可愛いあのコをHなゲームで…パヤパヤ☆at EROPARO
可愛いあのコをHなゲームで…パヤパヤ☆ - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
09/12/18 22:39:09 lBvtORKW
ちょっと斜め上だけど面白かった。GJ!

401:名無しさん@ピンキー
09/12/19 08:12:54 u4vzApqb
>>397
GJ
本当に女の子は誤魔化せるのか試すのとか読みたい。

402:名無しさん@ピンキー
09/12/19 14:10:48 XB4nBBIn
グッジョブ。

ギャグとエロのバランスが取れてて良いです。

403:名無しさん@ピンキー
09/12/29 20:00:30 djONwT9t


404:名無しさん@ピンキー
09/12/30 19:48:36 /xZhpx+1


405:名無しさん@ピンキー
10/01/01 02:24:50 WlRPJ3Iu


406:名無しさん@ピンキー
10/01/01 11:05:26 +Ee4ZFu3


407:名無しさん@ピンキー
10/01/01 18:31:35 Zel4q2NS


408:名無しさん@ピンキー
10/01/04 02:15:37 f5fB+qXU


409:名無しさん@ピンキー
10/01/06 23:17:04 vCbE6XJQ
良スレ保守

410:名無しさん@ピンキー
10/01/07 18:52:26 /pelw6u1
オフ会の続きが読みたくて読みたくて勃起しっぱなしですわ!

411:名無しさん@ピンキー
10/01/11 06:59:51 PJ9gLuQN
スゴロクの続きが読みたくて勃起しっぱなしですわ!

412:名無しさん@ピンキー
10/01/26 07:32:16 xnHYit9P
このスレのまだ完結してない全ての作品の続きが読みたくて勃起しっぱなしですわ!

413:名無しさん@ピンキー
10/01/26 12:10:24 DVjRDMd7
>>401
うそついて隠したとしても、イッたままやられ続けるんだからむっちゃつらいんでないの?


414:名無しさん@ピンキー
10/01/30 00:18:04 qNBXAXxu
でもそうなったら展開的には美味しい

415:名無しさん@ピンキー
10/02/07 00:26:37 TJi3pfRM
保守

416:名無しさん@ピンキー
10/02/07 10:26:06 9f2rpoU+
今更だけど、障害物競争最高でした><
文化祭も違う趣があってよかったです この変態学校設定とキャラがかわいい
また思いついたらでいいので続編待ってます

417:名無しさん@ピンキー
10/02/16 06:21:30 lnUBa5JW
なかなかいいですな。

418:名無しさん@ピンキー
10/02/18 13:11:13 nDSRORhc
可愛らしいスレだ・・・パヤパヤ☆

419:名無しさん@ピンキー
10/02/21 23:27:13 J77XdYeH
障害物競争はいいものでした

420:名無しさん@ピンキー
10/02/25 01:32:38 QuquXB76
ここまで自分好みだと驚く
最初の頃の人、障害物の人と同じ人かな

421:障害物競走の人
10/02/26 22:11:31 f+4BESIZ
いえ、初めの頃の方とは別人ですよ

422:名無しさん@ピンキー
10/02/27 08:10:33 ibB8HPQ5
>>421
障害物競争の人ちゃんといてくれたのか
最近なんか書いてたりする?

423:障害物競走の人
10/02/28 12:26:40 ZUxCdfxC
よい妄想がなかなか降りてこないので…
気長にお待ちください

424:名無しさん@ピンキー
10/03/04 21:42:39 3iVJcx46
気長にお待ちしております
でも一度このスレ上げてもいいかな 
新しい人きてくれるかもしれない

425:名無しさん@ピンキー
10/03/06 14:18:07 QrwmFIGg
いいんでないの

426:名無しさん@ピンキー
10/03/06 23:56:25 bX3pO4T5
じゃあage

427:名無しさん@ピンキー
10/03/08 21:50:04 iGyWzF3i
>>423
他に書いてるスレとかあります?

428:障害物競走の人
10/03/10 21:58:51 OD6kxn/l
>>427
SS投下してるのはこのスレだけですよ

429:名無しさん@ピンキー
10/03/21 01:08:10 6294tqas
あげあげ

430:名無しさん@ピンキー
10/03/26 23:51:46 jskssogw
パヤパヤ☆

431:名無しさん@ピンキー
10/04/03 18:36:12 VkS5OPFE
ほしゅほしゅ

432:名無しさん@ピンキー
10/04/07 21:14:35 7ns3acde
個人的には奴隷宣言した美樹ちゃんのその後が気になったり

433:障害物競走の人
10/04/10 22:30:13 Pyf5qu+J
「半年ぶりにこんにちは。第3放送部の名無しAです」
「てか、これを書き始めてるのが半年ぶりだから、書き上げる頃には半年じゃ済まなくなる可能性もあるだろ」
「や~なかなかいい妄想が降りてこないんですよ」
「中の人の思考をそのまま垂れ流すなよ。それで書き始めたってことは良い妄想が降りてきたとか?」
「いや、ぶっちゃけプロットまとめずに書き出しているから、途中で投げ出す可能性大」
「さりげなく予防線を張ってやがるな」

「さて学園祭シリーズ、次の演し物は化学部のステルス鬼ごっこです」
「ほう、演目だけ聞くと色々なエロパターンが想像できるが……」
「ルールは簡単、校舎のワンフロアをフィールドとして、制限時間まで鬼から逃げ切ったら勝利です」
「ステルスってことは鬼か逃亡者のどっちかは普通じゃ見えないんだろ?」
「その通りです。逃亡者は透明薬を服用し、その効果時間はちょうど鬼ごっこの終了時間とぴったり一致します」
「それじゃ逃亡者が圧倒的に有利じゃね?」
「勿論、鬼にもPleasureControlSystem(快感制御装置)というアイテムが貸し出されます」
「PCS?」
「予め設定しておいた対象者の性感を自在に操れると言うアイテムです」
「つまり透明化した女の子をPCSを使って探り当てて捕獲しようってことか」
「そういうことです。とりあえずは化学部部室からの映像をご覧いただきましょう」

「さて、化学部ではただいまそれぞれ仕切りで分けられた部屋で待機している鬼と逃亡者にルールの説明がされております」
「鬼役の男子生徒は学業では学園でもトップクラスの秀才君だな」
「この手の美味しい役柄をゲットするにはゲームの時みたいに大金を支払うか、スポーツもしくは学業で優れた成果を残すことが求められますから」
「じゃ生徒会長に聞くの時にセクハラレイプしてた全身タイツ野郎どもも?」
「勿論中身は全国クラスの秀才かアスリートですよ」
「それもどうなんだ……もしかしたら高校野球の期待のエースとかが全身白タイツでセクハラレイプしてたかもってことだろ?」
「そういう学園ですから」
「ちなみに鬼が男子生徒ってことは逃亡者は当然……」
「女子生徒です。それも学年一の美巨乳美少女、ゆりなちゃんです。」
「それは楽しみだね。しかし学園祭の演し物なのに、客がまるではいってないようだが?」
「ステルス鬼ごっこは、その性質上開催されていることが周囲にばれると色々と問題がありまして……。この実況を後からVTRで流すのが化学部の本当の演し物ということになります」
「なるほど、ちなみにルールは?」
「エリアはA校舎2Fのフロア全てが対象になりますが、男女の入室制限のあるトイレは開始後双方侵入不可になります。また1Fと3Fに通じる階段もエリア外という判定で、侵入すれば即失格です」
「階段はともかく女子トイレは篭られたら手の出しようがないから侵入不可ってことか」
「あと制限時間はお互いに知らされず、校内放送でアナウンスが流れた時点で終了となります。また鬼も逃亡者もお互いが誰であるかは知らされないままのスタートとなります」
「なるほど」
「PCSは対象をゆりなちゃんに固定させているため、他の女の子には効果はありません」
「どれくらいの効果なの?」
「PCSは通常モードと絶頂モードに分かれていまして、通常モードは常にONの状態で使えます。この場合、近くにいると徐々に体が火照りはじめて、大体3分経過すると歩行が困難な程の快楽状態に落ちてしまいます」
「通常モードでも結構効くんだね」
「それでも体の異変を感じたら、すぐにその周辺から距離を取れば何とかなります。次に絶頂モードですが、これは一度使うと3分間の再チャージが必要で、効果時間は5秒です」
「その分効果は強力と……」
「その5秒間で全く素面の女性を潮噴き絶頂させるくらいの超強力モードです。ただし5秒しかもちませんから、無駄打ちはできません」
「万が一制限時間が10分だったら最大4回しか使えんわけだからな」
「制限時間を教えない理由の一つですね」

434:障害物競走の人
10/04/10 22:31:23 Pyf5qu+J
「じゃ、基本は通常モードのまま、ゆりなちゃんが隠れていそうな場所を探し、怪しい気配を感じたら絶頂モードに切り替える……っていうのが鬼側の基本行動スタイルになるわけか」
「そうなりますね。あとは通常モードに比べると絶頂モードは効果範囲が狭くなっていますから、その点も注意が必要です」
「どれくらい違うの?」
「効果範囲についてはゆりなちゃん、秀才君ともに教えられていません。実際に使い、使われてみないとわからないんですね。あ、先に説明の終わった秀才君が化学部部室を後にします。この後秀才君は校舎中央の男子トイレで5分間待機してから行動を開始します」
「逃げる側は透明とは言え、化学部部室で同時スタートじゃ即絶頂モードに切り替えればスタートと同時に決着してしまうからか」
「その通りです」
「あ、ちなみ鬼はゆりなちゃんにタッチしたら勝ち?」
「いや、それだと偶然触れただけで勝負がついてしまう可能性もありますので、もっと確実に……あ、ゆりなちゃんが透明薬を服用し始めました」
「おっと、徐々に体が透けていって……制服だけが宙に浮いていますね。この薬、衣服は透明化の対象外なのか」
「勿論です。ですから当然ゆりなちゃんは制服を脱がないとモロバレです」
「つまり透明化しているとは言え全裸で校内を走りまわるわけだな。これは色々なハプニングが期待できそうだ」
「ステルス鬼ごっこの開催が秘匿されているのもこれが理由です。透明とは言え全裸の美少女が会場のA校舎2Fにいるとわかれば、野次馬が殺到しますから」
「そりゃそうだ」
「というわけで透明全裸になったゆりなちゃんが化学部部室を後にします。ちなみに校内のカメラは勿論アンチステルスモードが搭載されていますので……」
「全裸ゆりなちゃんが画面に写っているね!」
「このゲーム、ゆりなちゃんが勝った場合、勝者の権利としてゆりなちゃんの映像は完全モザイクの放映となってしまいます。珍しく実況する我々だけがどちらに転んでも全裸が拝めると言う役得のある演し物です」
「素晴らしい。走るとたゆんたゆん揺れる美巨乳が素晴らしい。その割に小さめで綺麗な桜色の乳首も素晴らしい。ああ素晴らしい素晴らしい」
「はいはい、素晴らしいですね。さて先程言いかけた勝利条件ですが……」
「ああ、触れるだけじゃなくて?」
「ゆりなちゃんの体にPCSを5秒間押し付けたら勝利確定になります」
「なんだかその時の光景を想像すると楽しそうだね」
「近くに寄るだけで感じてしまう装置を直接肌に押し付けられるわけですからね」
「これは秀才君の頑張りに期待したいところですね」

「さてA校舎2Fは化学部部室も兼ねた第2理科室と家庭科室が両端にあり、その間にある普通教室では各クラスの演し物が開催されています」
「演し物の性質上部員以外誰もいない第2理科室とは違って、家庭科室では手作りお菓子の参加型実演販売ということで、幼年部や少等部の子供達で大盛況と言った様子ですね」
「廊下もそれなりに賑わっており、この人ごみの中からステルス化しているゆりなちゃんを探すのは結構大変そうですね」
「ただゆりなちゃんもこれだけ人がいると、接触の危険性が高くて神経を使いそうですね」
「周りの生徒から見えていないのですから、ゆりなちゃんが避けないと相手は容赦なくぶつかってきますからね」
「ぶつかって転んだりして騒ぎになれば、秀才君がすぐさま駆け寄ってくるでしょうしねぇ」
「そこでゆりなちゃんの行動ですが、おや化学部部室の近くで人通りの少ないポイントでじっとうずくまっていますね」
「動きまわる方が危険だと判断したのでしょうかね」
「それもあるでしょうが、時間切れで勝利した場合に透明薬の効果が切れますからね」
「あ、つまり鬼ごっこ終了の時間になったら、いきなり全裸で人前に姿を現してしまうわけですね」
「そうです。終了したらすぐに化学部員がガウンを持って駆けつけてくれる手筈にはなっていますが、化学部部室の近くなら人目に晒される時間も少なくて済むということなんでしょう」
「制限時間がわかっていれば、別の場所で隠れていて、時間ギリギリで化学部部室に近付くという手もあったんでしょうが、制限時間はお互いに知らされていませんから、最初から近くにいるしかないということですか」
「しかし、これには危険もありますね」
「そうです。ゆりなちゃんがそう考えることを見越して秀才君が行動をすれば……」

435:障害物競走の人
10/04/10 22:31:45 Pyf5qu+J
「おっと、その秀才君が待機時間を終了して動き始めます」
「一応追いかける側もギリギリまでは自分が鬼だと知られない方が有利なので、秀才君も他の生徒に紛れてトイレから出てきましたね」
「とはいえゆりなちゃんには待機場所も待機時間も知らされていないので、この時点での特定はまず不可能なんですけどね」
「その秀才君ですが、やはりバレを恐れてなのかさり気なく4人の男子生徒の集団の後方に紛れながら、化学部部室の方に近づいていきます」
「これはゆりなちゃんの考えに気付いていますね」

