07/03/09 05:58:19 SCQCxs8A
本家では名前が書かれた人間は無条件で死んでた気がするけど
(~の場合は死なない、とかなかったと思う)
おもらしノートはホントに自由自在だなw
アヤカワレイミの続きとリサリサの行方が気になる
275:名無しさん@ピンキー
07/03/09 10:03:59 yDGrMmrl
前から思ってたんだが専ブラで見ると「デスノートはおもらしノート」って表示されるよな。
始め見たときは吹いた。
276:名無しさん@ピンキー
07/03/09 19:19:36 mwxz7Uiw
>>275
Jane Doe Styleは正常に表示されますがなにか?
277:名無しさん@ピンキー
07/03/10 04:41:01 Au8wgTnk
>>276
ギコ猫だとタブ機能でスレタイの記号が表示されないんだよ。そのことだとおも。
278:名無しさん@ピンキー
07/03/10 12:26:53 7bQdBPxh
《1時間目:社会科》
はじめての教室、不慣れな椅子、様々な中学の制服を着たライバル達。入試会場では
誰しも緊張するものだ。ことに本命の有名進学校、誠蘆館高校の入試とあっては。
筆記具の音だけが響く静寂のなか呆然と問題用紙を凝視している少女は、しかし緊張
のために凍りついているわけではなかった。
『第0問 全ての解答欄に「おもらし」と記述しなさい。
記述を終えた場合のみ、用を足すことができるものとする』
問題用紙の中央に書かれた意味不明の文章は、あろうことか彼女自身の右手がたった
いま自動筆記したものだった。そして彼女にとって確かな事実はひとつだけ。
(……トイレ行きたい)
男子400名・女子350名のうち、この怪現象に遭遇しているのは60名程度の女子のみ。
教室あたり4、5名はこの事態が表沙汰になるには少なすぎる比率だった。
試験中のトイレは恥ずかしいが、この尿意では試験にもならない。あちこちの教室で
意を決した女子生徒が試験官に伴われてトイレに行き、そして蒼白な顔で戻ってきた。
どうしても、出ない。強烈な圧迫感にも関わらず、どれほど下腹部に力をこめても
膀胱からは一滴のしずくも解放されない。
『第0問』の指示は、本物だ―そう確信せざるを得なかった。
(あー、もう…やればいいんでしょ、やれば!)
自分の進路をも決定づける神聖な紙片に、いま自分は何を書こうとしているのか。
それを考えると恥ずかしさと情けなさで指先が震えた。
(お…も…ら…し…)
問3 9世紀に(おもらし)の勢力が衰えると、日本は使節派遣を停止し…
問7 …岩倉具視ら使節団は欧米諸国に(おもらし)を要求したが…
問15 図はどんな環境問題の拡がりをあらわしたものか、答えなさい。(おもらし)
(……あたし何やってんだろ)
解答用紙に慌ただしく消しゴムをかけていたら、不意に何もかもが虚しくなった。
懸命に年号や人名を思いだそうとしている皆が、遥か遠い存在に感じられた。
―こうして、何人かの女子生徒がまず脱落した。
《2時間目:理科》
20分弱しかない休憩時間、試験会場のトイレはただでさえ混雑する。まして、行列に
『第0問』からの指示を拒みきった女子生徒が何人も並んでいるのだから、雰囲気は
殺伐としてくるのが自然のなりゆきだ。
(何分籠ってるのよ。便秘?嫌がらせ?早く出なさいよ、こっちは限界なんだから!)
執拗なノックと足踏みとで他人を追い立て、苛々と便座についたところで、はじめて
彼女は気付くだろう。さっきの生徒がなかなかトイレから出られなかった理由に。
そして自分もまた、まったく同じ境遇に置かれていることに。
ドアの外からは、ひっきりなしにノックが聞こえてくる。
(……あいつ、調子でも悪いのか?)
少年は、斜め前の座席で伏せっている少女とは同じ中学の友達だった。
「うわ、席近いなー。カンニングしないでよ」「ばーか、点数落としてどうするよ」
今朝はそんな憎まれ口を交わしあうほど元気だったのに。心配だったが、1時間目の
社会科が酷かったのかもしれないし、男には言いにくい体調不良かもしれない。理由
を考えると声をかけづらかった。少年が躊躇しているうちに試験がはじまって数分。
少女が突然、猛烈な勢いで鉛筆を走らせはじめた。
ただならぬ気配に驚いた少年が思わず視線を向けたのと、少女が答案を問題用紙の下
に隠そうとしたのは、不運なことにほぼ同時だった。
思わず、あっと声が洩れた。
(おもらしおもらしおもらし…なななにやってんだあいつ…おもらし…)
(見られた…見られたっ?)
スカートの前をもじもじと押さえトイレに向かう少女と、ぽかんと口を開けた少年の
視線が交錯した。まるで実際のおもらしを目撃したかのように、お互い気まずかった。
結局、二人はそのまま試験が手につかず、仲良く揃って受験に失敗することになる。
―別々の高校に進学し、二度と会話を交わすことはなかったが。
279:名無しさん@ピンキー
07/03/10 12:41:44 7bQdBPxh
《3時間目:数学》
またしても『第0問』が書きこまれ、同時に尿意がこみあげてきた。1時間目から
ずっと我慢している数人には耐えがたい苦痛だったが、一度でもその命令に屈した
者にとってはもはや大きなインパクトをもたない指示だった。
何も考えずとにかく平仮名を羅列すれば用が足せる、落ち着いて試験が受けられる。
それが彼女たちの導きだした方程式だった。50人の少女は先を争って魔法の呪文を
書きあげ、トイレへと向かった。安心して試験を解きはじめた彼女たちは、慌ただ
しく連絡をとりあう試験官の動きには全く気付かなかった。
進軍ラッパの校章が誇らしげに輝いている。この場所に来るのは3年ぶりか。
僕は帽子を目深に被りなおし、誠蘆館高校の正門をじっと見つめていた。僕の高校を
受験する生徒の多くは誠蘆館を併願する。ひらたく言えばウチは滑り止めだ。
「あはは、おにいちゃんは滑ったんだね」マキが無邪気に人の古傷をえぐってくる。
大きなお世話だ。筆記試験は問題なかったんだ、面接で「好きな映画:超能力学園Z」
なんて答えさえしなければ…少なくとも僕はそう信じている。
それはともかく。いつも僕たちを見下している誠蘆館に一泡吹かせるため、僕は例の
我が校の出願データから、容姿・学力・素行ともに優秀な女子生徒を100人ほど選んで
おもらしノートで指示をくだした。3、40人は併願しておらず無駄になるだろうが、
まあ仕方ない。かなり細かな指定を書きすぎて腱鞘炎になったがそれも構わない。
自分は合格して当然と思っている娘たちをどん底に陥れ、毎年誠蘆館に奪われる優秀
な美少女を母校に取り戻すためだ。
なんという愛校心。うちの理事長から金一封貰いたいところだね。
僕は校内で尿意に抗がっている少女たちの姿を想像してほくそ笑んだ。
「解答用紙の回収が終わりました。これから昼食休みですが、その前に試験本部から
ひとつお知らせがあります」
試験官の言葉に教室がざわめく。
「本日は、一部学生による試験中の頻繁なトイレ使用か目立っている」
くすくすと笑いがおこり、自覚のある女子生徒の何人かは耳まで赤くなった。
「もちろん体調のことだから仕方ないが、できるかぎりトイレは昼休み中に済ませて
おくこと。それでは退室して結構です」
それができれば苦労はない。60人が一斉に心のなかで叫んだことだろう。
《4時間目:英語》
よろめく足取りで錆びた椅子の残骸を掻きわけ、旧講堂の裏側に出る。
なかば予想はしていたことだが、試験中立入禁止にも関わらずそこには既に四人もの
先客がいた。セーラー服、ブレザー、私服……出身中学はばらばらだが彼女たちは皆
一様にスカートの股間を押さえ、限界以上の尿意をこらえていた。
『ここまで一度も「問題0」を使わなかった貴女の我慢強さに敬意をあらわし、特別
ボーナスを進呈します。昼休みの間、旧講堂裏で用を足すことを許可します』
3時間目の終盤、自動筆記で送られてきたメッセージだ。
そこは、剥き出しの側溝しかない狭い通路だった。変電施設と廃棄された備品が壁に
なって校舎側からは死角、旧講堂裏側の壁に窓はなく、フェンスを隔てた外部の路地
には引越し便の巨大なトラックが停車し視界を完璧に遮っていた。
迷っている時間はない。五人の少女は無言で頷きあい、講堂の壁にもたれかかるよう
にして思い思いの姿勢でしゃがみこんだ。
しゅあ…ちょろろろ…じょあぁぁぁ…
側溝めがけて、五本の奔流が弧を描く。誰もが光惚の表情を浮かべていた。
トラックが突然動きだしたのは、その直後だった。唖然と見送る五人の視界から車体
が消えると、路地の対岸にある小じんまりしたオープンカフェが代わりに姿を現した。
静かな昼食を楽しんでいた数人の男女が、凍りついた。
悲鳴。
彼女たちが午後の試験に出席することはなかった。
誠蘆館の入試では数人のリタイアなど、よくあること。誰も気には留めなかった。
280:名無しさん@ピンキー
07/03/10 12:44:05 7bQdBPxh
《5時間目:国語》
『兎根畔茉耶子 運送中、尿意に襲われ…』
オープンカフェでトイレを借りて大急ぎで立ち去った女性ドライバー。今頃は、なぜ
こんな細道に迷いこんだのか悩んでいることだろう。僕は笑いだしたくなるのを我慢
しながら、つとめて冷静に「ちょっと嬉しいハプニングに驚く若者」を演じていた。
「ビネガー、取ってもらえませんか?」
突然声をかけられ、心臓が停まりそうになった。
声の主は、隣席に陣取った奇妙な少女だった。淡いピンク色のゴスロリ衣装はお洒落
なんだか寝間着なんだかわからないし、やわらかなウェーブを描いた長髪はあちこち
寝癖が目立つ。顔立ちは整っている…というかむしろ美少女の部類だがアイラインに
失敗したのか地顔なのか、まなざしはどんより暗かった。
靴を脱ぎ、椅子の上でフリフリのスカートから下着がこぼれ出そうで見えない絶妙の
角度を保った体育座りをした少女は、眼前で起きている異常事態には目もくれずに、
ビネガーをしこたまかけたピクルスサンドをねぶりはじめた。
(……なんだ、こいつ?)
放尿ショーのことすら一瞬忘れて呆気にとられている僕に、彼女は呟いた。
「このお店、いい穴場ですね。とても美味しいです」
僕がその少女と再び出会うのは、二ヶ月ほど先のことだった。
最後の科目がはじまった頃、試験会場の空気は例年など遠く及ばないほどに険悪だっ
た。成績の見込みはともかくまだ試験を受け続けている『第0問』犠牲者が40人強。
誰一人、他人にこの異常な現実について相談できずにいた。同じ中学や塾出身の友人
がなかなか近くにいないのも一因だし、肝心の『第0問』は自分自身の筆跡によるも
のだ。仮に「ジョーのしわざだ」と訴えたところで試験失敗をごまかすための自演と
思われるだろう。だから誰も最初の一人になれなかった。きちんと各人が名乗り出た
ならば、あるいはこれが自演などではありえないと理解されたかもしれないが……。
加えて、4時間目の冒頭に試験本部から出されたアナウンスが事態を悪化させていた。
「先程も伝えたとおり、本日は試験時間中のトイレ使用が非常に多くなっています。
諸君らを疑うわけではありませんが、あと2科目、試験中のトイレ使用にあたって
はカンニング等防止のための厳正な措置がなされるものと受け止めていただきたい」
カンニング防止の厳正な措置。
個室の扉を開け放ったまま試験官の面前で用を足す自分の姿を誰もが想像した。
トイレ使用が事実上封じられると、逆に我慢できなくなるものだ。試験時間中の尿意
と焦燥は『第0問』と関係ない一般生徒にまで伝染していた。冷静に考えればそもそ
も個室が必要ない男子ですら、その波に巻き込まれた。
そして、すべての試験終了を告げる予鈴が鳴った。
ジョーは元々、この瞬間から排泄の自由が女子生徒たち自身の手に戻るよう設定して
いた。男女問わず多数の生徒がトイレに殺到し、軽傷者やおもらしする者まで出た。
なかには、グラウンドの隅で用を足す者までいる始末だ。
この異様な事態はジョー事件に飢えている一部マスコミに察知された。そして原因が
ジョーではなく「試験中のトイレを厳禁した非情な措置」にあるらしい、と知れると
お決まりの指導方針叩きが燃えひろがっていった―
だがそれはまだ、先の話。
うまくいったかな、と期待するジョーですらそこまでは予想していない。
「それにしても、さっきの……うふふふひゃっ!」
その傍らでマキが、意味ありげな笑いをこぼしていた。
281:名無しさん@ピンキー
07/03/10 12:51:52 7bQdBPxh
とりあえず>>222あたり参考にM本人っぽい人を出してみた。
ただの変な人として消えても特に恨みはない。
女装美少年かどうかは後のひとに任せた!
282:名無しさん@ピンキー
07/03/10 14:30:43 vz2duKlv
最高すぐる・・・
GJ!
283:名無しさん@ピンキー
07/03/10 14:42:50 KtAvHCjJ
男装美少女がよかったお
だがgj!
284:名無しさん@ピンキー
07/03/10 14:43:35 KtAvHCjJ
ageちまった、スマソ
285:名無しさん@ピンキー
07/03/10 15:03:17 Rtv/Ylwr
岩倉SUGEEEEEE
286:名無しさん@ピンキー
07/03/10 16:51:36 vF0m/OPi
>>281
GJ!!
犠牲者は女ばっかりだから美少年で俺はイインダヨー
287:名無しさん@ピンキー
07/03/10 21:24:20 KtAvHCjJ
>>286
つ よしのり君
288:名無しさん@ピンキー
07/03/10 22:39:37 2zCde9Hd
本家デスノの月は最後の最後でやられて無様に死んでしまうが、
このジョー様には最後は大逆転勝利で締めて欲しい・・・
といっても、失禁させるだけなわけだから、それでも構わんということで
強行に突っ込まれたらジョー様はなにもできないわけだが。
289:名無しさん@ピンキー
07/03/11 00:02:40 +2if+8Xn
>好きな映画:超能力学園Z
これで吹いたwwwww
290:名無しさん@ピンキー
07/03/11 00:15:01 2p6+L/cW
まあ、そこは主人公とこのスレのみんなの知恵で回避するってことで。
月は二部だと、三流悪役っぽくてなんか嫌だったんで、そういう風にはなってほしくないなぁ。
いつまでもプゲラな主人公であってくれ。
ところでおもらしノートって本家より便利だし害が無いな。
死という武器がないから本人がどう危険から回避するのかってのが問題だけどね。
291:名無しさん@ピンキー
07/03/11 00:19:53 e6rdU8re
何に勝利をするんだよwwww
292:名無しさん@ピンキー
07/03/11 01:28:19 FO/RxcY1
本家の二部は一部よりクオリティ落ちちゃったからねw
月もなんかヘマばかりで能力ダウンしてるし、Lの後継者もLと比べると器が小さいし消化不良の感が否めなかった。
仮に二部まで作るとしたら、二部は本家をなぞるんじゃなくてこのスレオリジナルを期待するのは俺だけ?
