戦国BASARAでエロパロ 信者4人目at EROPARO
戦国BASARAでエロパロ 信者4人目 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/06/11 16:10:16 rDo/hLE+
住人の心得
一、ルールを制すること2chを制するが如し
一、荒らしに構うこと厨房の如し、初心者は半年ROMれ!
一、バカに構うこと大バカの如し、構わず鼻で笑っとけ
一、発言すること責任が伴う如し、荒れそうな発言は控えい!
一、スルーすることマナーの如し、苦手キャラやカプ、シチュは即効スクロール又は透明あぼーんじゃ!
一、新米職人を見守ること母の如し、新芽を摘むという無粋な行為は愚かなり
一、GJを惜しまぬこと職人を育てるが如し
一、マターリ維持すること神スレの如し
一、「自分は大丈夫」と慢心するでないぞユキムルァ!

職人の心得
一、慣れ合いを求めること初心者の如く
一、リク受付すること慣れ合いを求めるが如く、程々にせい!自分の好きなように書かんか!
一、投下すること職人の如く、できれば完結済み作品推奨、無理な場合は最低2,3レス分の文章を書き溜めておけ!
一、コテハン名乗ること覚悟の表れが如く
一、自己主張することうつけの如く、物書きならば作品で語らんか!
一、躊躇することチキンの如く、堂々と投下せい!
一、推敲を怠ること愚か者の如く
一、忠告すること師の如く、カプや特殊シチュの場合、名前欄で警告。注意書きもあれば尚良いぞ!
一、去り際の美しいこと神職人の如く、自分語りなど興味は無いわ!
一、言い訳することヘタレの如く、腕を磨かんか!
一、平常心を保つこと勝負を制するが如く、頭を冷やせ! 煽りに構った奴が負けじゃ!
一、学習すること常識人の如く、人の振り見て我が振り直せ、怠れば明日は我が身
一、謙虚なこと好印象の如く、だが行き過ぎた慰め待ち・卑屈な姿勢は出直してこい!
一、GJもらえない・批判・パクリ認定厨・粘着電波など、転んでも泣くでないぞユキムルァ!
一、女体化は避難所へ投下、他どこに投下すればわからないときも避難所へ投下せい!
一、謙信SSの投下場所(本スレか避難所か)は全て職人の判断に任せるが如く、
  軍神の性別は…え、ええいっ!どちらでもよいわ
  じゃが、投下時には必ず名前欄に性別記入(男、女、両性等)を忘れるでないぞ!情けは味方、仇は敵なりじゃ

3:名無しさん@ピンキー
07/06/11 16:37:37 bgBEO5uQ
>>1乙にござりまするオヤガダサムァ!!!!!!!!!!!1!!!1

4:名無しさん@ピンキー
07/06/11 20:21:18 T80NLUvY
>1乙! あんたほんまにべっぴんさんやぁぁぁ!!!

5:名無しさん@ピンキー
07/06/11 20:59:46 GchZm0TZ
>>1乙!! さすが大将疾きこと風の如く!!!
そして神の降臨をお待ち申す。

6:名無しさん@ピンキー
07/06/12 01:57:44 uRJl4G1a
>>1乙!

前スレ684の続き投下します。
それと、感想ありがとうございました。

7:元親×濃姫 陵辱
07/06/12 01:59:32 uRJl4G1a
濃姫の足にしがみついていたオウムが突然、大仰な羽音を立てながら木の枝へ飛び移った。
元親は驚いて、思わずその姿を目で追った。
首を傾げたオウムはいつもの調子で、黄色と青の風切羽を広げて見せる。
「モトチカ、モトチカ!」
「ったく、脅かすなよ」
溜め息混じりにオウムをたしなめ、元親は枝に吊る下がった網の様子を窺った。
幾度も軋んで擦れたわりには、縄の耐久度は衰えていないようである。これなら安心だ。
元親は濃姫の方に視線を戻した。
脱力した濃姫は、汗ばんで光る喉もとを元親の前に晒して全体重を預けたまま、快感の
波間をゆらゆらと漂っている。
しどけなく開かれた太腿がもぞもぞと動くたび、白い肌に垂れる唾液混じりの愛液が
艶かしい色を放った。
べっとりと蜜を含んで、茂みが重々しく光っている。
舌と鼻の奥に残る女の甘い性臭が、元親の脳を痺れさせた。
元親は彼女を片手で支えたまま器用に着物をくつろげて、痛いほど勃起した肉塊を取り出した。
衣擦れの音が耳に届いたのか、濃姫は焦点の定まらない呆けたような目をこちらに向けている。
「あ、ああ……!」
先走りが滴りぬらぬらと光るそれを見て、濃姫の体がふるえた。
恐怖や屈辱からではない。大きく膨れて血管を浮かせている男茎が、彼女に確かな快楽を
約束するものだと確信して、再び腰の奥が切なくなったからだ。
だからこうも瞳を輝かせ、頬を上気させている。
「ハハハッ……そんなに、こいつが欲しいのかい?」
濡れた肌に先端をクリクリと擦りつけた元親は、思わず出そうになった呻き声を嘲笑で
ごまかして奥歯を噛んだ。
元親の欲望は、今や切実なものになっていた。
このまま激しく腰を叩きつけたいのは山々だが、強い摩擦に刺激されてうっかり精を
漏らしてしまっては格好がつかない。
元親は体の芯を冷ますように二、三度深い呼吸を繰り返してから、慎重に腰を沈めていった。
「ああ……あ、う、んっ」
まどろみから醒めたばかりの濃姫が、くぐもった声を出しながら元親を迎えた。
濡れた柔肉が先端を包み、炎の熱さで肉棒を咥えてくる。
牛歩のごとく腰を進ませていくと、焦らされていると勘違いしたのか濃姫が切羽詰った
様子で啼き悶えた。

8:元親×濃姫 陵辱
07/06/12 02:00:57 uRJl4G1a
涙の皮膜に覆われた目が、生殺しにするつもりか、と訴えている。
切羽詰っているのは、むしろこちらだ。
それだけに濃姫の態度は好都合だった。
「どうしたい?」
余裕と意地の悪さを含んだ笑みを無理矢理につくり、濃姫に向かって低く囁いた。
「ううっ、やあ……っ」
濃姫の太腿がビクビクとふるえる。汗でぴったりと密着した白い肌が粟立つ感触がした。
膣口が締まり、亀頭を覆う柔壁のぬかるみ具合がいっそう増していく。
元親の頭の中でチカチカと白色の光が爆ぜた。
打てば響くような心地よい反応に、自然息が荒くなってくる。
奥歯を数回噛み合わせ、ゆっくりと息を吐くと、元親は下半身に体重をかけた。
男茎をぐっ、ぐっと小刻みに挿入させながら、濃姫の太腿の肉を握り締めるように強く掴む。
「あぐ、いああっ、んうっううんっ!」
痛みに歪んだ表情はすぐに蕩けて、濃姫の顔は喜悦の色に染まった。
「……食いつきがいいじゃねえか。こんなふうに抱かれるのがアンタの好みなのか?」
返事を待たずに、今度は尻をパチンと叩き上げた。
「ああんっ!!」
振動が内部を揺さぶって、元親の腰を刺激する。
白い尻や太腿を打擲し続けると、濃姫は断続的に喘ぎを漏らした。
肢体を波のようにうねらせ、跳ねる。
肉を打つ、破裂音めいた乾いた音色が耳の奥で反響し、その音に重なる濃姫の甘ったるい
悲鳴が元親の背筋をゾクゾクとさせた。
絡みついてくる肉襞を押し割りながら半ばまで埋没させたところで、元親は手を止めて
濃姫の顔をぼうっと見つめた。
「あふぅ……はぁ、ふぅ、ううんっ」
額に張りついた髪をそのままに、恍惚とした表情を浮かべている。
とろんとした瞳はどこを見ているのかさえ分からない。白痴じみた目の色が妖しく、
淫猥さだけを元親に印象づけた。
露出した肌は汗でヌルヌルとしていて、裸よりも淫らだった。

元親は濃姫の細い腰を抱き直すと、ほとんど衝動的に男茎を奥まで突き刺した。
「はあああっ!!」
濃姫の唇から嬌声が放たれると同時に肉の通路はざわめいて、元親を優しく包み込む。
背筋を走る快感に息が詰まった。
仰け反った体に、さらにぐりぐりと腰を擦りつけた。
抱えた腕の力を抜き、腰と腿で濃姫の柔らかい尻を押してみる。すると、軋んだ網が
頭上の枝を支点にして揺らぎ、彼女の体ごと少し遠ざかっていった。振り幅は短いので、
すぐにもとの位置まで引き返してくる。
「ああ……ああん!」
繋がり合った部分が外れない程度に腰を動かすだけでゆるやかな摩擦が立て続けに生まれて、
先ほど濃姫をいたぶっていた振り子の動きが、今度は双方に悦楽の甘い痺れをもたらした。
楽しい遊戯を発見した気分だった。
元親は子供のような無邪気さで網を揺すり続けた。
「ふうん、んうっ、はあぁ、あっ―あはぁっ!」
体を押すときよりも、揺り戻されて深く繋がる瞬間の方が、視覚的にも触覚的にも楽しかった。
その場に立っているだけで、淫らに濡れた花陰の中に赤黒い男根が深々と突き刺さっていく
様子を存分に眺めることができる。
濃姫もその瞬間がくると、極度に乱れた。
ただ足を開いているだけの彼女は、彼女の意思になどまるで頓着しない、残酷で、単調な、
のろくさとした網の動きに弄ばれている事実にひどく興奮した様子で、少しの恐れと
大きな悦びを内に含んだ表情を浮かべて声高に叫びおののく。
戻ってきた尻が腰にぶつかる小さな衝撃に次いで、収まらない揺れがトントンと跳ねる
ような動きを加えた。

9:元親×濃姫 陵辱
07/06/12 02:02:13 uRJl4G1a
ゆったりとしたその摩擦は、冷静に考えれば肉体に対しての刺激に欠けていて、物足りない
ものと言ってもよかった。しかしその物足りなささえ昂ぶって燃える肉体の前では、
むず痒いような快感に姿を変える。
この異常な興奮は今の状況でしか味わえない、しかも偶然の産物のようなものだった。
敵対者同士で、主導権を握った者が相手を一方的に嬲る。かしこまった寝屋でなく爽やかな
潮風が吹く野外という場所で、『網』という道具を本来の用途と異なる使い方をしながら
交わる―この状況。
こんな経験は元親にとって初めてであったし、おそらく濃姫とて同じであろう。
行為の中に非日常的な、変態的な異常性を見出しているからこそ、こうも心身が昂ぶるの
だった。

「おっ、と」
気分が高揚するのに任せて腰を押したところ、勢いが勝って結合部が外れてしまった。
抜け落ちた肉茎は濃姫の吐いた愛液でヌラヌラと光り、吹いてくる夜風が染みた。
「んっ、んん……」
濃姫が不満そうな呻きを漏らしながら、まるい尻を左右に振った。
尻から内腿にかけて、うっすら赤いのは先ほど元親が叩いたからだろう。
新鮮な桃のような色に染まっていて、そのくせ咲き誇った花弁のあたりはアワビのように
生々しい。
割れ目から大量に滴る粘液が、ヒクつく尻の穴にべっとりと絡みついている。
元親は腹の奥から熱い息を吐き、そして笑った。
「本気出すかァ」
濃姫の桃尻を抱えたまま一歩踏み出し、太い木の幹に彼女の背を押しつけた。その勢いに
乗って、猛る肉塊を濃姫の胎内に捻じ込む。
根元まで一気に挿入され、濃姫が大声を上げた。
「あっあああっ!!」
濃姫の体が支点より奥に位置しているために、網を支えている頭上の縄が斜めの角度で
ピンと張っている。そればかりか戻ろうとする力が働いて、挿入の深度が深まった。
元親が後退しない限り、この状態が続くのだ。
「あっ、すご、い、うっ……奥、までっ、はぁうっ」
濃姫が体をブルッとふるわせた。

10:元親×濃姫 陵辱
07/06/12 02:04:07 uRJl4G1a
それを合図に、元親は腰を濃姫に叩きつけた。
「ああーっ! あ、あっ、あっ!」
少し退いては奥まで穿ち、ときどき胎内で肉塊を振動させる。
ザラザラとした襞の感触に荒々しい摩擦を加え続けると、痛いほどの快感が押し寄せてきた。
蠕動する襞の壁を押し上げるように突けば、濃姫が半狂乱になって手足を振り乱す。
「あひゃああっ、ああぁっ!」
元親は息を荒らげながら、前後運動に拍車をかけた。
愛液がヌチャヌチャとしたいやらしい音を立てながら、男根に掻き出されて飛散していく。
元親は膣内で引っ掻き回すように暴れては、腰をひねってグリグリと捏ねるように動いた。
油断させるように小刻みに腰を振ったあと、ガツンと強い一撃を加えると濃姫が一瞬
息を詰まらせた。
「……っふくぅっ! あはぁーっ、壊れるっ、こわれちゃうぅっ!」
子宮口に当たり、硬い肉が先端を撫でてくる。
そのまま腰をぐっと押しつけると、濃姫の喉が痙攣した。
「あ……っ、ああ、あ……っ」
呼吸を止めて、口をパクパクさせている。
元親は笑った。
「これがホントの『陸に上がった魚』ってぇやつだな。よぉ、気分はどうだい?」
「……っ、はあっ、はあっ! やぁ、はぁっ、ああぁっ!」
少し趣向を変えて、ただ突くのでなく角度に気を配って抽送を続けてやると、膣の内部で
襞のひとつひとつが歓喜したように蠢いて、ドロドロに溶けた柔壁で元親をきゅうっと
締めつけた。
「くっ、すげ……」
凄まじい快感に目が眩む。
元親は負けじと斜行運動を続けながら、ひたすら出し入れを繰り返した。
「あはっ! あっあーいいっ、いくぅ……イく、イクッ!」
濃姫は濡れた唇から舌を突き出し、乱れた浅い呼吸の間で限界が近いことを告げた。
締めつけがきつく、小刻みになる。
―と。
「イク、イク!」
ふいに頭上から甲高い声が響いてきて、濃姫と元親は同時にビクッと体をふるわせた。
「イクー! モトチカ!」
オウムが口真似をしているのだ。
緊張感が失せた代わりに、無邪気なオウムの振る舞いは濃姫の羞恥心を巧みに煽った
ようだった。
「やっ、やん、い、やああっ!」
さんざん痴態を晒しておいて、今さら恥ずかしがるのはどうかと思うが、それでも顔を
赤くする濃姫は最高に可愛らしい。
「『イク、イク』って、アンタが今、言ったことじゃあねえのか?」
かすれた声で切れ切れに言うと、濃姫は息を荒らげて喘いだ。
「ううんっ、うあっ、いやあぁ、やあっん、やぁっ」
「イク! イク! イクーッ!」
「ウチのオウムに妙な言葉教えやがって……とんでもねえ女だな」
「あっ、ああっ! や、あ、あっ……!」
耳元で低く囁くと、濃姫の肉体が外と内でガクガクとふるえた。
強烈な締めつけに痺れた脳髄の命じるまま、元親は下半身を強く揺さぶった。
叩きつけるような強烈な一突きが、濃姫の肉体すべてを痙攣させた。
「ひやあっ、ああっ! いくっいくぅうっ、ああっあああぁ―……ッ!!」
「くっ!」
元親は呻いて、締めつけてくる濃姫の胎内に熱い精液を存分に撒き散らした。

