少女・女性が化け物に捕食されちゃうスレat EROPARO
少女・女性が化け物に捕食されちゃうスレ - 暇つぶし2ch750:名無しさん@ピンキー
08/04/20 14:26:13 sTL1SL2i
>>735
元ネタ新井素子『あたしの中の・・・』だね
でもすごくうまくできてて楽しかったヨー

751:名無しさん@ピンキー
08/04/22 21:11:54 4pFHRGGG
グーグルでそれ系小説探しているのだけれど
なにかいい検索ワード無いかな。
食いちぎり系で

752:名無しさん@ピンキー
08/04/22 22:36:17 mIcahKSZ
紹介しようにも狭い世界、貴方が既に知ってるものばかりかも知れない。
(   )部屋、(    )ブルー、リョ( )板のSS、小(   )製造所、
怪物スレの保管庫、虐殺スレとさくら100gの過去ログ、後はチョコにするとかの状態変化系。
ネット上のSSで俺が知ってるのはこれが全部です。(外部は伏字を入れました)
検索より管理人の交友関係から探ったほうが効率的だと思う。

753:名無しさん@ピンキー
08/04/24 05:52:13 DJ264oop
やっぱ駄目だ
食いちぎり系は気分が悪くなるorz

754:名無しさん@ピンキー
08/04/25 18:29:28 2iW+rbBN
これが噂のネガティブキャンペーンですね、わかります

755:名無しさん@ピンキー
08/04/25 20:02:17 87CA6olh
食いちぎりはグロいだけだからな。

756:名無しさん@ピンキー
08/04/26 12:10:01 2Whha9U5
一日一回ネガキャンですか

757:名無しさん@ピンキー
08/04/26 12:23:44 RYkiK6sw
まあまあ。
お互いにポジティブにいこうよ。

758:名無しさん@ピンキー
08/04/26 12:53:33 RYkiK6sw
すまね

759:名無しさん@ピンキー
08/04/26 19:48:46 2Whha9U5
バカのせいで職人がssを張りにくくなったとさ

760:名無しさん@ピンキー
08/04/27 00:15:25 E1mMPLmd
単純にネタが無い
あとテンションが上がらない
春の忙しさのせいで書く時間も無い

ふぅ

761:名無しさん@ピンキー
08/04/27 00:59:31 QQwlnBDo
GW宙に1本描けるように頑張るよ
いつもの文章下手くそだから期待しないでね

762:名無しさん@ピンキー
08/04/27 17:58:31 i3RJjWpX
wktkしながら今から裸で待ってます(`・ω・´)

763:名無しさん@ピンキー
08/04/28 07:28:15 VDsgetZT
妖怪が人間に食われちゃだめなのかな
時の権力者が不老長寿を求めてロリ人魚とかロリ肉人とかの活け作りを、とかさ

764:名無しさん@ピンキー
08/04/28 12:26:49 Y4Rs0nrh
>>763
残念ですが…

765:名無しさん@ピンキー
08/04/29 19:30:31 TMPFV3VF
逆ならokだけどな。
昔読んだコミックに、山に清掃活動に行った中学生が野槌に食い殺されるのがあった。

766:名無しさん@ピンキー
08/05/02 15:23:08 OVDiDfOV
お久しぶりに書かせて貰います。

「私もずいぶん馬鹿にされたものね」リングの上の女は手にはめた格闘技用のグローブを直しながら呟いた。
飾り気の全く無い白いレオタードに身を包み、長い金髪を後ろで束ねている。
「まあ、まあ、まあ、怒らないでくださいミス、エミリア ‘ライトニング, ヒーリング」
リングの下にいた黒いタキシードを着た男はおどけた調子で声をかけた。
「いや困っていたんですよ、ほんと、この条件を受けてくれる方がいなくて」そういうと男は肩をすくめた。
そんな男には一瞥もくれず、エミリアは吐き気のする思いで周囲を見回した。
幼い妹を人質に取り無理やりこんなところに呼びつけたものが、何処かにいる筈だった。
「・・・・もう一度聞くけど、本当に妹を返してくれるんでしょうね」「もちろん!!組織はいつもあなたにうそをついたことは無いでしょう?」
ニコヤカに告げる男の顔をジロリト睨むと、男は大げさに驚いた顔をする
「おお、怖い、そんなに怒ると美しい顔が台無しですぞ?」そう言いながらそそくさとリングから離れると
上からゆっくりと何かが降りてきた、それは
「金網!?」エミリアの驚いた声にあわせ外から先ほどの男が声をかけた。
「はい、ミス、エミリア‘ライトニング,ヒーリング貴女の対戦相手が貴女に恐れて逃げ出さないように用意しました」
「ちっ」舌打ちをし男を先ほどより激しく睨みつけた後金網をじっと見つめた。
(どうあっても逃がさないつもりね)だが負けるわけにはいかない、エミリアは自分にそう言い聞かせ、ゆっくりと息を整えた

767:名無しさん@ピンキー
08/05/02 15:56:02 OVDiDfOV
続きです

ガシャン 大きな音を立てて、金網が完全に降りる。金網の向こう側には開閉扉が見える、あすこから対戦相手が入ってくるのだろう。
だが組織の中には、自分を打ち倒せる者などいないはず、「やつら、何を考えて・・・・・」
そうエミリアが思ったその時扉がゆっくりと開くと、入ってきたものを見て、エミリアは息を呑んだ。
「ば、化け物・・・・」身長は約3メートルぐらいだろうか、何か動物のような頭部と全身毛むくじゃらの体をした生き物が入ってきた。
「ミス、エミリア、紹介しましょう!!われらが生んだファイター、ミノタウロです!!」
そう、それはギリシャ神話の化け物ミノタウロスをイメージさせるような化け物であった。
「ギュごごオオオオオ!!!」何かわからない言葉を発しながら今にも襲い掛からんとしているモンスターを見て恐怖を覚えるエミリアだったが、
すぐにわずかに残る勇気を振り絞り目の前の怪物をを睨みつける。
「卑怯者!!この化け物を倒したら、次は貴様たちを皆殺しにしてやる!!」エミリアはその場に聞こえるように大きな声を張り上げると
その勢いに押されたタキシードが悲鳴を上げながら、その場を離れる。
「グオオオオオ!!!!」その声に触発されミノタウロが雄たけびを上げながらエミリアにまっすぐ突っ込んできた。
「フッ!」それを横によけながら突進してくる勢いにあわせカウンターで化け物のすねを蹴り上げる。
「ぐああああ!!!!」痛みなのか興奮のためか、ミノタウロはさらに大きな咆哮をあげる。
腕をめちゃくちゃに振り回すとエミリアめがけて振り落とす、だが冷静にそれを避けると先ほどと同じところにローキックを
叩き込む。バシン!肉を鞭で打った時の様な音があたりに響き渡りエミリアは手ごたえに満足していた。
「こいつ・・力任せなだけだ・・・当たらないように戦えば勝てる!」エミリアはそう確信すると足を使い、ミノタウロの周りを回り始める
‘ライトニング,の二つ名が示す通り、化け物は全く動きについてこれずにいた。「まずは足を封じる」
次々と的確にローキックを繰り出すエミリアそしてついにミノタウロはリングに方膝をついた。
「いまだ!!」勝機を見て取ったエミリアはミノタウロの後頭部に懇親のハイキックを叩き込んだ。


768:名無しさん@ピンキー
08/05/02 16:20:48 OVDiDfOV
バシーン!!今までとは比較にならないほど大きな音があたりに響き渡る。「仕留めた!!」
エミリアが思った瞬間、ドゴン!!!すさまじい音を立ててリングが揺れ、ハイキックを打った直後のエミリアは
たまらずその場に尻餅をついた。「な、なに・・・?」何が起こったのかと思ったら目の前の怪物がリングを両腕でたたいていたのだった。
その振動はすさまじく、エミリアが立っていられないほどの振動だった。
「あれを食らって平気なんて・・・・」目の前の対戦相手に恐怖したとき、ガシッ、突然足をつかまれる。
「しまっ・」しまったと思ったときにはもう遅かった。ふわりと体が持ち上げられると
バシン!!!!!ものすごい勢いでエミリアはリングに叩き付けられる。「アアアアアア!!!」
今までの強気な態度からは思いも付かない様な、扇情的な悲鳴が辺りにに響きわたる。
「う、受身を・・・」とっさに受身を取るが、それは人間同士の闘いの技であり、人対化け物を想定したものではなかった。
二回、三回まではともかく、足をつかまれたまま振り回され何度も何度もリングに叩き付けられエミリアの意識は
混濁してくる。「あああ・・・・ぅぅぅ」口からは弱弱しい悲鳴が漏れぐったりとしたまま全身の力は
抜け切っていた。そんなエミリアを乱暴にリングに放り投げると勝ち誇るように
ミノタウロは咆哮する、美しい女戦士はリングの上に無様に倒れこみ、きれいな金髪もボロボロと成り果て、
純白のコスチュームは汗や体液によりグシャグシャになっていた。
長く美しい手足を投げ出したままエミリアは全く動けずにその無防備な肢体をさらけ出していた。

769:名無しさん@ピンキー
08/05/02 16:42:07 OVDiDfOV
「ぐおおおお」怪物はそんなエミリアに近づくとゆっくりと着ているコスチュームに手をかける
「や・・・やめ・・・」エミリアの力ない抗議に耳を貸さず、怪物は一気にコスチュームを剥ぎ取った。
「あああ・・・・」リングの上でエミリアの豊かな胸が曝け出される、おそらくはこの戦いをどこかで見ているであろう
にくい組織の連中にも見られている、そう思うと悔しさでいっぱいになりエミリアの目から涙がこぼれる。
だが、そんな甘い干渉は、それまでだった。敗者に与えられる恐ろしい罰が待っていた。
ミノタウロは力なく横たわるエミリアを持ち上げると、其のままむき出しとなった乳房にかじりついた。
「あああああああ!!!!!!」「ぐおおおおお!!!」悲鳴と歓声が同時に上がる。
「いやああああ!!!!」エミリアは何とか逃れようとかすかに残った力を使いミノタウロの手を払いのけようとする。
だが、奇跡は女戦士の前には現れるわけも無く。其のままミノタウロは五月蝿く動く手にかじりつき其のまま食いちぎる。
「あああ!!!いやああああ!!!!!」泣き叫ぶエミリアの悲鳴を満足そうに聞きながら、特上のえさにかぶりつくミノタウロ
やがて悲鳴も弱弱しいものに変わり、美しかった女闘士は見るも無残に、化け物の餌へと姿を変えてゆく。
わずかに残った意識を巡らして、妹の安否を気遣い、一粒の涙がこぼれたが、それも化け物の
歓喜の味付けに成っただけであった。目の前の餌を食い尽くすと勝利と、その最高の味を喜び化け物は大きく咆哮し、
組織の者たちは、自分たちの作り上げたモノの結果に満足し、拍手をした。

770:名無しさん@ピンキー
08/05/02 16:53:46 OVDiDfOV
ううううっ・・・食べる描写がぜんぜん少ない・・・・。
グロテスクに成らないようにと思ったらなんか駄目駄目でした・・・・・・。
ごめんなさい次回書くことがあったら、もう少しがんばりますね。
では~。

771:名無しさん@ピンキー
08/05/02 19:09:00 tG2svffL
いや、最近ss投下が少ないから
どんな出来だろうと貴重だよ。

772:名無しさん@ピンキー
08/05/02 22:25:01 VFq6xNmS
だめだめなんてとんでもない。
簡潔に要素が纏まってて良いと思いました!
また来て!また来て!

773:名無しさん@ピンキー
08/05/03 19:56:07 mmTbIDZg
こんなスレがあったのか!てっきり自分だけの趣味だと思ってたよ。
小学校のときファーブル昆虫記で読んだ、
ジガバチが獲物の芋虫を生かしながらじっくり上手に食べていく様子、あれネタにならないかな。
食われるほうに自己投影して悦んでた。

774:名無しさん@ピンキー
08/05/04 00:51:16 oCBCCruU
食われる方かー。それもまたよし。
RPが苦手じゃなかったら、オリキャラ板に食われる系のスレがあるよ。
捕食されたいで検索してみると良い。
ジガバチの食べ方とは思いつかなかった。
そう言うネタが出るのも良いことだなあ。

775:名無しさん@ピンキー
08/05/04 01:15:13 dbwNFpdN
食いちぎりはもう飽きたから
丸呑みか咀嚼ものをきぼう。

776:名無しさん@ピンキー
08/05/04 19:19:19 SwMArhfC
咀嚼ってくいちぎりも含まないか?

777:名無しさん@ピンキー
08/05/04 20:10:14 Qbpzl70h
>>775
しつこい。

778:名無しさん@ピンキー
08/05/04 20:20:50 c1mvFCTZ
そういや最近丸呑み系ないね(´・ω・`)

779:名無しさん@ピンキー
08/05/04 21:34:02 JDbrH4kW
ネガティブキャンペーン 開催中!!

