かわいそうな女の子のエロ小説at EROPARO
かわいそうな女の子のエロ小説 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
06/10/21 18:53:24 BuUTDiTj
2

3:名無しさん@ピンキー
06/10/21 19:30:57 EYjp+In3
「ごめんなさいごめんなさい・・!ひぃっ」
彼女は全然わるくもないのにただひたすら謝り続ける。
ズブッ。ズチュッ
俺はもっと激しく彼女を突く。
「うわああああ、ごめんなさいい・・!!!」
するとまた彼女はうずくまり泣きながら謝る。
それが俺を余計煽っているともしらずに─

orz

4:名無しさん@ピンキー
06/10/21 19:43:15 VwTo3TF6
かわいそうな女の子に同情して愛が芽生えた挙句和姦するのは?

5:名無しさん@ピンキー
06/10/21 22:02:12 uOS1wjTS
「ごめんなさいごめんなさい・・!ひぃっ」
彼女は全然わるくもないのにただひたすら謝り続ける。
ズブッ。ズチュッ
俺はもっと激しく彼女を突く。
「うわああああ、ごめんなさいい・・!!!」
するとまた彼女はうずくまり泣きながら謝る。
それが俺を余計煽っているともしらずに─

--- 1 ---
「あ、>>1くん!お・は・よ」
「あー、おはよ。うんうん、はいはい、そうそう、わかったわかった」
「なによ~!まだ何も言ってないじゃない!」
「だいたいお前の言うことはいつも一緒だからな」
「えへへ、ごめんねっ!」
一般に言われる高級住宅街を学校へ歩いている。
生まれたときからここだったので、あまり実感はない。
うちの両親は金融業?の会社を経営している。
ちなみにこいつの家はいろいろな部品を作る製造業の社長さんだそうだ。
「んも~、話ぐらい聞いてくれたっていいじゃ~ん」
「なんだよー」
「実は・・・んー・・・まあいいや」
「おい、自分で話を振っておいて、それはないだろう」
「ごめんごめん、でもいま真面目に話を聞いてくれそうにないも~ん」
「まあいいや、後でな」

こいつはこいつで、結構かわいいなと思ってたりする。出来れば彼女にしたいかも。
とはいえ、こいつは彼氏の>>4くんがいるんだよ。本当は告白しようかと思ったけど
断られたら微妙なふいんき(なぜか変換できない)だし、疎遠になるといやだからな。
自分の度胸のなさが悲しかったりする・・・。

高校が終わり、塾にいって、少しだけゲーセンで遊んでから家に帰ってきたら
なぜかうちの両親と、あいつの両親が家にいた。何か話しているようだが。
「ただいまー。あ、どうも、こんにちは」
「あぁ、>1くん、どうも。」「娘がお世話になってます」
「はぁ、いえいえ、こちらこそ・・・」
「ちょっと込み入った話をしているから、おまえは部屋にいっていろ。」
「ああ、それから手を洗ってうがいしなさいよ~」
「はいはい、子供じゃないんだから・・・うっさいなぁ~」
何の話だろう・・・まあいっか。

6:名無しさん@ピンキー
06/10/21 22:04:31 uOS1wjTS
--- 2 ---
それから半年がたった。
あいつの家の会社は倒産した。親は二人とも自殺。
生命保険その他もろもろや、会社の資産の売却、などをしても借金は残っている。
うちの両親が保証人になっていて、全部かぶることになったそうだ。
行き場のなくなったあいつは、うちで家政婦として働くことになった。
そんなことがとんとん拍子に決まってしまい、うちにあいつが住むことになった。

「なんか、こんなことになっちゃって、びっくりしたな。」
「うん。でも仕方ないよ。いろいろあなたの家に迷惑かけちゃったみたいだし。」
「いや、親が決めたことだから。でもオマエはいいのか?」
「うん。学校も行かせてくれるっていうし。感謝してるよ。あ、あとね・・・」
「ん?」
「学校にいかせてくれて、住まわせてくれて、借金を返す方法としてね、
私はあなたと、あなたのお父さんとお母さんに、抱かれることにしたの。」
「なっ・・・」
俺は絶句した・・・。一緒に住んで働いて返すっていうのはあると思ったが抱かれるなんて!
「それ以外にお金を返す方法がないから。もうすでにあなたのお父さんとお母さんには抱いていただきました」
「う、うそ!?」
「・・・・・本当です。お父様には普通に・・・、お母様は学生時代レズだったそうです。」
「そ、そんな!?」
「お父様もスキャンダルにならないで性欲解消できるし、お母様も知らない人と不倫されるくらいならと・・・」
「でも世間一般に考えてだめだろうし・・・」
「お父様は不倫したことはないそうですけどね。」
「彼氏の>>4は?」
「・・・いいんです、いいの、これでいいの・・・。だからあなたも・・・」

7:名無しさん@ピンキー
06/10/21 22:06:02 uOS1wjTS
彼女は服を脱ぐとこちらにやってきた。
>>1くん、抱いて。それとも私じゃ、いや?」
「そんなことはない!願ったりかなったりだ。その、昔から好きだったんだ!」
「あ、そうなんだ。ごめん、気がつかなかった。でもうれしい。いいよ、して」
俺ははじめてさわる女の子の胸のやわらかさに驚いた。
「もっと、触っていいよ。他にオシリとかいろいろ触っていいよ。」
なんか男の扱いに慣れているようで、どうもむかついてきた。
「なんか男の扱いに慣れてるな。なんでだよ!」
「い、いいじゃない別に!関係ない!」
「教えろよ!お前こと!じゃないと・・・」
といいかけてやめた。こいつをお金で脅しているなんて、俺は愚かだ。
「わ、わかったよ・・・。私、はじめては半年前に>>4君だったんだ・・・。
でも親のお金がどんどんなくなって、お金払えないから
売春して生活費と学費を稼いでいたの。もう何十人とエッチしてる。」
「なっ・・・」
俺は絶句した。>>4とエッチしてたなんて・・・しかも他の男と経験いっぱいなんて・・・。
本当は独占したかった。こいつを俺のものにしたかった。くそ!ちくしょう!
「きゃ!」
俺はこいつをベッドに突き飛ばした。そしてほっぺたをひっぱたいた。
パチーン パチーン パチーン パチーン パチーン パチーン 何度も何度も。
「なんでそんな男にいっぱい抱かれたんだ!」
パチーン!くそっ!くそっ!なんで俺じゃなかったんだ!股間をまさぐる!
「あぁ、やぁ~、ごめ ごめんなさ、」
「もう濡れてるじゃないか!なんだよこれ!!!」
「いやぁ、ごめんなさい」
もう慣れているのかよ!童貞だがもう入れてやる!
「ごめんなさいごめんなさい・・!ひぃっ」
彼女は全然わるくもないのにただひたすら謝り続ける。
ズブッ。ズチュッ
俺はもっと激しく彼女を突く。
「うわああああ、ごめんなさいい・・!!!」
するとまた彼女はうずくまり泣きながら謝る。
それが俺を余計煽っているともしらずに─
「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ」
俺はついさっきまでは童貞だったが、オナニーはよくしていたし、
オナホールとか使っていたので刺激には強かった。
「ひあああ、痛い!激しいよ!壊れちゃうよ!やめてぇ」
「昔から好きだったのに!他の男と!」
「ごめん、ごめんなさい、ごめえええええええ!イクううううう」
どくっどくどくっどくどくどく・・・・
いつものオナニーとは違ういっぱい精子を出して、今回はとりあえず終わった。
はぁ・・・いいのだろうか・・・。これで。良かったのだろうか・・・。
隣でイってはぁはぁと荒い息をするこいつの顔を見ながら、いろいろ考えていた。

8:名無しさん@ピンキー
06/10/21 22:07:08 uOS1wjTS
--- 3 ---
俺は>>4。そこそこお金持ちが集まる学校にいっている学生だ。
一応少々経済に興味があり、将来的に経営者になりたいと思っている・・・が
そう簡単にうまくいくわけがないか。うーん。大きな悩みは、それだけじゃない。
一応彼女が出来た!んだけどその後あまりうまくいってない・・・というか
避けられているのではないだろうか。
とはいえ嫌いではないらしく、たまにしゃべったりするけど何か様子が・・・
やはり俺の彼女だし、聞いたほうがいいのではないだろうか。
放課後の屋上に彼女を呼び出すことに決めた。
>>4くん・・・」
「あ、その、急に呼び出してごめんね・・・」
「んーん、いいの。ごめんね、最近いろいろあって・・・」
「どうしたの、最近元気がないみたいで」
「実は、親の会社が倒産して・・・>>1くんの家にお世話になっているの。」
でね、と彼女は(エッチの事以外)かくかくしかじかと語った。
そういう話だったのか・・・。知らなかった。
家政婦として普通に働いているだけだから大丈夫だろう。
でも借金か・・・ うーん。何とかしてあげたい・・・。
「わかった。俺、何とかするよ。いままでみたいによそよそしいの、なしだよ。」
「うん。>>4くんの事好きだし・・・。ごめん、嫌いになった?ごめんね?」
「そんなにあやまらなくていいよ~。大好きだし~」
「今度、遊びにいきたいな・・・」
「うん。」
彼女はお金がいるのか・・・。前から興味あったけど、株、やろうかな・・・。
お小遣いを使い、ネット関連株に投資し、あっという間に大きくなった。
もう一生遊んで暮らせる金が手に入った。彼女の借金を返して、
自宅近くのマンションを借り、そこに住まわせた。

9:名無しさん@ピンキー
06/10/21 22:08:44 uOS1wjTS
「ねぇ、>>4くんはなんでそこまでしてくれるの・・・」
「やっぱりオマエが好きだ!高校卒業と同時に結婚しよう!」
「えっ・・・う、うれしい!え~ん」
「な、泣かないでよ・・・」
「ごめんなさい、グスッぐすっ、でもうれしくて・・・ごめん・・・」
「キミのためだったら、なんでも出来そうな気がするんだ」
「ありがとう。お礼に・・・何もできないけど・・・エッチぐらいなら」
「お、お礼にエッチ?」
「ごめんなさい、いやだった?」
「いやうれしいよ!久しぶりだし・・・」
「そうだね~」
彼女は彼をベッドに押し倒すと、口でジッパーをあけて、くわえた。
「うおっ」
なんか彼女がやたら上手になっていないか・・・
「ごめん、痛かった?」
「い、いや、なんか上手だな、って。」
「あの、その、ごめんなさい。・・・エッチな雑誌を見て研究したの。喜んでもらおうと」
「そ、そうなんだ。ならいいんだけど・・・」
そうか、俺のためにえっちな技を磨いてくれたんだ・・・ちょっと複雑だが少しうれしい。
うっ、うっ、うわ、出る
「やべ、いく!」ドクドクドク!
「ごっくん。ぷはぁ。あ、ごめん、飲まないほうが良かった?」
いや何か上手になりすぎじゃないか・・・
「じゃあ次はおまんこでいいよね?ごめん、オシリが良かった?」
「いや、別に・・・」
「うんいいよ、じゃあおまんこね!」
ずぷぷっと空気が出るような音がして、俺のが彼女に吸い込まれた。
でも前にしたときより、なんかゆるいような気がするが・・・
「動くね」
ぬずっぬずっぬずっぬずっ
うわ、気持ちいいなんかすごい・・・でも変だ・・・他の男とか・・・
「う、く、またいくっ!出るっ!」
どくどくどく・・・俺は、あっけなく出してしまった。
「これからも・・・よろしくね!」

10:名無しさん@ピンキー
06/10/21 22:09:36 uOS1wjTS
--- 4 ---
それからの人生は・・・
>>4と彼女は結婚した。>>1は彼女の結婚式に出席した。
>>4はIT企業の経営者として、
また>>1>>4と組んで金融と通信の融合した事業をやっている。
いろいろあったが3人はそれなりに仲良くやっているようだ。

彼女は出来てしまった>>1の子供を生んでから、>>4の子供を生んだ。
血液型などいろいろあるが一緒なのでバレないだろう。

彼女はごめんごめんとあやまるような弱い女の子、守ってあげたい女の子だった。
しかし母になると変わるものだ。
例え>>4分かれたとしても慰謝料がっぽりもらってから、>>1とくっつくだろう。
金に翻弄された女、か。何かかわいそうな気もするが・・・強くなることも出来るのか。
世の中は・・・いや、やめておこう。どう生きるかはキミの自由だ。 --- 完 ---

11:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:58:03 U2stLhaD
乙!!くそ萌えた

12:名無しさん@ピンキー
06/10/22 21:11:28 U2stLhaD
あげ

13:名無しさん@ピンキー
06/10/30 20:04:29 hU6ZuXrp

ふいんきではなく
雰囲気(ふんいき)だ

14:名無しさん@ピンキー
06/10/30 21:22:49 zIbPKzjz
…………。

15:名無しさん@ピンキー
06/11/05 14:23:27 cUI01Ka/
ガンパレードマーチで言うと
女の子が→田辺
4が→遠坂
1がプレイヤーということ…かな?

16:名無しさん@ピンキー
06/11/11 11:56:03 jL8jk0oT
age

17:名無しさん@ピンキー
06/11/25 13:21:33 rfk8PgFI
私はその空気に馴染むことができなかった。
女の子同士の恋愛を否定する気はない。たぶん、そういうものは、この世界にある。
自分のこれまでの経験を通して、私はそう考えている。

でも、私がそこで頻繁に見かけたベタベタとした関係は、とても『恋愛』と呼べるレベルのものではなかった。
誰かに甘えたいとか、依存したいとか……そういう子供っぽい欲求に『恋愛』というレッテルを貼って、いごこちのいい狭い輪を強化しているだけ。
本物の恋愛に傷つく覚悟のない子供たちの演じる、安全な恋愛ごっこ。
そんな気がして、好きになれなかった。

女子校における、『おままごと』的な空気はなにも恋愛に限った話ではなくて、髪の毛は必ず三つ編みでなければいけないとか、
学業の妨げになるから異性との交際は禁止とか、保護者同伴なしでの映画館の立ち入りは禁止とか……。
何もかもが、フェイクなプチ世界を、リアル世界から守るために作られているようで、うっとおしかった。

私が反逆者であることを、周りの人間は感じ取ったのだと思う
(―私は、まるで『全部反対!』ってプラカードを掲げて歩き回っているデモ隊みたいだったから)。
ある女の子からの『告白』を邪険に断ったのをきっかけに、私はあっというまにクラスのつまはじきとなった。
なんてくだらないんだろう、と思った。
こんなゴッコ遊びに参加できなくなったって全然構わない、とも思った。
けれど、それでもやっぱり傷つきはした
(―そういうものでしょ?)

