【オリジ・パロ】AAキャラエロ小説 part2【オールOK】 at EROPARO
【オリジ・パロ】AAキャラエロ小説 part2【オールOK】 - 暇つぶし2ch50:悪戯 【ノーネ×♀偽モナー】8/8
06/10/21 09:17:47 329FOx5U

全身の力が抜けて、偽モナーは自らの足で立つこともできずにノーネの腕に
抱かれた。荒く短い呼吸を必死で整えようと、深呼吸を何度かする。
「……ひ・酷いですッ兄さん…」
やっとのことで喉から絞り出した声は、若干涙声だった。暫くノーネは無言のまま
だったが、落ち着いてきたのか、偽モナーの身体を優しく抱きしめた。
「悪かった。……でも少しくらいは暖まっただろ?」
「………まぁ……少しは…」
暖まるどころか、うっすらと汗ばむ程体温が上がっている。服はほとんど乾ききっていた。
恥ずかしそうに小声でそう答えると、偽モナーはすぐに俯いた。まだ呼吸が若干荒い。

偽モナーの呼吸が自分と合ってきた所で、ノーネは腕を置く位置を移動した。
後ろから腕を回して胸に手を置く。偽モナーがそれを制そうとするような素振りは
見られなかった。深い意味はなく、ただ単に呼吸を整える事で精一杯なのだろう。
再び、ゆっくり優しく揉み上げる。弾力のある柔らかい胸は、横から軽く叩いてみるだけで
すぐにぷるんぷるんと動く。

「んぁ、もッ…駄目です、二回も……」
下から上へと全体的に胸を愛撫する。やっと落ち着いてきたばかりだった偽モナーの
鼓動は再び早まってきた。


― 乳房に手をかけた時、テナーの部屋から微かに物音が聞こえた。
気のせいかと思いながらも二人揃って固まったまま様子を窺っていると、掛け布団を
畳むようなボフッという音が数回、はっきりと聞こえてきた。


「……今度時間がある時、ゆっくり…な。」
そっと偽モナーの耳元でそう囁くと、ノーネは何事もなかった風を装い、居間に戻った。
早まる鼓動を落ち着かせることができないまま、偽モナーは暫くその場に棒立ちしたまま
動けなかった。だが、『酔っぱらっていたわけではない』という事に改めて気が付いた時、
彼女の心はふんわりと安堵感に包まれた。

それでも先程までの行為を思い出すだけで、偽モナーの頬は真っ赤に染まってしまい、
一家達の前でも誤魔化すのに暫し大変だったようである…。


―End―

51:名無しさん@ピンキー
06/10/21 10:09:37 srHFTm5J
ktkr!!!

GJ!でした。偽モナは好きだったが、萌えに変換されてしまうほどだ

52:名無しさん@ピンキー
06/10/23 23:06:12 /9mVEryk
>>42
遅くなりましたがGJ

53:名無しさん@ピンキー
06/10/24 23:12:47 gBC17hrC
GJ!
偽モナ好きだーーーー

54:名無しさん@ピンキー
06/10/31 23:26:28 h6mgWdjc
  ,,,.,.,.,,,
  ミ・д・ミ ホッシュ
  "''''''"

55:名無しさん@ピンキー
06/11/01 09:26:10 czh6Hr75
次は>>36をおね

56:名無しさん@ピンキー
06/11/01 11:08:01 NE4CqSQT
自分で書いてみろ

57:42の者
06/11/01 18:24:29 PkL4dFqr
>>55
書けたら自分が書かせていただきますか、よろしいでしょうか?

58:名無しさん@ピンキー
06/11/02 21:39:33 +Qn0H1xq
>>57
55じゃないけど、もちろんおk

59:名無しさん@ピンキー
06/11/02 23:14:54 bovXd7sa
hoshu

60:名無しさん@ピンキー
06/11/10 14:38:47 qN8t3Voi
>>57
マアダディスカー?

61:名無しさん@ピンキー
06/11/10 19:08:57 jZvxApAL
保守

ついでに、こんなスレみつけた。

AAなりきりpart2
スレリンク(erochara板)

過疎ってるけど。

62:名無しさん@ピンキー
06/11/10 23:33:07 OxXRtswB
>>60
書けたら、って書いてあるだろ。
書けないかもしれないけど、って意味もあるってこと読もうぜ。
そして気長に祈って待とうぜ。

63:名無しさん@ピンキー
06/11/13 23:37:42 CV6BUARS
しつもーん。
ここって、フェチなヤツって書いてもいいの?

64:名無しさん@ピンキー
06/11/14 00:10:02 nL59egbq
注意つければいいんじゃね

65:名無しさん@ピンキー
06/11/15 17:34:40 8pTFjj0x
>>18
少女フーンに♂づーを絡ませるのも・・・

66:名無しさん@ピンキー
06/11/23 21:14:56 /e8SpINf
保守

67:名無しさん@ピンキー
06/11/29 00:42:47 wBbF91SX
オソー

68:名無しさん@ピンキー
06/12/04 21:26:52 SIhFG0sX
ほしゅ

69:名無しさん@ピンキー
06/12/07 18:27:29 v0Wyvash
マーダー

70:名無しさん@ピンキー
06/12/07 20:22:01 2mAMkuB+
murder!?

71:名無しさん@ピンキー
06/12/08 07:05:20 zgT/PDf5
てか、誰か別の人書けばいいんじゃないか?
もしかしたら事情があって書けなくなったのかもしれないし。

72:名無しさん@ピンキー
06/12/09 10:22:10 8ZySWcNN
オソー

73:名無しさん@ピンキー
06/12/09 13:03:31 /D4Ldfzb
スイマセイン、ss投下したいんですが注意書きです。
※放尿
苦手な人はスルーしてください
キャラ紹介です。
つー:ツーナ・アフィンド
ギコ:ギコル・ファイリー
よろしくお願いします。

74:パーティーゲーム(ギコ×つー)
06/12/09 13:11:36 /D4Ldfzb
      ※放尿、オリジ、学園物、読みづらい 嫌いな人はスルーしてください



「ギコル、居ルノ?」
美しい女性は、男の名を呼んだ。
そのギコル、と呼ばれた男はガチャ、とドアを開けて出て来た。
「ツー姐っっw!!」
がばっとツーと呼ばれた女性に抱きつく。
男の名は、ギコル・ファイリー。
そして、女性の名は、ツーナ・アフィンド。
ツーナは別名、紅き鬼姫。チャネラ学院生徒会長。
ギコルは別名、地獄耳の王者。チャネラ学院情報委員会会長。
「ヤメて頂戴ッ!フザケナイで欲しいワ」
ばしっとギコルの腹を蹴り上げる。
「ごふうっ!?ツー...........姐えッ.............」
腹を抱えて悶絶するギコル。
「アんタノ、出番ガあるデショ?」
今日は、文化祭。生徒会長も情報委員も出番がある。
パーティーの司会も情報委員だし、会場に集まれと放送をかけるのはその二人。
「そーだけどよお.........」
面倒くさそうにギコルが言う。
「ダケド、何ヨ?」
素早くツーナが返す。
一瞬、あたりがしん、と静まり返る。


75:パーティーゲーム(ギコ×つー)
06/12/09 13:13:16 /D4Ldfzb
「だって、さ。ツー姐に触れたかったんだよ。」
その言葉にツーナはカアッと紅潮し、言った。
「馬鹿じゃナイ!?ホラ、サッサと放送室に行くワヨ!!」
その言葉に、ギコルはとてつもなく可愛い、と思った。
いつもは、とても強く、恐ろしい存在だったツーナ。
そんなツーナなのに、可愛いと感じてしまった。
否、そんなツーナだからこそだからかも知れない。
「行こうぜ?ツー姐。」



その後二人は放送室に着いた。
放送室は、ガラス張りの綺麗な部屋。
『コレカラパーティー会場ニ来てクダサイ』
無事に放送は終わった
....が、俺は居なくて良かったんじゃないか?と思うギコルだった。
「であるからして、.....なのである。だが~」
長い長~い校長の話を30分程で強制終了させた。
そして、お待ちかねのゲームだ。
「え~......これからパーティーゲームを..........うおああっっっ!!!??」
「はぁ~いwコ・ン・ニ・チ・ワ~~ッッwww」
急に乱入して来たしぃ。その子の名はシィナ・シィール。
「シィがゲーム説明するよw題名は~....」

76:パーティーゲーム(ギコ×つー)
06/12/09 13:14:19 /D4Ldfzb
「紅き鬼姫捕まえゲーーーーームw」
それは、ツーナにとってもギコルにとっても衝撃的だった。
シィナは簡単に説明始めた
「このゲームは簡単♪『紅き鬼姫』こと生徒会長、ツーナを捕まえろ!!」
続けるシィナ。
「ツーナを捕まえた人は、ツーナを好きなコトしてイイですっw」
「「「「エエーーーーーーーーー!!????」」」」
全員がわき上がる。
そして、股間を膨らませて待っている者までいた。
「ナ、許さナイワ!!ソンなノ!!!」
ツーナが怒って言うも、周りは待ってくれない。
「いただきまあ~~~~~~す!!!」
がばっと突撃されたがそれをヒラリとかわすツーナ
「さ~~~~あ紅き鬼姫はそう簡単に捕まらないよ~」
1時間ぐらい逃げ回っていたツーナ。
だが.......もう彼女は疲れきっていた。
「キャアアッ!!!!」
 ツーナはとうとう捕まった。


77:パーティーゲーム(ギコ×つー)
06/12/09 13:15:12 /D4Ldfzb
「ツー.......姐....え」
それはギコルだった。
「嫌.....嗚呼モウ駄目ナノ.....?」
嫌がった。処女をこんな所でなくすわけにはいかないと。
そしてこんな大勢の前で、恥ずかしい姿を晒すわけにはいかない。
「頂きます。」
いきなりギコルがツーナの唇を奪う
「グ.......ッ」
ギコルに何か言おうとしたが、いきなり舌を入れられ
声にならないツーナ。
「フッ.....ん.プハッ.......」
唇を離し、大げさに息をつく。そして服を脱がして全裸にした。
そして休む間もなく
「ヒャあン!!何.......ああッヤメテ...クゥンッ」
ギコルが胸を揉んだ。
「ツー姐って敏感なんだなゴルァ」
ふーん、とギコルは感心した
その言葉にカァっと紅潮した。
服を脱がせ、ブラジャーも外した。
胸がぽろっとこぼれる。
「ア......ヤメテッ!!」
恥らい、両手で胸を隠す。
そのままツーナをゆかに転がした。
胸をゆかにくっつけ、腰を浮かせる。
つまり、尻を突き出すかっこうだ。
「ヤダッ!!皆見てル.....ッ!!」

78:パーティーゲーム(ギコ×つー)
06/12/09 13:22:19 /D4Ldfzb
ショーツに、丸く染みが広がる。
「(ヤダ......濡れテル。)」
ギコルは、その染みに気付いた。
「濡れてる。」
ショーツを脱がすとトロリとした愛液が溢れる。
その陰部に指を差し込む。
「痛い?ツー姐」
その問いに、ツーナは答える
「ヒャアンッ!!!痛く無いケド、何か変....」
「じゃあ、太くするぞ。」
陰部に、生温かいぬめりとした物が入る
「アヒャン!!何.....ヤアッ汚イ!」
恥じらうツーナ。
その姿は、とても可愛い物だった。
そして、舌がある部分を擦った途端、声が違う物になった
「ヒャアン!キャウッ....クゥゥゥン!!」
「ソコがGスポット?」
ソコを限界まで擦り絶頂を迎えようとした瞬間。


79:パーティーゲーム(ギコ×つー)
06/12/09 13:23:05 /D4Ldfzb
「はい、お預け。」
絶頂を迎えようとした瞬間、お預けされた
「エエ....ッ??」
ツーナはいじって欲しかった。イきたかった。
「すげ......直前でやめたからひくひくしてるぞ。」
間髪入れずにツーナは言った
「イカセテヨ!」
はっと気がつき、口を抑える。
言ってしまった.......
「まあその代わりにコレ飲めよ。」
ギコルは正直驚いた。
だがそのまま態度を変えず言った
ツーナはギコルに渡された飲み物を一気に飲んだ。
「何コレ。何二モナンナイワ。」
ギコルに渡された飲み物は利尿剤だった。
そしてツーナを縄で拘束してM字開脚させた。
「見てもらえよ」
ツーナの尿意は高まって来た。
「待っテ!トイレに行キタイノ!」
もう我慢出来なくなり、
プシャアアアアアアッと大きな音を立て放尿してしまった
「ギコル!!!」
カアっと紅潮した。気高いツーナに取っては相当の屈辱だった
「良くできました!ほらやるよ。」


80:パーティーゲーム(ギコ×つー)
06/12/09 13:23:57 /D4Ldfzb
ギコの股間には痛い程膨張しきった男根があった。
そしてそれは..........
グチュッと音をたててギコルの男根がツーナの陰部に入った
「アアアアア!」
ピストン運動を始めた。
そして二人は同時に絶頂を迎えた。
「ヒャアアアアアアアアアア!!!!」
「くう.........っ!!!!!」
「許サナイワ........ギコルノ馬鹿!!!」
その後ギコルはツーナのボコボコにされたのでしたw
「楽しませてもらったヨw紅き鬼姫さん☆」

END

81:名無しさん@ピンキー
06/12/09 21:10:09 Z/iVZV4V
おっつー

82:名無しさん@ピンキー
06/12/10 16:40:37 hVtyk7mo
すいません。字、間違えました。
×その後ツーナの  ○その後ツーナに
すみませんでした!!!

83:名無しさん@ピンキー
06/12/10 22:49:30 H8seVTJ2
>>82
誤字脱字はもっとあると思うが…

まあ、とりあえず乙

84:名無しさん@ピンキー
06/12/11 18:04:34 4BNGUTdR
乙!

85:名無しさん@ピンキー
06/12/13 01:36:32 sk+qfuOD
GJ!
つーがツンデレじゃないのもいいな。

86:名無しさん@ピンキー
06/12/13 20:45:20 C02OMZzf
>>36は結局どうなったんだろうか

87:名無しさん@ピンキー
06/12/14 00:35:56 /B3XhzYj
只のリクか萌えシチュを語っただけだろ?
どうなったもなにも無いと思うが…。

88:名無しさん@ピンキー
06/12/14 11:43:36 sMDpiCyS
違うよ誰か書くって言ってなかったか?

89:名無しさん@ピンキー
06/12/14 11:58:02 0sVWuL4b
>>88
♀偽モナの人じゃなかったっけ?

90:名無しさん@ピンキー
06/12/15 18:03:25 gpgsXpt9
gj!!!!!!!!