780:名無しさん@ピンキー
08/05/06 09:37:50 QGawIzMj
丸呑みかあ~、結構難しいですよね、シチュエーションが。取り敢えずやって見ますので
見てください。


古代文明において、人と神とは身近な存在であった。
大地に実りをもたらす神、恵みの雨をもたらす神、人々に祝福をもたらす神、そして
人々にさまざまな災いをもたらす神。
「神よ・・・偉大なる神よ・・・われらの願いを聞き遂げたまえ」
この国にはもう何日も雨が降らなかった、そして王は神に祈りを聞いてもらうべく、一つの方法を
執り行う、すなわち、生贄を神に捧げるのであった。
祭壇に寝かされた少女が手足を鎖でつながれている所から
この少女が自ら望んでここに寝ているのではない事を容易に想像することができる。
其れもその筈、美しい顔立ちにすらりとした手足、髪の黒さとは対照的にきれいな白い肌は、
この少女が後数年もすれば、きっと様々な男たちが求婚を迫りに来たであろう。
だが其れももうかなわぬ話であった。
「大丈夫よルティア、私が守ってあげるから」「・・・・ねえさん」
生贄には一人だけ傍らに誰かが付く事が許される。親や恋人がいないルティアは代わりに姉がそばに
付き添うことになった。
「ここに生贄を捧げわれらの忠誠の証といたします」そう言うと少女の着ているものを脱がせ
薄く持っていたナイフで少女の体を傷つける。「痛っ・・」少女はナイフが触れた瞬間体をピクリと震わせ
体を少しのけぞらせる、まだ膨らみきっていない胸の間に少し赤い線が走った。
少女を生贄の祭壇に乗せ儀式の終わった彼らはまたもと来た道を引き返してゆく。
「姉さん・・お願い・・・もう帰って」「なに言ってるのルティア!?・・大丈夫よ心配しないで・・・」
二人の少女が手を握り合うのと、夜の帳が降り始めるのは同じころあいであった。

781:名無しさん@ピンキー
08/05/06 10:21:12 QGawIzMj
辺りを静寂が支配し始めたころ。・・・・・・ズルリ、ズルリ。
何かが這う音が姉妹の耳に飛び込んでくる。
何が近付いてきたのか、姉妹の目に其れは飛び込んでくる。
其れは巨大な蛇であった。
「ひっ・・」悲鳴を上げたのは二人同時であった。
だが勇気を振り絞り体を動かしたのは姉が先だった。
「わあああ!!!!」隠し持っていたナイフを握り勇敢にも巨大な蛇に切りかかる。
「お、おねえちゃん!!」妹の声を後ろに聞きながら蛇の体にナイフを付きたてた。
カツッ!!カツ!!何度も蛇の巨体にナイフの刃を突き立てるが、硬い鱗に阻まれ
体に傷をつけることはできない、「この、この!!」か弱い力に非力な刃では奇跡でも起こらない限り
傷をつけるなど無理な話だ、「やめて!!お姉ちゃん逃げて!!」だが姉は妹を守ろうと、
奇跡を起こそうと、必死に刃を振るう。
だが、奇跡は起こらなかった。
「あっ!」パキン、小さな刃は、小さな音を立てて砕け散る。
其れをまるで待っていたかのように、神の使いの蛇はゆっくりと鎌首を落ちあげて、少女の頭を飲み込んだ。
「いやあああああああ!!!!!」悲鳴を上げたのは二人同時であった。
だが、手足をばたつかせ、蛇の頭を殴りつけて、必死に抵抗していたが、ゴキリと言う鈍い音と共に動かなくなったのは、
姉のほうであった。(もしかしたら・・・私を食べ終わったら満足して帰ってゆくかも・・・)
薄れ行く意識の中ぼんやりと姉は妹の身を案じていた。
「いやああ!!お姉ちゃん!!!おねえちゃああん!!!」
妹の叫び声を聞きながら、蛇はゆっくりと姉の体をズルズルと飲み込んで行く。
頭、肩、胸、腰そして最後完全に体が蛇の口の中に納まり、ゆっくりと蛇は
メインの生贄のほうを向き直った。

782:名無しさん@ピンキー
08/05/06 10:43:55 QGawIzMj
ズルズル、ゆっくりと蛇は祭壇の少女へと進む。
「ああっ・・・」恐怖のあまり声が完全に出なくなっている少女の体に鎌首を近づけると、
ゆっくりと舌でルティアの体を嘗め回しはじめた。「あっ!・・あくぅ・・」
そのたびに体はビクビクと反応を繰り返す、恐怖と寒さで、体が普通よりもだいぶ感じやすくなっていた。
やがて蛇は少女の足を咥えるとぶんぶんと、体を揺らす、バキン!硬い金属音を立て、少女の鎖は粉々に砕け散る。
そのままゆっくりと足から順に、生贄の少女を体へと飲み込んでゆく。
「あっ・・・ああ・・・」自分の体が飲み込まれていくのを見ながら少女はもはや抵抗する力を失い飲み込まれていくしかなかった。
ズルズル、美しい手足も、
ズルズル、小ぶりだが形のいい尻も
ズルズル、慎ましやかだが形のいい胸も
そして、美しい黒髪にふさわしい、端正な顔も
すべてが巨大な蛇の腹の中へと消えていった。

次の日、国は久しぶりの雨に大喜びに沸いていた。

そして生贄となった多くの少女達のために石碑が建てられて、数百年たった今でもこうして語り継がれているといいます。

終わり

783:名無しさん@ピンキー
08/05/06 11:02:34 QGawIzMj
有難うございました・・・・・ううん、やっぱり食べる描写が少ないような。
後、丸呑み=蛇って短絡すぎですかね?どうですかね?
後ビックコミックで始まった古代ローマ物の第一話で
女の子がライオンに食われそうになっている描写にどきどきした方いられますか?
(絵はあれですが・・・・)
幻想水滸伝5というゲームに登場キャラクターの「おいしさ」なる表示があって、
美味しいと食べられやすいと言う設定にどきどきした方いますか?
(食虫植物みたいなものに丸呑みとか)
ファイティング・レイヤーって3Dの格闘ゲームで、トラや鮫に食い殺されて、
「くそー!!」と思いながらも「まあいいもん見れた」と、ゲーセンでポール・ポジションを
直された方いますか?(お勧めはブレアってキャラ、顔はあれですが・・・)

それではまた~。

784:名無しさん@ピンキー
08/05/06 20:16:34 E47KJNWI
新作乙ー。
漫画もゲームも知らないことだったので今度探して見てみるよ
あとヤクザな食いちぎり捕食リョナサイトみつけて俺うはうは

785:名無しさん@ピンキー
08/05/06 21:02:08 n979l3OS
>>783 乙~

ピノキオって話に、おじいさんと、ピノキオが飲み込まれるエピがあるんだが、ピノキオを女にしたり、おじいさんをロリ婆にしたりしても、一向に萌えない。
丸呑み好きだけど、怪物の大きさにもよるな。
あと、こないだの鬼太郎に、磯女の息子による鬼太郎の丸呑みがあったな。お母さん似の幼女に変換して見ていた。

786:名無しさん@ピンキー
08/05/09 04:42:44 pdWT1ec2
ポコ…ポコ…

その音に可奈は目をそむける。
怪物の腹から音が聞こえてくる。
怪物の腹は、さっきよりやや小さくなっていたようだ。
「佳美…」
茂みの中で息を潜めながら可奈はクラスメートの名前をつぶやいた。
さっき怪物に呑み込まれたときにはあらん限りの力で抵抗し、
呑み込まれた後もしばらくは喘ぎ声を発しながら
ゴムボールのように膨れ上がった腹の中で暴れていた。

しかし、それが徐々に小さくなり、それとともに怪物の腹は徐々に小さくなった。
腹の中で暴れる音も、徐々に小さくなり、今やわずかに怪物の腹を弱弱しく響かせる程度になっていた。
その中で、佳美がどんな姿になっているかは考えたくもなかった。
可奈は怪物に見つからないように茂みの奥へ隠れていった。


可奈は、そうしながら昨日のことを思い出していた。
その日、彼女のクラスは体育のために着替えを終え、グラウンドに集まっていた。
着替えを終えて教師の前に全員が集合した瞬間、視界が暗転、落下するような感覚に襲われた。
そして気がついたら、この茂みの中に教師と彼女達がいたのだった。


「これからあなた達を食べたいと思います」


そういった後、新任教師はむくむくと姿を変え、大きな蜘蛛のような姿になった。
悲鳴がこだまする中、教師だった怪物は、長い足を延ばして目の前にいた少女を捕らえた
「最初の食事は唯ちゃんにしたいと思います。みなさん、食べられたい順番に前に出てください」
そういうと、唯と呼ばれた少女の体操着を剥ぎ取り、そのまま大きく開かれた口の中へ落とし込んだ。
あまりのことにあっけにとられたながら、可奈たちは唯が目の前で呑み込まれる様を見ることになった。
くちゃ…くちゃ…口の中で唯は必死にもがきだした。
時折口の中から唯の手が飛び出しては口の中に引き込まれる。
そして、大きく膨れ上がった口から腹に向けて唯が落とし込まれた時、生徒達がとった判断は一つだった

逃げなきゃ…食べられちゃう…


そして今、可奈たちは周囲の茂みの中に息を潜めていた。

787:名無しさん@ピンキー
08/05/09 04:43:16 pdWT1ec2
時折、悲鳴とともに女生徒が怪物に食べられていく音が聞こえる中、茂みの中を一心不乱に逃げていた。

そして、茂みを抜けた頂に、生徒達を見つけた
「舞、陽子!助かってたの?」
そういって可奈は生徒達に駆け寄った

「…もう…ダメよ…」
可奈を迎える舞たちは絶望的な表情とともにそうつぶやいた
「な、なぜ?」

彼女達は、頂から見える眺めを呆然と眺めていた。
そこには周囲を海に囲まれた絶海の孤島の眺めがあった
「これじゃ、どこにも逃げられないじゃない。もうすぐ、先生もここに上がってくるわ。
食べられるのが早いか遅いかだけの違いだけで、あたしたちみんな食べられちゃうんだ」
そういって陽子はボロボロ涙を流しながらへたり込んだ
「いや…もういや…助けて、お母さん」

可奈は呆然とそれを見ていた。

そして、木々をへし折る音とともに先生だった怪物があがってきた
悲鳴とともに可奈たちは茂みの中へ戻っていった。
それを尻目に一人ふらふらと先生の前に歩いていった少女がいた

「陽子!?」

陽子はふらふらとした足取りで服を脱いで怪物の前に歩み出た

「いいです…あたしを食べても…でも、痛くしないでくださいね…」

そういったまま怪物の前に裸身を晒す陽子。

「…もう…覚悟は出来ました…このままじゃ、逃げることなんて出来やしないもの」

陽子はそのまま先生だった怪物に呑み込まれていった


788:名無しさん@ピンキー
08/05/09 04:44:01 pdWT1ec2
丸みを帯びた体を舐りまわすと、口の中に蕩けるような味が広がった
今までの娘と違って抵抗しない陽子の体は、舌の侵略を従順に受け入れていた。
マシュマロのような胸や、心地よい弾力のある尻や太腿、
そして、股間は怪物の舌に舐られて、徐々に熱を帯び始めていた
蕩けるような熱気と陽子の女の味が口中にいきわたった刹那、怪物は陽子を腹の中に収めた

全身唾液でぐちょぐちょにされながら陽子の体は嚥下によってもみしだかれていた。
あたし…食べられてるんだ。
その現実が陽子を被虐的な快感へと導く。
全身が性器になったような口の中での責めですっかりほぐれた体は
喉を通る圧迫感と怪物の体内の温かさで独特の快感を伝えつつあった。

陽子は、少しでも快楽に浸ろうと、喉の肉壁に胸を押し付け始めた。
もう、これで最期なんだという思いが陽子の心の何かを壊していた。
そのままするすると胸や乳首に伝わる快感を楽しみながら陽子の体は胃袋に落とし込まれる
胃袋にたまった消化液は、陽子の体を容赦なく溶かし始める。
怪物の唾液にも消化液にもたっぷりと媚薬の成分が含まれていて、それが伝える快感は
陽子の心を変化させつつあった。
快感と被虐心に壊れた陽子は、その消化液にまみれた自らの胸を揉み、秘裂に消化液を導きながら
文字通り蕩ける感覚を味わい始めた。

徐々に飴玉のように小さくなってゆく自分の体を感じながら登りつめてゆく。
胸が溶け、秘裂から徐々に自分が溶け出し始める中でも陽子は必死に
快感を味わおうとしていた。



789:名無しさん@ピンキー
08/05/09 04:44:39 pdWT1ec2
陽子が食べられた後、可奈は藪の中を必死に逃げ惑っていた
陽子の後も、自分の境遇を知って自ら食べられる道を選んだ生徒や
逃げようとしたものの及ばず抵抗しながら食べられる生徒は後を絶たなかった。

可奈は、それでも逃げ延びていた。
すでに何日たっていたかわからなかった。
食糧はあちこちにあったが、服はなく、すでに体操服も下着もボロボロになっていた。
食べられた生徒達の体操服は怪物の唾液にまみれていて着ることが出来なかった。
「この島にいるのは、あたしたちだけなのよね…」
そうつぶやくと、ボロボロの服を脱ぎ捨てて全裸になることにした。

服を脱ぎ捨てた彼女は、目の前の川に身を躍らせた。
自分の身を清めながら、彼女は思った。
みんな…無事なのかな?

