女の子が女の子をいじめるお話 その3at EROPARO
女の子が女の子をいじめるお話 その3 - 暇つぶし2ch548:~恵理子編(004/012)~
08/04/06 23:10:28 /JpZYEYw
その後、数秒間恵理子には記憶がなかった。
ただ恵理子が次に気がついたときは、恵理子の髪を引っつかみ、罵倒の言葉を吐いていた少女の一人は「かはっ」と空気を求め倒れている。

「リっ、リリアっ!」
そう叫んだ、二人目の少女は血走った目で恵理子に向かっていき、手に持っていた鉄パイプを勢い良く、恵理子の頭の上に振り下ろした。
しかしそれを恵理子が避けたために、宙を切り激しい音を発し鉄パイプは地面とぶつかる音が響き渡る。
その音からすると本当に殺すつもりだったのだろう。
「避けてんじゃねぇ」
そう叫びながら少女が第2撃を放っとうとしたとき、恵理子は習った護身技で相手の持つパイプを落とし、足をかけてから少女を綺麗な円を描かせて投げ飛ばした。
嵐のような一瞬だった。
気がついたときには、3人いた少女たちのうち2人が倒れ1人が怯えたように立ちすくんでいる。

恵理子は、習った護身術に自分自身がこれほど強くなっていることが信じられなかった。
不良に絡まれて一瞬で2人を撃退するほどの力が自分についていたのだ。
努力の成果を喜ぶ以上に、自分の力に恐ろしさを感じた。

「ごめんね。ちょっとやりすぎた。」
目の前の少女に謝罪しながら、とりあえず自分が最初に当身を当てたほうの少女の介抱に当たろうとした。
本気で入れたわけではないが、息が詰まるような苦しさは感じているはずだからだ。
「そっちの女の子のほう介抱してくれるかな?」
そう言いながら恵理子が、少女に振り向いたとき、目の前に黒い小さな缶のスプレーが飛び込んできた。

「え?」
自分の中では、もう終わったつもりでいた闘争でも相手にとっては続いていたのだ。
恵理子が戦闘態勢を解き、一人を介抱している姿を油断としてしか相手には映っていなかったのだ。


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