293:名無しさん@ピンキー
07/03/11 01:50:20 Gv+uCE7Y
MはLと違って死ぬわけじゃないんだから、いつまでもライバルでいてくれるんじゃないか?
おもらししつつ
294:名無しさん@ピンキー
07/03/11 02:32:21 4dMvzb66
しかし、名前を知られた時点でMの敗北ジャマイカ?
死にはしないがMの膀胱はジョーの思うがままなんだし……
俺だったら所かまわずおもらしさせられようものなら一生のトラウマになる。
295:名無しさん@ピンキー
07/03/11 02:55:12 v3rzp5ow
Mが精神崩壊してMの後継者が仇を討つべく参入とか?
296:名無しさん@ピンキー
07/03/11 03:14:47 s3jWrxd/
誰か、本家のデスノートのルールを参考までにまとめてくれないかな、参考までに
本誌でしか読んでないからよく覚えてないんだが、>>274が言うように、本家は殺す相手の名前以外は書けないってルールがあったと思う
「AはBと会話を交わした後、心臓麻痺で死亡」とか書いた場合、Bも「ノートに名前が書かれた」から死んじゃうんだよね
あと、>>181みたいに、ノートに名前を書かれた本人以外の状況を操作することも出来なかったはず(トイレ満室とか)
まあ、別に本家以上に万能でもいいのかもしれないけど、もう少し限定されている方が面白いような気もしたので
>>131
ジョー様がボクっ子の可能性は?w
>>159
しかし、この情勢下なら、普通に全ての局のアナウンサーが、おむつ支給されてそうだが
いや、アナウンサーだけじゃなく、生放送、収録問わず、映像出演する人全員
あと、番組の収録や撮影なんかも、日程は外部に漏れないよう厳重に管理されそうだね
ていうか、国民総オムツ時代も近いような気がする
それがジョー様の作る新世界かw
297:名無しさん@ピンキー
07/03/11 03:39:16 BAEDF5ie
>>296
ボクっ娘ジョー様の作るオムツ新世界
つまり、元来おもらし癖(リサリサのような趣味じゃなく)のあったジョー様は、自分が住み良い世界を作りたかったんですかねw
298:名無しさん@ピンキー
07/03/11 06:21:29 lhhC3J4B
>>296
「デスノート ルール」でぐぐれば出てくるよ>本家のルール
ところで、仮にジョー様を女にするとするとリサリサとはどういう関係になるんだ?レズ?w
299:名無しさん@ピンキー
07/03/11 06:59:51 Fr2lQI/7
>>296
HK学園の場合はレイミ以外にも名前がわかる芸能人の生徒が
大勢いるだろうから、彼女らを先に操作して長トイレさせれば
あの状況作出は可能なんじゃないかな、と俺は脳内補完した。
ほかにおもらしノート特有のルールは条件分岐かな
300:名無しさん@ピンキー
07/03/11 07:21:50 lhhC3J4B
>>299
ノートに適当な芸能人生徒の名前を書きまくって詳細は
「授業中から便意を催して休み時間になると同時にトイレに駆け込むが、便秘でなかなか出ずに休み時間中トイレで粘る。入ったトイレの個室が全て埋まっていた場合は芸能学科内の他のトイレに移動する」
とでもした上で目的の2人の尿意を高めるとか?
301:名無しさん@ピンキー
07/03/11 09:33:45 /jz6BpF+
>>293
「えぇーい、あんたなんか、おもらしおもらしおもらしおもらし────」
「くそう、おまえこそ、おもらしおもらしおもらしおもらし────」
「くっ、私だって負けずに、おもらしおもらしおもらしおもらし────」
じょ~。
じょ~。
じょ~。
Mが三冊目のノートを手に入れ、互いに正体バレして三つどもえの平和なエンディング。
302:名無しさん@ピンキー
07/03/11 10:11:20 +2if+8Xn
URLリンク(www.vipper.org)
303:名無しさん@ピンキー
07/03/11 12:08:48 YgtS9gJ/
カテーテル挿しとけばおもらしノートも怖くないお
304:名無しさん@ピンキー
07/03/11 12:20:42 dOC7lM9p
おむつとかカテーテルで対策しても
最近おもらしノート使いのトレンドは
寸止め尿意地獄だからなあ…
つくづく>>205は天才
305:名無しさん@ピンキー
07/03/11 12:38:17 2s13M6RG
夜尿症や年寄りの頻尿なんかにノート使えば
人助けが出来るなぁと思ったが、
ジョー様は美女、美少女にしか使わないから駄目だったw
306:名無しさん@ピンキー
07/03/11 14:17:59 YgtS9gJ/
尿道を強制開放してるわけだから、カテーテル相手では膀胱寸止めも効かないだろう
お漏らしの「状況」が鍵になると思われるが、禁じ手にするのが最善だろう。
>>305
それは皆が考えるが可能性が広すぎて考察困難なので、ジョーを純粋変態にして放棄している展開。
307:名無しさん@ピンキー
07/03/11 14:37:09 AbOofk5k
ある日の住宅街
老婆「最近便所が近くて困ってるのよねぇ…」
おばさん「まぁ…」
通りすがりのジョー様「…」
新田サクラ
毎日午前八時、午後二時、午後八時に尿意を覚え、
必ずトイレで用を足す。尿意を覚える時間は
指定時間から±1時間の範囲内でランダムに決められる。
半月後
老婆「最近便所が近くなくなったのよ」
おばさん「よかったですねぇ」
マキ「お兄ちゃんもたまにはいいことするね」
ジョー「気まぐれさ。僕の方針はあくまでも若い女性に対してノートを使う事だ。
今回はあの婆さんに昔、良くしてもらった恩を返しただけさ。」
308:名無しさん@ピンキー
07/03/11 14:47:37 Mz5E2ByK
ジョー様ヤサシス
カテーテルで防いだ場合、なんかおもらし以上に
人としての尊厳とかいろんなもの失いそうな気がするw
309:名無しさん@ピンキー
07/03/11 16:51:01 bXlAaAWK
>>305
そうだ、本家は自分を殺すことも出来るんだから、こっちも自分の放尿時間を早めたり遅くしたり出来るはずだよな。
ストーリー的には使用者が女であると言う前提でだが、自分がトイレに行けない状況で我慢できなくなって、おもらしを避けるためにノートで放尿時刻を遅らせるとか。
310:名無しさん@ピンキー
07/03/11 17:11:19 bXlAaAWK
直接的な排尿だけでなく尿意を感じたりチビったり程度のことでも操れるとしたら、部活のテニスの試合で相手校選手をノートで揺さぶって自校を勝たせるとか
色々と応用が利きそうだね。
女子サッカーで相手ゴール前にボールが放り込まれた瞬間に相手GKをチビらせて、キャッチミスを誘発するとかw
>>279の愛校心溢れるジョー様を読んで思いついた。
311:名無しさん@ピンキー
07/03/11 18:12:04 +2if+8Xn
おむつ工場フル回転 新たなブームの兆し!?
最近各地で起きている、通称“ジョー”なる者の仕業と見られる失禁事件。
とくに少女や若い女性がターゲットとなっている事から、彼女らの間で、
人前での失禁を恐れ、大人用おむつが売れているという調査結果が出た。
大人用おむつの生産量は、年間33億枚、1200億円の規模。
とある工場では、この一ヶ月で販売メーカーからの発注量が90%も上昇し、
生産量も八割増しとなっているそうだ。
しかし、とある都内のスーパーでも、先月の大人用おむつの売り上げが
三倍に伸び、生産が追いつかない状況となっているという。
また、アパレル業界では、今まで高齢者などにしか需要のなかった
おむつを若者が買っていることに眼をつけ、機能性とデザインを両立させた
ファッショナブルなおむつの開発に力を入れているとも噂されている。
先日発売された女性向け週刊誌には、「ジョーVSおむつ」と題した記事が
掲載されるなど、各方面から注目が集まっている。
312:名無しさん@ピンキー
07/03/11 18:31:29 VOU/99/h
ジョーのお陰で景気がよくなるな
313:名無しさん@ピンキー
07/03/11 19:29:09 iFa1jTlR
世界中の投資家が日本のおむつメーカーに殺到して1年で株価10倍とか行きそうだねw
んで中国や韓国が格安のコピー商品を売り込んできて国内メーカーとの激しい争いが始まると。
ファッショモデル(ただし女性に限る)の一番高給な仕事が「雑誌やCMのおむつモデル」になったり。
経団連はジョー様支持に回って裏で警察の捜査に妨害工作仕掛けたりしてそうだww
314:名無しさん@ピンキー
07/03/11 19:34:56 xZSlOlWX
お漏らしシーンをより高解像度で見ようと、
地上波デジタルへの移行も進むのだな。
そしてテレビ局もお漏らし情報をデジタルで!
315:名無しさん@ピンキー
07/03/11 22:07:02 e6rdU8re
どうせおむつあっても、おもらしの前の行動で脱がせたりすんだろwww
316:名無しさん@ピンキー
07/03/12 00:15:48 OE8UxUq9
>>315
そういや、その手があったw
317:名無しさん@ピンキー
07/03/12 00:27:23 HxdryhSk
アヤカワ・レイミの二人の続き誰か書いてくれませんかね?
318:名無しさん@ピンキー
07/03/12 04:45:10 vQhvNQ3W
いろいろ展開してるから、どれがどれだか解りにくくなってきたね
319:名無しさん@ピンキー
07/03/12 04:50:26 DGViQyhe
【レス抽出】
対象スレ: 【デスノートは】おもらしノート【関係無い】
キーワード: おもら死
抽出レス数:0
どういうことだ
320:名無しさん@ピンキー
07/03/12 09:20:19 zzWsIFH4
>318
膀胱神ジョー
おもらしノートを拾った高校生。おもらし神マキ(>>10)と同居中。
本名不詳だが、ネット上ではジョー(>>23)と呼ばれ崇拝されている。
基本的に美女・美少女にしかノートを使用しないのが信条(例外:>>6、>>307)
>3、>6、>10、>19、>22-25、>52、>133-134(大)、>210-213、>278-280、>307、>311
アヤカワレイミ編:ジョーに挑戦状を叩きつけたアイドルデュオを襲う過酷な運命とは…
>28、>34、>43、>79-81、>84-88、>94-95、>101-102、>110-113、>120-121、>180-181
捜査本部:ジョー事件を追う事になった気の毒な人々。最近Mと提携した。
>27、>110-112、>225
M:ジョーに宣戦布告した変態犯罪専門の探偵。ついにその姿を現す…!?
>15、>172-174、>225、>279
ハルヒネタ(?):>58-60、>67
リサリサ(亜粂理沙)
2冊目のおもらしノートを入手したモデル。おもらし神ガイ(>>146)を連れている。
他人の名前と膀胱の状態がわかる「おもらし神の目(>>22)」を持っている。
>141、>146、>150、>236-239、>258-259(>263)
お粗相帳面:江戸時代のおもらしノート >>252-253
「>>が多すぎます」なんてエラーはじめてみたよ… まあ、専ブラとかで見て下さい
321:名無しさん@ピンキー
07/03/12 09:34:24 zzWsIFH4
訂正;Mの登場回 >279→>280
ほかにも何か間違いとかお漏らしあったら指摘たのむ
322:名無しさん@ピンキー
07/03/12 13:18:12 F36hMem1
ID:zzWsIFH4プチまとめおつかれさま(゚∀゚*)
323:名無しさん@ピンキー
07/03/12 13:59:01 0zMFU3Vo
おもら死と言う単語を見て思ったが、首吊りにしろ何にしろ死んだショックや筋肉の脱力で排泄物垂れ流しになることを使って殺せるかもしれない。
まあ使ってほしくない使用法だが。
324:名無しさん@ピンキー
07/03/12 15:06:54 PJqsMZoV
そんな人を殺せるノートなんて存在するわけないじゃないかw
325:名無しさん@ピンキー
07/03/12 18:44:17 LiHJDc77
>>323
○×ビルの屋上の外側のふちに手をかけぶら下がり、手の力を抜きながらお漏らし
余裕っぽいぜ。
326:名無しさん@ピンキー
07/03/12 20:23:59 rJ0GtFmn
あるいはノートには人を殺す力はなく、人命に関わるようなシチュエーションを記入しても、ただのおもらしになるという事も考えられるな…
ノートの力がどこまで有効なのかによってガラリと変わってくるね
327:名無しさん@ピンキー
07/03/12 20:46:21 MIn8p+hP
というか、おもらし神達の世界では禁忌ジャマイカ?
何というのか部署違い感がある。
神界にもいろいろあっておもらしの神は人を殺せないようにノートの性能に制限がかかってるとか。
328:名無しさん@ピンキー
07/03/12 21:05:12 Dxrix3hV
ってことはおもらしノートの世界にはデスノートもあって、ライトが存在する可能性も・・・
329:名無しさん@ピンキー
07/03/12 21:11:21 /TpB+SYF
私の父は、たしかに犯罪を犯してしまいました。
その罪は、決して償えるものではありません。
父の会社が倒産し、立ち行かなくなって犯してしまった強盗障害─
ですが、殺されるほどの事でしょうか?
あの、噂の、キラ。
何者かは判りませんが、私は─
このノート─
私は目の取り引きをしました。
キラを見つけ出し、必ずや復讐を!
憎きキラに、おもらしをさせてやります!
なんて事を考えたが、色々めんどくさくなるのでキラはいない方がいいなw
330:名無しさん@ピンキー
07/03/12 21:29:07 JlLo18Zo
そもそもジョー様がキラの裁きから
逃げきれる図がどうしても浮かばないしなw
331:名無しさん@ピンキー
07/03/12 21:35:46 rJ0GtFmn
そういやジョー様の家族構成がまだ未定だね
本家に習えば両親と妹(ジョー様が女の場合は弟?)
で父親はジョー捜査本部の捜査官ってとこ?
