女の子が女の子をいじめるお話 その3at EROPARO
女の子が女の子をいじめるお話 その3 - 暇つぶし2ch500:名無しさん@ピンキー
08/03/09 09:50:53 bOgiN6Z0
え、えろいな!!
文章も上手いしかなり興奮した!レズが本当に好きなんだな。
ぜひまた何か思いついたら書いてくれ

501:名無しさん@ピンキー
08/03/09 19:32:49 SSg92/bZ
一気に読んでしまったGJ!
品のあるエロさがまたいいな。

502:名無しさん@ピンキー
08/03/09 20:54:24 CMj007b2
これは良いものだ!
情景がしっかりと浮かんだよGJ

503:名無しさん@ピンキー
08/03/09 21:55:33 asux/ysR
>>500>>501>>502
レスありがとうございます。
投下してからびびって今初めてスレ見たんだけど、今めちゃくちゃ嬉しいです
投下するの全く初めてでかなり迷ったんだけど
思いきって投下してよかったです
本当に皆さんありがとうございました。
あと、きっかけをくれた>>489さんありがとうございました。
読んでくれた事に心から感謝しています。

504:名無しさん@ピンキー
08/03/10 08:51:27 k0GpQp4E
イジメ物でも考えるか、女の子同士のイジメの舞台はやはり女学園が最適


505:名無しさん@ピンキー
08/03/10 14:09:49 kdXTSIGx
凛としたキャリア系女子大生が中学生ヤンキー集団に辱められるのも悪くない

506:名無しさん@ピンキー
08/03/11 08:49:53 yMGQ4FpG
それもいいな、何も知らずお嬢様学園に入学してきた平穏な子がお嬢様風のお姉様方から苛められるもいいが

507:名無しさん@ピンキー
08/03/12 12:42:05 TMvnIdfK
女子高のイジメにもレベルがあるからな、低いのはクラス全体で無視や言葉の暴力
次がリンチ、数人の女子が一人の子を押さえつけてタバコの火押し付けとかね

まあやはり一番酷いのはやはり集団レズレイプ
この板的にはやはりレイプになるんだろうが…

508:名無しさん@ピンキー
08/03/12 13:22:26 DL2ySn/l
>>507
>まあやはり一番酷いのはやはり集団レズレイプ
>この板的にはやはりレイプになるんだろうが…

タイムリー・・・と言っていいかどうかはともかく、
こんなのがあったよ。
861から最新の895までこの話題なんで最初のレスだけ引用。


中学の時に見た女子の全裸リンチ
スレリンク(hneta板:861番)-

861 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2008/02/21(木) 08:48:21 ID:bqvekFEQ0
ちょっとスレチだけど高校のとき一度だけある
もう誰も居ないと思った部室の裏の用具倉庫に人の気配が有るから見に行ったら
数人の女子の輪の中に下半身丸裸でボール入れるかごに縛り付けられた子がいて
彼氏を寝取ったとかしてないとか言ってて縛られてる子はしてないとかまだ処女だって言い張ってたけど
他の子が調べるって言って指をあそこに入れて動かし始めて最初嫌がって痛いとかやめろとか言ってたけどたけどだんだん声が変わってきて
他の子がやっちゃいなって言った瞬間縛られてる子が絶叫したと思ったら暴れだして少ししたら動かなくなった
指をいてれる子が体の向きを変えたら手首あたりまで縛られてる子の中に入ってるのが見えて
やっぱりやったんじゃないか言って抜いた後私のほうをみてお前も男寝取るとこうなるぞって言われて
怖くて高校生の頃は彼氏作れなかった


509:名無しさん@ピンキー
08/03/12 17:31:27 NT/E5HRW
勃った

510:名無しさん@ピンキー
08/03/12 23:23:31 TMvnIdfK
>>508
うわ…酷え…かなり逝けるが
SSにするにはきつい内容だな

511:名無しさん@ピンキー
08/03/15 23:37:55 Xe5VosH3
私立桜女学院…いわゆるお嬢様学校という所だが。
水樹理恵はここの生徒である。
容姿は…端麗、無邪気な性格で…。
学校の成績はあまりよくない。
まあどこにでもいる可愛いだけの平凡な女子高生である。
その理恵にとって衝撃的な日が来た。

「瞳子様、ごきげんよう…」「瞳子様、本日もご機嫌麗しく…」
「本日も大変お綺麗でいらっしゃいますわ」
「ああ、朝から瞳子様にお会いできるなんて幸せだわ!」
黄色い声が過ぎていく…その先には3年で学園のアイドルである姫宮瞳子が居た。
名家の生まれで容姿端麗、頭脳明晰、文武両道と非の打ち所の無い彼女。
その上、高飛車ではなくクールで無口なため、皆にとっては色んな意味で憧れる女生徒である。

当然ながら取り巻きも多い、が…理恵はただ傍から見つめるだめである。
いや、もはや自分とは生きてる世界が違うから…口を聞く機会など一度もないだろう。
そう思っていたのだが…「貴女…よろしいかしら?」「え?」
学園内へと向かっていた瞳子の目に理恵が止った。
「ハンカチが落ちてらしてよ」と瞳子が理恵の落としたハンカチを拾い届けてくれたのだ。
瞳子の…全生徒の憧れである黒長い髪がさらりの流れる。
「え…?あ…あああ、ありがとうございますっ!ひ、瞳子様…」
「くす…では、ごきげんよう」
当然ながらその場面に周りは騒然とする。
「ひ、瞳子様が…」「流石ですわ、なんて親切なお方なのかしら」
との声。
だが一部では「なんなのかしらねあの子」「わざと落としたんじゃないの?」
「瞳子様の手を煩わそうなんて…不愉快だわ」
と瞳子の取り巻きらしき数人の女生徒から嫉妬と非難めいた声が理恵に集中していた。

512:名無しさん@ピンキー
08/03/15 23:40:38 Xe5VosH3
その昼の食堂にて…桜女学園は食堂完備で寮生の子がよく利用している。
普段は理恵も弁当を持参だが今日はたまたまである、
友達の少ない理恵は一人で食事を食べていた。
もう朝から随分経過したいまですら背中に非難めいた声が突き刺さる。
瞳子は皆の憧れであり女神のように讃えられる存在なのだ。
それを…ハンカチを拾って貰えただけとはいえ。
瞳子を独り占めしてしまった理恵は非難の対象になってしまう。
場の空気が怖くてろくに食事にすら手をつけられない理恵の下へ。
「こちら、よろしいかしら?」と食事を手に持つ瞳子が声をかけてきた。
「え?ひ、瞳子様?」
「くす、そんなに動揺する必要はなくてよ」
「は、はい…」行儀よく席に座る瞳子に見とれる理恵。
食堂内に居る全生徒の視線が2人にそそられる。
「あら、食べないの?」
「え?い、いえ…」
特に話をすることなく食は進む。
この無言の緊張感が理恵には堪らなかった。
なぜ、自分を瞳子が気にかけているのかわからない。
だが、理恵はいまの時間を楽しんでいた。

「おそまつさま……では、ごきげんよう」
理恵と少々会話をすると食事が終わり席を立つ瞳子。
食器を片付け食堂を後にする瞳子を理恵は片時も目を離さずに追っていた…。
しかし、その理恵を食堂内の全生徒が冷たい目で睨んでいた。



513:名無しさん@ピンキー
08/03/15 23:46:25 Xe5VosH3
当然ながら瞳子と理恵のことは理恵のクラス中でも広がっている。
「水樹さん…貴女これから大変ね」
この声は隣の席の上川美紀である。
「え?」
「3年のお姉様方から目をつけられてるわよ、貴女」
「……」
この学園は上下関係が厳しいことで有名なのだ。
「どうなさるおつもりなの?」
「でも、私…そんなつもりじゃ」
「自覚がないのね」
はあとため息をつく美紀。
「あの、どうしたら」
「知らないわよ」
「え?」
美紀の以外な言葉に驚く。
「私、変な騒動に巻き込まれたくないの」
その言葉に理恵は寂しそうに顔を背けた。



514:名無しさん@ピンキー
08/03/15 23:50:46 Xe5VosH3
「貴女、ちょっと…よろしいかしら?」
放課後、下駄箱で理恵は3人の女生徒に声をかけられた。
「え?」
3人とも美人で理恵も見惚れるほどだが…。
「少し、お時間頂けない?」
「あの、私…用事が」
「あら、どのようなご用事かしら?」
唐突に問われ言葉につまる理恵。
嘘だとわかったのか女生徒がくすりと笑う。
「あまりお時間は取らせませんわ、さあ…こちらへ」

