10/03/03 00:41:57 ONRIK5dT
ごめん。先に「俺妹」の京介×黒猫を書きたい・・・
ってか、書いてる途中なんで。。。(^^;ゞ
それに、そのオーダーは難しいっす。チビ直×律都は、もちろんチビ直受けですよねぇ。
六夏会長だと、こうなっちゃう(w
「お願いします!僕の、初体験の相手をしてくださいっ!」
僕は必死になって懇願していた。相手は、そう・・・・・・第二生徒会の会長である倉澤六夏その人だ。
それは、いずれ来るであろう嵩月との契約の際の事を見据えて、だ。当然、嵩月は男性経験なんて無いんだから、僕がリードしなくちゃいけない。
その為には、僕が女性経験をしておかなければ。そう思ったからだ。
ごめん、嵩月。これは決して不実じゃない・・・・・・たぶん、不実じゃない。。。。。。きっと、不実じゃないはずなんだ。
「なに言ってんの、アンタはっ!そんな事、黒崎にでも相手してもらえばいいじゃないのっ!
それに、私は安くはないわよ」
「朱浬さんじゃダメなんですよ。すぐに嵩月にバレますし、あの人、面白がって言いふらしそうだから。
その点、六夏会長なら黙っててくれるかな・・・・・・と。
ヤッてる最中は、姫笹さんに操緒の相手をしてもらって・・・・・・」
と言ってるあいだにも、六夏会長の顔がみるみる紅くなっていく。僕が疑問に思っていると、六夏会長は僕の頭を抱えるようにして、耳元で小声になって怒鳴りつけてきた。
「私だって初めてだ。アンタは私をそんな風に遊んでるように見ていたって事だね、夏目智春っ!」
午後の授業を控えて、まだ三つ編み&メガネでオブラートされているにも関わらず、今まで見た事がない程の悪人ずらの六夏会長の顔が、僕の目の前にあった。
ヤバい・・・・・・今にも翠晶でゲルにされそうだ。放課後まで持つか?僕の命っ!
エロにならん(爆
こっから先、エロにできる人、書いてくれていいっすよ!
と、投げる。
676:名無しさん@ピンキー
10/03/03 00:45:55 0Bw+0zdT
>>675
エロくはないが、それも普通に面白いよ。
忙しいなら無理言ってすまなかった。
智春×嵩月、智春×会長GJだった。ありがとう!
677:名無しさん@ピンキー
10/03/03 00:46:14 1kkKiKUp
s
678:名無しさん@ピンキー
10/03/03 01:12:39 ONRIK5dT
いゃ、向こうは長編が掲載途中みたいなんで、書いてるけど時間はあるんだけど・・・
智春×奏の契約シーンは、原作12巻を読んでいた時から漠然とイメージしていたし、
冬琉会長は、6巻の初登場の時から考えてたから、文章にするだけで良かったんだけどね。
-契約- も、その先・・・・・・操緒が、指折り数えた最初以外は、奏の方が積極的に
なって智春がヘタレる、ってイメージだったんで。ただ、それだけの大作にするだけの
文章力は、僕には無いっす。
14巻のネタで、ライトなスカエロ、誰か書いてくれんかね(^^;
「こんなところで漏らすよりマシよ!それともあんたはそういう趣味があるの?」
「・・・・・・・・・・・・あっ、ありませんよ?・・・・・・・・・本当ですって!」
「夏目智春。その間はなに?なぜ、どもる?念を押す?
その右手に隠したペットボトルの空き瓶はなんだ~~ぁっ!」
って感じで(w
679:666
10/03/03 17:00:21 ONRIK5dT
>>638 の前振りを考えると、こんな感じだろうか。
ドジ・ショタ・黒属性の律都攻め×(まだ)ピュアなチビ直貴受け
「ようやく完成したわね」
神(デウス)に対抗するために造られた、中央渦界領域(セントラル・ボーテックス)とそこから次元をコントロールする次元潜行チェンバー“うずしお”。
夏目直貴という歳若い・・・・・・というか、幼い?天才が現れなければ、この次元では間に合わなかった事でしょうね。
私は潮泉律都。正真正銘、最強の悪魔。次元を股にかける事ができる唯一の存在よ。
「あのさ・・・・・・律都さんが”うずしお”に入っちゃったら、別次元の律都さんと意識共有できなくなるんじゃ?」
ようやくマシンが完成して皆が祝福の騒ぎをしている中、プロジェクトの中枢の一人となっていたその天才少年・夏目直貴が、私に声をかけてきた。
「ん~~、な~に~?」
「だから、律都さんが”うずしお”に乗っていっちゃったらダメじゃん、って」
ハッ・・・・・・そうだった。私には、この次元に残って他の次元の私がどういう状況なのかを観る役目があった。
とはいえ、私クラスの悪魔で”うずしお”のコントロールができる人なんて居ないし。。。
「ったく、アタマいいくせに抜けてるんだから。どうせパイロットの事なんて考えてなかったんでしょ」
言われて怒るのは図星を刺されているから、とは良く言ったものね。最悪、従姉妹の奏ちゃんに頼もっかくらいにしか考えてなかったのは事実だけど・・・・・・。
ちょっとこの子の言い草にムカっと来てたのは事実よ。だから・・・・・・
喰っちゃおっかっ!
と、思ってしまったのよね。
悪魔みたい?だって、私は最強の悪魔ですもの。
さて、どうやって誘おうかしら。この子が私に警戒しないでついてきて、なおかつ事ができる場所・・・・・・
味気ないけど、私の研究室の仮眠ベッドしかないかしら。あそこなら鍵も掛かるし、何かあってもすぐに呼び出しに応じられるでしょうし。
そんな事を考えてるとは億尾も出さずに、直貴くんをいつもの優しい笑顔(自分で言うなって?)で誘い出す事にした。
「お姉さんのミスね。ごめん。
一緒に人選してくれるかしら。リストは私の研究室にあるから。
ここじゃ騒がしいし、バレると恥ずかしいから、研究室で話し合いましょ」
「しょうがないなぁ。また尻拭いかよ。
最後の最後までこうなんだから」
一片の疑いもなく誘いに乗ってくれたわ。さあ、お姉さんが一から十まで、女の隅々まで教えてア・ゲ・ルからね。天国まで逝かせてあげるわ。魔界に行く前に、ね。
続く・・・・・・には、何かが降りてこないと。。。(w
680:名無しさん@ピンキー
10/03/03 20:14:00 ELAeRYZg
是非続いてくれ!
681:名無しさん@ピンキー
10/03/03 20:21:16 EwM5dxl4
なんだかんだ言って書けちゃってるw
才能の塊だろ!
682:666
10/03/04 18:09:07 DK5d+qmv
いぁ、>>679はこれ以上は今ンとこムリ・・・
679 は「喰っちゃおっか!」が頭に浮かんで、そこに持っていきたかっただけなんで。
代わりに、一本投下しておく。
原作が続いていれば16~7巻目辺りってこんな感じかな?ってヤツ。
大アニア×智春のつもりで考えてたら、どうも奏を含めた3ピーになりそう(w
ちょっちペースを落としていくんで、今度は2~3日空くかも。
こっちの文章書いてたら、「俺妹」の方がアスラクラインの文体になる・・・・・・
683:666
10/03/04 18:11:00 DK5d+qmv
1
「智春、奏。少し話がある。悪いが奏、これから鳴桜邸まで一緒に来てくれ」
放課後、帰り支度をしている時にアニアからそう告げられた。別に、今日は用事も無いし、科學部も顔を出さなくてもいいだろう。教室を出て行こうとしていた樋口に、ひと声だけかけておくか。
「お~い、樋口。ちょっと用事ができた。科學部には顔を出さないから、よろしく」
その声に振り返った樋口が
「なんだ?智春。おっきなチビっこと3ピーか?
まあ、頑張れよっ」
「そんなんじゃないよ・・・・・・アニアが何か僕らに用事があるんだって」
察しのいい樋口は、そのひと言で魔神相剋者としての僕に用があると判断してくれたようだ。
知っていて余計な詮索をしてこない樋口の性格は、こういう時は助かる。
この時は、まさかこの後あんな展開になるとは思わなかったんだ。
僕と操緒は、アニアたち科學部の尽力と和葉のおかげで、何とか元の世界に戻る事ができた。僕らも無事?進級して、いまは高校2年生だ。
朱浬さんは3年生になり、科學部の部長と第3生徒会の生徒会長を兼任している。樋口がその部長代理だ。
だから、樋口にひと言いっておけばサボりにはならないだろう。
僕と嵩月は、クラス公認の仲となった。トロいせいもあって感情をあまり表に出さない嵩月が、僕の周りに寄ってくる女子生徒をあからさまに警戒したからだ。
これはその・・・・・・・うれしくもあり、なんだけど、クラス(特に男子生徒から)の視線が痛かったりする。気軽に寄ってくる女子生徒は、アニアの他は科學部と生徒会関係以外では、杏だけだ。
アニアは、いまだに鳴桜邸に下宿している。嵩月は、相変わらず潮泉の庵(超弦重力炉の起動の時、かろうじて被害を免れたらしい)に住んでいる。
朱浬さんは、なぜか鳴桜邸に転がり込んできた。メカ朱浬さんの格納庫として地下の冥王邸を使うからという理由らしいけど・・・。たぶん、本当の理由は、自炊するのが面倒くさいだけなんじゃないかと思う。
それに、僕の義妹の和葉。この4人(プラス1体)が、今の鳴桜邸の住人になる。
学校からの帰りの道すがら。アニアは、思いつめた顔で一歩前を歩いている。
朱浬さん(生徒会の仕事で帰りが遅い)や和葉(科學部や第3生徒会でいいように使われているのでそれなりに帰りが遅い)に声をかけていないという事は、科學部関連でありながら朱浬さんや和葉に聞かせられない話、という事になる。
『なんだろうね、話って』
操緒が呟くが、そんな事は僕の方が訊きたい。操緒の呟きに、僕と嵩月は首を傾げる事で答える。
僕らは、それほど会話の無いまま、鳴桜邸へと帰宅した。
話があると言うので僕らがリビングに行こうとすると、アニアが
「すまん。私の部屋へ来てくれ」
とひと言、短く言った。
僕ら三人は、頭の上にハテナマークを浮かべた。
「少々込み入っている。盗聴の心配じゃなく、大きな声で話したくないだけだ」
盗聴って・・・うちは、そんな心配がまだあるのか?
と、ツッこむべきアニアは、さっさと自分の部屋に入ってしまう。仕方なく、僕らもその後を追った。
僕の部屋(元・物置)より広いが年頃の女の子らしい小物・・・中には運気を得る為の骨董品や古人形も混じっている・・・が多くあり、明るい感じがする。それに、甘いいい匂いも・・・嵩月、そんな顔で見ないで。本当の事なんだから。
「適当に座ってくれ」
小さな座卓を前にして、僕と嵩月が座る。それを待ってから、アニアがおもむろに話しはじめた。
「いい話と、悪い話がある。順序からするといい話が先になるので、そちらから話すぞ」
僕と嵩月は顔を見合わせ、アニアに向かって肯いた。
「実は、先日ようやく副葬処女分離器(ベリアルドール・スプリッタ)が完成した。それが、いい話のメインだ」
「え・・・・・・いま、何て?」
僕は、一瞬耳を疑った。加賀篝とアニアの姉・クルスティナさんが造ったやつは、僕らがこの手で破壊したはずだ。それが・・・できた?
「副葬処女分離器が完成したと言ったんだ。姉さまが造ったやつをモデルにして、な。
お前たちが次元の狭間をうろうろしている時に、コツコツと造りあげたんだ。感謝しろよ。
それが話の大元だ。判ったら、次へ進むぞ」
「あ、、、ああ。頼む」
僕は、呆然としながらもアニアに先を促した。
684:名無しさん@ピンキー
10/03/04 19:12:11 BXlCRiYt
操緒もまぜて4Pに
685:名無しさん@ピンキー
10/03/04 20:36:16 pRcodF74
大作の予感
焦らず書いてね
>>684
佐伯兄妹もまぜて6P希望
686:666
10/03/04 22:50:55 DK5d+qmv
ふっ、とな。。。ふっ、と思ってしまったんだが・・・
アニアにフェラされた時に、初めてのアニアが間違えて噛んで吸ったら・・・・・
男として、それはもう不幸になるのではなかろうか、と(w
687:名無しさん@ピンキー
10/03/05 17:03:48 IwjbZtgR
それは男だったら誰に噛まれても不幸だよ。
アニアも朱浬さんも冬琉会長も六夏会長もかわいいよ。
ところで悪魔との多重契約はできるのだろうか?
たくさんの悪魔と契り、たくさんの子供。
688:名無しさん@ピンキー
10/03/05 19:59:54 y/s4WNCF
できるとは思うが戦えば確実にどちらも死ぬ
そういう変なところにシリアスなのがこの作品の魅力だと思う
689:666
10/03/06 11:52:10 WnTFPXSe
2
操緒をこの世にまた戻す。その為に僕は今まで戦ってきた。その願いが、ようやくかなう?
嵩月は薄々知っていたのか、顔色を変えてまで慌てているのは僕だけだ。
「落ち着いたか?智春。続けるぞ。
で、この副葬処女分離器で分離できるのが、だな。。。操緒、おまえはたぶん、大丈夫だ。
それから、ちゃんと会わないとわからんが、亜鉛華の副葬処女は大丈夫だと思う」
ああ、GDのマロ眉さん、ね。千代原はる奈さん、だっけ。そういえば、彼女の副葬処女には会った事が無いね。
「問題は、元・第2生徒会の会長だ。姫笹とか言ったか?あの射影体」
六夏会長にいつも寄り添っている、影の薄い射影体の姫笹さん・・・彼女が?
「ああ。たぶん、分離しても自我の確保ができないだろう。元々病弱だったようだしな。
一巡目の世界の時に”うずしお”の中でなら生きていられた奏のようなもんだ」
そうか。。。何ともいえない・・・どうやって六夏会長に話せばいいんだ。
「まあ、それはしょうがない。なんなら、私から話そう。というか、私から話した方がいいだろう。
それに、問題はそこじゃない。もっと大きな問題があるんだ」
アニアは副葬処女分離器を完成させた時に気付いていたのか。その話を軽く流して、さらに言葉を進める。
「この副葬処女分離器を動かすのに問題がある。
それが、悪い話の方だ」
何の問題があるんだろう。今なら、僕と嵩月の魔神相剋者としての魔力があれば、加賀篝よりも大きな魔力になるはずだ。
「いや、動力としての魔力は、お前たちの力で問題が無い。
問題があるのは、私の方なんだ・・・・・・」
アニアが力なく項垂れてしまう。何の事だ?