『んくっ!ん……はぁっ、はぁん……うぅ』

「おっとお互いの距離が5M程度になったところで、ゆりなちゃんの様子が変わりましたね」
「自分の体をだき抱えるようにして震えながら、小さく吐息を漏らしています」
「ま、小さな声ですし聞こえてしまうことはないでしょう」
「さて、PCSの効果に震えながらもゆりなちゃんは必死で自分に近づいてくる男子生徒を確認しています」
「校舎の端にいて、上下の階段は禁止エリアとなれば廊下を歩いて自分に近づいてきている男子のうちの誰かが鬼ってことになりますからね」
「しかしPCSの効果範囲が不明ですから、近づいてきている男子の誰かまではなかなか特定は難しそうですね」
「今現在、ゆりなちゃんのすぐ近くに男子生徒2名、そして数メートル先に本命の秀才君とその他4名、そして更に数メートル先に3名の男子生徒、以上がゆりなちゃんの視点から見て怪しいと思われる男子生徒になりますね」
「そしてすぐ近くにいた2名はそのまま階段の方へと去っていきましたから除外されて、本命グループと後方の3人組に疑惑の対象は絞られます」
「おや、ここでゆりなちゃんがゆっくりと立ち上がり、他の生徒にぶつからないようにしながら廊下を歩き始めました」
「ある程度容疑者を絞り込めたので、完全な特定は次の機会に譲って今は距離を取ろうという判断ですね」
「ちなみに鬼とすれ違うことになりますが、PCSは効果範囲内であれば常に一定の効果なので近付き過ぎたからどうということはありません」
「しかしまだ通常モードの効果範囲に入って30秒程度しか立っていないのに、もう顔は真っ赤で乳首もやや硬くなっている様子ですね」
「3分で足腰立たなくなるらしいですからね」
「今、秀才君の横を通り過ぎ……あっ!」

『ひっ!?んああああああぁぁっっっ!!』

「これは?すれ違い様にまるでわかっていたかのように、秀才君が絶頂モードをオンにっ!?」
「ゆりなちゃんの体が電気に打たれたかのように反り返った瞬間、割れ目から愛液が噴出しましたっ!」
「秀才君が自分の真横から聞こえた声に反応してすぐさま手を伸ばしますが、無意識にグラリと前につんのめったゆりなちゃんはからくも秀才君の腕をすり抜けてフラフラとよろめきながら逃げ出そうとします」
「どうやら絶頂モードの効果範囲は1M程度のようですぐに効果範囲からは脱したものの、廊下にポタポタと愛液を垂らしてしまってます」
「ゆりなちゃんを捕まえ損ねて一瞬動きの止まった秀才君ですが、床の愛液に気付き猛然と追跡を始めます」
「あ、ゆりなちゃんが教室に逃げ込みました!ここは学園祭定番の軽食喫茶店ですね」
「そして店内に入った瞬間、手近なテーブルのお冷を手にとって……うわっ!床にぶちまけています!」
「突然目の前のコップが浮き上がって中身をまき散らしたことに驚きを隠せないテーブルの女生徒二人組ですが、店員は誤ってコップを落としたのだろうと笑顔で床を拭き始めます」
「これで愛液の痕跡を誤魔化すことができますね。それにしてもゆりなちゃん、意外に大胆な判断と行動力です」
「数秒後に店内に駆け込んだ秀才君もやられた……という顔をしています」
「一方でゆりなちゃんは秀才君の顔を確認して鬼が誰だか見極めると、少しふらつきながらもその場を離れます」
「愛液が流れ落ちないように手で股間を抑えながら歩く姿が悩ましいですね」
「開始直後から怒涛の急展開でしたが、とりあえずはゆりなちゃんが何とか難を乗り切りましたね」
「それにしても秀才君はどうしてあのタイミングで絶頂モードに切り替えたんでしょうね?」
「あれ、わかりませんか?」
「いや全然わかんないんだけど……」
「可愛い女の子はすれ違うといい匂いのする法則!」
「ああっ!」(その時解説Aに電流走る!)

436:障害物競走の人
10/04/10 22:35:42 Pyf5qu+J
【とりあえず書きためた分だけ投下します】
【冒頭のやり取りの通り、展開をあまり考えずに設定だけ決めて書き始めましたので、この先どうするか決めてません】
【内容も心理戦的な色合いが強くなりそうなので、解説式より一人称視点の方がいいかもとか思ったりしているので、続きでいきなり文体が変わるかも知れません】
【それではまたいつかw】

437:名無しさん@ピンキー
10/04/11 00:51:35 dwJVLHob
馬鹿すぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwGJ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

続きも期待してるぜ!

438:名無しさん@ピンキー
10/04/11 01:47:58 5Sn6TIgO
面白かったぜ。GJ

439:名無しさん@ピンキー
10/04/11 02:21:43 liSy8dop
やはり貴方は最高だ!GJ

440:名無しさん@ピンキー
10/04/11 08:10:12 nwSo63Yk
待ちわびていました。
GJGJ


441:名無しさん@ピンキー
10/04/11 23:12:30 N5VFfnlD
あー、こういう駆け引き付きの大好きだわー
そしてそれでも文章からにじみ出る馬鹿臭さがたまらないw

442:名無しさん@ピンキー
10/04/12 00:30:34 v0LMa0Mm
ああ、確かにとてつもなくお馬鹿(超誉め言葉)な設定だ
さすが、障害物競走の人だぜ!続きが楽しみだ

443:名無しさん@ピンキー
10/04/12 22:19:52 dWS5DG14
ふぅ、やっと追いついた

なんだこのすばらしいスレは

444:名無しさん@ピンキー
10/04/13 19:20:58 sdg5d7t8
GJ!そして続きが気になるw

445:障害物競走の人
10/04/13 23:02:02 /yVzasMF
【というわけで予告通り一人称視点で再開します】

(はぁ……びっくりしたぁ……)
喫茶店の隣の教室に入るとなるべく人の寄ってきそうにない場所にしゃがみ込むと安心したようにふぅと小さなため息をつきながらしゃがみ込む。
ややナチュラルウェーブの掛かった栗色の髪の毛と瞳の大きい幼さの残った顔立ちは可愛いを通り越して愛らしいという形容詞が相応しい。
しかし両手で抱え込むようにして隠している胸元の膨らみは学年随一と呼ばれる美巨乳であり、常に羨望と欲望の視線を集めている。
そんなアンバランスな容姿を持つ少女の名は美原ゆりな、学年でも5本の指に入るであろう人気の美少女である。
その美少女は現在、完全に一糸纏わぬ状態で教室の隅でしゃがみ込んでいる訳なのだが、その姿に注目するものは全くの皆無。
化学部の学園祭の演目である「ステルス鬼ごっこ」に使用される「透明薬」の効果で完全に透明化しているからだ。
ちなみにゆりなが一時避難しているこの教室のクラスは演し物を校庭か講堂で行う為か、教室内は閑散としており、たまに休憩に来る生徒が交代で数人ずつ入ってくる程度である。

(けど、どうやってわたしを見つけたんだろう……)
ゆりなは鬼ごっこが開始されてすぐにA校舎2F西端の化学部部室傍で待機を始めた。
理由は複数ある。
まず鬼が誰なのかを見極める必要があった。
追跡者が誰なのかがわかれば、自分は透明であるが故に鬼の動向を遠目に監視しながら安全に距離を取るという戦法が可能になる。
PCSは厄介な道具だが、自分に鬼が近付いていると知らせてくれるセンサーでもある。
ただし四方八方から人が歩いてくる場所にいては、誰が鬼なのか特定できない。
できれば人の流れが限定される場所が望ましい。
校舎西端の化学部部室前ならば、東から歩いてくる人の流れと上下階段からの人の流れに限定できる。
階段に関しては進入禁止エリアであるため、東から歩いてくる男子生徒だけに注意してさえいれば良い。
また化学部はこの鬼ごっこが終わるまでは誰も立ち入らないため、それ程多くの人が通り掛からないのも理想的だった。
更に時間切れで勝利が確定した際に、すぐに化学部部室に飛び込めば全裸を晒さなくて済むという可能性も理由の一つだ。
とは言え自分がそう考えたなら鬼も自分の思考を読んで行動する可能性はあると思っていた。
相手が頭の切れる男子なら、こちらの作戦を察知して化学部部室に近付いてくるから正体を見極めることができる、逆に頭の悪い男子なら隠れたまま時間切れまで待機できる可能性すら出てくる。
化学部部室傍での待機はゆりなにとっては、どちらに転んでも悪くない作戦だった。
それ故に鬼ごっこ開始間もなくPCSの効果が肉体を襲ってきたこと、鬼が明らかにそれとわかるように一人で近づいてくるのではなく、複数の男子生徒に紛れて近づいて来ているとわかったときは、早めにその場を離れようとした。
まだ容疑者を5,6人に絞ることができたという程度だったが、相手が頭の切れるタイプのこちらの行動や思考を読んで動く男子生徒だとわかった時点で、鬼の判別も執着せずにまずは安全に距離を取ることを優先させたのだ。
無論、距離を取るとは言え化学部部室内と上下階段は進入禁止のために、鬼と思しき男子生徒の集団と一度はすれ違う必要がある。
しかしPCSの効果は距離に比例しないと聞いていたし一瞬交錯するだけなら問題ないと考えていた。
ところがである、鬼はまるで計ったかのようなタイミングでゆりなが真横を通り過ぎた瞬間にPCSのモードを変えたのだ。
突然快楽中枢に直接電気信号を送り込まれたかのように、ゆりなの全身を性的快感が駆け巡った。
我慢するどころか声を抑えることすら不可能な快感に、悲鳴を上げて思わずよろめいたが逆にそれが幸いして鬼の手を掻い潜る事ができた。
その後、愛液をまき散らしながら必死で喫茶店を出店している教室に駆け込んで、テーブルから水の入ったコップをひったくると、床にぶちまけた。
そしてなんとか愛液の痕跡を誤魔化しながらPCSの効果範囲から逃げ切った。
そのすぐあとに教室に駆け込んできた鬼の顔を確認して、当初の目的を達成することができたのだ。
素早い機転と行動で危地を見事に脱したように見えるが、実際のところ運が良かっただけだとゆりなは思う。
絶頂モードを食らったとき、自分の前に誰かがいればぶつかって倒れてしまっていただろう。
そうなれば恐らくその時点でゲームオーバーだったに違いない。
一番近くの教室が喫茶店だったのも幸運だった。
もしあの教室が今待機している教室のように空き教室だったら愛液の痕跡を隠し通すことは難しかった。

446:障害物競走の人
10/04/13 23:02:33 /yVzasMF
(でもとにかく誰が鬼なのかわかったんだから、作戦を考えないと……)
ともあれゆりなは再び思考を組み立て始める。
判明した事実、想定外だった事実、予測していなかった事実を順に整理し、それら材料として対策を編んでいく。
判明したことはまず鬼の正体、主要教科は常に一桁台、それも大抵は5位以内という秀才の男子生徒。
化学部部室傍での待機を見破ったように、偶然に頼らず理詰めでこちらの行動を予測して動いてくるタイプの生徒だ。
そしてPCSの効果範囲、通常モードで約5~7M、絶頂モードは約0.5~1.5Mを半径とする恐らくは円形状の範囲。
絶頂モードは想定していたより随分と範囲が狭い。
しかし逆に通常モードの効果は想定を上回っていた。
効果範囲内に入っても多少は我慢が効くと思っていた通常モードは、あたかもじっくりと豊かな美乳を揉みほぐされるような感覚で予想以上に強い快感をもたらしてくる。
効果範囲内に1分も居れば息が荒くなって声が漏れ始め、2分で全身を震わせながら喘ぎ泣いてしまい、3分も経てば上と下両方の口からだらしなく涎を垂らして悶え狂ってしまいそうな程の威力だった。
性感というのは一度火が点いてしまうと、快楽の波が押し寄せるのに要する時間は加速度的に短くなり、逆に波が引く時間はどんどん伸びていく。
僅かな時間とはいえ絶頂モードを受けて、体に火がついてしまった状態で、通常モードの範囲内に足を踏み入れるのは、言わば体内に快楽の種火をずっと灯し続けてしまうようなもの。
そうなると通常モードの範囲に絶対に入らずに鬼を観察するには10Mくらい離れておかなければならない。
しかし、半径10Mとなるとほぼ教室全域をカバーしてしまう。
つまり鬼が教室に入ったとしても、追うことはできず廊下から中を伺うしか無い。
だが、たいていの教室はドアはともかく廊下側の窓は締めてある場合がほとんどだ。
そしてドアの周辺はもっとも混雑しやすく、透明化している自分と誰かが接触してしまう可能性が非常に高い。
結論として鬼が教室に入ってしまうと、通常モードの効果範囲に入らないまま鬼の動向を察知するのは非常に難しいということになってしまう。
これは鬼の正体を掴んだ場合の有効な対策である「鬼と一定距離をおいて常に鬼の行動を監視下におく」ことが実質不可能になったことを意味する。

「うぅ……せっかく苦労して鬼の正体を掴んだのに……あ、でも……」
一番の攻略法が潰えてしまったことで、一瞬涙ぐみながら途方に暮れるゆりなだったが、そこは秀才君に負けず劣らず成績優秀なだけあってすぐに思考を切り替える。
鬼監視戦術は放棄しなければならないが、その理由は通常モードが予想以上にキツイことと効果範囲がそこそこ広いことが理由である。
しかしこの二つの理由は実際に身に受けたゆりなだからわかることで、秀才君視点では通常モードの威力も範囲も全く掴めていないはずである。
(逆に絶頂モードは間近でゆりなが声を上げたことと、よろめきながらも脱出に成功した為に威力と範囲を予測されている可能性は高い)
つまり、秀才君からは「ゆりなが監視戦術を諦めざるを得なかった」という事実はまず予測できない。
ということは、「監視戦術を諦める事」それ自体が秀才君の思考の裏をかくことになる。

「ってことは……よぉしっ!」
一度は途方に暮れかけたゆりなだったが、そこまで気付くと素早く考えをまとめて行動に移る。
透明ではあるが全裸の美巨乳美少女が空き教室を飛び出して行くのであった。

447:障害物競走の人
10/04/13 23:07:01 /yVzasMF
【一人称にしたら説明しやすいけど、エロシーンが全くなくなってしまった……】
【一応次は秀才君視点の一人称で、これも思考を追う形になると思うのでエロシーン無しの可能性大】
【でもゲームの性質上両者の基本思考を固めておかないと色々不備や矛盾が出てしまうので勘弁してつかぁさい】
【その代わり、それが終わったらエロシーンてんこ盛りにする……と思う】
【そいじゃまたね~】

448:名無しさん@ピンキー
10/04/13 23:37:19 oagHi83K
ずっと待ってます!