11:元親×濃姫 陵辱
07/06/12 02:05:39 uRJl4G1a

ことが済んだあとも、元親は濃姫を網に吊るしたまま放置しておいた。
理性の戻った彼女の顔からは、生々しい情欲の色がきれいに払拭されていた。毅然と
張った頬が青白い。
はるか遠くで聞こえてくるのは、長曾我部軍の勝ち鬨だった。
「俺らの勝ちだ。最初ッから分かってたことだけどな」
背後に向けていた視線を戻し、
「さて、と」
元親は濃姫を見おろした。
彼女に告げなければならないことがあった―。

最初から元親は、辱めた濃姫をこのまま尾張に帰そうと決めていた。
もともと喧嘩をしかけてきたのは織田側からだ。なのに、信長自身は尾張から出てこない。
内乱でも抱えているのか、それとも戦略的な意図があったのか。そんなことはどうでもいい。
織田は長曾我部元親を侮った。
それが元親の中の真実だ。彼の怒りはそこだけにある。
だから濃姫をこのまま尾張へと帰すのだ。
喧嘩の作法も知らぬ田舎者への鬼たちの憤懣を、怒号を、濃姫の口から存分に聞くといい。

元親がそう言い終わると、濃姫はまた生意気な表情をした。
「わたしを生かしたまま帰すの? 甘いわね」
「敗軍の将を主のもとに送り返すことほど、酷なことはねぇと思うがな」
言うと、濃姫は顎を突き出して目を細めた。
「馬鹿な男。今度は、必ずお前を倒してみせるわ。わたしのこの手で」
「馬鹿はそっちだろう。やめときな、返り討ちに合うのがオチだぜ。それとも、そんなに
鬼が気に入ったのか? ハハハッ、逢引きのお誘いかい?」
濃姫は喉の奥から笑い声をこぼした。
「……ふふっ」
応とも否とも言わずに、元親の顔をまっすぐに見つめている。
「来るなら本気で来いよ。そしたら今度は優しく可愛がってやっから」
元親は彼女の体を片手で抱き寄せ、口の端を吊り上げて見せた。
少し首を動かすだけで唇同士が触れ合いそうな、ギリギリの近さで濃姫の美貌を眺めて
いると、元親の肩にオウムが舞い降りた。
「モトチカ、オタカラ!」
びくっと戦慄いた濃姫の耳に元親はそっと囁いた。
「よォ―アンタ、なかなかいい波だったぜ?」
風に混じった潮のにおいが鼻先をかすめて通り過ぎる。
濃姫の唇が、笑みのかたちに変わった。



おわり

12:名無しさん@ピンキー
07/06/12 09:44:10 ZsPOzNbx
ブューティフルゥゥゥウ!
神すぎるよ…GJ!

13:名無しさん@ピンキー
07/06/12 11:15:53 Gpw30kmR
神じゃ!!神が降臨なされたァァアアアアアア!!!!!
エロすぐる…

14:名無しさん@ピンキー
07/06/13 12:37:18 x9ovj1ar
神様ありがとうございまするぅぅぅぅううう!!!!
そしてスレ立てしてくれた>>1もありがとぉぉぉぉおおお!!!!

15:名無しさん@ピンキー
07/06/13 21:09:39 kWW9eOI9
こんな鬼蝶を待ってたぜ!!
神の次回作にwktkしてまってる。

16:名無しさん@ピンキー
07/06/13 22:07:48 yvUnp5kx
元親×濃姫の職人さん、お疲れ様でした。
つ囲囲囲囲囲

ちと確認というか質問なんだが、
慶次が濃姫を呼ぶときは「濃ちゃん」だったっけ?

17:名無しさん@ピンキー
07/06/14 01:13:28 28ZIcFqw
お濃ちゃんだな

18:名無しさん@ピンキー
07/06/14 07:41:29 CjrjUh0/
信長に「濃ちゃん大事にしてやんなよ」とか言ってたっけか。

19:16
07/06/14 10:28:09 tyfiHxkW
ちゃん付けは確定で時々「お」が付くんだろうな。
>17さん、>18さん、マリガトー

20:名無しさん@ピンキー
07/06/14 18:29:03 tHHyfg+n
GJGJGJGJ!上等だぜあんたぁ!!!

話の流れから慶×濃がくるのもコソーリ期待してますワフォ-

21:名無しさん@ピンキー
07/06/14 22:12:52 i9WOgdU/
前スレで慶濃ちょっとあったっけか

22:慶次×濃姫 1
07/06/15 00:02:12 2b+etmvd
前スレの神すぎる慶次と濃姫に触発されました。
・信長没後の慶次×未亡人濃姫
・濃姫は信長没後、前田家に身を寄せているという脳内設定
・一度だけの関係のはずが、お互い溺れちゃう二人

濃姫ネタ続いて食傷気味かもしれないが…。ごめんよ。
苦手な方はスルーお願いします。





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蝉の声が耳の底で唸る。
それは戦いの中の怒声のようでもあったし、また静かな読経のようでもあった。
濃姫はそこまで考えると、そっと自嘲気味に微笑む。
彼女の愛した者は、読経の類を嫌悪していた。
自らの妻が蝉の声に仏教を思うなどと知ったら、彼はどうするだろう。
烈火の如く怒るだろうか。それとも「馬鹿な女よ」と笑うだろうか。
いずれにせよ、無駄な想像だ。
彼はもういない。彼女の愛した者はもう、どこにも。
「お濃ちゃん」
声をかけられたのだと気づくのに、しばらくかかった。常ならば騒がしく派手好きである
この男と、その声の密やかさがあまりにもかけ離れていたためだろう。
慶次。呟いたそれが、目の前の男の耳に届いたのかは分からない。
しかし慶次は濃姫の姿を認めると、フッと微笑んだ。


23:慶次×濃姫 2
07/06/15 00:04:14 tyfiHxkW
「なぁにボーッとしてんですか」
「……何か、用?」
「いいや。濃ちゃんに会いたくなっただけだ。だめかい?」
ちろちろ。蝋燭のように脆弱な、しかし消えることのないだろう炎。
慶次の瞳の奥に揺らぐ熱を例えるならば、それが一番近いように感じた。
濃姫にはそれが見えた。見えて、しまった。
それに動揺する暇もなく、濃姫の世界は慶次の手によって反転させられる。
漏れでたため息は、何を示すものだったのだろうか。
押し倒されたせいで着物と畳がこすれ合い、しゅるしゅると音をたてた。
着物の色は黒。濃姫の中の太陽が死んでしまった日から、彼女もまた闇に暮れた。
それを咎めることができる者などこの屋敷にはいない。もちろん、慶次も同様に。
慶次はそっと視線を外した。

外の世界を照りつける太陽が明るすぎるためか、部屋はより薄暗く映った。
薄い闇が二人の横で不恰好な影絵を作る。
それを見つめていた濃姫の首筋を、慶次の舌が撫ぜた。
じっとりと湿度の高い空気に熱されたそこは汗ばんで、ひどく淫靡につやめいている。
快楽に耐えているのか、眉間に皺を寄せた濃姫の、その固い表情ですら慶次の欲を煽った。
しかし慶次は首筋から顔を引き離した。
濃姫の両手が、慶次を拒むかのように突き出されたからだ。
「まだ明るいわ」
「夜まで待てねぇ」
「利家殿やまつ殿に聞かれたら」
「こんな広い屋敷で音なんか聞こえるもんか」
「大体、今はそんな気分では……」
「帰蝶」
びくり。濃姫の肩が揺れる。
「その名で呼ばないで」
「アンタが呼べって言ったんだ。あの夜。なぁ、そうだろう? 帰蝶」
「……呼ばないで」
「帰蝶」


24:慶次×濃姫 3
07/06/15 00:06:12 2b+etmvd
あの夜で終わらせるはずだった。たった一度きりの行為にするはずだった。
それは寂しさを紛らわすためだけの、何の感情も含まない行為であるはずだったのだから。

濃姫の両の手首を、慶次の掌が包んだ。ゆっくりと左右に開き、固定させる。
それは抗おうと思えばいつでもできるような、ひどく優しい力であった。
しかし濃姫は抵抗することができなかった。
慶次の瞳にある熱を、見てしまったからだ。
愛した者が一度たりとも向けてはくれなかった、しかし欲しくてたまらなかった感情を、
この男はくれるからだ。惜しみなく。溢れるほどに。
「帰蝶」
とうとう、濃姫は瞳を閉じた。

唇と唇が触れ合う。その柔らかさに、慶次はこっそり驚いた。
初めて濃姫と繋がったあの夜は、唇に触れなかった。
誘われるまま愛撫し、まだ濡れてもいない領域を侵した、あの夜。
『呼んで。帰蝶と、……呼んで』そう言ってすすり泣く濃姫を熱にうかされたように
求め、溺れた夜。
唇の弾力と弾力が拮抗し、たわむ。
しっとりと濡れたように輝く紅。それが慶次の唇に吸い付く。
触れては離れ、離れては触れる。
もどかしいほどの柔らかな愛撫に根負けしたのか、濃姫の唇が小さく開いた。
誘われるように慶次の舌が這い出る。
唇を幾度か往復し、ゆっくりと濃姫の口内へ侵入した。
舌先が触れ合う瞬間の、ぬるりとした感触。熱。今にも溶けだしそうな柔らかさ。
それがたまらなく愛しい。
一度触れ合ってしまえば、もはや離れることなど不可能に思えた。
舌の裏を舐め、舌先でくすぐりあい、絡めあう。
頬の内側や上あごを這うように撫ぜていくと、濃姫の口からくぐもった声が漏れた。
「っ、う……」
角度を変え、唇を貪りながら、指はするすると濃姫の肌を滑る。
闇色の着物を割って、なめらかな頂に触れた。そこもしっとりと汗ばんでいる。


25:慶次×濃姫 4
07/06/15 00:10:22 2b+etmvd
暑さのためか、行為のためか。後者なら嬉しいが、慶次には気にしている余裕もない。
形を確かめるように撫ぜると、やわやわと揉みしだく。
その手つきは驚くほどに優しい。しかし優しいからこそ、余計に濃姫の羞恥心を煽る。
慶次の掌の中で自らの乳房が淫らに形を変えていくのを、濃姫は真っ赤になりながら
見つめていた。

惜しみながらも唇を離すと、慶次は濃姫をうつぶせに横たわらせた。
濃姫は着物が皺になるのを気にしたが、体の下から着物を引き抜こうとした腕は、慶次に
止められた。
「アンタの体が傷ついちゃあ、いけねぇ」
低く呟いた声の温かみに、濃姫は何故か泣きたくなった。目の奥がジンと熱くなり、
それを気取られるのは癪なので、わざと唇を吊り上げて自嘲的な声で笑う。
「私の体が傷ついたところで、もうそれを憂える人はいないわ」
濃姫の体が傷ついたところで、彼女の愛した者が悲しんだかどうかは甚だ疑問ではあった。
しかし言わずにはおれなかった。彼の存在を常に心の中に留めておかねば、何かが
爆ぜてしまうと、そう思った。
慶次の指が背中に触れる。ツツ、と擽るかのような動きは、けれど今の状況において
言えばただの愛撫だ。背骨を辿る指の執拗とも言える動きに、濃姫は苦しんだ。
「ぁっ…ん」
「憂える奴がいねぇって、本気で思ってんのかい?」
言いながら口付ける。濡れた感触に、濃姫の背がぴくりと反応した。
ひくひくと震える白い肌が艶かしく、慶次は憑かれたように幾度も幾度も唇を落とす。
時折歯をたて、また強く肌を吸い上げた。そのたびに濃姫の唇から、吐息とも声とも
つかぬ音が漏れる。
白い肌に赤い鬱血痕が映える。
「なあ、本気でそう思ってんのかい?」
「ふ、っあ、あ」
「俺が何も思わないって? 好いた女の肌が傷ついて、心が痛まないと?」
「っ……けい、じ」
ぬるりと這った舌が、濃姫の首筋をなぞった。たちまちに皮膚が粟立った。
ぞくぞくと背中を駆け上がる感覚に、思わず息を呑む。


26:慶次×濃姫 5
07/06/15 00:11:54 2b+etmvd
ぴちゃり。耳をねぶる音。触覚だけでなく聴覚までも侵されて、濃姫は悶えるように体を
捩った。それで開放されるわけもなく、行き場のない指が畳をかきむしる。
脇から手が伸びた。先ほどの続きだとでも言いたげに、その掌は乳房を弄る。
しかしその先端には決して触れない。その周りを執拗になぞりながら、濃姫の反応を
窺っている。
焦らされている。そう思うと濃姫の体はカッと熱くなった。
みるまに桜色に色づいていく彼女の肌は、艶美としか言い様がない。
―このままむしゃぶりついて無理矢理でもこの体を思うさま蹂躙してやりたい。
―そこかしこに痕を刻みつけ、彼女を自分だけのものにしたい。
むくむくと暗い欲求が慶次の頭をもたげる。

囁いた声は、自分でも笑ってしまいたいほどに低く、また掠れていた。
「帰蝶。俺はアンタが好きだ。どうしようもねぇほど……好きだ」
言った瞬間、慶次は乳房の先端、触れられてもいないのに硬くとがってしまったそこを、
指で弾いた。
「ひゃあんっ!」
快感が波のように濃姫を襲い、濃姫はびくびくと体を強張らせた。
濃姫は体を捩って強すぎる快感から逃げようとするが、その行動は慶次の手を
より侵入しやすくするだけだ。
後ろから抱きすくめる形で覆いかぶさった慶次の、心臓の音が濃姫の背骨をつたって
鼓膜の底に落ちていく。
どくどくと確かに生きている証を刻む音は、濃姫を不思議と安心させ、また心臓を甘く
疼かせる。この男は生きて、自分を愛してくれるのだと、それに甘えてしまえと、
どこからか声がする。
慶次の手は胸をつたって下腹部に伸びていった。濃姫はそれに気づいていたが、
もう逃げることはしなかった。否、できなかったのかもしれない。
慶次の手が侵入しやすいように膝を曲げ、体を丸める。
後ろから無骨な掌を這わされると、一瞬これが慶次のものか、彼女の愛していた者の
ものか分からなくなりそうだ。しかしそれは本当に一瞬のこと。
こうやって優しく、壊れ物を扱うかの如く触れる手は慶次だけだと、もう分かっていた。


27:慶次×濃姫 6
07/06/15 00:17:40 2b+etmvd
ぐちゅ、と淫靡な水音があたりに響く。耳を覆ってしまいたくなるようないやらしい
音だったが、慶次は嬉しそうにフッと微笑んだ。
その拍子に吐息が濃姫の耳にかかり、それだけのかすかな刺激にまた、濃姫の体の
奥で蜜がとろりと溶けていく。
「……濡れてるな」
低い声が孕む情欲の熱に、濃姫の体は自然と反応してしまう。
はあっと吐き出された吐息の甘さに、慶次はそっと目を細めた。
入り口の襞を丁寧になぞると、そこは快感に打ち震える。
ぷっくりと尖ったその肉芽を、少し強めに摘んだ。
「ふぁあっんっ!」
濃姫が驚いたように顔だけを慶次に向け、軽く睨みつける。
しかしその仕草は意識的か無意識的か、誘うように淫靡だ。
濡れた瞳にすくうような上目遣いをされ、慶次はゴクリと喉を鳴らしていた。