「姉さまが造った副葬処女分離器は、姉さまが魔神相剋者の片棒という立場で確立操作をする事が前提なんだ。
だから、同じ歳まで成長したとはいえ、私の魔力では全然足りないんだ」
悔しそうにアニアが言葉を続ける。
「だから、今の状態では副葬処女分離器を動かせない。
これが、悪い方の話だ。理解してくれたか?」
つまり、機械はできたけど動かせない、と。何か方法は・・・・・
「ひとつだけ、方法がある」
そんな考えに陥っている時、気丈にもアニアが言葉を続けた。
考えてはあったんだ。なら、なぜそれを・・・・・・
「あるんだが・・・・・・」
言い澱む?
「あるんなら、やってくれ。僕らの力が必要なら、いくらでも協力する」
隣で嵩月も頷いている。操緒をまたこの世に呼び戻す。そのために僕らは命がけで戦ってきたのだから。
「それはありがたいのだが・・・・・・いいのか?奏」
なんで嵩月に訊くんだろう。足りない魔力を補う・・・・・・と考えて、僕はひとつの事に思い当たった。
まさか。。。
「ん?智春は思い当たったようだな」
ニヤリと悪魔のような・・・・・・そういえば、アニアも悪魔か・・・・・・笑みを浮かべて、話を続ける。
「私も演操者と契約して、魔神相剋者の片棒になればいい。そういう事だ」
ちょっ、ちょっと待て、アニア。それって、まさか僕・・・・・・
「智春と契約を結んで、私も魔神相剋者の片割れになる。
どうだ、智春。私の契約者となるか?」
なんで嵩月を呼んだのか、今になって判った。そりゃ、嵩月抜きで話はできないだろう。
自他共に認める公認の彼氏に、他の女・・・しかも自分・・・を抱け、と言うなんて。
この時。
操緒はニヤニヤと・・・・・・
僕は慌てふためき・・・・・・
そして、嵩月は青ざめていた。
690:666
10/03/06 11:58:58 WnTFPXSe
666だす。第2話を投下しました。
多重契約ですが、第4話にてアニアから説明させます。
一応、原作には記載されてませんので、今回は「できる」けど「やらない」という事にしてあります。
まぁ、二次創作なので、その辺はツッこまないでください(^^
エロになってませんが、もうしばしお待ちを。
にしても、過疎ってますねぇ。主人公がギャルゲーのプレイヤーキャラで、多種多様な女の子が
出てくるのに。しかも、原作がああいう続きを考えさせられる終わり方をしてるのに。
691:名無しさん@ピンキー
10/03/07 11:54:43 z40rQNdO
>>690
支援
まったくだ。なぜ人気が出ないのか?
692:666
10/03/07 12:58:07 Cy/lLyaV
無意識領域にて -1-
僕は、玄い闇の中にいた。
「あー、また無意識領域か」
夢の中だと言う事がわかってしまう夢って、どうなんだろう。
「今度は、誰が出てくるのかな・・・・・・」
最初の時は、飛行機事故のときそのままの操緒だった。二度目は一巡目の智春。三度目の今回は・・・・・・と思っていると
『ねえ、智春(トモ)・・・・・・智春(トモ)って、こういう嗜好があったの?操緒に、こんな事したかったんだ』
そこには、今の姿の操緒が浮かんでいた。洛高の制服を着ている。ただ、何かに磔にされているように、身体を大の字にしている。
「何て格好をしてるの?操緒」
不思議に思って問い掛けてみるけど
『智春(トモ)のせいでしょ。手も足も動かせないの』
潜在的な僕の願望?いや、欲望なのかな?いつもお姉さんぶってる操緒を好きなようにしたいという。
『操緒にこんな格好させて、智春(トモ)はどんな事をしたいのかな~』
操緒の顔には、まだ余裕がある。態度もだ。でも、操緒は忘れてるみたい。この領域なら、僕は操緒に触れられるって事を。
だから言ってやったんだ。
「いいの?操緒。そんな態度で」
僕は、操緒に近付いていった。
『あっ、ヤ~らしいかおぉー。嵩月さんに言いつけちゃおっかなー』
そっちがその気なら、僕の方は言いつけられないような事をするまでだ。
「いいよ。言いつけられるもんなら言いつけてみなよ」
その時の僕の顔は、どんなだったんだろうね。なんせ、操緒の頬がヒクついていたくらいなんだから。
「いつも、気になってたんだよね。僕の顔の前でヒラヒラしている、操緒のスカートの内側がどうなってるのか」
僕は、操緒の短いスカートの裾に指をかけた。その時になってようやく、操緒は事態を把握したみたいだった。
『あれ、触れてるの?智春(トモ)、なんで?』
「だって、ここは僕と操緒の無意識領域だから。
って事は、あれ?操緒は僕にこうされたい願望があったの?」
そうだ。この領域は、僕と操緒の自我の境界線だった。僕の欲望も具現するけど、操緒の欲望も具現するんだった。
『そ・・・・・・そんな事、あるわけないじゃん。智春(トモ)の願望が強すぎたからじゃん。
今ならまだ許してあげるから。嵩月さんにも言わないであげるから・・・・・・』
ははぁ?否定はしてるけど、言い淀んでるのは、少しは僕にこうされたかったって事かな。だから僕は、操緒のスカートを捲り上げてあげたんだ。
『あっ、、、智春(トモ)のエッチぃ・・・・・・』
エッチぃ・・・・・・って。これからもっと凄い事をするつもりなんだけどね、僕は。
「へー、意外とシンプルで可愛いのを穿いてるんだね、操緒って」
コットンが素材の、淡いブルーと白のストライプ。少しハイレグ気味だけど、それほどきわどくない。サイドが狭いビキニタイプだ。
僕は、スカートを持ち上げている手と反対側の手で、剥き出しにされている操緒の内腿を撫で上げた。
『あっ、いやっ・・・・・・くすぐったいよ、智春(トモ)。。。』
操緒は僕と一緒に中学校へ入学する春に射影体になった。もちろん、男性経験なんて無いはずだ。だから、まだ性感帯が開発されてないのかな。
何度か手を往復させるが、くすぐったさより先にいかないみたいだ。だから、僕は責め方を変える事にした。
「上はどうなのかな?」
『えっ?』
僕は、操緒の制服の上着を捲り上げ、その下のブラウスのボタンを下から外していく。
『やっ!やめて、智春(トモ)・・・・・・、いやぁ。。。』
身を捩って逃げようとしてるけど、両手両脚を磔けられているので思うように逃げられない。僕はそれほどの苦労も無く、操緒の服を肌蹴させた。
ショートタイは着けたまま、上着を捲り上げてブラウスのボタンは一番上は留めたまま。
捲り上げたスカートの前身ごろは、ウェストのベルトのところに引っ掛けてある。まさに、着乱れた制服姿だ。
『ふ~~ん。智春(トモ)って、こういう嗜好だったんだ。嵩月さんに言っちゃお~~っと』
ほっといてくれっ!そんな余裕も今のうちだけだ。ショーツとお揃いの、胸元に淡いブルーのリボンがついたストライプのブラは、もう僕の目の前にある。
僕は、そのブラの上から操緒の慎ましやかなバストにそっと手を触れさせた。
続く
693:666
10/03/07 13:00:15 Cy/lLyaV
無意識領域にて -2-
「小さいのを気にしているようだけど、操緒のおっぱいも可愛いよ」
『あっ』
確かに、男としてはさほど大きな手じゃない僕の掌にすっぽりと収まる操緒のおっぱいは、女の子が気にするくらい小さいのかもしれない。
でも、ブラの上から触っただけで声が出るくらいだから、感度はいいんじゃないのかな?小さい方が感度がいいって言うし。
「気にすることはないよ、操緒」
『あっ、やっ・・・・・・んっ』
どうにかして僕の手から逃げようとしてるけど、手足を拘束されてるんだから無理だって。
一生懸命、身を捩る操緒の姿が可愛らしい。
『ダメ・・・・・・智春(トモ)。。。くすぐったいって』
まだ快感には至ってないみたい。だから、僕はブラを外して直接触る事にした。
『あっ・・・・・・いやっ』
半泣きの操緒の顔なんて、そうそう見られるもんじゃない。いっつも強気な操緒を泣かしてると思うと、逆に嗜虐心が湧いてきた。
ブラを上にずらして、さっきより強くおっぱいを揉んでやる。
『あっ!あっ!!あっ!!!』
小振りなおっぱいの頂にある小さな乳首を人差し指と中指で挿んで、少し強めに擦りながらおっぱい全体を揉みしだくと、操緒のおっぱいが面白いように形を変える。
『あっ、あっ・・・・・・智春(トモ)。。。変な感じがするっっ!』
操緒のあげる声が、湿っぽく変わってきた。
「変な感じじゃなくてね。それは気持ちいいって言うんだよ、操緒。。。
気持ちいい?」
僕の問いかけに、操緒は力強く何度も肯いた。
ひとしきり操緒のおっぱいを弄んだあと・・・・・・
「さて、こっちはどうなってるの?操緒」
先ほどは触らなかったスカートの中に隠されていた布地・・・・・・ショーツの舟底に僕は指を這わせた。案の定、すでに表地からでもわかるくらいに、そこは濡れていたんだ。
『はっ、はっはぁ~~~んっ』
普段の操緒からは考えられないくらい艶っぽい声をあげた。
「もうビッショリだね、操緒」
『言っちゃいやぁ・・・・・・智春(トモ)のイジワル~~ぅ』
たぶん、操緒から見たら普段の僕じゃないように見えるんだろうなあ。でも、その操緒は、もう乱れ始めていて覚えていないだろう。
『あん、ぁんんん・・・・・・』
僕の指に、素直な反応を示す操緒。そんな操緒の姿が可愛くて、ついつい力が入ってしまう。その拍子に、僕の指先が操緒の一番敏感な肉芽に引っかかった。
『はっ!ぐぅぅ・・・・・・』
押さえつけられている操緒の腰が跳ね上がった。
「ん、ごめん。
操緒があんまり可愛かったから、加減ができなかった。ごめんね、操緒」
『んっ、むぅぅぅ』
僕は操緒の唇に吸い付いた。そういえば、操緒とキスしたのってこれが初めてになるのかな?たぶん、操緒もファーストキッスじゃないだろうか。
かわいそうな事をしたかな、と思ったのもつかの間だけだった。唇の柔らかさに心を奪われて、何度も求めてしまった。でも、操緒はそれに応えてくれたんだ。
『「ん、むん、くっ、、、はむっ。。。んっ」』
ちょっとした操緒の隙をついて、僕は操緒の口内に舌を割り込ませていった。しっとりと濡れた口腔と舌を蹂躙してやる。
『んっ、んっ、、うんっ、、、』
左手は乳首とおっぱいを、右手ではショーツの舟底をまさぐってやると、操緒は面白いように反応するようになった。操緒の口腔内で、僕の舌と操緒の舌が絡み合う。
僕は、ショーツの舟底をまさぐっていた中指を、股ぐりからその内側へ忍び込ませた。
『!!!!!!!』
操緒が声にならない悲鳴をあげた。僕は操緒の唇から離れてやる。
『ダメ~、智春(トモ)~~~!』
僕の中指が操緒の膣口を捕らえたからだ。僕はそのまま、中指を入るところまで押し込んでいった。第一関節辺りまで入ったところで壁に突き当たった。
「ダメって言っても・・・・・・操緒はパクパクしてるよ?指が千切れちゃいそうだ」
そう耳元で囁いてやると、操緒は強く首を振って否定する。けど、実際操緒の膣口は、僕の指を飲み込もうと強く煽動してるんだ。
続く
694:666
10/03/07 13:01:55 Cy/lLyaV
無意識領域にて -3-
『智春(トモ)・・・・・・もぅ、、、もぅ・・・・・・おかしくなっちゃうっ!』
初めての刺激に、操緒の方はかなり限界みたいだ。こんな痴態をさらしたのも初めてだろうしね。
僕だって、嵩月と契約したあの行為がなかったら、すでに果ててたかもしれない。だから、先に操緒をイかせてあげる事にした。
「そのまんま、感じるのに任せて・・・・・・イッっていいよ、操緒」
そう言いながら、僕は操緒の乳首を口に含んだ。そこはもう、コリコリに勃起していた。舌と唇でそれを転がしてやる。
『!!!!!!!!!!!!』
悲鳴にならない悲鳴をあげて、操緒が全身を痙攣させた。
気絶に近い失神をした操緒を、僕は服の上から愛撫してやる。イッったあとの女の子に強い愛撫は逆効果なのは、嵩月に教えてもらっている。
「操緒・・・・・・僕はもう、ヘタレ童貞じゃないんだよ」
操緒の耳元へ、囁きながら軽いキス。そして、操緒の意識が戻るのを確認しながら、キスを全身に・・・・・・。
『智春(トモ)って、やっぱりスケベ・・・・・・操緒に服を着せたまま拘束してなんて。
操緒は、智春(トモ)なら何をされても嫌じゃないのに。。。わかってるクセに・・・・・・』
操緒がそんな事を言う。この状況じゃ、反論できないけどさ。
でもさ。男子の夢だよ、好きな女の子を制服のまま陵辱するのって。そんなことを言う操緒には、もう一回お仕置きかな、と思って・・・・・・
びしょ濡れになった操緒のショーツに口をつけたんだ。
『あんっ、いきなりっ・・・・・・智春(トモ)っ、そこっ、ダメっっ!』
大きなエクスタシーを超えた直後にこの口撃は、処女の操緒には激しかったかもしれない。だけど、お仕置きだからね。加減はしないよ。
『んっ、ダメっ、だっ、たらぁ~』
すぐに快感の波が押し寄せてきたみたい。
僕は、ショーツの股ぐりを捲り上げると、操緒の肉芽を直接吸い上げた。
『はぅ、あっ、、あぁあ~~~ぁ!!!』
操緒が、腰だけ別の生き物のように激しく跳ね上げさせようとしている。でも、拘束されているので、厭らしく前後に動いているだけだ。
そんな操緒の姿を見て、僕が我慢できるはずがなかった。
「操緒、いくよ・・・・・・」
僕は操緒の入り口に向けて腰を進めた。両脚を拘束したままなので、ショーツの股ぐりを捲ってその下にある媚肉のスリットを開き、操緒の膣口を剥き出す。
『いいよ・・・・・・智春(トモ)とひとつになれるんだね』
僕は肯いて、肉棒を操緒の中に埋めていく。先ほど中指が突き当たったところで、一度腰を止める。
『思い切って来て。操緒は大丈夫だから・・・・・・』
拘束されてなければ、僕に抱きつきたかったんだろう。でも、これは僕の夢の中・・・・・・僕のしたいようにさせてもらうよ。
僕は、思い切って操緒の膣内に進入した。
メリッ・・・・・・
『はっ・・・・・・ぐぅ。。。。。。』
操緒が深く息をして止めた・・・・・・その目に涙を浮かべて。
僕は、突き当たるところまで侵入して腰を止めた。そのまま暫くじっとしている。拘束された操緒の身体を抱きしめてやる。
薄いおっぱいを通して、操緒の心臓の鼓動が伝わってくる。スレンダーなわりに柔らかい操緒の身体が気持ちいい。
『っは、、、っはっ・・・・・・っはっっ。。。』
少し呼吸が戻ってきてるけど、まだ吐く息より吸う息の方が多い。僕は、抱きしめた両腕で、操緒の背中をさすってあげる。
「だいじょうぶ?無理をしなくていいからね」
耳元でそう呟いてやると
『智春(トモ)・・・・・・優しい。。。
なんか、しゃくだな~。こんな優しい智春(トモ)、嵩月さんも知ってるんでしょう?』
この状態で、そんな事を言う余裕がありますか?操緒さん。
『おなかの中に智春(トモ)を感じてる・・・・・・あったかいね、智春(トモ)』
余裕があるのか、いつもの憎まれ口なのか。でも、初めてでそんな余裕は操緒には無いだろう事はわかるよ。
ヘタレ童貞だった僕なら、操緒に構わず腰を動かしていただろうけど、僕はもうヘタレかどうかは別にして、童貞じゃないんだ。
だから、操緒を気持ちよくさせる事を優先した。
続く
695:666
10/03/07 13:03:16 Cy/lLyaV
無意識領域にて -4-
『動いても、いいんだよ』
うん。でも、そうする前にやる事があるよね。そんな事を言う操緒の口を、僕はキスで塞いでやる。両手で優しくおっぱいに刺激を与えてやる。
『ん、、、んっ・・・・・・んぅう~~~、うっ!』
それにあわせて僕はゆっくりと腰を引いていく。
「まだ痛い?」
操緒にといかけると、まだ少し歯を食いしばってるけど健気に首を横に振ってくれた。
「少しづつ、動くよ」
処女地である操緒の膣内は、まだ硬くて渋い。僕はゆっくりと大きく腰を引いた。
『ァアッ!』
カリが段差のようなところを超えようとした時、操緒の口から悲鳴が上がった。まだ、そこを通るのは痛そうだ。
「ごめん・・・・・・もう一回だけ我慢して」
肯く操緒。
もう一度一番奥まで挿入して、今度は小さく動く事にする。
僕は、しばらく奥の方で小刻みに動いていた。操緒の、降りてきた子宮口を突付く感触がして、これはこれで気持ちが良かった。それに、操緒も少し感じてくれているようだった。
そのうちに、硬く渋かった操緒の膣壁が少しづつ煽動を始めた。
『あっ、あっ、あっ・・・・・・智春(トモ)。。。なんか、ヘン・・・・・・』
操緒の目に浮かんでいた涙は、もう消えていた。だから僕は、少しづつ腰の動きを大きくしていったんだ。
『あん、あん、あん、・・・・・・いぃ、いいぃ。。。。。。』
快楽を感じ始めてるのかな?操緒の声が、呼吸から嬌声に変わってきた。
顔つきも、いつもの顔から蕩けるような艶やかな表情に変わりつつある。
『なんで・・・・・・初めてなのにぃ。。。』
操緒の膣壁の動きが変わってきた。入り口の方はキツく、それでいて柔らかく。奥の方はさらに柔らかく、そして引きずり込まれるように。
ヤバい・・・・・・嵩月とはまた違った気持ちよさがある。
「操緒、イクよ・・・・・・」
僕の我慢の限界が近付いてきた。それくらい、操緒の腔内は気持ちいい。
『ん、いいよ・・・・・・操緒も、もう、すぐっ。。。だからッ』
だから、僕が外に射精そうとして腰を引いた時
『膣内で・・・・・・大丈夫だからっ!』
その言葉に、僕は再び一番奥まで腰を進めたんだ。
『あっ、っはっあぁ~~~~ぁあぁぁんっ!』
最奥で、僕の肉棒が弾けた。操緒の子宮口の、さらに奥を目指して僕のタネが迸る。その感触が僕にも伝わってきた。
手足を拘束されたままの操緒が、全身を震わせている。両手は握り締められ、両足の指も握るように力が入っている。
全身の力が抜けた後も、最後の一滴まで搾り取ろうとするように腰と膣壁が動いている。僕も、腰から先が無くなるんじゃないかと思うくらい気持ちよかった。
脱力した操緒の身体に覆い被さる。肉棒は、まだ操緒に飲み込まれたままだ。自分では抜く気になれないくらい、気持ちがいい。
操緒のおでこ、閉じられた両のまぶた、耳元、頬、柔らかい唇・・・・・・顔中にキスを降らせていると、操緒も気がついた。
『智春(トモ)のエッチ・・・・・・いつの間に、こんなに巧くなったの?
