【裏切りと】悪の女とH 第5期目【愛の狭間で】at EROPARO
【裏切りと】悪の女とH 第5期目【愛の狭間で】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/11/01 07:31:10 QCFogxqT
イー!(訳>>1乙)

3:名無しさん@ピンキー
07/11/01 10:06:55 WvSbzvwb
スレ立て乙!


4:名無しさん@ピンキー
07/11/01 10:56:33 XMOzoajn
>1乙でした!

5:名無しさん@ピンキー
07/11/01 11:37:18 EiCHgoXM
乙です

6:名無しさん@ピンキー
07/11/01 12:08:40 vF4aUOFP
乙乙乙

義姉悪女待ってます。

7:名無しさん@ピンキー
07/11/01 12:10:15 eq9mQyA4
乙っぱい怪人

8:名無しさん@ピンキー
07/11/01 19:18:23 W0p04Z2r
>>8
乙です

9:名無しさん@ピンキー
07/11/01 21:16:19 eq9mQyA4
今期アニメの悪役ヒロイン

シスター・ヘル(プリズム・アーク)
ベール・ゼファー(ナイトウィザード)
リオン・グンタ(ナイトウィザード)
シバリエル(BLUE DROP)
アザナエル(BLUE DROP)

10:名無しさん@ピンキー
07/11/01 23:05:43 eljFggng
かわいいジェニーのシスターBがいねー!

11:名無しさん@ピンキー
07/11/02 09:27:50 07dITwiE
どれも見てねええええええ

12:名無しさん@ピンキー
07/11/02 11:54:44 ih5au0xL
>>9
ドラゴなんたらの褐色おっぱいは?

13:名無しさん@ピンキー
07/11/02 23:45:35 wncibwlJ
>>1乙
ついに5スレ目か感慨深いな。正直、ここまで続くとは思わなかった。

14:名無しさん@ピンキー
07/11/03 13:13:47 deNDvmei
半角二次元に悪女スレが立ってた。
スレリンク(ascii2d板)
絵師の降臨…あるといいなあ

15:名無しさん@ピンキー
07/11/03 17:14:15 Q0bTAuLa
絵板はシーネ派が多いから
スンナ派はそのスレでやる方がいいのかもしれん

16:名無しさん@ピンキー
07/11/03 21:08:35 o/Tglbie
>>12
ドラゴノーツのガーネットな。あれは今期で一番好みだ。


17:名無しさん@ピンキー
07/11/03 21:27:10 gvuYu69F
遅ればせながら・・・>>1

\(゚д゚ )\(゚д゚ )\(゚д゚ )\(゚д゚ )\(゚д゚ )イー!

18:初代スレ558
07/11/04 05:55:56 U364iRzj
>>1乙です。

遅くなりましたが、ヤンデレ女幹部の後編投下します。

19:名無しさん@ピンキー
07/11/04 06:06:42 U364iRzj
『デーモンブレス戦記―仮面の女幹部ジェロシアの正体―』 (後編)

ガリッ……
ジェロシアの柔らかい肉をセイブレスが切り裂くことはなかった。その剣先は彼女を避けて地面を削る。
「もう、何が何だかわかんねぇよ……」
そういって涙をこぼしつつ、膝を折り、朔はその場に崩れるように座りこんだ――――




朔にとって姉は、美亜は決して恋愛の対象ではなかった……
しかし、性的な、あけすけな言葉を使えばオナニーの対象として彼女がいた。



……朔がはじめて美亜に会ったとき、彼は小学二年生、彼女はすでに中学の二年生であった。
朔の眼に何よりも先に飛び込んできたもの、それは美亜の胸であった。
母よりも大きな乳房、いまだ成長途中ではあったが、それでも、その大きさは群を抜いていた。
中学でウシ乳だとか、ホルスタインなどと揶揄されていても決しておかしくない、そんな胸だった。

「私、美亜っていうの。お父さんとあなたのお母さんが結婚することになったから、
 今から私たちは姉弟になるの。だからお姉ちゃんって呼んでくれたら嬉しいな」

凝視してしまっていた彼女の胸元から慌てて眼を上にむけると、そこには中学生らしからぬ大人びた美しい顔があった。
少女らしさはすでにほとんどなく、妖しげな大人のフェロモンをプンプンと出している。
朔はその時、ただただドギマギして「朔……」と自分の名前をつぶやくのが精一杯だった……

20:名無しさん@ピンキー
07/11/04 06:13:30 U364iRzj



…………朔の母と美亜を連れてきた血のつながらぬ父は、一緒に暮し始めてから一ヶ月ほど経った頃、
どうしても行かなければならないと、できるだけ早く帰るなどと言い、二人を残し慌てた様子でヨーロッパに旅立った。
子どもをほったらかして新婚旅行かと幼いながらも朔は憤った、けれど寡黙な少年だった彼は何も言わずに見送った。

朔は、一ヶ月前に突然姉となった美亜とふたりきりで過ごすことになった。

「心配しなくてもいいのよ、私が朔を守ってあげるから、お姉ちゃんに任せて」
美亜は親がいないというのに、なぜかとても嬉しそうに朔に微笑んだ。

彼女は家事のひととおりをこなすことができた。
母にも劣らぬ手際の良さに幼かった朔は驚いたものだ。
「なんでなの」と聞いた朔に美亜は「私がずっとお母さんの代わりをしてきたのよ」と答えた。

「お風呂、一緒にはいろっか」
両親を見送ったその日の夜、美亜がいった。朔は一人で大丈夫だと主張したが、押し切られるような形でしぶしぶ承諾した。
朔は服を脱ぐ時、はじめて姉の、美亜の裸をみた。
大きな谷間をつくるブラジャーを外すと、
ブルルンと揺れつつ柔らかそうなピンク色の乳首がツンとのった、中学生らしからぬ巨大な乳房が姿をあらわした。
思わずジっとみつめてしまう朔。自分のオチンチンが痛いくらいに硬くなっていくのがわかった。
彼女は朔の視線をまるで気にしていないような素振りで、朔の小さな背中を押して浴場へと連れて行く。

朔は湯船で美亜の柔らかなオッパイを枕にしつつ一緒に入った。
石鹸をつけた彼女の手で身体の隅々まで洗われた。
とくに自分のオチンチンを触られたときは気持ちよく、身体が火照りどうにかなってしまいそうだった。

その日は一緒のベッドで寝ることになった。
すごくいい匂いのする美亜が朔を抱きかかえるように横にいる。
親がいない不安はすぐに吹っ飛んだ、そしてその晩は興奮して眠ることができなかった。


朔にとっての性の目覚めの日でもあった。
それから一週間、両親が帰ってくるまで二人だけの生活がつづいた。


しかし、両親が帰ってくると朔の姉とのドキドキがおさまらない甘い生活は終わりを告げた。
何か深刻そうな顔をして帰ってきた彼らは、朔と美亜がベタベタするのを嫌がった。
まるで、何かを恐れるように一緒にお風呂に入ることも、寝ることも、禁じられた。仲良くしすぎるとなぜか怒られた。


朔はわけがわからなかった。けれど、姉弟とはそういうものなのだと自分に言い聞かせ納得しようとした。
美亜は両親にすごい形相で喰い下がっていたが、渋々折れたようだった。
それから、二人は一定の距離を保ちつつもそれなりに仲の良い姉弟として両親と暮し始めた。

21:名無しさん@ピンキー
07/11/04 06:20:58 U364iRzj
………朔が中学一年生の春、美亜は大学生となっていた。
どんどんと大きくなる胸は、肌のみえぬ服ごしにもわかる。
爆乳グラビアアイドル顔負けの美貌とスタイルを美亜は手に入れていた。
しかし、両親は彼女が肌を露出するような服を着ることを嫌がった。
家の中で、いや正確には朔の前で、少し胸元の開いたものを美亜が着たことがあった。
その時の両親の怒りようは病的でさえあった。
美亜はどんな服を着ようが人の勝手じゃない、と反抗するものの、あまりの彼らの剣幕におされ、いつも引き下がらざるをえなかった。


だから、彼女はいつもゆったりとした服を着ていた。
「こんなのだと、オッパイが服を押し上げちゃうから太ってみえちゃうじゃない」と嘆いていた。
朔は可哀相だと思ったし、残念だった。
朔は八歳の時、二人だけの一週間を最後に、彼女の豊満な肉体を実際にみることはかなわなかった。
家では両親がつねに眼を光らせていたし、姉と二人だけの外出も認められなかった。
両親の反応はとにかくオカシイ、普段は優しいのだが、極力、自分と美亜の接触を避けようとする。
そう朔は疑問に思いつつも、生来の引っ込み思案の性格から流されるままだった。


ただ、姉への妄想だけは膨らみつづけた。
オナニーを覚えた時、オナペットは姉である美亜だった。
八歳の時にみた彼女の裸や、成長しきったダイナマイトボディの彼女を想像し、自分の勃起したモノをひたすらに慰めるのだ。
当時、放映されていた戦隊モノの悪の女幹部が姉に似ていると知った時は、それをオカズに何度も抜いた。
性の目覚めが姉の裸であるがゆえに、性欲のほとんどは妄想のなかで浮かび上がる姉に、姉の肉体にむけてぶつけられた。



……高校三年生、朔に彼女ができた。
静奈は姉とはまったく違ったタイプの女性だった。
同じ歳、同じクラスの彼女はおしとやかなで可憐な雰囲気を持っていた。
社会に出て、よりいっそう妖しく、そして美しくなった姉はオナペットであったが、
犯したいという欲望はあっても、恋の相手にはならなかった。

そして、ついに朔は静奈とひとつになった。
姉の美亜とはくらべものにならぬ華奢な身体であり、性的な魅力には欠けたが、
愛しいという感情が、朔のオトコを奮い立たせ、熱に浮かれたように抱いた。これで朔は姉を忘れられると思った。
これからは静奈だけを、身も心も彼女を愛していく、そんな誓いを立てた矢先だった。




姉が消え、
超人的な戦闘に巻き込まれ、
静奈が殺され、両親が殺され、友人や知人が殺された。

そして、復讐を誓い、やっと追い詰めたジェロシアは………………姉とうりふたつであった。

22:名無しさん@ピンキー
07/11/04 06:25:05 U364iRzj
――――膝をついた朔の顔が柔らかく暖かいものに包まれる。
「朔、ああっ、大好きよ朔。朔がお姉ちゃんを殺せるわけないよね……ごめんね変なこといって、辛かったでしょ」
朔はジェロシアの胸に抱かれていた。あまりにも大きな乳房の谷間にすっぽりと顔を埋まらせていた。
汗の匂いとともに、朔が八歳の時に嗅いだ姉の匂いが鼻腔をくすぐった。 
憎きジェロシアが本当に自分の姉なのだと朔は確信し、その現実のあまりののやるせなさに大粒の涙をこぼした。

もう何も考えたくない、それが朔の切実な想いだった。

「今、私、朔をこの胸に抱いてるのね。嬉しい、嬉しいっ、ずっと、ずっと十年前からこの時を……」
ギュッと力強く朔を抱きしめるジェロシア、ポタッポタッ朔の後頭部に熱い水が落ちてくる。ジェロシアの歓喜の涙であった。

そんなに好きなら、さっさと世間体も何もかもを捨てて、最初から自分を奪ってくれればよかったのだ。
静奈も両親も誰も殺す必要なんてまったくないじゃないか。何で、こんなことになってしまったんだと、
朔はただ静かにジェロシアとはまったく異なる心境で涙を流しつづける。


「ああ、朔も嬉しいのね。わかるわ、うん。でもね、これからはずっと一緒。二度と離れない……」
狂気に支配されたようにしかみえないジェロシアの言動、しかし、それに抵抗しようとする気力さえも朔からは失われつつあった……


……何分、あるいは何十分か。朔はジェロシアの優しく暖かい抱擁にじっとその身を委ねていた。
ジェロシアも時折、朔の名前を呼びつつ、ギュッと二度と離さぬかのように朔を抱きかかえている。二人とも涙は止まっていた。

23:名無しさん@ピンキー
07/11/04 06:27:45 U364iRzj
「このまま、いつまでもこうしていたいけど……もっと、そう、もっと一つに私はなりたいの」
ジェロシアは朔の耳元でそう囁くと、パッと回していた両腕を離し、空いた両手で朔のズボンをカチャカチャと脱がせはじめた。
朔は思考を停止し、ただボーッとジェロシアをみつめている。
「ああ、これが朔のオチンチンッ、フフッ、萎えていてもわかる……本当に大きくなったわね」
ボクサーパンツまで一気に引きおろしたジェロシアは宝石をみつめるかのようなウットリとした表情で、朔の男根をみつめる。
そして左手でその根元を優しく摘み上げると、躊躇なくその赤黒いルージュをひいた唇のなかへと導いた。
「ンム……ング……ンンッ」
すっぽりと咥えられた朔の肉棒が、暖かい口内でジェロシアに吸われ舐めまわされる。
彼女にとってはフェラチオ、男のモノを咥えこむなど初めての体験である。
しかし、彼女のもつ生来の魔性が、春を売る女たち顔負けの性技で朔のイチモツを責めあげる。
今にもイってしまいそうな恍惚の表情で朔の顔を上目遣いにみつつ、
ジェロシアはヌッポリと濡れ光る朔の肉棒を口をすぼめチュパッチュパといやらしい音を立てつつ吸い上げていく。
萎えきっていた朔の男根がドンドンと大きく、そして硬くなっていく。
「……ンンゥ……ンンン……ンググ……」
ジェロシアは口の中で朔の肉棒が変化していくことが嬉しいのか、いやらしげな笑みまで浮かべ行為に没頭している。


おのれのムスコとは違い、何の表情の変化もみせないままであった朔。
そんな絶望の底にある彼に一つだけ芽生えつつある感情があった……それは今まで抑圧してきたもの。
彼の心の中で生じつつあるのは原始的な欲望、何百回と妄想の中で犯していた女が今、眼の前にいる。
 
朔にはもう守るべき人も守るべき倫理も何もない。復讐という最後に残った想いもジェロシアの正体を知ったとき打ち砕かれた。
何も迷うことはない、躊躇うことなどない、もう何もかもムチャクチャになってしまえば、いや、してしまえばいい……

