ファルコムでエロ小説PartⅤat EROPARO
ファルコムでエロ小説PartⅤ - 暇つぶし2ch643:名無しさん@ピンキー
09/05/22 09:59:48 G1SDCfaF



















































ピッキヒフィフィ


644:名無しさん@ピンキー
09/05/24 23:50:46 N1DEi3Gw
>>583さん
乙でありました! 何使っても大失敗なウェヌカたんww
また次のご投稿お願いします!

645:名無しさん@ピンキー
09/05/25 01:31:26 a0pP+qxY



















































ソヌモォォンヌ


646:名無しさん@ピンキー
09/05/25 01:32:03 a0pP+qxY
イビィギィン

647:583
09/06/02 05:15:31 7I3XOKdZ
調子に乗ってしまい、またYs6もの・非メインキャラの品です。
リモージュで店構えてる姉弟同士、やっちゃっております。
ロゼさん痴女属性ついてて、さらに後半でイッちゃっておりますので、
苦手な方はご遠慮下さいますよう……

648:583
09/06/02 05:16:28 7I3XOKdZ
アドルさんがいつものように、外で獲得したカミオの花、蜂蜜、骨付き肉などを山と持って来る。
そして僕はいつものように、通常の引き取り値より高い値でそれらを全て買い取る。
「……ええ、いいんですよ。アドルさんは悪くないです」
アドルさんは申し訳なさそうにこちらが差し出したお金を受け取ると、
ごくたまに、そのうちからいくらかを使って蒼の秘薬を買ってくれるのが習慣で、これで何とか店が持っている。
アドルさんは残りのお金を持つと、またどこかへ消えていく。

噂では、向こうの島に残ってるケビンさんが高値で貴重な品を取引し始めたらしい。
多分、秘薬を買わないときはそれを買うために使うんだろう。
そしてそれは、この島々の災厄を取り除くには多分必要なものなんだろう。
それならば、僕がこんな形でアドルさんへ資金を提供していることには確かな意味がある……
僕はまたそう思い直して、理不尽な姉の仕打ちの結果を正当化するための理窟を、自分へ言い聞かせる。

僕がなぜ、アドルさんとの取り引きでいくらか譲歩しなければならないのか?
その原因、いや元凶は、我が愚姉ロゼにこそある。

「おーおー、ちゃんと姉の御威光に従って、
 赤毛君からの引き取り値は上乗せして、買い取ってるわね。
 さすがクロア、わが優秀な弟」

……噂をすれば、だ。
露出が決して少なくない衣服に、所々身に着けたきらびやかな装飾品の映える女の人が、僕の後ろにいる。
この女の人こそわが姉ロゼであり、バスラム商会の庇護の下、武具店を経営している。
で、僕、クロアはその店の軒先で雑貨屋っぽいことをやっているのだが、
姉さんは自分の店の商品を一通り買ってくれたお礼にと、ある約束を勝手にアドルさんへしてしまった。
それは、アドルさんが僕の店へ要らないものの下取り依頼にきた際、その買い値に色をつけるように、というものだ。
逆らっても無駄なのが分かっているので、こうして従っている。

「姉さん、店は?」
「客が来そうにないんですもの。それはそうと、今日はあの日だから。早く店じまいしなさいよ」
「はいはい」
ほぼ週に一度、僕はこうして早々と店じまいさせられる。
それは姉の店じまいの手伝いのためでもあるのだが、その姉弟揃って早々に店じまいする理由が、問題なのだ。

649:583
09/06/02 05:17:07 7I3XOKdZ
「わかってるわね? 先に入ってなさい」
「わかってるよ……」
僕はいつものように、姉さんから言われて浴室へ向かう。
そうして、僕が先にお風呂に入ってると、後ろから人の気配がし始める。姉さんだ。
僕は無視して頭を洗い続ける。姉さんがそろりそろりと近づいてくるのが分かる。姉さんが僕の真後ろに座る音がした。
そしていつも通り、頭を洗う僕の腕と太ももの間へ左手をスルッと忍び込ませる。
その手は僕に感づかれてないとでも言いたげに、剥き出しになった目標物へ大胆に襲い掛かる。
そして哀れ、股間の袋と棒ともども、むんずと鷲掴みにされてしまうのだ。

そう、姉さんが僕に早々に店じまいをさせる理由が、これだ。
僕を使って自分の性欲処理をするため……
そりゃまあ、僕だって姉さんを根っから嫌いなわけじゃないし、気持ちいいし……
だからどうしてもイヤだってわけではない。が、やっぱり実の姉、気が咎める。

僕の弱点を鷲掴みにした手は、そんな僕の困惑など知らぬ風に、ぐにぐにと力の強弱をつけて遊んでいる。
袋を掴んだり棒をさすったりと忙しい動きに、男の肉の形はいいように歪まされてしまう。
最早そこに男の尊厳の威容はなく、牝の遊び道具にされる、ただの哀れな肉棒があるだけだ。
「あら、驚かせちゃった? おちんちん洗いがおろそかになってるから、手伝ってあげようかと思ってぇ~」
「後で洗うよっ! いいよっ」
「もう、またそんなこと言っちゃって。いっつもこうして姉さんが襲ってあげるたび、おちんちん喜ばせるくせに」
姉さんはそう言って僕をいじめる間も、股間に密着させた手の動きを決して止めない。

(姉弟でこんなことやっちゃっていいんだろうか……?)
たぶん、まっとうな悩みなんだと思う。
股間をいじめられながら悩むようなことではないんだろうが……
「あらあらどうしたのクロア? そんなにうわのそらのマグロを決め込んでると、
 お姉さまはもっともーっと、弟君を責めちゃいまちゅよぉー?」
「!」
姉さんの股間指遊びは、より速さ、力強さ、激しさを増していく。
それに反応するように、僕の股間はただ垂れ下がる排尿器官から、性に飢えた雄の角へと変わってしまう。
「あーらあら、クロアの可愛いおちんちん、もうこんなに喜んじゃってる。
 ま、優しい姉さんが恋人もいない弟のお世話してあげてるんですもの、当然よね」
悔しいけど、確かに姉さんの手の動きは絶品だ。ぐーにぐーにと
扱き上げられ擦られて、見る見るうちに僕の愚息は大勃起させられてしまう。
「ほーら。もうおちんちん喜んじゃった。おちんちん、にこにこ笑ってあたしのマッサージを受け入れてるわよぉ。
 ほらっ、言ってみなさい。こうしておちんちん毎週可愛がってもえるのは、誰のおかげなの?」
「姉さん……です」
「そうよね、そんなクロアはお姉ちゃん大好きっ子だものねー。そんな大好きなお姉さまに
 おちんちんいじらせて気持ちよくなっちゃうなんて、もうケダモノよね。怖いわぁー。
 いつ姉さん、けだものクロアに襲われちゃうかと、気が気じゃないものぉー」
「姉さんを襲うわけ……なっ、ないだ……ろっ」
こんな風に会話しながらも決して姉さんはこっちのおちんちんから手を放すことはしない。しつこくしつこく、
袋から玉から柱から先端の感じすぎる亀頭まで、御丁寧にくまなく撫で回してくれる。
「あら? じゃあ他の誰かを襲っちゃうわけー? あらあら~。じゃあ、優しいお姉様がこうして可愛がってあげないと、
 いつクかロアが性欲のけだものとなって、メイプルちゃんとかティセちゃんとかを襲っちゃうのね?
 ひょっとしたらエミリオちゃんと道ならぬ、肉欲まみれの男の世界へ溺れちゃうかも……
 あらあら、それは姉としてとっても心配ねぇ~」
「そ、それもありえない……よぉっ……!」
「だ・か・ら、そうならないように、こうして姉が責任持って童貞君の性欲処理をしてあげてること、感謝しなさいよ?」
「どっ、童貞じゃないよぅ……」
「そうよね♪ あ・た・し・が、クロアの、もらっちゃったもんねぇ~」

650:583
09/06/02 05:18:50 7I3XOKdZ
元々は、僕がまだ年も一ケタだったころ……
寝ていたところに、男の股間に興味を持ち始めた姉さんがもぞもぞと近づいてきて、
自分の好奇心の赴くまま僕の下半身をずりっと剥き出しにして、その中味をいじってきたことから、こんな関係は始まった。
自分でも小用の時にしか触れなかったところを、いきなり皮を剥かれ、ころころと転がされたあの衝撃……

「可愛かったわぁ~。クロアったら、あたしがムキムキしたちんぽ、
 すりすりって撫でてあげるたびに、みゃっ、みゅぅっ、て産まれたての子ネコみたいに、か弱く鳴いちゃうんだもの……
 ほんと、あたしだけのモノにしちゃいたいって思っちゃったんだからぁ。
 だから思わずキスしちゃった。クロアはお口じゃなくて、おちんちんにキスされるのが好きだもん、ねー?」
「そんなの……昔の話だよぅ……」
こねこねと股間をこね回しながら、姉さんは思い出すように語る。
「んーんー。このさわりなれた手触り! ふかふかしたタマタマ袋に、ピチピチしたカメさん頭、
 完全勃起した柱の、ぷよぷよ、もちもちとした感触♪
 この、やさしいやらしい勃起全開弟チンポをニギニギしてるだけで、癒されちゃうのよね~」
「そんな……いちいち感想言わないでぇ……恥ずかしいよっ」
「恥ずかしかったら、ガマンしないで泣いて、泣いてぇ♪ 羞恥の涙でお姉さまはもっと、癒されちゃうし喜んじゃうんだからぁ。
 今だって、子供の時みたいに可愛く鳴いちゃっていいのよぉー? いっそ涙流してお姉ちゃーんって叫んで、
 泣きついて甘えてもいいんだからさぁ~。お姉様の前では素直になっちゃっていいのよぉ~?」
もみもみと優しく触れてくる、昼の恐るべき姉と全く違う夜の手つきに、僕の股間はすっかり飼いならされていく。
「初めて種汁を出したのも、そして初めて女の子を知ったのも、みんなみぃーんな、
 あ・た・し・と……だったわよねぇ。そうして、今はこんな風に自分の姉を性処理の道具に使っちゃうなんてぇ。
 クロアって、なぁんて恐ろしい子……」
僕は否定する余裕もなく、姉の手つきに頭も股間も沸騰させられ、姉のされるがままになっていた。
「すっかり感じちゃってエッチねぇ。あの日からお姉さまに反抗することもなく、すくすくと育ってくれちゃって。
 やっぱり姉の教育がいいのよね、性教育も含めて」
ぎゅうっ、と硬くなった肉棒を握りしめる。親指と人差し指で亀頭をこすり上げるのも忘れない。
「ああ! 出る! 出ちゃうぅう!!」
僕はいつものように、手だけで姉さんに果てさせられる。びゅっ、びゅ、と
股間の噴出口から重厚な排泄感が脳へと響いてくる。
「最初は指だけでイッちゃうのよねぇ、んー、愛いやつ愛いやつ♪」
こうして第一の発射を見届けると、姉さんは上機嫌になる。
たぶん、僕を支配下に置いていることを、射精させることで確認しているのかもしれない。
「姉さん、今日は、まだ……だめ」
今日はちょっと疲れていた。いつも通りなら、これからまた激しい第二ラウンドに突入してしまうはず。
「……お姉様に命令する気?」
やっぱり姉さん怖い……でも疲れているのは本当だ。
「ちょっと、疲れてるから……」
「いいわ、ならゆっくり、お姉様の舌遣いで癒されなさい」
そう言って、ぱっくりと僕のを包み込む。蕩けるような、
ゆっくり、ねっとりとした舌遣いにぼくは思わず目を閉じてしまう。
これがいつもなら速く、強く、僕のを責め立ててくるのだが、それと比べれば明らかに癒しペースである。

651:583
09/06/02 05:19:12 7I3XOKdZ
「ね、姉さん、ちょっと強すぎ……」
それでも、姉さんの舌遣いは、やっぱり僕には刺激的過ぎる。
「んー? こんなにお姉様が、ねっちりとサービスしてあげてるのに、そんなこと言っちゃうわけぇ!?
 弟のくせに生意気ねっ。そんな生意気極まりない子ネコちゃんには、おしおきしなくちゃねぇっ」
姉さんはしゃぶり回す舌の動きを速くしたかと思うと、
同時に僕のお尻の穴に人差し指を宛がい、すぽすぽと第一関節だけを出し入れし始めた。
「ね、姉さん、おしりなんか、だめぇえっ」
始めは出し入れするだけだったが、次第に第一関節から先までも捻じ込まれるようになり、
ぐるぐると錐のように回転させ始める。ついには、中に入れたまま指をぐねぐねと曲げて、
えもいわれぬ奇妙な異物感をお尻から感じさせ始めてきた。
お尻を、恥ずかしい穴を、姉さんに責められちゃってる……
「ほらほら、いいんでしょいいんでしょ。お尻の穴で感じちゃってるんでしょ!?」
姉さんの指はまるで触手状の一匹のモンスターだ。僕のお尻の穴をいいように
なぶり、いたぶり、掻き回し、肛門そのものをおもちゃにしている。そして僕までも、おもちゃにされる。
僕は姉さんというモンスターに弄ばれ、恥ずかしいやら気持ちいいやら、気が遠くなりそうな快感に浮かされていた。
「だめっ、姉さん。お尻……変な感じだようぅ」
「感じて。その変な感じで、気持ちよくなっちゃいなさい! もっともっとイケナイ快感、感じるのっ。
 お姉様のお指で、もっと感じちゃいなさぁい!」
姉さんは僕の股間にその全精力を傾注し、白く濃い涙を流させようと責めてくる。
そして程なく、僕は姉さんの指責めに屈服してしまった。咥えられたまま、姉さんの口へと出し放題に出してしまった。
「んふ……やっぱり、溜めに溜めた男の汁。一発出しただけじゃとても薄まらないわね」
姉さんは自分の口に出された精液を手のひらへ吐き出すと、それをさも宝石でも見るかのように
目の高さまで上げて、じっくり観察している。僕はそれを、息を荒げて横たわったまま、見上げていた。

652:583
09/06/02 05:20:02 7I3XOKdZ
そして僕は寝室へ無理やりに移され、全裸で寝かされている。
姉さんも隣に全裸で寝転がり、僕の股間をひたすら捏ね回している。
「んー? 今日はなかなか元気にならないわねぇ……?」
それでも少しだけ硬くなっていて、その硬さが弄られるには気持ちいいのだが、
それでは姉さんが愉しむ事はできない。
「ごめん、やっぱり今日、疲れてる……」
僕の弁解も聞こえているのかいないのか、姉さんはただしつこく、萎んだ雄花の蕾を握り、擦り続けている。
「そう……それでもいいわ。こんな時こそ、お姉様が何とかしてあげるものよ」
大きく膨らみ咲いていた大輪の花を懐かしむように、さらさらと僕の蕾を撫でている。
また肉柱をすっぽり覆い隠してしまった皮の先端を、摘んでは放し、摘んで引っ張っては放しを繰り返し。
「おちんちん弄りがダメなら、お尻で攻めてみようかしらぁ?」
そう言って、姉さんは僕を跨ぎ、四つん這いになって大きなお尻を突き出してきた。
姉さんはちゃんと見た目すっきりしたきれいな体なのに、こうして見ると
ちゃんと女らしい、大きなお尻をしていると判る。
「クロアはお尻好きだもんね。さ、いじりなさいよ」
大きなお尻を、プリンプリン振ってくる。僕はドキドキしながら姉さんのお尻を両手で支えるように掴み、
その威容をまじまじと見つめる。僕の視界を埋め尽くす、でんとした大きなお尻。
僕は生唾を思わず飲む。男を誘うために甘く熟れた、巨大な牝尻……そんな喩えの似合う、卑猥なお尻だ。
僕はぴったり閉じた姉さんのお尻の谷間に、両手の親指を挿し込む。
そして、まるで熟れた果実を皮ごと押し開くように、力を入れていっぱいに広げてやる。姉さんは甘い声を出しながらお尻を震わせる。
「あぁん……クロア、そんないきなり強く広げないでっ」
そして僕はじっくりと姉さんの、人には絶対見られたくない部分を観察してやる。

