風には喋れないだろう。
「相変わらず、飽きっぽいな。君が帰ってくると思って、現状を維持し続けたんだぞ」
「まぁ、しかし嬉しいよ。これでまた三人だ。ハハハッ」
ベリアは小言をいっているが、強く責めるつもりもないし、呆れている感じもどこか演技っぽい。
ベルガはもう、豪快に笑っていて喜びを隠そうともしていない。
「だって、世界征服ってすごくいい響きじゃない?10年前にTVでこの言葉聞いたときこれだと思ったわ。
 ま、準備の三年、実行にうつして二年で飽きがきちゃったんだけどね……まあ、そんなことはどうでもいいのよ。
 すっごく、面白いことみつけたの。これなら、そうねぇ20年くらいは楽しめるかも」

あの「わたし」が何を言っているのかわからない。
けれど、彼女がいっていることは私にとって、とても怖いことのような気がした。

「相変わらずだな、そんなこといって……5年持てばいいほうじゃないか」
ベルガはやれやれといった口調でそういうが、口元はニヤついたままだ。
「それで、この組織はどうするんだ。末端まで含めて数千人、ちょっとした規模だぞ」
ベリアは冷静に「わたし」にそう告げるが彼女の答えは素っ気無いものだった。
「え、どうでもいいじゃない。このまま三人でドロンしちゃうとか、適当なのに任せるとか、
 解散するとか、あ、ベリアが残るっていうならいいわよ。ベルガと二人で楽しむから」
「そ、それはないぞ。もう君のいない毎日はこりごりだ。どれだけ私が……」
ベリアは次の言葉を出す前に恥ずかしいのか顔を赤らめてしまう。
「なぁに、ねぇねぇっ、その次の言葉が聞きたいなぁっ」
ニヤニヤとしながら、「わたし」は猫なで声でベリアにグイっと迫る。
薄々と、どういうことなのかを感じとりながら、あの「わたし」にわたしはなりたいなと思った。

「寂しかった、君のいない毎日は本当に。君がいないと世界はこんなに色褪せるのかと思ったくらいだ」

赤面しつつ一気にまくしたてるようにベリアはそう言った。こんなベリアをわたしは知らない。
いつもの落ち着いた彼からは想像できない。本当に、彼女がうらやましい。

「えへへっ、正直でよろしい。いつまでたってもベリアは可愛いんだから。
 ところで……さっき『現状を維持』っていってたけれど、そうじゃないみたいねぇ。
 寂しいからって、ああいうのはあたし、どうかと思うなぁ……」
そういった「わたし」の目線がわたしに向いた。
「「えっ」」
同時に声をあげて、まさか、しまった、といった表情でこちらに振り向くベリアとベルガ。


……泣きたい気持ちを、問い詰めたい気持ちを殺して、極めて事務的にわたしは言う。
「報告が遅くなって申し訳ありません。お取り込み中のようでしたので。
 残念なことに、またもやフレイダーによって作戦は失敗に終りました」
「……そ、そうか」
ベリアはその言葉を発したあと、何も言わない。気まずい沈黙……
今、将軍たちの気持ちが、少しでもわたしに……同情とかでもいいからむいてくれているだろうか。
もし、二人の気持ちが、「わたし」にわたしをみられたことを後悔しているだけなら、胸が張り裂けてしまうかもしれないと思った。

334:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:21:11 UFQiPsaB
長い長い静寂、それを破ったのは「わたし」だった。
「ねぇねぇ、ベリアにベルガったら、お互いの自己紹介のお手伝いくらいしてくれてもいいんじゃないの」
「えっ……」
「あっ、そ、そうだな」
口ごもる二人。わたしだけの二人だったはずが、心の中でどんどんと崩れていくのがわかった。

「もう、情けないんだからぁ、責任とらない男は嫌われるぞ。
 えっと、あたしはアウル、ここでは女王アウルだったかな、この組織のボスをやってます」
どこまでも軽い口調でいう「わたし」、アウル女王の名を名乗ったことには少し驚いたが、予想の範囲内ではあった。
「わたしは、わたしは……秘密結社ゲルドの戦闘実行部隊の長をやらせていただいているルアラです。
 お、お会いできて光栄です。アウル女王陛下」
「ふーん、すごいわね。うん、すごいすごい。この状況でここまで平静を保っていられるなんて感動だわ」
この人はわたしとは姿形は同じでも全然違うのだなと思う。
さっきからの会話を聞いていても、どうやら外見の年齢と実際の年齢は違うみたいだし、
目覚めてからようやく一年になろうとする自分とは比べるべくもない経験の差から生まれるものなのだろうか。

「それでさ、あたしとあなたってすっごく似てるよね。これってあなたは疑問に思わないのかな?」
「アウルッ」
ベリアは彼女が喋るのを必死で止めようとする。
薄々とは理解しつつあるが、やはり全てを知っている彼の口から聞きたいのはわたしも同じだった。
「いえ、ベリア様。わたしもとても疑問に思っています。
 なぜ、わたしが女王陛下と似ている……いいえ、うりふたつなのか。
 知っていらっしゃるなら、ぜひお教えいただきたいです」
「ルアラ……いいのか。多分、とても辛い思いをするかもしれないよ」
「はい、それでも構いません」
その言葉に何かを諦めたかのように小さく首を振るベリア。
けれど、やっと覚悟を決めたみたいで、組織のことを、そしてわたしが何者かについて話しはじめた。

335:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:27:37 UFQiPsaB
それはとても長い、実際に数千年にわたる話であったが、多分、要約するとこうだ。
アウルとベリア、ベルガは現代と比べるべくもないほどに科学技術が発展した超古代の王国の出身で、
ベリアは当時から科学者であり、ひょんな偶然が重なり不老不死の技術を開発したそうだ。
永遠に生きられる、超古代においてもそれは見果てぬ夢だったらしく、ベリアはとても喜んだらしい。
その栄誉ある施術を、まずベリアは幼馴染であったベルガとアウルととも自分にも施した。
そんな矢先、どこかのバカが国を一発で吹き飛ばすような爆弾を破裂させ、一瞬にしてすべてが消し飛んだという。
三人も消し炭になったはずだが、ベリアの開発した不老不死の技術は冗談みたいな再生力を持っていたらしく、
数時間もたつと元通りの肉体にもどったという。