どうせ、逃げられないと悟り…理恵は「は、はい……」
と頭を下げ、静かに応じた。
理恵が連れてこられた場所は学校の裏庭だ。
修道院の先にあるあまり生徒が来ることのない場所。
強引気味に連れられた理恵は…影から姿を表してきた数人の女生徒に周りを囲まれる。
そう、3人以外にも生徒はいた、全部で10人程度か。
「さてと……」
女生徒達の中で目立った生徒、まあ一番美人といえばそうか。
そう、来栖川真琴…瞳子の取り巻き内でリーダー格の女生徒である。
その真琴が理恵に声をかけながら歩み寄って行く。
「一体どういうおつもりなのかしら?」
「どういうって…私は別に…」
「貴女に瞳子様を独り占めされると私達が困るの、わかるでしょ?」
「え、ええ……でも」
「でももなにもないわ、瞳子様と私達の前から消えて頂戴、目障りなの」
「なっ!?目障りって……あんまりです!」
「まあっ!」
理恵の言葉に真琴が口に手を当て驚く。
「貴女、上級生に向かってその口の聞き方はなんなのかしら?」


515:名無しさん@ピンキー
08/03/16 00:09:39 7zud4tJt
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 連投支援!連投支援!
 ⊂彡


516:名無しさん@ピンキー
08/03/16 00:10:04 FHm1v/nX
「え?あ…す、すみません私、そんなつもりじゃ…」
「まあ、なんて下品な口の聞き方ですこと」「ほんとですわ」
周りから理恵に対する批判が集中している。
真琴は周りを見渡し自分達以外の生徒がいないことを確認すると…。
「で、貴女…どのような行為で瞳子様を誘惑なさったの?」
「え…?」
誘惑?そんな言葉が飛び出して来るなんて。
「私達ならまだしも、貴女程度に瞳子様が興味をもたれるなんてありえないもの」
「誘惑なんて…私、してませんっ!」
「嘘はおやめなさい、瞳子様がそういうお方だとしって…そうね、その太股かしら?」
と真琴は理恵の生足に触ると太股を撫で始めた。
「な、なにするんですかっ!?」
「この太股でも見せて誘惑なさったんでしょう?」
そして理恵のスカートに手をかけようとする。
「やめてっ!」
「綾、佳奈、腕を押さえて頂戴」
理恵は慌ててめくられそうになったスカートを戻そうと手をスカートにやるが。
2人の女生徒が理恵に近づくと両腕を押さえつけ両手の自由を奪う。
「いやっ…やだ」
くすりと笑みを浮かべた真琴の手が進み理恵のスカートを下ろした。
「あら、まあ…なんてはしたない下着を…こんな方瞳子様とお話する資格もありませんわ」
自分のショーツが囲んでいる数人の女生徒に露になっていることを改めて思い出した。
「いや、放してっ!!!」
死に物狂いで抵抗するが、ただでさえ上級生と自分とでは力の差がはっきりしてるのに。
それが2人ががりでは暴れても身動きすら取れなかった。
「んふふ…上はどうなってるのかしらね」
両手の自由は奪われ絶望の淵に居る理恵は目に涙を溢れさせていた。




517:名無しさん@ピンキー
08/03/16 00:27:56 FHm1v/nX
真琴の手が理恵の制服に迫り多少乱暴気味に制服を引き裂き始める。
周りの女生徒は笑いをこらえるのが精一杯の様子だ。
「いやっ…やめてっ……」
両腕の自由が聞かない理恵はされるがままになるしかなかった。
制服にシャツなど簡単に脱がされ下着が露になる。
つまりいまの理恵は制服を着てない状態だ。
「うふふ…では、頂くわ」
声と同時に真琴はブラを剥ぎ取り無防備の理恵の乳房の間に顔を埋め感触を味わう。
「やあっ…いやっ…」
「瞳子様に比べれば泥沼の差だけれど、結構大きいわ」
自分で周りに説明しながら乳首を口に含みながら舐め始める。
そしてちゅぱちゅぱぱ…と吸い付く。
「ひあっ…あああっ…うぐぅっ!!」
「んふふ……ちゅぱ、ちゅるる…」
微笑みながら乳首を吸い、もう片方の乳房を全体的に揉む真琴。
当然ながらこんな経験は理恵も始めてだ。
中学時代も女子中でいまは女子高なため男性との付き合いはないのだ。
でも、まさかこんな経験相手が女だなんて…。
当然真琴に愛なんてないだろう、これは嫌がらせのレイプだから。
相手の主張を無視し仲間に拘束させ強引に行う愛のない行為。
「もっと声出して構わないのよ?皆に声をわけてあげたらいかが?水樹さん」
にやつきながらそういう来栖川真琴…彼女は綺麗だ、だけど…レズである。

「あの、やめてくださっ…!」
「あら、瞳子様に対するみたいにいつも誘ってらっしゃるんでしょ?なら構わないのでは?」
「ち、違っ、誘ってなんか…」

518:名無しさん@ピンキー
08/03/16 00:42:29 FHm1v/nX
「そうかしら、では…拝見させて頂こうかしら」
と乳房に飽きたのか理恵の下半身に移動する真琴。
すると綾、佳奈に命令その場に理恵を押し倒す。
「ううっ…痛っ!」
理恵も抵抗するが相手は同じ女とはいえ上級生3人だ。
歴然とした力の差は抗えようがなかった。
そのまま大の字に押さえられ両手足を綾、佳奈に拘束され身動きが取れなくなる。
真琴は理恵のショーツを綺麗に剥ぎ取る。「じっとなさって、でないと痛くなるわよ」
真琴は唾液を垂らし割れ目を指で開いた。
「あぅぅ……!」
「あらあら、もうこの方濡れてますわ…感じてらっしゃるのね」
陰部を捕らえられ、言いようのない悪夢が理恵を襲っていた。
これはレイプだ、そう…女生徒2人に拘束されてる時点でそうだろう。
そして真琴は中指を割れ目にあて、じゃぶと水気の音を鳴らす。
そう周りの女生徒に聞こえるように…。
「もうやめてっ!!…うう」
「なんで私が貴女のいうことを聞かなくてはならないのかしら?」
「そうですわ、貴女そもそもお姉様に対する態度がなってなくてよ?」
真琴と綾にそう告げられ力が抜けていくのがわかる。
真琴はさらに奥深くまで指を入れる。
「ああぁっああっはぁ…」
理恵の陰部から蜜が溢れ、土にべたべたと流れ出る。
真琴は中指を中で回転させる、すると蜜壷から液がこぼれだした。
「んん~んっ!!」
綾に口を塞がれ悲鳴すら出せない理恵をあざ笑う真琴。
「瞳子様に馴れ馴れしくするとこういう目に合うの…理解できて?」
「………ぐすん…うう……は、はいっ……」
まともな声すら発せずに声色だけでそう涙を流しながら呟く理恵。
「わかって頂いて光栄だわ、では…ごきげんよう」
と、立ち上がる真琴。これで帰れる…最低限の嬉しさを感じる理恵。
しかし両腕を拘束された状態は相変わらずで不安も残る。
そして真琴が理恵を微笑むと…「くす、貴女達?後はご自由にどうぞ」「え?」
「そうね、私…最近やってないから」「私も頂こうかしら」
「私達もこの子に恥をさらしたいもの」「幕でも破ってみようかしら?」
「いやっ……やぁ…」
去っていく真琴を背中に理恵へと近寄る女生徒達。
皆美人だが…目が欲望の渦にあり恐怖を感じる。
皆小さな輪になると理恵に覆いかぶさり…
「いやああぁぁあぁぁ!!!」大きな理恵の悲鳴が裏庭にこだました。


学園物しか出来なくてごめん。。。。(><)

519:名無しさん@ピンキー
08/03/16 00:51:04 7zud4tJt
>>518
乙!!

