女の子が露出する小説at EROPARO
女の子が露出する小説 - 暇つぶし2ch374: ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:10:04 dfXoNu/Z
夏海第三話、10レス投下です。

375:夏海3 1-1/10  ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:10:25 dfXoNu/Z
 四ヶ月あまり前の春に夏海がやってきたこの町は、四方を山に囲まれ、狭い
平地に商店街と住宅街が形成された、人口一万あまりの小さな田舎町だ。
 面積自体はそれなりに広く、山にはこの町の名産であるミカンの畑が並び、
山の間を縫うように走る曲がりくねった道沿いにも、民家が続いている。
 小さな町ではあるが、歴史は古い。奈良時代や平安時代に建立されたという
寺社がいくつも健在で、人々の信仰を今も集めている。
 江戸時代には、裏街道の峠越えの宿場町として人が集まり、現在でも当時の
面影をいくらか残している。
 山に囲まれてはいるが、標高は低く、内陸に位置しているわけではない。
 峠をいくつか越えれば隣の市に出られ、その最南端は太平洋に面している。


 隣の市に向かう峠の道を、滑らかな流線型を描いた、黒いスポーツタイプの
軽自動車が走っている。
 真夏の昼下がり─連日三十度を越す真夏日が続いているが、冷房の利いた
車内は涼しく快適だった。
 強い日差しも、周囲の木々が遮ってくれている。
 だが、夏海はそんな心地よさなど感じていられなかった。
 助手席で、羞恥に震えていた。
「夏海ちゃんはエッチだ……ほんとに、恥ずかしいのに感じちゃうんだね」
 運転席の男が軽い調子で夏海を責める。
「あぅっ……」
 男の言葉に夏海は身を竦める。
 夏海は、中学生一年生とは思えないほどの、豊かなバストの持ち主だ。
 背は低く、顔立ちも幼い。身体つきそのものは華奢で子供っぽいのに、胸の
膨らみだけは、同級生をはるかに凌駕している。
 夏海が着ているのは、淡い水色のキャミソール─彼女の胸のボリュームが
はっきりと表れていて、細い身体との対比が扇情的である。
 たわわに実ったふたつの膨らみの谷間を、黒いシートベルトが襷掛けに通り、
その中学生離れした大きさと、優美な造形をさらに際立たせている。
 補修を何度も繰り返した路面は凹凸が激しく、車の硬いサスペンションは、
細かな振動を搭乗者に与える。車体が揺れるたびに、夏海の乳房はぷるぷると
揺れていた。
「乳首、勃ってるよね?」
「うぅっ……」
 彼女はブラジャーを着けていなかった。
 キャミの身頃には裏当てがあり、夏海の小さな突起が浮き出ることはないが、
彼の言うとおり、そこは布の下で、つんと尖っていた。
 キャミソールは乳房に直に触れて、車の振動が乳房を揺らす。生地と突起が
こすれて、じわじわと快感を訴えていた。
─ダメ……気持ちいいよぉ……。
 腰にはアイボリーの柔らかなフレアミニスカート─膝上数センチの丈だが、
腿の付け根まで捲られ、細い脚が剥き出しになっていた。
─恥ずかしいのに……エッチだよぉ……。
 つい十日前まで、彼女はこんな刺激とはほとんど無縁な少女だった。
 一週間と三日前─町の夏祭りの夜、奉納花火大会の観覧客の人込みの中で、
夏海は激しい羞恥と官能に見舞われた。
 幼い身体を曝し、快楽に飲み込まれ、責め立てられて初めての絶頂を覚えた。
 夏海を責めた男は、彼女が通う学校の教師だった。
 彼女の隣で淫らな姿をカメラに収めていた男は、すぐ近所に住む青年だった。
「もう、濡れすぎてるんじゃない?」
「あうっ! うぅ……」
─わたし……ほんとに、おかしくなっちゃう……。
 スカートの下には、ショーツを穿いていなかった。
 シートには、未熟な秘処が直接触れている。
 彼の言うとおり、とろりとした蜜でたっぷり潤んでいた。
 羞恥が夏海の心を刺激し、官能を昂ぶらせてしまう。
 夏海はブラジャーもショーツも着けず、車の助手席で淫らな昂揚感に苛まれ、
あの日から消えることのない疼きに、身を焦がしていた。

376:夏海3 1-2/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:11:19 dfXoNu/Z
「じゃあ、行ってくるね」
「あいよー、行ってらっしゃい」
 階下から聞こえた母親の声に、弘輝はだるそうに声をあげた。
「あんた、ちゃんとバイト遅れないように気をつけなさいよー」
「わかってるよ」
 玄関のドアが閉まる音がして、弘輝は溜息をつく。
 母親は、近所の主婦仲間と、隣街へショッピングだそうだ。
 盆休みの父親も、昼食を済ませて一服すると、パチンコを打ちにいった。
 外から聴こえる蝉の声が屋外の暑さを物語っている。
 ふたりとも、よくこんな暑い日に外出する気になるもんだ、と弘輝は呆れる
やら感心するやらで苦笑してしまう。
 コンビニでのアルバイトは、普段は深夜シフトだが、今日は代打で午後から
入ることになっていた。あと一時間半ほどだ。
 ネットでも見て時間を潰そうと、PCを起動したときだった。
 家の前で車の止まる音がして、弘輝は何気なく窓の外へと眼を向けた。
─あれ……? あの子……。
 白い小型車の助手席から、この一週間ずっと頭から離れなかったあの少女が
降りてきて、弘輝の心臓が大きく脈打った。
─なつみちゃんだ……。
 彼女は頭を下げ、走り去る車を見送った。
─これは……チャンス到来か!?
 弘輝は携帯電話を掴んで駆け出した。
 彼女の家はすぐ近く─急げば間に合う。急な階段を慎重に、しかし足早に
下り、サンダルを引っ掛けて玄関を出た。
 少女はもうそこにはいなかったが、彼女の家は知っている。
 弘輝は角を折れて路地へと入った。その先にはもうひとつ角があり─
─いたっ!
 白いブラウスに紺色のスカート。学校指定のバッグを肩にかけ、首の後ろで
ひとまとめにされた髪、小柄で華奢な後姿─
「こんにちは、なつみちゃん」
 弘輝は彼女の後ろから声をかける。
 少女はびくっと震えて振り返った。
 子供っぽい顔立ち─丸みを帯びた頬に細い顎。目尻はやや垂れておっとり
した印象を受ける。小さな鼻、艶やかな唇─
 彼女は手にしていた携帯電話を、ぱたんと折り畳んだ。
─可愛いなぁ……それに、ほんとにでかい……って、あれ?
 弘輝は、彼女の大きな胸の膨らみに眼を奪われた。
 朝はブラジャーを着けていなかったはずの彼女だが、今は着けているようだ。
─鞄に入れてたのか?
 よく解らないが、これから訊けばいい─そう考えて彼女に笑みを向ける。
「学校終わったとこ?」
「え、はい……」
 彼女は弘輝を、上目遣いに見てから眼を逸らした。
 人と眼を合わせるのが苦手なのだろう─人見知りのするタイプのようだ。
 それとも、胸を見られていることに気づいたからだろうか。
「あのさ、ちょっと……いいかな?」
「はい……?」
 彼女はまた弘輝をちらりと見てすぐに眼を逸らす。
─恥ずかしがりやなのに……あんなにやらしい子なんだよな……。
 弘輝の嗜好─パートナーに淫らな羞恥を味わわせて昂ぶるという性癖を、
彼女なら満足させてくれる。
 拒絶はさせない─強制させるだけの手段が自分にはあるのだ。
 今、自宅には誰もいない。
 弘輝は握っていた携帯電話を開き、キーを操作する。
 データフォルダを開き、あの一週間前の夜に撮った画像を表示─
「これ……解るよね?」
「─っ!」
 彼女は眼を見開き、身を強張らせた。
 怯えて後退る彼女に、弘輝は良心がちくりと痛むのを覚えたが、そっと手を
伸ばして肩を抱いた。