332:名無しさん@ピンキー
07/03/12 21:37:41 Dxrix3hV
キラって注目意欲あった? 無いなら良い隠れ蓑になるし取り合えず最初のほうは無視しそう
ミサが餌食になって必死に殺そうとしそうだが
333:名無しさん@ピンキー
07/03/12 21:40:38 rJ0GtFmn
>>333
レム「ミサの仇を討て月。でないと殺すぞ」とかw
月自身の意志でとなるとミサより妹が狙われた方が躍起になって殺しにきそうな気も…
334:333
07/03/12 21:41:39 rJ0GtFmn
自分にレスしてどうする俺w
>>333は>>332に対するレスね
335:名無しさん@ピンキー
07/03/12 22:02:04 NZZiGBhu
>>332
ジョー様も一応犯罪者だから裁く必要はあるし、
同じような能力を使ってる可能性が高いと判断した時点で
万一にもジョー逮捕からデスノ攻略のヒントを悟られない
ように全力で捜しにくるかもしれない。第二のキラ出現時のように
なによりイヤなのは「犯罪者には死を、美女にはおもらしを
与えるキラ様万歳!」「くそっ 混じった!?」だろうけど
336:名無しさん@ピンキー
07/03/12 22:34:03 M2VGNfhe
誰か「くそっ 混じった!?」で月が悶絶するコラ作ってくれwww
想像したら笑いが止まらなくなった。
337:名無しさん@ピンキー
07/03/13 00:03:58 IvE+rYeJ
「くそっ、混じった!?」
↑に吹いた人挙手
338:名無しさん@ピンキー
07/03/13 02:07:56 tDqIpwrw
死のノートはスレチです
339:名無しさん@ピンキー
07/03/13 11:10:58 6m9GvZZ2
みんなスレタイを見るんだ。
340:名無しさん@ピンキー
07/03/13 19:29:48 niCwTSym
URLリンク(img8a.atura.jp)
341:名無しさん@ピンキー
07/03/13 19:34:10 ncDJlCGg
>>340
クソワロタwwwww
342:名無しさん@ピンキー
07/03/13 19:35:58 uRyM0Xss
キラ様カワイソスwwww
343:名無しさん@ピンキー
07/03/13 21:14:07 IvE+rYeJ
新世界の始まりだ
344:名無しさん@ピンキー
07/03/14 01:01:46 l0M5pTvd
>>340
まじでふいたじゃないかwwww
次スレがあったらテンプレにいれたいくらい秀逸wwwww
345:名無しさん@ピンキー
07/03/17 00:33:48 oZTD/6Ds
次にも期待~
346:名無しさん@ピンキー
07/03/17 12:22:09 jODLlEpM
月「くそっ、混じった!?」
り「??……見つけ出してデスノートで殺せばいいじゃないか」
月「それだとお漏らしがみれなくなってしまうだろ!!」
347:名無しさん@ピンキー
07/03/17 12:53:15 8aqGBr9g
ライトwwwwwwwwwwwwwwww
348:名無しさん@ピンキー
07/03/17 13:23:32 UDOwmqqv
ライトなにやってんのwwwwww
349:名無しさん@ピンキー
07/03/18 05:07:07 r40q4zsB
wwwwwwwwwww
350:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:43:53 ybS0Bmiu
な、何だこの神スレはwww
コラまでww死ぬほどワロタwwwwww
351:名無しさん@ピンキー
07/03/20 21:46:05 z39C69Lr
僕はもう一人のジョーの存在を確信し、それからしばらくノートを書かない事にした。
…出るわ出るわ、2chのジョースレでは、僕が何もしないのに、連日、テレビの前でおもらしした
女性芸能人の名前が次々と書き込まれていった。その中には、僕の知らなかった芸能人もいた。
これは明らかに他人の手によるものだ。そんな中、僕はこんなカキコを見つけた。
203 名前:通行人さん@無名タレント 投稿日:20XX/XX/XX(火) 17:18:15 ID:gP+EU9c40
亜粂理沙、ジョーに宣戦布告
昨年12月から若い女性芸能人をターゲットにおもらしをさせている謎の存在、通称・ジョー。
そんなジョーに新たに宣戦布告をした女傑がいる。
12日、モデルで女優の亜粂理沙(19)が、雑誌「女性エイト」のインタビューに応じ、
ジョーへの宣戦布告を叩きつけた。
亜粂は「ジョーのせいで若い女性芸能人は日々ジョーの影におびえながら暮らしている。
私もジョーの手でおもらしさせられ、心に深い傷を負った。
このような女性の尊厳に関わるような卑劣極まりない行為は絶対に許せない。
私はジョーに対して何回おもらしさせられようとテレビに出続けてやる」と答えた。
(20XX年XX月XX日16時07分スポーツ放置)
URLリンク(hochi.yomyuri.co.jp)
フン…だったらアヤカワ・レイミのように恥をかかせてやろうかと僕は思ったが、
あまりにつまらないのでやめた。それに、僕が手を下さなくてももう一人のジョーが
おもらしさせるに決まっている。僕はふと思い立ち、女優板の亜粂理沙スレを開き、
彼女の出演番組を調べた。なるほど、明日の「笑ってよりとも!」に出演するのか。
幸い今の時期は僕の高校では春休みに入っている。よって家で何の気兼ねもなく見ることが出来る。
352:名無しさん@ピンキー
07/03/20 21:47:23 z39C69Lr
そして翌日、問題の「笑ってよりとも!」の時間が来た。
司会のタムリがゲストである亜粂を紹介する。僕は体を楽にして床に寝そべってテレビを見た。
(うっ…)
放送開始から20分後、私は突然強烈な尿意を感じた。もちろん、ノートに書き込んだのは
私であるから、この時間に尿意が来るのはわかっている。
私は強烈な尿意を我慢しつつ、平静を装ってトークを続けた。
放送開始から45分後、そろそろ番組の詰めにかかっている。
私はおもらしをする決意を固めた。そして…
「あ…あ…だ、駄目ッ!!」
私の股間から私の意志とは無関係に、熱く、黄色い液体が迸り始めた。スタジオ中が騒然となる。
だが、私はまったく満たされた感じはしなかった。やはり、ジョーの手でおもらししないと、
私の心は満たされないのだ。今夜ガイに相談しよう。
僕はテレビの電源を切った。いったい誰がもう一人のジョーなんだ?
なんだか気に入らない。美少女のおもらしは僕がさせる。おもらしの神は僕一人でいいんだ。
そいつが男なら、ノートを使って繁華街をフリチンで小便しながら歩かせて刑務所に入ってもらう。
女でも、ブスやババアなら、やはり小便させながら下半身裸で街を歩かせ恥をかかせた上で
刑務所に入ってもらう。美女なら僕の目の前でおもらしさせてやる。
僕はもう一人のジョーを探す決心をした。
353:名無しさん@ピンキー
07/03/20 23:27:39 g7/dkoCK
GJ!
「笑ってよりとも」で、有名な源頼朝の絵を千円の夏目漱石をにやけさせるのと同じ方法で
にやけ笑いさせているイメージが浮かんだ。
354:名無しさん@ピンキー
07/03/21 10:27:03 +189KXfT
仰げば尊し、我が師の恩。
どこかの学校で練習している歌声が、ちくりと私の心を刺した。
もうすぐ卒業式。私の生徒たちは今頃どうしているだろう。
「……先生? 大丈夫ですか樹先生」
お見舞いのリンゴを剥く手を停め、女性刑事が心配そうに顔を覗きこんできた。
「あ、ええ……それでやはり、ジョーは我が校の生徒なんですね刑事さん」
刑事は気の毒なほど大袈裟にかぶりを振るい、推測の正しさを裏付けてくれた。
「いえ、あくまで断定された訳では……ていうか私言ってませんよ! …言ってませんよね?」
慌てふためく姿に、自然と笑みがこぼれる。彼女の明るい性格は、あの忌まわしい事件以来
心を閉ざしていた私をどれほど救ってくれたことだろう。一呼吸おいてゆっくりと半身を起こし、
私は小さく頭をさげた。消毒の行き届いたシーツの香りが鼻腔をくすぐる。
「……本当に申し訳ありません、ご迷惑をおかけして」
「先生が謝ることなんかないですよ! 先生は被害者じゃないですか」
だが、ジョーという存在をこの世界に解き放ってしまった責任の一端は私たち教師にもある
はずだ。もしかしたら、私自身の教え子のなかにジョーが潜んでいるかもしれない。
「ほらぁ……またしかめっ面してますよ、先生。リラックス、リラックス!」
「……刑事さん、退院したら私にも何か……捜査のお手伝いをさせて頂けませんか」
よろこんで、と言い残して刑事は病室から立ち去った。事情聴取は今日もほとんど進展
しなかった気がする。きれいに平らげられたリンゴの皿を後片付けしながら、私はまた
しても肝心な質問を訊きそびれたことに気付いた。
彼女はどうして、いつも鼻眼鏡をつけているのだろう。
「おい、卒業アルバムの見本刷りどこやった?」
「知りませんよ、それより記念品のチェック手伝ってください!」
実行委員の連中が言い争いながら廊下を駆けていく。うるさいなあ……こっちは徹夜
続きで疲れてるんだ。せっかくの卒業式をどう盛りあげるか、計画が忙しくてね。
「……それ単なるお兄ちゃんの趣味じゃないの?」
身も蓋もないこと言うなよ、マキ。僕の高校がジョー事件における「特別な場所」
であることは、学校や警察がいくらひた隠しにしても隠しきれるものではない。
アングラのジョー応援サイトでは、いまや公然の秘密だった。多くの信者たちが
卒業式でのハプニングに期待している。裏切るわけにはいかないじゃないか。
もう一人のジョーも気になるが、こればかりは外せない。
「それに、先輩がたと顔をあわせる機会なんて、これが多分最後……」
「どうしたの?」
「いや、一人どうしても卒業式にお招きしなきゃならない先輩を思いだしてね」
とりあえず顔でも見にいこうか。
マイクよし、モニタよし、すべてOK。あとは本番を待つばかり。
放送部長・乾江智佳は鼻歌を歌いながら機材の点検を終えた。覗き窓から階下を見遣れば
パイプ椅子を並べている生徒たちの姿がある。講堂のメインステージ裏に設けられた三畳
ほどの調整ブースが、卒業式の映像・音響を一任された彼女たち放送部の砦だ。
智佳は不意に思いたって室内の様子を写メに撮ると、手慣れた仕草でメールを送信した。
(……あれ、今のメアド誰だっけ)
そんな疑問が頭をかすめたときには、彼女の指先はすでに送信履歴を削除していた。
355:名無しさん@ピンキー
07/03/21 10:35:30 +189KXfT
半日ほど散策して、場末の寂れたゲーセンに辿り着いた。品行方正な人間が「堕落した
自分」を演じるときのイメージはじつに貧困でわかりやすい。僕は帽子を深々と被り、
かなり時代遅れなパズルゲームに興じている標的から少し離れた台に座った。
「あー、たしかお兄ちゃんのノートに名前書いてあった……」
マキが『おもらし神の目』で相手の顔を覗きこんでいる。
「でも、この人……男だよね?」
ああ、そうだ。マキにだけかろうじて聴きとれる小声で呟く。
早乙女由紀。いつも僕達後輩を見下していた優等生は見るかげもなくやさぐれた姿で
慣れない煙草すら吹かしていた。ほんと似合わないな、しかし。
僕はね、マキ。人気者のあいつが妬ましくてノートを使った。最初はスカッとしたさ。
でも、すぐ後悔した。やっぱりね、男におもらしさせても楽しくないんだ。僕はそれ以来
女性にしかノートを使わないことにしている。
もっとも、もう一人のジョーが男なら話が別だけどね。
そう、もう一人のジョーやMと戦う前に一度「早乙女由紀」と決着をつけたかったんだ。
今の僕、ジョーのルールに則って。
さて、まずはこいつをどうやって卒業式に参加させるか……かなり古臭い脱衣麻雀の台に
50円玉を投入し、対応策を練りはじめる。おい、ボタンが死んでるぞ。ツモ牌が切れない
じゃないか! 店員を呼ぶわけにもいかず適当に牌を捨てていると、店のドアが遠慮がち
に開いた。顔を覗かせたのは、清楚なロングスカートのワンピースに白いカーディガン、
このゲーセンにおよそ不似合いな学級委員然とした雰囲気の少女だった。
死んだ魚のような表情でゲームをしていた中年男が舐めるような視線を向ける。充満した
紫煙にけほけほ咳こみながら、少女はまっすぐ早乙女のゲーム台へと向かった。
あの顔は―そうだ、槻村茜。卒業式の準備に日々追われていた僕は、いまやある程度
容姿に恵まれた3年生の女子なら全員名前をそらんじている。
「すっごい無駄知識だねお兄ちゃん」
おもらし神に言われてしまった。……おもらし神に言われてしまった。
屈辱に肩を震わせている僕をよそに、槻村茜は早乙女に何事か語りかけていた。
「……くどいな、何回言われても卒業式なんか出るつもりねェよ」
モニターの中では色とりどりのキューブが淡々と消滅し続けている。
「全校生徒の前でもう一度恥さらせって言うのかよ」
友達づらしていた取り巻きも、付き合っていた何人かの美少女たちも、あっさりと彼を
見捨てた。妬みを背中に隠した賞賛と喝采は、悪意を剥き出しにした嘲笑に変わった。
早乙女由紀は、誰も信じられなくなっていた。
「……マキ、少し可哀想なことをしたかなあ」
何言ってるの、お兄ちゃん―両替機に腰かけたスクール水着姿の少女が、ぞっとする
ほど冷静な声で応えた。いつも僕のそばにいるお調子者の声とは、思えなかった。
「今さら良心の呵責なんて……遅いよ。それとも、もう一人のジョーに全部任せて
引退でもする?」
ノートを捨てれば、記憶ごとおもらし界に持ち帰ってあげるよ。マキは無表情のまま
そう告げると、水着の股間からじわり暖かい湯気をたてた。
「……いや、悪かった。今の話は忘れてくれ。それよりあいつらのほうだ」
356:名無しさん@ピンキー
07/03/21 10:38:07 +189KXfT
茜の声は少しづつボリュームを増していた。
「あの頃とは違うよ。今ならきっと皆ジョーの仕業だって……」
「ジョーは女しか狙わない」
早乙女がぴしゃりと言い放つ。画面上のキューブは動作をやめ、不細工なマスコットが
ゲームの続行をひたすら哀願していた。
「自分のおもらしをジョーのせいにする見苦しいヤツだと思われるだろうな」
「……それは」
茜が返答につまった。画面にゲームオーバーの文字がでかでかと浮かぶ。
「皆に見捨てられて、落ちぶれて。大学受験だって一年棒に振ったしもう誰からも期待
されてない。こんな駄目なヤツ相手にすんなよ。意味ねェだろ?」
「……意味あるよ」
茜がロングスカートの腰あたりに添えた両手を震わせながら、声を絞り出す。
二人の会話に気をとられていた中学生が、戦闘機を弾幕に激突させた。
「早乙女くんは駄目な奴なんかじゃないでしょ? おもらしの一度や二度で全部
いいとこなくなっちゃう訳じゃないでしょ……」
「お前に何がわかるんだよ」
自分が不幸な目にあっていると主張する人間は、しばしばこの常套句で会話の絶対的な
イニシアティブを握ろうとする。あまり感心できた戦術ではないが。
「人前でおもらしさせられた奴の気持ちが、お前にわかるかよ!」
「……じゃあ、すればいいの?」
唐突な言葉に、狭い店内が小さくどよめいた。
「人前で……したら、私の言うこと聞いてくれるの?」
冷静に考えれば無茶苦茶な論理だが、その言葉は相手の嗜虐心を上手に煽った。
「ああ、いいぜ。ここでやってみろよ」
少女は両脚を軽くひらき、精一杯の力をこめて両手でスカートを握りしめた。
気まずい沈黙。店内にゲームを続けている客などもう誰もいなかった。耳たぶまで
真っ赤に染め、うっすらと涙を浮かべながら茜がうつむく。ロングスカートの奥で
がくがくと膝が震えている。どれだけ意識を集中させたところで、十数年をかけて
刷り込まれてきた社会常識や羞恥心から自分を解き放つことは容易ではない。
緊迫した時間だけが、ただ過ぎていく。
「……な、無理だったろ」
彼女の迫力に圧倒されたのか、いくらか柔らかな口調で早乙女が諭した。そろそろ
潮時だと皆思っていたのだろう。このタオル投入をやや残念がりつつも不服を示す
者はいなかった。ただ一人、この僕を除いては。
『槻村茜』
紙片に名前をしるされた少女がちいさな悲鳴をあげた。スカートの裾から僅かに
のぞいた生足を幾条もの水痕が這っていく。足元の床にじわじわと水溜りが拡がっ
ていく。そして―決壊。くぐもった水音をあげてロングスカートの前後が変色し
ていった。甘にがい香りに誘われ、何人かの男たちが今にもしゃぶりつきそうな
表情でにじり寄ってくる。
「……どう? こ、これで……」
「……馬鹿野郎」
下半身がびしょ濡れになることもいとわず、彼は少女の華奢な身体を抱きしめた。
傍でまぬけ面を晒している連中を睨みつけて牽制し、自分のハーフコートを茜に
羽織らせて早乙女由紀は僕の視界から消えていった。
「何やってんだろうな、僕は」
しかしまあ、これで早乙女は卒業式に現れるだろう。奴と槻村茜の前途を祝うため
にも、最高の卒業式を演出してやらなければな。この僕、ジョーが。
しかし僕はこのとき、卒業式を襲うとんでもない事態をまだ想像もしていなかった。
357:名無しさん@ピンキー
07/03/21 10:44:52 +189KXfT
ちと連投気味になって>>351氏スマソ
卒業式本編はまた近日中にでも。
358:名無しさん@ピンキー
07/03/21 12:06:38 /hDCYeEs
上手いなどっちも・・・
359:名無しさん@ピンキー
07/03/21 12:36:03 P2KZOkSz
おいおいなんだよなんかいい雰囲気じゃねーか!