嵩月さんのおかげ?』
うん、否定はしないけどね。今は、その名前を出すのはマナー違反じゃないですか?操緒さん。
だから、僕はこう言うんだ。
「操緒の事が好きだからに決まってるでしょ」
そう言った時の操緒の顔は、それはもう可愛かったんだ。
『あっ・・・・・・』
操緒の胎内で主張していた分身も、力が抜けて操緒に押し出された。
『智春(トモ)が抜けちゃった・・・・・・』
一抹の寂しさを含んだ操緒の声と共に、僕らの意識と姿が霞みはじめた。
『そろそろ時間みたいだね』
別れを惜しむような操緒の声。
「でも、また逢えるよ。だって・・・・・・」
僕の言葉を、操緒がいつものセリフで引き継いだ。
「智春(トモ)には、いつも操緒がついてるよ。だから、だいじょうぶ』
その言葉と共に、僕は玄い闇に墜ちた。
続く
696:666
10/03/07 13:07:41 Cy/lLyaV
無意識領域にて -5-
目覚めたのは、鳴桜邸の自分の部屋だった。
「夢・・・・・・だったのかなあ。。。」
いつもの朝と変わらない。僕の頭の上では、操緒がパジャマのまま背中を丸めてまだ眠っている。
ベッドの上で背伸びをしていると、操緒が目を擦りながら目を覚ました。心なしか、顔を紅らめている。
『おはよ、智春(トモ)・・・・・・ヘンな夢、見ちゃった』
照れたような笑顔で僕に挨拶してきた。
「おはよう、操緒・・・・・・」
僕は、夢の内容を言うべきか迷っていたんだ。。。。。。けど、ベッドから出た時、操緒に先に見つけられてしまった。
マジですか・・・・・・。
『智春(トモ)・・・・・・何をヤらしい夢を見てたのかな~~。
もしかして、操緒を拘束して洛高の制服を着せたまま犯す夢かな~~~』
「なっ・・・・・・」
夢・・・・・・だったんだよねぇ?
僕が迎えた朝は、妙に腰だけがすっきりしたいつもの朝だった。
完
始めた長編がなかなかエロにならないので、智春×操緒でエロを書こうと思ったら・・・・・・
思いのほか、長くなってしまいました(爆
そのワリにエロが薄い?
いぁいぁ・・・そういうツッコミは無しで(^^;
舞台は、奏との契約後なので智春は初体験済みです。
操緒は、どう考えても初めてでしょう。
そうすると、僕の中では智春がリードする事になるので、ヘタレにならないんです。
まぁ、(半)夢落ち?&夢精で落としたトコで勘弁してやってください。
697:666
10/03/07 13:26:30 Cy/lLyaV
すまねぇ・・・・・文章がみっつ抜けてた。。。OTL
無意識領域にて -5-
目覚めたのは、鳴桜邸の自分の部屋だった。
「夢・・・・・・だったのかなあ。。。」
いつもの朝と変わらない。僕の頭の上では、操緒がパジャマのまま背中を
丸めてまだ眠っている。
ベッドの上で背伸びをしていると、操緒が目を擦りながら目を覚ました。
心なしか、顔を紅らめている。
『おはよ、智春(トモ)・・・・・・ヘンな夢、見ちゃった』
照れたような笑顔で僕に挨拶してきた。
「おはよう、操緒・・・・・・」
僕は、夢の内容を言うべきか迷っていたんだ。。。。。。けど、ベッドか
ら出た時、操緒に先に見つけられてしまった。
マジですか・・・・・・。
『智春(トモ)・・・・・・何をヤらしい夢を見てたのかな~~。
もしかして、操緒を拘束して洛高の制服を着せたまま犯す夢かな~~~』
パジャマ代わりにしているスウェットが、下着のトランクスごとパリパリになっていたんだ。しかも、テントを張らしたまま。。。
操緒がニヤニヤと僕の事を眺めている。
「なっ・・・・・・」
夢・・・・・・だったんだよねぇ?
僕が迎えた朝は、妙に腰だけがすっきりしたいつもの朝だった。
完
最初のじゃ、何を操緒が見つけたのか判りづらいよね。
698:666
10/03/07 13:28:57 Cy/lLyaV
度々スマン。(つw;)
改行がズレた、おかしい・・・
無意識領域にて -5-
目覚めたのは、鳴桜邸の自分の部屋だった。
「夢・・・・・・だったのかなあ。。。」
いつもの朝と変わらない。僕の頭の上では、操緒がパジャマのまま背中を丸めてまだ眠っている。
ベッドの上で背伸びをしていると、操緒が目を擦りながら目を覚ました。心なしか、顔を紅らめている。
『おはよ、智春(トモ)・・・・・・ヘンな夢、見ちゃった』
照れたような笑顔で僕に挨拶してきた。
「おはよう、操緒・・・・・・」
僕は、夢の内容を言うべきか迷っていたんだ。。。。。。けど、ベッドから出た時、操緒に先に見つけられてしまった。
マジですか・・・・・・。
『智春(トモ)・・・・・・何をヤらしい夢を見てたのかな~~。
もしかして、操緒を拘束して洛高の制服を着せたまま犯す夢かな~~~』
パジャマ代わりにしているスウェットが、下着のトランクスごとパリパリになっていたんだ。しかも、テントを張らしたまま。。。
「なっ・・・・・・」
夢・・・・・・だったんだよねぇ?
僕が迎えた朝は、妙に腰だけがすっきりしたいつもの朝だった。
完
たぶん、これで決定稿。。。
699:名無しさん@ピンキー
10/03/07 13:30:04 zmVYvFig
>>698
超乙
そして、もうちょっとモチケツ
700:名無しさん@ピンキー
10/03/07 13:40:18 z40rQNdO
>>698
乙
そして落ち着けw
701:名無しさん@ピンキー
10/03/07 14:45:51 3ZAKid1b
GJ!
生きる希望がわいた
702:666
10/03/07 15:31:54 Cy/lLyaV
3回投稿しなおした分、落ちが落としきれなかったにゃ。。。
すまん。もうちょい、もちつくよ。
703:名無しさん@ピンキー
10/03/07 16:28:38 z40rQNdO
ドジっ子か
704:666
10/03/07 17:49:03 Cy/lLyaV
てへっ (ノ^ v ^ )
だって~ぇ、ここのみんなが~ぁ、ドジっ娘が~ぁ、好きだていうから~ぁ・・・
おゃ、何かが2chの方から飛んできましたね。
ご・・・・・・ごめんなさい、もうしません。。。(><;)
705:名無しさん@ピンキー
10/03/08 15:38:26 aHXULRuX
奏が恋人の智春がもてるの見て、嫉妬する話とか面白い気がする
706:名無しさん@ピンキー
10/03/09 00:17:14 +iI6duHS
原作の中よりも終わった後の方が色々書きやすい…………と思いきやヒロイン確定していると言う……。
707:名無しさん@ピンキー
10/03/09 23:13:41 noMHjAN3
なに、何ら支障はない
708:名無しさん@ピンキー
10/03/09 23:15:15 ryq8Hj47
>>705
病んできそうで怖いな・・・
709:名無しさん@ピンキー
10/03/10 00:33:00 4AxdwdQU
私は、おはようのキスがしたくて―その欲求が抑えきれずに―夏目君の口枷を外そうと手を伸ばした。
夏目君だってもう、私はがどんな風に夏目君のことを思っているか理解してくれたはず。
無闇に声を上げたりはしないと思う。
口枷に手が掛かる。
なぜか夏目君の顔は怯えているように見えた。そんなわけないのに。
口枷が外れて、
「夏目君―」
「この変態女っ! 近寄るな、触るんじゃねえ!縄をほどいて俺を家に帰せよっ!」
夏目君は絶叫した。
「変態?」
無意識に私は夏目君を焔月で殴っていた。無意識なのだから、加減なんかできるはずもない。
バキッ、という音が四、五回もしただろうか。気が付くと、頬を腫らした夏目君が倒れていた。
酷いことをしてしまったと思う。今の夏目君はあの女の影響を受けているから、私を受け入れてくれるにの時間がかかるのはしかたがないのに。
私は謝ろうと口を開いて、
「ごめん―」
けれどそれは、夏目君のさっき以上の大音量の叫び声にかき消されてしまう。
「助けて! 助けてくれっ! 操緒!」
一瞬、目の前が白くなったような気がした。
顔面を蹴った。
なんで、私はの気持ちを分かってくれないんだろう。こんなに大切に思っているのに。
ペルセフォネに馬乗りになってもらって、焔月を無茶苦茶に叩き付けた。
どうして、あの女の名前なんて呼ぶんだろう。よりによって、あの女の名前を。
叩くのをやめると、両手を拘束してあるせいで顔を庇うこともできない夏目君は、
ぼろぼろになって鼻からは血を流していた。
「やめて……やめてくれよ……」
弱々しく呻く夏目君にまた口枷をはめて、手足の拘束を確認してから押し入れに押し込める。
一緒に朝食を摂ろうと思ったのに ―。
まあいい。私はがお祖父様の所にいってる間、ひとりでいれば頭を冷やしてくれるだろう。
そうすれば、誰が本当に夏目君をかけがえなく思っているか理解してくれるはず。
710:666
10/03/10 15:08:27 Lbof/pvl
長編が滞っているので、>>705のネタから・・・エロじゃないけど(w
つつがなく無事、平和に一日の学園生活を終えた帰り道。珍しく、嵩月の方から帰宅の誘いがあった。
無事?二巡目の元の世界に戻れた僕と操緒。
僕は晴れて嵩月と公認の仲となり、一緒に帰宅しようとしたところでクラスメートからの冷やかしとやっかみが聞こえてくるくらいで、別に害は無い。
無いはずだったんだけど・・・・・・
どうも、さっきから嵩月の様子がおかしい。幾度となく危機を乗り越えてきたはずの僕の背中に冷たい汗が流れるのを止められない。
嵩月の半歩後ろをついて歩いていく僕の視界には、嵩月の揺れる黒髪と背中が入っている。その姿はとても冷たく・・・・・・
陽炎が見えているのは、きっと僕の気のせいだ。
そんな僕に、半歩前から声が掛かった。
「さっき・・・・・・見てました」
さっきって何の話だ?僕がそう思っていると
「昼休み・・・・・・下級生の女の子と抱き合って・・・・・・」
昼休み、昼休み。。。僕が考え込んでいると、隣で浮いていた操緒が
『あ~~、あったねぇ、そんな事』
ん?一年の女の子がぶつかって、僕の制服にコンタクトレンズを飛ばしてそれを探してたアレか?操緒、頼む。変に省略しないでくれ。誤解を招く。
案の定、嵩月がトロいながらもヤキモチを焼いてきた。
「事実・・・・・・なんですね」
とりあえず嵩月、その焔月を引っ込めよう。
「いや、あれは・・・・・・」
うまく説明しようと言葉を捜していると
「事実、なんですよね、夏目くん・・・・・・」
だから、あれは仕方なく・・・・・・だから、袈裟懸けに構えるのは辞めてよ、嵩月。。。
「信じて、いたのに」
ちゃんと説明するから、泣きそうな目で僕を見るのは辞めて。
『事実だからね~。モテモテの夏目くんっ』
操緒・・・・・・お前はどっちの味方だっ!ぺ、ペルセフォネ、僕を嵩月の焔月から守ってくれ。少なくとも、僕が弁解するだけの間だけでも・・・・・・
と思っていたら、いつの間にかペルセフォネは嵩月の足元で小さな炎を口から吐き出している。お前も敵か・・・・・・僕は泣きたくなった。
ってな感じ?
