09/11/22 21:44:50 e0jQcd/I
投下乙 & 保守
601:名無しさん@ピンキー
09/11/23 05:00:57 x5Dik6Rd
……嵩月はこいつら全員と契約したんか
602:名無しさん@ピンキー
09/11/23 18:08:25 RT4+M8fU
奏さん、291823人斬り達成
603:名無しさん@ピンキー
09/11/26 12:17:58 eaXkiDcx
あっけない程早漏ー♪
604:名無しさん@ピンキー
09/11/28 01:43:28 wUVuY8/u
春「嵩月、いくよ」
奏「…」コクン
春「あ、ごめん嵩月、ゴムがない…どうしよう
そうだニアに頼んでみよう」
奏「あ、構いません、そのままで」
春「でも、それじゃ嵩月が…」
奏「あー、えーと大丈夫、です、夏目君が気にしていることにはならないから
」
春「そう、なのか?」
奏「あの、契約は夏目君と私の魂をつなげるためのものなので…
その…むしろ直接、じゃないと駄目なんです」
春「そうか、じゃあ行くよ、嵩月」
奏「あ…」
春「どうかした?嵩月」
奏「あ、あのー夏目君、出来れば今だけで良いので『奏』と呼んでください」
春「判ったよ、嵩月、いや奏」
奏「うれしい、きて、ください、夏目君
ううん、智春…君」
春「行くよ」
春「あれ、どこだ、ここじゃ、ない、クソ」
奏「ここ、です、智春…君」
春「うあっ」
ドピュ
春・奏「あ…」
春「ごめん嵩月、我慢出来なかった
少し入ったけどこれでも大丈夫なのかな?」
奏「あー、えと、たぶん、大丈夫です」
春「嵩月、いや奏、ちゃんとするからもう一回いい?」
省略されました全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください
605:名無しさん@ピンキー
09/11/28 04:02:00 PWq05X6b
わっふるわっふる
606:名無しさん@ピンキー
09/11/28 11:39:09 efM3g+CZ
ワッフルワッフル
607:名無しさん@ピンキー
09/11/28 14:36:31 fenR7Nxl
わっふるわっふる
608:名無しさん@ピンキー
09/12/01 01:28:34 6/7N+Izx
部「どうした、まだ決心がつかないのか、鳳島 氷羽子」
氷「くっ」
部「言ったはずだよ、君の兄である鳳島 蹴策が君の事を忘れていない
三巡目の世界を作るには魔神相剋者の力が必要だと」
氷「…」
部「」
氷「判り…ましたわ
好きになさい」
部「何か勘違いをしていないか、鳳島 氷羽子」
氷「何を」
部「僕と君は対等の関係じゃない、僕が主だと言う事を覚えてくんだね」
氷「くっ」
部「さあ、判ったら自分から僕のモノに口で挨拶をするんだ」
氷「そんな、そんなこと契約には関係有りませんわ」
部「強情だな、まあ良い。冬琉手伝ってやってくれないか」
冬「…」コクン
氷「貴女!何を」
冬「御免なさい」ボソ
氷「むぐぅ!」
部「どうだ、僕のモノは美味しいかい?鳳島 氷羽子」
氷「ぐっ、むぐっ」
部「おいおい、それが主に向ける目かい?」
省略されました全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください
609:名無しさん@ピンキー
09/12/01 06:59:32 aP/I1HR9
ワッフルワッフル
610:名無しさん@ピンキー
09/12/01 17:06:48 p3kZJZXu
一周目に行った智春が腹いせに秋も冬も食べて部長の目の前でNTR宣言
611:名無しさん@ピンキー
09/12/01 17:58:13 V3PCD1s2
ワッフルワッフル
612:名無しさん@ピンキー
09/12/01 18:00:49 jpp4jmu0
わ
613:名無しさん@ピンキー
09/12/01 18:08:01 hs3W8Bje
っ
614:名無しさん@ピンキー
09/12/01 21:02:04 V3PCD1s2
わっふるわっふる
615:名無しさん@ピンキー
09/12/02 01:45:26 tWQae4vv
氷「ゲホッゲホッ、ウェ」
部「鳳島 氷羽子、僕のモノは美味しかったかい?」
氷「こんな、こんなもの!」
部「やれやれ、まだ判ってないみたいだね
僕と主従の契約をしたくないなら、それでもいいさ
でもね僕が三巡目の世界を作らなければ君の兄の記憶が戻る事はないんだ。
さあ判ったら契約本番と行こうか、自分で僕のモノに腰を下ろすんだ」
氷「…クッ」
部「決心がつかないかな?冬琉、また手伝ってやってくれないか」
氷「結構ですわ、貴女の手など借りません!」
部「ほう、なら決心を見せて貰おうか」
氷「炫… 塔貴也…、汝は我、鳳島 氷羽子の生涯の
あ、主となる事を誓うか?」
部「普通は主に対して誓う言葉だな、まあいい、誓おう」
氷「みとめ…ます
鳳島を、受け取って…くだいさいませ」ズブズブ
氷「ウグッ、ギッ、っかぁ!」
部「ほう一気にか、どうやら覚悟は本物みたいだね
後は契約の締めくくりだ、腰を振って僕のモノを胎で受け取るが良い」
氷「はぁハァ、グッ!」
部「そんな腰の使い方じゃ、いつまで経っても契約は終わらないぞ」
氷「クッ、お、お兄様…お兄様!、お兄様!」
部「フッフッフ、これは傑作だ、あの氷姫が兄を思って兄でない男とセックスしているなんてね」
氷「お兄様!お兄様ぁ!、お兄様ぁぁぁ!」ドプッ
部「これで契約は完了だ鳳島 氷羽子」
氷「はい、我が…主…」
616:名無しさん@ピンキー
09/12/02 19:09:47 DHctuXHT
絶対に許さない
617:名無しさん@ピンキー
09/12/06 01:57:11 7ULR3WDU
>>599
くだらなすぎて面白い。特徴も出てて笑ってしまった。GJ!!
618:名無しさん@ピンキー
09/12/06 10:27:08 yM/5LBis
『 直貴ハード 』
智春2ndの為に鳴桜邸跡地に現れた直貴(智春1st)。
だが、それはコアラの巧妙な罠だった。
コアラ「直貴のハガネは 僕に奪われる為に一巡目から持ってきてくれたんだよね」
直貴「もっと注意していれば…こんなヒッキーコアラなんかに…!」
ピカソ「残念ね せめて非在化のせいにできていれば少しは格好がついたのに」
直貴(いけない…!超弦重力炉を壊そうとしてるのを悟られたら…!)
セフレ「生直貴様の生副葬処女を拝見してもよろしいでしょうか?」
コアラ「へへへ おい、ハガネの祭壇を用意しといてよ。みんなで三巡目に跳んでやる」
コアラ「直貴の生ハガネゲ~ット」
直貴「こんな奴らに…くやしい…!」(ビクッビクッ
その後直貴1stや環緒が助けに来たりすることもなく、童貞のまま非在化してあっけなく消滅した。
現実は非情である。
619:名無しさん@ピンキー
09/12/08 22:59:47 keM7YQaa
智春×アニアを誰か書いてくれないかな・・・。
620:名無しさん@ピンキー
09/12/14 01:58:33 /7b9HfUe
スレリンク(eroparo板:608番)
スレリンク(eroparo板:615番)
621:名無しさん@ピンキー
09/12/16 10:51:01 L6ScSbXT
保守
622:名無しさん@ピンキー
09/12/17 23:04:31 wFYz7uz4
邸での生活
「智春」
だれだ俺の名を呼ぶのは・・
「なぁ智春、一緒に寝てくれないか?」
断る!嵩月に失礼だ。正式な契約してるんだ
「それでもいいから、頼む」
おかしなことは止してくれよ、殺されるわ
「わかっている。」ヒシッ
そんなにくっつくなよ
623:名無しさん@ピンキー
09/12/17 23:56:06 wFYz7uz4
一応、アニア⇒智春
624:名無しさん@ピンキー
09/12/18 00:07:21 TeLfno3r
>>623
期待してるぞ
がんばれ!
625:名無しさん@ピンキー
09/12/24 23:27:47 bFRIYZlj
アニア(大)×智春が見たいです
誰か書いてください、お願いします
626:名無しさん@ピンキー
09/12/25 10:22:15 3zrJtPws
>>622はどこへ行ったんだ?
627:名無しさん@ピンキー
09/12/26 08:24:36 3l+QHMHy
「大丈夫、智は最後は操緒の所に戻ってくるよ。」
このセリフを深読みしたくなったのは俺だけじゃないはず
628:名無しさん@ピンキー
10/01/05 02:00:27 AJ4OUs58
大アニアが一番人気
629:名無しさん@ピンキー
10/01/10 13:25:16 P4QQxSMU
第2生徒会は、金さえ積めばエッチなこともしてくれるんだろうか。
630:名無しさん@ピンキー
10/01/10 14:58:38 bd5tsxTl
チビ直貴と律都さんの契約風景はどんなのだろうか
631:名無しさん@ピンキー
10/01/10 16:25:44 7LTDoZ/Y
しょうがない。俺が書いてやるか。
受験がおわったらな。
632:名無しさん@ピンキー
10/01/24 03:39:11 kl12FdNd
>>622 帰ってきて下せれ
633:名無しさん@ピンキー
10/02/01 18:07:09 EZc6IDWd
投下待ち
634:名無しさん@ピンキー
10/02/05 20:58:04 yhtg+W8f
ほ
635:名無しさん@ピンキー
10/02/09 03:46:04 xMK/EK63
ほ
636:名無しさん@ピンキー
10/02/11 03:08:16 t2cONVTy
14巻読んだ。
智春←→奏入れ代わりネタとかちょっと考えてたけど、公式で既にやったネタだったとは……
637:名無しさん@ピンキー
10/02/18 19:31:56 ja3dvC9a
智春のバレンタイン
奏 気合いの入った誰が見ても本命と分かる手作りチョコを頬を真っ赤に染めながら渡す
酒屋の娘 毎年のように渡すのであまり意識されずorz
B 「べ、別にあなたのために作ったんじゃないのよ、お兄さまに渡すための試作品なんだから」
小動物先輩 満面の笑みを浮かべながら愛情込めて渡す
改造先輩 邪悪な笑みを浮かべながら中に何か入ってそうなチョコを渡す
偽妹 用意はするんだけど‥
アニア 知春がもらったものを食べる
幽霊 知春がもらうたびにからかうが、段々不機嫌になる
638:名無しさん@ピンキー
10/02/21 13:15:08 07tctSwa
律都はチビ貴を押し倒した
「ちょ‥やめっ」
639:名無しさん@ピンキー
10/02/21 21:08:32 rJUurP1Y
>>638
なるほど、ちび貴の律都恐怖症はそれか・・・
押し倒した後、前も後ろも上も全部もってかれたからか・・・
640:名無しさん@ピンキー
10/02/21 21:15:50 wKZLIe4+
上……?
641:名無しさん@ピンキー
10/02/23 01:32:19 EtWO1V8U
口でさせられた、と…
赤貝食べられなさそうだね
642:名無しさん@ピンキー
10/02/24 22:24:22 z1YXe3PY
ワッフルワッフル
643:名無しさん@ピンキー
10/02/28 18:32:50 lVjzXTln
奏との初体験をねっとりと書いてよ!
644:名無しさん@ピンキー
10/02/28 22:32:12 5hkIVg3i
こんな感じの出だしでいいか?
