竹宮ゆゆこ作品でエロパロ 2皿目at EROPARO
竹宮ゆゆこ作品でエロパロ 2皿目 - 暇つぶし2ch967:まやドラPart2
08/03/09 21:23:13 TxLX3Uy4
懲りずに第2パートです。一応最終的にはエロあり予定。
・・・てか、奈々子編まで考えてる俺はw

 慌てて振り向くと、そこには想い人の親友が、まるで射殺すような視線でこちらを見ていた。
 高須竜児という男子生徒ことヤクザの構成員。まるおの親友で、外見は怖いけど話してみると意外と良い人らしい。
 まるおの近くにいるのでなんとなく覚えたが、まあ卒業までに定型句以外の話はしなさそうだな。そう無意識に感じていたから、こっちからは特に話しかけていないし、あっちからも特に話しかけられた覚えは無い。
よくある、同じクラスというだけのクラスメイト同士。
――そのはずだったのだが。
「……おぅ。香椎にスドバに行って木原に声を掛けろと言われたんだが、……何か知らないか?」
「奈々子に……?」
 思わず唖然としてしまう。奈々子が、高須君を? なんで? どうして?
 奈々子は何を考えているんだろう。自分は来ずに、高須君を呼ぶ理由なんてないはず。
「……分からない。それより、なんで奈々子のアドレスを知ってるの? あの子って、結構警戒するタイプだから、一部の人にしか教えてないはずだけど」
 自分も、アドレスを教えてもらうのに何ヶ月も掛かった。教えてもらった限りでは、奈々子のアドレス帳には数人分のデータしか入っていないはず。殆ど縁の無い高須君が入っているとは思えない。
 もし、本当は見た目どおりの性格で、脅されて仕方なく……そういう事だとしたら、私がハッキリと言っておかなければ。
「香椎とは趣味が同じでな。買い物の時によく会うんだ。ほら、香椎って料理好きだろ?」
「そうだけど。……そういえば、この前高須君に教えてもらったレシピで作った料理を食べさせてもらった」
「ああ。携帯は主にレシピ交換に使ってる。たまに雑談もするけどな」
 確かに、奈々子は料理が好きだ。創作料理もよく創っているし、それを食べる事が多いのは、他ならぬ私。
 思い返してみれば、奈々子は携帯のディスプレイを見ながら料理をする事が多かった。もしかしたら、私が食べた料理の大部分は、高須君のアイデアなのかもしれない。そう思うと、なんだか複雑な気分になってきた……。
「そうなんだ。誤解してごめん。……それで本題に戻るけど、奈々子は他に何か言ってなかった?」
 体調が悪くなったのなら、直接メールをしてくればいい。それをせずに高須君を寄越すということは、何か企んでいる証拠だ。
「特には無いな。俺も何がどうなっているか、よく分からない」
 困惑げに目を細め――多分、私をどう陵辱してやろうかと考えているわけではないだろうが――凶悪な顔つきを更にダークサイドに転落させる。
 しかし、それではますます分からない。これが親しい女友達ならまだ分かるが、殆ど縁の無い高須君を派遣する理由は無いはずだ。
「そうだ。立ってないで座りなよ。疲れるでしょ」
 事情は分からないが、高須君を責める理由は少なくとも無い。それなのに私が無言でいたら、責めているように感じてしまうかもしれないので、席に座るよう促す。高須君も遠慮する事無く、静かに腰を下ろした。
(それにしても……)
 真正面から高須君を眺めると、意外と【怖い】というイメージを受けなかった。確かに顔付きは怖いし、雰囲気もその筋の人だけど、不思議なくらい優しい感じがする。
「それで、木原は何か予定があるのか? よく分からんが、買い物くらいなら付き合うぞ」
「一応、奈々子と行く予定だったけど……服飾類だから、高須君は行き辛いと思うよ?」
「ああ、それは大丈夫だ。大河の付き添いでよく行ってるから」
 ……逢坂さん?
 そういえば、この二人は色々と噂されていた。同棲疑惑とか、既に一線を越えちゃったとか、もう両親公認の仲だとか。
 確かに同じお弁当を持ってきたり、一緒に帰ったりと、随分仲が良い。噂もあながち間違いでは無いのだろう。
「それじゃあ、お願いしようかな。……逢坂さんみたいに高い服は買えないけどね」
 私の家は、決して裕福じゃない。大学に通えるかも怪しいし、だから手に職付けて働く覚悟はある。本当はまるおと一緒の大学に通いたいと、思ってはいるけど。
「無理して高価な服を買う必要は無いだろ。裁縫と古着ショップを駆使すれば、デザイン性のある服も安く仕上げられる」
 大真面目に語る高須君の顔が、なんだか妙に可笑しくて。
「……ふふ、なんだか主夫みたい」
 私は自然と笑みを浮かべていた。


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