09/08/14 00:37:29 KZH+JloU
>>834
あの2人は一言でいえない複雑なカンケーが……!?
えーい、これでどーだっ!
>>826の続き!
再び流れた静寂を打ち破ったサバトちゃん。
「まだ……」
「まだ?」
泣き入りそうな声でサバトちゃんが言います。
「何もお礼してないんですぅ」
「へ?」
思わず素っ頓狂な声が出る僕。
僕、何かお礼されるようなことしたっけ……?
サバトちゃんは真剣に続けます。
「いろいろしてもらって、まだ何もお礼してないんですぅ」
そうか。
サバトちゃんは、まだそれを悔やんでいたのか。
「……」「……」
2人とも黙ってしまって。
しんみりした空気が流れます。
それからサバトちゃんは語り続けました。
サバトちゃんはずっとお礼がしたかったらしいのです。
僕が今までサバトちゃんに好意でし続けてきたことにお礼がしたくて、
でも自分が何も出来ないことをすごく悔やんでいたらしいのです。
「別にいいんだよ」
そうなのです。別に僕が勝手にやっているだけのこと。
お礼される義理などないのです。そこまでのことを僕はしていません。
「ただ僕が勝手にやってるだけなんだからさ、気にしない気にしない!」
「で、でもっ……、……!!」
ああ。
やってしまった。
僕はサバトちゃんの言葉を遮るために!
なんと!なんと!なんと!
くるりと振り向いてそのままキスをしてしまうとは!
なんて思い切った行動をしてしまったんだ!
眠気のバカ!眠気のバカ~!