戦国BASARAでエロパロ 信者4人目at EROPARO
戦国BASARAでエロパロ 信者4人目 - 暇つぶし2ch47:名無しさん@ピンキー
07/06/24 01:50:31 xd7Oq+q+
保管庫見て小説にくらべ絵があまりに少ないと思い流れを全く読まずにかすが投下
URLリンク(www.vipper.org) 文字なし
URLリンク(www.vipper.org) 文字あり
ばさらのエロ絵をあまりみかける機会がないのでこちらも増えてほしいところ
もちろんエロ小説も大好きであります投下wktkしてますぜ

48:名無しさん@ピンキー
07/06/24 09:18:46 MwkYSjKc
蘭丸と………誰でもいいや。
誰か女キャラとヤってくれたらそれでいい。

49:名無し
07/06/24 16:08:03 2GJLCop+
素晴らしいな

50:名無しさん@ピンキー
07/06/24 18:02:32 ym2WNcXZ
>47
ぐっじょぶでしたよ。わっふるわっふる


51:名無しさん@ピンキー
07/06/25 11:46:04 Zf2pt1df
>>47
見れませんでつた(ノД`)
ログ下さい…

52:47
07/06/26 19:26:07 ebchSaC+
>>51
URLリンク(p.pita.st)
こんなこと今回だけなんだからねっ!

53:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:33:58 bAJofCId
>>47
おまい優しいな…
おいちゃん思わず…(つω`*)ポッ

54:名無しさん@ピンキー
07/06/29 10:12:57 ILZ4cLZq
>>47,>>52
GJ!!47の優しさに惚れた

誰かこの神絵を見てかすが作品書いてくれるお方はいないのだろうか
wktkしながら待ってる

55:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:07:58 uB3azJ+d
―三河に不穏な動きあり。
そんな情報がかすがのもとに届いたのは、夏の暑い日のことだった。

「みかわ。とくがわいえやす。ほんだただかつ……」
謙信の声音は、濁ったような重い熱を含む大気を澄んだ透明さでふるわせながら、かすがの
耳に染みていった。
じっとしているだけで汗ばんでくるほどの暑さの中、謙信のまわりの空気だけは常と変わらぬ
気温を保っているかのように冴え冴えとしている。
思わず懐に飛び込みたくなる衝動を彼女に抱かせ、けれどこの神域に俗人が踏み込んでは
ならないと物怖じさせるような厳かさと静謐さが、かすがの体を正座したままの体勢に
保たせていた。
今日の謙信は、常にも増して神懸かって見えた。
夏の陽射しですら、無粋な暑苦しさで謙信の思考を乱すことなどできはしない。
かすがは涼しげな顔の我が主をうっとりと見つめて、暑さからくるものではない体温の上昇を
なかば心地よく感じながら黙っていた。
「ほんだただかつ。あの、きかいにんぎょうのような、おとこ」
戦国最強と謳われる、本多忠勝。
三河になにかの動きがあるならば彼が関わっていないはずはない。
そして、それを擁する徳川の動向は決して無視することができないものだった。例え今は
上杉と敵対関係でなくともだ。
ぽつぽつと言葉を漏らしていた謙信の唇がふいに閉じ、青い瞳が思慮深げな色を湛えて揺れる。
ああ、とため息をこぼしたかすがの顔に、まもなく謙信の視線が注がれた。
「かすが」
短く名を呼ぶ謙信の相貌はひたすら美しく神々しく、それがかすがの胸を打ちふるわせた。
「はい」
かすがは静かに顎を引いた。
謙信もまた頷き返す。瞳の色が優しい。
顔がぽっと火照るのを感じて、かすがは取り繕うように早口で言った。
「探って参ります」
三河に向かう道すがら、かすがは謙信の顔ばかり頭に思い浮かべていた。

56:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:09:08 uB3azJ+d
家康の居城に忍び入ったかすがを待っていたのは、驚きと疑惑だった。
「これは……?」
思わず口に出した言葉がいやによく響く。
かすがはキュッと口を結び、辺りを素早く見渡した。
冷たい空気に混じっているのは鉄臭い油のにおいだ。それが、はるか下方から階段をつたって
流れてくる。
―地下室、か。
かすがは視線をあちこちに動かしながら、猫よりも静かに足を踏み出した。
ここに至るまでの道のりは平穏そのものだった。城下町も道行く人も、城の門番も城の
内部も拍子抜けするほどの明るい表情でかすがを驚かせた。
三河に不穏な動きあり。なんだ偽情報を掴まされたか、と思った矢先に地下へと続く扉を
発見したのだった。
疑り深く足元の暗闇を睨みながら、かすがは慎重に足を進めた。
通路の横幅は人ひとりが通行するのがやっとの広さしかない。それがぐねぐねと蛇行する
ように曲がっていて、ひどく見晴らしが悪かった。人の気配がないのが幸いだった。
しばらく経って、ようやく地下の構造が分かってきた。
例えるなら、ここは巨大な蟻の巣だった。
下へ下へと無数に広がる地下道と、等間隔に点在する鉄の扉。重量感のある扉を極力静かに
開けてみると、ちょっとした空間が広がっている。鉄くずを無造作に積み上げた部屋や
平たい布団が敷かれた畳部屋、食事を摂った形跡の残る部屋もあった。
明確な生活臭があるにも関わらず、依然人の気配だけはしなかった。
かすがは撤退した方がいいと分かっていながら、なおも階段を下り続けた。
鉄臭い悪臭がどんどん濃くなってきたからだ。
危険な、嫌なにおいに近づくということ―それは取りも直さず、三河へ潜入した目的を
達成できるという予感に他ならない。

無謀なことをした、とかすががハッキリ悟ったのは、その直後のことだった。
目の前には、すり鉢のような形状になっている大部屋が広がっている。これまでの道のりが
蟻の巣なら、ここはさながら蟻地獄の巣だった。
「ここは……?」
部屋に踏み込んだかすがの背後で、扉が不気味な音を立てながら閉まる。
―しまった!!
叫んで後ろを振り向く前に、全身を電撃が駆け抜けた。
「う、あああ―ッ!!」
閃光が暗闇を斬り裂く。
鋭い痛みが全身を這い回っては、眼前でチカチカと光が跳ねた。
体の自由が利かない。
かすがは前のめりに倒れていくのを感じながら、前方へ視線を投げた。
部屋の中央に巨大な人影が見えた。
稲妻に照らされた彼の装甲が、剣呑な光でかすがの目を嬲る。
「本多、忠勝……!」
最後の抵抗のように声を絞り出す。
かすがの意識は、暗く重く濁っていった。

57:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:10:11 uB3azJ+d
金属が擦れるような音が耳に障る。
「う、う……」
かすがは低く声を漏らしながら、ゆっくり目を開けた。
焦点が定まらない。手のひらを顔の近くまで持ってこようと思ったが腕はかすがの意思どおり
には動かずに、ただ痛みだけを訴えてきた。
頭を振ったかすがの耳に男の声が入ってきた。
「目が覚めたようだな」
その声がかすがの意識を覚醒させた。
「お前は……!」
叫んだかすがの眼下で、黄金の甲冑に身を包んだ男が不敵に笑っている。
徳川家康だった。
彼の身の丈よりも長い槍を軽々と持ち、かすがの方へと向けている。その切っ先には糸の
ように細い光が、絡まるようにして這っていた。
かすがの体に電撃を放ったのは家康に違いない。
反射的に身構えようとしたものの、かすがの体は彼女の自由に動かせられなかった。
「くっ」
両手を高く掲げさせられ、手首には鉄の縛めが施されている。
手首から伸びる頑丈そうな鎖は天井付近の梁に繋がれており、かすがは両手を広げたまま
宙吊りの格好になっていた。
かすがは視線を家康の方に戻す。
それを待っていたかのように彼は口を開いた。
「上杉殿の忍がワシの城になんの用だ」
「私はなにも吐かないぞ」
ぴしゃりと跳ね除けるように言うと、家康は笑った。
「ふっふっふ。なんの用か、想像はついておる。わざわざ探りにくるとはご苦労だったな。
ははっ、そう構えるな、殺す気はない。用が済んだら帰してやろう。約束してやる」
少年のような明るい笑顔だった。それが薄気味悪くて、かすがは身じろぎした。
鎖が耳障りな音を立てる。
「用、とはなんだ」
「お前には特別に見せてやる。―いや、むしろ見せたいのだ! 進化した本多忠勝の
その雄姿をなっ!」
声とともに部屋の照明がカッと明るさを増し、かすがの目を眩ませた。
「さぁ起きろ、忠勝ッ! お前の力を見せてやれ!!」
「……!?」
叫んでかすがの背後を指差した家康の視線を追う。
そこには、かすがが気を失う前に見た、あの巨大な人影があった。
家康の声に応じるように、人影は軋みながら腕を動かした。
兜の下で一瞬光った目は、まるで炎のように赤い。
鉄の装甲が彼の動きに合わせて鈍く輝き、ガシャガシャと恐ろしい音を立てる。
「…………」
かすがはこのとき、身内から湧き上がってくる抑えがたい恐怖に赤子のように怯えること
しかできなかった。
―戦国最強、本多忠勝。敵兵に、同じ人間とは思えないとまで言わしめるほどの武将……。
確かにそうだ。この男は人間の範疇を超えている。
恐怖から逃れるように、かすがは本多忠勝から目を背けた。
「忠勝っ! 起きるんだッ」
家康が声を張り上げた。
「……!……!……!!」

58:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:11:29 uB3azJ+d

  ―――――――――――


   走己
  
   重力        戦国最強
               本 多 忠 勝

  ―――――――――――


地響きのような音とともに、本多忠勝は立ち上がった。
「……っ」
背後にある圧倒的な威圧感にかすがは息を詰まらせる。
「はははっ、どうだ。これが本多忠勝だ。間近で見られて嬉しいだろう」
家康は喜色満面といったふうな表情でかすがの顔を覗きこみ、次いで部屋の隅から巨大な
桶を抱えて戻ってきた。
中には水のようなものが入っているらしく、跳ねてぴちゃぴちゃと音を立てている。
かすがは敵意を剥き出しにして家康の顔を見据えた。
部屋中に充満する鉄臭い油の不快なにおいに、かすがは知らず苛立っていた。そして
そこに立つ本多忠勝という男に怯えていた。
「なにをするつもりだ」
「ふっふっふ」
家康は面白そうに笑っている。
「なにを―!」
「やれっ、忠勝!」
背後で鉄の塊が動く気配がした。
とっさに後ろを振り向いたかすがの瞳に、本多忠勝が映る。
忠勝の顔は兜の影と面具に隠されていて、ほとんど見えない。真一文字に引き結んだ
唇の表情は無機質なものだった。
「やっ、やめ……!」
かすがは、腰の辺りにあてがわれた手のひらの硬い感触に悲鳴を上げる。
と同時に、彼女の装束は無残に引き裂かれていた。
腹から腰にかけてを覆っていた衣が真横に裂かれて、忠勝の太い指に絡まっている。
「あ、ああっ」
秘所を男たちに見られるのを嫌って、かすが身をくねらせた。
「よーし、上手いぞ忠勝。器用なもんだ」
かすがの羞恥など気にしないそぶりで家康は笑うと、手に持った桶を抱え直した。
「それっ!」
楽しげな掛け声とともに、桶の中身をかすがの体にぶちまける。
うっ、と声を上げたかすがは、すぐに桶の中身が水ではなかったことに気づいて訝った。
体にかけられたこの液体は、水よりも粘度がある。肌に纏わりつくようにして徐々に下へ
流れて、床に水溜りを作っていく。
この液体はなんだ、と問う前に、家康は忠勝に恐ろしいことを命じた。
「忠勝。まずは指でこの女を犯してやれ、いきなり『アレ』では驚くだろうしな」
「なっ!」
「……!……!!」

59:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:12:35 uB3azJ+d
忠勝は家康の命に従順に従った。
謎の液体を指に絡ませると、迷うことなくかすがの秘所へと向けていく。
「やめろっ、ああっ、やめっ!」
硬くて太い忠勝の指が肉芽を擦り、秘唇を撫でる。
指の動きはどこか作業的なもので、しかし異様に執拗な愛撫でもあった。ヌルヌルとした
感触は、かすがの中に嫌悪感ではなく快感を呼び起こさせていた。
「あっ、あうぅっ、謙信様ぁっ」
膣口の周りを撫でる指先に、かすがの腰が跳ねる。
ぐっと押し割るようにして、忠勝の指が穴の中に潜り込んでいった。指とかすがの秘所に
溜まった粘液が、挿入を容易なものにしていた。
「ふあっ、あああっ!」
指一本が入っただけとは思えないような圧迫感に、かすがは声を上げた。それだけでは
ない、冷たく硬い感触は異物を膣に挿入したときような感覚でかすがを戸惑わせた。
さらに深部を探られる。
忠勝の指の関節のひとつひとつが膣口に引っかかり、あるいは胎内で襞を掻いた。
「ふぅっ、ああっ、あっ、あっ……!」
喘いでいるうちに自分の腹が愛液を吐き出し始めていることに、かすがは気づいていた。
背後の忠勝はそれに気づいているのかいないのか、表情を変えないまま、かすがの中を
指で犯し続けている。
快感に翻弄されつつも、かすがは疑問を感じていた。
家康は『進化した本多忠勝の雄姿』と言っていた。三河に不穏な動き、というのは家康の
口ぶりからして本多忠勝がなにか強力な力を手に入れた、とかそういう意味なのだろう。
だとしたら、それはどんな力だろうか?
そこまでなんとか考え、次の瞬間、かすがはギクッと体を強張らせた。
家康がかすがの顔を面白そうに眺めている。
「忠勝、もういいぞ」
言うと、胎内で蠢いていた指が勢いよく抜き取られる。
「あぁうんっ」
節くれ立った指が膣口に引っかかる感触に、かすがは嬌声を上げた。
息を整える間もなく、家康は大声で叫ぶ。
「ふふっ、ふふふははははっ! 生まれ変わった忠勝の真価、それを拝ませてやろうっ。
―忠勝ッ、真・攻撃形態だっ!!」
「……!……!!」
目を丸くしたかすがの背後で、忠勝の動く音がする。
「!?」
振り向いたかすがは息を飲んだ。
攻撃形態、の声に応えて忠勝の背中に大砲がせり上がってくる。
同時に、下半身にも変化が訪れた。
甲冑を押し上げるようにして股間から長いものが伸びてくる。
ウィーン、という聞き慣れない音が不安を呼び、かすがの顔を強張らせた。
それは天を仰ぐ姿勢を崩さぬまま、やがて静止した。

60:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:13:43 uB3azJ+d
「な、これ、これは……」
かすがは動揺を隠せなかった。
「すごいだろう、驚いたか!?」
かすがはもう一度、忠勝の股間をまじまじと見た。
これほど長く大きな、それでいて硬そうな、しかも強そうな男性のアレを見るのは初めて
だった。
股間の巨砲を前にしては、背中に装備された大砲さえ霞んで見える。
「これが男の浪漫ッ。おっきくって太いのだっ! この流線型、この色艶……これぞ
男の象徴ではないかっ! カッコいい、カッコいいぞ忠勝ーーーッ!」
家康はちょっと気味が悪いくらいひとりで盛り上っている。
かすがは絶句していたが、まもなく立ち直ると家康に問い正した。
「ちょっと待て! これが、お前の言う『進化した本多忠勝』というやつなのか!?」
「そうだっ。凄かろう、羨ましかろう! こんなすごい逸物をもっているのは世界広しと
言えども、この本多忠勝だけよ。わっはっはっは!」
「凄いが、羨ましくなどないっ!」
かすがは嫌な予感を感じながら、さらに問うた。
「では、三河に不穏な動き、というのは」
「ワシが撒いた噂よ。試運転代わりにどこぞのくのいちに実験台になってもらおうと
思ってのう」
「なんだと!?」
「ふっふっふ、おしゃべりはここまでだ。なぁに、済んだら解放してやると言うただろう」
かすがは今度こそ絶句した。
拒絶することなど許されなかった。
この、凶器のような男性のアレに犯される。犯されてしまうのだ!
「ああ、謙信様……申し訳ございません」
悔しさと屈辱感でいっぱいになった頭で、そっと謙信のことを思う。
「忠勝ッ! お前の第二の機巧槍の威力、教えてやれ!」
背後で忠勝が頷く気配がした。
両足を掬い上げられ、大きく開脚させられる。
「いやっ、いやーっ! 謙信様ぁあああっ!」
「……!……!!……!!!」
指で慣らされた、濡れた秘所に忠勝の槍が深々と刺さっていく。
問答無用の攻撃に対して、かすがには抗う術などない。
尋常ではない圧迫感に襲われて、ただ息を詰まらせていた。
「あ、あうっ。謙信様……」
「のこのこと探りにきたのが、運のツキだったな」
かすがの口からしきりに謙信の名が出ることに辟易したのか、家康は顔をしかめている。
「そんなに慕うておるなら、軍神の尻を追いかけてるだけにしておけばよかったものを」
刹那、顔を上げたかすがは家康の顔をキッと睨みつけた。
「謙信様の尻と言ったか、おのれぇっ!!」
謙信に対する不埒な言葉、それをかすがは見過ごすことができない。
家康は一瞬、目を丸くした。
「尻を尻と言うてなにが悪い」
「下劣な―ウッ」
ずん、と突き上げられ、かすがは呻いた。

61:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:14:49 uB3azJ+d
深々と差し入れたところで止まっていた忠勝は、もしかすると家康に対するかすがの態度に
抗議の意味を込めて動き出したのかも知れなかった。
乱暴に腰を打ちつけては、かすがの悲鳴を待つように静まる。かすがが甲高い声で叫ぶと、
また一突きを加えるのだった。
「ああっ、ううんっ!! はあぁっ、あんっ」
かすがは、忠勝の硬い男根にひたすら突かれ続けた。
肉路をぎゅうぎゅうと押し開かれ隙間なく擦れることで生まれる摩擦は、甘美な快感とは
言いがたいものの、確かにかすがの肉体に快楽をもたらしていた。言うなれば、戦慄する
ほどの激しい衝撃と呼ぶに相応しい、荒々しい官能だった。
「はあっ、ああーっ! あううっ、うくうぅっ」
忠勝の腰の動きは徐々に早まっていく。
「でかい! 硬い! 速い! すごいぞ忠勝、いいぞ忠勝ーッ!」
家康は忠勝への賛辞の言葉を興奮しながら叫び、腕を振り回していた。
「……!……!!……!!!」
「あああーっ! ああっ!!」
ガンガンとまるで掘削機のような振動が、かすがの胎内でこだました。
抉るように、掘り返すように、刺し貫くように、忠勝の男根はかすがを犯す。
唇から唾液が零れ、喉から胸へと伝っていく感触がした。それを拭うことすらできないのが
歯痒くもあるが、胎内を行き来する男根の振動を前にしてはそんな思いなど些細なことに
すぎなかった。
と、依然興奮したままの家康が、また忠勝に声をかけた。
「今だッ、忠勝! お前の最後の技を見せてやれっ!」
「……!!……!!!」 
最後の技?
と、快楽に痺れた頭の中で繰り返したかすがは、すぐに悲鳴を上げていた。
「ひぃっ!?」
中で男根が異様な動きを見せていた。
グネグネとおかしな動きをしながら、ぬめった膣壁を巧みに刺激している。
「ああっ!? はあっ、ああっ、ああっ、ま、回って、回ってるううーっ!!」
事態を把握したかすがは、喘ぎながら舌をもつれさせた。

62:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:16:06 uB3azJ+d
胎内で、忠勝の男根が回転しているのだ。
忠勝の股間からは、キュルキュルと金属が摩擦するような音が響いている。
「だめえっ、やめてっ、こ、こんなっ」
右に回転したかと思えば、今度は逆回転を。
予測不能な動きに加え、忠勝はそのまま腰を揺すり始めた。
「やーっ、ああっ! 痛っ、いいっ、いいーっ!!」
「いいぞ、忠勝。敵は陥落寸前だーッ!!」
「……!!……!!!」
ぐちゃぐちゃと水飴を捏ねるような音に忠勝の男茎が回転する音が混じり、無機質で
いやらしい妖しい音となって広い部屋に響き渡る。
「あ、あつ、熱いぃぃっ! はあぁっ、熱いぃっ」
急に熱を帯び始めた忠勝の男根に、かすがは悲鳴を上げた。
火掻き棒で胎内を抉られているような感覚だった。
痛みと快感が同時にかすがの肉体を犯す。
ガンガンと突き上げる忠勝の腰の動きはいっそう加速していき……、
「イけーッ! 忠勝ー!!!」
「イクッ、イッ―痛っ! ぃたっ、ああぁんっ!……えぇっ!?」
「……!?……!!!!!!!!!!!!」
―ガクン!
突如、プシューと息を吐いて忠勝はその場に崩れ落ちた。
音を立てて男根が抜け、同時に解放されたかすがの足は空中でふらふらと踊った。
「あっ、ああ……?……あうっ」
なにが起きたのだ。
眉をひそめたかすがの耳に、家康の悲鳴が飛び込んできた。
「忠勝? 忠勝!?―た、ただかーーーーーつ!!!」
叫んで忠勝に駆け寄ると、彼の身体を医者のような眼差しで見て回る。
気を失っているのだろう、忠勝のその顔に家康は何度か軽い平手を見舞っていたが、やがて
顔を左右に振ると、肩を落とした。
家康はその場に膝をついて、ガックリとうな垂れた。
か細い声が、かすがの耳に届いた。
「は、早過ぎたんだ……。すまぬ、すまぬ、忠勝!」



「なんだったんだ? アレは……」
意気消沈した家康はまもなくかすがを解放したものの、越後に帰る道すがら、彼女の足は
重かった。
どうすればいいのだ。謙信様になんと報告すればいいのだろうか。
犯されましたとは言えない。さりとて、本多忠勝のアレはおっきくってすごいんです、などとも
言えはしない。
憂鬱な思いでふと顔を上げたかすがの頬を、風が撫ぜていく。
西の空はいつの間にか暮色に染まっていた。
ひぐらしが物悲しい声で鳴いている。
「あ、あぁ、謙信様」
夏なのに、風は冷たい。



おわり

63:名無しさん@ピンキー
07/06/30 00:00:36 GMetlG38
>55
GGGGJJJJッ!
つーか家康の解説ワロタww

64:名無しさん@ピンキー
07/06/30 10:22:08 eD64ULRh
「早過ぎたんだ」ワロスwwwwww
そしてGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

65:名無しさん@ピンキー
07/06/30 19:04:16 wOJ+CRUO
>>55
GJGJ!!!!!家康にクソワロタwwwwww
かすがハァハァ(*´Д`)

66:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:53:57 gPOJGNfj
>「謙信様の尻と言ったか、おのれぇっ!!」
ハリー・オードかよw

67:名無しさん@ピンキー
07/07/01 15:29:22 S7qI4oeg
GJGJGJ!強姦なのに笑える!

悩んだ揚句に「すっごくおっきいんです」と報告して
謙信様を嫉妬させてやるんだ、かすが!

あ、忠勝が早過ぎてかすががイケなかったなら
帰り道で同じく徳川の動きを探りに来た小太郎か佐助と鉢合わせて
疼きをおさめてもらうのもいいね


68:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:08:32 28TiFoCL
>>67
>帰り道で同じく徳川の動きを探りに来た小太郎か佐助と鉢合わせて
>疼きをおさめてもらうのもいいね

そ、それだーーー!!!!

69:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:19:29 PguEspWu
>>67
それ、イイ!!
禿期待!!

70:名無しさん@ピンキー
07/07/03 03:54:47 /nSgu02y
>>67
もういっそ3Pしちまえばどうだろう
無言で的確にかすがの感じる所を攻めてくる小太郎
言葉攻めでちょいS入ってる佐助
イケなくて悶々としてたかすがもこれで大満足だな!

71:名無しさん@ピンキー
07/07/04 17:55:12 l1D78u0x
>>67=孔明

避難所の学園パロディ?ネタにもう付いて行けないんだぜ

72:名無しさん@ピンキー
07/07/04 18:35:24 Igduo+Ag
>>67
佐助と小太郎が分身して林間パーリィとかもいけるな

73:ちょっと愚痴が通りますよ…
07/07/06 00:38:59 AtUGvy6Q
>>45
ありが㌧。御礼が大変遅れてスマソ。

なんつーかあれだ、妄想ですき間を埋める楽しみを公式に奪われると泣けてくるトホー
更に公式で学園かyo


74:名無しさん@ピンキー
07/07/08 15:00:37 QYnJZXil
学園パロといえば、ナルトのエンディングが学園モノになってたな。
原作が漫画なら、描くのは当人だから違和感なかったが
BASARAは、パロを同人作家に描かせるから同人誌にしか見えないんだよな

75:名無しさん@ピンキー
07/07/09 20:30:20 +lVVwowf
銀魂は同人でよくやるネタを原作でさっさとやっちまうから
同人泣かせだと聞いたことがある。
BASARAもそれをやろうとしてんのかねぇ。
考えすぎか。

76:名無しさん@ピンキー
07/07/10 11:48:34 d0shCMcE
さて、そろそろエロパーリーが始まっても良い頃だ

77:名無しさん@ピンキー
07/07/10 17:06:09 78NaoFvM
パーリィ

78:名無しさん@ピンキー
07/07/11 17:47:52 8GgCi64U
Let's パーリィ 秀吉

79:名無しさん@ピンキー
07/07/15 23:27:42 iYqH1zjf
 |ω・`) ダレモイナイ・・・カスガ投下スルナライマノウチ
 |⊂

 |ω・`)つURLリンク(p.pita.st)
 |

 | パーリィマデノハシヤスメニデモドゾー
 |彡 サッ

80:名無しさん@ピンキー
07/07/15 23:42:00 mDrD59Ei
わっ…わわわわっふるゥゥゥウ!
あなたが神だ…!

81:名無しさん@ピンキー
07/07/17 21:03:51 Lj6r1AGN
かなり下がってるからあげるよ

82:名無しさん@ピンキー
07/07/18 23:32:20 xg55icU+
本スレの画像を常に保管できない件についてorz

83:名無しさん@ピンキー
07/07/19 21:47:01 1JZl015n
>>55-62の続編いきます
ネタくれた人ありがとう

84:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:48:18 1JZl015n
西日の反対側はすでに夜闇が濃い。
越後へ帰る道の途中、明るさから逃れるようにして分け入った暗い森の中で、かすがは
そっと耳を澄ませた。
聞こえてくるものは、ひぐらしや鴉の鳴き声だけではなかった。彼女の耳の奥には、まだ
本多忠勝の起動音が残っている。
破壊の象徴のような荒々しい音。かすがの胎内を壊さんばかりに暴れる、あの音。
不埒な想像を脳裏に描いただけで、胸の奥と腰が甘く痺れた。
あと一息だった。
あともう少し、ほんの数回だけ忠勝に刺し貫かれたなら……。
「ああ……!」
犯されながら感じていた。それどころかもっと欲しがっている今の自分を自覚して、かすがは
崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。これ以上、己が身を越後へ近づけたくなかった。
胸の中には想い慕う謙信の微笑が眩しく輝いているのに、同じ胸に醜悪な願望を住まわせている。
汚してしまうと思った。
醜い欲望が、麗しい謙信の面差しを汚してしまう。
「―だめだっ」
こんな願望は一刻も早く捨て去らねばならない。
涙目になって表情を強張らせたかすがはしかし、思いとはうらはらに細い指先を淫らな
秘裂へと向けていた。
そこは濡れた感触で指を包み込み、最奥を抉られるのを求めるようにヒクヒクと収縮している。
「くっ……うううっ!」
いやらしい女だと、己自身を折檻するような気分で二本の指を強引に刺し入れると、痛みを
ともなった快感に肉体だけが歓喜した。
あの官能を体が思い出している。それで悦んでいるのだ。
「ううっ、はっ、んん、ううぅっ」
膣壁が指を締めつけながら、いっそう愛液を吐き出し始めた。
グチャグチャと泥を捏ねるような音に興奮して、喘ぎながら頭を左右に振ると、髪に染みついた
忠勝のにおい―鉄と油の不快なにおいに鼻の奥を刺激され、背筋に電撃にも似た疼きが走る。
「あはぁっ、ふうぅんっ!」
仰け反りながら片方の手で肉芽を摘まむと、もう後戻りはできなかった。
「はぁっ、はふ、ううんっ、ん、んーっ!」
顔と上半身を地面に擦りつけ、腰を高く掲げて尻を振る。
指先だけが明確な意思を持って動くだけで、かすがの頭の中では本多忠勝に、あるいは
別の何者かに激しく犯されているという妄想が繰り広げられていた。
「あ、あ、あんっ、はぁあっ、ああんっ」
膣内の壁という壁を二本の指が抉り、掻き回す。
陰核を転がす指の動きが加速していく。
丸い尻が軸を失ったように無軌道に揺れ動き、ときどきビクリと痙攣する。
喘ぐたびに地面の泥と腐敗した落葉が口中に入り込み、鼻腔に青臭いにおいが充満した。
鼻息は獣のように荒い。
「はああっ、ああっ、あううっ!」
かすがは頭の中の冷静な部分で、手が足りないなとひたすら考えていた。
いや、冷静なのかどうか分からない。分かるのはそれがひどく切実な思いだということ
だけだった。
―足りない。
自分にあと二本、いや一本でもいい。余計に腕があったなら、その手で尻を撫で、乳房を
撫で回せるだろうに。
「足り、ないぃ……んふうっ、あ、はぁっ!」
指の動きがさらに速まった。

狂ったように自慰に耽っていたかすがはだから、突如として首筋に衝撃が走り視界が霞んで
いったときも、自分の体が絶頂に登りつめたものだと勘違いした。
ただ、視界に入った男の顔を見て訝った。
―赤毛の男だ。
しかしあの飄々とした、ゆるい男ではない。
―なんだ。こいつは風魔の……
かすがの思考はそこで途絶えた。

85:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:49:30 1JZl015n
「なるほど、こやつが徳川の秘密を掴んでおるというわけじゃな?」
枯れたような声が耳に届いた。
「う……」
ゆっくりと顔を上げたかすがは、首筋に残る痛みに声を上げた。
霞んだ視界が徐々にハッキリとしてくる。
「目が覚めたようじゃな」
かすがの目の前には、背中の曲がった老人が槍を抱えて立っていた。
彼の顔には見覚えがある。
「ほ、北条氏政っ!」
即座に構えを取ろうとしたかすがだったが、体は動かなかった。
呻いて背後を振り返ると、後ろ手に縛られた自分の腕が見えた。さらに腰の周りには荒縄が
巻きつき、柱に括りつけられている。
「くうっ!」
腰に食い込む縄の感触に苛立ちながら、かすがは周囲の様子を観察した。
妙にほこり臭く、日中の熱がこもっているように蒸し暑い。
暗がりに目を凝らすと、どうやら木造の部屋のようだった。ただ、造りが少し変わっている。
奥行きがある代わりに天井は低い。しかも低いだけではなく、かすがの左手方向に行くに
つれて斜めに傾いていた。
見えるものといったら小さな窓と、一定の間隔で立っている柱ばかり。その中のひとつに
かすがは括りつけられていたのだった。
小さな窓からかろうじて見えた景色は月光に照らされた城下町で、まるで上空から睥睨する
ような景観だった。
―屋根裏部屋なのか。
考え至って、かすがは苦笑した。
だからなんだというのだろう。
地下室の次は、屋根裏。だが、場所は違えどまたしても捕らわれたという事実は変わらない。
自嘲するように鼻を鳴らしたかすがは、次の瞬間ギクッとした。
氏政以外の何者かの気配、人影が闇に溶けている。
影が薄い、とでも言えばいいのだろうか、注視しないと輪郭さえ掴めそうにないその人影は
やがて気取られたことに気づいたのか闇の中から自ら姿を現した。
―風魔小太郎!
心中叫んで、かすがは気を失う前のことを思い出した。
「あ、ああ……」
「目が覚めたところで、聞きたいことがあるのじゃが」
恥ずかしさに悲鳴を上げそうになったかすがの声を遮ったのは、氏政だった。
彼は白い髭を片手で弄りながら続ける。
「徳川の動きについて、知っていることをすべて話してもらおうかのう」
ようやく、今の状況が飲み込めた。
かすがが徳川の城から無事に出てきたところを、風魔小太郎は見ていたのだ。そして、情報を
掴んできたに違いないと踏んで、白状させるべく相模まで拉致してきた……森の中で自慰に
耽っていたかすがの隙をついて。
「……くっ」
しかし。
理解はできたが得心がいかない。
「北条は織田に下ったはずではないのか」
この情報もまた、三河で入手したものだった。北条は織田の脅しに屈し、近々武田との同盟を
一方的に破棄するらしい。
なのになぜ、織田の同盟者たる徳川の内情を探るのだ。
かすがが言うと、氏政は眉間に皺を寄せた。
「馬鹿もん! 魔王との関係など、しょせん一時しのぎに過ぎぬわい。……この北条氏政、
乱世の風に儚くそよぐ戦国枯れススキ―織田に負けた、いや世間に負けた。だが相模を
追われたわけではないっ! ご先祖様の名にかけて、いつか必ずかつての栄光を取り戻して
みせるのじゃ。織田に徳川、武田も、いずれは北条家の栄光の前にひれ伏す運命よ!」

「うほっ! そりゃまた豪気なこった」

軽い調子の声が、どこからともなく響いた。

86:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:50:49 1JZl015n
「―!?」
小太郎が得物を構える前に、ぽかんとした表情を浮かべた氏政の背後に男が忍び寄っていた。
氏政の喉元には刃物の切っ先が突きつけられている。
「はいはーい、どちらさんも動かないでちょうだいね、っと。とくにアンタ。雇い主が
死んじまったら、困るだろ?」
「…………」
「しええ~っ、ご、ご、ご、ご先祖様ぁーっ!」
動揺したそぶりさえ見せない小太郎とうって変わって、氏政はひどく取り乱している。その場に
尻餅をついて悲鳴を上げた。
「あーもう、動かないでって言ってるでしょうがっ!」
男は小太郎を目で牽制しながら懐から荒縄を取り出すと、床に倒れたままの氏政を近くの
柱まで引きずって縛り始めた。
かすがは声を上げた。
「佐助っ!」
なぜこんなところに、この男がいるのだ。そういう驚きを込めて呼んだ名に、猿飛佐助は
なにを勘違いしたのか妙に嬉しげな顔をすると、相変わらずの飄々としたしぐさで片手を
上げた。
「よう、かすが。いーいカッコしてんじゃない」
「なぜお前がここにいる!?」
「なぜって。まぁ、細かいところはどうでもいいでしょ。それより……よいしょっと」
「ぐえっ、げほっぐぇほっ! こんな老骨になんたる仕打ちをするんじゃ!」
思い切り縛り上げられ悲鳴を上げた氏政に構わず、佐助は小太郎の方へ向き直った。
「三河では、どーも。ま、今回はやり合うつもりはないから仲良くしようぜ」
言いながら、笑顔で氏政に刃を突きつけている。
「…………」
小太郎は一歩後ろに下がると、手に持った手裏剣を床に転がせた。
「うん、話が分かるじゃないの。さてと―」
さらに口を開こうとする佐助を、かすがは遮った。
「待て、お前『三河では』と言ったか。お前も徳川を探っていたというのか?」
「まあね。ってか、話の腰を折るなよなー。この場の主導権、誰が握ってると思ってんの、
かすがちゃん?」
「くっ」
ひどく屈辱的だった。
かすがが唇を噛み締めると、今度は氏政が青ざめた表情を浮かべながら佐助に問いかける。
「お主まさか―た、武田の忍びか? 目的はなんじゃ、ワシか、ワシの命か!?」
ほとんど助命を乞うような口調に、佐助は肩をすくめた。
「まさかー。暗殺するならもっとうまくやりますっての。俺はね、ただ情報が欲しいだけ。
じいさんが武田を裏切る気満々だってことはよーっく分かったから、あとは黙ってこの場の
人質をしてくれりゃいいんですよ……ってね」
氏政に向かってというより、かすがに語りかけるような言い方だった。
知っている情報を吐け、と。
全員が黙り込むと、佐助は愉快そうに言った。
「ねー、かすが。徳川について、知ってることを教えてくんないかな? 全部吐いてくれたら、
縄を解いてやるからさ」
すべての主導権を佐助が握っている。
観念したかすがは、言葉を選んで真相を語った……。

87:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:51:57 1JZl015n
「つまり、どういうこと? 本多忠勝がすげー業物を持っているって、ただそれだけ?
冗談はよし子さんだぜ、かすが」
「冗談ではない。地下室で見たものはそれだけだった」
「う、羨ましいのう……」
「…………」
そう言ったのは氏政だ。
小太郎は無表情のまま、ただ黙っている。
「じゃ、俺らは揃って徳川家康が流した噂に踊らされてたってことかよ。あーもう、たまんねえ
なぁ」
「そういうことだ」
本多忠勝に犯されたとは言わずに、あくまで目撃したと言い換えて語ったかすがは、内心
気が気ではなかった。
真相が知れたら、口から口へと伝わってやがて彼女の敬愛する謙信にまで知られてしまうかも
しれない。
それだけは避けたかった。
「ま、いっか。おかげで思いもかけない北条の内情が掴めたんだしな」
「ううう……」
話が逸れたことにほっとしたかすがは、佐助が妙なことを言い出さぬ前に切り出した。
「もういいだろう。約束どおり縄をほどけ」
「はいはい。―っと」
胸の前で印を結んだ佐助の体から、黒い影が出現した。かすがの方へ歩み寄る佐助の代わりに
その影分身が氏政の首筋に苦無をあてがう。
「動くなよ」
「…………」
小太郎に視線を投げて、抜け目のない笑みを浮かべた。
その笑みをかすがへと向けると、佐助はそっと囁いた。
「で? 本多忠勝のナニはどんな具合だったのかなぁ。か、す、が?」
「なっ!?」
頭をがつんと殴られたような気分だった。
―知っている? まさか?
「なにを、言っている?」
「俺様は知っていることを全部吐いてね、って言ったんだぜ」
「だから私は……!」
「嘘つくんなら、縄ほどいてやんない」
「嘘など」
「ついてない? 馬鹿いうなよ、かすがー。も一度、教えてあげよっか。俺も、三河に、
いたんだぜ?」
ゆっくりと語りかけてくる佐助の目が、まとわりつくような光を放ってかすがに迫る。
「地下から出てきたお前が腰をカクカクさせながら歩いてたところも、そのあと森でなにを
してたかも―」
血の気が引いていく。かすがは狼狽しながら叫んだ。
「み、見ていたのかっ!」
「見ちゃったんだなぁ、これが」
佐助は面白がるように、さらに続けた。
「指突っ込んでグチャグチャに掻き回して、ケツ振りながらひとりで大声出してよがってたの、
俺らは見てたってわけ。ねぇ?」
佐助は振り向いて小太郎に呼びかける。
「あ、あ……」
今まで表情を変えなかった小太郎の口に、一瞬下卑た笑みが浮かんだような気がする。
かすがは、ぎゅっと目を閉じた。
「本多忠勝に犯されて、それを思い出してしてたわけ? そんなによかった? それとも、
物足りなかったのかな? ねー、かすが。教えてよ。どっちなの?」
嬲るように問われて、背筋が快感に痺れた。

88:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:53:24 1JZl015n
「ぅうんっ! やあっ、あ、ぁっ」
後ろ手のまま床に転がされて、かすがは密かに悦んでいたのかも知れない。
森の中で自慰に耽っていたかすがは確かに、何者かに犯されていることを思いながら、
自身の肉体をいじっていたのだから。
体を這う手は四つだ。
それが装束を脱がせながら、かすがの肌を撫で回している。
「あはっ、こんなふうにされるの好きなの、かすがは?」
かすがの顔を覗きこんで佐助は笑った。
腿の間にかすがの頭を挟み、両手で胸を弄んでいる。
「あ、あっ。はあぁっ」
ぐっと力を込めて握られるたびに、男の手の中で乳房がひしゃげて滑稽な表情をつくる。
立ち上がった乳首は乱暴に捏ねられるのを待っているのに、わざとそこを避けて揉みしだかれる
のがかすがの焦燥感を煽った。
そこに別のところからの刺激が襲いかかる。
小太郎がかすがの脚を開かせて、汗ばんだ太腿を撫で回し始めたのだ。
無表情のまま、そのくせ触れてくる手の動きは執拗なところが、本多忠勝の姿を思い出させて
かすがを異様に興奮させた。
「そうそう、ちゃんと可愛がってあげてくれよな。俺様の命令どおりにね」
「…………」
なにも語らないままの小太郎だったが、かすがを愛撫する彼の手は積極的に動き続けている。
氏政の命運を佐助に握られている、それはたぶん建前に過ぎないのだろう。佐助の言うがままに、
そしてそれを楽しむように、かすがを存分に焦らすという目的を忠実に実行していた。
「んうっ、くうう……」
ただの拷問より苦痛で、甘美な責めだった。
一番触れて欲しいところは決して触れてもらえないもどかしさに、知らず腰が浮いてくる。
全身が焦燥の汗に濡れたところで、佐助はかすがの頬を撫でてきた。
「でさぁ、かすが。話を元に戻すけど、本多忠勝はどうだったのかな。すごかったの?」
指先で唇を撫でられただけで、腰の奥が熱くなる。
ちょっとした愛撫のひとつひとつが、かすがの深奥にある炉にくべられる薪だった。
意図的に少しずつ投げ込まれていく火種は、焦らされていることで生じる過剰な欲求を
確実により大きなものへと燃え上がらせていく。
「よかったの?」
「ふ、ううぅっ、あう」
佐助の問いに、かすがは首を縦に振った。
頷こうとして振ったわけではない。佐助の腿にがっちりと挟まれた顔は、どうやっても
横には振れようがないからそうしたまでだった。
「だめ。ちゃんと、言葉にして言ってみてよ。ほら」
「あ、が……ふむっ、う、んううーっ」
口の両端から佐助の人さし指が入り込み、舌をくるくると撫ぜてくる。
そうするうちに、かすがに噛みつく意思などないことに気づいたのか、佐助はさらに
指を増やして口の中を探った。
歯の裏を爪で弾き、歯茎を撫で回す。舌の裏に指を滑り込ませて柔らかな粘膜を押しては、
舌の表面を別の指でなぞった。

89:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:54:26 1JZl015n
「んん、いい感触だわ、これ」
「あふ、う、んぐっ、あ、あっ」
「いい顔してるぜ、かすが」
他人になど触れられることのない無防備な口の中を蹂躙されると、まるではらわたに腕を
突っ込まれているような錯覚さえ覚える。
目の前で動き回る腕ごしに見える佐助の表情に、かすがは胸を焦がした。狼や狐が、捕らえた
兎を生きながら食らっている姿が頭に浮かんだ。
かすがは兎だった。肉食獣に貪られる、兎なのだ。
「ああ、はぁっ……もっと」
糸を引きながら離れていく指を見つめながら、かすがは、ねだるように声を漏らした。
「もっと?」
微笑を浮かべて聞き返す佐助に、今度は意思を持って頷き返す。
佐助は首を横に振った。
「ちゃんと質問に答えてね。ね、かすが。本多忠勝はどうだった?」
唾液に濡れた指先が、かすがの胸をつつく。
「はぅっ、ううんっ」
頂に向かってゆるゆると上った指は、一番触れてほしいところを避けて通ると、下方へ
いってしまう。
「あ、あ……やぁっ」
「すごかったの? 俺に教えてよ、かすが」
「ふ、ううんっ。す、すごかった……!」
「へぇ?」
「おっきくって、硬くて―」
思い出してぞくりと体を戦慄かせると、腿のあたりを這う小太郎の指先が、先を促すように
つんつんと肌をつついてくる。
「ああんっ、で、でも……」
「でも?」
「途中で、止まってしまった……もうちょっとだったのに」
腰が自然に持ち上がった。物欲しげにクイクイと動くかすがの下半身を見て、佐助は笑った。
「もうちょっとのところで、イけなかった? だから、森の中であんなことしてたの?」
「…………」
顔を赤く染めて頷いた。
次の瞬間、かすがは嬌声を上げていた。
佐助の指が乳首を爪で弾いたのだ。
「だってさ。かすがは物足りなくって自分で自分を慰めてたそうだぜ、かわいそうに。
満足できるまでご奉仕してあげようじゃないの」
佐助は笑いながら小太郎に向かって言った。
次の瞬間、小太郎の指がかすがの脚の間に潜り込んだ。
「はあっ、ああっあん!」
張りつめていた肉芽に軽く触れられただけで強烈な快感が走る。同時に、尖った乳首を
キュッと摘ままれ、全身が痺れた。

90:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:55:28 1JZl015n
今、この部屋の中で一番の苦痛を味わっているのは、彼だ。
目の端に蠢く人影を捉えて、かすがはそう思った。
見えるのは、柱に縛りつけられながら小鼻を膨らませている氏政の姿だった。かたわらには
依然、佐助の影が寄り添って苦無を突きつけている。
男らの手で蹂躙されるかすがの姿態を見つめる氏政の目つきは、欲望に燃えながらも
決して触れることはできないという諦観の念を裡に秘めて、歪な光を放っていた。
その視線がひどく心地いい。
かすがの頭の中には、苦痛などという言葉は見当たらなかった。
かすがは喜んで、佐助と小太郎に嬌声を捧げていた。
「はぁうっ、うん、あぁ……あぁっ!」
肉芽を爪弾く小太郎の腰に脚をからめて「もっと」とせがむ。
すると、ぐいぐいと締めつけるかすがの脚が煩わしいのか、小太郎は膝裏に手のひらを滑り
込ませると、脚を引き剥がした。そのまま腿を床に押しつけ、泥のついた草履で踏んで固定する。
「あんっ、や、あっ」
陰核への刺激よりも、乱暴に扱われているということに興奮を覚えてのけぞったかすがは、
小太郎の行動を見ていた佐助の表情の中に憤りの色を見つけていた。所有物を横取りされた、
子供のような顔だった。
しかしそれはほんの一瞬のことで、彼の顔はすぐに新しい遊びを思いついたような愉しげな
ものに変わり、同時にどこか倒錯的なものを思わせる歪んだ笑みを口元に浮かべた。
「へへっ。もっと興奮させてやろっか」
腿に挟んだかすがの顔を覗き込むと、両手で目を覆ってくる。さらに、深い暗闇に包まれた
かすがから聴覚まで奪おうというのか、耳を圧迫するように太腿を強く押しつけた。
「あっ……」
漏らした声が頭蓋の中で反響する。
そして、何も見えない世界の外では小太郎の指が変わらず動いていた。
「やあうっ、ん、はっ!」
背筋が痺れる。
何をされているのか己の目で確かめられないこと。それは言い換えれば、すべてが予想外の
快感だということだった。
肉芽を摘まんでいた指の感触が失せた。
次はどこを触れるかと予測してみても、快感の度合いを想定していても、実際に小太郎の指が
触れると想像以上の刺激が襲いかかってくる。
単に陰唇を撫でただけなのに、無軌道な線を描く指の感触はひどくかすがを乱した。
自然に突っ張った脚は、足蹴にされているために自由にならない。
膣口のあたりをくるくると撫でられたかと思うと、指が穴の中に侵入してくる気配がした。
「あ、はぁあっ。ああん指っ、指が入ってきたぁ……」
頭の中に響く自分の声の淫らさが、脳髄を蕩けさせる。
上壁に押し当てるようにしながら動く指は、出入りを繰り返すうちに二本、三本と増えていった。

91:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:56:29 1JZl015n
大した抵抗もなく飲み込んで、指が往復するのを助けるように伸縮している肉路の蠢きを
自覚すると、愛液が指にからむ様子とともにぐちゃぐちゃという幻聴が聞こえてくるようだった。
「はふっ、ふうぅんっ! ああんっ」
激しい指の動きに仰け反ると、ふいに耳を押さえていた膝の力が一瞬緩み、卑猥な水音が
飛び込んでくる。
「すっげぇいやらしい音がしてるぜ、かすが」
「あぁ、あぁんっ」
佐助の声が頭に響く。煽るような口調が、快感だった。笑っているのか、目を押さえている
手が振動している。
再び聴覚が遮断されると同時に、肉芽に強烈な刺激が与えられた。
「ひあぁっ! ああっ!」
敏感なところを押され、弾かれ、転がされる。
加えて、突如として乳首に温かいものが触れた。
舌の感触だ。
佐助が前屈みになって、乳房に舌を這わせているのだろう。
「あぅ、はあぁ、ああっ」
乳首全体が柔らかなもので包まれて、先端に堅いものが当たった。強い力で吸われながら
甘噛みされ、舌先が抉るように動いている。
膣内と陰核と乳首と―いっぺんに愛撫されて、かすがは高い声で喘ぎ続けた。

92:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:57:49 1JZl015n
いつの間にか耳を覆っていた膝の力が緩くなっている。耳を澄ますと、ぴちゃぴちゃという
音と荒い息遣いが聞こえてきた。
「ふっ、ぅんっ!」
乳首が痛んだ。
凄い力で引っ張られている。
「お、伸びる伸びる」
くぐもった佐助の声が聞こえ、それで乳首を口で吸われたまま上に持ち上げられているのだと
いうことが分かった。
「あっ、あう、あ、はぁっ! アぁあっ!」
「あれ、かすがイきそう?」
声と同時に乳房の重みが胸部に返ってき、さらには目隠しをしていた手がどけられる。
楽しげな佐助の顔が、目に浮かんだ涙で滲んで見えた。
断続的に喘ぎ声を漏らしながら視線を下半身の方へ向けると、小太郎が秘所を責めている
様子が飛び込んできた。
刺激的な光景だった。
脚をがっちりと押さえつけながら、両手は忙しくかすがの濡れたところを弄んでいる。
「ああっ、あっ、あっ、はぁっ―ふぐぅっ」
佐助は、かすがの口の中に指を入れながら上半身を抱え上げると、秘部の様子がよく見える
位置で彼女の体を固定させた。
「ほらほら、よーく見てみなよ。すんごいことになってるからさぁ」
「ふ、ふむっ、んんうっ、んっ!」
びしょびしょに濡れた小太郎の指が、音を立てながら膣内を出入りしている。もう片方の
手は陰核をひたすら撫で回し続けていた。
「じゃ、そろそろイッてみようか、ねぇ?」
嗜虐的な声と熱気が耳に吹きかけられ、次いで佐助の片手が乳房をすくい上げた。
乳首を、ほとんどつねるような強い力で摘ままれる。
「ふぅうっ! はふっ……は、あっ」
首筋に熱い舌があてがわれ、下から上へ舐め上げては耳たぶにしゃぶりつく。
意識を朦朧とさせる、泥を捏ねるような粘ついた音を聞きながら、かすがは視線を氏政の
方へ向けた。
好奇の色に貪欲さの加わった視線が、彼女の全身に惜し気もなく注がれていた。
「―あっ、ああっ」
その目の暗い輝きがかすがの背筋を鞭打った。
痺れるような快感に、喉の奥から悲鳴が漏れる。
「あふっ、はっ、あ、あっ……っく、イくぅううーっ!!」
ぎゅっと閉じたまぶたの裏にも貪欲な視線は依然として残っていて、それがかすがを絶頂へと
導いた。

93:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:58:53 1JZl015n
「あ、ああ……」
浮遊感を感じながら荒い呼吸を整えているうちに、いつの間にか手首の縄が解かれていた。
このまま床に転がっていたいと思っているのに、佐助の腕がかすがの体を無理矢理起こす。
唾液の滴る口元を指で拭う感触に眉を歪めると、
「はいはい。起きた起きた、っと」
佐助は咎めるような顔つきで、かすがの尻を軽く叩いた。
「んんっ」
汗ばんだ頬に張りつく髪をそのままに、佐助の体にもたれかかるようにして立ち上がると、
彼の肩ごしに氏政と目が合う。
物乞いのような目つきは一国の主に相応しくなく、だからこそ余計に印象的だった。
腹の奥から新しい液汁が湧き出すのを、かすがは感じた。
氏政の視線が最後の後押しをした。そのことに気づいたのか、佐助はなにかを確信したような
怪しい表情を浮かべながらかすがの手を引き、わざわざ氏政が縛りつけられている柱まで
連れて行った。
四つん這いになれと言うのでそれに従うと、佐助は氏政を縛りつけてある柱の裏に背中を
預けて手招きする。
「はい、舐めてね」
あぐらをかいたまま着物をくつろげ、かすがの鼻先に男根を突きつけた。
ごくり、と喉が鳴る。
赤黒い肉塊は硬直しきって上向きに反っていた。
かすがは解放されて間もない手でゆっくりと筒を掴むと、舌を尖らせて先端をちろりと舐めた。
その行為に鼻息を荒くしたのは、間近にいながら傍観することしか許されぬ氏政だ。
興味津々といった様子で、突きつけられている苦無の存在も忘れたかのように首を伸ばして
こちらを見つめている。
氏政に気を取られているうちに、佐助は小太郎に向かってなにか合図を送ったようだった。
かすがが男根に本格的に舌を這わせ始めると、背後から小太郎が迫ってきた。
「んっ、ふぅっ」
ぬめった肌に熱いものが押しつけられると同時に、床に肘をついていたかすがの腕が佐助に
引かれる。
体勢を崩して上向いた尻に小太郎がのしかかってきた。
「はっ、ああぁーっ!」
膣肉を押し広げ、堅いものが一気にかすがの奥まで貫く。
深々と入ったのをさらに深くへ詰め込もうとするように、小太郎はかすがの腰を掴むと
痛いほど肉を擦り合わせた。
息を詰まらせていると、今度は佐助が肩甲骨のあたりを撫でながら催促してくる。
「んむっ、ふっ……うん」
かすがは佐助の太腿に手を這わせながら肉茎を飲み込んだ。しょっぱい味が口に広がる。
舌を蠢かせながら頭を上下に動かしていると、その動きに合わせるように小太郎が腰を使い
始めた。
かすがが男根を喉の奥まで咥え込んで軽くむせると、膣内に刺し込まれたものが揺さぶりを
かけてくる。小刻みに首を振ると、亀頭が抜け落ちるぎりぎりのところで進退を繰り返した。
「ふうんっ、うん、はふうぅうっ」
そのうち、どちらが動きを合わせているのか分からなくなり、かすがはとにかく佐助の
ものを頬張る作業に熱中した。
速い摩擦を繰り返せば、同じだけのものが胎内に返ってくるのだ。
じゅぷじゅぷと液体が跳ねる音も、もうどちらの側から鳴っているのか判別がつかない。

94:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:59:58 1JZl015n
「ふ、んんっ、ん、むぅっ」
口の中に含んでいる肉塊と同種のものが、腹の中で躍動している。
それを思うと、全身を一本の棒で貫かれているような気分になった。
頬を凹ませてズズッと強く吸うと、佐助が息を弾ませながら笑う。
「すっげーやらしいのな、かすがってば。両方の口からよだれ垂らして男を咥え込んでさ、
自分でケツ振ってるの分かってる? そんなに嬉しいの?」
「んうっ!」
佐助はかすがを男根から引き離すと、上気した顔を氏政の方へ向けさせた。
「ほらほら、しっかり見られてるんだから。もっとお上品にしなきゃだめでしょ」
「あっ、あ、あっ……」
氏政の視線を正面から浴び、かすがは切れ切れにため息を漏らした。
佐助はかすがの頭を自身の肩に乗せた。かすがの顔と氏政の顔が向き合うかたちにすると、
手で乳房を愛撫する。
よがり声を上げるのを間近で見られ羞恥心に頬を染めたかすがに、小太郎が強い一撃を
見舞った。
「あ、あぁ……っ!」
あまりの勢いに、一瞬腰が浮き上がる。
続けざまに何度も突かれ、そのたびに高い声と肉のぶつかる音が響いた。
腰に響く打撃と快感が、かすがを頂上まで追いつめていく。
「んうっ、くあぁっ、あぁっ―あアッ!!」
「あー、ちょい待ち。勝手にイッちゃだめだからね。ほら、かすが、こっちこっち」
静止の声がかかると同時に、かすがはズルズルと佐助の胸を滑り落ちた。
肉塊を口に含み直すと、佐助の両手がかすがの頭に添えられる。小太郎が腰を進めるのに
合わせて、佐助は強引にかすがの頭を押さえつけた。
喉に先端がぶつかって、嗚咽が漏れる。
「んぐっ、うむぅうっ! っぐ、んんっ!」
佐助の手と小太郎の動きは徐々に速まり、かすがは快楽に翻弄されながら息を詰まらせる
だけだ。
「じゃ、同じ忍同士の誼ってことで、仲良くイこうじゃないの」
「…………」
楔を打ち込むように力強く押し入ってくる男根が、肉壁を激しく擦った。
「ふむぅっ、ふっ、んうーっ、んんんーっ!!」
何度目かにひときわ強い快感の波が押し寄せ、かすがは頭を上下に激しく揺すられながら
呻いた。
口の中に熱い液体が迸り、胎内では肉茎がびくびくと跳ねる。
嚥下しきれず口から滴り落ちた白濁が、唇と顎を汚した。
「んふう、んあ……っ」
崩れるようにその場に倒れたかすがの耳に、
「やー、出た出た。あっははっ、溜め込んどいてよかったなんて思ったの、初めてだわ」
軽い口調の佐助の声が響いた。

95:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:00:54 1JZl015n
「じゃ、次いってみようか」
こともなげに言ってのける佐助に、かすがの顔は強張った。
「ちょっと待て。少し、休ませ―」
別に助け舟を求めたわけでもなかったが、ふと小太郎の方へ目をやったかすがは、次の瞬間
絶句した。
つい先ほど射精したばかりなのに、彼の股間にはもう硬直したものがそそり立っている。
「若いのう……羨ましいのう」
そう言う氏政は、佐助の下半身を見つめていた。こちらも同様に、硬度を取り戻している。
休ませろと訴えようとしたかすがは振り向きざま、佐助の腕に捕まっていた。
「あぁんっ!」
いきなり乳首に吸いつかれて嬌声を放つと、条件反射のように腰が疼く。
佐助の頭を掻き抱くようにして身をすくめ、結果、乳首をもっと吸えとでもいうような
淫らな体勢になっていた。
質量のある乳房を顔に押しつけられた佐助は、かすがに熱っぽい視線を投げかけながら
ちゅうちゅうと音を立てて乳首を吸った。
「ふ、ううんっ、あ、あっ」
「ねー、かすが? ちょっと休んでからにする?」
体を無理矢理燃え上がらせられたところで、佐助が意地の悪いことを囁いた。
憎たらしいやつだ。
頭にからめた腕に力を込めると、仕返しとばかりに乳首に歯を立ててくる。
「んくっ、はぁあっ」
佐助は、悶えた肉体をいいように操縦して体に跨らせると、かすがを下から見上げて言った。
「咥え込むとこ見ててやるから、ゆっくり入れてよね」
言いながら、手を伸ばしてかすがの乳首を引っ張る。
「ほらほら」
しきりに促す佐助の声は耳に響くと同時に腰へ伝達されて、柔肉を蕩けさせた。
「んっ」
幹を手で押さえ、狙いを定めて腰を落としていく。
愛液がぴちゃりと鳴った。
「おー、すごいすごい」
股間を見つめる佐助は具体的なことを言わずにいて、それがかすがの想像力を刺激した。
どんなふうに膣口が広がり、肉棒を飲み込んでいくのか。頭の中で描いたものは実際に見るより
卑猥なものに違いない。
「あっ、はぁっ……はぁあっ」
ひくひくと動く陰部は佐助を貪欲に飲み干しながら、粘液を吐き続ける。
中ほどまでゆっくりと挿入させたところで、かすがは極限まで満たされたい欲求に負けた。
「ああぁあーっ!!」
衝動的に尻を落として、そのまま甲高い声で叫ぶ。
佐助が呻きながら、かすがの腰を掴んだ。
「あっ、あ、あっ……く、うぅうっ」
臀部をぐりぐりと押しつけながら、腰をひねる。
いっぱいになった胎内の充足感に、脳髄が甘く痺れた。

96:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:01:59 1JZl015n
「羨ましいのう……」
快感に喘ぐかすがの耳に、切なささえ感じさせられるような声が届いた。
氏政だった。
繋がったまま動きを止めたかすがに、彼は視線を投げかける。
眩しそうに目を細めると、ため息を漏らした。
「若さ、若さってなんじゃ?」
ぽつりと漏らした氏政の言葉に答えたのは、佐助だった。
「諦めないこと、じゃないですかねぇ」
「言うなっ。諦めなくても振り向かなくても―勃たんものは勃たんのじゃっ!!」
勃たない。それは衝撃的な告白だった。
しかし悲鳴のような声高な叫びに、佐助は同情心のかけらも感じさせない軽薄なしぐさで
肩をすくめる。
「うえっ、なんか大人しいなーとか思ってたら、そういうことだったんですか。んでも、
そんなこと俺に言わないで下さいよ……」
「笑いたければ笑えっ」
自棄になったように喚く氏政の顔には、自虐的な色が悲壮感とともに張りついている。
口を閉ざそうとしない氏政に、佐助は根負けしたように「やれやれ」と首を振った。かすがに
視線を戻して言う。
「んー。じゃあ、かすが。握っててやってよ、ご老体がうるさいからさ」
「うるさいとはなんじゃ。最近の若者は年長者に対する―はうぅっ!」
氏政が恨み節を言い終わる前に、かすがは彼の股間に手を伸ばした。
着物の上から撫でながら、腰帯を解き着衣をくつろげていく。
「や、やめーいっ! やめ、ああ、やっ! ご先祖様あぁーっ!」
縛られた状態でいいように扱われるのが恥ずかしいのか悔しいのか、氏政は悲鳴を上げて
首を横に振るのだが、老いた瞳に浮かぶのは期待感だけのように見える。
かすがは萎えた肉塊を手の中に包み、ゆっくり揉むようにしごき始めた。

佐助の胸に顔を埋めて、氏政を愛撫しながら尻を動かしていると、背後から小太郎の手が
伸びてきた。
尻の肉を撫でながら、割れ目に沿って下方へと向かっていく。
愛液のからんだ指が肛門に触れた。
「ああんっ!」
指の腹で強く押されて、かすがは仰け反った。指を排除するかのように穴がヒクヒクと
収縮する。
輪を描く動きで撫でられ、尻襞が伸ばされていった。
「やっ、あはっ……はぁんっ」
ゾクゾクとした悪寒にも似た痺れが背筋を舐めた。
排泄器官は小太郎の手で徐々にほぐされていき、気づいたときには指が肛門に進入して
きている。
「んんっ、くうんっ!」
子犬じみた声で鳴いて顔を歪めると、菊門と膣口がぎゅっと締まる。
その締まった穴をほじくるようにしながら、小太郎は指をさらに奥へと埋没させた。
「あああんっ、やあぁっ! はーっ、はぁあっ!」
途中で指を鉤のかたちに折り曲げ、腸壁を押す。ぐねぐねと動かしながら、抽送を繰り返す。
そうされるうちに肛門の異物感は徐々に失せていき、残ったのは意識を手放したくなるような
官能だけだ。
かすがは体内にわだかまる快感を外へ解き放つかのように、男根を握った手を素早く動かした。
「ああっ、はぁ、うくぅうっ!」
鈴口を指先でつつき、幹を撫で、裏筋をなぞる。
小太郎を真似て執拗に責め立てると、氏政は女のように腰を揺り動かした。

97:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:03:06 1JZl015n
下半身に穿たれる強烈な快感に悲鳴を上げながら男茎を握っているうちに、手の中のものに
変化が生じていた。
「た、勃った!」
かすがは思わず叫んだ。
手のひらには確かな手応えがある。
見ると、ふにゃりと首を落としていた肉塊がわずかに鎌首をもたげていた。
目の前で男を咥え込んでいる女の姿態に煽られたか、はたまた肛門を指で犯されて悶える
かすがの淫らな声がよかったのか―とにかく氏政は勃起していた。
「勃った、勃った! 魔羅が勃った!」
「おっ……おおーっ!!」
瞬間、部屋の全員の胸には言い知れぬ感動が満ち満ちたに違いない。
どこからともなく拍手が鳴り響く。
横を見ると、佐助が手を叩いていた。
「おめでとうっ、ご老公! 年寄り扱いしてすいませんでした。あなたはまだ若いっ!」
何年ぶりかに男を取り戻したのだ。氏政の顔は誇らしげだった。
興奮して上気した頬は、無邪気な子供のように艶々として赤い。
「は、ははは、ふぉっふぉっふぉっ! ワシの人生まだまだこれからじゃ、若いもんには
負けんぞ。あと二十年は生きてやるわいっ」
胸を反らせて笑う声が、十年ほど若返ったかのように溌剌としていた。
「いや、もっと生きる! ふはははっ、ご先祖様ーっ、やりましたぞー!」
そのとき―、
「あはは、それはどうでしょうねぇ」
軽い口調で言った佐助の目は笑っていなかった。
声の中に獰猛な響きが混じっている。
「ほえ?」
真正面から獲物に矢を射かける狩人の目をして、佐助は言い放った。
「武田との同盟を破る北条を、ウチの大将が許すとでも思ってんですかねぇ。すっげぇー
おっかないぜー? お館様は」
口調は冗談のように軽々しく、しかし声は太い。
「!!」
氏政の顔が、さっと青ざめていく。
「あっ」
かすがは手の中のものの異変をいち早く察知して、思わず叫んだ。
萎えている。
若かりしころの氏政の面影を海綿体に宿して勃ち上がった男の象徴は今、見る影もなく萎え、
しょんぼりと肩を落とすようにして垂れ下がっていた。
氏政のばかっ、いくじなし! そんなふうに、彼を叱咤するようにいくら擦りしごいても、
もう反応はない。
「あ、ああ、あ……」
一気に老け込んだ氏政の口からは、意味を成さぬ声だけが吐き出されている。
「佐助っ、見ろ! お前があんなことを言うから、萎びてしまったじゃないか!」
「そんなこと言ったって、もう言っちゃったもん」
「…………」
佐助の非情な振る舞いを咎めたかすがに、氏政はうわ言のような言葉を投げた。
「お若いの……。優しい娘さんじゃのう……―愛……愛ってなんじゃ?」
「え? あの、そうだな。ためらわないこと、だろうか?」
かすがは答えたが、氏政はもうなにも言わなかった。
氏政のソレは二度と勃つことはなかった……。

98:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:04:00 1JZl015n
「さて、と。外野が黙ったところでジャンジャンバリバリやろうぜー」
暗い沈黙をさらっと流して、佐助は腰を動かす。
思いやりが足りないと小言を言ってやるつもりで開いたかすがの唇は、たまらず嬌声を
放っていた。
乾くことを知らない蜜壷から、絶えず粘った音が漏れる。
「ん、んんっ」
尻を揺らしながら佐助の胸元を掴んでいると、肛門が熱を保ったままむずむずと疼いた。
そこに、
「かすが、なんか物足りないなーとか考えてるんでしょ?」
「えっ?」
「そういう顔してるじゃないの」
頬を両手で包まれ、顔を覗き込まれる。
見透かしたような目をして見つめてくる佐助に、かすがの胸は熱くなった。
そんなに分かりやすい顔をしているかしらと思い、無理に頬を引き締めてみると、佐助は
面白がって笑った。
「笑うなっ―くぅっ!」
「ケツの穴に欲しいんだろ? 言ってみなよー、ほらほらっ」
胎内で肉棒が意地悪く動く。
―そんな恥ずかしいことが言えるか。
かすがは口を引き結んでじっと耐え、返答の代わりに膣を締め上げた。
早く射精してしまえばいいと思ってそうしたのだが、かすがの目論みは早々に見破られた
ようだった。
卑怯者、と軽口を叩きながら、佐助が小太郎に指示を出す。

「あ、やぁっ」
白い尻肉を左右に開かれたかと思うと、小さな窪みに先端があてがわれた。
すっかりほぐされた穴めがけて、小太郎はゆっくりと体重をかけてくる。
「くうぅっ!」
「力入れちゃだめだって。はい、深呼吸ー」
子供をあやすような口ぶりで言った佐助が、かすがの体の強張りを解こうとするように背中に
手を回し、ぽんぽんと優しく叩いた。
「ふうう……はぁ、あう」
「吸って、吐いてー。吸ってー。うん、いい子いい子」
佐助の言うがまま素直に深呼吸をしてから、かすがは彼の態度に少し腹立ち眉を吊り上げた
のだが、背と頭を撫でられる感触が心地いいものだったので黙っていることにした。
「んっ……はっ」
吐く息に合わせて、男根が挿入されていく。
共同作業をするように各自が己の役割をこなしていくうちに、奇妙な一体感がかすがの胸に
去来した。それが、肉体を満たされて感じる享楽と混じり合って意識を塗り潰していく。
繋がった部分にねっとりとこもる熱が、かすがを喘がせた。
「ああぁっ、ふぁっ、は、入ったぁ、あっ」
「あははっ、なんか変な感じー」
「…………」
薄い肉壁ごしに、ふたつの塊がかすがを圧迫する。それを感じたのだろう佐助が笑いながら、
かすがの尻に手を伸ばした。

99:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:05:17 1JZl015n
佐助は、ぐっと掴んだ尻を強く揉みしだく。
「んっぁ、やあぁっ!」
隙間なく詰まったものが、なおもかすがを圧迫して息苦しいほどだった。
慄いて佐助の体にしがみつくと、上下の穴がきゅうっと締まった。
「ね、動いてもいい?」
囁きかけてくる佐助の呼気が熱い。
背筋がゾクゾクするのを感じながら数回頷いて見せると、蕩けた膣壁の合間で佐助が動いた。
続いて小太郎が腰を揺する。
「あぁぁっ、はぁ、あぁっ! やぁっ!」
小刻みな振動が途方もない快楽をもたらし、かすがは鋭い悲鳴を上げた。
ぎゅっと閉じた目のふちから涙が滲んでくる。
尻に火がついた、と言うと別の意味になってしまうが、まさに尻と腰が燃えるような感覚だ。
かすがは、まるでその炎に怯えて飛び込んだ川に溺れてしまったかのように、半狂乱になって
腕を動かしていた。
「あっ……はぁっ、はあぁっ、あぁーっ!」
「へへっ。可愛いーなぁ、もう」
佐助がかすがの右腕を捕まえた。
左手は小太郎に掴まれ、後ろに引かれる。
ぐいと引っ張られた分だけ挿入の深度が増して、穿たれた陰茎に肉が絡みついた。括約筋が
絶えずヒクヒクと男を甘噛みしながら、摩擦の快感に歓喜する。
こめかみを流れた汗を、佐助が舌を伸ばして舐めた。
頬や鼻筋、まぶたの上から額へと這い、
「……ね、かすが? 穴ん中、ぎゅうぎゅう詰めにされてる気分はどう?」
微かにふるえる問いかけの声さえ舌と同じ熱気と湿り気を帯びていて、かすがの肌を舐めて
くるような熱っぽい響きだ。
「あっ、はあぁぁっ! い、いっ、すごいっ、もう、だめっ……」
「もうだめなの? でも、もひとつ空いてるところ、あるでしょ」
え? と表情だけで答えると、佐助はかすがに口づけをした。
「んっ……んんっ!」
いったん唇を離し、今度はついばむように何度も軽く唇を合わせる。
「ここ。空いてるじゃない」
言いながら小さく笑う。
互いの呼気を混ぜ合わせるように息を吹きかけ、薄く開いたかすがの唇に舌を潜り込ませた。
歯列や歯茎を撫で回しながら舌を激しく動かす。
そうしながら同時に腰を突き上げた。
「んんっ、ふ、はふっ……や、んううっ!」
やがて呼吸もままならなくなる。かすがは苦しげに呻きながら佐助から逃れようとするのだが、
唇を離してもすぐに捕まって、再び口内に舌を差し込まれた。
何度逃げても同じように舌が挿入される。
「ふっ……は、あぁっ、ふうぅっ!」
進退を繰り返す舌を唇で締め上げ、追い出すように舌で応戦し始めると、荒々しい口づけは
情交と同じものになっていた。
肉路の圧迫を唇で再現し、頬を蠢かせて舌を吸えばその動きは襞の蠕動と変わらない。

100:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:06:20 1JZl015n
奥まで刺さった小太郎の男根がズルズルと抜けていく。
「あはぁああっ! ん、ふぅっ!」
開放感にも似た原始的な愉悦がドッと押し寄せ、大声を上げて喘いだかすがの唇は、すぐに
佐助の口で塞がれた。
小太郎は浅いところで動きを止めると、肛門を責め立てるように短い間隔で腰を前後させ、
同時にかすがの左腕をぐいぐいと引く。
「ひあぁっ!! あっ……ふ、んんっ、んんーっ!」
小太郎が浅く速くを繰り返すと、膣内ではそれと対照的な動きが始まった。
佐助がゆっくりと、重々しく、膣壁を擦っているのだ。
濡れた肉壁を亀頭でごりごりと削るような律動。腹を抉るような強圧に、たまらずかすがは
仰け反った。
そこへ前から後ろから掴まれた腕を引っ張られて、体がゆらゆらと揺れる。
「だめぇっ……きもち、いっ! ああぁっ!」
かすがは、ぶるりとふるえた。
「あっ、はぁあっ、ハァっ、いくっ! くぅうぅううっ!!」
ビクンビクンと痙攣し、切れ切れに吐息を漏らしながら佐助の胸に落ちる。

「……っ、くぁ……―ぁああ、ああっ!」
快感の余韻に浸る間もなく、喉から零れたのは悲鳴だった。
「やぁっ! いやぁ……やっ、はあああぁぁっ!」
―達したのに。
佐助と小太郎は動き続けている。
そればかりか、小太郎の動きに合わせるように佐助の腰が上下に跳ねた。
「動いちゃ、ああっ、あああああっ!」
膣の奥深くまで潜り込んだ肉塊が、子宮口を幾度も叩く。
「こんなっ……ううっ、イクっ! また……いっちゃうっ!!」
かすがは佐助に腕を掴まれたまま、彼の肩を握り締め爪を食い込ませた。
その手がブルブルと小刻みにふるえる。
「あ、あ、あ、あ、あっ……!!」
佐助が耳元でなにか言った。
かすがには聞こえない。
この状態は、ひどく酔っ払ったときに似ていた。なにが起きているのか、分からない。
腰に衝撃が加えられていることだけ、分かる。
衝撃は快感だ。たぶん。
極上の快感が肉体を打ち揺すっているのだ。
隙間なく埋め込まれた温かいものが、体の中を行き来している。
「うくぁあぁアッ……ッ!」
突然なにかが弾けた。
白色の雷光が視界を塞ぐ。
「ぁあっ、あっ、あっあぁっ! くぅっ、いくっイくううぅう―ッ!!!」
これ以上ないほど満たされたかすがの体は、歓喜するようにビクビクとふるえながら
白い世界に落ちていった。
「―あ、あぁ……ぁ……」
遠いところで、次はどんな趣向でしようかと言う声がする。
けれど泥酔した者の常として、かすがはその後のことはよく覚えていなかった。

101:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:07:26 1JZl015n
酩酊の宴は終わった。
「いやー、スッキリしたー」
言ったのは佐助だったが、その言葉はかすがの心を代弁していた。
「…………」
小田原を後にして、もうずいぶん経つ。
憑き物が取れたような気分だった。名残惜しいとか物足りないとか、そういう不埒な思いは
すべて相模に置いてきたのだ。
だから、身が軽い。―代わりに、尻と秘所がヒリヒリする。
かすがは佐助があれこれ言うのを、つんけんとした態度で牽制しながら、それでも一緒に
並んで歩いていた。

佐助は思い出したようにあっと声を漏らすと、かすがに向かって念を押すように言った。
「あんなことしたの、他言無用で頼むぜ。旦那と大将に知れたら、さすがにお咎めなしって
わけにはいかないからさ」
「ほう?」
「堅物で困るぜ、ったくもう……」
へらへら笑って言う佐助に、かすがは意地の悪い表情を向けた。
「バレたら首が飛ぶか? 面白いな、いいことを聞いた」
「やだなぁ、脅すつもり?」
鼻で笑って見せると、佐助は大仰に肩をすくめる。
「なに言ってるのさ、お互い様じゃないの。いいのかなー、かすがの大事なご主人様に
あることないこと伝えちゃっても。かすがの体のどこが弱くて、どこが一番感じるか、みんな
教えちゃってもいいんだぜ?」
「貴様……!」
即座に苦無を構えると、佐助は飛ぶように後ろへ下がりながら笑った。
「だから、お互い様ってこと。怖い顔すんなって、仲良くいこうぜ」
「…………」
軽薄そうな顔をしばらく睨んでいたかすがだったが、無言で苦無を収めると佐助に背を向けた。
その背中に佐助はしつこく話しかけてくる。
「ねー、かすが。越後まで送ってやろうか?」
「いらん」
駆け寄ってきた佐助に鋭い声を投げつけるものの、彼は食い下がってきた。
「送ってやるよ。ついでに今度はふたりっきりで……なんてね」
そう言うと、ぱちっと片目を閉じて見せる。
いたずらっぽい顔の裏にいまだ情欲の炎がくすぶっているような、そんな表情だった。
あれだけ欲にまみれていながら、なお求めるものがあるのか。
佐助の欲望が一途に自分だけを見つめているのだと思うと、
「……ふふっ」
かすがはその顔に優しく笑いかけていた。
腕を自分の肉体に絡ませ艶っぽく腰を振ると、佐助がひゅうと口笛を吹く。
手のひらで胸のあたりをひと撫でし、そのままするすると装束の中へ滑らせた。
「おっ」
いいねえ、とばかりに頬を緩める佐助の眼前にソレを構えて見せる。
「なっ!?」
佐助は目を丸くした。
かすがの手の中のものと、かすがの顔を交互に見ながら絶句している。
「……ふふふふっ」
「―へへっ、冗談……?」
前にもこんなことがあったような。
言いながら引き攣った笑みを浮かべた佐助に構わず、かすがは笑って拳銃の引き鉄を引いた。



おわり

102:名無しさん@ピンキー
07/07/19 23:23:03 mQdbNRKq
ぎゃああああああああああああああぐっじょぶうううううううう!
じっちゃんが絡むとは、腹抱えて笑った!!!神!!

103:名無しさん@ピンキー
07/07/19 23:30:26 Mx6O0805
宇宙刑事吹いたwwwwww

超GJ!
萌えたしワラタw

104:名無しさん@ピンキー
07/07/20 05:15:03 iLnX9sm5
グッジョブ!!!

この後、謙信様にお仕置きされるかすがが見たいでござる。

105:名無しさん@ピンキー
07/07/21 01:18:44 VSXpfoAb
飄々としたゆるい男GJ!
次、イってみようwwww

106:名無しさん@ピンキー
07/07/21 17:41:38 TAAijWxZ
かすがの快楽だらけな一日エロスwww
事の次第を知らん謙信様にお仕置きをねだるのだろうか?

小太郎って、2の画集で見た感じだとゴルゴっぽい顔だちをしてる
忍びの中ではいちばん性技に長けてそうだな


107:名無しさん@ピンキー
07/07/24 04:45:38 3ZwSrBfX
ぐっじょぶ!しかし宇宙刑事wwww

小太郎ってゴルゴっぽい顔立ちだったのか
なんか想像して噴いてしまった

108:名無しさん@ピンキー
07/07/25 22:01:23 d56nelDJ
ダブルパックあげ。

109:名無しさん@ピンキー
07/07/27 20:54:15 xZDiAXx/
小十郎とまつで不倫モノを書こうとしたんだが
料理談義に花が咲くばかりで、ちっともHな方向に進まない or2

110:名無しさん@ピンキー
07/07/28 03:17:10 ZR/yFjBH
ま、>>1にもある通り、エロは必ずしも必要というわけじゃないから一旦書いてみれば良いさ。
そこから何か話が発展するかもしれんし。

111:名無しさん@ピンキー
07/07/28 17:42:24 tXQLDpWH
不倫の雰囲気になれずに料理談議に花咲かせるまつこじゅ
むしろ見たいなそれ(´∀`)ワッフォ-


112:名無しさん@ピンキー
07/07/31 03:39:18 rzWhUBWh
Q.上司が全く野菜を食べてくれません。
健康にも悪いし、何より自分が丹誠込めて世話をした野菜なので、何としても食べて欲しいのですが……
東北地方 K・Kさん

113:名無しさん@ピンキー
07/07/31 11:47:45 ZuqCOm2g
やばい…何気に読みたいぞそれ
わっふるわっふるるるr

114:名無しさん@ピンキー
07/07/31 14:33:51 LY/yhx0K
>111
お互い旦那・上司が野菜食ってくれない的な愚痴をこぼしつつ、
こう調理すれば野菜って気づかれないよ!と料理談義。
それを浮気か?!とこの世の終わりのような顔で柱から家政婦は見た状態で覗いてる
犬千代さまが浮かんだ。


話が変わるけど、東北地方のK・Kさんって
フルネームだとK・K・Kになるんだよな…何か嫌だなw

115:名無しさん@ピンキー
07/07/31 14:49:20 PJRyBhc2
名前と苗字の頭文字が同じ奴はエロいとか小学生の頃言ってたな。

116:名無しさん@ピンキー
07/07/31 15:01:11 gBaJu/Dg
K 片倉小十郎の
K 簡単
K 小料理今日の一品


117:名無しさん@ピンキー
07/07/31 19:38:56 gChaTAgj
>>114
それ、いいね!

楽しげな二人を見てしまって(または伊達に変な事吹き込まれて)
浮気と勘違いした犬千代とまつが夫婦げんか

傷心のまつに小十郎がよしよししてあげる

嫉妬した犬千代が小十郎にサシで勝負を求める

「私のために争うのはやめて!」

ザビー光臨

皆で力を合わせてボコる

和解でめでたし

こんな感じで

118:名無しさん@ピンキー
07/08/01 13:52:50 6t9T2Sho
ザビーカワイソスw
ザビーも混ぜてあげようぜ~。

119:名無しさん@ピンキー
07/08/07 18:59:35 mnaZ2P6W
ザビーが来たらオクラとか島津とかまで来て乱交騒ぎになっちまうw

120:名無しさん@ピンキー
07/08/12 23:32:36 WnsW14a2
職人待ちage

121:名無しさん@ピンキー
07/08/15 00:53:00 KuKDu80p
かすがを性的な意味で泣かせたい

122:名無しさん@ピンキー
07/08/15 20:18:04 gEXPTnd7
かすがタンをレイープしたい

123:名無しさん@ピンキー
07/08/21 21:27:36 pHCgqtbE
保守の槍、一

124:名無しさん@ピンキー
07/08/22 18:39:12 UvLofqlW
こじゅ×まつ待ちの槍、二

125:名無しさん@ピンキー
07/08/22 18:50:37 L9ug5bXq
顕如×かすが待ちの槍、三

126:名無しさん@ピンキー
07/08/23 04:32:31 JV2EMyrB
市の触手×かすが待ちの槍、四

127:名無しさん@ピンキー
07/08/23 23:34:47 QGNQ18JE
けんしんさま×かすが待ちの槍、五

128:名無しさん@ピンキー
07/08/24 01:11:45 ik1vnxQ2
爆散!

129:名無しさん@ピンキー
07/08/24 05:17:32 mmRmnOeA
死ぬ前に
かすがの分身プレイを
読みたかった

130:名無しさん@ピンキー
07/08/24 07:09:53 cg5tqmFk
おまいらの団結力に感動した。

131:名無しさん@ピンキー
07/08/24 20:52:08 ET+GqMpp
五本槍に全それがしが泣いた

132:名無しさん@ピンキー
07/08/25 05:18:08 D/JZOTuZ
利家とまつ

133:名無しさん@ピンキー
07/08/25 22:26:40 8ySXLujU
謙信とかすが

134:名無しさん@ピンキー
07/08/26 10:18:21 iGIx0VQi
長政と市

135:名無しさん@ピンキー
07/08/26 12:28:06 bXEb6m0X
秀吉とザビ

136:名無しさん@ピンキー
07/08/26 12:33:08 vECQKXjD
アニキと私

137:名無しさん@ピンキー
07/08/26 14:23:56 MttNqn8E
アニキといつき

138:名無しさん@ピンキー
07/08/26 18:15:32 uIe09xuQ
アニキと野郎どもと鳥親と

139:名無しさん@ピンキー
07/08/27 00:50:54 ajSCCd/2
>136
ボディビル

140:名無しさん@ピンキー
07/08/27 03:05:30 CoICNzy5
空気読まずに お館様と謙信

141:名無しさん@ピンキー
07/08/27 22:01:00 NGKN2s2x
武田軍×上杉軍の続きキボンヌ

142:小十郎×まつ7
07/08/28 14:26:04 d7ziQ8/8
空気を読まず投下。信者3の150あたりの続き。


―屋敷に戻られましたら、まつめの所へお越しいただけまするか?

それが奥さんの願いだった。
屋敷に戻ったころには外は暗くなっていた。
「HEY 小十郎、そんな汚ぇ面引っさげてどこへ行く気だ?」
どうやら泥で汚れていたらしい、政宗様に言われるまで気がつかなかった。
俺は奥さんのところへ行くことを伝えると、にやにやしながら湯浴みをすすめられた。
「政宗様、あの方はあれでも前田利家の妻。政宗様が考えているような事にはならぬと思いますぞ。」
「HA!もしかしたらそういうDESTINYになるかもしれねーだろ!」
いいからrun a quick bath、さっさとひとっ風呂浴びて来い!と言われ、風呂に押し込められた。
俺は手早く風呂を済ませ、奥さんの所へ向かう。

「奥さん、俺だ。」
「…どうぞ、お入りになられてください。」
すっと襖を開け、中に入る。部屋の中は薄暗く、灯はひとつ・ふたつしかついていない。
おまちしておりました、と深々と頭を下げる奥さんは昼間と違う、牡丹色の着物を着ていた。
俺は奥さんの向かいに座り、用件をたずねた。
「このような薄暗い部屋に男と女、想像はつきましょう?」
「奥さん、あんた…」
最後まで言い切る前に口付けられ、言葉を遮られる。
舌が滑り込み、絡み、吸われ、歯茎をなぞられる。
「…小十郎様、お慕い申しておりまする…。
 さあ、一緒に気持ちよくなりましょう…?」
俺は軽く酸欠で深く考えることはできなかった。

143:小十郎×まつ8
07/08/28 14:28:42 d7ziQ8/8
まつは小十郎の着ている物を剥ぎ取り、下半身を露出させ彼の一物を手に取った。
「ぴぎゃあぁあ!」
「…は?」
まつは耳を疑った。
「どっ…どうぞっ!これからよろしくおにゃがいっ!!おにゃがいひまひゅう~っ!!」
今、何と?
明らかに今喋ったのは小十郎。
あの低い声で、あのがっしりとした体躯で、あの893顔で、「おにゃがいひまひゅ」
信じられなかった。なんというギャップ。なんという言葉使い。
まつはなんだか楽しくなり、攻め続けた。
「まぁ小十郎様、このまつめに何をお願いいたしまするか?」
「こじゅうろうのぉ…こじゅうろうのおちんぽいじめてくらしゃひっ!!」
「だが断る。」
「バカ!バカ!ちんこ!」
「あえて竿には触れませぬ。」
「やっやあぁらめえっ、たっ…たまぁ…!!タマタマはぁ…あはぅっ!!
 そっそこいじられると…く…なるぅ…こじゅうろうのちんぽみるくこくなっちゃうんでしゅぅッ!!
 んあっ!!んあおっ!!つっ強いよおぉたまもみつよいのおっ!!!」
「まあ、もう終わりですか?」
「らっ!らめぇええええ゙え゙え゙え゙!!!みゆくぴゅーってっ!ちんぽにぎやないれえええぇぇえ!!」
「だが断る」
「だっだめですぞぉっ!!こじゅうろうのッ…こじゅうろうのおしりほじっちゃあっ…はっはへえっ!!
 こっ、こじゅうろうのおしりあなぁ!!いじってぇおくさぁんん!ほじほじしてぇっ!!
 あ゙あっでるっ…!! たまみるくでるっ!! でっでるうっこじゅうろうのこくまろみるくぅ!!
 おしりほられて変態みるくがきちゃうのおぉっ!!!!!」
「そんなに菊門をいじられて気持ち良いのですか?気持ちよければ万歳をなさい。」
「は、はいいぃっ!こじゅうろうきもちいすぎてバンザイしちゃうぅっ
 バンザイっ、ばんじゃいっばんじゃい゙っ!ぱゃんに゙ゃんじゃんじゃいぃぃっ!!」
「ほほ、小十郎様。そろそろいきたいのではありませぬか?」

144:名無しさん@ピンキー
07/08/28 15:38:35 RrPnagNg
>>143
不覚にも噴いたw人妻恐るべしwwwww

145:名無しさん@ピンキー
07/08/28 15:53:31 oSNCvMFn
こらwwwwwww
思わず元ネタ本読み返しちゃったじゃないかwwwww

146:名無しさん@ピンキー
07/08/28 17:21:10 vx9eSxwf
みさくら?

