LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロ 【4回戦】at EROPARO
LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロ 【4回戦】 - 暇つぶし2ch21:名無しさん@ピンキー
07/11/03 09:56:14 J6pgpD2v
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Side.N

あの夜以来…秋山さんと初めてホテルで過ごした夜。
あの時に感じた寂しさが、どこか私の中で燻っている。
……どうして、なんだろう。
会いたい時に秋山さんはちゃんと会ってくれるし携帯でも話をしてくれている。
でも、こうして離れてしまうと寂しさが沸き起こってくる。
その僅かな時間すら無くしたくて何かと用事を作っては秋山さんの家を訪ねてしまう。
秋山さんが…好き。
少し癖のある髪と切れ長の睫毛と鋭いのにどこか寂しげな瞳が好き。
面倒くさそうにしながらも、見守ってくれて私を助けてくれる…優しいトコが好き。
ずっと、ずっと一緒に…そばにいたい。
こんな自分勝手でわがままな私を晒してしまうと、秋山さんに嫌われそう。
でも溢れてしまう気持ちが抑えきれなくて、私はまた秋山さんの家へ行ってしまう。
ほんの少しの時間でも…。


Side.A

直とお互いの気持ちを確かめ、何度も肌を重ねていてもまだ、どこかで彼女を求める自分が居る。
そう、互いの家を行き来はしていても、時々訪れる一人の時間。
何をしているのか…予定は知っているのに、どうしているのだろうとつい、考えてしまう。
こんなにも貪欲で独占欲が強かったなんて、直と付き合うまでは自分の中でも知らなかった部分だ。
吹かしていたタバコの煙を見つめながら…ただ一人の時間を過ごしていた。

玄関の呼び出し音が鳴り響く。
タバコの火を消して、玄関の扉を開けに行くと直が買い物袋と鞄を手に立っていた。
「秋山さん、おじゃまします。」
「ああ。」
靴を脱いで部屋へ入ってくる。
「すみません、遅くなっちゃいました。お腹、空きました?」
「ん…まぁな。」
「じゃ、すぐに用意しますね。」
そう言って買い物袋だけを持ち、台所へ向かう。
しばらくすると小気味よい包丁の音と煮え立つ鍋の中から旨そうな匂いが漂う。
何度か味わった直の料理はどちらかというと和食が多い。
幼い頃から料理をしていただけあって手際がよく、しばらくするとテーブルの上に様々な料理が並んだ。
「どうぞ、食べて下さい。」
「ああ。」
今は週に1~2回ぐらいはこうして他愛も無い話をしながら食事をしたりして過ごしているが、
一人の時は、面倒なのと孤独感を感じるのとで…つい、外食で済ましてしまう。
このまま…一緒に暮らしたいと願うのは、俺のわがままだろうか?


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