少女・女性が化け物に捕食されちゃうスレat EROPARO
少女・女性が化け物に捕食されちゃうスレ - 暇つぶし2ch557:名無しさん@ピンキー
08/03/04 12:40:42 QpeKhoBG
「いやあ美味い美味い。しかし少し大きすぎて食べ難いぐらいだったな。
 今度はこの乳房を少しずつかじりとって食うか それともこの肉の一杯詰まった
 太ももから食うとするかな」

晩餐は続いた。悲鳴の中、娘は少しずつ肉を喰いちぎられ、その豊満な肉はみるみる内に減っていき、
最後にはほぼ骨だけとなった。彼はこれらの食事を、他の娘の目の前で
行っている。無論、最高の恐怖を煽るためだ。

ドラゴンは今日の食事にもとても満足であった。
食べかすを魔術で掃除すると、一日は終わり、再度眠りにつくことにする。


「さて…明日はどいつを喰おうかな?どの方角に狩りに行こうか…
 久しぶりに西の森の亜人種の肉を喰うのも良い。人間の子供を
 まとめて攫ってくるのも良い。 食べ方も工夫してみるか…
 人間のように、火で焼いてみるのもいいか?太い足を
 輪切りにしてハムのようにしてみるのもいいな」

彼のこれからの退屈な長い人生も、弱い者をいたぶり、ただ楽しむために
費やされていくのだろう。だが、それこそ地上最強の生き物である
所以であるし、本能なのかも知れない。
人間にとっての苦難は、まだまだ長く続くようだ。

おわり


558:名無しさん@ピンキー
08/03/04 12:41:35 QpeKhoBG

というわけで、極悪ドラゴンの日常でした。
前半でさらってきた娘、なんだかんだ食べてなくて済みません。
時間はかかってしまいましたが、書いてみるとなかなか
面白かったので、スレの活性化のためにも
また書かせていただけたらと思います。
次回は文章ももっと精進します。

それと、このおっぱい大好き極悪ドラゴンの他の日常などが
思いつく方がいれば、もしよければ是非とも書いてみてください。

559:名無しさん@ピンキー
08/03/04 20:47:47 QpeKhoBG
なんというか、いろいろとスマンカッタ

560:名無しさん@ピンキー
08/03/04 21:41:20 E3guHGRj
食事の描写はもっと長くねちっこい方が良かったかな

561:名無しさん@ピンキー
08/03/04 23:27:34 qirWVWeN
>>558
すごいよかった!
特に獲物と会話する辺りがいい

562:名無しさん@ピンキー
08/03/04 23:58:26 U7WRynTJ
文章が……と思ったけど読んでると慣れた
ドラゴンの拘りがツボを抑えてて素敵

563:名無しさん@ピンキー
08/03/05 01:12:45 pHbmVhoU
愛のある捕食ってのも良くね?
人間を好きになった魔物がその子と一つになる為に食べちゃうとか
もう人間は食べないって決めてた化け物が、飢餓に苦しむ自分の身を見かねて身体を捧げた少女をいとおしく思いながらも泣きながら食べちゃうとか

564:名無しさん@ピンキー
08/03/05 01:44:25 cML+PLlK
今週のバキがちょうどそんな話だったな。

565:名無しさん@ピンキー
08/03/05 02:05:53 7rMBL9Om
そういうのも悪くはないけど
やっぱり個人的には無理やりってのがいいかな

戦って敗れた戦士が悔しがっている子をとかいやいや叫んで命乞いをしている子をとか
そういうのが俺は大好きだ

566:名無しさん@ピンキー
08/03/05 02:35:58 sMurrK8s
>>563
ああ~ いいね
無理やりもいいけど、そういう捕食も好きだ

567:名無しさん@ピンキー
08/03/05 02:40:40 t6weaQWi
人間(主に少女)を襲って食べる魔物 (人食いの魔物だということを除くと見た目も言動も人間の
少女そっくり) が人間たちに捕獲されて生きたまま解体されて (魔物なのでなかなか死ねない)
食われるってのはどうかな。

568:名無しさん@ピンキー
08/03/05 03:02:50 7rMBL9Om
>>239 みたな感じかな?
あれはなかなかよかったと思う
あれの続きなんかを読んでみたいけど・・・流石に無理かな


>>545 を見習って
>>550 を書いてみてるんだけど・・・
やっぱり、なかなか難しいね
工程でいうと5分の1くらいを書いてみたけど
すごい読みにくい文になりそうだ

近々、頑張って上げれればいいと思っているけど・・・どうなることやら

569:名無しさん@ピンキー
08/03/05 03:05:11 m8m9Mb3e
>>563
それってまさに俺のツボだよ。

570:名無しさん@ピンキー
08/03/05 11:24:20 +tkDTnAi
みんなありがとう。恥ずかしかったけど勇気がわいてきた。
文章精進するよ。次回は狼獣人で行こうと思う。
基本生食いちぎり系で行くけど、食べ方に何か良いバリエーションとか無いかな?


571:名無しさん@ピンキー
08/03/05 13:50:36 +tkDTnAi
>>568
読みにくくてもいいから頑張れ!
職人が増えればスレが活性化するよ。

572:名無しさん@ピンキー
08/03/06 10:32:56 8gvhvQ0C
このスレの人間はみんな
自分が読みたい内容を必死に職人に描かせようとしている
そんな欲望を醜いほど溢れさせているな。

573:名無しさん@ピンキー
08/03/06 11:00:53 3K5ENwnS
まぁ、SSを投下しあったりしませんか?っていう主旨があるからね
それにこういったサイトやSSは元々の数が少ないだけにみんな飢えてるんだろうね
あと、単純に捕食といっても喰い千切り、料理、まるのみ、吸収、他にもどんな子がとか
いろいろとシチュエーションがあるし
出来れば自分の好きなものをみたいと思うのは仕方ない事なんじゃないかな?

まぁ、出来れば言うだけじゃなくて、自分でも書いてみるという選択肢を選んで欲しいところではあるけど・・・
ただ、自分もそうなんだけど・・・難しいんだよね
どういった感じなのかは頭の中では出来上がっているんだけど・・・
はやく甲殻みたいな電脳世界の時代がこないかな
あんな時代がきたらいくらでも妄想をアップするのに

574:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:23:48 3K5ENwnS
>>550 
を書くつもりだったんだけど、難しいくて・・・
気分転換に簡単なやつを書いてみた

批判はあるかもしれないけど・・・
まぁ、ネタだと思って・・・楽しんでもらえるとうれしいな
人生初の投下です

隊員A「駄目です、墜落します」
隊長「総員、衝撃に備えろ!」
隊員B「なむさん」
どごーーーーーーん


隊員A「被害を報告します、搭乗員15人のうち生存者は3人。
船の損傷は著しく、補修不可能だと思われます」
隊長「そうか・・・」
隊員B「酸素への適合は問題ありません。
ただ、落下した際に火災が発生し、食料が殆ど燃え尽きてしまいました」
隊長「そうか・・・食料は調達出来そうなのかね?」
隊員A「はい、比較的我々の生活環境に近い惑星のようで、動植物などが豊富です。
その点については問題なさそうです」
隊長「そうか・・・」
隊員A「ただ・・・我々とは大きく異なった。
我が星の牛に似た生物が2足歩行し文明を築いているようです」
隊員B「性格は好戦的で非常に凶暴。
いまだに進化途上の文明で各地で戦争や内紛が起こっているようで非常に危険です。
原住民との接触は可能な限り、控えた方がいいでしょう」
隊長「よし、わかった。それでは我々はこれより
母国の救助がくるまで原住民とは可能な限り接触を控えたうえで
生存のために食料の調達をおこなうとしよう」

575:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:25:44 3K5ENwnS
それから1ヵ月後・・・
いまだに救助はなかった
隊員A「隊長、正直、私は限界です」
隊員B「同感であります」
隊員A「この星の動植物は我々の味覚に適しておりません。
我々は満足な栄養を得ることが出来ません。」
彼らはみたこともないようないろいろな動植物を食べてみた
しかし、食べることが不可能ではないものの
あまりの味に満足な食事をすることが出来ないでいたのである
3人はこの星にきてから体重が10kg以上激減していた
もはや、食の確保は死活問題にすら発展していたのである
隊員B「隊長、牛を試させてください。」
隊員A「お願いします」
隊長「わかった・・・許可しよう」

日が沈んだ時間
ミッションはスタートした
3人は原始人の村、原始的な方法で固められた道の脇に身を隠し、獲物がくるのを待っていた
隊長「あれはどうだ?」
隊員A「駄目ですね。センサーの反応では老年期に入っているようです。
食べれなくはないと思いますが・・・味は期待しない方がいいでしょう」
隊長「ふむ、見分けるのが難しいな・・・。あれはどうだ?」
隊員A「雌のようですね。まだ成長しきっていないようですが、いいようです」
隊長「子牛といったところか・・・。よし、準備しろ」
隊員B「はい」
隊長「いいか・・・人通りは殆どないとはいえ、騒がれたら面倒だ。」
隊長「いくぞ・・・3、2、1、GO」
3人は構えた生物捕獲用のスタンガンを使った
ミッションはうまくいった
気を失った獲物は隊員Bの腕に抱えられている
隊長「よし、作戦成功だ。速やかに撤退するぞ」

576:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:32:38 3K5ENwnS
3人は獲物捕獲した獲物を宇宙船の調理室、調理台の上に寝かせた
隊員A「いよいよですね。
久しぶりにステーキが食えると思うとなにかウキウキします」
隊員B「私はしゃぶしゃぶを久しぶりに食べたいです」
隊長「よし、それでははじめるぞ」
その時、ぐったりしたままだった獲物の意識がようやく戻った。
「○△▼×●×▲○●▼■」
甲高い声で喚きたてる。
何を言っているかはわからないが、だいたいの想像はつく
隊長「隊員A、隊員B、暴れ始めたぞ、抑えろ」
2人の隊員が獲物の手足を押さえた
そして、隊長は手に包丁を構えると獲物をばらしにかかった
「●△■□●□▲▼」
獲物は甲高い声で何度も喚きたて
そして、しばらくしたあとに動かなくなった
隊員A「うまい!」
隊員B「こんなうまいものたべたことがない」
3人はステーキやしゃぶしゃぶなど思いつく限りの料理を堪能した
みな久しぶりに満足のいく食事をとることが出来た

その後、このようなことを何度か続け、救助をうけることが出来た
3人はこのうまい牛を何頭か捕らえると母国へとつれて帰り
そのうまさを政府の高官たちへ伝えた
大統領「たしかにこの肉はうまい。彼らが遭難したのはなんという星だったかな?」
高官A「銀河系にある地球という星のようです」
高官B「ニンゲンという生き物らしいですね。
雄はあまりおいしいものではないようですが
雌の味は我が星の牛と比べ物にはなりませんな」
高官C「大統領、我が星は深刻な食糧問題に悩まされています。
このニンゲンという生物は地球に何億と生息しているそうです。
地球進行へのご命令を・・・。ご決断をお願いします。」

そうして、我々の知らないところで、地球進行への作戦は着々と進んでいるのであった


以上です。
みてのとおり捕食関係の描写は殆どないです
そこを書くのが非常に難しいんですよね
今回は気分転換ということでこんな話を書いてみましたが
>>550 はもうちょっとちゃんとしたものを書くつもりです
気が向いたらこの話の続きか捕食部分を書き直したいな
なんて思っています

577:名無しさん@ピンキー
08/03/06 14:16:33 8gvhvQ0C
うーむ。
上でも言われてるけど、いったいどんな怪物が
捕食しているのか想像付かないし、
作者がどこら辺を表現したかったのかが
いまいち解らないな。

578:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:46:06 llqcmZpq
今晩は!
次は542で描いてみようかと思ったのですが、厨設定が
思いつかず、だいぶ違う内容になりました。
またもや食いちぎり系です。
>545の時より、文章が少しは良くなっていると良いのですが。

579:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:46:40 llqcmZpq
彼女はその夜、冒険の旅に出かけた。
年は14になったばかり、人が最もそう言うものに憧れる頃であろうか。
今日は満月の綺麗な夜だ。家に受け継がれる名剣を背に、
少女は誰もいない街へ飛び出す。

名前はサツキ。身長は少し高めか。くせっ毛混じりの栗色の髪を、
元気の良いショートヘアに切りそろえていた。
年と顔の幼さの割に体つきは良い方だ。胸当ての下には形の良い大きめの乳房、
丸く尽きだした腰…。将来を考えても、女性としての大きな
魅力を秘めていることが解る。だが、サツキは、普通の女性として生きるより、
冒険者として生きることに憧れた。

サツキは旅立ちこの日のために、こっそり自己流で術と剣の訓練を
積んできた。自分は強い。この街の同じ年の人間では、自分にかなう者はいない。
それに、この家に伝わる名剣があれば、どんな奴にだって勝っていける。
彼女はそう思っていた。そんな気がしていた。

「やっぱり、この時間じゃ、街には誰もいないか。誰もいない夜の街を歩くのって、
 凄くワクワクする!私はこんな街で終わる人間じゃ無い。魔物を沢山倒して、
 国中に知られるようなすごい人になるんだ!」

背中の剣はサツキの体格には多少重かったが、その分とても頼もしい。
サツキの頭の中は、伝説の英雄のように、得意の魔術と、華麗な剣捌きで、
ばったばったと強敵を倒していく。そんな想像でいっぱいだった。


580:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:47:45 llqcmZpq
サツキがなぜこんな夜に旅に出たのかというと、
大人達に止められないようにするためである。
「みんな私の才能と強さが解っていないんだ。」
外は危険だって言うけど、そんなのは理解しているつもりだ。
それに、魔物も怪物も出ると言っても、ここら辺ではそんなに危険なバケモノの話は
聞かない。
とりあえずは南の方にある、ここより大きな街へ行こう。大きな街には、
情報があるはず。まずはそれを足がかりにしよう。

街の門は閉まっているだろうし、門番が居るかもしれない。
サツキは前より知っていた、街はずれの城壁の裂け目に体をくぐらせ、街の外に出た。
防犯上問題があるように見えるが、修復費をけちるほどこのあたりは平和だということでもあった。
サツキの楽観的考えもその影響があるのだろう。
 