147:名無しさん@ピンキー
07/08/28 18:42:37 oSNCvMFn
そう、みさくら。
の、某格ゲーショタ本。

148:名無しさん@ピンキー
07/08/28 21:54:05 dgs2opo7
何やってんだw


GJ!!

149:小十郎×まつ9
07/08/29 01:27:00 uOcYwGut
「おだつなァ…!!!!!!」
 ゴ ス ッ
「きゃぁっ!」
小十郎は今までの様子とは打って変わり、ものすごい形相でまつを殴った。
「痛…っ!こ、小十郎様!?何をしまするか?!」
「黙れ忍、いい加減にしろよ…!」
いつもの低い声で、怒りを抑え、唸るように言う。
今までまつだと思っていた女、忍はぱっと表情を変えた。
「なぁーんだ、ばれてたのかぁー、失敗失敗。ニャハ♪」
まだ幼い忍は明るい声で喋る、すごく軽そうだ。
「貴様どこの忍だ、前田利家の奥方はどこだ。」
「ぷーん、あんたあたしにげんこ張っといて何いってるのさ?
 自分でさがしなさいよー。あたししーらない!」
「もう一度殴られたいか?」
強く右の拳を握り、左手で胸倉をつかむと忍は焦った様でぶんぶんと顔と手を振った。
「い、言うから手離して!えっち!すけべ!変態!ろりk」
 ゴ ッ
「いったぁーい!もう!実家に帰らせていただきますぅ!」
ばっ と一瞬のうちにつかんでいた牡丹色の着物の中身は消えうせ、はらりと落ちた。
「へっへー♪ばいばーい♪」
「お、おい!」
全裸の忍は部屋の窓からまっ逆さまに飛び降りた。
慌てて窓をのぞくとすぐ下の屋根に全裸の忍がいた。
「兄さん、結構でかいね♪でもあれ演技でしょ?ちょっと不感症なんじゃなぁーい?ニャハハハ♪」
余裕の捨て台詞をはき、忍は姿を消した。


奥さんとあの忍が入れ替わったのはきっと屋敷に戻ってきたときだ、それまではずっと一緒だった。
俺は伊達軍のやつらを叩き起こし、忍をを探させた。
屋敷内は勿論、近くの山、堀の中まで。
あの忍はきっと奥さんの居場所を知っている。もしかしたら見つかる前に殺すかもしれない。
伊達の領地でそんな事があれば、きっと前田の軍が押し寄せてくるだろう。
前田だけではなく、織田も来るかもしれない。絶対に不利だ。
そんな事を考えつつ、俺は畑を一つ一つ確認していった。非常時だが、他のやつらに荒らされたくないからだ。
昼間きた畑に走って行くと、奥さんが座っていた。
牡丹色ではなく、桜色の着物。月明かりのせいか少し青がかって見える。
「奥さん!」
「まあ小十郎殿!ご覧下さい、今日は月がとても明るくて綺麗でござりまする!」
「あんた、俺がどんなに心配したか…!」
「この月、犬千代様も見ていらっしゃるでしょうか?」
この奥さんは人の話を聞かない、聞いていない。
「…きっと、向こうでも同じ事を言っているだろう。冷えてきた、早く屋敷に戻るぞ。」
「はい。」
帰り道、今日は疲れたから明日部屋に行くと伝えた。

150:小十郎×まつ10
07/08/29 01:28:39 uOcYwGut
「HEEEEEEEYYYY!!!小十郎おおおお!!てめえ俺のSecret book読んだだろおおお!!!」
屋敷に戻り、やっと寝付けそうと思った時に鬼の形相で政宗様が勢いよく襖を開け、壊した。
「おっしゃる意味が、わかりかねますが…。」
「俺が隠しておいたMISAKURAの本だ!知らねぇたぁ言わせねぇぞ…!」
雷が政宗様の拳に見えた、本気で怒っている。
「あの、本当に知らないのですが…。」
「小十郎、てめえ散々MISAKURA語喋っていただろう!!らめええとかよぉ!」
「は…?政宗様、覗きとは趣味が悪いですぞ。」
自ら覗いていたことを自白した政宗様は相当頭にきているのか、そんなの関係ねえと言わんばかりに怒っている。
ちょっと電気が流れて気持ちいい、寝れるかもしれん。
「あれ、藤次郎なにしてんの?」
ひょっこり頭をだしのんきに話しかけてきたのは成実、少し間が悪かった。
「narumiか…、てめえ俺のMISAKURAの本しらねぇか…?」
目が完全に獣、いや竜だ。いつ城を破壊されるか心配だ。額がさらに広くなりそうだ。
「え、あ、元の所に、もどった、かも よ?ね?足はえて さ?」
冷や汗をかき、ぎこちなく喋る。目は完全に泳いでいる。
絶対こいつが犯人だ。そう確信したのか政宗様は俺から離れ成実の元へとにじり寄る。
「narumi…てめえ…」
バタバタと走って逃げる成実とそれを追う政宗様を尻目にあくびをひとつ。そして再び布団に入り込む。
成実が持っていた本をさらっと読んだのは俺の心の中だけにしまっておこう。


翌日、俺は奥さんの部屋へと向かった。
今度こそは本物だろうが、一応湯浴みを済ませてきた。
「奥さん、俺だ。」
「どうぞ、お入りになられてください。」
昨日と同じやり取りに少々驚きつつも平静を装いなかに入る。
「さあ小十郎殿!今日こそはまつめのお願いを聞いていただきまする!」
「で、その願いってぇのが…?」
「伴天連の言葉の書き方と読み方でござりまする!さあさ、お座りになられてくださりませ!」
ふと笑みがこぼれた。元気だ。春の風のように強く、優しい。
「俺もそんなに詳しいわけじゃないんだがな…。」
急かされ、俺は隣に腰を下ろした。




後日
「なあ小十郎。」
「何ですか?」
「お前、なんであの時らめえとか言ってたんだよ。」
「忍をおだたせ、不意を突くためです。」
「そうか…。」
「政宗様、今後覗きはよして頂きたい。あとそれをネタに自慰をなさるのはどうかと…。」
「…そういうこと、言うなよ。」
「言わねば辞めぬでしょう。」


別のところで後日
「犬千代さまぁ~~~~!!!」
「まつぅうううう~~~~!!」
ガシッ
「利もまつ姉ちゃんも熱いねえ…。」

151:小十郎×まつ
07/08/29 01:54:38 uOcYwGut
それから小十郎は忍が苦手になった。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────(~~ヽ::::::::::::|/        = 終わり =

当初考えていた最後とは違う気もしますが、これで終わりです。
忍のイメージは無双のくのいち、わからない方は兵卒BASARAの武田軍に出てくるくのいちと思ってください。
小十郎×まつの裏側も考えていますが、それはまた後ほど…。
ありがとうございました。

152:名無しさん@ピンキー
07/08/29 06:41:02 bpCPZWqW
予想の斜め上を行ったっきり帰ってこない展開に感動した。
いいぞ!もっとやれ!

153:名無しさん@ピンキー
07/08/29 12:29:46 /zkZ+DI+
政宗何やってんだwww

154:名無しさん@ピンキー
07/08/29 20:06:38 ZW2jGtEQ
GJ!
「でもそんなの関係ねぇ!」とシャウトしながら地面をグーで掘りまくる
ダテムネを想像して笑った。

155:名無しさん@ピンキー
07/09/01 10:44:00 kuNOlYYz
MISAKURAGJwwwwww

どうでもいいが、まつの中の人がCMでらめぇぇぇって叫んでたの思い出した

156:名無しさん@ピンキー
07/09/03 03:53:58 SZ7iYV/n
ここで空気読まずにお館様×けんしんさま希望

けんしんさまのストーリーモードでお館様が助けにきてくれた時は感動したなぁ

157:名無しさん@ピンキー
07/09/03 04:55:31 ezMUmfi1
全く。早く発売してほしいんだぜ。
今回はこれまでNPCだったキャラも使えるって噂だし
エロにも幅が広がるんじゃないかと信じている。

158:名無しさん@ピンキー
07/09/03 15:33:05 +Foz+b7D
避難所鯖落ちしてる。一時的なものかな?

159:名無しさん@ピンキー
07/09/05 21:49:25 o08llV/D
かすがの目の前で、氏政に凌辱される謙信(♀)


160:名無しさん@ピンキー
07/09/05 22:26:33 a0MyKaRU
何故か腹上死しそうで怖い

161:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:34:14 lztYdef2
謙信様のハンパねぇ締めつけで氏政爺、即昇天。


162:名無しさん@ピンキー
07/09/06 19:21:30 D8KZBlrq
そういうときの為にかすがに仕込んで貰ってたりしてな>締め技

163:名無しさん@ピンキー
07/09/13 15:51:03 wi6zgqzT
もーさ、ド鬼畜松永が女キャラ全員凌辱だな。松永弾正漫(こ)遊記。

…なんだか史実とあんまり差が無い。

164:信長×濃姫
07/09/13 21:08:32 2zlYJ1w8
―萌黄色の戦装束が眩しい。
濃姫は目を細めて、前田利家の妻・まつの姿を眺めていた。
白い太腿があらわになっているものの下品さは感じられない。普通なら顔をしかめて然る
べき肌の露出は、まつの内側から滲み出る気品と凛々しさによって、ただ彼女特有の柔和さ
を強調するためだけに美しく映える。
珍しく家の中で戦装束を纏っているので理由を問うと、
「戦かと思ったのでござりまする」
まつは笑った。
「犬千代さまと慶次が、喧嘩をしているだけにござりました」
「あら……」
ある意味、戦に違いないのだろう。
屈強な男がふたり、悪ガキのように暴れまわっているところを想像すれば、そんな考えが
自然と浮かぶ。
ひとしきりクスクスと笑ったあとで、濃姫は信長からの書状をまつに渡した。
お茶でもどうぞと勧めてくるので縁側に足を運ぶ。
くつろいだ雰囲気が漂う前田邸ならではと言うべきか。温かな陽だまりが遊ぶこの縁側が、
一番美味い茶がすすれる場所だった。
「その装束、素敵ね」
改めてまつを見つめて言うと、彼女は慌てた。
「申し訳ござりませぬ、あの、着替えて参ります」
主君の妻に会うのに、この格好では無礼に当たる。そう考えたのだろう、まつは深く頭を
下げてから腰を上げかけた。
「いいのよ。そういうつもりで言ったのではないの」
「え?」
「本当に、素敵だと思っただけ。ねぇ、そのままでいてちょうだい」
「は、はい」
見つめたまつがモジモジと所在なげなしぐさで俯いたのをいいことに、濃姫はからかい
半分の不躾な視線をぶつけた。
まつに逆襲されたのは、そのすぐあとのことである。
「濃姫様のお召し物もお綺麗で……素敵でいらっしゃいまする」
「そ、そうかしら」
今度はまつが、濃姫を観察するようにして眺める。
喪服みたいだろうと笑って言うと、いいや綺麗だと頑固に言い張った。濃姫がむきになって
世辞など言うなと唇を尖らせれば、世辞など言わぬとまつは譲らない。
頑迷な、とほとんど睨むような目で見合うものの、お互いに、自分にないものを相手の中に
見い出していて、それを羨ましいと思っていることが分かった。妬み嫉みの類でも一方的に
でもないので、親近感だけ強まる。
だから、目が笑っていた。
「うふふっ、ふふふ」
大人げないやりとりに思わず噴き出した濃姫に続いて、堪えられなくなったのだろう、
まつも明るい笑い声を上げた。
「ああ、おかしい。もうっ、強情ねぇ!」
「ふふ、濃姫様こそ」
まつは微笑を浮かべたまま立ち上がった。
「やっぱり着替えて参ります」
「あら。だめよ」
「いいえ、着替えて参りまする」
「でも……―うふふふっ」
また、妥協しない子供の攻防が始まる気配がする。込み上げる笑いを喉で殺しているうちに、
まつは奥へ下がっていった。

165:信長×濃姫
07/09/13 21:09:33 2zlYJ1w8
躑躅色の小袖で濃姫の前に現れたまつの手に、先ほどまで着ていた戦装束が畳まれている。
「まつ?」
訝って目で問うと、まつは控えめな態度で答えた。
「よろしければ、一度お召しになって頂けませぬか?」
「わたしが?」
目を丸くした濃姫に、まつはきっと似合うはずだと今度は少し強い口調で言う。
濃姫は逡巡した。
実のところ、この装束を着てみたいと思う心があったりする。
こんな鮮やかな萌黄色はちょっとない。どんな染料で染められたのかという興味よりも―
濃姫も女だ―純粋に身に着けてみたいと思う気持ちが強かった。それを見透かされたの
かしらと考えると、気恥ずかしくもある。
「でも、ねぇ……」
濃姫は気乗りしないふうを装って、まつの顔を見る。
「ぜひ」
言葉すくなに言って、まつは装束を濃姫の膝元に寄越した。それでも困った顔をつくっていると、
「濃姫様は、ご自分の後姿を見てみたいとお思いになられたことがござりまするか?」
と、おかしなことを言い出した。
「え?」
「まつめは、ずっと思っておりました。されど、鏡を見ても湖面を覗いても、なかなか己の
後ろ姿というものは見ることができませぬ。見えぬと、余計に見たくなりまする」
「そ、そうね」
頭のいい女だ、と思いながら濃姫は答えた。
まつは濃姫が例の装束を着てみたいと思っていることも、それを言うのを恥ずかしく思って
いることも知っているのだ。だから、あくまでも「まつが、濃姫に衣装を着せたがっている」
というように衣装を勧める。自分の衣装を他人に着せて、その後姿を見たいのだ、と。
そうでなければ、人を着せ替え人形扱いする気か、とも取られかねないことを、わざわざ
願い出るはずもなかった。
「だから、ぜひ」
「うふふ、分かったわ」
こちらを立ててくれるまつの言葉をこれ以上拒めるはずもない。けれど、上手い具合に乗せ
られるだけというのも面白くない。
「じゃ、こうしましょう。あなたはわたしの、わたしはあなたの、それぞれ後姿を見るの。
わたしも自分の後姿が見てみたいわ」
「まあ……そんな」

―こういうわけで、女ふたりはそれぞれ衣装を交換して見せ合ったわけである。
目の前には濃姫の身なりをした、まつが立っている。
髪を結い上げ、黒と赤の蝶柄の着物を身に纏ったまつは常より五つほど大人に見えた。いや、
大人にというと語弊がある。彼女はもう大人の女であるが、濃い色の着物を着ると渋みのような
ものが出て、朗らかな賢妻といったまつの印象は、落ち着いた色香漂う女へと変わったのだ。
「変わるものねぇ」
しげしげと眺め、後姿を見るのもおざなりに、濃姫は嘆息しながら彼女の唇に濃い紅を
つけてやる。
「あの、濃姫様」
「じっとして、そう……これでいいわ」
正直なところ、人形遊びをするような楽しさがそこにはあったが、言ったらあんまり無礼
なので濃姫は黙っていた。
「うん、綺麗よ」
いつものまつと今のまつの、どちらが美しいというわけではない。似合う似合わぬで言えば、
当然見慣れたいつものまつだと断言できる。だが、この変身ぶりは素晴らしいの一言であった。
さすがはまつである。変身するのには慣れていると見えて、最初は戸惑った顔ばかりして
いたのに今はすっかり順応して、裾の開き具合や衿元を手慣れた様子で弄っていた。
濃姫の方はというと、照れというよりもはや慙愧に耐えないとさえ言えるほどの猛烈な
恥ずかしさが込み上げていて、まつのことを構っていなければ平静でいられぬほどなのである。