-契約-
「そういえば、答えを聞いてなかったね」
”うずしお”の中のベッドルーム?には、使われた形跡の無い簡易ベッドがひとつあるだけだった。ロマンチックの欠片もないけど、時が時だし場合が場合だ。贅沢は言っていられない。僕は構わないけど、嵩月に申し訳ない気がした。
ちゃんと契約をしないと嵩月の命に関わるとはいえ、コトの前に嵩月の口からはっきりと聞いておきたかった。
「僕は、こっちに来て初めての夜に・・・・・・保健室で言ったよ」
「あ・・・・・・」
何の事だか思い出したらしい。とぼけていたわけじゃなく、本当に忘れていたんだろう。そういうところがいかにも嵩月らしくて、僕は少し落ち着きを取り戻した。
「僕は、悪魔であろうがなかろうが嵩月が好きだ。。。
嵩月は、どう?」
何時に無く真剣な顔だったと思う。そういう風に心がけたけど、うまくいったかどうかは判らない。
でも、嵩月には伝わったみたいだ。色白の整った嵩月の顔が、真っ赤に染め上げられたんだから。
「あっ・・・・・・す、好きです。夏目くんのこと・・・・・・初めて会った時から・・・・・・・」
初めて会ったって・・・・・・入学式の後のトイレの前での事だろうか。それほどいい印象じゃないと思うんだけど。
そんな風に考えて、思案顔になっていたのだろう。嵩月が続けた。
「あーー、夜。です」
そうだった。入学式の前の夜に、例のトランクを奪いにやってきた時に初めて会ったんだった。
「本当は・・・・・・殺してでも、イクストラクタを奪うつもりでした。でも・・・・・・できなかった」
まさか、そこからとは思わなかった。てっきり佐伯会長との一件から、義務感で守ってくれているとばかり思っていた。これじゃ、操緒にヘタレ童貞呼ばわりされても言い返せない。
「ごめん・・・・・・ホントに、気がついてあげられなくて、ゴメン」
僕はもう、嵩月を抱きしめてあげることしかできなかった。
「僕は、本当にニブいみたいだ。だから嵩月。君の口から聞きたい。
僕は、悪魔だろうがなかろうが、君が好きだ。嵩月はどう?」
抱きしめた嵩月の耳元で、僕はささやいた。嵩月の、真っ赤なうなじが目に入る。僕の顔も真っ赤なんだろうな。
「好き・・・・・・です。夏目くんが、悪魔だろうが演奏者だろうが・・・・・・」
「操緒がついてるよ、それでもいいの?」
「いい・・・・・・です」
その答えだけを聞いて、僕は自分の唇で嵩月の唇をふさいだ。初めてだった。
キスが気持ちいいのか。嵩月だから気持ちいいのか。たぶん、その両方だろう。
ついばむように嵩月の唇を貪りながら、僕はベッドに嵩月を腰掛けさせた。
一度離れて、嵩月に再度確認をする。
「じゃあ、いいね」
顔を赤らめ肯く嵩月。その目は、少し潤んでいる。
「僕も、こういう事は初めてなんだ。だから、イヤだと思ったら言って。してほしい事を言って。乱暴にしちゃうかもしれないから・・・」
「いい・・・・・・夏目くんなら。何をされても・・・・・・好きなようにして欲しい」
嵩月は、すべてを受け入れてくれる。こんな僕でも・・・・・・そう思ったら、もう頭の中は真っ白になった。
僕も、君のすべてを受け入れるよ、嵩月。君が好きだ。誰にも渡したくない。
即興でふっと降りてきたヤツだから、続きはちょいとマテ(^^;ゞ
フロにでも入って、ちと考える。
645:名無しさん@ピンキー
10/03/01 00:28:37 a9SSNUJF
-契約- 2
「ごめん、嵩月。制服を脱いでくれるかな」
時間があれば自分でやってみたいけど、今回は時間が無い。がっついてるように見えてしまうけど、諦めるしかない。
「はい・・・・・・、でも」
嵩月が潤んだ目で僕を見上げてくる。
「僕も、自分で脱ぐよ。でも、こっちを向いていて。
嵩月から目を離したくない」
そう。目を離したら嵩月が居なくなってたなんて、考えたくない。目を離したくなかったんだ。
「えっと、・・・・・・はい」
お互い、向き合ったまま服を脱ぎ始める。自分で言った事とはいえ、これは自分でも恥ずかしかった。
嵩月は恥ずかしいのか、僕と目を合わせようとしない。それでも、僕の言った事に従って、服を脱ぎ始めた。そうか、嵩月は下から派か。
嵩月はスカートを足元に落とすと、制服の上着を脱ぎにかかった。ブラウスの裾から見え隠れする淡いピンクの薄い布地に目が奪われる。トロいわりにテキパキと制服を脱いでいく嵩月に目を奪われ、僕の制服を脱ぐ手が止まってしまう。
「あの・・・・・・夏目くん、も、脱いで・・・・・・」
それに気がついた嵩月が、僕を咎める。
「あ、ああ。ゴメン・・・・・・綺麗だから、ちょっと」
ただでさえ色白の肌を恥ずかしさで紅に染めているのを、さらに紅くする。顔を伏せて、ブラウスのボタンを外しにかかる。
僕も慌てて服を脱いだ。そういえば嵩月には、一度パンツの中まで見られてるんだよな、と旧い話を思い出した。あの時は、こんな事になるなんて思ってもいなかった・・・・・・はずだ。
「これ、も?」
ブラウスを脱ぎ捨て下着姿になった嵩月が、僕に問い掛けてきた。
「おねがい。正直、初めてなんで巧く外す自信が無い。
情けないでしょ」
男としては情けないかもしれないけど、僕だって女の子とこんな事をするのは初めてなんだ。ゆっくりできる時ならともかく、今は時間がおしい。
真っ赤な顔をした嵩月が、それでも自分でブラを外してくれた。
水着姿は何度も見たことがある。けど、こんなシュチュエーションで嵩月のストリップを見られるなんて・・・・・・させてるのは僕だけど。
片腕で胸元を隠しながら、器用にブラを脱ぐ嵩月。だけど、由璃子さんいわく「Fカップ」の嵩月のバストには役者不足も甚だしいだけで、本人としては隠しているつもりでもぜんぜん隠れていない。
最後の一枚を残して向き合った僕たち。喉がカラカラだ。
生つばをひとつ飲み込むと、僕は思い切って嵩月に近付いた。
「嵩月・・・・・・」
「奏・・・・・・って、呼んでください」
名前を呼んで抱きしめようとした時、嵩月がそう言った。
僕は、それに答える。
「奏・・・・・・、いいね」
「はい、夏目くん・・・・・・」
「智春、だよ。奏」
奏は軽くうなずくと、言葉を紡いだ。契約の言葉だ。時間が巻き戻る前に一度交わした言葉。僕たち二人にとって、永遠の誓約の言葉。それをもう一度繰り返し確認する。
「夏目智春――、汝は我、嵩月奏の生涯の契約者となることを誓うか?」
何度訊かれても、答えは決まってる。もう、あんな、嵩月を失う事なんて考えられない。
「誓う。何度でも誓うよ。奏・・・・・・・、もう君を離さない」
その誓いを言い終えるやいなや、今度は奏の方から唇をあわせてきた。
「許します・・・・・・」
誓約の言葉のあと、僕は奏を優しく抱きしめながらベッドに横たえた。
その奏に、僕は覆い被さった。軽い口付けをしたあと、今度は閉じられた唇を割るように舌でつついてやる。少し開いた隙間に、僕は舌をねじ込んでいく。
「んっ、ん~~~」
唇を塞がれた奏が、可愛らしい声をあげる。そのすきに、僕は奏の舌を求めた。僕の身体にまわされた奏の両腕に力が入る。
奏から求められてる・・・・・・と思っていいんだろうか。でも、息が苦しくなってきた。
鼻息を荒くするのも恥ずかしいので、一度口付けを離そうとする。
「「はあ・・・・・・」」
離れる唇の間を惜しむように、潤いの橋がかかる。
目を閉じた奏の目元に、涙が浮かんでいた。
「泣いているの?」
僕の問いかけに、奏はくびをふる。
「うれしい・・・・・・です。夏目く」
「智春、だよ。奏」
「智春、と、こういう風に、なれて・・・・・・夢、でした」
646:名無しさん@ピンキー
10/03/01 01:29:14 a9SSNUJF
3
好きになった人と思いが通じる。それがこんなに幸せな事だったなんて、知らなかった。
「夢じゃないよ。これからも、ずっと続くんだ」
頷く奏を抱きしめる。
もう一度僕たちは口付けをする。唇を貪りながら、僕は気になっていた奏のバストに手を這わす。
驚いたのか、奏の口内に入り込んでいた僕の舌に歯が当たる。けれど、それに気付いた奏は、すぐさまそれを戻す。
柔らかい。
誰だ、マシュマロなんて例えたヤツは。そんなもんじゃない。例えようなんてないじゃないか。
推定Fカップの奏のバストは、力を入れると押し返し、力を抜くと吸い付いてくる。
滑らかなのにしっとりとした手触りに、僕の思考は麻痺をする。
「と、智春・・・・・・」
僕の身体に廻した腕を、僕が奏のバストに置いた腕に添える。
「いやなの?いやなら辞めるよ」
泣いてるような、困ったような顔で、それでも奏はくびを振る。
「いい・・・・・・好きな、ように、していい・・・・・・です」
「そう?もっと、するよ」
そういう奏に、僕は先に進むことを告げる。
僕は身体をずらすと、手を添えたバストと反対側の山の頂に口付けた。
そこには、淡いピンクの乳輪と小指の先端ほどの乳首が、その山頂を主張していた。
その先端を、僕は躊躇いなく口に含む。
「ああ・・・・・・。とも、はる。。。」
切れ切れに僕の名を紡ぐと、奏は僕を抱きしめてくれた。
そういえば、初めて会ったあの夜もこうして胸に抱かれたんだった。あの時は、このまま眠りについてもいいと思ったっけ。
そう。すべては、あの時から始まっていたんだ。
そのバストを、いま僕は貪っている。舌で転がし、唇で甘噛みし、優しく弄んでいる。
「あっ、ああぁ・・・・・・んぅ、はぁ。。。はっ・・・・・・」
そのたびに、僕の頭の上で奏のため息が聞こえる。他の男になんか聞かせたくない、僕だけに聞かせてほしい。そんな極上の音色が奏でられている。
だけど、その声はまだ奏らしく、控え目で大人しい。
僕は、口と手の攻撃を少し強めた。
「声、もっと聞かせて。奏」
今までより大きく首を振る奏。そう言えば、意外と頑固なんだった。
ソレを思い出した僕は、痛いかな?と思うくらい、手で弄んでいた乳首をつねり上げた。
「あっ、あ~~~、ダメ・・・・・・です」
この「ダメ」は、「いやじゃない」でいいのかな?そこまで力を入れたつもりはないけど。
操緒がみていたら、「だから智春は・・・」って言われそう。
なんて考えていたら、奏ににらまれていた。
操緒の事を頭から追い払う。そんな僕の考えに気がついてにらむくらいだから、大丈夫って事なんだろうなあ。
さっきの力加減で、再びバストを攻め始めた。
「あん・・・・・・いま、だけは・・・・・・操緒さん、の・・・・・・事は、忘れて」
「ごめん、奏。僕はほら・・・・・・自信が無いから。情けない話だけど」
「そんなこと、ない・・・・・・です。私が、好きになった人、だから。
もっと・・・・・・んっ」
奏さん?その「もっと」は、「もっと自信を持って」ですか?それとも、「もっと愛撫を続けて」ですか?
とりあえず両方のバストを弄んだ僕は、徐々に身体の下へと舌を這わせる事にした。
声は控え目でも、先ほどから奏の膝が擦りあわされるように動いている事はわかっていたのだから。
だんだんとエロくなる・・・・・・予定。
647:名無しさん@ピンキー
10/03/01 01:44:32 xZMusnMp
いいねいいね。
648:名無しさん@ピンキー
10/03/01 02:07:56 QczgpX5H
GJ!
久しぶりの神だ。
649:名無しさん@ピンキー
10/03/01 03:23:08 xqeqlb2Q
いつの間に始まってた
支援するぜ!
650:名無しさん@ピンキー
10/03/01 20:27:19 a9SSNUJF
-契約- 4
自分でも拙いと思う。でも、そんな僕の愛撫でも、奏は感じてくれている。そう思うと、少しは自信が湧いてきた。
悪魔の力を使えば、大の大人ですら翻弄する奏が、僕の一挙動で翻弄されているんだもの。そんな奏の姿を客観的に見る事ができて、僕は少し・・・ほんとに少しだ・・・落ち着きを取り戻した。
感じすぎるバストから愛撫が離れた事で、奏の息も落ち着きを取り戻しかけていた。僕は奏の身体の上を這い上がり、キスをしようとした。
驚いた。奏のほうからキスを求めてきたんだ。
「「んっ、ん~~~っ」」
鼻から抜けるふたりの荒い息が重なる。
始めた時は洗いたての・・・というか、未使用っぽい感じだったベッドが、何ともいえない甘い香りに包まれている事に気がついた。化粧っ気のない奏の体臭だと気付くのに、それほど時間はかからなかった。
それと同時に、自分の匂いが気になった。
「ねえ、僕・・・・・・臭くない?いまさらなんだけど。
ほら。あれだけの戦闘をしたあとじゃない?だから・・・・・・」
時間の巻き戻りと共に、ホコリっぽさは消えている・・・・・・はず。だけど、新陳代謝はどうしようもない。一度生命の火が消えてからリセットされた奏と違って、僕は昨日からそのままだ。
そんな僕の杞憂を、奏はくびを振って否定してくれた。
「そんなこと、ない・・・・・・です。私は、好き。
この匂いに、つつまれていたい・・・・・・つつまれているのが、うれしい」
えっと、匂いは否定されなかったけど、臭う事も否定されなかったんだよね、これ。もっとも、どうしようと思ったところでどうにもできないんだけど。
だから、僕は言葉と行為で反撃に出た。
「奏もいい匂いだよ。優しい感じがする。甘い感じがする。儚い感じがする。
僕も好きだ。離したくない、離れたくないよ」
軽く口付けてそう言うと、落ち着きを取り戻しかけていた奏の身体がふたたび真っ紅に染め上げられる。それも全身だ。
反射的に離れようとする奏を抱きしめ、その奏の手を僕の下腹部へ導く。
「あっ・・・・・・」
奏さん。あなたは僕のパンツの中まで見ているハズなんですけどね。もっとも、あの時はこんな状態じゃなく・・・・・・対極ともいえるくらい縮こまっていましたけど。
と思ったのもつかの間だった。
「おおきい・・・・・・」
最初はビクッと震えてるのがわかった。そのあと、おずおずと。形や大きさを確かめるように手を這わしてきた。もちろん、まだパンツの上からだ。
気持ちいい・・・・・・。
下着の上からなのに。いかにも恐る恐るの柔らかい力しか入っていないのに。女の子の手がこんなにも気持ちいものだったなんて、知らなかった。
「奏・・・・・・気持ちいよ」
僕の言葉に、真っ赤になった顔で肯くと、奏がさらに密着してきた。胸元で奏のFカップがひしゃげる。
柔らかく形を変えるバストにも関わらず、その先端で主張する乳首が、僕の乳首を擦れあう。
「あっ、ああぁ・・・・・・」
僕の肩口に顔を埋め、奏が可愛らしい声を発する。先ほどまでは膝だけだったモジモジが、全身に渡っているのに僕は気がついた。
というか、気がつくまで忘れるくらい、奏の手が気持ちよかったんだ。身をゆだねてしまったと言ってもいい。
だから僕もお返しをする事にした。
奏を守る最後の砦。服を脱いだ時から気になっていた薄いピンクの小さな布地、ショーツに手を伸ばす。
僕は驚いた。
651:名無しさん@ピンキー
10/03/01 20:29:42 a9SSNUJF
-契約- 5
女の子の身体が、興奮すると濡れるという事は知っていた。けれど、ここまで濡れるものだとは思わなかったんだ。
「いやっ」
反射的に身体を閉じようとする奏。そこに僕は、強引に手をねじ込んだ。
「すごい・・・・・・濡れてる」
「いや、・・・・・・言っちゃ、だめ・・・・・・です」
表地からでもわかるくらいビショビショだった。
「・・・・・・いつから?」
意地悪く僕は訊く。奏は大きくくびを振って、答えるのを拒もうとする。
「はあ~~~っ、くっ。。。」
僕は、女の子の下着特有の二重になっている部分のその中心に指を立てて、前後に引っ掻くように動かした。効果覿面とはこの事だろう。面白いように奏の身体が跳ねる。
「言わないと、もっとするよ?」
それでも唇をかみ締めてくびを振る奏。恥ずかしさと快感を我慢する奏のその顔が可愛くて、僕はさらに攻撃の手を強める。
「はっ、あぅ・・・・・・ダメ。。。。。。だめ、です」
僕の肉棒の形をなぞっていた奏の手は、もう止まっている。そのすきに、僕は奏の身体から離れて足元に移動する。
もう、奏のショーツはその役目を放棄していた。ビショビショに濡れ、身体に張り付き、淡く翳る陰毛の形から性器の形まで浮き上がらせていたんだ。
「ねえ、いつからこんなに濡らしていたの?」
意地悪く僕は訊きつづける。
「知りたいんだ。奏が感じてくれた事を」
足元側に移動した事によって、奏を下から見上げる格好にった。目標を目に収めた事で、ねらいがつけ易くなる。
しなやかでカモシカのような奏の右足を担ぎ上げ、左脚の内腿を膝からなぞりあげる。
「うーーー、うーーーっ・・・・・・」
身体を跳ねさせながら、両手でシーツを握り締めながら、それでも奏はくびを大きく振って答える事を拒んでいる。
恥ずかしがり屋でおしとやかな上に頑固さが加わって、必死に抵抗している奏。でも、その時の僕は嗜虐的になっていたんだと思う。どうしても奏の口から聞きたかったんだ。
だから僕は、女の子の一番感じる部分を責める事にした。
「言わないなら、こうだよ?」
内腿を撫でていた右手を、ショーツの舟底へと向ける。その中心を引っ掻くようにしながら前身ごろの方向へ掻きあげる。左右の唇が縒りあわさった部分に肉芽を感じた僕は、そこを押し込むように力を加えた。
「はぅっ、あぁあ~~、いいっ、いいっ・・・・・・ますっ。。。
はぅっ、はじめっ・・・・・・から、ですっ・・・・・・っっく」
翡翠や薔薇輝に弾き飛ばされた時も、イングリッドやヴィヴィアンに攻撃を受けた時も、自信の非在化が進んでしまった時ですら上げなかった悲鳴ををあげている。
これほどまでとは思わなかった。でも、そんな奏の乱れようが面白くって、僕は手をはなすことができなかったんだ。
「はじめから、って?キスして、舌を弄んだ時から?」
意地悪く、僕は続きを促す。もちろん、右手は肉芽を弄んだままだ。
「くっ、くちの、なか、でっ・・・・・・なつ、めっ、くん・・・・・・っのっ、舌っ、、、がっ、あっ、ばれっ、っえっ・・・・・」
言葉にならなくなってきたので、僕は力を少し弱めた。その代わり、空いてる方の手を、すでにひと回り大きく勃起している乳首に向けた。
「あっ、あっ、あぅーーー。されるぅ、、、、ことを・・・・・・」
呼び方が前の「夏目くん」に戻っていたが気にしない事にする。奏も、すでに思考が逝きかけているんだろう。
つまり・・・・・・ディープキスで、これからされる事を想像して濡らしちゃったって事?