449:名無しさん@ピンキー
10/04/14 04:37:57 MpoHEaZ6
GJ!
普通に面白いからエロにこだわらなくていいっすよ
書きやすいやり方で書いちゃって下さい

450:名無しさん@ピンキー
10/04/14 12:23:16 95JtF2zi
なんかこう……最近のハンターハンターっぽいな。
そして障害物競走の人は本当に馬鹿だなあ(褒)。

451:名無しさん@ピンキー
10/04/17 02:05:00 lGyjGXqr
てんこもり・・・!
そこにいたるまでの描写があってこそエロシーンは光るってのもあるよなー
楽しみにしてますお

452:名無しさん@ピンキー
10/04/23 01:51:50 xeF045vI
エロシーンよ
早くこい

453:名無しさん@ピンキー
10/05/04 12:44:32 AfXAzddf
気長に待つか




……風邪ひきそうです………

454:名無しさん@ピンキー
10/05/07 23:42:03 h7KpWxMN
障害物競走の人だけでなく他の人もドンドン来て下さい

455:名無しさん@ピンキー
10/05/08 00:18:41 iBorACcu
中々初見の人には分かりにくいスレタイなのかね
スレの内容は素晴らしいんだが

456:名無しさん@ピンキー
10/05/08 14:04:14 qo1iVl6G
URLリンク(gazo2.fbbs.jp)

457:名無しさん@ピンキー
10/05/13 01:59:51 2hEd71UR
エロチェス(全世界中のチェス愛好家の皆さんごめんなさい)

「……」
「呆れるなよ。誘ったのは俺でも、お前だってノったんだぜ?」

無言の満月(みつき)に対して挑発するように声をかける康之(やすゆき)。
事実、康之が「ちょっとエロ改良加えたチェスで勝負しないか? 賞金付きで」と誘いをかけたのに対し、
満月は「チェスで勝負? いいわよ、負けないし」とノったのだ。
『エロ改良』という言葉が気になったが、大した事はないと思ったのだろう。
なにより、彼女はチェスのアマチュア大会で入賞経験があるのだ。

今、彼女は後悔している。
通常チェス盤上には、クイーン、キング各1。ポーン×8。
ルーク、ナイト、ビショップ各2の計16×2人分=32の駒が存在する。
しかし目の前の盤では、その駒にそれぞれ何か書かれた紙が張られている。

ポーン⇒1枚脱衣(各¥500)
ナイト⇒胸弄り(各¥1000)
ビショップ⇒1つ目・バイブ挿入、2つ目・スイッチON(各¥1000)
ルーク⇒1つ目・ローター装着、2つ目・スイッチON(各¥2000)
クイーン⇒秘所弄り(¥5000)

「どういう事?」
「俺が駒を取られたら、とられた駒に書かれた額をお前に支払う。お前が駒を取られたら、その駒に書かれた事を実行」
「……キングは?」
「もち本番、お前が勝ったら¥10000でどうよ?」

流石に満月の怒りを買ったようだ。

「謝って、世界中のチェス愛好家に謝って。なによこれ、改良というか改悪じゃないの!」
「男の浪漫とゲームの融合を馬鹿にする気か!」
「それ以前にチェスを侮辱しているわよ!!」
「んじゃ何、やんないのかぁ?」
「当たり前でしょ!!」

そう言い残して教室から出ようとすると、康之は不適に笑う。

「逃げる、のか?」
「なっ!?」
「アマチュア大会入賞者が、ちょっと変なルールが追加されてるからって、チェス勝負を挑まれて逃げるのか?」
「くっ、判ったわよ。やってやろうじゃないの!」

つい挑発に乗ってしまう満月。
この後の展開も知らずに……


続くかは判らない。

458:名無しさん@ピンキー
10/05/13 23:56:32 qdDIcbOZ


459:名無しさん@ピンキー
10/05/15 16:04:30 zKEbskCJ
おーい、もうそろそろF5壊れそうなんですけどー?

460:名無しさん@ピンキー
10/05/15 23:07:32 SYGsIgT7
>>457
是非続けて欲しい

461:名無しさん@ピンキー
10/05/16 04:04:37 e2hnxPTj
>>457 続いた。

「さあ、始めるわよ。あんたの財布の中身、すっからかんにさせてやるわ!」
「へっ、出来るのか? お前を素っ裸にひん剥いてヒーヒー言わせてやんよ!」

顔には見せていないが、満月は必死だった。
ポーンを取られる毎に1枚脱がなければならない。
彼女が今着ている服はシャツにブレザー、ベスト、リボンにスカート、捲られ防止にハーフパンツ、
下着がブラジャーとパンティ、靴下を1組で1枚と考えると計9種、ポーン一個分多い。
脱ぐ順番は彼女の自由だが、当然下着姿になんぞなりたくないので、
取られても問題ないポーンは、ブレザーとリボン、ベスト、靴下とハーフパンツ分の計5個が限界。
それ以上のポーン、そしてナイト、ビショップ、ルーク、クイーン、そしてキングは絶対に取られるわけにはいかない。

Q.ポーンの犠牲を4個までに抑えて勝つことは可能か?
A.無理、無茶、無謀

第一に、出来ることなら康之を後悔させるために全ての駒をとって計¥27000ふんだくりたいのだ。
と、ここで満月に1つ疑問が浮かんだ。

「ちょっと待って」
「なんだ、怖気付いたかあ?」
「違うわよ! ルールの確認。プロモーションした場合どうするの?」

プロモーションとは、ポーンが敵陣の最奥に到達した時にキング以外の駒に昇格する事である。

「ん~、じゃあサービスしてやるよ。俺の場合、全部クイーンに。つまり、¥500が一気に10倍の¥5000に」

つまり総額¥27000が最大¥63000になるという事だ。

「私のポーンの場合は?」
「既に取られた駒に昇格した場合、復活扱いで罰を一旦取り下げってのは?」
「いいわ、それでやりましょう」
「んじゃ、お前が白でいいぜ」

そして、勝負は始まった。

「つっても、最初は普通のチェスだよなあ?」
「……」

康之が言うように、序盤は極々普通の進行となった。
互いに中央ポーンを前進させ、後列のビショップやナイトの道を作る。

そして、先に駒を取ったのは康之だ。
ひたすら前進させたポーンの後ろにいたビショップで、満月のポーンを取る。

462:名無しさん@ピンキー
10/05/16 04:06:42 e2hnxPTj
「へっへ、まずはポーンを1個っと♪」
「……そうね」
「ほれほれ、早く脱いでゲームを再開しようぜ?」
「あら、焦らした方が燃えるかと思ったけど。その急ぎ様、もしかして早漏?」

相手のペースに飲まれないように挑発をする満月。
ブレザーを脱いでゲーム続行。

「さぁて、幸先いいスタートだ」
「何処が?」
「ゲッ」

たった今ポーンを取ったばかりの康之のビショップを、ナイトで狩る満月。

「ビショップは¥1000だったわよね?」
「ちっ、まさか囮戦法とはな」
「サクリファイス、少々の犠牲には目を瞑るわよ」

夏目漱石を1人渡しながら悔しがる康之に対し、
受け取った漱石をヒラヒラと振りながら余裕を見せる満月。

駒1つの強さを考えれば当然、ポーン<ビショップとなる。
ポーンを犠牲にビショップを取れば、相手の出ばなを挫けるのだ。

「まだ、勝負はこれからだぜ!」
「ええ、まだまだ取っていくわよ」
「ゲゲッ」


その後もルークとビショップを1つずつ取り、満月は計¥4000をゲットする。


「へっ、やっぱポーンには目をくれずに来るか。余裕綽々だな」
「言ったでしょ、財布をすっからかんにするって」
「だがその余裕は油断でもある、と」
「……ちっ」

高額クイーンにするため敢えて放置していたポーンに、軽視していたナイトを取られる満月。

「さあて、シンギングタイムの間にお邪魔しま~す♪」
「ホント、邪魔ね。  うっ……くっ」

次の手以降を幾通りも脳内で予想構築しようとする満月の後ろに回りこみ、ベストの上から彼女の右乳を玩ぶ康之。

「ああ、安心しろよ。 自分の番にはちゃんと一旦止めっから」
「ふぅぁっ! ……だったら、もうお終いね!」

一瞬乳首に触れられ声が出るも手早く駒を動かし、康之の手を胸元から引き剥がす満月。

463:名無しさん@ピンキー
10/05/16 04:08:20 e2hnxPTj
「おっと残念。 んじゃ、さっさと進めて続き続きっと」
「……」
「なあ、服脱ぐ順番俺が指定しちゃ駄目か? 裸ベストってのも良いと思うんだけど……」
「馬鹿いってないで、次の一手を考えたらどう?」
「んじゃ、コイツを……よし、続きを~」
「はい……あんたの番」

ルークを前進させ再び満月の後ろに回り込もうとした康之だったが、
満月はすぐにポーンを前進させ、自分の番を終了させる。

「ちぇっ、もっと長考しろっての」
「してるわよ、あんたの長考時間中に」
「……んじゃ、そろそろ切り札を投入すっか♪」
「……はぁ?」

突然鞄を漁り出す康之。
顔を上げた彼は、手に何か持っていた。

「何よ、それ」
「中学時代の友人から借りた、とっても高性能なスキャナーとノートPC、そしてプログラムだ」
「それで何をするつもり?」
「まあ、待ってろ。じっくりこの先の展開でも長考しながらな」
「……」

康之はノートPCを立ち上げ、スキャナーと繋げる。

「ひっひっひ、コイツで徹底的に負かしてやるよ」
「……確かに世界王者はマッチ戦でコンピューターに負けたけど、一般のチェスソフトのCOM程度の相手なら負けないわよ」

事実、最高峰のコンピューターと世界王者が幾度もマッチ戦を行っているが、勝ち越した事は一度も無いのだ。

「ところがぎっちょん! このノートPCはオンラインゲーすらラグ無しでスイスイの超高スペックなのだよ」
「何そのオーバーテクノロジー。 あんたの友人って何処の人間よ?」

自信満々に言う康之に対し、満月は平然を装いながらツッコミを入れる。

「体育祭とか学園祭とかの祭典行事にHでパヤパヤな企画を幾つもやる学園に居る」
「どんな学園よ。私立校だろうけど、とはいえよく運営が成り立つわね」
「なんでも出資者に、正月からHなすごろくやら何やらで子供たちをオモチャにして楽しむ一族がいるらしくてな」
「……この国の終わりも近いわね」
「別の何かが始まっているけどな」


障害物競走の人とすごろくの人、並びに関係者の皆様、
設定を勝手に持ち出しました。ごめんなさい。
この場を借りて謝罪いたします。

怒られることが無ければまた2,3日後に……

464:障害物競走の人
10/05/16 09:09:04 RsAL5KI+
「……って言われてますけど実況の名無しAさん、怒ります?」
「まさか、全然問題無いですよ」
「ちなみに中の人はHなゲーム公認の学園から、Hなゲーム公認の学園都市にすればもっと色々できそうだなとか考えているそうです」
「んなこと考えている暇があったらさっさと続き書けって話なんだが……」
「ともあれ続きを楽しみにしていますのでお気になさらずにどうぞと中の人は申しております」

465:エロチェス書き
10/05/17 01:27:38 bRxKaSrB
>>464
まさかのモノホンからの半公認キター!!
そっかー学園都市か……。良い設定考えるなー……
さすが障害物競走の人!私たちに出来ないことを平然とやってのける。そこにシビれる!あこがれるゥ!
確かに学園都市風ならヤり放題ですからねーw

まあ、これ以上私の方で勝手な設定付け足したり
他人の風呂敷広げるのは極力控えるようにします。



「まあ、とにかくだ。このスキャナーで盤上を映して、友人がこのエロチェス用に組んでくれた特製AIをセットして~♪」
「なっ……!?」

満月も企みに気付いたのか、余裕が無い表情になる。
対して康之の表情は次第に怪しい笑顔になっていく。

「さっき自分で言ったよなあ? 『世界王者はマッチ戦でコンピューターに負けた』と」
「……」

康之がノートPCの画面を満月の方に向ける。
そこには、まさに今現在の盤面が再現されていた。

「スキャナーを通して盤面の状況をノートPCで仮想再現。AIにルールと作戦を入力してあるから、黒の最善の一手を常に超高速で打つ、というわけだ」

康之は丁重に説明しながら、満月の後ろに回りこむ。

「しかも友人がオマケしてくれたAI連動アームが駒を動かしてくれるから俺はもう席に着く必要すらない」
「……最先端技術の乱用も大概にして欲しいわね」
「これで俺が長考する事は無くなった。お前が考えている間は触り放題、って事だ。もっとも、時々戯れに作戦を変えたりするつもりだけどな♪」
「……良いわよ」
「は?」
「ノってやるわよ。そのAIとやらがどれだけスゴイ性能か知らないけど、人間を無礼ないで欲しいわね!」
「……んじゃ、ゲーム再開だ!」

康之がEnterキーを押し、アームが駒を進める。
満月もすかさず駒を動かす。

「!!ッ」

満月が駒を動かした一秒後、既にアームが次の一手を打っていた。

「世界王者になった気分ね……あぁっ!!」

幾通りもの展開を再考察しようとした満月の右胸に、康之が触れる。

「ほらほら、早く打ったほうが良いぜ? 世界王者さん♪」
「わ、判ってい……ひゃうっ!」

乳首を執拗に攻められ、声を上げる満月。

「一瞬とはいえお前がしっかり反応してくれたからな。乳首の場所はバレてんだぜ?」
「ふぁ……んあぁ」

満月は快感に耐えながら必死に駒を動かすものの、
間を置くことなくAIが打ち返してくるため、康之の手が止まることは無い。

466:エロチェス書き
10/05/17 01:29:42 bRxKaSrB
「お、ポーン2個目ゲット! んじゃ次は~」
「っ……ちょっと、脱ぐ順番は私が決めていいはずでしょう!?」

アームが盤面からポーンを1個取り除くのを確認した康之は、空いている左手でスカートのホックを外そうとするが、
満月はそれを阻止して、首もとのリボンを外す。

「ちぇ~、リボンは最後までとっといた方が『勝利景品はワ・タ・シ』って感じになって可愛いのに……」
「とことん変態ね。 あんたの友人が変態学園に行くのも判る気がするわ……やっ!」