653:583 (ここは食事中は見ないほうがいいかも)
09/06/02 05:20:57 7I3XOKdZ
谷間の奥には、お尻の穴の中心核とも言うべき、茶色く熟れた菊の蕾が息を潜めている。
それは美人な姉さんの顔とは対照的、正反対に臭く、汚い肛門。
経血で化粧をし、赤いシミをつけた姉さんの肛門。
濃い茶色をして皺が多く、閉じた形が歪で中心が少し窪んでいる。
ウンコを窄み切ったら、きっと穴周りにはたっぷりのウンコを残しそうだ。
そう、まるでお行儀の悪い子供が食後、口の周りに食べ物をいっぱいつけている様に。
(そんな行儀の悪い尻穴は、まさにクソ穴と呼ぶに相応しい穴だよね……)
毎回言葉にこそ出さないけれど、そんな少しひどい感想を、姉さんの尻穴へ抱いてしまう。
実際、たまに少しウンコの拭き残しも見たことがある。強いウンコの香りを、経血臭と一緒に漂わせていた。
そしてそんなお尻の穴の下には、女全開の生理中の下半身の唇が、淫らな華を咲かせている。
経血でべっとり湿り、黒い密林のような陰毛に覆われている様は、まさに淫靡な風格すら漂わせる、女の性器。
その大人の女の証は何もしてないのに開いており、大陰唇からはひときわ大きな小陰唇が飛び出している。
まるで鶏の頭の鶏冠の如き質感の外見で、色は鮮桃色から少し黒ずんでいた。
経血に汚れてこそいるものの、それすら艶かしさを引き立たせる材料になっている。
僕は思わず大陰唇を指で摘み閉じてみた。飛び出た肉の唇は、その中に収まりきらない。
姉さんの肉ビラが、どれだけ大きく飛び出しているかがよくわかる。
「こら、イタズラしない。ちゃんとご奉仕なさい!」
僕は姉さんに促されるまま、再び女の肉門を開き、
紫色に充血した肉のクレバスと、膣口、尿道口、そしてクリトリスと対面する。
膣口は少し開き気味で、今も少し残る経血をここから吐き出すかと思うと、姉さんとは別の生き物のような感じがする。
そことは少しずれた位置に隠されているはずのクリトリスは経血で彩られ、包皮に包まれていながらも、
勃起しないままにその大きさを主張している。
そして更に、姉さんの谷間の肉の溝には、週一毎度のことながら、いっぱい垢のようなものが溜まっている。
これだけで既に僕の眼前に充満する、結構なにおいの塊となっているのだが、姉さんの尻から
においとなって発される強烈な色気の素は、これにとどまらない。
仕事上がりの姉さんの体臭と、酸っぱいおしっこの香り、
さらに、チーズの醗酵したようなおりものと、秘部に溜まった垢の匂い、
尻穴の皺にこびり付いた、茶色い物体のほろ苦く臭い便臭。そして何より膣から溢れ出る、
もの凄く強烈な、生臭いを通り越して悪臭とも言うべき生理臭、
その全てがブレンドされて凄まじい誘惑の淫香となり、この眼前の巨大な尻をより淫らに魅せてくれるのだ。

654:583
09/06/02 05:21:47 7I3XOKdZ
こうして一週間の性器の汚れを掃除させられるのも最初は嫌だったが、だんだんと気にならなくなり、
しまいには性的魅力すら感じるようになった。のみならず、その匂いから姉さんの体調も少しだけ察せられるようになってきた。
ひょっとすると、僕はこの手の、女の人の体臭とかが元々好きだったのかも知れないと、思ったりもする。
こうしてここまで姉さんの強烈な匂いを嗅がされると、
僕は辛抱できなくなって、姉さんの女穴とお尻の穴にしゃぶりつき、音を立てながら愛撫し始めてしまう。
「んっ……そう、そうよ! いいわよクロア! ちゃんと舐めとりなさい!
 お姉様のアソコ、今週も凄く汚れてるでしょ。だから、ちゃんと汚いものを隅々まで舐め取って、綺麗にしなさい!」
「うん……姉さんの穴とお尻の穴、今週もすごく汚れてて、臭くて、汚いよ……
 一週間ぶりの汚い穴……でも、なんだか凄くいやらしいよ」
「バカ、クロアってほんと変態ね! いけない子……、実の姉にこんなことさせられて、いやらしく思っちゃうなんて。
 姉を綺麗にするのは、弟としての責務なの。あんたをメロメロにさせるためじゃないの! ホラ、ちゃんと綺麗にする!
 んん……でも、やっぱりクロアったら上手い。凄く気持ちいいわ……
 やっぱりこの感覚、ダメ、もう抑えられないわ。クロア、もっと舐めて。しっかり、舐めて! 臭いだろうけど、我慢しなさい」
「うん……本当に臭いよ。店で扱ってる薬品類にはいろんな臭いものがあるけど、
 こんなに臭いのは、やっぱり姉さんだけだね。弟の僕じゃなかったら多分、遠慮なく吐いてるよ。
 それに出血も多いけど……姉さん、最近多いの?」
「違うわよ、元々よ、そんなの! さぁ、無駄口叩かないで! あたしの大切なとこ、早く綺麗にしなさい!」
姉さんはお尻をブルブルと震わせ、僕の口へその巨大なお尻の穴や牝穴を、自分から押し付けてくる。
僕は姉さんの性器の垢を舐め取りながら、勃起したクリトリスやプ二プニとした肉ビラを思いっきり、
食い千切らんばかりに歯をたてて噛み付き、姉さんを責め立ててあげる。
少しばかりきつくしたほうが姉さんも喜んでくれるのだ。その度に姉さんは電気に打たれたように痺れて小さな悲鳴をあげる。
そして牡を受け入れるべき穴から、愛液をダラダラ流してくれる。
もちろんきつい責めばかりしていると後が恐ろしいので、ちゃんと僕は姉さんの膣口やお尻の穴へ
唇や舌を押し付け、まるで赤ちゃんが母乳を飲むように吸いたて、その中身を吸い出そうとしてあげる。
そして更に指を突き立てて生理の穴とクソ穴を穿れば、僕の指にはベットリと経血と愛液とウンコがついてくる。
もう中味をほじくられた段階で姉さんは陶然として、次の段階を待ち望むようになる。僕のほうも辛抱たまらなくなっており、
姉さんの両穴へ愛撫を続けながら、気づかれないよう、そっと下半身のいきり立つ欲棒の準備を始める。
そして姉さんの了解を得ず、姉さんに覆い被さると同時に膣口へ欲棒をあてがい、
一気に姉さんの中に挿入、結合を済ませてしまうのが、いつもの恒例悦楽行事となっている。

655:583
09/06/02 05:22:15 7I3XOKdZ
「ああん、なに! 今日もいきなり強烈なの来たわね! 挿れたの、姉さんにチンポ挿れたのね!」
「うん、姉さんのお尻が『セックスしたいセックスしたい』って誘うもんだから……」
「やっぱり出来た弟ね……クロア、いい子よ。さあ、もっと奉仕しなさい」
そうして、僕と姉さんは股間肉のぶつけ合いを始める。
「ねぇ……」
いつもなら、このまま声も出さずに肉奉仕を続けるのだが、今日に限って僕は当然の疑問をぶつけてみた。
「なに?」
「姉さん……僕以外の人と、してないの」
「……なぁに? お姉様が浮気して、知らない男、家に引っ張り込んだほうがいいっての?」
「いや、そういう意味じゃなくて、姉さん美人だし、とても年相応には見えないから
 男の人だってほっとかないだろうなと思って」
「ねぇクロア、そんなこと気にするぐらいなら、このままお姉様とセックスして、ちゃんとお肉でご奉仕してくれるかしら?
 ……本当はしちゃいけないことなんだけど、どうしても定期的に姉さんの女に火がついて、子宮がジンジンして、おさまらないの。
 誰彼に頼むわけにもいかないの。わかるでしょ? お姉様を、抱いてくれるわ・よ・ね・?」
まあ根っから嫌なわけじゃないし……と、僕は答えとばかりに激しく腰を動かし始める。
「あん、それでいいの。いい子ね」
姉さんもお尻を振りだし、僕と姉さんは再び獣のように激しく交尾を始めた。
姉さんに覆い被さり、腰を振りながら仰向けにした姉さんの胸へと両手を襲い掛からせる。
宙に飛び出た、型崩れしていないままのおっぱいをまるで手綱を握るように握り、激しく腰を叩きつけていく。
パンパンとリズミカルな肉と肉のぶつかる淫音を響かせ、こうして僕たち実の姉弟は、禁断のセックスに酔い痴れる。
そして、僕より早く姉さんは高みに達してしまう。
「クロア、もうダメ! 姉さんもうイきそう。一緒に果てなさい!」
そんな命令を受ければ、この淫欲の宴を終わらせるため、最後の指を発動させなければならない。
眼下で腰一突きごとにプックリ膨らんだり、引っ込んだりしている肛門へ、人差し指を一本あてがう。
それを一気に、根元まで突き挿すのだ。
「ダメ、お尻ダメぇえええ、イっちゃうぅううう」
こうしてあげると、まるであっけなく絶頂を迎えてしまう。
お尻の穴が姉さんの急所だと気付いてからは、これで終わらせないと、後で必ず文句を言われてしまうのだ。
そして、恍惚と蕩けた表情でまどろんでいる姉さんを組み敷いたまま、
自分のを一気に姉さんの膣穴で擦りたてていく。イッたばかりの絶頂の余韻で姉さんの膣は敏感になっているばかりか、
さらに子宮口までも突き上げられて、姉さんの顔がさらに切なそうになってしまう。
それがとても可愛く思えてしまい、僕が絶頂に達するかどうかというタイミングで、キスしてあげる。
そうすると姉さんも僕に応じてくれて、唇を思いっきり吸い舌をねじ込んでくれる。
そうして唇と股間とで結ばれあったまま、僕の子種は姉さんの中へと激しく噴射、膣内射精で姉弟のまぐわいは終わる。
姉さんがちゃんと日取りを調節してくれてるのか特別な薬を飲んでいるのか、姉さんが孕んでしまったことは一度もない。
そして今日も、自らの快楽のために僕の使役を終えると、服装を整えながら満足げに、姉さんは無駄話を始める。
「今日もあたしの臭いで興奮したのね? 変態な弟を持つと苦労するわぁ」
「興奮はしてないよ、変なこと言わないでよ……」
「こんな変態君はちゃんとあたしが面倒見なくちゃだわ。でも、もし彼女が出来ちゃうようなことがあっても、いいのよ?
 彼女とかいてもいいから、お姉様へのご奉仕も忘れないことね。また、来週あたりお願いね~」
一頻り無駄話をして満足すると、姉さんは自室へ去っていく。やれやれ。
こうして、僕は疲れと牝の臭いとでクラクラしたまま、眠らされる破目になるのだ。
これがほぼ週一前後にあるのだから、苦しいやら困るやら。
でもこっちだって気持ちよくなっているから、断固として断ることができない。
嫌いになれない姉だけに、僕の苦悩はさらに深まるのだ。

656:583
09/06/02 05:22:39 7I3XOKdZ
それからほぼ一週間。
「あの……」
今日もいつも通り、普通に店に立っていた。
そしていつも通り、アドルさんがいろいろ売りに来て、また蒼の秘薬を買っていった。
そしていつも通り、一日が終わるはずだった。
しかし。
「シアちゃん?」
紛れもなく眼前にいるのは、ガゼルさんとソフィアさんの愛娘、シアちゃんである。
父さんの方がここへ薬の類を買いに来ることはたまにあるが、シアちゃんが来るのは初めてだ。
「えらいね、おつかい?」
シアちゃんは首をふるふると振る。
「ここには……シアちゃんがほしいものは置いてないと思うんだけど……」
「あるよ」
「どれ?」
シアちゃん、表情を変えず人差し指をびっとこちらへ突き出す。まるで僕を指すかのように。
「え゛。ああ、この店そのものってこと……は、はは。冗談うまいね……」
シアちゃんはまた首を振る。
「クロアたん」
「あ゛」
「クロアたんが、ほしいの。いじわるなお姉さんにいじめられても、
 いっつもいっしょうけんめいで、じみちにがんばるそんなすがたに、わたしは心うたれてしまったの」
「ほ、褒めてくれるのはうれしいけど、それは」
「この街ぜんぶふくめて探しても、クロアたんみたいにかたぎでまじめなひと、そうそういないとおもうの。
 だからきめたの。わたしのおむこさんは、クロアたんしかいないって」
僕は絶句するしかなかった。シアちゃんはひたすらに続ける。
「わかってる。そんなすぐにおへんじはできないって。だから、まってあげる。
 これは、じさんきんがわり」
そう言ってシアちゃんは拾い集めたと思われるエメルのかけらを手渡す。
「いいおへんじ、まってるからね。じゃ」
言うだけ言うと、たたたっ、とシアちゃんは駆け出していった。僕はただ呆然とするばかり。
「クロア君……そんな趣味があったんだね」
振り向くと、エミリオ君がこっちを見てニヤニヤ笑っている。
なぜか脇のピッカード達までもが笑っているように見えてしまう。
「ない! 絶対ない! 断じて、ない!」
しかし、この光景を見ていたのはエミリオ君だけではなかったのだ。

657:583
09/06/02 05:23:18 7I3XOKdZ
今日は結構、仕事の終わりも手早く、姉さんの店の手伝いも早々と終えることが出来た。
けれども何故だ。姉さんはどう見ても不機嫌そのもの。
(離れたい離れたい離れたい今すぐ離れたい離れたい離れたいああ離れたい)
何があったか知らないけど、姉さんがこんな状態じゃ、どんなとばっちりを食うか知れたもんじゃない。
僕は早めに浴室へ行こうとした。しかし、ドスの利いた声音で呼び止められてしまった。
「な……な、に?」
「クロア、モテモテなことね」
「……なんのこと?」
「とぼけないで。……シアちゃんに告白されて、プロポーズまでされてたでしょ?」
(見られてた!?)
「あれは……そう、あれだよ! そう、小さい子の気の迷いか何かだろうし」
「そう。あんたは女の子の告白を気の迷いで片付けるような、軽薄男だったのね。
 女の子の本気に、年齢なんか関係ないわ。あんたはそんなことも解らない、とんだ鈍感男だったのね」
「い、いやそんなつもりじゃ」
「いいじゃない。受けてあげれば?」
「……え?」
「いずれあたしが商会を独立させた暁には、あんたには片腕になってもらう……
 そのためには、あらかじめ身を固めているのはいいことよ。すぐには結婚できないけど、
 仲良くしといてあげるのはいいんじゃないの?」
気のせいだろうか。どことなく姉さんの声は淋しげだ。
そのまま浴室へ向かったが、襲い掛かられることはなかった。
そして、姉さんが求めてくることもなく、そのまま無事に眠ることまでできた。
珍しい、どころか多分、こちらへ来てから初めてのことだと思う。週一の姉の性欲処理抜きで一週間が終わるのは。
姉の身勝手な強制肉奉仕から解放されて、ほっと一息ついた夜だった。