360:名無しさん@ピンキー
07/03/21 12:40:21 1qO6iqwr
>>354-356
GJ!とても面白いです!
理沙は風呂場で大開脚しながら放尿していた。ふっくらとした割れ目から噴き出す勢いのいい小便が
風呂場の壁に叩きつけられ、跳ね返った尿が理沙の下半身を濡らしている。
理沙は一人で家にいるときは、基本的に大便をする時以外でトイレを使う事はない。
家のトイレといえば、もっぱらベランダか風呂場であった。
理沙は、トイレではないところで放尿する自分が変態である事は百も承知している。
間違いなく、この性癖のせいで、将来的に損をする事も理解している。
しかし、止められないのだ。今、自分がモデルとして成功し、人様よりいい暮らしをしているのは、
この性癖のおかげであると理沙は信じている。もし止めてしまえば、理沙は今の美しさを維持できず、
確実に引退に追い込まれるだろう。これは妄想ではない。理沙はそう確信していた。
放尿を終えた理沙は、シャワーを浴びた後、ガイに尋ねた。
「ねぇ、ガイ、ジョーを…ジョーを探したいの」
「…おそらくジョーにもおもらし神がついているだろう。わかった。やってみよう。
俺は俺以外に人間界に降りたおもらし神はいないか調べる為にしばらくおもらし神界に戻る。」
ガイはそう言うと、空を泳ぐように理沙のマンションから空へ昇っていった。
3日後----
ガイは再び理沙の元へ戻ってきた。
「理沙、俺以外に人間界に下りたと思われるおもらし神は3人いる。
一人は赤い血尿と呼ばれたおもらし神シャア、もう一人はマキ、最後の一人が風大左エ門だ。
結論から言おう。おそらくジョーに憑いているおもらし神はマキだ。
奴が人間界に降りた時期とジョーが出現した時期が一致した。」
「ありがとー!で、マキっていうおもらし神は何処にいるの?」
「…わからん。いくら俺が神でも、目視以外で他のおもらし神の存在を確かめる事は出来んのだ。」
「わかったわ。でも、私もジョーが通ってると思わしき学校を見つけたの。」
「ほう?よく見つけたな。」
「ほらほら、この掲示板見て。都内の私立A高校で何人もの女子生徒が
ジョーが原因と思われるおもらしをしているみたいなの。
で、私、明日その高校に出かけてみるわ。私、ジョーに会いたい。」
361:名無しさん@ピンキー
07/03/21 21:35:29 DVNUZWos
二人ともGJ!
362:名無しさん@ピンキー
07/03/21 22:10:54 P2KZOkSz
赤い血尿wwwwwwwwwwww
363:名無しさん@ピンキー
07/03/23 03:30:08 coW8uVeW
旬なシンクロやフィギュアスケートネタなんてどうですか、職人様方…?
364:名無しさん@ピンキー
07/03/23 14:34:39 FJnrvmwD
史上最高の良スレw
365:名無しさん@ピンキー
07/03/23 19:38:41 XFE01jHC
無数のスレがあるこの板でも、コラまで用意したところはそうは無いぞw
366:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:39:15 PddgAen+
『さあ、氷上に燃えさかる芸術祭・環太平洋フィギュア選手権。大会4日目の本日は
女子シングルフリーの模様をお届けしております。つづいての登場は本大会屈指の
優勝候補、ロツアの蒼白い精密機械ターニャ・チェレンコフ16歳!』
コーチと握手をかわし、ターニャが銀盤に舞い降りた。きらめくスパンコールを散り
ばめた淡い浅葱色の衣装は、遥か祖国のどこまでも透明な湖を思わせる。
リンクを一周し観客の声援に答えながらも、ターニャの表情は研ぎ澄まされた剃刀の
ように冷徹である。一切の感情を排除し、与えられた仕事を完璧にこなすその姿に、
人はいつしか賞賛と揶揄のいりまじった称号で彼女を呼んだ―蒼白い精密機械と。
だが、そんな彼女の眉間にごく僅かな動揺が浮かんでいた。解説者も、演技を見守る
観衆たちも、彼女が4歳のときから苦楽をともにしてきたコーチですら…ジョオ、か?)
半年前、トレーニング施設で訓練に励んでいた彼女のもとに、コーチが提案していた。
「この大会は辞退しよう。いま日本ではジョオという犯罪者が野放しになっている。
ターニャ、お前を奴の毒牙にかけることなど私には到底容認できない」
「離れた場所にいる人間でも自在に失禁させるという魔術師か。しかしコーチ、その
ような悪魔が実在するのならば、日本に居ても我が祖国に居ても違いはあるまい。
日本人に『ロツア女は皆“ドゥタキャン”する』と非難されたくはないし、な」
物悲しいロツア民謡のメロディが会場に響く。もはや後戻りはできない。
ターニャはひとつ深呼吸をすると、全体重と自らの運命を鋼鉄の薄刃に委ねた。
複雑な軌跡を描いてリンクを舞う彼女の両脚は、優雅な姿からは想像もつかない程の
気迫で氷の摩擦力を制御する。その集中力の前には、下半身の疼痛など些細な事だ。
(問題ない。ほんの4分10秒だ、このまま演じきってみせる)
「ターニャこれからどうなるの、お兄ちゃん?」
テレビ画面に未練を残しながら、好奇心を抑えかねたマキがノートを覗きこんだ。
『ターニャ・チェレンコフ 突然激しい尿意に襲われる。我慢できなくなりお漏らし』
僕が演技直前に書いたのは、それだけさ。派手に尻餅をついてお漏らしとか、突然衣装
を脱いで放尿とか、行動を操ればどんな辱めも可能だ。だが、それでは面白くない。
あの冷静沈着な機械女が鋼鉄の意志をもって僕に対抗し、そして耐えきれず屈服する。
「その瞬間が一番ぞくぞくするんだよ、僕は」
背後へと惹き寄せられるような滑走。水平近くまでしなやかにあげられた右足のトゥが
弧を描いて氷面へと突きたてられる。ふわりと少女の姿が浮きあがった。
一回…二回…三回…独楽のように舞った肢体は、着氷と同時に再び重力から放たれる。
『まずは三回転のルッツから三回転トゥループ。まさにロツアが産んだ氷上の精密機械、
ターニャ・チェレンコフに寸分の狂いもありません!』
興奮気味に語る実況の言葉も、観衆たちの喝采も、ターニャの耳には届かない。
(着氷が僅かに鈍かった。無意識に衝撃から身を庇っているというのか、この私が)
ターニャはこみあげてくる自分自身への怒りを懸命に鎮めた。今はまだ、冷静な心で
演技を続けなければならない。すべての動作は緻密に構成されている。ひとつでも手順
を誤れば、プログラム全体を破綻させかねないのだ。
(ここで小さくスピン……2回転をいれたのち、4時の方向に移動……)
彼女にとっては雑作もない緩やかな展開。何百回と繰り返してきた連携である。
(そうだ。4歳でコーチに才能を見出されて以来、私は人生の全てを祖国の勝利に捧げ
てきたのだ。永久凍土のブリザードをも耐えぬいた過酷な訓練の成果……この程度の
悪条件で揺らぐものではない。
そしてジョオよ。私の身体もまた毛髪の一本にいたるまで我が祖国に捧げられたものだ。
すなわち、私の膀胱は祖国ロツア共和国の膀胱!
その陵辱を許すわけにはいかな…ッ!?)
一瞬の油断があった。心の奥底に封じこめたはずの憤怒に意識を奪われたその刹那、
なんでもないスピンで足をすくわれてターニャの視界は横転した。
『おっと、ここでチェレンコフ転倒ゥゥッ!』
氷面に打ちつけた腰をあげて、どうにか姿勢を立て直す。どこにも捻挫はない。
プログラムに生じた空白も数秒にすぎない。この程度の誤差なら次の局面までに
修正可能だろう。問題ない、と呟いて再び加速するターニャ。
367:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:41:12 PddgAen+
くちゅ…… 冷たく湿った感触が彼女の股間を這ったのはその時だった。膀胱に
は依然として多量の液体が鎮座している。どうやら転倒した瞬間に、尿道がごく
一瞬だけ弛緩してしまったようだ。一度解放された堰を抑えつけるのは、従然の
何倍もの苦痛を伴う行為だ。精密機械と呼ばれる少女をしても、演技への影響が
現れないはずがなかった。
『どうしたチェレンコフ! 彼女らしくない、精彩を欠く演技が続いています!』
実況アナウンサーの絶叫、観客のざわめき。耳慣れない日本語が頭上を飛び交う。
片脚を後方にのばし、キャメルスピンの演技にはいる。光に溶けあっていく風景の
なかでターニャの頭をかすめた不安の種。腰をかがめ、シットスピンの体勢に移行
したところで、それは一層の現実感をもって芽吹いた。
(やはり冷たい……もしや、観客にも悟られたのか? いや、そんな筈は……)
ジョオの本拠地、日本に乗り込むのだ。万一の事態にそなえて衣装の素材は入念に
吟味している。多少漏らしたところで誰にもバレないことは実証済みであった。
だが、確証はない。身体の柔軟さには定評のあるターニャといえども、高速で演技
をしながら自身の股間を見ることは不可能だ。
(もし、衣装に染みだしていたら……)
悩んでいる余裕はない。次の演技要素が待ち受けている。それは―
『さあ、ターニャ・チェレンコフ最大の武器……スパイラァァルッ!』
軸足と上半身とが重なるほどの前屈。そして左脚は天高く突きあげる。
180度近い開脚姿勢を保ったまま氷上を華麗に滑走していく演技、
スパイラルステップシークエンス。その姿勢の美しさにおいては現在の
女子フィギュア界でターニャの右に出る者はいなかった。
ひときわ大きな喝采が観客席を揺るがす。
「見て、あんなにでっかい染み。やだァ!」
「女王ターニャのおもらしか、こりゃ特ダネだぞ」
「ターニャ、もっと股ひろげてぇぇ!」
日本語はわからない。だが、もしかすると自分はそんな罵声と嘲笑に囲まれて
小水の跡がくっきり浮かんだ股間を高々と全世界に晒しているのではないか。
この左脚をはやくおろしてしまいたい。だが、それは許されない行為だ。
心臓の動悸が激しくなっていく。頬が燃えるように熱い。私はどうしてしまっ
たのだ。この感情はなんなのだ。私は祖国のために……でも……たすけて……
ターニャの左足がゆっくりと着氷した。両手で頭を抱え、リンクの中央近くに
蹲ってしまったのはもはや祖国ロツアの威信を背負った精密機械ではなかった。
羞恥心に震える16歳の少女がそこにいた。嘘のように静まりかえった会場に
銀盤を溶かしゆく暖かなせせらぎの音だけが流れはじめた。
『しばらくお待ち下さい』静止した画面を前に、ジョーは勝利を確信した。
少女が誕生したその年、祖国の旧体制が崩壊した。貧しい労働者だった父親に
変革は何の恩恵ももたらさなかった。ただ混乱だけが一家にのしかかった。
少女の才能がコーチに偶然見出されなかったら、家族に今日はなかっただろう。
一方、コーチも旧体制下での潤沢な資金と国家的なバックアップを失い不遇の
時代を送っていた。少女を育てあげなければ、彼に明日はなかった。
二人は祖国のため、自らが生き抜くために二人三脚で歩みつづけてきた。
(でも、もうおしまいだ……もう私は必要とされない……祖国も、コーチも……)
湯気をたてていた水溜まりも今は凍りついて銀盤にいびつな影を落としている。
その中央で芯まで冷えた身体を丸めていた少女の耳に、ロツア語の叫びが届いた。
「どうした、まだ演技は終わっていないぞ!」
ありったけの声量で、コーチがロツア民謡を歌う。観客席に手拍子がひろがっていく。
ターニャ・チェレンコフはゆっくりと立ちあがった。
―チェレンコフの光。
今もフィギュア界に語り継がれる伝説の三回転を記録した映像は一切残されていない。
少女の身体からほとばしる水滴と氷粒が、蒼白い照明を浴びて星々のように瞬く。
きらめきの渦をまとって少女が舞う。
この幻想的な光景は、この日会場を訪れた人々の心にだけ永遠に刻まれたのだった。
368:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:47:04 PddgAen+
ウラー、ロツア共和国。
フィギュアの知識は一晩で仕入れただけだから
間違いは見逃してもらえると喜びますよ?