康之の浪漫を軽めに流そうとするものの、只管右胸を玩ばれ、チェスに集中することさえ出来ない満月。

「そろそろ右胸だけ、ってのも飽きてきたな……お♪ ルークが取られちまったぜ?」
「嘘っ! ……あぁ」

確かに盤面から、満月のルークが1個消えていた。
康之(というかAI)のクイーンが、ルークを討ち取っていた。

「どうしたよ? 俺がテクニシャンなせいで、読みを誤ったか?」
「くっ、そうかもね……」

康之の手が止まり、満月は一時的にだが解放される。
盤面を確認し今後の駒運びを練る彼女を余所に、再び鞄を漁り出す康之。

「さ~て、ルークはローターだったっけか?」
「……あんたが決めたんでしょう?」

わざとらしく言う康之に対し、余裕の無い答え方をする満月。

「まあそうなんだけどな。あったあった、振動どのくらいか試すかぁ?」
「結構よ、スイッチ入る前に勝つから!」

話しかけてくる康之をあしらい、盤面に集中しようとする満月。

「(流石に、お金を気にしている場合じゃ無いみたい……)」
「試さないのか。まあとりあえず、乳首にとりつけっから一旦上脱いで……」
「自分でやるから早く貸しなさい!!」

康之の軽薄さに耐えられなくなったのか、満月は怒鳴りながらローターをひったくる。

「ま、現物拝見は後のお楽しみにとっておきますか」
「煩い、黙ってそっぽ向いてなさい」
「へいへい。んじゃ、ちょいと作戦変更でもしておくよ♪」

一度ベストを脱ぎシャツ前を開けさせ、ブラの隙間からテープを使いローターを両乳首に固定する。
その後素早くベストを着直し、席に着く満月。

「う~ん失敗したな、これじゃ乳首に触っている感覚があまりしない」
「そう、それはこっちとしては安心ね」

467:エロチェス書き
10/05/17 01:34:07 bRxKaSrB
その後の展開は、まさに圧倒的だった。
次々と満月の駒が取られていく。

あっという間に2つ目のナイトを取られ……
「待たせたな俺の左手よ、そして満月の左胸よ!」
「待ってない!! ひゃっ!」

3個目のポーンも取られ……
「……靴下も衣服に入るわよね?」
「俺としては全裸に靴下ってのも『有り』なんだが……」
「知らないわよそんな趣味!」

ビショップも取られるものの、直後に満月のポーンが1個プロモーションしてビショップに……
「ちっ、一瞬でもいいから挿してやれよ。バイブが可哀想だろうが」
「どんな理屈よそれ!?」

4個目のポーンも……
「スカートキター! っと思ったらその下のハーフパンツかよチクショーッ!!!」
「あんたの嗜好に付き合う義理は無い!」
「どうしてハーフパンツを穿いている!? スカートの下はパンツ以外認めない!!」
「あんたみたいな奴がいるからよ!!」


反撃に康之のポーンを1つ、クイーンをプロモーションされた分も含めて3つ取ることに成功したが、
満月はクイーン¥5000、現時点総額¥19500獲得している事など、既に興味が無かった。


「さってっと~、次はどうしよっかなぁ~♪」
「……」

康之が何度目かの作戦変更をノートPCで行っている間に、満月は両胸を庇いながら状況を整理する。

「(ヤバイ……この勝負のルールと、康之の計画を甘く見ていた……)」

満月はようやく気付き始めた、プロモーションの罠に……



なんか只管書いていると、気が付くとスゴイ長くなってる……
調子が大分良いので多分続きはまた明日、或いは明後日にでも。

468:名無しさん@ピンキー
10/05/17 19:33:38 b+kG950h
なんだこれは!? いいぞもっとやれ
ただ>>467で省略気味に書かれた部分をもっと詳しく書いて欲しいなぁと

469:エロチェス書き
10/05/18 02:49:29 7+m0ypnU
>>468
省略部分を詳しく書くと今以上に長くなる上に
チェスの流れに矛盾が出てきそうなので……
正直どの駒が残っているのか確認しながら書くのが結構面倒というのも。



『康之のポーンは全てクイーンになる』
少しでも多く金を取りたかった満月は、取れるポーンをそのために敢えて無視していた。
しかし、無視しただけでポーンに気付いていないわけではない。
康之は何時でも駒を取れる。 しかし満月は駒を取る状況を選ぶ。
ポーンをプロモーションさせるために、敢えて道を開ける。
この事が、彼女の駒の行動に制限をかけてしまっていたのだ。
なにより、金額の上昇に考えが集中してしまっていたが、クイーンを取る事は容易ではない。
AIの強さを実感したことで、これ以上プロポーションさせるつもりは無いが、現時点で敵のクイーンはまだ2つある。
そしてポーンもまだ3個残っている、その全てがプロモーション目前の状態で……!

そして、『罰の取り下げ』
このルールはむしろ彼女を弱体化させていた。
当初満月は、ナイト、ビショップ、ルークは絶対に取られまい、と思っていた。
だが、「一度目なら取られてもプロモーションすれば大丈夫」という認識が、
本来するつもりの無かった戦術、『サクリファイス』を使う気にさせてしまった。
そして彼女はプロモーションする際、罰を取り下げるために、取られた駒を取り戻すそうとする。
つまり、通常プロモーションするときの定石『クイーンへの昇格』が容易に出来ないのだ。

大量にプロポーションしたクイーンを狩るために各駒を1つずつ犠牲にし、
こちらのプロポーションは犠牲になった駒の補充。
罰を受け入れたくない以上、満月が損をしているのだ。

「おし、再開すっぞ!」
「……判った」

満月が一手打つと、間髪入れずにアームが駒を動かす。
そして康之が両手で彼女の胸を玩ぶ。
どちらかの駒が取られない限り、それがずっと続いていく。

「まるで、流れ作業ね……(くっ、駄目だ。このままじゃ……)」
「おう、チェックらしいぜ♪」
「えっ!?(しまった……)」

チェック、キングが攻撃されている状態。
満月のキングは今、康之のルークの攻撃範囲に居た。
まだチェックなので、キングを逃がすか、
間に他の駒を割り込ませればまだ助かる状態。
だが……

「まさに危機的状況ね……(そんな……)」

470:エロチェス書き
10/05/18 02:50:43 7+m0ypnU
キングを逃がせば、その奥にいる2つ目のルークが取られてしまう。
しかし割り込ませられるのは、よりによってクイーンのみという状況。

即ち、ローターのスイッチを入れるか、秘所を弄られるか。
最悪の2択を迫られた満月。康之は、彼女の両胸で旗揚げゲームならぬ乳首押しゲームをしながら挑発する。

「右押して~、左抓って~……おいおい、早くしてくれって。 それともこのまま暫く遊んでいて欲しいのかぁ?」
「そんなわけ……! そんなわけ無いでしょう!?(まさか、ツーク・ツワンク……!!)」

『ツーク・ツワンク』
それは「より悪い形になる手を打つしかない、という状況に相手を追い込むこと」である。
通常のチェスならば、ルークかクイーンのどちらかを犠牲にする、となれば、迷わず前者を差し出す。
それはツーク・ツワンクでも何でもない、ただのサクリファイスだ。
駒1つあたりの価値を元に考えれば、自分のルークを犠牲にする事で、
直後に敵のルークを取ることが出来るのだから、損失は帳消しに出来る。

しかし今の満月にとっては、駒の価値に関係なく『駒を取られる』事自体が悪い形となっている。
チェス盤の外の損失を考えると、康之の損失はたかだか¥2000、対して彼女はローター起動……

仮にビショップを犠牲にクイーンを取れる状況であっても、今の彼女にはそれをすることは出来ないのだ。
戦況が有利になるとしても、自身の理性がそれを許さない。
ビショップを差し出すという事は、バイブを望んでいると見なされるのだから……!

実際、このチェックはAIによる(正確には、この状況になるように設定した康之による)挑発なのだ。
「ローターと秘所弄り、どっちがいい? お前に選ばせてやるよ」という。

「早くしろよ~、両胸で遊ぶネタも尽きてきたぜ?」
「黙って、なさい……!(駄目、ローターも秘所も……どちらも選びたくない!!)」

康之はこの状況を楽しんでいる。そう簡単に終わらせるつもりなど無い。
即ち、チェックしているが、仮令キングをこの状態で放置しても最後まで取ろうとはしないはず。
しかしルール上、キングがチェックされている場合は、『必ず』何らかの方法でキングを敵駒の攻撃範囲から逃がさねばならない。

満月は、『康之にキングを取る意思が無い』にも拘らず、生贄を差し出さねばならないのだ。

「……どうしたものかしら、ね(ルールさえ……私の趣味であるチェス自体さえ、私の敵なの……?)」
「どうしたんだよ、まさか勝負を投げ出すって言うんじゃないだろうな?」

軽い気持で言ったのであろう康之のその言葉が、満月を1つの答えに導いた。

「!! ……馬鹿ね、そんなワケないでしょう(そうだ、投げ出さない。これはチェス……私の好きなチェスなんだ!)」

決意した満月は落ち着いた声で康之の質問を否定し、ゆっくりと手を動かす。

「らしくもないわね。私ったら、何を迷っていたのかしら?(常識じゃない、チェスなら……)」
「……」
「サクリファイスも、戦術なのにね……(ルークとクイーンなら……)」

思わず康之も手を止め無言で見守る中、満月は心と口とで、全く同じ言葉を紡ぐ。

「『ルークを、差し出すべきよね……』」


終わり所が見えてこない……
また明日か明後日に。

471:名無しさん@ピンキー
10/05/18 08:14:59 tzmxqJ05
GJGJGJGJ

472:名無しさん@ピンキー
10/05/18 23:39:11 RPrPWTZn
GJ ところで文句とかって訳じゃなくて純粋な疑問なんだけど
未だに夏目漱石の千円札を持ってる兄貴は旧札集めてたりしてるの?

473:エロチェス書き
10/05/19 01:50:48 UWF5pfGC
>>472
普段扱う金が小銭と電子マネー中心だから普通に間違いましたサーセンw
まあ言い訳設定として「万が一負けた時のために、昔貯めていたヘソクリを持ってきた」という事にして下さいw


満月のキングが横に避け、代わりにルークが身を晒す。
直後、黒のルークにその首を刎ねらる事で……康之が持つローターのスイッチが入った。

「んあぁぁあぁっっ! やっ、ふぁ……ぬぁぁあぁぁぁあぁぁん!!」

強すぎる快感に耐え切れず、大声を上げながら椅子から落ちる満月。
それまでの冷静な彼女からは予想も出来ないほど淫らな動きと声色に、康之は唖然とする。

「おいおい、スゲェ反応だな……」
「はぁう、あぁっ……やめ、お願い、止めてえぇぇぇっ!」

康之の脚にしがみつきながら、ローターの停止を懇願する満月。
彼女は今、絶頂と強制覚醒を交互に体感していた。

「そいつはルール違反……って、悪い。MAXレベルになってた」カチッ
「ん! あああぁ……かはっ。はぁ、はぁ……くうぅ……はぁあぁ」
「スマン、今説明書読み直すわ」

康之が一度ローターのスイッチを切り、付属の説明書に目を通す間に、
満月は這って移動し椅子に座り直し、息を整える。

「はぁっ、はぁ……説明書、読んでないって、まさかこのローターも……」
「ああ、友人に借りた。開発指標は……『MAXレベルなら不感症も10秒で絶頂!』だとさ。やっぱ試しといた方がよかったんじゃね?」
「あんたが自分の身体で、ね。というか、何よその指標は……」
「さあな。 つーかお前こそ、感じている時性格変わりすぎだろ。何回イったんだよ?」
「!!……うっさい」

康之に反応を指摘されるも、話題を強制終了する満月。
実際彼女は、予想の遥か上を行く振動に身体を支配されていたのだ。

「……(『不感症も絶頂!』って、敏感な人の事も考えた商品作りをしなさいよ……)」
「まいっか……うっし! 操作バッチリ覚えたぜ。レベルどうするよ、7? 8?」
「1にしといて」
「しゃーねぇな。んじゃレベル1で、ポチッとな♪」
「……んくっ! ひぁ……はぁ、ふあぁっ!」

MAXレベルよりはずっと弱いものの、直接乳首に与えられる刺激に声を漏らす満月。

「揉むのも飽きてきたし、しかもその反応じゃ揉まれると駒を落としそうだし、しばらくは観賞に専念してやるよ」
「はぁぁ……勝手に、しなさいよ……(助かった……)」

康之の言うとおり、満月の精神は限界だった。
MAXレベルで数度絶頂を向かえ、熱が残っている身体にローターだけでも危険なのに、
ローターが作動している状態で揉まれれば、試合続行は不可能だっただろう。
振動に慣れてきたのか喘ぎ声を上げる事は無くなったが、時折喋る事が辛そうな様子が窺える。

474:エロチェス書き
10/05/19 01:52:20 UWF5pfGC
「……ふふっ。ねぇ、チェス世界王者も、こんな気分だったのかしら?(圧倒的……)」
「……どういう意味だ?」
「味方なんていない、……いるのは対戦相手の、コンピューターと観戦者だけ(観戦者すら敵に思える孤独……私の場合本当に敵だけど)」
「成る程ね……」
「相手はミスをしない……! 究極の、『自分との勝負』(自分に、快楽に負けるなんて、絶対に嫌……全力のチェスをやって、最善の手を全て出し尽くす!)」
「……」
「そして、気が付いたときには……(だけど……)」

「『待っているのは敗北』」


そう、満月は完全に理解していた。
特殊ルール下での最適な駒の運用法を、ルール自体の罠を、
そして、数十手先まで幾通りも予想した果てに、その答えがほぼ同じであることを。

ポーンがまた1つ取られ……
「ベストで、いいでしょ?」
「あ、あぁ……」

満月がベストを脱ぐと、薄っすらと水色のブラが見える。
しかし、康之はただ呆然と見るだけであった。

元ポーンのビショップも刈り取られ……
「ポーンの罰分も払うのよね? どうせバイブ入れるんだし、パンツでいっか……」
「……待てよ」

満月がスカートの中に手を入れると、ブラとお揃いの水色のパンツが落ちる。
秘所に触れているであろう部分が幾分か濡れていたが、康之はそれを言及することなく、突然ローターのスイッチを切った。