彼女の足が何かにすくわれた感覚とともに、ずるずると後ろに引き込まれる。

川の中から怪物が姿を現した。
「い、いやぁぁ!」
必死でもがいて、足をとる怪物の触手をほどこうとする
しかし、怪物の力は余りに強く、そのまま彼女の体は足からぶうんと宙に舞い上げられた。
「やだやだやだあぁ!」
ひっしで首を振るその下には怪物の口があった。
「助けて!先生!あたしを食べないで!」
口の中に落とし込まれながらも可奈は必死に抵抗した。




790:名無しさん@ピンキー
08/05/09 04:45:11 pdWT1ec2
宙に舞い上げた可奈の裸身を口に入れた怪物は、可奈の生きの良さに満足の表情を漏らしていた
陽子以来、どこか諦めた表情の生徒を食べたことも多かったが、
怪物にとって可奈のような必死の抵抗を試みる娘のほうが好物だったのだ。
口の中で暴れる可奈の裸身に容赦なく唾液を浴びせる。
可奈の動き続ける体を舐り続ける。
開くことを拒む可奈の秘裂に舌を割りいれる。

時折口の外には乱そうとする可奈の体を押さえつけながら、可奈を味わおうとする怪物。
徐々に、全身を舐られて快感を開花させつつある可奈の体から抵抗の力が衰えてゆく
のを感じ取った怪物は、そのまま可奈を呑み込んだ

「た、助けて!ねぇ、やだ。あたし、食べられたくなんかないよ」
股間からの熱気に力を奪われてなすすべもなく胃袋へ落とし込まれる可奈の裸身。
思うように動かない手足を動かしながら、可奈は精一杯の抵抗を試みたが、
狭い腹の中ではまったく身動きすら取れなかった。
「ここで、佳美も、陽子も、溶かされちゃったのね」
自分を溶かそうとする消化液を降り注がれながら、上に上がろうと手を持ち上げる
胃の壁から上の喉へ手を差し入れようとするが、力が強くて思うように開かない。

そうしている間にも可奈の体は徐々に蕩け始めた

そして…

ずるっ

「!!!」

もはや声にならなかった。
可奈の両腕が降り注がれる消化液に溶かされてどろりと溶けてしまったのだ。
両腕からは苦痛の代わりに独特の快感が広がった。

「やだ…あたし、どうしたの?体を溶かされているのに?」

消化液の媚薬に浸され始めた可奈の体は、それでも快感を受け入れずに
体を暴れさせながら、なんとか逃げようともがく
そして、もがきながら自分の体が蕩けていくのを徐々に浸透する快感とともに感じ取りつつあった。

腹の中でも動き続ける可奈が、徐々に小さくなり、動かなくなるまでそう時間はかからなかった。



可奈を消化して、小さくなった怪物の腹は、その後徐々に膨らみ始めた。

すべての生徒を食べ終わった怪物は、そのまま藪の頂へ上っていった。
そして、そこでいくつもの卵を生み出し始めた。


「ごちそうさま。かわいい生徒達。そして、こんにちは、あたしの子供達」
生徒達の体をエネルギーにして、多数の卵を産み落とした怪物は、
目を細めながら半透明の卵の中をうごめく子供達を眺めていた。



791:名無しさん@ピンキー
08/05/09 09:13:33 XDthXUq7
シチュがすげーツボにはまった
GJ!

792:名無しさん@ピンキー
08/05/10 23:12:33 jQrLzs7F
GJ!
ところでシチュとしては可奈ちゃんと陽子ちゃんのどっちがいい?
俺は堕ち系も好きだから陽子ちゃんに萌えた。

793:名無しさん@ピンキー
08/05/12 02:15:41 rrYDvPq+
丸呑み小説2連続GJ!
妹を守るために戦うけど負けて呑まれちゃうとか
女子生徒達が丸呑み怪物に一人づつ呑まれていくなど
両方ともシチュエーションがグットでした。

794:名無しさん@ピンキー
08/05/13 14:03:55 FquViv4e
吸血鬼の話マダー
1ヶ月いまかいまかとまってるよ

795:名無しさん@ピンキー
08/05/15 21:07:42 2CP9O5Vr
今度トレマーズ借りようと思いますが女性の食べられてる所ありませんか?

796:名無しさん@ピンキー
08/05/16 23:58:13 WFn9Yzrh
このスレも逆レイプ動物スレみたく、wikiで保管庫作ったら
如何かと思うんだけどどうかな?

797:名無しさん@ピンキー
08/05/17 20:04:34 gUMXqZab
賛成、過去ログのSS引っ張り出すのめんどいし。

798:名無しさん@ピンキー
08/05/17 23:35:47 dFmdK6IK
Nと申します
このスレを勧められてきました

二人の巫女が魔物に食べられるSSです
今回は捕食シーンの無い前フリです

好みに合わない方はNGワード「◆gRbg2o77yE」を登録してください

799:『人食い怪物vs巫女二人』 ◆gRbg2o77yE
08/05/17 23:38:52 dFmdK6IK
 鬱蒼とした樹海の奥深く、緑の洪水を繰り抜いた草原の中央に、歪な石仏を祭る祠が建てられていた。自
殺の名所として知られ、年間を通じて行方不明者が後を絶たない呪われた地である。
 地図に埋もれた地名に過ぎなかったこの場所が、オカルトスポットとしてインターネットに名を轟かせるよう
になった現在、失踪者の数は警察をして異常事態と呼ばせるまでに膨れていた。
 しかし、誰が想像したであろう。この場所に吸い寄せられた人々が、この時代の科学では存在が否定されて
いる、魔物と呼ばれる存在の餌食にされている等と。


 ……………………
 ……


 代々続く退魔の巫女、剣崎静香は愛刀を手に、魔物を狩るべく呪われた地に立った。
 流れる漆黒の髪を一つに束ね、澄んだ瞳は夜を映す水晶のよう。すれ違う異性が揃って振り返る端麗な容
姿に、成長の過ぎる乳房を無理に押さえ、雪色の衣と朱袴を纏った美しい姿。カチャリと乾いた音を立てたの
は、清水で濯がれた日本刀である。
 彼女こそ、古代より魔物を屠り人々を守ってきた一族の、末裔の一人。
 荒唐無稽な真実そこが、彼女が生きるリアル。神が見る世界が人と異なるように、魔物の見る世界が昆虫
と異なるように、巫女の見る世界もまた人と異なる。彼女が見てきたのは、人間を食べる魔物と人間を殺す魔
物ばかりだ。幼少の頃より本能的に魔物の恐ろしさを理解し、魔物に殺される人々や食われる人々を目に焼
き付けてきた。
 成長した静香は魔物を倒す戦士の道を選んだ。目の前で殺されていく人を見たくはないから。そして、それ
よりも、目の前で食べられていく人を見たくはなかったからである。

800:『人食い怪物vs巫女二人』 ◆gRbg2o77yE
08/05/17 23:40:38 dFmdK6IK


「強欲な獣よ、隠れてないで姿を見せよ。退魔の巫女、剣崎静香に恐れをなしたか!」


 静香が凛とした声で得物を構えると、刀身から白い稲妻が弾けて消えた。自身の霊能力を刀に宿して対魔
物用の武器に変え、敵を刻むのが彼女の戦闘スタイルである。
 幾多の魔物を滅ぼしてきた聖なる雷は、彼女が長い修行の末に会得した退魔の技。
 退魔の技を支えるのは、さらに長く幼少より修行してきた剣術の腕。


「同じく退魔の巫女、神代御幸! 天に代わりお前を誅す!」


 静香より一回り幼い別の巫女が、弓矢を構えながら凛として叫んだ。ショートカットの黒髪、そして健康的に
日焼けした顔は美少女でありながら美男子にも見える。雪色と朱色の巫女装束にも、弓矢で戦うための黒い
胸当てが施されていた。
 彼女、神代御幸もまた、静香と同様に魔物を退治する巫女である。弓矢で長距離攻撃を担当する御幸と、
敵の懐に切り込んでいく静香でコンビを組んでおり、幾多の魔物を倒していた。
 多くの巫女は霊能力を宿した塩や札を用いる。または、鈴や鐘に霊能力を宿し、音を媒体に攻撃するスタイ
ルをとる。しかし、それが通用するのは下級の魔物だけだ。
 今回の場所にいるような上級の魔物と戦うには、静香のように刀等に霊力を宿して戦う巫女の力が必要
だった。全国でも少数の戦闘に特化した巫女たちである。
(殺された人の無念を晴らすためにも、残された人のためにも、絶対に負けられない!)
 巫女たち肢体から溢れ出る霊能力が緩やかに渦を巻き、硬く握り締められた武器に集約されていく。

801:『人食い怪物vs巫女二人』 ◆gRbg2o77yE
08/05/17 23:42:11 dFmdK6IK
 巫女たちの言葉に呼応するように、魔物は雄叫びを上げて活動を開始した。
 木々がけたたましく揺れて野鳥が一斉に空に飛び立ち、地の底から轟轟と巨体を上昇させる人喰らい。祠
が音を立てて吹き飛び、石仏がゴロゴロと転がって静香の足元で止まる。
 地面が割れて茶色い土が噴き出した。長い年月をかけて動物の死骸や樹木の根が蓄積し、雨水が染み渡
り、肥えた土の臭気が巫女たちの鼻をつく。湿った音を立てて土塊の雨が降った。
 しかし、巫女は微動だにしない。見据えるのは土の中に潜む凶暴な魔物だけである。
 湧いた泥に白い骨が混ざり、いっしょに地面から飛び出してきた。肋骨と思しき湾曲した棒状の骨、頭蓋の
一部と思しき皿状の骨、関節と思しき歪な形の骨塊。さらに指輪やネックレス等の装飾品や心臓のペース
メーカー、金歯や眼鏡のフレームなども付いてくる。
 それは行方不明になった人々の成れの果てだった。噛み砕かれたり潰されたりしてバラバラにされた数十
人分の人骨が、消化されていない金属製品といっしょに再び日の光を見たのである。
「これほど大勢の人を食べていたとは……」
 人々の亡骸を前に、静香が怒気を露にして日本刀を構えた。
 地面からは、鮮やかなピンク色の触手が次々と生えて、太陽に向けて伸び上がる。触手は先端が裂けて口
に変わり、歪な肉瘤から鋭い牙を伸ばし、涎を垂らしながら真紅の舌をちゅるりと出した。
 外見は生皮を剥がれたヘビのような印象を受けるが、全く別の生物である。太さは数十センチ、長さは見え
ているだけで数メートルはある巨躯の触手が数本、それが本体ではなく端末なのだ。
「静香姉様! こいつ、こんなにいっぱい人間を……絶対許せない! 攻撃します! 」
「まだ待ちなさい。こいつの本体を叩けないと意味が無いの。下手にダメージを与えて逃がしたらとても厄介な
ことになる。気持ちは理解るけれど、今は駄目」
 静香は御幸を制しながら、本体が現れるのをじっと待った。手負いのまま逃がした魔物は凶暴化して危険
だと静香は理解っていたが、御幸はまだ経験が無いので実感できていない。
「本体が……来る!」

802:『人食い怪物vs巫女二人』 ◆gRbg2o77yE
08/05/17 23:43:58 dFmdK6IK
 触手の動きが止まり、一瞬の静寂、そして、これまでにない大きな音が轟いた。
 触手畑と化した大地が風船のように膨れ上がり、鮮やかなピンクの肉塊が浮き上がる。
 そいつの外見は、理科の教科書に載っている心臓の模型のようだった。左心室、左心房、右心室、右心房
からなる肉塊が、あらゆる部分から触手を生やし、表面を蔦のような細い触手で包み、十メートルはある巨躯
を小刻みに震わせて、吼えた。
「―――――――――っ!」
 可愛らしい猫の鳴き声に聞こえた轟音。普通の猫の鳴き声を数十倍にした「音」。
 みゅああああああ。みゅああああああ。触手だらけの肉食の心臓が、猫の声を発しながらズルズルと移動
を開始した。目的は勿論、美味しい二人の巫女。触手がまさにヘビのように敵を威嚇する。
 魔物は頂上に排泄穴が付いているのか、ぱらぱらと人骨を落としてきた。落ちてきた骨は老人と思しき曲が
り気味の背骨もあれば、幼児と思しき小さな腕の骨もある。食べた以外に考えられない。
「静香姉様! こいつ、ぶっ殺してもいいですか!」
 怒声が樹海に響き渡る。静香は御幸の顔も見ず、刀を持ち直し、怪物に向けて走っていた。
「もうっ! 攻撃開始します!」
 心臓から伸びた触手たちが、接近する静香を迎撃しようと殺到する。同時に。背後から御幸が放った五本
の矢が、静香の背中を猛速で追いかけた。

803:『人食い怪物vs巫女二人』 ◆gRbg2o77yE
08/05/17 23:44:52 dFmdK6IK
「斬怪!」
 静香の日本刀が斜めに斬り伏せるや、最初の触手は霊力で焼かれて灰に変化し、風に流されていく。別の
触手たちが一斉攻撃を仕掛けようとするも、飛翔中に進む方向を変えた御幸の矢に貫かれ、爆発するように
飛び散った。
 斬り捨てた魔物を焼いて灰にしてしまう静香の剣と、飛ぶ方向を変幻自在に変え、味方をサポートしながら
敵の隙を狙う御幸の矢。触手の先陣は彼女たちの連携によって、瞬く間に全滅させられる。
 心臓は巫女たちの予想外の攻撃力に怯んだように、少しずつ後退し始めた。米軍の火炎放射器で火傷も
負わない肉が、巫女の細い日本刀によってあっさり炭化させられ、動揺したように見える。
「慈悲などかけぬ! 貴様に喰らわれた人間の恨み、存分に味わい苦しんで死ね!」
 魔物の本体を前にして、静香の持つ刀が激しい輝きを放つ。生命力の異常に高い魔物との戦いは、力同士
の押し合いでしかない。全力で相手の攻撃を押し切り、叩き潰すのみだ。
「斬怪!」
 本体を守ろうと静香の前に現れる触手が、両断されて灰に変わった。心臓本体にも触手をかいくぐった御幸
の矢がブスブスと突き刺さり、あちらこちらが破裂して血と肉が飛び散っている。
 魔物は悲鳴を上げて後退するも、巫女たちの攻撃にみるみる触手を失い、肉を削られていった。


(続)




続きはそのうちに。
ではまた。

804:名無しさん@ピンキー
08/05/18 00:21:37 o21IWF80
早速来ていただけるとは。
人骨まみれというのが恐怖を煽る感じで良いですね。
まさに異形の妖怪が、
どのように捕食するのか、
続きが凄い楽しみです!