奏が乱れていくぶん、僕の方はそれだけ落ち着きを取り戻していった。でも、そんなに期待されても困るんだけどなあ。僕だって初めてなんだし。
だから、期待してくれたであろう事を、やってあげる事にした。
652:名無しさん@ピンキー
10/03/01 20:32:45 a9SSNUJF
-契約- 6
右手で弄んでいた肉芽の部分に、僕は口付けをした。
「はぅう・・・・・・、なんいっ!?」
今までと違う感触に、奏が戸惑った声をあげる。
「奏が想像したこと、だよ。大丈夫、ちゃんと期待に応えてあげるから」
「えっ、えっ、えっ、・・・・・・いやぁ~~」
シーツを握り締めた手を離し、顔を覆うようにイヤイヤをする。でも、やめてなんかあげない。奏にはもっと気持ちよくなって欲しい。
だって、この先、きっと、痛い思いをさせてしまうから。
ショーツの股ぐりから指を指し込み、その部分を捲り上げる。舌を伸ばして、その肉芽をつついてやる。
「んっ、んっ、んっ・・・・・・」
奏は脚を閉じようとするものの、僕の頭が邪魔になって閉じられない。結局、僕の頭を挟み込んだだけだった。
「いゃっ、いやっ・・・・・・はぅ~~っ」
奏から発せられる声が、可愛らしい声から、艶かしい喘ぎ声に変わっていくのが楽しくて、僕はもっと夢中になっていった。
その声が、だんだんと大きくなっていく。
「っん、ダメ・・・・・・やめっ、てっ。。。っなつめっ、っくんっ!」
脚の力を抜いて、僕の頭を押し戻そうとする奏が、叫びに近い大声をあげた。力は入っていないが、両手で僕の頭を押し、身体を上にずりあげさせようとしている。
「あっ・・・・・・、ごめん。やりすぎた」
その声に、僕は我に帰る。かなり夢中になっていたみたいだ。
でもさ、考えてもみてよ。健全な15歳の男子高校生が、初めて好きになった娘と想いが通じてセミヌードでベッドインしてるんだよ。夢中にならない方がオカシイでしょう?
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ・・・・・・・・・・・・」
僕が離れると、奏は身体を弛緩させるようにぐったりと四肢を投げだした。呼吸が浅く、速い。
もしかして、と思って訊いてみる。
「奏・・・・・・、もしかして、イッたの?」
僕の問いかけに、少しの間をおいてから奏がわずかに肯いた。
「たぶん・・・・・・でも、はじめて、だったから」
僕のほうに軽く視線を流したあと・・・これがまた、普段の奏からは想像もつかないような艶っぽさで、ドキリとしたのは内緒だ・・・照れたように、拗ねたように、僕から顔をそむける。
その耳元に、僕は囁くように問いかけを続けた。好奇心もあったし、奏の羞恥を煽るためもあった。
「奏は、その・・・・・・自分で弄ったりした事は?」
案の定、奏は顔を真っ赤に染めてくびを振る。
「たまには・・・・・・でも、こんな風に、なるまでは、しません」
うん。僕もあまり奏が自分で慰めているシーンを、巧く想像できない。だけど、奏だって15歳の女の子だし、全然やった事が無いとは思っていなかった。「たまに」って言ってるし、今度どんな時にするのか訊いてみよう。
そうしているうちに、奏の息も落ち着いてきたみたいだ。僕の方も、かなり限界に近い。
奏じゃないけど、僕だってそうそう自分で処理れきるわけじゃない。操緒は一応気を利かせてくれるけど、たびたびだとやれ「エロはる」だの「スケベ童貞」だのとしつこく文句を言うんだ。
ましてや、アニアが同居してからは、ほとんど処理できなかったと言ってもいい。
それに、自分の爆発を抑えるために奏を責めてたけど、奏の乱れる姿を見て抑えもきかなくなってきていたんだ。
「いいかい?奏・・・・・・」
僕の言葉に何の事か察した奏が、天使のような微笑みでうなずいてくれた。
「やさしくしてください・・・・・・でも、何があっても、躊躇わないで」
その言葉に、今度は僕がうなずき返す。
「わかった・・・・・・じゃあ、始めるね。。。
脱がすよ」
お互い、最後の一枚が残っている。僕は、先に自分のトランクスを脱ぎ捨てると、奏の腰に残ったショーツに手をかけた。
「少し、腰を浮かしてくれる?」
うなずいて腰を浮かせる奏。めくり返すようにヒップから抜き取った奏のショーツは、僕の唾液と奏の愛液でかなり重くなっていた。
僕は、一度ベッドサイドに立って、奏の全身を見渡した。少女としての奏の最後の姿、それを目に焼き付けるために。
美しかった。この世の物とは思えないくらい、美しかった。
期待と不安を込めて僕を見つめるふたつの瞳。甘い吐息を届かせる軽く開いた唇。浅い呼吸に上下するバストは、仰向けになっていても形が崩れない。
どこに内臓が入っているのかと思わせる細いウエスト。大きさを感じさせない滑らかな曲線を持ったヒップ。カモシカのような脚と引き締まった足首。
その総てを包み込む少女という名の殻を、これから僕が破る。
それが、とても神聖な儀式のように思えた。
653:名無しさん@ピンキー
10/03/01 20:41:08 a9SSNUJF
とりあえず、今日はここまでで。
智春がヘタレじゃなくなってますねぇ(w
軽く落とす用意はしてあります。操緒に知られたら、ホントにバカにされそうなヤツ。
奏っちゃんも難しいですねぇ。雰囲気が感じられてるといいのですが。
一応、10か11くらいで終わる予定です(^^
654:名無しさん@ピンキー
10/03/01 21:11:16 QczgpX5H
GJ!
最高だ。続き期待。
655:名無しさん@ピンキー
10/03/02 20:28:15 XRhKyOSp
-契約- 7
奏は、両腕を脇に降ろして身体を開きながらも、片膝を立てて大事なところを隠そうとしている。
僕は、その両脚の間に身体を滑り込ませる。そして、両膝を持ち上げて身体を開かせようとする。
「奏、力を抜いて」
僅かにうなずくと、脚から力が抜けた。僕は、両の腿を両脇に抱えるようにして、身体を前へ押し進めた。
僕の肉棒が、奏の肉芽と触れ合う。あまりの気持ちよさに、アタマがクラクラした。奏も瞬間、身体に力が入ったのがわかった。
きつい体勢になるのはわかっていたけど、僕は奏の腿を脇におろすと、のしかかるように奏に顔を近づけた。
「大丈夫。怖くないよ。僕に任せて」
気休めでしかない事はわかっている。女の子の初めてがどれだけ痛いかなんて、男の僕にわかるはずなんかない。
それでも、僕は奏に何かを言わずにはいられなかった。奏が肯いてくれた。
僕は、上体を起こすと、奏の秘裂に指を添え、左右に開く。穢れを知らない処女腔が顔を出した。そこはもうじゅうぶんに潤っていて、僕の侵入を待ちわびているように見えた。
いきり立つ肉棒を押さえつけるように角度をあわせ、その処女腔へと導いてやる。
にゅるん
肉棒の先端が膣口に飲み込まれた。いや、単にハマっただけと言ったほうが近いかもしれない。
でも、それだけで僕には腰の奥から全身へと快感が広がった。
「うっ・・・・・・」
「あっ・・・・・・」
僕は、ゆっくりと腰を前へ進める。程なくして、渋い抵抗にぶつかる。
奏はもう一度肯いて、身体の両脇に投げ出していた腕を僕の首にまわしてきた。少女の、逃げないという意思と覚悟なんだろう。
「そのまま、もっと、ずっと、奥まで・・・・・・
私は、何があっても大丈夫だから。なつ・・・・・・智春、だから、大丈夫」
その言葉に、僕も覚悟を決める。
「一気にいくよ」
僕は、一度軽く腰を引くと、勢いをつけて奏の身体に腰を進めた。
ビッ!
聞こえるはずのない、何かが裂ける音が確かに聞こえたその時、僕の首にまわされていた奏の両腕に力が入った。
いや、両腕だけじゃない。僕の両脇に投げ出された両脚も震え、細く締まったおなかも波うっている。
顔を見ると、両目をきつく閉じ、唇は一文字に閉じられ、歯を食いしばっているのが窺える。
僕はというと・・・・・・
きつく、硬く、締め付けられていた。それなのに・・・・・・それ以上に気持ちよさが先走り、勝手に腰が動きそうになる。
どうなっても構わない。すぐに果ててもいいじゃないか。
そう思って、奏の顔を見たんだ。見たら、動けなくなった。
奏が、全身で僕を受け止めてくれている。全霊で受け入れてくれている。
必死で。だから。僕は。動けなかった。
656:名無しさん@ピンキー
10/03/02 20:28:56 XRhKyOSp
-契約- 8
必死になって受け入れてくれている奏に、何かしてあげたいと思った時には、もう身体が動いていた。
きつく閉じられたふたつの瞳にキスをする。食いしばられた唇にキスをする。汗をにじませた額にキスをする。長い髪から覗かせた耳たぶにキスをする。
震えている乳房を優しく撫でる。揉みこむ。起立した乳首を優しく弾く。つまむ。
「もう、・・・・・・だいじょうぶ、・・・・・・だから」
奏はまだ痛そうにしているけど、少しづつ息遣いももどってきているようだ。
「うごいて・・・・・・いいです」
そうは言われても、いまだ強張っている奏の顔を見ていては動けないでしょ。
「大丈夫、動かなくても気持ちいいから」
これは本当だ。というか、いま動くと本気でヤバい。
確かに先端・・・奥の方は硬く握られているように締め付けられている。だけど、根元・・・入り口は別なんだ。
強く、優しく、柔らかく、しっかりと、包み込むように抱いてくれている。
最初はほんの入り口だけだったその動きが、少しづつ奥の方に広がってきている。奏の息遣いが戻るのとあわせるように・・・・・・。
「ありがとう、ともはる・・・・・・だいぶ、らくに、なりました」
顔の強張りはだいぶ治まってますけど、まだ身体には力が入ってますよ、奏さん。
それがわかっているから、僕はキスの嵐と愛撫をやめなかったんだ。
だけど、まさかこれが・・・
どのくらい、一番奥まで挿入したままそうしていただろうか。
奏の息遣いも落ち着いて、全身の力みも程よく抜けた頃。その前兆があったのは気付いていたんだ。だけど、奏の痛みや力みをどうにかする事の方を優先した僕は、それを疎かにしてしまっていた。
ゾワん・・・・・・
奏の胎内に入っている僕の肉棒から、とてつもない快感が伝えられてきた。
なんだ、これ
思ったのは一瞬だった。気持ちよすぎる。ヤバい。
今度は僕が慌てる番になった。
動けない・・・・・・いや、マジで。
僕も奏も、まったく動いていないはずなのに、奏の膣内だけがゾワゾワと煽動を繰り返している。
「あっ・・・・・・、かんじ、ます・・・・・・ともはる、を」
そんな奏の言葉ですら、胎内を伝わって微妙に煽動が変化してるんですよ、奏さん。かと言って、喋らないでとも言えないし・・・
僕は全身全霊をもって堪えるけど、正直、自信がない。
肉棒ごと奏に食べられる。そう思った時、僕は動こうとした。
「動くよ、いい?
っくっ・・・・・・」
肉棒を飲み込もうとする煽動に逆らうように腰を引こうとした。
「あん・・・・・・ん」
僕の動きにあわせた奏の小さな嬌声が引き金になった。溜まりに溜まった僕の欲望が、一気に爆発した。
「ヤバッ!・・・・・・ヱっ!」
「ダメっっっ!」
僕は奏の胎内から肉棒を抜こうとしたんだ。
だけど、力みの抜けた奏の両腿が、僕を逃がしてくれなかった。両脚を僕の腰に巻きつけられたら、僕は逃げられない。
先ほどまで達していたと思われていた膣奥のさらに奥まで、奏は貪欲に僕を求めてくれた。
僕の肉棒が、今度こそ本当の最奥、突き当たりまで差し込まれた時、僕は自分の欲望を放出した。
「「あっ、ああぁ~~~~~~ぁあっ」」
657:名無しさん@ピンキー
10/03/02 20:29:30 XRhKyOSp
-契約- 9
これが操緒だったら、なんと言われただろう。
「判子、スリー(半こすり)」とか「中田氏(膣内だし)」とか「候(そうろう)」とか・・・・・・なんにしても情けないこと甚だしいよね。
でも、僕だって初めてなんだから、仕方ないだろっ!
そんな事を考えてるさなかにも、僕の放出は止まることを知らなかった。
自分で処理した事は、何度もある。だけど、こんなに長い時間、続いた事なんてない。
奏の嬌声が、さらに大きくなった。
「あっ、あっ、ああぁあ~~~~~んっ」
膣内で僕の精液が奏の子宮口を勢いよく叩いているのが、僕にすら感じられる。
それにあわせて、奏の身体がビクン、ビクンっ、と痙攣する。
「ダメっ、だめですぅ~~~ぅ」
僕の射精の勢いが弱まると、さらに搾り取ろうとするように膣内の煽動が激しくなった。強制的に吸い出されるような感覚が、肉棒から腰の奥まで伝わってくる。
僕の腰にまわされた奏の両脚にも力が入る。
「あぅ、かっ、奏ぇ~~~~」
もぅ、名前を叫ぶ事しかできなかった。いや、それができただけでも僥倖だと思う。
その叫びにあわせるように、僕のアタマにまわされていた奏の両腕が、僕を抱きしめるように動いた。
僕も奏を抱きしめる。
長い、長い放出がようやく終わった。奏も僕も、脱力している。なるたけ奏に負担がかからないように、僕は奏に覆い被さった。
「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・・・」」
二人とも、息が荒い。全身も汗でびっしょりだ。
全身に倦怠感が残る。フルマラソンを走ったって、こんなに疲れはしないはずだ。
それなのに、清々しい爽快感がある・・・・・・ただ一ヶ所を除いて。
奏の胎内に残った僕の肉棒。これだけが、さっきほどじゃないにせよ「まだ働き足りない」と言わんがばかりに主張してるんだ。
「ああーー、夏目くん、を感じます」
微笑みながら、奏がそう言ってくれる。奏にとって僕はやっぱり「夏目くん」なんだね。
倦怠感もあって、僕は呼び名なんてどうでもよく感じていた。
「奏も。まだ僕を離したくないって言ってる」
「えっ、えっ!?」
「だって、奏の膣内で力なくしている僕を、また飲み込もうとしてるよ」
そう。奏の言葉ひとつひとつに呼応するように、膣内ではその膣壁が僕を飲み込もうと、奥へ、奥へと導こうとしているんだ。
その言葉に、奏は顔を真っ紅に染め上げる。
僕はというと、奏の胎内で再び力を漲らせ始めていた。
658:名無しさん@ピンキー
10/03/02 20:29:54 XRhKyOSp
-契約- 10
二人の呼吸がようやく落ち着いたところで、僕は一番気になっていた事から、いくつか奏に訊くことにした。
「ねえ、膣内出ししちゃったけど、大丈夫?」
僕の質問に、奏は指を折って何かを数える。
「・・・・・・・・・、あーーー、だいじょうぶ、です」
・・・・・・ちょっと、奏さん?その間は何でせうか?僕は、先ほどの爽快な汗とは違う冷たい汗が吹き出るのを感じた。
「だいじょうぶです、夏目くんと、ですから」
マテ・・・・・・大いにマテ。それは「危険」って事では?