711:名無しさん@ピンキー
10/03/10 16:22:50 XG3RtzKP
いいね~
つい微笑んでしまうw
712:名無しさん@ピンキー
10/03/10 20:31:50 XA4OYQ66
おもしろいですね~
で、誤解が解けると奏が異様に智春に甘えるとかしそうですね。
713:名無しさん@ピンキー
10/03/10 20:40:22 XA4OYQ66
それか、智春が13巻の様にキスして誤解を解くとか
714:666
10/03/10 22:25:13 Lbof/pvl
ならば、意表をついて・・・
>>710の続き
焔月を収めた嵩月が、僕に弁解の余地を与えてくれた。だけど・・・・・・
「正直に、言わないとチューします。お嫁に行けなくなる、くらいの」
嵩月・・・・・・、ヘンな小説、読んでない?例えば、バカがいっぱい出てくる学園物の。。。
「言わないんですか?本当に、しちゃいますよ?
ともはちゃんが、お嫁に・・・・・・行けなくなるような、チューを」
た、嵩月。。。僕、君の契約者を辞めてもいいかな?
本気でそんな考えが、僕の脳裏に浮かんだ。
パサッ
『嵩月さん、何か落としたよ?』
文庫本?のようなものが嵩月の制服のポケットから落ちたんだ。その表紙には
バ〇と△ストと召喚◇ 5
「アッ・・・・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・・・・」
お願いだから、バスローブ姿で鳴桜邸に来ないでね、嵩月。。。
それに、僕は洛高一のバカじゃないよ・・・・・・たぶん。ってか、このネタ、フッっていいの?電撃的に。
(むりやり) -完-
いぁ・・・・長編の方で大アニア×奏のライトHなシーンを書こうと思って滞ってる時に。。。
こういうアフォウなネタは降ってくるんだけどねぇ(w
大アニア×奏なら、受け責めドッチがいい?
715:名無しさん@ピンキー
10/03/10 22:54:41 Ka5w5b0B
>>714
俺の考えでは
性格で考えるとアニアが攻め
経験(?)で考えると奏が攻め
うーん……難しいものだなぁ
716:666
10/03/11 00:15:13 0AKDzwm/
3
立ち直ったのは、嵩月の方が先だった。
「あっ、あの・・・・・・夏目くんじゃなきゃ、だめなんですか?」
アニアが相手なので他の女生徒より控えめだけど、嵩月は僕の事になるとハッキリと拒絶をするようになっている。
「うむ。これには色々と理由があるのだが・・・・・・」
アニアの答えはこうだ。
「まずひとつ。今、演操者は何人居ると思う?」
逆に、問い掛けられた。僕らは指を折って数えてみるけど・・・・・・
「私が知る限り、4人だ。
まずは智春、お前だな。次に、お前の義妹の和葉、元・第2生徒会長の倉澤六夏、そしてGDの亜鉛華の演操者。
この4人だ」
とりあえず僕もその4人が出てきて、そこで止まったんだけど・・・・・・ホントにそれだけなのか?
そんな僕の疑問にアニアは
「他にも居るかもしれん。だが、私の接触する範囲にいるのは、この4人だけなんだ。
なぜ私の接触する範囲かというと、私が契約しなければいけないからだ。
見ず知らずの相手だと、鳳島氷羽子の二の舞になるからな」
そうだった。演奏者なら誰でもいいって訳じゃないんだった。愛情に限った事じゃなく、嫌悪や憎悪といった負の感情でもいい。「好き」の反対は「嫌い」じゃなく、「無関心」だ。
「あっ・・・・・・」
そこで嵩月が何かに気がついた。そして、困った顔をする。
「奏は気がついたか。
そう。さらにもうひとつ。
男性はお前だけなんだ、智春」
部屋の温度が一気に上がった・・・・・・いや、僕の気持ち的には下がってるんだけど、なぜか暑い。
最初に座った時より、嵩月が心持ち僕に寄り添ってきている。しかも、全身に陽炎を浮かべて・・・・・・怒ってますか?嵩月さん?
僕のせいじゃない、と声を大にして言いたい・・・・・・
「そして何より、一番大事な部分なのだが・・・・・・
私は、どうも智春が好きなようなんだ」
この状態でその爆弾発言か!?アニア。しかも、何だそれ・・・・・・自分の気持ちのクセに、「どうも」とか「ようなんだ」とかって。
オカシイだろ、それ。いっつも自身満々でムダにエラソーなのに、その自信の無さは何なんだ!
「お前、言うに事欠いて『どうも』とか『ようなんだ』って、何だよ、それ。
なんか、告白されたっぽいけど、ぜんぜん嬉しくないよ・・・・・・」
しかも、隣では「うーーー」と嵩月が唸ってるし。部屋の中の温度が急上昇して、暑いよ、ココ。
それなのに、アニアは涼しい顔をして
「落ち着け、奏」
と、文字通り熱くなった嵩月を窘めている。お前はこの状態で暑くないのかっ!
「夏目くんは、渡しませんっ!」
あのー、嵩月さん。落ち着いてください・・・・・・。
『結構、やきもち焼きだよねえ、嵩月さんって』
「はっ!・・・・・・ごめん、なさい」
ナイスだ、操緒。
操緒のボソッとした呟きで、嵩月が落ち着きを取り戻してくれた。それでもまだ警戒してるのか、ゆらゆらと陽炎が立ってるけど。
『相手、ニアちゃんだよ。そんなに警戒しなくても大丈夫だって』
操緒は操緒で、相変わらずあっけらかんとしているし。
「まあな。普段は家族なんだ、智春は。私にはもう、本当の家族も・・・故郷すら無いしな」
アニアの言葉に、ようやく嵩月も落ち着いてくれた。
アニアの故郷であるクラウゼンブルヒ領は、非在化してしまっていてすでに無いそうだ。もちろん、その時にソメシェル家も非在化してしまっている。
僕らは後から話を聞いただけだけど、嵩月はアニアが故郷へ連絡しようとしているその場に居合わせていたらしいから。
「だから、私にとって家族とは、もうこの鳴桜邸で暮らすみんなと、奏。お前も私は家族だと思っている。
日本に来て、ここで暮らした時間と・・・・・・一巡目の世界での5年間が私のすべてなんだ」
アニアが訥々と語り始める。
続く
日付が変わったので、第3話を投下。エロにはまだ遠い・・・OTL
717:名無しさん@ピンキー
10/03/11 00:22:50 7Ch+z/Ae
ふと、思ったんだが、智春と奏の間に子供産まれたら、その子は悪魔なのだろうか?
718:名無しさん@ピンキー
10/03/11 00:39:04 F/59b2vN
>>716
待ち望んでたぜ!
がんばれよ!
楽しみに待ってるからな!
719:666
10/03/12 00:12:04 HPC77A41
4
「今思えば、一巡目に飛ばされた5年間がいい経験になっているのだと思う」
そう。アニアは10歳の時に、炫部長の策略に巻き込まれて僕や嵩月と一緒に一巡目の世界に飛ばされた。
その時、僕と嵩月を離れ離れにしないように確立操作をしたその代償として、一人で5年先まで飛ばされていたんだ。
そして、僕らと出会える5年後まで、たった一人で一巡目の世界を生き抜いてきた。
「だから、本当の家族が居なくなった事は寂しくない。悲しくないわけじゃないが、今はお前たちが居る。
だから、寂しくはない」
珍しく、アニアが素直になっている。逆に言えば、それだけ切羽詰ってるって事なのか?
「私にとって智春は、デキの悪い弟であり、要領の悪い兄であり、運の悪い父親みたいなものなんだ」
なんだそれ・・・・・褒めてるのか、貶してるのか。貶してる方ばっかりじゃないかっ。
『ニアちゃん・・・・・・それ、褒めてないよ?その通りだけどさぁ・・・・・・』
お腹を抱えて笑いながら、僕の気持ちを操緒が代弁してくれた。嵩月も、肯いてばかりじゃなくって何か言ってよ。。。
「ただな・・・・・・ここ一番で頑張ってくれる、期待に応えてくれる智春に、異性として惹かれてるのも事実なんだ。
そう思うだろう?奏・・・・・・」
その言葉に、それまで操緒の言葉に肯いていた嵩月が、一瞬止まってから顔を紅らめ、今度はアニアの言葉に肯く。
「夏目くんに惹かれる、のは、わかる。
でも・・・・・・」
「そう。複数契約となると、それだけリスクが跳ね上がる。愛情で結ばれた契約行為だからな。
どちらか片方に愛情が傾いた途端に、もう一方の契約悪魔は急速に非在化する。だから、複数契約になる契約を望む雌型悪魔は居ないと言っていい。
複数の契約をした契約者が居なかったのはその為だ」
『浮気のレベルじゃダメなんだよね、それって』
「そうだな。それだと姉さまのように、一人との契約でも非在化が進んでしまう。
そもそも、雌型悪魔は自分の純潔を捧げるんだ。軽はずみな契約をする訳が無い」
アニアがさらに続ける。
「智春と奏。
お前たち二人を見てきて、姉さまの事を、なんてバカな契約をしたんだと再認識するようになった。その事は感謝する」
ちょっと待って。アニアにすら僕たちはそんなにアツアツに見えてるって事?
『傍から見てると、もろにバカップルだもんね~、智春(トモ)たちってっ』
操緒までそんな事を言う。
僕と嵩月は、顔を見合わせる。
『ほらほら、そんなトコ。いちいちツッこむのも面倒くさいからスルーしてるけどさ~』
アニアは、半分・・・半分以上か?呆れ顔だ。そんな目で見るなよ。。。
「あーー、話を続けていいか?」
大いに続けてくれ。この空気は、さすがに僕でも居心地は悪い。嵩月もゞ気持ちだろう。
アニアが真面目な顔になった。
「つまり、我々は選択を迫られる事になった。
私は、智春と奏に命を預ける覚悟。まぁ、これは問題にしなくていいだろう」
それは、僕らがどういう選択をしても覚悟ができているという事なのだろう。
「奏は・・・・・・私の口から言うのも申し訳ないが、お前たちの間に私が割り込んでいく事を赦す心の広さを」
アニアが嵩月を見る目は真剣だ。
「そして智春には・・・・・・」
それが何で僕を見る目は、そんな悪魔のような目になる?いや、アニアは悪魔だけどさ。
「奏と等しく私を愛する覚悟だ。
どちらか一方に愛情が傾けば、その時からもう片方の非在化が始まる。それをさせないだけの愛情を、私にも注ぐ事ができるか?」
究極の選択だ。
操緒を生き返らせる為には、嵩月と等しくアニアも愛さなければいけないのか。
『ヘタレの智春(トモ)に、そんな事できるのかな~』
操緒の言う事ももっともだ。そんな甲斐性を僕に求めるのか。
そんな時、玄関が開いた事を告げるカウベルの音が聞こえた。和葉か朱浬さんが帰宅したらしい。
アニアがお開きの言葉を告げた。
「朱浬か和葉が帰ってきたようだな。そろそろお開きにしよう。返事は急がん。
奏。少し話の続きもある。今日は泊まっていけ。久しぶりに一緒に寝よう」
嵩月が肯くのを確認して、アニアが席を立った。
続く
720:666
10/03/12 00:34:48 HPC77A41
第4話を投下しました。
>>687の多重契約の件、説明させましたが言葉は足りてるでしょうか?
一人目=二人目を受け入れる心の広さと、不必要に増える非在化のリスク
二人目=単独契約に比べ格段に跳ね上がる非在化へのリスクと、一人目に負けない&勝らない愛情を得られるかどうか
契約者=二人分の生命を預かる覚悟と、均等に愛するだけの器量
という、三者三様のリスクがあるので「できる」けと、通常の雌型悪魔は「応じないのが普通」という事にしました。
「言葉が足りてねぇぞ~!」と思う場合は、、エロに持っていくための方便だとでも思ってください(w
ただいま第6話を執筆ちうで、大アニア×奏を書き始めました。
これまで智春目線の一人称で話が進んでいるので、三人称になる分ちと書きづらいっす。プロットはできてるんだけど、文章にできないのね(^^;
だもんで、投稿ペースが落ちてしまいます。
地の文で智春の心情を書ける分、一人称の方が楽なんですよねぇ。
721:名無しさん@ピンキー
10/03/12 23:28:59 GJ5whsV5
あんた、最高だよGJ
722:名無しさん@ピンキー
10/03/13 00:17:43 6M8VDavP
外出しててなかなか書き込めなかった
GJ!
723:名無しさん@ピンキー
10/03/13 02:52:33 jps1GW44
十分すぎるほどGJです
724:666
10/03/13 20:17:44 3bJbSGuJ
朱浬の手ほどき -1-
「ただいま~。って言っても、誰もいないんだよな」
ドタバタした入学式直後の騒ぎも終わり、ようやくマトモな学園生活が始まった僕は、少し一人暮らしが寂しく感じ始めていたのかもしれなかった。
『やっと落ち着いたからね~』
四月も終わりに近付き、ぽかぽかといい陽気の週末。僕の頭の上で、操緒も眠そうに目を擦っている。
「僕は、シャワーを浴びてから少し寝るよ。操緒はどうする?」
勉強の遅れを取り戻す為に、このところ少し夜更かしが過ぎている。買出しにも行かなきゃいけないけど、それは明日に廻してもいいだろう。
『ん~、私も少し眠るわ・・・・・・』
と言うか言わないかのうちに、操緒は溶け込むように姿を消した。僕は眠い目を擦りながら、風呂場へ足を運んだんだ。
一発で目が醒めた。
「あら、トモハル」
僕が服を脱ぎ始めると、浴室から誰かが出てきた。
「すっ、スミマセン」
僕はとっさに回れ右をする。
肩口で髪をバッサリと切り落とした八頭身美人が、オールヌードで出てきたんだ。髪を拭いているタオルから零れる黒髪から滴る水滴が艶かしい。
僕を科學部に引き込んだ張本人、黒崎朱浬さんだ。朱浬さんは、この鳴桜邸の合鍵を持っている。だから、こういう鉢合わせはありえる話だった。
僕に見られている裸身を隠そうともせず・・・・・・それどころか、誘うように朱浬さんが言葉を続ける。
「トモハルもお風呂?いい湯よ~」
回れ右をして出て行こうとした僕の手を、朱浬さんが引っ張った。
「それとも、一緒に入りましょうか?イ・イ・コ・トも教えてア・ゲ・るっ」
しゅ、朱浬さん?なんか、ヘンなスイッチが入ってませんか?それに、なんで脱衣所に置いておいたメガネを持って入るんです?