ところで、wikiをとりあえず作ったのですが、
どのように保管していきましょうか。
「丸呑み」「食いちぎり」とかの項目で分けた方が良いかな?
あと作者別とか。
言い出しっぺということで、勢いで作ってしまいましたが、
正直wikiを扱うのが初めてで今勉強中です。
保管等、手伝っていただけると嬉しいです。
URLリンク(www11.atwiki.jp)

805:名無しさん@ピンキー
08/05/18 08:15:59 S6LVjPrq
>>799
凄そうな作品キター
続きに期待

>>804
Wiki乙
とりあえず作品ざっと並べてから
作品付けてけばいいと思う


806:名無しさん@ピンキー
08/05/18 11:32:51 YVl4LJxg
>>803
戦うヒロインもの乙です。
勇ましい巫女さんがどのような目にあうか楽しみにしてます。

>>804
保管庫乙です。

807:名無しさん@ピンキー
08/05/18 11:56:37 do1smbWM
巫女とヒロインやられものが大好きな俺には
大変楽しみです!

808:名無しさん@ピンキー
08/05/18 13:19:20 o21IWF80
感想タイムの途中済みません。
wikiとりあえず1スレ目作ってます。
タイトルは付いてないのも多かったけどページ作るために適当に付けました。
後で作品の最後にコメントフォームを付けようと思います。
捕食方法はとりあえず「食いちぎり」「丸呑み」「その他」で分けました。
内容を
タイトル(ドラゴン、生贄、咀嚼)
等で()内の補足で付けております。
丸呑みの項目を作る場合、苦手な方もいるので、描写があれば(残酷)と付けた方が良いかもしれません。

新規ページを作り文章をコピペして保存し、
-[[ここに作ったページのタイトル]]  ←このタグを貼るだけでリンクすることが出来ますので、
2スレ目と3スレ目、もし良ければお手伝い下さい。

809:名無しさん@ピンキー
08/05/18 22:21:16 uwx8Wpl4
N氏
とてつもなく期待してしまう作品投下乙です!
美しい巫女に魔物いいですね

これは丸呑み系になるのでしょうか?
期待しています、頑張ってください

>>804
保管庫乙です!
お世話になります

810:名無しさん@ピンキー
08/05/19 05:14:35 QPPug0Pl
>>804
乙です

ここって何人くらいの人が出入りしてるんだろう?って思ってたけど
観覧数参考にするかぎりでは、結構人いるみたいですね
いや、でも、少ない方なのかな?


811:名無しさん@ピンキー
08/05/19 13:36:03 whY6xxGk
>804
やっぱり2スレ目745のエロさがダンチだな、新作まだかなー。

812:名無しさん@ピンキー
08/05/19 13:48:37 cMwwxYYG
804さんお疲れ様です。
そしてじぶんのSSに感想かいてくれた皆様ありがとうございました。

また少し書いてみます。



「まて~!!」「待たないもーん!!」私達は鬼ごっこを楽しんでいた。彼女が鬼で
私が逃げる。だが今まで一度もつかまったことはなかった。
今日もこの曲がり角を曲がり、穴に入って楽しい鬼ごっこは終わり。
のはずだった。
朝までは。
「あれえ、あれえええ!!!!?」穴はなくなっていた。と、
「つ・か・ま・え・た~♪」ムギュっ「・・・えへへ、つかまちゃった」私はぺろりと舌を出した。

「ねえ~、この後どうするの?」「食べるよ、もちろん!!」彼女は嬉しそうに告げる。
そしてひげをぴくぴくと動かし、耳をパタパタと動かした。
「だって、それがあたしとあなたとのたった一つのルールでしょ?」
そうだ、私は逃げる。彼女は追いかける。捕まえたら食べる。つかまったら食べられる。
それが、それこそが唯一つのルール。
「そう、だよね・・・・」私は少し寂しくなりうなだれる。
「ちょ、ちょっと、泣いてもだめよ!ルールはルールだからね!」私を見て彼女は少し慌てる。
ちょっと可愛い。
「ごめん、ちがうの、ただもうこれで終わりかと思ったら少し寂しくなっただけ」
「・・・・・・・・・・・・・・」黙り込む彼女、私は少し慌てる。
「ごめん変なこと言って・・・・ねえ、もう食べちゃってよ!!」
「そうね、じゃ、いっただきマース」彼女は大きく口を開けて私を食べようとする。
あっ!!!!
「ま、まって、タイムタイム」ピタリ、彼女の動きが止まる。
「なによ~」ジトー、恨めしそうに見る。


813:名無しさん@ピンキー
08/05/19 14:24:07 cMwwxYYG
「ねえ食べる前に味見してみて」私が告げると彼女は不思議そうな顔をする。
「だってさ~、ひとくち食べて『マズッ!』とかなったいやだもん」
「そんなことないとおもうけどな~」彼女はそう言うと私をごろんと横に寝かす。
ぺろぺろ。
彼女の下ザラザラして・・・ちょっと気持ちいいかも。
「にゃん」思わず声を漏らすと、彼女はくすくす笑った。
「ナニその声、猫みたい」まったくだ。そういいながらぺろぺろと私の身体を嘗め回し続ける。
「ふにゅ~、きもちいい~」ウットリとした表情でいる私を見て、
「じゃあ、ここは、どんな味かな~」指で一番大切なとこをいじる。「あああん」
ううう指で撫で回し続けるけど、とっても意地悪な触り方!!
「ずるいよ~」私が思わずつぶやくと、「んん~♪なにがずるいのかな~」
意地悪く聞いてくる。やっぱり彼女、どSだ!!
「私の女の子の部分がとっても舐めてもらいたがってます!!」きっぱりと言い切る。
「へえ~じゃあ、なめてみようかな~、ぺろり」「ちゅううううう!!!」
私は我慢できずに悲鳴を上げる。ああ、私じっくりと味わってもらってる。
すごく嬉しい・・・・・。
「うん、おもったとおり、不味いとこなんてなかったよ」よかった、私は安心する。
「・・・食べるとき、いたくしないでね」私が心配そうに言うと彼女はにやりと意地悪く笑う。
「だめよ~、思いっきり痛くして食べちゃう~」そんな・・・・・。
だけど落ち込む私を見て彼女は、私の頭を軽く撫でてくれた。
「うそよ、うそ、ごめん」ちゅうううう、私は恨めしそうに彼女を見た。
「初めてだから上手く出来るかどうか分らないけど、やさしく食べてあげる」
「えへへ~、ありがとう」やっぱり、彼女は優しい私は安心して彼女に身を投げ出した。

「じゃあ・・・・・食べるよ?」「う、うん・・・・・」ドキドキ私の心臓は限界まで高鳴っている。
チクッ、小さな針で刺されたような痛みが走る。(あ、くる、私これから食べられるんだ)
だけど次の痛みがこない、私は不安になる、まさか食べるのをやめちゃったのかな?
だけどそうではなかった、彼女は私が痛みを感じないようにユックリと食べてくれている。
もう、太ももの辺りまで食べてくれている。
「あなたの太もも、さっき御つゆがかかって、すごくおいしくなってる」
ううはずかしい・・・・。ん?ふとももって事は・・・・。
ペロリ、「あああああううううん」たっぷり味見してもらった後、
パクリ、「ああ、すごい、いいいいいよおおお」あまりの気持ちよさに私は絶叫した。
・・・食事中にはしたない。自分でも分ってるけど、すっごいき持ちいい。


814:名無しさん@ピンキー
08/05/19 14:43:34 cMwwxYYG
私の大事な大事な、女の子の部分が、大好きな大好きな彼女に食べられている。
すっごい幸せ。そして彼女はたっぷりと私の下半身を味わうと今度は上半身に移ってきた。
「ううん、下半身は食べ応えあったけど、上半身わな~」そう言うと彼女は私の胸をいじる。
「ああうん・・・・私のは、味と感度のよさで勝負なの!!」「ふ~ん」とても意地悪そうな顔で私を見る。
はいはいどうせ胸ちっこいですよ~!!ほら食え!!「そんなに荒れなくても・・・ごめん」
うそうそ、ちょっと意地悪言って来たから私も言い返しただけ。怒ってないよ?
「ごめんね」そう謝ると私のちっこい胸に口を近づける。
「ひゃあ!!」気持ちいい・・・・・・。私の胸をたっぷりと時間を掛けて食べてくれた彼女は、
いよいよ私の頭を食べようとする。頭が少しボーっとする。
「・・・・・ねえ、キスして・・・・・・」私の最後のお願い。
「うん・・・・」彼女の舌が私の中に入り、私の舌が彼女の中に入る。
私は彼女を、彼女は私をユックリと味わう。

こうして私はすべて彼女の物になった・・・・・。

私の全てを受け入れた彼女はユックリと立ち上がり。
一言言った。

「さようなら、おいしかったよジェリー」

ありがとう、またむこうでも仲良くけんかしようね。


815:名無しさん@ピンキー
08/05/19 14:48:35 cMwwxYYG
以上です、私の銀行のカード見てたら、なんとなく思いつきました。

一応あの二匹の美少女化したつもりです。

如何でしたでしょうか?よろしければ感想をください。

ではまた~。

816:名無しさん@ピンキー
08/05/19 20:47:05 1gAS/MjL
GJ
文章はリアルタイム投下でなく、
一度メモ帳にまとめて、文章や
誤字を推敲したほうがいいかも

817:名無しさん@ピンキー
08/05/19 20:55:13 sq0YLKi/
みちのくかw

818:名無しさん@ピンキー
08/05/20 01:28:18 w0g4DvFr
GJ!ラブラブ百合っぽくて、
残酷に感じないところが良いな!

819:名無しさん@ピンキー
08/05/20 16:53:11 IWEVIyLU
ト…トムとジェリー…!?

820:名無しさん@ピンキー
08/05/20 22:09:35 +hqagcwH
大蛸に捕まって食べられてしまう人魚の話頼む。

821:名無しさん@ピンキー
08/05/21 00:39:33 tkWW5F+s
女子トイレの排水管に潜んだ管状怪物が、入ってきた女子児童を丸呑みにする話を希望。

822:名無しさん@ピンキー
08/05/21 03:47:12 OmUjCg34
ピンポイントすぎるw

823:名無しさん@ピンキー
08/05/24 09:34:47 mVOSZbna
どうも、Nです。
>>803の続きです。
展開の都合で巫女さんが増えました。

今回は食い千切りです。凄惨な表現があるので注意してください。
好みに合わない方はNGワード「◆gRbg2o77yE」を登録してください。

824:『人食い怪物vs巫女』 ◆gRbg2o77yE
08/05/24 09:35:44 mVOSZbna
 樹海の中、静香と美幸が魔物と交戦を開始したのと、ほぼ同時間―。
 主戦場の祠からしばらく離れた場所で、数人の巫女が簡易な陣を設けて戦いの行方を見守っていた。彼女
たちの役割は戦闘要員への物資的支援や現地の調査、作戦時間の調整や伝達事項の仲介等で、今回の討
伐作戦において、戦闘以外の全ての仕事を担当していた。
「戦況は良好の模様。後、数分で決着が付きそうです」
 長い髪を優しく手で払い、丸い眼鏡をかけた巫女が緊張をやや崩して他の巫女に解説した。
 彼女の名前は姫宮恵。
 戦場でも落ち着いた空気を纏い、手には戦闘用の刀が握られている。戦闘の影響の無い安全圏から気配
だけで戦況の分析を行うのは容易ではないが、彼女にはそれを任される実績があった。
「不測の事態が起こらないと良いのだけれど」
 こくこくと頷きながら報告を聞いているのは、まだ若い二人の見習い巫女。
 恵の弟子としてここにいる少女たちは、初めての戦場での雑務に追われていた。
 双子らしく、髪をおかっぱに切りそろえた愛らしい顔々。もしも外見相応の年齢ならば、二次性徴を過ぎてい
ないかもしれない。学校に通って仲の良い友達と遊んでいるのがよく似合う。
 しかし、両親が魔物の犠牲になり、恵の養子として弟子入りし、魔物との戦いに身を投じた彼女たちの顔に
浮かぶのは、あくまで巫女としての覚悟と決意。
 今はまだ何もできない。しかし、将来は自分たちが魔物と戦って人々を守る。
 その使命は、まだ幼い少女たちにも確かに宿っていた。
 しかし、戦闘が無事に終わりそうだと聞かされて、やや緊張が緩んだのかもしれない。
「お師匠様。すっ、済みません……あの……ちょっと……お、お花を摘みに行きたいのですが……」
 片方の少女が顔を真っ赤にしながら、消え去りそうな声で恵に許可を求めた。あいにく、携帯トイレを用意す
るのを忘れてしまい、不本意ながら草むらで済ます以外に選択肢は無かった。

825:『人食い怪物vs巫女』 ◆gRbg2o77yE
08/05/24 09:36:30 mVOSZbna
(魔物の住処が山奥なのは仕方が無いけど、これはちょっと……)
 下ろした赤袴が汚れないよう手で抱え、茂みに身体が隠れるよう屈みこんだ双子の姉、姫宮真央は、お世
辞にも快適とは言えない場所で尿意を解消していた。
 顔を赤くして黙り込み、行為が終わるのを待つ。しかし、ちょろちょろと音を立てて地面に飲ませている尿が
途切れるには、もう少しだけ時間がかかりそうだった。戦場での緊張のせいか、いつもより量が多く、色もや
や濁り気味である。
 真央は自分の足袋が尿で汚れていないか、そっと足元を確認した。
 地面の凹んだ部分に出しているので大丈夫だと思うが、尿が予想外の向きに流れて白足袋が濡れてしまう
のは避けたい。神聖な巫女装束を排泄物で汚す以前に、衣類に尿が付いて喜ぶ者は少数派だろう。
(この装束も、ちょっと森には不向きだし……)
 霊能力の循環を最も良くする構造と材質の巫女装束だが、とてもアウトドアに向くとは言えない。
 伝統的に下着類は禁止で、唯一認められているのは乳房を押さえるサラシのみだ。
 実際、命のやりとりをする戦場でトイレがどうだこうだと思うことが、既に重度の平和呆けなのだろう。まだ自
分は魔物と戦う戦士ではなく、常識的な生活を求めている女の子なのだと自覚する。
(パパとママを殺した魔物を倒すために、普通の女の子の幸せは捨てるって決めたのに……)
 修行が厳しさを増していくほど、精神が疲弊していくほど、普通の女の子としての幸せという、どろりと甘い誘
惑の声が大きくなってくる。霊能力が最も成長する今の時期に修行をしなければ、魔物に対抗する巫女として
はとても使い物にはならないが、修行を放棄してしまえと自分の弱さが囁きかける。
(ううん、私たち姉妹で、絶対にパパとママの仇をとるって決めたんだから! もう悩まない!)
 真央が決意を新たにしたときには、尿はすでに途切れていた。
 ポケットティッシュで性器の周りを軽く拭いつつ、緩んでしまった精神の緊張を張り詰め直そうとする。