街の外には月明かりに照らされた静かな草原が広がっている。
海からの涼しい風が、短い髪を撫でた。
サツキはこれ以上ない開放感を味わっていた。
「綺麗な月と気持ち良い風…精霊が私の旅立ちを応援してくれてるのかな?」

新たな門出に幸先の良いものを感じたサツキは、体をいっぱいに伸ばし、
やるぞ!という情熱を体に漲らせ、そして冒険の第一歩を踏み出した。


581:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:50:12 llqcmZpq
広い草原の道を、2時間ほど歩いただろうか。
自分の街の光ももう見えなくなった。南の大きな街には、ちょうど明日の
午前中ぐらいには付くだろう。
満月の光は、今晩中は足下を照らしてくれるはずである。
サツキはまだわくわくとした気分で道を進んでいた。
風下から忍び寄る大きな影にも気づかずに。

「スライムか大蝙蝠ぐらい出てこないかな~。さっそく退治して上げるんだからっ!」
少し退屈になってきた彼女の独り言だった。もちろん返事があるとは考えていない。
「そうかそうか、それならもうちょっと大きい獲物はどうかな?」
低いくぐもったような声に、サツキは驚いてあたりを見回す。
ここまでの道のり、人一人見かけることはなかった。
「だ…誰ですか?」
「ここだよ、ここ。ニンゲンのメスが一人で歩いて居るもんだから、どれだけ腕が立つかと
 観察してたんだが、さっぱり気づかねえんだからな…。」
サツキが声のした方を振り向くと、道脇の岩陰より、
大きな黒いものが現れた。
「今なら誰からの邪魔もはいらねぇし、じっくり楽しめるなあ」
魔獣であった。その二本足で立つ狼は、体格はサツキの倍ほどもあった。
毛皮に包まれてはいるが、体は強靱な筋肉に包まれているのが解る。
そして何よりも人語を喋る事こそが、ただの獣とも違う恐ろしい
魔獣であることの証明であった。
「なんで…こんな所に!こんなの…居るはずが無い!」
目の前の現実に、サツキは目眩を覚えた。

これが誰かの手の込んだ悪戯で、中に友達でも入っているなんてことは…
あり得ないだろう。一瞬現実感を無くし、自分の都合の良い可能性を探してしまう。
しかし、今この最悪な逃避しようのない現実は目の前にあるのだ。

582:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:50:36 llqcmZpq
対するは10メートル先。サツキは荷物を降ろすと、震える手で背中の剣を抜いた。
「今更剣を抜くのか。後ろから何も言わず、
 ズバっとやっちゃっても良かったんだけどな?」
なお狼は余裕を見せる。それだけの力量差か。
だが、余裕と油断を見せている相手には、まだ勝ち目がある!
サツキにもそれなりの才能はあった。心は震え、パニックになりかけてはいたが、
術の準備をしていたのだ。相手が話し終えるかという所、顔面に向けて、
指先より見えない刃を放っていた。

バチィッ!
術は油断していた狼の目に見事に命中する。その瞬間、サツキは飛び出していた。
「グルォォオオオ!」
魔獣は顔を押さえ、人語ではない、本来の声で叫ぶ。
サツキはこの恐ろしい獣から逃げられる自信も、その術の一撃だけで相手を倒せる自信も無かった。
だからこそ、勇気を振り絞り、その剣でとどめを刺しに立ち向かったのだ。
剣をまっすぐに構え、渾身の付きを繰り出す。
すべては一瞬のことだった。名剣は魔獣の体に突き刺さっていた。

勝った…っ!

「なあんてな」
術で大きくダメージを受けていたはずの魔獣は、軽く腕を振る。
サツキが勝利を確信した次の瞬間、名剣は真っ二つに折れて跳ねとばされていた。
先ほどの術で、目に大きなダメージを受けていたのではなかったのか。今刺さった剣のダメージは?
「まあ、おかげでかすり傷をおっちまったな」
サツキの渾身の術も一撃も受けてなお、魔獣はほぼ無傷だった。
魔獣の恐ろしさは、その魔力で自分の体を強靱なものにしている、という所にある。
これが他の獣や魔物と一線を画す要素だった。その体は名剣の一撃をもはじいたのだ。

583:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:50:56 llqcmZpq
もうダメだ。絶対に敵わない。逃げなくちゃ…!
武器を失ったサツキは逃げだそうとするが、足は言うことを聞かなかった。
「今度はこちらの番ってな。動きを術で封じさせてもらったよ。」
サツキの真の恐怖はここからであった。

狼の魔獣は動けなくなったサツキを軽々と肩に抱えると、道を外れ、草原の奥へと進む。
術も使えない。体もほとんど動かない。なんとか首を動し、狼の顔を見ると、
真っ赤にさけた口で舌なめずりをしていた。
魔獣が人間を襲う理由。間違いない。この狼は人目の付かない所に私を運び、
そこでゆっくりと私を食べるつもりなのだ。
「さあて、ここら辺にするかな」
道から外れた開けた場所まで運んでくると、狼は担いでいたサツキを丁寧に降ろした。

ここまで来てしまえば、遅い時間もあいまって、偶然通りかかり
助けに来てくれる人間はいないだろう。絶好の食卓というわけだ。
高度な金縛りをうけたのか、どんなに気力を振り絞っても、体は言うことは聞かない。
思考を止めてしまいたいほどの絶望と恐怖が、サツキの心を満たしていた。

「さて、邪魔なものは外してもらうかな」
横たえられたサツキの着る、スカートもシャツも下着も、丈夫な皮の胸当てでさえ、
魔獣の爪に引き裂かれていく。あっという間に裸に剥かれてしまった。
月明かりが、美しく盛り上がった乳房、まだ毛の生えていない恥丘、
なだらかなお腹、肉付きの良い両足を白く照らし出す。

「ククックガハハ!思った通り旨そうな肉付きだな!」
目の前のご馳走に、嬉しそうに下品な笑い声を上げると、魔獣は野生の狼の姿そのままに、
地面に前足を付け、四つんばいでサツキの匂いを嗅ぎだした。
サツキの体に、なまぬるいものがぽたぽたと垂れる。
ご馳走を前に我慢できず溢れる唾液だった。
食べ物を前に喜ぶその姿は狼と言うよりも、まるで犬のようであった。

584:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:51:24 llqcmZpq
「こんなに良い獲物は久しぶりでなあ…!俺は若い女の肉が大好きなんだ」
狼の顔は目の前にあった。サツキの頭をひと囓りできそうなほど大きな口が
開くと、そこには月の光に白く輝く、鋭い牙が並んでいた。
「こ…殺して…ひと思いに」
サツキは涙を流しながら、覚悟の言葉を述べる。だが魔獣はその願いを叶えることはなかった。
「そんなわけにはいかねえ。生きたまま喰らうのが一番美味いんだからな」
そう言うと、狼はその下でぺろりとサツキの大きな乳房を舐めあげた。
柔らかい張りの良い乳房は、狼の大きな舌が撫でるたび、プルンっと震える。
サツキにはもう泣くことしか出来なかった。

味見をしているのか、ぴちゃぴちゃとじらすように狼はサツキの全身をなめ回していた。
そして、サツキの体を掴み足を自分の方向に向けると、
「さて…まずはここから食べるかな。」
狼は口元をつり上げ、まるで人間のようにいやらしく笑うと、サツキの足をこじ開け、
その性器をぺろんっとなめ回した。
「ひゃうっ!!」
サツキは意外な感触に思わず声を出す。
まだ汚れを知らない性器は、未だ毛は生えておらず、ぷっくりとふくらみ閉じた大陰唇は、
まるで幼い少女のようであった。
狼が乱暴にぴちゃぴちゃとなめ回すたび、ぷにぷにとその
形を変える大陰唇の柔らかさはは、まるで餅菓子のようであった。
「あっ…  あっ…やだ…」
サツキは下半身からくる気持ち悪いような、良いような、ぞくぞくとした、
なんとも不可解な感触と恐怖に、思わず失禁してしまう。
ちょろちょろ…
尿が狼の顔を濡らした。サツキの鼻にも、尿の香りが漂ってくる。
「この俺に小便をひっかけるとは、なんとも生意気だな。」
狼はそうつぶやくと、尿で濡れたサツキの性器をもう一回ぺろんと舐めると、
そのふくらみに食らいついた。

585:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:56:26 llqcmZpq
「きゃああああああっ!」
悲鳴を上げるサツキ。狼は両前足でサツキを押さえつけると、強靱な
顎と首の力で、その肉を食いちぎった。
「ひぎぃっ!!!」
食いちぎった傷からは白い骨が見えていた。溢れた血が草原を赤く染める。
狼は食いちぎった肉片を、口元から無骨な手に持ちかえると、
まるで人間が干し肉を喰らうように、少しずつ食いちぎっては
くちゃくちゃと美味そうに咀嚼する。
大陰唇の脂肪が甘みとなり、小陰唇とクリトリスのこりこりとした
食感が良いアクセントとなって歯ごたえを感じさせていた。
例えるならば二枚貝の刺身といったところか。

「グヘ、グヘヘ…美味いなあ。やっぱり女の肉がサイコーだ。」
 ゴクリと飲み込んだ肉が、のどを通っていくのが見える。

狼はまた獣のように四つんばいになると、今度は性器の直ぐ下の、右足の柔らかい内腿に
食いつき、顎と首の力で食いちぎった。たっぷりとした肉感が口の中を満たす。
肉厚のステーキを食べるような満足感だ。
「脂もよくのってる。そしてこれ以上なく新鮮と来れば、サイコーの骨付き肉だな」
狼は目の前の美味しい肉にゆっくりと食事を楽しむ我慢が出来なくなったのだろう。
ガツガツと右足の腿を獣のように食べ始めた。
「痛い!痛い!やめてぇぇぇぇぇ!!」
サツキが絶叫しても、狼はかまわず食事を続ける。
サツキはもう右足の感覚がなくなっていた。肉のたっぷりと付いていた
腿はほとんど無くなり、大きな白い骨が見えていた。

586:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:56:55 llqcmZpq
たっぷりと肉を食い終えた狼が次に目を付けたのは、年の割に大きな
乳房だった。
「さてと…特に俺はこれが大好物なんだ」
大きな口でばくりと左の乳房に甘噛みすると、その肉の柔らかさを
量るようにゆっくりと牙を食い込ませる。そして力を込めると
ブツン!
今度は腿や性器の時と違い、顎の力だけで食いちぎる。
大きな胸のあった所は、真っ平らになり、肋骨が見えていた。
「ああ…私のおっぱい…無くなっちゃった」
痛みの中、直ぐ目の前の女性のシンボルである乳房が無くなったことに、サツキは喪失感を覚えていた。
狼は好物の甘い肉をグチュッグチュッと下品な音を立てて
咀嚼している。若い乳房の肉は、もちもちとした薄い皮膚が破れると、
そこから甘い肉汁が溢れ、狼の口の中を満たした。
凶悪な魔獣の顔が、その肉の旨味に思わずほころぶ。
狼はその食感が無くなるまで長い時間をかけて、口の中で咀嚼し、味わった。
名残惜しそうに飲み込むと、また隣の盛り上がりを食いちぎり、同じように
じっくりと味わって、飲み込んだ。

ここまで肉を食われ、血を流しても、少女はまだ生きていた。
新鮮なまま食事が出来るように、なかなか死なない魔術がかけられていたのだ。
狼は最後のしめに、その大きな臀部に食らいついていた。
剥き卵のように美しい曲線を帯びた尻肉は、柔らかいながらも歯ごたえがあり、
腿や乳房とも違う美味を持ち合わせていた。
「ずいぶん大人しくなってしまったが、褒めてやろう。お前の尻肉も
 最高に美味いぞ。 しかし、この土地に来たとたん、まったく良い獲物に
 巡り会えたものだ。」

587:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:57:18 llqcmZpq
サツキはぼうっとした頭で考えていた。まさかこんなに早く冒険が終わっちゃうなんて。
こんなはずじゃ無かったんだけどな。私は運が悪かったのかな。
普通に街で女の子として暮らしていけば良かった。自分は世の中を甘く考えていたんだ。
頭の中をいろいろな後悔がよぎる。だが、こうなってしまっては
もはやどうしようもなかった。

気がつくと狼はサツキの乳房、尻肉、腿、性器と美味しいところだけ食べて
居なくなっていた。
「一体、誰が私にとどめを刺してくれるんだろう」
空は明るくなっていた。
サツキの残りの肉は、スライムや大蝙蝠、小動物が片付けてくれるだろう。

少年少女の胸をわくわくとさせるような英雄伝の
裏でも、現実このような凄惨な出来事も多かったであろう。
決して伝説には残らない、たったの2時間で終わった、
一人の少女の冒険譚であった。

おわり

588:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:59:32 llqcmZpq
意外と長くなりましたー。
サツキちゃんの人生は、星をみる人のようなクソゲーだったわけです。
捕食の描写が難しいです。前とほとんど変わっておりませんね。


589:名無しさん@ピンキー
08/03/07 08:24:58 uXCzRJKl
>>588
ドラゴンの話の人?
すげーいい。ごちです

てかこのスレの活性化のために必要なのは良作へのおしみない拍手ジャマイカ?

590:名無しさん@ピンキー
08/03/07 20:46:27 9hQ8tWM+
やっぱり丸呑みじゃないと勃たんな、
体内保存するなら更に勃つ。

591:名無しさん@ピンキー
08/03/07 21:52:24 y14NHW38
>>588
すごく興奮させていただきました!
GJです

食いちぎり系が好きなので
妄想を書きたいなと思っていますがなかなか・・・

自分は、女戦士が雑魚のゴブリンに負けて
屈辱的に食い殺されるのが非常に興奮します




592:名無しさん@ピンキー
08/03/07 22:42:20 wFf4fuDI
>>588
これは良い捕食
GJでした

自分も食いちぎり系かな

593:588
08/03/08 18:39:05 uKEZWfIg
感想どうもありがとうございます!少しでもスレの活性化になれば
良いと思います。
次の話も食いちぎりでのんびり考えたいと思います。
上でもあがりましたが、食いちぎり表現にあまりバリエーションがないので
何かネタとかありましたらアイディア下さいませ。



594:名無しさん@ピンキー
08/03/09 04:33:26 np0RpAjS
591ですが
オークと女戦士の絡みを書いています
自分足フェチで足を責める描写も入るのですが
投稿してもいいでしょうか?

