竹宮ゆゆこ作品でエロパロ 2皿目at EROPARO
竹宮ゆゆこ作品でエロパロ 2皿目 - 暇つぶし2ch165:彼女の嫉妬 3/3
07/07/24 23:05:03 haJksQj5
「あらあら、モデルの川嶋亜美さんが『んぎゃっ!』ですって。ホホホホホ」
「あーら逢坂さん、いたんだ。小さすぎて見えなかったなあ~」
引きつった笑みで芝居がかったお嬢笑いをする大河と、
痛みで涙目になりつつも精一杯強がって余裕があるように振舞う川嶋。
まずい。これ以上この二人を一緒にしておけば、また不必要なトラブルを巻き起こしかねない。
そうなった場合、決まって自分が大河の不満の捌け口にされることは分かりきっているのだから。

「なあ川嶋、今日はちょっと大河の機嫌が悪いみたいだから、悪いけど俺たちはこの辺で帰るよ」
「ふーん、結局高須くんは最後には手乗りタイガーの肩を持つんだね……」
肩を持つ、か。確かにそうなのかもしれない。
大河の保護者のような役割を続けているうちに、いつの間にか彼女を守るのは自分なのだと思うようになり、
無意識のうちにそういった行動が染み付いてしまったのだろうか。
「そっか、しょうがない。今日は高須くんに免じて引いてあげるから。でもね……」
そう言うと川嶋は大河に近寄り、何やら耳打ちをし始めている。
何を話しているのかこちらからは分からないが、話を聞いている大河はそのうち真っ赤な顔になって、
「うっさい、バカチワワ!二度と私たちに近寄るな!」
「きゃはは、じゃあねぇ~、高須くぅん~」
激怒している大河とは対照的に、悪戯っ子のような無邪気な笑いと共に逃げるように去っていく川嶋。
俺は何が起こったのかが分からず、ただ狐につままれたようにその様子を見ているだけであった。

「なあ、川嶋は何て言ってたんだ?」
「黙れ。あんたは知らなくていいの」
まあ、仕方ないか。俺に聞かせていい話ならば内緒話なんてしないだろうし。
「まあ、とにかく買い物して帰るか……っておい、大河?」
何故か大河が俺の左腕をぎゅっと握り締めて離さない。
「おい、これじゃ歩きにくいだろ。これじゃまるで……」
「うっさい。黙って私のやることに従ってなさい」
こういう時の彼女はいつも頑固だ。仕方が無い、ここは大人しく従っておこう。
それに、大河とこうして歩くのはそんなに悪い気分じゃない。
また大河を怒らせるのもなんだし、最後に言おうとした言葉は胸の中に留めておくことにして
俺たちはスーパーへの道を二人で歩いていったのだった。


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