18:名無しさん@ピンキー
06/11/25 13:22:55 rfk8PgFI
若草ゆきは、もっとうまくやっていた。
美人で明るくて、みんなの人気者だった。
教師からも気に入られていたけど、少しも嫌みな感じはしなかった。
愛されるということは、彼女が生まれ持った才能みたいに思えた。
私はそんな若草ゆきが妬ましくて、一方的に『嫌なヤツ』というレッテルを彼女に貼ることで、自分の孤立を正当化していた。
そして、いつもどおり、わかりやすい態度で「あなたが嫌い」と表明した。
だからある日の放課後、若草ゆきが声をかけてきたときにはとても驚いた。

「月代さん。よかったら一緒に帰らない?」

私はすぐさま「悪いけど」と断った。
翌日も、若草ゆきは私に話しかけてきた。
その翌日も、またその翌日も。
何日目だったか、覚えていない。いいかげんいらいらした私は、
どうして私につきまとうのかと、若草ゆきに厳しく問いただした。
若草ゆきはいっしゅん呆気にとられた様子だったけれど、やがて気弱に笑って
「お友達になりたいと思ったから」
とだけ言った。

友達には不自由していないはずのゆきが声をかけてくるなんて、最初は新手の嫌がらせかと思えた。
しかし、彼女の笑顔は、魚の小骨みたいに私の心の奥に引っかかって離れなかった。
本当に寂しそうな笑顔だった。
その日の夕方、私は自分からゆきを誘ったのだった。

19:名無しさん@ピンキー
06/11/25 13:23:58 rfk8PgFI
つきあってみると、若草ゆきのいろいろなことがわかってきた。
海外文学に詳しかったり、才色兼備なことなどは知っていたけれど、以外にもホラー映画が好きだったり、ケーキマニアだったり、
マンガに詳しかったり……。
一番の驚きは、彼女もまた、女子校の空気に違和感を覚えているということだった。

若草ゆきは、私ほど極端な形で、自分と世界との間に線を引いてはいなかった。
しかし、周囲に気づかれないように、上手に自分の領域を守っていたのだった。
『女子校に生きる聡明な美人』の宿命として、彼女は頻繁に、後輩や子供っぽい同級生のアタックを受けることとなったけれど
(やれやれよね)。
彼女は相手を傷つけないよう細心の注意を払って、申し出を断った。
相手が折れない場合は、しばらくつきあって、それから関係を静かにフェードアウトさせた、
彼女は、自分が女子校的な空気を完全に拒絶しているのではなく、『今回はたまたま拒絶したのだ』と見えるように、すべてをコントロールしていた。
こちらが世界を否定すれば、世界だってこちらを否定し返すということを彼女は理解していた。
学生としては器用すぎるやりかたで、若草ゆきは世界と折り合いをつけていたのだった。

20:名無しさん@ピンキー
06/11/25 13:25:01 rfk8PgFI
自分の道を行くつもりであれば、周囲との軋轢が産まれるのはやむなしと……私は考えてきた。
だから、ゆきのやりかたは卑怯な妥協にしか思えなかった。
多分、嫉妬していたのだと思う。
自分と同じメンタリティを持ちながらも周囲とうまくやっていけているゆきが、羨ましかったのだろう。
そう考えないと、私がとったその後の行動を、うまく説明することができない。

私はそれから、できる限りの愛嬌と親切、そして嫌われ者の哀れさを投入して、ゆきの信頼を勝ち取ろうと努力した。
『いい子』を演じ続けていたゆきは、ストレスで爆発寸前だったのだろう。
彼女はかんたんに私を『ほんとうの自分をわかってくれる仲間』と思いこんだ。
胸の奥に隠されていた不満や願望が、決壊したダムからあふれる水みたいに流れ出してきた。
ゆきは、懺悔室で罪を告白する罪人で、私はそれに赦しを与える神父だった。けれども私は赦さなかった。
信念に対する背信行為を犯したゆきに、罰を与えたのだった。
ゆきが完全に寄り掛かってきたところを見計らって、私は計画を最終段階に進めた。
ゆきの秘密をあらいざらい書き上げて、廊下に張り出したのだ。

そんな怪文書を丸々信じるほど学校の連中はバカではなかったし、ゆきがそれまで築いてきた信頼も脆弱ではなかった。
そんなことはわかっていた。
私は、ゆきの地位にダメージを与えようと思ったわけではなかった。ゆきの心を破壊してやろうと思ったのだ。

お話はこれでおしまい。
ゆき?
一週間後、ゆきは風邪薬を200錠のんで、自殺した。
おしまい。これで、おしまい。

21:名無しさん@ピンキー
06/11/26 20:30:38 6l578GsU
勝手に殺すなよ。そんなに罪悪感から逃げてーのかよ。むしろお前が史ね 

22:名無しさん@ピンキー
06/11/27 04:02:40 GlC+5t/p
確かにかわいそうだけど……エロは!?

23:名無しさん@ピンキー
06/11/27 12:58:53 jvhreQ4z
ゆきのそうしたやり方は、とても新鮮で、スマートに映った。
自分の道を行くつもりであれば、周囲との軋轢が産まれるのはやむなしと思い込んでいた私に、ゆきは、より高度なやり方があると教えてくれた。
一見、妥協や安易な逃げ道に見えるその方法が、より多くの苦痛と努力を要することは、私にはすぐに理解できた。
なぜなら私は、いつもそうしたいと思っていたにもかかわらず、そうはできなかったのだから。

要するに、ゆきは大人だった。
私はゆきを尊敬した。
私のどこに魅力を見つけたのか、ゆきもまた、私をどこか尊敬してくれているような感じがあって、それはとても心地がよかった。

一ヶ月も経ったころ―誤解を恐れずにいうけれど―私は若草ゆきに恋していた。
私は、自分がゆきに与えられるものはなんなのだろうか、と考えるようになっていた。
ゆきが私に与えてくれるのと同じくらいの素敵ないろいろを、ゆきにも返してあげたかった。
私は自分自身をまじまじと見つめ、そうして自分があまりに薄っぺらで、ゆきに返すような素敵なものをなにひとつ持っていないことに初めて気づいた。
若草ゆきに恋することで、私は、唐突に自分というものの輪郭をはっきり認識させられたのだった。

私はこれまで何をやってきたのだろう?
足下がガラガラと崩れていくみたいなショックだった。
それまで私は、自分の中に城壁を作り上げてきた。
周りと衝突しながら、激しく消耗しながら、私はコツコツと城壁を形作ってきたのだ。
何者も容易には侵入できない、立派な城壁だった。
けれども私が作り上げていたのは城壁だけで、そのなかに城と呼べるものがなかったと……私は知った。

24:名無しさん@ピンキー
06/11/27 13:01:47 jvhreQ4z
むさぼるように本を読んで、映画を観て、音楽を聴いた。
洋服や髪型に気をつけて、できるだけ素敵な女の子として振舞おうと心がけた。
ゆきと釣り合うような女の子になりたかった。
対等でいたかった。
あいかわらず女子校的な空気には馴染むことができなかったし、友達もできなかったけれど、
私に対する露骨な悪意は、しだいに周囲から影を潜めていった。
いまの(―この学校での、ね)
私のスタンスは、このころに形作られたのだと思う。

私は、自分たちの関係は、周囲のおままごととは違うと思っていた。
より高い次元での交流……肉体とは別次元の精神的な繋がりだと。
私たちは他の子たちみたいにのべつまくなくベタベタしたりはしなかった。
相手に抱きついたり、キスをしたりなんてことはしなかった。
私たちの交流はそんなありきたりの女子校的行為で表されるべきではなく、もっとストイックであるべきだと、私は思っていた。
真に価値あるものが、そこらにあふれているはずなはい、と。
でも、思いとはうらはらに、私のなかで、徐々に、ゆきに抱きついて、キスをしたいという願望が膨らんでいった。

25:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:18:50 oKOOBCjg
wktk

26:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:28:42 Ky2Hwmn/
私は飢えた子猫みたいなものだった。
食べても食べても、食べたりなかった、
ゆきとの関係をより深いステージへ、深いレベルへと進めていきたくて仕方がなかった。
肉体的な結合は、私たちが深く進むためのもっとも手っ取り早い方法だった。
けれどもお手軽であるが故に、それを選ぶことには抵抗があった。
安易な手段を選ぶ事で、私たちの関係が、陳腐凡庸な女子校レベルまで引き下げられてしまうような気がした。
私たちには、私たちに見合うだけの価値のある何かが必要だった。
セックスとかレズとか、そういうありきたりなものではない、なにかが。
どうすればもっと深くゆきと繋がれるのか。
私は真剣に考えた。
そしてついに、秘密の共有こそが繋がりを深くする鍵に違いない、と思い至った。

秘密……これまで誰にも話したことのない、胸の中の暗い秘密を告白して、共有すること。
それが鎖となれば、私たちはもっときつくお互いを縛り合えるような気がした。
縛る……そう、私はゆきに縛ってほしかったし、ゆきを縛りたかった。
二度と逃げられないくらいにお互いを縛り合って、深い海の底に一緒に沈んでいきたかった。

27:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:30:25 Ky2Hwmn/
私の提案に、ゆきは気乗りしない様子だった。
「秘密を知ることで、もしかしたら相手のことが嫌いになるということもあるんじゃないかな?」
ゆきの主張はそういうことだった。
けれども私は、どんな秘密を聞かされようともゆきを嫌いにならない自信があったし、
私の半身であるゆきもまた同じく私の秘密を許容してくれるだろうと思ったし、そしてなにより自分が考えたこのアイデアに興奮していた。
ゆきの渋い態度が、私の燃え立つような思いに油を注いだ。
ゆきはなにか大きな秘密を抱えている。
ゆきのなかには、私が知らないゆきがいる。
私はそれを知りたかった。ゆきのすべてが。
結局、私の熱意がゆきを説き伏せる形となった。

あまり話しに関係がないから、私が何を告白したのかはここでは語らない。
いずれにせよ、私の秘密はゆきを動揺させた。
ゆきの動揺は私を恐怖させた。
けれどもゆきは私を赦してくれた。そういうことだ。
そしてゆきの番だった。

わたしはゆきに連れられて、町外れの歩道橋に向かった。

28:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:31:45 Ky2Hwmn/
7月27日(―この日付が重要なの)。
風が全然吹かない日の、蒸し暑い夕方だった。
奇妙なところだった。
何かの理由があって工事が中断されたのだろう、まっすぐに延びた二車線の道路は途中でぷっつりと途切れ、草が伸び放題の荒地へとつながっていた。
そこは放棄された道だった。
当然車など通るはずもなく、市街地からはずれていることもあって人影もなく、ひっそりとして不気味だった。
そして歩道橋は、どこにも通じていない道路の突き当たりに―荒地と道路の境目にあった。
逆境気味にそびえる歩道橋は、遺跡みたいに見えた。
何のためにあるのかわからない場所の、見捨てられたオブジェ。
あたりは夕日に染まってオレンジ一色。
シュールな絵のなかに迷いこんだような感じがした。
そんな光景のなかを、私とゆきは歩いた。
話しかけても、ゆきは無言だった。
せいいっぱいの勇気と不安が、ゆきの顔のなかでせめぎ合っていた。
ゆきはこんなところで何を告白するつもりなのか……?

29:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:33:17 Ky2Hwmn/
目的地は歩道橋だと、私は思っていた。
そこには道と、歩道橋しかなかったからだ。
しかしゆきは、歩道橋には登らず、その真下に私を連れていった。
不良の溜まり場にでもなっているのか、ビールの空き缶や、タバコの吸殻や、コンビニのビニール袋が散らばっていた。
「ねぇ、ゆきちゃん」と私はいった。
「これがゆきちゃんの秘密なの?」
ゆきは黙って頷いただけだった。
訳が分からず、私はゆきと地面のゴミを交互に見比べた。
どういうことだろう?
ゆきがここで隠れて煙草でも吸っているということなのだろうか?
だんだん腹が立ってきた。

30:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:35:05 qB1zSM79
そんなことが秘密だとでもいうつもりか?
私が告白した秘密に比べて、喫煙なんてちっぽけすぎる。
釣り合わない。
もしかして、ゆきはお茶を濁そうとしているのかもしれない。
裏切られたような気がした。
そして私は、何の前触れもなく真相に気づいた。
身体が電気に打たれたように痙攣して、反射的に目をそらした。
辺り一帯に落ちているコンビニの袋から、ウジが沸いた猫の腕がのぞいていた。
あまりにもどす黒い、私の覚悟を越える秘密の匂いがした。
聞いてしまったら、私はもうその秘密から逃れることはできない。
興奮が私の中から急速に引いてゆき、白茶けた無感動がかわりに広がった。
私は急に怖くなった。

31:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:37:09 qB1zSM79
「ここに落ちている袋、どれくらいあると思う?」
とゆきはいった。
私が黙っていると、ゆきは「16袋」といった。
「毎週木曜日の夜、塾の帰りにここに寄って、落とすの」
「落とす?」
「袋に詰めて、落とすの」
「猫を?」
「ここらへん、野良猫がたくさんいるの。
 だからマタタビを使えば簡単に集まる。
 それを捕まえて、袋に入れるの。
 ぎゅっと縛らないとダメ。
 身動きができないくらい、きつく袋の口を縛るの。
 そうしたら歩道橋に登るの。
 頭の上でぐるぐる回して勢いをつけて、それから下に向かって
 投げつけるの。時々悲鳴もあげるわ。死なないのもいる
 でも、しばらく待てば死ぬ。
 全然死ななかった場合は、もう一回袋を拾って―」
「わかったよ」と私はいって遮った。
「もうわかったから。ありがとう、ゆきちゃん」

たぶん、ゆきなりのストレス解消法なのだろうと思った。
ちょっと前に話題になった矢ガモとか……そういうもの。
自分より弱いものを攻撃して、鬱憤晴らしをしているのだ……。
優しいゆきがそんなことをしているなんてショックだった。
嫌悪と軽蔑が湧き上がってくるのも抑えられなかった。
でも、秘密の大きさは、私に対する信頼の大きさを意味していた。
信頼の輝きが、秘密の暗さを消し去るくらい明るいと信じてこその告白である以上、
秘密が大きくて暗いほど、私は喜ぶべきなのだ。

32:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:38:29 qB1zSM79
私は自分の中に生まれた硬いかたまりをかみ砕き、飲み下した。
そして、自分がゆきの秘密を赦したことを伝えたくて、ゆきを優しく抱きしめた。
けれどもゆきの身体は、私の腕の中でいつまでも硬くこわばって動かず、そこには明らかな拒絶が感じられた。

「だめ。月代さんは、まだぜんぜんわかってないもの」
「ゆきちゃん?」
「いっておくけど、私、むしゃくしゃしてやってるわけじゃないのよ」
「もういいよ、ゆきちゃん、誰だってそういう気持ちは―」
「―違うの!わたしは知りたいの!死ぬっていうのがどういうことなのか!死ぬっていうことを……死のかたまりを……手で触りたいの。
 触って、知りたい、いろんな角度から調べて、切り開いて中身をのぞいて、正体を知りたいの。
 そうすれば……」
しばらく間をおいてから、ゆきはぽつりといった。
「そうすれば死ぬのが怖くなくなると思うから」

33:名無しさん@ピンキー
06/11/28 19:03:30 oKOOBCjg
つ④

34: ◆KtaGCxrYOI
06/11/29 04:02:27 3AHszuGD
これから楽しみエロ宜しくw

35:名無しさん@ピンキー
06/12/04 19:41:49 SqU3c7oe
保守

36:名無しさん@ピンキー
06/12/10 07:11:40 eS9YA2Bi
保守

37:名無しさん@ピンキー
06/12/26 01:11:21 e8jHAtGH
保守

38:名無しさん@ピンキー
07/01/02 15:25:00 j91MfYWX
保守

39:名無しさん@ピンキー
07/01/09 15:31:27 OK25YYca
書きたくなった。からかく。

「ねぇとしき??」
「何」
彼は無愛想に答えた
「としの家行きたい。」
「いいよ」
「でもえっちはしないよ??」
「分かってるよ」
あたしは心の中で喜んだ
そのまま二人でとしの家に行った。
「わーい」
久しぶりに来たとしきの家。
なんだか嬉しくてベッドに飛び込んだ。
「千春何やってんの(笑)」
としは笑った。
「何でしょうねー」
勢い良く飛び込んだから、スカートがめくれて下着が見えた。
気付かなかったからそのままにしてた。
「そんなことしてると襲っちゃうよー??」
笑みを浮かべながら言う。
「何で・・・?」
意味がわからなかった。
そしてとしがベッドに飛び込んで来た。
「俺の勝ち」
また笑みを浮かべながら言った。
としきはスカートがめくれて見えていた下着を脱がせた。
「きゃあっ
 何してんのとしきぃ!!」
「何でしょう・・ねww」
急な展開に動揺しているあたしにはお構い無しに指で小突起を擦ってきた。
「やぁっ・・・」
みだらな声が漏れる。
「千春変な声でてるよー??
 えっちだなー(笑)」
「えっちなのはとしじゃんかあっ・・・」


40:名無しさん@ピンキー
07/01/09 15:37:54 OK25YYca
「あっあれ忘れてた」
そういってとしきはあたしから離れた。
あれって何だよ。
っていうかもっとやってほしかったのにな・・。
とか考えてたらとしは戻ってきた。
としは言った。
「千春が可愛いからサービスしてあげるww」
「なっ・・・//」
サービスって何だ ?
「・・・縄♥」
「っっ・・・・・・!!!」
次の瞬間あたしは腕を縛られ目隠しをされとにかく分けのわからない状態になってしまった。
「ねぇとしきっ・・
 見えないよお・・」
「いーんだよそれで」
よくない・・・。
「じゃあさっきの続きを・・・v」
何も見えないからとしきが次何をしてくるか分からない。


41:名無しさん@ピンキー
07/01/09 15:43:47 OK25YYca
「千春の身体、綺麗ww」
えっ、あたし裸?!?!
うわっ、脱がせてんじゃねーよ!!
っつかなんで気付かなかったんだア 自分の馬鹿あああ 泣
としきの冷えた指が乳房に触れた。
「・・っ」
声が出そうになる。
としきはそのまま指を進め、手のひらで囲うような形になった。
「千春っておっぱいおっきいんだねvv」
「知らないよっっ ・・っあっ」
胸を激しくもみ始めた。
「ふぁっ・・あっあぁ」
「いつからこんなに感じるようになったのかな??
 ほんとはもっと声出したいくせにw」
「やっ 違ぁ・・・ああっ」
心にも無いことを言ってしまった。
「鷽つく子にはおしおきしなきゃ・・」

42:名無しさん@ピンキー
07/01/09 15:47:13 OK25YYca
と、その後がさがさ音が聞こえた。
何かを探しているようだ。
「あった・・」
と小さく聞こえた。
「これいれてあげるから我慢してるんだよ」
そしてあたしの中に振動するものが入ってきた。
「あっ・・・あぁ やだぁっ・・」
「だめ我慢するの」
そういってどこかへ行ってしまった。
としきの手でやってほしかったなあ・・。



43:名無しさん@ピンキー
07/01/09 17:56:11 uqAMfIEQ
終わり?

次、書いていい?

44:名無しさん@ピンキー
07/01/12 13:19:26 WUVV8f3a
私は田舎の旧家の分家に生まれた。
旧家といっても分家なので生活は質素そのものだった。しかし、
本家の邸宅は豪華絢爛でその生活も贅沢三昧であり、分家の憧れだった。
一族の女の子は9歳で本家の当主にご挨拶に行くならわしだった。
私は綺麗な着物を着せられて出かけていった
その年に9歳になる女の子は4人いて、全員招待されていた。
当主の大旦那様は70歳代の老人だったが立派な風貌の方だった。
上手にご挨拶が終わるとご馳走がふるまわれ、目もくらむ和洋のご馳走に
心奪われていると母が「じゃ、明日からの本家での一ヶ月間の行儀見習いの
修行に頑張るのよ」とだけ言って帰っていった。
寂しかったが本家の邸宅の素晴らしさに興味津々で、それどころではなかった。
次の日の午前中は邸宅内を案内されて終わった。
午後になると私達4人が集められ奥様が現れると「これからの一ヶ月間であなた方が
病気になるといけませんからまずはじめに身体検査をします」と言って
一人ずつ別室に連れて行った。

45:名無しさん@ピンキー
07/01/12 13:57:39 WUVV8f3a
私の番が来て別室に通されるとお医者さんらしき人がいた。
服を脱がされて身体検査をする。
終わると「では、その台に乗って」と隣にあった台に促された。
看護婦さんらしき人が私を乗せて寝かせると足を広げさせた。
下半身はカーテンで仕切られていて見る事ができなかった。
器具が体に挿入された。
先生が「もっと力を抜いて。抜かないと痛いよ」と言った。
看護婦さんが「怖がらなくても大丈夫よ。みんなするんだから。
リラックスして力を抜いてね。痛くないから」と言ったのでリラックスを努めた。
検査はすぐ終わり服を着て戻った。
4人とも神妙な顔をしていた。多分私もだ。
次の日からこの下半身の検査は毎朝行われた。
毎朝、台に乗り足を広げ体内の検査を受けるうちに足を広げる羞恥心など
無くなっていった。
そして、またたく間に一ヶ月間が過ぎて最終日の朝になった。
朝の検査の前に大奥様が現れて「今日は大旦那様に皆さんの検査の報告をします。
皆さんがどんなに健康か見ていただきましょうね」と言った。
台に乗り足を広げるとカーテンの向こうでお医者さんと大旦那様の声が聞こえた。
お医者さんは挿入した器具を広げて大旦那様に私の体の中を見せていた。
大旦那様は私の健康を褒めてくれた。私は素直に喜んだ。
服を着るとみんなと最後の挨拶をして帰る支度をした。

46:名無しさん@ピンキー
07/01/12 14:43:25 WUVV8f3a
私が帰ろうとすると呼び止められて別室に通された。
先ほどの大奥様がいて私に言った。
「あなたは大旦那様に気に入られたので、これからしばらくは本家で
面倒を見る事になりました。専用の部屋に通しますからここでお待ちなさい」
私は飛び上がるほど嬉しかった。
ここでの生活は分家とは比べ物にならないほど贅沢で豪華だったからだ。
次の日から、ここから車に乗って学校に通った。
本家のお手伝いさんが私を「お嬢様」と呼ぶようになった。
毎日が夢のようなお嬢様生活が続いたが、ある日大奥様が私を呼び出した。
「今、大旦那様が離れでお仕事をされていますのでお茶をお持ちしなさい。
大旦那様のいう事は何でも聞かなくてはなりませんよ。
離れで大きな声を出してはいけませんよ。いいですか?」と言ったので
「はい、わかりました」とお返事をした。
離れにお茶を運ぶと大旦那様はとても喜んで私を膝にのせて頭を撫でてくれた
「ここでの生活になれましたか」「はい」
「何か欲しいものはありますか」「いいえ」などの会話をしてから
大旦那様が言った。
「検査は毎朝ちゃんとしていますか」「はい」
あの下半身の検査は続けて行われていたのだった。
「どれ、今日は私が検査してあげましょう」と言って私を寝かせた。
この家では毎日着物を着せられていて着物の場合は下着をつけなかった。
足を広げる事には馴れていたのでなんとも思わなかった。
まだ下の毛も生えていない私のピンク色の股間があらわになった。

47:名無しさん@ピンキー
07/01/12 19:34:46 WUVV8f3a
大旦那様は私の股間を丁寧にあちこち触ったり広げたりして見ていたが、
しばらくすると「目をつぶっていなさい」と言ったので目をつぶった。
生温かいものが私の股間を撫で回した。
私は猫の舌の様だ、と思ったがここに猫はいなかった。
だいいち猫の舌はもっと痛いはずだ。
猫の舌よりはもっと柔らかくて優しげなものだ。
なんだろうと思っていたが目を開けるわけにはいかなかった。
私はだんだん気持ちよくなってきて嬉しくなった。
大旦那様が「そろそろ中の検査をしますよ、少し痛いかも知れませんが
我慢していなさい。目もそのままつむっているように」と言われた。
私は目をつぶったままいつものようにリラックスを心がけた。
それは結構簡単に私の中に入れられたようだが
痛さは我慢しなければならなかった。
いつもの器具かしら?と思ったが私の中に入ったものはそれとはちょっと
違うもののような気がする。
それはさかんに私の中を出はいりしていた。
私は歯を食いしばって痛さを我慢しなければならなかったが
耐えられない程の痛さでもなかった。
検査は大変なようで大旦那様の荒い息ずかいが聞こえてきた。

48:名無しさん@ピンキー
07/01/12 19:55:57 WUVV8f3a
検査は本当に大変なようだ。
私の痛みもさる事ながら大旦那様の大変さも伝わってきた。
何かを一生懸命私の中に入れては出していた。
そのたびに私は痛みに耐え、大旦那様はその大仕事のために声をあげた。
それから突然「うううっっ」と唸ると・・・・・終わった。
・・・大旦那様は私の足を閉じさせて荒い息ずかいのまま
「お・・終わりましたよ・・・戻り・・・・なさい」といわれた。
私が目を開けると、大旦那様の顔は赤くなって火照っていた。
立ち上がると股間が痛んだ。
「はい、わかりました・・」と答えると着物をなおしてヨロヨロと
歩き出し、本宅にもどった。そのままヨロヨロと廊下を歩いていった。
本宅に戻ると大奥様が廊下で笑顔で待っていた。
「検査によく耐えました。今夜はお祝いしましょう」と言った。
私は何のお祝いかわからなかった。

49:名無しさん@ピンキー
07/01/12 20:13:56 WUVV8f3a
大奥様は笑顔で「さぁ次はお医者様の検査ですよ」と私の手を引いた
「その前にトイレに・・い・行かせてください・・」と途切れながら言って
行かせてもらった。
トイレに行くとおしっことは別に白い液が出てきた。
私は驚いて、お医者さんに「さっき白い液がでてきたの」というと
「大丈夫ですよ、大旦那様の検査を受けた証拠です。なんでもありません」と
言ってくれたので安心した。
その夜はご馳走がだされた。
その日から本家の人たちの私を見る目が変わった。
私は更に丁寧にお姫様のような待遇を受けるようになった。
それが何を意味するのかは解らなかったが。
それから数日後、今度は大旦那様と旦那様と若旦那様の3人が離れでお食事を
するというのでその席にもお茶をお出しする事になった。

50:名無しさん@ピンキー
07/01/12 20:27:17 WUVV8f3a
離れにお茶をお出しすると大旦那様以外のお二人は初めてお会いする方々だった。
お二人は「やぁ、はじめまして。きみか、大旦那様のお気に入りは~」と笑った。
大旦那様が「支度をしてもらいなさい」と言うと隣室からお手伝いさんが
一人現れて私を隣室に連れて行き、着物を脱がせはじめた。
「私は何をするの?」と聞くと
「全ては3人のお方がお決めになります。お嬢様はみなさんのいう事をきいて
言うとおりになさればよろしいだけです。」と言って悲しい目で私を見た。
私は薄い着物一枚にされた。
「お三人のところへどうぞ・・。私は本宅にもどります」と帰って行った
私は仕方なくその姿のまま座敷にでた。

51:名無しさん@ピンキー
07/01/12 21:01:16 WUVV8f3a
「こちらにおいで」と言われて大旦那様の膝の上に座らされた。
他のお二人の「何歳?何年生?」などの質問に答えていると
大旦那様の手が着物をかき分けて私の股間を触っていた。
木彫りの豪華な和卓の下だったので他のお二人には見えていないと思うが
大旦那様は指をずっと動かした。気持ちよかったが
突然私の胸にも手を入れてきた。私は「あっ」と思ったが
若旦那様が「大旦那様には逆らえないよ」と言って笑った。
私は黙ってされるがままだった。
見られているのは恥ずかしかったが反抗は出来なかった。
「こちらをむいて」と大旦那様にいわれたので向かい合うように、またいで
膝にすわると股間に何かを突き刺した。
私の太ももは丸出しになったが、突き刺されたものはこの前のだ!とわかった。
そのまま腰を上下に振られたので私は膝の上で髪を振り乱すほど
揺れなければならなかった。
大旦那様にしがみ付いて思わず「んっ・・んっ・・んんんっ」と言って
しまった。
他のお二人は「大旦那様もまだまだお若いですな~」と笑っていた。
大旦那様がこの前のように「うううっっ・・」と唸って終わると
今度は50歳代の旦那様が私を呼んだ。
膝がカクカクしたが移動する。
「おいで」。いわれるまま向かい合って膝の上に座ろうとした時
私は私の体の中にはいるものをはじめて見た。
「あれだったんだ・・」
それは旦那様の股間でピンと元気よくそそり立つモノだった。
ソレが私を待っていた。