826:『人食い怪物vs巫女』 ◆gRbg2o77yE
08/05/24 09:37:08 mVOSZbna
「痛っ!?」
 そのとき、火で焼かれるような激痛を感じて、真央はティッシュを取り落とした。
 気付けなかったが、魔物は彼女のすぐ近くに潜んでいたのだ。無防備に排尿している最中、茂みの背後か
らゆっくりと、あのおぞましい魔物の、皮を剥がれたヘビのような触手が近づいていたのである。
 そして今―鋭い牙を剥き出しにし、ぷるりと丸い真央の桃尻に齧り付いていた。
「きゃああああっ!? まっ、魔物がっ! どうしてっ!?」
 今回、討伐する魔物は静香と御幸が戦っている一匹だけの想定であり、複数存在するなら状況は大きく変
わる。しかし、真央の冷静な思考は激痛の嵐に吹き飛ばされてしまった。
 お花を摘む最中にお尻を食べられる間の抜けた構図だが、傷は予想以上に深い。
 真央の尻は血で真紅に染まり、触手の動きに合わせて肉がゴムのように伸びていく。牙同士が擦れるゴリ
ゴリという音。魔物が筋を牙で擦り潰し、そのまま噛み千切ろうとしているのだ。
 触手の口には、果実の断面に並んだ種子のように、鋭利な牙が規則正しく生えていた。敵の肉を噛み千切
るため、そして噛み付いた敵を逃がさないため、釣り針のように湾曲した牙。それが尻に深く食い込み、内側
から掘り起こすように肉を奪おうとしている。
 牙の結合部から流れる血液が下腹部を赤黒く染め上げ、朱色の袴に黒い染みが広がった。反射的に前方
に逃げようとすると、牙で縫われた尻の肉はベリベリと腰から離れていく。


827:『人食い怪物vs巫女』 ◆gRbg2o77yE
08/05/24 09:38:42 mVOSZbna
「ぎゃ――っ!」
 尻肉を剥がれるあまりの激痛に、真央の意識が一瞬だけ飛んだ。痛みに耐える訓練はもちろん受けている
が、現実に喰われた経験などあるわけがなく、とても耐えられない。
 触手は返り血で汚れながらぐねぐね動くも、決して尻を離そうとはしなかった。
 指先が地面を掻き毟り、短い爪が次々と剥がれて血が滲み出してくる。
 激痛に号泣してしまい、くしゃくしゃの顔から涎と涙がぼろぼろと零れてきた。
「助けてっ! 助けてええええっ! 魔物がっ! こっちにぃっ!」
 離れた場所にいる妹の理央と恵に、喉が張り裂けんばかりの声で助けを求めた。もう恥も何も関係なく、救
援が呼ばなければ状況は酷くなるばかり。尻が魔物に食べられてしまう。
 しかし、見習いといえ、真央も退魔の巫女としての修行を積んでいる身。持ち歩いていた護身用の魔除けの
鈴を取り出して、決死の反撃を試みる。
 威力は弱いが魔物を混乱させる効果がある鈴は、全力で霊能力を込めた武器。
 古来より鐘の類に魔除けの効果があるのは和洋共通である。


「わたしは、退魔の巫女、姫宮真央! おっ、お前なんか、わたし一人でも……っ!」


 シャリン、シャリン、と清浄な音が響くたびに、魔物は混乱して尻を噛む力を緩めていった。
 しかし、あくまで緩むだけで、牙を抜いたり離そうとはしない。見習いの巫女が必死に鈴を鳴らしても、魔物
を撃退するには、力量が決定的に足りない。そもそも下級の魔物にしか有効ではない手段だ。
 そのとき、茂みがガサゴソと動き始めた。恵が救援に来てくれたのだと、真央の顔は一瞬輝く。しかし、現れ
たそいつらを見て、氷のように固まってしまった。

828:『人食い怪物vs巫女』 ◆gRbg2o77yE
08/05/24 09:39:27 mVOSZbna
「……う……ああ……そんな……」
 森から現れたのは救援ではなく、何十匹という肉食の心臓たち。
 まるでピンクの森が蠢くように触手を踊らせ、次から次へと湧いて出てくる。右の茂みから、左の雑木林か
ら、泥を噴き上げて次々と現れる異形の魔物。潜伏していた魔物の数は優に百匹を超えていた。
 百匹を超える魔物の大群となれば、退魔の歴史に残るほどの巨大勢力。巫女たちは敵の戦力を大きく読
み違えていたのである。戦闘要員も、武器も、他の物資も、まるで話にならない。
 静香や御幸、それに恵がどれほど優れた巫女であろうと、武器を手に肉弾戦を行っている以上、限界はす
ぐに訪れる。体力も霊能力も無限ではない。
 敵が数十倍の時点で敗北はもう確定的であり、後は逃げ切れるか否かの話になる。
「いやああっ! そんなっ! そんなああっ! 」
 半狂乱で鈴を振り回す真央を、ピンク色の心臓の大群が取り囲んでいく。
 じたばたと暴れる足首がそれぞれ噛み付かれて持ち上げられ、尻の肉が噛み切られて血が溢れ出した。
厚く綿を詰めた白足袋が牙に貫かれ、圧迫された関節が音を立てて壊れていく。
 足先を持ち上げられ、代わりに顔が地面に押し付けられる。落ち葉や小石が散らばる上を、真央の顔がざ
りざりと擦られながら引き回された。鈴は地面を叩きながら鳴り続け、別の手は地面を思い切り掻き、恐怖と
激痛による狂乱めいた悲鳴が連続した。
「助けてええっ! 助けてええっ! 助け、げほっ、ごほっ、えほっ!」
 食べてしまった土を吐き出し、泥に塗れた顔で泣き叫ぶ真央。鈴は弱々しく音を鳴らし続けるが、触手たち
は早くも攻撃に慣れて動揺さえせず、吊り上げられた獲物の肢体に近づいていく。

829:『人食い怪物vs巫女』 ◆gRbg2o77yE
08/05/24 09:39:57 mVOSZbna
 引き裂かれた装束は布切れと貸し、肩からずり落ちて衣服の役割を失った。足首は砕かれて歪な方向にね
じ曲がり、朱袴は股から破れて腰に虚しく垂れ下がり、泥で汚れた小ぶりな乳房が震えている。
 手に力が入らなくなり、鈴が音を立てて地面に転がった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
 激痛により麻痺していく身体の自由と、霧がかかるようにぼやける思考。そして、薄れていく意識にはっきり
響いてくるのは、絶対的な「死」の到来。
(お師匠様! 理央!)
 その心の叫びに応えるかのように、魔物たちは洪水の如く真央に向けて殺到した。
 絶叫が迸る中、両腕が途中から無くなり、乳房が繰り抜かれ、腹と背中からモツが溢れた。
 真央の肢体は両足を吊り上げられたまま、触手の洪水に流されて、振り子のようにぶらぶらと振れる。あち
らこちらに振れる毎に、生肉が牙に剥かれて血と臓物を垂れ流し、赤く濡れた骨が見えてきた。
 触手たちは肌肉を顎でぐいぐいと引き伸ばし、ちょっとした肉塊を乱暴に切断して貪っていく。巫女の甘い血
で口を満たすのは、獰猛な食欲と征服欲。巫女への配慮など何も無い。
 両足が限界まで広げられ、真央の股間は赤い洪水を起こして裂け始めた。
 赤黒く濡れた肉断面が露になるや、無数の触手が少女の陰部に殺到し、我先へと子宮や腸を奪い合う。
(お師匠様……理央……パパ……ママ……。わたしは……)
 触手たちはパンに群がる魚群のように真央の肢体に喰らいつき、鍛えられた健康的な肢体を骨と肉の断片
に変えていく。レバーや腸の破片がどろどろと触手の隙間から流れ落ちた。血化粧を施された愛らしい顔は
前後左右から髪を引き抜かれ、耳を噛み千切られた。鼻を噛み砕かれ、頬を剥がされた。
(もう……戦えません……楽に……なりた……)
 真央は自分の命が尽きるのを待ち望みながら、魔物たちの牙に削られていく。


 地面に転がる魔除けの鈴が、血に塗れながら、ちりん、と虚しく鳴った。
 もう悲鳴は聞こえなかった。


(続)


続きはそのうち。
ではまた。

830:名無しさん@ピンキー
08/05/25 00:15:01 PRECwaEP
凄いのキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
オシリの描画がえろいです。
残虐な描写ならピカイチですね!
文章から絶望感が迫力として伝わってきますよ。

831:名無しさん@ピンキー
08/05/25 09:09:31 itdiwpxN
スゲー
てかこれはまだ始まりなんだ…
さらなる惨劇の予感
大期待してますよ!

832:名無しさん@ピンキー
08/05/28 01:06:29 +c8XUZwA
いや~良作がどんどん落ちてくるいいスレだね~
あー俺も書きたいけど時間無いわテンション上がらないわ文章がまとまらないわで死にそうだ…
ってか今書いてるの何故か超常バトルものになってるし…どこで間違えた?w

833:名無しさん@ピンキー
08/05/31 14:57:18 5qQXWTGT
本人が喰われるのもいいけど、胎児が食べられるのはどうだろう?

子供を授かった新婚の夫婦。
初めての愛の結晶にふたりは喜ぶも、出産迄一ヶ月という所で、妊婦は入ったトイレの中で膣から侵入してきた怪物に子供を食べらるてしまう…

その絶望と悲壮感に萌える。

誰か書いてくれないかな…

834:名無しさん@ピンキー
08/05/31 16:09:53 piaPHnA8
子宮ごと食われて二度と生むこともできない、に一票

835:名無しさん@ピンキー
08/05/31 19:12:30 5qQXWTGT
それなら絶望度も増すな。

836:名無しさん@ピンキー
08/06/02 01:13:50 TTHq7pIw
新作マダー?

837:名無しさん@ピンキー
08/06/02 07:19:10 1v++UAGa
ならいっそ胎児に擬態してた化け物に中から食べられるってのは

838:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:08:10 N8lyxm+E
>>837
ああ、いいなぁ。
子宮の中からジガバチ食いさせてみたい。生殖器系は真っ先に食う標的だろうなー。

839:名無しさん@ピンキー
08/06/06 05:28:13 oa6K+f02
エイリアンみたいにオギャアと食い破るのは少し品がないな
じわりじわりと食べてくのが好ましいと思う


840:名無しさん@ピンキー
08/06/12 06:16:42 foTt4C0T
なんか立ってた

◆女性に捕食されるスレ◆
スレリンク(eroparo板)

841:名無しさん@ピンキー
08/06/16 01:27:37 kEIB72IW
おほほ


842:名無しさん@ピンキー
08/06/18 19:30:33 g9his4FP
過疎

843:名無しさん@ピンキー
08/06/18 23:07:44 bpyFoaVn
セルの尻尾に包まれた少女。
足をバタつかせるが、軽々宙吊りに・・・
ちょうど肩ぐらいまで被ってる状態。
「うぁ・・くぅ~むぅーーー」
よほど辛いのか苦しそうな声が・・・
少女はセーラー服で細身。足も白く黒ハイソックスとローファーがエロい。
尻尾は呼吸するように少女を締め付け吸い込む・・・
少女の手はぐっと耐えるように握ったり、力なくだらっとなったり弄ばれているようだ。
腰まで吸い込んだ尻尾はさらに締め付け、ヒップが強調される。小さなお尻だ。
スカート越しに下着のラインもわかる。
吸われる度に股が開き スカートが激しく揺れ白い細い足がなにもない空間を蹴る。
少しずつ包み込んでいく尻尾。太ももまでくると両足はぴったり並び締め付けられ足首はびくびくしてる。
リボンのついたかわいいローファーを履いた足は無抵抗で吸われ締められそれにあわせて動く・・・
ついに少女はまるごと包まれた。その塊は「じゅるる・・・」と流れていきセル本体に飲み込まれていきました。

844:名無しさん@ピンキー
08/06/18 23:09:06 Tm+pwcuF
あえて化け物じゃない現実の世界にいる生き物で捕食やるとしたら
おまいらはどんなんが良いと思うよ

845:名無しさん@ピンキー
08/06/18 23:10:08 Tm+pwcuF
なんか話題でも出そうと思ったらネタ投下とかするなんて悪かった

846:名無しさん@ピンキー
08/06/19 09:30:00 j9JSIGDF
ヤツメウナギだっけ?
あの深海に居て死体の中に潜り込んで体突き破ってうねうねと食べる奴。

847:名無しさん@ピンキー
08/06/19 22:57:05 gDpMJ7E7
オオカミ、クマ、ライオン、巨大ヘビ、ワニ、サメ、ダイオウイカ、オオダコ
あたりが王道かな?

848:名無しさん@ピンキー
08/06/20 00:30:26 sWdYGQja
絶滅したのでもいいならラプトルとか
恐竜が滅ばずに進化して恐竜人になってたら
人類は家畜や食料になってたりね(その場合ここまで進化は出来なかっただろうけど)


849:名無しさん@ピンキー
08/06/20 16:08:52 KU7Mrg2b
人間

850:名無しさん@ピンキー
08/06/20 20:41:01 6LAwX7jK
カンディルを忘れてるぞ。

851:名無しさん@ピンキー
08/06/22 21:24:36 UYDTvQB2
やっぱ化けモンが一番だな
設定を都合良く改変できるし

852:名無しさん@ピンキー
08/06/22 21:51:01 jRYt1+ab
巫女の人まだですか?