377:夏海3 1-3/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:11:58 dfXoNu/Z
 竹下に送られて車を降りた夏海は、自宅に続く路地を歩きながら携帯電話で
メールを打っていた。
 数学準備室で竹下に淫らな責めを受けている間に、友人の冬香から送られて
きていた、夏海を気遣うメールだった。
 行為の間、携帯電話は教室に残された鞄に入れっぱなしだったため、夏海は
ようやく読むことができたのだが─
 背後からかけられた声に、夏海はびくっとして振り向いた。
 そして─
─この人、だったんだ……。
 夏海の思考は停止た。
 一週間前のあの日─花火大会の夜、自分の通う中学校の教員である竹下に
もてあそばれた夏海の隣で、彼女のあられもない姿を撮っていた男─それは、
今朝、登校途中に出会った二十歳ぐらいの若者だった。
 狭い町とはいえ、自分の恥ずかしい写真を撮った男が、まさかこんな近所に
住んでいる人物だったとは、思いもよらなかった。
 夏海は弘輝の自宅に招かれた。
 抗うことはできなかった─


 机に乗った液晶モニタが、デスクトップ画面を映し出している。
 足元のPC本体がファンの唸りを立てている。
 冷房が利いていて、屋外の蒸し暑さが別世界のように快適だ。
 弘輝の部屋に、夏海は心細い顔でぽつんと立っていた。
 彼は彼女を部屋に招くと、座って待ってて、と言って一階へと降りていった。
 モニタの乗った机と椅子、クッションがふたつと、低いテーブルにベッドが
ひとつ─座れと言われても、どこに座っていいか夏海には判らない。
 親しくない男性の部屋に上がるなど夏海には初めての経験だが、男の部屋は
散らかっているもの─そんな印象を持っていた。
 父親の部屋も、ちょっと眼を離すとすぐに散らかってしまう。夏海がまめに
片づけを手伝わなければ、どうなってしまうのか不安になるほどだ。
 いつも悪いねと、ばつが悪そうに笑う父親の顔が、夏海は好きだった。
 弘輝の部屋は、夏海のそんなイメージどおりだった。
 六畳ほどの広さの洋室である。
 いくつかある棚には、本や漫画が収められているが、収まりきらなかったで
あろう書籍や雑誌が、床に敷かれた絨毯の上に重ねられている。
 机の上にはペンや小物が無造作に置かれていて、空になったペットボトルも
あった。ベッドのシーツやタオルケットも、整えられてはいない。
 掃除はされているようだが、整頓されているとはお世辞にも言えなかった。
─ベッド……いやらしいこと、されるのかな……。
 身体が震えた。
 つい三十分ほど前に受けた、竹下からの恥辱─
 夏海の身体には、まだその残滓が漂っている。
 いや、一週間前のあの日から、ずっと身体の奥の疼きは消えていないのだ。
 自分は、この青年にも淫らな行為を受けるのだろう。
 あんな出来事に気づいていながら、彼はそれを咎めることなく、逆に自分の
あられもない写真を撮り、あまつさえ硬くそそり立ったモノを握らせて、射精
までしたのだ。
─恥ずかしい……。
 夏海の左手は、あのときの感触をまだ憶えている。
 想像以上に硬く大きなペニスと、ねっとりと絡みついた精液─
 自分はあの日から変わってしまった。
 それまでの、純粋な女の子ではなくなってしまった。
─変なこと、考えちゃ……ダメだよ……。
 立ったまま、夏海は携帯電話を再び開いた。
─冬香ちゃんに、謝らなくちゃ……。
 急いで謝罪のメールを送ろうと、ぽちぽちと震える指でキーを操作する。
 あと少しで打ち終わるというところで、弘輝が戻ってきた。
「おまたせ、なつみちゃん」
 彼は片手に麦茶の入ったボトルを、反対の手にグラスをふたつ持っていた。