520:名無しさん@ピンキー
08/03/18 10:52:49 xOv0PexZ
まったくもう、オナ禁の邪魔すんなよ…

521:名無しさん@ピンキー
08/03/20 13:53:08 Hdfkac4f
>>520
エロDVD屋に行ってボッキさせずに帰ってくるくらい難しいことをやろうとしてる
PCの電源入れた時点で負けw

522:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:37:41 tIn2lndx
「私とお付き合いしてほしいのだけれど」
屋上で藤村桜にそう告げられる上川涼子。
私立百合女学園での…屋上の風景だ。
周りは桜の友達数人に囲まれ生きた心地がしない。
「あ、あの…でも私」
「付き合って頂けないかしら?私…以前から貴女のことが好きだったの」
桜の友人には周りを囲まれたままだ、断れば…どんなことをされるかわからない。
女子高は男子の目がないため、イジメの度合いも酷いという噂がある。
特に友達が少ない涼子にとって最悪の事態だけは避けたかった。
「えっと、じゃあ…その、は、はい…」
小さな声でぼそぼそと…そう告げた。

がしっ!「やっ…」付き合いだして数日後のことだ。
廊下を二人で歩いていると突然腕を組んでくる桜。
「あら、どうかなさったの?」
「い、いえ…」
頭まで押し付けられ…べっとりつかれる。
「私達、恋人同士ですのよ?これくらいは当然ですわ」
当然だが女性と付き合った経験など涼子にはない。
友達感覚で接すればいいという考えが甘かった。


523:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:41:23 tIn2lndx
涼子の容姿は普通より上くらいだが桜はかなりの美人だ。
黒長い髪は腰付近まで伸びている、足はスラリと伸びていて。
小柄な涼子とは背の高さも頭一つ分の差があった。
どうしてこんな綺麗な子が…とは思ったがやめておく。
「あ、あの…こんな人が居るのに」
「あら、見せ付けて上げればよろしいではありませんか」
当然ながら周りの視線が気になる…。
遠くからは二人の様子を見る桜の友人達である女性等の姿も見える。
「あ、あの藤村さん…私、その…お友達から始めたいと」
「お断り致しますわ、私は貴女とこのようなご関係になりたいの」
と、さらに強く腕を絡めてくる桜。
「やっ……」
控えめな性格で気弱な涼子はあまり人にべたべたとつかれるのが苦手だ。
「そんなに皆さんのが気になさるの…わかりましたわ、ではこちらへ」
と涼子をトイレで強引に連れ込もうとする桜。
「あ、あの藤村さん…っ」
「なんですの?人目につくのはお嫌なのでしょう?さあっ」


524:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:42:59 tIn2lndx
無人状態であるトイレの中へと連れ込まれ…。
「涼子さん」
「藤村さ……ん…っ」
桜へと振り向いた涼子ははそのまま唇を奪われていた。
「やっ!」
「ここでは…こういった行為も可能でしてよ」
慌てて放れる涼子にそう告げる桜。
軽く振られただけとはいえ唇の感触は残ったままだ。
「な…なにをするんですか?」
慌てて唇を押さえ真っ赤にしてそう抗議するが…。
「なにをって…キスですわ、私達恋人同士でしょう?」
「でも…こんなこと私」
「でも…なんですの?」
妖しい目で涼子に近寄ると腕を差し出し…無意識に下がり始める涼子に追いつく。
「いやっ……やめっ」
そして摑まえると逃げようとする桜を強引に抱き寄せると腕を頭に絡めさせながら再びキス。
「んんっ!!」
唇は塞がれているため声を出すことも出来ない。
さらに桜のリーチの長い両腕でガッチリ固められているため身動きが取れない。
顔を動かしキスから逃れようとするのが精一杯だった。
「んん……」
目を大きく開けしどろもどろになりながらも精一杯の抵抗をする涼子とは正反対に…。
桜は静かに目を閉じ、涼子の柔らかな唇をじっくりと味わっていた…。




525:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:44:53 tIn2lndx
「ふふ…それにしても…貴女の唇…とても甘かったわ」
自分の唇に触れながら思い出すように告げる桜に怯える。
と、同時に先程の…トイレで強引にキスされた行為を思い出し…涼子は背く。
ここは涼子の寮室だ、桜から強引気味に押し入られてしまった。
「もう…あんなことはやめてください」
静かに搾り出すように…そう告げる涼子。
二人はベッドの上で座るような体勢をしている。
「あら、どうしてですの?」
「私達…まだそんなに進展してないから…」
「まだそのようなことを…涼子さん、いいこと?もう数日も私我慢してたのよ?」
数日も…?自分の想いとは裏腹な言葉に困惑する。
「涼子さん…私達…やっぱり私がエスコートしたほうがいいと思うの」
と桜が腰を寄せ急接近してくる。「やっ……」
「ほら、そういうふうにすぐ逃げようとするんですもの…ね」
「いやっ…きゃああ!」
ベッドから立ち上がり距離を取ろうとした涼子を強引に抱きしめる桜。
先程と同じだ。いやこれは抱きしめるというより拘束に近い行為だろう。
足をばたつかせ暴れるが逃げられない。
「やだっ…やめてっ!!」
「ほら、暴れないで頂けない?ね」
と涼子の制服のスカートをめくり上げる桜。
「いやああぁっ…ああ」
涼子に悲鳴は塞がれそのままベッドに押し倒されてしまう。
桜に…ゆっくりと制服を脱がされていく。
「やめてっ!!」
しかしそのまま制服は脱がされるとシャツも脱がされ…。
涼子の清純そうな下着が覗いた。「いや…」
そのまま桜の手は進みブラの上から乳房を掴む。
「んんっ!!!」
体全体に痛みが走る…。


526:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:46:35 tIn2lndx
「あら…なんて可愛い胸かしらね…ふふ」
小さな乳房をじっと見つめられ涼子の瞳から涙がこぼれる。
「もうやめてっ…おねがい」
ブラウスのボタンを外され涼子の乳房がはみ出し…強引にまくしあげられた。
「いやああぁぁ!!!」
「はあっ……ぺちゃぺちゃ…ちゅる……くすっ」
桜の鋭い噛み付きが乳房を…そして舌は乳首を襲っていた。
「やっ!藤村さんやめてっ……!!」
涼子は精一杯の抵抗をこころみるが…。
桜に両腕を左手一本だけで簡単に封じられされるがままになる。
藤村桜は弓道部に所属しており軟弱な涼子とは腕の強さが違うのだ。
「感じてらっしゃるの?ほらこんなに乳首が立ってて感激ですわ、ふふ」
「や、やだぁ…やめて」
留守になった桜の右手が涼子のスカートの中に進入していく。
「いやぁ…おねがいだからもうやめてっ!」
足をばたつかせるも簡単にショーツは取り外され割れ目を中指で開かれる。
「やっぱり感じてらっしゃるのね…もう濡れてらしてよ」
そのまま指を割れ目にあて…キュンキュンと音がする。
「いやっ…」
「ふふ、いい音…さてと…これを使いますわね」
と桜はポケットからペンを取り出す。
「な…なにをっ…」
「これで膜を割ってみたいと思いませんこと?初体験ですわ」
「いやぁ……もう別れてっ!こんなの違う」
「あら、いいのかしら…?私に逆らうとクラス全体が貴女の敵になるのだけれど」
その言葉に涼子は絶望を覚えた。
涙を枯らしている涼子の耳に小さく囁く桜。
「別れるなんて言葉を口になさらないでね…貴女もイジメられるのは嫌でしょう?」

綺麗な顔立ちでそう告げる桜を…涼子は魔女に思えた。
「さ、では…破ってみましょうね…うふふ」
桜のペンが涼子の下半身に近づいてくる…抵抗すれば明日からイジメに遭う。
涼子は受け入れるしかなかった。。。。





527:名無しさん@ピンキー
08/03/24 01:58:44 Kw+MXBH8
ふう…
除膜式も頼めるかな?

528:名無しさん@ピンキー
08/03/27 00:33:57 4a9cvkwi
ここは新規作者って受入れあり?

529:名無しさん@ピンキー
08/03/27 00:46:41 4P9ZPN3k
大あり!!カモ~ン!!!

530:名無しさん@ピンキー
08/03/27 08:48:51 sYGINZ0e
作品投下する力量はないので他スレで貼られたSSのリンクだけでも

スレリンク(hneta板:927番)-933

531:名無しさん@ピンキー
08/03/27 14:49:24 bPa4kzEU
>>528
ありありあり・・・!!
ついでに阿下

532:名無しさん@ピンキー
08/03/28 23:24:05 8ACskZJn
このスレ読み返したんだけど、小説に挑戦者ってもう終ったの?

533:名無しさん@ピンキー
08/03/29 23:56:09 SEVih5O9
大きなお屋敷内での出来事。

ここには綾子お嬢様にメイド長である私、朝倉則子。
それに、数人の使用人が住んでいた。
ご主人様はお仕事で海外に居るためほぼ私の主人はお嬢様になっていた。

「お嬢様…お気をつけて行ってらっしゃいませ」
「ええ、お留守番…おねがいするわね」

使用人に見送られるお嬢様の行き着く先は…私立雪野女学院。
女子高の中でもかなりの名門校である、お金持ちのお上品な生徒も多く…簡単に言えばお嬢様学校である。
そう、才色兼備で文武両道と非の打ち所のないお嬢様は学院内でも人気者だとか…。
お嬢様の特徴である黒い長髪に憧れる子もいると聞きますね。
はい、侍女としては誇れる限りですが…お友達(取り巻き?)も多いお嬢様との時間が少なく。
この想いが届くことはない…いえ、主人と使用人という立場上、そのようなことを考えてはいけないのですが。

ですが、私は綾子お嬢様を愛してます、誰よりも…心より。
幼少の頃よりお嬢様の専属侍女としてつくしてきたときからずっと…。
あ、私の容姿ですか?申し訳ありません…自分で言うのもなんですが美人に入るかと思われます。
いえ、そうよく言われますので…金色のサラサラ風にしたパーマのお陰かと。
私が二十歳になったいまでも愛しております、使用人としてではなく女として。
そのため、お嬢様がご友人様方をお屋敷に連れてくる旅に嫉妬が渦巻く。
当然、顔にも言葉にも出さないが…心の中ではいつも震えていた。

