らんま1/2のすばらしき小説希望 その7at EROPAROらんま1/2のすばらしき小説希望 その7 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト350:名無しさん@ピンキー 08/06/26 00:49:00 Vvvnh9jt 347の続き 1分ほどたっただろうか 痛みが少し薄れたあかねはやっと思考する力を取り戻した (股間が痛い あんな攻撃をされるなんて…) まだ股間を押さえる手を離すことはできない 押さえたところで痛みは抜けないが 押さえずにはいられない 周りを見渡すとロープにもたれかかっている小太刀と目が合った 「ぷっ」 小太刀はバカにした笑いを浮かべる 「くっ」 怒りを示すあかね リングを見渡すと所々に濡れたあとがある (あれは……わ、私の涎) あかねは自分の状況を振り返ってみる 数分前急所攻撃を受け、汗だくで、股間を押さえ、涎をまき散らしながら のたうちまわったのだ しかも多くの観客の前で 観客の中には自校の生徒もいるのだ それに気づくとどうしようもなく恥ずかしくなった (早く立ち上がらないと) これ以上無様な姿は見せられないと 股間から手を離しリングのロープを掴み必死で立ち上がろうとした しかし、さらされたレオタードの股間を見てあかねはぎょっとした 股間にシミができている かき続けた汗のせいで、あかねのレオタードの背中や腋の下にはシミが広がっている しかし股間のシミは汗と言うにはあまりにも不自然であった (攻撃を受けたときに、その衝撃で…) わずかな臭いがあかねの鼻に届く あかねは自分のレオタードが黄色だったこを幸運に思った もし白の物を着ていたのなら、あかねの痴態が観客席からでも見えただろう (遠くからなら分からないはず) 「あ、あかね」 新体操部員が震えた声を出す バレたか?と思いとっさに股間に手を持っていくあかね 部員が続ける 「もう十分だよ これ以上は」 「大丈夫よ あんな攻撃全然効いてないわ」 致命的なダメージを受けたことは誰が見ても明らかである しかしあかねは続行の意思を 見せる 部員が何か言おうとする前に小太刀の方に向き直った 「いかがでしたか? 私の必殺コンボのお味は?」 「必殺、あれが? ほとんど失敗していたじゃない 棍棒を私に落とされて 本当は蹴りだって一発で決める予定だったんでしょ」 虚勢を張るあかね 未だに足は震え ロープにもたれかかっている 股間の痛みが引いてきたことで 強打された顎や頭の痛みがよみがえってきた しかし、小太刀の必殺技が失敗したことも、股間蹴りは一発で決める予定だったことも 事実である 小太刀は図星をつかれ、さらに苛立ちを強める (カチンと来ましたわ 絶対にあの女の口からまいったと言わせてやりますわ) あかねは考えていた (このダメージじゃ絶対に勝てない もう少し動けるようになるまで逃げなきゃ) あかねはリボンを手に取る 遠距離から牽制しながら時間を稼ぐつもりだ (体が回復して また近距離戦に持ち込めば…) 棍棒の打ち合いには負けたが、あかねは素手で小太刀の武器を落とせる 相手に隙がなけ れば決めにくいが、小太刀は怒りで冷静さを欠いているので隙ができる可能性は高いかも しれない あかねは逃げに徹することを決めた 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch