かわいそうな女の子のエロ小説at EROPARO
かわいそうな女の子のエロ小説 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
07/01/12 20:27:17 WUVV8f3a
離れにお茶をお出しすると大旦那様以外のお二人は初めてお会いする方々だった。
お二人は「やぁ、はじめまして。きみか、大旦那様のお気に入りは~」と笑った。
大旦那様が「支度をしてもらいなさい」と言うと隣室からお手伝いさんが
一人現れて私を隣室に連れて行き、着物を脱がせはじめた。
「私は何をするの?」と聞くと
「全ては3人のお方がお決めになります。お嬢様はみなさんのいう事をきいて
言うとおりになさればよろしいだけです。」と言って悲しい目で私を見た。
私は薄い着物一枚にされた。
「お三人のところへどうぞ・・。私は本宅にもどります」と帰って行った
私は仕方なくその姿のまま座敷にでた。

51:名無しさん@ピンキー
07/01/12 21:01:16 WUVV8f3a
「こちらにおいで」と言われて大旦那様の膝の上に座らされた。
他のお二人の「何歳?何年生?」などの質問に答えていると
大旦那様の手が着物をかき分けて私の股間を触っていた。
木彫りの豪華な和卓の下だったので他のお二人には見えていないと思うが
大旦那様は指をずっと動かした。気持ちよかったが
突然私の胸にも手を入れてきた。私は「あっ」と思ったが
若旦那様が「大旦那様には逆らえないよ」と言って笑った。
私は黙ってされるがままだった。
見られているのは恥ずかしかったが反抗は出来なかった。
「こちらをむいて」と大旦那様にいわれたので向かい合うように、またいで
膝にすわると股間に何かを突き刺した。
私の太ももは丸出しになったが、突き刺されたものはこの前のだ!とわかった。
そのまま腰を上下に振られたので私は膝の上で髪を振り乱すほど
揺れなければならなかった。
大旦那様にしがみ付いて思わず「んっ・・んっ・・んんんっ」と言って
しまった。
他のお二人は「大旦那様もまだまだお若いですな~」と笑っていた。
大旦那様がこの前のように「うううっっ・・」と唸って終わると
今度は50歳代の旦那様が私を呼んだ。
膝がカクカクしたが移動する。
「おいで」。いわれるまま向かい合って膝の上に座ろうとした時
私は私の体の中にはいるものをはじめて見た。
「あれだったんだ・・」
それは旦那様の股間でピンと元気よくそそり立つモノだった。
ソレが私を待っていた。

52:名無しさん@ピンキー
07/01/12 22:12:28 41MS/YKU
ハァハァハァハァ

53:名無しさん@ピンキー
07/01/13 15:15:15 9yERPd+e
大旦那様は私を誘導するように座らせた。
ソレは私の中に入っていった。
私はまだ9歳で体も小さく軽かったので大人が少し動いただけで
ポンポンと体が跳ねた。
そのたびにアレは私の奥深く入っていった。
不思議な気持ちだったが快感はだんだん私に訪れた。
私を貫く痛みは快感に変わって行った
声が出そうになったがここでは大声を出してはいけないと言われていたので
一生懸命我慢した。
途中で私をひっくり返すと後ろから突いた。
若旦那様が「声を出してもいいんだよ」と言ったので
「で・・・でも・・」と答えると大旦那様が「ここではあなただけが声を
だしてもいいんですよ」と言った。私は訳が解らなかったが突然後ろから
激しく突かれたので「あうっっ!・・」と声が出ると「そうそうそんな感じで
沢山声を出していいんですよ」と喜んでいた。
声を出すのを我慢しなくてもよくなったので気が楽になった。
旦那様の動きにあわせて「んっ…んんっ…うっうっ・・・あっ・・」見ていた
二人が喜んだのでこんなので喜んでもらえるんだと嬉しくなった。

54:名無しさん@ピンキー
07/01/13 15:41:39 9yERPd+e
旦那様が激しく動いて、そして終わった。
次は若旦那様だった。私を引き寄せると濡れた股間を拭いてくれた。
それから「見せてもらいますね」と言うと着物の紐をといた。
私は足袋だけの姿になった。
ちいさな台に座布団を敷いて私を座らせて足を開かせた。
大旦那様が「綺麗なピンク色でしょう」と言った。
若旦那様が「こんなに綺麗な薄桃色は初めてみましたよ」
息を整えた旦那様も加わって3人で私の股間を眺めた。
「この小さな唇をはじめてみた時、あまりの美しさに言葉が
でませんでしたからね」大旦那様の声だ。
「このかわいい小さな唇が我々を飲み込んでくれるなんて、こんなに
幸せな事はありませんよ」
3人が口々に私を褒めちぎるとあちこち触りだした。
3人の指が股間をを触り、広げ、観賞した。気持ちよくなってきた。
「この小さな唇も我々にかかれば蜜を流すんですよ」
「あぁ・・本当ですね。素晴らしい。芸術的だ」
一人がとてもいい気持ちになる所を触りだすと「もうこんなに・・」と
「みなさんみてごらんなさい」と指で広げて「こんなに膨らんだ」
3人の手が延びて来て、かわるがわる撫でてさわった。
私は気持ちが良くて「んふっ・・・」と声がでた。
「イキたいんですね」と早く指を動かした。
しかし快感は絶頂の一歩手前で終わってしまった。
「あなたはまだイッては駄目ですよ」というとニッコリ笑った。
私は苦しかった。
イク直前で指を止められてしまったのだから。

55:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:10:08 UpyIW9q3
!!!注意!!!
かなり鬱オチです。また対象の女性が設定上「幼女」の部類に入ります。
単なる小説です。犯罪を推奨するものではありませんし、フィクション以上の意味はありません。
こういったSSが苦手な方はご遠慮ください。

「いやぁぁぁぁっ!!」
 暗く寒い地下室の奥で、少女は悲鳴を上げた。いや、少女と言うよりはむしろ幼女といったほうがいいかもしれない。年の頃はまだ六歳程度、茶色がかった髪の毛を赤いリボンでふたつのお下げにしており、白いブラウスと赤い吊りスカートがなんとも愛らしい。
 しかし彼女は怯えた瞳で目の前に立つ男を見上げていた。手は背中で手錠をかけられ、片足にも大きな錘付の枷が嵌められている。膝を立てて後ずさると、スカートの中の白い木綿の下着が露になった。
「も、森のおじさん……ですよね? ど、どうしてこんなことするんですか?」
 幼稚園からの帰り道、店の常連の森に声をかけられ、彼女は車に載った。知らない人には注意しなさいと幼稚園の先生はいつも言う。でも森さんはほぼ毎日シュークリームを買いに来るお客さまだった。だから彼女も信用して彼の車に乗った。
 しかし男が差し出した桃のジュースを飲んだら、急に眠気が襲ってきた。そして目が覚めたら、どこともわからない地下室の中で縛られていた。
 少女はしゃくりあげながら男に尋ねた。男は無言でしゃがみ、少女の頬に手を伸ばす。たまらず少女は首をすくめ、ひぃと息を飲み込んだ。
「や、やぁ……も、もうお家に帰してよぉ!」
「それはできないな。お家のお菓子屋さんは、もうないんだから」
 少女の涙を拭いながら男が答える。その言葉の意味がわからず、少女は男を見つめた。涙の雫を舐めながら男は再び口を開く。
「知ってる? パパのお菓子屋さんはずぅっと赤字だったって。だからおじさんをはじめ、多くの人からお金を借りていたって」
「え……うそ……」
 少女は目を丸くして答えた。
 彼女の実家は駅前にある洋菓子屋だった。小さくてかわいいお店で、両親が作るお菓子は甘くて柔らかくて、とてもおいしかった。彼女は物心がつく前からそのお店で遊んでおり、いつの頃からか店番も手伝うようになっていた。
「でもお店はつぶれちゃったんだ。そしてパパもママも、揃って蒸発しちゃったんだよ」
「う、嘘!」
「嘘じゃないよ。おじさん、貸していたお金を返してもらえなくなっちゃったんだから」
 言いながら男は再び手を彼女の頬に伸ばした。今度は涙を拭うのではなく、そのパイ生地のように柔らかい感触を楽しんでいる。少女は恐怖と嫌悪感に震えながら顔を背けた。
「……パパぁ、ママぁ……!」
 しかし男は彼女の頬と顎に手を添え、顔を近づけてきた。髪に鼻を当て息を吸い込む。
「はぁ。クリームのような甘い匂いがするよ」
「や、やぁだぁ!」
「どれどれ。次はその可愛いお口を味見しようかな」
「ひ……!」
 その言葉の意味を悟り、少女は男の手を振り払おうとした。しかし子供の力でかなう筈もなく、逆に顎骨の付け根を圧迫されて強引に口を開かされる。やがて男の口が少女の柔らかい唇を犯した。
「んっ、んんーーっ!」
 煙草の苦味に少女は強い吐き気を覚えた。しかし男は舌を伸ばし、狭い口内を丹念に舐め続ける。そのおぞましい感触に震えながら少女はきつく目を閉じた。途端に、瞼の裏に平凡で幸せだったお店での日常風景が甦る。
(いらっしゃいませぇ、ありがとうございまぁす、またお越しくださぁい!)
 店の前で道行く人に呼びかける。ぺろっと舌を出して笑うのが彼女の癖だった。その笑顔は「商店街の小さなアイドル」と呼ばれていた。彼女も将来はお菓子屋さんになりたいと思っていた。パパとママ、三人で幸せに向かうと……。
「ぷは!」
 ようやく男が口を離した。少女は息を吐き、咳き込みながら口の中に溜まった男と自分の唾液を吐き出す。それを見ながら男が口の端を歪めて笑った。
「おや、おじさんのキスは気持ちよくなかったかな」
「気持ち悪いよ……おじさん、もう許して……」
「そうはいかない。せっかくのチャンスなんだから」
「チャンス……?」
「そうだよ。おじさんはね、前からずっとこういう機会が来るのを窺ってたんだ。パパたちにお金を貸したのもそのためさ」
「ひ……!」
 男はブラウスのボタンに手を掛け、丁寧に一つずつ外しながら言葉を続けた。


56:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:13:42 UpyIW9q3
「お店の前で元気に挨拶している姿を、いつも見ていたよ。ようやく手に入れた……。これからはずっとここでおじさんと暮らすんだよ」
「いやぁ! お家に帰るぅ!」
「だからもうお家はないんだってば」
 ブラウスのボタンを外し終わると男は乱暴に前をはだけた。露になった白い肌着には恐怖と緊張のためか汗が滲んでいる。周囲に洗剤の匂いと彼女の体臭が広がった。焼きたてのシュークリームのような甘い香り。男はそれを堪能してからゆっくり肌着を上にずらした。
「ああ……」
 肌着の下からまな板のような少女の胸が現れた。まだ膨らみなどあろうはずもなく、呼吸にあわせて肋骨の浮き出た肌が上下する。その白い素肌の中の小さな沁みのような乳首を、男は丁寧に舐め始めた。
「うあ、やだくすぐったい……」
「ふふ。匂いはシュークリームなのに、味はしょっぱいね」
 言いながら男は舌を伸ばし、乳首から緩やかなカーブを描いて今度は臍を舐める。幼児特有の膨らみに穿たれた窪みがきゅっと収縮しささやかな抵抗をみせるが、構わずに穴の奥まで幾度も舌を出し入れする。
「気持ちよくないかい? 鳥肌が浮いてるよ」
「う……気持ち悪い……怖い、怖いよ……」
 男の問いかけに少女は歯を鳴らしながら答えた。まだ性欲の発芽にはほど遠い六歳の少女には、男の行為は異常なものにしか感じられなかった。だから次に男が発した言葉に、彼女は心臓が口から飛び出すほど驚愕した。
「そうか。じゃあ気持ちよくなるように、ワレメちゃんを責めてあげるよ」
「え、ワレメ……って、あ、や、嫌ぁっ!」
 言葉の意味を理解し少女は咄嗟に両足を閉じた。しかし男は片腕で彼女の足を抱え込み、ぐっと持ち上げる。溜まらず後ろへ倒れこんだ少女のスカートがめくれ、白い木綿のパンツが露となる。男はそのまま彼女の膝を左右に割った。そしてその間に顔を差し込む。
「ひ! いやぁ!」
「白いパンツに黄色い沁み……。生クリームとカスタードの両方が入ったシュークリームみたいだ」
「やぁだぁ、そんなとこ見ないでぇ!」
 少女は首を激しく振りながら抵抗した。しかし下半身はしっかり男に抱え込まれ、逃れることができない。男はややサイズの大きい無地の下着を凝視している。股間にあたる部分には黄色い染みが広がり、酸っぱい匂いを放っていた。
 やがて男は鼻をその部分に当てた。そして音がするぐらい勢いよく息を吸い込む。しばらく息を止めた後、今度は口から溜息混じりにゆっくりと吐き出し、もう一度大きく吸い込んだ。
「はぁあ。なんていい匂いなんだ。頭の奥がクラクラしてきたよ」
「うう、やぁ……」
「もっと匂いを嗅がせておくれ。……ん? うわ!」
 股間に顔をうずめもう一度匂いをかごうとしていた男が、突然顔を上げて叫んだ。少女はその慌てぶりをみても、しばらく呆然としていた。が、次の瞬間彼女は自分の体に起きている無意識の生理現象に気づき顔を赤らめた。
(え……嘘!)
「オシッコを我慢していたのか。お漏らしするなんて、赤ちゃんみたいだね」
「ち、違うもん!」
 彼女は我知らずオシッコを漏らしていた。ジュースを飲んだせいかそれとも恐怖のせいか、確かに膀胱は痛いほど膨らんでいた。そのせいか失禁に気づいても彼女はその奔流をとめることができなかった。
 尿道から放出された小水はパンツにあたり、スカートや太腿に雫を四散させる。男はにやりと笑うと、まだお漏らしを続ける彼女の股間に再び顔をうずめた。そして布越しに、今度は鼻ではなく口をあてがう。
「え、え、ええっ?」
 その様子をみて少女は叫んだ。男は音を立てて、彼女の黄金色の小水を飲み込んでいる。やがて放出が終わっても、男は布を口で絞りながら雫を味わい続けていた。
「嫌ぁ、オシッコ飲まないでよぉ……!」
「どうして? こんな美味しい飲み物を無駄にしたらいけないよ。……ああ、新鮮なオレンジジュースのようだ。苦くて酸っぱくて、でも仄かに甘い……」
「うう……!」
 少女はあまりの羞恥に目を閉じて泣き続けた。だから男がパンツのゴムに手を掛けたのにも気づかなかった。彼女が自らの下着が脱がされたのに気づくのは、股間が空気に触れるようになったときだった。


57:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:18:47 UpyIW9q3
「……え、あ?」
 慌てて体を起こそうとするが、男は巧みに彼女の足を持ち上げてパンツを降ろしていく。枷の嵌められていないほうの足首から下着を抜くと、それを片足に残したまま膝の後ろに手を掛けなおした。
 一瞬、男は少女の恐怖に震える顔を見つめた。そして満足そうに笑うと、両手に力をこめて彼女の足を大きく寛げた。まだ一本の筋でしかない秘裂が男の眼前に晒される。少女は本能的な恐怖を感じ、声を限りに叫んだ。
「いやぁぁ、やめてぇ!」
 しかし男は無言のままその秘裂に舌を伸ばした。まだ小水で濡れそぼる筋は、そのざらっとした感触に大きく震える。男は構わずに音を立てて割れ目を舐め、吸い上げ、舌先で叩いた。そのたびに少女の体が大きく反りあがった。
「ひ……やぁ! パパ、ママぁ!」
 少女が両親を呼び続ける。それでも男はクンニをやめることはなかった。やがて秘裂を割り広げると、一本の筋にしかみえなかった割れ目の奥からはまだ誰にもみせたことがない彼女の秘密の器官が現れる。
 その一番上にある小さな膨らみを舐めると、少女はさらに甲高い声で悲鳴を上げた。それは生まれて初めての感覚だった。快感ではない。苦痛と恐怖、羞恥、そしてかすかなくすぐったさ。
 だが、男はそれを少女の幼い性感と勘違いした。舌先で丹念にその器官を責め続ける。その度に少女の体が跳ね、口からは悲鳴が漏れた。溜まらず、まだわずかに残っていた小水が尿道から漏れ出る。
「感じてるのかい?」
 男は突然溢れた塩辛い少量の液体を、彼女の愛液と勘違いした。両手で、秘裂のさらに下にあるごく小さな穴を開く。腕のよい職人が丁寧につくりあげたお菓子のような、艶かしく蠢く器官に男は唾を飲み込んだ。
「おじさん、もう我慢できないよ。……おじさんと、ひとつになろう」
「……え?」
 荒い息を繰り返していた少女が顔を上げる。と、男はズボンを脱ぎ、屹立する自らのイチモツを取り出した。少女は目を見張った。幼稚園の男の子やパパのオチンチンなら知っているが、あんなに大きく腫れあがっているのを彼女は見たことがなかった。
 何か別の生き物をみたように凍りつく少女に、男はゆっくり近づいた。両腕でそれぞれ彼女の足を抱え、固く勃起したイチモツを割れ目にあてがう。
「いくよ……力を抜いて」
「え? え、あ、待って待って! そんなの無理……いぎっ!」
 男が何をしようとしているのか気づいたときには手遅れだった。
 少女のまだ誰にも触れられたことがない秘密のヴェールが、音を立てて破れた。そしてその奥まで一気に蹂躙される。腹が裂けるほどの痛みに少女は叫び声すらあげることができなかった。幼さを残す下腹部が、内側からの圧迫にさらにぽっこりと膨れる。
 それでも男は侵入を止めなかった。力任せにイチモツを差し込み続ける。だがようやく一番奥まで達しても、まだ半分ほど残っていた。
「ぐっ……狭い……!」
「あ……あ……!」
 串刺しにされた少女が痛みのあまり気を失いかける。しかし男がゆっくりとイチモツを抜き始めると、内臓がこすられる感触に強制的に覚醒させられた。それでも少女は熱い串が少しずつ出て行くことに少し安堵していた。
(ああ……)
 が、そのほとんどが抜けたと思われた途端、男は再度挿入を開始した。再び激しい痛みが少女を襲い、絶望的な苦痛に喉の奥から絞りだすような呻き声が漏れる。
「あ……がぁ……っ!」
「くぅ……狭くて熱くて……も、もう出すぞ、奥に出すぞぉっ!」
「かは、あ……ぎ!」
 男の息が徐々に荒くなる。それにあわせて腹の奥でイチモツが震え始めたのを少女は感じていた。そして数瞬後、男が獣じみた声で叫ぶ。
「イ、イク、イクぞ!」
「ひぃっ……ぎゃああああああっ!」
 同時に少女の内臓目掛け、大量の熱い液体が放出された。と同時に少女は、恐怖、苦痛、羞恥、嫌悪等の感情が最高潮に達し、悲しい叫び声をあげながら気を失った。


58:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:20:32 UpyIW9q3
「うう……お家に帰してぇ……」
 どれぐらい気絶していたのだろう。いつの間にか服は綺麗に脱がされ、少女は全裸で地下室の床に転がっていた。手錠と足枷はまだつけられたままだが、体中に付着していた体液は綺麗にふき取られている。しかし下腹部の鈍い痛みは、少女ーの脳裏に悪夢を甦らせた。
「パパとママのところに、帰して……」
 少女は食事を持ってきた男に哀願した。しかし男は薄笑いを浮かべながら、もう片手に持っていたポータブルDVDプレイヤーを彼女の目の前に置く。
「……テレビ?」
「そう。今日の朝のニュースを録画したんだ」
 言いながら男はプレイヤーの再生ボタンを押した。モニターのなかで男性アナウンサーが淡々とニュースを読み上げる。
『……次のニュースです』
「ほら、ここからだ」
 男が少女の顔を覗きこみながら、注目するよう告げる。少女はぼうっとモニタをみつめていた。モニターの画面には、どこかの山道に停まる一台の車が映っている。その車の車種に見覚えがあることに気づき、少女は息を呑んだ。アナウンサーが無感動に原稿を読む。
『今日未明、ふたば市の山中にある不審な車の中で男女が死んでいると消防に通報がありました。警察が駆けつけたときには既に二人は死んでおり……』
「う、うそ……」
『……持っていた免許証などからこの二人は夫婦で、男性は洋菓子店経営の……』
「うそ……うそ……」
『死因は一酸化炭素中毒で車内からは遺書も見つかっており、警察は心中を図ったものと……』
「いやぁぁぁぁぁぁっ!」
 少女が突然叫んだ。男は満足そうに笑うとプレイヤーを停めた。しかし少女は半狂乱になって泣き喚く。床にのたうちまわり、痙攣し、泡を吹きながら意味のないことを叫び続ける。
「いや、うそうそうそうそうそうそうそうそうそ! パパぁ、ママぁっ!」
 突然少女ががくりとうなだれる。男は慌てて少女の肩を掴んだ。
「おい? おい!」
「えは……あひゃひゃ……あぁ」
 しかし男が少女の顔を上に向けると、彼女は力なく笑っていた。眼の焦点が定まらず、涎を流しながら下を伸ばしている。
「いらっひゃいまへぇ……ありはほうおらいまふぅ……」
「……ショックでイッちまったか」
 ち、と男は舌打ちをした。自分に帰るところがなくなったことを思い知らせるつもりでニュースを見せたが、思った以上にダメージが大きかったようだ。
「え……えへへ……」
 少女はいつもの笑顔を浮かべていた。目を細め、ぺろっと舌を出して笑うのが彼女の癖だった。その笑顔は「商店街の小さなアイドル」と呼ばれていた。男もまたその少女の微笑みに魅せられた一人だった。
「もりはぁん……まらおこひくらはぃまひぇ……」
 鼻につく刺激臭を男は感じた。床をみると少女が失禁をしている。溜息をついて、男はしばらく思案した。確かに彼女を自分のものにしたいと思った。しかしそれは明るく快活で元気のよい少女の姿だ。
「しょうがない……。あきらめるか」
 誰にともなく呟くと、男は少女の肩から手を離した。床に座り込んだ少女は、上半身を揺らしながら挨拶の言葉を繰り返している。男は彼女の顔を覗きこんで尋ねた。
「パパとママに逢いたいかい?」
「はひ……いらっひゃいまひぇえ……」
「そうか。じゃあ逢わせてやる」
「ああ……ありはほうおらいまふぅ……」
 少女はへらへら笑いながら男に答える。男はもう一度溜息をつくと、一旦少女の背後に回りこんで両手を彼女の細い首にかけた。そして徐々に力をこめ、それを締め上げていく。
「が……はぁ……!」
 少女の顔が赤く、やがて青くなっていく。それでも少女は何ら抵抗をせず、やがて白目を剥いて前のめりに倒れこんだ。
 少女の脈が止まっていることを確かめ、男は額に浮かんだ汗を拭いた。そしてうつ伏せになっている少女の遺体に手を掛け、ごろりと仰向けにする。彼女の最後の表情をみた途端、男は思わず呻いた。
 彼女は笑っていた。目を細め、ぺろっと舌を出して笑っていた。瞳孔が開ききった瞳はやや横を向いており、まるで男を横目にみながら笑っているようにも見える。
「……は、はは。天国で、パパやママに逢えたのかな」
 背筋に冷たいものが流れるのを感じながら男は震えた声で笑った。罪悪感と虚無感が一気に男に襲い掛かる。だらしなく伸びた少女の手足を整え、近くにあった毛布をかけてやる。
 食事に持ってきたシュークリームを胸の上に置き、男は手を合わせながら、商店街のアイドルだった少女のニックネームを呼んだ。
「ごめんね。おやすみ……ペコちゃん」
   (おわり)

59:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:25:07 UpyIW9q3
 以上です。スレの趣旨とは微妙にずれるような気もしましたが、どうぞご容赦を。
 また、>>54氏には流れを切ってしまい申し訳ありません。

 先にも書きましたがあくまで小説です。
 犯罪を推奨するものではありませんし、フィクションです。
 実在の組織・団体・個人・その他とは何の関係もありません。

 ご感想などお聞かせくだされば嬉しく思います。
 それでは失礼します。

60:名無しさん@ピンキー
07/01/17 01:25:53 RbG1bTrf
>>55-59
時事ネタGJ!
然し、あの某菓子メーカーまた某乳製品メーカーのように……

61:名無しさん@ピンキー
07/01/17 01:49:52 juPzijpg
時事ネタとは…
GJ!

62:名無しさん@ピンキー
07/01/17 02:20:23 tYY5EqmW
GJ!!!



だが、最後の台詞のおかげで、一瞬で女の子の顔が
あれに変わったぞwww
たしかに鬱だwwwwww

63:名無しさん@ピンキー
07/01/24 18:15:53 cpUBYlBw
GJ!!!!!


64:名無しさん@ピンキー
07/02/09 22:03:02 cyfs56XV
ここまで鬱になったのも初めてだ……w
GJ!

65:名無しさん@ピンキー
07/02/24 01:28:53 WPH65dUz
かわいそうな保守

66:名無しさん@ピンキー
07/02/25 16:21:40 WTHQ9FiH
ほっす

67:名無しさん@ピンキー
07/03/06 12:55:01 saICC/qF
スレ自体が可哀相な子になってるな……

68:名無しさん@ピンキー
07/03/07 13:16:21 caTWgbeg
下だねぇ

69:名無しさん@ピンキー
07/03/08 23:51:00 nkH96UaH
age

70:名無しさん@ピンキー
07/03/18 04:51:15 lQMl5YLP
保守

71:名無しさん@ピンキー
07/03/21 13:47:59 cY+tir63
可哀相な子萌え

72:名無しさん@ピンキー
07/04/01 15:53:10 oKOSbyZf
にちゃんで痛い発言を繰り返すかわいそうな子というのはどうだろう?


73:名無しさん@ピンキー
07/04/01 16:57:38 DttmD1eu
お腹が弱い子も

74:名無しさん@ピンキー
07/04/01 17:18:08 IW9kNemM
かわいそうな男のエロ小説ってスレ立てたら、需要あるかな?
同情を誘う境遇にある男性がメインで

75:名無しさん@ピンキー
07/04/17 22:27:53 Zknd7Cqp
保守age

76:名無しさん@ピンキー
07/04/18 14:33:25 HG1qWwRw
かわいそうなスレ……

77:名無しさん@ピンキー
07/04/27 16:09:07 RBNS1fwu
かわいそうなスレを晒しアゲ

78:名無しさん@ピンキー
07/04/28 15:23:46 Q0xP5cWi
スレ「も、やめてぇ……許してぇ……ageないでったらぁあ……」

79:名無しさん@ピンキー
07/04/28 15:49:56 W9kjJGjM
ほんとはageられて喜んでるんだろ?
ここはもうびしょびしょじゃないか…クククッ

80:名無しさん@ピンキー
07/04/28 19:34:06 0sjPyUA4
スレ「だっ・・・めぇ・・・」
「これ以上・・・ageられたら・・・わたし・・・」

81:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:04:58 jkswOXgW

 今日はじめてこのスレを発見し、発作的に書いた。後悔はしていな(ry
 以下、SS本文 ↓


82:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:05:49 jkswOXgW

 ─それはいつも通りの、手馴れた万引き行為のはずだった。
 仲間を壁にして、防犯カメラの死角に入る。店員の注意を、他の仲間がひきつける。
 その一瞬に彼女がCDを抜き取り、自分のカバンに入れる。
(チョロいよね、ホント)
 三枝(さえぐさ)レナは口元を緩めた。盗んだCDは結構な額でクラスメートに売りさばいてい
る。ちょっとしたアルバイト感覚だった。
 レナは名門女子高校に通う二年生だ。化粧も濃く、不良少年と遊び歩いている彼女は、一部のク
ラスメートや担任からは煙たがられている。
 と、
「待ちなさい!」
 鋭い声がCDショップの店内に響き渡った。
 レナがびくっとして顔を上げる。
 振り返ると、一人の少女が腕組みをしていた。漆黒のショートヘアに真紅のカチューシャが勝気
な美貌を彩っている。身につけた黒い制服は、ミッション系の高校らしく修道服を機能的に改造し
たようなデザイン。レナと同じ高校のものだ。
 同じクラスの─浦上翔子(うらがみ・しょうこ)。
(やなヤツに見つかったな)
 翔子は爛々と瞳を輝かせ、レナをにらみつけていた。
 学校ではクラス委員を務めていて、とにかく正義感の強い少女だった。レナが校則違反の短いス
カートをはいてきたり、化粧を濃くしただけで、逐一教師に報告するようなお堅い性格だ。
「見てたよ、三枝さん。そのCD、代金を払ってないでしょう」
 翔子が有無を言わせぬ口調で告げた。もちろん断れば、万引き行為で店に通報するつもりだろう。
「クラスメートのよしみよ。ちゃんとレジでお金を払えば、見逃してあげる。
 ─その代わり、二度とこんなことしない、って約束して」
 背後から、万引きの現場を見られていたのでは誤魔化しようがない。
「ちっ」
 舌打ち交じりに、レナはレジへと足を向ける。万引きしたのはアルバムCDだったため、値段は
三千円を超えていた。
(くそ、別に欲しくもないアーティストのなのに)
 しぶしぶ財布を開き、レジで清算した。とんだ散財だ。
 振り返ると、翔子は得意げにこちらを見ている。正義の味方を気取っているのだろうか。その態
度が、無性にカチンときた。
(生意気なんだよ、あんた)
 眉をしかめて、翔子から顔を背けた。


83:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:06:40 jkswOXgW

 ─翔子と別れた後も怒りは収まらなかった。
「あたしに恥かかせやがって」
 コンビニの前が彼女たちの溜まり場だった。学校帰りは大概ここでたむろして、何をするでもな
く時間を潰す。
「ダセぇぞ、レナ」
「万引き失敗かよ」
 学生服姿の、数人の少年がへらへらと笑った。いずれも彼女の取り巻きだ。高校は違うが、夜の
クラブに通っているうちにいつしか知り合った仲間だった。
「知り合いなんだろ」
「クラスメートだよ」
 濃いルージュを塗った唇をかみ締め、苛立ちを吐き捨てる。
「正義感ぶりやがって。あー言うのを見てると、ヘドが出るね」
「やっちまうか?」
「ふん」
 鼻を鳴らした。面白そうだ。勝気そうな顔が屈辱に歪むさまを見てみたい、と思った。
「そうだね。本当に……ヤッちまうか」
 レナの口の端に笑みが浮かぶ。




 あっけないほど簡単にことが進んだ。学校帰りの翔子を尾行し、帰宅路でタイミングを見計らっ
て襲い掛かる。
 夕暮れ時で、誰もいない公園に悲鳴がこだました。
「な、なんなのよ、あなたたち!」
 翔子の顔が恐怖に歪む。
 不良少年たちに両手をつかまれ、抵抗を封じられていた。
 レナは彼女の前で腕組みし、にやにやとクラスメートが恐怖に引きつる様を眺めた。
 翔子はじたばたと暴れたが、所詮女の力ではかなわない。まして多勢に無勢だ。やがて両腕をね
じり上げられ、うつ伏せに組み伏せられてしまう。
「くっ……」
 頭を地面に押し付けられたまま、翔子が呻いた。
 勝気な美貌が悔しそうに歪んでいる。
「いい格好じゃない」
 レナが笑った。胸の奥がスッとする。
「このままヤッちまっていいか? こいつ、俺の超好み」
「あ、抜け駆けすんなよ、てめー」
 少年たちが我も我も、と群がった。


84:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:07:15 jkswOXgW

「や、やめて……」
 翔子の目尻に涙が光る。犯される─女としての本能的な恐怖が、瞳の奥に浮かんでいた。
 いくら正義感にあふれる熱血少女でも、まだ高校二年生なのだ。見知らぬ不良少年に集団で囲ま
れれば、やはり怖いのだろう。
「土下座しろよ。そしたらこの間のことは許してやる」
 レナが傲然と告げた。
「あたしは大恥かかされたんだからね」
「土下座なんて……!」
 翔子の顔が屈辱で歪む。
「じゃあ、犯す」
 レナがあっさりと告げた。
 罪悪感などない。
 制裁代わりに、不良少年たちを使って誰かをレイプするのは、今までに何度もやってきたことだ。
 相手が気に入らなければ、徹底的に痛めつけて排除する─それが三枝レナという少女だった。
「初体験がレイプだなんて可愛そうだね、あんた」
 レナが本気だと悟ったのか、とたんに翔子の顔が青ざめた。
「待って! それは……それだけは……」
「じゃあ、とっとと手を突いて、頭を下げなさいよ。バージンを守りたいんだろ?」
「うぅ……」
 もはや形振りに構っていられない、と判断したのだろう。
 翔子はレナの足元に両手と両膝をつき、ゆっくりと頭を下げる。悔しさのあまりか、肩が小刻み
に震えていた。
「もっと頭を下げろ。地面にこすりつけるんだよ」
 レナは情け容赦なく命令する。相手のプライドをズタズタにするために。
「くっ……」
 翔子はきつく目を閉じ、額を地面に擦り付けた。
 CDショップで万引きをするような下種女に土下座している。正義感の強い翔子にとって、屈辱
以外の何物でもない。
 圧倒的な征服感で背筋に電流のような痺れが走った。
 花芯の奥が濡れているのを自覚する。
 ─あたしって、とことんSなのよね。
 心の中で微笑した。
 と、
「おいおい、本当に帰しちまうのかよ」
 少年たちから不満げな声が漏れた。彼らはもともと美少女をレイプできると思って集まったのだ。
このままでは収まりがつかないだろう。
「ん?」
 レナは不良たちを見て、笑みを深くした。
 もちろん彼らを止める理由など、レナにはない。


85:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:07:49 jkswOXgW

「やっぱり、ヤッとく?」
「あたりめーだ」
「ち、ちょっと約束が違う!」
 翔子は抗議の声を上げた。
「こっちは処女を守るために土下座までしたのよ!」
「へっ、関係ねーよ」
 男たちが翔子を取り囲んだ。
「ね、ねえ、三枝さん、やめて。やめさせてよ!」
「ふふ、どうしようかしら」
「お願いだから……お、お願いします!」
 翔子が絶叫する。
 レナはもちろん止めない。
 惨めな初体験を味わわせ、二度と自分に逆らえなくするつもりだった。


        *


 ……あっという間もなく、翔子は近くの公衆トイレに連れ込まれた。
 トイレの中にひと気はない。念のためとばかりに、少年の一人が見張り役として出口に立ってい
た。
 これでは逃げられないし、助けも期待できないだろう。


 このままでは犯されてしまう─


 翔子の表情が恐怖で引きつった。
 なぜこんなことになったのか理解できなかった。
 自分は、正しいことをしたはずだ。
 先日、レナがCDショップで万引きしているところを偶然目撃した。店に通報することもできた
が、クラスメートを万引き犯にしたくなくて、注意にとどめたのだ。
 翔子なりの優しさだった。
 彼女たちの通う高校は名門だ。万引きが発覚したら停学も覚悟しなくてはならない。
 だから、更生するチャンスを与えたのだ。二度と万引きなんてしない、と約束させて。
 なのに、なぜ……?
 結果的に、翔子の行動はレナの逆恨みを買うことになってしまったらしい。
(私……何も悪いことなんてしてないのに!)


86:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:08:34 jkswOXgW

「今からあんたはこいつらに犯される。覚悟はいいね?」
 レナが冷たく言い放った。
「嫌……嫌ぁ!」
 翔子は勝気な顔を真っ赤に染めて絶叫した。
 初体験は大好きな人としたい─それは翔子の、少女らしい夢だった。
 水準以上の美少女とは言え、中学、高校と女子高で過ごしてきたため、ダン生徒の交際経験はな
い。いずれ現れるであろう、理想の恋人のために純潔を守っていこうと思っていた。
 それがこんな名前も知らない相手に、しかも汚らしい公衆トイレで─
 ロマンチックな初体験とは正反対の、最悪のシチュエーションだ。
「レナのお許しが出たぜ」
「観念しろよ、おらっ」
 不良たちは翔子に群がった。力ずくで黒い制服を脱がされ、トイレの床に引き倒される。
「うひょ、いいカラダしてるじゃねえか」
「乳首、ピンク色だぜ」
 少年たちは舌なめずりをして、伸びやかな裸身を眺めた。
 小ぶりだが形よく上を向いた乳房、真っ白い肌と、キュッと引き締まった尻。女子高生の一糸ま
とわぬ裸体が、彼らの目の前にさらされる。
 レナが歩み寄り、翔子の脚を大きく広げた。ふんと鼻を鳴らして、まじまじと秘部をのぞきこむ。
「やっぱりバージンだね。今からあんたは、清らかな処女を行きずりの男たちに奪われるんだ。悔
しいだろ」
「どうして……ひどい」
「正義感ぶった罰だよ」
「私は─正しいことをしただけなのに!」
「だから、なに?」
 レナは平然とうそぶく。
「世の中、正しいことが全部まかり通ると思ったら大間違いだよ」
「じゃあ、俺からヤらせてもらうぜ」
 一人目の少年が前に出た。軽薄そうな顔に茶色く染めた髪。
(こんなチャラチャラした人が初めての相手だなんて!)
 少年はジッパーをおろし、すでに十分勃起したものを露出した。
「やめて……ああっ!」
 両腕を押さえられ、抵抗を封じられた翔子に逞しい体がのしかかってきた。
 ロクに濡れていない入り口に、硬いモノが押し当てられる。痛いほどに心臓の鼓動が高鳴ってい
た。
「そのままじゃ裂けちゃうでしょ。せめてローションくらい使いなよ」
 レナがチューブ入りのローションを差し出す。
 ぴったりと閉じた処女の秘門にぬるぬるとした液体を塗りたくった。改めて不良少年が赤黒い亀


87:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:09:17 jkswOXgW

 頭を肉の入り口にあてがう。
「いよいよ処女を奪えるってわけだ。遠慮なくいくぜ」
 茶髪の少年は腰を押し進めたが、ペニスは肉溝の表面を滑るばかりでうまく挿入できない。
 いくらローションで滑りをよくしたとはいえ、バージンなのだ。硬く閉じた秘唇が男を拒んでい
た。
 少年は顔を真っ赤にして、ぐりぐりと腰を押し込んでくる。ぐちゅ、と音がして、先端部がはま
り込んだ。
「い、痛っ……!」
 狭い秘孔が丸く拡張され、ペニスが少しずつ侵入していく。
「うっ……痛い!」
 挿入の痛みに、翔子は唇を噛み締めた。拳を口の中いっぱいに押し込まれたような感じと言えば
いいのだろうか。内臓全体を押し上げるような勢いで、少年のモノが埋め込まれていく。
「うっ、うぅ……!」
 翔子のくぐもった苦鳴が響き渡った。とうとう男根が根元まで翔子の肉鞘いっぱいに埋め込まれ
たのだ。
「そんな……ホントに入ってる……!?」
 肉棒が、胎内をみっちりと隙間なく満たしているのを実感する。ドス黒い絶望感が胸の中に広が
っていく。


 純潔を汚されてしまった。
 もう綺麗な体には戻れない。


(バージンじゃなくなったんだ、私)
 現実を否定するように首を何度も横に振り、自分の処女を奪った少年を見上げた。呆然と見開か
れた瞳から涙がこぼれ落ちる。
 初体験の夢は台無しだった。いつか理想の恋人が現れても、その彼にバージンを捧げることはで
きない。
「バージンの具合はどう?」
 レナの問いかけに、茶髪の少年はへっと肩をすくめた。
「キツくてたまんねえや。俺のが食いちぎられそうだ」
 深々と膣を貫いた姿勢のまま動こうとしない。処女を奪った余韻を楽しむと同時に、キツキツの
肉孔をじっくりと味わっている。彼らにとってはレイプさえもただのゲームなのだろう。気持ちが
よければそれでいいのだ。
 胎内いっぱいにあふれかえる男根の感触に、翔子は改めて、自分が男を知ったのだと実感した。
「そろそろ、本格的にバージンの味見といくかな」
 茶髪の少年は堅い粘膜を味わうように、ゆっくりと腰を揺らしだした。
「うう……痛い……動かないで!」
 翔子が苦痛にうめいた。


88:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:09:50 jkswOXgW

 膣内の粘膜がヤスリでこすられたように痛む。一突きごとに、ズキンズキンと背筋に響く。
 少年は彼女の懇願などどこ吹く風で、自分勝手なピストン運動を続ける。
 痛い、痛い、と翔子は何度も叫んだが、完全に無視された。
「やっぱり初体験って痛いでしょ。あたしも初めてのときは痛かったもん」
 レナがけらけらと楽しそうに笑っていた。
 カッと頭に血が上る。
 クラスメートが犯され、苦しんでいるのを見ても、レナは何も感じないのだ。
 むしろ快感を覚えているのだ。
 と、出血したのか、愛液が分泌されたのか、粘膜同士の滑りがよくなってきた。苦痛が少しだけ
和らぐ。
「へへへ、少し馴染んできたか? そらっ、そらっ!」
 少年は体全体をたたきつけるようにして勢いよく抜き差しする。ピストン運動がどんどんと速ま
っていった。
「おいおい、一人で楽しむなよ。俺も混ぜろ」
 金髪の少年が横から、翔子の顎をつかんだ。
「ちょっと、何をする気─うっ!」
 抵抗する間もなく唇を重ねられる。ぶちゅ、と音を立てて、ナメクジのような嫌な感触が唇全体
を覆っていた。
「へへへ、ファーストキスのほうは俺がもらったぜ」
 金髪の少年が得意げに笑う。
 翔子は泣きたい気分だった。
 慌てて、ごしごしと唇を拭うが、それでキスをされた事実が消えるわけではない。女としての『初
めて』を見ず知らずの少年に、次々と奪われていく。
 金髪の少年はふたたびキスを仕掛けてきた。唇と唇が触れ合い、舌と舌が絡みあう。強引なディ
ープキスに翔子の息が詰まる。
「んっ、んんっ!」
 翔子は小鼻を膨らませて喘いだ。力強く処女膣をえぐられながら、別の少年に激しく唇を吸われ
続ける。
 茶髪の少年は開通したばかりの膣孔に力強くピストンを浴びせかけた。
「もう少しでイクからな……う、イクっ!」
「ああーッ!」
 翔子は、膣の中で男のものがドクドクと脈動するのを感じた。じわり、と熱い感触が膣いっぱい
に広がっていく。
 レナが嬉しそうに叫んだ。
「あらあら、初体験で中出し? 翔子って、結構大胆じゃない」
(中……出し……?)
 熱に浮かされたような意識の中で、ぼんやりとレナの言葉を聞いていた。やがてその言葉の意味
に、ハッと気づく。
「う、嘘、中にって……やだ、赤ちゃんできちゃう!」


89:正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/04/30 16:11:22 jkswOXgW

 見ず知らずの少年の子供を身籠るかもしれない─目の前が染まるようだった。
「あー、気持ちよかった」
 茶髪の少年は大きく息を吐き出し、膣からペニスを引き抜いた。膣内射精したことへの罪悪感な
どまるで持ち合わせていないようだ。仮に翔子が妊娠したとしても、彼は何の痛痒も感じないに違
いない。
「あははは、ぽっかり開いちゃってるじゃない。さっきまでは純潔な乙女だったのに、さ。ねぇ、
どんな気分? バージンを卒業できて嬉しい、翔子?」
 レナが彼女の股間をのぞきこみ、勝ち誇ったように笑う。
 先ほどまで硬く閉じられていた秘孔が丸く開き、薄く血がにじんでいる。翔子が処女を散らされ
た証しだった。



 ─後は、抵抗の気力すらなくした翔子を、少年たちが代わる代わるに犯すだけだった。
 何度膣に射精されたかも分からない。
 何度清らかだった裸身に射精されたかも分からない。
 全身を白濁液に染め、ぐったりと横たわる翔子に向けて、レナが携帯電話を構えた。
 ぱちり、ぱちり、とシャッターを切る。フラッシュが何度もたかれ、白い裸身を照らし出す。
「いい写真が撮れたね、ふふ」
 満足そうに言い残し、レナと少年たちは去っていく。
 後には虚ろな目をした、哀れな美少女だけが残されていた。



                         【終わり】


90:名無しさん@ピンキー
07/04/30 19:01:29 eGWE33Q+
翔子タン(´・ω・`)カワイソス


だがそれがいい

91:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:33:41 SvCUXXdQ
GJ!!!
最近はホントに充実してますね。これからも頑張ってください。

92:名無しさん@ピンキー
07/05/01 07:15:47 vCmaEwu6
女の子がかわいそうになる
じゃなくて
かわいそうな過去を持つ女の子が
をだれかたのむ

93:名無しさん@ピンキー
07/05/03 08:23:21 3sRLLHVS
あげ

94:名無しさん@ピンキー
07/05/03 09:31:08 OFaZrFhR
かわうそな女の子

95:名無しさん@ピンキー
07/05/03 10:59:58 3sRLLHVS
かわいそうなかわうそ

96:名無しさん@ピンキー
07/05/03 12:24:27 D3QcO2jV
あ、あたしはただの動物だもん!
人を化かしたりとか、しないんだからぁっ!

97:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:18:21 KmSt4Jok
>>82-89の続きを思いついたので投下。

98:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:19:16 KmSt4Jok

「ねえねえ、浦上。あんたもエンコーやってみない?」
 クラスメートの言葉に浦上翔子(うらがみ・しょうこ)の表情が険しくなった。
 勝気そうな容姿が印象的な美少女だった。艶やかな黒髪をショートカットにまとめ、真っ赤なカ
チューシャで飾っている。修道服を連想させる黒い制服は、名門女子高校・白天(はくてん)女学
院の生徒の証だ。
「エンコー、ですって」
「略さず言うなら、援助交際ってやつよ。あんたくらいのルックスならきっとバンバン稼げると思
うだけどな」
 クラスメート─三枝(さえぐさ)レナが軽薄な笑顔で語りかけてくる。
 レナは先日、取り巻きの不良たちを連れて、彼女を襲った張本人だ。その事件で、翔子は十七年
間守り通してきた純潔を、力ずくで奪われた。
 心の底に封印してしまいたい、忌まわしい出来事だった。一週間経った今でも、あのときのレイ
プの記憶が翔子を苛んでいる。
 結局、警察には届け出なかったが、レナに対する恨みは根強く残っていた。
「私がそんなことするわけないでしょう。寝言は寝てからにしてよ!」
 翔子が鋭い声をたたきつける。
 たちまち教室に緊張の空気が張り詰めた。二人の視線が空中でぶつかりあい、火花を散らす。
「エンコーなんて大したことじゃないだろ。クラスの中にもヤッてる子、いっぱいいるよ。一、二
時間オヤジとエッチするだけで二、三万は稼げるよ」
「やらない、って言ってるの。汚らしい」
 正義感の強い性格そのままに、翔子が叫んだ。
 援助交際などと言葉を変えても、要は売春である。金のために体を売るなど、女としてのプライ
ドを捨てているとしか思えなかった。
「あらら、あたしにそんな口きくんだ?」
 レナの目がすっと細まる。獲物を狙う猟犬のような、どう猛な瞳。
「この間の写真、ばらまかれてもいいの?」
「くっ……!」
 翔子は唇をかみ締めた。
 この間の事件で、不良たちに集団でレイプされたときの写真をレナに撮られていた。
「ネットで世界中に流すこともできるんだよ。そうすれば、あんたのハメ撮り写真で、何百、何千
万人って男どもが一人エッチするかもね」
 レナが悪戯っぽく笑った。
 だが─彼女ならやりかねない、と思う。
「……好きにすれば」
 翔子は顔を上げた。
 たとえ脅されても、もう二度と彼女の前には屈しない。
 そう誓ったのだ。
「言っておくけど、あたしは『やる』と言ったらやるよ。必ず、ね」


99:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:20:04 KmSt4Jok

「私も今言ったわ。好きにすれば、って」
 二人の視線が真っ向からぶつかり合う。
「ただし、そのときはあなたも覚悟することね。私はあなたにされたことを洗いざらい警察にぶち
まける」
「不良集団にレイプされた、なんて知れ渡ったら、この町にいられなくなるんじゃない? 皆があ
んたを好奇の目で見る。格好のネタよ」
「かまわないわ」
 翔子がまっすぐにレナを見据える。燃えるような瞳には、強固な意志が宿っていた。何人たりと
も彼女の正義は侵させない、という鋼の意志が。
「あたしに土下座したくせに、今さら格好つけないでよ」
 レナが小馬鹿にしたように嘲笑する。
 屈辱の記憶がよみがえった瞬間、理性が吹き飛んだ。気がつけば翔子は、レナに飛び掛っていた。



 ─結局教師たちが駆けつけるまで、二人は乙女らしからぬ取っ組み合いの大喧嘩を続けたのだ
った。


        *


 レナとの一件で、翔子は散々叱られた。
 なんといっても先に手を出したのは彼女のほうだし、それを多数の女生徒が見ていたので、言い
逃れはできなかった。
 悔しかった。
(私は悪くない!)
 翔子は心の中で必死に叫ぶ。
(本当に悪いのは……全ての元凶は、彼女なのに!)
 決して口に出せない本音だった。口に出せば、翔子がレイプされたことも明るみに出てしまう。
 ─意気消沈して職員室を出ると、
「浦上くん、ちょっといいかね」
 教師の榎本が声をかけてきた。白髪まじりの頭と銀縁眼鏡が特徴的な、五十歳前の教師だ。一見
して上品だが、一部ではあまりよくない噂がある。
「なんでしょう?」
「君について、少し妙な噂を聞いたものでね」
「噂……ですか」
 榎本が人目を気にするように、そっと顔を近づける。
「君が援助交際をしている、という噂だよ」
 耳打ちされた内容は、翔子に衝撃を与えた。


100:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:20:47 KmSt4Jok

「何人もの生徒から聞いたんだよ。校外でサラリーマンや公務員などを相手に、君が体を売ってい
る、と。まあ、くだらない噂だとは思うんだが、こう何人もの生徒から聞かされるとね。僕も立場
上、確認せざるを得なくなる」
 翔子の唇が小刻みに震える。言葉が出てこなかった。
 レナからの誘いは断ったのだ。
 だが、もしかしたら─
 あの悪魔のような少女は翔子の抵抗をも予想して、先手を打っていたのかもしれない。先に『浦
上翔子は援助交際をしている』という噂をばら撒くことで、彼女を追い込み、いずれは本当に援助
交際をさせるつもりなのだ。肉体的なレイプだけではなく、精神的にもじわじわと追い込むつもり
なのだ。
 卑劣で、陰湿な仕打ちだった。
「私、そんなことしていません!」
 相手が教師だということも忘れ、思わず大声で怒鳴っていた。
 榎本は両手を振って、落ち着け、というジェスチャーを見せる。
 場所を変えよう、という彼の言葉に従い、二人は進路指導室へ移動した。
 無人の部屋で話し合いが始まる。
「まあ、落ち着きたまえ」
 榎本自らがコーヒーを入れてくれた。翔子は、いつのまにか、喉がからからに渇いていたことに
気づいた。ごくり、と一息に飲み干す。
 室内は静かだった。榎本は決して責めたてようとせず、彼女の気分が静まるのを待ってくれてい
るようだ。かち、かち、と時計の秒針が刻む音だけが、やけに大きく室内に響く。少しずつ心が落
ち着きを取り戻していく。
「さ、話してくれるかな」
 榎本が口を開いた。翔子は大きく息を吐き出し、告げる。
「先生……私は援助交際なんてしていません」
 必死の訴えだった。
 無実の罪で疑われるのは我慢がならなかった。ましてや援助交際などと……自分がそんな不道徳
なことをするはずがない。
 誰かにそう思われるだけで、頭がカッと灼熱する。
「もちろん、僕だってそんな噂、信じちゃいないさ」
 榎本が優しく首を振った。
「君は真面目な生徒だ。正義感が強く、困っている人がいれば放っておけない─今どき珍しいく
らいに真っ直ぐな、ね」
「…………」
「たとえ周りがどう言おうとも、僕は君の事を信じている。僕だけは─君の味方だ」
 榎本の一言一言が心に染み入ってくるようだった。
「君のような生徒を教えることが、僕ら教師の生きがいなんだからね。忘れないでくれ、浦上くん。
君はひとりじゃない。味方は少ないかもしれないが、決して腐ってはいけない」
「……ありがとうございます、先生」
 榎本の優しさが純粋に嬉しかった。


101:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:22:50 KmSt4Jok

 周囲は、くだらない噂と偏見だけで翔子を判断したというのに。
 榎本はこうして向き合って、ありのままの彼女を見てくれる。ありのままの彼女と接してくれる。
心と心で─向かい合ってくれる。
「私、がんばります。三枝さんなんかに……絶対負けないっ」
 勝気な瞳を輝かせて叫ぶ。
 榎本は嬉しそうにうなずいた。
「その意気だよ、浦上くん。獲物はそれくらい威勢がよくないと面白くない」
「えっ?」


 獲物─?


 言葉の意味が分からず、翔子の表情が止まる。
 目の前の景色がゆっくりと傾いていく。
(なに、これ……体に力が入らない)
 翔子は愕然とうめいた。
 意識が薄れていく。
 薄れていく。
 薄れて。
 薄れ。
 薄。


 ……最後に視界に入ったのは、榎本の鷹揚な笑顔だった。


        *


「ここは……」
 目を覚ますと、薄暗い天井が視界に飛び込んできた。
「気がついたかい?」
 榎本がしゃがみこんで、彼女の顔を覗き込む。
「どこなんですか、ここ!?」
 動揺で声が震える。
「君が突然倒れるから、介抱しようと思ってね」
 榎本は満面の笑みを浮かべて告げた。


102:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:23:43 KmSt4Jok


 倒れた─私が─?


 不審な気持ちが胸中に広がる。先ほどまでの、榎本との時間が頭の中でフラッシュバックする。
榎本の口の端に浮かんだ、邪まな笑み。彼が薦めてきたコーヒー。以前、彼に関して聞いた、校内
での噂。
 全ての情報が頭の中でひとつになり、やがてある考えにたどり着く。
「まさか、先生。私に何か飲ませたんじゃ……」
「ふふ」
 榎本は悪びれずに笑ったままだ。
「先生!」
「教師の淫行が公になると非常に困る」
 榎本が含み笑いを漏らした。
「だがリスクが大きいからこそ、興奮も大きくてね。特に君のような美しい女生徒を抱けるとなる
と、ハイリスクハイリターンを狙ってみたくなる」
「最低ですね。女生徒を性の対象として見るなんて!」
 翔子が叫んだ。叫ばずにはいられなかった。味方ができたことが嬉しかったのに、その思いはあ
っさりと踏みにじられた。
 生徒思いの教育者を演じ、生徒の油断を誘って、そこにつけこむ─きっとこれが榎本の手口な
のだろう。
 と、
「力が……入らない……!?」
 愕然とうめいた。
「クスリが効いてるんだ。しばらくは抵抗できないだろう」
 榎本がにじり寄る。
「クスリ……?」
「コーヒーの中に混ぜておいた」
「騙したんですね! 最初からこうするつもりで……!」
「ふふ」
 榎本はまるで悪びれる様子がない。
 教師にまで裏切られるなんて。
 翔子の心が絶望で真っ黒に染まっていく。
 先日も、万引きしようとしたレナを阻止したことで逆恨みをかい、輪姦された。そして今度は、
味方を装った教師に騙され、ふたたび犯されようとしている。
(この世に─正義はないの?)
 正義感の強い少女が、『正義』そのものに絶望する。
「ここは書庫の中だ。誰も助けに来やしない」
 ひんやりとした闇を透かしてみると、周囲がぼんやりと見えてきた。
 榎本が翔子の体にのしかかる。スカートをまくられ、ショーツを脱がされた。先日処女を奪われ
たばかりの、瑞々しい膣孔があらわになる。薄めの茂みをまさぐりながら、中年教師の指が秘唇の
合わせ目に分け入ってきた。


103:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:24:25 KmSt4Jok

「んっ」
 思わず背中が大きく仰け反った。榎本が彼女の顔を覗き込みながら、秘肉をなぞりあげる。
「だ、駄目……やめてください」
 女生徒の哀訴にもまるで取り合わず、人差し指と中指が膣孔の内部へ差し込まれる。さらに手の
ひら全体で敏感な肉芽を撫でるように愛撫してくる。
「あっ……ああっ……!」
「濡れてきてるな。さっきのクスリは『ハレイション』といってね。ネットの通販で手に入れたん
だが、睡眠効果ともうひとつ面白い効能があるんだ」
「もうひとつの、効能……?」
「媚薬効果だよ」
 榎本の笑みが深くなる。両手が伸びてきて、蛇のごとく全身をまさぐった。制服の上から乳房を
揉まれ、首筋を舐められ、股間を撫でさすられる。
(だ、だめ、こんなの)
 心では拒絶していても、体がまるで言うことをきかない。そのうえ媚薬のせいか、股間の奥でじ
わり、と熱い感覚が沸き起こる。
 クスリが、翔子の体を狂わせているのだ。
「濡れてきた濡れてきた……ふふ、高い金を出してまで、クスリを手に入れた甲斐があったよ」
 榎本は当然のような顔で、剥き身のペニスを股間にあてがう。くちゅり、と粘膜同士が触れあう
湿った音が、屈辱感を伴ってはっきりと聞こえた。
(これから、ヤられちゃうんだ)
 抵抗しなくては─最後の一線だけは守りたい。
 翔子が思ったときには、すでに男の体が侵入を始めていた。ゆっくりと、だが確実に硬いものが
膣内を突き進んでいく。
「嫌……それ以上、入れないでください」
「何を言うか、これだけ濡らしておいて」
 榎本はグイグイと腰を押し込んでくる。
「き、教師と生徒でこんなこと……駄目ですっ」
「教師と生徒だからこそ燃えるんじゃないかね。ふふ、君は男の浪漫というやつが分かっていない
ね」
 顎をつかまれ、強引に唇を塞がれた。ぬるりとした舌が差し込まれ、相手の口内に吸い込まれる。
まるで恋人同士のように濃厚な口づけだった。
 ねっとりと唾液を注ぎ込まれ、翔子は小鼻を膨らませて喘ぐ。
「んっ……んんっ……」
 深いキスを続けながら中年教師はふたたび腰を推し進めた。
「駄目、駄目ぇ」
 抗おうにも、がっしりと腰をつかまれていて動くこともできない。初々しい肉洞を凶悪な肉の塊
が少しずつ少しずつ押し込まれていく。やがて男根の先端が子宮にぶつかる感触が伝わってきた。


104:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:24:59 KmSt4Jok

「ふう、奥まで入ったよ」
 ペニスを根元まで挿入して、榎本は気持ちよさそうに息を吐き出した。
 とうとう繋がってしまった。
 クスリを飲まされ、抵抗を弱められた状態で。卑劣な教師の行為と、それにまんまと引っかかっ
てしまった自分の愚かしさが何よりも悔しかった。
(どうして……)
 ドス黒い敗北感に打ちのめされる。
「それにしても意外とスムーズに入ったじゃないか。処女ではないようだね」
 榎本は腰を小さく揺すり、女生徒の胎内の感触を確かめているようだ。
「ふふ、まあ今どきの女子高生だ。男性経験のひとつや二つ、あってもおかしくはないだろう。バ
ージンを奪えなかったのは残念だが、それほど経験豊富というわけでもなさそうだね」
 処女は、力ずくで奪われたのだ。
 十七年間、純潔を大切に守ってきたというのに─
 暗い気持ちをよそに、榎本は一方的に動き始めた。翔子は無反応に近かった。心が高ぶることも
ない。膣をペニスで擦られる摩擦感だけが、かろうじて意識に届いていた。
(もう嫌……早く終わって)
 翔子は唇をかみ締め、惨めな気持ちを押し殺す。
 と、不意に彼女の体に変化が起こった。
「やだ……なに、これ。お腹の奥が……変よ」
 戸惑いをあらわに叫ぶ。
 膣を中心に蕩けるような快感が広がっていく。
 騙されて、犯されているというのに。翔子のプライドを打ち砕くかのように、榎本がにやにやと
話しかけた。
「媚薬が本格的に効いてきたようだね。気持ちいいからって、あまり大きな声を出すなよ。人に気
づかれたら、元も子もない」
「んっ……んんっ!」
 翔子は唇をかみ締め、湧き上がる快楽と必死で戦った。
 股間の奥が熱を孕み、爆発しそうなほどだった。痺れるような疼きが体中に広がっていく。未成
熟な秘唇は濡れそぼち、後から後から潤んだ愛液を分泌する。
 自慰の経験すらほとんどない少女にとって、それは生まれて初めて味わう感覚だった。
「アソコが熱い……熱いの……!」
「ふふ、イク、と言ってごらん」
「イ……ク?」
 榎本が腰を揺するたびに、子宮を突かれるたびに、黒い制服に包まれた肢体が悦びに震える。
「叫ぶんだ、イク、と!」
「駄目……私、イク……! イッてしまう……!」
 半開きにした唇から、断続的に喘ぎ声が漏れた。
 屈辱的なオルガスムスだった。
 清廉な少女としてのプライドはもはやズタズタだった。無理強いされた肉交で、生まれて初めて
の絶頂に達してしまったのだ。


105:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:25:36 v6+J+NCb
可哀相な過去のある女の子か…

名門の武家の娘なんだけど、当主(父)が反逆の濡れ衣を着せられ家は取り潰し、家族や召使達は離散…
本人曰く「ここに来るまでの三年は屈辱の連続だった」…たとえばこんなのか?

106:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 00:25:41 KmSt4Jok

 だが一度イッても、快楽は加速するばかりで止まらない。
「もっと……ねえ、先生、もっとぉ!」
 体の一番深いところで男を迎え入れ、催促するように自分から腰を振ってしまう。相手が自分を
騙した男でも、体の反応を止められなかった。
「うっ!」
 榎本は短い呼気を吐き出し、翔子の胎内に思う存分射精した。膣を深々と貫いた肉茎が力強く脈
打っている。体の内部に熱い感触が広がっていく。
「い、やぁっ……」
 思わず拒絶の言葉がもれた。
 中に、直接発射されたのだ。
「おっと、ついナマで出してしまったな。面目ない。生徒を妊娠させるわけにはいかないんだがね」
 榎本が苦笑いして、肉棒を抜き取った。すっかり拡張された膣穴から精液が逆流し、床に白い液
溜まりを作る。
「ひどい……中に出すなんて」
 犯されて、妊娠したら、もはや自分の人生は取り返しのつかないものとなる。出産となれば学校
に入られないだろうし、仮に堕胎するにしても体に大きなダメージを負ってしまう。ましてや相手
は、憎むべき男─
 泣き出しそうな惨めさの中で、翔子は涙交じりに打ちひしがれていた。



                             【終わり】


107:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:51:53 v6+J+NCb
割り込みごめんよ_| ̄|〇

108:続・正義感の代償は……  ◆CSwCzse3V2
07/05/04 05:42:59 KmSt4Jok
>>105
あ、お気になさらず~

名門武家の娘が(エロ可愛そうな)屈辱の日々……っていうのも萌える設定ですね


109:名無しさん@ピンキー
07/05/04 11:29:40 SCqcLAUI
>>108
GJ!!!!
これから、しょこタンの屈辱の日々が始まるのか……!?

>ふふ、君は男の浪漫というやつが分かっていないね

ってセリフに吹いたwww
だが、同感だwwwwwロマンは大切だwwwwwww

110:名無しさん@ピンキー
07/05/04 18:54:47 IFjRhsGx
GJ

111:名無しさん@ピンキー
07/05/05 14:25:37 wk2RUuB/
おお、こんなスレができていたとは!
信じていたのに裏切られる、何も悪いことなどしてないのに犯される、ってシチュは
もろにストライクですぜ!

期待上げしておこう

112:名無しさん@ピンキー
07/05/05 15:24:59 0vWHkIz7
あげあげ( ^ω^)

113:名無しさん@ピンキー
07/05/06 10:57:15 rQOex5Rw
>>105が「名門武家の娘が~」の設定で書いてくれるのを待っている俺ガイル


114:名無しさん@ピンキー
07/05/06 21:22:34 UJvvHbIM
どこかで見た描写かと思ったら、キモデブスレや鬼畜陵辱スレでも書いてた人か。
かわいそうだけどこの人の書いた女なら、犯されても仕方ないなぁと思ってしまう。

115:名無しさん@ピンキー
07/05/06 22:06:05 rQOex5Rw
>>114
「犯されても仕方ない」女の子って……カワイソス(´・ω・`)

116:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:05:34 9jkQEfgt
だが、それがいい

117:名無しさん@ピンキー
07/05/07 04:30:13 cjkc0GSq
>>113
実は>>105に書いたのは某ゲームのキャラが自分の過去を語るシーンなのよね
原作じゃ具体的な言及はないが、エロ可哀相な妄想の余地はたくさんあるぞ( ゚∀゚)=3
なので要望があれば書くぜー

118:名無しさん@ピンキー
07/05/08 21:15:40 rDe3YjPd
ぜひ! 投下! 投下!

119:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:10:50 g22jQoAE

>>117さんにwktkしつつ、SSを投下します。『正義感の代償は……』の登場人物のひとりがヒロインですが、
今回の話単独でも読めるようになってます。

以下、SS本文↓


120:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:11:32 g22jQoAE

 更級(さらしな)中学、二年五組の教室内に談笑がこだまする。
「お母さんね、ホントに幸せそうなの。あたしが見てる前でも、平気でお義父さんとベタベタしち
ゃってさ。あたしを邪魔者あつかいするんだよ」
 セミロングの髪を軽く揺らし、レナが笑った。きりっとした彫りの深い顔立ちに切れ長の瞳。ど
ことなく猫を連想させる美少女だ。丈が短めのスカートから、白い脚がすらりと伸びていた。
 スポーツ万能な上に、成績も学年でトップクラス。そしてそれを鼻にかけない明るい性格でクラ
スの人気者だった。
「もう、子供の前でいちゃつくなっての。あたしのほうが見てて恥ずかしいよ」
 文句を言いながらも本気で怒っているわけではない。
 レナの母親は、彼女が幼いころに夫と死別した。以来、女手ひとつでレナを育ててくれたのだ。
そんな母が女としての幸せを手にしたことは、レナにとっても幸せなことだった。
 ただ、子供の前でも平気でのろけてくるのだけは、勘弁して欲しいと思うが。
「よかったわね、三枝(さえぐさ)さん」
 クラスメートの栗原美紅(くりはら・みく)が祝福する。
 ショートカットにセルフレームの眼鏡をかけた、知性的な美少女だ。ルックスだけでなくスタイ
ルも抜群で、中学二年生にして85センチはあろうかという豊かな乳房。くびれた腰からまろやか
なヒップへと続くボディラインは、成熟した女性のようにグラマラスだった。
「川瀬(かわせ)だってば。今のあたしは川瀬レナ」
 つい先日、母親が再婚し、レナの苗字は旧姓の三枝から新しい苗字の川瀬へと変わっていた。
「なかなか今までの癖が抜けなくて」
 美紅が苦笑した。
「早く慣れてよね、栗原」
 レナがまた笑う。
 新しい姓は、幸せの証。
 新しい父ができ、新しい家族を作っていくためのしるし。
 レナは─幸せだった。
「あ、そういえば、また栗原の下駄箱にラブレターが入ってたよ」
「しつこいのよね、毎日毎日」
 美紅がうんざりとした顔をする。
 とにかく男子に人気のある少女だった。
 アイドルと見まがうほどの美少女なのだから無理のないことだと思う。レナも学年で一、二を争
う美少女だが、美紅ほどの気品はないし人気もない。
 もっともレナの場合は、屈託のない性格もあって、女としてよりも友人として見られることが多
い、というのも理由としてあげられるだろうが。


121:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:12:20 g22jQoAE

 それでもやはり、レナも年頃のオンナノコである。毎日のように男子から告白される美紅の人気
がうらやましくもあり、同時に友人として誇らしくもあった。
 もっとも当事者の美紅は、モテ過ぎるのも大変だけれどね、と澄ました顔だ。
「これで四十通目だったっけ。ラブレターの数」
「四十一通め」
 美紅がさらりとした口調で訂正する。今までにもらったラブレターの総数を律儀に数えているら
しい。もっとも返事を出したことは一度もないそうだ。
「実際、差出人にはロクな男がいないもの」
 ナンパにしか興味のない軽薄男から、常に美紅よりも下の成績しか取れない中途半端な秀才、果
てはクラスでも評判のデブオタまで……
「自分にふさわしい相手でなければ交際なんてしたくないの」
「プライド高いよね、栗原って」
 レナが微笑む。
 友人との他愛のない会話。そんな一つ一つが輝いて見える。


 ─だが、幸せは長くは続かなかった。


        *


 母親が再婚して一年が経った。
 レナは中学三年生になり、すでに卒業も間近だ。名門女子高校・白天(はくてん)女学院に合格
し、有頂天だった。
「白天女学院に合格したのね。おめでとう」
 美紅は真っ先に祝福してくれた。
「まあ、レナは成績もトップクラスだったから、合格しても不思議じゃないけど」
「トップクラスっていっても、美紅ほどじゃないよ」
 悪戯っぽくレナが笑う。
 美紅とは二年生に引き続き、三年生でも同じクラスだ。
 彼女が、この学校どころか全国模試でも上位の成績を誇っていることを、レナはよく知っていた。
彼女とは桁が違う。栗原美紅は本物の天才なのだ。
「美紅とは違う高校だね。寂しくなるよ」
 ふう、とため息が漏れた。
 二人の付き合いは二年生のときに同じクラスになってから、これで二年近くになる。明るく直情
的なレナと、知的でクールな美紅。正反対といっていい二人だが、なぜか気が合った。
 出会ったころはレナのことを苗字で呼んでいた美紅も、今では『レナ』と名前で呼んでくれる。


122:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:12:58 g22jQoAE

「また、いつでも連絡して」
 美紅がクールに応えた。
「学校は離れ離れになっても─友達よ、私たち」
 冷然とした美紅が滅多に見せない、優しい笑顔。
 本当の友人にだけ見せる笑顔─それを自分に対して見せてくれた嬉しさに、レナは笑みをこぼ
した。
「ありがとう、美紅。そう言ってくれると、あたしも嬉しい」


 ─ぶるるるっ。


 そのとき、マナーモードにしていた携帯電話が鳴った。ディスプレイに映った発信者は母の美津
子だ。
「もしもし」
 母の声が受話器の向こうから聞こえる。最近、めっきりと老け込んだ声が。
「うん……うん、わかった。帰りが遅くなるんだね」
 パート先で残業があるから、先に夕食を食べておいてほしい、という母からの連絡だった。
「家庭、大変なの?」
 レナの『家庭の事情』を知っている美紅がたずねた。
「ああ、ちょっとね……」
 レナの表情が沈む。
 義父のことで家庭は揉めていた。結婚した当初こそ真面目に会社勤めをしていたが、その後、義
父はすぐに働かなくなった。今では母親のパートだけで生計を立てる毎日が続いている。
 川瀬家はギクシャクとしていた。
 一年前はあれほど幸せだったというのに……
 どうしてだろう?
 いつからこうなってしまったんだろう?
 レナには分からなかった。
 母の再婚が本当に嬉しくて、新しい父親と三人で幸せな家庭を築いていけると信じていたのに。
 何かが、どこかで狂ってしまったのだ。
 そして一度狂ってしまった歯車は、連鎖的に他の物事をも破壊していく。
 レナに、悲劇の時が迫る。


123:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:13:31 g22jQoAE

 ─家に帰ると、義父の川瀬敏夫が居間に寝転がっていた。
「なんだぁ、帰ったんなら『ただいま』くらい言えよ」
(お酒くさい……)
 周囲に漂うアルコール臭に思わず顔をしかめる。
「お父さん、お酒はひかえて、ってお母さんが言ってたよ」
「うるせーな」
 ウイスキーを片手に、義父が上体を起こす。
「もうあんなヤツ、どうだっていいんだよ」
「えっ……?」
「あのババア、俺とは縁を切るってよ。ちっ、ベッドの上で散々よがらせてやったってのによ」
「お父さん!」
 卑猥な言葉にレナが声を上げる。
「働かない奴とは一緒にいられないってか? ふざけやがって。パート先で新しい男でも見つけや
がったんだ、ちくしょう!」
 義父は荒れていた。実際、最近の彼の行状はとても褒められたものではない。働きもせず、家で
ひとり酒を飲んでいるか、パチンコや競馬などのギャンブルをしているか……
 とにかく自堕落な日々を送っている。ほとんど、母の美津子の『ヒモ』のような状態だった。
 だが川瀬は、自分がすべての元凶だということを考えてもいないのだろう。母から三行半を突き
つけられたことに、ただ一方的に憤慨している。
「ん、それにしてもレナ、お前、けっこうエロい体に育ってきてるじゃねーか」
 川瀬がゆっくりと立ち上がった。
 蛇のようにねちっこい視線が若々しい肢体を捕らえる。
 父が娘に向ける目ではなかった。レナを……一人の『女』として認識している、邪まな瞳。
(お父さん……なんだか怖い……!)
 レナはごくり、と息を飲んで後ずさった。
 義父は酔っている。何をしでかすか分からない─そんな雰囲気を全身から発散していた。
「へへへ、最後に贈り物をしていってやるよ」
 乾いた声が静かな居間に響き渡る。
 背筋を強烈な悪寒が貫いた。
 自分の身に取り返しのつかない、何かが起こりそうな予感。
 緊張と恐怖で首筋に汗が伝う。
「てめえの娘に男の味ってやつを教えてやる」
「お父さん、なに言ってるの……?」
「おとなしくしてろよ。騒ぎ立てると近所迷惑だからよおー」
 川瀬が獣の咆哮を上げて飛び掛った。
 たくましい体がレナを押さえ込む。
「いやっ、お父さん、やめて!」
 必死で両手両足をばたつかせるが、義父は子供をあやすように彼女の四肢を封じてしまう。


124:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:14:01 g22jQoAE

 動けない─
 レナの表情が恐怖に歪んだ。
 制服のスカートをまくりあげられ、ショーツを脱がされる。引き締まった未成熟な下肢が露出し
た。その中心部で桃色の秘唇が剥き出しになっている。年頃になってからは誰にも見せたことのな
い乙女の秘部だ。
「さすがに中学生ともなると、まだまだ綺麗なマ×コしてるじゃねーか。母親と違ってピンク色だ
ぜ、へへ」
 自分の性器を品評される恥辱に、レナは頬を真っ赤に染めた。
「おとなしくしろよ、へへ。力入れてると余計に痛いぜ」
「んぐっ!」
 川瀬が脱がせたショーツを口に押し込んでくる。猿轡をかまされた状態になり、くぐもった悲鳴
を漏らすことしかできない。
「んーっ、ぐむっ」
「へへへ」
 細い足を無理やり大股開きにされる。抵抗しようにも中学生の少女の力では、とても大の男には
かなわない。完全に両脚を開くと、義父が腰を割り込ませてきた。ひやりとした感覚とともに、膣
の入り口に何かが押し当てられる。
(この感触って─まさか、男の人のアレが当たってるの……?)
 視線を走らせると、川瀬はすでにズボンを脱ぎ捨ていきりたった肉棒をあらわにしていた。赤黒
い亀頭が処女口にぴたりと照準を定めている。義父が何をするつもりなのかを悟り、レナは絶叫し
た。
「いやー! やめて、やめてェ!」
 だが絶叫に応えてくれる者はどこにもいない。無人の室内に荒い息遣いだけが響き渡る。


 犯されてしまう!


 凄まじい恐怖感で息が詰まる。
 全身の震えが止まらない。
「おらっ、入るぜ!」
 義父が下腹部をグイッ、グイッと押し込んだ。
「あっ、はぁぁぁぁっ……!」
 信じられないほど太い異物が、秘肉を押し広げながら入ってきた。異物が体内に入り込んでくる
痛みと圧迫感に圧倒される。
 やがて、
「あああああああっ!」
 痛い……信じられないほどの激痛が足の付け根を襲った。


125:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:15:05 g22jQoAE

 体の中心部を引き裂くような勢いで、処女の膣孔を押し広げ、野太い凶器が突き進んでくる。
 ずぶり、ずぶり、と少しずつレナの純潔を散らしていく。
「痛い……痛いよぉ……」
「我慢しやがれ。もう少しで奥まで入るからよ」
 義父がへらへらと笑いながら、さらに腰を押し進める。
「全部入ったぜ。ざまあ見やがれ」
 先ほどまでひっそりと閉じられていた入り口は無残に押し広げられ、汚らしい肉茎が埋め込まれ
ていた。彼のモノを柄もとまで受け入れた胎内が、今にも裂けてしまいそうだ。
「うほっ、キツキツだ。すげェ締まる」
「い、嫌……お願い、抜いてェ……」
「あれ、血ィ出てんな。本当に処女だったか?」
 結合部からはヌルヌルとした赤いものが流れ出ていた。レナは唇をかみしめ、ブルブルと震えて
いる。
 処女を奪われたショックで、レナは顔を覆った。
 こんな形で、うまれて初めて『男』を迎え入れてしまった。悪夢のようなロストバージンだった。
「ホントに処女らしいな。こりゃ、ラッキーだ」
 処女を奪った男は悪びれる様子もなく言った。凶暴なものを埋め込んだまま、勢いよく抜き差し
を始める。
 まるでスリコギを使うように、たくましい肉棒が膣内を暴れ回る。
 レナは青ざめた顔のまま、身動きひとつしなかった。処女を穢されたショックで感情そのものが
麻痺していた。
「もう、嫌……早く抜いてェ」
「そんなこと言うな。せっかくの初体験なんだから最後まで楽しめよ」
 嬉しそうになだめながら、力強く胎内を突き上げていく。義父の恥骨とレナの恥骨がぶつかりあ
い、湿った音を立てる。
 処女を失ったばかりの娘には、あまりにも激しいセックスだった。
 レナは眉間に皺を寄せて、暴虐なレイプに耐えた。セミロングの髪を振り乱し、唇を噛み締めて
義父をにらみつける。
「ふん、悔しいか。義理の父親に無理やりバージンを奪われてよ」
「うう……」
「ははははは、いい気味だ。どうせなら美津子も呼んで、三人で親子丼といきたかったけどなぁ!」
 根元まで埋め込まれた肉棒が引き抜かれ、ふたたび膣肉を押し開いてレナの中心を貫く。さらに
ピストンを続けながら、小ぶりな膨らみを両手で揉みしだく。
 激しい抽送を受けて、そのたびに中学生の肢体が身悶えした。
 凌辱者は飽くことなく腰をぶつけ続け、やがてその動きを早めていった。
 フィニッシュが近いのだ。
「うう、出るぞ! 中に出すぞ!」
 義父は腰を突き出した姿勢のまま、体を激しく震わせた。


126:消せない悲鳴  ◆CSwCzse3V2
07/05/09 20:15:38 g22jQoAE

「あッ……!」
 レナは呆けたように口を半開きにする。
 胎内にびゅくっ、びゅくっ、と熱い精液がほとばしった。もちろん義父はコンドームなどつけて
いない。
 だがそのときのレナは強姦されたことに動転し、妊娠のことにまで気を回す余裕がなかった。レ
イプされたショックで思考そのものが麻痺していたのだ。
 ただ─汚らしい体液を自分の一番奥に吐き出された屈辱感だけがあった。
「嫌……嫌ぁ……!」
 レナは堅く目を閉じ、肩をいからせて緊張している。可憐な容姿が惨めなほど歪んだ。
「ふう、最高だったぜ。まさか処女をいただけるとはな」
 義父は射精後の感触を楽しむかのように、ペニスを抜かずに腰をぐりぐりと回している。
「気持ちよすぎて中出ししちまったぜ。ま、ガキができないことを祈るんだな」
 ペニスを引き抜くと、ぽっかりと拡張された穴から白濁した精液が逆流してくる。
 レナの、屈辱の初体験はこうして終わりを告げた。
「じゃあな。美津子にもよろしく言っておけよ。一年間世話になったお礼に、てめえの娘を女にし
てやったんだ。感謝しろよ、ってな」
 カチャカチャとズボンを履きなおし、義父が去っていく。
 レナは服を着なおすこともできず、死んだように横たわっていた。青ざめた頬に、涙の跡が残っ
ている。
「あはははは……ははは……は……」
 レナは、虚ろな瞳で天井を見つめる。乾いた笑い声だけが、部屋の中にいつまでも響いていた。



                             【終わり】


127:105
07/05/09 23:25:29 OxfzEciT
とりあえず期待いただいてるようなので書き始めてはいるんだけど、
ここのスレと当該ゲームの本スレとどっちに投下すればいいんだらうか。

>>119
GJ!
義父と娘…という時点でもう運命が決まったようなもんだな、
とか思ってしまう俺は汚れてるだろうかw

128:名無しさん@ピンキー
07/05/09 23:30:53 qO/J3y/X
GJ!!
下衆親父\(^o^)/万歳
どこかで見た事のある固有名詞が出てきた気がするが……はて?


しかし、せっかくの投下にケチつけるようで悪いが、物足りないと
思ってしまったんだ。
レイプされたところで終わってるからだろうな、うん。
このスレ的には、レイプされた「その後」も大事な気がするんだ……!

129:名無しさん@ピンキー
07/05/11 00:26:25 qMLDmVLt
栗原なんとかとか言うやつとの絡みはなんだったの?

130:名無しさん@ピンキー
07/05/11 23:24:57 HXjn0IFI
おにゃのこ同士の心温まる友情

131:名無しさん@ピンキー
07/05/12 11:30:46 YZqMsatY
>>127
ぜひ、ここのスレに投下をおながいします (≧∀≦)/

132:名無しさん@ピンキー
07/05/13 10:33:34 +Ldf9VUV
良スレ

133:名無しさん@ピンキー
07/05/13 12:24:58 rpS1qqjp
>>82の糞女と同姓同名って事で、同一人物かは知らないけど
「かわいそう」というより「いい気味」としか思えない。
自分の作品のキャラ使い回すってそういうところ難しいよね。

134:名無しさん@ピンキー
07/05/13 12:29:25 MNWcsdwE
これが原因で>>82になったんじゃないのか?

135:名無しさん@ピンキー
07/05/13 12:32:49 +Ldf9VUV
>>133
明らかに同一人物だろw

136:名無しさん@ピンキー
07/05/25 15:54:58 o/0rdkkT
面白いですね・・もっと読みたい・・
レナ視点で書かれておられるのがまた
なんか受ける立場でよかった。

137:名無しさん@ピンキー
07/05/27 09:11:00 7WaZPlII
ほしゅあげー

138:名無しさん@ピンキー
07/05/29 01:17:10 hFIQzSWV
このスレには
「可哀想だけど自業自得だから犯されても仕方ない」女より
「何も悪い事してないのに理不尽にも犯されて可哀想」な女の方が向いてるかな。

欲求不満の主婦が出会い系で知り合った男の子カラダの関係を持つんだけど
それをネタに男の子にたかられて(「ダンナさんにばらす」とか言われて)
家計を男の子の遊ぶ金に搾り取られ、誰に相談することもできないまま
夫と子供を残して訳も話さず離婚。そのまま男の子達の肉奴隷に・・・
って感じの話は前者に当たるかな・・・あ、可哀想なのはあの豚主婦の家族の方か

139:名無しさん@ピンキー
07/05/29 16:41:23 vWePzSnr
>>138
主婦だとスレタイから離れるしな。
その子供がとばっちりを受けて男の子達の毒牙にかかるとか・・・(´・ω・)カワイソス

140:名無しさん@ピンキー
07/05/29 17:04:08 ttHcWPds
女は16歳で結婚できるんだぜ?

141:名無しさん@ピンキー
07/05/31 16:16:03 ob9+MkC0
レイプだけじゃなくて、物乞いをしているような女の子が救われるような話はダメなのかな・・・。

142:名無しさん@ピンキー
07/05/31 20:10:57 YsBG7KM4
救われたらかわいそうじゃなくなるじゃん

143:名無しさん@ピンキー
07/06/01 11:04:29 ATFomK13
超かわいそう

猟奇警察--------- 都内のマックで男がろう城。ガラス張りの店内から人質の女性は全裸にされ・・
URLリンク(ana.vis.ne.jp)

ママのけじめ------事故で奇跡的に一命をとりとめた兄。喜ぶ母・姉・妹。しかし兄の部屋からは下着が・・
URLリンク(ana.vis.ne.jp)

ハケンの性癖--------派遣されてきた美人の彼女は女子トイレや更衣室にカメラを仕掛けていた...
URLリンク(ana.vis.ne.jp)

それを見ないで-----知人の美人が電車内で突然しゃがみこんパンツをさげ大量の便を・・
URLリンク(ana.vis.ne.jp)

パンツ盗んですいません----俺はついに現行犯で捕まった。それもパンツの持ち主本人に・・
URLリンク(ana.vis.ne.jp)


乳食鬼-----女子高生32人を乗せたバスが忽然と消えた。ある日、被害者の全家族にDVDが送付されてきた・・ 
URLリンク(ana.vis.ne.jp)


144:名無しさん@ピンキー
07/06/06 23:32:21 UxnzsLtg


145:名無しさん@ピンキー
07/06/07 10:51:45 GK2PzkCT


146:名無しさん@ピンキー
07/06/07 11:07:45 mBF6Q9YR


147:名無しさん@ピンキー
07/06/07 21:48:24 UmtdlgDY


148:名無しさん@ピンキー
07/06/07 22:04:42 h8LKgIbp


149:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:34:11 n+FhFbYW
わたしは父が転勤族だったため、幼い頃から引越しを繰り返していました。
内気な性格でクラスに馴染めず、一人でいることの多い子供でした。
そんなわたしに初めて友達と呼べるものができたのは、中学二年の時です。

「松田さんて、他の子と違うよね。一匹狼って感じ?」
可愛らしく首を傾げて見つめてくるのは、同じクラスの三崎優子さんでした。
”他の子と違う”というのはイジメの対象になり得ます。わたしは身構えました。
けれど三崎さんの茶色い大きな目に、悪意は浮かんでいませんでした。
むしろ羨望らしきものが。わたしはびっくりしました。転校してまだ日が浅かったのですが、
彼女が校内でも一、二を争うほどの美少女で、一目置かれているのを知っていましたから。
勉強もスポーツもできる明るい女の子です。各地を転々としてきましたが、
彼女ほど完璧な人はいませんでした。そんな人が他人をうらやむ? しかもわたしに? 
なにかの冗談かと思いました。訝しげなわたしをよそに、三崎さんはニコニコと話しかけてきます。

「見た時からクールでかっこいいな~って思ってたの。一緒のクラスになれて嬉しかった。仲良くしてくれる?」
「……う、うん」
勢いに飲まれてオッケーしましたが、半信半疑です。クールとはものは言いようで暗いと言いたかったのかな、と。
それに彼女は委員長でしたので、なかなかクラスに馴染まない転校生に対する気遣いなんだろう、
くらいに思っていました。ところが予想に反し、その日を境にわたし達は急速に親しくなっていきました。

150:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:35:00 n+FhFbYW
「松田さ~ん、一緒に帰ろ?」
「うん……いいよ」

「え~、和美ちゃんなんでそんなに細いのォ。脚とかすらっとして、うらやましいッ」
「わたしはただガリってだけだから。それより、優子ちゃんのメリハリのある体のほうがうらやましいんだけど」

「ねぇ、気づいてた? C組の田中君。最近、和美のことよく見てるんだよ。わたしのカンだと告白してくるよ、絶対!」
「わたし彼氏作る気なんかないし、興味ないよ。だいたい、優子のカンはアテにならないからなぁ……」

わたしは初めてできた友達に夢中でした。名前を呼び捨て合い、他愛のない話をするのが楽しかった。
ふふ、さっき会話に出た田中君。結局、告白されたのは優子でした。自分のカンがはずれて、
バツの悪い顔で断ってましたね。ええ、優子はとてもモテましたよ。彼氏? ……は、聞いたことがなかったから、
いないと思ってました。でも、いたんですよね、彼女。それを知った時、ショックでした。
わたし、信用されてなかったんだ。友達、いいえ、親友だと思っていたのはわたしの勝手な思い込みだったんだな、って。
でもその時、わたしはそのことで傷つく資格なんかなかったんです。わたしは彼女を憎んで、
親友だったらしないようなことをしたんですから。だけど……その前にわたしは、彼女に裏切られていたんです。
だからアイツ等に頼んで……。ああ、ごめんなさい。支離滅裂で。こんなんじゃわからないですよね。
あの時の気持ちをどう言ったらいいのか、わたしにもよくわからないんです。普通じゃありません。
狂ってたとしか言いようがないです。突然なんの前触れもなく、悪夢が襲ってきたんです。

151:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:36:11 n+FhFbYW
わたし達は同じ高校に進学しました。歴史のある女子校で、グレーのセーラー服は上品でカワイイと
人気がありました。割と自由な校風で、まじめな生徒が多かったように思います。
わたしは親から『この土地にしばらく留まりそうだ』と聞き、落ち着いて充実した高校生活を送っていました。
新しい友達もできましたが、やはり一緒にいて一番楽しいのは優子でした。残念なことに一、二年と同じ
クラスにはなれませんでしたが、学校の行き帰りはいつも一緒です。あの時も……、一緒でした。

あれは二年の一学期。七月に入ってすぐ期末テストがあった週の、土曜日の午後のことです。
ちなみにわたしが通ってた時、まだ週休二日制にはなっていませんでした。あと、携帯電話やインターネットも
今ほど普及していない時代です。ええと……話を戻します。テストが終わった開放感から、
どちらからともなく部活をサボって海に行こうか、ってことになったんです。
わたしは美術部、優子はテニス部に所属していました。海は駅の反対側。学校から歩いて二十分くらいです。
わたし達はコンビニでおにぎりや飲み物を買い、秘密の場所に向かいました。

その場所は三ヶ月前、偶然発見しました。海岸沿いは雑木林が続いています。
その脇の歩道をわたし達が歩いていると、ガサガサと繁みを掻き分け釣り人が出てきたんです。
こんな所に海に通じる道が? わたし達は好奇心に顔を輝かせ、その細い道に分け入って行きました。
林の中を下って行くと徐々に視界が明るくなり、目の前には海が。そこはぐるりを岩壁で囲まれた空間で、
誰もいませんでした。それ以来、わたし達は時々秘密の場所で遊んでいました。

152:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:37:04 n+FhFbYW
その日。わたしと優子は木の根元に隠してあったレジャーシートを砂浜に広げて、
仰向けに寝転んでいました。この時、どんな会話を交わしたのかまったく思い出せません。
蘇ってくる映像はモノクロで、所々記憶が飛んでしまっています。でも、始まりははっきりと覚えています。

不意に、パキっと枝の折れる音と人の話し声が聴こえてきたんです。
わたし達は反射的に振り返りました。雑木林の中から一人二人と男が出てきます。
全部で四人。シャツの裾を出しただらしのない制服姿。ずり下げて穿いているズボンの色で、
西高の生徒だとすぐわかりました。この辺の地域で一番柄が悪いと評判の高校です。
いかにも悪そうな風体に、見た瞬間わたしと優子は顔を強ばらせました。

「なにしてんの~? ここ、いい場所だね~。俺らも中に入れてよ」
「うんうん。中に入れて入れて。いっしょにあそぼ」
「俺も中に入って、出したい」
どっ、と男達が笑いました。心臓がどくどくと危険を知らせます。わたし達はカバンを引き寄せ、
立ち上がりました。素足のままローファーを履きます。波打ち際で遊んでいたので裸足でした。
くつ下を穿いているヒマなんてありません。わたしと優子は硬い顔を見合わせました。
「和美……そろそろ、帰ろっか」
「そう、だね。雨降ってきそうだし……」
無理にでも普段どおりにしていないと、なにかが壊れてしまいそうでした。
急に動いたら飛びかかってきそうで、小動物になったような気分でゆっくりと歩き出しました。

153:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:38:17 n+FhFbYW
男達がイヤな目配せをしているのに気づきました。焦ったわたしは砂に足を取られ、よろけてしまいます。
にじり寄っていた男達の一人が、素早くわたしの腕を掴みました。
「だいじょうぶ~?」
「……だ、大丈夫です。あの……」
離してくれません。男はおどけた調子ですが目が笑っていません。
ギョロッとした鋭い視線に、わたしは動けなくなりました。

「そんな急いで帰らなくてもいいじゃん」
「そうそう。遅くなったら車で送ってあげるよん」
わたしを掴んだ男以外の三人が、声をかけながら優子を取り囲もうとした、その時です。
「こないでッ」
優子が大声で制して、腕を振り上げました。

「うわっ、なんだ」
「い、いでで……目が」
いつの間に握っていたのか、優子は迫る男達に砂を投げつけていました。
男達がひるんだスキに、優子は雑木林に向かって走り出します。
「……ゆ、優子?」
わたしのかすれた声に優子が振り向きました。
一瞬、笑っているのかと思いました。顔の筋肉がおかしな具合に歪んで、そう見えました。
この時の優子の顔を、わたしはいまでも忘れることができません。

154:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:39:20 n+FhFbYW
「てめえ……このやろう」
男達の中で一番大きな男が、まばたきをしながら優子に一歩踏み出しました。
優子の視線がわたしから男に移り、両目が大きく見開かれて……。
それから先はあっという間のことでした。さっとスカートの裾をひるがえして、
優子の背中がみるみる小さくなっていきます。

「ゆうこおおおッッ!?」
叫び声がむなしく響きます。再び優子が振り向くことはありませんでした。
「あーあ。オトモダチ、一人で逃げちゃったよ。見捨てられちゃったねぇ」
腕を掴んだ男がからかうように言いました。そんなはずない。
優子は人を呼びに行っただけ。助けてくれそうな大人を連れて、きっと戻ってくる。
わたしはそう信じて疑いませんでした。けれど、涙がにじんできます。
「かわいそ~。あれれ、泣いてる~? 俺らがなぐさめてあげよっか」
「ちょうどシートがあるしぃ」
意味がわかりませんでした。目の前の状況に思考が追いつきません。
そうですね……たとえると、衛星中継でものすごく反応が遅れる感じでしょうか。
男達にレジャーシートの上に押し倒されても、わたしはうんともすんとも言いませんでした。
優子は足が速いから、すぐここに戻ってくる。連れてきた人をせき立てながら現れる……きっと。わたしは祈っていました。

155:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:40:12 n+FhFbYW
あちこちから手が伸びてきて触られました。セーラー服もスカートもめくり上がった状態です。
ブラジャーをずらされ、乱暴に揉まれました。男達が口々になにかしゃべっていたはずですが、
記憶に残っていません。そして……突然ぬっと現れた物体に、わたしはひっと息を飲みました。
ギョロ目の男が下半身をむき出しにして、わたしを見下ろしていました。 
    
ヘビの頭のようでした。クネクネと気味の悪い動きをしています。わたしは初めて見る男性器から
目をそらすことができません。恐ろしい現実が迫っていることを実感させられました。
「……い、や……いやああっ」
やっと声が出ます。手足をバタつかせました。動けません。
男達に押さえつけられたわたしは身をよじっただけで終わります。ショーツをはぎ取られた時、
体から力が抜けていくのがわかりました。もうダメだとぎゅっと目をつぶる前に、男がにっと笑ったのが見えました。

わたしはあきらめるのが早いタイプです。度重なる転校が大きく関係していると思います。
好きだった習い事を途中であきらめ、別れがつらいので人と仲良くするのをあきらめ。
わたしは傷つかないために、あきらめることを身につけるようになっていました。

156:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:41:00 n+FhFbYW
ギョロッとした目の男。塚原と言いました。男達は名前を呼び合っていましたが、
この時のわたしに覚える余裕はありません。苗字なのか下の名前なのかわかりませんが、
名前と顔が一致するのはあとのことです。話の便宜上、名前を出して進めます。

観念したとはいえ、塚原がのしかかってきた時わたしはパニックになりました。
けれど、どこか冷静な部分も残っています。優子、どこまで行ったの? 間に合わなかったよ……。
心の中で話しかけていました。生温かく硬いものがあてがわれて、押し入ってきます。
めりめりと股が裂けるかと思うほどの激痛が走りました。優子、すごく痛い、怖い、助けて!
圧迫感が込み上げてきて苦しくなり、ぐわんぐわんと景色がまわりました。
何度か気を失いそうになりましたが、ひどい痛みによって現実に引き戻されます。
ふんふんと息を吐き出していた塚原が呻き声を上げ、腰の動きが止まりました。
体が離れると、股の間をどろりとした感触が流れていきました。
入れ代わりにバンドをやってそうな前髪の長い男が覆いかぶさってきます。
コウと呼ばれていました。順番はジャンケンで決めたようでした。

コウがわたしの上で動いていた時間は短かったです。
パサッと音がして目を向けると、血で汚れた白いくつ下が二つ、シートに落ちていました。
塚原とコウが性器を拭いたあとでした。蘇ってくる映像はモノクロと言いましたが、
この時の鮮烈な赤い色は脳裏に焼きついています。

157:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:44:52 n+FhFbYW
わたしはレイプで処女を失ったんだ……。わたしは外見から大人びた子と思われがちでしたが、
実際の中身はなにも知らないお子様でした。恋も知りませんでした。
彼氏や好きな人がいたら、もっと激しい喪失感に襲われていたかもしれません。
わたしの頭の中はからっぽで、ぼんやりと横たわっていました。

コウの次が高校生にはとても見えない体格のいいタケでした。野太い声が飛んできます。
「首に腕をまわせ」
正面で貫いたまま、タケがわたしの体をひょいと抱えて立ち上がりました。
不安定な体勢に、とっさに言われたとおり首にしがみつきます。タケがお尻を掴み、
砂浜をぐるぐると歩き始めました。ずんずんと支点に衝撃が伝わり、目の前がチカチカしました。
「あっ、あっ、あっ」
わたしの口から断続的な声がこぼれます。他の男達はゲラゲラと笑っていました。
スカートは脱がされていたので繋がっている部分が見えました。ぐちゃぐちゃです。
男に軽々と持ち上げられて揺さぶられるたびに、突き立てられた肉の棒が見え隠れします。
間から精液が溢れていました。上はセーラー服、下は丸出しというみっともない格好で串刺しでした。  

こんな姿、優子に見られたくない。恥ずかしくて生きていけないと思いました。
もう戻ってこなくていいよ、優子……。戻って……、こないんじゃない……?
初めて疑う気持ちが起こりました。ぽとんと胸に落ちて、じわじわと広がっていきます。
『一人で逃げた―見捨てられた―』。塚原の放った言葉が今頃になって突き刺さります。

158:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:47:04 n+FhFbYW
わたしに呼び止められて、振り向いた優子の姿が浮かびます。青ざめて引きつった顔。
その中に、裏切る後ろめたさを見たような気がしてきます。思ったが最後、疑惑はどんどん膨らんできました。
それと同時に、背筋をぞわぞわと這い上がってくるものがあります。体の震えが止まりませんでした。
寒くはありません、むしろ熱いです。尿意に近い切迫したものを感じて、わたしは焦りました。
ここでオモラシなんかしたら男が怒って、殴られるかも……と怯えました。
「あー、すげぇキモチイー」
とタケが激しく揺さぶります。深々と突き刺さったペニスがこすれて、
痛くて熱くてなんだかたまらなくて、わたしはのけぞって高い声を張り上げていました。

最後は狐を思わせるような顔も目も細い、陰険な感じのするヒロという男でした。
わたしは命じられるまま、あやつり人形のように従いました。四つん這いにさせられ、
後ろから挿入されました。グチュグチュ、パンパンという音にあんあんという声が混じります。
「こいつ、いい声出すな」
「あはは、犯されて感じてるよ」
他にも屈辱的ことを言われたような気がしますが、わたしは上の空でした。
腕で体を支えているのがつらくなってきて、上体を伏せお尻を突き出すような
格好になっていました。ヒロの抜き差しするスピードが上がります。四人目ともなると、
終わりの兆しがなんとなくわかりました。いつの間にか肉体に感じる痛みが消えていました。
そのかわり、たまらない気分はずっと続いていて、次第に時間の感覚も失っていきました。

159:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:49:58 n+FhFbYW
放心状態のわたしに意識が戻ってくるのは、2巡目入ってしばらくした頃です。優子に裏切られた―。
もう助けにくる気がないのは明らかです。苦しくて胸が張り裂けそうでした。初めての友達。
深い信頼を寄せていた分、打ちのめされました。仰向けに転がっているわたしの目に、
どんよりとした梅雨空が映ります。突然、どすぐろい感情が渦巻きました。
それは自分でも戸惑うほどの”怒り”でした。優子のせいでこんな目に遭っている―。

その怒りは男達ではなく優子に向けられました。あの時、『こないでッ』なんて優子が
叫ばなければ、ただからかわれただけで済んだんじゃないか。優子が砂なんか投げつけるから、
男達の怒りを買いこんなハメに陥ることに。優子の過剰な反応が集団レイプの引き金になった。
考えれば考えるほど、そう思われてなりませんでした。なのに本人はさっさと逃げて知らん顔。

本当は……わかっていました。男達は最初からレイプする気満々でした。
怖くなって逃げ出すのは当たり前です。逆の立場だったら、わたしも同じように優子を
置き去りにしたかもしれません。オロオロするだけでなにもできないでしょう。事故みたいな
ものだと思うしかない。わかってはいても許せませんでした。なぜかこの時ばかりは仕方がないと、
あきらめることができませんでした。後にも先にもあんなに強い感情を持ったのは初めてです。
怒りや悲しみ、憎しみ……色々な思いがごちゃまぜになって、頭がおかしくなりそうでした。
いま思うと、そういう負の感情を優子にぶつけることで、わたしは正気を保っていたのかもしれません。



(つづく)

160:名無しさん@ピンキー
07/06/10 04:17:08 FVPpT5aX
wktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktk

161:名無しさん@ピンキー
07/06/10 07:18:56 M79ntJmr
うまいなぁ。GJ!