永遠に若いままの身体で三人は一緒……最初は喜んだが、百年もすると生きること自体に飽きてしまうものらしい。
とくに生来の飽き性であったアウルはひどく、ただただ楽しいことを探し求め、世界を、永き時を、渡り歩く旅がはじまったのだという。


今回の秘密結社も、その一つらしい。
ベリアが説明している時に、アウルは笑いながら秘密結社の後ろに「ごっこ」をつけたのには、さすがに腹が立った。
わたしを含め、世界征服に命を賭す自分たちが彼女にとってどういう存在なのか、とてもよくわかった。
と……話がそれた。彼女がいう「秘密結社ごっこ」を三人が楽しんでいた時に事件が起こる、アウルが失踪したのだ。
ベリアは言葉をにごしたが、数千年一緒にいてもベリアとベルガは彼女を愛しているらしい。
数日や数ヶ月もどってこないことは今までもあったそうだが、一年以上ともなると初めてのことだったようで。


半狂乱になったベリアは彼女から採取していた細胞からクローンを造ることにしたそうだ……そう、それがわたしである。
急成長させた後、組織で生きるために必要な知識を植えつけてわたしを覚醒させたのだそうだ。

それからはわたしにも記憶があるから説明できる。
わたし―ルアラははこの一年間、とても二人に可愛がられ、何も知らずに二人の愛に溺れた。
今日、この時、ルアラがアウルの代わりだと気付くまでは…………

336:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:31:05 UFQiPsaB
「……というわけだ。なんというか、その、すまない」
「うん、最低。今、謝ったことも含めてあんたは最低。あ、ベルガも同罪だから。ひとりだけいい子ぶらないようにね」
アウルは本気で怒っている。わたしの存在を決定的に脅かす人で、彼女があらわれなければどんなによかったかと思うけれど、
彼女がこんな風に怒ってくれるのは嬉しかった。

「で、どうするの。責任とってあんたたちがこの子の面倒みる?あたしはいいわよ、一人でも楽しむから、好きにやってちょうだい」
「いや、それは……」
「そ、そうだ、ルアラも連れて行くってのはどうだ。これまでは三人だったが四人ともなればもっと楽しくなるさ」
ベルガの提案が私を今日、一番に傷つけた。
どう考えればホンモノと、ホンモノの彼女にしか興味がない男二人と一緒にニセモノの私がいられるというのか。
悲しくて、悔しくて、今まで我慢しつづけた涙がボトボトとこぼれていく。
「え、なんで。ああくそっ、もう……」
ベルガは自分の思いつきがなぜわたしを泣かせたのかわからず、自分の髪をグシャグシャと掻く。
こんな仕種をみるのもはじめてだ。ホント、情けないヤツ。
ベリアやベルガのみせかけの優しさにわたしは騙されていたのかもしれない。

「ああ、こんなことになるのわかってただろうにね……。
 数千年生きてきたけど、こいつらをここまでバカだと思ったのは初めてだよ……」
そういうと、今までみたことないような真顔になって、わたしに話しかけてきた。
「ねぇ、ルアラ。泣きやめなんていわない。そのままでいいから聞いて。あんたはどうしたい?
 その腰にある鞭でこいつらをぶちたいっていうならいくらでも、やっていいよ。
 別に殺したいんなら何度殺してくれても構わない。まあ死なないけど、痛みはあるから十分拷問になるさ」
もう一人の「わたし」は最初はどうかと思ったけど、イイ人みたいだ。
自分と同じ姿形をしたわたしだからこそ、こんなにも強く同情してくれているのかもしれないけれど。

わたしの答えはもう決まっていた。だって、もうわたしが生きる意味なんてなくなったのだから。
「……殺してください。わたしの役目は終ったんでしょう。
 そうですよね。ベリア様、ベルガ様。女王陛下が……アウル様がみつかったんですから。
 代わりのわたしが生きていてもお邪魔でしょうし、こんな辛い思いをして生きていくのも嫌ですし……」
「ルアラ……」
私の名を呼んで絶句するアウル。
ベリアとベルガはいたたまれないような表情のまま、どうしていいかわからずオロオロとしている。
ああ、ホントに幻滅だ。こんなダメ男に惚れこんでいた自分が嫌になる。
この二人のためにならどんなことも厭わずにやった。何も罪のない人々を殺すことにも何のとまどいも生まれなかった。
そう、私の存在の全てがこの二人だったのだ。それなのに……

337:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:38:30 UFQiPsaB
「そうかい……ルアラ、あたしはそれでも生きなきゃなんていわないよ。
 生きるってことに、死ねないってことに飽き飽きしてるからね。
 どうやら、クローンのあんたは不老不死じゃないようだし、あんたは死ねるみたいだ。
 好きな、いや好きだった男に殺されるってのもイイ死に方かもね」
そういって、アウルはベリアの腰に吊り下げられた細身の剣を抜いた。そして、ベリアに押し付けるように持たせる。
「ベリアがルアラを殺しな。あんたが彼女をつくったんだ。ケジメはあんたがつけるのが筋ってもんだろ」
「そ、そんな。そこまでは……」
躊躇するベリアの顔面を、アウルは握り締めた拳で思いっきりぶん殴った。

鼻骨が折れたのか鼻血をボタボタと出すベリア。色男が形無しだ。
「ゴ、ゴフッ」
鼻はすぐに再生したが、鼻血を垂らしたベリアは何とも情けない。
「ねぇ、ベリア、世界征服とかいって遊びで無辜の人間を何十万人と死に追いやったあたしが言うセリフじゃないけどね。
 人の命で遊ぶ時は覚悟しなよ、あたしは殺した人間たちの家族に恨まれるのは当然だと思っているし、
 捕まって何十年と気が狂うほど犯され、殺しつくされる覚悟もできている。遊びであろうといつだって真剣じゃなきゃね」
理屈がどこかオカシイように思うけれど、やっぱりこの女性はカッコいいと思う。
わたしは彼女と同じ顔だけど、こんなに真剣なキリっとした表情はできない。


ベリアはやっと覚悟を決めたのか剣を握ると私にゆっくりと近づいていくる。
「おいおい、どうなってんだよ。何か方法はないのか、もっと、みんなが楽しくなるような、その、なんだ……」
どうしていいのかわからずにベルガはその巨体を右往左往させている。
「ルアラ。君は私を恨んでくれてかまわない、
 何をいってもいいわけになるかもしれないが、君のことを娘のように愛しく思っていたのは本当だ。信じて欲しい」
誠実な顔をしていうベリア。しかし、わたしにはどうも白々しく感じてしまう。
一年にも満たない恋だったけれど、もう冷め切ってしまっているみたいだ。