853:名無しさん@ピンキー
08/06/23 01:17:33 jnvHv59H
とある洋館に迷い込んだ仲良し小学生3人が、ヒト型の妖怪に捕われて様々な料理にされて喰われてしまうのなどはいかがでしょう。
触手やヌルヌル系はあまり好きではありません。
どなたかよろしくお願い致します。

854:名無しさん@ピンキー
08/06/23 01:55:59 /ih8F4JD
ぽっちゃりしたおにゃのこが食われるssが読みたいです

855:名無しさん@ピンキー
08/06/23 05:59:16 Qwg5qGV1
イソギンチャク

856:名無しさん@ピンキー
08/06/23 13:11:47 iU0BnNNU
>>848

「地底帝国ペルシダー」あるいは「ペルシダ帝国の恐怖」

ペルシダだかペルシアだか忘れたけどな。

857:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:41:40 M3waeVkS
>>856
どらえもんの映画、竜の騎士だっけ?も忘れずに

858:名無しさん@ピンキー
08/06/24 01:17:39 wOk7NCGO
あとサイボーグ009とか。描写は全くないけど。

>>856
調べてみて興味を持ったんだけど、このスレ的に買う価値はあるかな

859:名無しさん@ピンキー
08/06/24 01:57:46 VPCVtVBe
>>858

すまんがまったくなかったはずだ。
読んだのが10年以上前で学校の図書室だったんだが、そこで堂々と読める内容だった。

なんつーかヒトの境遇が猿の惑星とかと同じような感じ(奴隷)だったってだけ(支配階級が恐竜人類)で描写は一切ない。


そーいえば中国かどっかで猿の脳ミソが珍味とか聞いた覚えがあるが、猿の惑星で逆とか妄想してしまった。

860:名無しさん@ピンキー
08/06/24 19:30:31 M3waeVkS
でも、ネタとしてはいいかもね

単純に地底で繰り広げられるというのはもちろんだが
地上で人類が繁栄してる事を知ってり
地上征服戦争、食料は現地の街で調達ってのもよさそうだ

861:名無しさん@ピンキー
08/06/24 23:39:55 o3ktbMAc
>>860
「タイムマシン」を思い出した。

862:名無しさん@ピンキー
08/06/25 01:16:59 0t8y90Tj
スレの勢いになればと、食い千切り系で書いてみてるけど
序盤の時点で自分の相変わらずのクソ文章に挫折しそうだ
みんなはどう?書いてる?

863:名無しさん@ピンキー
08/06/25 08:14:12 Eui0naJC
先に書きたいこと、書くべきことを書いてしまう、かな。
大体迷うのは強調表現やら肉付けやら言い回しなんかの修辞的でややこしいところだから下手にこだわると論点がぼやける。

864:名無しさん@ピンキー
08/06/26 01:51:20 9veXnIjg
テンションが上がれば2時間くらいで勝手に出来てるんだぜ
まぁ推敲に時間かかるんだけどねw

肝心の捕食描写(=オチ)だけ書いておいて、それをベースにして前にいろいろ付け足せばいいんじゃね?
過程なんざこのスレではぶっちゃけどうでもいいんだから捕食描写だけのうpとかもアリだぜ

865:名無しさん@ピンキー
08/06/26 01:56:09 c/UI13UM
なんだかんだそうだね。
ssってどれだけ不必要な部分をオミットするかが重要だわ。
導入部分全部すっとばそうかな。

866:拒食過食
08/07/02 15:22:00 TAisfF5r
ちょっと書いてみたんだが……あまりエロくナイです、ごめんなさい。

二次でDDDから、食いちぎり系ちょっとスレ違いの可能性あり。
まぁ、人間だけど人間離れしてるので、そこらへんお願いします。

867:名無しさん@ピンキー
08/07/02 15:22:37 TAisfF5r
 何故先輩達の方が先だったのかはわからない。
 食いでがあったのかもしれないし、先に目が覚めてアレの気を引いてしまったからなのかもしれない。
 とにかく目が覚めたときには、哀れ一人目はすでに声も上げない■■■になっていた。
 つんと激臭が鼻を突く。
 コンクリートの外壁をブラウン管がほの淡く照らし出す、まるで腐りきった水槽の中に居るみたい。
 水底で、ぼりぼりと音が響く。脈絡もなく小学校で飼っていたザリガニを思い出した。
 出来れば聞いていたい音ではなかったが、あいにく耳は塞ぎたくても塞げない。
 何故かといえばといえばこれが椅子に縛り付けられているからで、さっきからぎりぎりと締め付ける縄が痛いほど。
 ボンレスハムというのはもはや比喩でもなんでもなく、きっとあたしの皮膚は少しどす黒く変わってると思う。
 あまりにも執拗な捕縛、逃げられないようという次元を通り越して、何をされようとも一切の抵抗が出来ない縛り方。
 もちろん視線を逸らすこともできない。こっちは別の意味だけど。 
 ぼりぼりと、音が響く。
 化物が大腿骨を咀嚼する。二足歩行のために発達したそれを、実にまずそうに口の中へと押し込んでいく。
「死ニダグナイ、死゛ニダグナイ、死゛ニダグナイ」
 嗚咽とともにそんなことを喚く。
 それでも口に詰め込む手を休めないので、そのたびに髄液が汚らしく飛び散った。なんというか顔にかからないのが幸いか。
 口の中まで胃液が充満しているのか、骨は一分も持たずに原形を失って、化物は一息にそれを飲み下した。
 と、土気色の顔色をさらに一変させ部屋の隅へと駆け寄る。
 吐いた。
 デロデロと黄色とも茶色とも取れる、さっきまでピンク色をしていたたんぱく質の塊を、もはや変質しているたんぱく質の塊の上にぶちまける。
 つんとした激臭が、さらに鮮度を増して部屋の中に充満する。

868:拒食過食
08/07/02 15:23:12 TAisfF5r
「グルジいよぉ、ぉタスゲデぇよぉぉうぅ。」
 都合3回目の嘔吐。間断のない逆流に息を切らせ、胃液にまみれて焼け爛れた声で助けを求める。
 汚らわしく醜悪な叫びが鼓膜に突き刺さる。
 まったく、これではどちらが被害者なのかわからない。
 ひくひくとしゃくりあげ涙を拭う、二の腕までべっとりと付着した吐瀉物が更に顔をべたべたと汚す。
 あぁ、なんていうかすごく、ありとあらゆる意味で目を背けたい。
 けれども目は逸らせない。ほら、街路樹とくくりつけられた看板の間にびっしりと毛虫がたかっているのを見つけたとき、あの心境が近いか。
 怪物の体型は樽型を通り越して球形に近い、ずんぐりとしたラグビーボールだ。まったく、女としてどうよ、その姿。
 胸なんか完全に贅肉と区別がつかない。いつかテレビで見たアメリカ人のご婦人、体重300kgオーバーのあの人でも比べたら失礼に当たる。
 ひどい姿だが同情はしない、なぜならこいつは懲りるということを知らないのだ。
「足゛リナイ、コンナに■てるのニ! マダ、オナガ一杯゛ニナラナイ!」
 そして最初光景に戻る。
 今度は左足だ。
 顔との比して冗談みたいな小さな口で、天井から、それこそ解体前の肉のように吊り下げられた先輩を、がつがつと齧っていく。
 まだあの時動いていた先輩も今は抵抗する様子もない。
 ひくひくと動いているから死んでいないはずだ。
 泣き疲れて、痛みも感情も磨耗して、無抵抗に喰われていく。
 たまに何かに反応して、ぴくぴくと震える以外は完全に死体と区別がつかない。
 あるいはもうとっくに気がふれて、脳の外のことなんてどうでもよくいるのかもしれない。

 先輩の脳、もう溶けかかったもんなぁ。

 さすがに素面でやってられない。いや、襲撃がカクテルパーティーが始まったあとでよかった。
 ドラッグなど百害あって一理なしと思っていたがなかなか便利なものだと見直ことにしよう。
 強制参加だった今日と違ってもっと晴れ晴れとした気持ちで楽しめるはずだ。

 まぁこの私に、次なんてないんだろうけど。

「死にたくない、」
 ポツリと、声が響いた。
 あぁ、ヤッパリ生きていたみたいだ。

869:拒食過食
08/07/02 15:23:42 TAisfF5r
 先輩のほほの肉は真っ先にそがれた、お尻も、二の腕も太腿も、まぁその、胸のところも全部食いちぎられている。
 あの怪物には知性がある。柔らかくて苦くないところ、確実に食いやすいところから始まって、徐々に体の内側を喰らっていく。
 ただ幸か不幸かそこに私達は一切存在しない。
 生かして喰らうとか、恐怖こそ側が美酒とかそんな余計なものは一切ない。単に好き嫌いをしてるだけ。コイツはとにかく食うことしか頭にないのだ。
 焼くとか煮るとか味や食い方とか、コイツはウマサに一切頓着しない癖に、きっちりと食物をえり好みする。
 まぁ、最後にはきっちり全て食べ尽くしてしまうのだが。
「ゴメンナザイ、ゴメンナザイ、ゴメンナザイ」
 怪物は謝罪の言葉を呟きながら、いよいよ先輩を踊り食いにかかる。
 お酢の匂いのする調味料をぶっ掛けた。
 先輩の体はあっというに液まみれだ。皮膚がてかてかと光って、ものすごくいやらしい。
 手足もなくなり、もはや意味のなくなった拘束を剥ぎ取って、先輩のわき腹にかぶりつく。
「イア゛ァァァァァァァァァ」
 全身の肌が粟立った。
 寒気が背筋でビリビリと振動する、血も凍るような絶叫というものをあたしはここに来て生まれて初めて聞いた。
 金切る悲鳴。ドラッグ漬けの目も磨耗しきった感情も一発で覚める。間近で眺める花火にたっぷりと悪意を仕込んだ感じ、耳じゃなくて全身がその音を受けて震えている。
 がしゃがしゃと、金具が派手な音を立てる。
 かつて手足だった、ちぎれて襤褸切れのようになった皮と肉片を振り回して、文字通り先輩最後抵抗と暴れまわった。
 ばたばたと足掻く姿は何処となくもだえる芋虫のようで妖しく私の生理的嫌悪感を逆なでする。
 じゅうじゅうと肉の焼ける臭いがした。怪物が口や手をつけたところが爛れている。
 怪物はじゅるじゅると啜るように肉を食べる。
 人間はここまで醜くなれるものだということを存分に見せ付けられる。
 先輩の声は徐々にか細くなるが、背筋の震えは治まる気配がない。
 腹膜はもう跡形もなく、半ば解けかかった肺が搾り出す悲鳴が私の脳内で残響してる。
 目をつぶることに意味はない。何が起こっているのか、これから何が起こるのか、その姿を私の脳は律儀に、鮮明に想像してしまう。
 それだったら、目の前の惨劇をただ呆然と焼き付けてるほうがまだ何倍もマシなのだ。
 私は覚えているのだ。先輩の前に3回分、まだ私の中でかすかに残響している。

870:拒食過食
08/07/02 15:24:17 TAisfF5r
 一人は跡形もなく食われた。
 一人は食られては盛大に吐き出されてを繰り返され、吐瀉物の地層になっている。
 一人は、紆余曲折、波乱万丈の末干し肉として吊るされてる。
 みんな、同じように食べられたべれれてしまった。
 椅子に縛り付けられて、カラフルなタブレットを無理やり飲まされ、朦朧とするあたしの前で、次々と“狩られて”いった。
 特殊警防で殴られても、ナイフで刺されても怪物は倒れなかった。
 とある人形遣いの言葉に曰く、怪物は不死身でなければならない。
 溶解した凶器に呆然とする先輩に、スタンガンを首に押し付け縛っていって……
「ヨガッダ、マダ、人間はグッダゴトナガッタ」
 そして、その声が、まだ頭の中で再生される。
「ユルジテ、私は、マダ、オナガイッパイニナレナイ、アナタダジをタズケゲてアゲレナイ」
 先輩は顔ぐしゃぐしゃにして泣いている、怪物も同じようにして泣いている。
 それでも怪物は食べるのを止めない。
 先輩の小腸を引きずり、肝臓を引っ張り出して、料理酢をぶっ掛けてがつがつ貪る。
 やがて先輩の声もゴメンナザイと呟く声に埋もれて消えた。
 もう動くことも抵抗もしなかった。
 
 先輩が、死んだ。
 次は私の番なのだ。

 ヤモリを食べたナメクジの話は芥川だったろうか?
 心臓を食われた彼はぺろりとナメクジに飲まれてしまった。
 抵抗のなくなった獲物を、怪物は今まで以上のハイペースで食べている。