52:名無しさん@ピンキー
07/01/12 22:12:28 41MS/YKU
ハァハァハァハァ

53:名無しさん@ピンキー
07/01/13 15:15:15 9yERPd+e
大旦那様は私を誘導するように座らせた。
ソレは私の中に入っていった。
私はまだ9歳で体も小さく軽かったので大人が少し動いただけで
ポンポンと体が跳ねた。
そのたびにアレは私の奥深く入っていった。
不思議な気持ちだったが快感はだんだん私に訪れた。
私を貫く痛みは快感に変わって行った
声が出そうになったがここでは大声を出してはいけないと言われていたので
一生懸命我慢した。
途中で私をひっくり返すと後ろから突いた。
若旦那様が「声を出してもいいんだよ」と言ったので
「で・・・でも・・」と答えると大旦那様が「ここではあなただけが声を
だしてもいいんですよ」と言った。私は訳が解らなかったが突然後ろから
激しく突かれたので「あうっっ!・・」と声が出ると「そうそうそんな感じで
沢山声を出していいんですよ」と喜んでいた。
声を出すのを我慢しなくてもよくなったので気が楽になった。
旦那様の動きにあわせて「んっ…んんっ…うっうっ・・・あっ・・」見ていた
二人が喜んだのでこんなので喜んでもらえるんだと嬉しくなった。

54:名無しさん@ピンキー
07/01/13 15:41:39 9yERPd+e
旦那様が激しく動いて、そして終わった。
次は若旦那様だった。私を引き寄せると濡れた股間を拭いてくれた。
それから「見せてもらいますね」と言うと着物の紐をといた。
私は足袋だけの姿になった。
ちいさな台に座布団を敷いて私を座らせて足を開かせた。
大旦那様が「綺麗なピンク色でしょう」と言った。
若旦那様が「こんなに綺麗な薄桃色は初めてみましたよ」
息を整えた旦那様も加わって3人で私の股間を眺めた。
「この小さな唇をはじめてみた時、あまりの美しさに言葉が
でませんでしたからね」大旦那様の声だ。
「このかわいい小さな唇が我々を飲み込んでくれるなんて、こんなに
幸せな事はありませんよ」
3人が口々に私を褒めちぎるとあちこち触りだした。
3人の指が股間をを触り、広げ、観賞した。気持ちよくなってきた。
「この小さな唇も我々にかかれば蜜を流すんですよ」
「あぁ・・本当ですね。素晴らしい。芸術的だ」
一人がとてもいい気持ちになる所を触りだすと「もうこんなに・・」と
「みなさんみてごらんなさい」と指で広げて「こんなに膨らんだ」
3人の手が延びて来て、かわるがわる撫でてさわった。
私は気持ちが良くて「んふっ・・・」と声がでた。
「イキたいんですね」と早く指を動かした。
しかし快感は絶頂の一歩手前で終わってしまった。
「あなたはまだイッては駄目ですよ」というとニッコリ笑った。
私は苦しかった。
イク直前で指を止められてしまったのだから。

55:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:10:08 UpyIW9q3
!!!注意!!!
かなり鬱オチです。また対象の女性が設定上「幼女」の部類に入ります。
単なる小説です。犯罪を推奨するものではありませんし、フィクション以上の意味はありません。
こういったSSが苦手な方はご遠慮ください。

「いやぁぁぁぁっ!!」
 暗く寒い地下室の奥で、少女は悲鳴を上げた。いや、少女と言うよりはむしろ幼女といったほうがいいかもしれない。年の頃はまだ六歳程度、茶色がかった髪の毛を赤いリボンでふたつのお下げにしており、白いブラウスと赤い吊りスカートがなんとも愛らしい。
 しかし彼女は怯えた瞳で目の前に立つ男を見上げていた。手は背中で手錠をかけられ、片足にも大きな錘付の枷が嵌められている。膝を立てて後ずさると、スカートの中の白い木綿の下着が露になった。
「も、森のおじさん……ですよね? ど、どうしてこんなことするんですか?」
 幼稚園からの帰り道、店の常連の森に声をかけられ、彼女は車に載った。知らない人には注意しなさいと幼稚園の先生はいつも言う。でも森さんはほぼ毎日シュークリームを買いに来るお客さまだった。だから彼女も信用して彼の車に乗った。
 しかし男が差し出した桃のジュースを飲んだら、急に眠気が襲ってきた。そして目が覚めたら、どこともわからない地下室の中で縛られていた。
 少女はしゃくりあげながら男に尋ねた。男は無言でしゃがみ、少女の頬に手を伸ばす。たまらず少女は首をすくめ、ひぃと息を飲み込んだ。
「や、やぁ……も、もうお家に帰してよぉ!」
「それはできないな。お家のお菓子屋さんは、もうないんだから」
 少女の涙を拭いながら男が答える。その言葉の意味がわからず、少女は男を見つめた。涙の雫を舐めながら男は再び口を開く。
「知ってる? パパのお菓子屋さんはずぅっと赤字だったって。だからおじさんをはじめ、多くの人からお金を借りていたって」
「え……うそ……」
 少女は目を丸くして答えた。
 彼女の実家は駅前にある洋菓子屋だった。小さくてかわいいお店で、両親が作るお菓子は甘くて柔らかくて、とてもおいしかった。彼女は物心がつく前からそのお店で遊んでおり、いつの頃からか店番も手伝うようになっていた。
「でもお店はつぶれちゃったんだ。そしてパパもママも、揃って蒸発しちゃったんだよ」
「う、嘘!」
「嘘じゃないよ。おじさん、貸していたお金を返してもらえなくなっちゃったんだから」
 言いながら男は再び手を彼女の頬に伸ばした。今度は涙を拭うのではなく、そのパイ生地のように柔らかい感触を楽しんでいる。少女は恐怖と嫌悪感に震えながら顔を背けた。
「……パパぁ、ママぁ……!」
 しかし男は彼女の頬と顎に手を添え、顔を近づけてきた。髪に鼻を当て息を吸い込む。
「はぁ。クリームのような甘い匂いがするよ」
「や、やぁだぁ!」
「どれどれ。次はその可愛いお口を味見しようかな」
「ひ……!」
 その言葉の意味を悟り、少女は男の手を振り払おうとした。しかし子供の力でかなう筈もなく、逆に顎骨の付け根を圧迫されて強引に口を開かされる。やがて男の口が少女の柔らかい唇を犯した。
「んっ、んんーーっ!」
 煙草の苦味に少女は強い吐き気を覚えた。しかし男は舌を伸ばし、狭い口内を丹念に舐め続ける。そのおぞましい感触に震えながら少女はきつく目を閉じた。途端に、瞼の裏に平凡で幸せだったお店での日常風景が甦る。
(いらっしゃいませぇ、ありがとうございまぁす、またお越しくださぁい!)
 店の前で道行く人に呼びかける。ぺろっと舌を出して笑うのが彼女の癖だった。その笑顔は「商店街の小さなアイドル」と呼ばれていた。彼女も将来はお菓子屋さんになりたいと思っていた。パパとママ、三人で幸せに向かうと……。
「ぷは!」
 ようやく男が口を離した。少女は息を吐き、咳き込みながら口の中に溜まった男と自分の唾液を吐き出す。それを見ながら男が口の端を歪めて笑った。
「おや、おじさんのキスは気持ちよくなかったかな」
「気持ち悪いよ……おじさん、もう許して……」
「そうはいかない。せっかくのチャンスなんだから」
「チャンス……?」
「そうだよ。おじさんはね、前からずっとこういう機会が来るのを窺ってたんだ。パパたちにお金を貸したのもそのためさ」
「ひ……!」
 男はブラウスのボタンに手を掛け、丁寧に一つずつ外しながら言葉を続けた。


56:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:13:42 UpyIW9q3
「お店の前で元気に挨拶している姿を、いつも見ていたよ。ようやく手に入れた……。これからはずっとここでおじさんと暮らすんだよ」
「いやぁ! お家に帰るぅ!」
「だからもうお家はないんだってば」
 ブラウスのボタンを外し終わると男は乱暴に前をはだけた。露になった白い肌着には恐怖と緊張のためか汗が滲んでいる。周囲に洗剤の匂いと彼女の体臭が広がった。焼きたてのシュークリームのような甘い香り。男はそれを堪能してからゆっくり肌着を上にずらした。
「ああ……」
 肌着の下からまな板のような少女の胸が現れた。まだ膨らみなどあろうはずもなく、呼吸にあわせて肋骨の浮き出た肌が上下する。その白い素肌の中の小さな沁みのような乳首を、男は丁寧に舐め始めた。
「うあ、やだくすぐったい……」
「ふふ。匂いはシュークリームなのに、味はしょっぱいね」
 言いながら男は舌を伸ばし、乳首から緩やかなカーブを描いて今度は臍を舐める。幼児特有の膨らみに穿たれた窪みがきゅっと収縮しささやかな抵抗をみせるが、構わずに穴の奥まで幾度も舌を出し入れする。
「気持ちよくないかい? 鳥肌が浮いてるよ」
「う……気持ち悪い……怖い、怖いよ……」
 男の問いかけに少女は歯を鳴らしながら答えた。まだ性欲の発芽にはほど遠い六歳の少女には、男の行為は異常なものにしか感じられなかった。だから次に男が発した言葉に、彼女は心臓が口から飛び出すほど驚愕した。
「そうか。じゃあ気持ちよくなるように、ワレメちゃんを責めてあげるよ」
「え、ワレメ……って、あ、や、嫌ぁっ!」
 言葉の意味を理解し少女は咄嗟に両足を閉じた。しかし男は片腕で彼女の足を抱え込み、ぐっと持ち上げる。溜まらず後ろへ倒れこんだ少女のスカートがめくれ、白い木綿のパンツが露となる。男はそのまま彼女の膝を左右に割った。そしてその間に顔を差し込む。
「ひ! いやぁ!」
「白いパンツに黄色い沁み……。生クリームとカスタードの両方が入ったシュークリームみたいだ」
「やぁだぁ、そんなとこ見ないでぇ!」
 少女は首を激しく振りながら抵抗した。しかし下半身はしっかり男に抱え込まれ、逃れることができない。男はややサイズの大きい無地の下着を凝視している。股間にあたる部分には黄色い染みが広がり、酸っぱい匂いを放っていた。
 やがて男は鼻をその部分に当てた。そして音がするぐらい勢いよく息を吸い込む。しばらく息を止めた後、今度は口から溜息混じりにゆっくりと吐き出し、もう一度大きく吸い込んだ。
「はぁあ。なんていい匂いなんだ。頭の奥がクラクラしてきたよ」
「うう、やぁ……」
「もっと匂いを嗅がせておくれ。……ん? うわ!」
 股間に顔をうずめもう一度匂いをかごうとしていた男が、突然顔を上げて叫んだ。少女はその慌てぶりをみても、しばらく呆然としていた。が、次の瞬間彼女は自分の体に起きている無意識の生理現象に気づき顔を赤らめた。
(え……嘘!)
「オシッコを我慢していたのか。お漏らしするなんて、赤ちゃんみたいだね」
「ち、違うもん!」
 彼女は我知らずオシッコを漏らしていた。ジュースを飲んだせいかそれとも恐怖のせいか、確かに膀胱は痛いほど膨らんでいた。そのせいか失禁に気づいても彼女はその奔流をとめることができなかった。
 尿道から放出された小水はパンツにあたり、スカートや太腿に雫を四散させる。男はにやりと笑うと、まだお漏らしを続ける彼女の股間に再び顔をうずめた。そして布越しに、今度は鼻ではなく口をあてがう。
「え、え、ええっ?」
 その様子をみて少女は叫んだ。男は音を立てて、彼女の黄金色の小水を飲み込んでいる。やがて放出が終わっても、男は布を口で絞りながら雫を味わい続けていた。
「嫌ぁ、オシッコ飲まないでよぉ……!」
「どうして? こんな美味しい飲み物を無駄にしたらいけないよ。……ああ、新鮮なオレンジジュースのようだ。苦くて酸っぱくて、でも仄かに甘い……」
「うう……!」
 少女はあまりの羞恥に目を閉じて泣き続けた。だから男がパンツのゴムに手を掛けたのにも気づかなかった。彼女が自らの下着が脱がされたのに気づくのは、股間が空気に触れるようになったときだった。


57:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:18:47 UpyIW9q3
「……え、あ?」
 慌てて体を起こそうとするが、男は巧みに彼女の足を持ち上げてパンツを降ろしていく。枷の嵌められていないほうの足首から下着を抜くと、それを片足に残したまま膝の後ろに手を掛けなおした。
 一瞬、男は少女の恐怖に震える顔を見つめた。そして満足そうに笑うと、両手に力をこめて彼女の足を大きく寛げた。まだ一本の筋でしかない秘裂が男の眼前に晒される。少女は本能的な恐怖を感じ、声を限りに叫んだ。
「いやぁぁ、やめてぇ!」
 しかし男は無言のままその秘裂に舌を伸ばした。まだ小水で濡れそぼる筋は、そのざらっとした感触に大きく震える。男は構わずに音を立てて割れ目を舐め、吸い上げ、舌先で叩いた。そのたびに少女の体が大きく反りあがった。
「ひ……やぁ! パパ、ママぁ!」
 少女が両親を呼び続ける。それでも男はクンニをやめることはなかった。やがて秘裂を割り広げると、一本の筋にしかみえなかった割れ目の奥からはまだ誰にもみせたことがない彼女の秘密の器官が現れる。
 その一番上にある小さな膨らみを舐めると、少女はさらに甲高い声で悲鳴を上げた。それは生まれて初めての感覚だった。快感ではない。苦痛と恐怖、羞恥、そしてかすかなくすぐったさ。
 だが、男はそれを少女の幼い性感と勘違いした。舌先で丹念にその器官を責め続ける。その度に少女の体が跳ね、口からは悲鳴が漏れた。溜まらず、まだわずかに残っていた小水が尿道から漏れ出る。
「感じてるのかい?」
 男は突然溢れた塩辛い少量の液体を、彼女の愛液と勘違いした。両手で、秘裂のさらに下にあるごく小さな穴を開く。腕のよい職人が丁寧につくりあげたお菓子のような、艶かしく蠢く器官に男は唾を飲み込んだ。
「おじさん、もう我慢できないよ。……おじさんと、ひとつになろう」
「……え?」
 荒い息を繰り返していた少女が顔を上げる。と、男はズボンを脱ぎ、屹立する自らのイチモツを取り出した。少女は目を見張った。幼稚園の男の子やパパのオチンチンなら知っているが、あんなに大きく腫れあがっているのを彼女は見たことがなかった。
 何か別の生き物をみたように凍りつく少女に、男はゆっくり近づいた。両腕でそれぞれ彼女の足を抱え、固く勃起したイチモツを割れ目にあてがう。
「いくよ……力を抜いて」
「え? え、あ、待って待って! そんなの無理……いぎっ!」
 男が何をしようとしているのか気づいたときには手遅れだった。
 少女のまだ誰にも触れられたことがない秘密のヴェールが、音を立てて破れた。そしてその奥まで一気に蹂躙される。腹が裂けるほどの痛みに少女は叫び声すらあげることができなかった。幼さを残す下腹部が、内側からの圧迫にさらにぽっこりと膨れる。
 それでも男は侵入を止めなかった。力任せにイチモツを差し込み続ける。だがようやく一番奥まで達しても、まだ半分ほど残っていた。
「ぐっ……狭い……!」
「あ……あ……!」
 串刺しにされた少女が痛みのあまり気を失いかける。しかし男がゆっくりとイチモツを抜き始めると、内臓がこすられる感触に強制的に覚醒させられた。それでも少女は熱い串が少しずつ出て行くことに少し安堵していた。
(ああ……)
 が、そのほとんどが抜けたと思われた途端、男は再度挿入を開始した。再び激しい痛みが少女を襲い、絶望的な苦痛に喉の奥から絞りだすような呻き声が漏れる。
「あ……がぁ……っ!」
「くぅ……狭くて熱くて……も、もう出すぞ、奥に出すぞぉっ!」
「かは、あ……ぎ!」
 男の息が徐々に荒くなる。それにあわせて腹の奥でイチモツが震え始めたのを少女は感じていた。そして数瞬後、男が獣じみた声で叫ぶ。
「イ、イク、イクぞ!」
「ひぃっ……ぎゃああああああっ!」
 同時に少女の内臓目掛け、大量の熱い液体が放出された。と同時に少女は、恐怖、苦痛、羞恥、嫌悪等の感情が最高潮に達し、悲しい叫び声をあげながら気を失った。


58:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:20:32 UpyIW9q3
「うう……お家に帰してぇ……」
 どれぐらい気絶していたのだろう。いつの間にか服は綺麗に脱がされ、少女は全裸で地下室の床に転がっていた。手錠と足枷はまだつけられたままだが、体中に付着していた体液は綺麗にふき取られている。しかし下腹部の鈍い痛みは、少女ーの脳裏に悪夢を甦らせた。
「パパとママのところに、帰して……」
 少女は食事を持ってきた男に哀願した。しかし男は薄笑いを浮かべながら、もう片手に持っていたポータブルDVDプレイヤーを彼女の目の前に置く。
「……テレビ?」
「そう。今日の朝のニュースを録画したんだ」
 言いながら男はプレイヤーの再生ボタンを押した。モニターのなかで男性アナウンサーが淡々とニュースを読み上げる。
『……次のニュースです』
「ほら、ここからだ」
 男が少女の顔を覗きこみながら、注目するよう告げる。少女はぼうっとモニタをみつめていた。モニターの画面には、どこかの山道に停まる一台の車が映っている。その車の車種に見覚えがあることに気づき、少女は息を呑んだ。アナウンサーが無感動に原稿を読む。
『今日未明、ふたば市の山中にある不審な車の中で男女が死んでいると消防に通報がありました。警察が駆けつけたときには既に二人は死んでおり……』
「う、うそ……」
『……持っていた免許証などからこの二人は夫婦で、男性は洋菓子店経営の……』
「うそ……うそ……」
『死因は一酸化炭素中毒で車内からは遺書も見つかっており、警察は心中を図ったものと……』
「いやぁぁぁぁぁぁっ!」
 少女が突然叫んだ。男は満足そうに笑うとプレイヤーを停めた。しかし少女は半狂乱になって泣き喚く。床にのたうちまわり、痙攣し、泡を吹きながら意味のないことを叫び続ける。
「いや、うそうそうそうそうそうそうそうそうそ! パパぁ、ママぁっ!」
 突然少女ががくりとうなだれる。男は慌てて少女の肩を掴んだ。
「おい? おい!」
「えは……あひゃひゃ……あぁ」
 しかし男が少女の顔を上に向けると、彼女は力なく笑っていた。眼の焦点が定まらず、涎を流しながら下を伸ばしている。
「いらっひゃいまへぇ……ありはほうおらいまふぅ……」
「……ショックでイッちまったか」
 ち、と男は舌打ちをした。自分に帰るところがなくなったことを思い知らせるつもりでニュースを見せたが、思った以上にダメージが大きかったようだ。
「え……えへへ……」
 少女はいつもの笑顔を浮かべていた。目を細め、ぺろっと舌を出して笑うのが彼女の癖だった。その笑顔は「商店街の小さなアイドル」と呼ばれていた。男もまたその少女の微笑みに魅せられた一人だった。
「もりはぁん……まらおこひくらはぃまひぇ……」
 鼻につく刺激臭を男は感じた。床をみると少女が失禁をしている。溜息をついて、男はしばらく思案した。確かに彼女を自分のものにしたいと思った。しかしそれは明るく快活で元気のよい少女の姿だ。
「しょうがない……。あきらめるか」
 誰にともなく呟くと、男は少女の肩から手を離した。床に座り込んだ少女は、上半身を揺らしながら挨拶の言葉を繰り返している。男は彼女の顔を覗きこんで尋ねた。
「パパとママに逢いたいかい?」
「はひ……いらっひゃいまひぇえ……」
「そうか。じゃあ逢わせてやる」
「ああ……ありはほうおらいまふぅ……」
 少女はへらへら笑いながら男に答える。男はもう一度溜息をつくと、一旦少女の背後に回りこんで両手を彼女の細い首にかけた。そして徐々に力をこめ、それを締め上げていく。
「が……はぁ……!」
 少女の顔が赤く、やがて青くなっていく。それでも少女は何ら抵抗をせず、やがて白目を剥いて前のめりに倒れこんだ。
 少女の脈が止まっていることを確かめ、男は額に浮かんだ汗を拭いた。そしてうつ伏せになっている少女の遺体に手を掛け、ごろりと仰向けにする。彼女の最後の表情をみた途端、男は思わず呻いた。
 彼女は笑っていた。目を細め、ぺろっと舌を出して笑っていた。瞳孔が開ききった瞳はやや横を向いており、まるで男を横目にみながら笑っているようにも見える。
「……は、はは。天国で、パパやママに逢えたのかな」
 背筋に冷たいものが流れるのを感じながら男は震えた声で笑った。罪悪感と虚無感が一気に男に襲い掛かる。だらしなく伸びた少女の手足を整え、近くにあった毛布をかけてやる。
 食事に持ってきたシュークリームを胸の上に置き、男は手を合わせながら、商店街のアイドルだった少女のニックネームを呼んだ。
「ごめんね。おやすみ……ペコちゃん」
   (おわり)

59:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:25:07 UpyIW9q3
 以上です。スレの趣旨とは微妙にずれるような気もしましたが、どうぞご容赦を。
 また、>>54氏には流れを切ってしまい申し訳ありません。

 先にも書きましたがあくまで小説です。
 犯罪を推奨するものではありませんし、フィクションです。
 実在の組織・団体・個人・その他とは何の関係もありません。

 ご感想などお聞かせくだされば嬉しく思います。
 それでは失礼します。

60:名無しさん@ピンキー
07/01/17 01:25:53 RbG1bTrf
>>55-59
時事ネタGJ!
然し、あの某菓子メーカーまた某乳製品メーカーのように……

61:名無しさん@ピンキー
07/01/17 01:49:52 juPzijpg
時事ネタとは…
GJ!

62:名無しさん@ピンキー
07/01/17 02:20:23 tYY5EqmW
GJ!!!



だが、最後の台詞のおかげで、一瞬で女の子の顔が
あれに変わったぞwww
たしかに鬱だwwwwww

63:名無しさん@ピンキー
07/01/24 18:15:53 cpUBYlBw
GJ!!!!!


64:名無しさん@ピンキー
07/02/09 22:03:02 cyfs56XV
ここまで鬱になったのも初めてだ……w
GJ!

65:名無しさん@ピンキー
07/02/24 01:28:53 WPH65dUz
かわいそうな保守

66:名無しさん@ピンキー
07/02/25 16:21:40 WTHQ9FiH
ほっす

67:名無しさん@ピンキー
07/03/06 12:55:01 saICC/qF
スレ自体が可哀相な子になってるな……

68:名無しさん@ピンキー
07/03/07 13:16:21 caTWgbeg
下だねぇ

69:名無しさん@ピンキー
07/03/08 23:51:00 nkH96UaH
age

70:名無しさん@ピンキー
07/03/18 04:51:15 lQMl5YLP
保守

71:名無しさん@ピンキー
07/03/21 13:47:59 cY+tir63
可哀相な子萌え

72:名無しさん@ピンキー
07/04/01 15:53:10 oKOSbyZf
にちゃんで痛い発言を繰り返すかわいそうな子というのはどうだろう?


73:名無しさん@ピンキー
07/04/01 16:57:38 DttmD1eu
お腹が弱い子も

74:名無しさん@ピンキー
07/04/01 17:18:08 IW9kNemM
かわいそうな男のエロ小説ってスレ立てたら、需要あるかな?
同情を誘う境遇にある男性がメインで

75:名無しさん@ピンキー
07/04/17 22:27:53 Zknd7Cqp
保守age

76:名無しさん@ピンキー
07/04/18 14:33:25 HG1qWwRw
かわいそうなスレ……

77:名無しさん@ピンキー
07/04/27 16:09:07 RBNS1fwu
かわいそうなスレを晒しアゲ

78:名無しさん@ピンキー
07/04/28 15:23:46 Q0xP5cWi
スレ「も、やめてぇ……許してぇ……ageないでったらぁあ……」

79:名無しさん@ピンキー
07/04/28 15:49:56 W9kjJGjM
ほんとはageられて喜んでるんだろ?
ここはもうびしょびしょじゃないか…クククッ

80:名無しさん@ピンキー
07/04/28 19:34:06 0sjPyUA4
スレ「だっ・・・めぇ・・・」
「これ以上・・・ageられたら・・・わたし・・・」

81:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:04:58 jkswOXgW

 今日はじめてこのスレを発見し、発作的に書いた。後悔はしていな(ry
 以下、SS本文 ↓


82:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:05:49 jkswOXgW

 ─それはいつも通りの、手馴れた万引き行為のはずだった。
 仲間を壁にして、防犯カメラの死角に入る。店員の注意を、他の仲間がひきつける。
 その一瞬に彼女がCDを抜き取り、自分のカバンに入れる。
(チョロいよね、ホント)
 三枝(さえぐさ)レナは口元を緩めた。盗んだCDは結構な額でクラスメートに売りさばいてい
る。ちょっとしたアルバイト感覚だった。
 レナは名門女子高校に通う二年生だ。化粧も濃く、不良少年と遊び歩いている彼女は、一部のク
ラスメートや担任からは煙たがられている。
 と、
「待ちなさい!」
 鋭い声がCDショップの店内に響き渡った。
 レナがびくっとして顔を上げる。
 振り返ると、一人の少女が腕組みをしていた。漆黒のショートヘアに真紅のカチューシャが勝気
な美貌を彩っている。身につけた黒い制服は、ミッション系の高校らしく修道服を機能的に改造し
たようなデザイン。レナと同じ高校のものだ。
 同じクラスの─浦上翔子(うらがみ・しょうこ)。
(やなヤツに見つかったな)
 翔子は爛々と瞳を輝かせ、レナをにらみつけていた。
 学校ではクラス委員を務めていて、とにかく正義感の強い少女だった。レナが校則違反の短いス
カートをはいてきたり、化粧を濃くしただけで、逐一教師に報告するようなお堅い性格だ。
「見てたよ、三枝さん。そのCD、代金を払ってないでしょう」
 翔子が有無を言わせぬ口調で告げた。もちろん断れば、万引き行為で店に通報するつもりだろう。
「クラスメートのよしみよ。ちゃんとレジでお金を払えば、見逃してあげる。
 ─その代わり、二度とこんなことしない、って約束して」
 背後から、万引きの現場を見られていたのでは誤魔化しようがない。
「ちっ」
 舌打ち交じりに、レナはレジへと足を向ける。万引きしたのはアルバムCDだったため、値段は
三千円を超えていた。
(くそ、別に欲しくもないアーティストのなのに)
 しぶしぶ財布を開き、レジで清算した。とんだ散財だ。
 振り返ると、翔子は得意げにこちらを見ている。正義の味方を気取っているのだろうか。その態
度が、無性にカチンときた。
(生意気なんだよ、あんた)
 眉をしかめて、翔子から顔を背けた。


83:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:06:40 jkswOXgW

 ─翔子と別れた後も怒りは収まらなかった。
「あたしに恥かかせやがって」
 コンビニの前が彼女たちの溜まり場だった。学校帰りは大概ここでたむろして、何をするでもな
く時間を潰す。
「ダセぇぞ、レナ」
「万引き失敗かよ」
 学生服姿の、数人の少年がへらへらと笑った。いずれも彼女の取り巻きだ。高校は違うが、夜の
クラブに通っているうちにいつしか知り合った仲間だった。
「知り合いなんだろ」
「クラスメートだよ」
 濃いルージュを塗った唇をかみ締め、苛立ちを吐き捨てる。
「正義感ぶりやがって。あー言うのを見てると、ヘドが出るね」
「やっちまうか?」
「ふん」
 鼻を鳴らした。面白そうだ。勝気そうな顔が屈辱に歪むさまを見てみたい、と思った。
「そうだね。本当に……ヤッちまうか」
 レナの口の端に笑みが浮かぶ。




 あっけないほど簡単にことが進んだ。学校帰りの翔子を尾行し、帰宅路でタイミングを見計らっ
て襲い掛かる。
 夕暮れ時で、誰もいない公園に悲鳴がこだました。
「な、なんなのよ、あなたたち!」
 翔子の顔が恐怖に歪む。
 不良少年たちに両手をつかまれ、抵抗を封じられていた。
 レナは彼女の前で腕組みし、にやにやとクラスメートが恐怖に引きつる様を眺めた。
 翔子はじたばたと暴れたが、所詮女の力ではかなわない。まして多勢に無勢だ。やがて両腕をね
じり上げられ、うつ伏せに組み伏せられてしまう。
「くっ……」
 頭を地面に押し付けられたまま、翔子が呻いた。
 勝気な美貌が悔しそうに歪んでいる。
「いい格好じゃない」
 レナが笑った。胸の奥がスッとする。
「このままヤッちまっていいか? こいつ、俺の超好み」
「あ、抜け駆けすんなよ、てめー」
 少年たちが我も我も、と群がった。


84:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:07:15 jkswOXgW

「や、やめて……」
 翔子の目尻に涙が光る。犯される─女としての本能的な恐怖が、瞳の奥に浮かんでいた。
 いくら正義感にあふれる熱血少女でも、まだ高校二年生なのだ。見知らぬ不良少年に集団で囲ま
れれば、やはり怖いのだろう。
「土下座しろよ。そしたらこの間のことは許してやる」
 レナが傲然と告げた。
「あたしは大恥かかされたんだからね」
「土下座なんて……!」
 翔子の顔が屈辱で歪む。
「じゃあ、犯す」
 レナがあっさりと告げた。
 罪悪感などない。
 制裁代わりに、不良少年たちを使って誰かをレイプするのは、今までに何度もやってきたことだ。
 相手が気に入らなければ、徹底的に痛めつけて排除する─それが三枝レナという少女だった。
「初体験がレイプだなんて可愛そうだね、あんた」
 レナが本気だと悟ったのか、とたんに翔子の顔が青ざめた。
「待って! それは……それだけは……」
「じゃあ、とっとと手を突いて、頭を下げなさいよ。バージンを守りたいんだろ?」
「うぅ……」
 もはや形振りに構っていられない、と判断したのだろう。
 翔子はレナの足元に両手と両膝をつき、ゆっくりと頭を下げる。悔しさのあまりか、肩が小刻み
に震えていた。
「もっと頭を下げろ。地面にこすりつけるんだよ」
 レナは情け容赦なく命令する。相手のプライドをズタズタにするために。
「くっ……」
 翔子はきつく目を閉じ、額を地面に擦り付けた。
 CDショップで万引きをするような下種女に土下座している。正義感の強い翔子にとって、屈辱
以外の何物でもない。
 圧倒的な征服感で背筋に電流のような痺れが走った。
 花芯の奥が濡れているのを自覚する。
 ─あたしって、とことんSなのよね。
 心の中で微笑した。
 と、
「おいおい、本当に帰しちまうのかよ」
 少年たちから不満げな声が漏れた。彼らはもともと美少女をレイプできると思って集まったのだ。
このままでは収まりがつかないだろう。
「ん?」
 レナは不良たちを見て、笑みを深くした。
 もちろん彼らを止める理由など、レナにはない。


85:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:07:49 jkswOXgW

「やっぱり、ヤッとく?」
「あたりめーだ」
「ち、ちょっと約束が違う!」
 翔子は抗議の声を上げた。
「こっちは処女を守るために土下座までしたのよ!」
「へっ、関係ねーよ」
 男たちが翔子を取り囲んだ。
「ね、ねえ、三枝さん、やめて。やめさせてよ!」
「ふふ、どうしようかしら」
「お願いだから……お、お願いします!」
 翔子が絶叫する。
 レナはもちろん止めない。
 惨めな初体験を味わわせ、二度と自分に逆らえなくするつもりだった。


        *


 ……あっという間もなく、翔子は近くの公衆トイレに連れ込まれた。
 トイレの中にひと気はない。念のためとばかりに、少年の一人が見張り役として出口に立ってい
た。
 これでは逃げられないし、助けも期待できないだろう。


 このままでは犯されてしまう─


 翔子の表情が恐怖で引きつった。
 なぜこんなことになったのか理解できなかった。
 自分は、正しいことをしたはずだ。
 先日、レナがCDショップで万引きしているところを偶然目撃した。店に通報することもできた
が、クラスメートを万引き犯にしたくなくて、注意にとどめたのだ。
 翔子なりの優しさだった。
 彼女たちの通う高校は名門だ。万引きが発覚したら停学も覚悟しなくてはならない。
 だから、更生するチャンスを与えたのだ。二度と万引きなんてしない、と約束させて。
 なのに、なぜ……?
 結果的に、翔子の行動はレナの逆恨みを買うことになってしまったらしい。
(私……何も悪いことなんてしてないのに!)


86:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:08:34 jkswOXgW

「今からあんたはこいつらに犯される。覚悟はいいね?」
 レナが冷たく言い放った。
「嫌……嫌ぁ!」
 翔子は勝気な顔を真っ赤に染めて絶叫した。
 初体験は大好きな人としたい─それは翔子の、少女らしい夢だった。
 水準以上の美少女とは言え、中学、高校と女子高で過ごしてきたため、ダン生徒の交際経験はな
い。いずれ現れるであろう、理想の恋人のために純潔を守っていこうと思っていた。
 それがこんな名前も知らない相手に、しかも汚らしい公衆トイレで─
 ロマンチックな初体験とは正反対の、最悪のシチュエーションだ。
「レナのお許しが出たぜ」
「観念しろよ、おらっ」
 不良たちは翔子に群がった。力ずくで黒い制服を脱がされ、トイレの床に引き倒される。
「うひょ、いいカラダしてるじゃねえか」
「乳首、ピンク色だぜ」
 少年たちは舌なめずりをして、伸びやかな裸身を眺めた。
 小ぶりだが形よく上を向いた乳房、真っ白い肌と、キュッと引き締まった尻。女子高生の一糸ま
とわぬ裸体が、彼らの目の前にさらされる。
 レナが歩み寄り、翔子の脚を大きく広げた。ふんと鼻を鳴らして、まじまじと秘部をのぞきこむ。
「やっぱりバージンだね。今からあんたは、清らかな処女を行きずりの男たちに奪われるんだ。悔
しいだろ」
「どうして……ひどい」
「正義感ぶった罰だよ」
「私は─正しいことをしただけなのに!」
「だから、なに?」
 レナは平然とうそぶく。
「世の中、正しいことが全部まかり通ると思ったら大間違いだよ」
「じゃあ、俺からヤらせてもらうぜ」
 一人目の少年が前に出た。軽薄そうな顔に茶色く染めた髪。
(こんなチャラチャラした人が初めての相手だなんて!)
 少年はジッパーをおろし、すでに十分勃起したものを露出した。
「やめて……ああっ!」
 両腕を押さえられ、抵抗を封じられた翔子に逞しい体がのしかかってきた。
 ロクに濡れていない入り口に、硬いモノが押し当てられる。痛いほどに心臓の鼓動が高鳴ってい
た。
「そのままじゃ裂けちゃうでしょ。せめてローションくらい使いなよ」
 レナがチューブ入りのローションを差し出す。
 ぴったりと閉じた処女の秘門にぬるぬるとした液体を塗りたくった。改めて不良少年が赤黒い亀


87:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:09:17 jkswOXgW

 頭を肉の入り口にあてがう。
「いよいよ処女を奪えるってわけだ。遠慮なくいくぜ」
 茶髪の少年は腰を押し進めたが、ペニスは肉溝の表面を滑るばかりでうまく挿入できない。
 いくらローションで滑りをよくしたとはいえ、バージンなのだ。硬く閉じた秘唇が男を拒んでい
た。
 少年は顔を真っ赤にして、ぐりぐりと腰を押し込んでくる。ぐちゅ、と音がして、先端部がはま
り込んだ。
「い、痛っ……!」
 狭い秘孔が丸く拡張され、ペニスが少しずつ侵入していく。
「うっ……痛い!」
 挿入の痛みに、翔子は唇を噛み締めた。拳を口の中いっぱいに押し込まれたような感じと言えば
いいのだろうか。内臓全体を押し上げるような勢いで、少年のモノが埋め込まれていく。
「うっ、うぅ……!」
 翔子のくぐもった苦鳴が響き渡った。とうとう男根が根元まで翔子の肉鞘いっぱいに埋め込まれ
たのだ。
「そんな……ホントに入ってる……!?」
 肉棒が、胎内をみっちりと隙間なく満たしているのを実感する。ドス黒い絶望感が胸の中に広が
っていく。


 純潔を汚されてしまった。
 もう綺麗な体には戻れない。


(バージンじゃなくなったんだ、私)
 現実を否定するように首を何度も横に振り、自分の処女を奪った少年を見上げた。呆然と見開か
れた瞳から涙がこぼれ落ちる。
 初体験の夢は台無しだった。いつか理想の恋人が現れても、その彼にバージンを捧げることはで
きない。
「バージンの具合はどう?」
 レナの問いかけに、茶髪の少年はへっと肩をすくめた。
「キツくてたまんねえや。俺のが食いちぎられそうだ」
 深々と膣を貫いた姿勢のまま動こうとしない。処女を奪った余韻を楽しむと同時に、キツキツの
肉孔をじっくりと味わっている。彼らにとってはレイプさえもただのゲームなのだろう。気持ちが
よければそれでいいのだ。
 胎内いっぱいにあふれかえる男根の感触に、翔子は改めて、自分が男を知ったのだと実感した。
「そろそろ、本格的にバージンの味見といくかな」
 茶髪の少年は堅い粘膜を味わうように、ゆっくりと腰を揺らしだした。
「うう……痛い……動かないで!」
 翔子が苦痛にうめいた。


88:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:09:50 jkswOXgW

 膣内の粘膜がヤスリでこすられたように痛む。一突きごとに、ズキンズキンと背筋に響く。
 少年は彼女の懇願などどこ吹く風で、自分勝手なピストン運動を続ける。
 痛い、痛い、と翔子は何度も叫んだが、完全に無視された。
「やっぱり初体験って痛いでしょ。あたしも初めてのときは痛かったもん」
 レナがけらけらと楽しそうに笑っていた。
 カッと頭に血が上る。
 クラスメートが犯され、苦しんでいるのを見ても、レナは何も感じないのだ。
 むしろ快感を覚えているのだ。
 と、出血したのか、愛液が分泌されたのか、粘膜同士の滑りがよくなってきた。苦痛が少しだけ
和らぐ。
「へへへ、少し馴染んできたか? そらっ、そらっ!」
 少年は体全体をたたきつけるようにして勢いよく抜き差しする。ピストン運動がどんどんと速ま
っていった。
「おいおい、一人で楽しむなよ。俺も混ぜろ」
 金髪の少年が横から、翔子の顎をつかんだ。
「ちょっと、何をする気─うっ!」
 抵抗する間もなく唇を重ねられる。ぶちゅ、と音を立てて、ナメクジのような嫌な感触が唇全体
を覆っていた。
「へへへ、ファーストキスのほうは俺がもらったぜ」
 金髪の少年が得意げに笑う。
 翔子は泣きたい気分だった。
 慌てて、ごしごしと唇を拭うが、それでキスをされた事実が消えるわけではない。女としての『初
めて』を見ず知らずの少年に、次々と奪われていく。
 金髪の少年はふたたびキスを仕掛けてきた。唇と唇が触れ合い、舌と舌が絡みあう。強引なディ
ープキスに翔子の息が詰まる。
「んっ、んんっ!」
 翔子は小鼻を膨らませて喘いだ。力強く処女膣をえぐられながら、別の少年に激しく唇を吸われ
続ける。
 茶髪の少年は開通したばかりの膣孔に力強くピストンを浴びせかけた。
「もう少しでイクからな……う、イクっ!」
「ああーッ!」
 翔子は、膣の中で男のものがドクドクと脈動するのを感じた。じわり、と熱い感触が膣いっぱい
に広がっていく。
 レナが嬉しそうに叫んだ。
「あらあら、初体験で中出し? 翔子って、結構大胆じゃない」
(中……出し……?)
 熱に浮かされたような意識の中で、ぼんやりとレナの言葉を聞いていた。やがてその言葉の意味
に、ハッと気づく。
「う、嘘、中にって……やだ、赤ちゃんできちゃう!」


89:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:11:22 jkswOXgW

 見ず知らずの少年の子供を身籠るかもしれない─目の前が染まるようだった。
「あー、気持ちよかった」
 茶髪の少年は大きく息を吐き出し、膣からペニスを引き抜いた。膣内射精したことへの罪悪感な
どまるで持ち合わせていないようだ。仮に翔子が妊娠したとしても、彼は何の痛痒も感じないに違
いない。
「あははは、ぽっかり開いちゃってるじゃない。さっきまでは純潔な乙女だったのに、さ。ねぇ、
どんな気分? バージンを卒業できて嬉しい、翔子?」
 レナが彼女の股間をのぞきこみ、勝ち誇ったように笑う。
 先ほどまで硬く閉じられていた秘孔が丸く開き、薄く血がにじんでいる。翔子が処女を散らされ
た証しだった。



 ─後は、抵抗の気力すらなくした翔子を、少年たちが代わる代わるに犯すだけだった。
 何度膣に射精されたかも分からない。
 何度清らかだった裸身に射精されたかも分からない。
 全身を白濁液に染め、ぐったりと横たわる翔子に向けて、レナが携帯電話を構えた。
 ぱちり、ぱちり、とシャッターを切る。フラッシュが何度もたかれ、白い裸身を照らし出す。
「いい写真が撮れたね、ふふ」
 満足そうに言い残し、レナと少年たちは去っていく。
 後には虚ろな目をした、哀れな美少女だけが残されていた。



                         【終わり】


90:名無しさん@ピンキー
07/04/30 19:01:29 eGWE33Q+
翔子タン(´・ω・`)カワイソス


だがそれがいい

91:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:33:41 SvCUXXdQ
GJ!!!
最近はホントに充実してますね。これからも頑張ってください。

92:名無しさん@ピンキー
07/05/01 07:15:47 vCmaEwu6
女の子がかわいそうになる
じゃなくて
かわいそうな過去を持つ女の子が
をだれかたのむ

93:名無しさん@ピンキー
07/05/03 08:23:21 3sRLLHVS
あげ

94:名無しさん@ピンキー
07/05/03 09:31:08 OFaZrFhR
かわうそな女の子

95:名無しさん@ピンキー
07/05/03 10:59:58 3sRLLHVS
かわいそうなかわうそ

96:名無しさん@ピンキー
07/05/03 12:24:27 D3QcO2jV
あ、あたしはただの動物だもん!
人を化かしたりとか、しないんだからぁっ!

97:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:18:21 KmSt4Jok
>>82-89の続きを思いついたので投下。

98:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:19:16 KmSt4Jok

「ねえねえ、浦上。あんたもエンコーやってみない?」
 クラスメートの言葉に浦上翔子(うらがみ・しょうこ)の表情が険しくなった。
 勝気そうな容姿が印象的な美少女だった。艶やかな黒髪をショートカットにまとめ、真っ赤なカ
チューシャで飾っている。修道服を連想させる黒い制服は、名門女子高校・白天(はくてん)女学
院の生徒の証だ。
「エンコー、ですって」
「略さず言うなら、援助交際ってやつよ。あんたくらいのルックスならきっとバンバン稼げると思
うだけどな」
 クラスメート─三枝(さえぐさ)レナが軽薄な笑顔で語りかけてくる。
 レナは先日、取り巻きの不良たちを連れて、彼女を襲った張本人だ。その事件で、翔子は十七年
間守り通してきた純潔を、力ずくで奪われた。
 心の底に封印してしまいたい、忌まわしい出来事だった。一週間経った今でも、あのときのレイ
プの記憶が翔子を苛んでいる。
 結局、警察には届け出なかったが、レナに対する恨みは根強く残っていた。
「私がそんなことするわけないでしょう。寝言は寝てからにしてよ!」
 翔子が鋭い声をたたきつける。
 たちまち教室に緊張の空気が張り詰めた。二人の視線が空中でぶつかりあい、火花を散らす。
「エンコーなんて大したことじゃないだろ。クラスの中にもヤッてる子、いっぱいいるよ。一、二
時間オヤジとエッチするだけで二、三万は稼げるよ」
「やらない、って言ってるの。汚らしい」
 正義感の強い性格そのままに、翔子が叫んだ。
 援助交際などと言葉を変えても、要は売春である。金のために体を売るなど、女としてのプライ
ドを捨てているとしか思えなかった。
「あらら、あたしにそんな口きくんだ?」
 レナの目がすっと細まる。獲物を狙う猟犬のような、どう猛な瞳。
「この間の写真、ばらまかれてもいいの?」
「くっ……!」
 翔子は唇をかみ締めた。
 この間の事件で、不良たちに集団でレイプされたときの写真をレナに撮られていた。
「ネットで世界中に流すこともできるんだよ。そうすれば、あんたのハメ撮り写真で、何百、何千
万人って男どもが一人エッチするかもね」
 レナが悪戯っぽく笑った。
 だが─彼女ならやりかねない、と思う。
「……好きにすれば」
 翔子は顔を上げた。
 たとえ脅されても、もう二度と彼女の前には屈しない。
 そう誓ったのだ。
「言っておくけど、あたしは『やる』と言ったらやるよ。必ず、ね」


99:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:20:04 KmSt4Jok

「私も今言ったわ。好きにすれば、って」
 二人の視線が真っ向からぶつかり合う。
「ただし、そのときはあなたも覚悟することね。私はあなたにされたことを洗いざらい警察にぶち
まける」
「不良集団にレイプされた、なんて知れ渡ったら、この町にいられなくなるんじゃない? 皆があ
んたを好奇の目で見る。格好のネタよ」
「かまわないわ」
 翔子がまっすぐにレナを見据える。燃えるような瞳には、強固な意志が宿っていた。何人たりと
も彼女の正義は侵させない、という鋼の意志が。
「あたしに土下座したくせに、今さら格好つけないでよ」
 レナが小馬鹿にしたように嘲笑する。
 屈辱の記憶がよみがえった瞬間、理性が吹き飛んだ。気がつけば翔子は、レナに飛び掛っていた。



 ─結局教師たちが駆けつけるまで、二人は乙女らしからぬ取っ組み合いの大喧嘩を続けたのだ
った。


        *


 レナとの一件で、翔子は散々叱られた。
 なんといっても先に手を出したのは彼女のほうだし、それを多数の女生徒が見ていたので、言い
逃れはできなかった。
 悔しかった。
(私は悪くない!)
 翔子は心の中で必死に叫ぶ。
(本当に悪いのは……全ての元凶は、彼女なのに!)
 決して口に出せない本音だった。口に出せば、翔子がレイプされたことも明るみに出てしまう。
 ─意気消沈して職員室を出ると、
「浦上くん、ちょっといいかね」
 教師の榎本が声をかけてきた。白髪まじりの頭と銀縁眼鏡が特徴的な、五十歳前の教師だ。一見
して上品だが、一部ではあまりよくない噂がある。
「なんでしょう?」
「君について、少し妙な噂を聞いたものでね」
「噂……ですか」
 榎本が人目を気にするように、そっと顔を近づける。
「君が援助交際をしている、という噂だよ」
 耳打ちされた内容は、翔子に衝撃を与えた。


100:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:20:47 KmSt4Jok

「何人もの生徒から聞いたんだよ。校外でサラリーマンや公務員などを相手に、君が体を売ってい
る、と。まあ、くだらない噂だとは思うんだが、こう何人もの生徒から聞かされるとね。僕も立場
上、確認せざるを得なくなる」
 翔子の唇が小刻みに震える。言葉が出てこなかった。
 レナからの誘いは断ったのだ。
 だが、もしかしたら─
 あの悪魔のような少女は翔子の抵抗をも予想して、先手を打っていたのかもしれない。先に『浦
上翔子は援助交際をしている』という噂をばら撒くことで、彼女を追い込み、いずれは本当に援助
交際をさせるつもりなのだ。肉体的なレイプだけではなく、精神的にもじわじわと追い込むつもり
なのだ。
 卑劣で、陰湿な仕打ちだった。
「私、そんなことしていません!」
 相手が教師だということも忘れ、思わず大声で怒鳴っていた。
 榎本は両手を振って、落ち着け、というジェスチャーを見せる。
 場所を変えよう、という彼の言葉に従い、二人は進路指導室へ移動した。
 無人の部屋で話し合いが始まる。
「まあ、落ち着きたまえ」
 榎本自らがコーヒーを入れてくれた。翔子は、いつのまにか、喉がからからに渇いていたことに
気づいた。ごくり、と一息に飲み干す。
 室内は静かだった。榎本は決して責めたてようとせず、彼女の気分が静まるのを待ってくれてい
るようだ。かち、かち、と時計の秒針が刻む音だけが、やけに大きく室内に響く。少しずつ心が落
ち着きを取り戻していく。
「さ、話してくれるかな」
 榎本が口を開いた。翔子は大きく息を吐き出し、告げる。
「先生……私は援助交際なんてしていません」
 必死の訴えだった。
 無実の罪で疑われるのは我慢がならなかった。ましてや援助交際などと……自分がそんな不道徳
なことをするはずがない。
 誰かにそう思われるだけで、頭がカッと灼熱する。
「もちろん、僕だってそんな噂、信じちゃいないさ」
 榎本が優しく首を振った。
「君は真面目な生徒だ。正義感が強く、困っている人がいれば放っておけない─今どき珍しいく
らいに真っ直ぐな、ね」
「…………」
「たとえ周りがどう言おうとも、僕は君の事を信じている。僕だけは─君の味方だ」
 榎本の一言一言が心に染み入ってくるようだった。
「君のような生徒を教えることが、僕ら教師の生きがいなんだからね。忘れないでくれ、浦上くん。
君はひとりじゃない。味方は少ないかもしれないが、決して腐ってはいけない」
「……ありがとうございます、先生」
 榎本の優しさが純粋に嬉しかった。


101:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:22:50 KmSt4Jok

 周囲は、くだらない噂と偏見だけで翔子を判断したというのに。
 榎本はこうして向き合って、ありのままの彼女を見てくれる。ありのままの彼女と接してくれる。
心と心で─向かい合ってくれる。
「私、がんばります。三枝さんなんかに……絶対負けないっ」
 勝気な瞳を輝かせて叫ぶ。
 榎本は嬉しそうにうなずいた。
「その意気だよ、浦上くん。獲物はそれくらい威勢がよくないと面白くない」
「えっ?」


 獲物─?


 言葉の意味が分からず、翔子の表情が止まる。
 目の前の景色がゆっくりと傾いていく。
(なに、これ……体に力が入らない)
 翔子は愕然とうめいた。
 意識が薄れていく。
 薄れていく。
 薄れて。
 薄れ。
 薄。


 ……最後に視界に入ったのは、榎本の鷹揚な笑顔だった。


        *


「ここは……」
 目を覚ますと、薄暗い天井が視界に飛び込んできた。
「気がついたかい?」
 榎本がしゃがみこんで、彼女の顔を覗き込む。
「どこなんですか、ここ!?」
 動揺で声が震える。
「君が突然倒れるから、介抱しようと思ってね」
 榎本は満面の笑みを浮かべて告げた。


102:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:23:43 KmSt4Jok


 倒れた─私が─?


 不審な気持ちが胸中に広がる。先ほどまでの、榎本との時間が頭の中でフラッシュバックする。
榎本の口の端に浮かんだ、邪まな笑み。彼が薦めてきたコーヒー。以前、彼に関して聞いた、校内
での噂。
 全ての情報が頭の中でひとつになり、やがてある考えにたどり着く。
「まさか、先生。私に何か飲ませたんじゃ……」
「ふふ」
 榎本は悪びれずに笑ったままだ。
「先生!」
「教師の淫行が公になると非常に困る」
 榎本が含み笑いを漏らした。
「だがリスクが大きいからこそ、興奮も大きくてね。特に君のような美しい女生徒を抱けるとなる
と、ハイリスクハイリターンを狙ってみたくなる」
「最低ですね。女生徒を性の対象として見るなんて!」
 翔子が叫んだ。叫ばずにはいられなかった。味方ができたことが嬉しかったのに、その思いはあ
っさりと踏みにじられた。
 生徒思いの教育者を演じ、生徒の油断を誘って、そこにつけこむ─きっとこれが榎本の手口な
のだろう。
 と、
「力が……入らない……!?」
 愕然とうめいた。
「クスリが効いてるんだ。しばらくは抵抗できないだろう」
 榎本がにじり寄る。
「クスリ……?」
「コーヒーの中に混ぜておいた」
「騙したんですね! 最初からこうするつもりで……!」
「ふふ」
 榎本はまるで悪びれる様子がない。
 教師にまで裏切られるなんて。
 翔子の心が絶望で真っ黒に染まっていく。
 先日も、万引きしようとしたレナを阻止したことで逆恨みをかい、輪姦された。そして今度は、
味方を装った教師に騙され、ふたたび犯されようとしている。
(この世に─正義はないの?)
 正義感の強い少女が、『正義』そのものに絶望する。
「ここは書庫の中だ。誰も助けに来やしない」
 ひんやりとした闇を透かしてみると、周囲がぼんやりと見えてきた。
 榎本が翔子の体にのしかかる。スカートをまくられ、ショーツを脱がされた。先日処女を奪われ
たばかりの、瑞々しい膣孔があらわになる。薄めの茂みをまさぐりながら、中年教師の指が秘唇の
合わせ目に分け入ってきた。


103:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:24:25 KmSt4Jok

「んっ」
 思わず背中が大きく仰け反った。榎本が彼女の顔を覗き込みながら、秘肉をなぞりあげる。
「だ、駄目……やめてください」
 女生徒の哀訴にもまるで取り合わず、人差し指と中指が膣孔の内部へ差し込まれる。さらに手の
ひら全体で敏感な肉芽を撫でるように愛撫してくる。
「あっ……ああっ……!」
「濡れてきてるな。さっきのクスリは『ハレイション』といってね。ネットの通販で手に入れたん
だが、睡眠効果ともうひとつ面白い効能があるんだ」
「もうひとつの、効能……?」
「媚薬効果だよ」
 榎本の笑みが深くなる。両手が伸びてきて、蛇のごとく全身をまさぐった。制服の上から乳房を
揉まれ、首筋を舐められ、股間を撫でさすられる。
(だ、だめ、こんなの)
 心では拒絶していても、体がまるで言うことをきかない。そのうえ媚薬のせいか、股間の奥でじ
わり、と熱い感覚が沸き起こる。
 クスリが、翔子の体を狂わせているのだ。
「濡れてきた濡れてきた……ふふ、高い金を出してまで、クスリを手に入れた甲斐があったよ」
 榎本は当然のような顔で、剥き身のペニスを股間にあてがう。くちゅり、と粘膜同士が触れあう
湿った音が、屈辱感を伴ってはっきりと聞こえた。
(これから、ヤられちゃうんだ)
 抵抗しなくては─最後の一線だけは守りたい。
 翔子が思ったときには、すでに男の体が侵入を始めていた。ゆっくりと、だが確実に硬いものが
膣内を突き進んでいく。
「嫌……それ以上、入れないでください」
「何を言うか、これだけ濡らしておいて」
 榎本はグイグイと腰を押し込んでくる。
「き、教師と生徒でこんなこと……駄目ですっ」
「教師と生徒だからこそ燃えるんじゃないかね。ふふ、君は男の浪漫というやつが分かっていない
ね」
 顎をつかまれ、強引に唇を塞がれた。ぬるりとした舌が差し込まれ、相手の口内に吸い込まれる。
まるで恋人同士のように濃厚な口づけだった。
 ねっとりと唾液を注ぎ込まれ、翔子は小鼻を膨らませて喘ぐ。
「んっ……んんっ……」
 深いキスを続けながら中年教師はふたたび腰を推し進めた。
「駄目、駄目ぇ」
 抗おうにも、がっしりと腰をつかまれていて動くこともできない。初々しい肉洞を凶悪な肉の塊
が少しずつ少しずつ押し込まれていく。やがて男根の先端が子宮にぶつかる感触が伝わってきた。


104:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:24:59 KmSt4Jok

「ふう、奥まで入ったよ」
 ペニスを根元まで挿入して、榎本は気持ちよさそうに息を吐き出した。
 とうとう繋がってしまった。
 クスリを飲まされ、抵抗を弱められた状態で。卑劣な教師の行為と、それにまんまと引っかかっ
てしまった自分の愚かしさが何よりも悔しかった。
(どうして……)
 ドス黒い敗北感に打ちのめされる。
「それにしても意外とスムーズに入ったじゃないか。処女ではないようだね」
 榎本は腰を小さく揺すり、女生徒の胎内の感触を確かめているようだ。
「ふふ、まあ今どきの女子高生だ。男性経験のひとつや二つ、あってもおかしくはないだろう。バ
ージンを奪えなかったのは残念だが、それほど経験豊富というわけでもなさそうだね」
 処女は、力ずくで奪われたのだ。
 十七年間、純潔を大切に守ってきたというのに─
 暗い気持ちをよそに、榎本は一方的に動き始めた。翔子は無反応に近かった。心が高ぶることも
ない。膣をペニスで擦られる摩擦感だけが、かろうじて意識に届いていた。
(もう嫌……早く終わって)
 翔子は唇をかみ締め、惨めな気持ちを押し殺す。
 と、不意に彼女の体に変化が起こった。
「やだ……なに、これ。お腹の奥が……変よ」
 戸惑いをあらわに叫ぶ。
 膣を中心に蕩けるような快感が広がっていく。
 騙されて、犯されているというのに。翔子のプライドを打ち砕くかのように、榎本がにやにやと
話しかけた。
「媚薬が本格的に効いてきたようだね。気持ちいいからって、あまり大きな声を出すなよ。人に気
づかれたら、元も子もない」
「んっ……んんっ!」
 翔子は唇をかみ締め、湧き上がる快楽と必死で戦った。
 股間の奥が熱を孕み、爆発しそうなほどだった。痺れるような疼きが体中に広がっていく。未成
熟な秘唇は濡れそぼち、後から後から潤んだ愛液を分泌する。
 自慰の経験すらほとんどない少女にとって、それは生まれて初めて味わう感覚だった。
「アソコが熱い……熱いの……!」
「ふふ、イク、と言ってごらん」
「イ……ク?」
 榎本が腰を揺するたびに、子宮を突かれるたびに、黒い制服に包まれた肢体が悦びに震える。
「叫ぶんだ、イク、と!」
「駄目……私、イク……! イッてしまう……!」
 半開きにした唇から、断続的に喘ぎ声が漏れた。
 屈辱的なオルガスムスだった。
 清廉な少女としてのプライドはもはやズタズタだった。無理強いされた肉交で、生まれて初めて
の絶頂に達してしまったのだ。


105:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:25:36 v6+J+NCb
可哀相な過去のある女の子か…

名門の武家の娘なんだけど、当主(父)が反逆の濡れ衣を着せられ家は取り潰し、家族や召使達は離散…
本人曰く「ここに来るまでの三年は屈辱の連続だった」…たとえばこんなのか?

106:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:25:41 KmSt4Jok

 だが一度イッても、快楽は加速するばかりで止まらない。
「もっと……ねえ、先生、もっとぉ!」
 体の一番深いところで男を迎え入れ、催促するように自分から腰を振ってしまう。相手が自分を
騙した男でも、体の反応を止められなかった。
「うっ!」
 榎本は短い呼気を吐き出し、翔子の胎内に思う存分射精した。膣を深々と貫いた肉茎が力強く脈
打っている。体の内部に熱い感触が広がっていく。
「い、やぁっ……」
 思わず拒絶の言葉がもれた。
 中に、直接発射されたのだ。
「おっと、ついナマで出してしまったな。面目ない。生徒を妊娠させるわけにはいかないんだがね」
 榎本が苦笑いして、肉棒を抜き取った。すっかり拡張された膣穴から精液が逆流し、床に白い液
溜まりを作る。
「ひどい……中に出すなんて」
 犯されて、妊娠したら、もはや自分の人生は取り返しのつかないものとなる。出産となれば学校
に入られないだろうし、仮に堕胎するにしても体に大きなダメージを負ってしまう。ましてや相手
は、憎むべき男─
 泣き出しそうな惨めさの中で、翔子は涙交じりに打ちひしがれていた。



                             【終わり】


107:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:51:53 v6+J+NCb
割り込みごめんよ_| ̄|〇

108:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 05:42:59 KmSt4Jok
>>105
あ、お気になさらず~

名門武家の娘が(エロ可愛そうな)屈辱の日々……っていうのも萌える設定ですね


109:名無しさん@ピンキー
07/05/04 11:29:40 SCqcLAUI
>>108
GJ!!!!
これから、しょこタンの屈辱の日々が始まるのか……!?

>ふふ、君は男の浪漫というやつが分かっていないね

ってセリフに吹いたwww
だが、同感だwwwwwロマンは大切だwwwwwww

110:名無しさん@ピンキー
07/05/04 18:54:47 IFjRhsGx
GJ

111:名無しさん@ピンキー
07/05/05 14:25:37 wk2RUuB/
おお、こんなスレができていたとは!
信じていたのに裏切られる、何も悪いことなどしてないのに犯される、ってシチュは
もろにストライクですぜ!

期待上げしておこう

112:名無しさん@ピンキー
07/05/05 15:24:59 0vWHkIz7
あげあげ( ^ω^)

113:名無しさん@ピンキー
07/05/06 10:57:15 rQOex5Rw
>>105が「名門武家の娘が~」の設定で書いてくれるのを待っている俺ガイル


114:名無しさん@ピンキー
07/05/06 21:22:34 UJvvHbIM
どこかで見た描写かと思ったら、キモデブスレや鬼畜陵辱スレでも書いてた人か。
かわいそうだけどこの人の書いた女なら、犯されても仕方ないなぁと思ってしまう。

115:名無しさん@ピンキー
07/05/06 22:06:05 rQOex5Rw
>>114
「犯されても仕方ない」女の子って……カワイソス(´・ω・`)

116:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:05:34 9jkQEfgt
だが、それがいい

117:名無しさん@ピンキー
07/05/07 04:30:13 cjkc0GSq
>>113
実は>>105に書いたのは某ゲームのキャラが自分の過去を語るシーンなのよね
原作じゃ具体的な言及はないが、エロ可哀相な妄想の余地はたくさんあるぞ( ゚∀゚)=3
なので要望があれば書くぜー

118:名無しさん@ピンキー
07/05/08 21:15:40 rDe3YjPd
ぜひ! 投下! 投下!

119:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:10:50 g22jQoAE

>>117さんにwktkしつつ、SSを投下します。『正義感の代償は……』の登場人物のひとりがヒロインですが、
今回の話単独でも読めるようになってます。

以下、SS本文↓


120:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:11:32 g22jQoAE

 更級(さらしな)中学、二年五組の教室内に談笑がこだまする。
「お母さんね、ホントに幸せそうなの。あたしが見てる前でも、平気でお義父さんとベタベタしち
ゃってさ。あたしを邪魔者あつかいするんだよ」
 セミロングの髪を軽く揺らし、レナが笑った。きりっとした彫りの深い顔立ちに切れ長の瞳。ど
ことなく猫を連想させる美少女だ。丈が短めのスカートから、白い脚がすらりと伸びていた。
 スポーツ万能な上に、成績も学年でトップクラス。そしてそれを鼻にかけない明るい性格でクラ
スの人気者だった。
「もう、子供の前でいちゃつくなっての。あたしのほうが見てて恥ずかしいよ」
 文句を言いながらも本気で怒っているわけではない。
 レナの母親は、彼女が幼いころに夫と死別した。以来、女手ひとつでレナを育ててくれたのだ。
そんな母が女としての幸せを手にしたことは、レナにとっても幸せなことだった。
 ただ、子供の前でも平気でのろけてくるのだけは、勘弁して欲しいと思うが。
「よかったわね、三枝(さえぐさ)さん」
 クラスメートの栗原美紅(くりはら・みく)が祝福する。
 ショートカットにセルフレームの眼鏡をかけた、知性的な美少女だ。ルックスだけでなくスタイ
ルも抜群で、中学二年生にして85センチはあろうかという豊かな乳房。くびれた腰からまろやか
なヒップへと続くボディラインは、成熟した女性のようにグラマラスだった。
「川瀬(かわせ)だってば。今のあたしは川瀬レナ」
 つい先日、母親が再婚し、レナの苗字は旧姓の三枝から新しい苗字の川瀬へと変わっていた。
「なかなか今までの癖が抜けなくて」
 美紅が苦笑した。
「早く慣れてよね、栗原」
 レナがまた笑う。
 新しい姓は、幸せの証。
 新しい父ができ、新しい家族を作っていくためのしるし。
 レナは─幸せだった。
「あ、そういえば、また栗原の下駄箱にラブレターが入ってたよ」
「しつこいのよね、毎日毎日」
 美紅がうんざりとした顔をする。
 とにかく男子に人気のある少女だった。
 アイドルと見まがうほどの美少女なのだから無理のないことだと思う。レナも学年で一、二を争
う美少女だが、美紅ほどの気品はないし人気もない。
 もっともレナの場合は、屈託のない性格もあって、女としてよりも友人として見られることが多
い、というのも理由としてあげられるだろうが。


121:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:12:20 g22jQoAE

 それでもやはり、レナも年頃のオンナノコである。毎日のように男子から告白される美紅の人気
がうらやましくもあり、同時に友人として誇らしくもあった。
 もっとも当事者の美紅は、モテ過ぎるのも大変だけれどね、と澄ました顔だ。
「これで四十通目だったっけ。ラブレターの数」
「四十一通め」
 美紅がさらりとした口調で訂正する。今までにもらったラブレターの総数を律儀に数えているら
しい。もっとも返事を出したことは一度もないそうだ。
「実際、差出人にはロクな男がいないもの」
 ナンパにしか興味のない軽薄男から、常に美紅よりも下の成績しか取れない中途半端な秀才、果
てはクラスでも評判のデブオタまで……
「自分にふさわしい相手でなければ交際なんてしたくないの」
「プライド高いよね、栗原って」
 レナが微笑む。
 友人との他愛のない会話。そんな一つ一つが輝いて見える。


 ─だが、幸せは長くは続かなかった。


        *


 母親が再婚して一年が経った。
 レナは中学三年生になり、すでに卒業も間近だ。名門女子高校・白天(はくてん)女学院に合格
し、有頂天だった。
「白天女学院に合格したのね。おめでとう」
 美紅は真っ先に祝福してくれた。
「まあ、レナは成績もトップクラスだったから、合格しても不思議じゃないけど」
「トップクラスっていっても、美紅ほどじゃないよ」
 悪戯っぽくレナが笑う。
 美紅とは二年生に引き続き、三年生でも同じクラスだ。
 彼女が、この学校どころか全国模試でも上位の成績を誇っていることを、レナはよく知っていた。
彼女とは桁が違う。栗原美紅は本物の天才なのだ。
「美紅とは違う高校だね。寂しくなるよ」
 ふう、とため息が漏れた。
 二人の付き合いは二年生のときに同じクラスになってから、これで二年近くになる。明るく直情
的なレナと、知的でクールな美紅。正反対といっていい二人だが、なぜか気が合った。
 出会ったころはレナのことを苗字で呼んでいた美紅も、今では『レナ』と名前で呼んでくれる。


122:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:12:58 g22jQoAE

「また、いつでも連絡して」
 美紅がクールに応えた。
「学校は離れ離れになっても─友達よ、私たち」
 冷然とした美紅が滅多に見せない、優しい笑顔。
 本当の友人にだけ見せる笑顔─それを自分に対して見せてくれた嬉しさに、レナは笑みをこぼ
した。
「ありがとう、美紅。そう言ってくれると、あたしも嬉しい」


 ─ぶるるるっ。


 そのとき、マナーモードにしていた携帯電話が鳴った。ディスプレイに映った発信者は母の美津
子だ。
「もしもし」
 母の声が受話器の向こうから聞こえる。最近、めっきりと老け込んだ声が。
「うん……うん、わかった。帰りが遅くなるんだね」
 パート先で残業があるから、先に夕食を食べておいてほしい、という母からの連絡だった。
「家庭、大変なの?」
 レナの『家庭の事情』を知っている美紅がたずねた。
「ああ、ちょっとね……」
 レナの表情が沈む。
 義父のことで家庭は揉めていた。結婚した当初こそ真面目に会社勤めをしていたが、その後、義
父はすぐに働かなくなった。今では母親のパートだけで生計を立てる毎日が続いている。
 川瀬家はギクシャクとしていた。
 一年前はあれほど幸せだったというのに……
 どうしてだろう?
 いつからこうなってしまったんだろう?
 レナには分からなかった。
 母の再婚が本当に嬉しくて、新しい父親と三人で幸せな家庭を築いていけると信じていたのに。
 何かが、どこかで狂ってしまったのだ。
 そして一度狂ってしまった歯車は、連鎖的に他の物事をも破壊していく。
 レナに、悲劇の時が迫る。


123:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:13:31 g22jQoAE

 ─家に帰ると、義父の川瀬敏夫が居間に寝転がっていた。
「なんだぁ、帰ったんなら『ただいま』くらい言えよ」
(お酒くさい……)
 周囲に漂うアルコール臭に思わず顔をしかめる。
「お父さん、お酒はひかえて、ってお母さんが言ってたよ」
「うるせーな」
 ウイスキーを片手に、義父が上体を起こす。
「もうあんなヤツ、どうだっていいんだよ」
「えっ……?」
「あのババア、俺とは縁を切るってよ。ちっ、ベッドの上で散々よがらせてやったってのによ」
「お父さん!」
 卑猥な言葉にレナが声を上げる。
「働かない奴とは一緒にいられないってか? ふざけやがって。パート先で新しい男でも見つけや
がったんだ、ちくしょう!」
 義父は荒れていた。実際、最近の彼の行状はとても褒められたものではない。働きもせず、家で
ひとり酒を飲んでいるか、パチンコや競馬などのギャンブルをしているか……
 とにかく自堕落な日々を送っている。ほとんど、母の美津子の『ヒモ』のような状態だった。
 だが川瀬は、自分がすべての元凶だということを考えてもいないのだろう。母から三行半を突き
つけられたことに、ただ一方的に憤慨している。
「ん、それにしてもレナ、お前、けっこうエロい体に育ってきてるじゃねーか」
 川瀬がゆっくりと立ち上がった。
 蛇のようにねちっこい視線が若々しい肢体を捕らえる。
 父が娘に向ける目ではなかった。レナを……一人の『女』として認識している、邪まな瞳。
(お父さん……なんだか怖い……!)
 レナはごくり、と息を飲んで後ずさった。
 義父は酔っている。何をしでかすか分からない─そんな雰囲気を全身から発散していた。
「へへへ、最後に贈り物をしていってやるよ」
 乾いた声が静かな居間に響き渡る。
 背筋を強烈な悪寒が貫いた。
 自分の身に取り返しのつかない、何かが起こりそうな予感。
 緊張と恐怖で首筋に汗が伝う。
「てめえの娘に男の味ってやつを教えてやる」
「お父さん、なに言ってるの……?」
「おとなしくしてろよ。騒ぎ立てると近所迷惑だからよおー」
 川瀬が獣の咆哮を上げて飛び掛った。
 たくましい体がレナを押さえ込む。
「いやっ、お父さん、やめて!」
 必死で両手両足をばたつかせるが、義父は子供をあやすように彼女の四肢を封じてしまう。



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