658:583
09/06/02 05:23:50 7I3XOKdZ
だが、そう思ったのも束の間。
見る見るうちに姉さんの様子がおかしくなっていった。
「クロア君、ちょっといいかの?」
「珍しいですね、バスラムさんがこの店に来るなんて」
「んむ。ロゼのことなんじゃが……何か、あったのか?」
「……いえ、特に思い当たる節は」
「そうか? そんなはずはないんじゃが。あんなに意欲的、ひどく言えば強欲な女が、
 こんな長い間店を閉じておるとは……本当に、何も聞いておらんのじゃな」
そう、あの日以来、姉さんは何も言わずただふて寝でもするかのように、ベッドから出てこなくなった。
理由は聞いても答えてくれないが、なんとなく、解る……解りたくないけど、解ってしまう。
「は、い……」
「そうか。じゃが、この状態は捨て置けん。と、なると。ここで、わしの秘密道具の出番じゃな」
お腹あたりを探っていたバスラムさんは、まるで効果音でも出してしまいそうな身振り手振りで、瓶詰めの白い粉薬を取り出した。
「?……」
「これはのう……ロムンのスットコドッコイのパープリンのノータリン、
 不義の不実の貪欲高慢、救いも何もない神も見放すようなどうしようもない野蛮人と違って、
 拷問を嫌う我らアルタゴの民が情報戦のために開発した薬……を、この地原産の品々で真似て作ってみたものじゃ。
 リムリア茸とオロイの実を絶妙な割合で配合し、カミオの花の蜜と火酒の混合液を使って煮立て……」
「あ、あの要点だけ」
「要するに、弟のお主にすら何も言っておらんじゃろう?
 じゃがこの薬は、どうしても隠したままにしておきたい本音を、
 隠したいものであればあるほどに言いたくなってしまう、という薬効を持つ。
 お主になら何か手がかりめいたものだけでも言うじゃろうし、言った後も姉弟同士、面倒がないじゃろ。じゃ、頼んだぞ」
バスラムさんは言うだけ言って去っていった、と思ったら。
「ああ、そうそう。その代金は、後でしっかりもらうからの」
「ええー……」

659:583
09/06/02 05:24:15 7I3XOKdZ
「姉さん、ここ、置いとくからね」
さすがに寝てても腹は減る。ここ数日は僕がこうして食事を枕元へ運んでいくのが日課。
そして今日の分は、例の薬入り。いつも通りなら、僕は食事を置いて去っていく。
……のだが、今日は離れたふりをして、隠れて様子を見る。あの薬は即効性だと聞いていたためだ。
果たして姉さんはもぞもぞと起き上がると僕の作った食事に手を付け始めた。それから先は早い。
早々に器は空となり、それを脇に置くや否や姉さんは横になり寝てしまった。
(まずい、寝てしまう前に……)
僕は器を片付けに来たふりをして、姉さんに話しかける。
「……あら、今日は片付けが早いのね。心配してくれてるつもり? いつもならお店のほうが大事なのに」
横になったままでも、やっぱり口調はいつもの昼のように、突き放すような感じだ。
「そんなことないって。心配だよ。どっか痛いの? ずっとお店閉めちゃって」
「あたしの店を、いつどんな理由で閉めてようと、あんたには関係ないでしょ」
そのまま黙ってしまい、目を閉じてしまった。
薬も意味がないのかと思い、姉さんから離れようとしたその時、
後ろから姉さんの声がした。と思って振り返るや否や、そこには既に立ち上がった姉さんがいた。
「ど、どうした、の。姉さん……」
「気が変わったの。ねえ……今日こそ、はっきりさせてもらうわ」
「なに、を……?」
姉さんはいつもの圧倒する調子で、ずいっと迫る。眼前にいつも通りの強面の表情の姉さんがいる。
「あんた、あたしのこと、どう思ってるの?」
「???……」
「いっつも、あたしのほうから、あんたをいろいろ動かしてばかりだった。
 それはあんたが自分から進んでのことじゃないわ」
「そりゃ……まあ。逆らったら、何されるか分からないし」
「そういう問題じゃないの。あんた……あたしのこと、好き?」
「……え?」
「好きなの、嫌いなの?」
「そう、言われると……」
「どっちなの、はっきりしなさい!」
と言われても、悩んでしまう。何も言えないでいると、姉さんは俯いて黙ってしまった。
「……ど、どうしたの?」
「そうよね、あたし、今だって、こうしてクロアのこと困らせてる……」
(え、薬、効いてきた?)
いつもと調子が違う。もしやこれが、姉さんの本音に近い言葉……?
「姉さんのくせに、弟のあなたを困らせてばっかり……
 こんな悪い娘じゃ、好きか嫌いかの答えに迷っちゃうのも、当然だよね……」
こっちが言いたい事を代わりに言ってくれている……
「でもね……」
その時向けられた姉さんの瞳は、涙で濡れていた。
「あたし……クロアには、つい意地を張っちゃうの。わがままだって、つい、言っちゃう。
 姉さんだから、弟なんだからこのくらい、って。なんだか、どうしようもないの。
 クロアを目の前にしちゃうと、一人しかいない弟なのに、
 ついいろいろ、いけないこと言ったり、しちゃったり……後悔してばっかり」

660:583
09/06/02 05:24:51 7I3XOKdZ
僕は何も言えなくなった。姉さん、そんなこと思ってたんだ……
「こんな姉さん……いや? でも、イヤだって言っても、あたし……放したく、ない。
 誰にも、あげたくないの。あたしだけのものに、しちゃいたいの。イヤ……な、の?」
姉さんの力強い抱擁が僕の体を締め付ける。
「いや……じゃ、ないけど」
「でも、いっつもわがままで強引で自分勝手で、クロアの事こき使って、ついには
 渦の中へ流されちゃうきっかけまで作っちゃった……、あなたのことなんか全く考えない、そんなダメダメ姉さんだよ?」
(そこまで分かってて、なんでいっつも、そう振舞うかな……?)
少し呆れたが、やっぱり思い直して答える。
「それは、たしかにそうなんだけど……でも、一人しかいない姉さんだから」
「クロア……」
「なんだかんだ言って、ここへ来る前も、ここへ来てからも僕を助けてくれてるし……
 そりゃいっつも姉さんには振り回されてばっかりだけど、やっぱり頼りになる姉さんだよ。
 まだまだ仕事のこととか、姉さんから学ばなきゃならないことだっていっぱいあるし。
 だから、その……ぼくのそばにいるのは、やっぱり姉さんじゃなきゃ、ダメ」
僕は姉さんの後悔交じりの困惑に、やっと話してくれた正直な気持ちに、同じ抱擁で答えた。
「あんたったら……あんたったら、どうしてそこまでそんなにいい子なのっ!」
姉さんはそう言うや否や僕の唇を奪い、強烈に吸い立ててきた。
(わっ、いきなり!?)
「子ネコのクロアちゃんはあたしのモノ……。誰にも、あげないんだからっ」
そんなことを言いながら、姉さんは涙声だった。キスしながら、愛しげに頭を撫で回してくれる姉さん。
(姉さんって、こんなに可愛かったんだ……)
僕は姉さんの知られざる一面をいきなり知らされて、その魅力の熱に浮かされてしまった。
「こんなにクロアがいい子ちゃんに育ってくれてたなんて……
 いつも、いっつも、あたしが疲れてても週に一度はクロアのこと気持ちよくしてあげてたけど、
 もっと、もっと気持ちよくしてあげたくなっちゃう!」
(あれ、僕へのサービスのつもりだった、の……?)
なんという間違った弟サービスだったのだろう、と呆れとも驚きともつかない感慨が僕を襲う。
でも、それは今の僕には無意味だ。姉さんはいつものように僕の秘密の部位を探り始めている。
でもそれはいつもの急き立てるような熱い動きではなく、本当に僕そのものを慈しんでくれるような、穏やかな熱を伴うものだ。
「あは……クロアの、やっぱり硬いね」
剥き出しにした僕のものを見て姉さんは満足そうに撫で回し、存分にその硬さ、形を、指で堪能していく。
「クロア、倒れて。寝ちゃって」
「う、うん……」
いつもなら突き飛ばさんばかりの勢いで無理やり倒すのに、今日はちゃんと促してくれた。
(これが、姉さんの本当の姿……)
僕は本気で姉さんのことを好きになりかけていた。僕が横になったのを見届けた姉さんは、
直立不動で姉の到来を待っている雄の槍へ、今度は指でなく舌で遊び始めた。
そうして僕はまた、されるがままになろうとしていた。しかし。
「姉さん……いっつも僕が責められてばっかりだから、今日は僕から……」
今までそんな素振りを見せたこともない、姉には絶対服従、
されるがままの弟がそう言ったのを見て、姉さんは少し驚いたようだった。
でもその一瞬の後、微笑みを取り戻した姉さんは、その細く締まっていながらもちゃんと肉の充実した肢体を開き、
僕を迎え入れるための大胆な体勢になった。
女の人そのものを全開に押し開いた、牡との交接を歓迎する牝の開脚。
「じゃあ……クロアので、あたしを貫いて。
 今までクロアをいじめちゃった分、あたしをいっぱいいっぱい、
 その硬くてぶっ太いので、いじめて!」
既に上の唇からも下の唇からも、姉さんはよだれを垂らしきっていた。
姉さんに乗られてやったことはもう何度もある。でも、自分から姉さんに乗っかるのは、多分これが初めて。

661:583
09/06/02 05:25:22 7I3XOKdZ
「あんっあんあんあん、あぁ、あん、うくぅんっ!!」
姉さんは甲高い、仔猫のような鳴き声で僕の動きに応えてくれた。薬がよく効いている、んだと思う。
「ああっもう、大好き! クロアちゃん大好きなのっ!
 可愛くてたくましくて、あたしの言うこといっぱい聞いてくれるやさしいクロアちゃぁんっ、
 いっしょう、いっしょにいてくんなきゃ、ヤぁああっ。
 ダメぇえへぇええっ、もう、あたし、クロアたんじゃなきゃ、やぁだぁあぁぁあ」
こんなだだっ子のような姉さんに、僕は内心ときめいていた。
そして、さらに泣かせてあげようと思った。いっぱい、僕の動きで泣かせたかった。
「あぅん! クロアちゃんたくましぃいいいいい!! りっぱでげんきなぼうや、
 おくまで、おくまれ、きちゃってりゅのぉっ! しゅき、ひゅきぃ、だいしゅきにゃにょおお!!」
女王様でいなきゃ強さを保つことのできない、そんな見栄っ張りな姉さんの中を、もっともっと知りたい。
その秘められた奥深くまで、僕の肉棒で抉り出してやりたかった。
逞しく太い肉棒を出し入れして、姉さんの正体をどこまでもほじくりだしてやりたい。
「ぼく・・・ぼく、もっと! もっと、姉さんのこと、知りたい!」
「うん! クロアたん、もっとおねえちゃんのこと、わかってぇ~。もっと、もっとずぽずぽして
 あたしにクロアたんの、あじわわせてぇへえ……」
言われるまでもなく、僕は思いっきり腰を叩きつけてやる。
「姉さん! ぼくに、全てを、見せるんだ……あぁっ」
「うん、見せちゃう、見せちゃうぅ! クロアちゃんにあたちのしゅべてぇ、見てほしいのぉ!
 もっといっぱい、あたしのこと、わかってほしいのぉ!」
なおいっそう、姉さんの瞳から零れ落ちる滴の量が増したように思うのは、多分気のせいではない。
「じゃあ、このチンポで姉さんの全て、ほじくり出してあげるよ!」
僕は思いっきり、姉さんを貫いた。まさにとどめを刺すような勢いだと思う。
僕はただ、姉さんをもっともっと、狂わせてやりたかった。
「いいのぉ、いいの、いいのいいにょおぉ、これいじょうかんじちゃったら、あたしばかになっちゃう!
 うぅん、あたちもう、おばかちゃんにゃのぉ、クロアたんちゅきちゅきびょう、っていうびょーきなのぉ、
 びょーきのせいでこんな、おばかしゃんになっちゃってりゅにょおぉお!」
(う、わ……バスラムさんの薬、ちょっと効きすぎかも。でも……)
姉さんの狂い方は驚くほどのものだった。それは、僕は姉さんを本当はどう見たかったのか……
それを再考させるほどの衝撃だった。そうして、気づいたことがあった。
僕も、お姉ちゃんに、狂いたいんだと。
姉さんがこんな風に狂ってるように、僕も姉さんに、狂いたい。
「僕もバカになっちゃうよぅ! お姉ちゃん、お姉ちゃん! お姉ちゃあぁあん!」
僕も狂ったように、姉さんへ腰を前後に振り立て始めた。
長年隠していた気持ちをまとめてぶつけるような、自分でも驚くほどの激しさだった。
僕も姉さんも、お互いに甘えたかっただけなのかもしれない、でも、どちらからも言い出せなくて。
「ばか! バカ! クロアのおばか! こんにゃにあたしを気持ちよくさせちゃってぇ、
 どーすんのよぉおおお! クロアのぉ、おばかさぁああああんんんっ」
「ぐすっ……ひっ、ひどい、よぉ……おっ、お姉ちゃんのほうっが……おバカ、だ、よぉっ。
 でも、そんなおバカなお姉ちゃんが、ぼ、ぼく、は、だ、い……す、き、なんだ、よ……?」
「クロアちゃ、ん……んっ、んんっ、んっ」
快感の嵐に心も体もほだされながら、途切れ途切れの告白。
姉さんは涙を浮かべつつ、まるで夢見心地の火照った表情、口も半開きで脇からはよだれ垂れ放題のだらしない顔になっている。
姉さんは快感に蕩け呆けながらも、僕の告白を満足げに聞いていた。
たぶん、受け入れてくれた、のだと、思う。それでも、僕たち二人は動き続けていた。
互いが互いのために。相手が気持ちよくなるために。
「もぉ……いっ……ちゃう、のぉお」
「イッて! 姉さん、僕と一緒に! 一緒に、気持ちよくなってよ!」
「いいわ、可愛いクロア……あなたと、一緒なら……」
そして、しばし二人は沈黙し、その代わり、二人が愛の終着液目がけて粘りを掻き混ぜ合う激しい音が高まっていく。
息遣いが荒くなり、二人は来るべき肉の交接の終末を意識した。
「あ、あぁぁああぁぁあああああっ!」
絶頂の叫びは、二人の声が重なり合っていた。

662:583
09/06/02 05:25:52 7I3XOKdZ
「ねぇ……」
真っ暗な視界。隣同士で、まだお互いの熱気が忘れられないまま、姉さんの声だけが聞こえた。
「なに?」
「さっきの……ホント?」
窓からは星明りと虫の声だけが、夜の沈黙をより引き立たせている。
「……告白?」
「バカ、それ以外何があんのよ」
「本当、だよ……姉さん、は?」
「あ、あたし、は……その……」
黙ってても分かる。姉さんの尻すぼみになった声のその先、何を言いたがっているのか。
でも言葉を出す前に、姉さんは体で表現した。すぐ隣にいる僕の上へ、がばっと覆い被さる。
そして力いっぱい抱きすくめる。
「クロア……大好きっ」
僕は姉さんの本音に、ぎゅっと抱き返して伝える。僕も大好きだ、と。