871:拒食過食
08/07/02 15:25:53 TAisfF5r
 時間にして30分弱。
 食べて吐いてを繰り返して、見事先輩を“完食”した。
 げ、ぇ、完食と同時に私は吐いた。
 体を反らすこともできず、息が出来なくなりそうになりながら、吐いた。
 怪物が、私のほうを向く。どうやら今ので気を引いてしまったらしい。
 とはいえ今更嗚咽を止められない。
 ぺたぺたと買い近寄る怪物を前に、さらに私は中身を撒き散らした。まったく怪物をどうこう言えない。
 自分もコイツと同レベル、この吹き溜まりにふさわしい哀れな人間ということを思い知る。
 ブラウスをべとべとにしながら、胃液が流れ落ちる。
 眩暈が酷い。薬はとっくに切れてるのに、ぐわんぐわんと視界が揺れる。
 酸素が足りない。喉を焼きながら、私はぜいぜいと喘いでいる。
「イヤダイヤダイヤ゛ダ、モ゛ウゴレ以上食ベダクナ゛イ、太リダクナイノニ゛」
 息を切らし、幽かに顔を上げた私に、だけど怪物はお酢をたぶたぶとぶっ掛けた。
「ゴメンナザイ、かわいそうニ゛、助ケテアゲダイゲド、食べナキャダメッデ、ガミザマガ言ウカラ」
 悲しくなる。
 理性が明滅してるのがわかる。私の中の頭の冷静な部分はとっくに逃げ道がないことを知ってる。
 先輩も、命乞いした。皆助けて欲しいといった。
 それをこの怪物は覚えている。
「いやだ、」
 私は振り絞るように懇願した。
「痛いのもいやだし、死にたくない、殺さないでよ、お願い」
「……イダグシデゴメナザイ、デモ、イダグシナイド食ベラレナイガら。私、オナガ減ってデ、ダガラ」
 ゴメンナザイ、とかつて人間だった悪魔憑きは言った。
 まったく、救いようがない。
 彼女は私達が苦しいことも、痛いことも、絶望してることもわかったうえで食べている。
 精神的聾者、と説いたのは誰だったろうか?
 先輩達の言葉は届いていない。彼女は食べてしまう残酷な自分だったものに謝罪をし続けている。
 わかっていたことだ、弱者というのは、総じて自分勝手で、醜く醜悪な生き物なのだ。
 自分ひとりでは助かることも出来ず、縋りついた誰かまでも溺れさせる。
 人は生まれながらにして罪を背負うといったのは誰だったか、哀れなる人間の本質がそこにある。
 べしゃ、とユキオの汚物に塗れた手が服にかかる。
 服がじゅわりと音を立てて引きちぎられる。
 たいした力もかけずにユキオは私を剥いで行く。
 つんと鼻を突くにおいで理解した、胃酸だ。これでナイフや服や先輩達の中身を溶かしていたのだ。
 お菓子の包み紙をはぐみたいにあっという間に丸裸にされていく。
 ちぎれた服が椅子やロープに挟まっているのも気にせず、ユキオはとぷとぷと私にもお酢をぶっ掛ける。


872:拒食過食
08/07/02 15:27:03 TAisfF5r
「ゴメンナザイ、ゴメンナザイ、ゴメンナザイ」
 脳天から髪の中にしみこむお酢の感触から逃れたかった、ここは冷たい。打ちっぱなしのコンクリート、10月の冷気で足がじくじくと痛む。
「ああ、」
 扶桑ユキオの手があたしを漬け見上げた、溶けかけた表皮がぬらぬらと光る。
「うあぁぁぁぁ」
 刺すようなかゆみがぶすぶすと心を削っていく。
「あああああああああああああ!」
 気がつけば叫んでいた。由紀緒が目を丸くして手を止める。
「いやだ、死にたくない、たすけて! 母さん! お母さん!」
 みっともなく喚いた。ぼたぼたと涙を流す。暴れて椅子が倒れ、あたしは這うように出口を目指す。
「ゴメンナザイ」
 ごり、と這い蹲った私の頭が押さえつけた。
 それだけで私は動けなくなった。
 文字通りびくともしない。
 体重差は歴然としている。お相撲取だって、彼女よりは幾分軽いだろう。
 生きたまま食べられたくない、内臓を溶かされるなんて真っ平だ。手足を切り落とされるなんて耐えられない。
「ダイジョウブ」
 何かが頭に押し付けられ、
 パチン、と火花がはじけた。
 ヒューズが切れたのだと錯覚するかのごとき衝撃に、全身がびくりと大きく跳ねた。
 視界がまぶし過ぎてチカチカするし、音が遠い、倒れてるはずの床の感触がわからなのだ。
 感覚が消えたのは一瞬。
 ボリュームがついたとして、それを一瞬で1まで下げた感じ。触覚はまるでゴム越しのようで、視界がチカチカするのは瞳孔が極限まで開いて焼付けを起こしたのだと理解する。
「           」
 声はかろうじて聞き取れない。何かを発しているのはわかるのだが、ザリザリという音にまぎれて言葉として焦点が合わないのだ。
 しかし痛みはない。ぼんやりとした圧力と、首を前後に往復する加速度だけが微かにわかる程度。
 まぁ、なにをされてるかは容易に想像がつくわけで、
「…イジ…ブ」
 壊れたレコーダーみたいにかすれている、同じ言葉を執拗に繰り返す怪物のしゃべり方とあいまって、脳に届くには時間が要る。
 ざり。ざり。
 往復するたびに血しぶきがはじけて、ぴしゃ、ぴしゃっと床に線を引いた。

873:拒食過食
08/07/02 15:27:54 TAisfF5r
「ダイジョウブ、イイコト、思イツイタ、コレナライダグナイ」
 にんまりと笑う顔が大脳越しに見える。
 私は金魚よろし口をパクパクさせる。
 感覚はどれ一つ回復していないのに状況がクリアにわかるなんて嫌過ぎる。
「聞イダコトアル、脳ハ幾ラサワッデモ、痛グナイッデ」
 迸るほどの悲鳴を上げているはずなのに、かすれたように声にならない。
 ぼたぼたとよだれを撒き散らしながら、必死に振り返ろうと私はあがく。
 さっきから眼球が裏返りそうになるぐらい痛む。人間の体は自力で頭部を見ることができないのは百も承知だ。
 自分の体が何をされてるか、見えずに好き勝手されていてるのに人間の精神が耐えられない。
 今すぐ振り向かなければ、気が狂いそうになる。

 ざりっ!

 狂ったように暴れていたあたしの耳に、一際大きく音が響いた。
 ただそれだけであたしは一歩たりとも動けなくなった。
 動けば、こぼれる。
 自分の心音が耳に痛い。
 はぁー、はぁー、という呼吸音はもはや人を通り越して獣のように興奮している。
 横倒しの体が引き起こされる、プリンが器からこぼれてはならないからだろう。
 肌を触られるだけで電気が走る。緒へその下を胎からくすぐられてるみたいに体の中がざわついた。
 アドレナリンが止めなくあふれ出す。
 あの音を聞いた瞬間、一線を越えた。
 いかに人間というものがプライドとか人間の尊厳とか人格とかに雁字搦めになっていたかが良くわかる。
 理性というリミッターを失って、未加工の信号が無防備な感情に直接リンクする。
 正直な話、ここまでされてまで間壊れない人間の精神が少し恨めしかった。
 とうに気がフれているのに、意識はいまだ正確に自己を認識してる。
 だからがしりと後頭部ををわしづかみにされて、柔らかいものを呑み込む音を聞いたとき、本当に痛みは無いんだななどと場違いなことを思った。


874:拒食過食
08/07/02 15:45:38 TAisfF5r
「ヤッバリダ、指デスグッテモ、痛グナイ。ゴレデ、イダマナイヨウ、ニタベテアゲル」
 吐き気が止まらない。胸の中にどす黒い球体を押し込まれたみたい。心が鷲づかみされている。
 柔らかい、けれども強烈な握力。存在しな器官の異常を存在しない痛覚が訴える。
 大脳にもとより痛覚は存在してない、大血管にさえ触れられないなら、何をされてもそれを知ることは出来ないのだ。
 どんなに犯されても、どんなに涜されても、痛みもないまま、何もわからないまま死んでいく。
 そしてとぷとぷと注がれる■■■。
 自分の中に確かにあった言葉が欠落している。
 思い出そうにも雲を掴むようであり、
 ようやくにして私は失われたということを理解した。
 
 怪物ががつがつと、貪る。
「あうぅぅうぅぅ」
 もはや思考が言葉として意味を成さない。
 自分の意思に反して手足が跳ね上がる。痙攣なんて言葉では聞いていたけどまさか体験することになるとは思わなかった。
 体が思い通りにならないと気付く瞬間は、心底肝が冷える。
 走馬灯は流れない。たぶん思い出なんかは真っ先に“食べられ”てしまったらしい。
 そんなことをぼんやりと思う。
 意識は靄がかかったようであり、もう自分が眠っているのか覚めてるのかが区別さえ曖昧だ。
 こんなにも死にたくないと願っているのに、気の狂いそうなほどおぞましいのに、こんなにも穏やかなんてあんまりだ。
 眠気は鐘を打つようなものだ。遠くで遠雷のように、響いている。
 ちょうど照明を落とすように、一打ちごとに、灯りが消えていく。
 遠くの音に耳を澄ます。
 たぶんあたしは自分が事切れるまで、自分が眠っていることには気付けないのだろう。

875:名無しさん@ピンキー
08/07/02 15:46:48 TAisfF5r
以上です。お粗末さまでした。

876:名無しさん@ピンキー
08/07/02 21:34:03 tc6jiJjs
ちょっと解りにくいな…

877:名無しさん@ピンキー
08/07/02 21:58:04 HDzbFkGZ
スレを盛り上げるために貴重な時間を潰して書いたという点は評価出来るけど

DDDははっきりと設定を覚えてないんだけど
これはカニバリズムになるんじゃないかな?

878:名無しさん@ピンキー
08/07/03 00:07:10 u1CbJ7Xm
自分はカニバリズム大好きだヨ。\(^O^)/
またよろしく!!

879:名無しさん@ピンキー
08/07/03 18:27:08 ChGfwzYn
好きとか嫌い以前に単純に板違いって話

あくまでもここは、「少女・女性が化け物に捕食されちゃうスレ」だからね

880:名無しさん@ピンキー
08/07/03 19:35:24 /M3oaUf9
マァ、お堅い事言わずに。
皆で楽しみましょうヨ。(^O^)


881:名無しさん@ピンキー
08/07/03 21:12:17 xE7BjD9d
>>867の話ってスレ違いなのか?
全く気にならなかったぜ。
元ネタはどうあれこのスレ設定っぽく語るのは
ありだと思うぞ
とにかくゴチっす>>867
調味料かけて食すところがエロ過ぎ

882:名無しさん@ピンキー
08/07/03 22:55:17 FMvm6ipz
来週このスレ向きの洋画がやるな。
スパイダーパニックとか。

883:ちょっとふいんきを変えて
08/07/10 21:06:25 KWAcPhMg
その部屋にあたしが入居してからいくつかの奇妙な出来事が起こった

床においていたお菓子が翌朝には綺麗になくなっていた。

夜、買い物から帰って買い忘れがあったのでコンビニにいってたら
帰ったときには買い物袋から食料品があらかた消えていた。

床には買い物袋に入っていたはずの肉や野菜が転々と転がっていた。


そして、そのような状況を不審に思い、管理人に相談しようと思った翌朝
それは起こった。



「…ん…」


目が覚めたあたしは不思議な感覚を覚えた

体全体が変に涼しい

うっすら目を開けたとき、目の前に飛び込んだのは天井ではなく、壁だった

その壁に取り付けられていた鏡

そこに映っていたのは…

弓ぞりの体勢のまま手足が壁に埋まっている全裸のあたしの姿だった。

「!!!!」

叫びたかったが、声がでない。
悲鳴を上げてるはずなのに、ささやき声のようなにしかなってくれない。

何度も何度も叫んだが、それは変わらなかった。

目が覚めたあたしは壁の中に埋まった手足を引き出そうともがくが、
深く食い込んだ手足はビクともしない。

そのうち疲れ果てたあたしはぐったりと壁にはりついた体勢に身を任せるようになった。


884:ちょっとふいんきを変えて
08/07/10 21:07:22 KWAcPhMg
「ん!…やだ…動けないの?」
あたしは刹那に湧き上がる尿意を感じた。
こんなところで…やだ…やだ!
全身をバタつかせたが、どうにもならなかった。

そして…あたしは噴水なさがらにおしっこを床に向けて漏らしてしまった。


あたしは泣いた…
かすれそうな声で…


泣き疲れたあたしは、そのまま夕刻まで全裸のまま過ごした。

そのうちに手足の指先の感覚がないことに気づいた。
手足の途中までは鮮明に壁に埋まった感触はあるのに、その先はまったく感覚がなかった。

その理由に気づくのはその夜だった。

「・・・おなかすいた・・・」

ぼんやりと思っていると、壁に埋まる両手足に電撃に打たれたような衝撃が走った。

「はうっ!」

思わず叫びをあげたあたしは両手足の感覚を受けて
壁に固定させた体を痙攣させた。

両手足は電撃のような快感とともに徐々に壁の中にめり込んでいくが、
快感にさいなまれるあたしはそれに必死になっていて気づかなかった。

「ああぁぁぁ!!!」

かすれるような音量でもかまわなかった
とにかく手足から走る快感を受け止める術がほしかった。
壁に張り付いたあたしの体は何度も跳ね、股間からは透明の液体が洪水のように溢れる。

何度も何度も快感によって突き上げられた。

そして、何度も何度も達して…気を失った。

そして、快感が静まったとき、夜はすっかり更けていた。

あたしの手足は付け根まで壁にめり込んでいることに気づいた。
ほっそりした腕も、しなやかな足も、むっちりした肉感を持った太腿も壁の中へ消えていた。
手足の感覚はもうない。