378:夏海3 1-4/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:12:29 dfXoNu/Z
「あ、メール? さっきも打ってたみたいだけど……」
「はい……」
 夏海は携帯電話を畳んだ。
 人前でメールを打つのは、相手に悪い気がしてあまり好きではない。
 弘輝はテーブルにボトルを置き、グラスのひとつを夏海へと差し出す。
「飲みなよ。喉渇いてるんじゃない?」
「いえ……」
 夏海は首を横に振って、携帯電話を鞄に仕舞った。
 竹下からもらったお茶のおかげで、喉の渇きはなかった。
「座ればいいのに……ほら、どうぞ?」
 弘輝はクッションをひとつ掴み、夏海の足元へ置く。
 もうひとつを自分の足元に置き、胡坐をかいて座った。
「すみません」
 夏海は眼を合わせないようにしながらクッションに正座した。
「もっと楽にしなよ」
 弘輝が苦笑して言うと、夏海はちらりと彼を見て、脚を崩して横座りになる。
「緊張してるんかな?」
 弘輝は夏海の前に置いたグラスに麦茶を注ぐ。
 夏海はそれを見ながら、畳んだ携帯電話を握り締める。
「ん~……やっぱ、俺が怖い?」
「えっ……?」
 びくっと身を震わせて、夏海は弘輝を見た。
 彼は曖昧な笑みを浮かべて夏海を一瞥し、自分のグラスにも麦茶を注ぐ。
「俺、弘輝ね。弘法大師の弘に、輝くって書いて、ひろき─しょっちゅう、
ひろてるって間違えられるんだよな。あと、こうきとか」
 そう言って笑う。
「あ、弘法大師って知ってる? 弘法も筆の誤り……だっけかな」
「はい……」
 昔の偉いお坊さんの名前─そう夏海は記憶していた。
「そういえば、空海の俗名って、佐伯なんとかっていうんだよね」
「え……?」
「どうだっけ? まぁ……なつみちゃんも、佐伯さんだなぁと、ね」
「はぁ……」
 夏海はうつむいたまま、曖昧に頷いた。
 彼女にはどうして空海─これも偉いお坊さんのはずだ─の名が出てきた
のか解らなかったし、俗名というのも知らない言葉だった。
 それに、もともと親しくない人との会話は苦手だったし、あの夜の出来事を
思えば、まともな会話などできるわけもない。
「なつみちゃんは、なんて書くの?」
「えと……季節の夏に、海です」
「へぇ……いいね、夏生まれなの?」
 弘輝はそう言ってグラスをあおった。
「はい……」
「ん……夏っていえば、海か山か……あと─」
 冷たい麦茶で喉を潤し、まっすぐに夏海を見据える。
「花火だよね」
「─っ!」
 夏海の身が固まった。
─やだっ……やだぁ……。
 はだけられた浴衣。剥き出しの大きな乳房。
 捲りあげられた裾。激しく責め立てられた秘処。
 尻に押しつけられ、手に握った怒張からほとばしった、男たちの精─
「すごかったなぁ……夏海ちゃんは、ああいうのが好きなんだ?」
「わっ、わたし……あんなの……」
─好きじゃない……好きじゃないのに……。
 それなのに、昂ぶってしまった自分─今日も半日、恥ずかしい姿をクラス
メイトに曝して、淫らな想いを募らせていた。
 身体が震えていた。
 弘輝の瞳が、欲望の炎をたたえて揺れていた。

379:夏海3 1-5/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:12:57 dfXoNu/Z
「今朝、ブラしてなかったよね?」
「─っ!」
 夏海はうつむいて眼を逸らす。
 この柔らかな物腰の青年も、竹下の同類─淫らな嗜好を持つ男なのだ。
 眼を合わせたくない。眼を見ては、飲み込まれてしまう─
「どうして? 学校行くのに……胸、そんなおっきいのにさぁ……」
「あっ、や……」
 咄嗟に胸を腕で隠す。
「やっぱり、あいつの命令? ノーブラで学校行け、とか」
 彼女の細い腕では、その大きな乳房を隠すことなどできない。
 むしろ、圧迫されて上下に張り出した膨らみが、その大きさをより際立たせ、
弘輝の欲望を刺激するだけだった。
「ほんと、おっきいよね……何カップあるの?」
「えっ……」
 彼女は自分のバストサイズを知らない。
 竹下から与えられたブラジャーは、夏海の大きな胸にぴたりとフィットして
いたが、彼女自身はサイズを確かめてはいない。
 父親が以前買ってくれたものではとっくに足りなくなっている、ということ
しか判らなかった。
「ねぇ、教えてよ。教えてくれるよね?」
「あっ、ぅ……」
 弘輝は携帯電話で、テーブルをとんとんと突いた。
─やっぱり、この人も……先生と同じ……。
 彼はあのときの写真で、自分を縛ろうとしているのだ。
 言うことを聞かなければ、この写真がどうなってもいいのかと─
「わ、わたし……知りません……」
 夏海はうつむいたまま、か細い声で答えた。
「えぇ? 知らないって……そんなことないでしょ?」
「知らないんです……ちゃんと、測ったこと、ない……」
「へぇ、そうなんだ」
 弘輝が口をゆがめたのは、うつむいている夏海には見えない。
「じゃあ、見てみようよ」
「えっ……?」
「今着けてる夏海ちゃんのブラを見れば、サイズは判るよ?」
 再び、弘輝が携帯電話でテーブルを叩く。
─そんな、やだ……やだよぉ……。
 夏海は彼の意図を理解する─
 見れば判る、ではなく、見せろと言っているのだ。
 なんとかしなくては─そう思うのだが、どんな手も浮かばない。
 あの写真を握られている以上、自分は彼に歯向かうことはできないのだ。
「制服脱いで、ブラ見せてよ。知りたいなぁ、夏海ちゃんのサイズ……」
「あぅっ、そんな……」
 弘輝は笑っている。
 彼の眼に、竹下と同じ暗い揺らぎが覗えて、背筋が寒くなる。
─あれ? でも、なんで……。
 ふと─違和感を覚えた。
 自分が今着けている下着は、竹下が用意したものだ。
 竹下はあの夜、自分の乳房を見て、手で触れて、だいたいのサイズが判った
と言っていた。それは見事に的中し、今、乳房をしっかりと覆っている。
 彼はそれを知らないのだろうか。竹下の予想を聞いていないのだろうか。
 彼らが仲間ならば、ふたりの間にそんな情報のやりとりがあったと考えても
おかしくはないだろうに─
─もしかして……。
 彼は、竹下のことを知らないのだろうか。
 ふたりは、知り合いではないのだろうか─