未明の群青の空には、既に朝焼けの色味が、僅かながら差している。
窓から漂う朝の気配に、僕は目覚める。
隣からはまだ姉さんの寝息が聞こえてきた。無防備な寝顔をじーっと見ていると、改めて思う。
(やっぱり、姉さん……きれいな人だな)
今さらな事だが、こんな至近距離で見ていたらどうしてもそう思ってしまう。
閉じられた目を彩る睫毛も、その鼻筋も、姉にしておくには勿体ない……もし、血さえ繋がっていなければ……と、
見とれていくに従い、だんだん距離が縮まっていく。
その肌の熱が感じられる距離まで来たとき。
姉さんの目がパッと開いた。
「わあっ!」
こっちは驚いて後ずさるも、姉さんのほうは予想外に、ただ頬を赤らめただけだった。
「……クロア、こっち来なさい」
声色はすっかり甘々の夜モードから恐怖の昼モードへと変わっている。
恐る恐る、横たわったままの姉さんへ近づいていく。
「もっと。顔近づけて」
言われたとおりに、さっきの位置まで近づける。待つはビンタか拳骨か……
思わず目を閉じてしまう。
「ん……」
姉さんがくぐもった声を洩らしたかと思うと、唇に温かいものが触れたのを感じた。
目を開けると、そこには目を閉じたままの姉さんがいた。もちろん姉さんの唇は、僕の唇にそっと寄り添っている。
口を塞がれて何も言えないまま驚いていると、姉さんが目を開けて離れていく。
こっちがどきまぎしている間に、ぷいっと体を向こうに返して、また姉さんは寝てしまった。
「い、言ってくれれば、キスぐらい、してあげるんだから。ま……また、こうしてあげても、いいんだからねっ。
 姉として、キスのやり方から教育してあげなきゃいけないなんて……ほんっと、世話の掛かる弟よね。
 まだ、寝ときなさい。ここで……寝ても、いいんだからっ」
まだ唇には姉さんの感触が残っている。僕の頬は確かに赤く、温かくなっていた。
僕は迷うことなく、姉さんの背中に密着しての二度寝を決めた。
姉さんの背中。頼りになる、強いお姉さんの背中。
そんな姉さんとまた布団を共にできた僕は、その背中へ全てを預けるように、丸まってくっつく。
すると、姉さんの手が何かを探るように僕のほうへと伸ばされてきた。それは下半身に伸び、股間へと至り……
果たして、昨晩大いに姉への務めを果たした男の欲棒を掴んできた。だが、動きはそこで終わり。
僕のペニスを握りしめたその手は、まるでその暖かさを味わうかのように緩く握られたまま、僕を包み続けていた。
僕も姉さんを背中から抱きしめたまま、悦びの余熱を堪能することにした。

663:583
09/06/02 05:26:20 7I3XOKdZ
「ごめんね、シアちゃん」
「んーん。いいの。ママからも言われてるの。人のこいじはじゃましちゃいけないから。
 もう相手がいるんじゃ、しょうがないよね」
「持参金、返さなくちゃね」
僕はエメラスの指環をポケットから取り出して手渡す。エメラスの澄んだ緑色が朝の輝きに映えている。
「あれ? エメルじゃない……」
「あのエメル、リーヴさんにエメラスの指環にしてもらったんだ。
 また、別のお婿さん候補が現れたら、今度はこれをあげるといいよ」
「ありがと。こんなに気をつかえる人を手ばなしちゃうのは、おしいけど……うん、わかった」
指環をぐっと握りしめると、たたたっ、とシアちゃんは向こうへ駆けて行く。
「やれやれだったね」
エミリオ君が他人事のように後ろから声をかけてきた。
「本当だよ。君はいいよな。目に入った女の子に手当たり次第、憧れてりゃいいんだから」
「……。そんなことより、君がリーヴさんからもらった指環は、二つじゃなかった?」
「よく見てたなあ……そうだよ、シアちゃんからもらった分に僕が持ってた分を足して依頼したんだ」
「もう一つはどうしたんだい?」


「あら、黒いお兄さん。久しぶりね」
「ああ、あんたには長い間世話になったな。で、だ。今日は研ぎも手入れも普段より念入りにしてくんねぇか。
 代金は弾むからよ。ちっとこれから、とんでもなく厄介な奴を相手にしなきゃならねえんでな」
ガッシュは身につけている武具を一つ一つ外すと、カウンター越しにロゼへ渡していく。
そして一通りの手入れも終わって武具の受け渡しの際、ふと、ガッシュはロゼの手の雰囲気がいつもと僅かながら違うことに気付く。
「……? あんた、そんな指環つけてたっけ?」
「ああ、これね。もらったのよ」
「へっ、そうかい。モテる女はつらいねぇ。何人目の恋人なんだ?」
「そんなんじゃないわ」
「……そうか。婚約、か。その、祝福するぜ」
「ありがと。ちょっと違うけど、似たようなものね。
 恋人じゃないけど、大切な人からの贈り物なの。これからも、ずっと一緒にいようっていう……」
「そうか。それはせいぜい大切にしてやんな。世の中には、近しい関係だからこそ、
 敢えて、残酷な役割を果たさなきゃならんことが、あるからな」
ガッシュの意味ありげな言葉が気になったが、ロゼはいつも通りにガッシュを送り出す。
そしてまた、沈黙が店内に戻る。ロゼは指環の輝きを再確認した。
そして誰にともなく、願う。もっと素直になれますように。
夜の力を借りなくとも、もっとあの子のことを、大事にしてあげられますように。
そして、ずっと、一緒にいられますように─
姉と弟である以上、決して叶えられることのないそんな願いを胸に、ロゼは指環の嵌められた手を、
またそっと、指環ごと握りしめたのだった。
(姉と弟であることが二人を分かつまで……)
目を閉じて、外にいるはずの、愛すべき弟の笑顔を思い描く。
いつか自分の商会員として活躍させるべく、ちゃんとした奥さんを迎えて明け渡すべき弟。
そうしていつか、離れていってしまう弟。
(クロア、それまで、もっともっと、二人の思い出、作りましょうね)
それでも、いやそれだからこそ、姉として、一人の女の子として、弟のことをもっと愛したかった。
(そして、もうちょっとだけ……あたしが素直になれるまで……待ってて、ね)
─了─

664:583
09/06/02 05:28:19 7I3XOKdZ
やっちまいました。自重という言葉など知りませぬ。
後続の職人さんに期待しまして、これにて失礼致します。

665:名無しさん@ピンキー
09/06/02 06:08:00 j8MWHmcS



















































ニメア


666:名無しさん@ピンキー
09/06/02 06:09:20 j8MWHmcS



















































デレモゥ


667:名無しさん@ピンキー
09/06/02 06:10:42 j8MWHmcS















































ィヴフ


668:r>  魔法を放ちながら、アルウェンは毒づく。  アークシェロブが岩の壁を出現させた。攻撃や防御のためではなく、アルウェンの進行方向を奪うために。いきなり道を塞がれたアルウェンは、それでもフォースアローを止めずに進行を急停止する。  続いて、退路をも閉じられた。背後と左右に壁、正面にはアークシェロブ。もう逃げて時間を稼ぐ事すら出来ない。  背後の壁に密着するほど後退し、アークシェロブを無視してフォースアローを撃つ事に全力を注いだ。ここで立ち向かうのは唯の無謀であったし、逃げを優先しても負けを先延ばしにするだけで勝機を失う。ならば、とリスク覚悟で最後の賭けに出た。  アークシェロブの足が大きく振り上げられる。あんなものを全力で振り下ろされれば、アルウェンなど簡単に真っ二つにされるだろう。その結果に恐怖心を覚えないわけが無い。しかし、それでもアルウェンは魔法を撃ち続けた。  振り下ろされる硬質的な足は、やけにゆっくりと迫るようにアルウェンには見えた。もう駄目か、と半ば諦めた時、部屋の中にけたたましい悲鳴が反響する。  アークシェロブが足を止めて、天井を確認した。そこには、部屋の大きさよりも二回りほど小さい岩が、アークシェロブに向かって落ちてきていた。  アークシェロブの大きさをゆうに超える岩は、ぐしゃり、という音と激突の轟音、大地を揺るがす大きな地震を引き起こす。  目の前でアークシェロブが潰れるのを確認したアルウェンは、しばらく呆然としていた。やがて緊張が解けたのか、壁にもたれかかりながら座り込んだ。 「……かなり危なかった。魔法が効かぬ相手とはこれ程厄介だとは思わなかったな」  正直、負ける可能性の方が高い相手だった。ここが偶然逃げ場のない場所であり、偶然天井に亀裂が走っていた。この要素が無ければ、勝てなかっただろう。  アークシェロブが潰れた場所に、光が浮いていた。それにむけてアルウェンは手を伸ばす。光は手に導かれ、アルウェンの胸のかなに消えていった。 「ふむ、魔力は無事回収できた。良しとするか」  アルウェンは立ち上がり、塞がれた出入り口まで歩いていった。かつん、と杖で一度地面を叩くと、まるで何も無かったかのように岩は沈んでいく。  アークシェロブに吹き飛ばされたルゥは、すぐに見つかった。転がっていたルゥを抱き上げ、体を確認する。目立った外傷はなく、ただ気絶しているだけだろう。アークシェロブの落下に直撃もせず、これだけ吹き飛ばされても怪我一つ無いのは運が良かった。  アルウェンはルゥを抱えて、セクンドゥム廃坑を出て行った。  ルゥが目を覚ましたのは、ちょうどセクンドゥム廃坑の入り口に差し掛かったところだった。 「ん……」 「ルゥ、目を覚ましたか?」 「え……ひ、姫さま!」  自分がアルウェンに抱えられている状況に驚いたルゥは、すぐに飛び上がった。顔を真っ赤にして恥ずかしがりながら、頭を何度も下げる。 「もうしわけありません、姫さま! 姫さまのお手を煩わせてしまうなんて!」 「よい。ルゥが無事だったのだ」  そう言って、ルゥを諌める。それでもルゥは、申し訳なさそうにしていた。  埒が明かない、と判断したアルウェンは話を変える。 「それで、ルゥは私の魔力が他の何処にあるか知らぬか?」 「はい、北にある人間の村の近くに反応がありましたが……。他にはまだ」 「そうか。ルゥは引き続き私の魔力をさがしてくれ」 「そんな! 私も一緒に連れて行ってください! きっと役に立ちます!」



669:アルウェンRPG VS アークシェロブ編 勝利
09/08/13 23:06:30 VYYRq+xc
 ルゥの言葉に、いいや、とアルウェンは否定した。
 ルゥの実力は、戦闘に向かないとはいえ並みの魔物を相手にするならば十分通用するだろう。しかし、その程度では不足する相手が必ず出てくるだろう。例えばアークシェロブであったり、魔人モンブランであったり。
 あれほど強力な敵が出てきた場合、ルゥが居るのは枷にしかならないだろう。それを正直に言っても聞かないのは、アルウェンも承知している。
「いや、やはり私の魔力を探してくれ。魔力を手に入れた後探して、では効率が悪すぎる。時間を失っては元も子もないのだ。それに、魔力の一部とはいえ取り戻した私が万が一にも遅れを取ると思うか?」
「……いえ」
 そう言われても、ルゥはまだ迷っていた。確かに今のアルウェンからは、ルゥではとても及ばない魔力の力を感じる。それでも、尊敬する主を一人にするのは心配だった。
 ルゥはアルウェンの目を見た。その目は、力強く"信じろ"と言っていた。
「……分かりました。絶対に魔力を探し出しますから、姫さまもお気をつけて!」
「当然だ、まかせよ」
 そう言葉を交わし、ルゥは飛び去っていった。アルウェンはルゥの姿が見えなくなるまで見送ると、北にある村まで歩き出す。
 一度言った場所ならばある程度条件が揃えばワープできるが、北にある村には行った事がない。夜間であれば空を飛べたのだが、まだ陽は高く飛ぶ事は出来ない。
 少々距離があるな、と思いながらも、アルウェンは徒歩で移動しだした。




 ルゥの言っていた村、ロアルタ村の村長に話を聞いてみたところ、村の東にはオルディウム神殿という場所があるのが分かった。最近注目されているらしく、今日も少年少女の二人組みが見に行ったとか。
 他に当てがあるわけでもないので、とりあえずアルウェンはその神殿を見に行った。感じられる魔力はなお微弱ではあるが、それでも近付いている事が分かる。間違いなく正解だった。
 神殿近くまで来ると、岬がありその先は湖だった。その湖に頭だけを出すように、神殿は存在していた。その様子に、アルウェンは嫌そうな顔をする。
 岬の先端には、一組の少年少女が居た。あの二人が村長が言っていた観光客なのだろう。
 ふと、自分以外の強い魔力の気配を感じ取り、その気配をたどった。発信源は二人組の少女の方だった。少しばかり離れていても感じ取れるほど魔力があり、またよく鍛錬したのだろう魔力の流れはよどみ無いのが分かる。
 単純に魔力量だけ取っても、弱体化しているとはいえ規格外の魔力を持つアルウェンより上である。才能と言う一点においては破格のものを持っていた。
 少女の資質に感心しながら、アルウェンは近付いていく。岬に着くと少女の方から声をかけてきた。
「あら、お姉さんもここ身にきたの?」
「そんな所だな。そなたらもか?」
「は、はい! あ、僕はポックルって言います。えっと……」
「取り乱すな見苦しい。あ、ちなみに私はピピロね」
「ふむ、私の事はアルウェンと呼ぶがよい」
 ポックルが緊張している理由は不明だったが、ピピロには分かっているらしいので放置した。なんだか少し落ち込んでいるような気がするが、多分気のせいだろう。
 まるで兄弟のように仲のいい二人を見ながら神殿の方を確認し、ポツリとつぶやいた。
「しかし、これは入れなさそうだな……」
「そうなんですよ。僕たちも中を見に行こうと思ったんですけど。ボートもないんじゃ向こうまで行けませんし……」
「だから、無理なものは無理なんだからいいじゃない。さっさと帰っておやつでも食べましょ」
「ピピロ……もうちょっと真面目にやろうよ」
「もう十分真面目じゃない。ズブ濡れになりながら泳いでくほどの義理はないわよ」
「事情がありげだな」
 二人の会話を聞くに、彼らは望んでここに来ているわけではなさそうだ。
 ポックルはあわあわと慌てたが、ピピロはそれを一喝して黙らせ、アルウェンに言う。
「まあね。ちょっと代理で届け物を持ってきたんだけど、それを盗られちゃったのよ。それで犯人を探索中」
「なるほどのう。オルディウム神殿は、確かに隠れるには都合のよさそうな場所だな」
「そうなのよ。けど、別にあそこだけが盗人に都合がいい場所って訳じゃないし。他の場所を見てみるわ」
 ひらひらと手を振り、ピピロは歩き出した。ポックルがあわててその後を追う。
「じゃあね、お姉さん。私たちは先に帰るわ」
「また機会があったら会いましょう!」
「ふむ、息災でな」