369:名無しさん@ピンキー
07/03/24 04:06:31 xQOoaY/k
>>368
まさか自分のネタを使っていただけたなんて…!
臨場感溢れるおもらしとスケートをありがとう!!
GJ!そして乙です!
370:名無しさん@ピンキー
07/03/24 07:07:25 qifNuux9
私の膀胱は祖国ロツア共和国の膀胱!wwwwwwwwwwwwwwwww
どうしてそんなに旨い文が出来るのかwwwwwwwwww
371:名無しさん@ピンキー
07/03/24 09:13:00 L+nDm/ma
>>366-367
GッッッッッJ!!!!!!!!!!!!
憎らしくなる位の文章力です。
372:名無しさん@ピンキー
07/03/24 09:25:37 DlnvYTpF
>>366-367
名文!名文ッッ!!
373:名無しさん@ピンキー
07/03/24 11:22:11 DlnvYTpF
翌日午後二時、理沙は問題のA高校の正門前の喫茶店の正門がよく見渡せる窓側の席に陣取って
生徒たちの出入りをじっくり観察していた。彼女は今日はテレビに出るときとはぜんぜん系統の
違う服を着け、髪型もガラリと変え、ケバいくらいの化粧をしているので、
おそらく多くの人間は自分を亜粂理沙だとは気づかないだろうと思った。
午後三時ごろより、生徒たちが正門から出て来はじめた。理沙は正門に注目し、
膀胱の状態の見えない人物が出てこないかじっくり見つめていた。
しかし、これは一種の賭けである。ジョーがこの学校の関係者とは限らないし、
たとえ関係者としても、今日は休んでいたり、正門ではなく、裏門あたりから出る可能性もある。
たとえ、見つかったとしても安心は出来ない。相手もおもらしノートの所有者なのだ。
自分と同じく、おもらし神の目の取引をしている可能性は高い。
果たして上手く尾行できるだろうか。そして午後四時前、
ついに膀胱の状態が見えない男が姿を現した。理沙は急いで会計を済ませると、尾行を開始した。
気づかれないように、ジョーからかなり離れた後ろを歩き、細心の注意を払った。
そして、ついにジョーは一緒に帰っている友人とも別れ、住宅街の中へ入っていった。
理沙はその小柄な体にはやや大きい感のあるパーカーのフードを深くかぶり、
ジョーとの距離を急速に縮めていった。そして…
「あなた、ジョーですね」
「…あなたは誰ですか?ジョーって、最近女性芸能人とか、ロツアのフィギュア選手とかに
おもらしさせているジョーの事ですか?」
「しらばっくれないで。私の『おもらし神の目』にはあなたの膀胱の状態が見えないわ」
「!」
「あなたも持っているんでしょ?おもらしノート。信じられないなら、今すぐ書き込んで、
あなたをおもらしさせてもいいわよ。」
「…どうやら探したいと思っていたもう一人のジョーが自分から来てくれたようだな」
「こんなところで会話するのもなんだから、ちょっと来てくれない?」
「だったらちょっと待ってくれないか。次の曲がり角を左に曲がると、公園がある。
そこで待っていてくれ。二十分以内にそこへ来るから。」
二十分後、私服に着替えたジョーとマキが公園に現れた。
理沙は公園のトイレでメイクを落としていた。
「…おかしいな。あいつは何処…!」
「ようやく顔をあわせて会えたわね、ジョー」
「あ、あんた!もしかして…モデルの…!」
「しっ、大きな声出さないで。そうよ、私は亜粂理沙。そしてそちらがおもらし神のマキね?」
「えっ、何で私の名前がわかるの?目の取引をしてもおもらし神の名は見えないはずじゃ」
「私に憑いているガイっておもらし神に教えてもらったのよ。あなたがジョーに憑いている
おもらし神の可能性が高いって」
「あちゃー、あの変態ゴーグルかぁ…」
「で、何の用なんだ?まさか、何の目的もなしに僕に会いにきたわけじゃあるまい」
「頼みがあるの。私をおもらしさせて。テレビの前で。」
「…自分でやればいいじゃないか。僕に頼み込む事じゃないだろ」
「いいえ、あなたじゃないと駄目なの。私は小さい頃から、野外放尿や立ちション、
開脚放尿などの放尿行為が趣味なの。変態でしょ?でも、モデルの仕事をやるようになって
そういうこともやりにくくなった。そこへジョー、あなたが現れたわけなの。
私も間もなく、ガイからおもらしノートを貰ったけど、自分で自分を放尿させても
ちっとも快感を得られないの。お願い。引き受けて。死ぬ以外の要求なら、何でもこたえるわ。」
「…わかった。引き受けよう。ただし、一つ条件をのんでくれ。
もし、あんたが僕がジョーであることをバラしたら、おもらしノートを使って殺してやる。」
「だったら、私も同様に、私がおもらしノートを持っていることをしゃべったら、殺すわよ。」
「よし、契約成立だ。」
「あ、そうそう…コレ…」
理沙は一枚の紙切れを渡した。
亜粂理沙 〒1XX-XXXX 東京都グッズリバー区リオデジャネイロ13丁目13-13
マンションワンガヌイ岩松666号室 tel080-XXXX-XXXX email:lisalisaXXXX@XXXXXX.ne.jp
374:名無しさん@ピンキー
07/03/24 11:24:59 DlnvYTpF
「これは?」
「連絡がとりやすいようにってね。暇だったらメールしてよ。
あと、私、明日の晩にレギュラーやってる『生放送!芸能人本気トーク討論』に出演するから、
お願い。おもらしの方法は全てあなたに任せるわ。ただ、大きい方は勘弁してね。」
「わかってるよ。大きいほうのおもらしは僕の趣味ではないからな」
翌晩 イルボンテレビ「生放送!芸能人本気トーク討論」スタジオ
私はジョーがいつおもらしさせてくれるか、待ちわびていた。今日のお題は
偶然なのか、ジョー問題だった。まず最初に私より10歳年上の女性芸能人が発言を行う。
「ジョー事件!私は絶対に許せませんよ!!私はまだ被害にあってませんけど、
すでに私の友達も数人被害にあってます!!見つけたら死刑にしてやりたいです!!!」
それから、数人の男性と女性が交互に持論を述べた。と言っても、さすがに「ジョー様万歳」
なんて口が裂けてもいえないから、全員が「か弱い女性におもらしさせるジョーは死ね!」
と言う論調であった。当然、私も建前ではそういうつもりである。
そして番組開始から40分がたった。まだだろうか?それとも私の約束を忘れたのか?
その時だった。私は急に尿意を感じた。気が少しでも緩むと、おしっこを漏らしてしまいそうだ。
私はジョーが約束を守ってくれたことに、微笑を浮かべた。
「…それでは、本番組の最後に、亜粂理沙さんにまとめを発表してもらいましょう。」
私は席を立ち、司会の立つ場所へ向かった。そして、司会のお立場の前で膝をがくんと垂れ、
うずくまった。私は自分の意志か、それともジョーの意志かわからないが、括約筋を開放した。
土石流のように尿が迸り始めた。
「あ、いや、いや…出る…」
しゃあああああああああ…
私はこれ以上ない快感を得ていた。私の得たかったものはこれだったのだ。
そう考えている間にも、尿の勢いは増し、テレビ局のトイレでいつも出している音と
変わらないくらい「シュイイイイ~~」という甲高い音が私の耳に響いていた。
おもらしをはじめて1分後、ようやく私の失禁は止まった。
しかし、それでもおしっこの音は消えなかった。それどころか、絶望を含んだ絶叫が聞こえる。
私が後ろを振り向くと、他の若手の女性芸能人たちもみんなおもらしをしていた。
立ちすくんだまま漏らしている女、座ったまま漏らしている女、
できるだけ物陰に移動して漏らしている女、おもらししながら全力疾走でスタジオを出て行く女。
とっくにびしょ濡れのズボンとパンツを脱いで放尿する女、
私はこの阿鼻叫喚の光景を見て可笑しくなり、くすっと笑った。
この日、2ちゃんねるではニュース速報+におもらしスレが乱立し、
イルボンテレビの実況板では一晩に千以上のスレが立ち、ついには鯖がトンんでしまう事態となった。
そして翌週以降「生放送!芸能人本気トーク討論」が放送されることは二度となかった。
375:名無しさん@ピンキー
07/03/24 12:43:09 GkFfaEIA
ジョーと理沙がついに出合った……。
なかなかGJ。
376:名無しさん@ピンキー
07/03/24 12:54:51 lox7Go3n
ナイス文才っ!
スタジオ想像してぬいた
377:名無しさん@ピンキー
07/03/24 23:15:58 iHMs8t2Y
うほっ!めちゃ萌えました、GJ!!
378:名無しさん@ピンキー
07/03/25 00:08:39 b6tnOYik
久しぶりにみたら、なんという神クオリティ
ここは間違いなく良スレ
379:名無しさん@ピンキー
07/03/25 00:09:56 uCmHvG5E
>>356の「……どう? こ、これで……」の後に、どうしてもこう付け足したくなった。
続けようとする茜の言葉は、こらえきれなくなった嗚咽にかき消された。
頬を伝い落ちた滴が、幾度となく足下の水面を揺らす。
380:名無しさん@ピンキー
07/03/25 09:06:25 SIk81Zve
さあ、どうなる。ついにこの時がやってきたぞ
381:名無しさん@ピンキー
07/03/25 11:36:16 YMuuTwr7
【女の敵】ジョーを突き止めろ!! Part13【許すまじ】 (108)
104 備えあれば憂い名無し sage 200x/xx/xx(x) 23:11:08 ID:0mrsFukk
俺私立A高校の生徒だけどたしかに先月ぐらいから可愛い子が
つぎつぎおもらしして学校来なくなったりしてる
ジョーってうちの生徒かもしらんね
または教師か?
105 備えあれば憂い名無し sage 200x/xx/xx(x) 23:23:11 ID:Mg34aK47
生徒か教師かどっちかは知らんが検証の価値ありだな
106 備えあれば憂い名無し sage 200x/xx/xx(x) 23:40:53 ID:tYp9Of4J
>>104
mjsk?
警察はそれに気づいてんのか?
てか通報したか?
107 備えあれば憂い名無し sage 200x/xx/xx(x) 23:51:62 ID:0mrsFukk
した方がいいのか?
108 備えあれば憂い名無し age 200x/xx/xx(x) 23:58:00 ID:tYp9Of4J
すべきだろ
「……で、お兄ちゃんはどうするの?」
「構うものか。僕がやったという証拠なんてなにひとつない。それに、もしこの
おもらしノートが見つかったとしても、こんなもの信じる奴がいると思うか?」
「まぁ、そりゃそうだね」
「普通は信じない。どうせキモヲタの妄想ノートだと思われるに決まっている」
「……自分で言う?」
「自覚はあるから気にするな。それより……気掛かりなのはリサリサだ」
「どうして?」
「彼女が本当に仲間となりうるかどうか……いくら放尿マニアの変態女だとしても
全て信じられるわけじゃない。だが─」
「だが……?」
「利用できるものはせいぜい利用させてもらうさ─ククク……」
382:名無しさん@ピンキー
07/03/25 18:54:48 +f3HJvsP
都内某所
全日本テレビ放送局連合の緊急会議に数百人もの代表が集まっていた。
出席者は、招集者のイルボンテレビ社長若林現像以下、日本国内のテレビ局の取締役たちである。
招集者のイルボンテレビの若林が説明を始めた。
「皆様にお集まりいただいたのは招待状の説明どおり、あのジョーについてです。
ジョーは今もなお、テレビ番組に出演した若い女性芸能人を失禁させ続けています。
最初のうちは視聴率を上げてくれたからそれはそれでよかった。しかし、奴は3日前に
わが社の番組『生放送!芸能人本気トーク討論』において出演した二十代以下の
女性芸能人全員を失禁させる愚行に出た!これが決定打となり、それまで傾向としては存在していた
若手女性芸能人の出演拒否が本格化しはじめたのです。
すでにわが社の生放送番組では、レギュラーの方を含め、20代以下の女性芸能人は
ほぼ全員が出演拒否をいたしております。VTRでも出演してくださらない方が非常に多い!
現在、わが社の社員が芸能事務所などを回って説得に当たっておりますが、効果は薄いです。
これは当然、ここにいる皆様方の局でも同様のことでございましょう。
ジョーは今や、テレビ局の救世主から獅子身中の虫へと変貌いたしました。
テレビの華たる若手女性芸能人をテレビから駆逐しようとしているジョーは絶対許せません!!
ジョーをこのまま放置すれば、日本のテレビは滅亡いたしましょう!!