「はやく殺してくださいベリア様、わたしもこの一年あなたとベルガ様のお優しさに包まれて、とても素晴らしいときを過ごせました。さぁ、お早く。
 これ以上、あなたたちに幻滅する前に、サクっとあの世に送ってください」
「すまない」
ベリアがわたしを斬り殺そうと、剣を振り上げた。
ああ、なんだろうなぁ、わたしの人生って。脳裏にこの一年の思い出が駆け巡る。
出てくる人たちは決まっていた。ベリアとベルガ、憎い憎いフレイダー、そして……



                                                                           つづく

338:初代スレ558
08/01/27 19:43:18 UFQiPsaB
というわけで、今回は以上です。近日中にHありのつづきを投下します。


>>まとめ人さま
『デーモンブレス戦記―仮面の女幹部ジェロシアの正体―』(後編)を、
よろしければ「まとめblog」に収録の方、お願いできますでしょうか。


339:名無しさん@ピンキー
08/01/27 23:03:35 FqrDSRcU
大作の予感。

340:榊さん家と地方選挙 2-223
08/01/28 00:00:35 voZusaRN
>338 続きwktk! にしてもやっぱ大作長編書ける人、凄いわw

そして忘れたころに小ネタ投下w



その夜、風呂から上がった俺(コードネーム:ブルー)は珍しい光景を目の当たりにした。

だって、明かりの消えたリビングに速報を伝えるTV、そして…
「it… it can't be…」
何故か凄い勢いで凹んでる黒百合…。…動揺のあまりセリフが英語になってるし。

「What's happened?」
…とりあえず俺も英語で聞いてみた。

「…君か。…アレだよ。」
少し冷静になって日本語に戻った彼女が指さす先、TVの画面に注目すると最近注目を集めていた地方選挙の速報。
確か弁護士と科学者の事実上の一騎打ちだったとは聞いていたが…。
「あぁ…。弁護士が勝ったんだ。」

その一言に意外といきり立つ彼女。…表面上はクールだが。
「ああそうだ。科学者のあの候補は負けた。…しかし科学者全体が負けたわけではない。」
…あー。何か知らんが燃え上がっちゃってるわ。…で、今度は何を企むのやら。
「知れたことさ。…洗脳電波の発生装置でも作り上げれば、次の選挙には負けないさ。」
「洗脳するのかよ!? ってか悪の組織チックに世界征服するんじゃなくて地方選挙限定かよ!?」

……全く確証はないが、嫁をこのまま放っておいたら色んなエライ事になる。ってかそんな物騒なもの作るな!
とりあえず演説するのか理論を語ろうとするのか定かではないが、開きかけた彼女の口を自分の口で塞いどく。
で、背中と膝裏に腕を通して、自室のベッドまで強制連行。
そして、割と久しぶりに『身体全体を使った話し合い』をすることとなった。
…もっとも翌朝、返り討ちにあった俺は黄色い太陽のもと、ふら付きながら職場へ行く羽目になったのだが。
ただ、それ以降の選挙速報を見る限り独裁国家のような投票率および得票率がTV画面に映されることもなく、
さらにはカンパニーの洗脳装置を利用した破壊活動など行われなかったことから、今回の作戦目的は無事に達成できたようだ。

341:名無しさん@ピンキー
08/01/28 00:24:03 g0ykLchE
「そういえば君も法曹関係者だったな。」とならず良かった。
家庭内の平和維持活動は性交を、いや成功を収めたわけだ。

ブルーGJ !!

子作りに励む時点で弁護士の味方をしているような気もするが。

342:名無しさん@ピンキー
08/01/28 00:40:28 S+D53vjS
>>340
ゔ~ん、ブルーの大活躍にGJ
しかし結果が出てから直ぐにここまで書ける氏の創作力に脱毛でありんす

>>338
これは続きにwktkせざるを得ない
アウル様カッコヨス

343:名無しさん@ピンキー
08/01/29 00:12:16 suufLPc8
>>338
続き激しくwktk
つかアウル様の漢らしさに感動。悪女とか関係なしに惚れそうだw

>>340
まさか某地方選挙ネタで来るとはwww
ブルーがんがれ。
そろそろ「栄養費」とか特別手当が出ても良いんじゃないかと思ってしまうw

344:名無しさん@ピンキー
08/01/30 16:56:28 ntRHxiaa
黒百合のイメージがケイ・ナガセ大尉になりますた。

345:名無しさん@ピンキー
08/01/30 23:23:56 Ba5NyVFN
ドラクエⅢの小説では、キングヒドラの正体は美人の女幹部だった覚え

346:名無しさん@ピンキー
08/01/31 03:24:25 RwFgFcsu
GJ!
ブルーの話はエロは無いけど短い読みやすくて好きだな~

五スレ目・・・と言っても長い文章の作者がいたしな 俺は長すぎると読む気なくなるから読んでない
まとめスレで時間かけて読むほど価値あるか?
読んだ事ある奴いたら意見希望 作者は読んだ事ある奴は長いと感じただろうから言わないでおく

347:名無しさん@ピンキー
08/01/31 14:50:13 uft22LfY
>>345
チコのことかー!

348:名無しさん@ピンキー
08/01/31 19:09:41 vqptauIJ
>>346
えー・・・何様?