91:名無しさん@ピンキー
06/12/21 21:22:25 8Xd469kg
ありったけの愛情で

92:名無しさん@ピンキー
06/12/23 13:20:17 zPavutFm
前スレの神職人さん達来てくれないかな
新しい方も含めて

93:名無しさん@ピンキー
06/12/23 14:03:29 WCQUM7Bx
>>92
じゃあお前が職人になればいいじゃないか

94:名無しさん@ピンキー
06/12/23 22:12:12 XerPkFYM
>>93
じゃあオメーがなれよ

95:名無しさん@ピンキー
06/12/23 22:22:37 /pZzPXxp
皆で職人になればイイじゃない

96:名無しさん@ピンキー
06/12/24 00:09:30 rRVlIM4o
>>95
つまりリレー小説をやれと

97:名無しさん@ピンキー
06/12/25 13:17:53 JrBLfeTq
アトリエスレでモナーが女体化したやつを見た
巨乳だったので普通にモエタ

98:名無しさん@ピンキー
06/12/25 19:04:26 XgKXI0RD
待て、それは萌えなのか?

99:名無しさん@ピンキー
06/12/29 16:16:17 Iwk5etRW
取りあえずアトリエのまとめを見てみるんだ。


巨乳のモナー♀ってイイナ!!俺も現場で( ゚∀゚)彡おっぱいおっぱいしたいぜ!!

100:名無しさん@ピンキー
06/12/31 18:45:24 loQ5sklY
>>65
凄い遅レスですが、俺はづーの出てくるスレを全然読んでいないので
づーの性格とか把握できてないんで書けません。
後、もしソレの続きを書く事がある場合は
フーンに絡む男キャラでなく、モナーの昔の男としてノーネとかは
考えていた事もありました…が、現在の所は書く気力はありません。

レズ物は急に書きたい衝動に駆られる事があって書くんですが
そういう衝動に駆られない限りは、何か上手く書けないんです。スイマセン。

101:終末の過ごし方 0/25
06/12/31 19:18:18 loQ5sklY

週末の年の瀬を皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
週末と終末をちょっと掛ける意味もあって、【 終末の過ごし方 】
という話を今から投下させてもらいます。
元ネタというか話が浮かんだキッカケは…

明日地球が滅ぶとしたら、あなたなら何をやりますか?

という>>1の呼びかけから始まる長編AA板にある、とあるスレです。
そんな訳で終末ネタのオムニバスを御送りします。


カプはそれぞれ以下の通りです。

第1話 ♂モララー×♀しぃ
第2話 ♂フサ×♀つー ※放尿というか聖水というか…とかく苦手な方は注意
第3話 ♂モナー×♀ガナー


    ∧_/∧∧       ∧∧    ∧∧     ∧_∧_∧
   ( ・∀(゚ー゚*)    ミ゚Д゚,,彡  (*゚∀゚)    (*´(∀‘*)
   (. ニ^)(^ニ )     (ミ   ヾSノィ  〉    (.,‐とニ O
    |  ll  | 、, )~    ミ  ミ~~( 、|     |ししつ‐'
   (__)_)_|_/      し´l_j     |_/_|     (__)_)


 終末の空の描写は、勝手な想像で科学的根拠は何処にもありません。
 その辺はどうぞ、ファンタジーとして御了承下さい。

102:終末の過ごし方 第1話  1/7   ♂モララー×♀しぃ
06/12/31 19:19:19 loQ5sklY

 世界は終わりを受け入れられない人達が救いを求めて、ザワザワと落ち着かない。
 喧騒は終わりを告げられた時から日ごとに増すばかりで、犯罪率も死亡率もかつてない勢いで伸びているそうだ。
「お金、ここに置いておきますね」
 店の中は当たり前のように窃盗する人々や住み込んでしまった人達でごった返すが、レジ付近には誰もいない。
 食材を調達しに来た私は、誰が受け取るでもない代金を自分の良心に従うために支払った。
「不思議な感じ、本当なら学校にいる時間よね」
 店から出て空を見上げれば、澄み切った青空が目に沁みる。
「あら? でも今日って何曜日だったかしら? 平日? 休日?」
 空に不思議な星が視認出来るようになってからは、曜日の感覚なんて吹っ飛んでしまった。それどころか、
ずっと考えていなかったせいで日付すらも分からない。
 それもこれも今では太陽よりも大きく見える、あの塊のせいだ。
「あれでもまだ、結構な距離があるって言うんだから。そりゃぁ、地球も滅びるわよね」
 なるべく治安の良さそうな道路を選びながら帰ろうとすると、自分の通い慣れた、でも、
もう通る事は無いだろう通学路へ出る。
「せっかくだから、学校。見て行こうかな」
 帰り道から少し遠回りになるけれど、明日に備えて見ておきたい気分だった。
 学校は色々と破壊されていたが、そこそこ原形を留めた色と姿をしていて何だかホッとする。
「…しぃちゃん! 良かった、終わる前に会えて」
 学校を見上げていると、後ろから声が掛かった。
「フサ君、お久しぶり」
 クラスメートのフサ君は、いつも通りの元気そうな姿と少しオドっとした声。終末が迫っているというのに
何も変わっていなくて、ちょっと嬉しかった。
「うん、久しぶりだから。もう、明日だね」
「ええ、明日ね。フサ君は家族と過ごすの?」
 終末が…という具体的な言葉を伏せた会話。
「いや、親父もお袋も2人きりになりたいって出て行ったから」
 終末に向けて死に場所や思い出を求めて、何処かへと消えてしまうAAは多いと聞いた。
 子供を残して夫婦2人の旅路。フサ君は可哀想かもしれないけれど、仲の良い夫婦は素敵だと思った。
「じゃあ終末はどうするの?」
 学校へ来たのは、もしかして1人、家で終わるのが寂しかったのかしらと頭によぎる。
「しぃちゃん、あの、お、俺と終末を一緒に過ごして欲しいから」
 フサ君は私の目を射抜くように見つめながら、ちょっと上擦った声で言い切った。

103:終末の過ごし方 第1話  2/7
06/12/31 19:20:00 loQ5sklY
「ごめんなさいフサ君、私、一緒に過ごす人がいるの」
 ビックリしてフサ君の顔をジッと見つめてしまう。でも私の口は、考えるより早く条件反射のように断りを入れた。
 フサ君の顔が私の答えに寂しそうに歪む。
「……やっぱり、家族と?」
 しばしの間をおいて、彼は辛そうな笑顔で私に問い掛けた。
「家族、といえば家族かな。こんな状態で役場にはちゃんと届けられなかったけど。モララーと私、結婚したから」
 左手に持っていたレジ袋を右手に持ちかえ、薬指に嵌めた彼と揃いの指輪をフサ君に見せる。
 星が堕ちる混乱の中、2人で役場に置いてきた婚姻届を思い出し胸が熱くなった。
「モララーと? だって、しぃちゃんの家、モララーの家と仲、悪いんだろ」
 フサ君の当たり前の疑問に、私は静かに頷く。
「ええ、スゴクね。さっき、買い物前にチラッと様子を窺いに行ったら、
終末が間近だっていうのに親族同士が言い争ってたわ。私とモララーが駆け落ちしたのは、
どっちの責任か…って。どうせ終わるのにバカみたいよね」
「そりゃぁ、何とも悲しい話だから」
 フサ君はとてもとても悲しそうな顔をしていた。私達の親族の話のためなのか、
それとも私が振ってしまったためなのかは分からない。
 でも、私には彼の顔を明るくするような言葉は何も紡げなかった。
「うん、でも、私がモララーと一緒にいたいって気持ちは変わらないし、
親族のエゴで終末の日を不幸せに過ごすなんてイヤだから。フサ君には悪いけど、本当にごめんなさい。
私なんかを誘ってくれてアリガトウ。イイ終末をどうか過ごしてね」
 そう、私は今、誰よりもモララーといたい。その気持ちに嘘はつけない。だから、フサ君に
出来る限りの笑顔で手を振った。
「しぃちゃんも、イイ終末を過ごして欲しいから…」
 悲しそうな背中をこちらに向けて、トボトボと歩き出したフサ君。
私は彼の姿を小さくなるまで見送る事もせず、2人で終の住み処と決めたモララーの待つホテルへ急いだ。

104:終末の過ごし方 第1話  3/7
06/12/31 19:20:45 loQ5sklY

「ただいま、モララー」
 廃墟の一角、既に従業員は全て逃げてしまったホテル。その一室の扉を私は元気よく開けた。
「しぃ、おかえりだからな」
 モララーが私の声に気付いて、読みふけっていた新聞から顔を上げる。
「ヤダ、またそんな古新聞読んでるの?」
 私は日の光射し込むソファーに近付き、後ろからモララーに抱きついた。
終末など誰も予想していなかった頃の日常の新聞は、モララーが繰り返し繰り返し読み込んだせいか、
すっかりくたびれている。
「だって、電柱が倒れて電気が来ないからテレビも見れないしな」
 モララーは溜息混じりにテレビの方に視線を向けた。
「ガスも電気も止まっちゃって…最期の晩餐だっていうのに、こんな物しか用意できなくてゴメンネ」
 旦那様に手料理も振舞えず、カップ麺やインスタントしか食卓に載せられない自分が情けない。
「しぃが謝る事は何も無いんだからな。電池で動く湯沸しポットを見つけてきてくれたから
温かいものが食べられるし、それに君と一緒ならどんな食卓でも僕は幸せなんだからな」
 モララーが後ろを振り返り、私の頬に手を触れた。優しく壊れ物でも扱うみたいな彼の手にまかせて、
私達は986回目のキスを交わす。
 2人だけの部屋の中に最期の夕日が差し込むまで、私達は強く強く抱き合った。

「そろそろ、夕飯にしましょうか」
 ソファーから立ち上がり、買ってきたミネラルウォーターをポットへ注ぐ。お湯が沸くのを待つ間、
少しでも夕飯を豪華にしようと買い求めた瓶詰めのシナチクやキムチ、
レトルトパウチに入ったチャーシューや煮玉子を食卓へと並べた。
「今夜は随分と豪華だからな」
 モララーは懐中電灯とロウソクに明かりを灯して、電気の通わない部屋を
少しでも明るくしようと努めながらニコニコと笑う。
 こんな貧しい晩餐に本当に嬉しそうな笑顔を向ける彼が眩しくて、私は何だか目頭が熱くなった。
「ええ、奮発したのよ。宵越しの銭なんていらないしね」
 財布に残るのは、もう小銭だけ。この国の住人は全て明日の朝日を見れないと言われている以上、
お金なんてどうでも良いものだった。
 ポットが沸騰を告げ、湯を注いで3分。私達はお互いを見つめ合いながら食卓を囲んだ。
「いただきます!」
 モララーはパチンと綺麗に割り箸を割ると、美味しそうに麺を啜る。
「いただきます」
 ちょっといびつに割れた割り箸で、私も麺を啜った。

105:終末の過ごし方 第1話  4/7
06/12/31 19:21:49 loQ5sklY

「御馳走様でした」
 丼の中の汁も綺麗に啜ったモララーがパンと両手を合わせる。
「御粗末様でした」
 彼の言葉に笑って応じながら、私は食事の残骸をゴミ袋の中へと放り込み始めた。
「しぃ、片付けはイイから僕の腕の中に来て欲しいんだからな」
 立ち上がったモララーが私を抱きしめるべく両腕を広げる。
「…立つ前になるべく跡を濁したくなかったんだけどなぁ……」
 ちょっと困った風を装いながら、私はテーブルを簡単に離れ、モララーの腰に手をまわした。
 そのまま2人、もつれるようにベッドへと倒れこむ。
「大好きだからな、しぃ」
 モララーはベッドの上でギュッと私を抱きしめた。
「私も大好きよ、モララー」
 彼を抱きしめ返しながら、記念すべき1000回目の口付けをするため自分から唇を合わせる。
 一番最初の震えながらした、あの触れ合うだけのキスも素敵だった。けど、セックスの中にある、
この濃厚な絡み合うキスは恋人同士なのを強く感じさせてくれるから、もっと素敵だと思う。
「しぃ…」
 モララーの手のひらが、私の乳房に柔らかくのせられた。やわやわと揉みこまれれば、
今までの48回のセックスの経験が私の肉体を熱くさせてくる。
 最初はくすぐったかったり痛かったり、彼と一つに繋がれる嬉しさ以外は大変な事ばかりだった。
それが回数を重ねるほどに気持ち良くなってしまったのだから、不思議なものである。
「…しぃ? また、回数を数えてるの? 数えるのは禁止って前も言ったはずなんだからな」
 気持ち良かった愛撫がいつの間にか止まり、モララーがちょっと怒った様子で私を見つめていた。
「え? 私、上の空になってた?」
 キスやセックス、他にも色々と恋人らしい事をする度に、私はどうしても回数を確かめたくなってしまう。
だけどソレをする度に私の集中が明後日に飛ぶらしく、モララーはイイ顔をしなかった。
「なってたからな。数字を数えるよりも僕の事に集中して欲しいんだからな」
 モララーが既に尖りだし、短毛の中からしっかりと存在を主張し始めていた私の左乳首を軽く爪弾く。
「ひあっ。ゴメンなさい…もうしないから、許して」
 私が左の乳首の方が敏感なのを知っていて、イジワルモードになったモララーはわざと
そっちばかり弄ったりする。
「どうしよっかな~」
 モララーはニヤニヤ笑いを浮かべながら、左乳首を根元から先端までユックリと舐め上げた。
 自分の胸に視線を下ろせば、もっと舐めてと言うみたいに左の突起がすっかり勃ち上がってしまっている。
 右乳首は乳輪の中で殆ど普通の状態と変わらない感じでおとなしくしているのに、
片方だけピンとしているソレは、自分の身体の一部だと認めたくないくらい卑猥だった。

106:終末の過ごし方 第1話  5/7
06/12/31 19:22:23 loQ5sklY
「お願い、モララー…」
 視線をモララーの顔に戻して、手を合わせて懇願する。
「そうだな。じゃあ、こっちの乳首も自分で同じ大きさに出来たら許してあげる。
出来なかったらオシオキしちゃうからな」
 モララーは絶好調のニヤニヤ具合で私の右乳首を指の腹で転がした。
 その愛撫が気持ち良くて、思わず肉体がピクンと反応してしまう。それと同時に頷いてしまったけど、
モララーの言ってる事はとってもイジワルだった。
 だって、感じやすいからって集中して嬲られているせいで、最近、私の乳首は明らかに
右よりも左の方が発達している。
 どんなに摘んでも引っ張ってみても、完全に勃ち上がってしまった左乳首ほど、
右乳首が大きな粒になる事は無いのだ。
「モララー…ねぇ…も、イイ? 同じ、くらい…大きくなった?」
 自分で一生懸命に右乳首をこねまわし、時に唾液をまぶした指で撫で上げてもみるが、
大きさは一定以上にはならない。それが分かっていながら、私は荒い息を吐きつつ乳首を弄り続けた。
「ダメだね。まだまだ左の方が大きいんだからな」
 モララーの指が大きさを確かめる為に両乳首を摘み、指の腹でギュッと擦り上げる。
 大好きな刺激に肉体が跳ね、下肢がジンッと熱く痺れた。
「モララー、オシオキされてもイイから…。もう、堪らないの…お願い、入れて…」
 モジモジと内腿を擦り合わせれば、ヌルヌルとアソコから愛液が滲んでいるのが感じられる。
 我慢できなくて、私はモララーに貫かれる事をねだった。
「それじゃあオシオキとして、ちょっと手を縛らせてもらうんだからな」
 モララーはニヤニヤ笑いのままベッドから下りると、近くにあったビニール袋を拾い上げ、
ソレをねじって縦長のひも状にする。そして私をベッドに膝立ちにさせると、後ろに腕をまわさせた。 
 モララーはこの頃、こんな少しSMっぽい事をする。きっと興味のある事を遣り残しておきたくないに違いなかった。
 だけど大抵においてモララーのやってみる事は、実は私も興味のあった事だったりもする。なので、もし、
もっと長い付き合いが出来る環境だったなら、私達のセックスは最終的に凄い所へ逝っていたかもしれなかった。
「何を笑ってるんだ、しぃ?」
 未来があった場合の私達の逝き着く先を想像して、クスっとしてしまったのをモララーに気付かれたしなめられる。
「縛られても余裕があるみたいだね。それなら、しぃが自分で入れるのを見たいんだからな」
 後ろ手に私を縛り終えたモララーは、ゴロリとベッドに寝転がった。1人、ベッドの上で膝立ちになった私は、
モララーを見下ろし困ってしまう。
「でも、モララーのまだ…大きくなりきってないから、入れられないよ…」
 セックスに慣れてきたといっても私のアソコはユルユルという訳では無いので、
半勃ちの柔らかいアレでは入れるのは容易な事ではなかった。