そこで皆様にいくつかのご提案がございます。一つはジョーに対する共同戦線を張る事です。
テレビ局のみならず、系列新聞社にも働きかけ、ジョーを特定いたしましょう。
我々マスコミの恐ろしさをジョーに思い知らせましょう。もう一つはジョーが捕まるまでの間、
生放送の放送は出来るだけ避けていただきたい。生放送の番組を放映する場合は、
男性芸能人と中年以上の女性芸能人で番組構成をしていただきたい。
ジョーは男性と中年以上の女性には絶対失禁させませんからな。
最後に、ジョーに対する共同戦線を張っている事は極秘にしていただきたい。
それでは、賛成の方は起立をお願いします。」
会場にいた全員が起立した。
「ありがとうございます。賛成多数と認めます。よって、そのように決しました。
本日の緊急会議はこれにて散会――」
「ちょっと待ってください!」
その時、会場に女性の声が響いた。声の主は東京メトロポリタンミュージアムテレビ
(TMMテレビ)社長三上涼子だった。
「会場にいる皆様は、最近都内にある私立A高校で女子生徒が失禁する連続失禁事件をご存知ですか?」
「そういえば聞いた事があるな」
と、千葉のちばばばテレビの社長。
「A高校では先月から、女子生徒が失禁し、不登校になってしまう事件が多発しています。
ジョーに関連していると思いませんか?」と三上。
「くだらん、その情報の出所は何処ですか?」と山陰ホームテレビ社長が返した。
「…私の娘です。私の娘は同級生が2、3人失禁しているのを目撃しています。
そして、2週間前には私の娘もジョーの毒牙に当たって…!!」
「なんだ、それはお嬢さんの口からのでまかせかもしれませんよ?」
「違います!!私は3日前、警視庁に赴き、警視庁でジョー事件の指揮を取ってらっしゃる
一ノ瀬美由紀警部と会談をし、警察側もその情報を掴んでいる事を確認しております。
それでも信用できないのであれば、警視庁に問い合わせをしてください。」
383:名無しさん@ピンキー
07/03/25 18:58:17 +f3HJvsP
三上家
「有希ちゃん、ただいま。」
三上が家に戻ると、居間でうつむいたままの三上の娘、
有希を勇気の友人涼宮晴美と長門玲子が励ましていた。
2週間前、有希は廊下で大きな水溜りが出来るほどのおもらしをした。それ以来彼女は不登校である。
有希が不登校になってから、彼女たちは毎日のように三上家を訪れては、有希を励ましている。
2週間前に比べると、有希はいくらか元気を取り戻してきた。2週間前の有希は、
声をかけようものならヒステリーを起こし、大声でわんわん泣きわめくばかりだった。
三上は有希を見るたびに、悲しい気持ちになり、
どんな手を使ってでもジョーを捕らえなければという思いにかられていた。
「あ、おばさま、お邪魔してます。」
「あら、晴美ちゃん、玲子ちゃん、今日も来て下さったの。悪いわねぇ」
「いいえ、三上さんは私たちの親友ですから」
「…お母さん…私、もう学校辞める…もう…生きていけない…」
「有希ちゃん…」
「三上さん、それは考えすぎだわ。だれも三上さんがお漏らししたことなんか笑ってないわ。」
「有希、あんたの来ない学校なんてつまんないわよ…」
「…もう、私のことは放っておいて…」
「有希、実は」
玲子の言葉を遮って、晴美が一段と明るく、大きな声を出した。
「もう、駄々っ子ね、有希は!有希、いい物を見せてあげるわ」
晴美は、バッグからスーパーの袋を取り出した。ツーンとした臭いがする。
中身はパンティーと学校指定の体育用の紺色のハーフパンツとジャージの下だった。
グショグショに濡れている。
「もしかして…晴美も?」
「そうよ、体育の時間にね。そりゃあたしだってもらして二、三時間は泣いてたわよ。
でもね、このままだと、ジョーの思う壺じゃない!あたしはあんたの家に行くときに誓ったわ。
絶対ジョーのクソ野郎を見つけ出して舌引っこ抜いて目を潰して
親でも見分けがつかないくらい顔面をグチャグチャにしてやろうってね!」
「クスクス…」
「あ、笑った」
「まぁ、有希、あたしもこうやって元気にしてるんだから、あんたも立ち直りなさいって!」
「うん…ありがとう…」
「よぉーし、その意気よその意気!明日から学校来れる?」
「うん、行く」
有希は微笑んだ。みんなが2週間ぶりに見る彼女の笑顔だ。
「じゃ、明日いつもの時間に駅で待ってるわよ。」
(ありがとう、晴美ちゃん、玲子ちゃん…)と三上は二人に感謝した。
同刻、ジョーの家
「くそっ!しくじった!全員お漏らしさせるんじゃなかった…
僕があの日おもらしさせすぎたせいで昨日今日とチェックした生放送は
誰一人として若い女性芸能人が出演してない!あとはVTRとかドラマばかりだ!
僕がこんなイージーミスを犯すなんて…取り返しのつかないことをしてしまった…」
384:名無しさん@ピンキー
07/03/25 20:58:14 uCmHvG5E
ジョーサマ目玉剥き出しで後悔w
385:名無しさん@ピンキー
07/03/25 22:53:08 8tnLhSnO
ならばジョーが逆襲だ!
出演拒否した若手芸能人を操って注目を浴びる場所で一斉に放尿させ、
「出演を再会させないと毎日これが続くぞ」とでも言わせるのはどうだろう。
事前にネットなどで予告すれば凄い騒ぎになるんしゃないかな。
386:名無しさん@ピンキー
07/03/25 22:57:05 8tnLhSnO
しかし今後はA高校に凄い注目が集まりそうな流れだな。
取材陣が殺到するのは確実そうだし、校内でも女子の犯人探しが始まってそうだ。
そこでリサリサの出番なのか?
387:名無しさん@ピンキー
07/03/25 23:02:10 0LSDGAVI
行動を指定して全員無理やり出演させればいいじゃない。
ノートを使ってプロデューサーに出演許可を出させればいいじゃない。
388:名無しさん@ピンキー
07/03/26 00:15:40 WlaaVaKs
ジョーワロスwwwwwwwwwww
389:名無しさん@ピンキー
07/03/26 00:46:45 41deiXNc
ジョーって変なところをミスするなwwwwwwwwwww
390:名無しさん@ピンキー
07/03/26 15:17:01 mxhVsk3P
ちばばばテレビwww
391:名無しさん@ピンキー
07/03/26 18:09:06 qC9IOqcP
test
392:名無しさん@ピンキー
07/03/27 01:22:29 XTagzNKs
↑ジョー様は次に何をなさるつもりなんだ…!?
393:名無しさん@ピンキー
07/03/27 04:18:58 RzopDVku
>>391はジョー様……なのか!?
394:名無しさん@ピンキー
07/03/27 19:22:01 XY+UkG0Z
Mタンは、場面によって男装だったり女装だったり、
本当の性別は不明な感じにしたらいいと思うよ
395:名無しさん@ピンキー
07/03/28 20:28:30 9OdRaQeH
>>394
賛成ノ
Mは男派か女派で分かれてたから、性別は読み手に任せるのはイイな
ふたなりって手もあるけど、厳しいしな
396:名無しさん@ピンキー
07/03/28 21:14:47 jH54ou7e
おもらしノートは人工透析に代わる腎不全治療の革命ではないだろうか。
397:名無しさん@ピンキー
07/03/29 10:28:44 Z+z5Yv7P
腎不全は腎臓自体を何とかしないとなあ、しかし腎不全は治せるなら治って欲しい
398:名無しさん@ピンキー
07/03/29 12:25:46 V5fWl7kw
『卒業証書、授与』
スピーカーの号令にあわせて最前列の生徒三人が起立し、舞台袖へと移動した。
『A組1番、阿佐嶋香奈』
指名された少女が壇上に歩み出る。卒業証書を受けとり、姿勢をただして校長に一礼。
『A組2番、今岳有紗』
毎年、全国のいたる所で繰り返されるごく自然な卒業式の光景にみえる。だが、講堂に
ひしめきあう生徒たちの表情は興奮と恐慌に彩られていた。すべての元凶は、壇上の
スクリーンに投影されている『ジョー』の文字にほかならなかった。
遡ること数分。それぞれの感慨を胸に卒業生たちが入場してきた。その列には早乙女
由紀と槻村茜の姿もあった。笑顔をかわしあう二人に、在校生席のジョーは心から
祝福の拍手を送った。
(さあ……準備は整った。今度こそ破滅してもらうぞ早乙女由紀)
かつて全校集会でマイクスタンド相手の恥態を演じた芳本留美もいた。ほかにもこの
数ヶ月様々なかたちでジョーと関わった生徒たちが、この会場に集まっていた。
放送部長の乾江智佳は、ブースの覗き窓から講堂を眺めていた。
彼女の視線を釘づけにしているのは最後列に陣取った中継機材だった。昨日になって
地元のケーブルTVが突然取材を申しいれてきたらしい。
(……いいなぁ。ウチにもあんなカメラ欲しいな)
ぼやきながら会場のBGMを切り替えようとしたそのとき、智佳の奥底でなにかが
とくん、と跳ねた。
(はい、地元高校生の巣立ちをですね…もちろん貴校のイメージアップを最優先で…
ええ、「万が一」の場合にはすぐに適切な措置を…)
なァんてね。そんな口約束はもう忘れたわ。報道協定? 知るもんですか。視聴者が
望むモノを見せる。それが、ちゃくらTVディレクター葉芽川倫子のモットーよ!
それに……葉芽川は机上の黒い封筒を眺めてしばし光惚とした。一昨日、局宛てに
送られてきた手紙。差出人はジョーを自称している。そしてそこに記された予言どおり
民明党の若手女性代議士がおもらしをしたとき、手紙は彼女に絶対の自信を与え、局の
上層部を自在に動かす聖なる御神託となったのである。
『こちらが仕掛けた監視カメラとの時差が約12秒…本気ですね、ちゃくらTVは』
Mが無感動に呟いた。
放送事故や不適切な発言を防ぐために生放送と銘打ちながらも数秒程度のタイムラグ
を設ける手法をディレイという。米国の一部ではディレイの設定秒数が番組の過激さ
を示すバロメーターですらある。
『事件発生の際に映像を停めるため…なんて殊勝な理由とは到底思えませんね。
むしろ法律ぎりぎりの修正だけして、あとは好き放題やるための時間差でしょう』
「いざとなったら中継をやめさせますか」
父兄席に潜入した女性捜査員が無線で指示を仰ぐ。
『いえ、ジョーの確保と一般人の安全が優先です。ぎりぎりまで潜入を悟られない
よう、迂濶な行動は避けて下さい』
捜査員が小声で了解を告げたのと、会場のBGMが切り替わったのはほぼ同時だった。
399:名無しさん@ピンキー
07/03/29 12:32:39 V5fWl7kw
『卒業生の皆さん、本日はおめでとうございます。私はジョーです』
壇上のスクリーンにその名前が現れる。明らかに先日Mがおこなった放送ジャックを
意識した演出だ。会場がざわめく。だが、誰もが心のどこかで一応の予測はしていた。
唯一、想定外の事態に愕然としている人間。それは他ならぬジョー自身だった。
(バカな……僕はこんな映像知らないぞ。あの理沙とかいう女か? あるいは……)
数人の女子生徒が駆けだした。動くな、と体育教師が一喝する。しかし、その制止は
遅すぎた。校庭に脱出した途端、彼女たちはスカートの前を抑え、折り重なるように
倒れた。びくんびくんと痙攣する少女たちの周囲に水溜りがひろがっていく。
「全員、席をたつんじゃない!危険だ! …放送部、放送部!」
日頃着慣れないスーツのこわばりに動作を束縛されながらも、体育教師は演壇裏の狭
い階段を猛然と駆けあがっていった。
「くそっ、鍵が!」
二度、三度と体当たりをするが、防音構造の頑丈な扉はびくともしない。絶望の唸り
をあげ、体育教師は膝から崩れ落ちた。やがて階段をつたい、ぽたぽたと透明の液体
が滴りはじめる。階上で何が起きたかを確認する勇気は誰にもなかった。
『卒業証書、授与』
静まりかえった講堂に「蛍の光」のメロディが流れ、最前列の生徒が立ちあがる。
『A組1番、阿佐嶋香奈』
舞台袖の壁にしがみつき必死に抵抗していた少女が、見えない何かに引き摺られてい
った。校長がぎこちない動作で卒業証書を渡すと、香奈は深々と一礼した。それは
およそ彼女が高校生活の三年間で経験したことのない、丁寧すぎる仕草だった。制服
のミニスカートが完全に捲れあがる。1秒、2秒……水色のショーツに包まれた柔ら
かな尻の曲線が、満場の観衆に晒され続けた。
「実名にはピー音かけて! カメラはもっとお尻に寄る!」
自らの豊満な胸を揉みしだきながら、葉芽川ディレクターが指示をとばす。
そして、カメラは捉えた。少女の震える膝裏に、つ……と流れていく黄金の水滴を。
「きたァ!いやいやいや、卒業式にはやっぱり乙女の涙だねェ……あははははッ!」
画面の中では次の生犠が「ジョー」に指名されていた。
六人目の生徒が起立したとき、会場には小さなざわめきが起こった。
―A組6番、樫間忠夫。
多くの男子卒業生たちはこの瞬間まで、所詮は他人事だとばかりに状況を楽しんで
いた。あからさまに浮足だった彼等の姿は女子の顰蹙をかった。
(…男も不細工も見境なしかッ! この偽ジョーは僕の美意識に反する!)