たまらずに指を突き立てる。濃姫の白い喉がのけぞった。
濃姫の中は驚くほどに柔らかく、また熱かった。
指の侵入を阻むかのように収縮し、ひくつくそこは、けれど慶次の指の動きひとつで
たちまち淫猥に溶けていく。
指を軽く曲げながら内壁をこりこりと引っかき、濃姫の感じやすい場所を探す。
それだけでも大変な快感に襲われるらしく、濃姫の体は乱れ、快感に溺れた声が
あられもなく唇から落ちていった。
「ん、あぁああっ、けっい……じ……」
抜き差しを繰り返していくと、濃姫の足の付け根、さらには太ももまでもがとろりとした
粘着性の強い液体で濡れていく。
なめくじが這ったようにぬらぬらと照り輝く足に噛み付いてしまいたい衝動が慶次を
襲い、彼はそれに抗うことができそうもなかった。
指を引き抜く。喪失感に濃姫の口からはハアッと名残惜しげなため息が漏れた。
体を仰向けにさせると、慶次はすぐさま太ももに齧り付いた。


28:慶次×濃姫 7
07/06/15 00:19:21 2b+etmvd
そっと歯を立て、舌を伸ばす。
たちこめる女の匂いに、眩暈にも似た興奮が慶次の頭をぐらりと傾かせた。
太ももを舌先でくすぐるように撫ぜ、次第に登り詰めていく。
もどかしい刺激が濃姫を絶えず刺激し、腰を揺らめかせながら濃姫は高く喘いだ。
時折、自分の行動に気づき、慌てて指を噛んで声を抑えようとする。
その様子が大変可愛らしく、また嗜虐心をそそることに、彼女は気づいていない。
さてどう反応するかと思いながら陰核を舌全体でべろりと舐めあげると、濃姫の背が
弓なりにしなった。
「はあっああぁん!やぁあっ」
「ん? 嫌かい?」
慶次は言いながらすばやく顔を離す。突然消えた快感を探し、そこはひくひくと
蠢いている。だが、そう簡単に与えてやる気にはなれない。
濃姫が縋るように慶次を見上げた。慶次の唇がとろりと弧を描いた。
自分でも意地悪だと分かる表情で、濃姫の耳核を直接叩くように優しい声を降らせる。
耳に息がかかるだけでも感じてしまうのだろう、慶次が声を出すたびにじわじわと
濃姫の目元は潤んでいき、唇からは荒い呼吸音が聞こえた。
「はあっ、はっ、んぅ」
「どうした?」
「んっ、ふぅぅ……慶次……」
「嫌なんだろ? それとも欲しいのかい?」
「はっはあ、はあ」
「帰蝶、言えよ。俺ァ、アンタの頼みなら何だって聞いてやる」
「慶、次…んあぁ…」
慶次は耳元から顔を離し、真正面から濃姫を見つめた。
今にも泣き出しそうな、しかし泣き顔とは違う艶かしい表情で、赤く染まった頬で、
潤んだ瞳で慶次を見上げる濃姫に、慶次は触れるだけの口付けを落とした。
濃姫の腕がゆるゆると静かに持ち上がる。
戦場に出ているとは思えない、白く細い女の指が慶次の頬を柔らかに撫ぜ、腕が首筋に
巻きついた。
「欲しい。……もっと欲しいのよ。お願い、慶次……」


29:慶次×濃姫 8
07/06/15 00:20:55 2b+etmvd

慶次は、突如湧き上がった激情に身を焦がされた。体の奥にズンと熱が篭り、それは
勝手に鎮まるはずもなく、開放されるのを今か今かと待っている。
着物を手荒くくつろげると、それは姿を現した。
赤黒く血管を浮き出させて脈打つ男茎を、濃姫にあてがう。ぐちゅりと先端が擦れる。
ああ、と濃姫の唇から期待の吐息が零れる。
慶次は一度大きく深呼吸すると、一気に腰を沈めた。
「ああーっ!はあぁあぁっ!」
瞬間、濃姫の中で何かが爆発した。爪先から頭まで、電流が駆け巡るようにビリビリと
快感が襲い、濃姫の目の前が真っ白になる。
濃姫の内部が縮こまり、その締め付けに慶次もグッと眉間に皺を寄せた。
食いちぎられそうなほど強い内壁の快楽に、気を緩めるとすぐさま達してしまいそうだ。
「ああ、ふあああ、けっ、い……じ……」
「っ……入れた途端イッちまうたァ、いけねぇ姫さんだ」
奥歯を噛み締めながら薄く笑うと、達したばかりでびくびくと震える最奥に腰を押し付ける。
「ひぃっ!うっ」
ぐりぐりと奥を刺激してくる肉棒に、濃姫は狂ったように身を捩らせた。
あまりに強すぎる快感は痛みと恐怖を連れてくる。ぽっかりと開いた穴にストンと落ちて
しまうかのような錯覚にとらわれ、濃姫は子どものように首を振った。
しかし体を動かせば内部の中で慶次の先端が擦れ、また新たな快感を生む。
いつしか快感を避けているのか追い求めているのか濃姫自身にも分からなくなり、
濃姫はどうすることもできず瞼を閉じた。水をたたえた瞳からころりと水滴が零れ、
それはすぐ慶次の唇に拾われていく。

濃姫の腰の動きに煽られて、慶次も疼く熱に我慢の限界が来ていた。
丸みを帯びた女の腰を掴み、動くたびにグチグチと卑猥にうめく膣内を掻き回すように
腰を打ち付ける。幾度も前後運動を繰り返し、しかしその度に男根は違う場所を突いた。
「くっ、熱ぃ……」
「ふぅっんっ、あぁん、慶次、けいじ、けいじぃ……」


30:慶次×濃姫 9
07/06/15 00:22:07 2b+etmvd
「……ッ」
噛み付くように唇を合わせ、混じりあった唾液を飲み込む。
その間も腰の動きは休まる事がなく、きゅうきゅうと締め付け絡み付いてくる襞を
摩擦しながら、慶次は最奥に何度も熱い杭を打ちつけた。
濃姫は襲い来る刺激に喉を仰け反らせた。体は言うことを聞かず、特に足先は彼女の
意思に関係なく戦慄き、小指が反り返ってしまう。
始めに挿入された時と同じ感覚、しかし先程よりずっと激しい。まるで濁流に飲まれる
瞬間を、波が自らを襲い沈める瞬間を、待っているかのような。
漠然とした恐怖、そして、その中に見え隠れする期待。色々な感情がない交ぜになり、
濃姫はたまらず慶次の背中に爪をたてた。
それは閨においては痛みを伴った甘い刺激となり、慶次をますます追い立てる。
「帰蝶ッ!」
「ひゃぁあっ、あ、あっああ!」
抱きしめるように肩を掴むと、慶次は一気に腰の動きを速めた。
先端で奥を擦り、ねぶるように捏ね回す。結合部から音が出るほど強く腰を打ちつけ、
内壁に衝撃を与える。
容赦のない突きに、濃姫の口から溢れ出る喘ぎ声はさらに艶を増していく。
そして慶次が一際強く昂ぶりを捻じ込むと、濃姫の体がガクガクと痙攣した。
「ああっ、あっ、ふあああーっ……!」
足は糸を張ったように一直線に伸び、唇から紡ぎだされた甘い喘ぎは咆哮となって空気を
揺らす。
熱い内部がどろりと溶け、襞という襞が慶次を飲み込んだ。
「はっ……帰蝶……!」
どくり。何よりも熱い白濁が吐き出され、濃姫の膣内を満たした。



31:慶次×濃姫 10
07/06/15 00:23:49 2b+etmvd

日はとうに傾き、西側に位置するこの部屋をじりじりと照らしつけていた。
忘れかけていた世界の音が鼓膜に帰ってくる。蝉の声が耳をつんざかんばかりに喚きたて、
部屋の温度を上げていった。
背中も膝裏も、全身を互いの汗でぐっしょりと濡らした濃姫は、未だ肩で息をしながら
着物を拾い上げた。
自身の下で二人分の体重を受けたそれにはくっきりと皺が入り、着られたものではない。
「……帰蝶」
濃姫の肩口に顔を埋めるようにして、慶次が低く囁いた。
まるで懇願するかのような口調に、濃姫の心臓がぎりぎりと締め付けられる。

本当は気づいていた。この闇色の着物を纏う必要がないことも、自身の中でかつての夫が
「愛していた者」に変わってしまったことも。
ただ、認めるのが恐ろしく、自らの心変わりが悲しい。罪悪感にも似ている。
「私は、上総介さまを愛していたわ」
「……うん、知ってるよ」
「愛して、いたのよ」
「うん。……でも」
蝉の声が一瞬、止む。奇妙なほどの静けさに、太陽も姿を雲間に隠した。
濃姫の下唇を優しく食んだ後、慶次は微笑む。それは戦いの最中、勝利を確信した時の
ように獰猛に、またその一方で、ひどく穏やかに見えた。
「今アンタが見てるのは、俺だ。……そうだろう?」
頷くことも首を振ることもできずただ慶次を見つめるばかりの濃姫に、慶次はもう一度
口付ける。
行為を思い出させるように濃厚なそれに、鎮めたばかりの体が再び熱を持った。
この唇を、腕を、慶次を拒むことなど……濃姫には、もうできない。




-----------------------

以上です。
前レス648さん、勝手に設定をお借りしたこと、お詫び申し上げます。すみませんでした。


32:16
07/06/15 12:44:34 2b+etmvd
ごめん、上の文で「前レス648さん」てあるけど「前スレ」です。
重ねてお詫び申し上げまする。


33:名無しさん@ピンキー
07/06/15 13:08:48 v4hw5mhB
慶次×濃姫ブューティフルでござる!
ああ…イイッ…!川|∀゚川

34:名無しさん@ピンキー
07/06/15 16:14:36 tuC2Zw0P
みっちゃんハウス!w

前スレ648です。
まさか自分の駄文が基でこんな綺麗な話が読めるとは思わなかった。
本当にありがとう。

35:名無しさん@ピンキー
07/06/15 16:41:56 IV7G5BTA
前スレ埋めないのか?

36:名無しさん@ピンキー
07/06/15 17:10:34 KdH/QaYc
>>35
確か、容量が481KB以上なら一週間書き込み無しで落ちるはず
どうだっけ?
埋めた方がいいのかな


37:名無しさん@ピンキー
07/06/15 17:42:11 IV7G5BTA
>>36
あ、そうだったのか
レストン

38:名無しさん@ピンキー
07/06/17 16:09:24 9DjkC6LY
>34さん、優しい反応にほっとしました。こちらこそ素敵な慶濃をありがとう。
>33さんもありがとう。みっちゃんw


何だか過疎っているので幸村×濃姫の残骸でも。



------------------


きっかけはいかにも「有りがち」で、だからこそ想いは激しかった。雷に打たれたよう、
とはよく言うが、まさか自分がそれを体感する日が来ようとは。
 帰蝶……「濃姫」と呼ばれる魔王の妻と出会ったのは、戦場であった。
 彼女はまさしく蝶だった。黒と紅の着物を身に纏い、怒号と弓矢、剣の弾ける音が
入り乱れる業火の中を、舞い踊っては妖しく笑う。
 幸村はその姿を見、そして何かに憑かれたように動けなくなった。
『女といって侮りはせぬ!』
 そう叫んではみても、いつものような闘志が湧かない。視線は目の前の女の印象的な
目や、細い腕や、白い腿を行ったり来たりする。おかしい。これは、おかしい。
『あら、貴方がお相手してくださるの?』
『ぬう……は、破廉恥でござる!』
『ふふっ、子供ね……』
咄嗟に出た言葉―その台詞は彼女に向けたものでなく、むしろ自分の邪な視線に
向けたものだったのだが―に、帰蝶は薄く笑った。
 それは幸村をからかうような微笑であったが、幸村はまたも頭の中が真っ白になる。
 美人は泣いても怒っても美しいが、笑顔となるともはや凄味があると言っていい。
 帰蝶の笑みはまさしくそれで、ゆるく唇を持ち上げただけのその微笑に、幸村は
文字通り陥落した。

結果だけ言えば、武田軍は織田軍に勝利し、将であった帰蝶は捕えられた。それだけの
ことだ。
信長の出陣していない織田軍は、手こずりこそすれ、勝てない相手ではない。
自分達はそこまで侮られているのかと信玄は屈辱に震え、その怒りが帰蝶に向かう
のではないかと幸村は気が気でなかった。
 帰蝶の処分を任せて欲しいと積極的に申し出たのも、そういったあせりがあったからだ。
 幸村から人質を引き取りたいなどという申し出を聞いたのは初めてで、信玄は一瞬
訝しげにその眉を寄せたが、存外すぐに帰蝶を受け渡してくれた。
 おそらく、自分の気持ちに気付かれたに違いない。横から幸村に助け舟を出してくれた
佐助も同様だ。あまりの羞恥に叫びながら逃げだしてしまいたい衝動に駆られると同時、
焦がれた女が手元にいるという現実に、幸村は酔いしれるような愉悦を覚えた。



---------------------

ここまで書いて、幸村と絡ませるならかすがかまつの方が自然だと気付いた。
逝ってきますお館さむぁ……


39:名無しさん@ピンキー
07/06/18 03:47:01 j2ul7d70
がんばってくれ期待してる

40:名無しさん@ピンキー
07/06/18 12:42:04 Infw9MEM
蘭丸を…

41:名無しさん@ピンキー
07/06/19 13:08:17 Rc5Oiqwj
>40
蘭丸を?

42:名無しさん@ピンキー
07/06/19 23:02:02 nK+aIntF
>>38
逝くのはまだ早いぞ、ゆきむるぅわぁ!
むしろかすがやまつ相手よりもインパクトがあって良いと思うよ。
坊やと侮って手玉に取ろうとした濃姫が、逆に幸村の激情に翻弄される
…という感じでどうかな?
続けられそうならぜひ書いて。待ってるよ

43:名無しさん@ピンキー
07/06/19 23:26:00 YtwdMCPf
「に、任務のため、仕方なくなんだからな!」なかすが相手でも
面白そうだとは思ったけど、それじゃあまりに佐助がかわいそうなことに気付いたww

で、蘭丸がどうした?

44:名無しさん@ピンキー
07/06/21 21:46:51 JNARL65y
あ、ところで当方ファンブック系統買ってないんでよく知らんのだけど、
佐助→かすがはデフォなん?
1だと→って程の執着は無かったようだけど2ではかなり色つけてたんで
そういう設定になったのかすら?

