08/01/01 03:28:20 9Iu9RRgt
「…直」
「っ、‥‥」
泣きじゃくる直をぎゅっと抱き寄せると吃驚したのか身体を強ばらせたのが分かる。
「お前は…ホントに馬鹿だな」
「秋山さ…」
身体を離して黙って瞳を見つめれば
あの…と目を泳がせる。
その仕草があまりに直らしくて笑ってしまう。
「ははっ…」
「?」
「お前のそれ、わざと?」
「ぁ…秋山さんッ、」
ゆっくり体重をかけて床に組み敷くと直は不安に顔を歪めた。
「男の俺が女のキミを押し倒す…どういう意味か分かるか?」
「…ぇ、と‥‥」
「好きなヤツにあんな顔されて…何もしない男が居るなら是非会ってみたい」
ゆっくり顔を近付け唇を重ねた。