380:夏海3 1-6/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:13:36 dfXoNu/Z
「まずは脱がないとね……脱がしてあげるよ」
「あ、あぅっ……!」
 弘輝はグラスを置いて、身を乗りだしてきた。
 左手を床に突き、右手を伸ばす。
 夏海は逃れようとしたが、それよりも弘輝の手のほうが早かった。
 弘輝は右腕で夏海の肩を抱き、彼女の前に膝を突いて、ぐいと引き寄せた。
「あっ……!」
 夏海の小さく軽い身体を、弘輝は苦もなく抱きすくめてしまう。
「おっぱい、当たってるよ……すごいな、こんなおっきいんだね」
「うぅっ、嫌ぁ……」
「怖がらなくってもだいじょうぶだって。ひどいことはしないからさ……夏海
ちゃんの大好きな、エッチで、恥ずかしいことをするだけだよ」
 弘輝の声は、今朝出会った好青年という印象からは、かけ離れていた。
 竹下ほどの声色の変わりようはない。
 だが、彼が欲望を昂ぶらせていることは、夏海には手に取るように解る。
 弘輝は抱いたまま、夏海の制服のリボンを抓む。
 細いリボンはあっさり解ける。
「夏海ちゃんは、ああいうことが大好きなんでしょ? 嫌いだったら、あんな
恥ずかしいこと、できないもんなぁ……」
 弘輝は言いながら、膝立ちの姿勢で夏海の背後へと回り込む。
「あの男は、キミの何なの? 彼氏にしては、歳が離れてるよね……」
─そうだ、そうなんだ……やっぱり……。
 弘輝は竹下のことを知らないのだ。
 ふたりは他人だった。自分は、どうしようもない勘違いをしていた─
─わたし、ほんとに馬鹿だぁ……。
 激しい自己嫌悪が夏海を襲った。
 と同時に、全身に徒労感が広がってゆく。
「もしかして、ご主人様ってやつ……?」
 夏海には、背後で囁いた弘輝の言葉の意味が解らなかった。
 ご主人様といえば、大きな屋敷に住む大金持ちや、その召使いが主人を呼ぶ
言葉といった、自分とは無縁な世界のイメージぐらいしかない。
「中学生の夏海ちゃんを、露出調教するご主人様か……変態だなぁ」
─露出、調教……変態……。
 竹下に言わされた卑猥な言葉が思い出される。
 そして、竹下があの夜口にした、調教という言葉─
─そうか、そういう意味なんだ……。
 自分は、未開花の淫らな本能を、竹下に引き出されてしまった。
 恥ずかしいことをさせられて、官能に昂ぶってしまった。
 いやらしい言葉を言わされて、刺激に溺れてしまった。
「夏海ちゃんは、あいつの奴隷なの?」
─奴隷……わたしが……?
 夏海にはその意味も解らない。
 奴隷という言葉に対する印象も少ない。古い時代、貧しい人々や、侵略した
土地の住民を捕らえ、労働力として使役する─
─でも……そっか、強制されたんだ……。
 自分は強制されて、恥ずかしいことをさせられた。
─それが、きっと……調教なんだ……。
 おぼろげながら、彼の言わんとすることが理解できた。
 どこか、自分を遠くから眺めているような、現実感のない感覚だった。
─わたし、先生に……調教されてる、奴隷なんだ……。
 自分は確かに彼の責め苦に喘ぎ、最後には自ら求めてしまった。
「中学生で……まだ一年でしょ? それなのに……やらしいなぁ」
 主人と奴隷、マスターとスレイヴ、サディスト、マゾヒスト─そういった
言葉を夏海はよく知らなかったが、イメージだけはぼんやりと浮かんでいた。
「わたし、そんなんじゃ……」
 違うとは言い切れなかった。

381:夏海3 1-7/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:14:36 dfXoNu/Z
─マジで奴隷なのか? こんな子が……。
 怯えたあどけない顔は、まだまだ子供っぽい。身体つきも幼児体型といえる
ほどだ。それなのに、彼好みの大きな乳房を持っている。
 あの夜に見た、淫らに喘ぎ悶える少女は、間違いなく彼女だ。
 弘輝の性衝動は、幼い少女が対象というわけではない。
 だが、彼女のような、羞恥に快感を覚える異性をずっと待ち望んでいた。
─やっべぇ……虐めたい……。
 彼のアブノーマルな欲望が、むらむらと膨れあがってゆく。
「ほんとに……すごい胸だなぁ……」
「ひゃっ……!」
 弘輝は夏海の双丘を鷲掴みにした。
 びくっと震えた彼女の小さな悲鳴に、弘輝は劣情を激しくそそられる。
─マジで、すげぇ……でかいし、柔らかいし……。
 つい数ヶ月前まで小学生だった少女の乳房とは思えない。
 たわわに実った膨らみは、指をいっぱいに広げてようやく包み込める。
 ブラのカップの上からでも、その柔らかさと弾力がじゅうぶん伝わってくる。
 彼が求めてやまなかった、大きな膨らみを両手で包む。大きさと感触を堪能
するかのように、ゆっくりと揉みしだく。
 一週間前に見たとおりの、予想したとおりの、官能的な双丘だった。
─これで中一って……やべぇ、俺もじゅうぶん変態だな……。
 中学一年生─まだ十二歳の少女の乳房を揉んでいる。
 インモラルな衝動が弘輝を揺さぶっていた。
「こんなに大きいと、いろいろ大変そうだね……学校で、男子に見られたり、
触られたりするんじゃない?」
「あぅっ、やだっ……んっ」
 彼女の身体の震えが手に取るように判る。
 恥じらい、怯え─だが、それだけではないのも弘輝には解る。
─感じてるんだ……やらしい子だなぁ……。
 彼女は羞恥に怯えているのに、身体を昂ぶらせ、淫らな官能を望んでいる。
 今まで弘輝がつきあってきた女性とは明らかに違う反応─
「んっ、や……あぅっ」
 弘輝の指が彼女の乳房を刺激するたびに、夏海は小さな吐息をもらす。
 彼女のブラは、制服の上から見る限りちょうどいいサイズのようだ。触って
みても、カップと乳房の間には隙間もないし、窮屈そうでもない。
─見てみたい……こないだは、暗かったし……。
 一週間前のあの夜は、横目で盗み見ることしかできなかった。
 携帯電話のカメラでは、鮮明な画像は得られなかった。
 彼女の大きな膨らみを、眼に焼き付けたい─そんな想いに駆られていた。
 だが、惜しむらくは、乳房から手を離さなければ脱がせられない─
「そうだ……自分で脱いでよ。ひどいことは、しないからさ……」
「えぇっ、そんなっ……」
 弘輝が言うと、夏海はびくりと身を震わせる。
 知り合ったばかりの男に肌を曝すなど、彼女のような内気な少女には、到底
無理な話だろう。
 しかし、彼女は内気なだけではない─そう弘輝は確信している。
 今までつきあってきた女性は、弘輝が正体を現すと、本心から拒絶したのだ。
蔑むような眼で見られたことさえあった。
 だが、夏海はそうではない。
 顔をしかめてはいるが、本気で嫌がっているわけではないのだ。
─あの男の調教の成果……ってこと?
 ふたりはどんな関係にあるのだろうか─まさか、本当にご主人様と奴隷と
いうわけでもあるまい。
 まったくの他人とは考えられないし、恋人同士というのはもっと考えにくい。
 あの夜、弘輝は彼女が男に連れられて人込みから離れるを見届けていた。
 ふたりを途中で見失ってしまい、そのあとどうなったかは判らない。夏海を
家まで届けた竹下が、彼女の父親に、教師だと名乗ったのも知らなかった。
─ちゃんと聞いとかないとなぁ……。
 ふたりの関係がどうあれ、夏海が、弘輝の願望を満たしてくれる少女である
ことには間違いない。