534:名無しさん@ピンキー
08/03/29 23:58:26 SEVih5O9
「お帰りなさいませお嬢様っ!!」
使用人の声が屋敷内に響く。
「ええ、いま帰ったわ…ふう、そうね、まずは部屋に戻るわ、夕食まで少し独りにして頂戴」
「お嬢様…」
「よろしくおねがいできるかしら…則子さん?」
「かしこまりましたお嬢様、お鞄をお持ちいたします」
綾子お嬢様を部屋に連れ…私は厨房に入った。

一般使用人の前では完全な立場を考えているが、二人きりのときは少し違う。
「お二人のときは呼び捨てで結構よ則子さん、貴女が私より四つも年上ですもの」
「なっ!?い、いえ、とんでもございません、私などが…お嬢様を」
「おねがい則子さん、呼んで頂戴、ね?」
「で、ですがお嬢様…」
「則子さん」
「あっ…お……綾子……綾子」
「ふふ、そのほうが私も気が楽だわ」
この会話が半年前でのこと。

ですがお嬢様は知りはしないだろう、私が使用人としてでもなく。
一人の友人としてでもなく、女としてお嬢様を好きだということを。
私はお嬢様に近づく物を許さない、それが同じ使用人だとしてもだ。
一度、新入りの使用人を地下牢で拷問したこともあるし。
使用人数人にイジメを行わせたこともあった。
それほど私はお嬢様を溺愛していたのだ…そしてその夜。

お嬢様の就寝を見守っていた、「すう……すう……」と、小さく息を吸いながら寝息を立てている綾子。
もう深夜の十二時を過ぎており、使用人は一階で皆就寝している。
いま、起きているのは若きメイド長である則子だけ。



535:名無しさん@ピンキー
08/03/30 00:03:03 SEVih5O9
綾子の部屋は二階だ、深夜以降この部屋の出入りが許されるのはメイド長だけである。
眠りについている綾子は相変わらず綺麗で美しい…着ているピンク色のネグリジェが神秘的だ。
令嬢の部屋なためスペースも広い、綾子が趣味で弾いているピアノも置いてある。
しかし、趣味と言ってもピアノの腕も天才的で…もう、ほんと何をしても完璧お嬢様である。

「お嬢様…おやすみなさいませ」と起こさぬように立ち上がる則子…の前に「さと……こ……」
という綾子の寝言が聞こえた…。「…っ!」誰?さとことは誰のことだ?
聡子?里子?沙都子?どんな女だ?おそらく学院内の子のことだろうが、則子の脳裏に嫉妬心が浮かんだ。
お嬢様は渡さない…お嬢様は…渡さないわ。

則子は綾子が眠っている大きなベッドに入ると綾子に覆いかぶさる。
そのまま眠りについている綾子に顔を近づけ……一瞬の躊躇の後…欲望のまま…自らの唇を綾子の唇に軽く触れた。
そのまま強く押し付ける…綾子の唇からは薔薇のような香りが広がっている。
一方的とはいえ初めて交わした綾子とのキス…則子はその余韻にしたるように何度も何度も押し付けた、その時。

「んっ………」

何事かと静かに綾子が目を開ける…少しぼやけていた様子だが。
自分がいまされている行為といまの状態を確認し「のり……っ!?」
と、目の前の人物の名前を呟こうとしたが…則子言葉を遮るようにキスで強引に塞いだ。
「んんっ……!?」
振り払おうとしてきた綾子の手を掴むとシーツに押さえつける。
いくら、文武両道といえども所詮は女子高生の力。
同じ女とはいえまだ自分のほうが力は上だ、その上状態的にも則子が有利である。

「ん……はあっ…はあっ…お、お嬢様は私のもの…はあっ…大人しくなさってくださいね」
「はあっ…はあっ…」
同じように反対側の手も押さえつけると綾子の首筋を舐め始める。
「いやぁっ……」
普段の綾子からは考えられない言葉を聞き微笑む。
押さえられている手から逃れようと綾子の両腕に力を感じる。
しかし、それは微々たるものだった。
「では、舌を入れさせていただきますわ、お嬢様」
普通のキスでは満足できなくなった則子は促す。
「うぐぐっ…」
それだけはたまらないと口を堅く閉ざす綾子。
覆いかぶさっているという断然有利な体制を利用する。
右手だけで綾子の両手首をガッチリ拘束すると左手は綾子の鼻に伸びた。
「んっ!?」
「うふふ……いつまで耐えれますか?お嬢様…くす」
そのまま鼻を閉じ息を止めさせる。



536:名無しさん@ピンキー
08/03/30 00:10:04 uAfSYJTM
「ううっ……ぷはぁ…はあっ…んんっ!!」
苦しくなったのか空気を求めて綾子の口が開く。
それを待ち構えていたかのように則子の舌が入り込んだ。
流れるように、則子の舌が綾子の口内でダンスを踊るように回転している。
「ちゅるる……ぺちゃぺちゃ…はあっ…よかったですわ、お嬢様」

綾子の唇を唾液でべとべとで濡らしたこと快感を覚える。
だが、それに満足などせず次の行為を求める。
「やめなさいっ…則子さんやめてっ!」
悲鳴に近い声で非難してくる綾子を冷たく睨み付ける。
「お嬢様、泣いても叫んでも聞く者など誰もおりません、大人しくなさってください」
釘を打つと、強引気味にバリバリと綾子のネグリジェを引き裂く。
「い…いやあぁぁぁっ!!」
無残にも着ている物が引き裂かれ、着けている下着が露にされ…。
綾子が絶望した眼差しで泣きじゃくる。
「んふふ……好きですわお嬢様」
自分が綾子に用意した服を引き裂くなんて因果なものだ。
内心でそう思いながら綾子のブラに手を伸ばす。
「ううっ…ぐすっ……」
あの才色兼備で令嬢でもある綾香が泣きじゃくるなんて…ありえない光景だ。
綺麗に下着を取り除くと乳房に飛び込んだ。
いまの綾子はもはや抵抗すら出来ない状態だ。
「はあっ……ぺちゃっ…ちゅる…じゅるるっ」

537:名無しさん@ピンキー
08/03/30 00:32:39 uAfSYJTM
乳房をまんべんなく優しく揉んでいる。
「あっ……やだっ…だ、だめ…則子さんっ…」
綾子は巨乳である、女子高生のものとは思えないほどかなりでかい。
「くす、お嬢様…乳首が立ってまいりまいりましたわ…こうやって…
無理やりされるのがお好きではありませんの?」
「ち、違うわっ…」
「嘘はおやめくださいっ…体は正直でございます」
乳首の味をたっぷりと堪能しながら、唾液を乳房に垂らすと、再度味わうかのように。
光輝くそれにそうようにしゃぶりついていく。
「ひぁう……うぐっ!!」
「ふふ、可愛いわお嬢様…こんなに乳首を熱くなって…私、侍女として嬉しい限りにございます」
「やだっ…だめよっ則子さん」
「お好きにお声をお出しくださいね、使用人は皆下の階の部屋でそれぞれ休んでおりますし、誰にも聞こえませんから…くす」
則子は下半身にまだ残っていたネグリジェの残りを完全に取り除きベッドから放り投げる。
そして、そのまま強引に綾子の股を開き小さな下着に手をかける。
「いやあぁっ!おねがい、やめてっ!」
則子は割れ目を二本指で綺麗に開く。
「くす、もうこんなに濡れておいでですわお嬢様」
「やあっ…」
則子は割れ目に人差し指をあてる。
「やだっ……も、もうやめて則子さんっ!」
「遠慮なさらないでください…お嬢様のお望みを提供するのも使用人の務めでございます」
則子は欲望のままに奥深くへ人差し指を入れた。



538:名無しさん@ピンキー
08/03/30 00:36:51 uAfSYJTM
「はあぁ…ああっ…」
綾子の陰部から蜜が溢れ出す…。
則子は中指を上手く回転させ上下に転がした。
すると、妖しい音と共に蜜壷綺麗に液が零れ落ちた…。
「あうっ…ひ、ひゃあ」
「凄いわ、敏感でございます…やはり感じておいでですね?」
「ち、違うわ…か、感じてなんかっ!」
「ではお嬢様…これはどのように説明なさるおつもりですか?」
則子は陰部から完全に指を引っこ抜く、そして液まみれになった指を綾子に見せる。
「くす、こんなに濡れてるんですもの…否定できませんわお嬢様」
「もう、やめてっ!!」
「かしこまりましたお嬢様、ではさとこという女性はどなたですか?」
「あ、貴女に話す必要はないわ…っ」
いつもなら「そうね…今度お連れするわ」とでも答えるとこだろう。

「ふうっ…とってもよかったですわお嬢様…では、おやすみなさいませ、明日は私も脱ぎますので」


しかし、処女まで奪う勇気はないな、俺…あんまりエロくなくてごめんね

539:名無しさん@ピンキー
08/03/30 12:30:16 p7IraaJI
許さんもっとエロいのお願いします

540:名無しさん@ピンキー
08/03/31 23:01:39 0YiO8VK0
西武のピッチャー思い出した

541:名無しさん@ピンキー
08/04/02 01:28:09 gVgTXhdk
>>583
処女は奪わんでもエロくなるさ!
ということでGJ!