24:名無しさん@ピンキー
07/11/04 06:37:17 U364iRzj
朔の瞳に生気が宿る。昏い欲望をたぎらせたそれは、必死で自分のムスコに奉仕するジェロシアを捉えた。
彼の両手が彼女の黒く美しい髪をひっつかんだかと思うと、必死で咥えこんでいたおのれのムスコからひきはがす。
「えっ」
涎をいやらしく口の端から垂らしつつ驚いた顔のジェロシア。
間髪をいれず朔は彼女の巨大な乳房を両手で鷲掴みにすると思い切りひねりあげた。
グニュゥゥゥゥッと柔らかな乳房がいやらしく形を変える。
「い、痛いよ、さ、朔っ」
突然の痛みに身をくねらせながら、朔の強く握りこんだ手をひきはがそうとする。
ジェロシアは魔剣デモノスからの魔力の供給がないため、今はただの成人女性と同じ力しかない。
いくら抵抗しようと、朔が自分から止めなければどうしようもない。
「い、いひぃぃぃっ」
朔はなおも力強く揉みしだく。想像よりも柔らかく、弾力性に富んだ極乳の感触を愉しんでいた。
ジェロシアの苦痛に歪み、怯えた表情が朔の心を支配しつつある嗜虐心を満たしていく。
「や、やめっ、お願い、グヒィィィッ」
手におさまりきらぬ、ジェロシアのバスト110cm以上、Lカップはある、あまりにも大きくいやらしい胸が朔の手で蹂躙されていく。
縦横無尽に卑猥に形を歪み、強くこねくりまわすことでできた手形の跡が重なりあい乳房は真っ赤だ。
相手の痛みを考えぬ、欲望そのままの朔の乳房の責めがつづく。
「どうしたんだジェロシア、痛がっているのはフリじゃないのか。こんなに乳首が勃ちはじめてるぜ」
そういって、ムクムクと勃起しつつある桃色の乳首を指で挟む朔。
「ギヒィィィッ」
ジェロシアの悲鳴、朔はうすら笑いを浮かべる。
姉であると心の中では認識しつつ、姉を犯す悦びに震えつつも、朔は彼女を姉さんとは呼ばない。
ジェロシアをその言葉で呼んだときに何かが壊れてしまう気がしたのだ。

25:名無しさん@ピンキー
07/11/04 06:51:16 U364iRzj
「も、もうやめっ……」
涙目のジェロシアを無視しつつ、グニュリと乳房を窪ませるように押しつぶしながら朔は乳首に吸いついた。
「ハ、ハァァァァンッ」
母乳を求める赤子のように吸いつづける朔、ジェロシアは痛みから一転、こそばゆい快感に身をよがらせる。
「あ、ああっ……」
息を荒げながら感じるジェロシア。朔はその間もずっと彼女の胸を揉みしだいていたが、その動きはさっきまでとは違い優しい。
「朔、も、もっと、もっとぉっ」
さっきの恐怖も痛みも忘れてか、嬌声をあげつつ、ジェロシアは朔の愛撫を味わう。
それだけでは我慢できなくなったか、お尻まるだしのTバックのような巻き布の中に指をいれ、濡れそぼった秘部をクチュクチュと弄くりはじめた。


その時だった、ただ乳首を吸うだけであった朔が歯で強くジェロシアの乳首を噛んだのだ。
「アギィィッ」
ちぎりとられたかと思うほどの強烈な痛みが彼女を襲う。
もちろん、噛まれた左乳首はついたままであったが、血がにじみ出てきていた。
「な、なんでっ、朔、どうしちゃったのよぉ」
怯えた顔で朔をみるジェロシア。朔は幽鬼のような顔つきで何もいわずに彼女の股間へと手をのばす。
濡れた茂みをかきわけると、そこには淫らな水が溢れグチュグチュに濡れた膣があった。
中指が何の抵抗もなくニュルリと入る。
「こ、答えなさ……ヒャッ……ンン……」
指で膣内をかきまわされ。腰をひいたように状態で固まるジェロシア。
人差し指を加え、二本の指で激しく暖かい肉襞のなかを、小さくコリコリとしたクリトリスを弄くる。
「ウヒィィッ、ああ、イイよっ、も、もう何でもいいっ、お願い朔のをちょうだい、ココに、ココにブチこんでぇぇっ」
ジェロシアが耐え切れず叫び、いやらしい肉体を悶えさせる。
それが彼女を救った。もう少し遅ければ暴走した朔は彼女のクリトリスを揉み潰していた。
しかし、その言葉が朔のムスコをいきり立たせ、その非情の行為は未遂に終わった。

指を膣内からとりだし、彼女の股間を隠す布を剥ぎ取ると、彼女を乱暴に押し倒す。
「ああっ、朔、はやくぅっ」
鼻にかかったおねだりするような声色で朔を誘うジェロシア。
朔は彼女のムッチリとした太股を跨ぎ、細い腰に手をやると、狙いを違えず一気に勃起した男根を彼女の肉壷へと突き入れた。

26:名無しさん@ピンキー
07/11/04 07:03:30 U364iRzj
膣内を壊してしまわんとするような乱暴なセックス。
子宮口に硬い肉棒をゴツゴツと叩きつけられている。
「ハァァァッ……朔のオチンチンが暴れてる、わ、わたしの中でズン……ズンって……ンヒィィッ」
抑えのない魔性の乳房は朔の突き入れる動きに呼応し、
違う生き物であるかのようにフニュフニュと小刻みに、時にブルンブルンッと激しく揺れ動く。
朔は彼女であった静奈とのセックスとは比べ物にならぬ、性の快楽に酔っていた。
少女ではない成人した女、それも姉の妄想をはるかに越えた極上の肉体が朔を絶頂の高みへと昇らせていく。
そして……朔のひたすら暴走しつづける思考は無為な結論に達していた。


『姉を殺して自分も死ぬ』


朔はもう何もかもを終わりにしたかった。
姉を殺し、姉を凶行に走らせた自分が死ぬことが、殺された者たちにできる唯一の贖罪だと思った……
「ハァァアッ、イヒィッ、もうスゴイよ、アアッ、イイッ、朔、朔ぅぅっ」
朔の両手が眼をつぶって快感に浸りきっているジェロシアの首を……締め上げる。
「グゥゥッ……ンァァ……」
か細い、声にならぬ悲鳴を上げるジェロシア。
眼を見開き、顔を真っ赤にしながらなんとか両手を振りほどこうと腕に力を入れるがどうにもならない。
これまでかとジェロシアが諦めかけた瞬間、
意図せず、彼女の膣がギュゥゥゥと絞り上げるかのように強く朔の肉棒を締めつけた。
すでにイク直前であった朔は膣の強烈な締まりに耐え切れず、ドクドクと欲望の白濁液をジェロシアの中に流し込んだ……



射精が朔を冷静にする……自分が何をやっているのか、その救いのなさ、罪深さに驚く。
グイグイとジェロシアの首を締めていた両手を離すと、自分の頭に手をやり、信じられないといった表情で首をふる。
「ゴホッ、ゴホッ……ハァハァッ……ゴホゴホッ……」
意識を失う直前に解放されたジェロシアは何度も激しく咳き込む…………

27:名無しさん@ピンキー
07/11/04 07:22:17 U364iRzj


数分後、なんとか話せるまでに回復したジェロシアが口を開く。
「そんなにさ……私のことが嫌いなの」
今にも悲しくて泣きそうな表情でジェロシアは朔をみつめる。
「……た、たとえ、おまえが姉さんだとしても、み、みんなを殺したことにはかわりがないんだ」
彼女の問いには答えず、動揺を隠そうともしないで朔はいう。
「そうよ、けどあいつらが邪魔をするから悪いのよ。全部、朔のためなんだから……」
悪びれもせずジェロシアは当然だというように答える。
「つ、罪は償わなくちゃならない。だから……俺は、姉さん……いやジェロシア、おまえを殺さなくちゃいけないんだ」
朔は自分に言い聞かせるように、さっきの行為を激しく後悔しながらもそう言い放つ。
「二回も殺せなかったくせに……ねぇ、もう誰にも遠慮しなくていいんだよ、
 邪魔するヤツは全員消し飛ばせるくらいの力を私たちは持ってるんだから。朔、もっと正直になりなよ」


実際の二人の距離は数メートル、しかし、彼らの心にはもっと広くて深い溝があった。
ジェロシアは朔を再び抱きしめようと腕を広げて近寄ろうとする。
ドンッ……朔は何も言わずに衝動的に彼女を突き飛ばした。尻モチをつくジェロシア。
大きな乳房がその衝撃でブルルンッと激しく揺れ、
開いた股の間からは、先ほど朔の肉棒を咥えこんでいた、精液と淫水で濡れた会陰がみえる。
驚きの表情のままジェロシアはその無様でいやらしい格好のまま固まっている。
「もう一度聞くわ……朔、あんた私のこと好きなの、それとも……嫌いなの」
「………………」
朔は答えられなかった。この状況ではどう答えてもそれは真実ではないように思えたのだ。



「……そっか、あんたってさ卑怯者だよね。憎いなら殺しなよ、愛してるなら抱きしめてよっ」
ジェロシアは泣きながらも激昂し、叫ぶ。
「………………」、
朔は選べない。ただ眼を伏せ何かを我慢するかのように震えている。その何かが朔自身にもわからない。
「そう……いいわ、ちょっと性急すぎたかしら。そうよね、朔にしてみりゃいきなりだもんね。
 デモノスの魔力ももどってきたみたいだし……仕切りなおしにしましょ。
 今度会ったときにはどちらでもいいから、あんたの答え聞かせてね……」
ジェロシアは地面に捨て置かれていたデモノスを手にとった。みるみるうちに全身の擦り傷が癒えていく。
「ホント、いつだって優柔不断なんだから……あーあ、悔しいなぁ、朔との最初のセックスがこんなのなんて……
 もっと、切なくて、愛しくて溶けちゃいそうなのを想像してたのに……朔のバカ、最低だよ……
 けど、けどね朔、やっぱりあんたを一番愛しているのは私だよ…………それだけは忘れないで」
名残惜しそうに朔の顔をみつめたあと、デモノスの魔力を解放した。
赤いオーラが彼女を包んだかと思うとフワリと宙に浮く、そしてとてつもないスピードで空の彼方へと消え去っていった。


荒野となった地で、残された朔はただ茫然と立ち尽くし、空へ溶け消えていく彼女を見送った。

                                                                         了

28:初代スレ558
07/11/04 07:30:49 U364iRzj
これで、一応終わりです……が完結はしていないので、続きはまた書きたいと思います。
ヤンデレは……やっぱり難しいというかラヴに持っていきにくいですね。

29:名無しさん@ピンキー
07/11/04 10:19:36 YA2EgQqI
激しくGJ!

30:名無しさん@ピンキー
07/11/04 11:07:42 deknasBo
>>28
超ぉぉぉぉぉぉぉぉグッッッッッッジョブであぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁる!!
続きも全裸でwktkさせてもらいます。何時までも!!

31:名無しさん@ピンキー
07/11/04 11:39:39 w5hF+qpm
GJGJGJッ!!
つーかこのまま続き書かないなんて犯罪行為ですよ。

32:名無しさん@ピンキー
07/11/04 14:46:43 SPwdTJK9
GJ!!!
ジェロシアの病みっぷりと、朔の普通さの対比が面白かったです。
ちゃんと朔にしおらしいけど、歪んでて怖いよ悪の姉!
ラブありでも、なしでも、続き楽しみに待ってます。

33:名無しさん@ピンキー
07/11/04 21:04:04 w5hF+qpm
姉萌えと悪女萌えが一度に味わえるなんて・・・
生きてて良かったっす。

34:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:23:36 NZPbqxtN
>>12
>>16
ドラゴノーツ第五話ネタでちょっと書いてみた。


トアを追って月まで来た俺とギオはちょっとした諍いで別れてしまった。
彼女の声を聞いたのは間違いない。だが、見つけることはできなかったからだ。
ひとりで小雨の中、ある橋を渡っていた時。
俺はいきなりジルアード軍の奴らに囚われ、
殺風景な倉庫のような部屋に押し込められたのだった。

「ふぅん…もっとやさぐれてると思っていたが、結構可愛いじゃないか。カミシナ・ジン」
そう言いながら、椅子に縛り付けられた俺を舐め回すように見る女。
ガーネット・マクレーンと名乗ったそのジルアードの女軍人は煽情的過ぎる姿をしていた。
豊かな乳房に括れた腰、健康的な褐色の肌。
睨みつけようとしたがどうにもその容姿に見惚れてしまう。
それに気付いたのかガーネットはより一層俺に身体を近寄せてくる。
「軍服ってのはね、エロ格好よくなくっちゃいけないのだよ。
 男はその点堅苦しくていけないね」
そういう彼女のそれはエロ格好いいどころではなく、
胸元を大きく開けた軍服のジャケットは、トアの倍程もありそうな胸のほとんどを曝け出し、
燕尾服のような後ろの裾が申し訳程度に剥き出しのお尻を隠しているだけ。
膝上までのロングブーツに股上ギリギリのストッキングめいたものを身につけ、
超ハイレグの紐ショーツを見せ付けている。
しかし軍人らしい凛とした雰囲気と鍛えぬかれた健康的な色気が、
不思議と下品さを感じさせなかった。

35:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:24:17 NZPbqxtN
さて、そろそろ尋問といこうかね」
そう言って軽く笑った彼女は椅子の前に片膝をついて、
徐に俺のズボンのチャックを下げる。
「おいっ! 何するんだよっ! 聞かれた事には全部答えただろっ!!」
この女の色気にあてられて堅くなっていたペニスを彼女は繊細な指使いで引き出してゆく。
「それなら、聞きたい答えも言わず、反抗的な態度への罰、とでもしようか」
そう笑う彼女はとても軍人とは思えないほどに妖艶だった。
どうしてバストが零れないのか不思議だったが、
それは勃起した乳首が胸元の生地の縁取りに引っ掛かっているからだというのが、
理解できるくらいに身体を寄せてくる。
「ふふっ、いいねえ。この匂いに熱さ堅さ。どうやら私は当たりを引いたようだね」
彼女の手で勃起させられていた俺のペニスに頬擦りをして嬉しそうに笑うガーネット。
でもその瞳は肉欲に蕩けるどころかますます冷徹さを深めてゆく。
「…っ…それにお前、童貞だな。初めてが私の口とはツイてるぞ」
零れる先走りを舐め取り、極上の獲物を見つけたかのように口許を歪める。
「そっ、そんなのお前に関係ないだろっ!」
「関係あるさ。他の女じゃ、フェラチオどころかファックされたって、
 もう二度と満足できない身体にしてやるんだからな」
「な、何を!?」
胸元を緩めて大きな乳房を出し、その谷間に俺のペニスを挟んで続ける彼女。
「言った通りさ。私の口は男を尋問するためにある、それだけのことさ。
 お前は簡単に壊れそうにないから、うんと楽しませてもらうぞ…んっ」
そう答えると艶やかな唇が一気に俺のペニスを頬張ってくる。
「くっ、これじゃ…尋問じゃなくて、拷問、だ、ろ」
俺が言い返せたのもそこまでだった。
喉の奥まで咥え込んでいたそれを少し戻して、舌と唇でペニスが嫐られる。
的確に男の弱点を突く、射精させるためだけの淫技。
「うあっ、もう出るっ、」
たちまち射精してしまうそれを飲み下してゆくガーネット。
一息ついた俺に、一瞬だけ切れ長の目尻を緩めると、
彼女はペニスを咥えたまま今度は激しく頭を振るのだった。
「んっ、くっ、またっ…また出ちまうっ!」
二度、三度と強引に射精させられてしまう。
その度に冷徹な瞳で俺を見つめてくる彼女に、
いつしか時間も体力の限界も忘れてゆくのだった。

36:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:25:53 NZPbqxtN
「濃くて美味かったぞ。お前の精液は。量もたっぷりだしな」
文字通り拷問のようなフェラチオに汗だくになった俺とは対照的に、
息ひとつ切れていないガーネット。
「さて、前座はここまでだ」
「え? まだ何かしようってのかよ!?」
さも当たり前のようにストッキングを下げて、
愛液で濡れそぼった紐ショーツを見せ付けてくる。
濡れて秘部に張り付いた股布はほんの僅かの面積で、
少しずらすだけで淫唇が見えてしまう。
「これからお前の筆下ろしだよ」
「もう十分だろっ、こんなこともう止めろよっ!」
「あれだけ搾られてまだそんな口が利けるとはな…
 気に入ったぞ小僧。ますますもってお前の童貞を切りたくなった」
虚を突かれたのかやや鼻白んだガーネットだが、
破顔一笑して腰を俺のペニスに寄せてくる。
 その意外にも女性らしい優しさの笑顔に一瞬だけ見惚れてしまうが、
このままでは本気で廃人にされかねない。
「ふふっ、暴れたところでどうにもならないぞ?」
 勃起したペニスの先端が彼女の濡れた淫唇に触れるか触れないかの瞬間だった。
『少佐、G10の接近を確認しました。至急コントロールルームにお出で下さい』
分厚い扉の脇に取り付けられたスピーカからガーネットを呼ぶ声がそれを邪魔をした。
「ちっ…これからお楽しみだってのに、気の利かないドラゴンだ。
 続きはあいつを捕まえた後だ。一緒に可愛がってやるよ」
そう言うと彼女は身嗜みを整えて部屋を出て行った。

この直後、幸いにして俺はギオに助け出され難を逃れることができた。
しかし後日また彼女には度々性的な尋問を受けるのだが、それは別の話だ。

37:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:31:18 NZPbqxtN
とりあえずここまで。
またガーネットとジン(主人公)が接触する話があったらネタにしてみたい。

38:名無しさん@ピンキー
07/11/05 12:15:24 cAEt48a2
なぜガーネットがヒロインじゃあないんだろう・・・

39:名無しさん@ピンキー
07/11/05 13:12:15 HTXfBK7u
GJGJGJGJGJ
>>19
>>34

GJなんだぜ


40:名無しさん@ピンキー
07/11/05 21:31:53 xCjPSPB4
>>34
GJ!悪の褐色爆乳お姉さんは大好きなんだぜ。

一回、こういうどう考えても脇役にしかなれない、
爆乳、褐色、お姉さんなどといった属性を持つ女性がメインヒロインのアニメや漫画読んでみたいな。
このスレはそういうのがヒロインっていうのがタマランぜ。

41:名無しさん@ピンキー
07/11/05 22:18:51 /pUWbnBs
ドラゴンは両性具有って伝承がどっかにあった気がする。
ガーネットがふたなりトアを襲って童貞切りとかはこのスレ的にはどうなのかな?

>>40
>爆乳、褐色、お姉さん

しかも悪。素晴らしい属性だなぁw

42:名無しさん@ピンキー
07/11/06 01:06:23 qnVCWvHW
とりあえず>>34のおかげで何年ぶりかにアニメを見る気になったw
冷静なエロ拷問ってたまらん。GJ!

>>40
十代やそこらの美少女なんかヒロインにされても困るよな、俺らはw

43:名無しさん@ピンキー
07/11/06 02:30:31 N2N2xDbA
ガーネットの声、ハルヒなのか……

44:名無しさん@ピンキー
07/11/06 03:12:11 2df9BJIp
美悪女が出てるってだけでも(*´Д`)ハアハアなのに
さらに褐色で爆乳なんて・・・
これはもう思う存分抜いてくれってことだよな。

45:名無しさん@ピンキー
07/11/07 05:55:05 MKAQut+S
シャナに出てくる、眼帯つけた天津飯みたいなヤツは?

46:名無しさん@ピンキー
07/11/07 06:17:44 OA7eBMuP
このスレの住人が好きそうな声優(俺も好き)

浅川悠
水谷優子
松井菜桜子
根谷美智子
久川綾
三石琴乃
井上喜久子
佐久間レイ

47:初代スレ558
07/11/07 08:38:07 yKBbnXOp
>>46
どれも大好きです。あと、それに加えて折笠愛、土井美加、小山茉美あたりもいいですね。

ある昔話の女体化悪の女SSを投下します。

48:名無しさん@ピンキー
07/11/07 08:43:07 yKBbnXOp
『異伝 カチ○チ山』


昔々、あるところ、年老いたおばあさんが住む裏山に、
耳と尻尾だけは獣のそれでしたが、そのほかは美しい人間の女の姿に化けたメス狸が棲みついていました。
名をマミといいました。ただ、彼女はとても性悪で、おばあさんが畑で働いていると、
「ババアッ、あんたみたいなオイボレはさっさとあの世に逝っちまいな」
「クサイんだよ加齢臭たっぷりの垂れ乳女、どっかいけ」などと罵詈雑言の数々、夜ともなれば、畑を荒らします。
おばあさんは我慢強い人でしたが、ついに限界に達し、罠を仕掛けてマミを捕まえました。
家に帰るとおばあさんはマミの細い足首を縄で縛り天井に逆さまに吊るし上げます。
マミが暴れまわるので着ているボロの着物から若さあふれる白い肌がチラチラとみえます。
そのうち、豊かな乳房や恥毛に隠れた会陰を露わになりましたが、恥ずかしいといった様子は少しもありません。、
ただただ、マミはおばあさんにむかって聞くに堪えない悪態をつき続けました。
おばあさんはほとほと呆れ果て、マミを懲らしめるべく、そのままにして畑仕事にでかけました。

マミはおばあさんがいなくなると彼女の息子で山や畑で使う道具を直していた男に話しかけました。
「あたいが悪かったよぉ。ねぇっ、お願い。縄をほどいておくれよ。もう、これからは悪さはしないから……ねぇ?」
艶っぽい声を出して身体をクネクネとさせつつ男にお願いをします。
「ダメだよ、そんなことすりゃおっかぁがコワいし……
 それにおまえさんはとんでもない性悪女だ。おまえさんとの約束なんて信じられるもんじゃねぇ」
つれない返事をする男、しかし男の視線が自分の豊満な肢体に釘付けになっていることにマミは気付きました。
「ふぅん、じゃあこういうのはどうだい?あたいを抱かせてあげるってのは。
 正体は狸だけどさ、そこいらの人間の女なんかよりイイ思いさせたげるよ」
そういうと、いやらしい表情でたっぷりと肉のつまった大きな乳房を自らの手で揉みしだきはじめます。
「ハァンッ……ねぇいいだろう。ここにあんたのイチモツをブチこんでおくれよぉ……」
そういうと余ったもう片方の手で、着物がめくれあがりむきだしの会陰を指で広げます。
男は最近女を抱いておらずとてもタマっていました。
ゴクッと喉を鳴らすと、男はマミの足首の縄をほどき自由にしました。
「ありがと、優しいのね。ウフフ、お礼にタップリとしてあげるよ、さぁ横になって」
男はいわれるがままにあおむけに寝転びます。
マミは感じやすい身体なのか淫らな液を太股をつたい床に滴らせつつ、男に跨りました。
「しっかし、とんだ甘ちゃんね。頼りないし、嫁ももらえないわけだわ」
「えっ」
邪悪な笑みを浮かべるマミ、その手には男が研いでいたナタ。
「じゃあね、お馬鹿さん。おっかぁのいうことはよく聞かないとね」
「やめっ」
振り下ろされたナタは男の脳天を割りました。
マミは脳漿が飛び散るのを愉悦に満ちた表情で眺めると、興奮してしまったのか男の褌を乱暴にはぎとりました。
そしてビンビンに勃起した男根があらわになると、涎を垂らしつつすかさず自らの会陰に挿れました。
「ファァン……アハハ、アハハハ嘘ではなかったろ。あたいの膣はギュウギュウ締め付けて気持ちいいだろぉ、ンン……アッ」
ピクピクと痙攣しつづける男をよそに、自分だけがイって満足すると裏山へと逃げ帰りました。

49:名無しさん@ピンキー
07/11/07 08:53:04 yKBbnXOp
夕方になり畑仕事から帰ってきたおばあさんは、脳天をカチ割られて死んでいる息子をみて驚きました。
あまりの衝撃に大粒の涙を流しながら、嘆き悲しんでいると心優しい美丈夫がやってきました。
美丈夫は兎が人間に化けていました。なので狸と同様、耳と尻尾は獣のままです。名はヤトといいました。
「おばあさん、何をそんなに悲しんでいるのですか」
「マミのメス狸が、息子を殺して、逃げてしまったんだよ」
「ああ、あの有名な性悪のメス狸ですか。それはそれはおばあさん、かわいそうに……」
そういって本当に悲しそうな顔をします。
おばあさんはヤトをみると、どこのどなたかは存じませぬが、どうか息子の仇をとってくれと手を合わせて頼みました。
ヤトは少し迷ったあと、いいでしょうと承諾しました。
「おお、おおっ、お願いします、お願いします、ああ、ありがたや。ありがたや……」とおばあさんは泣きながらお礼をいいました。


兎のヤトはおばあさんと相談し、狸のマミを屠る方法をいくつか考えました


ヤトはまずマミを柴刈りに誘いました。
いつものマミなら断るところですが、マミは面食いでした。
ヤトのあまりの色男ぶりにホイホイとついてきたのです。

柴刈りの帰り道、どちらも柴を背負っています。
いつものマミなら背負うのは男の仕事などといって、これっぽっちも背負いませんが今日は別でした。
いいところをみせないと、と張り切っていたのです。
ヤトはコッソリ火打ち石でカチカチと、前を歩くマミの柴に火を付けました。
「ねぇっ、ヤト。今のカチカチっていう音はなんなの」
「今日柴を刈った山はカチカチというのさ。なんか、歩いているとカチカチって音がするからつけられたそうだよ」
「ふーん、まあいいわ。ねぇ、今日の夜はあたいの家に泊まりにきなよ。鍋でもごちそうしちゃうから」
積極的に誘いをかけるマミでしたが、ヤトはのらりくらりとかわします。
しばらくすると、マミの背負った柴がボウボウと燃えはじめました。
「ねぇッヤト、今度はボウボウって音がするんだけどなんなのかな」
「ハハ、ここはボウボウって山なのさ、ボウボウ鳥ってのがいてボウボウって鳴くらしいよ」
「へぇ、そうなんだ、ヤトって物知りなのねぇ」
そう言っているうちに、どんどんとマミの背中の柴は大きく燃え出しました。
「ヤト、なんだか暑くない……えッ、い、いやぁっ、燃えてる、あたいの背中がぁぁっ」
背負子を捨ててのたうちまわるマミ。
「ヒィィィッ、消して、ヤトお願いどうにかしてぇっ」
マミは悲鳴をあげつつヤトに助けを求めます、それを冷ややかな目でみつつもヤトは一応助けるフリをしました。
数分後なんとか消し止めたものの、マミの背中のほとんどが焼け爛れてしまいました。

50:名無しさん@ピンキー
07/11/07 08:56:45 yKBbnXOp
翌日、ヤトは唐辛子をたっぷりと練り込んだ塗り薬をこしらえると、
冷ややかな笑みを浮かべつつ、おばあさんの家の裏山にある洞穴を改造してつくったマミの家に持って行きました。
「マミ、調子はどうだい。家から火傷の薬を持ってきたよ」
「ありがとっ、ヤト。昨日から背中が痛くて痛くてたまらないのよ。さぁ早く早く、塗ってちょうだい」
マミはうつぶせになると、透き通るような白い肌がみるも無残に赤黒くなった背中をヤトに晒し、
特製の塗り薬を塗ってもらいました。
「ひぎゃっ、イタイイタイイタイッ、何これ、ヒリヒリなんてもんじゃない、すっごく痛いよっ」
マミはエビのようにそりかえりました。押しつぶされていた豊満な乳房がその勢いでブルルンと揺れます。
「我慢するんだね、僕を信じなよ。痕が残らず綺麗になるから、ね?」
優しくいうヤト。それは事実でもありました。ちゃんと火傷によく効く薬も練りこんであったのです。
心はどんなに醜くともせめて、美しい身体で逝って欲しい、それがヤトの願いでした。



一ヶ月以上もかかりましたが、マミの背中が完治しました。火傷で爛れたことなど嘘のように綺麗です。
マミは心の底からヤトに感謝しました。抱かれてもいい、いや抱いて欲しいと願うようになりました。
ヤトはしばらくぶりに訪ねてくるとマミを釣りに誘いました。
「マミ、小さいけど舟をつくったんだ、湖に釣りに行かないかい」
「うん、いいよ。あたい……ヤトがいくところならどこでもいくわ」
二人で手をつないで湖に行くと、二艘の舟がありました。
「マミを驚かそうと思ってね、先週からずっと作っていたんだ。
 君の耳と尻尾の色にあわせて茶色い舟と、僕の白い耳と尻尾にあわせた白い舟だよ」
一艘で湖にでて、あわよくば舟の中で……と考えていたマミは二艘と聞いてとても残念に思いました。
けれど、精魂を込めて作ったと聞いては駄々をこねるわけにはいきません。
性悪で人の命なんて何とも思わない、けれど惚れた男には弱い、マミはそんな女でした。
ヤトは木でつくった白い舟に乗り込みました。
マミはヤトにうながされて、茶色い舟に乗り込みます。それは泥でつくった舟でした……

51:名無しさん@ピンキー
07/11/07 09:02:10 yKBbnXOp
二艘の船は、どんどんと湖の中央へと進んでいきます。
二人で語らいながらの遊覧はマミにとってとても楽しいものでした。
「どうだいマミ、僕の自信作の乗り心地は」
「うん、最高。ヤトって器用なのね。こんな舟までつくれるなんて」
そういったマミをヤトはとても哀しい眼でみました。
次の瞬間、マミが乗っていた舟に限界がきました、だんだんと泥が水に溶けてきたのです。