「あたし、この壁に食べられてるんだ」

それが、月の光に裸身を照らされるあたしが達した結論だった。

885:ちょっとふいんきを変えて
08/07/10 21:08:00 KWAcPhMg
翌日

目が覚めたあたし。手足はやはり壁の中に消えたままだった。
「あたし、このまま食べられちゃうんだ」
そう思うとふと場違いなほど穏やかな想念が浮かんだ。

「次に食べられちゃうのって…お尻と…」

ふと股間に目をやる。

昨日漏らしてから、すっかり尿意は消えていた
それどころか、今朝から空腹も感じなくなった。
それより、食欲すらなくなっていた。

「そうよね…今のあたしはこの壁に食べられてるんだから。」
心のどこかで、壁に食べられるのを心待ちにしている自分がいた。

思い出すのは昨夜の、余りに強烈な体験だった。

「あれが…今夜もあるのかな」

そう思うと、壁すれすれに近づいている股間に潤むものを感じた。
「もう、こんな感覚を味わえるのも最後なのかな」
今日は、朝から妙に平穏な気分だった。

自分が食べられているのに…今夜を迎えると、お尻も腰も食べられるだろうに…

でも、それを心待ちにしていた。

はやく食べて欲しかった


886:ちょっとふいんきを変えて
08/07/10 21:09:16 KWAcPhMg
そして、待ち望んでいた夜が来た

太腿から腰全体に電撃のような快感が走る。
「!!」
先日のそれとは桁違いの衝撃があたしの腰を揺らす。
徐々に太腿からお尻へと壁に食い込まれていくのを感じる。

「あ!ああああ!あた…し…た…食べられて!!!る!」
股間から溢れる洪水は止められない。
そのうちぱっくりと秘裂が開いた。

敏感なところが壁に触れる

「は…はいっちゃう!あたしの大事なところが…!」
脳髄まで響くような快感の衝撃とともに、乙女の部分が壁の中に食い込んでいった

「~~~~!!!」

もう、言葉にならない。乳房を振り回しながら、お尻と、膣が壁に埋まっていくのを感じていった。
何度もあたしは背筋をのけぞらせて空中を跳ね回った。
何度も何度も膣を壁にめり込ませた。
そして、何度かのうちに膣の感覚は壁の中へ消えていった。

そして…ふたたびあたしは気を失った…


翌朝


あたしの下半身は完全に壁の中に消えていた

鏡に映るあたしはまるでレリーフのようだった。

すっかり動かなくなった体。もう、自分が二本の足で立っていたことすら思い出せない
一昨日と昨日の快感が、記憶を洗い流していた。

「もうすぐ…あたしは消えてしまう…」

恐怖感はなかった



887:ちょっとふいんきを変えて
08/07/10 21:10:22 KWAcPhMg
その夜。

胴体と肩から響き渡る快感はわずかに残ったあたしの体すべてを嘗め回した。

あたしは、あたしの体に唯一残った性感を感じる器官、乳房と乳首を
精一杯動かして、快楽を受け止めていた。
そして、充血した乳首を振り回しながら、快感におぼれていった。

食べられるのなら…消えてしまうのなら…せめて快楽の中で…

切ない視線は空中を泳ぎ、わずかに残った上半身は生の名残を全身で受けようとするかのように
動き回り、もはや残り少なくなった動く筋肉すべてで快感を受け止めていた。

昨日までなら、そのまま気絶していたかもしれない。

しかし、下半身を失った体は、快感への耐性を持ったのか、さらにあたしの体を高みへ上らせる。
それをあたしは何かに感謝した。
最後まで、快感を一滴残らず受け止めたかった。

上半身を食べつくされた後、あたしの後頭部が壁に触れる。
まるで、それが母親の胎内のようにしっくりとあたしの体を受け止めるのを感じた。

上りつめたあたしの快感におぼれる脳内に、それまで感じたことのない安楽が染み渡った。

薄れる意識の中、あたしの視界に入ったのは、首と乳房だけを壁から露出させたあたしの姿だった。

鏡の中に映る、月の光を浴びる首だけのあたしを美しいと思い…そのまま目を閉じた。



翌朝

部屋の壁は真っ白なまま朝の光を浴びていた。
床に広げられた液体は乾いて、その痕跡すらなくなっていた。

ただ、ベッドに広げられたパジャマとブラジャー、ショーツだけが
彼女がその部屋にいたことを物語っていた。


数週間後

住人が失踪した部屋に新しい住人が引っ越してきた

「うわぁ、綺麗な部屋。部屋も、壁も、凄く綺麗」
新たな住人となる女性は、鏡を壁に据え付けた。

「?」

彼女は背後に不思議な視線を感じた。

彼女の部屋に置かれたお菓子が消えはじめるのは、それから数日後のことだった。

888:名無しさん@ピンキー
08/07/10 21:58:29 Mc0xTI78
Gj!

889:名無しさん@ピンキー
08/07/10 21:59:34 UACTnAPK
すばらしい…乙でした、GJ!

890:名無しさん@ピンキー
08/07/11 20:00:59 L+elsww4
吸収ネタはやっは至高だな!
ごちそうさまでした。

891:名無しさん@ピンキー
08/07/14 08:42:40 FRo71uzt
GJ!
壁だけでここまでエロい捕食ネタ書けるとは
只者じゃないな


892:名無しさん@ピンキー
08/07/18 03:20:12 s0u5MMYi
保守がてら>>833のSSを希望。

893:名無しさん@ピンキー
08/07/24 00:46:22 3lJnUorN
たまには熟女バージョンも読んでみたい。
近所にも評判の美しい母美知子が息子の前で
捕食される・・というのは?

894:名無しさん@ピンキー
08/07/25 08:17:33 GgF6dW+R
書けば?

895:名無しさん@ピンキー
08/07/25 19:01:45 GZUfQSIS
・・・というのは?
・・・というおんは?

・・・というのは?
・・・というおんは?
よんでみたいよんでみたいよんでみたい

896:名無しさん@ピンキー
08/07/25 21:35:34 6x+pijha
夏だなぁ

897:名無しさん@ピンキー
08/07/27 16:13:12 YBcku5zI
確かに若い女は飽きた

898:名無しさん@ピンキー
08/07/27 17:01:42 WTIpAsBa
そうか?

899:名無しさん@ピンキー
08/07/27 22:36:08 IcGkozSv
自演乙

900:名無しさん@ピンキー
08/07/28 00:42:41 4eniPubr
化け物の気持ちになってみようぜ
若い子の方がおいしそうじゃないか?
若すぎる(0~10歳くらい)と肉付きはそんなによくないけど、軟らかくて、骨までいけちゃう
それなりに成長すると軟らかい上に肉付きもよくなってくる(11~14歳くらい)
もっと成長すると肉付きがよく、それなりに食感がよくなる(15~20歳くらい)
そして、さらにいくとそろそろ若さの限界か肉が硬くなりはじめるが、好きな人は好きな食感になる(21歳~30歳くらい)
って感じかな?

901:名無しさん@ピンキー
08/07/28 12:31:16 ZE1L5OUm
てぃーんえいじゃーがりょうもしつもよさそうでいいよね。

902:名無しさん@ピンキー
08/07/29 00:36:05 JH9sPMf2
少ない量を美味しく食べるのがグルメってもんよ
でも骨は簡便な

903:名無しさん@ピンキー
08/07/29 10:20:57 rKmpmkQr
つまり
>確かに若い女は飽きた
この自演はもっと幼い娘を出せという意味ですね

904:名無しさん@ピンキー
08/08/02 17:50:22 DIbt+YTK
脂肪の甘さを味わいたいなら乳房
筋肉の歯ごたえを味わいたいなら太腿
脂と筋肉を両方味わうなら尻
だと思うんだけどどうだろう

905:名無しさん@ピンキー
08/08/02 18:16:21 11ZkJmOj
このなかに本当に喰ったヤツがいそうでちょっと
URLリンク(moepic2.dip.jp)

906:名無しさん@ピンキー
08/08/02 19:29:42 vBhh2pbM
まぐろで思わず吹いてしまってディスプレイが茶で汚れた

907:名無しさん@ピンキー
08/08/02 19:36:24 DIbt+YTK
このスレに本物のバケモンが数匹紛れ込んでいることは
知る人ぞ知る話である

908:名無しさん@ピンキー
08/08/02 19:54:43 11ZkJmOj
>>907 自己紹介乙!
>>904 で喰った子は何歳? 脂肪の甘さをとかいってるから幼女ではないな。

909:名無しさん@ピンキー
08/08/02 21:37:29 JeME21Hk
>>905
>>907
もしかして、二人ともまだ人間なのか?
ここにきているやつで人間なんて君らくらいしかいないぞ

910:名無しさん@ピンキー
08/08/02 22:10:19 DRwQshVl
>>909
バカな奴だ、>>905>>907も化け物の皮を被った人間だという事に何故気がつかない。

ってあれ?何か違うのか?

911:名無しさん@ピンキー
08/08/02 22:18:40 IMG8DneK
人間の皮をかぶった化け物が多すぎて何がなんだか。

912:名無しさん@ピンキー
08/08/02 22:24:31 DIbt+YTK
なんという化かし合いだ
だけど人間だろうとバケモンだろうとこのスレにいる以上フレンドさ

913:名無しさん@ピンキー
08/08/03 00:22:31 sKT3HZgw
お前らの正体は解らないが、確実に心に化け物を飼っているな

914:名無しさん@ピンキー
08/08/03 00:53:59 xsqqr/4F
酒は飲んでも飲まれるな、化け物飼っても喰われるな
喰われなければ心の中でなにを飼っててもOKなのさ!



…自覚の有無の差は果てしなく大きいよ
本当の化け物は自分のことを化け物だなんてちっとも思ってないからな。

915:名無しさん@ピンキー
08/08/03 18:28:26 I5q2qcho
そうか…俺の心には化け物が…

916:名無しさん@ピンキー
08/08/04 09:06:14 4yLzXpkc
>>915
普通だって、生き物は何でも心に中に化け物がいるのさ。

917:名無しさん@ピンキー
08/08/05 07:50:05 Qpxk8JU0
心っていうか
顔がすでに化け(ry

918:名無しさん@ピンキー
08/08/06 03:58:59 xuj4bjJ7
『……これで被害者は……」
テレビの音が煩い。
『……警察の調べに……」
音が煩い。
『……犯行の……」
煩い。
『……目撃者の証言によると……」
煩い。煩い。うるさい。うるサイ。
『……そうです。まるで

      化け物のような

      バ ケ モ ノ



悲鳴がする。女が逃げている。若い女だ。顔は…よく分からないな。
ああ、大丈夫。捕まえたから。顔が見れた。
とても怖い顔をしている。怯えているのか?
…まぁいいや。まずは、胸がとても旨そうだったからそこから食べることにしよう。
服は邪魔だから爪で切った。一緒に肉も少し切れたけど、別に構わないだろう。
2つの膨らみの片方に齧りつく。口が小さいから一度じゃ食べきれないのが悲しい。
それに齧るごとに女の体がビクビクと動くから食べにくい。うるさいのも鬱陶しいな。
でもそれはしょうがない、いつものことだから我慢しないと。
何度も何度も齧って食べた。おっと、ちゃんと噛まないと。
柔らかそうな肉だと思ってたけど本当に柔らかい。そして、おいしい。
夢中で食べているうちに片方が無くなっちゃった。
すぐにもう片方に齧りつく。一瞬女の体がビクりと跳ねた。
けど気にせずに食い千切る。もちろんこっちもおいしい。
気のせいか女の動きが少なくなってきた気がする。食べやすくなってうれしいな。
胸の肉を食べきった。これでおしまいかと思うとちょっと残念だ。
女の顔を見るとなみだとよだれでベチョベチョだった。汚いなぁ。
べろりとなめてあげるとまたうるさい声がでてちょっとこうかいした。
そこからは思い思いに食べることにした
足のお肉に手のお肉、おなかのお肉に、おなかの中のお肉
おなかの中のお肉はちの味がこいけど時々とってもおいしいところがあるからきちんとたべる
たべもののおなかのなかをたべたらびくびくうごくのがとまってうれしかったな
それからおなかのなかもぜんぶたべてのこってるのはくびだけになって
くびが…首がゴロリとこちらを向くように転がって、血の気の引いた唇がわずかに開いたかと思うと


      バ ケ モ ノ


919:名無しさん@ピンキー
08/08/06 03:59:26 xuj4bjJ7

破壊音。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
荒く息をついて、男はその場に膝をついた。
目の前には元はテレビだった物体が無残に横倒しになっている。
液晶部分が完全に砕けており、もはやテレビとしての役目を果たさないことは明白だった。
だが、男はテレビの惨状に目を向けることもなく、頭を抱えて、何かを恐れるようにしゃがみ込んだ。
「俺は化け物じゃない…俺は化け物じゃない…俺は化け物じゃない…」
小刻みに体を震わせながら、狂ったオルゴールのように同じ言葉を呟き続けた。
「俺は化け物じゃない…俺は化け物じゃない…俺は化け物じゃない…」
歯をカタカタ鳴らし、何かに怯えるように延々と、延々と。
「俺は化け物じゃない…俺は化け物じゃない…俺は化け物じゃない…」
ふと、男は右腕を見る。
「俺は化け物じゃない…俺は化け物じゃ…ッ!?」

そこには毛深い獣の腕が―

「ウッ…アッッアアアアアアァァァアアアア!!」
男は絶叫した。
そして左手に手近にあったCDコンポを手に取ると、思い切り右腕に振り下ろした。
ベキャッ、と鈍い音が鳴る。腕が砕ける感触がする。
それでも構わずに何度も振るう。
ベキャッ、ベキャッ、ベキャッ、ベキャッ
ベキャッ、ベキャッ、ベキャッ、ベキャッ
ベキャッ、ベキャッ、ベキャッ、ベキャッ
…………
何回振り下ろしただろうか。
疲れたのか、男は使い物にならなくなったCDコンポを降ろし、荒く息をついて床に手を付く。

そして気付いた。右腕が見慣れた人間の腕であることを。

しばらくの間、荒く息をついていたが、すぐにそれは笑い声に変わった。
「…ハハ…ハハハハハ…そうだ、俺は人間だ、化け物じゃない。化け物なんかじゃ…」
笑っている男は気付かない。右腕が砕けているどころか傷一つないことに。
笑っている男は気付かない。自分はすでに化け物の領域にいるということに。
笑っている男は気付かない。もはや自分が狂っているということに。
そう、気付かない、気づけない。
だから―この次の言葉も違和感なく受け入れた。
「俺は化け物じゃない…化け物じゃないんだから


    ―また、人間を喰べに行こう―


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