男主人・女従者の主従エロ小説 第二章at EROPARO
男主人・女従者の主従エロ小説 第二章 - 暇つぶし2ch434:caleidoscopio 1
08/03/27 21:43:16 PjncKg4y
 俺の右に出るヤツは誰もいないから、俺はお前をいつでも奪える。

     ***
「ふざけんなよ!」

芦原警察署刑事課の取り調べ室から怒声が飛んだ。
課員の皆が何事かと、ドアに目線を向けた。
あの敏腕刑事で知られる須崎亮警部補が珍しく憤慨していた。
カンカン状態での説教を窺い知ることは出来ない。
「須崎提督がキレた…」
上里が青ざめながら、フルフェイスヘルメットを被る。
元来、彼はヒステリッカーが嫌いで、悲鳴があれば、愛用のヘルメットをかぶる。
しかしこのヘルメット、自作の阪神タイガース仕様とは、手が凝っている。
「警部補、どこか調子悪いからなぁ…イラつくのも無理無いって」
次に喋ったのは中橋。
彼はサプリメントケースに新しいビタミン剤を収めながら、ケラケラ笑う。
食事には気を使うものの、やはりどこかで不摂生になる。
「ああ、上のミスで給料が来なかったからか?」
その直ぐ後に、下山田が市販の点鼻薬を鼻に打ち、天上を仰ぐ。。
「後少しで‥娘がぁ…ユウミが待っている…だが、もう少し待て。待つんだ…下山田ぁ」
急いでティッシュを何枚か抜き取り、口許に当てた。
薬が変な箇所にまわったのだろう。
上里が心配そうな視線を寄越してから、中橋が首をかしげる。
 謎が二点ある。
 一つは下山田の点鼻薬にある妙な汚れ。
 もう一つは、警部補の苛立ち…………前者は気にしないとして。
「いや…情報屋が事件予備軍の匂いを掴まないからじゃないか?しかし、誰に説教を…」
三人の課員がヒソヒソと噂するが、通りすがりの庵原が水を差す。
「…さっき、取り調べ室に遠野を呼びましたよ?」
「「「うえぇ!?トーコ!?」」」
「なんでも、事件だとか」
「「「え?事件…!」」」
窓を背に座る、西ノ宮課長がのほほんとお茶のおかわりを宣言する。
しかし、東山のばあさんは華麗にお盆を投げた。
お盆は課長の喉に衝突し、課長の身体は宙に返る。
「自分でやっとくれ」
ばあさんは後片付けをせずに、帰って行った。
課長がひっくり返った隙に、庵原は鍵の保管庫を調べた。
「んー…」
取り調べ室の鍵がない。
直ぐ隣にも部屋があるのだが、その鍵もない。
マスターキーもない。
「…変態上司め…」
舌打ちし、庵原はキャスターにライターで着火する。


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