いつになるか未定ですが・・・
もちろん食いちぎり系です



595:名無しさん@ピンキー
08/03/09 09:20:20 FHRXKCMe
足にこだわっているとな?
とても面白そうだ!
がんばれ!

596:名無しさん@ピンキー
08/03/09 14:30:14 7Rp1FBon
591です

>>595
頑張ります
書き上がりましたら、投下したいと思います
ちょっと偏り気味かもしれませんが
やってみます


597:名無しさん@ピンキー
08/03/09 18:11:46 F1/5vFpv
おいらも食いちぎり系大好き

598:名無しさん@ピンキー
08/03/09 18:48:53 eW/WM7Lk
執筆頑張って。
世の中には丸呑み系の人が多いけど…
こっそりやっていきましょうや。

599:名無しさん@ピンキー
08/03/09 20:55:28 FHRXKCMe
足フェチに対して尻フェチでプロット考えてみた
迷宮探索に来た女冒険者は落とし穴に引っかかってしまう。
間一髪、落っこちずにすむのだが、お尻がはまって
出られなくなってしまった。
一方下の階では、首の長いドラゴンが
天井にむっちり美味しそうな肉を見つけ…

てなかんじの食いちぎり系で。

600:名無しさん@ピンキー
08/03/10 03:18:45 EmGOC08Z
>>599
エロいな。
個人的には、落とし穴の部分を汲み取り式便器に
したら、もっとエロいと思うのだが。
素肌だしな。

601:名無しさん@ピンキー
08/03/10 10:15:34 2FiU86MT
お前帰れ

602:名無しさん@ピンキー
08/03/10 15:12:21 dpz/ARbb
ダンジョンの奥にくみ取り式便器は無いだろう…

603:名無しさん@ピンキー
08/03/10 18:09:22 f/a9bZaK
「あんっ、んんっ……」
下半身を呑み込まれ、触手で秘部を弄られる快感に悶えながら、少女は叫ぶ。その間にも、少女の身体は触手の口へと吸い込まれていく。
「おいおい、落ち着けって。そんなに暴れるな」
「あ、あんっ、だって……気持ちいいんだもん……」
いや、少女は自ら裸身を触手の口に沈めていた。触手は少女の身体を嬲り、少女は口の中に下半身を沈めていく。自らが食べられているという状況に、
少女は恐怖するどころか、歓喜と恍惚の表情を浮かべていた。なぜこんな状況になっているのか。
事の始まりは一時間ほど前に遡る。少女はこの近辺では有名な落ちこぼれ魔法使いだった。そんな少女の前に、たまたま成功した召還魔法により、
ミミズとも芋虫とも取れない触手の塊のような不気味なモンスターが現れた。その不気味な姿に最初は戸惑っていた少女だったが、その触手は
見た目に似合わず優しい心の持ち主で、今まで独りぼっちだった少女に初めての味方になってくれた。そんな触手に対して、少女が心も身体も
開くのに、そう時間は掛からなかった。少女はその身を触手に捧げ、その日から、少女と触手の肉欲の生活が始まった。今までの寂しさを
埋めるように、少女は触手と様々なプレイを楽しんだ。
しかし悲しいかな、人とは飽きる生き物である。最初は刺激があったものの、今やマンネリ化してしまったプレイでは、少女を満足させることは
できなかった。そんな毎日が退屈になりかけていたある日、少女は触手の口を見てあることを思いつく。
(触手くんの口の中って、気持ちいいのかな)
触手の口の中には、歯や牙といったものは一切なく、代わりに表皮を覆っている以上の大量の触手が生え揃っていた。もしも自分が触手に
食べられ、口の中の触手に犯されたら、今以上の快楽を得られるのではないか。そこで少女は、触手に自分を食べてくれるようお願いした。
もちろん、本当に食べられたいわけではなく、口の中で犯してもらいたいだけだ。それに、まさか触手が本当に自分を食べるとは思っても
いなかった。そして少女は触手に食べられ、口の中で快楽を貪っているところであった。

604:名無しさん@ピンキー
08/03/10 18:09:48 f/a9bZaK
「あっ、ああんっ、んんっ、ふわぁ……」
少女は今自分がどういう状況なのかも忘れ、快楽に浸ることに夢中になっている。と、突然少女を弄んでいた触手の動きが止まる。
「ねえ、止めないでよー。もっとわたしで遊んでよー」
「いいけどよ。最期に聞くぜ。お前、俺に食べられたいんだよな」
「うんー。食べて食べてー」
「……そうか、分かった。」
そういうと、再び触手が動き始めた。ただし、さっきまでの少女の身体を陵辱する動きと違い、まるで食べ物を呑み込むかのような動きで少女の身体を
引きずり込んでいく。
「あ、あれ……触手くん、わたし、食べられてるよ。ちょっとまずいんじゃないかな、これって」
「何いってんだよ。さっき食べてっていってただろ。だから食べるんだよ。お前をな。」
「え…? 何いってるの、あんなの冗談だよ。本気にしないでよ、ねえ。」
もちろん少女は本気であんなことをいったわけではなく、あまりの快楽に頭の中が麻痺していただけに過ぎない。しかし、少女の言葉を無視し、
触手は少女の身体を呑み込んでいく。もはや少女の身体は全て飲み込まれ、頭だけが口から出ているだけとなっていた。
「ね、ねえ、何でこんなことするの? わたし、あなたのこと大好きなのに」
「ああ、俺も好きだぜ。だから食べるんだよ」
「わからないよ。それってどういうことなの?」
「俺はどうやら他の触手と違って変わり者でね。人間を妊娠させられない変わりに、性欲と食欲が同じものとして感じるようにできてるらしい。
ま、簡単にいえば、犯したい相手=食べたい相手なのさ。それに、あれだけ犯りまくってたのに子供ができないなんておかしいと思わなかったのか?
どんなに低能な触手でも人間の雌一匹孕ませることくらいはできるはずなのによ」
「そんな……ずっとわたしを騙してたの、わたしのこと好きじゃなかったの!?」
「騙してなんかいないさ。お前のことは、今でも大好きだぜ。でもな、お前への愛は俺の食欲でもあるんだよ。お前は久しぶりに出会った上玉だ。
本当はもっと成長してからいただくつもりだったが、お前がどうしても食べられたいっていうからな。望み通り今お前を食べてやるよ。俺自身ももう
我慢の限界だしな。今だから言うぜ、俺はずっと前からお前のことを食べたくて仕方がなかったんだよ!」
「そんな、嫌だよ、食べられるのなんて! いい加減にしないと、怒るよ!」
「ああ、存分に怒ってくれ。俺に食べられてお前が死んだら、もうお前の声を聞くこともなくなるからな」
「え、死ぬって……」
「おいおい、わかってなかったのか? 食べられるってのはそういうことだろが。お前はこれから俺に呑み込まれて、胃の中でドロドロに溶かされて俺の
栄養になるんだよ。溶かされて生きてる人間なんて普通いないからな。ああ、逃げたかったら逃げてもいいぜ。ま、逃げられたらの話だけどな」
「……っ!?」

605:名無しさん@ピンキー
08/03/10 18:10:32 f/a9bZaK
今更ながら、少女は自分が陥っている状況が危機的なものであるということを理解した。見る見るうちに顔が恐怖でひきつっていく。
「や、やだ、死にたくない、死にたくないよぉ!」
顔からボロボロと涙を流し助けを呼ぶが、誰も来るわけがない。と、狙ったかのように下半身への陵辱、及び呑み込み行為が再開される。
「や、やだぁ、あっ、んんっ、こんなときに、んぁぅ……」
呑み込まれた身体は、口の中の触手で全身を弄ばれている。その経験したことのない快感に耐えながら、少女は必死に叫ぶ。
「やだ、死にたくない、死にたくないよ……」
「何で死にたくないんだ?」
「え?」
「お前みたいな落ちこぼれの味方なんて、俺以外にいないぜ。どこにいっても役立たずで邪魔者扱い。生きてたって仕方ないと思うけどな」
「で、でも……」
「それに、お前は食べられることに恐怖してるようだが、ひとついいことを教えてやろう。俺の胃の中には口以上にたくさんの触手が詰まってる。俺の
体の中に入れば、今以上の快楽が得られるぜ」
「今、以上の……でも……」
「それに、遅かれ早かれ人間いつかは死ぬんだ。だったら最高に気持ちいい思いしながら死んだほうがましじゃないのか?」
「そう、なのかな……」
「そうそう。それにここでやめて逃げ出しても、俺様の触手を忘れられずに結局ここに戻ってくると思うしな」
「……」
触手の言うとおりだった。いくら心で否定しても、身体は求めていた。呑み込まれるたびに、身体は快感に忠実に反応する。涙よりも、少女の
秘部から漏れ出る汁こそが、少女の本音であることは一目瞭然だった。
「で、でも……」
「ああもうしつこいな。食われてみれば分かるって」
「ちょっと、まっ……」
そういうと触手は、少女に触手を絡め、一気に体内へと引き擦り込んだ。

606:名無しさん@ピンキー
08/03/10 18:11:14 f/a9bZaK
それから数分後。
「どうだ、俺の中は?」
「ふわぁ……うん、すっごく、気持ちいいよ……」
少女は、触手の体内で弄ばれていた。その顔から恐怖は消え去り、ただ夢中で快感を貪るだけとなっている。
「な、いった通りだろ。最高の快楽が味わえるって」
「うん、そうだね。なんだか食べられたくないって言ってたのがバカみたい。ありがとう、触手くん。わたしのこと食べてくれて」
「な、なんだよいきなり」
「だって、こんなに気持ちいいんだもん。触手君に食べられなかったら、わたし、一生満足できずに死んでたかも。大好きだよ、触手君」
「ああ、そうだ、俺の消化液には催淫効果が含まれてる。他にも、獲物の痛覚神経を快感神経にして全身を性感帯に変える効果がある。
消化液に浸かれば、今以上に気持ちよくなれるぜ。」
「ほんとに? 出して出してー」
「もっとも、それに浸かればお前の身体は溶けてなくなってしまうけどな。どうする、やめとくか?」
「どうせわたしがやめてっていってもやめないくせに。それに、わたしはもう助からないんでしょ。わたしのことが好きで食べるんなら、
一口も残さず綺麗に食べてほしいな」
「そうか。じゃ、さっさと消化液出して、お前を溶かすとするか」
そういうと、触手は体内の肉壁からドロドロの液体を放出しはじめた。少女は顔にかかった液体を舐めてみる。
「ふわぁ、甘い……それに、何だか不思議な感じ……」
「ほら、足の方見てみろよ」
「え……うわぁ……」
少女が足を見ると、消化液に浸された足は既に溶けてなくなり、さらに量を増す消化液によって、脛の辺りも溶け始めていた。
「ふわっ、何……溶けてるのに……気持ちいい……? ううん、溶けてるから、気持ちいいんだ……」
消化液の効果で、自分の身体が溶けていくという異常な光景に、少女は目を潤ませて喜んでいた。もっと自分の身体を溶かしてもらおうと、
必死に消化液の中に浸かろうとする。
「おいおい暴れるなって。ま、こうやって、獲物を快楽で縛り付けて、その間に食べてやるってわけだ。それにしても随分気に入ったみたいだな。
消化液の効果とはいえ、自分から溶かされたがるやつなんて、お前が始めてだぞ。わかってんのか、全部溶けたら、お前死ぬんだぞ」
「だって、気持ちいいんだもん。死ぬのがこんなに気持ちいいなら、わたし、死んでもいい。ううん、わたし、死にたい」
とても、涙を流しながら死に恐怖していた少女の言葉とは思えなかった。少女は今、心から自分の死を望んでいた。
それほどまでに触手が少女に与えた快楽は強烈だったのだ。

607:名無しさん@ピンキー
08/03/10 18:11:47 f/a9bZaK
数時間後、少女が自ら消化液に浸ったことにより消化作業は一気に進み、今や少女は首だけとなっていた。その首は触手の一本と繋がり、
そこから養分を得ることでなんとか生きている状態である。こんな状態になっても、少女の顔から幸せの微笑みが消えることはなかった。
「ねえ、触手君、わたしの身体、おいしかった?」
「ああ、うまかったぜ。こんなことなら、もっと味わいながら食べるんだったぜ」
「ふふ、ありがとう。ねえ、考えたんだけど、わたしきっと、触手君に食べられるために生まれてきたんだよ」
「ほんとにおかしなやつだな。もうすぐ死ぬってのに」
「ううん、わたしは死なないよ。溶かされたわたしは、これから吸収されて触手くんの体の一部になるの。好きな人とひとつになれるなんて、
最高に幸せなことだよね。だって、わたし今、すっごく幸せだよ」
「ま、お前がそれで満足ならいいけどよ」
「でも、これでお別れってのも何だか寂しいね……。あ、そうだ。いいこと思いついた」
そういうと、少女はひとつの呪文を唱える。一瞬、何かが光ったが、それだけで、他に何かが起こる気配はなかった。
「……? 何をしたんだ」
「これはね、絆の魔法っていって、愛し合うふたりが死んでしまっても、来世で必ずめぐり会えるようになるの。簡単にいえば、ふたりが永遠に
恋人でいられる魔法だよ。ねえ、生まれ変わったわたしに出会ったら、またわたしを食べてくれる?」
「俺は構わないけどな、いいのかお前は?」
「うん。だってわたしの身体、食べられる快感を覚えちゃった。きっと生まれ変わっても、その快感を求め続けると思う。でも、あなた以外には
食べられたくない。わたしの身体は、あなただけの食べ物。わたしを味わっていいのは、あなた一人だけ。
だからわたしは、あなたに食べられるためだけに存在するの、永遠にね。」
「……さっきの魔法、呪いの間違いじゃないのか?」
「あはは、そうかもね。でも、こんな幸せな呪いなら、わたしは喜んで受け入れるよ。」
「でも、どうやってお前だってわかればいいんだ?」
「それなら大丈夫だよ。わたしははあなたに食べられるために生まれてくるんだもの。美味しそうなわたしの身体を見れば、一目でわかるはずよ」
「そっか。さてそれじゃ、デザートの頭でもいただきますか。」
「はい、召し上がれ」
触手は、少女の頭を消化液に浸した。幸せな顔のまま少女の頭は崩れ、消化液の中へと消えていく。そして少女の命は、触手の体内へと消えていった。