「だいじょうぶです、夏目くんは、逃げませんから」
いや、その、、、天使のような微笑みで言われましても。。。
「あ・・・・・・」
悪魔ですか、アンタはっ!と突っ込みそうになって思い出した。嵩月家は名門悪魔の一族でした。
僕は脱力した。もう、どうでもいいや。それに、奏とはもう、離れるつもりは無いんだし。
だから、もうひとつの疑問を奏に問い掛けたんだ。
「さっき、奏もイッてた?」
醒めかけてた奏の顔色が、さっき以上に紅く染まった。
「あーーー、たぶん。あたまの中・・・・・・真っ白になりました。。。あっ」
その返事を聞いて、奏の膣内に納まった僕の肉棒がビクンと震えた。最後の「あっ」は、それを感じたんだろう。
「でも・・・・・・・・・」
奏が言葉を続けようとするんだけど、その語尾はごにょごにょと曖昧になってしまっている。
僕は、とりあえず謝っておく。
「ごめん・・・・・・その、、、早過ぎだったよね。ごめん」
「しかたない、です。その。はじめてですし・・・・・・」
慰めてくれるその言葉の最後に、小さな声で「だから」と聞こえたのは気のせいですか?奏さん。
もっとも、僕もこのまま終わるつもりはない。だいたい、ジュニアとも言える肉棒くんは、さっきから主張してやまないんだ。
だから、奏に確認する。
「このまま、いい?」
慎ましやかに、でも、しっかりと奏が頷いた。それを見て、僕は上体を起こして腰を動かしだす。
「痛かったら、言ってね」
そう言いながら、僕は最奥まで埋まりこんでいる肉棒を、入り口ギリギリまで引き戻した。
ゆっくりと引き出し、ゆっくりと挿入する。
引き出す時は留めるように、挿入の時は抵抗となって、なのに僕の動きを阻害しないように、僕に快感を与えるように。。。奏の膣壁が蠢く。
「セックスに溺れるなんて、自制心が無いからだ」
そう思っていた。
ごめんなさい。これはヤバい。奏の身体に溺れそうだ。
みるみるうちに射精感が昂ぶってくる。
「はあ~~~~~~ぁ、はぁ~~~~~~あっ、はあ~~~・・・」
奏はというと、僕の腰の動きにあわせてフイゴのように呼吸をしている。
感じ始めているのか、最初は顔だけだった紅潮が、だんだんと全身に広がってきている。
「これからも、ずっと一緒だよ、奏っ」
「いつまでも、一緒です、夏目くん」
これが、僕が16年生きてきた中で、もっとも長い2時間の最初の出来事だった。
659:名無しさん@ピンキー
10/03/02 21:18:27 I8GQ4f+d
GJ!
トモハルらしいな。ピロートーク楽しみだ。
660:名無しさん@ピンキー
10/03/02 21:25:20 EMQdsrYF
全力でGJ!
661:名無しさん@ピンキー
10/03/02 21:30:25 uwhbscgR
ちょっと見ない間に大作がきてた・・・
662:名無しさん@ピンキー
10/03/02 21:42:28 XRhKyOSp
-契約- 番外編
直貴に追い出された、アニアと操緒。直貴のあとについて、操作室の方へ向かう廊下で、操緒がアニアに問い掛けた。
『さっきから、感覚が変なんだけど。ニアちゃん、何か知ってる?』
「どんな風にだ?」
『ん~~、消えようと思っても消えられない、とか?』
その答えは、前を歩いている直貴から返ってきた。
「ああ、ちょっと設定をさっき変えたから。大丈夫、帰還する時には戻すよ。
基本設定と安定装置の設定をちょっといじくった」
『え~~、なんで~~』
操緒は、頭の上にハテナマークを浮かばせているような顔で、直貴に問い詰めた。
「操緒ちゃん、消えてどうするつもりだったの?」
当然の質問を操緒にする。
『そりゃ、もちろん・・・・・・』
語尾を濁すその答えを聞いたアニアが
「どうせ、智春と奏の情事を覗き見でもするつもりだったんだろう」
と割り込んだ。
操緒の顔の上半分に縦線が走る。図星だったようだ。
「あのねえ、操緒ちゃん。安定装置のついた演操者の副葬処女が、その演操者の情事に意識を重ねたら、どうなると思う?五感がモロにフィードバックするんだよ?」
「操緒、おまえは女の身で男としてのセックスの快感を感じたいのか?」
直貴の言葉を引き継いで、アニアがそのものズバリの言葉で答えた。
操緒の顔が「ボンっ!」と音を立てたような早さで真っ赤になった。
『そっか、感覚が共用できるって、こういう事なんだ・・・・・・』
操作室で、直貴は黑鐵の修理にとりかかっている。アニアが機巧魔神のスペシャリストとはいえ、手伝う事など何も無い。
操緒とアニアは、だから壁際の椅子に座ってただ見ているだけだ。
直貴に聞こえないように小声で、アニアは操緒に語りかけた。
「だから、さっき『いいのか?』と言ったんだ。気になるんだろう?」
『ん~~、そうなのかな。わっかんないんだよねー』
はぐらかしてるのか、まだちゃんと理解していないのか。アニアは後者だと思った。
「この際だから言っておく。私は智春が好きだ。一巡目の、ではなく二巡目のあの智春が好きなんだ」
操緒が驚いた顔をする。
『えっ、だって、ニアちゃんの好きな人って・・・・・・』
「一巡目の智春は、いわば初恋だな。惹かれているのは、二巡目の方だ。
だから、奏もお前のライバルだと思っている」
『ライバル、って。あのねぇ。嵩月さんはともかく・・・・・・』
何で自分も含まれているのか、心底わからないといった操緒の顔だ。
「わかってないならいい。私の気持ちだけ覚えておいてくれ」
聞いていたのかいないのか。アニアと操緒の会話がちょうど一段落したとき、直貴が振り返ってこう言った。
「操緒ちゃんには悪いけど、さすがに弟の情事を見せるのはねぇ・・・・・・
でも、どうしても見たかったら、律都にかけあってみな。この”うずしお”は常にモニタしてるはずだから」
その時の直貴の顔は
「あれは、私たち以上の悪魔だ」(アニア・談)
『そうだね~、幽霊でもゾッとしたよ~』(操緒・談)
だったそうだ。
663:名無しさん@ピンキー
10/03/02 21:46:39 XRhKyOSp
ども。-契約- の作者です。
お気に召しましたでせうか?
智春×奏だと、会話が巧く増えてくれなくて。。。OTL
雰囲気が伝わってくれたら幸いです。
どうしても、智春がリードする格好になるんで、ヘタレにしづらいんですよネェ(^^;ゞ
一応、オトしたつもりなんで、本編は10で最後です。(すんません。「完」って入れ忘れました)
番外編もこれだけです。
お目汚し、失礼しました。
664:名無しさん@ピンキー
10/03/02 21:57:46 EMQdsrYF
よく書いてくれた。
それだけで感謝感謝だよ。
たしかにトモがヘタれてなかったけどねw
おつかれさん
665:名無しさん@ピンキー
10/03/02 22:31:24 I8GQ4f+d
GJ!
お疲れさまでした。よく書いてくれた。今度は操緒をメインで。
666:名無しさん@ピンキー
10/03/02 23:24:40 XRhKyOSp
う~ん。
操緒が相手だと、智春って開き直っちゃう気がするんですよね。
だから、文章にしてヘタレにしづらいです。僕の文章だと。
冬琉会長や朱浬さん相手、もしくはアニアや玲子ちゃん辺りだと
ヘタレになると思うんですけど。
例えば、冬琉会長×ともは で・・・・・・
「信じられない・・・・・・あなた本当に夏目くん?写真で見るより全然可愛いじゃない・・・・・・」
変装を終えた僕を眺めて、冬琉会長が呆然と息を吐いた。
どことなく拗ねているような、不機嫌そうな表情である。
爪先から、黒髪ロングのカツラまで舐め回すように睨まれてなんだか落ち着かない。僕が伏し目がちにうつむいていると、冬琉会長は苛ついたように、
「なんだか美人すぎてむかつくわ。可愛くモジモジしているのもむかつく・・・・・・男のくせに・・・・・・」
「な・・・・・・なんで怒っているんですか!?」
「っていうか、この胸はなに。なにが入っているの?」
「わっ、揉まないでくださいよ・・・・・・や、やめて」
妙な執念を感じさせる動きで、背後から僕の胸を鷲掴みにしてくる冬琉会長。僕は身を捩って逃れようとしたが、やけに手慣れた冬琉会長の動作に翻弄されて逃れられない。僕的には、むしろ背中に密着してくる彼女の胸の弾力の方が気になってしまうのだが・・・・・・・
「あら?夏目くん・・・・・・腰が引けてるわよ。どうかしたの?」
その時僕は、体の一部に変調を期していた。
朱浬さんや嵩月のように現実離れした美しさではないとはいえ、冬琉会長も美人であることには間違いない。いや、現実的である分、朱浬さんや嵩月に近づかれるよりもリアルさがある。
その美人で年上の女性が僕の身体に密着しているのである。健全な男子高校生としてはごく当たり前の変化であるが、場合が場合である。自分が女装しているのも忘れて、大きくしてしまった・・・・・・
「いえ、冬琉会長。ちょ、・・・・・・ちょっと離れて・・・・・・」
「あら。私の胸でも感じてくれるんだ、夏目くんは・・・・・・」
僕が抗議の声を上げるやいなや、その言葉を最後まで言う前に冬琉会長が声を被せてくる。心なしか、いつもの冬琉会長の声より湿っているような気がする。僕を抑えるために密着していた胸が、押し付けられるような力強さに変わった。
第9巻の分岐で、こんな感じ(^^;ゞ
667:名無しさん@ピンキー
10/03/02 23:34:52 EMQdsrYF
>>666
その勢いで書き続けるに一票
668:名無しさん@ピンキー
10/03/02 23:51:47 I8GQ4f+d
それもあり。いきおいにのってくれ!
それでもいつか操緒をメインで。
669:ともはさん 初体験
10/03/02 23:54:37 XRhKyOSp
-前編-
「信じられない・・・・・・あなた本当に夏目くん?写真で見るより全然可愛いじゃない・・・・・・」
変装を終えた僕を眺めて、冬琉会長が呆然と息を吐いた。
どことなく拗ねているような、不機嫌そうな表情である。
爪先から、黒髪ロングのカツラまで舐め回すように睨まれてなんだか落ち着かない。僕が伏し目がちにうつむいていると、冬琉会長は苛ついたように、
「なんだか美人すぎてむかつくわ。可愛くモジモジしているのもむかつく・・・・・・男のくせに・・・・・・」
「な・・・・・・なんで怒っているんですか!?」
「っていうか、この胸はなに。なにが入っているの?」
「わっ、揉まないでくださいよ・・・・・・や、やめて」
妙な執念を感じさせる動きで、背後から僕の胸を鷲掴みにしてくる冬琉会長。僕は身を捩って逃れようとしたが、やけに手慣れた冬琉会長の動作に翻弄されて逃れられない。僕的には、むしろ背中に密着してくる彼女の胸の弾力の方が気になってしまうのだが・・・・・・・
「あら?夏目くん・・・・・・腰が引けてるわよ。どうかしたの?」
その時僕は、体の一部に変調を期していた。
朱浬さんや嵩月のように現実離れした美しさではないとはいえ、冬琉会長も美人であることには間違いない。いや、現実的である分、朱浬さんや嵩月に近づかれるよりもリアルさがある。
その美人で年上の女性が僕の身体に密着しているのである。健全な男子高校生としてはごく当たり前の変化であるが、場合が場合である。自分が女装しているのも忘れて、大きくしてしまった・・・・・・
「いえ、冬琉会長。ちょ、・・・・・・ちょっと離れて・・・・・・」
「あら。私の胸でも感じてくれるんだ、夏目くんは・・・・・・」
僕が抗議の声を上げるやいなや、その言葉を最後まで言う前に冬琉会長が声を被せてくる。心なしか、いつもの冬琉会長の声より湿っているような気がする。僕を抑えるために密着していた胸が、押し付けられるような力強さに変わった。
「夏目くんが可愛いから、苛めたくなっちゃった・・・・・・大丈夫、今日はここには誰も来ないから。
科學部のみんなにはナ・イ・ショで・・・・・・」
僕の胸を鷲掴みしていた冬琉会長の右手が、徐々に下の方に動いてくる。これ以上はさすがにマズい・・・・・・逃げなければと思うのだけれど、僕の動きを読んできるかのように先回りをされてしまい、逆に身動きができなくなってしまう。
「み、操緒が見ています・・・・・・」
「そう・・・・・・でも、私には見えないから安心して。操緒さんには、見た事を誰にも言わないように言っておけば大丈夫よ」
操緒の名前を出してみたが、案の定逃げ道を塞がれてしまった。実のところ、いつの間にか操緒は姿を消してしまっている。
そうしているうちに、冬琉会長の手がスカートの上から僕の膨らんだ部分に到達した。慣れていないのか、その手つきは多少ギクシャクしていてもどかしさがある。それが逆に何とも言えない気持ちよさを感じさせている。
「ひとつ教えてあげましょうか。まだ夏目くんの写影体・・・・・・操緒さんは、まだ感情があるのよね。
その状態なら、多少の感覚の共有はしているのよ。ましてや、今の黑鐵は安定装置(スタビライザ)をインストールしているでしょう?つまり、演操者の快感は写影体にも伝わっている・・・・・・どういう意味か、わかるわよね」
サラリととんでもない事を言う。そう言えば、この人は黑鐵の元演操者だった。
670:ともはさん 初体験
10/03/02 23:55:53 XRhKyOSp
-後編-
そんな事を言いながらも、服の上からとはいえ僕の息子を擦る冬琉会長の手が、強弱をつけながら僕を快感へと導こうとしている。僕の息も荒くなり始めている。
思わず膝の力が抜けた瞬間、タイミングを測ったように冬琉会長はソファへと座り込んだ。引きずられるように僕が倒れこんだ先は、冬琉会長の膝の上だった。
「と、冬琉会長・・・・・・」
すっかり上気した冬琉会長の顔が至近距離に迫る。
「可愛い・・・・・・」
その囁きの直後、僕の唇に甘く軟らかい感触が感じられた。冬琉会長にキスされたと理解できたのは、それからしばらくしてからだった。
「むん・・・・・・うん・・・・・・ぅん、ぅん、ぅん・・・・・・」
最初はついばむようなバードキス。だんだんと、冬琉会長の舌が僕の唇を割ろうと蠢きはじめてくる。
その甘い誘惑に負けて冬琉会長の舌を受け入れたとたん、僕の舌は乱暴に蹂躙された。
先ほどまではスカートの上から刺激を与えていた右手が、いつの間にかスカートの内側に潜り込んでいる。そんな事にも僕は気付けなかった。
あまりの快感に身を捩ろうとするが、冬琉会長の左手がそれを許してくれない。それどころか、パットの入った胸から素肌であるわき腹からバストの裾野辺りを刺激している。
「はっ、はっ、はっ、はっ・・・・・・ぅうぅぅう、っん」
すでに僕は息苦しくなっている。しばらく前から頭のなかに霞がかかってしまって、まともな思考に至らない。
最初は腰の奥にあった熱い塊が、だんだんと出口を求めて暴れ始めている。
「ともはさんは初めてなのよね・・・・・・」
いつもの凛とした口調ではなく、甘く囁くように冬琉会長が僕の耳元で語りかけるが、僕にはもううなずく事でしか返事ができなくなっていた。
「出しちゃいましょうか、ともはさん」
どういう意味か理解に至らないまま、冬琉会長は僕と身体を入れ替えて組み敷く格好になった。
冬琉会長は手慣れた手つきでスカートの中に入っていた左手だけで僕のショーツを捲りおろした。ゴムで一度引っ張られた僕の息子が、勢いをつけて短いスカートを持ち上げながら元に戻る。
「ともはさん・・・・・・女の子なのにおかしいわね。こんなにおっきくてカタいものがあるなんて」
それを擦りながら、冬琉会長が僕の耳元で囁く。そうは言われても、羞恥と快楽でマヒしていて僕はただ喘ぐだけだ。
「返事もできないのね。そういう娘には、お仕置きが必要かしら・・・・・・」
その声が遠ざかったと思ったら、僕の息子が熱く湿ったものに包まれた。
「あぅっ・・・・・・」
白く霞みきった僕の意識が一瞬引き戻され、次の瞬間もっと濃いピンクの霞に覆われた。冬琉会長が僕のものを口に含んだと意識したのはその一瞬のみ。
腰の奥で熱くたぎっていた塊が、さらに熱く蕩けさせられる。出口を求めて無意識の内に腰が前後に動いてしまう。冬琉会長はそれを見切っているかかのように、あと少しというところで力を弱めてくる。
「かっ、会長・・・・・・もっ、もうダメです・・・・・・」
そう言っても冬琉会長は手を緩めてはくれない。腰に溜まった熱いものが、溜まれば溜まるほど意識だけが覚醒してくる。冬琉会長にフェラチオされているのは理解った。けれど、体が言う事を聞いてくれずに腰の動きを止められないでいる。
このままでは冬琉会長の口の中に解き放ってしまう。そう思った時・・・・・・
「ひぃわょ、ふぉのまま出ふぃて・・・・・・」
口に含んだまま喋ったその振動が、僕がこらえていた堤防の決壊の決め手になった。
「あっ、あっ、ああぁ~~~~~ぁ」
今まで生きてきた中で、これほどの大声を出した事があっただろうか。そもそも、自分では声になっていたのかすらも理解らない。
溜まりに溜まった迸りが、これ以上ないというくらいの勢いで体の中を駆け抜ける。
「んっ」と息を止めて、それでも僕の迸りを口の中で受け止める冬琉会長。
「んっ、んっ、んっ・・・・・・、」
薄れゆく意識の中で、僕は冬琉会長の喉が動くのを見ていた。
あぁ・・・・・・飲んでくれてるんだ。。。。。。
そう思っていた僕の耳に、冬琉会長の声が聞こえていたような気がした。
「とりあえず、今日はここまで、ね。
また明日も来る事、いいわね!」
・・・・・・聞こえなかった事にしておけないでしょうか、冬琉会長ぉ。。。。。。
671:名無しさん@ピンキー
10/03/02 23:57:08 XRhKyOSp
こんな感じでいかがでしょう?