670:アルウェンRPG VS アークシェロブ編 勝利
09/08/13 23:07:00 VYYRq+xc
 アルウェンも答えながら、二人を見送った。姿が見えなくなるのを確認し、さて、とオルディウム神殿に向きかえる。
 確かにこのままでは神殿まで行けないだろう。しかし、今のアルウェンには地の魔法がある。道は無ければ作ってしまえばいい。
 アルウェンは杖を掲げ、呪文を唱える。杖の深緑の宝玉から光が発し、光は大地へと沈んでいった。
 大地が振動し、湖の波紋が次第に大きくなる。水面から何本もの岩が飛び出し、その後に平坦な岩がいくつもせり上がる。岩は互いをつなぎながら、人一人通るには十分すぎる道を作り出した。
 ごん、と大きな音がして、最後の岩が飛び出る。その衝撃に驚きながら、アルウェンは神殿を見た。
 最後に飛び出た岩は、神殿の構造物の一部を破壊しながら入り口までの道を作った。破壊された神殿の一部は、水しぶきを上げながら水の中に沈んでいく。
 その様子を見ながら、アルウェンは汗を一筋流した。
「少し……やり過ぎたかのう」
 最初から見事な形で残っていた訳でなかったが、今はさらに無残な姿を晒している。
 掲げた杖を下ろし、神殿を見続ける。しばらく沈黙を保っていたアルウェンは、吹っ切って胸を張った。
「まあ、過ぎた事は仕方が無い! 何かあればその時に謝罪をしよう!」
 そう言って自分を満足させ、神殿へと足を踏み外さないように慎重に歩き出した。アルウェンは泳げないので、もし水の中に落ちてしまったら事である。
 神殿の中に入ったアルウェンは、眉をひそめた。水は内部にまで浸入し、今も服を濡らしながら股下あたりまで水が張っている。波打つとぴちゃぴちゃと水が股間に触れ、それがまた気持ち悪い。
 これだけ水が高いと機動力を大きく削がれる。それでも、遠距離攻撃型のアルウェンは機動力重視の接近戦闘型より遥かにましだが。
 ぱちゃぱちゃと水を掻き分けながら、アルウェンは進んでいった。

671:アルウェンRPG
09/08/13 23:10:04 VYYRq+xc
以上。
次回はエロありです。多分。
エロシーン以外を長くしても誰得なんで、サクサク行こうと思います。
あと、ボスキャラ敗北以外にもBADシーンってあった方がいいかな?
もし必要ならどんなシーンでどんなシチュが欲しいか教えて欲しいです。
必ず反映できる、とは言えませんが、参考にしたいと思います。

672:名無しさん@ピンキー
09/08/13 23:57:26 Se/4sk4P
キター!! 俺は猛烈に感動している。>>700超乙でございます

673:名無しさん@ピンキー
09/08/14 09:56:55 q9Dtw6vC
久しぶりにゴッドktkr

書き手の好きなようでいいんじゃよ。強いてあげるなら流血グロが苦手なくらいで。

674:名無しさん@ピンキー
09/08/17 22:31:39 /YY43WB6
全裸待機してたけど最近夜が冷えるから堪えるぜ・・・

ところでボス撃破とGameOverへの派生は、ダンジョン内でのネチョ「後」で派生してんだよね?

675:アルウェンRPG
09/08/18 04:36:39 69deKeY/
>>703
そうです。選択肢一個の間違いでバッドエンド直行するゲームみたいなもんだと思ってください。
基本一本道で道中エロい事されつつミッションをクリアせよ、みたいな。
ちなみに道中エロは地火風水のダンジョンのみの予定です。バッドは各ボスごとにやる予定ですが。

あと、長々と書いてしまったのでついでに。
今まで私の愚作を楽しみにしていてくれた方、長い間更新途絶していてごめんなさい。
作者はド変態なので基本ハードです。ごめんなさい。けどハードSMとかリョナとか激しいスカとかは作者もダメなんで、その点は安心してください。

最後に、作者はリアルの環境的に木曜の夜が一番投稿しやすいです。
投稿する時はだいたいそのへんになると思うので、服は着ていてくださいw

676:名無しさん@ピンキー
09/08/18 07:50:17 foSm7mzA
リョナもハードSMも苦手だけど、真祖の回復力的にあり得る展開かと思ってたがなしか。

スカはなー。文字だけ→問題ない、絵がある→ちょっと勘弁、リアル→ぜってーないわ、というよくわからない癖があるんだよなぁw

677:名無しさん@ピンキー
09/08/19 00:37:29 LiPsCJa1
投稿は木曜日前後と聞いて

 ヽ(゚∀゚)ノ トキハナッテマツ!! ライシュウノモクヨウビデモ! サライシュウデモ!!
  (   )
  ノ ω ゝ


678:名無しさん@ピンキー
09/08/19 07:56:54 LiPsCJa1
>>706
 ヽ(゚∀゚)ノ ヽ('A`)ノ
  (   )   (  ) 
  ノ ω ゝ  ノω|



679:名無しさん@ピンキー
09/08/19 07:58:01 LiPsCJa1
並べられるかと実験してたら書き込んだ俺バカスorz 寝る。

680:名無しさん@ピンキー
09/08/19 08:31:22 bX5ZVXGV
m9(^д^)

681:名無しさん@ピンキー
09/08/20 20:45:01 csGwZRXj
全裸待機セット完了

682:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:05:39 I7tZsmDn
 オルディウム神殿の敵は、かなり厄介な相手だった。
 強さで考えれば、セクンドゥム廃坑いた魔物と大差は無い。いや、むしろ弱いくらいだった。
 水中内に生息する魔物は、機動力が高かったのだ。水中のちょっとした変化を即座に察し、回避や攻撃を効率よく行う。また、アルウェンの背後を取るような知能も持ち合わせていた。
 加えて、アルウェンは戦闘中に殆ど身動きが取れない。方向を変える、と言うだけならば腰を回せば済む事だが、移動するとなると水が大きな足枷となってしまう。無理に動こうとして、最悪転んだら目も当てられない。水中は魔物のフィールドなのだから。
 アルウェンはすぐに魔法を切り替えた。フォースアローは威力こそ高く速度も速いが、攻撃は直線的で範囲も狭い。オルディウム神殿の魔物を相手にするには向かない魔法だ。
 取り戻したばかりの魔法、地裂の魔法・アースインパクトを放つ。アルウェンを中心に広域に大地の魔力が走り、魔物を吹き飛ばした。
 アークシェロブの拙い魔法では地面ごと魔法の影響を受けたが、アルウェンが使えば大地に影響させず効力のみを現す事も可能である。
 性能は優秀であるが、当然弱点も存在する。魔法の影響が及ぶのは、地面からアルウェンの胸元程度までである。浮いている敵には効果が無いのだが。
 水面はアルウェンの股下程度であり、魔物の殆どは水中にいる。アースインパクトの効果範囲にほぼ全ての敵がいる今の状況なら、これほど効果的な魔法はない。
 アースインパクトが魔物どもを吹き飛ばす。セクンドゥム廃坑ではあれほど厄介だった数も、今では全く問題にならなかった。回収した魔力の分だけ、魔法の威力も上昇している。
 迫る敵をひきつけ、アースインパクトを放つ。たまに耐久力の高い魔物が出てくれば、それにはフォースアローで対応した。
 気づけば、魔物は居なくなっていた。全て駆逐したのか、それとも敵わぬと考えて逃げたのか。どちらにしろ警戒は解けないが、少しばかり楽になる。
 先に進もうとして、アルウェンはふと部屋の隅を見た。視界の端で何かが動いたような気がしたのだ。
 そこには、平べったいエイのような魔物が居た。愛嬌のある体を精一杯丸めて、隅のほうで怯えている。水生の魔物、しびれまんただった。
 魔物は魔物だ、と思いアルウェンは杖を構えた。しびれまんたは露骨にびくり、と体を震わせる。その瞳は怯えながらもアルウェンを見ていた。
 うっ、と思わずアルウェンは呻く。下手に容姿がかわいらしいだけに、どうも小動物を苛めているみたいで罪悪感が涌いた。
 魔法を放てず、さりとて杖を下ろす事もできず、しびれまんたを見ながらアルウェンは思考を巡回させる。結局、攻撃してこないアルウェンにおっかなびっくり近付いてくるしびれまんたを見て、根負けし杖を下ろした。
 しびれまんたは嬉しそうにアルウェンの周囲を回り、水面から頭を出すと顔の部分を腹のあたりに擦り付けてくる。攻撃の様子は全く無かった。
「魔物の癖に、妙に人懐っこいな」
 呆れながら、アルウェンは頭を撫でた。しびれまんたは嬉しそうにきゅー、と鳴く。
 魔物とは邪気を受けて変質した生き物の総称である。総じて性格は凶暴で、人に限らず色々なものに襲い掛かる。しかし、中にはこういった人懐っこい魔物も存在した。種族単位でか、この子だけかのか、そこまでは分からなかったが。
 急に、撫でていた左手と腹に衝撃が走った。しびれまんたは青白く発光し、ぱちりと音を立てながら放電している。
「貴様……!」
 アルウェンは激昂して杖を構えた。その様子に怯えたしびれまんたは目にも留まらぬ速度で逃げ出す。
 しびれまんたが逃げた方向を睨んでいると、物陰からこっそりとアルウェンを覗いていた。しばらく様子を見つつ、アルウェンは怪訝に思う。
 攻撃にしては威力が弱すぎる。密着状態からの電撃となれば、肌が焼け爛れてもおかしくない。しかし、実際には手と腹の辺りが痺れているだけだ。
 もしかしたら、攻撃ではなく愛情の表現なのかもしれない。そう考え直したアルウェンは、構えを解いて優しく声をかけた。
「もう怒っていない。だから戻って来い」
 言葉が理解できたのか、それとも様子で察したのか、しびれまんたは戻ってきた。ぐりぐりと体を擦り付けながらパチパチと放電する。
 痛みに顔を引きつらせながら、頭を撫で続ける。愛情表現が攻撃につながってしまうとはいえ、友愛を表現している相手を無碍に扱うことはできない。
 しばらくしびれまんたに付き合っていたが、いつまでもこうしているわけにはいかない。アルウェンは先にすすもうとしたが、どうしてもしびれまんたが付いて来ようとした。

683:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:06:06 I7tZsmDn
 確かに懐いてくれるのは嬉しいが、流石に連れて行くわけにはいかない。きゅー、と鳴いて惜しむしびれまんたを引き離す。
「下手に人前に出るでないぞ。皆に理解があるわけではないのだ」
 アルウェンがそう言うと、しびれまんたは頷くかのように頭を振り、どこかへと去っていった。
 アルウェンは自分の手を握ってみる。一応指が動いているのは確認できるが、その感触は全く無かった。腹も似たような様子で、全身の反応が鈍い。
 かなり問題のある状態だったが、時間的猶予がないのと元から水中では早く動く事が殆ど無いと割り切り、そのまま進んだ。
 索敵を続けながら進んでいくが、どうも不自然に魔物の姿が無い。魔物の気配だけはあるのに、よって来る気配が無いのだ。
 もう一つの気配が原因だろう、とアルウェンは考える。この先に、他の気配より若干大きな気配があった。それが魔物を怯えさせているのだろう。
 未だ体の感覚は回復しないが、これまでの敵のレベルを考えれば今の状態でも十分対処可能だ。そう判断し、気配に近付いていく。
 通路を進んでいくと、アルウェンの正面に大きな部屋が見えた。気配が大きくなり、この先に魔物の親玉が居る事が分かる。
 しかし、顔を少しだけ覗かせてみて、そこには何も無かった。魔物はすぐ近くのはずなのに、その姿は見えない。
 警戒しつつ、部屋の中に進入する。やはり、何も居なかった。
 アルウェンの感覚がおかしくなっていないのであれば、絶対に魔物はこの部屋に居るのだ。問題はどこに居るのかなのだが―そこまで考えた瞬間、急に頭上が輝いた。
「上か!」
 しびれまんたに良く似た青白い輝きを追って、アルウェンは頭上を向く。空中には、何本もの触手を垂らした巨大なクラゲのお化け、えれくとくらげが電撃を放っていた。
 即座にアルウェンは杖を掲げようとする。しかし、先ほどまでの電撃の影響が祟り、右腕の動きは鈍く思った通りに動かない。
 遅い、そう叫ぶ間もなく、電撃はアルウェンに直撃する。全身に痛みを感じた後、まるでブレーカーを落とされたかのように体が動かなくなった。
 ざぱん、と音を立ててアルウェンの体が水に沈む。もがく事もできないアルウェンは、溺れる恐怖に精神を引きつらせた。
 意外にも、それを助けたのはえれくとくらげだった。触手を伸ばしてアルウェンを引き上げると、優しく自分の体の近くまで持ってくる。
 アルウェンは触手に釣り上げられる形になった。体は仰向けの体勢で、えれくとくらげ本体近くで向き合うように持ち上げられる。
 触手が杖を離させようと、絡まり引っ張り出す。これを離したら抵抗が出来ない、その思いがアルウェンの右手に力を入れさせた。
 しびれまんたの体が再び青白く輝く。光は触手を伝い、アルウェンの右手に絡まる触手に流れていく。電撃は触手から右手へと流れていき、放電しながら体を掻き回す。
「―っあぁ!」
 アルウェンは悲鳴を上げる。体が焦げるほど強力な電撃ではなかったが、それでも電気が通った後右手が痙攣し続けた。
 触手は再び杖を引っ張るが、アルウェンは手を離さない。さらに二度、三度と電気を通されても、それでもアルウェンの手から杖が零れ落ちる事はなかった。
 強情なアルウェンに杖を奪う事を諦めたのか、触手は杖から離れていった。その代わりに、触手たちは服の隙間から進入し始める。
「な!? 何をする!」
 体を動かし離そうとしたしたアルウェンに、全ての触手から電気が流れた。
「あっ、あっ、あっ、あっ!」
 意図しない悲鳴が漏れる。電撃の影響でアルウェンの神経は乱され、体を思うように動かせない。
 それでもアルウェンは左手を動かし、触手を引き抜こうとする。左手に絡まった触手が電撃を放ち、アルウェンの手は力を失い垂れた。
 体は痺れて、もう動かせる場所がなくなってしまった。さらに、動けば電撃を喰らう事を体が学習してしまっている。攻撃されない為には、されるがままになるしかない。
 ぬらぬらとした触手は、アルウェンの全身をまさぐった。妙にねっとりとした感触なのに、汁気は殆ど無い。不思議な感触だった。
 触手には無数のヒダがあり、それがアルウェンを切なく攻める。くすぐられているような、そうでないような。なんとも形容しがたい愛撫だった。
 触手はちろちろと舐めるように、アルウェンの乳首の上で動く。
「ん……あん……」
 ヒダで撫で、軽く摘む。そうであるかと思えば殆ど膨らみのない乳房全体を揉まれ、時には絞り上げるように包まれる。乳首にも触手の先端が巻きつき、ニップルリングをはめられているようだった。

684:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:06:34 I7tZsmDn
 体の様子は全て服の中で行われているため、アルウェンには何も見えない。しかし、うごめく服は自分が弄ばれていると自覚させるには十分だった。
 乳首を包んだ触手が、くい、くいと上に引っ張り上げられる。触手にはあまり力はいのか、引っ張る力は弱い。それが逆に、アルウェンに痛みを感じさせずもどかしさのみを伝えていた。
 全身で遊ばれ、次第に興奮しだしたアルウェンの乳首は勃起しだす。かちかちに自己主張してるのが自分でも分かり、アルウェンは顔を朱に染めた。
 乳首は包まれたまま、上下左右に動かされる。動悸が早くなり、乳首の感度がましていく。
「あ……んあぁ……んっ! はぁ……んあぁ……んっ!」
 アルウェンの喉から、切ない吐息が漏れる。乱暴さなど一切ない、労わるような魔物の愛撫を、アルウェンは拒絶できなかった。
 いままで包んでいるだけだったニップルリングが上下に動き、アルウェンの乳首をしごき始める。ぞくぞくと背筋が震え、乳首はもっと苛めて、と叫びながら大きくなる。
 乳房全体にヒダが絡みつき、にちゃにちゃと音を立てながら撫でた。触手が乳房の根元を包みながら背後に通され、ぎゅっと胸を寄せて淫靡に目立たせる。それさえも弱く、甘い刺激だった。
 体には足先、指先まで触手が絡みつき、ゆっくりとヒダを歩かせる。ナメクジが全身を通っているような感触であるのに、嫌悪感を感じられないのに恐怖した。
 襟から、体を撫でていた触手が覗く。触手はそのまま服から這い出て、アルウェンの首、顎をゆっくり撫でて唇に触った。
 唇にヒダが擦り付けられる。僅かに出ている体液が唇に溜まり、アルウェンの唾液と混ざり合い舌に流れた。
「んぅ……あ、はぁ……」
 アルウェンは自分の唾液と混ざり合った液体を、熱い息を吐きながら飲み込んだ。ちょっと塩辛くて生臭い、そして甘い液体をアルウェンはまるで蜜のように感じた。
 その液体を飲むと、何故か意識が朦朧としだす。今まで考えていた事が瞬時に溶け、今あるがままを受け入れる。嫌悪感と羞恥心は幸福感と快感に変換され、受け入れられなかった感覚を積極的に要求しだす。
 口の中に触手が進入してくる。触手は口の中を撫でた後、ヒダを丹念に舌に塗りつけて絡みついた。
 舌はアルウェンが何もしなくても、触手にあわせて踊った。力のない弱弱しい触手を導くように舌を踊らせ、ヒダの間を丹念に舐めてきれいにする。
「んあ……はん……れろ……んちゅ……ごくん……んちゅ……くちゅ……ごく」
 触手の為に口の閉じられないアルウェンは、その淫猥なダンスの音を隠せなかった。恍惚とした顔で触手を舐め上げるアルウェンに、それを恥ずかしいと思うだけの羞恥心が残っているとはとても思えなかったが。
 口の中に溜まった液体を、躊躇することなく飲み込む。禁断の蜜のようなそれは、舌で撫でればまた口に溢れるだろう。口の中も舌も、どろどろの粘液に包まれている。それでもアルウェンは舌を触手に這わせて、蜜を得ようとした。
 アルウェンが飲み込みきれない液体は、口の横から零れて水面に落ちる。恥辱の逢瀬の他に響く、唯一の音だった。
 乳首をしごいていたニップルリング型の触手に変化が現れる。上下に動いていたそれは動きを止めて、縛っていた乳首を緩める。力が弱いとはいえ、絞められていた乳首は血の回りが悪く、一気に血が流れた事でじんじんと熱くなった。
 触手の先端から極細で柔らかい針が何本か飛び出て、乳首の先に重ねられた。ゆっくりと触手は近付いていき、針が乳首に突き刺さる。
「ん!? んぶうぅ!」
 アルウェンの体が跳ね上がり、目が見開かれる。半ば茫洋としていた意識が覚醒し、口から蜜が零れ落ちた。
「んあ……らにを、しへいる。わらしのからだに……いっひゃいらにをしたぁ……」
 背中をびくびく震わせながら、アルウェンは詰問した。触手の針がずるずるとアルウェンの胸の奥まで侵入しているのが、感触で分かる。それなのに……、とアルウェンは怯えた。
 乳首から針を刺され確かに恐怖心がある筈なのに、痛みが全く無かったのだ。針はその柔らかさを生かし乳腺を通り、乳房を内側から犯していた。
 恐怖心に負けたアルウェンは、体を揺すってなんとか針を引き抜こうとした。しかし、絡みついた触手から再度電撃が放たれ、再び抵抗力を奪われる。
 針が胸の中を通るたびに、ぞくぞくと形容しがたい感覚が襲った。もぞもぞと動きながら乳腺を掻き分け刺激し、その度にアルウェンの背筋が震える。時折道に詰まった針が、乳腺の中で小さく暴れ神経を薄皮一枚内側から快楽に溺れさせる。

685:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:07:26 I7tZsmDn
 自分の体はどうなっているのだ、恐怖と悦楽に犯された頭でアルウェンは自問した。行為の全ては服の内側で行われており、撫でられ辱められている事はわかっても、それがどうやって行われているかは全くわからないのだ。
 唯一分かるのは、半透明でヒダのついた淫猥なイメージを与える触手が、アルウェンの舌が止まった事に焦れて舌を働かせようとしている事だ。
 舌を囲んで這い回る触手に、動かさぬように力を入れて耐える。ヒダは触手の動きに合わせて口内をねちねちと這い回り、粘液を擦り付ける。口の中ではそこらじゅう粘液が糸を引き、開ききった口はてらてらと光っていた。
 いつまで経っても再開しないアルウェンに怒ったのか、えれくとくらげが発光する。その様子に、アルウェンはびくりと震えた。このまま意地を張れば、今度の電撃は口の中に流れてくるだろう。
 いくらアルウェンの体が真祖の吸血鬼のものであり、恐ろしく丈夫で蘇生に近い再生が出来ると言っても、脳を焼かれてまで大丈夫かは分からない。死の恐怖に怯えたアルウェンは、舌での奉仕を再開するしかなかった。
「ぴちゃ……んわぁ……くちゅ……くちゅ。ぢゅず……くちゃ……ねちゃ、ぐちゅ……こ、れ……くちゅ、む……くちゃ……りぃ」
 アルウェンは舌をゆっくり動かし始める。ヒダの合間に舌を差し込み、隙間を丹念に舐め取る。粘液はどろどろとアルウェンの舌の上を滑り、喉の方へと落ちていった。
 溜まった粘液が呼吸を阻害し始めている。舌も粘液と触手の為に動かしづらく、結構な力を入れなければならかなった。それでも飲み込まぬようにとアルウェンは耐えていた。
 アルウェンが粘液を飲み込まぬよう努力している理由、それは、この粘液はとても気持ちよく美味しかったのだ。汚物と思っていたそれは蜜となり、アルウェンから抵抗する心を少しずつ奪っていく。
 体を撫でる触手も、最初は気持ち悪いだけだったのに今では気持ちよく感じてしまっている。
 何度か粘液を飲んでしまったアルウェンは分かった。これは蜂蜜だ。体と心を蕩けさせるための、甘い麻薬のような誘惑を持つ蜂蜜なのだと。粘液で満たされた口の中は、何もしなくても脳を心地よく刺激している。
 これを飲めば体が作り変えられてしまう。そういう確信があったからこそ、アルウェンは粘液を飲むのを拒絶した。
 口をすぼめて、粘液を吐き出そうとする。しかし、またえれくとくらげが光った。粘液を吐き出したら、また電撃を撃たれてしまう。
 飲めば体が変になるが、飲まなければ強烈なお仕置きをされてしまう。死の恐怖を思い出してしまったアルウェンは、えれくとくらげの脅しに屈服するしかなかった。
「くちゅ……ちゅぐ……こく……くちゃ……ごくん。ちゅ……ちゅる……じゅる……ごく」
 そのまま飲み込もうとしたが、それは粘液の粘度が高すぎて無理だった。辛うじて吐くのを堪え、舌で唾液と混ぜ合わせ少しずつ飲み込む。口をすぼめて音を立てながら混ぜ合わせ、触手に吸い付いてフェラチオをするように奉仕した。
 粘液を飲み込むごとに、快楽と幸福感が増す。恐怖感と必死さは薄れていき、生臭い粘液は再び極上の蜜に変わる。まるで上質なベッドの上で寝ているかのような安心感が生まれ、思考を鈍らせようとする。
 それでもアルウェンは、混濁する意識を押さえつけてなんとか自分の意識だけは保ち続けた。
 口の中に溜まっていた蜜を飲み終わり、新たに出てくる蜜を処理するだけになると少し余裕が生まれた。その余裕のせいで、今まで気にする余裕が無かった胸の刺激が直接快楽を伝えてくる。
 針は胸の内側から肉を柔らかく揉みほぐしていた。幼く膨らみが少なく硬いアルウェンの胸は、触れば溶けそうなほど柔らかくされていた。外側から表面のみを揉まれたのではない、内側と外側の両方からの刺激によってのみ可能な柔らかさだ。
「こわひ……ちゅっ……こんなの……くちゅ……ちゅる……やめへ……くれ。んっ……ちゅる……ちゅぅ……へんら、くちゅ……くちゃ……んだ」
 アルウェンは言いようの無い恐怖感を感じた。自分の体がいいように弄ばれているのに、えれくとくらげの望みどおりに変質させられているのに、アルウェンが感じているのは喜びだった。こんなものは嫌なはずなのに、改造していただいているという考えが浮かんでいる。
 舌での奉仕には、熱が入ってきている。仕方なく、で始めた行為のはずなのに自分から望んでやっている気さえしていた。
 乳腺の先端まで到達した針は、それでもなお進もうとした。左右に振れながら薄皮をつつき、乳房を内側から揺さぶる。胸全体に熱く熱がこもり、ぞくぞくと被虐の悦楽が襲い掛かってくる。

686:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:07:48 I7tZsmDn
 やがて先が無い事を理解すると、針の進行は止まった。アルウェンはその様子にほっとしたが、それも一時のことでしかなかった。急に、胸の中がぞわぞわとうごめきだし、びくんと体が跳ねる。
 針が枝分かれを起こして、他の無数にある乳腺に進入しだしたのだ。乳腺は乳首から木の枝のように複数に分かれながら存在する。進入した針は、その一番奥深くにあるものにだけ進入していたのだ。今度は正真正銘、乳腺の一本も残さず胸の全てを征服された。
 いままでまばらだった乳房の刺激は、今度は満遍なく全てにいきわたる。乳腺の全てを丹念に開かれる行為は、心臓を握りつぶされるほどの刺激を伝えてきた。
「んぶ! ふぁああぁぁぁぁ!」
 蜜と触手に舌を絡め取られたまま、アルウェンは絶叫した。その拍子に蜜を大量に零してしまい、アルウェンはさっと顔を青ざめた。
 視界が一瞬白に染まり、一瞬意識が飛んだ。口の中に溜まっていた蜜が一斉に喉に押し寄せ、吐き出しそうになる。
 吐いてしまえば、またお仕置きされてしまう。電撃の恐怖が首をもたげ、呼吸ができない苦しみを堪えながら飲み続ける。吐いたら怒られる、その思いのみが必死に喉を動かさせた。
 苦しいはずなのに、喉がじんと熱くなる。限りなく原液に近い蜜が喉に張り付いたため、この苦しみすら快楽に変換し始めている。そんなはずない、と頭で必死に否定しながら、唾液で少しずつ流すことしかできない。
 蜜を飲み込むと電撃の痛みと恐怖が薄れ、また幸福感で思考を掻き乱される。妥協と屈服に被虐の幸福を覚えさせられ、反骨心が潰れていく。アメとムチを使い分けた、効率的で慈悲のない完璧な調教だった。
 針は乳腺の侵略を完全に終了していた。最早乳房はアルウェンのものではなく、快楽や動きさええれくとくらげに支配されている。そして、その支配の手は半ばアルウェン自身にさえ届いていた。
 恐怖と快楽と蜜、この三つによってアルウェンは殆ど抵抗する事を諦めている。最後まで抵抗しているのは、僅かに残るアルウェンの意識と杖を強く握り締めたままの右手だけだ。だが、たったそれだけの抵抗も、えれくとくらげは良しとしなかった。
 胸が内側から圧迫される。その指先から脳天まで行き渡るほどの衝撃は、アルウェンに全身を痙攣させた。
「いやっ、おっ、おっ、おっ……おああぁぁぁぁ!」
 びくんびくん震えながら何が起きたのか、と自問するがそれは無駄だと分かっていた。自分の状況を知る術などないし、元より与えられたものを全て受け入れれる以外に選択肢はない。
 アルウェンの見えない服の内側の、さらに乳腺の中では、針が膨らんでいた。乳房は一回りほど大きくなり、おもいきり張っているのが分かる。
 針は乳首のあたりから膨らみ始め、先端に向かって進んでいく。肥大化が進むたびに、アルウェンの体はびくびくと震えた。
 指一本動かす事が出来ないほどの強烈な刺激であったにも関わらず、アルウェンは忠実に蜜をすすり続ける。まるで意識以外の全てが別の生き物になってしまったかのようだった。
 胸の外から与えられるヒダの愛撫が、アルウェンに心地よさを伝える。逆らわなければこんなに優しく愛してもらえるのだ、だからもう全て身を任せてしまえ、と胸が訴えてきた。アルウェンはそれを全力で否定しつつも、既にそれに限りなく近い状態であるのは自覚してしまう。
 アルウェンが精神的に屈服するのは、そう遠い話ではない。それを理解したえれくとくらげは最後の調教に出た。
 膨らんだ針が、縮みながら先端から何かを出した。体の内側から感じる冷たい液体の感触は、アルウェンもしっかりと感じ取る事が出来た。
 液体はゆっくりと排出され、縮む針の隙間に入り込むように乳腺全体に広がっていく。液体は母乳を生産する場所、腺房にまでじっくりと染み渡っていった。
 どくん、と急激に動悸が早くなる。心臓の音が聞こえそうなほど脈打ち、乳房に幸福感が満たされていく。
 蜜を直接胸の中に流し込まれた事に気づいたアルウェンは、青ざめて絶叫した。
「や、やめ……ごくん、それだけは……くちゅ……こく、やめてくれ……。おかしく……こく……ちゅる……こんどこそ……くちゃ……おかしくなるぅ!」
 たとえ電撃を食らっても暴れだしたいほどの恐怖を感じた。これほどの激情であっても体は言う事を聞かず、おとなしくされるがままである。口もいくら嫌だと言っても、蜜を飲み続ける事をやめなかった。

687:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:08:14 I7tZsmDn
 えれくとくらげが定めたルールさえ遵守すれば、おしおきはされない。例えどれほど罵詈雑言を吐こうとも、体で抵抗しなければ幸福を得たままでいられる。従順になったアルウェンの心がそれを理解しているからこその、言葉だけの抵抗だった。
 乳房を犯す蜜は、幸福感を増幅しながらアルウェンの精神に訴えかけた。抵抗する心を削りながら、意識を沈める。
 アルウェンの目から力がきえ、とろんと溶けだす。蜜が作り出す幸福の麻薬は強力で、アルウェンの心を別の何かに変えようと躍起になる。
 蜜はどんどん吸収されていき、減った分だけまた蜜が注がれる。
 乳房を人間では不可能な動きで揉みしだき、蜜が吸収されるのを助けていた。
 外から全身に塗りたくられた蜜と、乳房の内部から吸収させられる蜜、そして口から飲み込んだ蜜。この三つで、アルウェンの体に蜜が届いていない場所はない。特に乳房は念入りに吸収させられ、感度は桁違いになっている。
 自分はもう限界だ、そう考えるアルウェンは焦りながら逃げ出す方法を考える。しかし、なぜ逃げる、幸福を手放すな、逆らってはいけない、気持ちよくしてもらう、という思いが胸からせり上がり邪魔をする。
「い……い、のか? いや……いかん……けど、気持ちがいい……やることが……けど、しあわせ……」
 思考すらアルウェンに反逆し、逃げるという考えを良しとしない。その間にも、どんどん蜜は注がれ吸収され、抵抗の意識が敗北を続ける。
 乳腺の中の針が、電撃を放った。お仕置きのように強力なものではない。胸を活性し刺激を与え、蜜の吸収を助ける。
 柔らかく解された乳房が、さらに柔らかく溶かされる。触ったら崩れてしまうのではないかというほど柔軟に変貌を遂げる。ぴりぴりとした刺激が胸中に走り、その快楽は留まる事を知らない。
 外観のみの話で言えば、アルウェンの胸は犯される以前とそう大差ない。乳首のサイズがそう大きくなったわけでもなく、乳房も精々一回り半大きくなっただけだ。
 元のサイズが小さいのだから、ちょっと大きくなったとしても十分常識の範疇だ。それも、中の蜜が吸収し終われば元の大きさに落ち着くだろう。
 しかし、その中身は以前とはまったく別物だ。感度はありえないほど上昇し、媚肉の柔らかさは極上の肉に勝る。なにより、胸から得られる快感はそのまま幸福として受け取れるように神経まで改造されている。
 なおも電撃は続いた。媚乳の改革を促進し、さらに増大しながら。乳首は勃起を持続し続け、刺激してくれと言わんばかりに泡立つ。
「ちゅる……あ、はぁ……もっと……ほしい……くちゃ……きもち……ちゅうぅっ……よすぎる。むね……ちゅば……もっと」
 アルウェンが濁った目で訴えかけた。正気の色を殆ど失い、与えら得る快楽と幸福に依存する比重が大きくなる。
 抵抗を続けるのは難しかった。たとえ与えられたものであろうと、得たものであろうと、幸福には違いないのだ。過程が違うだけであり、得られるものは変わらない。
 針が後退を始めた。人格にさえ影響を及ぼす媚乳の作成は、アルウェンの懇願により完成を見せた。
 アルウェンの美しい顔は、今は面影も無い。いや、美しさは同等のものだが、別種の美貌になっていた。
 強くきりりと構えられた眼光。自信と誇りが感じ取れる顔つき。それらは失われた。
 今のアルウェンは、粘液でべたべたに汚した口。垂れ下がり色を失った瞳。快楽で火照り赤く染まった肌。それに加え、幸福感に浸かりきった溶けた顔が全てだ。
 以前の強さは全く感じられない。その代わりに、他者に全てを明け渡し従順になりきった、雌特有の淫猥な美しさがある。アルウェンの美は、少女にして雌である事、それだけに収束していた。
 抜け出る針は進入する時の優しさを忘れ、乱暴に暴れながら引き抜かれる。乳腺の中で肉に接触するたびに、そこから強めの電気がながれ胸を快楽に焼いた。
 針は抜き出されながらも、大量の蜜を出し続ける。隙間を遊ばせておく余裕はないとでも言いたげに満たしていった。
 じゅる、と音を立てて針が引き抜かれる。
「ふお……お、お、お、おああぁぁぁ……ひゃん、あぁぁ!」
 その乱暴な引き抜き方は、アルウェンに胸を犯されていると思わせるには十分な刺激だった。針は抜かれながらも蜜を出し続け、乳腺は粘液でいっぱいにさせられる。
 針が全て引き抜かれるのと同時に、アルウェンは胸を突き出して全身を痙攣させた。陸に放り出された魚のようにびくびく跳ね、絶頂を迎える。
 胸から異物が引き抜かれてもなお、蜜は殆ど出てこなかった。粘度が高いために、乳房に圧迫されながらも排出を拒んでいる。

688:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:08:56 I7tZsmDn
 触手の先端が丸く広がり、乳首に押し当てられた。それはぴったり乳輪の大きさで、空気を抜かれながら乳首の形に張り付く。きゅっと乳首が締められ、触手が千切れる。これで中の蜜が飛び出る事はなくなった。
 ずっと口を犯していた触手が、口から引き出される。アルウェンの口と触手を何本もの糸が伝うという卑猥な光景を残した。最後まで触手をしゃぶり、今も惜しげに舌で追っていたが口を閉じ、まだ口内に残っている蜜を大事に飲み込む。
 胸を刺激する触手の勢いが弱くなった。それを残念に思いながら、アルウェンは次の行為を大人しく待つ。
 えれくとくらげは全身をやわやわと撫でるだけで、何もアクションを起こさない。アルウェンはそれを濁った目でじっと見続けた。
 えれくとくらげはアルウェンが抵抗しないのを確認していた。刺激を弱くしても、アルウェンは期待する目で見上げるだけで、指一本動かさない。
 じゅる、とえれくとくらげの中心部分から、太い触手が出された。今までのものとは違う、太くてヒダの少ないものだった。それがアルウェンの目の前に差し出される。
 びくり、とアルウェンが震える。目の前に出された太い触手が最後の仕上げなのだと悟った。これに奉仕をする事で、本当にアルウェンは雌として完成する。
 どうする、と問うかのように、太い触手はアルウェンの眼前から動かない。漂う様にゆれながら、アルウェンが自分から奉仕するのを待った。
「どう……する? 私は、やらなきゃいけない事が……。しかし……これで……」
 すぐにそれを口に含むことはできなかった。最後に残った一握りの意識が、ここが最後のチャンスだと告げる。
 成功する訳がない。魔法よりも電撃の方が早いだろう。おしおきは怖い。
 どうしようか、と考え続ける時間は強制的に終わらせられた。胸に絡みつく触手が、強く動き出した。
 乳首は再びしごかれ、乳房は揉まれるのとヒダで愛撫されるのの二段攻撃。さらに、乳首の先端を触手がこりこりと押し、こね回しながら弄び始めた。
 抵抗の意思は一瞬で吹き飛んだ。雌になればこれから幸福と快楽の中でのみ生きられる。いっぱい胸を揉んでもらって、奉仕をして、気持ちよくなる。アルウェンがそれだけを求めるように変えられていった。
 舌を伸ばしながら、顔を触手に近づけていく。右手から力が抜けていき、杖が落ちそうになった。
 触手を口に含む瞬間、えれくとくらげの体が大きく泳いだ。アルウェンは驚愕に目を見開き、右手を強く握り直す。最後の力を振り絞って、一握りの抵抗し続けていた意思をつなぎとめる。
 体が落下を始める一瞬で確認したのは、しびれまんたがえれくとくらげに体当たりした事だった。
 えれくとくらげの触手が、発光しながらしびれまんたを捕らえようとする。アルウェンに、そんな事をさせる余裕を与えるつもりはなかった。
 杖を振り上げて照準をえれくとくらげに合わせる。そして、アースインパクトの魔法をえれくとくらげに直接叩き込んだ。
 大地を操り、また粉砕する魔法は、えれくとくらげの内部でその力を発現した。体が振動しひび割れ爆散する。
 水に落ちたアルウェンは、慌てずに下を把握して水面から顔を出した。正面には、しびれまんたが心配そうにアルウェンを見ている。
 しびれまんたの頭を撫でて、アルウェンは微笑む。
「すまぬな、世話になった」
 きゅー、と鳴きながらしびれまんたは喜び、泳いで去っていった。
 今回ばかりは助けられた、と素直に思う。最後に助けられなければ、本当に引き返せなくなっていたかもしれない。もっとも、しびれまんたの"じゃれつき"があったから遅れを取ったのも事実だが。
 そうだとしても、上位の存在に逆らってまで自分を助けてくれたのだ。それを思えば、しびれまんたと友好を交わしたのは間違いでないと断言できる。
 アルウェンはしびれまんたの無事を祈った。多少なりとも情は涌いているが、危険な道中あの子を連れて行くわけにはいかないし、なにより水の中から出られない。魔力さえ回収してしまえば、もうオルディウム神殿に来る事もなくなるだろう。恐らくこれが今生の別れになる。
 水に腰までつかり、粘液を洗い流す。気を抜くと粘液を掬い上げ、すすってしまいそうになった。全身はまだ熱を持っており、今すぐ体中をまさぐりたくなる。
 何処よりも重症なのが胸だった。粘液で張り付いた服を離そうとするだけでイきそうになり、幸福感がこみ上げる。涙を堪えながら長時間かけて、やっとの思い出服を胸から引き剥がす。
 襟口から見えた乳房はぱんぱんに張り、乳首に透明感のある物体が吸い付きながら覆いかぶさっている。

689:アルウェンRPG 02.オルディウム神殿編
09/08/20 21:09:17 I7tZsmDn
 乳首に張り付いたものを取る勇気は、アルウェンにはなかった。触れただけで心をぐちゃぐちゃにかき回されるのは目に見えている。
 服を脱げば胸が擦れる。それだけは避けたかったアルウェンは、水を手で掬い少しずつ粘液を洗い流すしかなかった。体に張り付いた粘液は、手で洗い流すのは怖かったので何度も水をかぶる事で済ませる。
 それですら胸に水が流れれば快楽を得ていた。
 一通り洗い流し、前かがみになりながら進んでいく。出来る限り胸を刺激しないための処置だ。
 ゆっくりと魔物に遭わないように進んでいく。幸いにも、魔物に遭う事はなかった。気配からしてアルウェンを避けているようだ。えれくとくらげを排除するほどの相手に楯突く気は起きないのだろう。
 やがて庭園らしき場所に着く。神殿内部と違い、ここは昔の情景を濃く残している。おそらく魔物にあらされていない為だ。つまり、ここならばゆっくりと休息をとる事ができる。
「やっと……休める」
 アルウェンは弱弱しく声を出し、その場に座り込んだ。顔を赤く染めているのは、疲れのためではない。
 体の調子は大分戻ってきている。しかし、胸だけはどうにもならなかった。肉体の自浄作用が蜜の快感をなくしていきはしたが、神経細胞のレベルで変質し調教された胸は戻らない。
 体が、胸は今の状態が正常だと認識してしまったのだ。これから先、一生このままだろう。胸を触られれば、たとえどんな相手だろうとどんなに嫌だろうと幸せになってしまう。
 なにより精神の奥深くまで、胸は快楽を得るものだと刻み込まれてしまった。たとえ以前の体に戻ったとしても、胸を触れば快楽を信じてしまう。アルウェン自身も、もはや経験が皆無であった性を強く意識せずにはいられない。
 肉体も完全に元通りとはいかない。胸の影響を受けて変化を受け入れやすくなった体は、蜜の効果が抜け切ったとしても今までより遥かに敏感になっているだろう。
 あまりな屈辱に、強くした唇を噛む。涙だけはなんとか堪えた。
 元のサイズまで戻った胸の先端に、縮んだ事でたるみが発生し取れやすくなったニプルキャップもどきがある。
 指先でたるみをつまみ上げる。それだけで快感が走り、甘い声を漏らしてしまう。それでも意を決して力を要れ、一気に引き剥がす。
「ひゃあぁっ!」
 たったそれだけであるのに、アルウェンは背を仰け反らせショーツに愛液を噴き出した。目じりは垂れ下がり、雌の顔が覗く。
 もう一つにも手を伸ばし、一気に引き剥がす。淫らな顔を顔を隠しもせずに、その快感に浸った。
 最後の一撃がとどめとなり、脳をかき回す。我慢の限界を突破してしまったアルウェンは、おもむろにスカートをたくし上げた。
 ショーツに守られた恥丘は、半乾きだったのにまた中心から新たに濡れていた。指を伸ばして、以前あおじぇりーに凌辱されたクリトリスと尿道を弄る。胸に触れるのだけは、自制心よりも恐怖心が止めさせていた。
 にちゃにちゃと音を出して、愛液と媚肉の感触を楽しんだ。ショーツがぐしゃぐしゃになるのも気にせずに、二箇所を思うがままに刺激する。頭はかつての刺激を反芻しながら、凌辱を再現しようとしていた。
 終わりは早かった。唯でさえ敏感になっている体に、強力な刺激を与えたのだ。それも当然だろう。
 尿道から潮が吹き出て、続いて黄金水が漏れる。黄色い液体は愛液を洗い流しながら、ショーツと指に黄色い染みを作り出した。
 尿が出ているにも関わらず、アルウェンは弄るのを辞めない。黄色い液体はあたりに撒き散らされ、水溜りを至る所に作っていく。
 跳ねて飛んだ尿はオーバーニーソックスにも染みて、変色させる。
 黄金水の終わりと同時に、アルウェンの変態的な自慰も終わった。しばらく放心しやがて頭が働きだすと、自分の惨状と尿の異臭に自らの浅ましい行為を自覚する。
 真っ当な行為ではない。それでもやめられなかった。自分の体は変わってしまった。
 泣く事も許されないアルウェンは、その事実にうなだれるしかなかった。

690:アルウェンRPG
09/08/20 21:10:55 I7tZsmDn
以上です。続き自体はあと校正を残すのみなので、多分来週も更新できると思います。
あと、今回からナンバーを付けました。自分が分からなくなるからです。
鬱陶しいと思いますが、ご了承下さい。

691:名無しさん@ピンキー
09/08/20 21:17:04 csGwZRXj
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・


ふぅ。けしからん。

692:名無しさん@ピンキー
09/08/20 21:33:02 FzhxtYv3
うp乙!! 長かったぜぇ……半年待ったかいがあったというものだ

693:名無しさん@ピンキー
09/08/21 00:38:19 1ESfO6ku
っと。うpおつです。前回のBADENDを見返すと、次のBADENDも期待せざるを得ないwww

で、このRPGはどこまでやるんですか? 城で終わる? ラスダンまで行く?

694:名無しさん@ピンキー
09/08/22 22:59:30 D0OLekGE
いつの間にか更新来てたのか。うpおつです。
下がりすぎだけど、スレ上げたほうがいいのかな?

