07/10/04 23:53:20 7VB0C4nL
>>12の続き
彼と暮らし始めて三日が過ぎて、私も犬としての生活に少しは慣れてきた。
でも、いま私は非常に困っている。
彼が私をつかまえようと追いかけまわしているのだ。
私はつかまるわけにはいかない。
なぜなら…
「ほら大人しくしろって…そんなに風呂入るのが嫌なのか？」
イヤです！
分からないでしょうが、私は年頃の娘なんですよ！
……その……男の人と……一緒に……お風呂なんて……
「大丈夫だって、優しく洗うからさ…。」
そう言う問題じゃないんです！！
伝わらないのは分かってるけど、それでも万に一つの可能性を信じて、私は叫んだ。
女の子が男の人とお風呂に入れるわけないじゃないですか！！
「あっ、そうか…」
分かってくれた！
私は彼に近付き、首が痛いほど、顔を縦に振った。
「大丈夫、シャワーの水はあったかいから。」
ちっがーーう！
私はがっくりと無い肩を落とした。
ガシッ
えっ…？
「つっかまえた♪」
しまったーー！
だが後悔しても、もう遅い。
彼の腕は私の両脇をしっかりとつかんで離さなかった。
暴れる私と、それを制した彼は風呂場へと消えた…
「ちょっとここで待ってろよ、すぐにきれいにしてやるからさ。」
私を風呂場のタイルの上に下ろしてドアを閉めた彼は、風呂場の外で服を脱いでいた。
うぅぅ……どうしよう…
曇りガラス越しに彼が服を脱いでるのが分かる。
ドアを開けて逃げる事も出来ないし、隠れる場所だってない。
あたふたと焦ってる私は、完全にパニックになっていた。
そんな時、曇りガラス越しの私の視界に、彼の裸の背中が入った。
その大きくて広い背中に、私の胸が高鳴る。
え、や、ちょ、ちょっと、ちょっと待って！今のなし！なしったらなし！！
その感覚に驚きと困惑しつつ、私は誰に聞かせるでもなく叫んだ。
だけど、一度高まった胸の鼓動は止められず、私の頭の中は彼の事でいっぱいになった。
優しいまなざしとか、撫でてくれるあったかい手とか、大きくて広い背中とか…
「入るぞ…」
そのとき声とともに、ドアノブが回った。
や、うそ！ちょっと待って！
今の私は謎の胸の高鳴りによって、おかしくなってるのに！
こんな状態で入って来られたら、私いったいどうなっちゃうの！！？
続く
いつになったらエロい展開になるのか…
そしてこんなのでも、呼び水になってくれたら嬉しいな。