「……何のつもり?」
「な、なあ。もう終わりにしないか?」
「は?」

康之の提案に対し、満月は蔑む様な目で暗に異論を唱える。

「なんか、冷めちまったよ。ゲームで自棄になられると、なんつーか……」
「何、嫌がったり恥ずかしがってくれないと燃えないとか?」
「まあ、そんなとこっつーか……」
「好きな女をただ犯すのは気が乗らない?」
「ああ、そういう……って、ちょ!?」

思わず正直に答えてしまい慌てる康之を見て、不適に微笑む満月。

「仮にもチェスプレイヤーよ。何となく程度になら、人の心を読めもするわ」
「ああそうかよ……チクショウ」
「第一あんた、好きでもない女の体弄って喜ぶほど、節操無しでもないでしょ?」
「うっせーよ……」
「そして私も、嫌いな男の馬鹿げたゲームで快感覚えるほど、痴女じゃないわよ」
「だから馬鹿げたとか言うのは……は?」

生返事しかけた康之は、満月の言葉を理解するのに時間がかかったようだ。

475:エロチェス書き
10/05/19 01:53:30 UWF5pfGC
「ほら、早くバイブ寄越しなさいよ。それとも、あんたが入れてくれるの?」
「……ハハッ、成る程。そーゆー事か! アーハッハ!!」
「何馬鹿笑いしているのよ、気持ち悪い」

康之はノートPCの蓋を閉じ、スキャナーを回収する。

「そうだよな、勝負は最後まで判らない方が面白いよなぁ?」
「何のつもりよ? 今更」
「忘れてたんだよ。ゲームってのは、自分の手で勝たねーと楽しく無いもんだよな」
「……黒のクイーンが残り4つ。まあ、相手があんたなら、ハンデとしては足りないかもね」
「忘れてないか? 今はローターのスイッチ切っているし、俺も揉んでない。そしてこれからコイツも入るんだぜ?」

康之はスキャナーを鞄に仕舞い、変わりにバイブを取り出す。
満月はそのバイブを受け取り、康之に背を向け秘所に入れる。

「んっ……これで、ようやく五分ってところかしら?」
「んじゃ悪いが、7:3にさせてもらうわ!」

康之が再びローターのスイッチを入れる。 

「うあ!? んあぁぁぁあっ! ひぁあ……やぁぁ!!」

レベル3で……

「あぁぅ、ぁぁ……いいわよ、少々不利なくらいの方が、燃えてくるってモノよ!!」
「へっ、とっくの昔に股の間は濡れてるんだろ? 入れてるバイブ落とすなよ!!」

満月はポーンをルークにプロモーションさせる。ローターのスイッチが切られる。
そのルークを討とうと、クイーンを斜め付けする康之。

「単純ね、状況を見たら?」
「ちぃっ!!」

そのクイーンをビショップで撃退する満月。残る黒クイーンは3つ。

「どうせ斜め付けしても、次の手で逃げられれば意味が無いでしょうに」
「その指導は余裕のつもりかよ!?」

康之は最後のポーンをプロモーションさせないためにクイーンを仕向ける。

「良いのかしら? 王様の護衛を離れさせちゃって……チェック」
「くそっ!」

じっくり楽しむために残しておいた満月のクイーンにチェックを決められ焦る康之。
仕方なく、キングを端の方へ逃がす。

「まあ守りに入っても、ナイトがガラ空きだけどね」
「んなっ!?」

そのままクイーンでナイトを一騎討ち取る満月。
彼女は完全に、康之を手玉に取っていた。

476:エロチェス書き
10/05/19 01:55:03 UWF5pfGC
「見事に私の思い通りに動くわね」
「だろうな。 でもだからって、取れる駒を見逃すのは性に合わないんでね!」

それも満月の策と判りつつも、クイーンで最後のポーンを取る康之。

「ええ、あなたならそうすると思った」

そう言いながら満月がシャツを脱ぐと、彼女の上半身が、
ブラジャーに隠された胸元以外の、細い腕や白い首筋が露になる。

「良い眺めだぜ♪」
「第一発言まで予想通りね」
「あとはルークを取れば、その邪魔くさい下着ともおさらばして、ついでにレベル5で再起動だ」
「ちょっと、何勝手にまたレベル上げようとしてんのよ!?」
「おお、それよりもスカート脱ぐ方が先か? 俺はどっちでも構わないぜ?」
「前言撤回。 予想以上のド助平ね……」

残る駒は康之(黒)側がクイーンが3個とナイト、そしてキング。
満月(白)側がクイーンとビショップ、ルーク、そしてやはりキング。
駒数、駒の価値合計共に、満月が圧倒的不利な状況に未だ変わりは無い。

「ド助平で結構。 予想ってのは裏切るもんだ」
「今から裏切って間に合うのかしら?」
「まだ盤面じゃあ俺の方が数段有利なんだぜ?」
「数と質で負けているなら、策で挽回するだけよ!」

ナイトを叩くために満月が動かしたビショップに対し、クイーンを差し向ける康之。
満月が更にその対処としてルークで牽制するが、康之は敢えてそれを無視して更にビショップの死角へクイーンを運ぶ。

「言っただろ? 裏切るってさぁ!!」
「な……!!」

斜め方向からクイーンが来てルークを仕留める。
このルークはポーンがプロモーションした存在、つまり……

「ルークを取った……やっとこさご開帳だぜ―」
「チェックメイト!」

ブラジャーを掴もうとする康之の右手を左手で押さえ、高らかに叫ぶ満月。

「……へ?」
「私の勝ち、合計獲得金額¥47500。もうちょっと、搾り取りたかったけどね……」

盤面を確認する康之の目に映ったものは、たった今ルークを討ち取ったはずの黒のクイーンが、白のクイーンに切り捨てられた光景。
黒のキングはそのままクイーンに攻撃されており、その逃げ道は白いビショップとキング、そして……黒いクイーンが塞いでいる。
キングの逃げ道が何処にも無い、まさに完璧な『チェックメイト』だった。

477:エロチェス書き
10/05/19 01:57:47 UWF5pfGC
「そんな、どうして……」
「二重三重に策を練っていたのに、1度目の挑発であっさりかかるなんてホント、『予想外』だったわ」
「まさか、ルークを囮に……?」
「相手が裏をかこうとする事まで読み、嵌ったフリをして誘い出し、本陣を討つ。サクリファイスの1つ、『ルアーリング』よ」

勝敗が決し肩を落とす康之に対し、満月は親切丁寧に自分の作戦を明かす。
康之が改めて、目の前の女性の恐ろしさを思い知った瞬間だった。

「ここまで来て、かよ……」
「自駒に関しても、私の駒に関しても、クイーンを軽んじ過ぎたわね」
「丁寧な指導をどうも……」
「元気出しなさいよ、何か奢ってあげるから」
「ついさっきまでの俺の金で、か」
「落ち込みすぎよ、ふぁっ……クシュッ!」

康之が愚痴をこぼしながらチェス盤を片付ける後ろで、満月はクシャミをしながら肌寒そうに腕を擦る。

「それにしても、勝負中は気にしなかったけれど、流石にこの格好は寒いのよね」
「その中身を直接拝めなかったのが、心残りだぜ本当……」
「何時まで変態発言やってるのよ。寒いって言ってるでしょ、さっさと暖めてよ……康之」

驚き振り向いた康之が見たものは、恥ずかしそうに頬を赤らめ自分を見つめる、艶かしい満月の姿だった。
先ほどまでの意気消沈は何処へやら。満月の後ろへ回り込む康之の顔は、とても嬉しそうである。

「……満月の頼みとあらば喜んで♪」

手早くホックを外されブラが落ちそうになるが、
満月は両手で胸元を隠すように落下を防ぎ、微笑を浮かべ呟いた。

「……馬鹿」


ゲーム終了(完)



・後書きらしき物
後半急ぎ過ぎたかなー、というかバイブが結局不発になってしまった……
まあ勢いに任せて書いたというのもありますが、満月が勝って終わらせたかったので御容赦下さい。
他スレ二次創作エロパロは何度か書いた事ありましたが、ゲームしながらエロくするのって難しい……
オリキャラは初めてだったので、性格崩壊等にはある程度目を瞑ってください。

では、他の職人さんのSSを待つ身に戻ります。 気が向いたらまた別のゲームで!!

478:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:44:03 bGVZMFnH
GJ!
チェスは解らないけど、後半の白熱した試合がテンポ良くて面白かった!


479:名無しさん@ピンキー
10/05/20 23:59:35 PByQ+Zeg
知らない間に良作が来てたGJ

480:名無しさん@ピンキー
10/05/21 22:12:24 Z8AtyYgN
オーバーテクノロジーを使ってクイズタイム小○生をやったらどうなるかを考案中。

481:名無しさん@ピンキー
10/05/21 22:44:10 HiuyJAC9
昔のバラエティは堂々とエロい事していたなあ……

ギルガメッシュナイトとかトゥナイト2とか熱湯コマーシャルとか。
……あんまやると年がばれるな。

482:名無しさん@ピンキー
10/05/21 22:45:54 qohbI41t
チェスの人GJ!
女の子が勝っちゃう展開って珍しいねー
でもそこが良かったよ

483:名無しさん@ピンキー
10/05/22 14:45:25 GfOyulWd
>>481
そういう企画は放送倫理云々でちっともやってくれんからねぇ。
最近はおにゃのこの発育がどんどん良くなってるだけにホント惜しい。
まぁ、だからこそこのスレで鬱憤を晴らすわけだが。

484:名無しさん@ピンキー
10/05/31 07:38:30 EUM2wrmS
パヤパヤ☆

485:名無しさん@ピンキー
10/06/03 23:49:41 bp5SNBjl
>>477
今更ながらGJ
色んなゲームでコンピューターと対戦とかちょくちょくするから
相手が決してミスをしないっていうプレッシャーはよく分かる

486:名無しさん@ピンキー
10/06/09 23:44:03 M4VMUHSb
保守

487:名無しさん@ピンキー
10/06/11 15:02:01 fgKb9Vwi
干す

488:名無しさん@ピンキー
10/06/15 12:56:52 Jr3stOft
「逃走中」でHなゲームに出来ないか考えてみた
制限時間逃げ切ればクリア
捕まると逃げ続けた時間だけ鬼から責められる。
クリアしたら賞金はそのままで自首のシステムもそのままが良いかな?
あとは…鬼に見つかっても着てる物を脱げば数分間見逃してもらえるとか、細かいミッションも入れればそれっぽくなると思うけど
どうですか?

489:名無しさん@ピンキー
10/06/15 15:36:38 eiexj9Vf
確か結構前に「逃走中」のスレを見かけた気がする
見たところあんまり盛り上がってはなさそうだったが……素材はいいよな

490:名無しさん@ピンキー
10/06/15 23:21:08 ZjRTvpBK
逃亡者はバイブを挿入しててミッションを失敗するとバイブが振動しっぱなしになるんですね。分かります。

491:名無しさん@ピンキー
10/06/17 00:27:08 l9NHAo41
今学園祭の人が書いてるのがそうかと

492:名無しさん@ピンキー
10/06/21 23:59:44 naL+W1gn
パヤパヤ☆

493:名無しさん@ピンキー
10/06/25 23:22:54 TG4XQp7I


494:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:34:58 hycG5zON
このスレでは初めての投稿です。
よろしくお願いします。

495:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:36:02 hycG5zON

#1

金曜日の午後10時、長い残業が終わって帰宅した後、有里は自分の部屋でパソコンを立ち上げた。
(最近、残業続きで大変だったわ・・・)
有里はため息をつきながら、さっそく、ブックマークの中から「○×エクセレント・ホテル」を選択した。

有里は社会人7年目の20代後半、大手電機メーカーの事務職で働いている。
愛嬌があって、仕事に真面目に取り組む有里は上司や同僚からの信頼も厚かった。
彼女は1年前に実家を出て、一人暮らしを始めていた。
大学以来からの同い年の彼氏が有里にはいるのだが、ここ2年は倦怠期でエッチすることもなかった。
有里にはそれがちょっと寂しかった。
それはともかく、彼女はどこにでもいるようなごく普通のOLだった。


496:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:37:01 hycG5zON
「○×エクセレント・ホテル」はいわゆる都内でも一流ホテルで、
女性一人で泊まれるレディースプランが充実していた。
有里は「○×エクセレント・ホテル」のホームページのレディースプランの欄をクリックした。
明日の夜、有里は一人でレディースプランを楽しもうと考えていた。
(ここに泊まるのも3ヶ月ぶりかぁ)
日ごろ仕事に頑張っている有里は、数ヶ月に1回、自分へのご褒美として
高級ホテルのレディースプランを楽しんでいた。

(明日の土曜日はレディースプラン空いているかな?
全身エステ付きで、食事はちょっとリッチなのがいいかな)
有里がホームページでいろいろコースを選んでいると、そこには見慣れないバナーがあった。

「新装オープン!ちょっとエッチな脱出ゲームにチャレンジしてみませんか?」
(何これ?)
有里は不審に思い、なんとなく試しにそのバナーをクリックしてみた。


497:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:38:04 hycG5zON
「○×エクセレント・ホテルは、ちょっとエッチな脱出ゲーム(通称:DE・eRO)を皆様に提供します」

☆☆レディースプランで当ホテルに宿泊の皆様へ☆☆
日ごろでは味わえないような、非日常的でスリルのある刺激を味わってみませんか?
このゲームでは、貴方の知力、体力、運のすべてを使って、監禁された状態からの脱出に挑んでもらいます!
脱出ゲームは10種類。当日、10種類のゲームの中からランダムに1つのゲームが選択されます。
もちろん、秘密は厳守。このゲームで起きたことは、○×エクセレント・ホテルの威信にかけて
外部には絶対漏らしません。
また、本番行為(性行為)も絶対にありません。

脱出に成功すると、当ホテルの最高級のデラックス・スイートルームに無料でご宿泊できるようになります。
また、脱出に失敗した場合でも、当ホテルチェーンの商品券10000円分をご提供します。
軽い気持ちでスリリングなゲームにチャレンジしてみませんか?
脱出ゲームに参加される方は、下記の「参加希望」ボタンをクリックしてください。


498:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:39:01 hycG5zON
(・・・)
有里はじっとモニターを見つめていた。
一流の○×エクセレント・ホテルにしては嘘みたいな話に思えた。
けど、ホームページを見る限りでは、どうやら本当にこの脱出ゲームは実在するようである。
そして、好奇心旺盛な有里は、この説明を見てちょっと自分の身体が疼いているのに気づいてしまっていた。
彼氏とはもうしばらくの間エッチをしていない。
自分の身体から出てくる疼きを抑えるためにオナニーは時々するが、それもごく普通のものだった。

(非日常的な刺激って、どんなものなんだろう?ちょっとだけならいいかな)
普段の冷静な有里だとありえない話だが、金曜日の夜10時、
仕事で疲れ果てていた有里には正常な思考回路は残っておらず、
流れのまま本能的に「参加希望」ボタンをクリックしてしまっていた。


499:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:40:06 hycG5zON
#2

次の日の午後1時、有里は○×エクセレント・ホテルにチェックインした。
ホームページの説明では、ゲームの開始は午後1時半からと書いてあった。
チェックインするとき、有里はフロントで何か言われるのではないかと
とても恥ずかしかったが、フロントでは脱出ゲームについて何の話もなく逆に拍子抜けしてしまっていた。

しかし、部屋に入ると、有里はすぐにベッドの上に1枚の紙があるのを確認した。
「脱出ゲームは午後1時半より地下3階のピーチルームで行います。
時間までに部屋の鍵だけを持ってピーチルームにお越しください」
説明書を見て、有里はちょっとドキドキしてしまった。
(ホームページの話は本当だったんだ・・・)
正直な話、この紙を見るまでは、有里はホームページのことはおとぎ話くらいにしか考えていなかったのだ。

午後1時半、高鳴る胸を押さえて有里はエレベータで地下3階に降りた。
地下3階はもちろん客室はなく、とても殺風景で薄暗い雰囲気だった。
ひとけのない廊下を進み、「ピーチルーム」の扉の前に有里は立った。
(すごく緊張する・・・)
有里は思い切って扉を開けた。


500:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:41:01 hycG5zON
扉を開けると、そこは2メートル四方の非常に狭い部屋だった。
人は誰もいなかった。
部屋には、有里が入ってきた扉と、もうひとつ部屋の奥に続く扉があった。
そして、目の前にモニターが1つあるだけの、殺伐とした雰囲気だった。
しかし、有里が部屋に入って扉を閉めると、「ガチャ」と入口の扉がロックされる音が響いた。
(えっ?)
有里がちょっと慌てている間に、モニターにメッセージが表示され始めた。

「ようこそ。エロ脱出ゲーム(通称:DE・eRO)へ」
「これから、貴方がチャレンジするゲームを選択していただきます」
「目の前のキーボードのエンターキーを押してください」
「なお、前に選んだことのあるゲームは今回の選択では排除されます」

有里は状況をつかむのにちょっと時間がかかったが、
とにかく目の前のキーボードのエンターキーを押すしかなさそうである。
有里はエンターキーを押してみた。


501:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:42:03 hycG5zON
すると、モニターの画面が切り替わり、
「あなたの挑戦するゲームが選択されました
もう一度エンターキーを押してください」
というメッセージが表示された。

有里はもう一度エンターキーを押してみた。

モニターの画面がまた切り替わり、

「脱出ゲーム#5 サーティーン・ハンド・ゲーム(thirteen hands)」

と表示された。

(何、サーティーン・ハンド・ゲームって?13本の手?)
有里には何がなんだかさっぱりわからなかった。


502:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:43:00 hycG5zON
すると、モニターの画面が切り替わり、
「あなたの挑戦するゲームが選択されました
もう一度エンターキーを押してください」
というメッセージが表示された。

有里はもう一度エンターキーを押してみた。

モニターの画面がまた切り替わり、

「脱出ゲーム#5 サーティーン・ハンド・ゲーム(thirteen hands)」

と表示された。

(何、サーティーン・ハンド・ゲームって?13本の手?)
有里には何がなんだかさっぱりわからなかった。


503:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:47:21 hycG5zON
「しばらくお待ちください」
とモニターに表示され、目の前の壁の向こうで「ガタガタガター」と大きな音がした。
有里には知るよしもなかったが、この部屋の奥のスペースに、
#5の脱出ゲーム用の部屋が部屋ごと移動してきるのであった。
それぞれの脱出ゲームごとに部屋の構成が異なるので、
各脱出ゲーム用に部屋が用意されており、ゲームが選択されるとその部屋が移動してくるという仕組みになっていた。

しばらく時間が経過した後、モニターには
「準備が完了しました。前の扉を開いて奥の部屋にお入りください」
と表示された。
有里は言われたとおりに前の扉を開いた。


504:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:48:59 hycG5zON
奥には、10メートル四方の、さっきいた部屋よりもはるかに広い部屋があった。
しかし、この部屋も四方の壁は真っ白で、人は誰もおらず、物も何もなく、
殺風景な部屋だった。
ただ、一番奥の壁には、直径15センチ程度の穴がたくさん空いており、それぞれの穴は
黒いゴムシートで塞がれていた。
まるで壁にもぐら叩きゲームがセットされたような感じである。

(何なの、これ・・・)
有里はだんだんと現実感がなくなってきた。
しかし、有里が部屋に入ると、また扉が閉まってしまい、外からロックされて扉を開くことができなくなってしまった。
有里はこの殺風景な部屋に閉じ込められてしまったのだ。


505:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:49:59 hycG5zON
#3

今度は、部屋にあるスピーカーから音声が流れ始めた。
「ようこそ、有里さん。これから脱出ゲームを開始します。」

有里はちょっと身構えた。
(いよいよゲームが始まるんだ。どんなことになるんだろ?)

興味半分、不安半分の有里。

音声が続いた。
「部屋の奥方の白い壁を見てください」
「そこには4つの赤いボタンがあります」
「壁を背にして、4つのボタンを同時に押して10秒が経過すれば、扉のロックが開きます」
「これで、脱出成功です」

有里は目の前の白い壁を見た。そこには、たしかに4つの赤いボタンがあった。
4つのうち、2つは、地面すれすれの低い位置に、約1メートルの間隔で設置してあった。
そして、残りの2つのボタンは、それぞれ、地面すれすれの位置にある各ボタンのちょうど約1.8mくらい真上の位置に設置してあった。
すなわち、4つのボタンは、縦1.8m、横1mの長方形の各頂点に位置するようになっていた。

そして、これらの4つのボタンは、先ほどのもぐら叩きゲームみたいな直径15センチ程度の穴の周囲に設置されていた。
すなわち、4つのボタンが頂点をなす長方形の領域の中に、穴が20個ほど空いていた。
それぞれの穴は黒いゴムシートで塞がれているが、よく見ると、このゴムシートには切れ込みが入っていた。


506:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:51:09 hycG5zON
(壁に背を向けて、4つのボタンを同時に押すとなると、壁に背中をくっつけて、
足を思いっきり開いて両足首で地面すれすれの2つのボタンを押して、
さらに両腕を思いっきりバンザイして両手で押さないとダメね)

有里はさっそくゲームへのチャレンジ方法を考えていた。

しかし、次の音声で有里は体をこわばらせた。
「4つの赤いボタンは、服を全部脱いでもらって裸の状態で押さないと無効です」

えっ、うそ、そんな・・・
裸にならないとダメなの・・・

有里はどん底に落とされたような感じがした。いきなり裸になるなんて・・・


有里の頭はめまぐるしく回転する。
(サーティーン・ハンド・ゲーム・・・。もしかして、この穴から手が出てきたりするの?)
それぞれの穴は黒いゴムシートで塞がれているが、切れ込みが入っているので
穴の向こうから何かされるのかもしれない・・・

しかし、有里が躊躇しているのに関係なく、音声が終わると、部屋は静まり返り、
有里がこの部屋から脱出するには音声の指示通りにするしかなさそうだった。


507:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:52:01 hycG5zON
しばらくの間、有里はためらっていたが、ついに彼女は意を決した。
(10秒なら、仕方ないわ・・・)

有里は着ていたワンピースを脱いだ。
そして、意を決してブラとショーツも脱いで、彼女は裸の状態になった。
色白の有里の裸体が露になる。
(恥ずかしい・・・)
部屋に誰もいないとわかっていても、羞恥に耐えるのがやっとだった。
有里は右手で秘所を隠し、左手でおっぱいを隠した。

そして、4つのボタンのある壁に近づく。有里は背中を壁にくっつけた。

(緊張する・・・)

まず、両足を少しずつ開け始めた。しかし、1メートルの間隔は有里にとっては
思ったよりも広く、両足の足首がそれぞれボタンに到達するときには
有里は大また開きを強いられる状態となった。
(ちょっと、これ広げすぎじゃないの)
有里は心の中でちょっと抗議したくなった。

そして、両手を広げ、バンザイの姿勢になる。
腕を思いっきり伸ばして、ようやく両手がボタンに触れた。


508:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:52:59 hycG5zON
有里は、裸のX字状態を強いられながらも、両手、両足で4つのボタンを同時に押した。
(こんな格好、生まれて初めてだわ)
有里には恥ずかしすぎるポーズだった。

「1、2、3」
音声がカウントを始める。

(何もありませんように・・・)
有里は心の中から祈った。

「4、5、6」

10秒間が有里にとってとても長く感じた。

「7、8」

(あともうちょっと・・・)

「9」

(なんとか終わって!)

「10」

しかし、「10」がコールされる瞬間、壁の穴から4本の手が飛び出して、
有里の両手首、両足首をぐっとつかんだ!

「えっ、何、これ?」

有里はX字状態で拘束されてしまった。


509:エロ脱出ゲーム
10/06/26 11:53:59 hycG5zON
#4

天井から20インチの大きさのモニターが降下してきて、
X字状態で拘束されている有里の目の前2メートルくらいのところで止まった。

そして、モニターには次のような表示があった
「さあ、これからが本当のエロ脱出ゲームの始まりです」

「ルールを説明する前に、あともう2本の手に出てもらいましょう」
モニターから音声が流れると、有里の両脇の下で2本の手が壁の穴から飛び出してきて、
有里の右おっぱい、左おっぱいを鷲掴みにし、両おっぱいをそれぞれもみ始めた。
(いゃぁぁ、何これぇ)
有里はかすかに悲鳴を上げる。

しかし、そんな有里にお構いなくモニターは説明を始めた。
「これから貴方には4択クイズに挑戦してもらいます。
クイズに1問正解すると、手が1本、壁の奥にひっこみます。
しかし、クイズに正解しなかった場合には、手が1本さらに壁から出てきます」

「われわれは13本の手を用意しています。
それぞれの手には、担当が決まっています。
第1の手は右手首
第2の手は左手首
第3の手は右足首
第4の手は左足首
第5の手は右乳房
第6の手は左乳房


510:エロ脱出ゲーム
10/06/26 12:02:15 hycG5zON
第7の手は右わき
第8の手は左わき
第9の手は右脇腹
第10の手は左脇腹

そして、第11の手はクリトリス
第12の手は膣
第13の手は尻の穴です」

「現在、6本の手であなたを押さえていますが、もちろん6問全部正解する必要はありません。
この拘束から脱出できれば、あなたの勝ちです。
扉のロックはもうすでに解除されています。
両足首と片手がフリーになったら、もう片手が拘束されていても何とか振りほどいて脱出できるでしょう」

「ただし、第7~第10の手まで出てこられると、これらの手に全身をいたぶられて、クイズどころじゃないでしょうね」

「そして、第13の手が出てきたところで、さらにクイズに正解しなかった場合には、
脱出失敗として、厳しいお仕置きをいたします」


511:エロ脱出ゲーム
10/06/26 12:03:20 hycG5zON
両胸をそれぞれ手で揉まれながら、有里はかろうじて説明を聞いていた。
(何とか、クイズに正解しないと)
だた、両胸をもむ手は巧みで、有里は感じないようにするのに精一杯だった。

「今回のお仕置きは、13本の手で押さえられながら、1時間、電気マッサージ器を有里さんの
秘部に当てさせていただきます」

そう音声が流れると、モニターには1本の電気マッサージ器が大きく表示された。

(えっ、そんなの無理!)
有里は悲鳴を上げそうになる。昔、彼氏に電気マッサージ器を試されたことがあるが、
有里は5分も耐えることができなかった。
それ以来、電気マッサージ器は刺激が強すぎるとして、彼氏には使わせないようにしていた。
(あんなの1時間も当てられると、死んじゃうよ・・・)
「なんとか、脱出しないと!」
有里は意を決した。


512:エロ脱出ゲーム
10/06/26 12:08:00 hycG5zON
続きはまた後で投稿します。

513:名無しさん@ピンキー
10/06/26 15:40:39 kdaSBQwI
GJ、実に楽しみ…
しかし、モニタの説明がDE・ROの管理人の顔と声で再生されてしまふw

514:名無しさん@ピンキー
10/06/26 21:46:52 BKqQzcRf
ええですなあ、続きが気になるw

10秒経過して、「え、何も無し?」と思ったら
そこからが本当のゲームとはw

そして他の9種類の脱出ゲームも気になるw

515:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:08:49 sQXXtLL+
#5

「それでは、クイズを開始しましょう」
「第1問
 応仁・文明の乱が終結したのは何年?
 1. 1457年
 2. 1467年
 3. 1477年
 4. 1487年」

いきなり、とんでもなくマニアックな問題である。
(そんなの分かるわけないじゃないぃ)
有里は焦ってしまった。しかし、第1問から正解できないと、今後の展開がますます厳しくなるのを
有里自身が感じていた。

「1番」
あてずっぽうで有里は答える。
(お願い、勘でも当たって!)