695:723
09/08/23 21:53:11 mNuCUlWQ
誰もいない・・・のか(´・ω,';,';,',

696:空の軌跡2.5?
09/08/24 01:52:14 zVRD9bQ7
リベルアークでの戦いが終わり、エステルとヨシュアは一時ロレントの自宅に帰ってきた。
小さな仕事を受けたり、釣りをしたり、デートをしたり・・・。
そんなある日の夜。

コンコン。
「ん・・?」
うっすらと眠りに落ちかけていたエステルだが、ドアのノックがそれを阻んだ。
「だーれ?」
「誰って・・僕だよ、エステル」
「ヨシュア?どうしたの?こんな夜中に・・」
「ちょっと野暮用。鍵、開けてくれない?」
「う、うん」
エステルは鏡で髪を軽くセットすると、ドアを開けた。
「や。エステル」
「用って?」
「ここじゃなんだから・・・」
ヨシュアはそう言ってエステルの横を通り過ぎると、ベッドに腰を下ろした。
「エステル、ここ」
ヨシュアは自分の横を指差す
「え?」
「こ・こ」
「えっと・・・」
「座らないの?」
「う、ううん。座る・・」
エステルはおずおずとヨシュアの隣に腰を下ろした。その刹那、ヨシュアの手がエステルの腰に回される。
「よ、ヨシュア?」
「好きだよ、エステル」
「私も、ヨシュアが好き・・」
どちらともなく唇が重なり、ヨシュアの舌がエステルの舌に絡まり、二人はしばらく濃厚な口づけを楽しんだ。


697:空の軌跡2.5?
09/08/24 01:53:29 zVRD9bQ7
口づけが離れると、ヨシュアはエステルの寝巻を脱がせてベッドに座らせた。
「うう・・・恥ずかしー・・」
エステルは耳まで真っ赤になって、両手で乳房と性器をヨシュアの目から遠ざけた。
「可愛いよ、エステル」
「むー・・よ、夜ばいなんて誰に習ったのよバカヨシュアぁ・・」
「・・漆黒の牙として、身につけなきゃならない技術だったから・・」
「あ・・・」
「・・・冗談だよ。僕が今こうしてるのは男としての本能みたいなもの、かな」
「本能?」
「そう。・・好きな女の子と交わりたいって本能」
「それなら私も・・かな。私もヨシュアと・・ま、交わりたい・・」
「・・じゃ、エステル、こっち来て」
ヨシュアはエステルを自分の膝の上に座らせると、自分たちを鏡に写らせた。
「・・・誰かさんみたいに悪趣味ねぇ・・」
「そう?そんなこと言うと・・・」
「ひぁっ!?」
ヨシュアはエステルの両乳房をわしづかみにして、円を描くように揉みはじめた。
「ふあ・・よ、ヨシュアぁ・・!」
たぷん、たぷんとエステルの乳房がヨシュアの手の中で様々に形を変えていく。
「エステル、気持ちいい?」
「うん・・・ヨシュア、下も・・触っていいよ?」
「・・・うん」


698:空の軌跡2.5?
09/08/24 01:55:14 zVRD9bQ7
くちゅっ・・
エステルの膣にヨシュアの指が挿入される。
くち・くちゅ・・くちゅくちゅっ・・
「ヨシュアぁ・・」
「気持ちいい?エステル」
「気持ちいい・・よぉ・・」
「そっか」
ヨシュアは愛撫しながら鏡で冷静にエステルを観察していた。
小さくもなく、大きくもない、ただヨシュアの感じる美しい形をした白いエステルの乳房。その頂点はきれいなピンク色で、ぷっくりと隆起している。
縦になったヘソとキュッと締まった腰周り。
美しい太もものライン、愛液でぐっしょり濡れた秘部。
ズボン越しに感じる引き締まったヒップの感触。
「・・・っ!!」
刹那、ヨシュアは頭が真っ白になり、びくんびくんと下半身を痙攣させた。
「・・・あ」
「ヨシュア?」
汗だくで上気したエステルが、心配そうに振り向く
「だ、大丈・・」
「ウソ。・・射精したんでしょ?まだ、入れてもないのに・・」
エステルはヨシュアの懐から立ち上がると、ヨシュアのズボンを脱がせ始めた。
「・・・ほら、やっぱり」
「・・・っ」
「しかたないなぁ、ヨシュアは」
エステルはそう言うと、ややしぼんだヨシュアのペニスを優しく上下にしごき始めた。


699:空の軌跡2.5?
09/08/24 01:56:08 zVRD9bQ7
「大丈夫。シェラ姉に習ったから。・・・それに棒の扱いは慣れてるから」
「そういう問題じゃ・・・」
「いーの。ヨシュアはどっしり構えてて」
「・・うん」
ヨシュアは一生懸命に自分のペニスをしごくエステルをより愛おしく思った。

「・・ヨシュア、そろそろいい感じなんじゃない?」
「そうだね。ご苦労様、エステル」
「水臭いこと言わないの」
「ごめん。・・エステル、上と下、どっちがいい?」
「・・・は、始めはヨシュアが上になって欲しいかな。で、できたら次は私が上・・なんて」
「了解」
そう言うなり、ヨシュアはエステルを優しく押し倒すと、エステルと指を絡ませ、挿入する体勢をとる。
「や、優しくしてね・・?」
「努力するよ」
ヨシュアは優しく微笑むと、ゆっくりとエステルの膣にペニスを挿入した。
「・・ン・・!」
「エステル、大丈夫?」
「うん・・大丈夫」
ヨシュアはゆっくりと愛する人の奥にペニスをうずめていく。

700:空の軌跡2.5?
09/08/24 01:57:10 zVRD9bQ7
そして・・。
「エステル、奥まで入ったよ・・・動いていい?」
「いいよ・・」
エステルの笑顔を受け、ヨシュアはゆっくりと腰を振り始めた。
「ふあ・・、ヨシュアの・・すごく・・カタイ・・よぉっ・・。奥が・・奥が擦れてるよぉ・・・」
「エステルも・・すごく締めつけてくる・・!」
体験したことのない快感に二人は身をよじる。
「・ヨシュア、ヨシュアぁ・・・よひゅあぁ・・んぅ・・・」
エステルの目はトロンとしていて、舌が回らなくなってきている。ヨシュアはそれを見て、ここぞとばかりに腰の速度を上げた。
「ひぁ・・!よ、よひゅあ・・あああああああっ!!」
「!!・・・うっ!!」
エステルが果てるのとほぼ同時に、ヨシュアもまたエステルの中で果てた。


701:空の軌跡2.5?
09/08/24 01:59:05 zVRD9bQ7
「はぁ・・はぁ・・」
ヨシュアはエステルの中からペニスを引き抜くと、エステルに覆いかぶさるようにベッドに倒れ込んだ。
「・・重いよ、ヨシュア」
「ごめん、エステル」
顔を見合わせて、キスをする。
「えへへ・・ヨシュアに処女奪われちゃった」
「・・・もっと言い方はなかったのかな・・」
「いいじゃない、べつに。ヨシュアが私を抱いたのは事実でしょ?」
「うん」
「で・・その・・どうだった?」
「・・何が?」
「私。抱き心地っていうか・・具合っていうか・・、とにかく、ヨシュアが気持ちよかったかってこと!私だけ気持ちよかったら悪いなーって・・・」
「・・・」
「な、何よその目」
「気持ちよかったよ。エステルの胸も中も」
「・・・!」
エステルは恥ずかしさのあまり両手でヨシュアを突き飛ばすと、シーツを体に巻いてベッドのふちに座る。
「エステル?」
「・・ば、バカヨシュア!」
「聞かれたから答えただけなのに・・相変わらず難しいね」
ヨシュアはそう言うと、座ったままのエステルを後ろから抱きしめて、口を耳に近づける。
「エステル、・・・・・」
「・・!!」
「・・返事は?」
「わ、私も・・ヨシュアのこと・・あ、愛してる・・」
「うん、知ってる」
「・・・もう、バカ。・・バカ」
「知ってる。でも許してくれないかな?もう二度と放さないから」
「・・・もう・・・」
そうつぶやくと、エステルは振り向いてヨシュアにキスを求める。ヨシュアはそれに応じた。


702:空の軌跡2.5?
09/08/24 02:00:00 zVRD9bQ7
「ん・・・」
(・・・ん?何か・・入って・・くる)
ヨシュアの口からエステルの口の中に苦い液体が注がれる。
「ヨシュ・・ア?」
「・・・エルモ村近辺で取れる薬草を煎じた強壮剤だよ。副作用はないから安心して?・・即効性はかなりのものだけど」
「・・そ、そうみたいね」
エステルは自分の体が再び暑くほてり始めるのを感じた。同時に自分の尻にヨシュアの固いペニスが当たるのも感じた。
「ヨシュア、こんなのどこで知ったの?」
「・・・言えない」
「そっか。・・・あんのバカオヤジ・・・こんなのナニに使ってんだか・・」
「・・なんでわかったの?」
「私のヨシュア観察力をなめないでよね、大体わかるわよ」
「参りました。ところでエステル」
「何?」
「次はエステルが上になる番だよね?」
「え?」
「さっき言ってたじゃないか。2回目は上に乗りたいって」
「あ、あはは。あれはその・・ノリで・・」
「ダメ。逃がさない。強壮剤飲んだから問題ないだろ?」
「う・・・それはそうだけど・・・上より・・・ヨシュアにバックからされたいっていうか・・・」
「エステル・・」
「ダメ?」
「・・・いや、いいよ」
「やったぁ☆」
二人の夜は続く・・・。


703:名無しさん@ピンキー
09/08/24 23:25:03 TI7z6Gwf
あ、投稿あったのか、乙ー

704:名無しさん@ピンキー
09/08/25 01:59:37 DcBRuRc9
亀レスだけど乙ー
ヨシュエス読みたかったので嬉しい
保存した

705:名無しさん@ピンキー
09/08/25 22:45:06 7inwaZ1E
うp乙です。短期間に投下が二つあるとか珍しい

706:名無しさん@ピンキー
09/08/26 00:51:42 NKamovm4
さて、明日は木曜日だけどアルウェンRPGの人は来るのだろうか。全国三兆六千億人のアルウェンファンが
wktkdkdkしながら待つ

707:名無しさん@ピンキー
09/08/26 23:56:31 ixyG1+Ju
さ、全裸待機全裸待機

708:名無しさん@ピンキー
09/08/26 23:58:49 NKamovm4
いや着ておけよw

709:非エロですけど
09/08/27 16:14:40 87Dftl2D
スティックマスターエステル

エステル「くらえブルブラン!とっておきの太極輪ー!!」
ブルブラン「グアアー!!この『怪盗B』ことブルブランがこんな小娘にー!!」


ヴァルター「ブルブランがやられたようだな」
ルシオラ「奴は執行者の中でも最弱・・」
レン「エステルなんかに負けるなんて結社の面汚しね」

ドン!
エステル「くらえー!」
3人「グワアアアー!」
エステル「やった、ついに執行者を倒した、これでワイスマンのいる根源区画への道が開かれるわ!」
ワイスマン「ようこそエステル君、わが根源区画へ」
エステル「こ、ここが根源区画だったのね、感じる、ワイスマンの陰湿オーラを!」
ワイスマン「戦う前に言っておく。君は私を倒すのにレーヴェの助けが必要だと思っているようだが、別になくても倒せる」
エステル「あんですって!?」
ワイスマン「そしてヨシュアは痩せてきたのでアルセイユに送り返しておいた。あとは私を倒すだけだな」
エステル「ふん、上等よ、私も一つ言っておくわ!私は幼い頃にお母さんを亡くしたと思ってたけど、そんなことはなかったわ!」
ワイスマン「そうか」
エステル「いっくわよー!!」
ワイスマン「きたまえ、エステル君!」

エステルの掛け声がリベールを救うと信じて・・・!!

710:名無しさん@ピンキー
09/08/27 20:50:00 cZXgwT2J
RPGの人来てないけどとりあえず全裸待機しておくか

711:アルウェンRPG 02.VS エフェメルガ前編
09/08/27 22:41:41 cA5rFr6d
 フォースアローとアースインパクトを巧みに使い分けながら、アルウェンは神殿を進んでいく。神殿は進むごとに水位を減らし、次第にアルウェン有利な戦場へと変わっていった。
 水場が減った事で水生の魔物は減り、立ちはだかるのは水により主役を奪われた弱い魔物ばかりだ。であるにも関わらず、アルウェンにとって楽な戦場ではなかった。
 恐ろしく敏感に開発、いや、改造された胸は常にアルウェンを責め苛む。今は水中に生えていた柔らかい藻の様な蔦を巻いて固定しているが、それでもぴりぴりと快楽を伝えてくるのだ。
 さらに以前あおじぇりーに受けた辱めを思い出し、下腹部が疼いて脱力させる。歩くたびにぞくぞくと快感が走り、とてもではないが走る事などできない。
 スカートの前丈が短いため、彼女の内股では粘度の高い透明な液体がきらきらと輝き、紫色のオーバーニーソックスを変色させているのが分かってしまう。動くたびにぷちゅぷちゅという音が鳴り、それがまたアルウェンの性感と羞恥心を刺激する。
 集中力を削がれるのは如何ともしがたく、魔法の精度と威力はガタ落ちだ。中途半端に魔物が弱いもの、アルウェンが集中できない理由の一つだ。下手に余裕があるせいで、余計な事を考えてしまう。
 魔物に身を任せてしまえば楽に、という考えすら浮かび、目の前の敵にも集中できない始末。
 凌辱された二度の光景が何度もフラッシュバックし、その度にひざが折れそうになる。今アルウェンを支えているのは、僅かな誇りだけだった。
 一度心が折れそうになり、このまま帰ってしまおうかとも思ったが、負け犬になるのは御免だ。歯を食いしばって感覚を無視し、魔法を連発する。
「っ……! 何者かは知らぬが、この代償、高くつくぞ……!」
 まだ見ぬ城を乗っ取った犯人に、ほとんど八つ当たりの恨み言を吐く。そうでもしなければやってられない。
 アルウェンを苛立たせているのは、性感の他にもうひとつあった。いくら歩けども一向に魔力がある方向へ近づけている気がしないのだ。
 近くに魔力がある、というのは分かっても、どうも感覚が妙で正確な方向を感知できないのだ。さらにオルディウム神殿は同じような通路、部屋が多数あり自分の位置が掴みづらい。結果、何度も同じ場所を回ってしまう事になる。
 今は神殿の中にいるので分からないが、外はもう薄暗くなっている頃だろう。いい加減魔力を回収して、帰りたくなる。
 背後から襲い掛かるつぼみみっくをアースインパクトで吹き飛ばし、周囲を警戒しながら進んでいく。集中力が散漫な今では、感知能力も十全に発揮しているとは言いがたい。
 遅々としながらも進んでいくと、ゴミが散乱している通路の置くからオレンジ色の光が指しているのが見えた。奥には太陽光に反射して輝く水面がある。
「しまった、外に……いや、正解か」
 西日に照らされる通路の奥からは、若干ではあるが今までより濃い魔力を感じる。
 山積みになっているゴミの上を慎重に進みながら外に出る。出口を潜って光景を確認し、アルウェンは思わず感嘆の声を漏らした。
 足元には水面に浮くように取っ手のない石畳が続き、その先には巨大な円形の台座がある。昔には何かしらの儀式に使われたであろうそれは、今も劣化も少なくそこに存在している。
 構成自体はごくシンプルなものだったが、辺りの風景と相まって美しく幻想的とさえ言えた。水が苦手なアルウェンでも、また立ち寄りたいと思うほどだ。
 とは言え、いつまでも見とれているわけにはいかない。早く魔力を回収しなければいけないのだ。
 水上にある道は滑りやすく危険かとも思ったが、意外に問題なく進めた。おかげで周囲の気配にのみ集中しながら台座までたどり着ける。
 台座の中心に立ったアルウェンは、いよいよ魔力の気配が強くなるのを実感した。ぴりぴりと肌を焼く、自分の魔力の気配が感じられる。
「しかし、妙な」
 これほど魔力の圧迫感を感じているのだから、随分近くにあるはずなのだ。しかし、依然として正確な位置を感知できない。
 何か障害物でもあるのだろうか、そう考えてアルウェンは気がついた。あたりは水ばかりであり、ここは水生の魔物が幅を利かせている場所だと。
「水中! また魔物に魔力を食わせたのか!」
「やっと気付いたか」
 突如響いた声にアルウェンは舌打ちし、杖を構えながら魔力を充実させた。気配を探ってみるが、大まかな位置すらつかめない。セクンドゥム廃坑にいたモンブランとは比べ物にならないほどの実力者だ。


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