349:名無しさん@ピンキー
08/02/01 00:49:23 TW+gfXtF
>>340
GJ!
身体全体を使った話し合いに吹いたw ブルーは何かあるごとにそう言った話し合いをすれば良いのか・・・
ウラヤマシイw

>>346
気になるなら読めばいいじゃない

350:346
08/02/01 01:02:59 7B28PImN
>>348-349
長い上に大して面白くないと時間の無駄じゃないか
もう少し短ければ話は別だか・・・俺だけじゃないと思うがなあこんな感じに思う奴・・・

351:名無しさん@ピンキー
08/02/01 01:48:10 Nq4oz6NW
>>350
文章からゆとり臭がする

それはさておき面白いかどうかは結局個人の趣味次第なんだから
初めの方を読んで雰囲気や設定から自分で判断するのが一番だと思う

352:名無しさん@ピンキー
08/02/01 01:48:46 Fwoqvk73
>長い上に大して面白くないと時間の無駄じゃないか
これは思うことはよくあるが
自分で読まない以上は中身に文句を言う資格はない。

それを>>346のような形で他人に依存しつつ文句だけはいっておくというのは
姑息で不様

353:名無しさん@ピンキー
08/02/01 01:52:10 +/ZIYpv4
お前さんエロパロ板に向いてないよ。
読み始めて文章や展開が肌に合うかどうか考えて、
最後まで読むかどうかも自分で決めれ。
あと、否定的なレスはスレにとって無益なので控えたほうが良いかと。

ついでに言うと、このスレに投下されてる程度のSSは
他のスレに比べてそれほど長いとは言えん。

354:名無しさん@ピンキー
08/02/01 01:53:31 +/ZIYpv4
マジレスカコワルイ上にリロード忘れorz
>353は>>350宛ね。


355:名無しさん@ピンキー
08/02/01 11:56:53 qJINJPgQ
SSを読みに来ているのに長いのは嫌とな

356:名無しさん@ピンキー
08/02/01 18:21:27 zy+2q1MR
訃報(ドラゴノーツのネタバレ)






ガーネット少佐のご冥福を祈ります。
…せっかくの爆乳で軍服で褐色で露出度の高い悪の女将校だったのに。

357:名無しさん@ピンキー
08/02/01 19:31:42 pxQb2niT
スパイ子を殺した時点で「ああ、これは遠からず死ぬな」とは思ったが
やはり寂しいな…

…俺の地域では17話は来週放映だが、
少佐退場と聞いて既に生気が抜けてしまった

358:名無しさん@ピンキー
08/02/02 00:24:37 b2W6RDxm
ライアーソフトのマスクド上海はこのスレ的に期待…かどうかはわからんが
悪女さんはいろいろ出てきそうだし悪女さんとのエロシーンも複数ありそうな気配。
まあ悪女さんエンドは難しそうだし微妙なところだが。

359:名無しさん@ピンキー
08/02/02 01:32:18 70k/XnMr
>>358
窮奇がエロくてサディスティックでかなり好みだ。こういうエロ姐さん系に俺は弱い。

360:名無しさん@ピンキー
08/02/03 01:53:45 vjN6FvpT
誰かガーネットさんでエロやってくれよー

361:名無しさん@ピンキー
08/02/04 01:39:14 5BDmaTms
ガーネットさん死んじゃったのか・・・
撮りたむてまとめて見る派だから、かなり見る気が失せちゃったorz

362:名無しさん@ピンキー
08/02/04 02:46:12 ODHH2/Bs
>>346
長いから分かるとかありえないな、お前が書いた本人だろ?自分のSS目立たせる為に被害者ぶるの止めろ。

それよりさっさと新作投下しろクズ

363:名無しさん@ピンキー
08/02/04 03:21:02 NMUI0sbY
>>362
お前は名探偵か?それともエスパーか?さすがだな、レスを書いたのは誰か全部分かるなんて。
それと最近はツンデレブームまだ続いてんのか?変わった催促文句だな。

364:名無しさん@ピンキー
08/02/04 06:44:28 84B3Bblr
まあ、無残な死に方でなく幸せそうな感じだったのは
せめてもの救い

365:名無しさん@ピンキー
08/02/04 14:12:23 naVBhy2U
まぁマイナージャンルだし、そろそろこのスレも潮時か

366:名無しさん@ピンキー
08/02/05 14:02:59 5DtBnS4g
早いところは春休みだな~

367:名無しさん@ピンキー
08/02/05 23:03:26 50eJBKN0
身体能力で上回る悪女がヒロインに敗れるスレ
スレリンク(eroparo板)

こういう悪女系スレって定期的に立つけど、なぜこのスレか屠るスレにいかないんだろうな。

つい最近も

【悪の組織】裏切り者の末路【女幹部陵辱】
スレリンク(eroparo板)
高飛車な悪女が屈辱的な姿になるエロパロ
スレリンク(eroparo板)

みたいなの立ってはすぐ削除されてるし(チェックしてる俺も俺だが)。
「H」も「屠る」もどっちとも一日のレス数が多いわけじゃないし、投下しほうだいだと思うんだが。

368:名無しさん@ピンキー
08/02/05 23:13:22 iAnZ/J/W
>>367
どのスレも存在を知らなかったww

369:名無しさん@ピンキー
08/02/05 23:17:59 KvXWNVYO
需要があるのかないのか解らんジャンルだな。
その連立っぷりをみると。

370:名無しさん@ピンキー
08/02/06 00:21:09 QfWQ2xXb
個々で秘密基地を結成してるんだよ

371:名無しさん@ピンキー
08/02/06 02:58:45 hsrRze39
転載したからまとまるだろ

372:名無しさん@ピンキー
08/02/07 01:15:04 giPpuBmo
リンに会いたい

373:名無しさん@ピンキー
08/02/09 14:30:58 p9VlURTV
昨年のこの時期は大にぎわいだったのになぁ
榊さんちと法律事務所の乱を思い出した今日この頃

374:名無しさん@ピンキー
08/02/10 01:54:00 /stbZEH6
寂れてきたこのスレ

375:名無しさん@ピンキー
08/02/10 01:59:00 9n2mAaaf
悪の女系全般が寂れてるな

376:名無しさん@ピンキー
08/02/10 05:08:44 OteXO1hr
寂れてないぞ、一時期凄すぎただけだ。まあ、職人は何人か居なくなっただろうな
あの時はラッシュだったからな、職人が我先にと毎日のように投下してたし・・・

377:名無しさん@ピンキー
08/02/10 05:54:48 sQnONQde
このスレ的には、悪女とやればいいのか?
純愛でも駆け落ちでも、悪女を手篭めても、S悪女に調教されても

378:名無しさん@ピンキー
08/02/10 19:19:49 AcAD8wUg
>>377

悪の女と犯るならなんでもいいんじゃないか。
ただ、非エロもそれなりにあるし、屠るスレの需要以外をこのスレで全部引き受けているようにも思える。


379:名無しさん@ピンキー
08/02/11 01:38:03 neD961jh
ガンダム00のネーナがいい悪女

380:名無しさん@ピンキー
08/02/11 16:14:02 UnoNEdsA
ローゼンメイデンの水銀燈は最高だ

381:名無しさん@ピンキー
08/02/12 22:25:35 1MOBf8X4
これは?携帯だけだけど
URLリンク(courseagain.com)