608:名無しさん@ピンキー
08/03/10 18:12:17 f/a9bZaK
それから数百年後、暗い森の中を一人の人間が歩いていた。その森は最近謎の怪物が現れ、迷い込んだ多くの旅人が犠牲になっていると
噂の森だった。そんな不気味な森の中を、その人間は何の装備も持たずに進んでいく。
「おい、待ちな」
突然、声を掛けられた。しかし、何処を向いても、声の主は見つからない。
「何処見てんだよ。上だよ。上。」
上を見上げると、そこには見たこともない巨大な怪物がいた。余りにも巨大すぎて、前にいることがわからなかった。
「町中俺の噂で持ちきりだってのにのこのこやってくるなんて、馬鹿なやつもいたもんだな。お、でもお前、なかなかうまそうじゃねえか。
久しぶりのご馳走だ。じっくり味あわないとな」
「ほんとに? わたし、美味しそう?」
「は、何いってんだ、お前?」
以外な反応に、怪物は驚く。さらにその人間は、自らが着ていた服を脱ぎ始めた。触手の見ている前で、その人間は全裸になる。
「あのね、わたし、頑張ったんだよ。どうすれば美味しくなれるか、どうすればあなたを喜ばせられるか、いっぱい勉強して、
いっぱい努力したんだ。だから、だからね、」
「……」
怪物は、その人間が誰なのか思い出していた。そして、その人間―少女は両腕を広げ、怪物―触手に呼びかける。
「お願い、触手くん。わたしを食べて!」
少女が言い終わると同時に、触手は巨大な口で少女を丸呑みにした。そして少女の命は尽きる。だが、これで終わりではない。
これからも少女は生まれ変わる度、触手に食べられ続けるのだ。未来永劫、永遠に。何故ならそれは、少女が望んだことだから。

609:名無しさん@ピンキー
08/03/10 22:30:55 PXbmubM0
GJ
触手+消化液は抜ける

610:名無しさん@ピンキー
08/03/10 22:39:32 qs3ShqF0
こういうシチュエーションが大好き。
丸呑みでも食いちぎりでもそこに愛があれば
俺は満足なのさ!

とりあえずGJ!!


611:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:15:33 Zw566YLg
GJ
ハァハァ…

612:名無しさん@ピンキー
08/03/11 09:35:57 AQm+UhMy
GJすぎる
丸呑みまでの過程も完璧だ

613:名無しさん@ピンキー
08/03/11 15:16:27 BRdA6JLj
小さい頃にみたアニメがにこにこ動画にあったんでみてみた
題名は「ミノタウロスの皿」
なんだかものすごく切なくなった
でも、興奮もした
やっぱり俺は捕食が大好きなようだ
それを再確認した

614:名無しさん@ピンキー
08/03/11 20:48:29 JmnttMv7
昔18号が吸収されるシーンで興奮したな

615:名無しさん@ピンキー
08/03/12 18:03:23 3xOnkam+
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。 驚く結果をご覧いただけます。
このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が
かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を 貴方にもたらすでしょう。
約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。 たった3分ですから、ためす価値ありです。
まず、ペンと、紙をご用意下さい。 先を読むと、願い事が叶わなくなります。
①まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
②1番と2番の横に好きな3~7の数字をそれぞれお書き下さい。
③3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の
ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名
前をかく)
必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。
④4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ
い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。
まだ、先を見てはいけませんよ!!
⑤8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
⑥最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。
1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。
2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。
3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。
4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。
8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。
9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。
10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。
この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。
そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?


616:名無しさん@ピンキー
08/03/12 19:02:15 LwTKfBVm
つまり、これをやればボクの願望
捕食が実現するわけだな

617:名無しさん@ピンキー
08/03/12 21:11:53 +hFTecMx
捕食を自ら行いたいってのと
捕食を眺めたいっていう二つの願望の種類があるような。

私はどっちもあり。
自分の家がバケモノ一家だったらな~とか考えたり、
古代ローマのコロシアム見てみたいなあ~とか考えたり。

618:名無しさん@ピンキー
08/03/13 09:11:01 tvNyC11P
無知ですまない
古代ローマのコロシアムって女性も出場させられてたの?

奴隷の男が猛獣と戦ったり
奴隷の男同士の殺し合いくらいしか知らないな

619:名無しさん@ピンキー
08/03/13 12:51:39 8Lul0ry/
コロシアムでは処刑みたいなこともやってたとおもうよ。

女性でも子供でも猛獣の餌にされていたとか。

620:名無しさん@ピンキー
08/03/13 19:27:51 VgQplKyr
何故か深夜にならないと捕食系SS書くテンションにならない
なったらなったで眠すぎてすぐに意識がブラックアウト

どうすればいいんだコレ?

621:↑
08/03/13 20:10:36 Z0Pyf2TL
雨戸閉めてカーテンも閉めて、部屋を真っ暗にするといいYO

622:名無しさん@ピンキー
08/03/13 20:27:06 8Lul0ry/
今すぐ描けば良いんじゃないかな

623:名無しさん@ピンキー
08/03/14 00:57:20 cL5ghJM1
みんなプロットはもう無いのかな

624:名無しさん@ピンキー
08/03/14 01:53:34 n+7mNRpM
プロットならいっぱいあるよー
吸血鬼に血を吸われた後オオカミちゃんにおいしくいただかれる魔法使いの話とか~
罠だらけの屋敷でトラップに引っかかって串刺しになった挙句ちっこいモンスターに食べられる女剣士の話とか~
呪いのピアノに足の先から細切れににされながら食べつくされる女学生の話とか~


でも書けるテンションに持ち込めないのさ・・・

625:名無しさん@ピンキー
08/03/14 19:17:49 juYQ+BFS
>>624
みんなそう言うんじゃ、このスレももう終わりだなぁ…

それはそうと、プリさんアドベンチャーとか作ってるサークルが、丸呑み専門のアクションゲームを販売するそうだ。
勿論、負けたら丸呑み。
体験版もあるので是非プレイしてみてくれ。


626:名無しさん@ピンキー
08/03/14 19:21:01 0fi/dIQx
負けたら丸呑みだと!
そんなゲームを待っていた

あ、でも、勝ったら丸呑みもいいな

627:名無しさん@ピンキー
08/03/14 19:54:45 cL5ghJM1
食いちぎり系の人間だけど
見てミルカー

628:名無しさん@ピンキー
08/03/15 00:03:26 cL5ghJM1
言い訳ばっかりするんじゃない!

629:名無しさん@ピンキー
08/03/15 00:45:45 c9T61CWP
>>618
たしか、女グラディエーターも興行的に出ていたと何かのドキュメントで見た
もし、今見れるなら即行くな

>>624
> 罠だらけの屋敷でトラップに引っかかって串刺しになった挙句ちっこいモンスターに食べられる女剣士の話
このプロットいい!
このトラップとはどんな感じなのかな?落とし穴で下に槍がびっしりで
そこに女剣士が落ちていくかんじ?
ちっこいモンスターはゴブリンで肉を少しずつついばむ…
想像するだけでおっきだな


630:名無しさん@ピンキー
08/03/15 12:51:10 LvpFSQVG
>>629
興味はあるかもしれないけど・・・
たぶん、俺はみれないな

神にただ1つだけ感謝していることがある
この手のものが好きなのだが、2次元の中しか興味がない
もし、リアルで猟奇的な趣向があったらと思うとゾッとする

佐川君にならないようにみんな気をつけよう

631:名無しさん@ピンキー
08/03/15 13:27:33 eeqKPA8s
2時だろうが3時だろうが常人から見たら五十歩百歩。
みんな、忘れないようにね!

632:名無しさん@ピンキー
08/03/16 00:48:36 QnDhc6mP
リアルでは血の色はどす黒いし
リアルでは悲鳴はただただ耳障りなだけだし
リアルでは色々な意味で労力がかかるし

そしてそもそもリアルと2次元を混同しているような奴は
こんな所でまともに書き込みをしていないと思うのだがどうか?

633:名無しさん@ピンキー
08/03/16 01:17:22 UQCfLd07
だいたいこのスレの内容なんて実行しようがないじゃん…
化け物なんてどこにいるっていうんだ。

634:名無しさん@ピンキー
08/03/16 19:16:36 h+2L/Cfr
なんか皆テンション低くないか?久々に来てびっくりしたんだが。

635:名無しさん@ピンキー
08/03/17 11:12:35 Hwd/ZLlU
テンションが高いか低いかはわからないけど、一時の停滞期にくらべれば
まだペースが上がってきたぐらいだね。
今週の夜勤が終わったらまた書くよ。

636:名無しさん@ピンキー
08/03/19 12:44:17 WpDMfgky
このスレでは今まで見てると、捕食者側として
ドラゴンが人気だよな。他、スライムとかか?
ほか面白そうな捕食者いるかな。


637:名無しさん@ピンキー
08/03/19 18:26:14 6Nydp+TC


638:名無しさん@ピンキー
08/03/19 20:42:31 WpDMfgky
実はこのスレは社会の闇に潜む化け物達の交流の場で、
SSはそれらの実体験をファンタジーとかに脚色したモノ
化け物同士、そんなお互いの話を見ながら涎を垂らす
みたいなことを637をみて想像した

639:名無しさん@ピンキー
08/03/20 01:17:06 OccHhUi7
>>638
え、実体験でしょ? 今だって俺は食いながら書きこんでるぜ?
最近解ったのは胸に齧り付く時はコーラが意外と合うって事だな。
シュワシュワいう甘くキツい炭酸と脂ののった胸肉が口の中で混ざって
何ていうかトロシュワって感じ。胸食うならマジお薦め。でも腿とかには全然合わないけどな。
基本下半身は性器にヨーグルト流し込んで肉液と混ざったヤツを
ドレッシングにして付けて食べると旨い。
腿を千切っては付けて食べで最後は性器に口付けて啜りながら肉ビラとか齧り付く。
今度やってみる事お薦めするよ。できれば若いので試してくれ。

640:名無しさん@ピンキー
08/03/20 01:46:44 sMizcSVZ
シッ!人間にばれたらどうするんだ!

641:化け物
08/03/20 14:24:01 g17zPePt
化け物が集うスレはここですか?

642:名無しさん@ピンキー
08/03/20 15:44:34 fOKggAa1
人が思うより、世界には少しだけ化物が多い。

643:名無しさん@ピンキー
08/03/20 16:40:08 7HVnAT5l
カユ・・・ウマ・・・

644:名無しさん@ピンキー
08/03/20 17:29:37 7HVnAT5l
ところで、捕食者側としては、ゾンビはありなんだろうか?
個人的には食いちぎり系の王道だと思っているんだけど・・・

前に何度か話があがっているけど、バイオハザードって結構エロイと思うんだ

645:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:10:42 zJBecYV3
>>644
無しだな。

646:名無しさん@ピンキー
08/03/20 22:36:30 Y/w4b+H4
>>644
そりゃアリだろ。
個体数や見た目のグロさ、サイズなど全般的にバランスが良い。

647:名無しさん@ピンキー
08/03/20 23:08:53 sMizcSVZ
ルール上は有りだろうけど、
ほとんどゾンビぐらいになるとカニバだから
個人的にはあんまり。

648:名無しさん@ピンキー
08/03/21 03:57:59 ubJHhWiC
友達と5人くらいでゾンビ化した白熊3頭に襲われる夢をらたった今見て飛び起きてしまいました
友達がみんな殺られた後、私も食べられるーって所で目を覚ましましたよ
凄い怖かったのに濡れまくってた私って…orz

649:名無しさん@ピンキー
08/03/21 18:31:52 ewxCnwOD
ライオンに追いかけられる夢とか、私も何度か見たことあるけど
何故か結局最後自分は食われない

650:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:51:50 Y4vJz7Ls
槍もった土人とかティラノとか翼はえたゴジラに
追っかけられたことはあるが。

651:名無しさん@ピンキー
08/03/21 22:50:40 ewxCnwOD
俺たちは夢だというのに、
650は波瀾万丈だな

652:名無しさん@ピンキー
08/03/22 00:16:45 +sgpE6If
これだけ波乱万丈となると、650自身が人外なんじゃね?

653:名無しさん@ピンキー
08/03/22 11:41:16 R3nhkkJf
エサを巡り会って人外同士がバトルか。
映画とかではよく見かけるけど(その間に大抵逃げる)
このスレでは意外と見なかったシチュだ。

654:名無しさん@ピンキー
08/03/22 15:26:48 cAfo+kVS
>>642
レンタルモンスター

655:名無しさん@ピンキー
08/03/22 23:36:44 0SqT/qcF
モンハン無印をはじめた時は、モンハンの夢を何度かみたな
はじめはレイアやレウスから逃げ回るだけの夢しかみなかったのが
ハンターランクがあがるごとにレイアやレウスを倒す夢にかわっていった

モンハン系が1つくらいあってもよさそうだけど、全く話題にあがらないな

656:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:33:08 Vbnt7R8X
>>655
俺はソロでバルカンやって紅翼がずっと出なかった時は夢でもバルカン討伐してたぜ。
結局友人にガンナー頼んで二人で紅翼集めたんだが。

657:名無しさん@ピンキー
08/03/23 09:07:58 TJ+1Ubp6
よい感じに食いちぎりも丸飲みも頭からばりばり捕食も触手もあるゲームなのに
使えるキャラが男しかいないともったいなくて涙が出る



658:名無しさん@ピンキー
08/03/23 15:57:01 uJtXGzjB
♀も使えるやんけ



顔と体形があれだけど

659:名無しさん@ピンキー
08/03/24 23:18:10 uQXB8wXv
映画キングコングいいよね。
触手っぽい生き物も評判良いけど恐竜バトルのシーンが好きだ。

660:名無しさん@ピンキー
08/03/25 21:57:29 ibbW4cQj
俺は中学生の頃,母親がレイプ未遂にあった現場を目撃したことがある。
家の近くの草むらで,ちょうど俺が通りかかった時はブラウスが引きちぎられ
ブラ丸出しの姿になってパンティーを脱がされたところだったが,母が思いっきり抵抗して
股間に蹴りを入れた瞬間に逃げ出した。それを見て妙に興奮したのを覚えている。今でも
その続きを想像して,オナニーすることが多い。誰かその続きで,どうやって犯すか,妄想の中で
俺の母を犯してほしい。バストは90ぐらいあると,自分でも言っていた。
若い頃,モデルにならないかと誘われたこともあり,痴漢に2度ぐらいあったそうだ。
1度は夜道で後ろから胸を揉まれたが,大声出したら逃げ出していった。2度目は電車の中でスカートの中に
手を入れられたらしい。名前は美知子。こんなうちの母を題材に小説を創ってくれませんか。
よろしくです

661:名無しさん@ピンキー
08/03/26 01:18:41 NrBwq3k+
由美ちゃん強姦ネタみたいな触手丸呑み系好きです

662:名無しさん@ピンキー
08/03/26 03:12:19 NHMOilu4
>>661
マンネリだろうけど新作はいつまでも待っている。
個人的にあのシリーズで百合ネタとかほしいなぁ。

663:名無しさん@ピンキー
08/03/27 02:06:18 dyUWCHmp
人間が擬物化するスレ
スレリンク(eroparo板)

193から。魔法で食品化。

664:名無しさん@ピンキー
08/03/27 20:42:51 p/fTKMkv
女の子が自ら怪物に丸呑みしてもらうってのはどうだ?