だが、有里の思いはすぐに打ち砕かれる。
「ブッブー。不正解」
無常にもモニターから音声が出されると、有里の右わきで壁の穴からさらに1本の手が出てきた。
その手は有里の右わきをおもむろにくすぐり始めた。
「ちょ、ちょっと、いやぁぁ」
くすぐりの快感に我慢できなかった有里は思わず声を上げてしまった。


516:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:09:37 sQXXtLL+
両おっぱいをそれぞれ揉んでいた手は、今度は有里の乳首を集中的に責め始めた。
両方の乳首を集中的に指先でコリコリされて、有里は悶絶しそうになっていた。
(はぅあぁぁ)
思わず吐息が漏れる。

「第2問
 黒海の最大水深は何メートル?
 1. 2106m
 2. 2206m
 3. 2306m
 4. 2406m」

また、誰にも分かることのないような問題だった。
(こんな問題卑怯だわ)
有里がそう思っても、事態はなんら変わらなかった。

「3番」
「ブッブー。不正解」

2問連続不正解。今度は有里の左わきで壁の穴からさらに1本の手が出てきた。
有里は両わきをそれぞれくすぐられ、耐えられないような悲鳴を上げる。


517:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:10:35 sQXXtLL+
第3問、第4問もそれぞれ、有里にとっては卑怯なマニアック問題だった。
正解できるはずもなく、第3問、第4問も不正解だった有里は、
さらに両脇腹を責められるようになってしまった。
裸でX字状態に拘束され、両方の乳首はそれぞれ親指と人差し指でコリコリといじられ、
しかも両わき、両脇腹をくすぐられ、有里は頭が真っ白になりそうだった。
(もうこんなの無理・・・)
(お願い、たすけてぇ)


518:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:11:35 sQXXtLL+

#6

有里が責められている壁の後ろには、9人の男がぎゅうぎゅうに詰められた状態にいた。
それぞれ、ホテルの従業員や、旅行会社の役員、ホテルのお得意様の課長等、
○×エクセレント・ホテルの上顧客であった。

「今日の女の子はスタイルも良くて感度もいいし、格別じゃのう」
身なりのいい中年の男は、そういいながら壁越しに有里の両乳首をまさぐっていた。
この男の担当は、両乳房である。
ほかにも、右手首担当、左手首担当、右足首担当、左足首担当、
両わき担当、両脇腹担当、クリトリス担当、膣およびアナル担当の男たちがいた。
なお、手足の手首の担当はホテルの従業員である。

今のところ、クリトリス担当の男、膣およびアナル担当の男以外の7人の男が、
壁越しに有里の身体をいじめて抜いていた。

男たちが詰めている部屋にもモニターが用意されており、有里を正面から撮影する小型カメラの映像が
この男たちのいる部屋のモニターにも映るようになっていた。
「今日の女の子はほんと綺麗だよな。肌も透き通るような色白だし」
「こんな清楚な娘を陵辱できるなんて、今日はツイてるよな」
壁越しで男たちは有里の身体に満足していた。


519:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:12:25 sQXXtLL+
「だいぶ女の子も感じてきたようだのう」
両わき担当の男がそうつぶやくと、
「くすぐりだけじゃ単調だから、そろそろ痛みも与えてあげるかのう」
両脇腹担当の男が答えた。

そして、両乳房担当、両わき担当、両脇腹担当の男たちは、それぞれ有里の身体から手を離した。
身体をまさぐる手が離れ、一瞬落ち着く有里。くすぐり責めが止まり、ちょっと安堵した顔になった。

しかし、その後、6本の手は、両乳首、両わき、両脇腹を一斉に思いっきり親指と人差し指でつねり、
つねった指を90度回転させた。
「きゃぁぁぁぁ、痛いぃ」
思わず悲鳴を上げる有里。しかし、両手、両足を拘束された有里には何もできなかった。
有里はつねられた痛みでおもわず涙目になってしまう。

だが、負けず嫌いの有里はだんだんこのゲームに怒りを感じてきていた。
(どうして、こんな目にあわないといけないの!)
何とかクリアして、自分の身体をもてあそぶ男たちを見返したくなってきた。


520:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:13:24 sQXXtLL+

#7

次の第5問が出されるときには、有里は体力的に相当追い込まれていた。
だが、彼女には何とかゲームをクリアしようと気持ちはまだ十分に残っていた。
(次の問題には絶対正解するわ。少しでも、手を減らしていかないと)

だが、次の4択問題でも有里は不正解になってしまう。
4分の1で正解できるはずなのに、今日は有里にはとことん運がなかった。

すぐに、有里の脇腹あたりからさらに1本の手が出てきて、
有里のクリトリスをいじり始めた。
(お願い、もうやめて・・・)
クリトリスを触られて、有里は頭がおかしくなりそうだった。

次の第6問はなかなか始まらなかった。

その間、クリトリス担当の男は有里のクリトリスを覆う皮をゆっくりと剥ぎ、
むき出しになった敏感な部分を執拗に指でなぞった。

指でなぞられるたびに、有里の身体はびくって反応してしまう。
クリトリス担当の男の責めはとても巧みで、
どうクリトリスを責めれば女を感じさせるかを知り抜いていた。


521:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:14:05 sQXXtLL+
だんだんと、有里の身体は敏感になってきて、1回でなぞられる刺激が
大きくなってきた。
(はううううぅぅ)
クリトリスをなぞられるたびに、有里は快感に耐えられなくなってきた。

そして、執拗なクリトリス責めに、有里の理性の限界がきてしまう。
「ああああぁあぁ」
有里は、自分の意思に反して、あまりに敏感になったクリトリスを責められ続けて
全身が痙攣していまい、彼女はついにイッてしまった。

両乳房担当の男がつぶやく。
「お嬢ちゃんにとってこんな屈辱的なことはないよな。
X字に拘束されて身動きできない状態で、自分の意思に反してイカされるなんてなぁ。」


522:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:15:12 sQXXtLL+

#8

部屋に静寂が戻る。
イカされた後、有里は肩で息をするのがやっとだった。
身体中に痙攣の余韻がまだ残っていた。
(お願い、もうやめて)
心の中でつぶやくのがやっとだった。
両手首、両足首はぐっとつかまれて、立ったままでイカされるのは有里にはすごく辛すぎた。
だが、幸いにも、両手、両足を押さえる手以外の手は、有里の身体から一時的に離れていた。
イカされて、身体が敏感になってしまった有里には、
もしこれ以上また身体中を手でまさぐられると、もう耐える自信はなかった。

ちょっと有里が落ち着くと、モニターの表示が切り替わった。

「ここで、貴方にはリタイアする権利が与えられます。
リタイアした場合には、もちろんゲームは失格ですが、
これ以上、膣やアナルが責められることはありません」
「リタイアした場合には、すぐに罰ゲームに移ってもらいます」
「もちろんまだ挑戦するのも自由ですが、その場合はもっときつい責めになるでしょうね」

「どうしますか?有里さん」

壁の向こうの男たちは、有里がここでリタイアすると予想していた。


523:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:16:24 sQXXtLL+
だが、
(私、こんなインチキなゲームには負けない・・・)
負けず嫌いの有里の決意は固かった。
なんとか、こんな卑怯なゲームはクリアしないと、有里自身の気持ちが納得できなかった。

「まだやります」

有里はモニターに向かって宣言した。

「いいでしょう」モニターが応える。

その瞬間は、7本の手が有里の身体を再び襲った。
7本の手は、両乳首、両わき、両脇腹、クリをそれぞれ一斉に思いっきり親指と人差し指でつねり、
つねった指を180度回転させた。
「ぎゃぁぁああぁあ」
あまりの痛みに有里は大きな悲鳴を上げる。彼女の目からは自然と涙が流れていた。
(こんなのひどい、ひどすぎるよ)

モニターから音声が流れる。
「我々に降伏しなかったお仕置きですよ。」

再び有里はこれらの手によって徹底的にいじられるようになってしまった。
しばらくの間、有里はいいようにもてあそばれ、その体力は限界に近づいていた。


524:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:17:33 sQXXtLL+

#9

モニターから音声が出る。

「では、次の第6問にいきましょう」

(はぁ、はぁ、はぁ)

有里は肩で息をするのがやっとだった。

「第6問
 イチローの2005年のヒット数は何本?
 1. 206本
 2. 216本
 3. 226本
 4. 236本」

(ここは絶対に答えないと・・・)
有里は心に誓った。
(206本ってことはないはず、2か3だわ、きっと)

「3番」
(お願い、当たって!)

緊張の間が空く。

だが、無情にも不正解のコールがモニターから出されてしまった。

その瞬間、待ってましたとばかり、有里の股の下からさらに1本の手が出てきて、
人差し指と中指をぐっと有里の膣の中に侵入させた。
この時点で有里のあそこはもうぐじょぐじょに濡れていて、
2本の指はすんなりと奥まで入ってしまった。
「いよいよ、俺の出番だな」
膣およびアナル担当の男は、待ちわびたように微笑んだ。


525:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:18:31 sQXXtLL+
「いやぁぁぁぁあぁぁ」
有里は大きな悲鳴を上げる。
だが、この悲鳴に関係なく、2本の指は膣の中でぐりぐりと有里を責める。
膣からふとももにかけて、有里の愛液がどぼどぼと流れ落ちる。
「こりゃ彼女は膣でも感じるタイプだな」男は喜んだ。

「もう一本はいるかな」
膣およびアナル担当の男がそうにやつくと、薬指も膣の中に突っ込んだ。
そして、3本の指で、有里のGスポット近辺をこすり始めたのだった。
膣の中からGスポットを、膣の外ではクリトリスを執拗に責められて、
すでに身体が敏感になっていた有里は、再び無理やりイカされてしまった。

だが、今回はイカされても手の動きは全然止まらなかった。
イッた後も、執拗にクリトリスと膣の中を責められる有里。
もう理性はほとんど残っておらず、有里の限界はとっくに超えていた。
(もうダメ、お願い、やめて)
だが、有里の哀願など、誰も聞き入れることはなかった。

今の有里の状態はというと、
裸でX字に拘束され、足が大きく広げられた状態で両手両足は押さえられ、
両方の乳首はそれぞれ指先でコリコリ責められ、
両脇腹と両わきは指先で突かれ、さらに、クリトリスは皮がはがれた状態で指で
激しくこすられ、さらに膣の中は3本の指でかき回され、
これ以上な陵辱ぶりだった。


526:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:19:29 sQXXtLL+

#10

モニターの画面には、有里にリタイアを勧めるメッセージが表示された。
「もうリタイアしないと、あなたの身体が持ちませんよ」
「あなたはもう十分頑張りました。もうこれで十分じゃないですか」

だが、有里はここまでの状態に追い込まれても、リタイアを選択しなかった。
(こんな酷いゲームで屈服させられるなんて、あんまりだわ)
彼女はこんなにまで責められながらも、いいようのない怒りがこみ上げてきていた。
(なんとかこのゲームに勝って、見返さないと)
(これ以上、電気マッサージ器1時間なんて、到底耐えられないわ)

「なんとか、正解してみせる」

有里は気力を振り絞って叫ぶ。

「では、次の第7問にいきましょう」


追い込まれた有里は頑張ってクイズに答えた。
だが、無常にも、またしても不正解だった。

「では、最後の手に登場してもらいましょう」

そういうと、有里の尻の後ろからさらに1本の手が伸びてきて、
ローションで塗りたくった人差し指の第1関節を、有里のアナルに突っ込んだ。
有里にとっては、アナルに人の指を突っ込まれるなんて、もちろん初めての体験だった。
今までとは違う、生理的嫌悪感が有里を襲う。

(これだけは嫌ぁ)


527:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:20:25 sQXXtLL+
だが、指は有里のアナルにさらに侵入する。
有里は必死で尻の穴を閉じようとする。
だが、アナルに突っ込んできた指は、有里のアナルの中でその第1関節と第2関節との間で
執拗に往復させた。

(いやぁあぁぁ)
アナルの中で指をピストンされ、有里は絶叫する。
必死で尻の穴を閉じようとしているのに、それをこじ開けようとする指に
有里はもう抵抗することができなかった。

(こんなの、あんまりだよ)
有里は今まで体験したことのない、屈辱的な状態にもう精神的にもボロボロだった。

しつようにピストンしていた指は、少しずつ有里のアナルの奥に突き進んでいた。
そして、人差し指の第2関節も完全に入り、ついには指の根元まで入ってしまった。

そして、ここから有里にとって究極の責めが始まった。
膣に入れている3本の指と、アナルに入った指とで、膣とアナルの間の肉壁を
サンドイッチしながら激しくこすり始めたのだ。
生まれて初めての感覚に、有里はもうとっくに限界を超えていた。
もう何回イカされたかわからないくらい、有里は何度も絶頂に達していた。


528:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:21:38 sQXXtLL+

#11

「では、次の問題にいきましょう。これが最後の問題になりそうですね。」

そうモニターに表示される。

ゲームが始まってから、もう30分が経過していた。

(これだけは、正解をはずさないようにしないと・・・)

有里は朦朧とした中でも、まだあきらめてはいなかった。
(こんな卑怯なゲームに屈服させられるなんて、絶対いやだわ)
どんな絶望的な状態でも、有里はまだ頑張ろうとしていた。

そして、最後まであきらめない有里に、ひとつのチャンスが訪れる。

(両手首を押さえる手が、ちょっと緩くなってきているかも・・・)

さすがに30分以上もずっと両手首を押さえていると、押さえるほうもちょっと疲れてきたのかもしれない。

そう気づくと、有里は不意に両手を思いっきり下に引いてみた。

すると、両手首を押さえる手が、有里の予想外の行動にびっくりしたのか、
意外にも両手がそれぞれすぽっと抜けてしまったのだ。

あっけにとられて驚く有里。だが躊躇はなかった。

無我夢中で、両手で胸やわき腹をまさぐっている手を払いのけると、
前に向かって全身の体重をかけて倒れ込んだ。


529:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:22:51 sQXXtLL+
「痛ったあ」
全身ごと床にぶつかり、悲鳴を上げる有里。
だが、あの悪魔の壁から身体が離れたのだ。
かろうじて、両足首はまだ手に押さえられているが、
思いっきり足をゆすぶると、足を押さえていた手も押さえきれなくなってついに足首も解かれた。
あわてて壁から離れようとする有里。

そこには、13本の手が不気味に壁から出ていた。
(今まであんなのに私、責められてたんだ)
改めて有里はぞっとした。
壁から出た13本の手は彼女をこまねいているようだったが、
有里はこれらの手に嫌悪感いっぱいだった。

壁から離れ、彼女は裸のままでちょっと一息をついた。いままでざんざん責め抜かれた
身体を休めるには、しばらく時間が必要だった。
(こんなのでクリアでいいのかしら)
だが、目の前の扉のロックは外れているようである。

それから、有里は脱いでいた服を着て、大きな部屋から脱出した。
一番初めに入った小さい部屋に戻ると、
その部屋にあったモニターの表示が切り替わった。


530:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:23:32 sQXXtLL+
「脱出成功、おめでとうございます」
なぜか、ファンファーレも鳴った。
(何、これ)
ちゃちな祝福に、有里はちょっとあきれた。