僕にはこれが限界(w
672:名無しさん@ピンキー
10/03/03 00:01:03 I8GQ4f+d
GJ!
職人さんサンクス!
673:名無しさん@ピンキー
10/03/03 00:04:01 ELAeRYZg
冬琉会長エロすぎ
そういや智春は年上大好きだったな
674:名無しさん@ピンキー
10/03/03 00:05:27 0Bw+0zdT
神職人登場の巻~
可能ならば>>629とか>>630をやってもらえると、俺はもうこの世に悔いはない
675:666
10/03/03 00:41:57 ONRIK5dT
ごめん。先に「俺妹」の京介×黒猫を書きたい・・・
ってか、書いてる途中なんで。。。(^^;ゞ
それに、そのオーダーは難しいっす。チビ直×律都は、もちろんチビ直受けですよねぇ。
六夏会長だと、こうなっちゃう(w
「お願いします!僕の、初体験の相手をしてくださいっ!」
僕は必死になって懇願していた。相手は、そう・・・・・・第二生徒会の会長である倉澤六夏その人だ。
それは、いずれ来るであろう嵩月との契約の際の事を見据えて、だ。当然、嵩月は男性経験なんて無いんだから、僕がリードしなくちゃいけない。
その為には、僕が女性経験をしておかなければ。そう思ったからだ。
ごめん、嵩月。これは決して不実じゃない・・・・・・たぶん、不実じゃない。。。。。。きっと、不実じゃないはずなんだ。
「なに言ってんの、アンタはっ!そんな事、黒崎にでも相手してもらえばいいじゃないのっ!
それに、私は安くはないわよ」
「朱浬さんじゃダメなんですよ。すぐに嵩月にバレますし、あの人、面白がって言いふらしそうだから。
その点、六夏会長なら黙っててくれるかな・・・・・・と。
ヤッてる最中は、姫笹さんに操緒の相手をしてもらって・・・・・・」
と言ってるあいだにも、六夏会長の顔がみるみる紅くなっていく。僕が疑問に思っていると、六夏会長は僕の頭を抱えるようにして、耳元で小声になって怒鳴りつけてきた。
「私だって初めてだ。アンタは私をそんな風に遊んでるように見ていたって事だね、夏目智春っ!」
午後の授業を控えて、まだ三つ編み&メガネでオブラートされているにも関わらず、今まで見た事がない程の悪人ずらの六夏会長の顔が、僕の目の前にあった。
ヤバい・・・・・・今にも翠晶でゲルにされそうだ。放課後まで持つか?僕の命っ!
エロにならん(爆
こっから先、エロにできる人、書いてくれていいっすよ!
と、投げる。
676:名無しさん@ピンキー
10/03/03 00:45:55 0Bw+0zdT
>>675
エロくはないが、それも普通に面白いよ。
忙しいなら無理言ってすまなかった。
智春×嵩月、智春×会長GJだった。ありがとう!
677:名無しさん@ピンキー
10/03/03 00:46:14 1kkKiKUp
s
678:名無しさん@ピンキー
10/03/03 01:12:39 ONRIK5dT
いゃ、向こうは長編が掲載途中みたいなんで、書いてるけど時間はあるんだけど・・・
智春×奏の契約シーンは、原作12巻を読んでいた時から漠然とイメージしていたし、
冬琉会長は、6巻の初登場の時から考えてたから、文章にするだけで良かったんだけどね。
-契約- も、その先・・・・・・操緒が、指折り数えた最初以外は、奏の方が積極的に
なって智春がヘタレる、ってイメージだったんで。ただ、それだけの大作にするだけの
文章力は、僕には無いっす。
14巻のネタで、ライトなスカエロ、誰か書いてくれんかね(^^;
「こんなところで漏らすよりマシよ!それともあんたはそういう趣味があるの?」
「・・・・・・・・・・・・あっ、ありませんよ?・・・・・・・・・本当ですって!」
「夏目智春。その間はなに?なぜ、どもる?念を押す?
その右手に隠したペットボトルの空き瓶はなんだ~~ぁっ!」
って感じで(w
679:666
10/03/03 17:00:21 ONRIK5dT
>>638 の前振りを考えると、こんな感じだろうか。
ドジ・ショタ・黒属性の律都攻め×(まだ)ピュアなチビ直貴受け
「ようやく完成したわね」
神(デウス)に対抗するために造られた、中央渦界領域(セントラル・ボーテックス)とそこから次元をコントロールする次元潜行チェンバー“うずしお”。
夏目直貴という歳若い・・・・・・というか、幼い?天才が現れなければ、この次元では間に合わなかった事でしょうね。
私は潮泉律都。正真正銘、最強の悪魔。次元を股にかける事ができる唯一の存在よ。
「あのさ・・・・・・律都さんが”うずしお”に入っちゃったら、別次元の律都さんと意識共有できなくなるんじゃ?」
ようやくマシンが完成して皆が祝福の騒ぎをしている中、プロジェクトの中枢の一人となっていたその天才少年・夏目直貴が、私に声をかけてきた。
「ん~~、な~に~?」
「だから、律都さんが”うずしお”に乗っていっちゃったらダメじゃん、って」
ハッ・・・・・・そうだった。私には、この次元に残って他の次元の私がどういう状況なのかを観る役目があった。
とはいえ、私クラスの悪魔で”うずしお”のコントロールができる人なんて居ないし。。。
「ったく、アタマいいくせに抜けてるんだから。どうせパイロットの事なんて考えてなかったんでしょ」
言われて怒るのは図星を刺されているから、とは良く言ったものね。最悪、従姉妹の奏ちゃんに頼もっかくらいにしか考えてなかったのは事実だけど・・・・・・。
ちょっとこの子の言い草にムカっと来てたのは事実よ。だから・・・・・・
喰っちゃおっかっ!
と、思ってしまったのよね。
悪魔みたい?だって、私は最強の悪魔ですもの。
さて、どうやって誘おうかしら。この子が私に警戒しないでついてきて、なおかつ事ができる場所・・・・・・
味気ないけど、私の研究室の仮眠ベッドしかないかしら。あそこなら鍵も掛かるし、何かあってもすぐに呼び出しに応じられるでしょうし。
そんな事を考えてるとは億尾も出さずに、直貴くんをいつもの優しい笑顔(自分で言うなって?)で誘い出す事にした。
「お姉さんのミスね。ごめん。
一緒に人選してくれるかしら。リストは私の研究室にあるから。
ここじゃ騒がしいし、バレると恥ずかしいから、研究室で話し合いましょ」
「しょうがないなぁ。また尻拭いかよ。
最後の最後までこうなんだから」
一片の疑いもなく誘いに乗ってくれたわ。さあ、お姉さんが一から十まで、女の隅々まで教えてア・ゲ・ルからね。天国まで逝かせてあげるわ。魔界に行く前に、ね。
続く・・・・・・には、何かが降りてこないと。。。(w
680:名無しさん@ピンキー
10/03/03 20:14:00 ELAeRYZg
是非続いてくれ!
681:名無しさん@ピンキー
10/03/03 20:21:16 EwM5dxl4
なんだかんだ言って書けちゃってるw
才能の塊だろ!
682:666
10/03/04 18:09:07 DK5d+qmv
いぁ、>>679はこれ以上は今ンとこムリ・・・
679 は「喰っちゃおっか!」が頭に浮かんで、そこに持っていきたかっただけなんで。
代わりに、一本投下しておく。
原作が続いていれば16~7巻目辺りってこんな感じかな?ってヤツ。
大アニア×智春のつもりで考えてたら、どうも奏を含めた3ピーになりそう(w
ちょっちペースを落としていくんで、今度は2~3日空くかも。
こっちの文章書いてたら、「俺妹」の方がアスラクラインの文体になる・・・・・・
683:666
10/03/04 18:11:00 DK5d+qmv
1
「智春、奏。少し話がある。悪いが奏、これから鳴桜邸まで一緒に来てくれ」
放課後、帰り支度をしている時にアニアからそう告げられた。別に、今日は用事も無いし、科學部も顔を出さなくてもいいだろう。教室を出て行こうとしていた樋口に、ひと声だけかけておくか。
「お~い、樋口。ちょっと用事ができた。科學部には顔を出さないから、よろしく」
その声に振り返った樋口が
「なんだ?智春。おっきなチビっこと3ピーか?
まあ、頑張れよっ」
「そんなんじゃないよ・・・・・・アニアが何か僕らに用事があるんだって」
察しのいい樋口は、そのひと言で魔神相剋者としての僕に用があると判断してくれたようだ。
知っていて余計な詮索をしてこない樋口の性格は、こういう時は助かる。
この時は、まさかこの後あんな展開になるとは思わなかったんだ。
僕と操緒は、アニアたち科學部の尽力と和葉のおかげで、何とか元の世界に戻る事ができた。僕らも無事?進級して、いまは高校2年生だ。
朱浬さんは3年生になり、科學部の部長と第3生徒会の生徒会長を兼任している。樋口がその部長代理だ。
だから、樋口にひと言いっておけばサボりにはならないだろう。
僕と嵩月は、クラス公認の仲となった。トロいせいもあって感情をあまり表に出さない嵩月が、僕の周りに寄ってくる女子生徒をあからさまに警戒したからだ。
これはその・・・・・・・うれしくもあり、なんだけど、クラス(特に男子生徒から)の視線が痛かったりする。気軽に寄ってくる女子生徒は、アニアの他は科學部と生徒会関係以外では、杏だけだ。
アニアは、いまだに鳴桜邸に下宿している。嵩月は、相変わらず潮泉の庵(超弦重力炉の起動の時、かろうじて被害を免れたらしい)に住んでいる。
朱浬さんは、なぜか鳴桜邸に転がり込んできた。メカ朱浬さんの格納庫として地下の冥王邸を使うからという理由らしいけど・・・。たぶん、本当の理由は、自炊するのが面倒くさいだけなんじゃないかと思う。
それに、僕の義妹の和葉。この4人(プラス1体)が、今の鳴桜邸の住人になる。
学校からの帰りの道すがら。アニアは、思いつめた顔で一歩前を歩いている。
朱浬さん(生徒会の仕事で帰りが遅い)や和葉(科學部や第3生徒会でいいように使われているのでそれなりに帰りが遅い)に声をかけていないという事は、科學部関連でありながら朱浬さんや和葉に聞かせられない話、という事になる。
『なんだろうね、話って』
操緒が呟くが、そんな事は僕の方が訊きたい。操緒の呟きに、僕と嵩月は首を傾げる事で答える。
僕らは、それほど会話の無いまま、鳴桜邸へと帰宅した。
話があると言うので僕らがリビングに行こうとすると、アニアが
「すまん。私の部屋へ来てくれ」
とひと言、短く言った。
僕ら三人は、頭の上にハテナマークを浮かべた。
「少々込み入っている。盗聴の心配じゃなく、大きな声で話したくないだけだ」
盗聴って・・・うちは、そんな心配がまだあるのか?
と、ツッこむべきアニアは、さっさと自分の部屋に入ってしまう。仕方なく、僕らもその後を追った。
僕の部屋(元・物置)より広いが年頃の女の子らしい小物・・・中には運気を得る為の骨董品や古人形も混じっている・・・が多くあり、明るい感じがする。それに、甘いいい匂いも・・・嵩月、そんな顔で見ないで。本当の事なんだから。
「適当に座ってくれ」
小さな座卓を前にして、僕と嵩月が座る。それを待ってから、アニアがおもむろに話しはじめた。
「いい話と、悪い話がある。順序からするといい話が先になるので、そちらから話すぞ」
僕と嵩月は顔を見合わせ、アニアに向かって肯いた。
「実は、先日ようやく副葬処女分離器(ベリアルドール・スプリッタ)が完成した。それが、いい話のメインだ」
「え・・・・・・いま、何て?」
僕は、一瞬耳を疑った。加賀篝とアニアの姉・クルスティナさんが造ったやつは、僕らがこの手で破壊したはずだ。それが・・・できた?