166:信長×濃姫
07/09/13 21:10:29 2zlYJ1w8
後姿を見るのが目的なのだろうと言わんばかりに、決してまつに正面を向けずにモジモジ
していると、遠くから馬のいななきが聞こえてきた。
「何かしら?」
外へ目を向けると、聞き慣れた声が耳に届く。
「濃姫様ぁーっ!」
「蘭丸君?」
馬から転げ落ちるような勢いで前田邸に駆け込んできたのは、森蘭丸である。
あれっ、と一瞬戸惑ったような声を上げ、しかしすぐに濃姫の顔を見上げた。
「やっぱりここにいたんですね」
まつが差し出した湯呑みを辞退した蘭丸は、茶菓子を口に放りながら言った。
「信長様がお呼びですよ、濃姫様。遅い、とお怒りになってます」
濃姫は短い悲鳴を上げた。
「大変!」
書状ひとつ届けるのも満足にできぬのか、と低い声で唸る信長の姿が目に浮かぶようだ。
「濃姫様、申し訳ござりませぬ」
「あなたのせいじゃないわ」
飛び上がるようにして立ち上がった濃姫は、一刻も早く安土城に戻るべく馬を駆り―その
途中で再度、悲鳴を上げた。
まつと交換した着物、それを身につけたままだったのだ。

「上総介様。も、申し訳ございません」
「遅い!」
もう西の空は赤く染まっている。
背中を向けたまま天守閣に佇む信長に深く頭を垂れ、萌黄色の戦装束もそのままに濃姫は
萎縮していた。
こういった場合に信長は振り向きもせず、無言の威圧を与えてくることが多い。
視界にさえ入れてもらえないのは悲しいが、今回は振り返らないでいてくれた方がありがたい
かも知れなかった。
この格好を見てなおさら怒るだろうかという恐れと、それさえ無視されるかもしれない恐れ。
交互にふたつの不安が押し寄せて、心臓が挙動不審になっている。
振り返る気配がして、濃姫はさらに萎縮した。
「使えぬ―」
『女よ』
そう言おうとしたのだろうか?
紅い外套を大仰に払いながら振り返った信長は、そこで言葉を切った。
頭を下げているので彼の表情を確認するすべもないが、どうも絶句したような感じがする。
―と、顔を上げる間もなく、信長は怒ったようにガシャガシャと甲冑を揺すりながら、
こちらに歩み寄ってきた。
冷たい指が頤を無理に掴んで、濃姫の顔を上向かせる。
「か、上総介様……」
濃姫は驚いて、目を見開いた。
奇妙なものを見つけた。信長が、笑っているのである。
「面白い」
短く言うと信長は、頭に巻いた萌黄の布越しに濃姫の頭に手を乗せた。
―そうだった!
濃姫はまつの格好をしているのだ。
信長は驚いたに違いない。濃姫の声のする方向に振り返ったものの、そこには前田利家の
嫁の姿をした、見慣れぬ女が平伏していたのだから。
夫の機嫌がよろしいことは喜ばしいが、しかし濃姫は気恥ずかしさが込み上げてき、真っ赤な
顔で目を伏せるのがせいいっぱいだった。
「濃!」
と呼ばれ、
「は、はい」
ふるえる声で返事をすると、やはり信長は機嫌よさそうに口の端で笑う。
「―ついて来い!」
言うなり再度外套を払って、信長は濃姫に背を向けた。

167:信長×濃姫
07/09/13 21:11:31 2zlYJ1w8
何か用事を言いつけられるものと思っていたが、予想に反して向かった先は寝所であった。
「あの、まつと会って……着物を交換して……」
「ほう?」
「そのまま、帰参しまして……あの」
鷹のような目で射竦められ、濃姫はしどろもどろになっていた。
―と。
「…………?」
ふと壁際にある大きな姿見を横目で見、―濃姫はそこに見知らぬ女を見つけた。
頭に巻いた布のせいか目鼻立ちがハッキリとして見える吊り目の女は、自分によく似ている。
濡れたように艶めく長い黒髪が肩から胸へと流れ落ち、その下の左肩の肌があらわだ。
ぴったりとした衣装のために胸のかたちや腰の線が際立って見えるが、右の胸当てがなにか
雄々しく毅然とした印象を女につけ加えていた。
足をきちんと揃えて座っている。仄暗い室内に太腿の白さが浮き出て、眩しいほどだった。
無邪気な幼さと大人の色香。対照的な属性が半々に混じり合ったような、不思議な雰囲気を
醸し出している。
そこに信長が歩み寄り、肩膝を折って女の横顔を覗き込んだ。まるで、この上なく愛しい
女を見るような優しい目をしていた。
濃姫は、ふるえる手で自分の頬に手を当てた。姿見の中の女もすこし首を傾げて手を頬に
やっている。
―これが、わたし?
信長の手が濃姫の手首を強く掴んだ。そのままずるずると引き摺られるようにして、抱き
寄せられる。
篭手を外した手のひらが濃姫の頬を撫で、顎を掴まえた。
濃姫を見下ろしていた信長の顔が接近し、そのまま唇に落ちる。
「ん……っ」
噛みつくように口を吸い、獲物を食らう獣のしぐさで信長は濃姫を押し倒した。
「違う女子のにおいがするわ」
くつくつと喉で笑い、信長が胸に顔を埋める。
厚手の布越しに体温が伝わり、濃姫は剥き出しの太腿を擦り合わせた。
こんなふうに身体を求められるのは久しぶりのような気がした。口調はいつもと変わり
ないが、信長の声はすこしかすれていた。
いつもと違う。
この装束のせいだ。
目が眩むような猛烈な劣情が込み上げて、それが濃姫を血迷わせた。
「そんな。……そんなこと……言っては、嫌でござりまする」
まつの口調を真似て言うと、自分の言葉に酔う。くすぐったいような、妙な気分だ。
信長も上機嫌で笑っている。

168:信長×濃姫
07/09/13 21:12:22 2zlYJ1w8
む、と唸る声が聞こえて、濃姫は信長の顔を窺った。
見れば濃姫の装束を脱がそうとしているのだが、見慣れぬ上に扱い慣れぬ、いつもとは違う
服のために、どうしたものかと思案している様子である。
それがまた、濃姫の胸を焦がした。
なんというか―年若い頃の夜のもどかしさを思い出し、興奮とも違う奇妙な熱い感情が
込み上げてきたのだ。
「お待ちを」
信長が短気を起こして、まつから拝借している装束を引きちぎっても困る。
彼の手に手を重ねて、自分で脱ぐと濃姫は目で言う。
しかし信長はかすかに首を横に振った。
これでいい、と。
「上総介様?」
明らかに愉しんでいるときの顔だ。信長はこの状況を面白がっている。
まず腰の防具と帯が解かれた。
だがこの衣装は普通の着物と違うので、それだけでは衿を割って肌に触れることはできない。
「あ……っ」
腰のあたりから潜り込んだ手が、布と肌との狭い隙間で窮屈そうにしながら、ゆっくりと
濃姫の肌をまさぐった。
ぴったりとした装束が余計に張って苦しく、しかしそのせいで密着している信長の手のひらの
感触が心地いい。
宝物を見つけたように勢いよく伸びた手が、濃姫の乳房を握り締めた。
布の下で骨ばった手が力強く動き、柔らかな乳がぐにゃぐにゃとかたちを変えている。
「……っん、ふ」
抑えた喘ぎで信長に応えながら、濃姫は彼の首に手を伸ばして優しく撫でた。
なぜだか、いつもは畏怖すら感じる男の顔が、かつて「尾張の大うつけ」と呼ばれていた
ころの、破天荒な野生児然とした青年の顔をしているように見えたのだ。
愛しいという思いが胸を握り締める。濃姫はそれに翻弄されながら、手繰り寄せるように
信長の首を撫で続けた。
器用なもので、信長は己の甲冑をゆっくりと脱ぎ捨てつつも片手での愛撫を止めようとはしない。
渋い顔の中に焦りと余裕の表情が交互に浮かんでは、濃姫のことを睨むようにして見つめる。
思わず微笑を漏らして見返せば、信長は調子に乗るなとでも言いたそうな顔をして濃姫の
乳首をつねった。
「あああ……ッ!」
突然の襲撃に、濃姫はびくりと体を仰け反らせた。
嬌声を上げる濃姫の口を、信長の唇が塞ぐ。
さらには後ろから後頭部を押さえて逃げ場を失くしたところで、信長は口を吸いながら
胸の突起を執拗に虐めた。
「ん、く、ふぅっ……はふっ!」
指の腹で先端を撫で、転がす。優しく労わるようにさすってから、親指と人差し指でぎゅっと
潰すように捻り上げた。
口の方も容赦がない。
痛みに歪んだ濃姫の顔に髭を押しつけながら、丹念に唾液を唇にまぶしていき、口中で舌を
ねっとりと絡ませたかと思うと、唐突に口を離した。今のねんごろな口づけが嘘のように、
荒々しく歯を当てて、本当に噛みついてくる。
呼吸すら許さぬように覆い被さってくる信長の隙をついて、濃姫はひと呼吸を得難いものの
ように大事に肺腑の奥にしまい込んだ。
空気が甘露のように甘い。……いや、信長の唾液が甘いのだろうか。
どちらがそうなのか判別がつかない。
ただ、尊いものを欲深に貪り合いながら、濃姫は自覚できるほどの必死な顔をして信長の
肩を抱いた。

169:信長×濃姫
07/09/13 21:13:33 2zlYJ1w8
下腹部のぬめりがいよいよ気になって、濃姫は半身を起こした。
借り物を汚してしまう。
丈の短い萌黄の布を腰から下げようとすると、そこに信長の手が絡みついた。
「上総介様」
と、名を呼ぼうとしたところ、首筋を舐め上げられながら組み伏せられる。
「んんっ、あぁんっ」
湿った吐息に接した肌を、ぞろりと舐める舌と口髭の感触。
喘ぎ悶えるうちに、信長は引ったくるような乱暴さで腰を覆っていた衣装を取り払った。
どこか遠くの方で、ぱさりと布が落ちる音がした。
まつの物だから大事にしろ、となど口が利けたとしても言えはしないが、濃姫は新たな
快感に襲われて、彼の名と高い声しか吐き出すことができない。
「上総介様ぁ……あ、ああっ、あああっ!」
衣服を脱がしたその手が、柔肌を指でなぞっている。
茂みを掻き分けた信長の指は濡れそぼった肉唇を、濃姫が瞠目するほど優しい手つきで撫でた。
愛液を指に絡めながら執拗に愛撫を繰り返し、入り口をつつくのもまるで中の様子を遠慮
がちに窺っているようなそぶりである。
それだけに……。
また例のごとく、急に乱暴に扱って濃姫を驚かせるのだろうと予想がついた。
「ん……んう、上総介様……」
期待とも恐れともつかないふるえ方で体を縮こまらせると、信長は上半身を起こして濃姫の
頬や額を唇で撫でる。
まぶたを熱い舌で舐められ、濃姫はそっと目を閉じた。
直後、信長の太い指が唐突に胎内に潜り込んだ。
「……っ、はあぁっ! ああうっ」
濃姫は悲鳴を上げる。
予想どおりの乱暴さだった。
「か、上総介、様……もっと優し……」
眉間にしわを寄せながら切れ切れに言うと、信長は鼻で笑った。
「―何か言ったか」
はっと息を呑んで、濃姫は信長の顔を上目遣いに見上げた。
鋭く言い放った信長の、声が優しい気がする。声が笑っているように聞こえる。
濃姫は目尻に涙を溜めたまま、泣き笑いにも似た微笑を浮かべた。
「……もっと」
もっと、お情けを。
そこまで言う代わりに信長にしがみついて、媚を売るように、ねだるように頭を擦りつけた。
「くっ、ふ……はあ、あぁあっ」
緩急と強弱、飴と鞭の愛撫を受けながら、喘ぐ。叫ぶ。すすり泣く。縋りつく。
そうしながら、信長が鎧を脱ぎ捨てるのを手伝った。

170:信長×濃姫
07/09/13 21:14:29 2zlYJ1w8
濃姫の足を邪魔なものを扱うように両側へ押しやって、信長は腰を進めた。
「んっ……」
屹立が濃姫の肉を左右に割り裂く。
地中に杭でも穿つかのように穴を強引に広げて、亀頭がずぶずぶと埋まっていった。
ひっ、と思わず小さな声を上げて逃げる濃姫の腰を両手で掴み、信長は無遠慮に男根を
捻じ込んだ。
「いああぁっ! あ、あうっ!」
びくん、と大きく戦慄いて、濃姫は腕を突っ張らせる。
握り締めるものを探していると、信長が両手を差し出した。―いや、差し出すと言う
よりも濃姫が余計な動きをするのを厭うて、先んじて捕まえた上で固定させたと言った方が
正しい。当分放す気はないようで、手首を掴む力は痛いほどに強かった。
ぐっと腰を押しつけながら、信長は濃姫の顔を見下ろした。
涙でべたべたになった顔を見られるのが恥ずかしく、けれど隠そうにも手が自由にならない。
濃姫は、さっと顔を横に背けた。
「濃」
咎めるような声が遥か上方から降ってくる。
「――」
「……濃!」
魔王の言葉に逆らうよりも、ひどい顔を見られる方が恐ろしい。
しかし信長は許さんというふうに低く唸ると、手首を掴んだままの手で濃姫の顔を両側から
挟み込んだ。
「あっ、や……んっ」
無理矢理に仰向かせた顔に信長が被さった。
舌が唇を割って、歯列をなぞる。
「んうっ! ふぅっ……んーっ!」
腰をニ、三打ちつけられて、体が大きく揺れた。もっと、とせがむように賑やかな水音を
立てた、結合部の粘っこい響きに耳が熱くなる。
奥まで男根を刺したまま、信長はさらに腰を擦りつけた。ぐっぐっ、と、下半身すべてを
濃姫に埋没させるような動きだ。
塞がれた口の中に嬌声の熱がこもる。
それを舐め取り食んでから、信長はまるで言葉を失くしたかのように喉で濃姫の名を呼んだ。
応えて信長を見つめると、冷たい鋼色をした目が濃姫の間近でゆっくりとすがめられる。
畏怖と恋慕の情が込み上げて、心臓が跳ねた。目が眩む。
自由になる足を信長の腰に絡みつかせ、捕まえた。足を交差させると、信長は煩わしそうな
顔を浮かべる。
手首と、腰と。互いに互いを拘束し合った格好だった。


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