「奏っちゃんとヤる時、知らないと困るでしょう?」
いや、だから、何をですか・・・・・・。
「契約する時ってね~。いわゆる女の子は初体験だから、男の方がちゃんとリードできなきゃダメなのよ。
だから、ねっ」
悪魔との契約は、そういう事をするんですね。それは理解りました。
けど、それと「だから」がどう繋がるのかわかりませんよ、朱浬さん。
「ささっ、トモハルも脱いで脱いでっ。
おっフロっ、おっフロっっ」
「あっ、ちょっと・・・・・・まって。。。」
なんでこの人はこんなに手際がいいんだ。あっという間に、僕は素っ裸にされた。
「操緒(さお)ちゃん居ないみたいだから~。トモハルの竿ちゃんに、一から十まで教えてあ・げ・る」
うまいっ、座布団一枚!・・・・・・いや、そうじゃないって。
「安心していいわよ~。私も男の子とはこういう経験してないから。綺麗な身体だと思うんだけどな~」
ちょっと一ヶ所引っかかるトコがあったんですが・・・・・・男の子とは、って女の子とならあるって事ですか?
最初の時点で操緒にバレても大声を出して逃げておくべきだった・・・・・・そう思ったのが半分。
もう半分は・・・・・・わかってよ。僕だって16歳の健全な男子高校生だもの、興味があったってのが半分。
それが、性格や中身に問題があるとはいえ、タレントばりに美人でモデルばりにスタイルのいい朱浬さんなら、応じない男の方がどうかしてるでしょ。
で、今の状況はというと・・・・・・二人で縦に並んで湯船に浸かっていた。朱浬さんが僕を身体の前で抱くようにしている。その・・・・・・背中に当たっているんですが、朱浬さん?
「あはっ、感じてくれてるんだ~。トモハル」
朱浬さんが脇の下から手を廻して、僕を自分の身体に押し付けてくる。それに、耳元でそんな風に喋らないでっ。
「ちょ、ちょっ、、、これ以上はマズいですって」
と口では抵抗してみるものの、自分でも下半身に血が集まっていくのがわかる。
「ふ~ん。。。この期に及んで、まだそんな事を言うんだ~、トモハルはっ」
僕の身体の前で抱くようにしていた朱浬さんの右手が、僕の前身を撫でながら下に降りてきた。
気持ちいい・・・・・・じゃなくってっ!
「だっ、ダメですって、これ以上はっ」
マジでヤバい。僕は完全に勃ってるんだから。
そんな事お構いなしに、朱浬さんの右手が僕の肉棒に触れた。僕は思わず腰を引いた・・・・・・んだけど、その動きは朱浬さんの下腹部に邪魔をされてしまう。
そりゃそうだ。後ろから抱きかかえられてるんだから。
「ぁん・・・・・・そんなにがっつかないの」
そんな事を言いながら、朱浬さんの右手が僕の肉棒を追いかけてきた。逃げ場も無く、僕は朱浬さんに捕らえられてしまった。
続く
725:666
10/03/13 20:18:46 3bJbSGuJ
朱浬の手ほどき -2-
「へ~、結構大きいのね、トモハルって」
最初はなぞるように指先で、そのあと掌で包み込まれてしまった。
「まっ、マジでヤバいですって」
初めて異性に、それも美人で年上でスタイルのいい女性に肉棒を握られたら、男の子は誰でもこうなると思うよ?
「射精(で)そうなの?トモハル」
そんな事、訊かないでっ!僕は肯く事しかできなかった。
「湯船の中じゃマズいわね~。一旦出ましょうか」
そんな事を言いながら、僕の肉棒を握ったまま朱浬さんが立ち上がる。あっ、それ。気持ちいい・・・・・・じゃなくってっ
「あっ、あっ、あっっ。。。」
そんな格好で立ち上がれば、僕も引きずられるように立ち上がるしかない。僕の背中で朱浬さんのふたつの肉塊がひしゃげ、湯船の中で座っていた時より更に身体が密着した。
何とか湯船から出た僕たちだけど、相変わらず朱浬さんは僕の事を後ろから抱きかかえたままだ。そのまま姿見の前まで歩かされる。
もちろん、朱浬さんに肉棒を握られたままで、僕はもう思いっきり腰が引けていた。
「さっ、トモハル。射精(だ)していいわよ」
そう言うと、朱浬さんは僕の肉棒を添えた右手で扱きはじめた。身体の前に廻されていたはずの左手は、いつの間にか下に降りていて、タマ袋をもみしだいている。
腰が引けて前かがみになっている僕にのし掛かるように、朱浬さんがおおい被さってきた。下を向いても形が崩れない朱浬さんの双球が、僕の背中でひしゃげているのがわかる。
「トモハル、前を・・・・・・鏡を見て」
僕の耳元で、朱浬さんが艶っぽく囁いた。
僕の姿が鏡に映っている。
全裸で、前かがみになって。後ろから、朱浬さんに抱きしめられている。下腹部に聳える肉棒と袋を擦られ、揉まれながら。
僕の背中で押しつぶされている朱浬さんの双球は、朱浬さんが動くたびに形を変える。
僕は、蕩けるような顔をしている。その目が、鏡を通して艶っぽく微笑んでいる朱浬さんのメガネ越しの目とあった。
「うっ、射精(で)るっ!!!」
その瞬間、僕は腰を引こうとしたんだ。でも、朱浬さんがそうはさせてくれなかった。
タマ袋を揉んでいた左手を離して、僕の上体を支えるようにして、朱浬さんが下腹部を突き出した。僕の上体は起こされ、朱浬さんの身体に密着する。
ドピュッ、、、ドッピュッ、、、ドピュッ、、、ドッピュッ・・・・・・
天にも昇る気持ちよさとはこの事だろう。射精のはずなのに、まるでおしっこを漏らしているかのような勢いで射精が続いた。
飛び散らされた白濁液が、姿見を汚していくのが見えた。
「わっ、すっごいのね~、男の子って。こういうところを見ると、トモハルも男の子なんだって感じるわ。
私だから?それとも、メ・ガ・ネ?
そういう風に思っちゃってもいいのかな~、ト・モ・ハ・ルっ」
残滓を搾り取りにがら、朱浬さんがそんな事を言う。まさか、そんな事の為にメガネを着用したんですか?風呂場で。
「どう?気持ちよかった?」
そんな事を訊かれても、僕のこの姿を見れば一目瞭然でしょう?僕は肯く事しかできなかった。
「良かったです・・・・・・」
かろうじて、それだけは言えた。だけど、どう捉えたのか朱浬さんが
「メガネが?」
なんて事を言う。
ちが~~うっ!と声を大にして言いたいが、そんな事をすれば操緒が起きてきてしまう。だから言えないでいると
「トモハルって、メガネ萌えなんだ~。へ~~ぇ」
もう、どうでもいいです。。。
僕が最初の射精の放心から落ち着きを取り戻すと、朱浬さんは僕の手を引いて浴槽の前に座らせた。
「今度はもう少し我慢してねっ」
そう言って、朱浬さんは浴槽の縁に腰掛けた。僕の目の高さに、朱浬さんの下腹部がくる。今は、朱浬さんが足を組んでいるので、両膝と腿の向こうに隠されているけど。
「トモハルは、女の子のここを見たことがある?」
閉じあわされた自分の両腿の付け根を指さし、朱浬さんがそんな事を僕に尋ねてきた。
「写真やネットでなら・・・・・・でも、本物は。。。」
中には経験済みのヤローも居るけど、操緒がついてる僕には普通の男女交際すらそれほど経験は無い。正直に僕は首を横に振った。
「そう。じゃぁ、これから見せてあげる。けど、幻滅しないでね。人によっては気持ち悪いと思う人も居るみたいだから。
ああ、一応ここは自前の部分よ。安心して」
そう言って朱浬さんは組んでいた脚を解き、その両脚をゆっくりと開いていったんだ。
続く・・・・・・たぶん
726:666
10/03/13 20:21:08 3bJbSGuJ
長編が進まない&エロ度が低いので、朱浬×智春のエロショートを。
原作第一巻直後辺りの時期をイメージしてます。
727:名無しさん@ピンキー
10/03/13 20:47:31 zIutV49v
GJ!
最高だ!ぜひ続けてください。
728:名無しさん@ピンキー
10/03/14 12:38:34 T5gHNvnI
朱里の体をエロに使うというのを、紫が良しとするかね
729:666
10/03/14 12:39:00 6W6mVnSM
朱浬の手ほどき -3-
開かれた朱浬さんのそこには、その、、、普通ならあるべきものが無かった。具体的に言うと、毛が無かったんだ。
「ど~お?見やすいでしょ。
別に、見せる為に無くしてるわけじゃなくってね。ミサイルだとかを撃った時の熱で火傷しちゃうから、脱毛しちゃってるのよ。
まあ、そういう趣味の人も居るみたいだけど・・・・・・」
朱浬さんが僕の股間に目を落とす。
そう。一度放出して萎えかけた僕の肉棒は、再度力を漲らせていた。
「ふ~ん。トモハルは無いほうが好み、と。
覚えておくわ」
笑顔でそんな事を言わないで下さい。いや、この状態じゃ僕が何を言っても言い訳にしかならないですけど。
「じゃあ、男の子が一番見たがる女の子の秘密、見せてあげるねっ」
そう言って朱浬さんは、自分の下腹部に指を添える。そこは、無駄な翳りもなく、今はまだ一本のスジにしか見えていない。
・・・・・・ニチャっ・・・・・・
そんな音が聞こえてきたような気がした。朱浬さんが自分の性器に指を添え、左右に開いた。
「あん・・・・・・見られてると思うと、それだけで感じちゃうわ。
あとで、責任とってよね、トモハル」
そんな朱浬さんの言葉も、僕の耳には入ってこなかった。それくらい僕は、朱浬さんのそこに意識を持っていかれてしまっていたんだ。
「綺麗・・・・・・です、朱浬さん」
かろうじてその言葉だけが出た。
「そう言ってくれるのは、嬉しいわ」
その言葉が少し寂しげだったのは、僕の気のせいだろうか?それが引っかかり、僕は見上げるように朱浬さんの顔に目を向けた。相変わらず、朱浬さんは笑顔だったけど・・・・・・。
「ん~~、どうしたの?もっと近くで見てもいいのよ?」
僕は、朱浬さんの顔と開かれたそこを交互に見つめた。寂しげな朱浬さんの笑顔も気になったんだけど・・・・・・それ以上に、朱浬さんのそこが魅力的だったんだ。
わかってくれるだろう?僕は、朱浬さんのそこに顔を近付けていった。いや、身体ごとにじり寄っていったんだ。
「あはっ。やっぱりトモハルも興味あるんだ~。男の子だもんね~」
よっぽど血まなこになって見ていたのかな?でも、朱浬さんもこんな事をするのは初めてだって言ってなかったっけ?
「あの・・・・・・朱浬さんは、なんでそんなに平然としてられるんですか?」
思わず口に出た。
黙っていれば誰もが男なら振り返るような美人であることは間違いない。そんな朱浬さんが、僕の目の前でこんな女の子なら恥ずかしがるであろう姿を晒してくれている。不思議に思うでしょ、普通は。
すると朱浬さんは、少し考えるような素振りで
「ん~~、トモハルだから?」
いや、逆に問い掛けられても・・・・・・
「こんな状況でも、ガッついてないでしょ、トモハル。だって、無理やり押し倒されてヤられちゃっても、文句は言えないじゃない?今の状況って。
でも、トモハルは興味があるのにちゃんと私の事まで考えてくれてるでしょう?それって、ポイント高いのよ」
状況が状況なら、告白されているとも取れる言葉なんですが・・・・・・股を開いて性器を露出させながら言われても、説得力ないですよ、朱浬さん。
それに、そもそも僕が朱浬さんを押し倒そうとしたところで敵うわけないでしょ。それがわかってるからですよ、とは口が裂けても言えない。
「少なくとも、こうしていてそのままなるようになっちゃってもいいかな、ってくらいには好きよ、トモハルの事。
だから・・・・・・触ってもいいのよ」
その言葉に、僕は朱浬さんを見つめてしまう。メガネの奥に光る赤い瞳に吸い寄せられてしまった。
朱浬さんは、股間に伸ばした手を一度離して、僕の頤を両手で包み込んだ。朱浬さんの顔が近付いてくる。
「い~い?トモハル。男の子が女の子を抱きたくなるのは、自然な欲求なの。でもね、、、
女の子にも、ステキな男性に抱かれたいという欲求があるのよ」
さらに朱浬さんの顔が近付いてくる。
「だから・・・・・・」
キスされた、と思ったのはされてからどれくらい経ってからだったんだろう。
「男の子とは初めて、よ。トモハル」
離れ際に、朱浬さんがそんな事を言った。だから、女の子とはあるんですか?朱浬さん。
続く?
730:666
10/03/14 12:43:25 6W6mVnSM
むぅ・・・・・・思いのほか長くなってしまった。。。
731:名無しさん@ピンキー
10/03/14 16:18:02 EVXoHqxo
一ヶ月くらい見ない間に、なんという良作の山!