107:終末の過ごし方 第1話  6/7
06/12/31 19:22:54 loQ5sklY
「大きくすればイイんだからな」
 モララーはニヤニヤ笑いで私の行動を待っている。
 後ろ手にされ、入れたくて仕方ないアソコを満たすため、私は自由な唇を使ってモララーに奉仕した。
 フェラチオの経験は、まだこれで7回目。モララーにクンニしてもらった回数よりもずっと少ないし、
手を使えないのでは、いつも以上に上手くないはずだ。
 だけど、モララーのアレは過去6回のフェラの時と同じように、私が唇で含むだけですぐに大きくなり、
舌を動かせばあっという間に硬くなる。私の口腔を押し広げるモララーの感触が、アソコの潤みを倍増させた。
 縛ってフェラをさせる…こんなSMチックな事をするくせに、モララーを見上げてみれば、その表情は凄く優しい。
 愛しそうに私を見てるモララーを見ると、何だか嬉しくて、もっと一生懸命やらなくちゃってフェラに力が入った。
「もう…十分なんだからな…」
 手を縛られていても唇や口腔でフェラは結構、出来るものである。
すっかり硬く大きく上を向いたモララーのアレに満足しながら、私は彼の腰をまたいだ。
「じゃあ、もう、入れてイイよね…」
 モララーの許しを待たず、腰を揺らしてアソコとアレを触れ合わせる。止められる前に入れてしまおうと
腰を下ろしてみるが、手で軌道修正出来ない結合はなかなか難しかった。
「焦らず、ユックリした方がイイはずだからな」
 モララーの言葉に、私の凹と彼の凸をもう一度重ね、何度か深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから
腰を沈めてみる。
 さっきまでのカスリっぷりが嘘のように、ピッタリと互いの凹凸が繋がりあった。
「奥まで…モララーが、来てるよ…」
 腰を落としきり、アソコ一杯に彼を感じる。
「しぃの中、熱くて狭くて、気持ちイイからな」
 モララーの手が私の手首に触れ、拘束を解いた。私を縛っていたビニール袋は少し伸びてイビツになり、
カサカサと音を立てながらヒラヒラと床に落ちる。
 私達はソレを気にする事も無く、手を重ね、口付けを交わし、抱き合い、ペニスとヴァギナ以外の部分でも
深く繋がりあった。
 始めは穏やかだった動きが段々と激しくなり、私はあっという間に高みへと押し上げられる。
「モララー、もう、ダメ…イッちゃう…私、我慢、できない…モララーも…一緒に……」
 私が彼と共に昇る事を願って、ギュッと手を握り合う指に力をこめた。
「僕もイキそうだからな…」
 モララーの上擦った声を聞きながら、私は激しく腰を振る。
 モララーも私の喘ぎに応えるように、強く腰を突き上げてきた。
「「イク…」」
 どちらが早いとか遅いとか感じる隙もないくらい同時に最後の声を上げ、一緒に昇りつめる。
「体位を変えて、すぐに…、次を、したいんだからな」
「喜んで、お受けするわ」
 荒い息を混じらせながらも精力的なモララーの言葉に、私は少しおどけて返した。
「それじゃ、このまま今度は、僕が上になるからな」
 モララーが私を抱きしめ、クルリと反転する。彼にのしかかられる形になって、そのまま次のセックスが始まった。

108:終末の過ごし方 第1話  7/7
06/12/31 19:23:32 loQ5sklY

 触れ合うのも絡み合うのも気持ち良くて、何度も何度も私は彼を貪る。
 感じ合い、繋がり合い、昂ぶりを隠さずに彼も私を幾度も幾度も求めてくれた。


 私達は2人だけの愉しみを十二分に味わった沢山の絶頂の後、静かにベッドに横たわる。
 小さくなってしまった数本の蝋燭が照らす薄暗い部屋の中、先程までの濃密な睦み合いとは一味違った、
穏やかな満たされる感覚が肉体中に行き渡っていた。
「モララー、私、幸せよ」
 彼の腕の中で、私は自分に言い聞かせるみたいに、そう、口に出す。
「僕も、しぃと一緒に居られて幸せだよ」
 彼が私の耳元に優しく囁いた。

 もしも終末を世界が迎えなかったら、きっと優しい彼は私をさらって暮らすなんてしなかっただろう。
 もしも終末を世界が迎えなかったら、きっと臆病な私は彼について暮らすなんてしなかっただろう。
 だから、この2人だけの幸せは、終末がもたらしてくれたものなのだ。
 他人からすれば世界が終わるという地獄みたいな現実が、私達2人には幻想みたいな幸せで、
何て罰当たりな考えだろうって思うけど、でもやっぱり幸せで。

 考える程にどうしてなのか心に不安が満ちてくる、それを振り払いたくて私は強く彼にしがみついた。
 モララーは、そんな私を宥めるみたいに強く優しく抱きしめてくれる。
「怖がらなくていいよ、僕がいるからな」
 震える腕で私をさらった彼の面影もないほど、落ち着いた彼の腕に抱かれ胸が熱くなった。
「怖くなんてないわ。アナタがいるから」

 それから程なく、朝日が昇ったのかと思うほどの光が私達を包んで、全てが終わる。
 光の中で、愛し合う彼と一緒に居られた私はとても幸福だったと思う気持ちが溢れだして、
何故だか涙がこぼれた。

109:終末の過ごし方 第2話  1/11   ♂フサ×♀つー ※聖水注意
06/12/31 19:25:00 loQ5sklY

 一世一代の告白はあっさりと退けられ、俺はトボトボと家路を歩く。
 誰も居ない家、これから終末を1人で失恋の痛手にむせび泣きながら迎えるなんて、
何て悲しい終わり方だろう。
「「ハァーッ」」
 大きく溜息をつくと、向こうから歩いてくるAAと丁度、それが重なった。
「つーちゃん」
 視線を上げると、隣家で幼馴染のつーちゃんが珍しくションボリした顔で歩いている。
「何だよ毛玉、しけた顔してんなー」
 お互いの顔がハッキリ見えるほど近付くと、つーちゃんはいつも通りの調子で
俺をからかうようにアヒャッと笑った。
「つーちゃんこそ涙の跡、ほっぺに付いてるから」
 実際、彼女の顔には明らかな泣き跡があって、それが笑顔を少し痛々しく感じさせる。
「うるせー、コレは目にゴミが入って……畜生、オレは何で終末まで、こんな意地を張っちまうんだ。
こんなだから、こんなだから…」
 つーちゃんは仁王立ちの姿勢でワーワーと泣き出した。
「どうしたの、つーちゃん」
 どんな怪我をしても、どんな辛く悲しい事があっても、誰かの前でつーちゃんが泣くなんて前代未聞である。
強がらせたら右に出る者はいない彼女が、人目を気にせず泣き出すなんてと、
俺は困ってワタワタと腕で空を掻いた。
「オレ、今、モナーにフラれたんだ。あのタヌキ野郎、終末はガナーと過ごすって」
 つーちゃんは泣きながら、涙を拭う事もせず、怒気混じりの声で俺に理由を訴える。
 つーちゃん家のレストランで働き始め1年になるモナーは、俺らのクラスに転校してきたガナーの兄だ。
元々よく手伝いをするつーちゃんだったけれど、モナーが来てからはより積極的に
レストランの手伝いをするようになったと思ったのは、どうやら気のせいじゃなかったらしい。
「あの家は色々あって兄妹二人暮らしになったらしいし、凄く仲イイし、やっぱり終わりは
2人で過ごしたかったんだと思うから。そんな落ち込まないで欲しいから」
 終末を家族で過ごす人達も多いと聞く。つーちゃんはモナーにフラれたなんていうが、きっと、
今回の事情だってそんなはずだと励ました。
「タヌキは妹じゃなくて、恋人のガナーと過ごすって言ったんだ。モナーの奴、
終末だから話すけど兄妹で出来てたって…」
 あり得ないはずの所がカップルになっていたという失恋の衝撃としては、俺よりも明らかに
つーちゃんのショックの方がデカイだろう。
 終末ってのはホント、色んな所にどんでん返しが待ち受けているもののようだ。
「……そりゃ、また何とも壮絶だから…」
 俺は、しばらく泣いているつーちゃんを見つめた後、やっとの事でそう、言葉を紡ぐ。
「…アヒャ、悪いなフサ。オレは今、慰めを聞くより、一人になりたい気分なんだ。またな」
 つーちゃんは泣き顔のまま俺に軽く手を上げて、逃げるように家の中へと入っていった。
「俺も帰るか…」
 家を出た時のウキウキとした緊張感とは裏腹の、重く沈んだたこの糸でも切れてしまったようなプッツリ感。
 深く溜息を吐き、ギギッと音を立てる立て付けの悪い家の扉を開けた。

110:終末の過ごし方 第2話  2/11
06/12/31 19:25:51 loQ5sklY

 一人の部屋で嗚咽が外に漏れないように曲をかけながら、俺は寂しく膝を抱えた。
 電気の通わない部屋でステレオは動かず、充電の切れたipodもMDも使えない。
仕方なく納戸を探って見つけ出したのは、電池で動くカセットデッキだった。
 親が大事に取っておいていた、俺が生まれた頃や生まれる前の懐メロの失恋ソングのカセットを
延々とリピート。何十回、何百回と聞かれてきたらしいテープは時折かすれ、くぐもり気味の音質だったが、
今の自分の気持ちには丁度イイ情けなさだった。
 近付いてくる隕石を見るのがイヤで、カーテンも閉めきった真っ暗な部屋。そんな中で、
きっと俺は一人淋しく死んでいくのだ。
 どのくらい、落ち込んでいたのだろう。トントンと窓が鳴った気がした。
「…?」
 その音が気になり涙を拭い曲を止めた俺は、息を殺して窓の向こうの様子をジッと窺う。
 遮るもののない空間で感じる音はどう考えても気のせいでなく、窓が確実にわなないていた。
 ビクビクと窓の震えを見つめていると、もっと大きくドンドンと部屋の窓が外から叩かれ振動する。
 1階ならともかく、この2階の部屋に訪ねてくる相手など居ないはずだ。
 窓から伝わり、家中を震わせるような勢いで響くノックの音。何とも不気味だが
鳴りっ放しにさせておくわけにもいかない。
 それにどうせ、明日の朝が来る前に死ぬのだ。何を恐れる必要があると手近の懐中電灯を握り、
カーテンに手を掛ける。
「あ、何だ、つーちゃんか」
 窓の向こう、懐中電灯の光に浮かび上がったのはつーちゃんで、俺は拍子抜けしてホッとしながら鍵を開けた。
「何、間抜けな顔してんだフサ。鶏鍋食おうぜ、鶏鍋!」
 隣の家から屋根伝いにやってきたらしいつーちゃんは、俺の家の屋根でアヒャッとした笑顔を見せる。
「鶏鍋? 鶏肉なんて…そ、それ、ど、どうしたの?」
 つーちゃんを下まで見下ろすと、いかにも今、羽をむしってきましたといった感じの
首無しの鶏とネギを持っていた。
「オレの家で飼ってた鶏をしめてあったんだ。実はタヌキと鍋でもつついて終わろうと思っててさ。
丁度、夜に食べ頃になるように朝にしめて熟成させて…、こんな大きな鶏、1人じゃ食べ切れなくて勿体無いだろ。
だから、お前と食べようかと思ったんだが…迷惑だったか?」
 つーちゃんの家は、自家製の野菜や飼っている鶏の玉子なんかが売りのレストラン。
その店でつーちゃんは小さな頃から懸命に腕を磨き、今ではどんな料理も美味しくこなせる技術の持ち主なのだ。
「ううん。嬉しいから! だけど、どうして玄関から来ずに、俺の部屋の窓なの?」
 俺の家と隣にあるつーちゃんの家の距離は、場所によっては向こうの壁に触れられるほど近い。
でも、俺の部屋はベランダが無いから、外から訪ねるにはちょっと大変な立地場所なはずだ。
「アヒャ、それをテメーが言うのか? チャイム押しても出てこなかったせいだろ!」
 つーちゃんは何処に隠し持っていたのか、いつもの調子で包丁を取り出して俺に突きつけて脅す。
「チャイム…ああ、そっか。電気切れてるもんね」
 近所の電線が切れているせいで停電し、チャイムを鳴らす電力も我が家には無かったのだ。

111:終末の過ごし方 第2話  3/11
06/12/31 19:26:25 loQ5sklY
「つーわけで、ここから邪魔するぞ」
 つーちゃんはネギや鶏を持っているくせに身軽な動作で窓枠を飛び越え、部屋の中へと入ってくる。
「いらっしゃい。歓迎するから。だけど、そんな新鮮なネギがよくあったね」
 懐中電灯の明かりでつーちゃんの手元を照らせば、しなびた所のない美味そうなネギから
パラパラと泥がこぼれていた。
 部屋が泥だらけになるのはちょっと気になるが、美味しい物を食べさせてもらえる幸せのためなら多少の犠牲は
仕方ないだろう。つーちゃんが来なければ俺は空腹か、よくてカップラーメンを詰めた腹で死ぬ所だったのだ。
「ああ、コレか。コレは家の畑に一本だけ残ってたのを見つけてきたんだ。ネギ以外の野菜も無いか探したんだが、
どうも誰かに持っていかれちまったみたいでな。白菜でもあればもっと、イイ鍋になると思ったんだけどよ」
 そう言って笑うつーちゃんの身体は、よく見れば泥にまみれている。きっと、日が沈むまで一生懸命、
野菜を探すために土を掘り起こしていたに違いなかった。
「ネギと鶏肉だけでも十分に豪華だから。確か携帯コンロあったはずだから探すから、ちょっと待って。
つーちゃんは手でも洗って待ってて欲しいから」
 俺はネギと鶏肉をつーちゃんから受け取ると、懐中電灯を彼女に渡す。
「手を洗えっていっても、この辺の水道は何処も断水中でマトモに働いてねぇだろ? 水道ひねったって、
出るのは精々、錆びた赤水じゃねーか」
 台所に行くため、部屋を出て階段を下りる俺の後ろから、つーちゃんが懐中電灯で足元を照らしてくれた。
言葉はキツイが、つーちゃんのこーいう、さりげない気遣いが出来る所は、凄く素敵だと思う。
「俺の家は貯水槽だから、多少の水は使えるんだ。自家発電じゃないから、
水道ひねって出るほど簡単じゃないけど、水場には色々汲み置いてるから好きな場所で手、洗ってイイから」
 台所に着いた俺はネギと鶏を流しに置くと、携帯コンロとガスボンベを探すため棚を探り始めた。
「そっか、お前の家、床屋で水の使用量が多いから貯水槽を置いてたっけ。
オレの家はこだわりレストランのせいか、料理のために名水なんぞ毎日、汲んで来てたもんだから、
料理以外に使う普通の水は水道で、3日前からマトモに使えねぇーんだもん。まいってたんだよ」
 つーちゃんは俺の手元に光が当たるよう懐中電灯を上向けて置くと、辺りをキョロキョロと見回す。
 バケツに汲んでおいた水を見付け、つーちゃんはその中でジャブジャブと嬉しそうに手を洗った。
「大変だったね。あ、コンロあったよ。コレで鍋出来るかな?」
 見つけ出したコンロに携帯ガスボンベを嵌め込み、火の勢いを確認する。ボッと音を立てて燃えた火が、
懐中電灯が唯一の光源だった部屋を少し明るくした。
「アヒャ、十分だ任せろ。鍋は…ああ、コレでイイな。2人分だし」
 つーちゃんは、供給がストップした都市ガスのせいで使い物にならないコンロに掛けられた、
水の溜められている20cmほどの両手鍋を手に取る。
「パック入りのご飯あるけどコレも温める?」
 我が家の溜め水やまな板を使って、自らの包丁による調理を始めたつーちゃんの横で、
俺はゴソゴソと料理に使えそうな保存食を探した。
「いや、飯は鍋のしめの雑炊の時だろ」
 つーちゃんは楽しそうに、暗い中でも淀む事なく慣れた手つきで鶏肉を捌いている。
「ん、じゃ、ココに置いておくから」
 料理を愉しむ彼女を手伝うために、俺は懐中電灯をつーちゃんの手元へと向けた。

112:終末の過ごし方 第2話  4/11
06/12/31 19:27:12 loQ5sklY

「アヒャ~、美味かったー」
 雑炊の最後の一粒まで食べ切り、互いに満足気な溜息をつく。
「ああ、美味かった。アリガトな、つーちゃん。ホント、ありがとう。嬉しかったから」
 俺はだらけて座っていた姿勢を正し、深々とつーちゃんに頭を下げた。
 最期の日に、こんなイイ晩餐を用意してくれたつーちゃんには礼を幾ら言っても言い尽くせない。
「よせやい、フサ。そんな改まった礼を言うなよ。オレとお前の仲だろ」
 つーちゃんは照れた様子で鼻の頭を掻き、そっぽを向いた。
「何か礼をさせてくれよ。つーちゃんが今、したい事ってなんだ? 俺に出来る事なら何でも協力するから」
 空になった鍋の前で、最期を前につーちゃんが叶えたい事を尋ねる。
「ん~オレが今、したい事…。そーだな。ここの所、オレの家には水が通ってなくて風呂に入ってなかったから、
風呂に入りたいな。消えるように死ぬらしいけどさ、やっぱ、綺麗な身体で逝きたいし」
 つーちゃんはちょっと考えた後、寂しそうな笑みで答えた。
 風呂に入りたいなんて、つーちゃんも結構、女の子らしい事を思うんだなと不思議な気持ちになる。
「風呂か。俺の家、都市ガスだから湯は沸かせないけど、溜め水してるから湯船に入れるし、
体も洗えるはずだから」
 俺は立ち上がり、懐中電灯を持ってつーちゃんを風呂場の方へと案内した。
「水が止まって以来だから、風呂なんて4日ぶりだよ。家じゃ濡れタオルで体を拭くのが精々だったから、
水風呂だって嬉しいなー」
 つーちゃんはウキウキと俺の後ろをついてくる。
「えーと、懐中電灯、俺の家、一本しか無いんだよ。濡れて壊れると困るから、
悪いけど風呂場には持ち込まないで欲しいから」
 洗面所の前でつーちゃんに懐中電灯を渡し、俺は部屋にでも行こうかと廊下を戻る事にした。
「アヒャ…待てよ、毛玉。風呂場に持ち込めない懐中電灯で、どうやって風呂場を明るくするんだよ。
お前、扉の向こうからコッチ照らしてろ」
 つーちゃんは俺の手元に懐中電灯を返すと、ちょっと怒った様子で風呂場の扉へと続く洗面所の扉を開ける。
 風呂場の扉の磨りガラスの向こう、出来るだけ明るくなるようにつーちゃんに向かって懐中電灯を向けた。
 人型AAと違って、俺らは何か特別な事でもない限りは衣服を身につける習慣は無い。
だから、相手の裸を見るとか意識はしなくてイイはずである。だけど、風呂というのは
何だか非常にプライベートな感じがして、俺は何となく扉に背を向け、磨りガラスを照らしていた。
「アヒャァ~。水だから冷たいけど、やっぱ体が綺麗になるってのはイイもんだよなー。
風呂場、使わせてくれてアリガトな。フサ」
 バシャバシャと水の跳ねる音混じりに、つーちゃんの感嘆の声が響いてくる。
「喜んでもらえて嬉しいから」
 俺の声に軽く応じ、つーちゃんは水浴びを愉しみ始めた。

113:終末の過ごし方 第2話  5/11
06/12/31 19:28:43 loQ5sklY

「…えーと、シャンプーは…ウワッ! な、何触ったんだ? …アヒャ…ヒッ! イヤァ―ッ!」
 つーちゃんが棚をゴソゴソと探る音を聞き流し、ボーっとしていた俺の耳を悲鳴が貫く。
「だ、大丈夫、つーちゃん?」
 俺はつーちゃんの叫び声に驚き、風呂場の扉を勢いよく開けた。
「…アヒャ、何か、今、モサっとしたのが手に触れて…そしたら今度はソレが飛び出して足元に…」
 風呂場に踏み込むと、つーちゃんは尻餅をついた格好で震えている。
彼女の指差す方向に懐中電灯を当てると、カサカサと動く何かがいた。
「え? …あ、ホッシュだ…そうか、この風呂も長い事、使ってなかったから保守してくれていたのか」
 手のひらに乗っかるほどの小さなホッシュ。オレはソイツを確認させるようにつーちゃんの目の前に掲げた。
「アヒャ…何だ、ホッシュだったのか、叫び声で驚かしちまってすまなかったな」
 つーちゃんはホッとしたような溜息と共に、オレからホッシュを受け取る。
そして立ち上がって風呂場の窓をガラリと開けると、そのホッシュを外へと離した。
 こんな風呂場で終わるのは寂しいだろうから、外で仲間と会えるとイイな…
そんな事を言いながら振り返ったつーちゃん。その少し悲しそうな笑顔は、
いつもの強そうに笑うつーちゃんと違って、とても綺麗だった。
 綺麗だなんて思ってしまうと情けないほど雄ってのは正直なもんで、俺のペニスはフサ毛を押しのけ
ググッと勃ちあがってしまう。
「つーちゃん…」
 搾り出した声こそ戸惑い混じりだったけど、俺は欲情を隠す事も出来ず本能のままつーちゃんに抱きついた。
「何すんだ毛玉! アフォみたいにサカってんじゃねー」
 水を浴びていたつーちゃんの肉体は冷たくて、擦りつけた熱いペニスには心地良い。
「つーちゃんだって、興奮してるくせに…」
 懐中電灯で一瞬照らしてしまったつーちゃんの肉体、その乳首はツンと上を向いていた。
オレはそれを指摘するように、水に濡れた毛並みの中から赤く色付いていた突起を摘み上げる。
「ヒャンっ…こ、これは、水を浴びて、ちょっと寒かったから勃っただけで…」
 手に伝わる感触は、ほとんど平らな膨らみだ。だけどやっぱり雄の俺とは違う柔らかな肌。
ささやかでもかすかでも、つーちゃんの乳房を手のひらに感じるのは気持ち良かった。
「どうしても、ダメ…?」
 最期だからというのもあるのかもしれないが、俺はつーちゃんとしたくてしたくて堪らなくなる。
「…あんまり、痛くするなよ…オレ、初めてなんだから」
 胸を隠しながら振り返り、俯き加減で恥らうつーちゃんは、何だか凄く可愛らしくて胸がキューッと締め付けられた。

114:終末の過ごし方 第2話  6/11
06/12/31 19:29:16 loQ5sklY
「う、うん。俺、頑張るから」
 つーちゃんを抱きしめ、その肉体を感じる。薄暗い風呂場で2人きり、
緊張で硬くなるつーちゃんの肉体に恐る恐る、エロ雑誌やDVDで学んだ愛撫を始めてみた。
 恋愛感情でエッチをする訳じゃないから、唇にキスをするのは悪い気がして、その首筋に口付けてみる。
「…ン」
 くぐもった甘い声がつーちゃんの口から漏れた。俺はそれに気を良くして、今度は鎖骨や胸元の方へと
口付けを下ろしていく。
「ひぁ…っ…ひゃんっ…」
 口付けだけでなく、舌の動きも加えてみると、つーちゃんはますます可愛らしい声をあげた。
ユックリと舌を下ろしていけば、小さな乳首へと辿りつく。乳首を口に含めばコリッとした硬さが増し、
つーちゃんの声も更に高くなった。
「つーちゃん、気持ちイイんだね。ここ、濡れてきてるよ」
 両の乳首を味わい、舌を腹に滑らせながら膝立ちになる。つーちゃんの股間まで口を運べば、
柔らかなオマンコは興奮してきているのか、少しずつほころび始めていた。
「フサァ…オレ、もう、立ってるの辛い……」
 花びらを開き舌を滑り込ませようとした時、つーちゃんが俺の頭を抱えて訴える。
「それじゃ、ココに座って欲しいから…」
 つーちゃんを湯船の縁に座らせ、俺はその前に跪いた。
「恥ずかしいから、あんま…見るな」
 つーちゃんは足をピッタリと閉じ、俺から大事な所を隠すように手で股間を押さえる。
「こんなに暗くちゃ、よく見えないよ。もっと濡らしとかないと、多分、辛いのは、つーちゃんだから…」
 俺はもっともらしい事を言いながら、つーちゃんの膝を割り開き、腿の付け根に顔を突っ込んだ。本当は、
つーちゃんの身体のためでなく、自分の欲望がソコを舐めたいと思っているのに。
「う、うん…分かってる…」
 つーちゃんはおずおずと手をどけ、風呂の縁をギュッと握った。
「風呂じゃなくて、俺の耳とか頭とか持っても構わないから」
 股の間からつーちゃんを見上げた後、俺は秘めやからな器官へと舌を伸ばす。
少しだけほころんでいる陰唇に舌を潜らせれば、感じた事の無い感触が舌へと触れた。
 あえて形容するなら酸味と塩味のまじった、生温かい刺身のような肉。
それは、美味いとか不味いとかは分からないが、妙に堪らない…熱いペニスを一際奮い立たせてくるような
脳髄を痺れさせる香りと味をしていた。
 舌を動かせば、ヌルリとした液を滲み出す切れ込みのようなモノが感じられる。きっと、ココが、
これから俺を受け入れてくれる所なのだろう。
 酷く狭く熱く閉じられた場所に、もっと穴らしいモノを想像していた俺は少し驚きながら、つーちゃんを味わった。

115:終末の過ごし方 第2話  7/11 ※聖水注意
06/12/31 19:30:09 loQ5sklY
「…っ…あ…」
 小さく声を漏らすつーちゃんに頭を抱えられ、俺は熱心にオマンコをほぐす。
どうしたらもっと感じてくれるだろうかと、少ない知識を総動員して懸命に舐めた。
 舌を下から上に舐め上げた時、割れ目の頂点のほうで硬いモノに触れる。コレが噂に聞く
クリトリスというものだと思って、つーちゃんにもっと感じてもらおうと重点的にソコを優しく、
でも執拗に舌と唇で嬲った。
「フサ、そこ…凄く…イイ……」
 つーちゃんは甘えるような濡れた声で俺を呼びながら、もっととねだるように腰を押し付けてくる。
「気持ちイイの? もっと強くしてみようか」
 漫画やDVDの中では激しくクンニをされている事が多いが、雑誌の特集記事なんかでは
クリトリスへの強すぎる愛撫は嫌われるとあったので、出来る限り優しく舐めていた。
だけど感じて乱れ始めたつーちゃんの様子だと、もう少し激しくしても良さそうである。
「ぅん…もっと良くして欲しい…、ソコ、吸われてみたい…」
 つーちゃんの言葉に、俺は唇でクリトリスを挟み込み、チューチューと吸い上げた。
 最初は優しく、少しずつ激しく。
「アヒャァ…イイ…ッヒァ…ヤァッ…ヒッ……」
 時に歯を立て、吸いながら舌を蠢かせば、クリトリスは一層激しく勃ち上がり、プックリとした硬さをみせた。
硬直が増すほどにつーちゃんの声は激しく大きく、意味をなさない嬌声へと変わっていく。
「モ、ダメ…イキソウ…フサ…ドケ… モウ、イク…タノム……ハナレテ…クレ…」
 つーちゃんの声が切羽詰ったものになり、俺から解放されようともがいた。俺は最後までイカせてやろうと、
腰を掴んで抱え込み離さない。
「ホント マズイッテ…ッアヒャン…ダメダ ガマン…デキネェ…イク…イッチマウ…」
 半角の叫び声を上げながら、つーちゃんがのけぞった。
 その瞬間、プシャッと音を立てて液体が飛び出す。
 突然の事に訳も分からず、液体が止まるまでつーちゃんのクリトリスに舌を当てていた。
「……オシッコ?」
 独特の匂いで自分に掛かった液体が尿だと気付く。
 オマンコの上部、尿道より上を責めていたから、飲み込みこそしなかったが唇や舌の裏、
身体にはしっかりとつーちゃんの尿が掛かってしまった。
「だから、どけって言ったのに…お前がどかないから…。オレ、イクと漏らすクセがあるんだよ…」
 つーちゃんが消え入りそうな声で、顔を覆って恥らう。
「気にしなくて、イイから。俺、匂いで余計に興奮したし…凄ぇ、今、嵌めたい気分だから」
 つーちゃんの尿の匂いは、俺のと違って、確かな雌を感じさせた。犬の生態を持つフサギコは、
発情を刺激される物質にも犬と同じ素養が絡む。
 雌の尿の匂いは、どうしようもない位、激しい催淫効果を俺にもたらした。