382:夏海3 1-8/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:15:17 dfXoNu/Z
─この人も、竹下先生と同じ……。
 彼は自分に、恥ずかしい想いをさせ、卑猥なことをする気なのだ。
 竹下だけでなく、弘輝という名の─優しそうに見えた青年からも、羞恥を
受けなければならないようだ。
 逃れる手段はただひとつ─法に訴えることだけだ。
 だが─どんな取調べを受けるのだろうか。
 痴漢や強姦の被害者は、警察の取調べで、セカンドレイプと呼ばれる羞恥に
耐えなければならない─以前、テレビで見たことがあった。
 自分の受けた恥辱を、他人に伝えなければならない。たちの悪い警官などは、
本当に嫌だったのか、本当は受け入れていたのではないかと、被害者に責任が
あるかのように責め立てることもあるらしい。
 画像も見られてしまうだろう。祭りの夜に撮られた画像だけでなく、学校で
竹下に撮られた動画だって─
 加害者への取調べでどんな証言をされるかも解らない。自分が淫らに喘いだ
ことや、秘処を濡らしたこと─恥ずかしいことを喋られてしまう。
 ニュースにだってなるだろう。名前は伏せられるかもしれないが、それでも、
察しのいい者に気づかれ、噂が広がらないとも限らない。
─そんなの、絶対やだよぉ……。
 自分の愚かさが怨めしい。
 もっと早くに気づいていれば、こうはならなかっただろうに─
 夏海は溜息をつく。いまさら考えても意味のないことだった。
「自分で、制服脱がないと……どうなるか判んないよ?」
「あっ! うぅっ……」
─脱がなくちゃ……ひどいこと、されたくない……。
 しかし、脱げば─肌を見られてしまう。大きな乳房を見られてしまう。
─見られたら、わたし……。
 快感を覚えてしまうかもしれない─
 あの夜も、今日の午前中も、竹下の前でも、夏海は激しく昂ぶった。
 身体が再び疼きだしている。
 竹下に責められ、導かれて達してしまい、波は引いたはずなのに─
「ほら、ボタン外して、制服脱いで……できるよね?」
「うぅ……でもっ……」
 窓は締め切っているが、カーテンは開いたままだ。
「か、カーテン……見えちゃう……」
 弘輝の部屋は二階で西向きである。道路に面しているが、真向かいは小さな
空き地であり、その向こうの民家の庭には大きな樹木が枝葉を広げている。
「だいじょうぶだよ、向こうの窓とか、見えないだろ?」
「うぅ……」
 窓の外に、真夏の青空が見える。
 この部屋にベランダはない。窓は夏海の膝より上、高さは九十センチほどだ。
 傾きかけた太陽が、強い陽射しを窓際の床に落としている。
 窓の外に蝉が止まったようだ。すぐ近くから激しい鳴き声が響きだす。
─見られないよね? だいじょうぶだよね……?
 座っている夏海を、家の前の道路や空き地から覗くのは困難だろう。
 空き地の奥にある家からだって、樹木の枝葉に隠れて見えないし、空き地の
左右にある家も死角になっている。
「いい子だね、夏海ちゃん……」
 夏海は、震えながら制服のボタンに手をかけた。
 季節は夏である─解かれた細い臙脂色のリボンの下、第一ボタンはいつも
外している。
 夏海は、第二ボタンを外した。
 指が震えて思うように動かなかった。

383:夏海3 1-8/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:15:47 dfXoNu/Z
 夏海はクッションに横座りして、肌を曝してゆく。
 ブラウスのボタンを外す間、弘輝はずっと乳房への愛撫をやめなかった。
 身体が震えて何度もボタンを逃がしてしまいながら、夏海はすべてを外した。
「よくできました……と」
「あっ─!」
 直後、弘輝はブラウスを掴み、ばっと左右に勢いよく広げてしまう。
 下にはキャミソールを着ているとはいえ、下着が露になるのだ。恥ずかしく
ないわけがなかった。
 弘輝はこともなげに脱がしてしまう─もちろん、夏海が強い抵抗を示さな
かったからだ。
 弘輝はブラウスを軽く畳んで、夏海のバッグの上に置いた。襟からするりと
抜け落ちたリボンも一緒に重ねる。
「さぁ、キャミも脱いじゃおうね」
「うっ、うぅ……」
─恥ずかしい、恥ずかしいよぉ……。
 夏海は震えながらキャミの裾に指をかけて、ゆっくりと持ち上げた。
 細いウェストが露になり、大きな膨らみを包んだブラジャーが現れる。
 うっすらと日焼けの跡の残る、夏海の白い肌が露になった。
 上半身を隠すのは、竹下から与えられた白い大人びたブラジャーだけ─
 ほどよくレースがあしらわれ、胸の谷間に小さなピンクのリボンが飾られ、
彼女の大きな膨らみを下から支えるように包んでいる。
 2/3カップのそれは、乳房の谷間と上側を露にし、その大きさと弾力とを、
視覚的にも強調するデザインだ。
 胴を回るベルトがやや緩く感じるが、夏海の身体が細すぎるからだと、彼は
言っていた。
 竹下は、彼女にブラの正しい着け方を教えてくれた。
 カップを乳房に被せるだけでなく、脇から指を入れて、乳房自体がきちんと
持ち上げられるように整えるのだそうだ。
 その間、夏海は快楽の余韻に震えていた。竹下はときどき敏感な突起に触れ、
夏海の羞恥を煽った。
「ほんとにいい子だね、夏海ちゃん」
─見られてる……恥ずかしい……!
 夏海の羞恥が一気に膨らみ、腕で胸を隠してしまう。
 背後で弘輝がどんな顔をしているか、夏海にはよく解った。
「さぁ、ブラも取っちゃおうか」
「えっ─!?」
 夏海は絶句した。
─そんなっ……サイズ、見るだけじゃないの……?
 ブラジャーのサイズは背中のベルトの裏にあるはずだ。外す必要などない。
「どうしたの? あ、そっか……俺がくっついてたら外しづらいよね」
 弘輝は笑いながら身体を離した。
「見せてくれるよね? 夏海ちゃんの大きなおっぱい……」
「あっ、やだ……」
 膝を突いたまま、再び夏海の前方に回ってくる。
 夏海は咄嗟に腕を胸に重ねたが、細い腕では膨らみすべてを隠しきれない。
 むしろ、押し潰されてブラのカップからあふれた膨らみが、より彼女の胸の
大きさを際立たせるだけだった。
 夏海は顔を上げていられなかった。