続きもすごくたのしみにしてます
732:666
10/03/15 00:45:09 PbhWNopX
胡蝶の夢
「トモハル、逃げて!奏っちゃんと、ニアちゃんを連れて――」
私の身体は、さっきから・・・・・・白銀が冬琉会長の冬櫻に貫かれて、朱浬姉さんの魂が非在化した時から・・・・・・もう生体部分は動いていない。
魂の部分で機巧化部分だけを使って、何とかまだ動いているようには見せてるけど。
それも、あとどれくらい動いてくれるかわからない。トモハルと奏っちゃんとニアだけでも逃がさなければ。
だから、時間を稼ぐ為に、弾幕を張ろうとした。
「発射(テ)・・・・・・」
その瞬間、鳳島氷羽子の薙刀が私の身体を貫いた。
決定的にミスった・・・・・・周囲への警戒が疎かになった。トモハルの唖然とした顔が視界に入っていた。
「ごめんね・・・・・・」
その声は、トモハルに届いてくれただろうか。冷気が襲い掛かってくる気配が感じられる。氷羽子が、トドメを刺しにきたのだろう。
絶望の淵から奈落の底へ落ちる瞬間、悪魔の囁き・・・・・・文字通りそのものだと、後になって気がついた・・・・・・が聞こえた。
「ふぁーすたーざんすぴーどおぶらいと」
私の視界が暗転した。
次に気が付いた時、私はどこか見覚えのある路地に寝かされていた。私の顔を覗き込んでいる顔は、沙原さんだった。
「返事をしてください、黒崎さんっ」
泣きそうな・・・・・・いえ、泣き顔でくしゃくしゃにした沙原さんが、必死に声を掛けてくれている。
「沙原さん・・・・・・ありがとう」
かろうじてそれだけの声が出た。でも、もう意識が持ちそうにない。だから、この身体を沙原さんに託した。
「烈明館医大付属病院に、私を運んでください。お願い、、、します、ね」
その言葉と共に、私の意識は二度目の奈落の底へと落ちていった。
「ごめんね、紫浬ちゃん」
夢、なんだろうか。私は、私と向き合っていた。
いえ、違うわ。話し掛けてきているのは、朱浬姉さん。私は、メガネも掛けていないし、髪も伸ばして肩の下で纏めている。
「ここは無意識領域よ」
姉さんが説明してくれた。私は、姉さんに話し掛けようとしたのだけれど、巧く声にできないでいた。
「私の方からしか話し掛けられないみたい。だから、私から判っている限りの事を伝えるわ」
その時私は、漠然とこれが朱浬姉さんと話をする最期の機会なのだと感じた。たぶん、時間もあまり無いのだろう。だから、姉さんの話を遮らない事にした。
「私の身体が世界に残ってしまったのに、魂だけ機巧魔神の副葬処女になってしまったから、機巧化人間としての身体が魂を求めてしまったの。
だから、機巧化人間の副葬処女として紫浬ちゃんの魂が必要になってしまった。
だから、紫浬ちゃんの身体が健常体として治療されたのに、紫浬ちゃんの魂はそこに入れなくなってしまった。
ごめんなさいね、紫浬ちゃん。
でも、私はもう非在化してしまった。だから、魂は本来の紫浬ちゃんの身体に戻る事になるわ。
今まで3年間、ありがとう。私として生きてくれて。私がやらなきゃいけなかった事をやってくれて。
そして、私を生き返らせようと頑張ってくれて。
でも、それも今日で最後。これからは・・・・・・難しいと思うけど、ちゃんと紫浬ちゃんとして生きて。お願いね。
今までありがとう・・・・・・」
姉さんっ!朱浬姉さんっ!
玄い闇に融けるように、朱浬姉さんの姿が消えていった。これでもう、朱浬姉さんに逢う事はもう無いんだ。そう確信できた。
三度目に意識を取り戻した時、そこは病院のベッドの上だった。3年前、戻ろうと思って戻れなかった本来の私の身体で意識を目覚めさせたのだと自覚できた。
時を同じくして、沙原さんにお願いした、破損した朱浬姉さんの身体が私の病室に運ばれてきた。
まだ終わってない。いえ、終わらせない。トモハル達は必ず戻ってくる。
だから。
だから、トモハル達が戻ってきた時に、少しでも戦力を整えていよう。朱浬姉さんが残してくれたこの世界の未来の為に。
そう。炫部長の野望を打ち砕く為に。。。
-完-
733:666
10/03/15 00:47:32 PbhWNopX
「胡蝶の夢」は、エロじゃないけど「朱浬の手ほどき」に繋がる僕なりの>>728への回答です。
物語前半部分では、紫浬はメカ朱浬として生きる覚悟もあったのではないかな?と。イコール、ちょっぴりエッチな性教育をトモハルにしてもいいんじゃないか?
くらいな感じで。
そういう曖昧さとか説明不足や矛盾は、原作にはかなりありますから。読み手で想像する余地を、力技で「このストーリーはこれで本筋」ってな具合に。
実際、炫部長の反乱が無く、一巡目の智春の筋書き通りなら、白銀は破壊されなかった可能性もあるわけで。
まぁ、エロパロなんだから、難しく考える事ないんじゃん?ってのが僕のスタンスですけど(^^
734:名無しさん@ピンキー
10/03/15 01:29:53 zmara4Zu
GJ!。だけど、生殺しやめて、
せっかくだから最後まで…
朱浬の手ほどきの続き期待
735:666
10/03/15 18:32:25 PbhWNopX
5
僕たちが階下へ下りると、キッチンの冷蔵庫の前で和葉が大きなスーパーのポリ袋と格闘していた。
「今日の食事当番は和葉だったか。
おい、和葉。奏が泊まる事になった。一人前、食事が増えても大丈夫か?」
「あっ、嵩月先輩。いらっしゃい。
晩御飯はカレーですから、一人や二人増えたところで大丈夫ですよ」
冷蔵庫に入れるもの、これから使うものをより分けた和葉が、立ち上がりながら嵩月に挨拶した。
「そうか。じゃぁ、料理の方は任せる。智春、部活を休んだんだ、手伝ってやれ。
奏、久しぶりに一緒にフロでも入ろう。操緒、一緒に来い」
休ませたのは誰だよ、と突っ込みたかったが話の内容が内容だけに、そう文句も言えない。
アニアがフロに水を張りにいき、嵩月は地下へ着替えを取りに行った。僕は、和葉の用意した野菜を水で洗う。
「あっ、ありがとう、お兄ちゃん。
ニアちゃん先輩、おフロの用意してたんですか?でも、お水も張ってなかったような・・・・・・」
和葉はアタマの上にハテナマークを浮かべているけど、嵩月にかかれば風呂の湯沸しなんて・・・・・・
「大丈夫、嵩月が居るから」
『おフロのお湯なんて、アッと言う間だよね~』
僕は野菜の水を切りながら、つとめて明るく和葉に言う。どちらかというと、水蒸気爆発の方が心配だったりして・・・というのは、和葉には内緒だ。
カレーの下ごしらえとサラダの準備をしていると、キッチンに嵩月が顔を出した。
「夏目くん。お風呂、いただきますね」
『んじゃ、わたしも行ってくるね~。智春(トモ)、覗くなら、見つからないようにねっ』
にこやかに声をかける嵩月と、覗き云々を言って消えた操緒のセリフに、和葉の方からどす黒いオーラが感じられる。。。怨むぞ、操緒っ!
「オ・二・イ・チャン・・・・・・わかってるわよね~」
頼むから、包丁を持ってその顔と気配は辞めてくれないかな。お兄ちゃんは、ちょっと怖いよ。
綺麗な笑顔なんだけどさ。目が笑ってないですよ、和葉さん。でもって、その頃のお風呂場では。。。。。。
カポーン・・・・・・
鳴桜邸の浴室は、下手な民宿なみのお風呂場である。女子高校生が2~3人一緒に入ったところで、手狭には感じられない。もっとも、操緒は湯船に浸かれるわけじゃないから、じゅうぶん広々としてはいるけど。
「奏とこうして風呂に入るのも久しぶりだな」
『いつ以来だっけ?みんなでお風呂に入るのって』
「大原さんのペンション・・・・・アルバイトをした時?」
「ふむ。姉さまが非在化する直前だったか・・・・・・」
奏と操緒にとっては数ヶ月前でも、一巡目の世界へ飛ばされた時に5年余分に飛ばされたアニアにとっては、かれこれ6年になる。
「私にとっては6年ぶりだな・・・・・・それなりに成長したはずなのだが。。。」
奏と自分の、そして奏と操緒のバストを見比べるアニア。
「ふっ・・・・・・」
鼻で笑ったアニアを目ざとく見つけたのは操緒。
『ふっ・・・・・・って、ニアちゃん。ちょっと失礼じゃな~い?
操緒と、そんなに変わらないじゃん』
抗議の声をあげる操緒に、アニアは
「終わっているだろう、操緒は」
『ニアちゃんだって、もう打ち止めになる歳になってるでしょ』
と、そんな罵りあいを尻目に、そそくさと奏は脱衣所を後にする。
『嵩月さんが逃げたっ!』
「あっ、まて、奏」
慌てて残りの服を脱ぎ、奏の後を追うアニアと操緒。操緒はすりガラスをすり抜ける時に制服からバスタオル一枚へと早着替えを済ましていた。
ホントにどうなってるんだろうね、操緒の服って。
アニアがお風呂場へ足を踏み入れた時は、奏はすでに打ち湯を済ませ湯船に身を沈めていた。
アニアも、来日してからは1年足らずだがすでに6年も日本で暮らしているので、日本式の入浴にも慣れたものだ。奏と並んで浴槽に身を沈める。
操緒も、気分だけは味わいたいのか、一緒になって浴槽の中に浮かんでいた。
続く
736:666
10/03/15 18:34:56 PbhWNopX
エロネタが・・・・・浮かんでこない。
しかも、おフロで被ってるし!(爆
737:名無しさん@ピンキー
10/03/16 00:41:54 f532kGXl
おまえ……
すごいな……
職人発見!
738:666
10/03/16 12:00:20 +uRt9ZCH
朱浬の手ほどき -4-
ふたたび、朱浬さんは僕の視線を自分の下腹部に誘導したんだ。さっきと同じく、開いて中まで見せてくれている。
「ほらっ、よ~く見て、トモハル」
朱浬さんの性教育が始まったんだ。
「・・・・・・さっきより・・・・・・濡れてる?」
思わず呟いた僕に朱浬さんは
「あったり前でしょ~。トモハルがおっきくしてるのと一緒よ。
でもね、トモハル。女の子は、感じてくるともっと濡れるの。どういう風になっていくのか・・・・・・
うふっ、よ~くちゃんと見ておくこと。いいわねっ」
僕が生唾を飲み込んだのが、朱浬さんにはわかったみたいだ。
「いま、指で開いているのが大陰唇。その内側で、もう一重開いているヒダが小陰唇・・・・・・」
朱浬さんの説明が始まるけど、僕にはそれより朱浬さんの両脚の付け根にある線の方が気になってしまった。生体部分と機巧化人間部分の継ぎ目。普通の人には無いモノ・・・・・・。
「ぅん、もぅ・・・・・・そんなトコじゃなくってぇ。。。トモハル?」
朱浬さんが僕の目線に気がついた。
「そういうところがね。女の子の気を引くのよ」
呆れたように朱浬さんが言うけど、僕にそんな実感はないんだけどなぁ。
「続けるわよ。
この小陰唇が縒り合わさった頂点が、ク・リ・ト・リ・ス。女の子の一番ビンカンなト・コ・ロ。
その下の・・・・・・見えるかな?小さな窪み。それがおしっこの出るところ。尿道口ね。
でもって、一番下にあるふた回りくらい大きな腔が膣腔。君たち男の子がオ・マ・ン・コって呼んでると、こ、ろ」
ホントに保健体育の実習をしてるんですか?朱浬さん。でも・・・・・・そこは、別の生き物みたいにパクパクと喘いでいるように蠢いていたんだ。
「濡れているのがわかるでしょう?でもね、トモハル。
でもね・・・・・・感じてくるともっと濡れていくわよ」
そう言いながら、朱浬さんは僕の耳元に顔を近づけてきて
「さっき、私に扱かれた時・・・・・・どうだった?自分でする時と比べて・・・・・・」
なんて事を訊くんですかっ!僕は顔が・・・・・・いや、全身が紅くなるのが自分でもわかった。
「そ、、、その。よかったです、すっごく」
「でしょ。
でね。女の子も一緒なのよ。だからトモハル。。。」
僕の手を取った朱浬さんが、そこに導いていく。
「優しく、ね。女の子はデリケートなんだから・・・・・・、あっん!」
僕が、朱浬さんが広げて押さえているところ・・・・・・大陰唇と説明された部分・・・・・・の縁をなぞるように触れると、朱浬さんが可愛らしい声をあげた。
そっか。さっき朱浬さんが僕の肉棒に触れた時に、最初は指先だけだったのは、こんな気持ちだったのか。優しく、優しく・・・・・・朱浬さんはさっき、どうしてた?
形を確かめるように。そう思って、説明されたパーツをひとつひとつ確かめていく。
「ひっ、・・・・・・そこはもう少し優しく。。。」
小陰唇を撫で上げて指がクリトリスに触れた時、朱浬さんが一瞬こわばった。
「す、スミマセン」
素直に僕は謝る。僕も、突然ビンカンなところを触れられた時は、腰が引けちゃったもんね。
「ぅんっ、ん・・・・・・やっぱり優しいのね、トモハル。
本気になっちゃいそうだわ」
そんな事を言われても、僕だってもうテンパってるんですよ、朱浬さん。そう思いながらも指を動かしていると、指が腔に引っかかった。
「そこ。。。そこがおマンコよ。。。ゆっくり、指を差し入れてみて」
というか、朱浬さん。美人でスタイルのいいお姉さんにそんな四文字隠語を言われると、それだけで・・・・・・僕は、肉棒をビクンビクンと震わせてしまう。
しまうのだけれど、僕は指を差し入れるのに躊躇わなかった。指が食いつかれるように飲み込まれる。
「あぁ、ああぁ~、あぁぁ~~ぁ」
ため息のような喘ぎの朱浬さん。しかし、僕の指は少し入ったトコロで行き止まる。
「ぅん、そこ。そこが、女の子の初めての証・・・・・・処女膜、ね」
この期に及んで、まだ保健体育実習ですか、朱浬さん。
「さすがにトモハルの指でも、男の子の指じゃこの先はムリね」
え???
女の子の指は入ったんですか?って、訊いていいんでしょうか?おかげで、少し夢中になってたのが落ち着いたことは確かなんですが。。。
僕は、一度朱浬さんから指を離したんだ。
続く
739:666
10/03/16 12:01:57 +uRt9ZCH
朱浬の手ほどき -4- を投下しました。
朱浬さんの性教育、保健体育実習編です(w
真っ昼間からこんなのを投稿してる僕って。。。OTL
740:名無しさん@ピンキー
10/03/16 13:01:34 f532kGXl
GJ!
>「あったり前でしょ~
って言っちゃう朱浬さんかっこいい!
741:名無しさん@ピンキー
10/03/17 03:44:38 xJSARKjo
GJ!