116:終末の過ごし方 第2話  8/11
06/12/31 19:30:43 loQ5sklY
「フサ? え? ヒャン…あ、まだ…オレ、覚悟が…ヒッ…痛っ…ダメ…イタイ……ヤダァ…」
 イッたせいで脱力し、風呂の縁でグッタリとしているつーちゃんを床へと引き摺り下ろす。
後ろ向きに膝立ちにさせると、濡れたオマンコにペニスをあてがい、グッと押し進めた。
 痛がって暴れるつーちゃんを後ろから押さえつけ、風呂の湯船をつかませて体勢を整えさせる。
悪いけど、その程度の気遣いが、今の俺の理性の限界だ。
 もう、止まれない。昂ぶりを早く開放したくて、嫌がるつーちゃんを慰める事も出来ずに、
一気に腰を打ちつけた。
「ゴメン、ゴメンな。終わったら、殴られても毛刈りされても構わないから。今だけ、我慢して欲しいから…」
 鎮めないとおかしくなりそうな興奮を早く何とかしたくて、ガンガンと腰を振りたてる。
 イッて濡れているとはいえ、やはり処女の穴だ。酷く狭くて抵抗の多いオマンコを抉るみたいに貪る。 
「ケダマノ アフォ…イタイ…イタイヨォ…バカヤロウ…ゼッテー ユルシテナンカ…ヤラネーカラナ!! オワッタラ…マジ…マルガリニシテ、
ボコボコニ タタキノメシテヤル!」
 つーちゃんは俺の必死な様子に暴れず、風呂の縁につかまって言葉だけで俺を拒んだ。
 手前勝手なセックスで、アッと言う間に絶頂がこみ上げる。
「つーちゃん、イクよ!」
 俺は最初の射精をつーちゃんの奥深くに放った。
「…アヒャァ…もう、終わったのか…何か凄い、ドロって感触が…」
 つーちゃんは安堵の溜息を付きながら、俺を振り返る。
「…つーちゃん、ゴメンネ。俺は犬だから…簡単には終わらないから」
 ホッとしたような顔を見せたつーちゃんに、俺はこれから起こる事が申し訳なくて、
少し落ち着いてきた頭を下げた。
「それって、どうい…ヒャンッ! な、フサ…コレ、どうなって…イヤだ…苦しっ…頼む…抜け…ヌテイクレ…
コノ アフォ…ケダマ…ヤメロヨォ…」
 涙目になって身体を反り返らせ、再びつーちゃんが俺をなじり始める。
力なく弱弱しい半角の言葉で訴えられて、止めてあげらるのなら止めてあげたいが、こうなってしまった以上、
どうしようもなかった。
 だって、俺は犬の生態と同じフサギコだから。何と言われても暴れられても、
こっちにだって抜き方なんて分からないのだ。
「フサギコが犬だって言ってるのは、こういう事も含めてだから…。今、つーちゃんの膣を押し拡げてるの
亀頭球って奴だから」
 今までセックスした事が無かったから、どういう風になるのかを実感したのは俺も初めてである。
だけど本当の意味で埋まりきったペニスから伝わる感触は、オナニーなんか目じゃないほど最高だった。
 さっきまでの激しい射精への焦燥は消え、でも、さっき以上の興奮が全身を包んでいる。
感じる余裕が出て来た分、射精前よりも気持ちが良かった。
「ナンダヨ、ソレ…」
 つーちゃんは半角と全角のまじった不安定な声で、俺を困ったように睨む。
「交尾中の犬って何しても離れないだろ。それはさ、1回目の射精の後、ペニスの根元が膨らんで抜けなくなって、
そこから2回目、3回目の射精をするからなんだよ。で、その膣から抜けないように入ってる
根元が膨らんでる部分が亀頭球って奴だから…」
 つーちゃんに説明しながら、俺は膣の入口で膨らみしっかりと固定されているペニスを
確認のために揺すってみた。結合はしっかりと嵌りきり、このままどんな体位になっても外れる事はなさそうである。
 つまり俺らは、交尾中の犬のように蹴られようが何しようが、
射精が全部終わるまでは結合し続けるしかないのだ。

117:終末の過ごし方 第2話  9/11
06/12/31 19:33:01 loQ5sklY
「じゃ、コレ、まだ繋がったまんまなのか? しかももっと射精するっていうのか、冗談だろ?」
 状況が分かって落ち着いてきたのか、それとも俺が激しく腰を振らなくなったせいか、
つーちゃんはいつも通りの口調で俺に向かって怒鳴る。
「冗談じゃないから。悪いけど、後、30分位は続くと思うから」
 オナニーしている時の自分の持続時間の平均値は、まぁ、大体、そんなもんだった。
 だから多分、今回もそんな感じになるはずである。
「そんなに? こんな事なら、毛玉に同情してエッチなんて…ひぁ…ひゃん…フサ、やめ…アヒャ…ぅあ…」
 つーちゃんのそしりを受けて、気持ち良くなれる性癖は俺には無い。このまま、何もせずに話していても
エッチが長引くだけだ。
 それに気づいた俺は、文句を遮るように腰を動かし始める。
「するからには、つーちゃんにも気持ち良くなって欲しいから」
 亀頭球が邪魔して膣口から抜く事は出来ないが、1回目に出た液が潤滑油がわりになって、
奥の方へ擦り上げ肉壁を堪能する事は出来そうだった。
 俺はつーちゃんに少しでも感じてもらおうと、首筋や耳、肩口を舐めてみる。
 手を伸ばして胸に触れ、ささやかな膨らみを撫でたり、背中に唇を寄せて腰の方から項まで、
ヌロヌロと舐め上げてもみた。
 亀頭球で押し広げられて、つーちゃんは最初よりも結合してるのが辛そうだったが、愛撫をすればするほど、
肉体の緊張が解けて甘い声があがり始める。
「どっちにしろ、しばらくはこのままなんだよな。なら、確かに気持ち良くならないと辛いだけだもんな。
なぁ、フサ…コッチも弄って…くれ…」
 覚悟を決めたらしいつーちゃんは恥ずかしそうに俺を呼びながら、胸を弄っていた手をオマンコの方へと導いた。
 さっき散々吸いながら嬲ったクリトリスが指先に触れ、刺激を待っているのに気付く。
「どうやって、弄られたいの?」
 わざと触れる以上の事をせず、つーちゃんの言葉を待った。
「…ン……オレは、根元の方を、指の腹で転がすのが好き…。だから、そうして欲しい…」
 指先に愛液をまぶし、つーちゃんのねだった方法でクリトリスの下の方を円を描くように押し撫でる。
「こう、でイイの?」
「アヒャァ…ン…イイ…もっと……」 
 つーちゃんは肉体を震わせ、濡れた声を上げた。俺は腰をユックリとまわして
膣の感触を味わいながら、愛撫を続ける。
 つーちゃんが感じるたびに膣がキュゥッと俺を刺激し、甘く下肢から痺れた。
「俺も、気持ちイイよ、つーちゃん…」
 自分だけで高まるオナニーと違って、互いに気持ちよくなろうとするセックスは
相手の快感もこちらに伝わってくる気がする。
 相手が気持ちイイと悦ぶ事が、自分の気持ちイイ事に繋がるセックス。最期を前にした刹那とはいえ、
こういう事を知らずに終わらず、今こうして繋がっていられる事がとても嬉しかった

118:終末の過ごし方 第2話  10/11 ※放尿有
06/12/31 19:33:47 loQ5sklY
「フサ、オレ、また…イキそう……」
 風呂の縁から手を離し半身だけ振り返ったつーちゃんが、左手を俺の首へと伸ばしてくる。
「俺も、もうすぐ、二回目が来そう…」
 首に抱きついてきたつーちゃんの肉体を半転させ、あぐらの上に彼女を乗せ対面に抱き合った。
グッと腰を抱いて、より近くにつーちゃんを感じると、その肉体は俺が普段想像していたよりも、
ずっと華奢で軽く小さい。
「フサ…アァッ……ハァ…ヒャン…」
 つーちゃんは俺の首に両腕を絡め、腰を動かすたびに半角の嬌声を上げた。
 あれほど痛がっていたのも嘘みたいに、つーちゃんはペニスを締め上げながらよがっている。
「つーちゃん、イクよ…」
 ギュッとつーちゃんを抱きしめれば、2回目の射精が込み上げた。
「…フサ…オレモ…」
 俺の膝の上で、つーちゃんが絶頂に震える。さっきあんなに出したくせに、つーちゃんはまた、
漏らしてしまっていた。
「3回目は、多分、すぐだから…コレが終われば亀頭球も萎むから…」
 イッて疲れたのか、つーちゃんは俺の肩にしなだれかかるように脱力している。
その肉体を悪いなーと思いつつも揺さぶって、最後の射精に向けて自分を高めた。
 親に習った話だと、最初は潤滑と環境の整え、2回目は受精、3回目は受精の手助けのための射精らしい。
 ゴムもせずにしたのはマズったかなーと一瞬だけ頭によぎったが、
終わるのに妊娠の心配をするなんて馬鹿らしいと気付いて、俺は3回目の射精に向けて集中した。
「コレが、最後だから…イクよ、つーちゃん」
 揺さぶられるまま、たまにピクンと肉体を震わせ声をあげていたつーちゃんが、俺の肩でコクンと頷く。
 俺は最後までつーちゃんの奥に精液を吐き出しきると、やっとしぼんだ亀頭球にちょっとホッとした。
「大丈夫、つーちゃん?」
 ペニスを抜き、つーちゃんの肉体を抱き上げ、なるべく丁寧な動作で風呂場の床に下ろす。
 つーちゃんの膣からは、入りきらなかった精液が溢れて零れだしていた。
長い間拡げた状態にさせていたオマンコは、肉がほころんだまま元のピッタリとした状態には戻れないのか、
卑猥な秘裂を曝している。
「…疲れた。もう、テメーの毛を刈る気力も残ってねーよ。だから、毛刈りはしねー。
殴るのも疲れるから勘弁してやる」
 ヨロヨロと四つんばいの姿勢に起き上がり、つーちゃんは俺を軽く睨んだ。
 フラフラしながら湯船から風呂桶に水を汲むと、つーちゃんはソレをバシャッと床に撒いた。
どうやら、床に自分の漏らした尿があるのが気になっていたらしい。
「アヒャ、お前も、水浴びろ。毛玉は毛足が長いから、そこに小便が絡むとクサい臭いが染み付きそうだ」
 ボーっとつーちゃんを見ていると、頭から水を掛けられた。
 フラついてはいたが、つーちゃんはいつものつーちゃんのまま、俺に笑いかける。
「臭いって言うけど、つーちゃんのだから。まるで俺が汚いみたいに言うの止めて欲しいから」
 俺は立ち上がって全身シャンプーを手に取ると、つーちゃんと自分にふりかけた。

119:終末の過ごし方 第2話  11/11
06/12/31 19:34:37 loQ5sklY

 頼めば、もしかしたらもう1回エッチは出来たかもしれない。だけど、何となく頼まなかった。
 したくなかった訳じゃないけど、お願いしなかったのは、
つーちゃんとズルズルとかグダグダとかな関係になるのを、避けたかったからかもしれない。


 風呂から上がって時計を見ると、終わりまでは後、2時間を切っていた。
 外を眺めながら思い出話でもしようかと、試しに2人でベランダに出てみる。けど、隕石が迫るのを
遮るモノなしで見るのはマジで怖かったので、俺の部屋でダベるのが一番マシと気付いた。

 5日前に旅行に行ったまま帰ってこなかった、俺の両親の事。
 1週間前に刺し違えて心中した、つーちゃんの両親の事。
 互いの失恋話と、どれだけ相手が好きだったか。
 俺らの小さな頃から今までの思い出。
 話題は尽きる事が無く、楽しい時間が過ぎた。

 だけど、ふいに会話が途切れ、思わず時計に目が吸い寄せられる。

「オレ達、どんな事があっても友達だよな」
 つーちゃんがニッコリ笑って俺に握手を求めた。
「もちろん。俺らはずっと、友達だから」
 俺も笑って握手をする。

 その動作の間もカチコチと秒針が動き、終わりは直ぐ傍に来ていた。

 2人、握手した手をしっかりと握り合い、終わりを静かに待つ。
 最期まで友達。
 それが幸せなのか、寂しい事なのか、答えを出す時間も貰えないまま、俺達は明けない夜の中に消えた。

120:終末の過ごし方 第3話  1/7   ♂モナー×♀ガナー
06/12/31 19:35:15 loQ5sklY

 買い物袋を提げて道を歩くモナーに、土手に座っていたつーが立ち上がり駆け寄る。
「タヌキ、久しぶりだな」
 つーは少し上気した顔で、モナーに話し掛けた。
「コンニチワ、つーちゃん。そうだね、確か4日ぶりモナ。前はレストランで毎日会ってたから、
ちょっと会わなかっただけでも久し振りな感じになるね」
 モナーは笑みを浮かべ、友達を懐かしそうに見つめる。
「…おい、タヌキ。お前の事だから、どうせ終末を過ごす相手もいないんだろ? オレが過ごしてやるよ」
 つーはグッと拳を握り、何かを決心したように早口で用件を告げた。
「……ありがと、つーちゃん。でも、ごめん。モナ、ガナーと終末を過ごすんだ」
 モナーはつーの言葉にびっくりして固まったが、しばらくしてちょっと困ったように笑って、謝る。
「妹と終末…ああ、そうか。お前らの所、親もいなくて兄妹2人きりだもんな」
 つーはモナーの答えに、残念そうな顔で物分りの良い言葉を紡いだ。
「それもある…けど、終末だから告白するモナ。モナ、ガナーと恋人同士なんだ」
 モナーはマジメな顔でハッキリと、つーに向かって衝撃の告白をする。
「へ? 兄妹っての、嘘だったのか?」
 モナーの言葉の意味が混乱を生み、つーは自分の常識に合うよう、状況を飲み込もうとした。
「違うモナ。兄妹も恋人同士も本当。モナとガナーはそういう関係だったモナ」
 モナーは笑っていたけれどマジメな声で、つーに言い聞かせるように、自分の事を説明する。
「何だよ、ソレ」
 つーは静かに、でも、怒鳴る以上に怒りを感じさせる声を地面を見つめながら吐き出した。
「つーちゃんの事は好きだよ。それにとても素敵だと思う。モナにキツくあたるけど、
だけど本当の所では優しい子だってのも知ってるモナ。もしも、モナがガナーと恋人同士になっていなかったら、
一緒にいられたかもしれない。でも、モナはガナーといたいんだ。ゴメンね、つーちゃん。
モナは君と恋人同士にはなれない。だから、終末を一緒には過ごせないモナ」
 モナーはつーの事を真っ直ぐに見つめ、彼女を褒め、可能性の話をし、けれど確実につーを突き放す。
「……タヌキの馬鹿! アフォ! 死んじまえ!」
 つーはモナーの真剣な声を震えながら聞き、そして目に一杯涙を溜めながら突然、走りだした。
ある程度の距離をとった後、振り返ったつーは大声でモナーに向かって罵詈雑言をぶつける。
そして再び走っていってしまった。
「つーちゃん、イイ終末を!」
 モナーは去っていくつーの背中にそう、叫ぶ。声が届いたかどうかは定かではないが、
つーの姿が見えなくなるまで見送った後、モナーは再び歩き出した。
「モナ達、どうせ明日には本当に死んじゃうモナ」
 モナーは家路に向かいながら、つーにぶつけられた言葉を脳裏に浮かべ独りごちた。