384:夏海3 1-10/10 ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:16:43 dfXoNu/Z
「ほんとに、おっきくて……すごく綺麗なおっぱいだよ」
 眼の前の青年が、竹下と同じような言葉を口にする。
 弘輝が手を伸ばし、夏海の手首を握った。
「もっとよく見せて……」
─恥ずかしいのに……わたし……。
 夏海の身体の奥で、消すことのできない疼きが、ぞわぞわと蠢いている。
 抑えられない衝動が、彼女の理性を揺さぶる。
 夏海はうつむいたまま、彼の手に引かれて腕を下ろした。
─ダメなのに……エッチに、なっちゃう……
 ブラジャーに隠れているとはいえ、大きさも形もはっきりと判る乳房を凝視
されている。
 彼女の羞恥を求める心がふつふつと沸きはじめる。
「ブラも……外せるね?」
 心臓がどくどくと激しく脈打っている。
 カップの裏に縫い込まれた柔らかなパッドの下で、淡い桜色の小さな突起が
きゅっと尖っている。
 まるで、自分を見て欲しいと言っているかのように─
「いい子だなぁ、夏海ちゃんは……」
 夏海の指が、ゆっくりと背に回った。
─ブラジャー……外したら……おっぱいが……。
 震えながらホックを外す。
 と─ぷるんと乳房が弾むように揺れ、カップが浮き上がった。
「すっげ……」
 弘輝はじっと夏海の膨らみを凝視している。
─わたし……変態だよ……。
 昂ぶりはじめている自分が悔しくて、恥ずかしくて─さらに昂ぶってゆく。
─わたし、ほんとにエッチ……変態中学生……。
 竹下に言わされた卑猥な言葉が、夏海の官能を燃え上がらせる。
 あれから一時間も経っていないのだ。
 夏海の指が、ブラジャーを肩から吊っているストラップにかかった。
「さぁ、見せて……」
─見せちゃう……おっぱい、見られちゃう……。
 弘輝に促されるように、夏海は左右の肩紐を同時に外した。
 純白のブラジャーが、はらりと膝に落ちた。
 背は低く身体つきも華奢で小学生のような夏海─
 そんな彼女にはアンバランスな、大きすぎるほどの乳房が露になった。
「マジで、すげぇ……」
 弘輝が感嘆の吐息をもらすと、夏海の身体がびくっと震える。
 ぷるっと揺れた乳房が、ふたりの情念を激しく駆り立てた。

385: ◆rgRx/bLTG.
08/05/17 22:17:41 dfXoNu/Z
9/10の番号ミスっちゃいました。ごめんなさい。
とりあえずPart1はここまで。三話はPart5まで行きそうです。

386:名無しさん@ピンキー
08/05/17 23:23:11 kOZAiOtK
3話が来てた━(゚∀゚)━!!!!
今回も頑張ってください

蛇足
夏海3 1-7/10 下から6行目
 あの夜、弘輝は彼女が男に連れられて人込みから離れるを見届けていた。

「離れるを」 「離れる」と「を」の間に「の」が抜けてるみたいですね

387:名無しさん@ピンキー
08/05/18 02:16:18 XIZJufkj
最高だっっ!!!
露出調教とか、ねちっこい責めと文章とか、
内気なきょぬーロリとか、完全無欠に俺のツボだ

続きwktkで待ってます

388:名無しさん@ピンキー
08/05/18 02:22:29 +pSog6Ux
最高です
wktk

389: ◆rgRx/bLTG.
08/05/18 12:42:01 Xkq2kAPU
>>386
指摘感謝です。
何度も読み返しているのに気づかない悲しさ・・・