665:名無しさん@ピンキー
08/03/28 12:17:28 Z9eVPUXR
660のような美熟女系もたまには読んでみたい

666:名無しさん@ピンキー
08/03/28 17:45:03 gH+r0CSX
おしりくいちぎりむし

667:名無しさん@ピンキー
08/03/28 21:43:23 mfW/GS1F
虫じゃないけど>>599おしりくいちぎりドラゴン描いてみた。
SSチャレンジ第3弾。相変わらず文章が下手くそな上に、
勢いで描いたからかなりアレです。

この作品がいくらかスレの活性化になれば…

668:名無しさん@ピンキー
08/03/28 21:45:32 mfW/GS1F
ここに一人のかけだし女冒険者が居る。名前はメイコ。年は十代中盤か。
女性としては胸はそれほど無かったが、ほどよく引き締まった
とてもむっちりとした下半身を持っている。
栗色髪は短く切りそろえられ、露出がなにかと多い装備が
彼女をより活発に見せていた。

そんな彼女は、現在大変まずい状況にあった。
迷宮の奥、落とし穴に引っかかってしまったのである。
なんとか落ちるのは堪えた。だが、状況は良くなかった。
間抜けにも、お尻からはまって抜けなくなってしまったのだ。
かれこれこの状況で2時間にもなる。

「こんな事ならば、一人で来るんじゃなかったな…」

危険な生き物も居ないとされ、ちょうどいい手慣らしにと
探索してみたのだが、まだこんなトラップが残っているとは
予想外だった。コンパクトな落とし穴だけに、今まで発見されな
かったのだろう。

「おーい!おーい!誰か居ませんか!」

街を出るときに手続きはしてきたので、明日にでもなれば、誰かが捜索に
来てくれるはずではある。だが、それまでこの格好で居るというのは
とても辛いことだ。それに、冒険者としてみっともない…

だが、このダンジョン一番の恐怖が、その落とし穴の下にあるとは
彼女は知らなかった。

669:名無しさん@ピンキー
08/03/28 21:46:32 mfW/GS1F
落とし穴の下には、大きな空間があった。
そこには、このダンジョンには似つかわしくない、ドラゴンが住んでいたのである。
いや、住んでいたというよりも、本来ダンジョンマスターに飼われていたものが、
そこにそのまま放置されてしまったのだ。ダンジョンのボスとして
設定する予定だったのだろうか、どういうわけかドラゴンは未完成の
ダンジョンに放置されてしまっていた。
メイコがはまった落とし穴も、本来、そのドラゴンにエサを与えるための
穴だったのだろう。

放置されて数百年、ドラゴンはのんびり冬眠をしていた。
そのドラゴンは首が長く羽を持たない種類で、体長はしっぽも含め10メートルほど。鱗はなく、代わりに
堅い象のような皮膚で覆われていた。頭は男性器のような形、小さな目と鼻、
口には鋭い牙が並んでいた。ドラゴンとしては不格好な種類にはいるだろう。

ドラゴンは久しぶりに目を覚ました。天井のあたりが騒がしかったからだ。
見上げると、かつてエサが放り込まれていた穴に、何かがある。
肌色の桃の様に見えるそれは、メイコのむっちりとしたお尻だった。
ドラゴンは驚喜した。なにせ数百年ぶりのご馳走。冬眠あけで空腹は
頂点に達していた。口からだらだらと涎が溢れる。
元々人間の娘の肉を好んで食べるドラゴンのことだ。肉付きがよくつやつやとした
メイコのお尻は、空腹という最大の調味料もあり、それはもう美味そうに見えた。

だが、天井は高い。二本足で立ち上がり、首を伸ばすが、ご馳走にはまだ届かなかった。
この肉はどんな味か、と、鼻息を荒くして匂いを嗅ぐ。

670:名無しさん@ピンキー
08/03/28 21:47:01 mfW/GS1F
「ひゃあうっ!!」
上では、メイコが突如下半身に当てられた鼻息に、驚きの声を上げた。
落とし穴の奥に生き物が居るとは予想外だった。スキマ風とかでは
無い。生暖かいこれは生き物によるものだ。それも、かなり大きく感じる。

「ど…どうしよう。そんなに危ない生き物が居るとは聞いてなかったのに。
 今この状況じゃどうしようもないし、もし、おしりから食べられたら…」

明日まで耐えればなんとかなると思っていた矢先のピンチに、
思わず恐怖で体はカタカタと震えだした。

一方ドラゴンは、香ばしい皮膚と脂の匂いに涎をさらに溢れさせ、
興奮していた。何とか味見をしようと、
その長い舌の先で、つるつるとしたお尻をなめ回す。

「きゃあああっ!!」
べろりとした大きな舌に、メイコは叫び声を上げた。
「誰か!誰か助けてえぇぇっ!」
泣きながら半狂乱になるも、叫ぼうが人の姿はない。

そうこうする内に、ドラゴンの舌がメイコの下着にひっかかる。
これはしめた、と、ドラゴンはその舌でショーツを引っ張りはじめた。
股間に食い込み、伸びるショーツ。ドラゴンの舌の力に、メイコの体は
落とし穴にずるずると、体を折り曲げた状態で少しずつ引きずりこまれる。
だが狭い穴だったので、メイコは穴の中で何とか踏みとどまった。
そのまま引きずり降ろされたら確実に死ぬと解ったからだ。
と、そこで限界を超えたショーツがびりびりと破けてしまった。


671:名無しさん@ピンキー
08/03/28 21:47:37 mfW/GS1F
エサか?と思い一度は口に入れたドラゴンだったが、食べ物ではないと
解ると、吐き出した。
目上には、メイコの無防備にさらけだされた、むっちりとした下半身が
果実のように天井から垂れ下がっていた。

メイコにとって不幸な事は、これがすでにドラゴンの牙の届く位置だったと
言うことだ。
早速ドラゴンはその丸く並んだ牙で、メイコの尻肉に食らいついた。
「!!!!!っ」
下半身を襲った痛みに、メイコは体をこわばらせた。叫び声も出ない。
ドラゴンの丸く牙の並んだ口は、メイコの二つの丸い尻の片方に食いついていた。
傷口から血が溢れる。ドラゴンはそれを美味そうに舐め取った。
そして、じわじわとその口に力を込める。
「あっ…!あっ…!」
絶望に涙が溢れ、恐怖の声をあげるメイコ。
そして、その牙はぶちっと尻の肉を食いちぎった。

食いちぎられたところは平らになり、骨盤がむき出しになる。
ドラゴンはひとまず地面に足を付けると、久しぶりのご馳走を
味わいにかかった。直ぐ飲み込んだりせず、ぐちゅぐちゅと
よく咀嚼して味わう。涎が次から次へと溢れてくる。
口の中のステーキのような肉は、直ぐに形を失う。
若いメイコの尻は肉厚で、脂がたっぷりとのっていた。
甘みがドラゴンの口内を満たす。
これは美味い。空腹抜きだったとしても、この肉は極上だ。
がぜん食欲の湧いてきたドラゴンは、肉をごくりと飲み込み、再度首を伸ばすと、
もう片方の尻に食らいついた。
「ぎゃあああああんっ!」
獲物が叫びをあげるが気にしない。今度は先と違い、
その甘い肉を舌の上で転がすように味わう。
甘みを味わっては、少しずつ端から細かく食いちぎり、
その歯ごたえを味わう。若い娘の尻肉は、歯ごたえもドラゴンには
ちょうど良かった。

メイコのむっちりとした肉付きの良い尻を食い終えても、
ドラゴンの空腹は満たされなかった。
今度は首を伸ばして胴にくいつくと、体重をかけて引っ張る。
どすっ!と娘は穴から抜け、地面に落ちた。

672:名無しさん@ピンキー
08/03/28 21:48:16 mfW/GS1F
「ドラゴン…だったんだ…」
臀部の筋肉をほとんど失ったせいか、落ちて足を痛めたのか、
逃げる気力を無くしたのか。メイコはもう抵抗したり逃げたりする
気力は無かった。
痛みも頂点を超え、脳内麻薬が快感に似たようなものまで感じさせていた。

改めてご馳走を目の前にしたドラゴンは、涎を垂らし、舌なめずりをして、
獲物をじっとりと見つめる。それは肉餌を見る目であった。
…次はあの食べ応えのありそうな太腿にするか。

ドラゴンは食事を再開した。


数日、冒険者協会の人間が捜索に来たが、ついに行方不明者の姿を見つけることはできなかった。
久しぶりの人間の肉に満足したドラゴンは、今日のご馳走の味を思い出しながら、再度眠りについた。
次の犠牲者が来るのはどれほど先のことなのだろうか。
ドラゴンは大好物の人間の娘を貪る夢を見ていた。

おわり

673:名無しさん@ピンキー
08/03/28 21:51:23 mfW/GS1F
最初に描いておけば良かった。ドラゴンは翼が無くて首の長いフルフルみたいなのを
イメージして書きました。
いつも似たような描写で済みません…
今回はおしり描写をメインで行きました。

ということで、みんなも書こうぜ!

674:名無しさん@ピンキー
08/03/29 00:56:27 QeVuc2Kz
乙かれー

675:名無しさん@ピンキー
08/03/29 08:49:21 5nPwkQM2
>>673

無駄が無くて良エロ作品だたよ
次回作を熱望

676:名無しさん@ピンキー
08/03/29 16:33:13 jzodkKTz
フルフルw

677:名無しさん@ピンキー
08/03/29 18:01:43 eqkzzMye
エロが無い丸呑みってのはあり?

678:名無しさん@ピンキー
08/03/29 20:47:24 7OJupQZz
>>677
多分あり、エロがあればなお良いが

679:名無しさん@ピンキー
08/03/30 11:01:53 2ec6hWlU
丸呑みのことはよくわからないけど
少なくとも捕食さえあればそれがエロの代わりになるんじゃないかな?

活性化のためにプロットを。

貧しい村の少女が森の中に薬草を採りに入るが、迷ってしまう。
そこえ運悪くも狼の魔獣と虎の魔獣に捕まってしまった。
しかし二人の魔獣は犬猿の仲。
二匹が喧嘩しているうちに少女は辛くも逃げ出す。
だが、森の中をさまよっている内に、再度捕まってしまった。
2匹は喧嘩の内に男同士の友情が芽生え(?)
仲良く美味しい肉を分けようという話に纏まったようだ。
以下、2匹同士が肉の取り分を相談したり、お互い
どこが美味いかと話し合いながら捕食する…いわゆる食いちぎり系で。

少女のビジュアルはとりあえず超乳キャラって事だけは考えてる。
ほか少女の年齢とか、性格とか、これが欲しいっていう追加要素とかあるかな。




680:名無しさん@ピンキー
08/03/30 19:14:05 tGI9VD5w
丸呑み成分がいい加減足りない。

681:名無しさん@ピンキー
08/03/31 01:01:02 e2pDAfUQ
丸呑みが足りないなら、自分で書いて、
どんどん丸呑みを盛り上げていくといいと思うぜ。

食いちぎりも、やっぱり自分自身のでは…という部分もあるので
ほかの職人さんも来ていただけるとすごくうれしいです。

682:名無しさん@ピンキー
08/03/31 01:16:53 XcsSpFOT
食いちぎり好きなんだけど、すぐ死んじゃうのが難点なんだよな。
かといって不死身設定とかはよほどうまくやらないと興醒めだし

683:名無しさん@ピンキー
08/04/01 01:14:41 I6+4FnDu
俺もプロット考えてみるかな…
結構人のプロット見てるだけで想像ふくらむわ

684:名無しさん@ピンキー
08/04/01 11:00:35 0QiwoyIW
例のvore ARPGの売り上げが1000本越えてる…
同じサークルの今までの作品(非捕食系)の倍以上。
そんなにいるのか、おまえら。

685:名無しさん@ピンキー
08/04/01 13:52:13 h7HI3eyj
販売開始3日目ぐらいで800ほど売れてたね。
複数のサイトで販売してるから総計ではもっといくんじゃないかしら。

686:名無しさん@ピンキー
08/04/01 22:29:05 I6+4FnDu
今SS書いてる途中だよ~っていう職人さんいる?