542:名無しさん@ピンキー
08/04/03 23:19:08 oMHIjgF2
age

543:~恵理子編(001/012)~
08/04/04 22:36:59 +eni3K5o
「お疲れ様でした」
練習を終え、江登道場の門から元気良く挨拶して出てきた恵理子は、靴の紐を結びなおし走り出そうとしたとき、後方からクラクションが鳴った。
振り向くと、「今帰り?」そう言いながら、車の中から若い女性が顔を出した。
「甲野先生」
恵理子は嬉しそうな顔をしてその女性に近づいていき、「どうしてここへ?」と尋ねた。
「里美と夕飯の約束をしてたから迎えに来たの。松木は今帰り?」
「はいっ」
恵理子は子供のような人懐っこい笑顔を浮かべて返事をした。
「一緒に食事に行く?」
「そうしたいんですけど、文化祭の打ち合わせをしないと」
心底残念そうに答えると、「この時間から?」甲野は腕時計を見ながら、尋ねた。
時刻は7時半を少し過ぎたところだ。
あたりは暗くなっているが、恵理子の感覚からしたら特に遅い時刻ではない。
甲野が心配するのが少し過保護に感じられたのだろう。恵理子は屈託なく笑顔を浮かべながら、頷く。
「8時半から班の人たちで集まって打ち合わせをするんです」
そう言いながら、恵理子は甲野と5分ほど談笑してから、走り去っていった。

それからしばらくして
「お待たせ。」
江登道場から、甲野の親友江登里美が出てきた。
「師範代、お疲れ様です」
「うむ。お迎えご苦労」
二人は冗談交じりの挨拶を交わし、里美は甲野の車に乗り助手席に座った。
「さっきまで松木と話してたよ」
何気ない会話。話のとっかかりとして甲野はそう言い出した。
「ん?だったら食事に誘えば良かったのに。」
「ふられちゃった」
「そなの?」
里美は、助手席の背もたれにゆったりともたれかかりながら甲野の冗談に相槌を打つ。
「これから文化祭の打ち合わせなんだってさ。」
「若いっていいねぇ」
そう言いながら甲野は苦笑した。
「もう、まだ22歳でしょ?年寄りみたいに」
「あははは。24のオバさんから見たら若いよ」
里美はいつもこういう言い方をするが悪気というものはない。ただこういう性格なのだ。
「でもこの時間から打ち合わせ?」
里美も7時半は女子高生が夜一人歩きするには遅い時間帯として考えているようで甲野と同じ質問をした。
「そうみたい。」
「危ないよ。生徒たちの噂じゃ、変なのが出没してるみたいだから」
移り行く外の景色を眺ながら、里美は心配そうに呟く。
「でも護身術を習ってるから、万一のときも松木なら平気でしょ」
しかし、里美は答えず甲野の軽口に静かに思った。
『そういう自惚れが一番怖いんだよ』

544:~恵理子編(002/012)~
08/04/04 22:37:21 +eni3K5o
事件が起きたのは道にあらざる道、いわゆる獣道を恵理子が歩いているときだった。
近道として便利ではあるが、夜の一人歩きは通るなという暗黙の了解はある通りである。
しかしそれでも時間を大幅に短縮できるた便利な通りであるし慣れている恵理子にとっては、深い考えもなくその通りを歩いていた。

「おね~いさんっ」
「きゃぁっ」
その通りで恵理子はまさか人に声をかけられるとは思っていなかったのだろう。
小さい悲鳴を上げ、振り向くと3人の少女がニヤニヤと下品な笑みを浮かべて恵理子を囲むように立っていた。

恵理子が怪訝な顔で相手の少女たちの顔を見ると一人がズイと恵理子に近づいてきて唐突に「お金頂戴」と詰め寄った。
関わり合いたくないタイプの人間だ。
恵理子は直感的に感じた不快感を押し込め3人の少女を無視して走り去ろうとしたが、その少女たちに背を向けた瞬間、恵理子の背中に重い衝撃が走り倒れこんだ。
「かはっっっ」
いったい何が起きたのか一瞬分からなかったが、恵理子の背中に向かって石を投げつけられたことに気づいた。
手のひらほどの大きさのある石だ。
「な、なにっ、、を」
恵理子は信じられないといった顔で急に襲った痛みに顔を歪めながらそう言った。
「シカトこいてんじゃねえよっ!」
石を投げた少女は、すごい剣幕でさらに恵理子に走りよってきて、恵理子の髪を掴んだ。
そしてわけの分からないことを罵倒を並べ、凄みを利かせて言う少女に恵理子は空恐ろしさを感じた。
「へっ」
恵理子の髪を掴んだ少女は、恵理子が怖気づいたのと思ったようで鼻で笑って勝ち誇った表情を浮かべる。

545:名無しさん@ピンキー
08/04/04 22:58:03 H/+Rp0YL
これはハードになりそうな予感

546:名無しさん@ピンキー
08/04/05 20:52:26 UkffWAN6
>>544
続き正座して待ってます

547:~恵理子編(003/012)~
08/04/06 22:38:41 /JpZYEYw
このとき、少し前の恵理子であれば、このとき必死に逃げる手段を考え、死に物狂いで逃げることを考えただろう。
しかし、今は曲がりなりにも武道というものを習っている恵理子は別の思考が働いていた。
「逃げるなっ立ち向かっていけっ」
という考えが恵理子の中に渦巻いていたのだ。


そして、それと同時に恵理子は、数年前を思い出していた
中学時代、激しいいじめにあっていた経験だ。
そのときいじめられていた姿が、今の自分に重なり、恵理子の髪を掴んでいる少女の姿がいじめを楽しんでいたクラスメートに重なっているのを感じた。
無抵抗を良いことにどこまでも残虐になっていくクラスメート達。
そして、攻撃するものは相手が無抵抗であればあるほど、攻撃が激しくなっていく、

でも、今は違う。担任の甲野の勧めによって通いだした、江登道場。
やさしい師範代に、仲間として一緒に汗を流す門下生達。
まるで自分に元気を与えてくれるかのような活気のある環境
そこで生まれ変わることができたんだ。

『もう無抵抗にいじめられていた私じゃっないっ!』



恵理子が過去のトラウマを断ち切るため、そう決意し立ちあがった。



548:~恵理子編(004/012)~
08/04/06 23:10:28 /JpZYEYw
その後、数秒間恵理子には記憶がなかった。
ただ恵理子が次に気がついたときは、恵理子の髪を引っつかみ、罵倒の言葉を吐いていた少女の一人は「かはっ」と空気を求め倒れている。

「リっ、リリアっ!」
そう叫んだ、二人目の少女は血走った目で恵理子に向かっていき、手に持っていた鉄パイプを勢い良く、恵理子の頭の上に振り下ろした。
しかしそれを恵理子が避けたために、宙を切り激しい音を発し鉄パイプは地面とぶつかる音が響き渡る。
その音からすると本当に殺すつもりだったのだろう。
「避けてんじゃねぇ」
そう叫びながら少女が第2撃を放っとうとしたとき、恵理子は習った護身技で相手の持つパイプを落とし、足をかけてから少女を綺麗な円を描かせて投げ飛ばした。
嵐のような一瞬だった。
気がついたときには、3人いた少女たちのうち2人が倒れ1人が怯えたように立ちすくんでいる。

恵理子は、習った護身術に自分自身がこれほど強くなっていることが信じられなかった。
不良に絡まれて一瞬で2人を撃退するほどの力が自分についていたのだ。
努力の成果を喜ぶ以上に、自分の力に恐ろしさを感じた。

「ごめんね。ちょっとやりすぎた。」
目の前の少女に謝罪しながら、とりあえず自分が最初に当身を当てたほうの少女の介抱に当たろうとした。
本気で入れたわけではないが、息が詰まるような苦しさは感じているはずだからだ。
「そっちの女の子のほう介抱してくれるかな?」
そう言いながら恵理子が、少女に振り向いたとき、目の前に黒い小さな缶のスプレーが飛び込んできた。

「え?」
自分の中では、もう終わったつもりでいた闘争でも相手にとっては続いていたのだ。
恵理子が戦闘態勢を解き、一人を介抱している姿を油断としてしか相手には映っていなかったのだ。

549:名無しさん@ピンキー
08/04/07 00:14:07 up1+yWrn
>>548
まさかフィストか・・?
ついにイジメでフィストまでやるのか・・・?!