Part2は明日にも投下予定

390: ◆rgRx/bLTG.
08/05/19 06:55:55 YqoCHQmS
というわけで、おはようございます。
Part2投下します。11レス。

391:夏海3 2-1/11 ◆rgRx/bLTG.
08/05/19 06:56:37 YqoCHQmS
 弘輝はあの晩に見た少女の膨らみを再び眼にし、ごくりと喉を鳴らして唾を
飲み込んだ。
 たっぷりと膨らんだ、丸く大きな乳房は、身体の震えに合わせてぷるぷると
揺れている。彼の求めていたものが、手の届く場所にある─
「すげぇよ、夏海ちゃんの胸。ほんと巨乳……いや、爆乳だ」
「やっ、うぅ……」
 卑猥な言葉に、彼女は下を向いたまま震えている。
 色づいた小さな突起と周囲の淡い膨らみは、弘輝の記憶にある異性の中でも、
もっとも小さくもっとも可憐で、彼女の年齢を改めて意識させられる。
 弘輝は竹下と違って、幼い少女に強く惹かれる男ではなかったが、まったく
興味をそそられないということもない。
 眼の前の少女に、支配欲を激しく揺さぶられていた。
「夏海ちゃん……顔上げて、こっち見て」
「うぅ……」
 耳まで赤くなった夏海は、うつむいたまま、小さく首を左右に振る。
「ダメだよ、夏海ちゃん。ちゃんと言うこと聞かないと……わかるでしょ?」
「あっ、あぅっ!」
 弘輝は口をゆがめて夏海の頬に右の手をそえた。
 ほつれた髪を指に絡めながら、彼女の顔を上げさせる。
 怯えた夏海の顔がゆっくりと上を向く。
「言うこと聞けば、ひどいことはしないって約束するよ」
 そうは言ったものの、彼の股間は苦しいほどに怒張している。
 普段は温厚で人当たりのいい弘輝だが、欲望に飲み込まれたときには、我を
忘れて衝動の命ずるままになってしまうという悪癖も持っていた。
─やべぇ……マジで犯っちまいたいわ……。
 今すぐ彼女を押し倒してしまいたかったが、ここは自宅である。
 彼女に悲鳴を上げられてはまずい。いずれ、機会を作ればいい─
「触るよ?」
「あ、やっ……!」
 右手は彼女の頬に触れたまま、左手を胸に伸ばし、指を開いて包み込んだ。
「んっ、あぅ……」
 夏海の身体がびくっと震える。
─うわ……すっげぇ……。
 直に触れた彼女の乳房は、想像以上の興奮を与えてくれた。
 指をいっぱいに広げてようやく包み込めるほどの大きさ─指を押し込むと、
軟式テニスボールのような柔軟さと弾力が感じられる。
 手のひらに当たっている小さな突起も、彼女の心の揺らぎを表すかのように、
きゅっと尖って硬くなっている。
 弘輝は夏海の乳房をたっぷりと味わうように、指を食い込ませ、手のひらで
押し潰す。
「や……うっ……」
 彼が指を動かすたびに、夏海はびくびくと震えて小さな吐息をもらした。
─感じてるんだな……。
 手首を返して下から持ち上げると、ずっしりとした重みが感じられる。
 身体の成長の要素すべてが胸にだけ集まったような、彼女のアンバランスな
膨らみが、弘輝の欲望を掻き立て、満たしてくれる。
「こんなにおっきなおっぱいで、あんなにエッチだなんて……」
 弘輝は夏海のしっとりとした頬を撫で、膨らみを指で味わいながら言う。
「見られて感じちゃうんだよね? 学校でも、あんなことしてるの?」
「して、なっ……んっ……」
 夏海は顔を背けようとしたが、弘輝は彼女の顎に指を沿え、動きを封じる。
 羞恥に震えるだけでなく、昂ぶってしまってもいる幼い少女の顔と、とても
中学生とは思えない膨らみに、交互に視線を向けながら責め立てた。

392:夏海3 2-2/11 ◆rgRx/bLTG.
08/05/19 06:57:29 YqoCHQmS
 夏海は、またも淫らな気持ちに侵されてゆく。
 竹下に責められてまだ間もないというのに、弘輝に剥き出しの膨らみを凝視
され、責められている。
「朝ノーブラだったのも、見られて、感じたくて……なんじゃないの?」
「違っ、うっ、違います……」
 弘輝の言葉は夏海の心を抉る。
 竹下のメールを真に受けてしまった自分は、彼の言うとおり、学校でクラス
メイトの視線を浴びて昂ぶってしまったのだ。
 見られるのは嫌だった。恥ずかしくて、消えてしまいそうな気持ちになる。
 だが、あの夜から、自分はそれに官能を覚えるようになってしまったのだ。
 いや、もっと前からそうだったのかもしれないとすら思ってしまう。
「じゃあ……やっぱり、あいつに命令されたんだ? ご主人様に……」
「やっ……ひぅっ」
 乳首が抓み上げられる。
 指で挟まれ、引っ張られて、先端をこすられる。
 痛みとともに湧き上がる快感が、身体を跳ねさせる。
 身体がびくっとなるたびに、乳房がぷるっと揺れる。
「俺さ……夏海ちゃんみたいな子、すっごい好きだよ」
「えっ……ひゃぅ……」
 夏海の頬に触れていた右手が、彼女の首筋を撫でながら下ろされてゆく。
 直接的な快感とはまた異なる刺激に、夏海は大きく身をよじった。
「こんなに揺れてる……」
「やっ……んっ!」
 ふたつの膨らみが、弘輝の両手で包まれる。
 双丘から伝わる彼の手の熱さに、夏海の身体も熱くなってゆく。
「あぅっ、ひっ……ひぁっ」
 両方の乳首を抓み上げられ、夏海は腰が浮いてしまう。
 弘輝は嗜虐的な笑みを浮かべ、抓んだまま引っ張って乳房を持ち上げてゆく。
「痛いっ! ひぅっ……やぁっ!」
 敏感な乳首が、乳房の重みを一点に受けているのだ。
 大きな乳房が弘輝の指に吊り上げられ、夏海は激痛に苛まれる。
「痛い? でも、気持ちいいんでしょ?」
「うぅっ、嫌ぁっ……」
 そのとおりだった。痛いのに、快感を覚えていた。
「どうなの? 気持ちいいなら、そう言って?」
「やっ、ひっ、痛い、ですっ……」
─ひどいこと、しないって、言ったのに……。
 あれは嘘だったのだ。彼は自分にひどいことをするつもりなのだ。
 もっと、痛いことをされるかもしれない。
 もっと、恥ずかしいことをされるかもしれない。
「ここ……こんなに硬くして、気持ちよくないわけないよね?」
 弘輝は引っ張り上げたまま、指先でぐりぐりと乳首を押し潰し、ぐいぐいと
さらに持ち上げてしまう。
「あっ、ひぃっ……きっ、気持ちぃ……」
 乳首が引き千切られてしまいそうなほどの激痛なのに─
「気持ちいい、ですっ……」
 痛み以上の大きな快楽が、身体を震わせていた。
「夏海ちゃんはエッチだなぁ」
 そう言って、彼は唐突に手を離した。
 引っ張り上げられた乳房が大きく弾んで元に戻り、その反動で、バランスを
崩して倒れそうになってしまう。
「っと……だいじょうぶ?」
「うぅっ……」
 咄嗟に手を出した弘輝が、再び乳房を掴んだ。
 鷲掴みにして彼女の上体を起こしてやる。
「羨ましいなぁ……こんな可愛くて、エッチな子が奴隷だなんて……」
─奴隷……ご主人様と、奴隷……先生と、わたし……。
 そんな言葉にまで刺激され、夏海の心は掻き乱される。
 自分が、本当に竹下の奴隷になってしまったように思えてくる。
 竹下だけでなく、弘輝の奴隷にもなってしまうのかもしれない─