687:名無しさん@ピンキー
08/04/01 22:55:55 5s8jqB/d
>>686
実は…ノ

688:名無しさん@ピンキー
08/04/02 00:28:44 MmX0Cj1Z
おお!仲間だ!
がんばろうぜ

689:名無しさん@ピンキー
08/04/02 03:57:18 xcI5UlDw
ある所に人魚がいました。それはそれは美しい顔立ちをしており、数多の人間を魅了していました。
ある所に吸血鬼がいました。それはそれは美しい顔立ちをしており、数多の人間を魅了していました。
ある所に少女がいました。それはそれは美しい顔立ちをしており、数多の人間を魅了していました。

ある所にドラゴンがいました。それはそれは恐ろしい姿形をしており、数多の人間を食らい尽くしていました。

3人のうち最初に手にかかったのは少女でした。
巣に連れ去られた少女は叫びます。助けて。食べないで。
ドラゴンは聞く耳を持ちません。まずは足から食べました。少女の悲鳴が響きます。
鋭い牙で柔らかい腿肉を削ぐように抉ります。牙を沈めれば沈めるほど悲鳴は大きくなります。
ドラゴンはその悲鳴が大好きでした。そして大好きだから知っていました。その悲鳴はすぐに聞こえなくなることを。
案の定、右の腿肉を抉り食べきった辺りから悲鳴は弱々しくなり、左の腿肉を空にした後はもうその体を細かく痙攣させるだけでした。
ドラゴンは知っていました。この人間は死に掛けているということを。
だからドラゴンは責め方を変えます。ドラゴンが一番好きな―断末魔の悲鳴を聴くために。
まずは邪魔な服を爪で剥ぎ取ります。現れたのは少女の年齢に少々不釣合いな大きく丸みの有る乳房。
その右の乳房を、ドラゴンは思い切り食い千切りました。
先ほどまでの綺麗に澄んだ悲鳴ではなく、濁った、死を生温く、リアルに感じさせる。そんな悲鳴を少女は上げました。
間髪を入れずドラゴンは左の乳房を食い千切ります。1オクターブ跳ね上がった悲鳴がドラゴンを興奮させます。
口の中にある、もはやただの脂肪の固まりとなってしまった物体を一度少女の腹の上に落とします。
そして、脂肪の固まり、少女の柔らかい腹筋や内臓、少女の儚い生命、それらをそのドラゴンは―

一気に食い破りました。

ドラゴンの好きな、甘美で、儚く、生温い断末魔の悲鳴が巣の中に響き渡りました。
その悲鳴はほんの数秒ほどで途絶え、巣の中には静寂が訪れました。
ドラゴンの目に映るのはビクビクと痙攣している美しい少女の哀れな姿。
それも数十秒ほどで止まり、少女の目からは完全に命の灯が消えました。
それを確認してから、本格的に“食事”を開始します。
肉を食べ、骨を砕き、血を舐め、残ったのは恐怖と絶望に彩られた美しい生首のみ。
ドラゴンはそれをじっくりと眺めます。じっくりとじっくりと。宴を思い返すように。
どれほどの時間が流れたでしょうか。不意にドラゴンはその首を口に入れ、あっさりと噛み砕きました。
肉と骨が口の中で転がります。ドラゴンの頑丈な牙によって、少女の美はぐちゃぐちゃに砕かれます。
やがて、全てを腹に収めたドラゴンは少女を喰らい尽くした場所を見据えて、こう、思いました―


「足りない―ってね」

「ははは、傑作だろう?人を一人喰らい尽くしてまだ足りないのかって」
「だがね、違うんだ。足りないってのはそういうことじゃない」
「命の炎、それが消える短さ。そう、その少女ではそれが絶対的に短く、足りなかったんだ」
「単純に言えばアレだ、『悲鳴が聞きたい』そういうことなんだ」
「命を喰らっているという実感である悲鳴を、もっと長く、もっともっと永く聞き感じていたいんだよ」
「ふふふ…ああ、そうそう、この話はまだ途中でね。それも吸血鬼の話がまだ書けていないんだ」
「人魚の話はもう出来てるんだ。ただ…まぁ正直今した話と変わらない、ただの食事日記さ」
「ちょっと違うのは…ああ、あれはちょっと生臭かったな、人間の部分はかなりおいしかったんだが」
「正直強さはは人間とどっこいって所だな。いや、人間以下かもね。最後の悲鳴が少し物足りなかったよ」
「でも、そのドラゴン…ふふ…そう、そのドラゴンが人魚を食べ物に選んだのには訳があってね」
「人魚の肉には不老不死の効果がある―そんなウワサを聞いてね。是非とも試してみたいと思ったんだ」
「ん?どうしたんだい?おいしかっただろう、その…ステーキは」
「なにしろ僕がまず試食して味を確かめたんだから…ねぇ」
「ま、これにて人間の話は終了だ」
「ここからは新しい話を紡ぐ時間だ。なにしろ吸血鬼と遊んだことはなくてね、少々ケガをするかもしれないが…」
「遊びは本気でやるから面白いんだ、そうだろう?」
「手足を2、3本?いでからは楽しい楽しい食事の時間だ…ふふ、とても楽しみだよ」




「それじゃ―吸血鬼の話を始めよう」

690:名無しさん@ピンキー
08/04/02 16:55:02 MmX0Cj1Z
短編グッジョッブ!
簡潔ながら、ツボは押さえてるし、こだわりを感じるところが良い!
なんだか続きそうなので、次回作にそれはもう期待です。
個人的には、「人間の部分はかなりおいしかったんだが」ってところが
好き。
本当に個人的な意見では、ドラゴン側が獲物を美味しく味わってる描写があると
嬉しいかも。
誰と誰が話しているのか気になるなあ。

691:名無しさん@ピンキー
08/04/02 19:32:28 mhLRWyM+
最近好物のくいちぎりが多くて幸せだよ!
おっぱい大好きな俺にとってはやはり乳くいはかかせない

692:名無しさん@ピンキー
08/04/03 00:13:00 9VXOqGAm
新作乙。
死なないように吸血鬼持ってきた訳か。
次回作期待。最後から二行目のは2,3本もいでからかな?

693:名無しさん@ピンキー
08/04/03 01:36:09 ZDCXto+K
>>692
そうです、一気に書いたからなんか変な文字混ざったかな…

ってか深夜のテンションに乾杯、直前に猟奇スレに小ネタ投下してハイになった後
2時にプロットを思いついて、30分煮詰めて1時間半で出来上がり
記憶半分吹っ飛んでるけど推敲もしっかりしてたみたいで安心
次回作・・・またテンションが上がった日の深夜にでも投下しますw

694:名無しさん@ピンキー
08/04/03 03:26:58 ZDCXto+K
昔々ある所に、それはそれは愛くるしい少女がいました。
赤い頭巾をいつも被っていたので、赤ずきんちゃんという愛称で呼ばれていました。
ある日、その少女はおばあちゃんの家に遊びに行くことにしました。
呼び鈴を鳴らしても返事が無いので、家に入るとおばあちゃんはベッドで寝ていました。
「おばあちゃん、どうしてベッドで寝ているの?」
「それはね、風邪をひいたからなんだよ」
「おばあちゃん、どうしてそんなに声が低いの?」
「それはね、風邪をひいたからなんだよ」
「おばあちゃん、どうしてそんなに布団が膨れているの?」
「それはね、風邪をひいたからなんだよ」
「おばあちゃん、どうしてそんなに耳が大きいの?」
「それはね、風邪をひいたからなんだよ」

………
……………
このような問答が108回ほど繰り返されました。そして、先に折れたのは“おばあちゃん”でした。
「それはね……ってああああああああああああ!!」
布団に丸まっていた“おばあちゃん”が跳ね起きました。
ベッドの上に立ち上がったその姿は、おばあちゃんではなく、そして人間ですら無かったのです。
そう、布団の中にいたのは世にも恐ろしい人食いオオカミだったのです!
「って、ちょっと待てやぁ!気づけよ!おかしいだろどう考えても!部屋の暗さとかこのメスガキの目の悪さとか
さっ引いても気づくだろ!なんで100回以上もの質問の最中に気づかないんだよ!」
オオカミが至極真っ当なことをどこかの誰かに叫びますが、そんなことはどうでもよいのです。
おばあちゃんだと思っていたのが恐ろしいオオカミだと気づいて少女は必死で逃げようとします。
「おっと」
オオカミはそれに気づくと、その鋭い爪を少女の背中に向けて思い切り振り下ろしました。
「あっ…がっ…ああああああああああああああ!!」
来ていた服が背中の肉ごと抉り取られ、さらにその反動で勢いのついた体が壁に叩きつけられました。
壁によりかかったまま、少女はずるずると崩れ落ちました。壁に崩れ落ちた痕が赤い色で描かれます。
「ガハハ、まぁいい。こんな上質なエサは見たことが無い、存分に愉しませてもらうぞ。
 さて、どんな喰われ方がいい?足の先から喰い千切ってやろうか?腹を食い破ってやろうか?
 それともこの爪で食べやすいようにバラバラにしてから喰ってやろうか?好きなのを選べ!ガハハハ!」
オオカミの上機嫌な声が狭い部屋に響き渡ります。
オオカミとは対照的に痛みと恐怖に涙を浮かべていた少女はその言葉に目を見開くと―

「ちょっと待ってよ!こういうのって丸呑みにして後から猟師が助けに来るパターンじゃないの!?」

695:名無しさん@ピンキー
08/04/03 03:27:25 ZDCXto+K
「…へ?」
上機嫌な声から一転、ぽかんとした表情で疑問符つきの声をあげるオオカミがそこに居ました。
「………」
「ぐっ・・・うぅぅぅぅぅ…あぁぁぁぁ…」
オオカミは無言。少女は抉られた背中の痛みに喘ぎながらポロポロと涙をこぼします。
しばらく少女の苦痛の喘ぎが部屋の中を木霊した後、オオカミはポツリと言いました。
「いや…丸呑みって言っても…俺そんなに大きくないし…大体丸呑みしたら味がわかんなくなるんだけど…」
ポリポリと爪で頬を掻きながら言った直後、なんの前触れも無く雷が近くの木に落ちました。
一瞬だけ明るく照らされた部屋の壁や天井には、赤い模様がベットリと―
それはおそらく、この部屋の“元”持ち主である少女のおばあちゃんの―
「いっ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
少女はそれを見て、悲鳴を上げます…が、オオカミはその演出過剰ぎみの状況にすっかり萎えていました。
正直全然食事の気分ではありません。ですが、こんな極上のエサを放置しておくのももったいない気がします。
とりあえずオオカミは気分が乗るまで、待つことにしました。

(――――オオカミが待機しています、しばらくお待ち下さ…あっ!飛ばしすぎた!――――)

手足をもがれた少女が絶望の表情でずらりと並んだ牙を見つめます。
「ひぐっ…やめ…もう…いやぁ…」
もはや悲鳴はあがらず、うわ言の様に拒絶の言葉を繰り返しますが、オオカミの心には届きません。
オオカミは存分に絶望の表情を堪能してから少女の肢体を持ち上げると、その大きな口で少女の腹を食い破りました。
「ひぎゃあっ!…ごふっ!」
少女の口から絶叫と、血が大量に噴出しました。
オオカミは止まらず、続けざまに胸、腹、胸、腹と連続で食い千切っていきます。
それは例えるなら少女の踊り食いとでも言えるでしょうか。
いや、びくびくと体を震えさせている少女に喰らいつく様は暴れ喰いと言ってもいいかもしれません。
やがて、少女の中身が空っぽになったとき、オオカミはようやく一息つきました。
少女―もはやまともに残っているのは頭部だけ―を乱暴に床に放り投げます。
苦悶の表情のまま絶命した少女、その体からは内臓や肉は綺麗に喰い取られ、
残っているのは綺麗に残っている頭部から伸びた背骨とその周りの皮が少々。
歪な姿となった少女を置き去りにオオカミは家を出て行きます。
次の獲物を探し、喰らうため、その狩りは延々と、延々と―
物語の夢想を鮮血の現実に変えるため、猟師に撃ち殺されるまで、延々と、延々と―

                                                    ― BAD END ―

696:名無しさん@ピンキー
08/04/03 03:38:47 ZDCXto+K
えーと、なんかテンション上がってきたから歯磨きしてる最中に
思いついたネタを投下したけど方向性を間違えたかな…?
赤ずきんちゃんってオオカミに喰われて猟師に助けられる話でいいんだっけか?
もう何もわからない、わからないけどオオカミって丸呑みできないんじゃね?って想像だけで書き上げた
また食い破りだ、前の話から進歩が無い、いい加減明日へ向かって飛び立ちたい
ってか手足をもがれたら普通死ぬよね?まぁそれは物語補正で大目に見てほしい
そして眠い、この文を明日覚醒したローテンションな俺が見たらどう思うんだろう
ああ、それと吸血鬼はどうした、俺

697:名無しさん@ピンキー
08/04/03 11:26:26 9VXOqGAm
赤ずきんちゃんは、本来では狼に食べられてデットエンド。
それが子供用の話ではあんまり急いで食べたからつい飲み込んでしまった
という内容に書き直されてたんだと思う。

食いちぎりも好きだし、骨だけのこして全部食べられたっていう
描写も好きだけど、ネタ的な雰囲気も捕食的にもどっちも中途半端すぎるー

あと吸血鬼がんばれ!

698:名無しさん@ピンキー
08/04/03 11:51:43 SdG15zKV
食いちぎりうぜぇ、エロくもなんともねぇもん持って来んなボケ。

699:名無しさん@ピンキー
08/04/03 12:38:16 tDBDC0Bj
食いちぎり系って女の子が泣き叫ばなきゃ駄目なの?
脳内麻薬作用とか怪物の神経麻痺液とかで喘ぎまくりながら
食われていくっていうシチュが萌える俺は邪道なのか?


700:名無しさん@ピンキー
08/04/03 12:43:43 9VXOqGAm
食いちぎりは食いちぎるかどうかなだけで
それ以外の要素は人それぞれ自由だろうね

701:名無しさん@ピンキー
08/04/03 15:16:13 EesxYkZl
らき☆すたマダァー?


702:名無しさん@ピンキー
08/04/03 15:23:04 MnWwP/qF
>>698
だったら自分が、↑の作品を超える丸呑みを書いて投下すればいいんだよ。

703:名無しさん@ピンキー
08/04/03 16:51:15 EesxYkZl
俺、文章力が極めてないから無理

704:名無しさん@ピンキー
08/04/03 19:47:53 SqvMcoBX
>>698
なら来るなよ。雰囲気悪くなるから書き込むな

705:名無しさん@ピンキー
08/04/03 20:13:04 9VXOqGAm
みんな、かまっちゃだめ!

706:名無しさん@ピンキー
08/04/03 22:06:24 9VXOqGAm
やっぱり見ているとドラゴンが人気だよね。
空想上のものだから、設定とかが扱いやすいってのもあるのかな?


707:名無しさん@ピンキー
08/04/06 01:11:18 o8fa56N9
てか伝説とか既存の物語の段階で人間を捕食する生き物って
意外と少ない?ちょっとぐぐっただけだとメジャーなのは
ドラゴン、ワーウルフ、スライム、吸血鬼、あとは中国ものでとうてつくらい?
なんかもっとマイナーな化け物も見てみたいな


708:名無しさん@ピンキー
08/04/06 14:18:25 GjZkKzFV
丸呑み系SS書いてるんだがなかなか思うように作業がはかどらない。
ここで丸呑み派って人はどのぐらいいるのかな?

