ケロロ軍曹でエロパロ 其の6at EROPARO
ケロロ軍曹でエロパロ 其の6 - 暇つぶし2ch95:『Dreaming sergeant Part-03 "偶"』(タマ桃)
07/05/06 23:31:01 JozObRqI
基地内に響かんばかりの大きな音を立て、ギロロはケロロの部屋の扉を開いた
否、どちらかというと蹴り破ったと言った方が正しいか
部屋の中ではケロロがタママと、さっき買ったガンプラを仮組みしているところだった
団欒とした空間を劈いてギロロが現れたものだから、2人は思わず手にしていたガンプラを落としてしまった
眉間に深い皺を刻みつつ、赤く燃えるギロロの視線はケロロへと注がれる
また侵略か何かの話かと思い、ケロロはごく自然に応対した
「ああギロロ、どったの?」
「…ッ」
しかし、ギロロの心情はそれどころではない
風呂場で自慰に耽る想い人と、その少女の口から漏れた気になる言葉の数々…
確かな事は解らずとも、ギロロは夏美の異変の原因がケロロにあることを、持ち前の動物的勘で察知していた
ギロロはケロロにズンズンと詰め寄り、おもむろにその首根っこを掴む
「貴様っ…夏美に何をしたァ!?」
「ゲ…え、え??」
こんな光景は小隊内でも日常茶飯事の筈だった
だがギロロの様子はいつもの激昂時に見せる顔のそれとは明らかに違っている
無論、この事に関してケロロは何も知らない
全く噛みあわない両者の問答に、強引にタママが割って入った
「ちょ、ちょっとギロロ先輩待って下さい!」
「どけタママ!これは重要な問題だッ!」
「えっと~…ワガハイ何かしたっけ?」
「き、貴様!!」
身に覚えのない訴えに言葉が詰まるケロロだが、その行動がギロロをもっと刺激した
横のタママを突き飛ばし、そのまま掴みかかるとケロロをその場へ押し倒す
流石にここまでの行動に出られるとケロロも憤りを感じ、言葉を荒げた
「ぎっ…何をするでありますか!!」
「黙れ!そこまでしらばっくれるとは…見下げ果てたぞ!」
「2人とも、ホントに止めて下さいですぅ!ギロロ先輩、どうしちゃったんですか!?」
側のタママを完全に無視したギロロの顔は、怒りで真っ赤になっている
血が滲むほどに拳を握り締め、その様子は尋常ではない
「ギロ…ロ?」
押さえつけられ、涙さえも瞳に浮かせている友の姿を見て、ケロロは喉を鳴らした
幼い頃からいつも一緒だった赤ダルマ
ちょっと融通が効かなくて、偏屈で、頑固で、だけどイイ奴
子供の頃からの腐れ縁で、ケロロも彼を異性として意識した事が無いわけでもない
何だかんだで頼りになるし、小隊内では一番頼りにしているつもりだった
そんなギロロがこんな顔を見せ、しかも自分を拘束して怒りに震えている
ケロロは、背中に嫌な寒気が走るのを感じた



『Dreaming sergeant Part-03 "偶"』




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