「副葬処女分離器が完成したと言ったんだ。姉さまが造ったやつをモデルにして、な。
お前たちが次元の狭間をうろうろしている時に、コツコツと造りあげたんだ。感謝しろよ。
それが話の大元だ。判ったら、次へ進むぞ」
「あ、、、ああ。頼む」
僕は、呆然としながらもアニアに先を促した。
684:名無しさん@ピンキー
10/03/04 19:12:11 BXlCRiYt
操緒もまぜて4Pに
685:名無しさん@ピンキー
10/03/04 20:36:16 pRcodF74
大作の予感
焦らず書いてね
>>684
佐伯兄妹もまぜて6P希望
686:666
10/03/04 22:50:55 DK5d+qmv
ふっ、とな。。。ふっ、と思ってしまったんだが・・・
アニアにフェラされた時に、初めてのアニアが間違えて噛んで吸ったら・・・・・
男として、それはもう不幸になるのではなかろうか、と(w
687:名無しさん@ピンキー
10/03/05 17:03:48 IwjbZtgR
それは男だったら誰に噛まれても不幸だよ。
アニアも朱浬さんも冬琉会長も六夏会長もかわいいよ。
ところで悪魔との多重契約はできるのだろうか?
たくさんの悪魔と契り、たくさんの子供。
688:名無しさん@ピンキー
10/03/05 19:59:54 y/s4WNCF
できるとは思うが戦えば確実にどちらも死ぬ
そういう変なところにシリアスなのがこの作品の魅力だと思う
689:666
10/03/06 11:52:10 WnTFPXSe
2
操緒をこの世にまた戻す。その為に僕は今まで戦ってきた。その願いが、ようやくかなう?
嵩月は薄々知っていたのか、顔色を変えてまで慌てているのは僕だけだ。
「落ち着いたか?智春。続けるぞ。
で、この副葬処女分離器で分離できるのが、だな。。。操緒、おまえはたぶん、大丈夫だ。
それから、ちゃんと会わないとわからんが、亜鉛華の副葬処女は大丈夫だと思う」
ああ、GDのマロ眉さん、ね。千代原はる奈さん、だっけ。そういえば、彼女の副葬処女には会った事が無いね。
「問題は、元・第2生徒会の会長だ。姫笹とか言ったか?あの射影体」
六夏会長にいつも寄り添っている、影の薄い射影体の姫笹さん・・・彼女が?
「ああ。たぶん、分離しても自我の確保ができないだろう。元々病弱だったようだしな。
一巡目の世界の時に”うずしお”の中でなら生きていられた奏のようなもんだ」
そうか。。。何ともいえない・・・どうやって六夏会長に話せばいいんだ。
「まあ、それはしょうがない。なんなら、私から話そう。というか、私から話した方がいいだろう。
それに、問題はそこじゃない。もっと大きな問題があるんだ」
アニアは副葬処女分離器を完成させた時に気付いていたのか。その話を軽く流して、さらに言葉を進める。
「この副葬処女分離器を動かすのに問題がある。
それが、悪い話の方だ」
何の問題があるんだろう。今なら、僕と嵩月の魔神相剋者としての魔力があれば、加賀篝よりも大きな魔力になるはずだ。
「いや、動力としての魔力は、お前たちの力で問題が無い。
問題があるのは、私の方なんだ・・・・・・」
アニアが力なく項垂れてしまう。何の事だ?
「姉さまが造った副葬処女分離器は、姉さまが魔神相剋者の片棒という立場で確立操作をする事が前提なんだ。
だから、同じ歳まで成長したとはいえ、私の魔力では全然足りないんだ」
悔しそうにアニアが言葉を続ける。
「だから、今の状態では副葬処女分離器を動かせない。
これが、悪い方の話だ。理解してくれたか?」
つまり、機械はできたけど動かせない、と。何か方法は・・・・・
「ひとつだけ、方法がある」
そんな考えに陥っている時、気丈にもアニアが言葉を続けた。
考えてはあったんだ。なら、なぜそれを・・・・・・
「あるんだが・・・・・・」
言い澱む?
「あるんなら、やってくれ。僕らの力が必要なら、いくらでも協力する」
隣で嵩月も頷いている。操緒をまたこの世に呼び戻す。そのために僕らは命がけで戦ってきたのだから。
「それはありがたいのだが・・・・・・いいのか?奏」
なんで嵩月に訊くんだろう。足りない魔力を補う・・・・・・と考えて、僕はひとつの事に思い当たった。
まさか。。。
「ん?智春は思い当たったようだな」
ニヤリと悪魔のような・・・・・・そういえば、アニアも悪魔か・・・・・・笑みを浮かべて、話を続ける。
「私も演操者と契約して、魔神相剋者の片棒になればいい。そういう事だ」
ちょっ、ちょっと待て、アニア。それって、まさか僕・・・・・・
「智春と契約を結んで、私も魔神相剋者の片割れになる。
どうだ、智春。私の契約者となるか?」
なんで嵩月を呼んだのか、今になって判った。そりゃ、嵩月抜きで話はできないだろう。
自他共に認める公認の彼氏に、他の女・・・しかも自分・・・を抱け、と言うなんて。
この時。
操緒はニヤニヤと・・・・・・
僕は慌てふためき・・・・・・
そして、嵩月は青ざめていた。
690:666
10/03/06 11:58:58 WnTFPXSe
666だす。第2話を投下しました。
多重契約ですが、第4話にてアニアから説明させます。
一応、原作には記載されてませんので、今回は「できる」けど「やらない」という事にしてあります。
まぁ、二次創作なので、その辺はツッこまないでください(^^
エロになってませんが、もうしばしお待ちを。
にしても、過疎ってますねぇ。主人公がギャルゲーのプレイヤーキャラで、多種多様な女の子が
出てくるのに。しかも、原作がああいう続きを考えさせられる終わり方をしてるのに。
691:名無しさん@ピンキー
10/03/07 11:54:43 z40rQNdO
>>690
支援
まったくだ。なぜ人気が出ないのか?
692:666
10/03/07 12:58:07 Cy/lLyaV
無意識領域にて -1-
僕は、玄い闇の中にいた。
「あー、また無意識領域か」
夢の中だと言う事がわかってしまう夢って、どうなんだろう。
「今度は、誰が出てくるのかな・・・・・・」
最初の時は、飛行機事故のときそのままの操緒だった。二度目は一巡目の智春。三度目の今回は・・・・・・と思っていると
『ねえ、智春(トモ)・・・・・・智春(トモ)って、こういう嗜好があったの?操緒に、こんな事したかったんだ』
そこには、今の姿の操緒が浮かんでいた。洛高の制服を着ている。ただ、何かに磔にされているように、身体を大の字にしている。
「何て格好をしてるの?操緒」
不思議に思って問い掛けてみるけど
『智春(トモ)のせいでしょ。手も足も動かせないの』
潜在的な僕の願望?いや、欲望なのかな?いつもお姉さんぶってる操緒を好きなようにしたいという。
『操緒にこんな格好させて、智春(トモ)はどんな事をしたいのかな~』
操緒の顔には、まだ余裕がある。態度もだ。でも、操緒は忘れてるみたい。この領域なら、僕は操緒に触れられるって事を。
だから言ってやったんだ。
「いいの?操緒。そんな態度で」
僕は、操緒に近付いていった。
『あっ、ヤ~らしいかおぉー。嵩月さんに言いつけちゃおっかなー』
そっちがその気なら、僕の方は言いつけられないような事をするまでだ。
「いいよ。言いつけられるもんなら言いつけてみなよ」
その時の僕の顔は、どんなだったんだろうね。なんせ、操緒の頬がヒクついていたくらいなんだから。
「いつも、気になってたんだよね。僕の顔の前でヒラヒラしている、操緒のスカートの内側がどうなってるのか」
僕は、操緒の短いスカートの裾に指をかけた。その時になってようやく、操緒は事態を把握したみたいだった。
『あれ、触れてるの?智春(トモ)、なんで?』
「だって、ここは僕と操緒の無意識領域だから。
って事は、あれ?操緒は僕にこうされたい願望があったの?」
そうだ。この領域は、僕と操緒の自我の境界線だった。僕の欲望も具現するけど、操緒の欲望も具現するんだった。
『そ・・・・・・そんな事、あるわけないじゃん。智春(トモ)の願望が強すぎたからじゃん。
今ならまだ許してあげるから。嵩月さんにも言わないであげるから・・・・・・』
ははぁ?否定はしてるけど、言い淀んでるのは、少しは僕にこうされたかったって事かな。だから僕は、操緒のスカートを捲り上げてあげたんだ。
『あっ、、、智春(トモ)のエッチぃ・・・・・・』
エッチぃ・・・・・・って。これからもっと凄い事をするつもりなんだけどね、僕は。
「へー、意外とシンプルで可愛いのを穿いてるんだね、操緒って」
コットンが素材の、淡いブルーと白のストライプ。少しハイレグ気味だけど、それほどきわどくない。サイドが狭いビキニタイプだ。
僕は、スカートを持ち上げている手と反対側の手で、剥き出しにされている操緒の内腿を撫で上げた。
『あっ、いやっ・・・・・・くすぐったいよ、智春(トモ)。。。』
操緒は僕と一緒に中学校へ入学する春に射影体になった。もちろん、男性経験なんて無いはずだ。だから、まだ性感帯が開発されてないのかな。
何度か手を往復させるが、くすぐったさより先にいかないみたいだ。だから、僕は責め方を変える事にした。
「上はどうなのかな?」
『えっ?』
僕は、操緒の制服の上着を捲り上げ、その下のブラウスのボタンを下から外していく。
『やっ!やめて、智春(トモ)・・・・・・、いやぁ。。。』
身を捩って逃げようとしてるけど、両手両脚を磔けられているので思うように逃げられない。僕はそれほどの苦労も無く、操緒の服を肌蹴させた。
ショートタイは着けたまま、上着を捲り上げてブラウスのボタンは一番上は留めたまま。
捲り上げたスカートの前身ごろは、ウェストのベルトのところに引っ掛けてある。まさに、着乱れた制服姿だ。
『ふ~~ん。智春(トモ)って、こういう嗜好だったんだ。嵩月さんに言っちゃお~~っと』
ほっといてくれっ!そんな余裕も今のうちだけだ。ショーツとお揃いの、胸元に淡いブルーのリボンがついたストライプのブラは、もう僕の目の前にある。
僕は、そのブラの上から操緒の慎ましやかなバストにそっと手を触れさせた。
続く
693:666
10/03/07 13:00:15 Cy/lLyaV
無意識領域にて -2-
「小さいのを気にしているようだけど、操緒のおっぱいも可愛いよ」
『あっ』
確かに、男としてはさほど大きな手じゃない僕の掌にすっぽりと収まる操緒のおっぱいは、女の子が気にするくらい小さいのかもしれない。
でも、ブラの上から触っただけで声が出るくらいだから、感度はいいんじゃないのかな?小さい方が感度がいいって言うし。
「気にすることはないよ、操緒」
『あっ、やっ・・・・・・んっ』
どうにかして僕の手から逃げようとしてるけど、手足を拘束されてるんだから無理だって。
一生懸命、身を捩る操緒の姿が可愛らしい。
『ダメ・・・・・・智春(トモ)。。。くすぐったいって』
まだ快感には至ってないみたい。だから、僕はブラを外して直接触る事にした。
『あっ・・・・・・いやっ』
半泣きの操緒の顔なんて、そうそう見られるもんじゃない。いっつも強気な操緒を泣かしてると思うと、逆に嗜虐心が湧いてきた。
ブラを上にずらして、さっきより強くおっぱいを揉んでやる。
『あっ!あっ!!あっ!!!』
小振りなおっぱいの頂にある小さな乳首を人差し指と中指で挿んで、少し強めに擦りながらおっぱい全体を揉みしだくと、操緒のおっぱいが面白いように形を変える。
『あっ、あっ・・・・・・智春(トモ)。。。変な感じがするっっ!』
操緒のあげる声が、湿っぽく変わってきた。
「変な感じじゃなくてね。それは気持ちいいって言うんだよ、操緒。。。
気持ちいい?」
僕の問いかけに、操緒は力強く何度も肯いた。
ひとしきり操緒のおっぱいを弄んだあと・・・・・・
「さて、こっちはどうなってるの?操緒」
先ほどは触らなかったスカートの中に隠されていた布地・・・・・・ショーツの舟底に僕は指を這わせた。案の定、すでに表地からでもわかるくらいに、そこは濡れていたんだ。
『はっ、はっはぁ~~~んっ』
普段の操緒からは考えられないくらい艶っぽい声をあげた。
「もうビッショリだね、操緒」
『言っちゃいやぁ・・・・・・智春(トモ)のイジワル~~ぅ』
たぶん、操緒から見たら普段の僕じゃないように見えるんだろうなあ。でも、その操緒は、もう乱れ始めていて覚えていないだろう。
『あん、ぁんんん・・・・・・』
僕の指に、素直な反応を示す操緒。そんな操緒の姿が可愛くて、ついつい力が入ってしまう。その拍子に、僕の指先が操緒の一番敏感な肉芽に引っかかった。
『はっ!ぐぅぅ・・・・・・』
押さえつけられている操緒の腰が跳ね上がった。
「ん、ごめん。
操緒があんまり可愛かったから、加減ができなかった。ごめんね、操緒」
『んっ、むぅぅぅ』
僕は操緒の唇に吸い付いた。そういえば、操緒とキスしたのってこれが初めてになるのかな?たぶん、操緒もファーストキッスじゃないだろうか。
かわいそうな事をしたかな、と思ったのもつかの間だけだった。唇の柔らかさに心を奪われて、何度も求めてしまった。でも、操緒はそれに応えてくれたんだ。
『「ん、むん、くっ、、、はむっ。。。んっ」』
ちょっとした操緒の隙をついて、僕は操緒の口内に舌を割り込ませていった。しっとりと濡れた口腔と舌を蹂躙してやる。
『んっ、んっ、、うんっ、、、』
左手は乳首とおっぱいを、右手ではショーツの舟底をまさぐってやると、操緒は面白いように反応するようになった。操緒の口腔内で、僕の舌と操緒の舌が絡み合う。