709:名無しさん@ピンキー
08/04/06 15:19:27 YUT/lt33
マンティコアとか鬼とか
神話ではキュクロプス、ヤマタノオロチ、スフィンクス、ミノタウロス、
クラーケン、ケルベロスとか。
ケルベロスとかみてみたいね。


710:名無しさん@ピンキー
08/04/06 18:09:46 L2GZOpjD
そういえば、まだ海シリーズをみたことがない気がするな

クラーケンとかイカとかタコとかサメとかネタには事欠かないと思うんだけど

711:名無しさん@ピンキー
08/04/06 19:32:52 iZJuHLqm
サメはベーシックだね。性格が無機質だけど、
その方が良いって人にはいいかも。
大きなイカは以前のスレの拿捕ネタの時にあったと思う。
あと映画ではよくあるし、恐竜なんてどうかな


712:名無しさん@ピンキー
08/04/06 19:36:01 iZJuHLqm
あと丸呑み派はたくさん居ると思うよ。捕食フェチでは大分多数派だし。
他の捕食スレでは丸呑みがメインだもんね

713:名無しさん@ピンキー
08/04/06 19:58:26 l9SZwb4d
他の捕食スレって何処にある?オリキャラ板のやつ?

714:名無しさん@ピンキー
08/04/06 20:10:06 YUT/lt33
オリキャラ板にもあるし、趣旨は違うけどフェチ板にもある。
他リョナ板とか。

715:名無しさん@ピンキー
08/04/06 20:11:13 YUT/lt33
半角二次元にもあった。

716:名無しさん@ピンキー
08/04/06 22:31:09 l9SZwb4d
サンクス。見て回ってみる。

717:名無しさん@ピンキー
08/04/07 13:49:31 2JXR5b70
やっぱり丸呑みが捕食で一番オーソドックスなのかな?

少女・女性が化け物に捕食されちゃうスレってひとくくりになってるけど
同じ捕食でも丸呑み派、食いちぎり派で求めているものが全然違うよね

丸呑みは捕食じたいを楽しんでいるって感じかな?
で、食いちぎりは捕食はもちろん、泣き叫ぶ姿を楽しんでいるっていう感じ?

まぁ、とりあえず、俺は料理派
料理はって多いいのかな?

718:名無しさん@ピンキー
08/04/07 19:17:14 BBrzgs4a
>>717
大丈夫だよ、俺もだ。ぽっちゃりした子を料理するssが欲しい…。

719:名無しさん@ピンキー
08/04/07 20:55:17 qXZvvCNN
俺は寄生蜂系が好みだがこれは絶対少数だな。

720:名無しさん@ピンキー
08/04/07 23:27:51 /RCw5N5/
女の子が快楽の中で食われるなら丸呑みでも食いちぎりでもいいな。
1.恐怖で泣き叫ぶ。
2.絶望・諦め・催眠などで怪物の捕食を運命として受け入れる。
3.怪物の能力により食われることが快感になる。
で、最後は気持ちよく昇天。というのが俺のツボだったりする。
こんなの俺一人だけだろうな。

721:名無しさん@ピンキー
08/04/08 10:12:02 iOCGQotS
個人的には2や3はあまり好きじゃないな
別に2や3のSSを否定するわけじゃないけど、捕食って感じが少ししない気がする
やっぱり、1や最後まで選択肢にはない諦めずに抵抗するっていうのがいいかな

最後まで希望を捨てちゃいかん
あきらめたらそこで捕食終了だよ

せんせい
安西先生
捕食がしたいです
捕食が・・・

722:名無しさん@ピンキー
08/04/08 13:33:42 4uapCdkZ
食いちぎり系書きまくってみるわ
後料理されたり丸焼きとか

723:名無しさん@ピンキー
08/04/08 18:28:19 NxWhI3r/
>>697
赤頭巾はもともと何パターンもある
民話だしね
中には自力で助かるものもあるとか

赤頭巾に捕食される狼とか妄想した

724:名無しさん@ピンキー
08/04/08 19:43:03 +iI7vD/a
カニバはスレ違いだよな

725:名無しさん@ピンキー
08/04/08 22:00:51 iOCGQotS
童話って何気に食べられちゃう系の話多いいよね
流石に寸前で助かったり、食べられてもまるのみ系が多いいけど・・・

726:名無しさん@ピンキー
08/04/10 23:38:52 2bmQZJvw
現実という名の化け物に捕食されそうです…

727:名無しさん@ピンキー
08/04/11 00:04:33 xDjY0tYG
新社会人か?
がんばれ

728:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:32:35 cdEwE+fT
果てのない虚空を進む一機の宇宙船。
その中で船員達は船を目的地へ進めるべく自分達の職務を果たしていた。
そうした船員達の中に、一人の女性と、男がいた。


「ねぇ、あたしを食べてみたいと思ったこと、ある?」
目の前で計器をいじっている男に彼女は声をかけた



「まさか。昔の俺達の種族ならともかく、今の俺達はそんなことがないように訓練されている。
そうでなくても他に食べるものもあるしな」
宇宙服に身を包む男は彼女の倍近い身長と巨大な口を持っていた。

男は、異星人であった。
数世紀前、地球にやってきた宇宙人の子孫。
彼らはさまざまな偶然で地球に流れ着いたあと、失われた自分達の食料に代わる食糧として
地球人を捕食し始めた。
彼らにとって地球人はそれまでに出会ったことのないほどの美味であった。
最初はこっそりと行われた非常食程度のものだった。
しかし、、地球という星とそこに住む人間という生物の美味が語られた後、
彼らはその美味を求めて大挙して地球へと押しかけた。
彼らは地球人を超越する化学力でしばらく地球を「食糧基地」へと変えてしまったのだ。



それが、数世紀前の話。


その後、地球人が彼らと同じ「知的生命体」としての権利を獲得するまでの苦闘も
彼らと「地球人を捕食しない」旨が記された宇宙条約を締結するまでの数え切れないトラブルも
彼らにとっては教科書で学ぶ歴史に過ぎなかった。

彼らは現在生活している地球人に代わって、クローン培養された脳を持たない「人間」
を食糧として獲得、今の彼らにとってはそれが主食の位置にあったのだ。
そうはいっても、彼らの嗜好が変わったわけではなく人間への食欲自体は依然としてあり、
しばらくのあいだは「密猟」が絶えることはなかった。
そこで、そうしたクローン培養された肉に人間への食欲を抑える薬品を混ぜることで、
地球人を食べたくなることがないようにしていた。

そうなったあとの地球人は彼らにとって食糧ではなく、文明を共有する仲間となり、
お互いの間での異種族間結婚すら常態化するほどになっていた。

729:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:33:24 cdEwE+fT
「…ねぇ、聞いてる?」
しばらく計器に気をとられていた男はようやく彼女の声に気がついた
「あ、ああ、すまん。ちょっと計器の調子がおかしくてな。」
男は彼女のほうを振り向いて言った。
「もう。だからさ、この航海が終わったら、結婚しようって言ってたじゃない。それってさ…」
男は彼女の不貞腐れた声すら愛しく思えていた。
この航海が終わったら、結婚しよう。
それは、男の彼女への愛と、大きな決意の表れだった。

やがて、たわいのない会話も終わり、彼女も男も目の前の任務を続けることにした。
宇宙船の計器異常はトラブルの域に達しようとしていた。

そして、数時間後。
トラブルは致命的なものへと拡大した。

宇宙船はコントロールを失い、手近な星へと漂着した。


「…だめだわ。誰もいないみたい」
「脱出できたのは俺達だけか」

男と彼女は、残骸と化した宇宙船を見つめていた。
不時着の衝撃で炎上した宇宙船から救命艇で脱出できたのは彼らだけだった。
「大気の成分は俺達の星と同じくらい。生活だけは出来そうだ。ないのは…」
救命艇に積んでいた機器で大気を計測した男は周囲を見回した。
あるのは、植物だけだった。
「食糧になりそうな動物は見当たらないな。植物はこれから調べてみないとわからないが…」

動くもの一つない星に彼らは居たのだ。

730:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:34:12 cdEwE+fT
「ダメだ。食糧につかえそうな植物はどこにもない。今、救命艇にある食糧がすべてということらしい」
救命艇には非常用の食糧が積まれていたが、それはすべて地球人の彼女の嗜好にのみあわせられていた。
「あたしのこの食糧はあなたには食べられないのね」
「とはいっても、食いだめはきくからしばらくは大丈夫だけどな。
なぜ、救命艇の中に俺達にも通用する食糧を入れないんだ!」
男は毒づいた。

一週間後

「たのむ、救助が来るまで俺の前に出ないでくれ」
そういって男は救命艇の中に閉じこもった。
「なぜなの?…まさか…」
彼女は絶句した。
「そうなんだ。あの薬が切れ始めた。今、君を見ると食べてしまいたくて仕方がない。
空腹のせいもあるんだんろうけど、君の体が、今の俺には食べ物にしか見えないんだ」
彼女の目の前には残りわずかな食糧があった。
しかし、それは男が食べることの出来ない食糧。
今の男が食べることが出来るのは、結婚を誓った彼女だけだったのだ。

救命艇の中で、彼女を守るために飢えと闘う男の姿があった。
男は、救命艇の中にこもりながら窓からのぞく彼女の姿から必死に目をそらし、
時折、必死に食欲を抑えようと喚き声をあげる。

その声が、徐々に弱まってきているのが救命艇の外からでもわかるようになっていく。



彼女は救命艇のほうを見ないようにした。

やがて、最後の食糧がなくなるときが来た
「これで、あたしももう食べるものがなくなるのね…」
最後の食糧の封を開けたとき、ある決意をした。


731:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:36:07 cdEwE+fT
俺は、おかしくなっちまったんだ。
食糧がきれてから、徐々に、彼女を見る目が変わり始めた自分を認識していた。
彼女のはちきれそうな胸、丸みを帯びた尻、肉の締まった太腿。
それらが、途方もなく食べたくなってくる。
その欲求は空腹とともに日増しに強まっていた。
しかし、たとえ飢え死にしても、彼女を食べることなど出来ない。
しかし、体の欲求は、徐々にそれを上書きしていく。



彼女を食べたい…
彼女を食べたい…


不意に、救命艇の外から声が聞こえた
「ねぇ…」
もはや、その声すら食欲を誘う
「やめてくれ!今の俺は君を食べたくなってしようがないんだ。
君の体が、今まで食べた何よりおいしそうな食べものにしか見えないんだ。
だから…」
「いいの…あたしを…食べて…」

その言葉に俺は耳を疑った。
「そ、そんな…」
「もう、あたしの分の食べ物もなくなっちゃったの。
このままだと二人とも死んじゃう。だから、あたしを食べて、あなただけでも生き延びて…」
彼女のほうを振り向いた。
彼女の決意に満ちた瞳は、彼女への食欲を隠せなくなった俺の瞳からまったくそらさず
俺に訴えかけてきた。


俺は、救命艇を出て、彼女を抱きしめた。
お互いに、生まれたままの姿を晒し、お互いに違う体を重ねあう。
必死に湧き上がる食欲を抑えながら、彼女を抱いていた。




732:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:36:39 cdEwE+fT
彼に抱かれるのはこれが初めてではなかったが、
これほど激しいことはいままでなかった。
食欲を押さえつけながらの激しい抽送はあたしの体を容赦なく突き上げる。
あたしも、最後の女の喜びを全身で受け止めて誰にも遠慮することなく乱れ狂う。

「いい、いいの…あたしの体…もっとあじわってぇ…あぁぁっ!」

やがて、体の奥深くに熱い衝動を注ぎ込まれたことを自覚するとともに、
あたしもこれまでに感じたことのない快感を感じながら達した。

朦朧とする意識の中、あたしの視界が急激に暗くなっていく。
ぼやけた視界が、彼の口の中で埋め尽くされてゆく。

これから、あたし、食べられるんだ。

あたしの首から上が彼の口にくわえられた。
ぬるぬるして、温かい彼の口の中で、彼の舌はあたしの顔や頭を舐めつけてゆく。
生暖かい唾液で顔中を絡めとられ、舌の動きとあわせてあたしの顔がしゃぶりつくされる。
まるで、キャンデーでも舐めるように彼の舌があたしを舐めつくす。
あたしを味わってくれてるんだ。
達した余韻の赴くままあたしは彼に聞いてみた

「ねぇ、あたしって…美味しい?」



誰ひとり見ていない原野の中で獣と化した俺の前に裸身を晒す彼女の姿
目の前にある彼女の顔を、彼はくわえこんだ。
せめて、苦しまないまま、彼女を食糧に変えてあげたかった。
彼女を頭からくわえ込んだ俺は、それでも噛み千切る勇気が持てず、
少しずつ彼女の味を味わおうと舌でしゃぶり始めていた


やがて、口の中から聞こえる声

「ねぇ、あたしって…美味しい?」
それが、俺の心の何かに火をつけた
「ああ、とってもうまい…このまま、一思いにかぶりつきたくてしようがないんだ」
「いいよ…このまま食べられるんだね。あたし、とっても幸せ…
このまま、残さず綺麗に食べちゃってね。あたしの体…」

733:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:37:11 cdEwE+fT
首の部分に、彼の歯があたる。徐々に、それに力が加わり始めていた。
あたし、いよいよ食べられるんだ。
あたしは目を閉じて、その瞬間を待った。

一瞬、抵抗を失った彼女の体を抱きしめながら、俺は口の中の彼女の首を一気に噛み切った。
刹那、体が大きく痙攣し、噴出すように口の中を血が埋め尽くす。
その血を飲み干しながら、口の中の彼女の首を咀嚼する。

彼女の首は、男の口の中で幸せな表情を浮かべたまま食べられてゆく。

脳も、舌も、目も、一緒になって、彼の中へ消えていった。


やがて、男は動きを止めた彼女の胸の双丘にむしゃぶりつく。
彼女の胸は、男の口の中ではじけるような弾力を伝える。
口の中で噛みちぎったとき、彼女の甘い味がした。
彼女の胸は柔らかな風味と、乳首のこりこりした食感がたまらなかった。