121:終末の過ごし方 第3話  2/7
06/12/31 19:36:10 loQ5sklY

「お帰りなさい、お兄ちゃん!」
 モナーがアパートの2階への階段をのぼりきると、手前の部屋のドアが勢いよく開かれ
ガナーが飛び出してきた。
「ただいま、ガナー。モナが帰ってきたのよく分かったね」
 飛びついてきたガナーをモナーは愛しそうに抱きしめ、帰宅の挨拶を交わす。
「だって、お兄ちゃんの足音がしたんだもの」
 ガナーが甘えた仕草でモナーの腕に絡まる。モナーはそんなガナーの頭を撫で、嬉しそうな笑顔になった。
「モナの足音だけで分かるなんて、凄いモナ」
 モナーはガナーの耳に舌を這わせ、ペロリと内側をなぞる。
「ヤダお兄ちゃん、ココでするの?」
 エロティックな舌の蠢きに、ガナーがクスリと妖艶な笑みを見せた。
「イヤモナ?」
 今度はモナーがガナーに甘えた仕草で、妹を背中から抱きしめる。
「だって、誰かに見られちゃうかも…っあ…」
 ガナーの視線がアパートの他の部屋のドアへと向けられた。住人がいるのかいないのか分からない
静まりかえった部屋の群れ。
 自分以外に注意を向けるガナーにモナーは少し面白くない風で、妹を責めるように大きな乳房を握った。
「ガナーのエッチな姿を誰かに見せるのは確かに勿体無いモナ。じゃ、ドアの中に入ろっか」
 手の中で乳房を散々弄んでから、モナーはガナーの手を引いて玄関の中へと入る。狭い下足スペースの中、
買い物袋を適当に部屋に投げ入れたモナーは、家の鍵もかけずにガナーの肉体を煽るように触れた。
「まだ、鍵…やぁ…お兄ちゃん……」
 鍵をかけようとガナーがドアノブに手を掛ける。兄を押しのけ、ドアを向き背中を見せたガナーの様子に
モナーはやや不満げな顔を見せた。
 しかし、肉付きの良い尻が自分に向けられているのに気付いたモナーは、ニヤリと微笑み、
中身を割り開くように尻肉を掴む。
 外気に曝された粘膜にガナーが批難の声をあげるが、既にそこはモナーを待ちわびて潤っていた。
「もう、濡れてるモナ。ガナー、入れてイイ?」
 濡れた粘膜にモナーが触れ、滲み出す愛液をクチュリとかき回す。
「ちょっと待って。イイよ、お兄ちゃんので貫いて…」
 ガナーは勃ちあがった兄の逸物を押し留めるように触れながら、クルリと肉体を反転させた。
 ドアに背を預けたガナーの左膝裏にモナーの手が差し込まれ、片足を抱え上げた姿勢で
ペニスとスリットが触れ合う。
「ガナーが凄い、絡み付いてくるモナ」
 モナーはさしたる愛撫も行わないまま、ヌルリとガナーの中へと入り込んだ。

122:終末の過ごし方 第3話  3/7
06/12/31 19:36:56 loQ5sklY
「お兄ちゃんが一杯…フフ、何だか不思議…」
 ガナーはモナーの肩に手をまわしながら微笑む。
「何が?」
 奥まで突き入れ、ガナーをゆるく揺すりながらモナーが尋ねた。
「だって、前なら、お兄ちゃん、絶対、こんな事、しなかったもん」
 ガナーはモナーの肩に顔を寄せ、揺すられるたびに少し言葉を弾ませる。
「こんな事? それってどういう意味モナ?」
 2人のセックスは、この街に越してくる以前からの関係だった。だから、その事ではないだろうしと、
モナーはガナーの言いたい事が分からず首をひねる。
「分からないの? 今、私達、何にも遮られずに、繋がってるのよ…前は、絶対、しなかった、でしょ」
 モナーに揺さぶられ、切れ切れの言葉でガナーが答えた。
「そうだね。確かにいつも、ゴムは欠かさなかったモナ」
 兄と妹の2人。両親が死に、住む街を点々と替え、時には夫婦を装う事もあったけれど、
恐くて生ではどうしても出来なかった。
 ガナーが学校に通い、モナーが勤めに出て、居心地のイイこの街で夫婦ごっこでなく兄妹として暮らしながら、
やめようと思ってもやめられなかった関係。
 モナーが職場のレストランの客から聞いた終末の噂が現実味を帯びてきた頃、
2人は恐くてずっと出来なかった本当の0距離を感じ合った。
 それからはタガが外れたみたいに、今まで遠慮してきた全てを埋めるべく、暇さえあれば繋がった。
「大好き、お兄ちゃん。ずっと離さないでね」
 ガナーがモナーにすがるようにギュッと抱きつく。
「ガナー、モナも大好きだよ。絶対に離したくないモナ」
 モナーもガナーを抱きしめ、唇を合わせた。
 モナーの肉棒でかき回される肉壷がグチュグチュと淫靡な響きを紡ぎだし、
唇が互いの唾液を求めて卑猥な音を作り出す。
 玄関先、外を歩く者がいればすぐにソレと分かる嬌声と淫音を、2人は抑える事なく撒き散らした。
 今まで抑圧してきた欲望を周囲に知らしめるように、激しくガクガクと肉体を繋げあって互いの肉を貪り合う。
「気持ちイイ…気持ちイイよぉ…」
 ガナーがしがみつくだけでは足りないのか、モナーの肩口に歯を立てた。
モナーはソレを嫌がる事もせずされるに任せる。
 感極まってくると噛み癖が出るのは、いつもの事だからだ。そのせいでモナーの肩や腕には
ガナーの歯型が沢山ついている。
「こっちも気持ちよくしてあげるモナ」
 モナーは腰を抱きしめていた手を丸い尾へと滑らせ、更にその下の双球の間へと指を滑り込ませた。
 扉にガナーの肉体を押し付けて安定させ、後孔のすぼまりを探れば、一際強く歯が肩へと食い込む。
「…やめてっ…お兄ちゃん…お願い、指を抜いて…」
 左膝を抱えあげられた不安定な体位で貫かれながら、後ろまで指で攻められ、ガナーがわなないた。

123:終末の過ごし方 第3話  4/7
06/12/31 19:37:27 loQ5sklY
「やめて? 抜いて? 嘘はいけないモナ。ガナーのアソコからエッチな汁が
さっきよりも沢山垂れて、後ろまでヌルヌルにさせてるモナ。ホントは、もっと弄って欲しいんだよね」
 モナーは妹を追い詰めるように、結合部から零れ落ちてくる愛液を指に纏わせ、
指を限界まで奥深く潜り込ませる。
「そこ、イヤ…そこは、そこは弱いのぉー…、ダメ…ダメェ…」
「イヤとかダメとか、ガナーはして欲しい事と逆の事ばかりモナ。もっと、素直になった方がイイモナ」
 モナーは笑いながら、グリグリと指を押し込み、拡げるように指を蠢かした。ほぐれ始めた孔に
2本目の指を挿し入れ、より激しく中を弄ぶ。
「だって、感じすぎて…おかしくなりそうなんだもの…」
 ガナーは肉体を震わせ、荒い息を吐いた。
「おかしくなっちゃえばイイモナ。モナはどんなガナーでも大好きモナ」
 モナーは興奮したガナーがするように、彼女の肩に歯を当てる。
「お兄…ちゃん……お…にぃ…ちゃ…ん…」
 ガナーはうわ言のように兄を呼び、両穴から与えられる刺激に、意識を奪われないよう必死だった。
「もっと、強くするモナ」
 モナーはそう言うが早いか、腰の動きを一気に激しくする。
 パンパンと肉がぶつかり合う音が、玄関で反響し部屋の中へと拡がった。
「イッっちゃう…お兄…ちゃん…私、もう…限界…イッちゃうの…イイ…イイよぉ…」
 地面についている右足を揺らし、ガナーは自分から腰を使う。
 より強くより激しく相手を感じようと、2人は荒々しい繋がりで互いを高めあった。
「ああ、ダメっ…イク! お兄ちゃん!」
 モナーが懸命に腰を打ちつけていた瞬間、ガナーが先に感極まり、ビクビクと仰け反る。
「…イッたモナ?」
 血流と同じスピードでビクンとした震えを見せるガナーに、モナーが少し困ったように尋ねた。
「…ん…イッちゃった…凄く、悦かったぁ……」
 満足気に息をつくガナーだったが、モナーはまだ達しておらず、下肢が疼いている。
「モナは、まだモナ…続けてもイイ?」
 後孔に差し入れていた指を抜き取り、それが汚れていないのを確認すると、モナーは手のひらを
ガナーの胸へ伸ばした。 
 タップリとしたボリュームの乳房をこね、柔らかさと弾力を感じる。ツンと主張する突起を摘めば、
落ち着いてきていたガナーの肉体が再び震えた。

124:終末の過ごし方 第3話  5/7
06/12/31 19:37:58 loQ5sklY
「…まだイッてないなら、そりゃ、続けたいよね…」
 ガナーは乳房を揉みしだかれながら、兄の切なそうな顔に同情を寄せる。
「イイモナ?」
 モナーが懇願するように、ユサリと少しだけ腰を揺らした。
「分かったけど…、ちょっと待って。支えてもらってても、ずっと左足を上げた姿勢じゃ疲れちゃった。
逆の足に替えてからね」
 ガナーの言葉にモナーは両足を抱え込み、妹の背をドアへピッタリと預ける。
 モナーとドアに支えられ、足を地面から離したガナーは不安そうに、首へ抱きついた。
「お兄ちゃん、別に抱き上げなくても…コッチの足、おろさせてよ」
 ガナーが右足を下ろしたいと、モナーの腕の中で暴れる。
「大丈夫だから、任せとけって。この格好だと胸を弄れないし、後ろも責めてあげられないけど、
しっかりピストン出来るモナ」
 モナーはガナーの両足をしっかりと掴むと、ドアをガタガタと揺らしながら激しく抽送を開始した。
「あっ…ぁあっ…凄い…お兄ちゃん、凄いよぉ…」
 突き上げられる度にガナーが高い声で鳴く。モナーはソレを煽るように強く深く、膣を味わった。
「ガナー、コッチ向いて…キスさせて欲しいモナ」
「んぅっ…ふぁ…ぁんっ……」
 モナーの声にガナーが顔を持ち上げ、噛み付くように唇に喰らいつく。
 唾液が零れる事も気にせず、何度も貪り、相手を堪能し、悦楽へと嵌り込んでいった。
「ガナー…愛してる、好きだよ…」
 呼吸のために一旦離れた唇から、モナーが愛を紡ぐ。
「私も大好き、愛してる、お兄ちゃん…」
 ガナーもモナーに愛を囁き返した。
「中に、出すモナ…」
 兄は深く深く、妹の最奥にペニスを挿し入れる。そして、子宮口にタップリと精液をぶちまけた。

125:終末の過ごし方 第3話  6/7
06/12/31 19:38:32 loQ5sklY

「こんな所で、辛くなかったモナ? イッた後も無理させたし、大変だったよね…」
 ガナーの足を下ろし、モナーが妹を気遣う。閉じあわされた腿の間から、
トロリと白濁液が零れだしていた。
「ううん、気持ちよかった。でも、今度は布団の上がイイな」
 ドアとモナーに支えられていたガナーは、自分の両足で立とうとして少しだけよろける。
「分かった。じゃ、布団まで運ぶモナ!」
 フラつくガナーを抱え上げ、お姫様抱っこでモナーは家の中へと踏み込んだ。
「きゃ! ちょっとお兄ちゃん、大丈夫? 私、重いでしょ?」
 突然持ち上げられ、ガナーがモナーを心配する。
「コレくらい、どうって事ないモナ。レストランに届けられる重い米袋に比べたら、
ガナーなんてずっと軽いモナ」
 楽々だとアピールするため、モナーは妹の身体をゆりかごのように左右に揺らした。
「でも、私、重くなってるはずだし…」
 笑っておどけるモナーの首にしがみつき、ガナーが恥ずかしそうにゴニョゴニョと語尾を濁らせる。
「そんな食べすぎてたっけ?」
 学校も機能を失い、レストランも店主達が消え、2人はほとんどの時間を家の中で過ごしていた。
「ううん、そうじゃなくて…。お兄ちゃん、私ね、妊娠してるみたいなの」
 家の中に引きこもり、運動をしていないせいではなく、それ相応の理由があるのだとガナーが口にする。
「妊娠?」
 モナーはガナーを抱いたまま、立ち止まり妹の顔を覗き込んだ。
「うん、妊娠。検査薬を使ってみたら、陽性反応が出たの」
 ガナーは嬉しいとも悲しいともつかない、何だか感情が希薄な笑みを浮かべる。
「妊娠してるなら、こういう事はしないで、安静にするべきなんじゃないモナ?」
 万年床になりつつある布団の上にガナーを丁寧に抱き下ろし、モナーが精で濡れるスリットを撫でた。

126:終末の過ごし方 第3話  7/7
06/12/31 19:39:06 loQ5sklY
「安静にして、どうなるって言うの? 終末は明日。時間にすれば、もう、12時間を切ってるのよ。
私達の兄妹の子供なんて、元々生まれるべきじゃないけど、それ以前に、生まれられないわ」
 布団の上に座わったガナーは、兄の胸を両手でドンっと叩き抗議をする。
そして、苦虫を噛み潰したような表情で目に涙を滲ませた。
「終末が来なかったら祝福されなくて、終末だから祝福の日も迎えられない…不憫な子だモナ…」
 胸の中に妹を抱きしめ、兄はまだ拍動も感じられない幼子を知ろうと、手のひらで腹に触れる。
「そうね、何だか可哀想…」
 モナーの胸の中、ガナーは兄の手の上から、自分の手を重ねた。
「モナ達の愛の結晶…か…」
「お兄ちゃん…そんな寂しそうな顔しないで、もっと愛を注いで」
 淋しそうに呟いたモナーを抱きしめ、ガナーは布団へと横たわる。
「ガナー…そうだね。残されてる時間はもう、わずかモナ」
 暗くなった部屋で、モナーは闇に浮かび上がるデジタル時計にチラリと視線を動かした。
「最期まで私を愛してね」
 ガナーの呼びかけに、モナーは視線を愛しい人だけに注ぐ。
「終わりまで離れたくないモナ」
 食事の時間も惜しんで、2人は何度も睦みあった。


「もし、生まれ変わりがあるなら、またガナーと愛し合いたいモナ」
 対面に布団に横たわり、互いに繋がったままモナーが呟く。
「お兄ちゃんと子供と、幸せな家族になりたいな…」
 ガナーはモナーにしっかりと抱きつき、自分の腹の中の子供の事を思った。

 夜明けを待たず、世界が終わる。
 許されざる恋人達は、最期まで2人繋がりあったまま光溢れる闇の中へと消えていった。

127:名無しさん@ピンキー
06/12/31 19:39:40 loQ5sklY
以上、お粗末様でした。
皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

128:名無しさん@ピンキー
06/12/31 19:52:00 eGLXGbrn
GJ!
年の終わりにこんなにいいSSが読めるなんて…
俺も終末迎えてもいいくらいだ。

129:名無しさん@ピンキー
06/12/31 22:58:49 MtQ8IkJn
乙でした。
大晦日にこんな良いものみれるなんて。

まぁ、大晦日にこんなスレのぞいてる俺はすでに終焉を迎えているんでつね^^


130:名無しさん@ピンキー
06/12/31 23:22:59 izTGASlm
GJです。
相変わらず深い話を作りますね。
良いお年を。

131:名無しさん@ピンキー
07/01/02 22:35:16 VjiltrTg
GJです。
切なすぎる・・・。

132: ◆AES9XTMtpA
07/01/06 19:27:10 XBiuQ+br
GJ!
どれもすばらしかった

133:名無しさん@ピンキー
07/01/12 13:58:27 +XEYeGbu
これはいい、良すぎる
退廃的なのに暖かみがある
そこがすごくエロいと思った。
GJ!