僕は、ショーツの舟底をまさぐっていた中指を、股ぐりからその内側へ忍び込ませた。
『!!!!!!!』
操緒が声にならない悲鳴をあげた。僕は操緒の唇から離れてやる。
『ダメ~、智春(トモ)~~~!』
僕の中指が操緒の膣口を捕らえたからだ。僕はそのまま、中指を入るところまで押し込んでいった。第一関節辺りまで入ったところで壁に突き当たった。
「ダメって言っても・・・・・・操緒はパクパクしてるよ?指が千切れちゃいそうだ」
そう耳元で囁いてやると、操緒は強く首を振って否定する。けど、実際操緒の膣口は、僕の指を飲み込もうと強く煽動してるんだ。
続く
694:666
10/03/07 13:01:55 Cy/lLyaV
無意識領域にて -3-
『智春(トモ)・・・・・・もぅ、、、もぅ・・・・・・おかしくなっちゃうっ!』
初めての刺激に、操緒の方はかなり限界みたいだ。こんな痴態をさらしたのも初めてだろうしね。
僕だって、嵩月と契約したあの行為がなかったら、すでに果ててたかもしれない。だから、先に操緒をイかせてあげる事にした。
「そのまんま、感じるのに任せて・・・・・・イッっていいよ、操緒」
そう言いながら、僕は操緒の乳首を口に含んだ。そこはもう、コリコリに勃起していた。舌と唇でそれを転がしてやる。
『!!!!!!!!!!!!』
悲鳴にならない悲鳴をあげて、操緒が全身を痙攣させた。
気絶に近い失神をした操緒を、僕は服の上から愛撫してやる。イッったあとの女の子に強い愛撫は逆効果なのは、嵩月に教えてもらっている。
「操緒・・・・・・僕はもう、ヘタレ童貞じゃないんだよ」
操緒の耳元へ、囁きながら軽いキス。そして、操緒の意識が戻るのを確認しながら、キスを全身に・・・・・・。
『智春(トモ)って、やっぱりスケベ・・・・・・操緒に服を着せたまま拘束してなんて。
操緒は、智春(トモ)なら何をされても嫌じゃないのに。。。わかってるクセに・・・・・・』
操緒がそんな事を言う。この状況じゃ、反論できないけどさ。
でもさ。男子の夢だよ、好きな女の子を制服のまま陵辱するのって。そんなことを言う操緒には、もう一回お仕置きかな、と思って・・・・・・
びしょ濡れになった操緒のショーツに口をつけたんだ。
『あんっ、いきなりっ・・・・・・智春(トモ)っ、そこっ、ダメっっ!』
大きなエクスタシーを超えた直後にこの口撃は、処女の操緒には激しかったかもしれない。だけど、お仕置きだからね。加減はしないよ。
『んっ、ダメっ、だっ、たらぁ~』
すぐに快感の波が押し寄せてきたみたい。
僕は、ショーツの股ぐりを捲り上げると、操緒の肉芽を直接吸い上げた。
『はぅ、あっ、、あぁあ~~~ぁ!!!』
操緒が、腰だけ別の生き物のように激しく跳ね上げさせようとしている。でも、拘束されているので、厭らしく前後に動いているだけだ。
そんな操緒の姿を見て、僕が我慢できるはずがなかった。
「操緒、いくよ・・・・・・」
僕は操緒の入り口に向けて腰を進めた。両脚を拘束したままなので、ショーツの股ぐりを捲ってその下にある媚肉のスリットを開き、操緒の膣口を剥き出す。
『いいよ・・・・・・智春(トモ)とひとつになれるんだね』
僕は肯いて、肉棒を操緒の中に埋めていく。先ほど中指が突き当たったところで、一度腰を止める。
『思い切って来て。操緒は大丈夫だから・・・・・・』
拘束されてなければ、僕に抱きつきたかったんだろう。でも、これは僕の夢の中・・・・・・僕のしたいようにさせてもらうよ。
僕は、思い切って操緒の膣内に進入した。
メリッ・・・・・・
『はっ・・・・・・ぐぅ。。。。。。』
操緒が深く息をして止めた・・・・・・その目に涙を浮かべて。
僕は、突き当たるところまで侵入して腰を止めた。そのまま暫くじっとしている。拘束された操緒の身体を抱きしめてやる。
薄いおっぱいを通して、操緒の心臓の鼓動が伝わってくる。スレンダーなわりに柔らかい操緒の身体が気持ちいい。
『っは、、、っはっ・・・・・・っはっっ。。。』
少し呼吸が戻ってきてるけど、まだ吐く息より吸う息の方が多い。僕は、抱きしめた両腕で、操緒の背中をさすってあげる。
「だいじょうぶ?無理をしなくていいからね」
耳元でそう呟いてやると
『智春(トモ)・・・・・・優しい。。。
なんか、しゃくだな~。こんな優しい智春(トモ)、嵩月さんも知ってるんでしょう?』
この状態で、そんな事を言う余裕がありますか?操緒さん。
『おなかの中に智春(トモ)を感じてる・・・・・・あったかいね、智春(トモ)』
余裕があるのか、いつもの憎まれ口なのか。でも、初めてでそんな余裕は操緒には無いだろう事はわかるよ。
ヘタレ童貞だった僕なら、操緒に構わず腰を動かしていただろうけど、僕はもうヘタレかどうかは別にして、童貞じゃないんだ。
だから、操緒を気持ちよくさせる事を優先した。
続く
695:666
10/03/07 13:03:16 Cy/lLyaV
無意識領域にて -4-
『動いても、いいんだよ』
うん。でも、そうする前にやる事があるよね。そんな事を言う操緒の口を、僕はキスで塞いでやる。両手で優しくおっぱいに刺激を与えてやる。
『ん、、、んっ・・・・・・んぅう~~~、うっ!』
それにあわせて僕はゆっくりと腰を引いていく。
「まだ痛い?」
操緒にといかけると、まだ少し歯を食いしばってるけど健気に首を横に振ってくれた。
「少しづつ、動くよ」
処女地である操緒の膣内は、まだ硬くて渋い。僕はゆっくりと大きく腰を引いた。
『ァアッ!』
カリが段差のようなところを超えようとした時、操緒の口から悲鳴が上がった。まだ、そこを通るのは痛そうだ。
「ごめん・・・・・・もう一回だけ我慢して」
肯く操緒。
もう一度一番奥まで挿入して、今度は小さく動く事にする。
僕は、しばらく奥の方で小刻みに動いていた。操緒の、降りてきた子宮口を突付く感触がして、これはこれで気持ちが良かった。それに、操緒も少し感じてくれているようだった。
そのうちに、硬く渋かった操緒の膣壁が少しづつ煽動を始めた。
『あっ、あっ、あっ・・・・・・智春(トモ)。。。なんか、ヘン・・・・・・』
操緒の目に浮かんでいた涙は、もう消えていた。だから僕は、少しづつ腰の動きを大きくしていったんだ。
『あん、あん、あん、・・・・・・いぃ、いいぃ。。。。。。』
快楽を感じ始めてるのかな?操緒の声が、呼吸から嬌声に変わってきた。
顔つきも、いつもの顔から蕩けるような艶やかな表情に変わりつつある。
『なんで・・・・・・初めてなのにぃ。。。』
操緒の膣壁の動きが変わってきた。入り口の方はキツく、それでいて柔らかく。奥の方はさらに柔らかく、そして引きずり込まれるように。
ヤバい・・・・・・嵩月とはまた違った気持ちよさがある。
「操緒、イクよ・・・・・・」
僕の我慢の限界が近付いてきた。それくらい、操緒の腔内は気持ちいい。
『ん、いいよ・・・・・・操緒も、もう、すぐっ。。。だからッ』
だから、僕が外に射精そうとして腰を引いた時
『膣内で・・・・・・大丈夫だからっ!』
その言葉に、僕は再び一番奥まで腰を進めたんだ。
『あっ、っはっあぁ~~~~ぁあぁぁんっ!』
最奥で、僕の肉棒が弾けた。操緒の子宮口の、さらに奥を目指して僕のタネが迸る。その感触が僕にも伝わってきた。
手足を拘束されたままの操緒が、全身を震わせている。両手は握り締められ、両足の指も握るように力が入っている。
全身の力が抜けた後も、最後の一滴まで搾り取ろうとするように腰と膣壁が動いている。僕も、腰から先が無くなるんじゃないかと思うくらい気持ちよかった。
脱力した操緒の身体に覆い被さる。肉棒は、まだ操緒に飲み込まれたままだ。自分では抜く気になれないくらい、気持ちがいい。
操緒のおでこ、閉じられた両のまぶた、耳元、頬、柔らかい唇・・・・・・顔中にキスを降らせていると、操緒も気がついた。
『智春(トモ)のエッチ・・・・・・いつの間に、こんなに巧くなったの?
嵩月さんのおかげ?』
うん、否定はしないけどね。今は、その名前を出すのはマナー違反じゃないですか?操緒さん。
だから、僕はこう言うんだ。
「操緒の事が好きだからに決まってるでしょ」
そう言った時の操緒の顔は、それはもう可愛かったんだ。
『あっ・・・・・・』
操緒の胎内で主張していた分身も、力が抜けて操緒に押し出された。
『智春(トモ)が抜けちゃった・・・・・・』
一抹の寂しさを含んだ操緒の声と共に、僕らの意識と姿が霞みはじめた。
『そろそろ時間みたいだね』
別れを惜しむような操緒の声。
「でも、また逢えるよ。だって・・・・・・」
僕の言葉を、操緒がいつものセリフで引き継いだ。
「智春(トモ)には、いつも操緒がついてるよ。だから、だいじょうぶ』
その言葉と共に、僕は玄い闇に墜ちた。
続く
696:666
10/03/07 13:07:41 Cy/lLyaV
無意識領域にて -5-
目覚めたのは、鳴桜邸の自分の部屋だった。
「夢・・・・・・だったのかなあ。。。」
いつもの朝と変わらない。僕の頭の上では、操緒がパジャマのまま背中を丸めてまだ眠っている。
ベッドの上で背伸びをしていると、操緒が目を擦りながら目を覚ました。心なしか、顔を紅らめている。
『おはよ、智春(トモ)・・・・・・ヘンな夢、見ちゃった』
照れたような笑顔で僕に挨拶してきた。
「おはよう、操緒・・・・・・」
僕は、夢の内容を言うべきか迷っていたんだ。。。。。。けど、ベッドから出た時、操緒に先に見つけられてしまった。
マジですか・・・・・・。
『智春(トモ)・・・・・・何をヤらしい夢を見てたのかな~~。
もしかして、操緒を拘束して洛高の制服を着せたまま犯す夢かな~~~』
「なっ・・・・・・」
夢・・・・・・だったんだよねぇ?
僕が迎えた朝は、妙に腰だけがすっきりしたいつもの朝だった。
完
始めた長編がなかなかエロにならないので、智春×操緒でエロを書こうと思ったら・・・・・・
思いのほか、長くなってしまいました(爆
そのワリにエロが薄い?
いぁいぁ・・・そういうツッコミは無しで(^^;
舞台は、奏との契約後なので智春は初体験済みです。
操緒は、どう考えても初めてでしょう。
そうすると、僕の中では智春がリードする事になるので、ヘタレにならないんです。
まぁ、(半)夢落ち?&夢精で落としたトコで勘弁してやってください。
697:666
10/03/07 13:26:30 Cy/lLyaV
すまねぇ・・・・・文章がみっつ抜けてた。。。OTL
無意識領域にて -5-
目覚めたのは、鳴桜邸の自分の部屋だった。
「夢・・・・・・だったのかなあ。。。」
いつもの朝と変わらない。僕の頭の上では、操緒がパジャマのまま背中を
丸めてまだ眠っている。
ベッドの上で背伸びをしていると、操緒が目を擦りながら目を覚ました。
心なしか、顔を紅らめている。
『おはよ、智春(トモ)・・・・・・ヘンな夢、見ちゃった』
照れたような笑顔で僕に挨拶してきた。
「おはよう、操緒・・・・・・」
僕は、夢の内容を言うべきか迷っていたんだ。。。。。。けど、ベッドか
ら出た時、操緒に先に見つけられてしまった。
マジですか・・・・・・。
『智春(トモ)・・・・・・何をヤらしい夢を見てたのかな~~。
もしかして、操緒を拘束して洛高の制服を着せたまま犯す夢かな~~~』
パジャマ代わりにしているスウェットが、下着のトランクスごとパリパリになっていたんだ。しかも、テントを張らしたまま。。。
操緒がニヤニヤと僕の事を眺めている。
「なっ・・・・・・」
夢・・・・・・だったんだよねぇ?
僕が迎えた朝は、妙に腰だけがすっきりしたいつもの朝だった。
完
最初のじゃ、何を操緒が見つけたのか判りづらいよね。
698:666
10/03/07 13:28:57 Cy/lLyaV
度々スマン。(つw;)
改行がズレた、おかしい・・・
無意識領域にて -5-
目覚めたのは、鳴桜邸の自分の部屋だった。
「夢・・・・・・だったのかなあ。。。」
いつもの朝と変わらない。僕の頭の上では、操緒がパジャマのまま背中を丸めてまだ眠っている。
ベッドの上で背伸びをしていると、操緒が目を擦りながら目を覚ました。心なしか、顔を紅らめている。
『おはよ、智春(トモ)・・・・・・ヘンな夢、見ちゃった』
照れたような笑顔で僕に挨拶してきた。
「おはよう、操緒・・・・・・」
僕は、夢の内容を言うべきか迷っていたんだ。。。。。。けど、ベッドから出た時、操緒に先に見つけられてしまった。
マジですか・・・・・・。
『智春(トモ)・・・・・・何をヤらしい夢を見てたのかな~~。
もしかして、操緒を拘束して洛高の制服を着せたまま犯す夢かな~~~』
パジャマ代わりにしているスウェットが、下着のトランクスごとパリパリになっていたんだ。しかも、テントを張らしたまま。。。
「なっ・・・・・・」
夢・・・・・・だったんだよねぇ?
僕が迎えた朝は、妙に腰だけがすっきりしたいつもの朝だった。
完
たぶん、これで決定稿。。。
699:名無しさん@ピンキー
10/03/07 13:30:04 zmVYvFig
>>698
超乙
そして、もうちょっとモチケツ
700:名無しさん@ピンキー
10/03/07 13:40:18 z40rQNdO
>>698
乙
そして落ち着けw
701:名無しさん@ピンキー
10/03/07 14:45:51 3ZAKid1b
GJ!