382:名無しさん@ピンキー
08/02/13 18:18:00 WH+inoHx
↑単なる業者

383:名無しさん@ピンキー
08/02/13 20:57:42 /4e3zXKO
あちこちに書き込んでるね、そいつ

384:名無しさん@ピンキー
08/02/13 21:14:04 oimyZJMX
なんという悪女

385:名無しさん@ピンキー
08/02/15 22:49:07 WCebKXFB
特撮系やらファンタジー系などひととおりのシチュの悪の女SSが投下されたが、
時代劇系ってまだ読んだことない気がするな。悪い姫とか悪いくの一とかっての。

386:名無しさん@ピンキー
08/02/16 03:03:41 1pICfK9b
悪いお局

悪い女女衒

387:名無しさん@ピンキー
08/02/16 06:53:14 sdMTF5Jd
さいとうたかをの雲盗り暫平に悪い姫様がでてくるな

388:名無しさん@ピンキー
08/02/16 11:12:08 pJWsMuhZ
悪い姫様って言うと…
「パンが食べられないならケーキを食べたらいいじゃない」って言って
ブチキレた民衆に革命起されて公開輪姦されるとか…?

389:名無しさん@ピンキー
08/02/16 21:41:49 k/U4Dq/z
URLリンク(news23.org)

390:名無しさん@ピンキー
08/02/16 21:56:18 zxy5iMqk
>>388
個人的な好みとしては
アントワネットよりポリニャック夫人みたいなタイプがいい
ベルばらの話ですが

391:名無しさん@ピンキー
08/02/17 20:12:20 yze3MJLS
>>388
爆れつハンターのバルバラ様だな

392:名無しさん@ピンキー
08/02/19 23:57:44 wN9BR/Zw
チャンピオンで連載されてる手代木版星矢(LC)で、
パンタソスっていう太股を露出させた冥衣を来た敵が出てきたので期待してる。

393:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:48:30 Z4AxtIyo
パンタソス?

夢の神々の一人か
ヒュプノスタナトス編でもやってるのかな
モーフィアス(モルフェウス)とかもいるんかな

394:名無しさん@ピンキー
08/02/20 19:03:11 HR6N7WBQ
転載だがこれか。
確かにエロい…
URLリンク(ranobe.com)
URLリンク(ranobe.com)
URLリンク(ranobe.com)
URLリンク(ranobe.com)

395:名無しさん@ピンキー
08/02/20 19:16:51 ZFeY8WV0
車田の絵とかけはなれてて噴いたw

396:名無しさん@ピンキー
08/02/21 00:51:59 iQQ/IIZt
801同人誌みたいだろ?

オフィシャルなんだぜ、これ

397:名無しさん@ピンキー
08/02/21 04:13:21 AMrC2lMT
車田には期待できんから
需要があればそういうのでもいいのかもしれん

しかし392の期待の悪女ってのはどうなんだろう
スレ違いになりそうなので別にいいけど

398:名無しさん@ピンキー
08/02/21 07:29:48 O20yYXGS
車田には期待できないだと?
お前にはシャイナさんの魅力がわか(r

と、車田ファンの俺が涙目になりながら言ってみる

399:名無しさん@ピンキー
08/02/21 08:44:55 AMrC2lMT
今の車田には期待できんから

と訂正しとこうか

星矢の女キャラの中ではへびつかい座が好きだったな

400:名無しさん@ピンキー
08/02/21 10:07:24 nSVA2MKR
蟹座の俺涙目

401:名無しさん@ピンキー
08/02/21 13:27:56 +zRBBHQt
蟹座の奴こそ>>394の漫画読むと幸せになれるのに

そういや車田版星矢はアテナが別な意味で悪女だったなー
毎回突っ走って迷惑かけるし。「馬になりなさい!」が忘れられん。

402:名無しさん@ピンキー
08/02/21 21:59:59 lPVPVmBI
シャイナさんをバカにすると許さんぜ!
そして401に同意。アテナはシャイナさん以上に悪女w

403:名無しさん@ピンキー
08/02/21 22:12:13 rWwO9RCy
たしかに最近の星矢はLCもGも蟹復権を目指してるように見えるな。特にLCの蟹師弟はカッコよすぎ。

そしてパンドラ様を忘れるとはおまえら何事だ。

404:名無しさん@ピンキー
08/02/21 22:42:45 lPVPVmBI
女は殴れないと言った星矢が躊躇なく殴り殺したシャイナさんの妹分か…。

405:XXXR
08/02/24 12:02:28 6oA4p6fG
ゴーオンジャー放送開始記念・・・と銘打って、久しぶりのガンレンジャー投下。
スレの活性化に役立つと良いが。

406:XXXR
08/02/24 12:09:39 6oA4p6fG
お台場にあるゲームセンター、スウィートドリーム。
レトロなピンボールから最新の格闘ゲームまで網羅した、豊富な品揃えが売りだ。
交番が近く、まめに警官が巡回に来るため治安も良く、賑やかながらもどこか落ち着いた雰囲気を醸し出している。そんな入りやすさもまた、人気の秘訣か。
しかし、そんな事は彼女には関係ないらしい。

407:XXXR
08/02/24 12:10:44 6oA4p6fG
「こういった所は、あまり好きではないな……」
所在なさげに視線を動かす燕を見ていると、何だか大介も悪いことをしたような気がしてくる。
燕は明らかにここにはそぐわないタイプの人間であったし、それは大介もわかっていた。ここに誘ったのは、やはり失敗だっただろうか?
いや、あれはきっと気に入ってくれるはずだ。大介は気を取り直して、燕を案内する。

408:XXXR
08/02/24 12:11:43 6oA4p6fG
ちょうど中央にある小さなドーム。「360°ロボッツ」と、大きく書かれている。
「これがお前の言っていた、面白いゲームというやつか?」
「ええ、これです」
360°ロボッツは、その名の通り、全方向から襲ってくるロボット達を次々と倒していくゲームだ。ドームの中は足下も含めて全てモニターになっており、その難易度はあらゆるシューティングゲームの中でも間違いなくダントツであろう。