「えっ、ヤダッ、これなに、なんなの。ヤト、助けてっ、舟が溶けてくの」
顔面蒼白のマミ、ヤトにむかってのばした手はむなしく空を切ります。
「えっ」
てっきり、手をつかんでくれると思ったマミは手を握るどころか舟ごと自分から離れていくヤトに驚きを隠せません。
「マミ……おばあさんの息子を殺した報いは受けなくちゃいけないよ……」
ヤトは感情を押し殺したような冷たい声でマミにいいました。
「そんな……嘘。じゃあ、今まで私を誘ってくれたのも……」
どんどん泥が溶け、すでに膝まで水の中のマミは泣きそうな顔でヤトに聞きます。
「そうだ。おばあさんに仇をとってくれと頼まれてね……」
「ヤダ、そんなヤダ……そんなの……ねぇ、ヤト、嘘だといってよ、お願いっ、お願いよぉっ」
マミの悲痛な叫び。彼女の心中に去来したのは後悔でもおばあさんやヤトへの憎しみでもありませんでした。
自分に好意をもってくれていると思っていたヤトが最初から、自分を殺そうとして近づいてきたこと。
初めてもった他人への好意が裏切られたことへの絶望でした。
ヤトはマミの問いに何も答えません。ただ何かを我慢するかのように視線を下にむけています。
「ああっ……」
マミは泳げません。それでも必死にもがけばなんとかなるかもしれない。
けれど沈みゆく泥舟のなかで、マミは生きる気力を失いました。
おばあさんや自分が殺したおばあさんの息子の顔が走馬灯のように脳裏に浮かびます。
けれど今でも自分は悪くない、あいつらが自分のちょっとしたイタズラを咎めるからだと反省はしていません。
生来の性悪は死ぬ間際になっても治るわけではないのです。しかし、ヤトへの想いもまた本物でした。

もう泥舟はほとんどが溶け、マミも胸まで沈みました。このまま湖の底へと自分は沈んでいくのだ……
早く楽になりたい、けれど死んでも私は人を殺したから地獄行きだと思うと悲しくなりました。

自分を裏切った、好きだった男の顔をみてから死のうとマミは顔をあげました。
そこには今まさに白い舟から湖に飛び込もうとするヤトの姿がありました。
「っ……」声になりません。
頭の先まで沈みこみ、あとは水底へ落ちていくだけになったとき、マミの身体をつかむ手がありました。ヤトの手でした。
ザバッと二人して水面から顔を出します。ヤトはマミを肩に背負いながら白い舟にもどろうとします。
「な、なにすんのよ。あたいを殺すんでしょ、そのために近づいたんでしょ、今さらなによっ」
そういって水面をたたいて水飛沫をあげつつ、身体をジタバタと動かします。
着物を着て、人間を一人抱えて泳ぐだけでも大変なのに、こう動かれてはタマりません。
けれど、ヤトはマミを掴んだ手を離そうとはしません。
「君の言い分はあとで聞いてやる。いや、聞いてやるためにも今は静かにしろ」
一喝。その剣幕におされてマミはシュンと小さくなりました。


52:名無しさん@ピンキー
07/11/07 09:16:50 yKBbnXOp
なんとか、白い舟までたどり着けた二人は、ビショビショになったままその船上へと這い上がりました。
「ハァハァハァッ」「ハァッハァ……」二人とも息を整えるので精一杯です。
互いに相手を睨みつけながら呼吸の音だけが静かな水面に響き渡りました。

「どういうことよっ、何で助けたの。ああ、そう、そうね。まだ苦しませ足りないってことかしら」
マミがきつい口調でヤトに問いかけます。
「何でそういう考えしかできないんだ……ああ、けど僕も何で助けたのかわからない。
 人を殺して何とも思わないようなヤツなんて死んでも清々するはずなのにな」
ヤトも自分がなぜ、ここまできてマミを助けようと思ったのかわからないみたいでした。
その言葉に敏感に反応したのがマミでした。
今までこらえていた涙がとめどもなく溢れてきます。悔しくて、情けなくてたまらないのでした。
「もうヤダ、最悪だよ、こんなの……」
ヤトはいたたまれなくなって視線をはずすと、そこには着物が濡れて透けてみえるマミの豊かな乳房がありました。
よくみれば胸元もはだけていて、深い谷間が白く艶かしい肌とともに露わになっています。
なおも、眼のやり場に困って下をむくと着物がめくれあがり茶色い毛に覆われたむきだしの秘部が眼に飛び込んできました。
恥毛が水に濡れ、太陽光が反射し光っていて、すごくいやらしいとヤトは思いました。
その時でした。ヤトは気付いてしまったのです。マミのことが自分は好きなのだと。
ふしだらで妖艶な肉体に魅かれてしまったことは疑いようもない事実でしたが、
それ以上に彼女の直情的ともいえる感情の動きが、冷静で斜に構えた見方しかできない自分にとって魅力的なのだとわかりました。


もう一度、マミの泣きじゃくる顔に眼をやり、
そして心の中でうなづいたあと……彼女の肩に手をやり、自分の薄い口唇を……彼女の扇情的な厚い口唇にくっつけました。
「ンン……」
驚くマミ、抗おうとしますが兎とはいえやはりヤトは男、抜け出せません。そのうちに、ヤトの舌が口内に入ってきました。
一瞬、噛み千切ってやろうかとマミは思いましたが、とても気持ちよかったので自分も舌を絡ませることにしました。
とても長い接吻のあと、二人は見つめあいました。
「な、何よ。やめてよ……私にもう少しでも期待させないでよ。さぁ、殺すんならさっさと殺しなさいよ」
マミが不安そうな、けれど何かを期待するような口調でいいました。
「……信じてくれるかわからないけど、今度は嘘じゃない。
 おばあさんの息子を殺したことは許せないし、許すつもりもない、
 けどおばあさんには悪いけど息子の仇はとれないみたいだ。マミ……僕は君のことが好きだ」
正直な気持ちをヤトは彼女に話しました。マミの止まりそうだった涙がふたたび流れました。
「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい……あたいもヤトのことが好き、大好きだよぉ……」
マミは自分でもよくわかりませんでしたが、とにかく、何かに三回謝ったあとヤトへの気持ちを彼女も正直にはきだしました。

53:名無しさん@ピンキー
07/11/07 09:21:32 yKBbnXOp
ここまでくれば男と女がやることは一つです。
雲ひとつないお天道様の下、湖のなかで二人はひっしと抱き合い、愛にあふれた睦み合いがはじまりました。
マミは生来の淫乱さを発揮し、すごい性技でヤトを悦ばせることにしました。
湖に入り冷たく縮こまったヤトの男根を暖かい口に咥えるとヌプヌプ、チュパチュパと嘗め回したり吸い込んだりします。
男根が大きくなってくると、今度は着物がピッタリと張り付き乳首が浮き上がってとてもいやらしい、
大きな乳房の谷間にもっていきます。そこで柔らかい乳房で挟み込み上下にシゴキはじめます。
「どう、あたいのオッパイは気持ちいいでしょ」
「ああ、すごい……な」
ヤトは変化ができるまで長く生きてきましたが、胸でおのれのイチモツをシゴかれるのは初めての経験です。
膣とはまた違った気持ちよさに思わず声が出てしまいます。
しかも、ヤトの男根が最高に大きくなった時は谷間からひょっこり飛び出した亀頭をマミの舌と口で責められるのです。
これはとても耐えられません。けれど、イクのは我慢しました。
やっぱり、最初にイクのはマミの膣内でと考えていたからです。
今度はヤトがマミを責めます。ただ、マミはとても感じやすい身体だったので早く終りました。
口で接吻を、左手で乳房を優しく揉みしだきつつ、膣内を右手の指で弄くるともう溢れんばかりに蜜壷が濡れたのです。


「いくよ」
「うん……」
短い会話のあと、ヤトは女の蜜の滴る壷へとおのれの肉棒を突きいれました。
「ンァ……」
「ンン……ハァァ……」
すごい締め付けが、ヤトの男根を襲います。ニュルニュルとした暖かい膣内はすごく気持ちいいものでした。
マミもヤトの大きな男根に満足そうに嬌声をあげています。どちらとも前戯も十分でしたのですぐに限界がきました。
「ウウッ……」
「アアッ……イクッ……イヒィィィィィィッ……」
二人は同時にイきました。もちろん、たったの一回で満足できるわけはありません。


あわや転覆かと思うほど白い舟をグラグラと揺らしつつ、二人は日が暮れるまで愛し合いました……

54:名無しさん@ピンキー
07/11/07 09:26:15 yKBbnXOp
ヤトはおばあさんに会いに行き、メス狸のマミは泥舟とともに湖に沈んだといいました。
おばあさんはたいそう喜び、ありがたやありがたやとまるで仏様を拝むようにヤトに感謝しました。
ヤトは嘘をついたので複雑な気持ちでしたが、おばあさんがそう思ってくれれば、
誰もが幸せになれるのだから良い事をしたのだと自分に言い聞かせました。


村境にある森の中でヤトを待っていたマミはとても不機嫌でした。
ヤトはそんなマミを叱り、少しは反省しなさいとたしなめましたがマミは不満そうな顔のままです。
生来の気性は善であれ悪であれなかなか変えられません。
なんでこんな人の痛みもわからぬ女にと溜息をつきましたが、そこは惚れた男の弱みです。
ヤトは今はまだ仕方がない、これから少しずつ……と心に誓いつつ、マミを連れ立って何処かへと去って行きました……


                                                                       おしまい

55:初代スレ558
07/11/07 09:28:52 yKBbnXOp
以上です。最初は屠るスレ用に書いてたはずなのに……いつのまにやらこんな感じに。
昔話の改変著しいSSですが、よければ感想お願いします。

56:名無しさん@ピンキー
07/11/07 10:09:36 wTWy8Vqc
読ませていただきました。乙!

57:名無しさん@ピンキー
07/11/07 10:51:16 tSYaj7Y6
GJ!!
558さんの悪の女、ホントに怖いよ!エロイよ!!
序盤の脳天かちわりと元ネタから、陰惨なことになるかと思ってドキドキしたから、
最後ホッとしたぜ

58:名無しさん@ピンキー
07/11/07 11:10:37 OA7eBMuP
GJ!!

今、これ読んで思ったんだけど「カチカチ山」って不自然だよな
動物は空腹を感じない限り、他の生物を殺しはしないし、人間の
ために敵討ちの代理なんて無駄なこともしない。
ましてや人を殺したことに罪悪感を感じないし、地獄に落ちるとも
考えない。
仏教の考え方が根底にあるんだと思うけど、その仏教の根底に
あるのが人間を階級的に上位にしている思想だよな。
同じく人間神を信仰してるキリスト教もそうだな。

59:名無しさん@ピンキー
07/11/07 11:32:20 YF5JwnT4
ですます調なのにエロい…。
悪狸かわいいよ悪狸
つか、ヤトをビジュアル的に想像するとちょっとアレだなw

60:名無しさん@ピンキー
07/11/07 15:48:34 OA7eBMuP
やとって夜刀之神(ヤトノカミ)から来てるのかしら

61:名無しさん@ピンキー
07/11/07 17:35:37 x3JBLWCq
必殺技はイケメンビーム

62:名無しさん@ピンキー
07/11/07 21:14:47 RVfiHsRB
ぐ、GJです!狸さんが憎めないキャラで凄く萌えました…ハアハア
昔話ネタも良いですね(*´Д`)

63:名無しさん@ピンキー
07/11/07 21:57:46 U57V2Mrm
>>59
イケメンバニーボーイだもんなwww

64:初代スレ558
07/11/08 01:10:53 C/bzjBV8
感想ありがとうございました。やっぱり、一番の励みになります。
イケメンバニーは確かにビジュアルとしてアレなので考えましたw。
最初はウサギも女にしようとも思いましたが、
それだと陰惨な結末になっていたと思うので、結果的に男にしたのがこのスレ的によかったかなと。

>>60
夜刀之神(ヤトノカミ)は関係ないです。それだと蛇になってしまいますし。
夜兎でヤトというちょっとDQNネームです。ちなみにマミは地域によってタヌキをマミと呼ぶので、そこからです。


65:名無しさん@ピンキー
07/11/08 02:40:01 SQ49FcDR
関係ないが太宰治の「お伽草子」のカチカチ山に出てくる兎はスピードワゴンもびっくりの吐き気のする悪。


しかもロリ悪女だ。

66:名無しさん@ピンキー
07/11/08 03:00:11 1IJytr/K
>>64
夜兎ってどっかのマンガの傭兵部族みたいな名前だね

67:名無しさん@ピンキー
07/11/08 11:50:02 T1XVvTFK
>>66
裏切りにあって一人を残して全滅するんですか?

68:名無しさん@ピンキー
07/11/08 16:24:16 XUVHO1ZH
>>66
ハンパじゃない一食あたりのコメ消費量で、万屋の家計を圧迫しているお方ですか。

69:名無しさん@ピンキー
07/11/09 00:29:02 DjXAWOwf
絵掲だけど、やっぱり屠るスレとは別に専用絵掲あったほうが
いいような気もせんでもない。
過疎になるかもしれんけど……

70:名無しさん@ピンキー
07/11/09 05:43:43 KIucwvLM
>>69
最終的に、誰が作成・管理という手間を引き受けてくれるかってことになるんだろうけど。
今の絵掲は屠るスレ住人が圧倒的であることは間違いない。というか絵師がそっち系の人たちばかりだし。
俺はどっちでもアリなので不満はないが、Hスレのみの住人にはキツイかもしれないね。

「やられ」に興味がなくて悪女が好きな絵師が頻繁に投下してくれるようになったら、また流れが違ってくるんだろうけど。

71:名無しさん@ピンキー
07/11/09 18:06:53 0yrqFP2U
絵板、普通の絵出てきても
その後のレスとか「どうHに持ち込むか」でなく
「どうやって屠るか」って話題になるからなー

72:名無しさん@ピンキー
07/11/09 18:12:42 9eSV/1Zb
エロパロっていうよりグロパロって言った方が正解だな

クリエーターが過激な表現が許されない一般ゲーム界
ではなく、過激な表現が許されるアダルトゲーム界にお
いて作品をあえて作ろうとするのと似ているな。

73:名無しさん@ピンキー
07/11/09 20:38:31 D9lM0lCg
利用があるのなら絵板を借りるぐらいは別にどうと言うこともない。
(屠る絵板と同じ所から借りても良いし)
が、
・利用者はあるのか
・「管理」の質がどの程度まで期待されているのか
という点は気になる。

それなりの住人が来るなら「お絵かき掲示板」でいいし、
そうでないならアップローダを借りたほうがいいかもね。
正直、利用者数の見込みがある程度ないことには借りるのも躊躇する。
閑散とした絵板はもの悲しいしね…。

74:名無しさん@ピンキー
07/11/09 21:27:04 wrkTJYDP
屠る方が絵にする場合はまとめやすいんだよね、1枚絵でもいけるし。
Hだと1枚や2枚の絵で収めるのがなかなか難しい。
文章の場合は逆にHのが書きやすい

75:名無しさん@ピンキー
07/11/10 09:01:46 gUmlIJmc
文章は屠るのもHなのも労力はあんまり変わらんと思う。
つまるところ悪の女の描写→会話もしくは戦闘→Hor屠るだし。最後の部分を変えるだけじゃね。
ああ、ヒーロー側の描写は最初からH用と屠る用で変えとかなきゃいけないか。

絵掲、よく投稿してくれる絵師が屠る系の人しかいないしね。
少なくとも、頻繁に投下してくれるHスレ系絵師が二人くらいいてから作成した方がいいかも。

76:名無しさん@ピンキー
07/11/10 12:56:14 YOC1U2zv
取り敢えず作ったほうがいいんじゃない?
職人さん待ってるだけで進展するわけないし

77:名無しさん@ピンキー
07/11/11 01:46:49 ShUK8UXd
>>71
オレが屠るを理解できないように、
屠るスレの人達も、悪女と愛し合うってのが理解できないんだろうなぁ。

萌えってのは難しい。

78:名無しさん@ピンキー
07/11/11 02:07:00 qier/xPB
>>77
ブルーと黒百合のように見事にネタ化されていればまた別なんだろうが

79:名無しさん@ピンキー
07/11/11 03:50:18 NuNvuzI0
まぁあんまりネタ化が進むとパロディ要素が強くなって
いざエッチシーンになっても、エロく感じなくなる・・・

やはりおかずにも使えるような設定なのがエロパロでは基本

80:名無しさん@ピンキー
07/11/11 23:56:28 4gynHzt4
ほのぼのなのもいいと思うけどな。
このスレは和み系もエロ系も楽しめて好きだ。


81:名無しさん@ピンキー
07/11/12 03:43:16 Sl+wkHDt
残忍で、狡猾で、好色で、高慢で、女王様で、鞭持って、ボンテージ着て、
悪の組織や国家の女幹部なお姉さんのエッチが見れれば、それでよし(・∀・)

82:名無しさん@ピンキー
07/11/13 07:18:07 qYRGAGSH
このゲーム製作チームのブログに
悪の女幹部企画というのがチラッと出ているが
未だに影も形もないなぁ
URLリンク(arkham.sblo.jp)


83:名無しさん@ピンキー
07/11/13 15:36:07 Qg3lZ69Y
>>34のフェラ尋問が非常にツボだったので描いてしまいました
URLリンク(akm.cx)

84:名無しさん@ピンキー
07/11/13 17:47:04 qYRGAGSH
>>83
GJ!!!!!!!!
すげえ、いい!