+   +
  ∧_∧  +
  (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
  (0゚∪ ∪ +
  と__)__)   +


550:~恵理子編(005/012)~
08/04/07 00:48:56 dDihEskO
「うそっ」
恵理子は信じられない表情でその状況を混乱しながら現状を認識しようと努めた。
そして、認識すると同時に蒼ざめる表情、次の瞬間、白い霧が恵理子の顔中を覆った。
「きゃあああ」
痴漢撃退スプレーだった。通信販売で手に入れたものだろう。
その強力な効果に涙が止め処なく出てくるの恵理子は、視界を奪われ、無防備な状態をさらした。
そんな恵理子に追い討ちをかけるように、胸元に何かが押し付けられた。
「なに?、、、ぅぁっっっ!!!」
と思った瞬間、静電気のはじける音が周囲に響き渡り、その衝撃に恵理子は声も出ず気を失った。

その場には左手には痴漢撃退スプレーを右手にはスタンガンを持ち、気を失ってピクピクと痙攣する恵理子を見下ろす少女が立っていた。



「益美、大丈夫?」
「ぃってええっ」
先ほど鉄パイプで恵理子を襲い、投げられた少女は介抱受けながら、体に残る痛みを悔しそうに呟きながら起き上がった。
「り、リリアっってアイツは?」
そういってすぐさま恵理子の姿を探す。
「あそこ。茜が"やった"みたい」
電気ショックで気を失った恵理子は、ピクピクと体を痙攣させながら倒れている。
一撃目を食らった後、今度は恨みを晴らそうとしたリリアが茜からスタンガンを奪い、もう一撃恵理子に電気ショックを見舞ったからだ。
「殺してやる!」
そういきり立ち鉄パイプを求める益美を抑えるようにリリアはなだめた。
「んでだよっ」
「折角だから、こいつ倉庫に拉致っていこうよ」
いまこの場でいたぶるよりも余程面白いとリリアは言った。
「え?」
「あそこには、杏さんたちもいるでしょ。私も殴られた恨みあるから、コイツ玩具にして遊ぼうよ」
その台詞に益美は、数秒間考え、残虐な笑みを浮かべながら「いいね」と楽しそうに笑った。

「私は帰るわ」
そんなやり取りから一歩はなれたところで茜は腕時計を眺め、なんでもないようにそう言った。
「この玩具で遊ばないの?」
玩具というのはもちろん恵理子のことだ。
益美とリリアは怪訝な表情でたずねるが、茜はとくに興味もなさそうにうなずいた。
「うん。塾がある。それよりコイツの痴態ビデオに撮っておいて明日見せてよ。」
そう言いながら、茜は携帯を操作しながらウィンクしてそう言った。

痙攣しながら恵理子は聴覚だけは自分でも驚くほど鋭くなっている自分に覚え、異国の地にいるような錯覚に陥った。
目の前の会話がとても現実とは思えなかったのだ。
「パパを迎えに呼ぶから、、、コイツ倉庫の近くまでは連れてってもらおうか?」

551:~恵理子編(006/012)~
08/04/07 00:49:38 dDihEskO
茜の父親の車の中。
茜の父親は眉間に皺を寄せながら苦言を吐いた。
「まったく、何考えてるんだ。」
迎えを待っている間、リリア達は恵理子の体にアルコールの臭いを染み付かせたからだ。
「酔っ払っている、姉を家まで送って行く」という名目にしたのだ、
「この子、リリアちゃんと益美ちゃん、どっちのお姉さん?」
「はぁい」
リリアは恥ずかしげに手を上げた。
「まったく、高校生が酒盛りか。」
舌打ちをして、毒々しげにそう言った。
「日本は一体どうなっちまったんだ。」
一種中年の愚痴をこぼしながら運転をする茜の父親。
朦朧とした意識の中で、必死に助けを請う恵理子だが、未成年が酒を飲んでる時点で、この父親は嫌悪感を示している。
恵理子の最後の救いの源であるこの男は、必死に求める恵理子の助けを請う言葉を酔っ払いのうわ言ととらえ耳を貸さない。
メディアの作った醜い若者像を恵理子に当てはめているのだろう
そして、車は恵理子にとって地獄の門。その少女たちのたまり場となっている倉庫の近くまで恵理子を運び、そして走り去っていった。

「私たちのお城へようこそ」
「さっきのお礼、たっぷりさせてもらうね」
そう笑顔を浮かべる二人の、人間の顔をした悪魔がそう言った。

552:名無しさん@ピンキー
08/04/07 15:27:32 up1+yWrn
>>43
気絶するほど痛いらしいよ。
リンク先にも書いてあるけど、陣痛より痛いし、
IUD入れるときに嘔吐して失神という人もいる。


子宮口を開かれるのは、辛いものですか?- Yahoo!知恵袋
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)

子宮口を開かれるのは、辛いものですか?
昨日、クスコで開き子宮口に指を入れようとしたら「きつい…止めて!」って言うので、
綿棒を無理矢理入れたら、「ギャーっ! 」って叫び、腰がどうにかなるくらいのけ反り、
失神してしまいました。目覚めたときに「きつかった。苦しくって、もう…」って、いって
いたのですが…。

553:552
08/04/07 15:28:53 up1+yWrn
すいません、誤爆しました。

554:名無しさん@ピンキー
08/04/07 16:06:22 Ps27n+Ie
そのスレに誘導してくれ(;´Д`)ハァハァ

555:名無しさん@ピンキー
08/04/07 20:49:51 up1+yWrn
>>554
ここ。

【子宮総合 その10】
スレリンク(ascii2d板)

556:~恵理子編(007/012)~
08/04/08 20:42:39 6gEBZ7vL
「おらぁ、入れよっ」
電気ショックとアルコール、ろくに抵抗できずに車から降ろされてから両腕を後ろ手に縛られた恵理子は為す術もなく縺れた足取りで倉庫に押し入れられた。

倉庫の中は、恵理子が今まで関わってきた世界とは別の世界が広がっていた。
そこにいる人間、全員恵理子と同年代かそれ以下の年代だったが、誰もが荒んだ目をしている。
当然誰も今の恵理子の状態を気遣うようなそぶりは見せていない。
それどころか、恵理子を人間だと思っているような気配もまったくみえないのだ。
まるで、本当に玩具のようにしか見ているようだ。

そんな群れの中から一人が立ち上がり、なにやら反応を示して立ち上がり近づいてきた。
「杏さん。」
リリアと益美はその近づいてきた相手に、半分畏怖した声色で声をかけた。
杏と呼ばれた人物は肌は荒れ、とても未成年には見えなかった。
しかし顔立ちと声から見ると、やはり若いようだ。

杏は、鼻がつくほど無遠慮に恵理子の顔を覗き込む。
恵理子は、わけも分からず胸の動悸が早くなるのを感じた。
「お前、松木じゃね?」
「え?」
見知らぬ場所での、予期せぬ事態。
恵理子はパニックに陥ったが、すぐにわけの分からぬ、高まる動悸の正体が分かった。
(あんず、杏?御堂 杏!)
「あっっっ!あぁぁっっっ」
恵理子の顔は急激に蒼ざめていき、瞬間的に目の前の人間が記憶によみがえった。
中学時代、恵理子を苛めていた主犯だ。
そして、それが原因で退学になった人物…
「久しぶりね、覚えてる?」
一瞬気を失ったかのように口を開けている恵理子に対して、確認するように杏が尋ねてきた。
「ぁっぁっ…
(忘れるわけ、いや、忘れられるわけがない。)
その怯える子猫のような反応をする恵理子を、リリア、益美は面白そうに眺め、また興味深々と杏に聞いた。
「杏さん、コイツのこと知ってるんですか?」
「中学ん時の同級生だよ。エリートお嬢様中の。んね?」
「私は誰かさんのせいで退学になったけど、その誰かさんは県下最難関の高校通ってるもんな?」


557:~恵理子編(008/012)~
08/04/08 20:43:16 6gEBZ7vL
一方の恵理子は青白い顔で震え中学時代の悪夢を思い出しながら、杏の顔を固まったように見つめている。
そんな恵理子を蟷螂をいたぶる猫のように嘲笑し、リリアたちに問いかけた。
「ところで、あんたら何かされたの?私の旧友を拉致って来たりして」
杏の何気ない質問に怒りがこみ上げてきたのか2人は叫ぶように言い出した。

「そうなんすよっ道ですれ違っただけで、私思い切り投げ飛ばされました。」
「私は当て身を食らって失神させられた」

そのときの光景を自分たちに都合が良いように作り変え、自分たちが被害者であるという主張を叫び続けると杏は、
「わかったわかった。」
と、2人のマシンガントークを遮り、恵理子の前にしゃがみながら声にどすを聞かせて言った。