409:XXXR
08/02/24 12:13:12 6oA4p6fG
「いつかの助言のお礼だったか? あれはお詫びのつもりだったのだが」
「いや、あれのおかげでホント助かったんですよ。これくらいのことはさせてください」
そう言いながら大介は足下のハッチを開け、中から一つのコントローラーを取り出す。
「これ、使ってみてくれません? 最近追加されたんです」
それは日本刀の形をしていた。
「ふむ、なるほどな。そう言うことならば・・・」
燕はそれを受け取ると、ドームの中央に立つ。大介は外に出ると、燕の目を盗んで、こっそりとコイン投入口にブレスをかざした。


410:XXXR
08/02/24 12:14:52 6oA4p6fG
ウー! ウー! ウー!
とたんにサイレンの音が鳴り響き、画面には「WARNING!」の文字が現れる。
「何だこれは」
「隠しモードですよ。かなり難しいです」
文字が消えると一面にわらわらとロボットが現れる。大介が「頑張って下さいね」と言ってハッチを閉めたと同時に、それらは一斉に襲いかかってきた。

一方、ハッチを閉めて燕を待つ大介に、仲間達が声をかけてきた。
「あれ、大介君じゃない」
「オー、大介さん。来たんだったらアイサツくらいしてくださいヨ」
真っ先に話しかけてきたのは、羽柴佐里奈女史。次にビリー。後ろにいた信長と千里も、軽い挨拶をしてきた。そして最後に、華美が話しかけてくる。
「今日は朝から大学で特訓じゃなかった?」
「ああ、さっき終わったとこ。今は佐々木さんにここを案内してる」
そう言って大介は背後の360°ロボッツを指差す。そちらに近づいた羽柴女史は、ふと気付いた事実に驚愕した。

411:XXXR
08/02/24 12:15:47 6oA4p6fG
「ちょっと! シュミレーションモード起動しちゃってるじゃない!」
「「「「ええええええええええええええ!!!!」」」」
「あ、すみません。やっぱマズかったですか?」
ゲームセンター、スウィートドリーム。その裏の顔は、正義の味方ガンレンジャーの秘密拠点である。スタッフルームには秘密の入り口があり、そこからかつて徳川幕府が造った巨大地下空間を改造した秘密基地にアクセス出来る。
当然置かれているゲームも普通の物ではない。ほとんどのゲームは、コイン投入口にブレスをかざすと戦闘訓練用のシュミレーションモードが起動する様になっている。
中でも360°ロボッツは実践を忠実に再現しており、通常モードでもガンレンジャーの適正がある人間を捜す役割を担っている。大介と華美も、これで前人未踏のハイスコアを叩き出した事が、スカウトのきっかけだった。
「今始めてからどれくらい!?」
「まだ2、3分ですけど」
「早く止めなさい! もうブッ倒れてもおかしくないわ!」
「いや、大丈夫ですよ。佐々木さんだし」
真顔で言った大介の台詞に、全員が固まる。
「そんなに凄いのか? 佐々木さんって」
「本人の前じゃないから言いますけど……バケモノです」
「バケモノ?」
「はい。これは剣道サークルの皆さんから聞いた話ですが……」
そして大介が語った燕の身の上は、とても現代日本の話とは思えなかった。

412:XXXR
08/02/24 12:19:40 6oA4p6fG
燕は剣術道場の一人っ子として生まれ、幼い頃から剣道を学んだ。
そして小学生になる頃には、すでにどの門下生よりも強かったらしい。中学生になる頃には、師範である実の父すらも歯が立たなくなってしまった。
これだけでも凄いが、恐ろしいのはここからだ。自身の家の流派だけでは飽き足らなくなった燕は、次々と剣術道場に入門し、どこの道場でも一週間足らずで師範を打ち倒すまでに成長してしまった。
ついには新手の道場破りと勘違いされ、どこの道場にも入門を拒否される様になる。

そうやって中学生活を過ごし、高校生になった燕は、今度は様々な格闘技のジムに、異種格闘技戦を申し込む。
が、それも1年ほどで飽きてしまい、次は竹刀片手に町の不良に片っ端から喧嘩を吹っ掛け始める。
3年になると早々に特待生として進学先を確保し、暴力団の事務所に毎日のように殴り込みをかけた。その時に警察からもらった感謝状の数は、両手でも数え切れない。
「これが、佐々木さんの19年です」
「「「「「……」」」」」
言葉を発する者はいなかった。皆様々な「佐々木さん」を思い描いたが、それらは皆一様に、ヒトとは思えぬ姿をしていた。


413:XXXR
08/02/24 12:21:14 6oA4p6fG
「……確かに、バケモノね」
「……いるんだ。そういう人って、ホントに」
「……Monster」
そんな中、刑事である信長と千里は、思い当たる事があったのだろうか。他とは違う反応を見せる。
「あ、佐々木燕か。思い出した」
「知ってるの?」
「どんな人? っていうか、人?」
「いや、一度顔見たことあるけど全然普通の……」
そう言いかけた時、360°ロボッツのハッチが開く音に、華美達はびくっと音を立てて振り返る。
「いや、なかなか歯ごたえのあるゲームだな。気に入った」

414:XXXR
08/02/24 12:23:17 6oA4p6fG
そして、彼らは固まった。
先ほどから驚いてばかりの彼らだったが、今はこの上もなく驚愕の色に染まった顔をしていた。
何にそんなに驚いているのだろう。こんなにも早く出てきた事だろうか? それとも、ハイスコアランキングの一位に、新たに「TUBAME」と記されていたからだろうか?
「ん、何だ、大介の知り合いか?」
いや、きっと現れた「佐々木さん」が、ビリーが想像した巨漢でもなく、羽柴女史が想像した狂人でもなく、華美が創造した手足が16本ある慎重50メートルの生物でもなく、
「初めまして。佐々木燕だ。よろしく」
身長180センチほどの、長い黒髪を翻す、理知的な風貌の、すらりとした四肢の、上気した頬も艶やかな、

すこぶるつきの、美女だったからだ。

415:XXXR
08/02/24 12:25:58 6oA4p6fG
とりあえずここまで。できれば次はもっと早く投下したい。

相手を傷つけるもの全てを破壊し尽くそうとする過保護な女と、あえて痛めつけて鍛え上げようとするスパルタンな女。
さて、あなたのお好みはどちら?