85:名無しさん@ピンキー
07/11/13 17:58:31 7uI+8EQZ
暗い雰囲気と、熱のあるようなエロイ感じがイイ!!!!
すごい、上手いな~!このスレでこういうの、初めて見た気がする。

86:名無しさん@ピンキー
07/11/13 18:36:27 nUyRrUnb
な…なんという拷問

俺も拷問してくれ少佐ー!!

87:名無しさん@ピンキー
07/11/13 18:59:33 nUyRrUnb
そしてとりあえず絵板の登録申請をしてみた。
作成できたら報告します。

88:名無しさん@ピンキー
07/11/13 20:23:46 cC72oh0B
>>83
あ、圧倒的じゃないか・・・


なんとかヒロインになってくれないだろうか。

89:名無しさん@ピンキー
07/11/13 22:17:26 SO+5uu2Q
>>83GJ
質感がすごくいい。

本放送ではガーネットはジンのことを“ボウヤ”呼ばわりなんだねw

90:名無しさん@ピンキー
07/11/13 22:52:16 A39GAHJ4
俺はガーネット様を「おっぱい1号」と読んでいる
ちなみに「おっぱい2号」は白髪(名前忘れた)の人


91:名無しさん@ピンキー
07/11/13 22:56:02 GFAwglUW
となると、おっぱい3号は白衣の人だな

92:名無しさん@ピンキー
07/11/13 23:30:15 H0CoV4/x
最近俺はプリズムアークのシスターヘルにハァハァ
エンディングの水着姿は悪っぽくてエロくて最高だ
爆乳じゃないのが残念だがな


>>90-91
となるとおっぱい4号はウィドーだな
ちなみにおっぱい2号の名前はマキナ、3号はキタジマ・ユウリ

93:名無しさん@ピンキー
07/11/14 01:41:42 0Hr21I9Q
>>83
乳首がエロ過ぎるんですが(*´Д`)

94:87
07/11/14 10:26:27 i3R5zErz
とりあえず借りてみました。
仕様は屠り絵板と同様です。
無料版を借りたので、60日間投稿がなければ消滅します。
URLリンク(www18.oekakibbs.com)

絵師の方々に使ってもらえれば幸いです。

95:名無しさん@ピンキー
07/11/14 10:36:26 i3R5zErz
あ、いうまでもなく絵師以外の方のコメント利用もお待ちしてます。
誤解を招く物言いで申し訳ないです。

96:名無しさん@ピンキー
07/11/14 11:09:07 o5CXMxiw
グッドジョブです

97:名無しさん@ピンキー
07/11/14 21:33:12 2tRXhYMC
>>94乙です。

・悪の女そのものを愛でる主旨であるため,屠り表現・残酷表現は禁止。
↑これって、
悪の女が屠られる表現、残酷なことされる表現だけではなくて、
悪の女が屠る表現、残酷なことをする表現もアウト?

悪の女が敵を倒す絵くらいは見てみたいなぁ。

98:87
07/11/14 23:49:11 wjw+gol1
>>94
それは盲点でした。
あと、申し訳ありませんが絵板の件は絵板のコメントにてお願いします。

99:名無しさん@ピンキー
07/11/15 19:04:52 vFrvbVEL
敵女に精絞りつくされたい

100:名無しさん@ピンキー
07/11/15 21:16:49 3bw7nc3k
100get

101:名無しさん@ピンキー
07/11/16 23:40:36 R8gjSkLU
敵女メインのエロゲーやりたい
けど、メインになったら、それは敵女でなくヒロイン…
うーん、どうすればいいものか

102:名無しさん@ピンキー
07/11/16 23:44:28 BjuegACA
悪の組織同士の抗争をテーマにすればいい。

103:名無しさん@ピンキー
07/11/16 23:49:27 SBP8nqXM
GTA(ガールズ・セフト・悪)

104:名無しさん@ピンキー
07/11/17 11:13:04 nbmjFJ/r
悪の総帥になって、女幹部や女兵士に色々セクハラ

105:名無しさん@ピンキー
07/11/17 15:27:19 rViuqD5t
お間抜けな悪の組織もたまには読んでみたい

(「 ・ω・)「 たーかーのーつーめー

106:名無しさん@ピンキー
07/11/17 17:50:32 QWCtNdIt
何気なくまとめ見たら俺の書いた小ネタが載ってて驚いた
まとめに載るという経験は初めてだが、良いものだな
なんかニヤニヤが止まらんよ

107:名無しさん@ピンキー
07/11/18 01:19:52 MLEUbL/W
絵掲、絵師が降臨してくれたらいいなぁ。

数はHスレ住人>屠るスレ住人なのに、なぜか屠る絵師>H絵師と逆転してしまうというねじれ構造だもんな。

108:名無しさん@ピンキー
07/11/18 02:49:28 61r8Ra59
屠るスレって人少なかったの?
結構賑わってたイメージあったけど。

109:名無しさん@ピンキー
07/11/18 05:38:25 if66GWen
少なくはない
ただHスレのが多い

けど絵師は屠るスレがほとんど

110:名無しさん@ピンキー
07/11/19 01:54:27 Vfrn59mV
>>105
擬人化逆レイプスレのまとめに、うっかり属性の悪の幹部があったぞ。
鬼面ライダーってタイトルだったか

111:名無しさん@ピンキー
07/11/19 16:45:07 gRu7dPfN
特撮の女幹部って、たまーにAV女優とか起用してるのな

112:名無しさん@ピンキー
07/11/20 11:20:06 +PAXFqhX
シェリンダとかシボレナとか

113:名無しさん@ピンキー
07/11/20 12:09:47 syUcziA4
こんなハーレム他にないかな…

URLリンク(www5d.biglobe.ne.jp)

114:名無しさん@ピンキー
07/11/20 19:26:51 lFQnieMt
>>113
(*´Д`*)パッション!!

115:名無しさん@ピンキー
07/11/21 16:15:54 IBallFBw
ドラゴノーツといいエンジェルブレイドといい、
うのまことは悪の幹部=褐色肌なんか?

116:名無しさん@ピンキー
07/11/23 19:49:08 rZBS/0yc
ラグナロクオンラインのウニメのジルタス様が大好きニダ

117:名無しさん@ピンキー
07/11/23 20:38:18 dEOKS6Dp
悪というか今週のコミックバンチの北斗の拳のレイ外伝にでてくるフリーダが良過ぎるんだが
ツボはいっちゃった

118:名無しさん@ピンキー
07/11/24 00:48:23 /28R5tUQ
>>117
あれは大変良いおっぱいだよな
個人的には悪じゃなくて女戦士だと思うが(男軍団のが悪側に見えるw)

119:名無しさん@ピンキー
07/11/24 02:40:46 /28R5tUQ
誠に勝手ながら初代スレ558さんの「異伝 カチ○チ山」のマミたん(えろくない)絵板に描いてみた
よく見たら出来てから10日使われてなかったんだな。増えるといいなー

120:名無しさん@ピンキー
07/11/24 14:01:04 SOCqIcua
絵師さんGJ!

121:名無しさん@ピンキー
07/11/25 14:14:11 bRAVcu/t
「悪の女幹部アンソロジーコミック」を衝動買いした
やはり悪の女の絡みは素晴らしい
恋に堕ちる話がなかったのは残念だけど

122:名無しさん@ピンキー
07/11/25 15:42:42 TQV8o08f
悪の女幹部アンソロは「拘束キャンディ」っていうお話が好きだった。
個人的にザーラ様のイメージって、ああいう感じに近い

123:121
07/11/25 17:32:33 bRAVcu/t
>>122
俺は最初の「超純戦隊キルレンジャーの最後」が
ザーラ様っぽいって思ったな
龍牙に会うまでは部下の少年達とこういうことしてたのかな、と

個人的には「フィラちゃまのオモチャ」が一番気に入ったかな
露骨にヒーロー(の体)を気に入るオチは好きだ

124:名無しさん@ピンキー
07/11/26 08:44:53 7fOLUR64
2巻出してくんねえかなあ

125:名無しさん@ピンキー
07/11/26 11:12:50 +pzWdjNw
>>119
GJです。かわいいなぁ、おねだりな狸娘w
これからも、どんどん色んな悪女を描いていって欲しいな、と贅沢だけど思う。
せっかく絵板を設置してもらったんだし、盛り上がればいいな。俺は感想しか書けないけど。

126:名無しさん@ピンキー
07/11/26 12:55:40 RnQJxJih
このスレのフェラ絵師とか前スレのブルーケコーン絵師とか、実は絵描ける人は少なくないはずだから期待全裸待ち

127:名無しさん@ピンキー
07/11/27 18:58:35 FCtil+kb
悪の女幹部のエッチシーンがある作品で何かおすすめなのないか?
漫画でも小説でもエロゲでもアニメでもいい

128:名無しさん@ピンキー
07/11/27 20:29:40 bmvke6Xv
ブルーの絵は見てないぞ俺

129:名無しさん@ピンキー
07/11/27 22:04:55 hqP5uYuB
>>128
結婚式のでしょ。
「捕まえました」「捕まりました」だったかな?

130:名無しさん@ピンキー
07/11/27 23:19:03 pRR0r3zQ
>>126
残念ながら狸もケコーン絵も同じ人が描いてるんだ。サーセン。
フェラ様降臨を共に待とう。しかしなんで屠るほうが絵描きは多いのか

131:名無しさん@ピンキー
07/11/28 12:14:57 PQ/jarHD
エロゲだと外道勇者のライラ
ダイブボカンのちとせ
シェルセイバーのミスシャーヌ
ぐらいかな

132:名無しさん@ピンキー
07/11/28 12:37:56 +tl6GX7P
ミスシャーヌ好きなんだが、エッチシーンが悪女の時でなく
近所のお姉さんの時の方が多いのが残念

133:名無しさん@ピンキー
07/11/29 02:19:42 FUMLYYO2
アニメ化したエロゲ、「対魔忍アサギ」の朧はどうだろ

アニメ版ではvol.1でHシーンあり

134:名無しさん@ピンキー
07/11/30 07:33:59 hCxC2uoe
>>64
すごく久しぶりにここに来たので、亀レスですが、GJ.
自分も昔話の悪役を♀に脳内変換して…妄想してたので、感動でした。
「三匹の子豚」「サルカニ合戦」も想像したことあります(爆)

135:名無しさん@ピンキー
07/11/30 17:20:46 Cix91zC0
強気で高慢だからこそ、屈服させモノにしたいってのもある

136:名無しさん@ピンキー
07/11/30 22:46:25 xXcah4iA
やっぱり拘束キャンディのローザが一番理想な悪女だよね

137:名無しさん@ピンキー
07/11/30 23:27:11 p85fnPE7
角二板の悪女萌えスレとアニキャラ個別板のガーネットスレに
>>83が転載されてたwww

138:名無しさん@ピンキー
07/12/01 19:04:15 i3U2EK0i
そりゃされててもおかしくないよ。
あのクオリティは異常だもん。

139:名無しさん@ピンキー
07/12/04 20:02:51 YuC1EsCA
悪女を犯すのと、犯されるの

どちらがいいんだ?

140:名無しさん@ピンキー
07/12/04 20:55:49 9ragWAvT
犯されたり犯したりいちゃいちゃしたいです

141:名無しさん@ピンキー
07/12/04 22:22:40 uxp8akqm
そこに愛があればどちらもいいものだ

142:名無しさん@ピンキー
07/12/05 15:41:55 KnmiapGM
愛あるエッチもいいが
欲情に身を任せるままなのも良いぜ

143:名無しさん@ピンキー
07/12/06 05:27:43 WZr2jr1P
色魔最高

144:名無しさん@ピンキー
07/12/06 11:30:40 z4ls1ED7
初めは悪女に犯され弄ばれてて…どこかで逆転するのが理想。
形勢逆転されてうろたえながら悪女が犯されるの最高。


145:名無しさん@ピンキー
07/12/06 17:30:21 pTkOJgNu
>>144
最初はゲスだカスだ言っていた相手に、
ヒイヒイ言わせられて、仕舞には自分から相手を様付けで呼び始めるとか

146:名無しさん@ピンキー
07/12/07 11:03:48 qKG1PZMY
外道勇者のライラ

147:名無しさん@ピンキー
07/12/08 07:48:15 83UMI+kD
>>145
そうそう。媚薬とか催眠術とかで、
虚勢張ってた悪女がイってもイっても(頭では嫌がってるのに)
身体が欲しがっちゃうのキボン。

148:名無しさん@ピンキー
07/12/08 17:53:15 uiV7dsAC
くやしいっ…でもっ…(ビクビク

な、悪女ですか

149:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:36:29 uFEiNC18
>>148
愛なさそうだな~・・・

150:名無しさん@ピンキー
07/12/09 07:10:55 2KoVkXAX
エロゲーとかだと、そういう所から愛に変わったりする…

151:名無しさん@ピンキー
07/12/09 20:42:45 +RHAJ3hY
ストックホルム症候群だな。

152:名無しさん@ピンキー
07/12/10 21:06:36 Oiu6yBjH
>>151
幻覚みたいなものか?