45:名無しさん@ピンキー
07/06/23 01:41:43 5OwQcUyV
>44
2のオフィシャルコンプリートワークスに載ってたけど、プロデューサー氏はそう考えてるみたいよ。
ちなみに謙信さま→お館さむぁも考えてるとか

46:名無しさん@ピンキー
07/06/24 01:09:11 ym2WNcXZ
44や45を読んでいたら前スレの武田軍vs上杉軍のエロパロが読みたく
なってきた俺がいますよ

ちょっと読み返してくるわ
あれは神だな。今更ながら
つ囲

47:名無しさん@ピンキー
07/06/24 01:50:31 xd7Oq+q+
保管庫見て小説にくらべ絵があまりに少ないと思い流れを全く読まずにかすが投下
URLリンク(www.vipper.org) 文字なし
URLリンク(www.vipper.org) 文字あり
ばさらのエロ絵をあまりみかける機会がないのでこちらも増えてほしいところ
もちろんエロ小説も大好きであります投下wktkしてますぜ

48:名無しさん@ピンキー
07/06/24 09:18:46 MwkYSjKc
蘭丸と………誰でもいいや。
誰か女キャラとヤってくれたらそれでいい。

49:名無し
07/06/24 16:08:03 2GJLCop+
素晴らしいな

50:名無しさん@ピンキー
07/06/24 18:02:32 ym2WNcXZ
>47
ぐっじょぶでしたよ。わっふるわっふる


51:名無しさん@ピンキー
07/06/25 11:46:04 Zf2pt1df
>>47
見れませんでつた(ノД`)
ログ下さい…

52:47
07/06/26 19:26:07 ebchSaC+
>>51
URLリンク(p.pita.st)
こんなこと今回だけなんだからねっ!

53:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:33:58 bAJofCId
>>47
おまい優しいな…
おいちゃん思わず…(つω`*)ポッ

54:名無しさん@ピンキー
07/06/29 10:12:57 ILZ4cLZq
>>47,>>52
GJ!!47の優しさに惚れた

誰かこの神絵を見てかすが作品書いてくれるお方はいないのだろうか
wktkしながら待ってる

55:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:07:58 uB3azJ+d
―三河に不穏な動きあり。
そんな情報がかすがのもとに届いたのは、夏の暑い日のことだった。

「みかわ。とくがわいえやす。ほんだただかつ……」
謙信の声音は、濁ったような重い熱を含む大気を澄んだ透明さでふるわせながら、かすがの
耳に染みていった。
じっとしているだけで汗ばんでくるほどの暑さの中、謙信のまわりの空気だけは常と変わらぬ
気温を保っているかのように冴え冴えとしている。
思わず懐に飛び込みたくなる衝動を彼女に抱かせ、けれどこの神域に俗人が踏み込んでは
ならないと物怖じさせるような厳かさと静謐さが、かすがの体を正座したままの体勢に
保たせていた。
今日の謙信は、常にも増して神懸かって見えた。
夏の陽射しですら、無粋な暑苦しさで謙信の思考を乱すことなどできはしない。
かすがは涼しげな顔の我が主をうっとりと見つめて、暑さからくるものではない体温の上昇を
なかば心地よく感じながら黙っていた。
「ほんだただかつ。あの、きかいにんぎょうのような、おとこ」
戦国最強と謳われる、本多忠勝。
三河になにかの動きがあるならば彼が関わっていないはずはない。
そして、それを擁する徳川の動向は決して無視することができないものだった。例え今は
上杉と敵対関係でなくともだ。
ぽつぽつと言葉を漏らしていた謙信の唇がふいに閉じ、青い瞳が思慮深げな色を湛えて揺れる。
ああ、とため息をこぼしたかすがの顔に、まもなく謙信の視線が注がれた。
「かすが」
短く名を呼ぶ謙信の相貌はひたすら美しく神々しく、それがかすがの胸を打ちふるわせた。
「はい」
かすがは静かに顎を引いた。
謙信もまた頷き返す。瞳の色が優しい。
顔がぽっと火照るのを感じて、かすがは取り繕うように早口で言った。
「探って参ります」
三河に向かう道すがら、かすがは謙信の顔ばかり頭に思い浮かべていた。

56:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:09:08 uB3azJ+d
家康の居城に忍び入ったかすがを待っていたのは、驚きと疑惑だった。
「これは……?」
思わず口に出した言葉がいやによく響く。
かすがはキュッと口を結び、辺りを素早く見渡した。
冷たい空気に混じっているのは鉄臭い油のにおいだ。それが、はるか下方から階段をつたって
流れてくる。
―地下室、か。
かすがは視線をあちこちに動かしながら、猫よりも静かに足を踏み出した。
ここに至るまでの道のりは平穏そのものだった。城下町も道行く人も、城の門番も城の
内部も拍子抜けするほどの明るい表情でかすがを驚かせた。
三河に不穏な動きあり。なんだ偽情報を掴まされたか、と思った矢先に地下へと続く扉を
発見したのだった。
疑り深く足元の暗闇を睨みながら、かすがは慎重に足を進めた。
通路の横幅は人ひとりが通行するのがやっとの広さしかない。それがぐねぐねと蛇行する
ように曲がっていて、ひどく見晴らしが悪かった。人の気配がないのが幸いだった。
しばらく経って、ようやく地下の構造が分かってきた。
例えるなら、ここは巨大な蟻の巣だった。
下へ下へと無数に広がる地下道と、等間隔に点在する鉄の扉。重量感のある扉を極力静かに
開けてみると、ちょっとした空間が広がっている。鉄くずを無造作に積み上げた部屋や
平たい布団が敷かれた畳部屋、食事を摂った形跡の残る部屋もあった。
明確な生活臭があるにも関わらず、依然人の気配だけはしなかった。
かすがは撤退した方がいいと分かっていながら、なおも階段を下り続けた。
鉄臭い悪臭がどんどん濃くなってきたからだ。
危険な、嫌なにおいに近づくということ―それは取りも直さず、三河へ潜入した目的を
達成できるという予感に他ならない。

無謀なことをした、とかすががハッキリ悟ったのは、その直後のことだった。
目の前には、すり鉢のような形状になっている大部屋が広がっている。これまでの道のりが
蟻の巣なら、ここはさながら蟻地獄の巣だった。
「ここは……?」
部屋に踏み込んだかすがの背後で、扉が不気味な音を立てながら閉まる。
―しまった!!
叫んで後ろを振り向く前に、全身を電撃が駆け抜けた。
「う、あああ―ッ!!」
閃光が暗闇を斬り裂く。
鋭い痛みが全身を這い回っては、眼前でチカチカと光が跳ねた。
体の自由が利かない。
かすがは前のめりに倒れていくのを感じながら、前方へ視線を投げた。
部屋の中央に巨大な人影が見えた。
稲妻に照らされた彼の装甲が、剣呑な光でかすがの目を嬲る。
「本多、忠勝……!」
最後の抵抗のように声を絞り出す。
かすがの意識は、暗く重く濁っていった。

57:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:10:11 uB3azJ+d
金属が擦れるような音が耳に障る。
「う、う……」
かすがは低く声を漏らしながら、ゆっくり目を開けた。
焦点が定まらない。手のひらを顔の近くまで持ってこようと思ったが腕はかすがの意思どおり
には動かずに、ただ痛みだけを訴えてきた。
頭を振ったかすがの耳に男の声が入ってきた。
「目が覚めたようだな」
その声がかすがの意識を覚醒させた。
「お前は……!」
叫んだかすがの眼下で、黄金の甲冑に身を包んだ男が不敵に笑っている。
徳川家康だった。
彼の身の丈よりも長い槍を軽々と持ち、かすがの方へと向けている。その切っ先には糸の
ように細い光が、絡まるようにして這っていた。
かすがの体に電撃を放ったのは家康に違いない。
反射的に身構えようとしたものの、かすがの体は彼女の自由に動かせられなかった。
「くっ」
両手を高く掲げさせられ、手首には鉄の縛めが施されている。
手首から伸びる頑丈そうな鎖は天井付近の梁に繋がれており、かすがは両手を広げたまま
宙吊りの格好になっていた。
かすがは視線を家康の方に戻す。
それを待っていたかのように彼は口を開いた。
「上杉殿の忍がワシの城になんの用だ」
「私はなにも吐かないぞ」
ぴしゃりと跳ね除けるように言うと、家康は笑った。
「ふっふっふ。なんの用か、想像はついておる。わざわざ探りにくるとはご苦労だったな。
ははっ、そう構えるな、殺す気はない。用が済んだら帰してやろう。約束してやる」
少年のような明るい笑顔だった。それが薄気味悪くて、かすがは身じろぎした。
鎖が耳障りな音を立てる。
「用、とはなんだ」
「お前には特別に見せてやる。―いや、むしろ見せたいのだ! 進化した本多忠勝の
その雄姿をなっ!」
声とともに部屋の照明がカッと明るさを増し、かすがの目を眩ませた。
「さぁ起きろ、忠勝ッ! お前の力を見せてやれ!!」
「……!?」
叫んでかすがの背後を指差した家康の視線を追う。
そこには、かすがが気を失う前に見た、あの巨大な人影があった。
家康の声に応じるように、人影は軋みながら腕を動かした。
兜の下で一瞬光った目は、まるで炎のように赤い。
鉄の装甲が彼の動きに合わせて鈍く輝き、ガシャガシャと恐ろしい音を立てる。
「…………」
かすがはこのとき、身内から湧き上がってくる抑えがたい恐怖に赤子のように怯えること
しかできなかった。
―戦国最強、本多忠勝。敵兵に、同じ人間とは思えないとまで言わしめるほどの武将……。
確かにそうだ。この男は人間の範疇を超えている。
恐怖から逃れるように、かすがは本多忠勝から目を背けた。
「忠勝っ! 起きるんだッ」
家康が声を張り上げた。
「……!……!……!!」

58:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:11:29 uB3azJ+d

  ―――――――――――


   走己
  
   重力        戦国最強
               本 多 忠 勝

  ―――――――――――


地響きのような音とともに、本多忠勝は立ち上がった。
「……っ」
背後にある圧倒的な威圧感にかすがは息を詰まらせる。
「はははっ、どうだ。これが本多忠勝だ。間近で見られて嬉しいだろう」
家康は喜色満面といったふうな表情でかすがの顔を覗きこみ、次いで部屋の隅から巨大な
桶を抱えて戻ってきた。
中には水のようなものが入っているらしく、跳ねてぴちゃぴちゃと音を立てている。
かすがは敵意を剥き出しにして家康の顔を見据えた。
部屋中に充満する鉄臭い油の不快なにおいに、かすがは知らず苛立っていた。そして
そこに立つ本多忠勝という男に怯えていた。
「なにをするつもりだ」
「ふっふっふ」
家康は面白そうに笑っている。
「なにを―!」
「やれっ、忠勝!」
背後で鉄の塊が動く気配がした。
とっさに後ろを振り向いたかすがの瞳に、本多忠勝が映る。
忠勝の顔は兜の影と面具に隠されていて、ほとんど見えない。真一文字に引き結んだ
唇の表情は無機質なものだった。
「やっ、やめ……!」
かすがは、腰の辺りにあてがわれた手のひらの硬い感触に悲鳴を上げる。
と同時に、彼女の装束は無残に引き裂かれていた。
腹から腰にかけてを覆っていた衣が真横に裂かれて、忠勝の太い指に絡まっている。
「あ、ああっ」
秘所を男たちに見られるのを嫌って、かすが身をくねらせた。
「よーし、上手いぞ忠勝。器用なもんだ」
かすがの羞恥など気にしないそぶりで家康は笑うと、手に持った桶を抱え直した。
「それっ!」
楽しげな掛け声とともに、桶の中身をかすがの体にぶちまける。
うっ、と声を上げたかすがは、すぐに桶の中身が水ではなかったことに気づいて訝った。
体にかけられたこの液体は、水よりも粘度がある。肌に纏わりつくようにして徐々に下へ
流れて、床に水溜りを作っていく。
この液体はなんだ、と問う前に、家康は忠勝に恐ろしいことを命じた。
「忠勝。まずは指でこの女を犯してやれ、いきなり『アレ』では驚くだろうしな」
「なっ!」
「……!……!!」

59:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:12:35 uB3azJ+d
忠勝は家康の命に従順に従った。
謎の液体を指に絡ませると、迷うことなくかすがの秘所へと向けていく。
「やめろっ、ああっ、やめっ!」
硬くて太い忠勝の指が肉芽を擦り、秘唇を撫でる。
指の動きはどこか作業的なもので、しかし異様に執拗な愛撫でもあった。ヌルヌルとした
感触は、かすがの中に嫌悪感ではなく快感を呼び起こさせていた。
「あっ、あうぅっ、謙信様ぁっ」
膣口の周りを撫でる指先に、かすがの腰が跳ねる。
ぐっと押し割るようにして、忠勝の指が穴の中に潜り込んでいった。指とかすがの秘所に
溜まった粘液が、挿入を容易なものにしていた。
「ふあっ、あああっ!」
指一本が入っただけとは思えないような圧迫感に、かすがは声を上げた。それだけでは
ない、冷たく硬い感触は異物を膣に挿入したときような感覚でかすがを戸惑わせた。
さらに深部を探られる。
忠勝の指の関節のひとつひとつが膣口に引っかかり、あるいは胎内で襞を掻いた。
「ふぅっ、ああっ、あっ、あっ……!」
喘いでいるうちに自分の腹が愛液を吐き出し始めていることに、かすがは気づいていた。
背後の忠勝はそれに気づいているのかいないのか、表情を変えないまま、かすがの中を
指で犯し続けている。
快感に翻弄されつつも、かすがは疑問を感じていた。
家康は『進化した本多忠勝の雄姿』と言っていた。三河に不穏な動き、というのは家康の
口ぶりからして本多忠勝がなにか強力な力を手に入れた、とかそういう意味なのだろう。
だとしたら、それはどんな力だろうか?
そこまでなんとか考え、次の瞬間、かすがはギクッと体を強張らせた。
家康がかすがの顔を面白そうに眺めている。
「忠勝、もういいぞ」
言うと、胎内で蠢いていた指が勢いよく抜き取られる。
「あぁうんっ」
節くれ立った指が膣口に引っかかる感触に、かすがは嬌声を上げた。
息を整える間もなく、家康は大声で叫ぶ。
「ふふっ、ふふふははははっ! 生まれ変わった忠勝の真価、それを拝ませてやろうっ。
―忠勝ッ、真・攻撃形態だっ!!」
「……!……!!」
目を丸くしたかすがの背後で、忠勝の動く音がする。
「!?」
振り向いたかすがは息を飲んだ。
攻撃形態、の声に応えて忠勝の背中に大砲がせり上がってくる。
同時に、下半身にも変化が訪れた。
甲冑を押し上げるようにして股間から長いものが伸びてくる。
ウィーン、という聞き慣れない音が不安を呼び、かすがの顔を強張らせた。
それは天を仰ぐ姿勢を崩さぬまま、やがて静止した。

60:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:13:43 uB3azJ+d
「な、これ、これは……」
かすがは動揺を隠せなかった。
「すごいだろう、驚いたか!?」
かすがはもう一度、忠勝の股間をまじまじと見た。
これほど長く大きな、それでいて硬そうな、しかも強そうな男性のアレを見るのは初めて
だった。
股間の巨砲を前にしては、背中に装備された大砲さえ霞んで見える。
「これが男の浪漫ッ。おっきくって太いのだっ! この流線型、この色艶……これぞ
男の象徴ではないかっ! カッコいい、カッコいいぞ忠勝ーーーッ!」
家康はちょっと気味が悪いくらいひとりで盛り上っている。
かすがは絶句していたが、まもなく立ち直ると家康に問い正した。
「ちょっと待て! これが、お前の言う『進化した本多忠勝』というやつなのか!?」
「そうだっ。凄かろう、羨ましかろう! こんなすごい逸物をもっているのは世界広しと
言えども、この本多忠勝だけよ。わっはっはっは!」
「凄いが、羨ましくなどないっ!」
かすがは嫌な予感を感じながら、さらに問うた。
「では、三河に不穏な動き、というのは」
「ワシが撒いた噂よ。試運転代わりにどこぞのくのいちに実験台になってもらおうと
思ってのう」
「なんだと!?」
「ふっふっふ、おしゃべりはここまでだ。なぁに、済んだら解放してやると言うただろう」
かすがは今度こそ絶句した。
拒絶することなど許されなかった。
この、凶器のような男性のアレに犯される。犯されてしまうのだ!
「ああ、謙信様……申し訳ございません」
悔しさと屈辱感でいっぱいになった頭で、そっと謙信のことを思う。
「忠勝ッ! お前の第二の機巧槍の威力、教えてやれ!」
背後で忠勝が頷く気配がした。
両足を掬い上げられ、大きく開脚させられる。
「いやっ、いやーっ! 謙信様ぁあああっ!」
「……!……!!……!!!」
指で慣らされた、濡れた秘所に忠勝の槍が深々と刺さっていく。
問答無用の攻撃に対して、かすがには抗う術などない。
尋常ではない圧迫感に襲われて、ただ息を詰まらせていた。
「あ、あうっ。謙信様……」
「のこのこと探りにきたのが、運のツキだったな」
かすがの口からしきりに謙信の名が出ることに辟易したのか、家康は顔をしかめている。
「そんなに慕うておるなら、軍神の尻を追いかけてるだけにしておけばよかったものを」
刹那、顔を上げたかすがは家康の顔をキッと睨みつけた。
「謙信様の尻と言ったか、おのれぇっ!!」
謙信に対する不埒な言葉、それをかすがは見過ごすことができない。
家康は一瞬、目を丸くした。
「尻を尻と言うてなにが悪い」
「下劣な―ウッ」
ずん、と突き上げられ、かすがは呻いた。

61:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:14:49 uB3azJ+d
深々と差し入れたところで止まっていた忠勝は、もしかすると家康に対するかすがの態度に
抗議の意味を込めて動き出したのかも知れなかった。
乱暴に腰を打ちつけては、かすがの悲鳴を待つように静まる。かすがが甲高い声で叫ぶと、
また一突きを加えるのだった。
「ああっ、ううんっ!! はあぁっ、あんっ」
かすがは、忠勝の硬い男根にひたすら突かれ続けた。
肉路をぎゅうぎゅうと押し開かれ隙間なく擦れることで生まれる摩擦は、甘美な快感とは
言いがたいものの、確かにかすがの肉体に快楽をもたらしていた。言うなれば、戦慄する
ほどの激しい衝撃と呼ぶに相応しい、荒々しい官能だった。
「はあっ、ああーっ! あううっ、うくうぅっ」
忠勝の腰の動きは徐々に早まっていく。
「でかい! 硬い! 速い! すごいぞ忠勝、いいぞ忠勝ーッ!」
家康は忠勝への賛辞の言葉を興奮しながら叫び、腕を振り回していた。
「……!……!!……!!!」
「あああーっ! ああっ!!」
ガンガンとまるで掘削機のような振動が、かすがの胎内でこだました。
抉るように、掘り返すように、刺し貫くように、忠勝の男根はかすがを犯す。
唇から唾液が零れ、喉から胸へと伝っていく感触がした。それを拭うことすらできないのが
歯痒くもあるが、胎内を行き来する男根の振動を前にしてはそんな思いなど些細なことに
すぎなかった。
と、依然興奮したままの家康が、また忠勝に声をかけた。
「今だッ、忠勝! お前の最後の技を見せてやれっ!」
「……!!……!!!」 
最後の技?
と、快楽に痺れた頭の中で繰り返したかすがは、すぐに悲鳴を上げていた。
「ひぃっ!?」
中で男根が異様な動きを見せていた。
グネグネとおかしな動きをしながら、ぬめった膣壁を巧みに刺激している。
「ああっ!? はあっ、ああっ、ああっ、ま、回って、回ってるううーっ!!」
事態を把握したかすがは、喘ぎながら舌をもつれさせた。

62:忠勝×かすが/解説・家康 強姦
07/06/29 22:16:06 uB3azJ+d
胎内で、忠勝の男根が回転しているのだ。
忠勝の股間からは、キュルキュルと金属が摩擦するような音が響いている。
「だめえっ、やめてっ、こ、こんなっ」
右に回転したかと思えば、今度は逆回転を。
予測不能な動きに加え、忠勝はそのまま腰を揺すり始めた。
「やーっ、ああっ! 痛っ、いいっ、いいーっ!!」
「いいぞ、忠勝。敵は陥落寸前だーッ!!」
「……!!……!!!」
ぐちゃぐちゃと水飴を捏ねるような音に忠勝の男茎が回転する音が混じり、無機質で
いやらしい妖しい音となって広い部屋に響き渡る。
「あ、あつ、熱いぃぃっ! はあぁっ、熱いぃっ」
急に熱を帯び始めた忠勝の男根に、かすがは悲鳴を上げた。
火掻き棒で胎内を抉られているような感覚だった。
痛みと快感が同時にかすがの肉体を犯す。
ガンガンと突き上げる忠勝の腰の動きはいっそう加速していき……、
「イけーッ! 忠勝ー!!!」
「イクッ、イッ―痛っ! ぃたっ、ああぁんっ!……えぇっ!?」
「……!?……!!!!!!!!!!!!」
―ガクン!
突如、プシューと息を吐いて忠勝はその場に崩れ落ちた。
音を立てて男根が抜け、同時に解放されたかすがの足は空中でふらふらと踊った。
「あっ、ああ……?……あうっ」
なにが起きたのだ。
眉をひそめたかすがの耳に、家康の悲鳴が飛び込んできた。
「忠勝? 忠勝!?―た、ただかーーーーーつ!!!」
叫んで忠勝に駆け寄ると、彼の身体を医者のような眼差しで見て回る。
気を失っているのだろう、忠勝のその顔に家康は何度か軽い平手を見舞っていたが、やがて
顔を左右に振ると、肩を落とした。
家康はその場に膝をついて、ガックリとうな垂れた。
か細い声が、かすがの耳に届いた。
「は、早過ぎたんだ……。すまぬ、すまぬ、忠勝!」



「なんだったんだ? アレは……」
意気消沈した家康はまもなくかすがを解放したものの、越後に帰る道すがら、彼女の足は
重かった。
どうすればいいのだ。謙信様になんと報告すればいいのだろうか。
犯されましたとは言えない。さりとて、本多忠勝のアレはおっきくってすごいんです、などとも
言えはしない。
憂鬱な思いでふと顔を上げたかすがの頬を、風が撫ぜていく。
西の空はいつの間にか暮色に染まっていた。
ひぐらしが物悲しい声で鳴いている。
「あ、あぁ、謙信様」
夏なのに、風は冷たい。



おわり

63:名無しさん@ピンキー
07/06/30 00:00:36 GMetlG38
>55
GGGGJJJJッ!
つーか家康の解説ワロタww

64:名無しさん@ピンキー
07/06/30 10:22:08 eD64ULRh
「早過ぎたんだ」ワロスwwwwww
そしてGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

65:名無しさん@ピンキー
07/06/30 19:04:16 wOJ+CRUO
>>55
GJGJ!!!!!家康にクソワロタwwwwww
かすがハァハァ(*´Д`)

66:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:53:57 gPOJGNfj
>「謙信様の尻と言ったか、おのれぇっ!!」
ハリー・オードかよw

67:名無しさん@ピンキー
07/07/01 15:29:22 S7qI4oeg
GJGJGJ!強姦なのに笑える!

悩んだ揚句に「すっごくおっきいんです」と報告して
謙信様を嫉妬させてやるんだ、かすが!

あ、忠勝が早過ぎてかすががイケなかったなら
帰り道で同じく徳川の動きを探りに来た小太郎か佐助と鉢合わせて
疼きをおさめてもらうのもいいね


68:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:08:32 28TiFoCL
>>67
>帰り道で同じく徳川の動きを探りに来た小太郎か佐助と鉢合わせて
>疼きをおさめてもらうのもいいね

そ、それだーーー!!!!

69:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:19:29 PguEspWu
>>67
それ、イイ!!
禿期待!!

70:名無しさん@ピンキー
07/07/03 03:54:47 /nSgu02y
>>67
もういっそ3Pしちまえばどうだろう
無言で的確にかすがの感じる所を攻めてくる小太郎
言葉攻めでちょいS入ってる佐助
イケなくて悶々としてたかすがもこれで大満足だな!

71:名無しさん@ピンキー
07/07/04 17:55:12 l1D78u0x
>>67=孔明

避難所の学園パロディ?ネタにもう付いて行けないんだぜ

72:名無しさん@ピンキー
07/07/04 18:35:24 Igduo+Ag
>>67
佐助と小太郎が分身して林間パーリィとかもいけるな

73:ちょっと愚痴が通りますよ…
07/07/06 00:38:59 AtUGvy6Q
>>45
ありが㌧。御礼が大変遅れてスマソ。

なんつーかあれだ、妄想ですき間を埋める楽しみを公式に奪われると泣けてくるトホー
更に公式で学園かyo


74:名無しさん@ピンキー
07/07/08 15:00:37 QYnJZXil
学園パロといえば、ナルトのエンディングが学園モノになってたな。
原作が漫画なら、描くのは当人だから違和感なかったが
BASARAは、パロを同人作家に描かせるから同人誌にしか見えないんだよな

75:名無しさん@ピンキー
07/07/09 20:30:20 +lVVwowf
銀魂は同人でよくやるネタを原作でさっさとやっちまうから
同人泣かせだと聞いたことがある。
BASARAもそれをやろうとしてんのかねぇ。
考えすぎか。

76:名無しさん@ピンキー
07/07/10 11:48:34 d0shCMcE
さて、そろそろエロパーリーが始まっても良い頃だ

77:名無しさん@ピンキー
07/07/10 17:06:09 78NaoFvM
パーリィ

78:名無しさん@ピンキー
07/07/11 17:47:52 8GgCi64U
Let's パーリィ 秀吉

79:名無しさん@ピンキー
07/07/15 23:27:42 iYqH1zjf
 |ω・`) ダレモイナイ・・・カスガ投下スルナライマノウチ
 |⊂

 |ω・`)つURLリンク(p.pita.st)
 |

 | パーリィマデノハシヤスメニデモドゾー
 |彡 サッ

80:名無しさん@ピンキー
07/07/15 23:42:00 mDrD59Ei
わっ…わわわわっふるゥゥゥウ!
あなたが神だ…!

81:名無しさん@ピンキー
07/07/17 21:03:51 Lj6r1AGN
かなり下がってるからあげるよ

82:名無しさん@ピンキー
07/07/18 23:32:20 xg55icU+
本スレの画像を常に保管できない件についてorz

83:名無しさん@ピンキー
07/07/19 21:47:01 1JZl015n
>>55-62の続編いきます
ネタくれた人ありがとう

84:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:48:18 1JZl015n
西日の反対側はすでに夜闇が濃い。
越後へ帰る道の途中、明るさから逃れるようにして分け入った暗い森の中で、かすがは
そっと耳を澄ませた。
聞こえてくるものは、ひぐらしや鴉の鳴き声だけではなかった。彼女の耳の奥には、まだ
本多忠勝の起動音が残っている。
破壊の象徴のような荒々しい音。かすがの胎内を壊さんばかりに暴れる、あの音。
不埒な想像を脳裏に描いただけで、胸の奥と腰が甘く痺れた。
あと一息だった。
あともう少し、ほんの数回だけ忠勝に刺し貫かれたなら……。
「ああ……!」
犯されながら感じていた。それどころかもっと欲しがっている今の自分を自覚して、かすがは
崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。これ以上、己が身を越後へ近づけたくなかった。
胸の中には想い慕う謙信の微笑が眩しく輝いているのに、同じ胸に醜悪な願望を住まわせている。
汚してしまうと思った。
醜い欲望が、麗しい謙信の面差しを汚してしまう。
「―だめだっ」
こんな願望は一刻も早く捨て去らねばならない。
涙目になって表情を強張らせたかすがはしかし、思いとはうらはらに細い指先を淫らな
秘裂へと向けていた。
そこは濡れた感触で指を包み込み、最奥を抉られるのを求めるようにヒクヒクと収縮している。
「くっ……うううっ!」
いやらしい女だと、己自身を折檻するような気分で二本の指を強引に刺し入れると、痛みを
ともなった快感に肉体だけが歓喜した。
あの官能を体が思い出している。それで悦んでいるのだ。
「ううっ、はっ、んん、ううぅっ」
膣壁が指を締めつけながら、いっそう愛液を吐き出し始めた。
グチャグチャと泥を捏ねるような音に興奮して、喘ぎながら頭を左右に振ると、髪に染みついた
忠勝のにおい―鉄と油の不快なにおいに鼻の奥を刺激され、背筋に電撃にも似た疼きが走る。
「あはぁっ、ふうぅんっ!」
仰け反りながら片方の手で肉芽を摘まむと、もう後戻りはできなかった。
「はぁっ、はふ、ううんっ、ん、んーっ!」
顔と上半身を地面に擦りつけ、腰を高く掲げて尻を振る。
指先だけが明確な意思を持って動くだけで、かすがの頭の中では本多忠勝に、あるいは
別の何者かに激しく犯されているという妄想が繰り広げられていた。
「あ、あ、あんっ、はぁあっ、ああんっ」
膣内の壁という壁を二本の指が抉り、掻き回す。
陰核を転がす指の動きが加速していく。
丸い尻が軸を失ったように無軌道に揺れ動き、ときどきビクリと痙攣する。
喘ぐたびに地面の泥と腐敗した落葉が口中に入り込み、鼻腔に青臭いにおいが充満した。
鼻息は獣のように荒い。
「はああっ、ああっ、あううっ!」
かすがは頭の中の冷静な部分で、手が足りないなとひたすら考えていた。
いや、冷静なのかどうか分からない。分かるのはそれがひどく切実な思いだということ
だけだった。
―足りない。
自分にあと二本、いや一本でもいい。余計に腕があったなら、その手で尻を撫で、乳房を
撫で回せるだろうに。
「足り、ないぃ……んふうっ、あ、はぁっ!」
指の動きがさらに速まった。

狂ったように自慰に耽っていたかすがはだから、突如として首筋に衝撃が走り視界が霞んで
いったときも、自分の体が絶頂に登りつめたものだと勘違いした。
ただ、視界に入った男の顔を見て訝った。
―赤毛の男だ。
しかしあの飄々とした、ゆるい男ではない。
―なんだ。こいつは風魔の……
かすがの思考はそこで途絶えた。

85:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:49:30 1JZl015n
「なるほど、こやつが徳川の秘密を掴んでおるというわけじゃな?」
枯れたような声が耳に届いた。
「う……」
ゆっくりと顔を上げたかすがは、首筋に残る痛みに声を上げた。
霞んだ視界が徐々にハッキリとしてくる。
「目が覚めたようじゃな」
かすがの目の前には、背中の曲がった老人が槍を抱えて立っていた。
彼の顔には見覚えがある。
「ほ、北条氏政っ!」
即座に構えを取ろうとしたかすがだったが、体は動かなかった。
呻いて背後を振り返ると、後ろ手に縛られた自分の腕が見えた。さらに腰の周りには荒縄が
巻きつき、柱に括りつけられている。
「くうっ!」
腰に食い込む縄の感触に苛立ちながら、かすがは周囲の様子を観察した。
妙にほこり臭く、日中の熱がこもっているように蒸し暑い。
暗がりに目を凝らすと、どうやら木造の部屋のようだった。ただ、造りが少し変わっている。
奥行きがある代わりに天井は低い。しかも低いだけではなく、かすがの左手方向に行くに
つれて斜めに傾いていた。
見えるものといったら小さな窓と、一定の間隔で立っている柱ばかり。その中のひとつに
かすがは括りつけられていたのだった。
小さな窓からかろうじて見えた景色は月光に照らされた城下町で、まるで上空から睥睨する
ような景観だった。
―屋根裏部屋なのか。
考え至って、かすがは苦笑した。
だからなんだというのだろう。
地下室の次は、屋根裏。だが、場所は違えどまたしても捕らわれたという事実は変わらない。
自嘲するように鼻を鳴らしたかすがは、次の瞬間ギクッとした。
氏政以外の何者かの気配、人影が闇に溶けている。
影が薄い、とでも言えばいいのだろうか、注視しないと輪郭さえ掴めそうにないその人影は
やがて気取られたことに気づいたのか闇の中から自ら姿を現した。
―風魔小太郎!
心中叫んで、かすがは気を失う前のことを思い出した。
「あ、ああ……」
「目が覚めたところで、聞きたいことがあるのじゃが」
恥ずかしさに悲鳴を上げそうになったかすがの声を遮ったのは、氏政だった。
彼は白い髭を片手で弄りながら続ける。
「徳川の動きについて、知っていることをすべて話してもらおうかのう」
ようやく、今の状況が飲み込めた。
かすがが徳川の城から無事に出てきたところを、風魔小太郎は見ていたのだ。そして、情報を
掴んできたに違いないと踏んで、白状させるべく相模まで拉致してきた……森の中で自慰に
耽っていたかすがの隙をついて。
「……くっ」
しかし。
理解はできたが得心がいかない。
「北条は織田に下ったはずではないのか」
この情報もまた、三河で入手したものだった。北条は織田の脅しに屈し、近々武田との同盟を
一方的に破棄するらしい。
なのになぜ、織田の同盟者たる徳川の内情を探るのだ。
かすがが言うと、氏政は眉間に皺を寄せた。
「馬鹿もん! 魔王との関係など、しょせん一時しのぎに過ぎぬわい。……この北条氏政、
乱世の風に儚くそよぐ戦国枯れススキ―織田に負けた、いや世間に負けた。だが相模を
追われたわけではないっ! ご先祖様の名にかけて、いつか必ずかつての栄光を取り戻して
みせるのじゃ。織田に徳川、武田も、いずれは北条家の栄光の前にひれ伏す運命よ!」

「うほっ! そりゃまた豪気なこった」

軽い調子の声が、どこからともなく響いた。

86:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:50:49 1JZl015n
「―!?」
小太郎が得物を構える前に、ぽかんとした表情を浮かべた氏政の背後に男が忍び寄っていた。
氏政の喉元には刃物の切っ先が突きつけられている。
「はいはーい、どちらさんも動かないでちょうだいね、っと。とくにアンタ。雇い主が
死んじまったら、困るだろ?」
「…………」
「しええ~っ、ご、ご、ご、ご先祖様ぁーっ!」
動揺したそぶりさえ見せない小太郎とうって変わって、氏政はひどく取り乱している。その場に
尻餅をついて悲鳴を上げた。
「あーもう、動かないでって言ってるでしょうがっ!」
男は小太郎を目で牽制しながら懐から荒縄を取り出すと、床に倒れたままの氏政を近くの
柱まで引きずって縛り始めた。
かすがは声を上げた。
「佐助っ!」
なぜこんなところに、この男がいるのだ。そういう驚きを込めて呼んだ名に、猿飛佐助は
なにを勘違いしたのか妙に嬉しげな顔をすると、相変わらずの飄々としたしぐさで片手を
上げた。
「よう、かすが。いーいカッコしてんじゃない」
「なぜお前がここにいる!?」
「なぜって。まぁ、細かいところはどうでもいいでしょ。それより……よいしょっと」
「ぐえっ、げほっぐぇほっ! こんな老骨になんたる仕打ちをするんじゃ!」
思い切り縛り上げられ悲鳴を上げた氏政に構わず、佐助は小太郎の方へ向き直った。
「三河では、どーも。ま、今回はやり合うつもりはないから仲良くしようぜ」
言いながら、笑顔で氏政に刃を突きつけている。
「…………」
小太郎は一歩後ろに下がると、手に持った手裏剣を床に転がせた。
「うん、話が分かるじゃないの。さてと―」
さらに口を開こうとする佐助を、かすがは遮った。
「待て、お前『三河では』と言ったか。お前も徳川を探っていたというのか?」
「まあね。ってか、話の腰を折るなよなー。この場の主導権、誰が握ってると思ってんの、
かすがちゃん?」
「くっ」
ひどく屈辱的だった。
かすがが唇を噛み締めると、今度は氏政が青ざめた表情を浮かべながら佐助に問いかける。
「お主まさか―た、武田の忍びか? 目的はなんじゃ、ワシか、ワシの命か!?」
ほとんど助命を乞うような口調に、佐助は肩をすくめた。
「まさかー。暗殺するならもっとうまくやりますっての。俺はね、ただ情報が欲しいだけ。
じいさんが武田を裏切る気満々だってことはよーっく分かったから、あとは黙ってこの場の
人質をしてくれりゃいいんですよ……ってね」
氏政に向かってというより、かすがに語りかけるような言い方だった。
知っている情報を吐け、と。
全員が黙り込むと、佐助は愉快そうに言った。
「ねー、かすが。徳川について、知ってることを教えてくんないかな? 全部吐いてくれたら、
縄を解いてやるからさ」
すべての主導権を佐助が握っている。
観念したかすがは、言葉を選んで真相を語った……。

87:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:51:57 1JZl015n
「つまり、どういうこと? 本多忠勝がすげー業物を持っているって、ただそれだけ?
冗談はよし子さんだぜ、かすが」
「冗談ではない。地下室で見たものはそれだけだった」
「う、羨ましいのう……」
「…………」
そう言ったのは氏政だ。
小太郎は無表情のまま、ただ黙っている。
「じゃ、俺らは揃って徳川家康が流した噂に踊らされてたってことかよ。あーもう、たまんねえ
なぁ」
「そういうことだ」
本多忠勝に犯されたとは言わずに、あくまで目撃したと言い換えて語ったかすがは、内心
気が気ではなかった。
真相が知れたら、口から口へと伝わってやがて彼女の敬愛する謙信にまで知られてしまうかも
しれない。
それだけは避けたかった。
「ま、いっか。おかげで思いもかけない北条の内情が掴めたんだしな」
「ううう……」
話が逸れたことにほっとしたかすがは、佐助が妙なことを言い出さぬ前に切り出した。
「もういいだろう。約束どおり縄をほどけ」
「はいはい。―っと」
胸の前で印を結んだ佐助の体から、黒い影が出現した。かすがの方へ歩み寄る佐助の代わりに
その影分身が氏政の首筋に苦無をあてがう。
「動くなよ」
「…………」
小太郎に視線を投げて、抜け目のない笑みを浮かべた。
その笑みをかすがへと向けると、佐助はそっと囁いた。
「で? 本多忠勝のナニはどんな具合だったのかなぁ。か、す、が?」
「なっ!?」
頭をがつんと殴られたような気分だった。
―知っている? まさか?
「なにを、言っている?」
「俺様は知っていることを全部吐いてね、って言ったんだぜ」
「だから私は……!」
「嘘つくんなら、縄ほどいてやんない」
「嘘など」
「ついてない? 馬鹿いうなよ、かすがー。も一度、教えてあげよっか。俺も、三河に、
いたんだぜ?」
ゆっくりと語りかけてくる佐助の目が、まとわりつくような光を放ってかすがに迫る。
「地下から出てきたお前が腰をカクカクさせながら歩いてたところも、そのあと森でなにを
してたかも―」
血の気が引いていく。かすがは狼狽しながら叫んだ。
「み、見ていたのかっ!」
「見ちゃったんだなぁ、これが」
佐助は面白がるように、さらに続けた。
「指突っ込んでグチャグチャに掻き回して、ケツ振りながらひとりで大声出してよがってたの、
俺らは見てたってわけ。ねぇ?」
佐助は振り向いて小太郎に呼びかける。
「あ、あ……」
今まで表情を変えなかった小太郎の口に、一瞬下卑た笑みが浮かんだような気がする。
かすがは、ぎゅっと目を閉じた。
「本多忠勝に犯されて、それを思い出してしてたわけ? そんなによかった? それとも、
物足りなかったのかな? ねー、かすが。教えてよ。どっちなの?」
嬲るように問われて、背筋が快感に痺れた。

88:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:53:24 1JZl015n
「ぅうんっ! やあっ、あ、ぁっ」
後ろ手のまま床に転がされて、かすがは密かに悦んでいたのかも知れない。
森の中で自慰に耽っていたかすがは確かに、何者かに犯されていることを思いながら、
自身の肉体をいじっていたのだから。
体を這う手は四つだ。
それが装束を脱がせながら、かすがの肌を撫で回している。
「あはっ、こんなふうにされるの好きなの、かすがは?」
かすがの顔を覗きこんで佐助は笑った。
腿の間にかすがの頭を挟み、両手で胸を弄んでいる。
「あ、あっ。はあぁっ」
ぐっと力を込めて握られるたびに、男の手の中で乳房がひしゃげて滑稽な表情をつくる。
立ち上がった乳首は乱暴に捏ねられるのを待っているのに、わざとそこを避けて揉みしだかれる
のがかすがの焦燥感を煽った。
そこに別のところからの刺激が襲いかかる。
小太郎がかすがの脚を開かせて、汗ばんだ太腿を撫で回し始めたのだ。
無表情のまま、そのくせ触れてくる手の動きは執拗なところが、本多忠勝の姿を思い出させて
かすがを異様に興奮させた。
「そうそう、ちゃんと可愛がってあげてくれよな。俺様の命令どおりにね」
「…………」
なにも語らないままの小太郎だったが、かすがを愛撫する彼の手は積極的に動き続けている。
氏政の命運を佐助に握られている、それはたぶん建前に過ぎないのだろう。佐助の言うがままに、
そしてそれを楽しむように、かすがを存分に焦らすという目的を忠実に実行していた。
「んうっ、くうう……」
ただの拷問より苦痛で、甘美な責めだった。
一番触れて欲しいところは決して触れてもらえないもどかしさに、知らず腰が浮いてくる。
全身が焦燥の汗に濡れたところで、佐助はかすがの頬を撫でてきた。
「でさぁ、かすが。話を元に戻すけど、本多忠勝はどうだったのかな。すごかったの?」
指先で唇を撫でられただけで、腰の奥が熱くなる。
ちょっとした愛撫のひとつひとつが、かすがの深奥にある炉にくべられる薪だった。
意図的に少しずつ投げ込まれていく火種は、焦らされていることで生じる過剰な欲求を
確実により大きなものへと燃え上がらせていく。
「よかったの?」
「ふ、ううぅっ、あう」
佐助の問いに、かすがは首を縦に振った。
頷こうとして振ったわけではない。佐助の腿にがっちりと挟まれた顔は、どうやっても
横には振れようがないからそうしたまでだった。
「だめ。ちゃんと、言葉にして言ってみてよ。ほら」
「あ、が……ふむっ、う、んううーっ」
口の両端から佐助の人さし指が入り込み、舌をくるくると撫ぜてくる。
そうするうちに、かすがに噛みつく意思などないことに気づいたのか、佐助はさらに
指を増やして口の中を探った。
歯の裏を爪で弾き、歯茎を撫で回す。舌の裏に指を滑り込ませて柔らかな粘膜を押しては、
舌の表面を別の指でなぞった。

89:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:54:26 1JZl015n
「んん、いい感触だわ、これ」
「あふ、う、んぐっ、あ、あっ」
「いい顔してるぜ、かすが」
他人になど触れられることのない無防備な口の中を蹂躙されると、まるではらわたに腕を
突っ込まれているような錯覚さえ覚える。
目の前で動き回る腕ごしに見える佐助の表情に、かすがは胸を焦がした。狼や狐が、捕らえた
兎を生きながら食らっている姿が頭に浮かんだ。
かすがは兎だった。肉食獣に貪られる、兎なのだ。
「ああ、はぁっ……もっと」
糸を引きながら離れていく指を見つめながら、かすがは、ねだるように声を漏らした。
「もっと?」
微笑を浮かべて聞き返す佐助に、今度は意思を持って頷き返す。
佐助は首を横に振った。
「ちゃんと質問に答えてね。ね、かすが。本多忠勝はどうだった?」
唾液に濡れた指先が、かすがの胸をつつく。
「はぅっ、ううんっ」
頂に向かってゆるゆると上った指は、一番触れてほしいところを避けて通ると、下方へ
いってしまう。
「あ、あ……やぁっ」
「すごかったの? 俺に教えてよ、かすが」
「ふ、ううんっ。す、すごかった……!」
「へぇ?」
「おっきくって、硬くて―」
思い出してぞくりと体を戦慄かせると、腿のあたりを這う小太郎の指先が、先を促すように
つんつんと肌をつついてくる。
「ああんっ、で、でも……」
「でも?」
「途中で、止まってしまった……もうちょっとだったのに」
腰が自然に持ち上がった。物欲しげにクイクイと動くかすがの下半身を見て、佐助は笑った。
「もうちょっとのところで、イけなかった? だから、森の中であんなことしてたの?」
「…………」
顔を赤く染めて頷いた。
次の瞬間、かすがは嬌声を上げていた。
佐助の指が乳首を爪で弾いたのだ。
「だってさ。かすがは物足りなくって自分で自分を慰めてたそうだぜ、かわいそうに。
満足できるまでご奉仕してあげようじゃないの」
佐助は笑いながら小太郎に向かって言った。
次の瞬間、小太郎の指がかすがの脚の間に潜り込んだ。
「はあっ、ああっあん!」
張りつめていた肉芽に軽く触れられただけで強烈な快感が走る。同時に、尖った乳首を
キュッと摘ままれ、全身が痺れた。

90:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:55:28 1JZl015n
今、この部屋の中で一番の苦痛を味わっているのは、彼だ。
目の端に蠢く人影を捉えて、かすがはそう思った。
見えるのは、柱に縛りつけられながら小鼻を膨らませている氏政の姿だった。かたわらには
依然、佐助の影が寄り添って苦無を突きつけている。
男らの手で蹂躙されるかすがの姿態を見つめる氏政の目つきは、欲望に燃えながらも
決して触れることはできないという諦観の念を裡に秘めて、歪な光を放っていた。
その視線がひどく心地いい。
かすがの頭の中には、苦痛などという言葉は見当たらなかった。
かすがは喜んで、佐助と小太郎に嬌声を捧げていた。
「はぁうっ、うん、あぁ……あぁっ!」
肉芽を爪弾く小太郎の腰に脚をからめて「もっと」とせがむ。
すると、ぐいぐいと締めつけるかすがの脚が煩わしいのか、小太郎は膝裏に手のひらを滑り
込ませると、脚を引き剥がした。そのまま腿を床に押しつけ、泥のついた草履で踏んで固定する。
「あんっ、や、あっ」
陰核への刺激よりも、乱暴に扱われているということに興奮を覚えてのけぞったかすがは、
小太郎の行動を見ていた佐助の表情の中に憤りの色を見つけていた。所有物を横取りされた、
子供のような顔だった。
しかしそれはほんの一瞬のことで、彼の顔はすぐに新しい遊びを思いついたような愉しげな
ものに変わり、同時にどこか倒錯的なものを思わせる歪んだ笑みを口元に浮かべた。
「へへっ。もっと興奮させてやろっか」
腿に挟んだかすがの顔を覗き込むと、両手で目を覆ってくる。さらに、深い暗闇に包まれた
かすがから聴覚まで奪おうというのか、耳を圧迫するように太腿を強く押しつけた。
「あっ……」
漏らした声が頭蓋の中で反響する。
そして、何も見えない世界の外では小太郎の指が変わらず動いていた。
「やあうっ、ん、はっ!」
背筋が痺れる。
何をされているのか己の目で確かめられないこと。それは言い換えれば、すべてが予想外の
快感だということだった。
肉芽を摘まんでいた指の感触が失せた。
次はどこを触れるかと予測してみても、快感の度合いを想定していても、実際に小太郎の指が
触れると想像以上の刺激が襲いかかってくる。
単に陰唇を撫でただけなのに、無軌道な線を描く指の感触はひどくかすがを乱した。
自然に突っ張った脚は、足蹴にされているために自由にならない。
膣口のあたりをくるくると撫でられたかと思うと、指が穴の中に侵入してくる気配がした。
「あ、はぁあっ。ああん指っ、指が入ってきたぁ……」
頭の中に響く自分の声の淫らさが、脳髄を蕩けさせる。
上壁に押し当てるようにしながら動く指は、出入りを繰り返すうちに二本、三本と増えていった。

91:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:56:29 1JZl015n
大した抵抗もなく飲み込んで、指が往復するのを助けるように伸縮している肉路の蠢きを
自覚すると、愛液が指にからむ様子とともにぐちゃぐちゃという幻聴が聞こえてくるようだった。
「はふっ、ふうぅんっ! ああんっ」
激しい指の動きに仰け反ると、ふいに耳を押さえていた膝の力が一瞬緩み、卑猥な水音が
飛び込んでくる。
「すっげぇいやらしい音がしてるぜ、かすが」
「あぁ、あぁんっ」
佐助の声が頭に響く。煽るような口調が、快感だった。笑っているのか、目を押さえている
手が振動している。
再び聴覚が遮断されると同時に、肉芽に強烈な刺激が与えられた。
「ひあぁっ! ああっ!」
敏感なところを押され、弾かれ、転がされる。
加えて、突如として乳首に温かいものが触れた。
舌の感触だ。
佐助が前屈みになって、乳房に舌を這わせているのだろう。
「あぅ、はあぁ、ああっ」
乳首全体が柔らかなもので包まれて、先端に堅いものが当たった。強い力で吸われながら
甘噛みされ、舌先が抉るように動いている。
膣内と陰核と乳首と―いっぺんに愛撫されて、かすがは高い声で喘ぎ続けた。

92:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:57:49 1JZl015n
いつの間にか耳を覆っていた膝の力が緩くなっている。耳を澄ますと、ぴちゃぴちゃという
音と荒い息遣いが聞こえてきた。
「ふっ、ぅんっ!」
乳首が痛んだ。
凄い力で引っ張られている。
「お、伸びる伸びる」
くぐもった佐助の声が聞こえ、それで乳首を口で吸われたまま上に持ち上げられているのだと
いうことが分かった。
「あっ、あう、あ、はぁっ! アぁあっ!」
「あれ、かすがイきそう?」
声と同時に乳房の重みが胸部に返ってき、さらには目隠しをしていた手がどけられる。
楽しげな佐助の顔が、目に浮かんだ涙で滲んで見えた。
断続的に喘ぎ声を漏らしながら視線を下半身の方へ向けると、小太郎が秘所を責めている
様子が飛び込んできた。
刺激的な光景だった。
脚をがっちりと押さえつけながら、両手は忙しくかすがの濡れたところを弄んでいる。
「ああっ、あっ、あっ、はぁっ―ふぐぅっ」
佐助は、かすがの口の中に指を入れながら上半身を抱え上げると、秘部の様子がよく見える
位置で彼女の体を固定させた。
「ほらほら、よーく見てみなよ。すんごいことになってるからさぁ」
「ふ、ふむっ、んんうっ、んっ!」
びしょびしょに濡れた小太郎の指が、音を立てながら膣内を出入りしている。もう片方の
手は陰核をひたすら撫で回し続けていた。
「じゃ、そろそろイッてみようか、ねぇ?」
嗜虐的な声と熱気が耳に吹きかけられ、次いで佐助の片手が乳房をすくい上げた。
乳首を、ほとんどつねるような強い力で摘ままれる。
「ふぅうっ! はふっ……は、あっ」
首筋に熱い舌があてがわれ、下から上へ舐め上げては耳たぶにしゃぶりつく。
意識を朦朧とさせる、泥を捏ねるような粘ついた音を聞きながら、かすがは視線を氏政の
方へ向けた。
好奇の色に貪欲さの加わった視線が、彼女の全身に惜し気もなく注がれていた。
「―あっ、ああっ」
その目の暗い輝きがかすがの背筋を鞭打った。
痺れるような快感に、喉の奥から悲鳴が漏れる。
「あふっ、はっ、あ、あっ……っく、イくぅううーっ!!」
ぎゅっと閉じたまぶたの裏にも貪欲な視線は依然として残っていて、それがかすがを絶頂へと
導いた。

93:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:58:53 1JZl015n
「あ、ああ……」
浮遊感を感じながら荒い呼吸を整えているうちに、いつの間にか手首の縄が解かれていた。
このまま床に転がっていたいと思っているのに、佐助の腕がかすがの体を無理矢理起こす。
唾液の滴る口元を指で拭う感触に眉を歪めると、
「はいはい。起きた起きた、っと」
佐助は咎めるような顔つきで、かすがの尻を軽く叩いた。
「んんっ」
汗ばんだ頬に張りつく髪をそのままに、佐助の体にもたれかかるようにして立ち上がると、
彼の肩ごしに氏政と目が合う。
物乞いのような目つきは一国の主に相応しくなく、だからこそ余計に印象的だった。
腹の奥から新しい液汁が湧き出すのを、かすがは感じた。
氏政の視線が最後の後押しをした。そのことに気づいたのか、佐助はなにかを確信したような
怪しい表情を浮かべながらかすがの手を引き、わざわざ氏政が縛りつけられている柱まで
連れて行った。
四つん這いになれと言うのでそれに従うと、佐助は氏政を縛りつけてある柱の裏に背中を
預けて手招きする。
「はい、舐めてね」
あぐらをかいたまま着物をくつろげ、かすがの鼻先に男根を突きつけた。
ごくり、と喉が鳴る。
赤黒い肉塊は硬直しきって上向きに反っていた。
かすがは解放されて間もない手でゆっくりと筒を掴むと、舌を尖らせて先端をちろりと舐めた。
その行為に鼻息を荒くしたのは、間近にいながら傍観することしか許されぬ氏政だ。
興味津々といった様子で、突きつけられている苦無の存在も忘れたかのように首を伸ばして
こちらを見つめている。
氏政に気を取られているうちに、佐助は小太郎に向かってなにか合図を送ったようだった。
かすがが男根に本格的に舌を這わせ始めると、背後から小太郎が迫ってきた。
「んっ、ふぅっ」
ぬめった肌に熱いものが押しつけられると同時に、床に肘をついていたかすがの腕が佐助に
引かれる。
体勢を崩して上向いた尻に小太郎がのしかかってきた。
「はっ、ああぁーっ!」
膣肉を押し広げ、堅いものが一気にかすがの奥まで貫く。
深々と入ったのをさらに深くへ詰め込もうとするように、小太郎はかすがの腰を掴むと
痛いほど肉を擦り合わせた。
息を詰まらせていると、今度は佐助が肩甲骨のあたりを撫でながら催促してくる。
「んむっ、ふっ……うん」
かすがは佐助の太腿に手を這わせながら肉茎を飲み込んだ。しょっぱい味が口に広がる。
舌を蠢かせながら頭を上下に動かしていると、その動きに合わせるように小太郎が腰を使い
始めた。
かすがが男根を喉の奥まで咥え込んで軽くむせると、膣内に刺し込まれたものが揺さぶりを
かけてくる。小刻みに首を振ると、亀頭が抜け落ちるぎりぎりのところで進退を繰り返した。
「ふうんっ、うん、はふうぅうっ」
そのうち、どちらが動きを合わせているのか分からなくなり、かすがはとにかく佐助の
ものを頬張る作業に熱中した。
速い摩擦を繰り返せば、同じだけのものが胎内に返ってくるのだ。
じゅぷじゅぷと液体が跳ねる音も、もうどちらの側から鳴っているのか判別がつかない。

94:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 21:59:58 1JZl015n
「ふ、んんっ、ん、むぅっ」
口の中に含んでいる肉塊と同種のものが、腹の中で躍動している。
それを思うと、全身を一本の棒で貫かれているような気分になった。
頬を凹ませてズズッと強く吸うと、佐助が息を弾ませながら笑う。
「すっげーやらしいのな、かすがってば。両方の口からよだれ垂らして男を咥え込んでさ、
自分でケツ振ってるの分かってる? そんなに嬉しいの?」
「んうっ!」
佐助はかすがを男根から引き離すと、上気した顔を氏政の方へ向けさせた。
「ほらほら、しっかり見られてるんだから。もっとお上品にしなきゃだめでしょ」
「あっ、あ、あっ……」
氏政の視線を正面から浴び、かすがは切れ切れにため息を漏らした。
佐助はかすがの頭を自身の肩に乗せた。かすがの顔と氏政の顔が向き合うかたちにすると、
手で乳房を愛撫する。
よがり声を上げるのを間近で見られ羞恥心に頬を染めたかすがに、小太郎が強い一撃を
見舞った。
「あ、あぁ……っ!」
あまりの勢いに、一瞬腰が浮き上がる。
続けざまに何度も突かれ、そのたびに高い声と肉のぶつかる音が響いた。
腰に響く打撃と快感が、かすがを頂上まで追いつめていく。
「んうっ、くあぁっ、あぁっ―あアッ!!」
「あー、ちょい待ち。勝手にイッちゃだめだからね。ほら、かすが、こっちこっち」
静止の声がかかると同時に、かすがはズルズルと佐助の胸を滑り落ちた。
肉塊を口に含み直すと、佐助の両手がかすがの頭に添えられる。小太郎が腰を進めるのに
合わせて、佐助は強引にかすがの頭を押さえつけた。
喉に先端がぶつかって、嗚咽が漏れる。
「んぐっ、うむぅうっ! っぐ、んんっ!」
佐助の手と小太郎の動きは徐々に速まり、かすがは快楽に翻弄されながら息を詰まらせる
だけだ。
「じゃ、同じ忍同士の誼ってことで、仲良くイこうじゃないの」
「…………」
楔を打ち込むように力強く押し入ってくる男根が、肉壁を激しく擦った。
「ふむぅっ、ふっ、んうーっ、んんんーっ!!」
何度目かにひときわ強い快感の波が押し寄せ、かすがは頭を上下に激しく揺すられながら
呻いた。
口の中に熱い液体が迸り、胎内では肉茎がびくびくと跳ねる。
嚥下しきれず口から滴り落ちた白濁が、唇と顎を汚した。
「んふう、んあ……っ」
崩れるようにその場に倒れたかすがの耳に、
「やー、出た出た。あっははっ、溜め込んどいてよかったなんて思ったの、初めてだわ」
軽い口調の佐助の声が響いた。

95:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:00:54 1JZl015n
「じゃ、次いってみようか」
こともなげに言ってのける佐助に、かすがの顔は強張った。
「ちょっと待て。少し、休ませ―」
別に助け舟を求めたわけでもなかったが、ふと小太郎の方へ目をやったかすがは、次の瞬間
絶句した。
つい先ほど射精したばかりなのに、彼の股間にはもう硬直したものがそそり立っている。
「若いのう……羨ましいのう」
そう言う氏政は、佐助の下半身を見つめていた。こちらも同様に、硬度を取り戻している。
休ませろと訴えようとしたかすがは振り向きざま、佐助の腕に捕まっていた。
「あぁんっ!」
いきなり乳首に吸いつかれて嬌声を放つと、条件反射のように腰が疼く。
佐助の頭を掻き抱くようにして身をすくめ、結果、乳首をもっと吸えとでもいうような
淫らな体勢になっていた。
質量のある乳房を顔に押しつけられた佐助は、かすがに熱っぽい視線を投げかけながら
ちゅうちゅうと音を立てて乳首を吸った。
「ふ、ううんっ、あ、あっ」
「ねー、かすが? ちょっと休んでからにする?」
体を無理矢理燃え上がらせられたところで、佐助が意地の悪いことを囁いた。
憎たらしいやつだ。
頭にからめた腕に力を込めると、仕返しとばかりに乳首に歯を立ててくる。
「んくっ、はぁあっ」
佐助は、悶えた肉体をいいように操縦して体に跨らせると、かすがを下から見上げて言った。
「咥え込むとこ見ててやるから、ゆっくり入れてよね」
言いながら、手を伸ばしてかすがの乳首を引っ張る。
「ほらほら」
しきりに促す佐助の声は耳に響くと同時に腰へ伝達されて、柔肉を蕩けさせた。
「んっ」
幹を手で押さえ、狙いを定めて腰を落としていく。
愛液がぴちゃりと鳴った。
「おー、すごいすごい」
股間を見つめる佐助は具体的なことを言わずにいて、それがかすがの想像力を刺激した。
どんなふうに膣口が広がり、肉棒を飲み込んでいくのか。頭の中で描いたものは実際に見るより
卑猥なものに違いない。
「あっ、はぁっ……はぁあっ」
ひくひくと動く陰部は佐助を貪欲に飲み干しながら、粘液を吐き続ける。
中ほどまでゆっくりと挿入させたところで、かすがは極限まで満たされたい欲求に負けた。
「ああぁあーっ!!」
衝動的に尻を落として、そのまま甲高い声で叫ぶ。
佐助が呻きながら、かすがの腰を掴んだ。
「あっ、あ、あっ……く、うぅうっ」
臀部をぐりぐりと押しつけながら、腰をひねる。
いっぱいになった胎内の充足感に、脳髄が甘く痺れた。

96:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:01:59 1JZl015n
「羨ましいのう……」
快感に喘ぐかすがの耳に、切なささえ感じさせられるような声が届いた。
氏政だった。
繋がったまま動きを止めたかすがに、彼は視線を投げかける。
眩しそうに目を細めると、ため息を漏らした。
「若さ、若さってなんじゃ?」
ぽつりと漏らした氏政の言葉に答えたのは、佐助だった。
「諦めないこと、じゃないですかねぇ」
「言うなっ。諦めなくても振り向かなくても―勃たんものは勃たんのじゃっ!!」
勃たない。それは衝撃的な告白だった。
しかし悲鳴のような声高な叫びに、佐助は同情心のかけらも感じさせない軽薄なしぐさで
肩をすくめる。
「うえっ、なんか大人しいなーとか思ってたら、そういうことだったんですか。んでも、
そんなこと俺に言わないで下さいよ……」
「笑いたければ笑えっ」
自棄になったように喚く氏政の顔には、自虐的な色が悲壮感とともに張りついている。
口を閉ざそうとしない氏政に、佐助は根負けしたように「やれやれ」と首を振った。かすがに
視線を戻して言う。
「んー。じゃあ、かすが。握っててやってよ、ご老体がうるさいからさ」
「うるさいとはなんじゃ。最近の若者は年長者に対する―はうぅっ!」
氏政が恨み節を言い終わる前に、かすがは彼の股間に手を伸ばした。
着物の上から撫でながら、腰帯を解き着衣をくつろげていく。
「や、やめーいっ! やめ、ああ、やっ! ご先祖様あぁーっ!」
縛られた状態でいいように扱われるのが恥ずかしいのか悔しいのか、氏政は悲鳴を上げて
首を横に振るのだが、老いた瞳に浮かぶのは期待感だけのように見える。
かすがは萎えた肉塊を手の中に包み、ゆっくり揉むようにしごき始めた。

佐助の胸に顔を埋めて、氏政を愛撫しながら尻を動かしていると、背後から小太郎の手が
伸びてきた。
尻の肉を撫でながら、割れ目に沿って下方へと向かっていく。
愛液のからんだ指が肛門に触れた。
「ああんっ!」
指の腹で強く押されて、かすがは仰け反った。指を排除するかのように穴がヒクヒクと
収縮する。
輪を描く動きで撫でられ、尻襞が伸ばされていった。
「やっ、あはっ……はぁんっ」
ゾクゾクとした悪寒にも似た痺れが背筋を舐めた。
排泄器官は小太郎の手で徐々にほぐされていき、気づいたときには指が肛門に進入して
きている。
「んんっ、くうんっ!」
子犬じみた声で鳴いて顔を歪めると、菊門と膣口がぎゅっと締まる。
その締まった穴をほじくるようにしながら、小太郎は指をさらに奥へと埋没させた。
「あああんっ、やあぁっ! はーっ、はぁあっ!」
途中で指を鉤のかたちに折り曲げ、腸壁を押す。ぐねぐねと動かしながら、抽送を繰り返す。
そうされるうちに肛門の異物感は徐々に失せていき、残ったのは意識を手放したくなるような
官能だけだ。
かすがは体内にわだかまる快感を外へ解き放つかのように、男根を握った手を素早く動かした。
「ああっ、はぁ、うくぅうっ!」
鈴口を指先でつつき、幹を撫で、裏筋をなぞる。
小太郎を真似て執拗に責め立てると、氏政は女のように腰を揺り動かした。

97:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:03:06 1JZl015n
下半身に穿たれる強烈な快感に悲鳴を上げながら男茎を握っているうちに、手の中のものに
変化が生じていた。
「た、勃った!」
かすがは思わず叫んだ。
手のひらには確かな手応えがある。
見ると、ふにゃりと首を落としていた肉塊がわずかに鎌首をもたげていた。
目の前で男を咥え込んでいる女の姿態に煽られたか、はたまた肛門を指で犯されて悶える
かすがの淫らな声がよかったのか―とにかく氏政は勃起していた。
「勃った、勃った! 魔羅が勃った!」
「おっ……おおーっ!!」
瞬間、部屋の全員の胸には言い知れぬ感動が満ち満ちたに違いない。
どこからともなく拍手が鳴り響く。
横を見ると、佐助が手を叩いていた。
「おめでとうっ、ご老公! 年寄り扱いしてすいませんでした。あなたはまだ若いっ!」
何年ぶりかに男を取り戻したのだ。氏政の顔は誇らしげだった。
興奮して上気した頬は、無邪気な子供のように艶々として赤い。
「は、ははは、ふぉっふぉっふぉっ! ワシの人生まだまだこれからじゃ、若いもんには
負けんぞ。あと二十年は生きてやるわいっ」
胸を反らせて笑う声が、十年ほど若返ったかのように溌剌としていた。
「いや、もっと生きる! ふはははっ、ご先祖様ーっ、やりましたぞー!」
そのとき―、
「あはは、それはどうでしょうねぇ」
軽い口調で言った佐助の目は笑っていなかった。
声の中に獰猛な響きが混じっている。
「ほえ?」
真正面から獲物に矢を射かける狩人の目をして、佐助は言い放った。
「武田との同盟を破る北条を、ウチの大将が許すとでも思ってんですかねぇ。すっげぇー
おっかないぜー? お館様は」
口調は冗談のように軽々しく、しかし声は太い。
「!!」
氏政の顔が、さっと青ざめていく。
「あっ」
かすがは手の中のものの異変をいち早く察知して、思わず叫んだ。
萎えている。
若かりしころの氏政の面影を海綿体に宿して勃ち上がった男の象徴は今、見る影もなく萎え、
しょんぼりと肩を落とすようにして垂れ下がっていた。
氏政のばかっ、いくじなし! そんなふうに、彼を叱咤するようにいくら擦りしごいても、
もう反応はない。
「あ、ああ、あ……」
一気に老け込んだ氏政の口からは、意味を成さぬ声だけが吐き出されている。
「佐助っ、見ろ! お前があんなことを言うから、萎びてしまったじゃないか!」
「そんなこと言ったって、もう言っちゃったもん」
「…………」
佐助の非情な振る舞いを咎めたかすがに、氏政はうわ言のような言葉を投げた。
「お若いの……。優しい娘さんじゃのう……―愛……愛ってなんじゃ?」
「え? あの、そうだな。ためらわないこと、だろうか?」
かすがは答えたが、氏政はもうなにも言わなかった。
氏政のソレは二度と勃つことはなかった……。

98:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:04:00 1JZl015n
「さて、と。外野が黙ったところでジャンジャンバリバリやろうぜー」
暗い沈黙をさらっと流して、佐助は腰を動かす。
思いやりが足りないと小言を言ってやるつもりで開いたかすがの唇は、たまらず嬌声を
放っていた。
乾くことを知らない蜜壷から、絶えず粘った音が漏れる。
「ん、んんっ」
尻を揺らしながら佐助の胸元を掴んでいると、肛門が熱を保ったままむずむずと疼いた。
そこに、
「かすが、なんか物足りないなーとか考えてるんでしょ?」
「えっ?」
「そういう顔してるじゃないの」
頬を両手で包まれ、顔を覗き込まれる。
見透かしたような目をして見つめてくる佐助に、かすがの胸は熱くなった。
そんなに分かりやすい顔をしているかしらと思い、無理に頬を引き締めてみると、佐助は
面白がって笑った。
「笑うなっ―くぅっ!」
「ケツの穴に欲しいんだろ? 言ってみなよー、ほらほらっ」
胎内で肉棒が意地悪く動く。
―そんな恥ずかしいことが言えるか。
かすがは口を引き結んでじっと耐え、返答の代わりに膣を締め上げた。
早く射精してしまえばいいと思ってそうしたのだが、かすがの目論みは早々に見破られた
ようだった。
卑怯者、と軽口を叩きながら、佐助が小太郎に指示を出す。

「あ、やぁっ」
白い尻肉を左右に開かれたかと思うと、小さな窪みに先端があてがわれた。
すっかりほぐされた穴めがけて、小太郎はゆっくりと体重をかけてくる。
「くうぅっ!」
「力入れちゃだめだって。はい、深呼吸ー」
子供をあやすような口ぶりで言った佐助が、かすがの体の強張りを解こうとするように背中に
手を回し、ぽんぽんと優しく叩いた。
「ふうう……はぁ、あう」
「吸って、吐いてー。吸ってー。うん、いい子いい子」
佐助の言うがまま素直に深呼吸をしてから、かすがは彼の態度に少し腹立ち眉を吊り上げた
のだが、背と頭を撫でられる感触が心地いいものだったので黙っていることにした。
「んっ……はっ」
吐く息に合わせて、男根が挿入されていく。
共同作業をするように各自が己の役割をこなしていくうちに、奇妙な一体感がかすがの胸に
去来した。それが、肉体を満たされて感じる享楽と混じり合って意識を塗り潰していく。
繋がった部分にねっとりとこもる熱が、かすがを喘がせた。
「ああぁっ、ふぁっ、は、入ったぁ、あっ」
「あははっ、なんか変な感じー」
「…………」
薄い肉壁ごしに、ふたつの塊がかすがを圧迫する。それを感じたのだろう佐助が笑いながら、
かすがの尻に手を伸ばした。

99:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:05:17 1JZl015n
佐助は、ぐっと掴んだ尻を強く揉みしだく。
「んっぁ、やあぁっ!」
隙間なく詰まったものが、なおもかすがを圧迫して息苦しいほどだった。
慄いて佐助の体にしがみつくと、上下の穴がきゅうっと締まった。
「ね、動いてもいい?」
囁きかけてくる佐助の呼気が熱い。
背筋がゾクゾクするのを感じながら数回頷いて見せると、蕩けた膣壁の合間で佐助が動いた。
続いて小太郎が腰を揺する。
「あぁぁっ、はぁ、あぁっ! やぁっ!」
小刻みな振動が途方もない快楽をもたらし、かすがは鋭い悲鳴を上げた。
ぎゅっと閉じた目のふちから涙が滲んでくる。
尻に火がついた、と言うと別の意味になってしまうが、まさに尻と腰が燃えるような感覚だ。
かすがは、まるでその炎に怯えて飛び込んだ川に溺れてしまったかのように、半狂乱になって
腕を動かしていた。
「あっ……はぁっ、はあぁっ、あぁーっ!」
「へへっ。可愛いーなぁ、もう」
佐助がかすがの右腕を捕まえた。
左手は小太郎に掴まれ、後ろに引かれる。
ぐいと引っ張られた分だけ挿入の深度が増して、穿たれた陰茎に肉が絡みついた。括約筋が
絶えずヒクヒクと男を甘噛みしながら、摩擦の快感に歓喜する。
こめかみを流れた汗を、佐助が舌を伸ばして舐めた。
頬や鼻筋、まぶたの上から額へと這い、
「……ね、かすが? 穴ん中、ぎゅうぎゅう詰めにされてる気分はどう?」
微かにふるえる問いかけの声さえ舌と同じ熱気と湿り気を帯びていて、かすがの肌を舐めて
くるような熱っぽい響きだ。
「あっ、はあぁぁっ! い、いっ、すごいっ、もう、だめっ……」
「もうだめなの? でも、もひとつ空いてるところ、あるでしょ」
え? と表情だけで答えると、佐助はかすがに口づけをした。
「んっ……んんっ!」
いったん唇を離し、今度はついばむように何度も軽く唇を合わせる。
「ここ。空いてるじゃない」
言いながら小さく笑う。
互いの呼気を混ぜ合わせるように息を吹きかけ、薄く開いたかすがの唇に舌を潜り込ませた。
歯列や歯茎を撫で回しながら舌を激しく動かす。
そうしながら同時に腰を突き上げた。
「んんっ、ふ、はふっ……や、んううっ!」
やがて呼吸もままならなくなる。かすがは苦しげに呻きながら佐助から逃れようとするのだが、
唇を離してもすぐに捕まって、再び口内に舌を差し込まれた。
何度逃げても同じように舌が挿入される。
「ふっ……は、あぁっ、ふうぅっ!」
進退を繰り返す舌を唇で締め上げ、追い出すように舌で応戦し始めると、荒々しい口づけは
情交と同じものになっていた。
肉路の圧迫を唇で再現し、頬を蠢かせて舌を吸えばその動きは襞の蠕動と変わらない。

100:小太郎・佐助×かすが/氏政公がみてる
07/07/19 22:06:20 1JZl015n
奥まで刺さった小太郎の男根がズルズルと抜けていく。
「あはぁああっ! ん、ふぅっ!」
開放感にも似た原始的な愉悦がドッと押し寄せ、大声を上げて喘いだかすがの唇は、すぐに
佐助の口で塞がれた。
小太郎は浅いところで動きを止めると、肛門を責め立てるように短い間隔で腰を前後させ、
同時にかすがの左腕をぐいぐいと引く。
「ひあぁっ!! あっ……ふ、んんっ、んんーっ!」
小太郎が浅く速くを繰り返すと、膣内ではそれと対照的な動きが始まった。
佐助がゆっくりと、重々しく、膣壁を擦っているのだ。
濡れた肉壁を亀頭でごりごりと削るような律動。腹を抉るような強圧に、たまらずかすがは
仰け反った。
そこへ前から後ろから掴まれた腕を引っ張られて、体がゆらゆらと揺れる。
「だめぇっ……きもち、いっ! ああぁっ!」
かすがは、ぶるりとふるえた。
「あっ、はぁあっ、ハァっ、いくっ! くぅうぅううっ!!」
ビクンビクンと痙攣し、切れ切れに吐息を漏らしながら佐助の胸に落ちる。

「……っ、くぁ……―ぁああ、ああっ!」
快感の余韻に浸る間もなく、喉から零れたのは悲鳴だった。
「やぁっ! いやぁ……やっ、はあああぁぁっ!」
―達したのに。
佐助と小太郎は動き続けている。
そればかりか、小太郎の動きに合わせるように佐助の腰が上下に跳ねた。
「動いちゃ、ああっ、あああああっ!」
膣の奥深くまで潜り込んだ肉塊が、子宮口を幾度も叩く。
「こんなっ……ううっ、イクっ! また……いっちゃうっ!!」
かすがは佐助に腕を掴まれたまま、彼の肩を握り締め爪を食い込ませた。
その手がブルブルと小刻みにふるえる。
「あ、あ、あ、あ、あっ……!!」
佐助が耳元でなにか言った。
かすがには聞こえない。
この状態は、ひどく酔っ払ったときに似ていた。なにが起きているのか、分からない。
腰に衝撃が加えられていることだけ、分かる。
衝撃は快感だ。たぶん。
極上の快感が肉体を打ち揺すっているのだ。
隙間なく埋め込まれた温かいものが、体の中を行き来している。
「うくぁあぁアッ……ッ!」
突然なにかが弾けた。
白色の雷光が視界を塞ぐ。
「ぁあっ、あっ、あっあぁっ! くぅっ、いくっイくううぅう―ッ!!!」
これ以上ないほど満たされたかすがの体は、歓喜するようにビクビクとふるえながら
白い世界に落ちていった。
「―あ、あぁ……ぁ……」
遠いところで、次はどんな趣向でしようかと言う声がする。
けれど泥酔した者の常として、かすがはその後のことはよく覚えていなかった。


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