162:名無しさん@ピンキー
07/06/10 08:55:02 Fc8IaJ/P
うますぎる…レイプ経験者?って位リアルやなぁ

163:名無しさん@ピンキー
07/06/10 10:36:37 FVPpT5aX
>>162
いや、エロマンガによくあるだろw

164:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:19:03 51YHrd+l
>>159の続き

気がつくと雨が降っていました。男達の立ち去る気配に、やっと解放されると脱力しました。
わたしは抜けガラ状態で雨に打たれていました。誰かが無理矢理立たせます。
腕を引っ張ります。雑木林の中を歩かされて車に乗せられました。
わたしは山に連れて行かれて埋められる、と思いました。あとで起こったことを考えると、
いっそその方がよかったです。けれどそんなB級サスペンスドラマのようなことはなく、
わたしは家まで送られただけです。学生証から名前と住所を知られてしまいました。
「じゃあ、またね~」
コウが運転する黒い車が走り去るのを、わたしは茫然と立ち尽くして見ていました。
そのまま地面にずぶずぶと沈み込んでいきそうでした。
どのくらいそうしていたのか、隣の車が帰宅してきた音でやっと我に返ります。

玄関を開けると、たまたま近くに母が立っていました。
「びしょ濡れじゃないのっ。そこで待ってなさい、タオル持ってくるから」
母の叱る声や漂ってくる夕飯の匂いに、どっと涙が溢れました。
タオルをかぶってお風呂場に直行したので、わたしの異変に母は気づかなかったと思います。
絶対、気づかれるわけにはいきません。もちろん相談するなんて論外です。
今日あったことは、どんなことがあってもひた隠す。わたしは何度も体を洗いながら、
そう決心しました。泣き声を押し殺して、精液を指で掻き出しました。こんなことになって、
わたしは初めて自分の性器に指を入れました。わたしは”なにも知らないお子様”
だったと言いましたが、誇張ではありません。本当になにも知りませんでした。

165:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:20:28 51YHrd+l
そんなところを触るのは汚いと思っていましたし、怖くてタンポンも使えませんでした。
当然、鏡で見たこともありません。だからというか、わたしは入り口の位置がよくわかっていませんでした。
信じられませんか? でも意外と自分の体のことなのに、なにも知らないという子は他にも
いそうな気がするんですが。まあ、滅多にいないでしょうけど。わたし、クリトリスというのは
女性器全体を指すのかと思っていました。ふふ、呆れて笑ってしまいますよね。
快感を得るためだけの器官だと知った時、どうしてそんなものが! と恨みました。

その夜、わたしはひどい熱を出しました。砂浜での出来事がフラッシュバックします。
体の中に残る異物感にもだえ苦しみました。熱くて熱くてたまりません。ヘンな気分でした。
うまく言えませんが、どうにも収まりがつかないといった感じ。じりじりと炙られているような気持ちでした。
体の奥がじんじんと脈打ち、なんだか落ち着きません。わたしは込み上げてくる感覚にうなされました。
熱に浮かされた頭はまともに働きません。そのうち、だんだんと深い眠りに落ちていきました。

166:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:21:28 51YHrd+l
わたしはまるまる一週間、寝込みました。このまま一生部屋から出たくありませんでしたが、
引き伸ばしはもう限界でした。風邪を引いただけだと思っている両親に、不審がられてしまいます。
なにか勘付かれたら大変なことになります。自殺も考えましたが、ムリです。自分にそんな
度胸がないのはわかっていました。あきらめて登校を決心したわたしを支えていたのは、
またしても優子への怒りでした。休んでいる間に、優子からなにか連絡があるんじゃないかと
思いましたがなにもありません。いまさらまだ期待していたのかと呆れ、傷つく自分に
腹が立ちました。その苛立ちはそっくりそのまま優子に向かいました。

高校へはバスで一緒に通っていました。毎朝待ち合わせをしていたバス停に、優子の姿は
ありません。乗客の中に西高の生徒がいるのを目撃して、わたしは激しく動揺しました。
こめかみから脂汗が流れます。あの男達ではないとわかっていても胸の動悸は治まりませんでした。
わたしはこんなに苦しんでいるのに、優子は……優子は……っ!

いま思い返しても、たった一週間休んだけでよく学校へ行けたな、と自分でも驚きです。
よく病気にならなかったな、と。この時のわたしは優子への憎しみがエネルギー源になっていました。
それなのに……学校に着き、いざ優子を目にしたとたん、わたしはあわてて柱の陰に
隠れてしまったんです。みじめでした。なにか一言、いいえ、なにか仕返しをしなければ
気がすまない。そう憎悪をたぎらせていたはずなのに、なにもできませんでした。
人と争うことの苦手なわたしは、どう怒りをぶつければいいのかわかりませんでした。

167:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:23:20 51YHrd+l
休み時間、トイレでばったり優子に会います。向こうはクラスの子と一緒でした。
先に顔をそらしたのはわたしでした。一瞬、表情を強ばらせた優子でしたが、明るい声をかけながら
友達と連れ立って出ていきます。全身がカアッとなりました。追いかけて揺さぶってやりたかった。

あんたのせいで……あんたのせいで、わたしがどんな思いをしたかっ! 
そんな風に笑っていられるのも、わたしがあんたの代わりに男達の犠牲になったからでしょ!? 
許せない、ぜったい。あんたもわたしと同じようなひどい目に遭わせてやるっ!!

凶暴な感情が生まれました。黒く長い髪をたらして、顔面蒼白でブツブツと
呟きながら歩く女子高生。はたから見たらさぞ不気味だったと思います。
そんなわたしでしたから、周りに注意を払っていません。
「よお、元気ぃ?」
学校からの帰り道。声をかけられても気がつきませんでした。
たしか、明るいうちに家に帰りたかったので時間は四時頃だったと思います。
プッ、プーとクラクションが耳をつんざき、わたしはやっと足を止めました。
横付けされた黒い車に、今度は足がすくんで動けません。コウと助手席にタケが乗っていました。
乗れよ、とタケが後部座席をアゴで示します。家は目と鼻の先でした。
「この間のこと、近所中にバラすぞ」
つづけざまに脅されたわたしは、あきらめて車のドアに手をかけました。

168:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:25:49 51YHrd+l
「和美ちゃんだっけ、ちょっと痩せた?」
コウは黙り込んでいるわたしをチラリと見たあと、車内に流れる曲を口ずさみながら運転をしていました。
また犯されるのは百パーセント確実です。わたしの気持ちはどんどん沈んでいきました。
十分ほど走って着いた場所は、広い庭のある二階建ての大きな家です。
立派な門柱には塚原と記された表札がかかっていました。
二階のテラスに続く外階段が設けてあり、そこに引っ張っていかれます。
「お待たせ~」
コウが陽気な声を上げながら、わたしの背中を押します。
やっぱりというか、テラスから部屋に入れられると、そこには塚原とヒロが待ち受けていました。
そして当然のようにわたしは輪姦されました。同じことの繰り返しになるので話を端折ります。
前回と違うのは、全裸にされてビデオに撮られたことです。
なにも身にまとっていない状態というのは、とても恥ずかしくて頼りなくて、恐ろしかったです。
自分の弱さや無力を思い知らされます。撮影したビデオを見せられました。
ペニスを咥えているわたしの横顔。抜き差しされるごとに絡みつくピンク色の襞。
ズチャズチャと不快な音がばっちり入っています。精液が流れる局部のアップ。
むごたらしい映像に、わたしは顔を背けました。ショックが大き過ぎて涙も出てきません。

どうして、こんな……わたし、ばっかり……どうして、どうしてっ! わたし……なにか、悪いことした? 
してない……したのは、あの女。あの女が悪い。あの女のせいで、こんな……もう、いや。
いやいやいやああああっ! あの女が憎い。憎い憎い憎い。

169:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:38:03 51YHrd+l
「明日もここに来いよ。ガッコ終わったらそっこーでな」
塚原の命令に、なにかがぶちんと切れました。唇が勝手に動きます。
「……なんでも、言うこと聞くから。あの女を……ズタズタにして。同じ目に、ううん、
死んだほうがマシって思えるくらい、もっとひどい目に遭わせてやって、お願い……」
積もりに積もったうっぷんが爆発しました。急にしゃべり出したわたしに驚きながらも、
男達は”あの女”が誰なのかすぐにわかりました。というか、わたしがいつそれを言い出すのか、
待っていたようなフシがありました。女ってこえー、とニヤニヤしながら全員話に乗ってきました。

わたしは学校や家にバレないようにして欲しいと頼みました。具体的にいうと、
体の見える部分に傷をつけたり、帰宅時間が遅くならないようにです。
「せっかくのオモチャを取り上げられたらつまんないしな」
ヒロがずるそうに笑いかけてきます。わたしの要求に他の男達も異存はないようでした。
”オモチャ”の中にわたしも含まれているのはわかっていましたが、もうどうでもよくなっていました。
わたしは復讐に燃えました。それまでのウツウツとした気分が吹き飛び、心はウキウキと
弾みました。すごいですね。人間、開き直ったらいくらでも残酷になれるんですね。
これで後戻りはできないと思った時、後悔は微塵もありませんでした。

復讐の方法は男達に任せました。わたしは呼び出し役です。サボって海に行って以来
わたしは部活を休んでいましたが、優子は何事もなかったかのように出ていたので、平日は難しそうでした。
部活を理由に断られそうです。部活後だと警戒されそうだったし、帰りが遅くなるのでダメです。
その結果、部活が休みになる日曜日の昼過ぎに実行することが決まりました。

170:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:40:33 51YHrd+l
当日は梅雨明け宣言がされたばかりで、いい天気でした。
「話がある……公園で待ってる」
わたしは強い口調で用件だけ伝えて電話を切りました。心臓がバクバクしました。来る、来ない―。
あのことがあってから、優子とは一言も口を利いていません。お互い避けていました。
わたしに負い目を感じているだろう優子は迷いながらも、来る、と思いました。
一番暑い時間帯で、公園に人影はほとんどありませんでした。ここはお互いの家の
中間地点にあり、散歩を楽しんだり待ち合わせの場所にとたびたび利用していました。
わたしは木陰のベンチに座って待ちます。ジージーとセミの鳴き声がやたらうるさく感じたのを覚えています。

ハアハアと荒い息遣いがして、顔を上げるとクロ丸がしっぽを振っていました。一人で来るのは不安だったのか、
優子は飼っている犬と一緒に現れました。ノースリーブの花柄ブラウスにデニムのスカート姿でした。
クロ丸は名前からわかるとおり、色が黒くてしっぽが丸まったオスの中型犬です。
二年前、クロ丸はこの公園に捨てられていました。わたしの家は引越しが多いのでペット禁止です。
優子はひと目で気に入り、抱いて帰りました。母親に反対されたそうですが、三つ上のお兄さんが
味方についてくれて、飼えるようになったと嬉しそうに次の日報告していました。

171:名無しさん@ピンキー
07/06/12 00:43:27 51YHrd+l
「和美……髪……」
小さい声でそう呼んだきり、優子はうつむいていました。アップにした髪のほつれ毛が、
ふわふわと揺れていました。わたしは前日に、背中の中ほどまであった髪をばっさりと切っていました。
ぶかぶかの半袖シャツにハーフパンツを穿いて、少年のような格好です。
男達の関心を失わせるためにしたことでしたが、浅知恵でした。たいした効果もなく、
わたしは夏の間性欲処理に利用されました。とにかくヤレればいいんですね、この年頃の男は。
男達の性欲は底なしで、サル並でした。ふふ、サルとしたことはないのでよくわかりませんが。

話が前後してしまいました。戻します。
うなじに太陽があたるのは久しぶりでした。チリチリと熱かったです。
クロ丸がわたしの膝に前アシを乗せて、ハアハアと嬉しそうに見上げてきます。
わたしは頭を撫でてやりました。ザザッと音が聞こえて、木の影に隠れていた男達が飛び出してきます。
優子がはっとあたりを見回した頃には完全に囲まれていました。二週間前の土曜日の再現を見ているようでした。
青ざめて引きつった顔。両目を大きく見開いて、わたしと男達に視線をさまよわせています。
わたしはその様子を冷ややかな気持ちで眺めていました。

優子の反応は、想像していたものとは少し違いました。男四人が相手で勝ち目はないとわかっていても、
最後の最後まであきらめないと思っていました。必死に抵抗して、大声で助けを呼ぶと思っていました。
ところが目の前の優子は、じりじりと詰め寄る男達に対して、やめて、と弱々しく言うだけです。
塚原とヒロに両脇から腕を掴まれた優子の顔は、恐怖と絶望に覆われていました。
それは、わたしの望んでいたとおりです。でも、かすかに安堵の色を浮かべたのは予想外でした。


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