134:名無しさん@ピンキー
07/01/20 03:47:19 0ITW+ZtE
あ~と、小説を書かせてもらいたいのですが、それに当たって質問を
書き方についてなんですが、如何せんVIP出身なものですから
ブーン小説みたいな書き方になってしまうんですよね
で、それでもいいですか?と
もし良かったら書かせてもらいます

135:名無しさん@ピンキー
07/01/20 11:18:42 LIYCjtRw
>>134
全然いいよ

136:名無しさん@ピンキー
07/01/20 23:05:43 keETo32r
有りだと思うけど
注意書き付けとけば、より問題ないんじゃないかな

137:名無しさん@ピンキー
07/01/22 10:53:42 nsny7HU1
>>36に河って
♀八頭身(数人)×♂1さんを希望といっておこう

138:名無しさん@ピンキー
07/01/29 00:09:41 yutszy2r
まだかなー?

139:名無しさん@ピンキー
07/01/29 06:08:07 1rVqrYHd
急いては事を仕損じるという…
…まあ読む側に居る限りは滅多に仕損じる事も無いか
書く側としてはある程度の教訓とするべき言葉だろうな、
もっとも、やりすぎは批判や荒らしの原因になるだけだが

140:名無しさん@ピンキー
07/01/29 20:48:37 l6lwsbGf
URLリンク(mahonet.info)
新しい保管庫

141:名無しさん@ピンキー
07/02/03 20:17:41 sp29PIXr
強気な姐さん♀モナーにヘタレな♂つーが食べられる…

シチュを考えるのは簡単だが、いざ文章に表現するとなるとわからないものだな…
ましてやAAの描き方なんてさっぱり分からん


作家達は偉大だな

142:名無しさん@ピンキー
07/02/08 17:58:51 8iOW5PEN




143:名無しさん@ピンキー
07/02/15 16:58:11 yQdGSP7p



144:名無しさん@ピンキー
07/02/23 00:01:07 cRLkfvAt
スターコロスケ・ザ・ワールド!!
……………時は止まる


145:名無しさん@ピンキー
07/02/23 04:06:28 BjzdGHgr
♀八頭身やその他AAキャラのエロイラストがおいてあるサイトってない?

146:名無しさん@ピンキー
07/02/23 13:58:52 Y4sY2gxm
>>145
それはここできくことではないな

147:名無しさん@ピンキー
07/02/23 19:36:24 BjzdGHgr
>>146
どこで聞けばいい?

148:名無しさん@ピンキー
07/02/23 20:29:51 GDJZ6A74
>>147
クレクレ厨乙
自分で探せないようなお子様はおうちでミルクでも飲んでなさい。

149:~略して淫雨の巻~ 0/5   モララー先輩♂×ギコ♀
07/02/24 10:52:41 LaVB8avi

圧縮前の保守ネタにしようかと書いてましたが先に圧縮が来てしまいました。
今更ですが、せっかく書き上がったので宜しければドウゾ。



今回は『勅使河原モララー先輩』♂と『後輩の小田原ギコ』♀が出てくる話です。
ギコが女体化していますので、気をつけて下さい。
原作ほど『飛べ』て無いし、『高い』テンションでもないですが、雰囲気が出ていれば幸いです。
まあ、保守ネタとして書いてたものなんで
「18禁」劣化バージョンとでも思って軽く読み流すか飛ばしてください。
「押しかけ女房がやってきた」ネタも、いつか、時間とノリが出てくれば書きたいものです。

原作を知らない方は、何か電波な文章だと思うかもしれませんが
肌に合わない場合は、使用をお控えください。



   ___________________
 /
 | このお話は煮干プレイやゴマプレイの出てくる
 | とってもありきたりな普通のエロ作品だょ!
 \_  __/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |/   | モララー先輩、嘘並べ立てないで下さい!
           | 俺とモララー先輩の怠惰な土曜日の話ですよっ
         \__  _________________
              |/
   ∧_∧    ∧∧
  (*・∀・) (^ー(Д゚;)
  ( l : l)  ̄(゚ (゚ , ヽ
   ゝつ_|    l  〈ノ
 へへへへへへへへ )~
/            ミ
 ノ~~~~~~~~~~~~~~~~l ゞ
 l#######ノ 丿
ノ#######ゝ ヽ
########/  丿


~え? 淫雨って「雨に打たれて淫らな気分になること」だと思ってたの? バーカお前、マジありえねぇ。いいか?
  淫雨ってのは雨が降るとする事もないし何か淫欲に走るしかない様子をあらわした古語由来の言葉なんだぜ? の巻~

150:~略して淫雨の巻~ 1/5
07/02/24 10:53:19 LaVB8avi

「やあギコ君、おはよう」
 朝起きると隣に白ガクランのモララーが寝ていた。
 布団の中だってのに、何でガクラン。しかも白。
「えーと…、あの…」
 突っ込もうかどうしようか、いや朝一番の言葉が何で白ガクラン? とか、失礼だろとか考えていたら、
上手く言葉が紡げない。
「何を照れてるんだい、ギコ君。あんなに激しく愛し合ったというのに。君の愛するモララー先輩に
朝のチッスの一つもくれないのかい? ああ、それとも、夜の帳の中でしか聞けないと思っていた、
あの、甘く、切ない、ダーリンの呼び声を発しようとしているのかい?」
 そうこうしている内に、モララー先輩がいつも通りの馬鹿な事を騒ぎ出す。深夜の余韻も何もあったもんじゃない。
「誰が、ダーリンなんて呼ぶか! ってか、夜の間だって、ダーリンなんて呼んでーねーよ!」
 多分だけど。いや、だって、夜のこと、何か全然、思い出せないし。きっと、おそらく、モララー先輩に
いつも通りイイようにされて、俺は早々に陥落したから記憶が吹っ飛んでいるんだろう。
「いや、別にハニーだってイイんだよ、ラブリーハニー」
 モララー先輩が半身を起こした俺の隣で、アフォ面全開で両腕を広げている。どうやら抱きついて欲しいみたいだ。
「イヤです。…先輩、何で自分だけガクラン着てるんですか。しかも、朝日より眩しい、白だし」
 ベッドから起き上がろうとして、カッチリと白ガクランを着込んでいるモララー先輩とは正反対に、
俺の方は全裸なのに気付く。
 この不自然な状態に突っ込まずにいられなくなり、俺はタオルケットを身にまとって床に降り、先輩と距離を取った。
「僕のこの金色の衣は、由緒正しき勅使河原の証だから、これは何人にも剥がす事などかなわ…おい、ちょっと、ギコ君」
 ベッドの上に正座して、朗々とありもしない由来を話すもんだから、馬鹿らしくなって俺は先輩の側に寄り、
ガクランのボタンに手を掛ける。
「何が金色です。先輩のガクランは紛う事なく、真っ白ですよ。それに、身体に縫い付けてる訳でなし、ガクランごとき、
すぐ脱げるじゃないですか」
 ガクランは輝くまでの白さ以外は、本当に至極普通の学生服で、俺の指で簡単に脱がせられる代物だった。
「おお、何て積極的なんだ。いいよ、ハニー今日は激しく睦みあおうじゃないか」
 何となく全てのボタンを外してしまった俺を抱きしめ、先輩はせっかくベッドから起き上がっていた俺を
再び布団の中へと引きずり込む。
「いや、そういう意味で脱がせたかった訳じゃ…」
 随分、昨日も激しかったのだろう。俺の身体はちょっとダルクて、人には言い辛い場所も痛む。
 だけど、先輩がその気になってるのを拒むのも悪い気がするし、それにああ、何ていうか。
何だか、したい気分になってきている。
 身体の状態が重いってのに、したくなってしまうなんて、俺って結構、淫乱なんだろうか…。
「イイじゃないか、今日は土曜日。この間のバレンタインのお礼も兼ねて、気持ちよくしてあげるよ」
 先輩は俺を組み敷き、身に纏わせていたタオルケットを丁寧に剥がす。

151:~略して淫雨の巻~ 2/5
07/02/24 10:53:53 LaVB8avi
「バレンタインって、俺、何かしましたっけ?」
 先輩が色んな女の子にチョコを沢山、貰ってるのは見たけど、俺が贈った覚えはない。
「何言ってるんだい。僕にとっておきのモノをくれたくせに…」
 先輩が何だかイヤな笑い方をする。
「それって…ぁあっ……」
 何の事ですかと尋ねようとしたけれど、モララー先輩の唇がいきなり乳首を咥えるように挟んでくるものだから、
俺はもう、それどころじゃなかった。
「ハハッ、ギコ君は本当に敏感だよね。ちょっと唇で触れただけなのに、すぐにこんな風に勃たせてしまうんだから」
 先輩が俺の尖ってしまったそこを指先でこねる。俺は恥ずかしくて何とか声を出さないようにしようと、唇を噛む。
「ああ、そんな風に噛み締めては傷がついてしまうよ」
 先輩が俺の唇を割り開くために舌をこじ入れてきた。先輩の舌を噛む訳にいかないと、唇を開ければ、
乳房をこねる先輩の手のひらのせいで、自然と声が漏れてしまう。
「先輩…もっと、優しく……」
 先輩があまりに強く胸を揉むので、俺は感じるよりも痛みが勝ってしまい、ねだるように訴えた。
「強く揉まないと、育たたないぞ、ギコ君」
 モララー先輩が俺の乳房をワシワシと掴む。
「先輩、巨乳が好きだったんですか?」
 一応、掴める程度にある乳だと思っていたのだが、モララー先輩が大きいのが好きだとは知らなかった。
「いや、微乳派だ。むしろ無乳派と言ってもイイ。ギコ君の乳は大きすぎてけしからんから、もぎ取るべきかと思ってね」
 俺を見下ろす先輩の顔は、目が虚ろで本気で怖い。しかも乳房に当てられている指が細かく痙攣しているように震え、
握られるよりも身の危険を感じた。
「ちょ、やめてください。何、考えてんですかアンタ」
 モララー先輩の手から守るように自分の胸を押さえる。
「冗談に決まっているだろう。イヤだなぁ。ボリビアンジョークだよ、ギコ君」
 何処が冗談だよ、目がマジだったよ…という突っ込みの前に、普通はジョークならアメリカンじゃねーのかとか、
下らない事が気に掛かる。
 結構、エッチの最中に、俺ってば余裕だ。
「さあ、前座はこの位にして、本気でいこうか」
 モララー先輩が俺の足元に身体を動かし、ニヤリと笑う。
「前戯じゃなくて、前座ですか…」
 足首を割りひらかれるために掴まれながら、俺は先輩がしやすいように力を抜いた。
「そうだよ、ギコ君。まさかジョークで濡れるほど、君の性癖は笑いに依存しているのかい?」
 先輩は何だか愉しそうに俺の股の間から、こっちを見上げる。
「まさか、そんな訳…んぅっ」
 否定しようとした言葉は、先輩がクチュリと粘膜に触れてきた衝撃に飲み込まれた。

152:~略して淫雨の巻~ 3/5
07/02/24 10:54:32 LaVB8avi
「でも、あながち、間違ってないかもしれないな。既に君は潤っているから」
 モララー先輩の唇や舌、指先の予測もつかない動きが、俺をかき回す。
「それは…ひぁ…っん」
 ジョークだけでなく、それなりに色々な事をしていたじゃないかと指摘しようにも、ドロドロと思考が溶かされ、
下肢から痺れる。
「ほら、ギコ君。こっちに転がって。こうすればお互いに出来るからね」
 先輩が俺の身体を横に寝かせ、上下を逆に対面になった。
 俺のアソコを舐めたり弄ったりしてる先輩の股間が、目の前に来る。
「えっと…ズボン、脱がしますよ」
 おそるおそるズボンのファスナーに手をかけ、それを下ろす。ガクランのボタンと違って、
こっちは酷く引っ掛かって脱がせにくかった。脱がせにくい原因は、もちろん先輩も俺と同じく興奮しているせいだ。
 横向きとはいえ寝ている先輩のズボンやパンツを全部脱がすのは大変なので、
中途に脱がせて勃ち上がってるソレに触れる。
 硬くて握りがいのあるソレをひとしきり手のひらで弄んでみた。
 強く握ったり、弱く握ったり、色んな所を触ったり。
 扱いたりだとか何だとかじゃなく、ただ、俺がソレの感触を確かめるためだけの行為でも、モララー先輩のソレは
ちょっとずつ硬度を増していくから不思議だ。
「ギ、ギコ君。焦らすのはやめてもらえないかい…」
 先輩が本気で困ったような声をあげる。普段は俺をたしなめるような事を幾ら言ってきたって、
何か余裕が感じられるのに、先輩も男なんだなって、感じだ。
「どうして欲しいですか?」
 俺の中をイジメるようにグチュグチュと、さっきまで散々、色々していたくせに、その手も止めて
こっちを見つめている先輩は、何だか可愛い。
「そりゃ、もちろんギコ君の唇と舌を使って存分に舐り倒して欲しいね。僕は口腔の奥まで飲み込んでもらって、
喉の感触を先端に感じるのも好きだし、でもカリ首や鈴口をチロチロと舌先で転がされるのも好きなんだよ。
深く浅く、ゆるく激しく、緩急はつけて欲しいけど、つけすぎはのめりこめなくていけない。
唾液をしっかりまぶされると、膣に挿入するのとはまた違った、ヌルヌルでグニグニのパラダイスって感じだから、
もし、喉が渇いてるなら、すぐ、飲み物を持ってきて、唾液を調達できるようにもするし…」
 幻想の中に迷い込んで、そこの中の俺に色々してもらってるのか、先輩のアレは手のひらの中で
ドンドン勝手に硬度を増していく。
「先輩! …注文多すぎですよ」
 全然、止まる気配を見せない先輩のマシンガントークに、俺は遂に突っ込んだ。
 舐めるまでもなく、ギンギンに勃ち上がっているアレを握ったまま、俺は先輩の方を睨む。
「え? まだ、もっとあったのに」
 先輩は拗ねたような表情で、ションボリして見せた。
「もっと…って、まだ注文つける気だったんですか?」
「だって、どうして欲しいですか? なんて、ギコ君が聞くからいけないんだよ」
 俺がわざとウンザリした顔をすると、モララー先輩がからかうように笑う。この調子じゃ、
さっきの切羽詰った感じだって演技だったのかもしれないって思えてくる。
「限度ってモノがあるでしょう、普通は。…とにかく、咥えて欲しいんですよね」
 でも、何だかんだ考えた所で、俺はこの人の望みを邪険には出来ないのだ。だから、素直に、
口の中にモララー先輩を咥えこんだ。
「おっ…ギコ君。上手いね。そうそう、イイ感じだよ。こりゃぁ僕もサービスしないとね」
 上手いと言われても、その辺の事は良く分からない。ただ、さっきモララー先輩が言っていた事を
出来るだけ頑張ってみているだけだ。
 先輩はサービスすると言っただけの事があって、俺の一番感じる所を吸ったり、舐ったり、
何だか分からないけれど、とにかく凄い。Gスポットだとか言って、何だか凄くゾクゾク来るような所へ舌を潜り込ませてもきた。
 きっと、モララー先輩のを咥えてなかったら、俺は凄い声でよがっていたかもしれないくらい、気持ち良くて、蕩けそうだった。