歯噛みしたところでどうなるものでもない。偽ジョーの卒業式をなんとか止められ
ないものか…ジョーは思い悩んだ。壇上で失禁する女子生徒の尻を凝視しながら。
400:名無しさん@ピンキー
07/03/29 12:51:27 rHU1XX28
マキ:「ねえ…ジョー…世の中にはオシッコしたくてもトイレ休憩に行けない人がいるよね…、」
な、何を言い出す…マキ
マキ:「例えば、電車の運転士とか高速バスやタクシーや長距離トラックの運転手とか…。」
ジョー:「それがどうした!」
マキ:「オシッコしたくてもトイレ休憩できずに我慢した挙げ句に…かといっておもらしできないから運転を誤って…、」
そういうとマキはタクシーのミニチュアカーを机の上から落としながら失禁した…「つまり、このお漏らしノートで殺人…」ジョーはマキの口を塞いだ…。
401:名無しさん@ピンキー
07/03/29 12:54:56 b6Lmm07a
『A組6番、樫間忠夫』
卒業証書を受けとった少年が一歩、二歩と足を踏み出した。そこにはクラスの女子が
五人、いまだ断続的に尿を漏らしているのか全身を細かく痙攣させながら横たわって
いた。あまりの光景に少年が思わず目を背ける。しかし、彼の右手はその意思とは
無関係に動きはじめた。ファスナーをこじ開け、緊張ですっかり萎縮した粗末なモノ
を露出させる。その様子を凝視していた今岳有紗が、悲鳴をあげて身をよじらせた。
恐怖と嫌悪に歪んだその顔めがけ、生暖かい奔流が容赦なく浴びせかけられる。
鼻に、唇に、生涯最後に袖を通した制服にたっぷりと尿の飛沫を受け、激しく嗚咽す
る有紗。その姿を眺めるうちに、彼女を穢す水源は勢いよく鎌首をもたげていった。
「……樹先生、身体に障りますよ。少し休まないと」
深刻な表情で画面を見つめている玲子を気遣い、松田がテレビの電源に手をのばす。
だが、病床の玲子は静かにその手を制止した。
「私は、これでも……彼等の教師ですから」
樫間が力尽きて膝から崩れ落ちる頃には、壇上の男子生徒は四人ほどに増えていた。
彼等の背中が邪魔をして、会場後方の固定カメラからでは床でのたうつ女子生徒の姿
を捉えきれない。
「中継班、ハンディカメラに切替えて壇上へ。モザイク班忙しくなるわよォッ!」
ビール缶を傾け、滴り落ちる黄金の液体に舌舐めずりしながら葉芽川が采配をふるった。
「M、もう我慢できません!あいつら滅茶苦茶です」
父兄席にいた捜査員がハンディカメラを追った。撮影中止を求めて中継班と揉みあう
勇敢な女性に、父兄席の誰もが心のなかで声援を送った。だが、彼等の願いは脆くも
打ち砕かれてしまう。押し問答のさなかに突然しゃがみこんでしまった女性の姿を、
そして彼女の顔に浮かぶ羞恥の表情をハンディカメラはねちっこく撮影した。当然な
がらこの映像だけは一切のモザイク処理をまじえずに配信されている。
神は報道の自由に味方した。やはり、あの手紙は本物のジョーから送られてきたのだ。
ちゃくらTVは、いや、私は選ばれた―これから拓ける新世界を夢想して、葉芽川
倫子はこの日最初の絶頂に達した。
「馬鹿な。ジョーが彼女の名前を知る機会はないはず……どういう事ですか、M!」
『私にもわかりません。これを観るかぎり、顔だけでおもらしを命令できる可能性
も0ではないとしか…とにかく、皆さんも早まった行動は絶対に避けて下さい』
402:名無しさん@ピンキー
07/03/29 13:00:27 b6Lmm07a
モニターからの忠告が終わるか終らないうちに、校門に設置された監視カメラが一台
のパトカーを視認した。けたたましいサイレンの音に、場内からも歓声があがる。
「我々以外にも…まだジョーに立ち向かおうという警察官がいるのね」
一ノ瀬が感慨深そうに呟く。だが、パトカーから降りたった二人の巡査は講堂まで
辿りつく事なく、アスファルトに倒れ臥した。
『……反応が、早いですね』
講堂からはまだ巡査の姿は見えないはずだ。その反面、中継を妨害した捜査員が
おもらしするまでの時間はやけに長い。これではまるで…
(なるほど、偽のジョーはおもらし神の目を持っている。そして学校の近くで
TVと双眼鏡を見ながら神様気取りってわけか)
ちゃくらTVの設けた時間差は知らなくとも、おもらしノートの扱いに慣れたジョー
が現場にいるのだ。この程度は感覚的に理解できる。
(おそらく、最初に逃げだそうとした連中と体育教師はノートで操作したダミー。
一度に何百人もの生徒や父兄が出口に殺到したら対処できないから、か)
まったく巧妙なことだ。ジョーは舌打ちすると、小声で傍らのマキに命令した。
「偽物探し…? 面倒くさいからヤだ」
おもらし神はノート所有者の奴隷でもなければ便利な猫型ロボットでもない。
あくまで自分の興味だけを行動原理に生きる。それがおもらし神マキである。
「それに此処の空気、おもらし界みたいでちょっと懐かしいんだもん」
ホームシックかよ。ジョーは苦々しげに唇を噛み締めた。
まったく、酷い有り様だ。薄暗いホテルの一室で、その人影は苦笑した。
40人近い男女が排泄したおびただしい尿は、テレビ画面越しでも臭気が漂ってきそ
うな錯覚を招く。窓から見えるあの講堂は、いまや地上に出現したおもらし界だった。
「…おもらしノート、子供の玩具には過ぎた代物だな」
また一人、卒業アルバムの写真に大きな×印を刻むと「新たなジョー」は不味そうに
煙草をふかした。
403:名無しさん@ピンキー
07/03/29 13:11:42 b6Lmm07a
>>354-356の続き、卒業式前編
投下途中で少し事故ってて申し訳ない>400
それと>>379thx、勉強になります
404:名無しさん@ピンキー
07/03/29 14:54:29 VcNO1tgm
>>403
>「新たなジョー」
新展開キタ━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━!!!!
405:名無しさん@ピンキー
07/03/29 15:09:38 s8ooYmqZ
第3のジョーキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
406:名無しさん@ピンキー
07/03/30 02:04:01 0LqMCVHS
新展開ktkr!!
タバコをふかして大口叩くとは、なかなか頭のキレる奴かもしれん
ジョー負けるなー!
407:名無しさん@ピンキー
07/03/30 12:51:58 ypB4USLe
第3のジョーは火口タイプじゃなくてセフィロス風だなw。
ジョーVSジョー3は展開が読めない・・・。
俺も男のは見たくない……。
408:名無しさん@ピンキー
07/03/30 21:26:20 wBEn4OQy
しかし新たなジョーが男だとは何処にも書かれてない。
俺は「お姉様」タイプの大人な女性を想像した。
409:名無しさん@ピンキー
07/03/31 12:24:47 D3LdS4et
女に小便をかけるってのもなかなか趣があるな
410:名無しさん@ピンキー
07/04/01 00:22:40 nTmrTnjJ
誰か教えてくれ。
俺は何度GJと叫べばよいのかを…。
411:名無しさん@ピンキー
07/04/01 00:55:11 j6xCbJT0
ひろいものだがワロタ
URLリンク(vista.undo.jp)
412:名無しさん@ピンキー
07/04/01 08:13:32 kgAlt0EW
>>411
ドルチルwww
413:名無しさん@ピンキー
07/04/01 20:31:41 svEbVeoG
20日間続いたおねしょが突然止んだ。
朝起きてもレイカ、優実のオムツに漏らした形跡はなかった。
「終わったのかな…」
そうつぶやき、レイカが安堵の息を付く。
特に尿意もなく、一ヵ月前(いつもどおり)の朝と同じだった。
「オムツ…どうする?」
優実が問う。
ジョーに屈伏した証でもあるオムツ着用という屈辱は、彼女達にとって一刻も早く脱したいものであった。
「どうしようか…」
レイカも返答に困る。
この20日間、おねしょはしたものの昼間に尿意を催して漏らしたことは無かった。
ジョーに操られていたのは夜だけと考えていい。
しかし、突然おねしょが止んだことで彼女たちの不安が無くなったわけではない。
ジョーが別の企みを持って行った作為的なものなのか、それともただ飽きたり、または別の理由の致し方ないことだったのか…
「私は…」
レイカが口を開き、唇を噛みしめた。
「私は外す。いつまでもジョーの思い通りになんかならない。」
特に今日は外出する用事は無い。
「そうね。家にいれば突然の尿意でも問題ない。私も外すわ」
こうして二人は一ヶ月前のいつも通りを手に入れた。
そして3日が経った。
あれから特に変わったことは無かった。
もちろん、おねしょも無い。
いつもの生活に戻りつつあった二人は時折思い出しては嫌な思い出と割りきり、ジョーのことを必要以上に意識することもずっと少なくなった。
今日は事務所へ寄って現状報告、医師の診察を受け、午後は二人で買い物を楽しんだ。
二人で今日の事を話しながら帰路につく。
「ねぇレイカ。今日はうちに泊まらない?」
「えっ!どうして?」
突然の優実の提案に少し驚く。
その表情をみて、優実自身も軽く動揺した。
「あ、いや…、ん~何となく…なんだけど…。ここしばらくお世話になっちゃったし。もちろん嫌なら良いけどね」
優実自身どうしてこんな提案をしたのか分からないというような表情をしていたが、特に断る理由もないので言葉に甘えることにした。
優実の家でも話題は尽きなかった。
買った服を早速着てみたり、ジョーに対する復讐計画などを持ち出して隙あらばジョーに復讐するプランを立てたりして遊んだ。
お風呂の後、床に入る前も二人はカードゲームなどで遊んだ。
ジョーの攻撃から解放され、彼女たちはジョーから受けた屈辱を心の奥底に閉じこめ、ポジティブな思考を取り戻しつつあった。
精神的に追い詰められて、突然の解放。
ネガティブ思考を押さえるためにポジティブになるのは人間の心理から言って至極当然なことで、彼女たちもまた、ジョーを見下すことによりジョーより自分たちの力の方が上という錯覚に陥った。
そして、このポジティブな思考はたった今ジョーから送られてきた宅配便によって地の奥底深く叩き落とされるのであった。
414:名無しさん@ピンキー
07/04/01 21:20:39 svEbVeoG
「何コレ……」
信じられない。という全く同じ感情を二人は抱いた…
届けられた箱の中には分厚い紙オムツが2枚と、小さな紙切れが一枚入っていた。
『就寝前着用のこと。ジョー。』
紙切れには、そう書かれていた。
「どうしよう…」
二人は同時に顔を見合わせた。
「これは予告…?」
「かもね…。」
ひどく分厚いオムツを脇目に二人は悩んでいた。
これを着用すると言うことは再度ジョーに屈服することになる。
とは言ってもこのままおねしょするわけにも行かない。
あいにくここは優実の家。通常の紙オムツはレイカの家にまとめられていた。
しかし、二人に選択の余地は無かった。
突然の眠気に襲われたレイカは送られてきたオムツを着用し始めた。
このままでは優実のベッドを汚すことになってしまう。そう考えての結論だ。
オムツを着用すると、レイカは誘われるように眠りに落ちた。
その行為は優実をもオムツを着用させる無言の圧力となる。
初めてジョーに辱められたあのときのレイカの言葉が頭を過ぎる。
(私は、絶対、裏切らない…)
「私だって…」
「…!」
足を通して気づいたこの異常なオムツに優実は一瞬怯む。
そのまま恥を忍んで一気に引き上げる。
「何…。これ…」
いままで味わったことのない感触。
下半身に恐ろしいくらいフィットするこのオムツの感触は快感さえ感じさせるものであった。
オムツの上から手を触れてみるが、あまりの厚さに下腹部に触感がほとんど伝わってこない。
下腹部に隙間無く入り込む素材。
腹部、臀部、秘部にまでありとあらゆる方向からの絶妙な感触に羞恥心と快感を煽られながらも突然訪れた激しい眠気に意識を奪われた。
---
「ククク…そろそろ始めるか…。」
暗闇で一人の男がノートに書き足していった。
---
415:名無しさん@ピンキー
07/04/01 21:21:56 svEbVeoG
二人の寝息の立つ寝室に、直線的な小さな低い音が響く。
音をたどると二人の着用しているオムツへつながる。
彼女たちの秘部にフィットしている部分に仕込まれたローターが動き出した音だ。
「んっ…」
「あぅ…」
色気のある声を度々発しながらも、二人が目を覚ます様子は無い。
音が少し大きくなった気がする。
「ぅぁっ!」
「んあぁっ!」
彼女たちの声も、大きく、頻繁にあがるようになり、肢体も痙攣するように悶える。
それでもまだ目を覚ますことはできない。
《絶頂を迎える7秒前に覚醒》
彼女たちの目が開いた。
自分の陥っている訳の分からない状況に混乱し、また、味わったことのない性的快感の到来に二人はパニック寸前になっていた。
《覚醒の2秒後に3日分の尿意を覚える》
そこに突然覚える信じられないくらい強烈な尿意。
「な…な……」
「うぁぁっ!」
思えばこの3日間、尿意を全く催さなかった。
通常人は尿意を感じてから排泄を行う。
尿意が無くては意識することは難しいのだ。
この3日間、ジョーによって尿意と放尿を封じ込められていた二人。
二人は今この3日分の尿意を覚えていることになる。
そこに勢いが弱まるどころかどんどん強く振動するローターに、二人は為す術もなく流されていった。
《ローターの刺激に耐えられず、更に2秒後に失禁》
エクスタシーの直前。
ちょっと意識が緩んだ隙を突いて大量の尿が迸る。
今は二人とも意識がある。
股間に広がる温もりと、尿を吸収したオムツ内部の感触の変化はローターによる快感を一気に増幅させる。
そして…
《その後、二人同時に絶頂を迎える》
「いやぁ!とめて!」
「ぅぁっ!もう…ダメ…!」
「いやぁぁぁぁぁっ!!!!」
「んあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
エクスタシーを迎えた。
すでにオムツの内部はぐしょぐしょになっていながらも、まだ膀胱から尿は溢れ続ける。
まだ続くエクスタシーによる快感とローターやオムツの感触からくる快感、そして放尿する際の快感。
二人はしばらくエクスタシーの余韻で動けずにいた。
416:名無しさん@ピンキー
07/04/01 21:28:02 svEbVeoG
意識が無いときのおねしょというよりは意識を持たせ、おねしょに近い状況を描くことで羞恥心を描いてみました。
文章が貧弱だったりエロを無理矢理入れてみたりしたので批判がありそうですが…
417:名無しさん@ピンキー
07/04/01 21:31:57 xGTaHeV7
ちなみに、人間の膀胱は500mlまで入ると聞いたことがある。
本当かどうかは知らん
418:名無しさん@ピンキー
07/04/01 21:35:06 8CnJh/8b
アヤカワレイミ復活!アヤカワレイミ復活!
おむつのフィット感だけでご飯三杯いけそうだ、俺
419:名無しさん@ピンキー
07/04/01 21:56:56 GrfJ2CIx
おむつ使うならパンツよりテープのがよくない?
とか言ってみる
420:名無しさん@ピンキー
07/04/01 22:32:39 12dHtbW4
誰か、上の文章のイッてるシーンのイラストうpキボン!!!!
421:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:20:37 KID5cgAv
『さようなら、マキ』
「お兄ちゃん……」
どうした、あらたまった顔で正座なんかして。それと、僕のベッドに座るな。湿気るから。
「あのね……おもらしノートについて、ひとつ言い忘れてたことがあったの」
なにぃ?思わず顔がひきつる。ただでさえ最近は敵が多いんだ、僕がノートに関する知識
で他人に遅れをとるってのがどれほど命とりになることか、理解してるのか?
「……ごめんね、でも今日まで話すわけにはいかなかったの。それがおもらし界の掟……。
だから、ほかのおもらし神も多分まだ誰にも喋ってないよ」
そうか、ならまあいい。で、何を黙ってたんだ。
「おもらしノートを人間界に落としちゃうのはね、ほんとはとっても重い罪なの」
マキはそう前置きして、ゆっくりと語りはじめた。おもらし神という存在は、ちょうど底に穴のあいた水甕のような
ものだという。四六時中おもらしをしている連中だ、放っておけばいずれ水甕は空になる。
そして、それはおもらし神の「死」を意味するのだ。
「なら、補充すればいいじゃないか」
人間と違い、水分を摂ったらそれが尿になるという仕組はないらしい。マキがいつも好んで
ミネラルウォーターを飲むのはただの嗜好品としてだ。ならばどうやって補充する?
