神無月の巫女 エロ総合5at EROPARO
神無月の巫女 エロ総合5 - 暇つぶし2ch837:転生後 真夏のデート ◆M2vRopp80w
08/08/06 01:28:45 UByINr8O
>>836 続き
           
館内の外に出ると、売店の近くに休憩所のベンチがひとつ空いていたのでそこで食べる事にした。
そこは食べ物の持ち込みもいいらしく、場所も日陰になっていてちょうどよかった。
辺りを見ると、他のベンチに座った数人の家族連れやカップルがお弁当などを食べている。
「ここで食べよっか?」
風呂敷をほどき二段に重なったお弁当箱を開けると、彩り鮮やかで美味しそうなおかずが沢山入っていた。
「これ姫子がひとりで作ったの?」
「う、うん、千歌音ちゃんの口に合えばいいんだけど…」
千歌音は姫子が自分のために、一生懸命お弁当を作ってくれた事が嬉しかった。
「いいえ、姫子が私のために作ってくれたんでしょう?頂いてもいい?」
「うん!沢山食べてね。」
千歌音の言葉に安心した姫子は、さっそくフォークを取り出した。
「千歌音ちゃんは何から食べたい?」
「そうね…じゃあ、姫子のおすすめを。」
「おすすめだったら…卵焼きかな。」
姫子が一番苦労して作った、乙羽さんのお墨付きの卵焼き。
姫子は卵焼きをフォークに刺して、千歌音の口元へ運ぶ。
「はい、千歌音ちゃん。」
「え…あ…の、姫子?」
姫子は周りを気にせずに、千歌音に食べさせようとするが、千歌音は恥ずかしくて少し戸惑った。
「千歌音ちゃん?」
そんな事も気にせずに卵焼きを差し出したまま、首を傾げて千歌音を見る姫子。
(でも…せっかく姫子が私のために作ってくれたのだから…)
さすがに人前で恥ずかしかったが、千歌音は姫子が作った卵焼きを口に入れた。
「どうかな…?」
甘過ぎず、ふんわりと柔らかい卵焼きはとても美味しくて千歌音の好みの味だった。
「美味しいわ、とても。」
「本当に?」
「ええ、本当よ。」
姫子は、胸に手を当てほっと息をついた。
「よかったぁ…!」
二人で笑い合って食べるお弁当は、とても美味しくて何よりのご馳走になった。
           



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