07/01/29 15:41:07 Izd+vpd0
>>24
「どういう事だ?」
下から見上げる状態であり、露出の多い神秘のビスチェを装備しているおいろけスキル100の
ゼシカ嬢の腿と胸がマルチェロの視界を占領している。
混乱し呆けてしまいそうなところを堪えて、身を捩りながらマルチェロはゼシカに
全然今から行われるであろう行為の意図がわからないのだと抗議した。
「終わったら、今度はあなたが殴ってくれて構わないから……お願いよ」
怒ったような、困ったような、泣き出してしまいそうな、形容し難い表情でゼシカはマルチェロの質問の
答えとは程遠い答えをしながら、目をギュッと瞑って男のアンダーに細い手を差し入れた。
「…っ…」
股間にゼシカのひんやりとした手が触れマルチェロは息を呑む。
女の小さなてのひらが揉み込む様にペニスを包み、それを持ち上げるようにしてファスナーから覗かせた。
焦っているのかゼシカはビスチェのショーツ部分を己の指でずらし陰部を露にし
その性器を併せるようにマルチェロのペニスの上に跨った。
「ん……こう、かな?……」
マルチェロのペニスは完全に勃起しておらず、ゼシカの秘部も濡れていないので挿入は困難である。
が、ゼシカは頬を染めながらぎこちない手つきで一生懸命ペニスを己の中への誘導を試みる。
「ちょっと、待ち、たまえ、まさか、あなたは」
ゆるゆるとしたゼシカの手の動きと擦れる陰部のもどかしい不規則な快感に息を詰まらせながら、
マルチェロはこちらへの気をそらしているゼシカにやっとの抵抗で手を伸ばし、腕を摑み手前に引いた。
手を引かれたため、きゃ、と小さい悲鳴と共にマルチェロの胸に顔から飛び込みゼシカは鼻を打つ。
すぐに起き上がろうと顔をあげようとしたが男の手に頭を抑えられ叶わなかった。
マルチェロがゼシカを胸元に抱きしめる形になり、じんわりと互いの体温が混ざり合う。
行動の意味は判断しかねるがどう考えてもどう考慮してもどう善処してもどう転んでも
これは恐らく確実であろう推測を事実として認識するためマルチェロはゼシカに問うた。
まさかまさか。
「……処女か?」
ゼシカの耳に丁度マルチェロの心音が伝わる。
勢いでなんとか保っていたゼシカはそれを挫かれて、激しい羞恥心に顔が火を噴いたように熱くなる。
命を刻む男の胸にその情けない顔を埋めるようにして蚊の鳴くような声で、そうよ、と答えた。