153:名無しさん@ピンキー
07/12/10 21:19:43 WTHdPAAp
>152
幻覚とは違うな
こんなの
URLリンク(ja.wikipedia.org)

154:名無しさん@ピンキー
07/12/12 06:43:05 pLU4KFQF
高慢で高嶺の花だからこそ
モノにしたいというのはあるな

155:名無しさん@ピンキー
07/12/12 11:04:19 wVOGtP42
>>150
作品名kwsk

156:名無しさん@ピンキー
07/12/12 23:01:24 AhwWz0PB
>>83の神絵はもう見れないのか……


157:名無しさん@ピンキー
07/12/13 04:37:16 m60SqA+m
>>156
専ブラのプレビューで判断してない?

行けば見れるぞ

158:名無しさん@ピンキー
07/12/13 18:33:15 bBEoZb7V
久しぶりに投下します。
・ザーラ悪行話その2
・女幹部×男幹部(悪)
・エロは少なめ
・6レス程度消費予定

159:ある幹部の末路
07/12/13 18:35:20 bBEoZb7V
 秘密組織《シュヴァルツ・バタリオン》地下本部。この最深部はすべて首領自身の居室や
司令室で占められている。が、首領個人の休憩室から出てきた人間は、首領でもなければ
勤務の職員でもなかった。長身の女―軍服のような制服に身を包んではいるが
その胸元を大きく開けているため、巨大と言っていい大きさの乳肉が半ば露出している。
タイトスカートからは黒いストッキングが覗き、むっちりとした、それでいてすらりと長い
脚を彩る。美しくも鋭い刃を湛えた瞳には貪欲な闇が宿り、妖艶な唇には好色さと残虐さが潜む。
一目見れば忘れられないほどの美貌の持ち主―彼女はザーラ。《シュヴァルツ・バタリオン》
情報統括だ。
 彼女は黒髪を靡かせ、颯爽と歩く。卑猥としか言いようのない服装だというのに、
その表情と身のこなしに表れた傲慢な自信によって、むしろ威圧感を感じさせる。
かつかつとヒールの音を響かせて歩き、四つ辻で右に曲がり―そこで唐突に足を止めた。

「―ヴォルフ」
「嫌そうな顔をするなよ」
 通路に、男がいた。がっしりとした筋肉の目立つ体、顔には二筋の傷跡。
その男の顔を見るなり、女はあからさまに不快を交えてその名を口にした。
が、ヴォルフと呼ばれた男は表面的には軽い口調で答える。しかしその口調とは裏腹に、
一種の不快感をより強く醸し出しているのはむしろ男の方だ。彼は女の腕を乱暴に掴んで
引っぱると、彼女の背を壁に押しつけた。そしてその顔の両横に手をつき、口を開く。
「今日の『お仕事』は終わりか? 情報統括サマ」
「あなたには関係ないことよ、戦闘統括殿」
「そうでもねえよ」
 鋭くも挑発的な視線を投げ返す女に一言を返すと、その整った顎を掴み、顔を上に向けさせる。
次の瞬間、荒々しい口づけを。舌を奥深くへ差し込み、そしてその胸元へ片手を忍び込ませる。
吐息を漏らしながら口づけを続け、そして徐々に手に力を込める。淫らな反発を返す乳房を
今度は両手でもみしだきながら、口内にとろとろと唾液を流し込む。溢れたそれは
一筋の線を描いて胸元の谷間へ消えてゆく。たっぷりと流し込むと、女もそれを無造作に
飲み下し―ようやくキスは終わった。
 だが、情熱的なキスを交わした後とは思えないほど、二人の視線は冷たく、鋭い。
「久しぶりにお前を抱きたくなった。
首領の残り糟を味わうのはごめんだからな‥‥なに、ただでとは言わねえよ。
対価は次の円卓会議での賛成票だ―情報部門特別部隊に関する、お前の要求のな」
「あいにくね。他の連中に話は付けてあるの、あなたの票がなくても困らないわ‥‥」
 無粋な取引に女はくっくっと喉で笑う。その嫌味な含み笑いに、ヴォルフの纏う空気が
一気に燃え上がる。大きな手が、細首にかけられた。
「調子に乗るな、糞アマ‥‥。てめえはしょせん首領の肉便器だ。その汚えマンコに
俺のチンポをぶち込んでやりたいだけだ。見返りなんて期待してんじゃねえよ、売女が」
 下劣な言葉で女を罵る。が、女の表情はほとんど変化しない。
そのわずかな変化も、おびえではなく挑発だ。
「ふふ‥‥ふふふ、そう、だったら最初からそう言いなさい。
‥‥さっきの仕事はただの報告よ‥‥今日は首領とはしてないわ」
 ヴォルフはその答えに満足げな笑みを一瞬浮かべると、「ついて来い」とだけ口にし、
振り返りもせず自室へと足を進めた。
 首領専用区から出てれば、あちこちを忙しそうに職員と戦闘員が仕事に精を出している。
二人の最高幹部の姿を認めると、彼らは足を止め、最敬礼でその通過を見送る。
彼らの視線の先はヴォルフではない。その後ろを歩く女だ。男からの視線は欲望、
女からの視線は羨望が入り交じってはいるが―その視線の主成分は畏敬、または恐怖だ。
しかし、戦闘統括はそのことにも気付かない。愚かな男だった。だからこそ、
彼はザーラに対して無邪気に強圧的な態度が取れるのだ。序列自体は戦闘統括は情報統括より
上であり、また基本的に最高幹部は対等のはずだ。暴力こそが力だと信じる彼にとっては
男が女に勝るのは当然であり、したがって、自分の地位はどうあってもザーラより上だと
思ってしまう。

160:ある幹部の末路
07/12/13 18:36:33 bBEoZb7V
 もちろん、実際は違う。ザーラが統括になって以来、情報部門は飛躍的にその勢力を伸ばした。
各部門がそれぞれに持っていたはずの個別の情報網を一手に掌握し、組織内のあらゆる情報を
手にするようになった。その強力な情報力は敵に対しても当然威力を発揮したが、
内部の権力闘争にも激甚な影響を与えた。彼女の思惑一つでどんな情報でも集まり、
また、どんな情報でも捏造できる。
 急速に台頭するザーラを排除しようとした者は残らず返り討ちにされ、
むごたらしい末路をたどった。方針が鋭く対立した者もまた次々に失脚した。
多くの幹部たちが屍をさらし、その屍の山がザーラの踏み台となってゆく。
 血みどろの権力闘争を経て、諸部門のほとんどが彼女に屈服するか、
あるいは嫌々ながらもその影響下に甘んじている。いまや正面切って意見するのは
戦闘統括だけだ。しかし彼は剛腕と蛮勇、そして強運で成り上がった人物であり、
政治力は皆無だ。それ故ザーラに「相手にされていなかった」だけだというのに、
無邪気にも「ザーラも俺には手を出せない」と思っていた。自分の立場が分かっていなかった。
 ザーラは女だ。女は男に抱かれるためにいる。男に貫かれ、浅ましい声を上げて
よがり泣いていればいい。この美女を手にする資格があるのは、この組織で最も「強い」男、
つまり自分だけだ。―心底、そう信じている。どこまでも愚かな男だった。

 戦闘統括私室の前に、二人は至った。警備の戦闘部門所属上級戦闘員たちが
二人の最高幹部に敬礼する。が、彼らの敬礼はさすがにヴォルフに向けての敬意が勝るようだ。
ザーラに対してはむしろ強い警戒心が透けて見えるが、かといって敬意を減ずるわけにはいかない。
少なくとも形の上では最敬礼をし、うやうやしく二人を迎えた。
「入れ」
 戦闘統括はぶっきらぼうにそう言い、ドアを開けて情報統括を促す。
その動きはまるで彼がレディファーストとやらの習慣を身につけているかのようだ―が、
ザーラが部屋に入ったことを認めるとその本性がむき出しになった。女を組み伏せるように
押し倒し、がむしゃらにその唇を蹂躙する。軍服の上からそのたわわな果実を荒々しく
揉みしだき、そしてその邪魔な布きれを引き裂かんばかりに力を込め―その太い手首を、
白く滑らかな手が押さえた。
「待って」
「黙ってろ」
「破られては困るの。ボタンもね」
 静かな声だが、不思議なほどの迫力がある。思わず気圧されていると、彼女はみずからボタンを
外し、そのあまりにも美しく巨きな乳房を露わにした。
「ふふ‥‥あまり焦るとみっともないわ。ほら、食べていいのよ‥‥ぁ‥‥んっ‥‥」
「黙れ‥‥黙れ糞アマ」
 押さえがたいまでの苛つきを顔と言葉に滲ませる。だがその身体は欲望のまま
女の乳房にむしゃぶりついた。まんざらでもなさそうな甘い吐息が漏れ、
余裕を感じさせる喘ぎがときおり交ざる。その匂い立つフェロモンに反応する男根が、
戦闘服の下ではち切れんばかりになっている。女の指先がそれを狙う。つうっ、と付け根から
先端へ滑り行く。
 ヴォルフは苛ついていた。
 女が、こちらが望みもしないのにテクニックを発揮する―それは彼の主導権を
おびやかす行為だから。女に身をゆだね、女の主導によるセックスを楽しむなどという言葉は、
彼の辞書にはない。セックスとは「男が女を抱く」のであって、「互いに楽しむ」ものではなく、
ましてや「女に抱かれる」などあり得ない。極上の美女を味わうという楽しみの最中であっても、
彼は女が勝手に振る舞うのが気に入らない。
 ザーラの服を荒々しく脱がせると、白い指先が自分の服を脱がせようとするのをはねつけて、
急いでいるかのように手早く服を脱ぎ捨てる。そして女の身体を引き起こしてその前に
仁王立ちになり、艶やかな唇にペニスを突きつけた。
「しゃぶれ」
 命令に微笑を浮かべ、たかぶりに舌を這わせる女。挑発的な瞳、唇。舌先をちろちろと動かして
鈴口、カリ、裏筋を巧みに刺激する。強烈な快感がはい上がってくる。紅い唇が上下し、
亀頭も竿も舐め尽くしてゆく。ペニスは悦びにうちふるえ、大きく脈打ち、跳ね上がる。
それを見てか、女の目はますます艶を増し、淫らに挑発する。はらわたが煮えくりかえるような
苛つきが、ヴォルフの中を満たしてゆく。
 ついに彼は我慢の限界に達した。唐突に女を抱え上げるとベッドに放り込み、
その身体を一気に貫いた。

161:ある幹部の末路
07/12/13 18:37:50 bBEoZb7V

*

 甘い吐息が漏れる。最初は「んっ、んん‥‥」といった程度の呻きだったが、
次第に艶を帯びた喘ぎがそれに取って代わってゆく。眉根を寄せ、顔を横に傾ける。
ほっそりとした手を時に額に当て、時に胸をみずから揉みしだく。しっとりとした肌が
まとわりつくその感触を、ヴォルフはようやく充足感と共に感じ取った。
「そうだ‥‥喘げ、悶えろ‥‥」
「はぁっ、ぁあ、‥‥あんっ‥‥ああっ、はぁっ‥‥!」
 控えめな喘ぎは徐々にはっきりとしたよがり声になってゆく。
それでも―彼女の本来の乱れ方を知っている男なら、その声は到底「よがり声」ではないだろう。
「どうだ、俺のチンポは‥‥答えろよ」
 無粋な問いと共に、腰を突き込む。さすがに喘ぎも跳ね上がり、声にも熱がこもり始める。
ぐちゅっという音が同時に響いた。
「ああっ、はぁっ、いい‥‥太い‥‥長いわ‥‥っ、奥まで‥‥届いてる‥‥ああっ、
あんっ、そう、‥‥はぁんっ!」
 女が感想を口にすると、口元を笑みに歪めて腰を連続で突き込み始める。
「首領と、どっちがデカい」
「ああっ、くはっ、あ、あなたよ、あなたの、方が、大き‥‥い‥‥!!」
「ザーラ、俺の女になれ‥‥毎日抱いてやる‥‥」
「あああっ、そこ、そこよ、すごい、感じる‥‥っ!!
子宮、突いて、っくはぁっ!! イきそう、もっと‥‥!!」
 組み敷かれ、激しいピストンを受け、ザーラは悶える。じっとりと汗が額に滲むのを見れば、
それが演技でないのは確かだろう。だがその喘ぎが自分の答えをはぐらかしたものだとは、
ヴォルフは気付かない。そんなことよりも、ザーラが露骨に要求を出しはじめたことが
またしても彼の苛立ちを引き起こす。
「男に指図してんじゃねえよ、淫乱が‥‥!」
 女を黙らせようとするかのように、猛然と腰を使う。体位も変えず、荒々しいピストンで
子宮口を突き崩してゆく。喘ぎがさらに大きくなり、淫らになる。男をくわえ込んでいる部分が
卑猥にうごめく。熱くたぎる淫肉がペニスに絡みつき、吸い付く。入り口や奥の方でも締め付け、
射精感を一気にあおってくる。ピストンのために肉棒を動かすと、そのたびに凄まじい快感が
走り抜ける。
「はぁっ、あぁっ、っく、―ああぁっ!!」
 男をますます欲情させ、興奮させる媚声が響く。ペニスからの刺激と、
脳髄を麻痺させるような甘い喘ぎ―快感がついに彼のの限界を超えた。
 ヴォルフは腹の底から絞り出すような呻きを上げてペニスを引き抜くと、
女の顔へと白濁液をぶちまける。粘液が濃艶な顔を彩り、汚した。

*

(もう少し女の扱いを勉強してほしいわね‥‥)
 苦く粘つく液体を難なく飲み干しながら、ザーラは朦朧としつつも内心で愚痴をこぼした。
荒々しい行為ももちろん嫌いではない。が、“荒々しい”と“粗暴”は似ているようで
かなり異なる。強い男も、ぶっきらぼうな男も、嫌いではない―好きだ、といって良い。
が、みずからの腕力ばかりを誇り、気遣いもなく、横柄で粗暴な男は彼女の好みではない。
そんな相手ではあっても―子宮を突き上げられ、力強く犯されれば、彼女の女の部分が
反応してしまう。赤黒く張り詰め男を誇示する肉棒を見れば、どうしても欲情を抑えきれない。
相手が粗暴で愚かな男だと分かっているのに―自分の淫らな性に、
ザーラは思わず自嘲めいたため息を漏らした。
 この男に、もっと繊細さがあれば。もっと明敏で、気持ちを察することもできる男だったなら。
この組織でそんなことを求めるのは無意味と分かっていても‥‥ある種の思いやりを
彼が持っていたら。たとえ利害が一致しなくとも、おそらくザーラはこの男ともっと良好な関係を
築けただろう。数日に一度は身体を重ね、ことによっては睦言さえ囁いたかもしれない。
―だが、現実はそうではない。