生きる希望がわいた
702:666
10/03/07 15:31:54 Cy/lLyaV
3回投稿しなおした分、落ちが落としきれなかったにゃ。。。
すまん。もうちょい、もちつくよ。
703:名無しさん@ピンキー
10/03/07 16:28:38 z40rQNdO
ドジっ子か
704:666
10/03/07 17:49:03 Cy/lLyaV
てへっ (ノ^ v ^ )
だって~ぇ、ここのみんなが~ぁ、ドジっ娘が~ぁ、好きだていうから~ぁ・・・
おゃ、何かが2chの方から飛んできましたね。
ご・・・・・・ごめんなさい、もうしません。。。(><;)
705:名無しさん@ピンキー
10/03/08 15:38:26 aHXULRuX
奏が恋人の智春がもてるの見て、嫉妬する話とか面白い気がする
706:名無しさん@ピンキー
10/03/09 00:17:14 +iI6duHS
原作の中よりも終わった後の方が色々書きやすい…………と思いきやヒロイン確定していると言う……。
707:名無しさん@ピンキー
10/03/09 23:13:41 noMHjAN3
なに、何ら支障はない
708:名無しさん@ピンキー
10/03/09 23:15:15 ryq8Hj47
>>705
病んできそうで怖いな・・・
709:名無しさん@ピンキー
10/03/10 00:33:00 4AxdwdQU
私は、おはようのキスがしたくて―その欲求が抑えきれずに―夏目君の口枷を外そうと手を伸ばした。
夏目君だってもう、私はがどんな風に夏目君のことを思っているか理解してくれたはず。
無闇に声を上げたりはしないと思う。
口枷に手が掛かる。
なぜか夏目君の顔は怯えているように見えた。そんなわけないのに。
口枷が外れて、
「夏目君―」
「この変態女っ! 近寄るな、触るんじゃねえ!縄をほどいて俺を家に帰せよっ!」
夏目君は絶叫した。
「変態?」
無意識に私は夏目君を焔月で殴っていた。無意識なのだから、加減なんかできるはずもない。
バキッ、という音が四、五回もしただろうか。気が付くと、頬を腫らした夏目君が倒れていた。
酷いことをしてしまったと思う。今の夏目君はあの女の影響を受けているから、私を受け入れてくれるにの時間がかかるのはしかたがないのに。
私は謝ろうと口を開いて、
「ごめん―」
けれどそれは、夏目君のさっき以上の大音量の叫び声にかき消されてしまう。
「助けて! 助けてくれっ! 操緒!」
一瞬、目の前が白くなったような気がした。
顔面を蹴った。
なんで、私はの気持ちを分かってくれないんだろう。こんなに大切に思っているのに。
ペルセフォネに馬乗りになってもらって、焔月を無茶苦茶に叩き付けた。
どうして、あの女の名前なんて呼ぶんだろう。よりによって、あの女の名前を。
叩くのをやめると、両手を拘束してあるせいで顔を庇うこともできない夏目君は、
ぼろぼろになって鼻からは血を流していた。
「やめて……やめてくれよ……」
弱々しく呻く夏目君にまた口枷をはめて、手足の拘束を確認してから押し入れに押し込める。
一緒に朝食を摂ろうと思ったのに ―。
まあいい。私はがお祖父様の所にいってる間、ひとりでいれば頭を冷やしてくれるだろう。
そうすれば、誰が本当に夏目君をかけがえなく思っているか理解してくれるはず。
710:666
10/03/10 15:08:27 Lbof/pvl
長編が滞っているので、>>705のネタから・・・エロじゃないけど(w
つつがなく無事、平和に一日の学園生活を終えた帰り道。珍しく、嵩月の方から帰宅の誘いがあった。
無事?二巡目の元の世界に戻れた僕と操緒。
僕は晴れて嵩月と公認の仲となり、一緒に帰宅しようとしたところでクラスメートからの冷やかしとやっかみが聞こえてくるくらいで、別に害は無い。
無いはずだったんだけど・・・・・・
どうも、さっきから嵩月の様子がおかしい。幾度となく危機を乗り越えてきたはずの僕の背中に冷たい汗が流れるのを止められない。
嵩月の半歩後ろをついて歩いていく僕の視界には、嵩月の揺れる黒髪と背中が入っている。その姿はとても冷たく・・・・・・
陽炎が見えているのは、きっと僕の気のせいだ。
そんな僕に、半歩前から声が掛かった。
「さっき・・・・・・見てました」
さっきって何の話だ?僕がそう思っていると
「昼休み・・・・・・下級生の女の子と抱き合って・・・・・・」
昼休み、昼休み。。。僕が考え込んでいると、隣で浮いていた操緒が
『あ~~、あったねぇ、そんな事』
ん?一年の女の子がぶつかって、僕の制服にコンタクトレンズを飛ばしてそれを探してたアレか?操緒、頼む。変に省略しないでくれ。誤解を招く。
案の定、嵩月がトロいながらもヤキモチを焼いてきた。
「事実・・・・・・なんですね」
とりあえず嵩月、その焔月を引っ込めよう。
「いや、あれは・・・・・・」
うまく説明しようと言葉を捜していると
「事実、なんですよね、夏目くん・・・・・・」
だから、あれは仕方なく・・・・・・だから、袈裟懸けに構えるのは辞めてよ、嵩月。。。
「信じて、いたのに」
ちゃんと説明するから、泣きそうな目で僕を見るのは辞めて。
『事実だからね~。モテモテの夏目くんっ』
操緒・・・・・・お前はどっちの味方だっ!ぺ、ペルセフォネ、僕を嵩月の焔月から守ってくれ。少なくとも、僕が弁解するだけの間だけでも・・・・・・
と思っていたら、いつの間にかペルセフォネは嵩月の足元で小さな炎を口から吐き出している。お前も敵か・・・・・・僕は泣きたくなった。
ってな感じ?
711:名無しさん@ピンキー
10/03/10 16:22:50 XG3RtzKP
いいね~
つい微笑んでしまうw
712:名無しさん@ピンキー
10/03/10 20:31:50 XA4OYQ66
おもしろいですね~
で、誤解が解けると奏が異様に智春に甘えるとかしそうですね。
713:名無しさん@ピンキー
10/03/10 20:40:22 XA4OYQ66
それか、智春が13巻の様にキスして誤解を解くとか
714:666
10/03/10 22:25:13 Lbof/pvl
ならば、意表をついて・・・
>>710の続き
焔月を収めた嵩月が、僕に弁解の余地を与えてくれた。だけど・・・・・・
「正直に、言わないとチューします。お嫁に行けなくなる、くらいの」
嵩月・・・・・・、ヘンな小説、読んでない?例えば、バカがいっぱい出てくる学園物の。。。
「言わないんですか?本当に、しちゃいますよ?
ともはちゃんが、お嫁に・・・・・・行けなくなるような、チューを」
た、嵩月。。。僕、君の契約者を辞めてもいいかな?
本気でそんな考えが、僕の脳裏に浮かんだ。
パサッ
『嵩月さん、何か落としたよ?』
文庫本?のようなものが嵩月の制服のポケットから落ちたんだ。その表紙には
バ〇と△ストと召喚◇ 5
「アッ・・・・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・・・・」
お願いだから、バスローブ姿で鳴桜邸に来ないでね、嵩月。。。
それに、僕は洛高一のバカじゃないよ・・・・・・たぶん。ってか、このネタ、フッっていいの?電撃的に。
(むりやり) -完-
いぁ・・・・長編の方で大アニア×奏のライトHなシーンを書こうと思って滞ってる時に。。。
こういうアフォウなネタは降ってくるんだけどねぇ(w
大アニア×奏なら、受け責めドッチがいい?
715:名無しさん@ピンキー
10/03/10 22:54:41 Ka5w5b0B
>>714
俺の考えでは
性格で考えるとアニアが攻め
経験(?)で考えると奏が攻め
うーん……難しいものだなぁ
716:666
10/03/11 00:15:13 0AKDzwm/
3
立ち直ったのは、嵩月の方が先だった。
「あっ、あの・・・・・・夏目くんじゃなきゃ、だめなんですか?」
アニアが相手なので他の女生徒より控えめだけど、嵩月は僕の事になるとハッキリと拒絶をするようになっている。
「うむ。これには色々と理由があるのだが・・・・・・」
アニアの答えはこうだ。
「まずひとつ。今、演操者は何人居ると思う?」
逆に、問い掛けられた。僕らは指を折って数えてみるけど・・・・・・
「私が知る限り、4人だ。
まずは智春、お前だな。次に、お前の義妹の和葉、元・第2生徒会長の倉澤六夏、そしてGDの亜鉛華の演操者。
この4人だ」
とりあえず僕もその4人が出てきて、そこで止まったんだけど・・・・・・ホントにそれだけなのか?
そんな僕の疑問にアニアは
「他にも居るかもしれん。だが、私の接触する範囲にいるのは、この4人だけなんだ。
なぜ私の接触する範囲かというと、私が契約しなければいけないからだ。
見ず知らずの相手だと、鳳島氷羽子の二の舞になるからな」
そうだった。演奏者なら誰でもいいって訳じゃないんだった。愛情に限った事じゃなく、嫌悪や憎悪といった負の感情でもいい。「好き」の反対は「嫌い」じゃなく、「無関心」だ。
「あっ・・・・・・」
そこで嵩月が何かに気がついた。そして、困った顔をする。
「奏は気がついたか。
そう。さらにもうひとつ。
男性はお前だけなんだ、智春」
部屋の温度が一気に上がった・・・・・・いや、僕の気持ち的には下がってるんだけど、なぜか暑い。
最初に座った時より、嵩月が心持ち僕に寄り添ってきている。しかも、全身に陽炎を浮かべて・・・・・・怒ってますか?嵩月さん?
僕のせいじゃない、と声を大にして言いたい・・・・・・
「そして何より、一番大事な部分なのだが・・・・・・
私は、どうも智春が好きなようなんだ」
この状態でその爆弾発言か!?アニア。しかも、何だそれ・・・・・・自分の気持ちのクセに、「どうも」とか「ようなんだ」とかって。
オカシイだろ、それ。いっつも自身満々でムダにエラソーなのに、その自信の無さは何なんだ!
「お前、言うに事欠いて『どうも』とか『ようなんだ』って、何だよ、それ。
なんか、告白されたっぽいけど、ぜんぜん嬉しくないよ・・・・・・」
しかも、隣では「うーーー」と嵩月が唸ってるし。部屋の中の温度が急上昇して、暑いよ、ココ。
それなのに、アニアは涼しい顔をして
「落ち着け、奏」
と、文字通り熱くなった嵩月を窘めている。お前はこの状態で暑くないのかっ!
「夏目くんは、渡しませんっ!」
あのー、嵩月さん。落ち着いてください・・・・・・。
『結構、やきもち焼きだよねえ、嵩月さんって』
「はっ!・・・・・・ごめん、なさい」
ナイスだ、操緒。
操緒のボソッとした呟きで、嵩月が落ち着きを取り戻してくれた。それでもまだ警戒してるのか、ゆらゆらと陽炎が立ってるけど。
『相手、ニアちゃんだよ。そんなに警戒しなくても大丈夫だって』
操緒は操緒で、相変わらずあっけらかんとしているし。
「まあな。普段は家族なんだ、智春は。私にはもう、本当の家族も・・・故郷すら無いしな」
アニアの言葉に、ようやく嵩月も落ち着いてくれた。
アニアの故郷であるクラウゼンブルヒ領は、非在化してしまっていてすでに無いそうだ。もちろん、その時にソメシェル家も非在化してしまっている。
僕らは後から話を聞いただけだけど、嵩月はアニアが故郷へ連絡しようとしているその場に居合わせていたらしいから。
「だから、私にとって家族とは、もうこの鳴桜邸で暮らすみんなと、奏。お前も私は家族だと思っている。
日本に来て、ここで暮らした時間と・・・・・・一巡目の世界での5年間が私のすべてなんだ」
アニアが訥々と語り始める。
続く
日付が変わったので、第3話を投下。エロにはまだ遠い・・・OTL
717:名無しさん@ピンキー
10/03/11 00:22:50 7Ch+z/Ae
ふと、思ったんだが、智春と奏の間に子供産まれたら、その子は悪魔なのだろうか?
718:名無しさん@ピンキー
10/03/11 00:39:04 F/59b2vN
>>716
待ち望んでたぜ!
がんばれよ!
楽しみに待ってるからな!
719:666
10/03/12 00:12:04 HPC77A41
4
「今思えば、一巡目に飛ばされた5年間がいい経験になっているのだと思う」
そう。アニアは10歳の時に、炫部長の策略に巻き込まれて僕や嵩月と一緒に一巡目の世界に飛ばされた。
その時、僕と嵩月を離れ離れにしないように確立操作をしたその代償として、一人で5年先まで飛ばされていたんだ。
そして、僕らと出会える5年後まで、たった一人で一巡目の世界を生き抜いてきた。
「だから、本当の家族が居なくなった事は寂しくない。悲しくないわけじゃないが、今はお前たちが居る。
だから、寂しくはない」
珍しく、アニアが素直になっている。逆に言えば、それだけ切羽詰ってるって事なのか?
「私にとって智春は、デキの悪い弟であり、要領の悪い兄であり、運の悪い父親みたいなものなんだ」
なんだそれ・・・・・褒めてるのか、貶してるのか。貶してる方ばっかりじゃないかっ。
『ニアちゃん・・・・・・それ、褒めてないよ?その通りだけどさぁ・・・・・・』
お腹を抱えて笑いながら、僕の気持ちを操緒が代弁してくれた。嵩月も、肯いてばかりじゃなくって何か言ってよ。。。
「ただな・・・・・・ここ一番で頑張ってくれる、期待に応えてくれる智春に、異性として惹かれてるのも事実なんだ。
そう思うだろう?奏・・・・・・」
その言葉に、それまで操緒の言葉に肯いていた嵩月が、一瞬止まってから顔を紅らめ、今度はアニアの言葉に肯く。
「夏目くんに惹かれる、のは、わかる。
でも・・・・・・」
「そう。複数契約となると、それだけリスクが跳ね上がる。愛情で結ばれた契約行為だからな。
どちらか片方に愛情が傾いた途端に、もう一方の契約悪魔は急速に非在化する。だから、複数契約になる契約を望む雌型悪魔は居ないと言っていい。
複数の契約をした契約者が居なかったのはその為だ」
『浮気のレベルじゃダメなんだよね、それって』
「そうだな。それだと姉さまのように、一人との契約でも非在化が進んでしまう。
そもそも、雌型悪魔は自分の純潔を捧げるんだ。軽はずみな契約をする訳が無い」
アニアがさらに続ける。
「智春と奏。
お前たち二人を見てきて、姉さまの事を、なんてバカな契約をしたんだと再認識するようになった。その事は感謝する」
ちょっと待って。アニアにすら僕たちはそんなにアツアツに見えてるって事?
『傍から見てると、もろにバカップルだもんね~、智春(トモ)たちってっ』
操緒までそんな事を言う。
僕と嵩月は、顔を見合わせる。
『ほらほら、そんなトコ。いちいちツッこむのも面倒くさいからスルーしてるけどさ~』
アニアは、半分・・・半分以上か?呆れ顔だ。そんな目で見るなよ。。。
「あーー、話を続けていいか?」
大いに続けてくれ。この空気は、さすがに僕でも居心地は悪い。嵩月もゞ気持ちだろう。
アニアが真面目な顔になった。
「つまり、我々は選択を迫られる事になった。
私は、智春と奏に命を預ける覚悟。まぁ、これは問題にしなくていいだろう」
それは、僕らがどういう選択をしても覚悟ができているという事なのだろう。
「奏は・・・・・・私の口から言うのも申し訳ないが、お前たちの間に私が割り込んでいく事を赦す心の広さを」
アニアが嵩月を見る目は真剣だ。
「そして智春には・・・・・・」
それが何で僕を見る目は、そんな悪魔のような目になる?いや、アニアは悪魔だけどさ。
「奏と等しく私を愛する覚悟だ。
どちらか一方に愛情が傾けば、その時からもう片方の非在化が始まる。それをさせないだけの愛情を、私にも注ぐ事ができるか?」
究極の選択だ。
操緒を生き返らせる為には、嵩月と等しくアニアも愛さなければいけないのか。
『ヘタレの智春(トモ)に、そんな事できるのかな~』
操緒の言う事ももっともだ。そんな甲斐性を僕に求めるのか。
そんな時、玄関が開いた事を告げるカウベルの音が聞こえた。和葉か朱浬さんが帰宅したらしい。
アニアがお開きの言葉を告げた。
「朱浬か和葉が帰ってきたようだな。そろそろお開きにしよう。返事は急がん。
奏。少し話の続きもある。今日は泊まっていけ。久しぶりに一緒に寝よう」
嵩月が肯くのを確認して、アニアが席を立った。
続く