そう、その手段がおもらしノートなのだ。おもらし神がノートで人間に失禁をさせる。人間
界に放たれた尿は、おもらし神の寿命という水甕に注がれる。もちろん、超自然的な意味で
の現象だから量的に等価な補充ではない。マキによれば数年に一度もノートを使えば、十分
生きていけるのだという。
「それでも怠けすぎて消えちゃうおもらし神は、よくいるんだけどね」
どれだけ怠け者なんだ、おもらし神。
「ははは、なら僕はお前の寿命を数百年は延ばしてやったんじゃないか?」
ううん、とマキはかぶりを振るった。
「ノートで寿命が延びるのは、おもらし神が自分でノート使ったときだけだよ、お兄ちゃん」
それなら人間が使ったときはどうなる。嫌な胸騒ぎがした。
「その場合はね……名前書かれた人が本来おもらしするはずじゃなかったおしっこは……」
おもらし神の寿命という水甕から、汲まれる。
それが人間界におもらしノートを落とした者に与えられる制裁であり、運命なのだ。
何故それを今まで黙って……いや、何故今になって突然話すんだよ。
「話してもいいのは……お別れのとき……だけだから」
マキが静かに倒れた。スクール水着の股布から淡い檸檬色の液体が、いや、マキの生命が
漏れだしていく。頭では無駄なことだろうと理解していながらも、僕は思わずぐっしょりと
濡れた紺色の布地に手を滑りこませ、柔らかな無毛の部分を探っていた。しかし、どれほど
強く尿道をつねりあげてみたところで、あたたかな感触が僕の指をすり抜けていくのを停め
られはしなかった。
422:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:22:20 KID5cgAv
ノートを拾ってからの4ヶ月、マキはいつも僕の傍にいた。生意気で、言う事を聞かなくて、
どこでも構わず小便を垂れ流すマキ。だけど可愛い妹分だったマキ。僕がノートで世間を混乱
させるたびにマキは手を叩いて笑い、一緒に喜んでくれた。本当はその陰で自分の生命が削ら
れ続けていたというのに。
びくん、と華奢な体が痙攣した。たいらな胸が苦しそうに上下している。
マキ、しっかりしろマキ。なんとかならないのか?
「……おしっこ……」
いや、これ以上ないぐらい派手に漏らしてるだろお前。
「ノートを……拾った人間のおしっこを……飲めば……」
わかった、待ってろよ。僕は慌ててズボンのジッパーをさげた。
……。
……参ったな、出ないぞ。あの変態女じゃあるまいし、自分の部屋でいきなり放尿するのは
さすがに抵抗がある。第一、僕は健康診断の検尿でもなかなか尿を提出できなくて苦労する
タイプだぞ。ちなみに蛋白質+で二回ばかり再検査したけど、それはそれ。
ノートを自分に使うか?いや、それじゃプラマイゼロだ。意味がない。
(えぇい、なるようになれ!)
部屋に転がしてあったコーラを景気づけにがぶ飲みすると、僕は目を瞑りマキの唇めがけて
膀胱の中身を思いきりぶち撒けた。
じょぼじょぼじょぼ……あれ?
溢れ落ちる水音に違和感をおぼえ、怖る怖る目を開く。悪戯っぽい微笑を浮かべた少女の顔
をすり抜けて、僕の尿はシーツを濡らしていた。透過自在のおもらし神・マキがぴょこんと
ベッドの上に跳ねる。
「お兄ちゃん、人間界ではこれエイプリルフールって……あれ、お兄ちゃん泣いてるの?」
「うるさい、これは目から漏れた尿だっ」
僕が放り投げたペットボトルは、マキの身体を透過してむなしく壁にぶつかった。
「ったく、どうすんだよこの布団!」
「えー、おもらし界では普通だよぅ。うふふ、お兄ちゃんの匂いがするー」
帰れ、もう故郷に帰れ疫病神。
こうして、四月一日の夜は騒々しくふけていくのだった。(終)
423:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:29:37 CpNMwYNz
やべ、ガチで感動したw
424:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:40:54 j6xCbJT0
まさにエロスとタナトス!!!!!!!!
両作ともGJだぜ。
425:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:12:32 tFDgVZHS
エイプリルフールと気づかず感動した俺は勝ち組
426:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:52:22 JXsdEM6a
ええ話や…
そう思える俺に乾杯(おもらしで)
427:名無しさん@ピンキー
07/04/02 01:52:37 mX/WOCLP
アヤカワ復活。>>181の続きにも期待
マキ&ジョーに感動
428:名無しさん@ピンキー
07/04/02 13:15:17 7WKIZxCm
>>422
よくこんな話書けたな・・・。
GJ。
429:名無しさん@ピンキー
07/04/02 22:40:16 JfiYoNtO
【社会】 新一年生女子、洋式トイレに行列→授業開始に遅れも、ジョーの仕業か?
スレリンク(newsplus板)l50
430:名無しさん@ピンキー
07/04/02 23:37:41 C+PGWnzo
>>422
タンパクに恥ずかしい過去を暴露してるなw
431:名無しさん@ピンキー
07/04/03 00:56:12 FZCRIs9e
>>429
吹いた
432:名無しさん@ピンキー
07/04/06 23:02:12 Ha6TFOXA
潮?
433:名無しさん@ピンキー
07/04/07 11:07:29 ehlvG0jG
新学期になった。僕ももう高校三年生だ。
教室に入るや否や、1年生の頃からの友人が僕に話しかけてきた。
「なぁ、おまえ、ジョーの正体ってどんな奴だと思う?」
「どんなって…女子におもらしさせるのが好きなんだから、
変態としかいいようがねーよ」
「そうだよなぁ、これまでに明確におもらしした男子の先輩って
早乙女先輩だけじゃん。なんか卒業式で女子の先輩に向けて
放尿して卒業目前で退学処分になった哀れな先輩もいたけどw
あれもジョーの力かね」
「さーなー。アレは何がしたかったのか、わからんかったな。
で、俺はジョーの正体ってここの生徒の可能性があると思うんだ」
「やっぱりな。おもらし事件の多くが、この学校と芸能界でおきてるからな。」
「…気になったんだけど、なんか机の数が少なくね?
去年なら一クラス当たり42、3人はいたはずだけど、
なんか35、6個に減ってるべ」
「ああ、なんでもジョーにおもらしさせられた何人かの女子が
転校したり中退したりしたらしいな。ま、立ち直った人もいるがな。
ほら、今年から俺らと同じクラスになったあの三人。
三上と涼宮と長門。あの連中のうち、長門以外の二人は
ジョーにおもらしさせられたみたいだが、元気に立ち直ったぜ。」
「俺、男でよかったよ。もし女で学校でおもらししたら、
一生引き篭もりになってただろーな」
「席つけー!席つけー!HRするぞー!!」
HRでは自称熱血の新担任がなにやら高校三年生としての心構えを話している。
青臭い上、アホ臭い内容だ。そんなこと、みんなわかってる。
あんたも10年前高校生だったなら、あんたが話している事は
誰も聞いちゃいない最悪にくだらない内容なのはわかってるだろうに。
僕は新しく配られた教科書や参考書に暇そうに目を通しながら思った。
その時だった。女子の一人が「あううッ!」と小さく叫んだかと思うと、
シュゥゥゥーと女性特有の放尿音を教室に響かせながら
勢いよくおもらしした。瞬く間に彼女の机の下に水溜りが出来る。
僕はバカなと思った。僕はこの数日間ノートは書いていない。
それどころか、さっきおもらしした女子生徒は今日知ったばかりだ。
あの女か
すぐに何人かの女子生徒が彼女の元へ駆けつけ、後始末を始めた。
手馴れたものである。
434:名無しさん@ピンキー
07/04/07 11:34:24 ehlvG0jG
しまった…途中で送信してしまいましたあの女か以下は無視してください
---------------------------------------------------------
あの女か?だとしたら許せない行為だ。新学期のこの時期に
うちのクラスでおもらしをさせるということは、ジョーがこのクラスにいる
と伝えているに等しい。僕は帰宅したらすぐに理沙に連絡を取ることに決めた。
「私は絶対にそんなことしてないわ。」
僕は理沙のマンションに来ていた。内装が見ているだけで
くたびれそうなものであったが、とても綺麗な部屋だ。
「じゃあ、一体誰なんだ。卒業式でジョーだと名乗った奴か。」
「うーん、もしかすると君みたいにノートを拾った生徒がいるのかもよ。
ねぇ、ガイ!ガイ!」
「何だ」
「ねぇ、ガイ。貴方にこの前、最近人間界に降りたおもらし神を調査してもらったよね、
マキ以外に誰がいたっけ?」
「シャアと風大左衛門だ」
「そいつらはどんな奴なんだ?」
「シャアは真っ赤な軍服を着たおもらし神だ。かなりの切れ者らしいが…」
「大左衛門は?」
「大左衛門はマキと同じくらい若いおもらし神でな、見た目は袴をはいた子供で、
人間界で言う日本語の東北弁をしゃべる。」
「そいつらが誰かにおもらしノートを与えたのか?」
「それはわからん。我々は全知全能ではないのだ。
あの二人の動向は全くわからん。もしかすると、別のおもらし神が
人間界に降りてお前と同じ学校の奴にノートを与えたのかもしれん。
まぁ、くれぐれもあまり怪しい行動はとらんほうがいいぞ」
「ご忠告ありがとう。学校では絶対にノートに書き込まんようにするよ。」
「ごめん。あんたを疑って。」
「もういいわよ。そのかわり…ちょっとこっちへ来て。」
理沙はいつの間にか下着姿になり、ベッドに寝転びながらそう言った。
「あの…これって…」
「もうわかってるんでしょ。私、夕方からお仕事だから、
それまでかわいがってよ。」
「でも、俺、初めてで…」
「お姉さんがやりかた教えてあげるわ。さ、いらっしゃい」
「俺はちょっと空を散歩してくるからな」
ガイはそういうとマンションの外へ泳いでいった。
435:名無しさん@ピンキー
07/04/07 15:29:08 nbskyvpL
>>433GJ
>ガイはそういうとマンションの外へ泳いでいった。
想像して激しく吹いたのは俺だけでいい。
436:名無しさん@ピンキー
07/04/07 17:58:45 xI32w2V9
GJ
このままいくとジョーも来年の卒業式で女子に放尿して退学処分かw
437:名無しさん@ピンキー
07/04/07 19:28:20 uIqee/nQ
しかし3人目・・・何者なんだ・・・そもそも必要なのか・・・
438:名無しさん@ピンキー
07/04/07 19:51:28 9R4afusB
正直、三人目は……。
いや、原作の三人目もアレだったしなぁ。
439:名無しさん@ピンキー
07/04/07 23:43:03 v9K/eyS6
ジョーの妹(美少女)はおもらしさせられたショックで廃人になるんだな?
440:名無しさん@ピンキー
07/04/09 00:50:33 a91RPyiU
>>433
GJ
今後の展開として警察が内偵してくるのは目に見えるし
同じ高校内に二人のジョーがいた方が面白いな。
441:名無しさん@ピンキー
07/04/12 17:17:15 9WT60kTa
僕は頭の中で想像を巡らせた。今、人間界にあるおもらしノートは、
一つは僕が持ち、もう一つは理沙が持ち、一つは新学期早々お漏らし事件を起こしたり、
卒業式でジョーと名乗って事件を起こした人物が持つ。しかし、卒業式の事件と、
新学期の事件は、それぞれ別人の手によるものの可能性も無いわけではない。
つまり、ノートは最低三冊、四冊、もしくはそれ以上ある可能性もあるということだ。
新学期の事件は、実はうちのクラスの女子だけではなかった。
あの日、学年も、クラスも、見た目のよさもみんなバラバラな
女の子たちが同じ時間に一斉にお漏らししたというのだ。
僕の聞いた話では、少なくともその数は10人に近くにのぼる。
同時にお漏らしさせたのだから、同一人物の犯行と見て間違いない。
しかし、これ以上のことは、僕にはわからなかった。
ところで、最近僕は、ただ漫然にお漏らしさせることに飽きつつあった。
同じようなシチュでお漏らしさせるだけではつまらない、気分転換に、
ちょっと変わったお漏らしをさせようと僕は思った。さて、どう漏らさせようか。
そうだ!僕はいいことを思いついた。
日曜日、某遊園地――
「ねぇ、ダーリン、あなたも変わった趣味の持ち主ね。
私も人の事言えないけど。」
入場口近くのベンチで、ソフトクリームを食べながら、理沙は僕に言った。
理沙はメイクの名人である。今僕の隣に座っている地味な少女が、
まさかモデルの亜粂理沙とは誰も思うまい。
しかし、一回寝ただけでダーリンってのはちょっと恥ずかしい。
僕自身は、彼女が特段好みというわけではなく、同盟者であると思っていたが、
彼女の方はどうも、僕を恋愛の対象としてみているらしい。
これには驚いた。まさかモデルが、僕のような平々凡々な高校生を
恋愛対象に選ぶなんて全く思ってなかったからだ。
おそらく芸能界は、平々凡々な人が魅力的に見えるような世界なのだろう。
「そろそろ人も増えたことだし、はじめるか。」
僕と理沙はお揃いの紙が入れ替え自由なシステム手帳を開けた。
実は、この手帳の中の紙は、おもらしノートである。
僕らが今からやろうとしているのは、辻おもらしである。
つまり、目の前を通りかかった若くて美人の女性の名をノートに書き込み、
同じ時間にお漏らしさせようというのだ。しかし一人では限度があるし、
何より怪しまれるということで、理沙も参加させた。彼女は快諾してくれた。
今、午前10時である。お漏らし予定時間は、午前11時にした。
それから1時間、僕たちは手帳に名前を書きまくった。
そして10時55分、理沙は手帳を全て使い切った。
僕のほうも最終ページにかかっていたが、まだ1行分残っていた。
「はい、ダーリン、あたしの勝ちィー!ということで罰ゲームとして…」
僕をお漏らしさせようとでも言うのか。だが、彼女の言葉は逆だった。
彼女は僕の耳に顔を近づけると言った。
「あたしをお漏らしさせていいよ」
望むところだ。しかし、自分から漏らしたがるなんて、やはりこの女は変態だ。
僕が理沙の名と、11時にお漏らしすることを書くとボクと理沙はバッグに手帳をしまった。
そして、そのまま運命の時間を待った。
「いや!駄目!」「やぁぁぁぁ!!」「ああ、漏れる…」「見ないでぇぇ!」
女性たちが一斉に叫んだかと思うと、何人かの女性が地面にうずくまってお漏らししはじめた。
女性たちの悲鳴が城内に響き渡り、楽しい遊園地は一瞬で地獄へと変貌した。そして、理沙も、
「ううっ、うぅ~」と小さく唸ると、「ぷしゃっ、じゅぅ~~~」という音を立ててお漏らしした。
他の女性の手前、苦痛に歪んだ顔をしているが、近くで見ると、彼女は明らかに興奮していた。
僕は息子の正直な反応を抑えることができなかった。とりあえず、理沙を立たせると、
おしっこ臭い場内を歩きながら、僕たちはトイレに向かった。