「私の可愛い後輩たちを苛めてくれたんだ」昔同様、冷えた恐ろしい目つきで恵理子に詰め寄った。
護身術を習い強くなったといえども、体に刻み込まれた恐怖は消えるものでもない。
しかも、今は両腕を後ろ手に拘束されているため抵抗らしい抵抗はとても出来ない。
恵理子はそんな相手に対し、この御堂杏という人間はどこまでも残虐になっていくことを知り尽くしている。
「ぁっぅぅっ」
搾り出すように出した声は言葉にならないものであった。
そんな恵理子に杏は衝撃の事実を告げた。
「小学生相手に暴力ふるって恥ずかしくないの?」

「えっ?」
杏を前にして初めて恵理子が思った言葉を口に出来たのがこれだった。
あの荒み方をした人間が小学生だという事実がよほど衝撃的だったのだ。
恵理子は二人を見つめたが、すぐさま杏の平手打ちが飛んできた。
「うっっっ」
叩かれた頬を押さえたくとも両手が拘束されている。
恵理子は頬を腫らせたまま涙目に杏を眺めると、鬼の形相をしている。
「話している相手から顔そらすんじゃねえよ」
そういって、恵理子の両側の頬を抓りながら「わかったのか?」と一字一句区切りながら問いかけると
何も出来ない悔しさから涙をこぼしながら恵理子は「はい」とうなずいた。
そんな恵理子を見て、ざまあみろといった表情で笑って眺めるリリアと益美。
そしてしばらくは杏は、震える恵理子の顔を睨み続け、ふと表情を緩め「そういや恵理子ちゃん」と猫なで声で言った。
「手品が得意だったよね。」
その言葉で、恵理子は鈍器で頭を打たれたような衝撃に陥った。
「火消しの手品やってよ」
「なんですか?それ」
「ん?それは、なんと手も息も使わずにライターの火を消すっていう手品」
「や、やあぁっ。」
「なんで?立派な手品じゃん。この場にいるみんなを喝采させたら家に帰してやるよ」
ありえない条件の取引。絶望の色を見せる恵理子。
それを合図にリリアも益美も顔を合わせ「見たい見たい」と声を合わせていった。
ただでさえ情けない、あの痴態を小学生の前で演じさせられるという屈辱が恵理子には耐えられなかったのだ。


558:~恵理子編(009/012)~
08/04/08 20:43:51 6gEBZ7vL
手品の準備として用意されたのは椅子一脚だけだった。
そこに恵理子の下着を剥ぎ取られ下半身むき出しにさせて大股開きに座らせる。
当然、その姿からしっかりとビデオに収められながら。
そして後ろ側から、恵理子の右足、左足を閉じることの出来ないように二人係で押さえつけ、恵理子が暴れても動けないようにキツク椅子に座らせられたときには、その手品の種はその倉庫内の誰にでも分かった。

「それじゃぁ、汚れ役になる可能性があるから私はやりたくないからぁ、リリアっ!益美っ!」
「手品の助手とカメラの撮影役やって」
二人は杏の言葉に頷いて復讐開始の狼煙と考え嬉々とするのを見てから「それじゃ始めてっ」と言った。

乗りが良いのだろう、ライターを手にしたリリアがピースをしながら益美の持つビデオカメラのほうへ向かっていった。
「これから、エリちゃんが手品を見せてくれるそうでぇす」
恵理子以外の人間全員が乗りよくそれに答える。

「なんと、手を使わずにライターの火を消してくれるそうです」
「わたしには、どうやるのかわかりませえん」
「そこで頭の良いエリちゃんに実演してもらうことにしましたぁ」
そう言って無駄だと分かりながら逃れようと泣き喚いている恵理子の目の前にライターを近づけて火をつけた。
見る見るうちに恵理子の顔が恐怖の表情に変わる。
「ほぉら。」
「ひっ」
「ほぉら、ほおら」
動物の本能として火を恐れる恵理子の鋭い悲鳴を上げるのを楽しむように、顔の近くで火をゆらゆらと数回揺らし、リリアは手品の進行を進めた。
そう、そのライターの火を、恵理子のむき出しになった下半身、陰毛へと近づけて行ったのだ。
「ほらほら、早く工夫して消さないと、お毛毛燃えちゃうぞぉ」
楽しくて仕方がないというリリアの表情と、泣き叫ぶ恵理子。そして
ボッ
「きゃああああああ」
恵理子の陰毛の一部に火がつきチリチリと黒い塊になった。
「なにやってんの?エリちゃん。昔みたいに手品見せないと燃えちゃうよ?」
「ひっひっひぃぃっぃ」
「もう一回♪」
ジュッ、、、ボッ、、、ジュッ、、、ボッ、、、ジュッ、、、ボッ
リリアは小刻みに恵理子の陰毛を燃やしてはライターを遠ざけ、遠ざけては近づける。


559:~恵理子編(010/012)~
08/04/08 20:44:12 6gEBZ7vL
そうやって、恵理子の恐怖心を満たしていき、7回目の動作時に恵理子から情けない泣き声が漏れ渡った。
「やっっああぁぁあぁ」
チロ…チロチロチロ…
シャアアアアアアア
ジュっ
恵理子の失禁と同時にリリアが手にもつライターの火が小気味よい音を立てて消える。
手品の成功に拍手喝采、、、そんなはずもなく、倉庫内の見物人たちが一気に声を立て騒然とした。
「うぅぅぁああ、さいてーーー」
「汚ぇぇ、コイツ小便漏らしやがった」
「なになに?もしかして、今のが手品?」
「もぉっ!どうすんだよ。小便が手についただろっっっ。しかもビール臭ぇ」
「うあぁぁああっぁあああああ」
「泣きてえのはこっちだよ」
「拭けよ」
リリアは恵理子の小水に塗れた手を黙って見つめてから、恵理子の顔を思い切り平手うちして、柔らかそうな頬を力一杯つねった
「むぎぃっ」
「ほらぁ、口開けて舐めるように拭けって言ってるだろ!」
「拭ぅっけぇっよっ」
強引に開けさせられた口にその汚れた手を入れて、舐めさせようとした
「うぅげぇっっ」
放心している恵理子はなす術もなく、頬を抓られた痛みから涙を流しつつ、舌を使ってリリアの手を舐めだした。

「おいおいおい。コイツまじかよ。小便漏らして、しかも舐めてんだけど」
「うっわぁ、きったねぇええ」
「誰か、タオル持ってきて。」
「バイキンがついちゃった」
「ねえ、皆ひいちゃってるよ。エリちゃん?」
恵理子を貶め盛り上がる周囲と、恵理子の責任を追及する杏。
「ローソク消すほうの芸で汚名返上してみる??」
今度は、手品ではなく、芸との表現。
事実今度のほうは先ほどのライター消しとは比べ物にならない屈辱を伴うものだ。

560:~恵理子編(011/012)~
08/04/08 20:44:33 6gEBZ7vL
恵理子は、放心状態にあったが、その言葉にビクっと揺らし、無駄と分かりながら必死に暴れる。
「やっ、それ、それだけはやだぁっ!」
しかし身動きをほとんど拘束されている上に、多勢に無勢。
杏の指示によりあっさりと地面に這いつくばるように押さえつけられた。

「あんた、いつから私に逆らえるほど偉くなったの?昔クラスのみんなの前でやってたじゃん。」
杏は、先ほど剥かれ、リリアによって所々燃やされ黒い塊になった恵理子の陰毛にいピタっとスタンガンを押し当て、どすの利いた声でそう言った。
茜とリリアに食らった電気ショックが余程恐怖だったのだろう。
しかも今あてがわれているのは、恵理子の一番敏感なところだ。
恵理子は羞恥以上の恐怖に目を見開いて「やっやります!やりますっ!!やらせてくださいっ」と懇願した。

しかし杏には一方的に苛められるだけの獲物ごときに逆らわれたのが余程頭にきたのだろう。
「やるのは当たり前なの。」
冷めた目で恵理子を見下ろし、「ご主人様に逆らったらどうなるか思い出す?」といった。
「やぁっやあっあっっっ!あっっっ!」
目を見開き恵理子の震える股間にぴったりとスタンガンを当て付け、スイッチに力をこめた。
「ばちっっっ!」
「きゃあああぁぁ、、ああ…あぁ?」
想像を絶する衝撃と恐怖を覚悟していながら、衝撃は襲ってこない
「?」
襲ってこない電気ショックに
「何ビビッてんの?」
「だっせぇ」
「ぷっくくく」
冷静に突っ込む杏、爆笑するリリアと益美、その他観客達。
「私って優しいでしょ?」
恵理子の顔が屈辱のを満足そうに見て、恵理子に屈辱の言葉を言わせようとした。
「どう?」
「はっは、、、はひいっ!」
「それじゃ、10回以内で消せよ?」