モニターの前には、一本の鍵と1枚のDVDが置かれてあった。
「当ホテルの最高級のデラックス・スイートルームの鍵になります
また、このDVDは有里さんへの特別なプレゼントになります」
(わたし、ゲームをクリアしたんだわ)
ここで有里は初めて自分が成し遂げたことを実感した。


531:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:29:37 sQXXtLL+

#12

ここはホテルの支配人室。
2人の男がモニターを見ながら椅子に座っていた。先ほどまでの有里の脱出ゲームの一部始終が
モニターに映されていた。

支配人が声をかける。
「今日の挑戦者はとても上玉だったな。」

脱出ゲーム担当課長が答える。
「ええ、こんないい女の子が挑戦してくれるなんて、久しぶりでしたからね。
美人の挑戦者ならいくらでもいるのですが、最後まで屈服せずにあきらめないところが
素晴らしかったですよ。ゲームとしても見ごたえがありました。」

「最後はわざと脱出させたんだろ」支配人が質問する。
「さすがご明察です。彼女には是非リピーターになってもらいたいですからね。
アメとムチのうち、ムチだけじゃなくアメも与えないとリピーターにはなかなかなってくれませんからね。
彼女は今頃、ホテルの最高級の部屋でリラックスしてますよ。」


532:エロ脱出ゲーム
10/06/27 15:30:09 sQXXtLL+
「そう簡単にリピーターになるものなのか?」支配人が尋ねると、
担当課長は自信をもって答えた。

「こんな非日常的な刺激は、普通の生活じゃ味わえないですからね。
登山と同じで、終わった直後はもう二度とイヤだと思うのですが、
時間がたつと、身体に刻み込まれた、無限の快感だけが思い出されるものです」

「しかも、彼女には、自分が責められているときの一部始終を録画した、DVDを
プレゼントとして差し上げておきました。
身体がうずいたときに、家であれを何回も見返すでしょう。
そうすると、そう遠くない将来、必ず、もう一度チャレンジしてくるはずですのでご安心ください。」

「それは楽しみだよ」支配人は満足そうにうなずいた。

終わり


533:名無しさん@ピンキー
10/06/27 20:50:27 CHHFKFe4
GJ!
しかし、部屋は一つだけだったのか…ちょと残念w
もっと色々なギミック見たかった名とも思います。

再挑戦が楽しみですねw


534:名無しさん@ピンキー
10/06/27 22:29:05 iurTLEdf
映画のcubeを思い出した!
殺人トラップじゃなくてエロトラップで誰か妄想してくれ!

535:名無しさん@ピンキー
10/06/29 10:47:07 /8LruEbY
年齢も立場も何もかも違う美女・美少女がエロキューブに……
という事か

536:名無しさん@ピンキー
10/06/30 06:23:26 A79gayZw
GJ!

537:名無しさん@ピンキー
10/06/30 18:31:33 DG3+UBkB
罰ゲームも見たかった・・・・・・

538:名無しさん@ピンキー
10/07/08 23:05:23 MdEcay/s
保守

539:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 21:53:45 8FWJIriD
たまにはあげる

540:名無しさん@ピンキー
10/07/17 00:15:50 kWqXxZQM
ちょっと古い話題だけど、野球賭博とハンデ師の話を聞いて、それを応用してなんか出来ないかなーと考えたがイマイチいいのが浮かばんかった。
もちろん「巨人が勝ったらヤらせろ」って単純な奴じゃなくて、試合の展開で一喜一憂できるヤツ

541:名無しさん@ピンキー
10/07/17 10:14:57 7B2Z9qE0
>>540
こーゆー感じでどうかな?

女の子ふたりにどちらのチームが勝つかを賭けさせる。
賭けた方のチームが一点取られるごとに服を一枚脱いでいく。脱ぐものがなくなったら淫具を装着していく。
用意した淫具がなくなってもまだ点を取られたらピアスとか刺青とかされる。
賭けに負けた女の子は自分を一日奴隷として飼う権利+ストリップの様子を撮影したビデオを競売にかけ、
売上を相手の女の子に渡す。

542:名無しさん@ピンキー
10/07/17 18:50:17 HbDePL1Z
白熱した投手戦が展開される悪寒

543:名無しさん@ピンキー
10/07/19 04:08:48 MyZ/EnTw
野球の話題って事で
俺は以前このスレ用のアイデアで等身大野球盤を考えてたな
①両チームプレイヤーの女の子9人と責め役の男(何人でも)を用意する。攻撃側は順番に打ち、防御側は投手1人
②グランドには「ヒット」「アウト」「二塁打」とか書いてあってボールの落ちた場所の指示に従う
③投手はヒットを打たれるとペナルティ。エッチな目に合う。バイブ挿入とか数分間胸を責められるとか。二塁打、三塁打の方がより強い責め。(責めの内容はヒットの場所に書いてあるか完全ランダムどっちがいいかな?)
④点が入ると1人の男が射精するまで本番。一気に点が入ると2人以上同時(満塁弾なら当然4人一度に)
⑤イカされて失神したり、体力的に限界の場合は脱落。投手の交代は規定回数のみ。同じ投手が何回出ても良い
⑥9回終わって点の少ない方、全員脱落した方が負け。もちろん負けチームには全員ペナルティで男達が飽きるまで…

こんな内容で考えてたんだが試合展開が長くなり過ぎたんで結局構想だけで止まってる
どうでしょうか?

544:名無しさん@ピンキー
10/07/19 04:39:30 3AHiUp84
よろしいのではないでしょうか
なんならダイジェスト版ででもお願いしたい

545:名無しさん@ピンキー
10/07/19 10:11:06 sJAHlRDD
>>335もあるけど一応ここまでエロパロ保管庫にも依頼してきた

546:名無しさん@ピンキー
10/07/19 11:04:14 G4ydrNDh
んー、それは>>335の管理人さんに失礼じゃないかな。

547:名無しさん@ピンキー
10/07/20 06:37:03 VC2h6bQS
別にいいんじゃないか
保管庫とかwikiが複数あるエロパロ板って他にもあるし、エロパロまとめのとこからここ見に来る人が増えるかもしれんし

548:名無しさん@ピンキー
10/07/23 04:50:51 VO/Db50P
更新履歴が

>09/10/18
> 新規:012


>09/10/17
> 統合:008-021/008-022 →008-021
> 新規:008-021-003
>    008-021-004
>    008-027

半年止まっている計算になる。
礼を失さない程度には間が空いているんじゃないか。

549:名無しさん@ピンキー
10/07/30 09:31:43 ilSak8Yy
test

550:名無しさん@ピンキー
10/08/05 11:26:26 1tFRQHbj
ageage

551:名無しさん@ピンキー
10/08/08 11:18:35 yTh/SZHc


552:名無しさん@ピンキー
10/08/14 18:44:41 N1jNdQin


553:名無しさん@ピンキー
10/08/15 12:39:56 /ROPDgRj
すごろくの人来ないかな


554:名無しさん@ピンキー
10/08/16 17:58:28 mYBU05u0
おれも続きが楽しみ

555:名無しさん@ピンキー
10/08/17 03:32:05 vY/Vd53V
俺は運動会が見たいなー

556:名無しさん@ピンキー
10/08/17 05:37:27 MNw8zfSR
ちょっとすれ違いかもしれんけど、今見た夢が凄く刺激的だったので保存カキコ

小学校低学年ぐらいの子を受け持ってる男と女の新任体育教師がいて、お互い凄く仲が悪い。
で、それを知ってる子供たちが「2人で体育の勝負したらー」とか言って囃したてて、
面白い!って事で二人は勝負する。雲梯(うんてい)とかスクワットとか。
でも当然男と女じゃ体力で勝ち目なくて、女の体育教師の方が負けちゃう。
で、罰ゲームって事で、児童たちが見守る中で雲梯の場所を使って延々と懸垂をさせられる。
女先生は真っ赤な顔歪めて体中汗でビショビショになっちゃって、それを男教師と児童がニヤニヤしながら眺めてる。

こんなシーン。女先生の苦しむ表情がやたらリアルで夢精しかけた。

557:名無しさん@ピンキー
10/08/18 00:31:32 t0XGBgAJ
……いいな、それ

558:名無しさん@ピンキー
10/08/20 13:16:09 NVUBnhyO
捕手

559:名無しさん@ピンキー
10/08/22 06:54:35 42oNkO9k
age

560:エッチなすごろく
10/08/26 09:09:39 dqdIU1yc
>>463

GJ。

ネタにしてくれて乙。

現在制作中。

今日の夜辺り更新予定。

561:名無しさん@ピンキー
10/08/27 01:09:39 LvUi1Chg
マジですか!?
長年待ち続けてきた甲斐があった……
期待してます。

562:名無しさん@ピンキー
10/08/27 05:43:57 bmI1ZFKL
このスレが好きな人って他にどんなスレ読んでる?

563:名無しさん@ピンキー
10/08/31 10:48:08 XgQuFw8r
甘えん坊だったり
素直クールだったり
淫魔だったり

こんなとこage

564:名無しさん@ピンキー
10/08/31 13:40:34 jeXTiU5n
魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想
男だらけの環境にひとり放り込まれた女のこのお話
人間が下着に変身していたずらするスレ

565:名無しさん@ピンキー
10/08/31 19:17:34 rVSB3m6H
更新期待age

566:名無しさん@ピンキー
10/09/05 02:00:13 VsiyfIZt


567:名無しさん@ピンキー
10/09/07 10:05:25 r6FccJSY
着衣水泳で何かが降りてきた。書いてみる

568:名無しさん@ピンキー
10/09/07 12:31:03 CAkBdMqz
期待

569:名無しさん@ピンキー
10/09/07 20:44:12 LyKOYCZ2
「Streaking for money!露出中」
 要するに鬼ごっこです。
 露出者は全裸である一定のエリアを逃げ回ります。
 一定時間逃げ切る事に成功すれば賞金がもらえます。
 ただし、鬼である黒づくめの黒人男性に触れられたら失格となり、
その場でとても恥ずかしいけど気持ちの良い罰ゲームを受けてもらいます。

 こういう電波が降りてきた。

570:名無しさん@ピンキー
10/09/08 23:21:16 tFoLoqgA
つまりコレか

「1日で5キロ痩せます」という広告を見て男がエステにやってきた。
部屋に案内されると、中では金髪の美女がビキニ姿で微笑んでいた。

「もし夕方までにあの美女を捕まえることができたら、彼女を一晩自由にできます」と説明を受けた。
男は発奮し、追いかけたが、彼女は涼しげな顔で逃げ回り、夕方まで捕まえることはできなかった。
一日中走り回った男が体重計に乗ると、5キロ痩せていた。

その成果に気をよくした男は、今度は1日で10キロ痩せるコースを選んだ。
男はワクワクしながら同じ部屋に案内されると、今度は屈強の黒人男が微笑んでいた。

男が戸惑っていると、スタッフが説明した。

「もし夕方までにあの男性に捕まったら、彼に一晩自由にされます」

571:名無しさん@ピンキー
10/09/08 23:35:51 gAkZyfM8
でも途中で捕まったら痩せないよね
気分的には極限までゲッソリするだろうけど

572:名無しさん@ピンキー
10/09/09 14:36:11 4PK6e00s
きっと捕まるたびに段々エスカレートしていくんだよ
最初はキスとか抱きしめられるだけ

573:名無しさん@ピンキー
10/09/10 01:43:23 IP1hNTa+
>>569
早い話が逃走中のエロver.か

574:名無しさん@ピンキー
10/09/10 07:30:59 dpfQcu7D
>>556でひとつ書いてみっかと思ったんだけどイマイチ気力が続かなかった。
未完成だけど、せっかくなんで投げさせてください。パヤパヤ。

575:せんせーどうしたの  1/7
10/09/10 07:32:33 dpfQcu7D
「おい見ろよ。瀬野っちと秋野せんせー、まーたケンカしてるぜ」
 ある小学生が、ジャージ姿の教師2人を指して友人に囁いた。
「だからね瀬野君、皆で手を繋いでの一等賞、じゃ駄目なの!
 これからの時代、競争ができない子供は苦労するわ。それを今の内から……」
 一人は、黒いショートヘアの女性教師だ。
 精気に満ちた目、程よく日に焼けた肌は見るからに健康的だった。
 ジェスチャーを多用しハキハキと喋る姿からは威勢のいい性格が見て取れる。
「でも秋野先生、今の子供は繊細ですよ。才能の差に酷い劣等感を持つ子供が多いんです。
 そんな思いは大きくなってからいくらでもする。でもだからこそ、小さい内ぐらい平等でいいじゃないですか!」
 もう一人は、こちらも健康的な若い男だった。
 年は秋野と呼ばれた女性教師よりも少し下、いかにも新任教師風の爽やかな容貌だ。
 短く刈り上げた頭に逞しい肩はスポーツ万能という言葉を想起させる。

 2人は向かい合ったまま、激しく言い争っていた。
 だがそれは異常事態ではない。至って日常的な光景だ。
「ねー瀬野っち、秋野せんせー、また夫婦喧嘩?」
 なお言い合う2人を児童達が囲み、囃したてる。
「ふ……夫婦!?なっ、何言ってるの!」
 秋野は顔に驚きを浮かべ、次に怒ったように否定した。

 瀬野と秋野、2人は同じ小学校の教師だ。
 年は2歳違いと非常に近く、快活な性格も体力自慢の所もよく似ている。
 それゆえか些細な事ですぐ衝突しては、子供達にそれをからかわれているのだった。
「でも2人って、本当によくケンカするよね」
 一人の児童が言った。
「喧嘩っていうより、お互い譲れない意見があって、それを言い合ってるだけだよ」
 瀬野がやや憮然とした顔で答える。
「でもいつも結局、どっちにも決まらないんでしょ?」
 児童が言うと、その周りの子供達から笑いが起きる。
 その笑いに顔を赤らめ、瀬野と秋野が睨み合ったとき、児童が続けた。
「じゃあさぁ2人とも、得意のスポーツで決着つけたら?勝ったほうが偉いでいいじゃん」
「そうだそうだ、それで決めなよ!」
 他の子供達も囃したてる。
 瀬野と秋野は顔を見合わせたまま、ほぼ同時に笑みを浮かべた。
「……面白い!!」



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