742:666
10/03/17 20:41:23 Cm4zP2yf
6
打ち湯を済ませ浴槽に入ったアニアだったが、そこでピクッと硬直する。先に湯に浸かっていた奏の双球が、浮いていたからだ。
操緒も同じくフリーズした。
「『操緒(ニアちゃん)、いがみ合っている場合ではないな(じゃないよね)』」
「えっ、えっ、ええ~」
『嵩月さんは、それで智春(トモ)を誘惑したんだ~』
「口ではいつも誤魔化しているがな。智春もまんざらではなさそうだし」
二人は目線で奏のバストを射すくめながら
「久しぶりに触らせてくれ、奏」
まず、アニアが奏のバストに手を伸ばす。奏はとっさに両腕で隠そうとするが
『えいっ』
途中で金縛りにあったように、その腕の動きが止まった。
「えっ?」
『あはっ、巧くいったね~』
操緒の仕業のようだ。
「何をしたんだ?操緒」
不思議がるアニアに操緒が
『う~ん。身体憑依の応用?智春(トモ)の契約主だからできるかな、と思ったら・・・・・・できちゃった?』
実際にやった操緒も不思議そうな顔をしている。
「みっ、水無神さん、なんですか?これ・・・・・・」
『智春(トモ)の意識の向こうにね。なんかボンヤリと・・・・・・朧げな?感じで意識があって、それを智春(トモ)の身体に憑依する感じで意識をあわせただけなんだけど』
アニアは何か考え事のように、あごに手を当てて押し黙っている。
『まあ、智春(トモ)の身体に憑依するみたいにハッキリとはしてないから、自由に相手の身体を動かす事はできなさそうだけどさ』
そんな操緒の話にアニアが
「ふむ。そもそも魔神相剋者(アスラクライン)自体が前例が少ないしな。冬琉にでも訊いてみれば、そんな事があったかどうかは聞けると思うが・・・・・・。
あいつら(冬琉と氷羽子)は、どうもあまり仲がよくなかったようだからな。参考にはならんかもしれん。
まあいい。操緒・・・・・・少々そのまま奏を押さえていてくれ」
アニアは、そう言って両手をワキャワキャと・・・・・・見ていた操緒曰く『エロオヤジみたいだったね~』だそうだ・・・・・・させながら、立派に育った嵩月のバストに手を向けた。
「にっ、ニアちゃん・・・・・・目が、いやらしい、です」
その目に少し怯んだ奏だったか、千載一遇のチャンスとばかりにアニアは奏のバストを堪能する。
「むう・・・・・・智春が虜になるのも理解できるな。柔らかくって、張りがあって、スベスベで。
同じ女性としてですら嫉妬するぞ、奏っ」
アニアの細く白い指にすらひしゃげる奏のバスト。それを奏の肩越し見つめる操緒。
『っわっ、柔らかそ~~ぅ。いいな~、嵩月さん』
「あっ、いっ、やっっ・・・・・・」
力の加減がわかってきたのか、アニアのタッチに変化が見られるようになると、奏の声色もともに変わってきた。
「っん、っっんっ、っんっっっ」
「こんな感じか?奏」
すでにアニアのタッチは、好奇心からのそれよりも愛撫に近くなっている。
『勃ってきたね~、乳首。意外と感じやすいんだ、嵩月さんって。
おっきいのに、羨ましいな~』
操緒は奏の耳元で、そんな事を呟いている。奏の身体が紅く染め上げられてきたのは、湯に当たっているからだけではないだろう。
「声を出してもいいんだぞ、奏。どうせ智春はキッチンだしな」
そんなアニアの言葉にも、奏は首を横に振る。
『そういう慎ましさが智春(トモ)の琴線に触れたんだよ、ニアちゃん』
さすがに長年智春についているだけあって、操緒が的を射た言葉を紡ぐ。
『でも、ちゃんと感じてるよ~、嵩月さん』
奏はすでに顔を真っ赤に染め上げて、酸欠の金魚のように口をパクパクとさせながら酸素を求めている。
そんな奏に、アニアがトドメとばかりの刺激を加えた。奏の勃った乳首を捻りあげたんだ。
その瞬間・・・・・・
続く
743:名無しさん@ピンキー
10/03/17 21:39:25 djK+YNDH
>>101
おっ!
がんばって続きかけよいやかいてくださいおねがいします!
744:通りすがりの人
10/03/17 22:20:44 OvArMGmZ
おっ! あがってる がんばってください
745:通りすがりの人
10/03/17 22:21:31 OvArMGmZ
おっ! あがってる がんばってください
746:名無しさん@ピンキー
10/03/20 09:50:21 UzdwPUVN
GJ!
続き期待
747:666
10/03/20 10:22:45 MR2gjy9a
あ~。
他スレで誤爆って、そっちの方を先に仕上げたんで、ちょっと止まっちゃってゴメン。
神曲奏界ポリフォニカで短編1本と、俺の妹がこんなに可愛いわけがないで中編1本。
即興だから本番なしのライトなやつだけど、さすがに4本同時はキビシイので(w
それぞれ110と274のヤツ。
今晩、朱浬の手ほどきをあげられると思う。
というか、これがこんなに長くなったのが誤算なんだな。。。OTL
748:名無しさん@ピンキー
10/03/20 11:03:35 1kCthpRV
>>747
ほんっと、
ドジっ子だねぇ……
朱浬さんまってるぜ!
749:666
10/03/20 17:23:46 MR2gjy9a
朱浬の手ほどき -5-
僕はゆっくりと立ち上がった。浴槽の縁に腰掛けている朱浬さんを見下ろす格好になった。
「どうしたの?トモハル」
ヤりたい盛りの男の子が、女の子の秘密をあからさまに見せ付けられて、それでもガッつかない僕に、不思議そうな声をかけてくれた。
でも・・・・・・でもね、朱浬さん。
僕はまた朱浬さんの脚の間に膝間付いた。今度は座り込まず、膝立ちになる。
そして僕は、ゆっくりと朱浬さんを抱きしめたんだ。朱浬さんの形のいい双球に、顔を埋める格好になった。
朱浬さんは、抱きしめるように僕の頭を抱え込んでくれたんだ。
「意外と甘えん坊なのね、トモハルって」
朱浬さんの胸の中で、僕は肯く事しかできなかった。
「そっか。トモハルん家って母子家庭だったんだもんね。それに、お兄さんがあの直貴さんじゃ・・・・・・
年上の人に甘えた事なんて、なかったよね」
そう言って朱浬さんは、僕の頭を優しく撫でてくれる。
「いいわ。トモハル・・・・・・甘えさせてあげる。
その代わり、二人っきりの時だけよ。もちろん、操緒(さお)ちゃんも居ない時だけ。今みたいに、ね。
その時だけは、トモハルの好きなようにしていいわ」
そう言いながら、朱浬さんは僕と唇を合わせにきた。今度のはさっきと違って、朱浬さんの舌が僕の唇を割りにくる。
僕は、朱浬さんの舌を迎え入れた。
「ぅむん、ぅむっ、っむぅ、んっ、んっ、んっ、、、はぁ~~~ぁ」
僕と朱浬さんの唇の間に濡れた橋をかけながら、朱浬さんが唇を離していった。
「大人のキスよ、トモハル。
さっ、後は好きにしていいわ。私を気持ちよくさせて」
朱浬さんは、背中に廻された僕の手を自らの胸元に導いてくれたんだ。
「柔らかい・・・・・・」
「うふっ、ありがと。でも、奏っちゃんの方がもっと大きくって揉み応えがあるわよ」
「そんな事ないです。いや、確かに嵩月のは大きそうだけど、朱浬さんのも素敵で・・・・・・なんで、そんなに寂しそうな顔をするんですか?朱浬さん」
そう言った時の朱浬さんが、メガネの奥で一瞬だけ寂しそうな瞳をしたのは僕の身間違いなんかじゃないと思う。
「ん?どうしたの、トモハル。。。もう少し力を入れても大丈夫よ。入れすぎは良くないけど、優しさもほどほど、、、ぁん・・・・・・」
触れて欲しくない事でもあるのかな。だから僕は、朱浬さんに言われた通り、少しづつ指先に力を入れていった。
「そぅ、そぅ、、、っん、そっ、そんな、っん、かん、、、じっ・・・・・・ぁはぅ」
掌に吸い付くような朱浬さんの肌。姿勢を変えても形が変わらない朱浬さんの乳房が、僕の指の力加減で好きなように形を変える。
「そっ、、、ちっ、だけっ・・・・・・じゃ、、、ぁはぅ、なくっ、ってっ。こっ、、、ちっ、っもっ」
朱浬さんが、もう片方のあいてる乳房に僕の顔を押し付ける。僕は、それを吸い付くように舐めまわしはじめたんだ。
朱浬さんの匂いが、ボディーソープの香りから甘いミルクのような香りに変わってきた。サラサラしていた柔肌の手触りも、しっとりとした手触りになっている。
「はっ、はっ、はっ、ぅん~~っ、とっ、トモハルっ~~っ」
乳房の先端でさくら色に色付いて主張している乳首を甘噛みすると、朱浬さんが艶っぽい嬌声をあげてくれた。
僕は、夢中になって吸い、啄ばみ、舐めあげた。指を埋め、握り締め、つまんだ。
「とっ、トモハルぅ・・・・・・そっ、そろそろ、他のっ、ところもっ、ねっ」
抱きしめていた僕の頭に合図をしながら、朱浬さんがそんな風に言ってきた。
「はぁ~~~ぁ。ずいぶん、夢中になってたわね、トモハル。私のおっぱい、気に入ってくれた?」
僕は肯く。
「素敵です、朱浬さん」
「あはっ、ありがと、トモハル。じゃあ、次は・・・・・・」
膝立ちで座り込んでいる僕を立ち上がらせながら、朱浬さんも腰を上げると僕をバスマットの方へ招いた。
「もっと気持ちよくしてくれるかしら。場所は、さっき説明したわよね。
・・・・・・っんっ」
僕にキスをした朱浬さんが、自分から後ろに倒れこんでいく。僕は、朱浬さんを支えるようにしながら覆い被さっていったんだ。
バスマットに仰向けに寝そべった朱浬さんが、自分から脚を開いていく。
「さっき、おっぱいにしてくれたみたいに、シて、トモハルぅ。
そうしたらぁ、、、い~ぃこと、シて、あ、げ、るっ」
そんな事を言われても、僕の気持ちは決まってる。僕は、朱浬さんの開いた下腹部に手を差し伸べていった。
続く
750:666
10/03/20 17:25:00 MR2gjy9a
朱浬の手ほどき -5- を投下しました。
ヘタレ智春が動いてくれねぇ・・・・・・おかげで、短編のつもりがこんなにダラダラと(w
751:名無しさん@ピンキー
10/03/20 17:41:35 1kCthpRV
>>750
GJ!
752:666
10/03/21 18:38:43 wReFK0Lc
7
ボムっ・・・・・・
「アチっ!」
アニアが慌てて浴槽から飛び出した。水蒸気爆発とまではいかなかったが、湯船に張られたお湯の温度が一気に10度ほど急上昇した。
「か、奏っ!」
その一瞬のち、奏を浴槽から引き上げる。イッたのか、奏は気を失っていた。
『あっちゃ~、ヤりすぎちゃったね』
「うむ。ここまで奏がビンカンだったとは・・・・・・」
「ん、んん、、んんん、、、」
最初の絶頂だったためかバストの刺激だけだったからか、奏はすぐに気がついた。温度の上昇が大きくなかったのもそのせいだろう。
「まさか、自分が入っているお風呂で・・・・・・熱湯風呂をやるとは、思いませんでした。。。」
そんな事を口走りながら、奏がアニアをにらみつける。それでも、「イッた後だったからな。怖いより艶っぽかったぞ」とはアニアの弁。
「すまなかった、奏」
バスマットの上に横たえられた奏が、落ち着きを取り戻して上体を起こすと、アニアが素直に謝った。奏はそれに対し、首を横に振る。
「夏目くん、にも。。。よく言われますから」
ポロっと零したそのひと言に、操緒が敏感に反応する。
『あれ?いつの間にそんな事をしてるのかな~、嵩月さん』
「ほう。よく言われるほどヤッていると?」
二人にツッ込まれてあたふたする奏だったが、そこに
「どうしたの?何かあった?」
大きな・・・・・・といっても、鳴桜邸にしては極めて小規模なのが情けないけど・・・・・・爆発音がしたんで、僕が様子を見にきたんだ。
「なっ、なんでもないぞ。ちょっと奏が暴発しただけだ」
暴発って・・・・・・嵩月に、何をしたんだ?アニア。
『大丈夫、大丈夫。智春(トモ)が心配するような事はしてないから。
女の子同士の秘密のお話をしてるだけだよ』
浴室から操緒が上半身をすり抜けさせ(当然、バスタオルでしっかりガードしてるさ)て、僕が戻るのを促しに来た。
「嵩月、だいじょうぶ?」
それでも、僕は嵩月に声をかけた。原因が嵩月の暴走なら、それが一番気にかかるでしょ。でも、ちょっと呼吸は荒かったけど、しっかりと嵩月は返事を返してきたんだ。
だから、僕は大人しくきびすを返したんだ。
「だいじょうぶ、です。心配させて、ごめんなさい」
奏は、心配そうに声をかけてきた智春に返事をした。智春が脱衣所から出て行く気配を感じながら、奏はアニアに声をかけた。
「ニアちゃん。背中を流してあげます」
この時不幸だったのは、アニアが熱くなった湯船の湯を水で薄めていて、嵩月の表情を見ていなかった事だろう。操緒も嵩月の後ろに居たので、表情までは見ていない。
二人は忘れていたんだ。
三人の中で唯一、エッチの経験者なのが嵩月だって事を。そして、やられたらやられっぱなしにしないで反撃する激しい気性の持ち主だって事を。
奏はすでにタオルを泡立てている。だから、アニアは大人しく奏の前に椅子を持ってきて、背中を向けて座った。
アニアの背中は、白人特有の白さときめの細かさで、湯に火照ってしっとりと濡れている。
「大きく、なりましたよね。ニアちゃん」
奏が優しくタオルを滑らせていく。肩甲骨の裏側、背筋の窪み、襟足・・・・・・1年前、10歳だった頃に比べると、ふた回りほど広くなり、女性的な柔らかいラインに変わっている。
手を持ち上げて、脇の下をこすりあげる。
「ひゃっ・・・・・・ま、前は自分で。。。」
というアニアの言葉を無視して、奏がタオルを動かしていく。
「こ、子供扱いするな、奏・・・・・・」
そんなアニアに、奏はにこやかに
「大人あつかい、していいんですね」
「どうですか?ニアちゃん。バスト、気になっていたんでしょう?興味深そうに、揉んでくれましたものね」
奏がアニアの背中に胸を押し付けてきた。
「奏?なっ、なにを・・・・・・」
「だから、大人扱い、です」
脇の下から前に手を廻された奏の手が、アニアのバストに達する。いつの間にか、奏はタオルを捨て素手でソープを泡立てていた。
「夏目くんが、してくれる事。。。ニアちゃんに、教えてあげます」
続く
753:666
10/03/21 18:41:05 wReFK0Lc
長編(そろそろ、タイトル考えなきゃねw)の第7章を投下。
次回、嵩月の反撃が始まります(w
754:名無しさん@ピンキー
10/03/21 18:49:09 xtFnHaaz
GJ!
755:名無しさん@ピンキー
10/03/21 19:52:45 xBKU/IIq
おお!
GJ!