男は、彼女の肋骨と、それについている肉、そして、その中の内臓を食べ始めた。
彼女の体を形作っていた肉は、骨と一緒に噛み砕かれ、男の口の中に消える。
残骸と化した胸の大きな空洞から心臓や肺が引きずり出される
プリプリした内臓は、濃厚な味わいとむっちりした食感があった。

これが…彼女だったんだ…

胸を食べつくし、両腕が切り離された残骸を見て、人心地ついた男は思った。
ゴクリとのみこまれる内臓の味が、男の食欲を刺激した。

734:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:37:53 cdEwE+fT
そして、頭の中にリフレインする彼女の声
「残さず綺麗に食べちゃってね。あたしの体…」
それが、自らの押さえつけられた食欲と結びつき、さらに男を突き動かす
噛み千切られたくびれの下、艶やかで濃厚な味わいの内臓、先刻の営みの結果
白濁した液を垂れ流す性器、そして、むっちりとした尻の肉を一気に食べ進む。

さっきまで、必死で俺を受け止めてくれた彼女の体が、今、俺の口の中で
最高の美味を伝えてくれる。
愛した女の肉の風味は、クローン培養された「肉」とはまったく異なるものだった。
白濁した液がソースのように絡みつく性器を口に入れた瞬間、
ガツガツと彼女の名残を食べつくす男の目に涙が浮かんだ。

しかし、男は彼女を食べるのをやめることは出来なかった。
既に抵抗することもなく、少しずつ男の腹の中に消えてゆく彼女の体。
もう、止められない。彼女がほしい、愛する彼女のすべてを食べたい。
それだけだった。
肉付きの良い太腿、すらりとした両手足を食べつくし、そこに残るのは垂れ流された血だけだった。





735:名無しさん@ピンキー
08/04/11 05:38:25 cdEwE+fT
「ねぇ、ちょっと、どこみてるのよ」
男の頭の中で声が聞こえる
「なんだよ、ちょっとよそみしただけじゃないか」
「もう、あの女の人を変な目で見てたじゃない。あたしにはわかるんだからね」
俺の頭の中で、彼女の声が聞こえるようになったのは、あの日のすぐ後だった。
「まさか、脳を一緒に食べるとこんなことになるとは思わなかったな」
「え~?あたしを食べておいて、その言い草何?責任とってずっと一緒に居てよ」
生きた地球人に代わって脳のないクローン肉を食べるようになった理由がよくわかった。
既に歴史の中に消えてしまった事実。
生きた地球人を食べると、その記憶が吸収されて、自分の記憶の中に残ることがあるという。
つまり、今の俺のように、俺の頭の中に、彼女がいるような状態になるのだ。

かくして、文字通りひとつになった俺達は救助された後、こうして永遠に一緒の生活を送ることになったのだ
「ねぇ、その娘、あたしの体より美味しい?」
クローン肉を食べるたびに、彼女にこういわれながら…

736:名無しさん@ピンキー
08/04/11 18:36:23 cyE5kyba
スゲーおもしろい感動した!
これからホタルイカ買ってくる。

737:名無しさん@ピンキー
08/04/11 19:03:56 1EAsohZV
傑作だ
オチまで素晴らしいよ
神シナリオGJ!

738:名無しさん@ピンキー
08/04/11 19:04:45 1EAsohZV
傑作だ
オチまで素晴らしいよ
神シナリオGJ!

739:名無しさん@ピンキー
08/04/11 19:30:08 cyE5kyba
冷静になって考えると、男(=異星人)の大きさ設定が難しいな。
人をパックリ喰えるほど大きく、sex描写に不自然さを感じさせない範囲の体格差…
テキストだと「彼女の倍近い身長と巨大な口」と描写を抑えることで
読者(=スレ住人)の逞しき想像力に委ねることが出来るが
アニメや漫画だと具体的に描写することになるから、純愛カニバ(?)は小説向きの題材なのかもな。
今回の話では喰いちぎってるわけだが丸呑み派となるとますます難しいよな。

740:名無しさん@ピンキー
08/04/12 01:09:31 T/TFMnxF
食いちぎり凄くグッジョブ!
金曜日の夜にとても良い思いをした。
是非また描いてください。

741:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:49:53 LfNbxJZd
俺は丸呑み派だが…詳しく書くと
頭から包まれる→手足をバタつかせ抵抗→やがておとなしく→少しずつ吸い込まれ→体内に消える
この流れに萌える

742:名無しさん@ピンキー
08/04/15 00:38:27 CXOlJhH5
それは「幼女を狙う公園に潜む触手」を思い出すなぁ

作者さんもご無沙汰だし、ああいうの書く人いないのかな?

743:名無しさん@ピンキー
08/04/19 00:51:53 ou2/quf9
人いないな~

744:名無しさん@ピンキー
08/04/19 20:19:13 3NMoALVd
いるぜ

745:名無しさん@ピンキー
08/04/19 21:24:54 M2apGkIY
また食いちぎりかくよ


746:名無しさん@ピンキー
08/04/19 22:35:35 3NMoALVd
>>745
キター

747:名無しさん@ピンキー
08/04/20 00:46:47 odwjBP2f
>>745
そのジャンルはいい加減食傷気味だ、
ほかのやつを書け。

748:名無しさん@ピンキー
08/04/20 03:30:18 bJ2DiDZo
>>745
キター な人間がここにもいます
自分も頑張るよ

749:名無しさん@ピンキー
08/04/20 03:54:04 yzGkBvzu
>>747
煽るなよ

750:名無しさん@ピンキー
08/04/20 14:26:13 sTL1SL2i
>>735
元ネタ新井素子『あたしの中の・・・』だね
でもすごくうまくできてて楽しかったヨー

751:名無しさん@ピンキー
08/04/22 21:11:54 4pFHRGGG
グーグルでそれ系小説探しているのだけれど
なにかいい検索ワード無いかな。
食いちぎり系で

752:名無しさん@ピンキー
08/04/22 22:36:17 mIcahKSZ
紹介しようにも狭い世界、貴方が既に知ってるものばかりかも知れない。
(   )部屋、(    )ブルー、リョ( )板のSS、小(   )製造所、
怪物スレの保管庫、虐殺スレとさくら100gの過去ログ、後はチョコにするとかの状態変化系。
ネット上のSSで俺が知ってるのはこれが全部です。(外部は伏字を入れました)
検索より管理人の交友関係から探ったほうが効率的だと思う。

753:名無しさん@ピンキー
08/04/24 05:52:13 DJ264oop
やっぱ駄目だ
食いちぎり系は気分が悪くなるorz

754:名無しさん@ピンキー
08/04/25 18:29:28 2iW+rbBN
これが噂のネガティブキャンペーンですね、わかります

755:名無しさん@ピンキー
08/04/25 20:02:17 87CA6olh
食いちぎりはグロいだけだからな。

756:名無しさん@ピンキー
08/04/26 12:10:01 2Whha9U5
一日一回ネガキャンですか

757:名無しさん@ピンキー
08/04/26 12:23:44 RYkiK6sw
まあまあ。
お互いにポジティブにいこうよ。

758:名無しさん@ピンキー
08/04/26 12:53:33 RYkiK6sw
すまね

759:名無しさん@ピンキー
08/04/26 19:48:46 2Whha9U5
バカのせいで職人がssを張りにくくなったとさ

760:名無しさん@ピンキー
08/04/27 00:15:25 E1mMPLmd
単純にネタが無い
あとテンションが上がらない
春の忙しさのせいで書く時間も無い

ふぅ

761:名無しさん@ピンキー
08/04/27 00:59:31 QQwlnBDo
GW宙に1本描けるように頑張るよ
いつもの文章下手くそだから期待しないでね

762:名無しさん@ピンキー
08/04/27 17:58:31 i3RJjWpX
wktkしながら今から裸で待ってます(`・ω・´)

763:名無しさん@ピンキー
08/04/28 07:28:15 VDsgetZT
妖怪が人間に食われちゃだめなのかな
時の権力者が不老長寿を求めてロリ人魚とかロリ肉人とかの活け作りを、とかさ

764:名無しさん@ピンキー
08/04/28 12:26:49 Y4Rs0nrh
>>763
残念ですが…

765:名無しさん@ピンキー
08/04/29 19:30:31 TMPFV3VF
逆ならokだけどな。
昔読んだコミックに、山に清掃活動に行った中学生が野槌に食い殺されるのがあった。

766:名無しさん@ピンキー
08/05/02 15:23:08 OVDiDfOV
お久しぶりに書かせて貰います。

「私もずいぶん馬鹿にされたものね」リングの上の女は手にはめた格闘技用のグローブを直しながら呟いた。
飾り気の全く無い白いレオタードに身を包み、長い金髪を後ろで束ねている。
「まあ、まあ、まあ、怒らないでくださいミス、エミリア ‘ライトニング, ヒーリング」
リングの下にいた黒いタキシードを着た男はおどけた調子で声をかけた。
「いや困っていたんですよ、ほんと、この条件を受けてくれる方がいなくて」そういうと男は肩をすくめた。
そんな男には一瞥もくれず、エミリアは吐き気のする思いで周囲を見回した。
幼い妹を人質に取り無理やりこんなところに呼びつけたものが、何処かにいる筈だった。
「・・・・もう一度聞くけど、本当に妹を返してくれるんでしょうね」「もちろん!!組織はいつもあなたにうそをついたことは無いでしょう?」
ニコヤカに告げる男の顔をジロリト睨むと、男は大げさに驚いた顔をする
「おお、怖い、そんなに怒ると美しい顔が台無しですぞ?」そう言いながらそそくさとリングから離れると
上からゆっくりと何かが降りてきた、それは
「金網!?」エミリアの驚いた声にあわせ外から先ほどの男が声をかけた。
「はい、ミス、エミリア‘ライトニング,ヒーリング貴女の対戦相手が貴女に恐れて逃げ出さないように用意しました」
「ちっ」舌打ちをし男を先ほどより激しく睨みつけた後金網をじっと見つめた。
(どうあっても逃がさないつもりね)だが負けるわけにはいかない、エミリアは自分にそう言い聞かせ、ゆっくりと息を整えた

767:名無しさん@ピンキー
08/05/02 15:56:02 OVDiDfOV
続きです

ガシャン 大きな音を立てて、金網が完全に降りる。金網の向こう側には開閉扉が見える、あすこから対戦相手が入ってくるのだろう。
だが組織の中には、自分を打ち倒せる者などいないはず、「やつら、何を考えて・・・・・」
そうエミリアが思ったその時扉がゆっくりと開くと、入ってきたものを見て、エミリアは息を呑んだ。
「ば、化け物・・・・」身長は約3メートルぐらいだろうか、何か動物のような頭部と全身毛むくじゃらの体をした生き物が入ってきた。
「ミス、エミリア、紹介しましょう!!われらが生んだファイター、ミノタウロです!!」
そう、それはギリシャ神話の化け物ミノタウロスをイメージさせるような化け物であった。
「ギュごごオオオオオ!!!」何かわからない言葉を発しながら今にも襲い掛からんとしているモンスターを見て恐怖を覚えるエミリアだったが、
すぐにわずかに残る勇気を振り絞り目の前の怪物をを睨みつける。
「卑怯者!!この化け物を倒したら、次は貴様たちを皆殺しにしてやる!!」エミリアはその場に聞こえるように大きな声を張り上げると
その勢いに押されたタキシードが悲鳴を上げながら、その場を離れる。
「グオオオオオ!!!!」その声に触発されミノタウロが雄たけびを上げながらエミリアにまっすぐ突っ込んできた。
「フッ!」それを横によけながら突進してくる勢いにあわせカウンターで化け物のすねを蹴り上げる。
「ぐああああ!!!!」痛みなのか興奮のためか、ミノタウロはさらに大きな咆哮をあげる。
腕をめちゃくちゃに振り回すとエミリアめがけて振り落とす、だが冷静にそれを避けると先ほどと同じところにローキックを
叩き込む。バシン!肉を鞭で打った時の様な音があたりに響き渡りエミリアは手ごたえに満足していた。
「こいつ・・力任せなだけだ・・・当たらないように戦えば勝てる!」エミリアはそう確信すると足を使い、ミノタウロの周りを回り始める
‘ライトニング,の二つ名が示す通り、化け物は全く動きについてこれずにいた。「まずは足を封じる」
次々と的確にローキックを繰り出すエミリアそしてついにミノタウロはリングに方膝をついた。
「いまだ!!」勝機を見て取ったエミリアはミノタウロの後頭部に懇親のハイキックを叩き込んだ。


768:名無しさん@ピンキー
08/05/02 16:20:48 OVDiDfOV
バシーン!!今までとは比較にならないほど大きな音があたりに響き渡る。「仕留めた!!」
エミリアが思った瞬間、ドゴン!!!すさまじい音を立ててリングが揺れ、ハイキックを打った直後のエミリアは
たまらずその場に尻餅をついた。「な、なに・・・?」何が起こったのかと思ったら目の前の怪物がリングを両腕でたたいていたのだった。
その振動はすさまじく、エミリアが立っていられないほどの振動だった。
「あれを食らって平気なんて・・・・」目の前の対戦相手に恐怖したとき、ガシッ、突然足をつかまれる。
「しまっ・」しまったと思ったときにはもう遅かった。ふわりと体が持ち上げられると
バシン!!!!!ものすごい勢いでエミリアはリングに叩き付けられる。「アアアアアア!!!」
今までの強気な態度からは思いも付かない様な、扇情的な悲鳴が辺りにに響きわたる。
「う、受身を・・・」とっさに受身を取るが、それは人間同士の闘いの技であり、人対化け物を想定したものではなかった。
二回、三回まではともかく、足をつかまれたまま振り回され何度も何度もリングに叩き付けられエミリアの意識は
混濁してくる。「あああ・・・・ぅぅぅ」口からは弱弱しい悲鳴が漏れぐったりとしたまま全身の力は
抜け切っていた。そんなエミリアを乱暴にリングに放り投げると勝ち誇るように
ミノタウロは咆哮する、美しい女戦士はリングの上に無様に倒れこみ、きれいな金髪もボロボロと成り果て、
純白のコスチュームは汗や体液によりグシャグシャになっていた。
長く美しい手足を投げ出したままエミリアは全く動けずにその無防備な肢体をさらけ出していた。


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