416:名無しさん@ピンキー
08/02/24 16:54:50 B88b3Sih
迷うなあ

417:名無しさん@ピンキー
08/02/24 18:08:46 V9Jbhmhj
俺は後者で。

418:名無しさん@ピンキー
08/02/26 16:48:36 DJgiLMix
俺は前者

419:名無しさん@ピンキー
08/02/27 16:57:46 qbH5IOzX
どっちもいける

420:名無しさん@ピンキー
08/02/27 17:34:25 NNfM3PRi
>>415
本音は前者だけどあえて訓練では後者

でも実戦では本音爆発ってパターンがツボ

421:名無しさん@ピンキー
08/02/28 22:58:35 7lQCSMGt
プロットと設定を書き込んでそれを誰かにSSに
してもらうっていいですか?

422:名無しさん@ピンキー
08/02/28 23:00:28 J9ZijOaE
書き手に了承があった上で
リクエストやクレクレでうざくならない範囲ならいいかもしれんね

423:名無しさん@ピンキー
08/02/29 01:36:50 SJ9mJuPf
エサを撒くのは勝手だ。
だがそれに喰いつくかどうかも勝手だしゴミ撒き散らかすんじゃねーと考える人間もいることも知っておくことだな。
要はお前さんの撒くエサがどれだけ美味そうかということだ。

424:名無しさん@ピンキー
08/03/03 02:31:37 I7FmSnox
URLリンク(www.r-banana.com)

ナースレンジャーのウーマンドクター裕子ってどうよ?
ラジオにゲスト出演してるけど

425:XXXR
08/03/06 01:49:11 zksoTyoM
ガンレンジャーの続きもまだなのだが、先週のドラゴノーツ見て悪女妄想が止まらなくなったので、ちょっと書いてみた。
タイトルは、「ドラゴノーツI・F」

426:XXXR
08/03/06 01:50:24 zksoTyoM
トアがいなくなった。
突然現れた、雰囲気の変わったギオ。タナトスの後継者を名乗るアイツが、トアを連れて行ってしまった。
ギオの話が本当なら、トアの命はもう長く無いらしい。それが本当かどうかを彼女に確認する暇はなかったけれど、心当たりならあった。
三人で暮らしていた頃、トアがいることに気付かずに、うっかり脱衣所に入ってしまった事があった。その時はすぐにそこを出て、後で彼女には土下座して謝ったが、実はその時、彼女の背中に赤い模様が光っているのを見てしまった。
何故だかそれはとても良くないものの様な気がして、その時はトアに聞くことが出来なかった。そのまま半ば忘れかけていたのだが、ひょっとしてトアの寿命と何か関係があるかもと思い、今回勇気を出してハウリングスターたちに聞いてみた。
どうやら俺の勘は正しかったらしい。

427:XXXR
08/03/06 01:51:15 zksoTyoM
スティグマ。
それはそう呼ぶものなのだそうだ。ドラゴンの死期が近いことを示す印らしい。
今更ながら、あの時何も聞かなかった事が悔やまれる。そうすれば、俺にだって何か出来たかもしれないのに。
トアを、守れたかもしれないのに。

「お前にトアは救えない」

あの時ギオが言った言葉だ。
全くその通りだ。俺はずっと、誰一人として守れた事は無い。父さんも、母さんも、アイも、カズキも、トアも。
ライナさん辺りにこんな話を振ったら、多分シャトルが大気圏に突っ込んで燃え尽きそうになった時の事や、ドラゴンスレイヤーでオストルムを倒した時の話を持ち出して、励まそうとするだろう。
けれどあの時、俺はギオに乗っていた。やると決めたのは俺だけれど、成功したのはギオが頑張ってくれたからだ。それくらい、俺にだってわかっている。


428:XXXR
08/03/06 01:52:37 zksoTyoM
けれどもう、ギオはいない。
トアもいない。
今の俺に、一体何ができる?
俺は決して頭は良い方じゃない。運動もそうだ。そりゃあ、一年前よりは少しはマシになっただろうけれど、ずっと鍛錬を積んできたドラゴノーツ隊の人たちには敵わない。せいぜい、ジークリンデに腕相撲で勝てる程度だろう。
「……ジン! ジンってば! 返事しなさいよ、小さい男!」
噂をすれば。丁度ジークリンデが声をかけてきた。カミシナ・ジンが気がつくと、どうやら丁度目的地に着いたところの様だ。
「ああ、ごめん。ちょっとぼうっとしてた」
「しっかりしてよね。いっくら最愛の彼女と離ればなれになったからって。腑抜けのお守りはご免だわ」
相変わらず口が悪いが、多分彼女なりに心配してくれているのだろう。ジンは謝罪を繰り返しながら、ドアを開けて車を降りる。

ゴン!

「……やっぱり腑抜け。肝っ玉まで小さい男」


429:XXXR
08/03/06 01:53:30 zksoTyoM
「全く、何でこんな所に、わざわざこんな物に乗って来なくちゃ行けない訳?」
ジークリンデが車を降りながら文句を言う。車とは言っても、それは普段彼女が乗り慣れたリムジンではなく、大きなトレーラーだった。地面まで距離があるので、アマデウスに手伝ってもらっている。
一方、それをすっかり忘れていつも車から降りるときの感覚で動いてしまったジンは、見事に地面に激突した。
ジークリンデの白い目から発せられる視線と、先ほどからずっと黙っているアマデウスの、どうしたものかと言いたげな生暖かい視線が痛い。どちらかと言うと、アマデウスからの視線の方が。
「……行こう」
とにかくそっちは見ないようにして、ジンは歩き出す。アマデウスにここで待機するように指示した後で、ジークリンデもそれを追った。
「で、何処へ行くのかとか、誰に会うのかとか、まだ全っ然聞いて無いんだけど?」
「ちょっと待ってくれ。確かこの辺りなんだけど……」
トレーラーを止めた大通りから路地へ入り、丁度ビルの日陰になっている場所に出る。そこには中ぐらいの大きさの、少々古めのマンションがあった。
「何なのここ」
「あの山小屋に住む前に、一月くらいここで暮らして事があるんだ」
ジンはそのころの事をかいつまんで話しながら、中へと入って行く。