153:~略して淫雨の巻~ 4/5
07/02/24 10:55:20 LaVB8avi

「先輩…俺、もう…おかしくなりそう……」
 勝手にヒクつき始めたアソコの疼きを持て余し、俺は先輩の腰にしがみつく。
「先にイッておくかい? それとも一緒がイイかな?」
 先輩が俺の股から顔をあげ、妙に優しい笑みで問い掛けた。
「一緒に逝きたい…」
 俺は先輩の腰から手を離し、愛しい人の耳に触れる。
 普段はもう少し硬く感じる三角の耳が、ずっと触れていた先輩の部分に比べるとずっと柔らかいのだと気付く。
「そうだね。じゃあ、ギコ君。入れるよ」
 とても硬いソレが、俺の中をユックリと押し入ってくる。先輩の唾液のせいか、俺の唾液のせいか、
はしたない感じがしてそれはどうかと思いたいが、はたまた俺の愛液のせいか、ヌチュルといった感じの
ぬめった音が耳へと響く。
「耳、へたれてるよ。もしかして、気持ち良くないの?」
 エロすぎる音を聞きたくないと思ったせいか、勝手に耳が弱ってる時みたいにたれてくる。
先輩は俺の耳をからうためか、角をなぞるように舌を這わせてきた。先輩の唇と舌の動きのせいで、
耳の近くで余計に湿った音がチラつく。
「そんなの…、っ…知りません…」
 声が甘くかすれて、上手く喋れない。
「色っぽいね、ギコ君。凄くイイよ」
 先輩が俺をあやすように優しく抱きしめるので、何だか胸がギュッとして、身体中がジーンと痺れた。
「先輩…俺も、イイです……」
 俺からも先輩を抱き返すと、いつの間にか始まっていた緩いピストンが、段々と激しく速いリズムになっていく。
「そろそろイクよ。いいかい、ギコ君」
「はい、せんぱ…ひっぁあああっ」
 先輩がイクというので、それに合わせて自分も逝けるように集中しようとしていた時、
センパイの唇が、乳首を甘噛んだ。感じようと集中していた所に、思ってもみない攻撃をされて
俺はあられもない声をあげて、激しく逝った。


「大好きだよ、ギコ君。本当に君は可愛いね」
 先輩が満足げに俺の頭を撫でる。
 多分、先輩も一緒にイッたのだろうけど、向こうがイク瞬間なんて分からないほど、
俺は思い切り逝かされてしまった。
「俺も、先輩の事、好きですよ」
 先輩の頬が唇に近かったので、そのまま口付ける。
「唇の方がイイな」
 先輩のオネダリに答えて、チュッと軽く唇を合わせた。
「そうじゃなくて、もっと激しく…ね」
 先輩はそのまま2回戦になだれ込むつもりなのか、激しいキスと共に、中に入っているアレの硬度を再び上げ始める。
 俺は別段、嫌がる理由が見つからなかったので、そのまま求めに応じて激しく混ざり合った。

154:~略して淫雨の巻~ 5/5
07/02/24 10:55:56 LaVB8avi
 
 
 再び眠りに落ちた君の横で、僕はいつも通り白いガクランを着込む。
 寝る時まで染み一つないガクランのままでいるのは、大変だと思っていたのも今は昔。
いつの間にか窮屈を通り越して、この白いガクランは僕の支えなのだ。
 そんな白いガクランは僕のトレードマークにして、周囲に溶け込む当り前の風景。
 だけど、それに異議を唱える君は、僕にとって、とても特別な子だって、知ってるかい?

 バレンタインデー、チョコを渡してくる沢山の女の子達の後ろを通り過ぎる、1人の少女。
 彼女が僕の方を見て、クスリと笑った。
『あの人、白ガクランなんか着てる。あんな変な格好してる人、実際にいるんだ』
 僕に聞こえないようにという配慮か、それはとても小さな声だったけれど、確かに僕の異質を感じ取ったギコの少女。
 僕は彼女に興味が湧いて、彼女の先輩兼彼氏になった。

 君は認識してないだろうけど、実は、付き合い始めて、まだ1週間経ってないんだよ。
 処女もね、昨日、いただいたばかりなんだ。
 ちょっと君の身体は辛そうだけど、暗示って凄いね。今日はもう、素敵にエロエロだったし。 
 これから、ドンドン淫乱になる君も見たいけど、君が僕の暗示を破って、それでも愛してくれるのをずっと待ってるからね。

 愛しのギコ君。どうか、早く、僕に気付いてください。

155:名無しさん@ピンキー
07/02/24 10:56:27 LaVB8avi
以上、お粗末さまでした。

ちなみに、 ~の巻 の候補は↓何かもありました。朝から、どうもでした。

~え? 書淫って「読書しながらオナること」だと思ってたの? バーカお前、マジありえねぇ。いいか?
  書淫ってのは書に逸物を挟んで淫欲に耽る様子をあらわした異常性欲の一種なんだぜ? の巻~

156:名無しさん@ピンキー
07/02/24 11:14:34 vmQ5Ym+G
ありえないほどエロ腹黒だよモララー先輩。

作者おつー。

157:名無しさん@ピンキー
07/02/24 18:54:28 oFcfHwY8
5 名前: 名無し戦隊ナノレンジャー! [sage] 投稿日: 2007/02/24(土) 10:22:58
淫雨:〔作物に害を与えるような〕長雨。
書淫:本ばかり読んでいること(人)。本の虫。

158:名無しさん@ピンキー
07/02/25 06:21:17 sr5DZuPM
なんというエロさ…
ごちそうさまでした

159:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:32:27 U3bfq+1F
乙!

160:名無しさん@ピンキー
07/02/28 15:44:20 +mJ7AbXE
>>155
ってか逆も見たい
♀モララー先輩×♂小田原ギコ

161:名無しさん@ピンキー
07/02/28 19:54:17 8g1CBgxv
性別変換厨ウザ

162:名無しさん@ピンキー
07/02/28 20:06:39 8T/N9bKs
性別変換ではない。押しかけ女房がやってきた編。


163:名無しさん@ピンキー
07/02/28 20:32:38 Xcou5DHt
スレなしなら♂♀どっちでもいいけど、スレ物は自重して欲しい。
スレ好きとしては性別変換ものしかないと萎えるよ…。

164:名無しさん@ピンキー
07/03/01 00:04:54 ywqbkcB3
>>163
嫌ならスルーかあぼーん設定すればいいだけの話

165:名無しさん@ピンキー
07/03/01 21:26:44 Ap5r7id9
>>161
>>163
スルーしろや

166:名無しさん@ピンキー
07/03/08 16:36:16 TppHy0J8



167:名無しさん@ピンキー
07/03/08 23:26:22 qYcNjzYQ
3月になったねえ

168:名無しさん@ピンキー
07/03/14 02:20:11 lPAh0VKm
3月といえば3月ウサギだ

169:名無しさん@ピンキー
07/03/15 15:50:33 TEN8NkNf
3月ウサギといえば発情期だ

170:名無しさん@ピンキー
07/03/15 21:45:12 nckhkhAy
やっぱりそれかww

スレものでもオリジでもいいから投稿こないかねえ

171:名無しさん@ピンキー
07/03/15 22:32:57 6RwyIn//
絵板にいるようなナイスバディーの♀3月ウサギが発情するのは大層エロそうだ
相手は誰が一番、エロが映えるだろうか…

172:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:24:58 z8m6z1Py
去年のSSの続きがあったらいいのになぁ

173:名無しさん@ピンキー
07/03/16 22:50:28 wFLTEFL8
女3月ウサギの初出ってドコなんでしょう?
3月ウサギの初めは探したら見付かりましたが、女3月ウサギの初めが分かりません

請われて降り立つ、欲望を叶えてくれる女3月ウサギ…なんて想像したけれど
初出の女3月ウサギは、どういう感じの存在だったのか気になりました

174:名無しさん@ピンキー
07/03/17 02:29:27 3hsJw6Eu
嫉妬か?w

175:名無しさん@ピンキー
07/03/17 02:30:28 3hsJw6Eu
すまん実況と誤爆

176:名無しさん@ピンキー
07/03/21 12:10:32 z7l7WVdC



177:名無しさん@ピンキー
07/03/22 22:13:04 sKknyLo7
>>173
おそらくエロ絵板の絵が最初だと思う。

178:名無しさん@ピンキー
07/03/24 21:57:45 jd8cTgr6
URLリンク(gingeraletansan.blog81.fc2.com)

179:モツ煮 ◆MO2niMAQJk
07/03/25 22:22:29 4JKQTWvv
>>173
AAでは見た事がありませんので、女3月ウサギを作ってみました。

          /) _
         //./_)
         | |//._
       __| || |//       λ
       \(メ._⊿) /       / (
        〉ヽ 〈、〈___/   (
       //,_゚_)、゚)ヽ、   ~  _(
      < \\ 〈\ \      (
       〉  !、ノ、,,j  \_)、   (^
      ノ     \`ヽ~⌒^ )/
      ⌒ノ     ヽ_)
       /`゙7>、_ヾ \
       (___(___)⌒⌒

180:名無しさん@ピンキー
07/03/26 18:56:46 l92OKEqj
>>179
GJ


181:名無しさん@ピンキー
07/04/01 03:37:52 YbtkWd1+


182:名無しさん@ピンキー
07/04/03 02:26:40 MDP7Rb9J
>>197
ウマー(゚д゚*)

ああ、3月が終わっちゃった(;∀; )

183:名無しさん@ピンキー
07/04/03 02:51:48 L2vjjcfT
>>182
少し遠い未来安価だな

184:名無しさん@ピンキー
07/04/03 22:33:12 gSr3oNIL
きっと>>197が小説投下してくれるっていう予言なんだよ

185:名無しさん@ピンキー
07/04/08 16:45:25 nYavyN2w
保守

186:名無しさん@ピンキー
07/04/14 00:14:16 b578MsC7
hosyu-

187:名無しさん@ピンキー
07/04/18 16:05:06 OS+SU1UX
保守

188:名無しさん@ピンキー
07/04/25 17:23:03 w1PqKE3U
保守

189:つーが壊頽んですが… 0/17
07/04/25 23:55:09 haGF7umH

圧縮が近付いてきました。保守ネタというには長いエロパロ話ですが
本番挿入の無いエロでも宜しければ読んでやってください。

今回のパロ元は つーを飼いたいんですが… スレのノーネとチビつーです。
あの頭身差のままエロパロにしましたので、ロリが駄目な方はスルー願います。

今回は試験的にというか、何となく自分の趣味で挿絵ならぬ挿AAを作りました。
色々と文章の横に散りばめてみましたが、文とAAの行動が合ってない所もあります。
まぁ大体、雰囲気の挿AAだから…というか、俺のAA技術不足に他なりません。
実際の小説の挿絵だって文と照らし合わせると矛盾があるし…という開き直りの代物です。
小説の添え物として楽しんでいただければ幸いです。

190:つーが壊頽んですが… 1/17
07/04/25 23:55:54 haGF7umH

「さて、と。コレでイイノーネ」
 俺は昼寝中のアイツをネズミの住処にぶちこむと、その扉に閂を仕込んだ。
「アイツがいると、こういう事もなかなか気軽に出来ないからな」
 本棚の中から気に入っている官能小説を一冊だけ手に取る。
 そこそこ知能のあるAAペットと一緒に住むと、抜くタイミングが難しい。
手が掛かるから抜く暇が無いんじゃなくて、抜いてる所を見られて何か言われるのが
面倒そうでイヤなのだ。
 多分、子育て中の夫婦が子供の目を盗んでセックスしようとするのに、
俺の今の心情は似ているんだろう。
「性教育なんて面倒事は、ゴメンなノーネ」
 とりあえず自分の時間に没頭しようと、好きな抜きどころまでページをめくった。

 イイ感じに興がノッて、そろそろ終盤戦という頃、ガタガタと騒がしい音が聞こえてくる。
どうやらアイツが起きたらしい。普段の昼寝時間から考えればまだまだ起床には早いが、
おそらく違う場所に寝かされて違和感でも覚えたんだろう。
 ここまで来てやめられるかと、                       λ_λ
音は無視して本の内容と行為に没頭する。                     (ノAヽ;)
 つーの騒がしい泣き声や激しく叩かれる扉の音も無視して、    /     ヽ
俺はフィニッシュに達しようとしていた。                     | |    \ \
 ティッシュを数枚重ねて取り、ペニスにあてがおうとした時、    | |      l \ \
ガタンッと下方から激しい音がして、                   \ヾ lilil ヽ  u_つ
俺の目の前の床がパカリと開く。                      / ヽづili   \   ,~~,
「アヒャッ!」                               /\ (_∧∧つ  )  )l二二二二l
 いつの間に抜け道なんぞ作っていたのだろう。         \  \n(  *゚) / /
床を開いて現れたのは、紛れもなく家のチビつーであった。  \/(  ,っ (_つ
「くっ…」                                        ̄ ̄ ̄
 今更、射精も堪えきれず慌ててティッシュを被せて精液を受け止める。
しかし、タイミングが少しずれてしまった為、一部が前方に向かって飛んでしまった。
まだまだ勢いのある放出に、結構、若さがあるもんだなと感心したい所だったが、
事態はちょっとややこしくなりそうな方へ進んでいる。
 白濁した飛沫が、つーの顔をしっかりと汚してしまったのだ。
「…お前が急に出てくるから悪いノーネ」
 俺はバツの悪さを誤魔化す為に、コイツが全面的に悪いのだというように言い放つ。
「アヒャ?」
 予想通り、性知識が乏しいらしく俺が何をしていたか理解していないつーは、
顔射されたというのにキョトンとした顔でコチラを見上げていた。
「何、いつまでも見てるんだ。そんなに見つめてると見物料を取るノーネ」
 手早く自身の後始末を終えた俺は、床から中途半端に身体を出したままのつーを摘み上げ、
部屋の中へと持ち上げる。
 一体いつの間に開けたんだか不明の床は、閉めてしまえば何事も無かったように元通りだった。


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