162:ある幹部の末路
07/12/13 18:39:27 bBEoZb7V

*

 ヴォルフはザーラを休ませることもなく組み敷くと、今度は後ろから一気に貫いた。
身動きの取れないまま、女はくぐもった呻きを上げる。男がズシンズシンと奥底を連打すると、
シーツを掴み、逃げようとするかのようにもがく。もちろん、動けはしない。
そのまま追いやられ、喘ぎは激しくなる。背中に汗が光る。
「ああ、あぅっ、ぉ、おぁうっ! くはっ、ああ―っく、はぁうっ!!」
 声は徐々に高く荒くなってゆく。その様子に満足げな笑みを浮かべ、
ヴォルフはますます腰の動きを激しくしてゆく。
何の工夫もない、がむしゃらなだけのピストン。
「イけ―イけよ、悶え狂ってみせろ―オラッ!!」
「お、おぁ、あぁ、―あぁあああっ!!」
 頭をベッドに押しつけられ、肩と顔とで体を支えていたザーラは眉間に皺を寄せて達した。
男はますます調子に乗り、ますます荒く責め上げる。余韻を味わう間もなくまたしても喘がされ、
ザーラは苛つき、不快に思いながらもその体は素直に感じ続ける。
「わかってんだろ―お前は雌だ。俺に抱かれて喘いでいればいい‥‥」
 絶世の美女を征服しているという充足感に高ぶりながら、ヴォルフは自分の快感のためだけに
腰を動かし続け―やがて野獣のような咆哮と共に、その熱い体内へ精液を放った。

 * * *

 男は満ち足りた表情で息をつくと、股間から白濁液を溢れさせる女をそのままにして
一人シャワー室へと向かった。そしてすぐに水音が聞こえはじめる。その音を聞きながら、
ザーラはゆっくりと体を起こした。股間からごぼっと精液があふれ出る。それをティッシュで
無造作に処理し、ため息。呼吸はもう落ち着き、上気していた肌も普段の色と温度に戻っている。
―貫かれ、喘ぎ、悶えていた女とは思えないほどに冷め切った表情。
「‥‥つまらない男‥‥」
 シャワー室の方を見やり、侮蔑と冷笑の入り交じった表情を浮かべる。
 彼女は満足できなかった。
 ヴォルフの荒々しい攻めで二度、達した。小さな波も含めれば、何度も達した。
だが、足りない。身体だけではない、何かが物足りない。脳髄が痺れるような快感が、
高揚感が、陶酔感が、決定的に足りない。それは結局のところ、精神面での不満だった。
ザーラは主導権を握ったセックスが好きだ。その意味では、ヴォルフと同じだ。
だが、男というのはは大なり小なり女を思うがままにしたいと思うものだ。なら、互いに
快感を高め合うか、あるいは相手が与えてくる以上の快感で相手を虜にすればいい。
そういうセックスなら、ザーラは何の文句もない。だが、ヴォルフのそれはただ自分の主張を
通すだけの行為だ。そして、気に入らなければすぐに腕力を使って思いのままにしようとする。
そんな交わりをザーラが好むはずもない。
 渦巻く不満は今までの反感と混ざり合い、増幅してゆく。気だるい光を湛えていた瞳が、
徐々に刃を帯び始める。

 ばたんと音を立て、ヴォルフが現れた。バスタオルを腰に巻き、物憂げにこちらへと
向かってくる。ザーラはその頬に軽い口づけを与え、入れ替わりにシャワー室へ向かう。
(使えない、頭も悪い、しかも私の邪魔をする、そしてセックスは荒いだけ‥‥。
邪魔をしないなら放置してあげてもいい。私を芯から燃え上がらせてくれるなら、
多少の邪魔も我慢してあげる。それもできないなら―そろそろご退場願おうかしら)
 一時の欲望のままにザーラを貪るという贅沢―それはヴォルフにとって
あまりにも大きな代償を要求することになった。

163:ある幹部の末路
07/12/13 18:41:09 bBEoZb7V

 * * * * *

 その週の最高幹部円卓会議は当初の予定を変更し、別内容となった。
本来の議題は情報部門特別部隊の増強に関する可否その他だったが、
それは後日となった。本日の議題は―
「きっ‥‥貴様、これはどういうことだ!!」
 戦闘統括ヴォルフの周囲に、重武装の上級戦闘員が突如現れた。
そしてそれぞれの武器を寸分の狂いもなく、彼の頭へ突きつける。
「聞こえなかったのかしら、戦闘統括殿。―『反逆の容疑で逮捕する』、そう言ったのだけど」
 表面上は穏やかな口調で、情報統括はさらりと言ってのけた。氷点下の微笑は
ぞっとするほど美しく、そして邪悪だ。
「反逆だと!? ふざけるな、何の根拠があって―」
「情報部門を甘く見ないでほしいわね。
無許可の親衛隊増強、武器集合、通信の急増、偽装帳簿―」
「ザーラ!! 貴様、貴様か、貴様が俺を―」
 目は血走り、額には青筋が走る。蛮勇で知られた彼であっても、それほどの恐怖だ。
円卓会議は首領に次ぐ最高決定機関―その場で逮捕されるのは、処刑と同義だ。
「はめた、とでも? 言いがかりは止めてほしいわ、私は情報から推測される
最も蓋然性の高い可能性を指摘しているだけよ。もちろん、あなたが無実だという可能性も
あるけれど‥‥この膨大な資料、あなたに覆せるのかしら?
あなた程度の頭で‥‥ふふふ、あっはははははは!!」
 勝ち誇った哄笑が響き渡る。並み居る幹部は沈黙を守ったまま。
―誰もが、彼女の陰謀であることを知っていた。だが、首領の愛人であり、
組織のあらゆる情報を握る彼女に立ち向かうことなどできはしないのだ。そのことを、
「ヴォルフ失脚」という茶番が他の幹部に知らしめた。
 誰であろうと、どんな状況であろうと、機嫌一つですべてが変わる―ザーラは権力に
酔っていた。溺れていた。ほとんどの政敵を排除し、首領の右腕という地位を確立した以上は
無用の恐怖をあおるべきではないのに。ヴォルフの存在など、もはや路傍の石に過ぎなかったのに
―彼女をセックスで満足させられなかったという理由で、ただそれだけで戦闘統括は失脚した。
 権威と権力の絶頂―世界を食い殺そうとするこの組織、その最高幹部を牛耳るという
恐るべき地位。彼女を制御できるのは首領のみ、だが現在の所は彼も愛人の手腕を重用している。
「では戦闘統括殿、私はこれで」
 ゆらりと立ち上がり、無造作に歩みを進める。巨大な銃をこめかみに突きつけられたヴォルフは、
烈火のごとき怒りに満ちた目で彼女を睨む。睨み殺しかねないその視線に気付き、
ザーラは「反逆者」の前で足を止めた。
「ふふ‥‥いい目をするじゃない。‥‥素敵よ、ぞくぞくするほどね」
 男の奥歯がぎりりと鳴る。その顎を細い指先が捕らえ、上を向かせる。怒りで乾いた唇に、
妖艶な唇が一瞬だけ重なった。
「さようなら、ヴォルフ」
 憤怒と絶望がより合わさった怒号を聞き流しながら、情報統括は振り向きもせず去っていった。

164:ある幹部の末路
07/12/13 18:42:27 bBEoZb7V

 * * * * *

 その夜は盛大な宴となった。情報部門の中からザーラの気に入った部下たちが
統括私室へ集められ、女主人にかしづく。残りの職員や隊員にもおこぼれとして
恩賜の高級酒が振る舞われたのだから、彼らも彼らなりに宴を楽しんでいるのだろう。
が、ザーラのそれは当然そんなものではない。豪奢の限りを尽くした宴が行われ、
その後は一人の女を取り囲む肉色の宴となる。
「うあ、ああっ!! ザーラ様、ザーラ様‥‥っ!!!」
「あぁっ、はぁん、いい、いいわ‥‥イきそう? イきそうなのね‥‥いいわ、
ぶちまけなさい‥‥んっ、はぁぅっ!!」
 少年の腰の上で、ザーラは腰を振りたくる。耐え難いまでの刺激に少年は
女のような声を上げて達し、その熱い膣内に迸りを放った。間髪入れず次の青年が
情報統括を抱き起こし、いまだ白濁液があふれ出る秘部を、反り返った肉棒で貫く。
その激しい交わりにも女は余裕をちらつかせ、甘い声をあげて部下の欲情をあおる。
青年の腰はますます激しく彼女を貫き、それに合わせて喘ぎも高くなってゆく。
淫らな乳房を揉ませ、弾ませながら、腰をくねらせる女。ひくひくと物欲しそうな菊座に
気弱そうな少年が指を潜らせると、女は喘ぎながらもくすくすと笑う。
たまらず、少年はそこへ高ぶりを押しつけ、押し込んだ。跳ね上がるよがり声。
二人の美男子に同時に貫かれ、ザーラは狂う。その艶やかな唇さえも、
別の少年がペニスで塞ぐ。それぞれ高ぶりに堪えられず、順に精液を女の中へと放つ。
だが、宴は終わらない。男たちが次々にザーラを犯す。いや、ザーラに身体を捧げ、
身も心も犯されてゆく。
 ザーラの饗宴―狂宴は珍しくない。《シュヴァルツ・バタリオン》の幹部は欲望に忠実な者が
多く、程度の差はあれ私欲にまみれた生活をしている。乱交を伴うような宴を好む幹部も、
他にもいないわけではない。とはいえ、彼女の宴はその中で最も派手で、退廃的だ。
あらゆる政敵を蹴落とし、打ち倒し、葬り、ついに掴んだ頂点。その頂の脇にあった
最後の石ころ―大した害もなかったはずの存在―を、みずからの気まぐれだけで処分した。
後任人事への干渉も手配済み。これで自分の地位は揺るぎないものになるだろう。
 ―最上の美貌には最強の権力を。
 満足感、陶酔感が彼女の興奮と驕慢をますます高めてゆく。従順な少年たちを
全身で貪りながら、ザーラは悦楽に狂う。強欲と驕慢、そして色欲の醜悪な権化。
だがそれ故に、彼女はこの上もなく美しいのだ―。

 * * * * *

「ひどいことになったな」「ヴォルフも運が悪い」「あの男は確かに無能だ。
いままで消されなかったのが不思議だ」「しかし、あれはあまりに」
「あの淫乱‥‥いずれ止めねば」「そうだ。次は私かも知れない、それとも君かも知れない」
「だがうかつには動けん。どこに奴の手が回っているか―」「機が熟すのを待つしかあるまい」
 最高幹部たちは密やかに声を交わした。恐怖に支配された者だけが発する、怯えた囁きだ。
そして一定のレベルを超えた怯えは、いずれ溢れる。
 彼女の知らぬ所で―情報統括の彼女さえ知り得ないところで―最高幹部たちは徐々に
心を一つへまとめていった。「驕り」というみずからの最大の弱点に、
ザーラは気付いていなかった。もっとも、そのせいでザーラがすべてを失い、
代わりに心と体が極限まで満たされる相手と出会うことになるとは―ザーラも、他の幹部も、
それ以外も、誰も予想できなかったが。


(終)

165:名無しさん@ピンキー
07/12/13 18:43:37 bBEoZb7V
以上です。

166:名無しさん@ピンキー
07/12/13 18:45:29 yEINxQ6I
GJ!!!

167:名無しさん@ピンキー
07/12/13 22:05:31 vgJgJ5Mw
ザーラ様きたぁぁぁーーー!!
GJ!

168:名無しさん@ピンキー
07/12/13 23:22:59 5Gp66M55
久々ザーラ様キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Gj!!!!!

169:名無しさん@ピンキー
07/12/14 10:02:36 vFhv1MWC
久しぶりのサーラ様だぁーーー!!
エロくて悪くて、かっこいい!!GJ!!!!!


170:名無しさん@ピンキー
07/12/14 10:14:02 2Chs+ILf
GJ!
もう、このスレ観てないのかなと心配してたけど
えがっだぁ

171:名無しさん@ピンキー
07/12/14 14:59:26 4DgKUFRu
グッドジョブです

172:名無しさん@ピンキー
07/12/14 19:34:05 rxBcq6B6
ところでこいつはこのスレ的にはどうだろう?
URLリンク(www.nitroplus.co.jp)

そういや一匹狼のならず者ってカテゴリーの女は
意外とこのスレでは出てきてないな。

173:名無しさん@ピンキー
07/12/14 22:45:57 dXTkyjji
>>172
個人的には当たりだったよ。
ちょっとだけネタバレすると、ビッチなヒロインたちが相手した男は3桁、そのうち9割が死亡w

174:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:15:24 YJttBMkK
>>172
まあ「幹部」か「下っ端ザコ」かに分類されることが多いな

175:名無しさん@ピンキー
07/12/16 10:31:23 vDh4fXXo
悪女が悪のまま仲間になる場合は自分がトップに立つために正義サイドと共闘するのと、
首領が自分の悪の美学に反する行為をしたから独自路線を行くのとどっちがすき?
と流れをぶった切ってみる。

176:名無しさん@ピンキー
07/12/16 16:51:14 jIcl5+4L
>>175
己の美学を貫く独自路線がいいのう。
悪と呼ばれながら、その実そんな単純ではないキャラが。

177:名無しさん@ピンキー
07/12/17 01:37:34 Ec9Kk6rW
悪の美学っつーか私利私欲丸出しがいいw

178:オシリス・キー
07/12/17 04:01:04 VP9UQW6O
投稿していた小説が落ちたので気を紛らわせるために書きました(;ω;)
・シャドーマン陥落
・男の子正義の味方×悪の女幹部
・導入部だからエロは少なめ 誘惑系

 敵のガーネットはドラゴノーツのガーネットとかぶせていただければ。
 5時間で書いたから誤字脱字はご勘弁……

179:オシリス・キー
07/12/17 04:02:56 VP9UQW6O
「シャドーマン陥落」

 ネオン煌めく東京都新宿。
 そのとあるビル屋上で、でっぷりとした腹をさすっていた巨漢……グレゴールが声を荒げる。

「今日は絶対に負けられんのだ! 者ども、かかれぇ!」

 グレゴールの後ろに控えていた黒服の男達が、月の照る空へと一斉に跳躍する。
 狙いは、隣のビルの天井に立つ、奇妙な格好をした男。
 黒いレザー地のマントとタイツに身を包み、小柄で華奢な体のラインを浮き上がらせる男は、
流線型の金属製バイザーをかぶっており、一見はただのコスプレをした少年といった風体。
 しかし、バイザーによって顔を隠したその少年は、今まで幾度となく、
世界の平和を守ってきたヒーローなのだ。
 その名もシャドーマン。
 世界征服をもくろむ悪の結社、「竜の牙」の活動を、その身ひとつで阻み続けてきたバケモノ。

「死ねぇ!」

 最初に飛びかかった黒服の男……竜の牙の下っ端が、シャドーマンに殴りかかる。
 しかし、シャドーマンは自然な動きでその拳を受け止めると、落下の慣性を利用して下っ端を叩き伏せる。
 続く下っ端からの攻撃も難なく避けては、一撃でもって一人一人を片付けてゆく。

(くそっ……このままでは……!)