393:夏海3 2-3/11 ◆rgRx/bLTG.
08/05/19 06:58:12 YqoCHQmS
─やだ……勃ってる……。
 うつむいたままの夏海にも、弘輝の股間の膨らみがはっきりと覗えた。
 あの日、夏海は弘輝の剛直を握り、手のひらに精を浴びた。
 今日は、それでは済まないかもしれない。
─わたし、犯されちゃうのかな……。
 竹下に責められた未熟な秘処を、この青年に貫かれてしまうかもしれない。
 処女を失ってしまうかもしれない。純潔を奪われてしまうかもしれない。
 あのときにも覚えた恐怖─それなのに、彼女の胸はかすかな期待を抱いて
高鳴っていた。
─でも、痛いのは、やだ……。
 痛いのだと聞いていた。血が出ることもあるらしい。
 けれど、乳首を抓まれ、引き千切られそうな激痛を感じながら、夏海は強い
興奮と快感を覚えていた。
 破瓜の痛みにすら、自分は感じてしまうのかもしれない。
─エッチだよ……わたし、変態だよぉ……。
 竹下が穿かせてくれたショーツに、染みが広がっているのに気づく。
 自分は竹下や弘輝が言うように、いやらしい女の子なのだ─
「夏海ちゃん、立とうよ」
「えっ……!?」
─立ったら……見えちゃう……!
 夏海は怯えて身を縮ませた。立ち上がれば、窓の外から見られてしまう─
「ほら、立って」
「ひゃぅっ!」
 弘輝は夏海の背後に回り、両手で双丘を鷲掴みにしてぐいと持ち上げる。
「やっ、あぁぅ……」
 膨らみを掴まれたまま、夏海はいとも容易く立たされてしまった。
 膝の上で、手首にストラップがかかったままだったブラジャーも床に落ちた。
「軽いなぁ……ほんとに、子供みたいだ」
 華奢な彼女は、さして筋肉質というわけでもない彼にも、簡単に持ち上げる
ことができた。
 彼女の背は弘輝の肩にすら届かない。ふたりの身長は三十センチほども違う。
─見られちゃう……そんなの、ダメなのに……。
 窓の外が見える。
 空き地の向こうに枝を広げた木々。空き地の左右にある民家─
 外は眩しすぎるほどの晴天だ。陽光が窓に反射して、部屋の中まで覗かれる
心配はないのかもしれない。
 だが、こちらからははっきりと外の様子が覗える。
 身体は疼き、淫らな気持ちはますます大きくなってゆく。
 再び熱を上げた疼きが、羞恥と興奮を求めて炎を上げている。
 夏海はもう、抗おうとする気力を失っていた。
 羞恥のもたらす興奮に、全身が火照って、より大きな興奮を求めていた。
「そうだ……忘れてたよ、サイズ見てあげないとね」
「あ、ぅ……」
 大きすぎる自分のバストサイズを、夏海は知らない。
 冬香たちとインナーショップに行ったことはあったが、店員がサイズ測定を
勧めたのを、夏海は断った。
─わたしの、サイズ……。
 弘輝が腰を屈めて、足元に落ちたブラジャーを拾った。
「えーっと……」
 弘輝はブラのベルトを返して裏に縫いつけられたタグを見る。
「すっげ! E65って……」
 弘輝は夏海の顔と胸を交互に見ていた。
─Eカップ……。
 夏海は下着のサイズのことなどよく解らない。
 この手の知識には疎い夏海だが、それが巨乳グラビアアイドル並みのサイズ
だということぐらいは知っていた。
 改めて自分の胸の大きさを意識し、身体が震えた。

394:夏海3 2-4/11 ◆rgRx/bLTG.
08/05/19 06:58:48 YqoCHQmS
 弘輝は、サイズの判別方なら、高校生の頃にはもう知っていた。
─まてよ……これでアンダーが緩いってことは……。
 胴を締めていたブラのベルトの跡は薄く、手応えも緩かった。どうやら一番
細いアンダーサイズでも、彼女の胴回りには余裕があるらしい。
 実寸よりもアンダー表示が小さいということは、カップサイズはさらに上の
ものが適合すると弘輝は聞いていた─ということは、夏海の計算上のカップ
サイズは、実際にはFかそれ以上ということになるのだろう。
 いや、サイズなど調べなくとも、眼で見て手で触れたのだ─その大きさは
じゅうぶんに理解できた。
─ほんと、すげぇ巨乳……。
 夏海はまだ中学一年生になって間もない子供である。
 これから、まだまだ成長するだろう。いったいどれほどの大きさになるのか
想像もつかない。
 夏海は上半身裸のまま、呆けたようにうつむいている。
 身体はわずかに震えているようで、白い肌はほんのりと色づいていた。
「夏海ちゃんの、Eカップのおっぱい……」
「あっ、やっ……」
 弘輝は再び彼女の大きな乳房を手で包んだ。
 彼女の腕ごと抱くように背後から手を回し、指を広げてこね回す。
「もっと触っていいよね? 感じてたもんなぁ……」
「んっ、そんな……あぅっ」
 手のひらから伝わる、乳房の温かく柔らかな感触は、何時間でも堪能したく
なるほどに、弘輝の願望を満たしてくれる。
 夏海は恥ずかしそうにうつむいているが、快感が全身からにじんでいる。
 羞恥に震えているのに、その先の快楽を求めてしまっているのだ。
 身体に似合わぬアンバランスな乳房は、きっとコンプレックスなのだろう。
 自分の胸のサイズを知られ、乳房をもてあそばれ、羞恥に苛まれ─激しい
昂ぶりを覚えているのだろう。
─くそっ……あいつ……。
 あの夜、こんな幼い少女に己の欲望をぶつけていたあの男─きっといつも
あんなふうに彼女を責めているのだろう─そう思うと、男への羨望と嫉妬が
湧いてくる。
 その男─竹下が何者なのかも、夏海との関係も、彼は知らない。
 それが、弘輝の嗜虐性を昂ぶらせる。
─もっと、恥ずかしがらせてやる……。
 自宅である。派手なことは控えるべきなのだ。
 だが、いまさら抑えられるものではなかった。
─もっとすごいことしてやる……!
「夏海……夏海っ!」
「ひっ……!」
 口調が荒くなる。
 夏海は怯えて身を縮ませる。
「ほら……もっといいことしてやる。こっち来いよ」
「あっ……嫌っ!?」
 弘輝は乳房を鷲掴みにし、ぐいと彼女の身体を引っ張った。
 彼女の軽い身体は、弘輝には軽々と扱える。
「きゃっ、嫌ぁっ……!」
 夏海は小さく悲鳴を上げ、脚を踏ん張って抗おうとたが、弘輝の腕力に敵う
はずもなく─
 上半身裸で乳房を剥き出しにした夏海は、窓際に引きずられてしまった。


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