神無月の巫女 エロ総合5at EROPARO
神無月の巫女 エロ総合5 - 暇つぶし2ch813:転生後 夏のプレゼント ◆M2vRopp80w
08/08/03 23:53:10 yt5uBAO4
>>811 続き
           
夕食もお風呂も済ませ部屋で過ごしていると、千歌音が姫子の部屋へやって来た。
千歌音を部屋に呼んだのは姫子だった。
「あ、千歌音ちゃん。ちょっとここに来てもらえるかな?」
「…なぁに?」
不思議そうに首を傾げる千歌音の前に、大きな紙袋を差し出す。
「はい。」
「…私に…開けてみていい?」
「もちろん。」
千歌音が紙袋から箱を取り出し、中を開けると水色のワンピースが入っていた。
「これ…」
「あのね今日街に行った時、このワンピースを見かけて千歌音ちゃんに似合うんじゃないかって思って…気づいたら買っちゃった。」
「でも…私…誕生日でも、特別な日でも無いのに…いいの?」
「うん、千歌音ちゃん。着てくれる?」
「………うん。ありがとう姫子さん。」
照れくさそうに頬を赤らめ、はにかみながらお礼を言う千歌音。
まだ記憶を取り戻していない千歌音は、姫子の事をこう呼ぶ。
これでもやっと下の名前で呼んでくれるようにはなったのだが。
「それとね千歌音ちゃん、お願いがあるんだけど…」
「お願い…?」
「千歌音ちゃん、もうすぐ夏休みでしょ?あの、もし良かったら…デートに行かない?」
「デート?姫子さんと…」
それを聞いて、千歌音はさらに顔を赤く染めて下を俯く。
「あ…そっか、千歌音ちゃんは夏休みでも部活とか、お茶会とかあるよね。忙しいよね、ごめんね無理言って…」
少し気まずくて姫子が背を向けると、手をキュッと握られた。
「千歌音ちゃん…?」
「…行きたい。」
小さな声で呟いた千歌音は、今度は顔を上げて姫子を見つめる。
「姫子さんとデートに行きたい。」
「いいの…?」
「うん…。」
こくりと千歌音が頷いたのを確認した姫子は、嬉しくて頬を少し染めた。
「これ…デートに着て行ってもいいかしら?」
「うん…!きっと似合うよ。」
姫子は実はそのつもりで買って来たのだが、千歌音には秘密にして置いた。
きっと数日後に見るワンピースを着た千歌音は、誰よりも綺麗だろうなと姫子は思った。
           



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