07/04/30 16:09:43 oZTJzpQU
僕は裸でマンションの一室のベッドで眠っていた。隣にはやはり、裸の理沙が寝ている。
携帯電話の時計は午前8時を過ぎていた。今日はゴールデンウィークの2日目である。
家族は、昨晩、この連休を利用して旅行に出かけてしまった。
僕は別に家族と旅行に行きたいとは思わなかったから、受験勉強を口実に
一人留守番をする事にした。寂しいという気持ちは全くなかった。
話し相手としては、身近にマキがいるし、電話をかければ
クラスの友人の2,3人といつでも話ができる。
それに何より、連休のちょっと前に理沙がGWにうちに来ないかと誘った事もある。
そこでGWは一人で留守番していると彼女に言うと、じゃ、家族が帰ってくるまで
うちに泊まりなよ。美味しいものいっぱい食べさせてあげるからさと、
彼女は微笑みながら言った。というわけで、僕は昨晩からここにお世話になっている。
昨晩は楽しかった。理沙の手料理から始まって、食後はトランプをしたり、
TVゲームをしたり、テレビを見たりして過ごし、最後に彼女を抱いた。
彼女と同衾するのはこれで2回目だ。そして今、僕は隣で寝ている
理沙を愛してしまったようなのだ。僕は最初、理沙を利用する事しか
考えていなかったが、いつしか恋愛感情が芽生えてしまったらしい。
僕は夢であるとしか思えなかった。よく考えればノートのおかげで
彼女と知り合い、そして今、恋人同然の関係になっている。
女性のお漏らしが好きという性癖以外、平凡、没個性な高校生である僕が、
今、モデルとしてならしている理沙と相思相愛の関係にあるなんて、
まさに奇跡の賜物としか言いようがなかった。
「う、うん…」
理沙が目を覚ましたようだ。理沙はむくりとベッドから起きると、
自分の携帯の時計を見た。そしてはっとした表情で僕に言った。
「ダーリン、シャワー浴びてきなよ」
「え、いきなり何を?」
「いいから早く!!」
理沙は僕のパンツを脱がすと、無理やり浴室に押し込んだ。
その時だった。僕は急に尿意を感じた。今にも漏れそうだ。
そう思い終わらないうちにペニスの先端から尿が飛び出してきた。
僕は直感した。理沙の仕業だ。
「理沙!これはお前の仕業か!!」
理沙は申し訳なさそうな顔をすると、黙ってノートを見せた。
『○○××(僕の名前)
大型連休初日に亜粂理沙と一夜を過ごし、
亜粂理沙を心のそこから愛してしまう。そして午後八時半、おもらし』
「理沙ぁ~~~~!!!」
「キャー、ダーリンごめんなさい!!」
「許さん、お前の名前も書いてやる!!」
僕は理沙からノートをひったくると、ノートに引っ掛けてあったペンで
彼女の名前を書いた。間もなく彼女はうずくまると、
気持ちのいい音を立ててお漏らしをし始めた。
「あ…ああん…見ないで…」
理沙は僕からノートを奪い返すと、また僕の名前を書いた。
僕も負けずにノートをとると、彼女の名前を書いた。
それから何回おもらしの応酬をしただろうか、僕たちはアンモニア臭の中、
自分たちの姿におかしくなって笑ってしまった。
一通り笑った後は、二人で仲良くシャワーを浴びて朝の珍事件は終わった。