756:666
10/03/22 00:53:05 YoFtA+7V
8
「か、奏?さっ、さっきは、すまな、かったっ・・・・・・」
「だめです。赦しません」
脇の下から前に廻った奏の両手は、アニアの小振りなバストの裾野に届いていた。下から持ち上げて包み込むように、奏の掌が優しく包んでいる。
「大きさを気にしてるようですけど。大丈夫です・・・・・・形もいいですし、ニアちゃん、ウェストが細いから」
カリッ・・・・・・
「あぅ!」
アニアの耳元でそう言うと、奏はアニアの耳たぶを甘噛みした。
「かなっ、かなでぇ、、、やっ・・・」
奏の白魚のような細指が、徐々にアニアのバストを頂めがけて上がっていく。蠢くように、それぞれの指が微妙に力加減を変えて、それに従いアニアのバストは形を変える。
「あっ、あっ、あっ、、、ぁはぅぅ・・・・・・ぅんむっ」
奏の人差し指は、頂の手前・・・・・・淡く色付く乳輪から頂を掠めて上半分へ移動する。中指が、乳首の先端を掠めるように上下している。
奏は、親指と人差し指で上半分を、薬指と小指で下半分を、上下からアニアのバストを攻め立てる。そうしながらも、背中では自らのバストを押し付けて刺激を与えている。
「はぁ、はぁ、はぁ、、、、っん、、、はぁ、はぁ、っん、、、」
耳たぶも忘れてはいない。時折、舐め、甘噛みして、アニアの息が落ち着く事を赦さない。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ・・・・・・・・・」
逆に、呼吸が浅く、間隔が短くなる。その時
「あっ、あぁ~~~っ」
それまで放置され、しかし周囲を攻められたために膨らみかけていた乳首を、奏の指が捻りあげた。
一瞬で絶頂に達するアニア。奏が支えていた背中が仰け反り、全身に力が漲る。
しかし、それでも奏は攻めの手を緩めなかった。アニアの縊れたウェストに腕を廻して片腕で支え、空いた右手をアニアの股間に差し込む。
「はぅっっ・・・・・・」
逆方向に力が入っていたアニアが腿を閉じた時には、すでに奏の指先は目的地へ達していた。
「ニアちゃん。これからが、本番、です」
「ひっ、、、っんぅんぅ・・・・・・」
奏の言葉にアニアは首を激しく横に振るが、そんな事で奏が赦すはずはない。下半身に意識が行ってしまったアニアの右のバストを左手で攻め始める。
「ぃっ、ぃひっ、っはぅ、っは、ぅん、ぃいっ、いぃぃっ・・・・・・」
腿の間全体を撫でるように動いていた指先が止まる。バストを這い上がる指が一気に乳首に襲い掛かる。
人差し指と薬指でスリットを広げ、まだ誰の侵入をも許していないアニアの内側の唇を奏の中指が蹂躙する。軽く登りつめた時から勃起しっぱなしの乳首に尖痛が走る。
尿道口を中心に膣腔とクリトリスの裏側を右手の中指が撫であげられる。勃起しきった乳首が錐揉まれ押し込まれひしゃげる。
アニアは両脚を突っ張りどうにかして奏から逃げようとするが、逆に奏に身体を絡め捕られてしまう。腰を引けばお腹で押し返され、上体を反らせば圧し掛かられる。
「はひっ、はっ、ひっ、ひぃ、っくぅ、うぅむ、ふぅっ、ひぃ・・・・・・」
初めて他人から愛撫されるアニアは、もう息も絶え絶えになっている。奏も、アニアが何度も達しているのはわかっていた。
それでも、登りつめた意識から降りてくる事を許されず、さらなる高みへと昇らされる愛撫に、アニアは何度も全身を硬直と弛緩の間を往復させている。
「そろそろ、逝かせてあげますね、ニアちゃん・・・・・・」
その声が聞こえているのかいないのか、アニアは先ほどから大きく顔を左右に振っている。
「ぃひっ!!!!!!!!!」
奏は、それまで避けるようにアニアのスリットの中で蠢かしていた指で、パンパンに膨れ上がったクリトリスを捻り上げた。
プシッ・・・シャッ、シャぁ~~~~~~ぁ
アニアの尿道口から、弧を描くように黄金のミネラルウォーターが噴出する。そのままアニアは気を失った。
「指だけで、こんな粗相をしちゃうなんて。ニアちゃんもまだまだ、子供ですよね。
そう思いませんか?水無月さん」
『・・・・・・・・・・・・』
そのとき操緒は、完全にフリーズしていたらしい。。。目を血走らせて。
続く
757:666
10/03/22 00:54:13 YoFtA+7V
エロは疲れる。。。(w
奏っちゃんの反撃、もぅ少し続きます。
758:名無しさん@ピンキー
10/03/22 19:57:23 QwdXNBTF
GJ!
奏の反撃すげぇ
759:名無しさん@ピンキー
10/03/23 00:16:09 GE8zl6+j
GJ
奏さん下攻めるのか
立派だ
760:名無しさん@ピンキー
10/03/23 01:24:09 Fjs89Y3y
GJ!
やっぱエロハルに嬲られまくってたせいで鬱憤たまってたのか?w
761:666
10/03/23 08:38:18 XjkghaZ9
おはようっす。
ここまでエロ度が低かったので、ちょっとネチっこいエロを奏っちゃんにヤらせてみましたが
いかがだったでしょうか?
なかなかエロに繋がっていってくれない筆者の鬱憤もあったのですけれどね(w
あとでネタをバラしますが、奏っちゃんとエロハルは結構ヤッてたりします。操緒に内緒で。
アニアとの差は、その経験の差って事で。まぁ、一度に全部詰め込んだってのもありますけど。
先の展開も考えてありますけど、おフロを出たところで一度休憩をいれさせてもらいます。
さすがに疲れますので。(^^ゞ 朱浬さんの方もありますし。
762:名無しさん@ピンキー
10/03/23 08:46:45 GE8zl6+j
おはよう
がんばれよ!
エロい奏さん最高!
763:666
10/03/23 19:25:08 XjkghaZ9
9
手桶でアニアの股間を洗い流すと、奏はアニアをバスマットへ仰向けに横たえた。
「まだまだ、続きはありますよ・・・・・・ふふふ」
それは、気を失っているアニアに言ったのか、フリーズしている操緒に言ったのか。
chuっ・・・・・・chu、chuっ、、、chu、chu、chu・・・・・・
アニアの頤、鎖骨の窪み、脇の下、お臍の周り、わき腹、内腿、膝の裏、ふくらはぎ、足の指先・・・・・・奏がアニアの身体中にキスの雨を降らせていく。
足の先から、また同じ道をたどって戻ってくる。
「ぅ・・・・・・ぅ、、、ぅ、、ぅ、ぅん???・・・ぃひっ!」
アニアの意識が戻ってきたところで、すかさず奏がアニアの乳首に吸い付く。
「ぅぐっ、っくぅ、っぐぅ・・・・・・・・・」
片方の乳首を啄ばまれ、もう片方は乳房ごと揉みしだかれ、さらに空いた手でパンパンに膨れ上がったクリトリスの包皮を剥かれ直接弄ばれては堪らない。
アニアの身体が、陸に上げられた魚のように跳ね回る。
『ちょっ、ちょっと・・・・・・嵩月さん。。。ニアちゃんが』
「心配しなくても、だいじょうぶ、です。ちゃんと天国に、逝かせてあげます、から」
『ちがっ、そうじゃなくって・・・・・・』
傍観を決めていた操緒が、アニアの身体を押さえつける奏の口が空いたすきに問い掛けるが、それに応えながらも奏の両手は止まらないでいる。
クリトリスを撫で回していた奏の指先が、爪弾くような動きに変わった。
「ぃっ、いっ、ぅぐぅ!!!」
アニアが二度目の気をやった時、今度は透明な潮が小さく吹いた。奏が身体ごとアニアの下半身側に移動して、喘ぐように蠢いているアニアのスリットに口付ける。
「ぃひっ、ひっ!!!」
強制的に意識を戻されたアニアが悲鳴をあげた。剥き出しにされ大きくなったクリトリスを吸い上げると同時に、奏は一番細い小指をアニアの膣腔に捻り入れていった。
吸い込まれるように、奏の小指がアニアの腔内に飲み込まれていく。
初めて異物を受け入れたアニアが、ブリッジをするように大きく身体を仰け反らせる。刺し込まれた奏の指を伝って、アニアの胎内から粘度の高い白濁した愛液が溢れ出してきた。
手の指も足の指も握り締めるようにして、アニアが硬直する。ゆっくりと、奏がアニアの膣内から指を引き抜いた。
『嵩月さん・・・・・・スゴいのね~』
いつもあっけらかんとしている操緒ですら、奏とアニアの痴態に目を血走らせて感心している。でも奏は
「夏目くんは、もっと・・・・・・すごいです」
顔を紅らめてそんな事を言う。
『智春(トモ)って、そんな凄いの?』
「なんども何度も、逝かされます、から・・・・・・」
頷きながら応えるそんな奏の言葉も、普段のヘタレな智春の姿しか見ていない操緒には想像がつかないようだ。
「水無月さんも生き返ったら・・・・・・夏目くんに、シてもらえばわかります、きっと」
奏が微笑んでそんな事を言った。
アニアの様子に気をとられていた操緒は、奏の言葉に一瞬反応が遅れた。
『え・・・・・・』
「ですから、生き返ったら、夏目くんにって・・・・・・言いました」
操緒が、目を見開いて奏を見つめる。おフロに入る前、操緒を生き返させるためのリスクは説明されている。
「それでも・・・・・・私は、水無月さんと一緒に、生きていきたい、です」
操緒は涙を浮かべている。
「一緒に、生きていきましょう。。。水無月さん」
奏が、放り投げてそれっきりになっていたタオルを濯いで再び泡立てる。アニアを責めて汗にまみれた自分の身体を清めていった。
『でもさ。今のままでも・・・・・・』
そんな操緒の言葉も、シャワーで泡を流しながら
「今のままでも、楽しいです。でも、生き返ったら、たぶんもっと、楽しいです」
自分の泡を流しきると、気を失って横たわっているアニアに優しくシャワーを降りそそいでいく。
続く
764:666
10/03/23 19:26:04 XjkghaZ9
10
「ん・・・・・・ん・・・ん、、、」
奏のシャワーに、アニアが息を吹き返す。
「ニアちゃん、だいじょうぶですか?」
幾度となく迎え入れた絶頂に汗をまみれさせた身体を、奏が優しく洗い流していく。
「ぁ・・・・・・かなでか。すまんな・・・・・・」
のそのそとアニアが身体を起こそうとするのを、奏が手伝う。
「からだ、自分で洗ってください」
「ぅ、うむ・・・・・・」
まだ少し意識は朦朧としているようだが、アニアは意外にもタオルを手にとって泡立て始めた。
アニアが何とか身体を洗い始めると、奏は操緒を伴って湯船にゆっくりと浸かった。
「さっきの話・・・・・・私から夏目くんに、話します、から」
『ん・・・』
奏の確認に、操緒は肯くのだった。
アニアが身体を洗い終えると、三人はもう一度そろって湯船に浸かった。
今度は横に並んで。
そこで、情事の前にあった疑問を操緒が投げかけた。
『そういえばさ。智春(トモ)と嵩月さんって、何度もシてるんでしょう?操緒が知らないのはなんでかなぁ』
「あーー・・・・・・」
操緒の問いに奏が答えようと言葉を捜すが、その前にアニアが反応した。
「やり方は想像がつくぞ。奏、間違えていたら言ってくれ」
アニアの言葉に奏が肯く。
「これは黑鐵・改だからできる事だと思うのだがな。
まず、操緒。お前が寝入ったところで智春が黑鐵・改を半呼び出し様態にする。そうすると、操緒の意識はうずしおの本来の身体に戻るな。
その状態で右腕だけをほんの少し・・・・・・智春の身体を奏の居場所へ移すだけの大きさで動かす」
『でも、黑鐵・改を動かせば、操緒はわかるよ?』
「そこだ。そこで、アスラクラインとしての力を使う。
奏の悪魔の力で、ほんの少しだけ黑鐵・改の右腕を動かすんだ。それくらいなら、寝ている操緒の意識には感じないのだろう。魂にも影響は無いはずだ」
奏は感心したように肯いている。
「事をしたあと、同じようにして自分の部屋に戻る。している最中は、黑鐵・改を起動状態でこちらの世界に出てこないように意識しているのだろう。
そうすれば、操緒。お前が起きてくる心配も無いしな」
『なるほどね~。それで最近、妙に眠りが深い時があったんだ』
操緒が奏の方を向くと、奏は真っ紅になって身体を火照らせている。
「さて、そろそろ上がるか」
晩御飯の準備もそろそろできた。朱浬さんも帰宅して、すでにリビングで寛いでいる。だから、女子が多いからって、そんな格好でウロウロするのは辞めてくれませんか、朱浬さん。
そうして、僕が入浴中の三人に声をかけにいこうとしていた時、頃よく操緒が風呂上りの格好でリビングに戻ってきた。
「あら、操緒(サオ)ちゃんもおフロだったんだ~」
『うん。嵩月さんとニアちゃんと三人で。二人とも、もう来るよ』
言うか言わないかのうちに、二人がリビングに姿をあらわした。
「長かったね、嵩月。何かされた?」
僕がそう嵩月に訊いたとき、顔を紅くしたのはアニアと操緒だったのは何でだろう。
「『な、何もなかったぞ(よ)』」
そのアニアと操緒が声を揃えて返事をした。だから、何で僕を見るの?二人とも。
朱浬さんはニヤニヤと笑っているけど・・・・・・あっ、朱浬さんが嵩月に何か耳うちしたら、嵩月が真っ赤になって俯いた。
でも、僕には何があったかなんて、教えてくれないんだろうな・・・・・・誰も。
「みなさ~ん、ご飯できましたよ~~」
キッチンの方から和葉のそんな声が響いたのは、そんな時だった。
その日の夕食は・・・・・・多くは語りたくないよ。いわゆる、針のむしろ状態でさ。
朱浬さんは憚りもなく下ネタ満載だし、そのたんびにアニアは僕の方を見るし和葉は睨むし。カンベンしてよ、もう。
-第一章 完- 一応、続く予定
765:666
10/03/23 19:27:50 XjkghaZ9
タイトル未定の長編の方、一回締めます。
プロットはあるので、休んだら再開する予定ですが。。。
766:名無しさん@ピンキー
10/03/23 22:17:01 5A34k1MU
GJ!
是非づづけてください!
767:名無しさん@ピンキー
10/03/25 02:05:14 Trt/8Oj5
つづき 期待
768:名無しさん@ピンキー
10/03/25 09:09:43 r362kQTF
ところで渦潮どうなったんだ?(´・ω・`)
769:名無しさん@ピンキー
10/03/25 17:50:16 J/xuLN35
嵩月のスカトロ系のヤツが見たい
770:名無しさん@ピンキー
10/03/25 18:22:22 YEU53Pim
GJ!
スカトロはやめてくれ…
771:名無しさん@ピンキー
10/03/25 19:22:04 /wDr6D4j
GJ!
スカトロはやめようよ
772:名無しさん@ピンキー
10/03/25 19:35:53 J/xuLN35
ダメかな?
773:名無しさん@ピンキー
10/03/25 20:07:14 YEU53Pim
スカトロはマニアックすぎるからね
ちょっとキツイよ……
774:名無しさん@ピンキー
10/03/25 22:01:31 Trt/8Oj5
上に同じ マジそれはキツイ