 グレゴールは唇を噛みしめる。
 そう、今日シャドーマンを倒せなければ、「竜の牙」地球侵略部隊、一番隊隊長グレゴールは、
総帥の命によってお役御免となってしまうのだ。
 幾度となくシャドーマンに負け続けたツケとはいえ、竜の牙きっての無頼派と言われたグレゴールが、
一度としてシャドーマンに勝つことができなかった、という無様な結果を残すわけにはいかない。
 懐に入れておいたショットガンの安全装置を外すと、
シャドーマンと部下達が乱闘する中に狙いを定め―!

「死ねぇ!」

 発射。
 ショットガンから放たれた散弾は、グレゴールの部下達をも巻き込んで血飛沫を散らせた。
 次々と倒れてゆく部下達。
 その一人が、ずれたサングラスの隙間からこちらを睨んでいた。

「お前達のせいなんだよ!」その瀕死の部下達に向かって、唾を吐きちらしつつ声を荒げるグレゴール。
「お前達が弱いから、今まで失敗続きだったんだろうが! 最後ぐらい俺様の役に立てっつーのクズ共めが!」

 やがて、誰もが動かなくなったのを確認してから、グレゴールは隣のビルへと飛び移る。
 飛び散った肉片を踏みつぶしながら、死体の群れの中央へ行くと、そこには黒いマントが落ちていた。
 小柄な肉体を包むマントは、深紅の血に浸かっていた。

「ふふ……ふはははは! 殺した、殺したぞ、俺がシャドーマンを殺したんだ!」

 グレゴールは哄笑しながらマントの裾を掴む。
 その時になって、やっと違和感を感じ取った。
 散弾によって粉々になった部下の肉体。
 その中で、穴一つ開かずに落ちていたマント。
 ―防弾性!
 マントを翻すと、そこには小柄な部下の死体があった。

180:オシリス・キー
07/12/17 04:04:54 VP9UQW6O
「卑怯者め」

 その声は背後から。
 グレゴールが振り返る間もなく、脇腹に衝撃。
 吹き飛び、鉛筆のように横転する巨体。
 やがてその動きが止まり、ぐらつく視界の中に立っていたのは、無傷のシャドーマンだった。
 ―いや、無傷ではない。左足首から血が滴っている。
 どうやら、防弾性のボディスーツの隙間に散弾が入り、傷を負ったらしい。
 しかし、それは現状において、窮鼠猫を噛む以上の意味を持たない。

「く、くそっ……!」

 グレゴールは震える体をなんとか御して後じさる。それを追ってくるシャドーマン。

「もうこれ以上、人間界に踏み入るな。でないと次こそ地獄に堕とすからな」

 シャドーマンはそう言うと、グレゴールを強く睨みつけてから、夜空へと飛び立っていった。

「―無様ね、グレゴール」
「!」

 恐怖に全身を震わせていたグレゴールは、後ろから響いてきた女の声に全身を硬直させる。
 振り返ると、そこには褐色の肌を露出させた背の高い女が立っていた。
 紫色の軽鎧に身を包み、豊満な胸や臀部を惜しげもなく見せつける、銀色の髪をした女。
 褐色の肌は月光に照り、メリハリのあるボディを更に扇情的にしている。
 この女こそ、グレゴールのライバルであり、地球侵略部隊二番隊隊長であるガーネットだ。

「総帥より、任務失敗の暁には貴様を殺す許可をいただいている」
「が、ガーネット! 貴様、こんなに近くにいたなら、手助けしてくれても……!」
「ふざけるな。誰が貴様の穴だらけの作戦になど乗るものか。
猪突猛進、毎度毎度飽きもせず正面から殴りかかってあっさり返り討ち。
そんな知性のかけらもない作戦で命を落とした貴様の部下共に同情するよ」

 そう言って、ガーネットは腰元の長剣を抜き、剣先をグレゴールの顎にあてがう。
 唾を飲むグレゴール。上下したのど仏がその剣先に食い込み、血がしたたる。

181:オシリス・キー
07/12/17 04:05:17 VP9UQW6O
「……しかし」と言って、剣を鞘に収めるガーネット。「傷一つつけられただけ、
役に立ったと言うものだ。命だけは許してやろう。それに……」

 ガーネットは死体の海の中へ、高いヒールでもって踏み入ると、
中央に落ちていた血だらけのマントをつまみ上げて続ける。

「このマント。これで奴の力の源が解析できるというものだ。おい、サクラコ」
「――!」

 グレゴールは目を疑う。
 ガーネットが呼びかけたと同時に、どこからともなく女が現れ、ガーネットの横に現れたのだ。
 サクラコ―ガーネットの参謀を務める女は、何も言わずにそのマントを受け取る。

「材料を解析して、生産元を突き止めろ。あと、足下のあたりにシャドーマンの血痕が付着しているはずだ。
こう血まみれでは解析も難しいだろうが……奴が人間とは違う生き物なのか、
それとも着ているスーツによって強化されただけの人間なのか。
それだけ判明すれば打つ手も広がる。急げ」
「はっ」

 短い言葉を残して、夜闇の中へと消え去るサクラコ。

「さて……あとは保険の結果を待つだけだ」ガーネットはグレゴールを無視してビルの屋上の縁に立つと、

ネオン煌めく新宿の町を睥睨する。「シャドーマンよ。この私が相手となるからには、
今までのように一筋縄にはゆかんぞ? ククククッ……!」

 深紅のリップを引いた唇に含んだ笑みは、やがて哄笑へと変化する。
 その邪悪な、それでいて妖艶なガーネットの姿を見ながら、グレゴールは屈辱に肩を震わせていた……。

182:オシリス・キー
07/12/17 04:05:52 VP9UQW6O


 新宿都庁の隣に立つビル、そこが僕の秘密基地だ。
 痛む足をかばいながら、ビルとビルの間を跳んできた僕は、
やっと自分のビルの屋上に到着して胸をなで下ろす。
 腕時計を見ると、ここから出動して10分になろうかというところだった。
 やがて、ちょうど10分が経ち―その瞬間、僕の全身を包んでいた黒のボディスーツとバイザーが光に包まれると、
タンクトップにボクサーパンツという肌着姿に戻ってしまう。

「うっ、寒い……!」

 ビル風に当たる肩を抱えながら、屋上の隅……ヘリポート横に設置されたエレベーターへと向かう。
 そう、僕……桜田虎之助は、人知れず人類を守り続ける正義のヒーロー、シャドーマンなのだ。
 先祖代々受け継いできた変身能力によって、まだ未成年である僕は、
鋼鉄よりも固いボディスーツに身を包んだ勇者へと変身する。
 先代が急遽亡くなった都合上、まだ修行の足りない僕は、十分程度しか変身を保っていられないけれど、

それでも今まで半年近く、悪の結社「竜の牙」による地球侵略を阻み続けてきた。
 しかし、今日は油断してしまい……

「スーツの隙間に散弾が入ってしまうなんて……なんて未熟なんだ」

 悪の幹部、グレゴリーによる卑劣な不意打ちだったとはいえ、避けるタイミングを逸してしまった。
 これは相手が強かった云々の問題ではなく、ただ僕が未熟だっただけの話だ。
 そう考えなければ、今後勢いを増すであろう、竜の牙に対抗できやしない。

「武上さんに治療薬を用意してもらわ……っ!?」

 エレベーターの扉が閉じようとした瞬間。
 ネオン渦巻く町のどこかから視線を感じた。

(もしかして、グレゴールが?)

 下り行くエレベーターの中で、僕は嫌な予感に背筋を凍らせる。

(いや、奴は恐怖して動けなかったはずだ……)
(でも、ここがばれると大変なことに……)
(……いや、考えすぎだ。初めて実戦で傷を負ったから、不安になってるだけだ)

183:オシリス・キー
07/12/17 04:06:23 VP9UQW6O
 やがて、扉が開く。
 そこには、僕の執事である武上さんが立っていた。

「坊ちゃま、お帰りなさいませ……むっ! その傷は!」
「うん、かすり傷だけど、やられちゃった……早く治療を」
「承知しました」

 そう言って医療室へと向かう武上さん。
 このビルには大抵の施設が揃っており、シャドーマンとして活動する上で困らないように出来ている。
 これも、世界の平和を守るために世界中の財団と交渉して、財産を築き上げた先々代のおかげだ。
 シャドーマンの秘密がばれないように、ビル下層部の桜田財団関係施設以外には、
外部の人間が入れないようになっている。 
 なので、こうして傷を負った時も、執事である武上さん以外に頼れる人がいないのだ。
 ふかふかのソファーに座りながら、武上さんに足の治療をして貰う。

「坊ちゃま」武上さんは冷静な声音で言った。「おこがましい話ですが、
この老いぼれにこれ以上、心配をさせないでください」
「おこがましくなんてないさ。僕を子供の頃から面倒を見てくれたのは武上さんだよ。
今後はもっと修行して、こんな目にあわないようにするから」
「お願いいたします。この老いぼれも、そう長くないでしょうからな……」
「なにを言うんだ」
「もちろん冗談ですよ。虎之助様の次代が育たれるまでは、不肖武上、死んでも死にきれませぬ。
ただ、このようなつまらぬ冗談を言わなくても済むよう、ゆめゆめ怠りなくご自愛なされますよう……」
「わかってるよ。次からは完璧にやるさ。安心して」
「ありがとうございます」

 包帯を巻きながら頭を下げる武上さん。
 六十を超えながら、動きは機敏で老いを感じさせない武上さんは、
父の代から桜田家に仕えているベテランの執事だ。
 シャドーマンの秘密を守るため、僕の世話は全て武上さんに任せている。

(……もし今武上さんがいなくなれば、僕はどうすればいいのだろう?)
「もし私に何かあっても」そんな声に出せない僕の疑問に、話の流れから答える武上さん。
「ご安心ください。不測の事態に備え、次代の執事は選別してあります。
執事を育てるための国際機関において、特Aランクを取得した優秀な執事でしてな。
葵という名のヒヨッコですが、今度、虎之助様にご挨拶に来るよう伝えましょう」
「……大丈夫さ。武上さんに何かあったら、なんて、考えたくもない」

 にっこりと柔和に笑う武上さん。
 僕は安心して、痛む足首を武上さんに預ける。
 その時、僕は想像を拒んでいた現実。
 まさか、それがその次の日に訪れるだなんて、思いもしなかったんだ。

184:オシリス・キー
07/12/17 04:06:56 VP9UQW6O
 ◆

 心臓発作によるショック死。
 買い物にでかけていた武上さんの死因は、そんなありふれたものだった。
 葬式は行わない。桜井家の関係者は、その仕事の内容上、公な儀式を行う訳にはいかない。
 結果、僕は一人、この広いビルの上層でぼんやりと日々を過ごすしかなかった。
 正義を守る僕に、学校に行く義務はない。
 それは日本国によって特例許可が下りている。
 だから、僕は武上さんに勉強を教わり、武上さんに武術を教わり、
武上さんに全ての世話をして貰っていた。
 その武上さんを失った以上、僕は正義を守ることすらままならなくなってしまったのだ。
 僕は、冷蔵庫に残っていたジャムを舐めながら鏡を見る。
 そこには頬の痩せこけた、正義の味方とは到底思えない子供の顔があった。

「今日……今日、葵さんがやってくる」

 そう。武上さんが死んで三日目。
 武上さんの死は警察から知らされた。
 公共機関の情報経路から執事育成機関へと連絡が伝わったらしく、
早速明日に代替の執事を向かわせる、という旨の書かれた手紙が送られてきたのが昨日。
 今日、武上さんが言っていた葵さんがやってくるのだ。
 恐らく、二十~三十歳の男性の方だろう。どんな人なのだろうか。
 何より、このままでは僕が餓死してしまう。
 空になったジャムの瓶をゴミ箱に入れたところでチャイムが鳴る。

「来た!」

 僕は、まだ傷の完治しきらない足をもつれさせながら、エレベーターの扉へと向かった。
 このビルは四十階以下が、桜田財団の基幹企業に貸し出されており、
それ以上の階層は存在しないことになっている。
 財団企業によってカモフラージュされた、僕の住む四十一階に入るには、
指定のエレベーターのコンソールからパスワード入力が必要であり、
それを知るのは僕の執事しかいない。
 エレベーターの前に来ると、改めてパスワードを入力させてから、解錠を許可する。
 両開きの扉の中から現れたのは―。

185:オシリス・キー
07/12/17 04:07:25 VP9UQW6O
(お……女の人?)

 そう。そこには、背の高い女性が立っていた。
 褐色の肌に、艶のある化粧を施したその女性は、
メリハリのある体をスーツに包んでおり、短いスカートから長い脚が伸びている。
 高いヒールを履きこなしたその女性は、
まさに仕事の出来るキャリアウーマンといった風体、
それでいて銀色の髪をなびかせ微笑する様は、
どこか艶美さを感じさせる。
 今まで、死んでしまった両親や武上さんの他に人と接すること自体皆無だった僕は、
その女性を見て、人見知りとは別の意味で硬直してしまった。

「こんばんわ。古明寺葵と申します」

 上品な仕草で挨拶する葵さん。
 僕は、どうも、と小さくつぶやくにとどまった。

『葵という名のヒヨッコですが……』

 武上さんの口調から、男性だとばかり思いこんでいた僕は、
その不意打ちに言葉を失うほかなかったのだ。

「宜しくお願いいたします、虎之助様」

 しかし、そんな僕の事情を知らない葵さんは、
冷静にそう言って僕の元へと歩み寄ると、僕の手を掴んで胸元に寄せた。
 豊満で柔らかな葵さんの胸の感触が、手の甲に伝わってくる。

「よ……よろしく、あおっ、葵さん……?」
「? どうかなされました?」
「い、いや……男性だとばかり思っていたから……」
「子供の頃から、名前が男性っぽいと言われますわ」

 そう言って、再びニッコリと笑う葵さん。
 そうだ。葵、なんて名前、男だけの名前じゃない。
 僕が勘違いしていただけじゃないか。
 葵さんは僕の姿をじっくりと見てから、眉根を寄せた。

「ご主人様……」
「ご……ご主人様?」
「そうです。お仕えする方の呼称なのですから当然ですわ。それより、ご主人様……
……お風呂に入られていないでしょう? それに、食事も取られていない様子……
……それだけ先代の武上に生活を頼っておられたのですね」

 そう言って、僕の服を脱がしにかかる葵さん。

「ちょ、ちょっと待って! それぐらい、僕が……」
「いえ、お風呂にも一人で入れていなかったのですから、
無理矢理にでも入っていただきます」

 そうやって強引に裸にさせられると、僕は一人風呂場に放り込まれた……。


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