430:XXXR
08/03/06 01:55:04 zksoTyoM
最近のマンションには普通、入り口に何かしらの認証装置があるものだが、ここにはそう言った物は無い。建物の中も、何処か薄汚れていたり、所々電球が切れていたりする。環境、セキュリティ、立地条件のどの方面から見ても、お世辞にも良い物件では無いだろう。
ただし、ジンの様なお尋ね者には住み易そうだが。
彼にしてみれば、この様な場所ばかり転々とする日々を送っていたので、珍しくも何とも無いのだが、ジークリンデはそうでもないようで、先ほどから興味深そうにきょろきょろと見回している。
そうしているうちに、一つのドアの前に着いた。
これもまた古ぼけたドアだ。恐らくここの住人に会いに来たのだろうが、どうにもこの向こう側に人が住んでいるという雰囲気が感じられない。
もっと違うもの、そう、空き家を見た時に何となく感じる、あの感覚に似たものならばあるのだが。
「ホントにここに人なんか住んでるの? 表札が無いけど」
「それは前から無かったけど、まだいるかな……」
ジンは不安げに何事か呟きながら。ジンは手を挙げ、ノックの体勢をとる。叩こうとして、しかし、その手は止まった。


431:XXXR
08/03/06 01:56:11 zksoTyoM
さっき車の中で悩んでいた事が、また頭をかすめる。
そう、俺は結局、自分じゃ何も出来ない。
必死に考えて、そして思いついたこのやり方だって、今までと変わらない、他人におんぶにだっこの方法だ。
ギオを捨てたら、今度はトア。カズキは俺の事をそう言ったけれど、正しくその通りだろう。そしてトアが駄目になったから、今度はこの向こうにいる存在に頼ろうとしている。
けれど。
きっと、俺に出来る事なんて、これくらいしか無いから。
だから、これを全力でやる。最後まで、誰かの背中で、全力で戦う。
わがままだと、自分の事しか考えていない男だと、みんなが思うだろう。
でも、今だけそれは忘れよう。
今はこうやって、悩んでいる時間すら惜しいから。
そして腹をくくったジンは、ドアをノックした。


432:XXXR
08/03/06 01:57:00 zksoTyoM
しばらくの沈黙の後、何の前触れもなく、ゆっくりとドアが開いていく。
「お前か。一体何の用だ?」
あれ? と、ジークリンデは疑問を感じた。何だろう、この声は何処かで聞き覚えがある。
しかし、それを深く追求する間も無く。
「頼む! 力を貸してくれ!」
ジンは出てきた相手に向かい、いきなり深々と頭を下げる。彼の後ろにいたジークリンデは、その時やっと相手の顔を見ることが出来た。
黒いズボンと、大胆に胸元を開いた紫色のワイシャツ。どちらも身体にぴったりと張り付いている。
それらに包まれているのは、褐色の肌。そして、母性への渇望から生まれた豊かな胸部と臀部。
髪は薄い紫。きつい目つきと肉厚の唇が、何とも言えない色気を醸し出す。

そう。そこにいるのは間違いなく、一年前火星で死んだはずの、ガーネット・マクレーンだった。

433:XXXR
08/03/06 02:04:19 zksoTyoM
とりあえず「もしギオがトアを無理矢理さらっていたら・・・」って感じ。
突貫作業だから、見辛かったりしたらすまない。続きを書くかどうかは・・・本編の今後次第かな。
ちなみにタイトルのI・Fは、「イフ」の他に「インビジブル・フューチャー」の略といういみがある中二病設定。

いや、ほんと本編もこんな感じになれば良いのに。マジで。

434:名無しさん@ピンキー
08/03/06 02:14:23 /DkokhuO
GJ!

435:名無しさん@ピンキー
08/03/06 03:45:14 VIbYx116
GJ

そういえば今年の戦隊は女幹部がそのものずばり性の偶像たるAV出身者なわけなんだがこのスレ的にどうなのよ

436:名無しさん@ピンキー
08/03/06 03:53:46 5wrchtd2
あんま好きじゃないなぁ
腐っても子供向けの番組だし

437:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:58:11 bUDwqZGb
カーレンジャーでもそういうキャスティングしてなかったっけ?
特オタってわけじゃないから詳しくないけど。

438:名無しさん@ピンキー
08/03/06 15:13:11 xiHPD5TA
ギンガマンにも居たな。
害水大臣ケガレシアは次の日曜に活躍するらしいので期待している。

439:名無しさん@ピンキー
08/03/07 21:21:13 ATEWU4pR
マスクド上海買った人いる?
何名か敵女いるけど……

440:名無しさん@ピンキー
08/03/08 09:53:03 27rCFJK3
敵女目当てで買うなら地雷

441:XXXR
08/03/09 12:01:22 akXDDjvq
本日もスレの活性化を祈って、ガンレンジャーの続きを投下。
・・・といっても今回は前振り。本物で言うAパートといった所。続きはマッハ全開で執筆中だから、もうちょっと待ってくれ。

442:XXXR
08/03/09 12:02:32 akXDDjvq
「やーい! やーい! 泣き虫ワタルー!」
「返してほしけりゃここまでおいでー!」
「……ん?」
学校からの帰り道。種子島大介が遭遇したのは、数人の少年少女にはやし立てられながら、涙を流して追いかける子供の姿だった。
「おいこら! 何やってんだお前ら!」
大介が怒鳴りつけると、子供達は散り散りになって走り去ってしまった。
「あ、おい! 待て! 待てってば! ……あ~、えーっと……」
大介は少々気まずそうに後ろを振り返る。そこには、一人残された少年が俯いていた。


443:XXXR
08/03/09 12:04:47 akXDDjvq
「えっと、ワタル君だっけ? ごめんな。余計なことしちゃったみたいで」
近くの公園のベンチに座り、二つ買った缶ジュースの一方をワタル少年に渡す。ワタルが口を付けるのを見ると、大介も一口飲み、ふうっと息をついてから、おもむろに口を開けた。
「突っ込んだこと、聞いちゃうけどさ。いっつも、あんな感じ?」
コクリ、と、ワタルは頷く。と、何かに気付いた様で、ズボンのポケットから小銭入れを取り出した。
「ああ、いいよいいよ。オレのおごり。その代わり、そっちの事情とか、教えてくれないかな?」
ワタルは首を傾げる。何故そんな事を聞くのか? と尋ねたいようだ。
「いやさ、お兄さんその道では君の先輩みたいなもんだから。何か力になりたいなっと思って」
だめ? と今度は茶目っ気を込めて大介が首を傾げる。
その仕草は壊滅的に似合っていなかったが、何とかワタルは警戒を解いてくれたらしく、ぽつり、ぽつりと語り始めた。



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