こんな屈辱は立ち直ってから今まで考えたことすらなかった恵理子だ。
しかし、今度逆らったらスタンガン攻撃を本当に食らうことになることは明白であった。
脅しではなく、本当にやるということは中学時代の経験でいやというほど知っている。
中学時代の不良たちの前でやらされたのと同じことを、今度は年下の少女たちの目の前でやらされるのだ。
しかも、ビデオに撮られながら。
「益美たちは、しっかりビデオ撮っててやれよ。超笑えるからっ」
「ハイッ!」

恵理子は羞恥の極みに顔を真っ赤にして、両手で尻の肉を広げ先ほど自分で火を付け立てたローソクの方へ尻を向けた。
これが、杏の言っていたローソクの火を消す"芸"だ。


561:~恵理子編(012/012)~
08/04/08 20:44:54 6gEBZ7vL
「ぷっくくく」
滑稽な姿に含み笑いをするもの。
「うあぁ」
眉を寄せてあからさまに汚いものを見るような目つきで恵理子を見るもの
それぞれの見守る中、恵理子は感情を消して数え"芸"を始めた。
「い~~っっっっち。。。んんっ」と下腹部に力をこめる。
「おいおい!どうした?ローソクの火は揺れてもねえぞぉ」
「どうやって消すんだよ」
「力むだけで消えるのかぁ?」
何をやろうと知りながら野次を飛ばす者達の前で屈辱をさらす。
「くっくくく。ねえねえオバサン。いまどんだけみっともない姿晒してるか分かってる?」
「私だったら、こんなことさせられたら死んじゃう」
「リリ、マス。無理言うなよ」
「そいつは人間じゃなくて、動物なんだから」
侮蔑の言葉を投げる二人に杏は笑いながら恵理子に精神攻撃をする。
それに乗るように益美が「何休んでんだよ。続きやれよ」ピシャっと大きな音を立てて、むき出しの恵理子のお尻を益美が叩く
「ひぃっ、うぁあっあああ」
もう逆らう気力も失せた恵理子は屈辱と羞恥に過敏に反応し、情けない声を上げる。
「小学生にお尻ペンペンされるのってどういう気分?」
「ほらっ次っ」
「うっあぁっ!に~~~~~~いっっっっっ」
一回目以上に下腹部に力を込めて衆人の見守る中、恵理子さらに目一杯下腹部に力を入れた。

それらの作業を一回、一回繰り返すごとに、丁寧に恵理子の精神を蝕んでいく侮蔑の言葉を全員で投げつける。
「ろっっ~~~っっっっくっっんんぅっ。んぁぁあああっ」
顔を真っ赤にする恵理子の顔が蒼く変わる。
ぷすぅぅぅ
空気が抜ける音が倉庫に響いたからだ。
「くせぇ」
「おいっどういうことなんだよテメエっ!!」
「何食ってればこんな臭いの屁が出るの?」
「っていうかぁ~。火が消えるどころか、さっきより強く燃えてね?」
「ぎゃははは、マジだマジで勢いすげー」
「よっスカンク女っ」
罵倒の嵐、しかし杏はやめることを許さない。
悪魔の笑顔で「続き♪続き♪」と促す。
「はっはんんんっっぅぅ」
屈辱と羞恥の涙に顔を歪ませ、涙を零しながらも晒し者の芸は続く。
そして八回目。そんな努力の甲斐?あってか
ブッブーーーーゥッッッ!!
という大きな音とともにローソクの火が揺らいで消えた。

「うっあああ」
「ちょっと何コイツ?」
予想通りの侮蔑と軽蔑と蔑み、そして罵倒。

「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
そして完全に折られた恵理子の精神。
そこには、以前いじめから立ち直った精神力の強さと武道を身につけた強さを持つ少女はおらず、
恵理子の昔の姿よりさらに惨めな境遇に堕とされた、「大きないじめられっ子」がいるだけだった。

562:名無しさん@ピンキー
08/04/09 14:55:46 zeDQw8+q
GJ!よかったです

563:名無しさん@ピンキー
08/04/12 20:43:27 dSk4DxLc
乙。超乙。

564:名無しさん@ピンキー
08/04/12 23:16:21 MqwYjc9l
どストライクすぎる・・・

565:名無しさん@ピンキー
08/04/13 02:03:12 UjLknBsq
お願いだ・・・。
続きを・・・。

566:561
08/04/13 10:48:33 4mOooojc
一応完結だったんだけど・・・

んじゃ、続き考えますね。
ちょいと構成まとめてから話考えるんでしばらく時間ください

567:名無しさん@ピンキー
08/04/15 00:09:36 XJLG/Gg8
凄いです

568:名無しさん@ピンキー
08/04/29 12:11:47 x7Nryvgv
>>566
遅くなったが続き期待

569:名無しさん@ピンキー
08/05/05 10:36:03 pG7y/Ybo
保守

570:名無しさん@ピンキー
08/05/15 23:36:16 M0gQpAkt
保守あげ

571:566
08/05/20 00:07:04 /K3Wx/ki
遅くなったけど、まとめたんで今週末にupしますね

572:名無しさん@ピンキー
08/05/21 14:27:12 6Yg6PZb9
まったり待ってます

573:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:59:55 LcvkeerS
>>571
お、やった。期待してまつ

574:名無しさん@ピンキー
08/05/24 21:15:39 629anuzW
マダカナー

575:名無しさん@ピンキー
08/05/25 09:27:10 XmVQTfjk
まだかしらー

576:名無しさん@ピンキー
08/05/25 13:42:09 sLW6zEeV
つりか?

577:名無しさん@ピンキー
08/05/25 18:26:55 ZDyOexnB
一日は、まだまだこれからだぜ

578:第2話(001/012)
08/05/25 20:04:45 PsCYqucw
恵理子が杏たちの前で
「小便垂れ流しのスカンク女!早くこっち来いよ!てめえ武道やってるから根性あるんだろっ!?」
「ぜぇっ、ぜぇ、ひい。」
益美は恵理子の首に付けた首輪の手綱を強く引っ張り恵理子の体を倉庫内で引きずり回している。
練習として長距離ランニングを毎日こなしている恵理子にとって如何に広かろうと、倉庫を何週走らされても息切れなどしない。
しかし、今の恵理子のように四つんばいで犬のように歩かされ、その背中に杏とリリアに全体重を乗せられて跨がれている状態では話は別だ。
体中に大汗を浮かべ、屈辱と惨めさに顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら恵理子はヒイヒイと喘ぎながら手綱を引っ張る益美に良いようにあしらわれている。

「やだぁ、汚い背中からキモイ汗がどんどん流れて服が湿ってくるぅ」
リリアが全身に汗を浮かべ犬歩きする恵理子を馬鹿にしながらそう言うと、杏は恵理子のむき出しになったお尻を手で叩きながら、「ねえねえ、恵理子ちゃん。汚い汗どうにかならないのぉ?」と無理な注文を付ける。
しかし杏はすぐに「うわっ汚ねぇ、ケツも汗まみれだった」と分かりきったことで恵理子の耳に入るように告げ、「うわぁっ」と言いながら恵理子の髪でその汗をごしごしと拭き取る。
「うっうぁあああああああ」
それと同時に恵理子は二人を背中に乗せたまま地面につぶれた。
「ぐえっ」
情けないうめき声を上げ、二人分の体重をモロに受け力尽きたのは回数にして3回目だった。

二人の体重を支えるだけの力を女子が持っているわけない上に、小一時間犬歩きで倉庫内を這いまわされ続けているのだ。
体力的にも精神的にも限界だった。
それは恵理子の背中にのっているリリア、杏にも恵理子の心拍音から十分に分かっていることだった。
ただ、いじめをしている側からしたらすべてが楽しいのだろう
背中越しに伝わってくる恵理子の心拍音が早くなればなるほど快感を感じてきていた。
しかしそれももう限界だと悟った杏は恵理子を休ませることにした。夜はまだ長いのだ。
まだまだ楽しめる。
それに今は壊れかけている恵理子も休ませるのと同時に、また自尊心が復活するかもしれない
そうすれば無駄な抵抗にもがく恵理子を貶める楽しみも出るものだ。
そう考えた杏は、リリアと益美に休憩させることを告げながら、わざと恵理子の顔を足で踏んで、仲間に撮らせていた恵理子の痴態のビデオを大音量で再生し、心底楽しそうにそれを眺めた。

下品な笑い声を立てる杏を背景に、リリアと益美のほうは、恵理子に当身を食らったり投げ飛ばされた恨みがある分、まだ仕返しが足りないのだろう。
「ぐぇ、とか言って蛙みたいに潰れるなんて惨め過ぎるね。きゃはははは」
「休ませてくれる杏さんに感謝しろよっスカンク女!」

579:第2話(002/012)
08/05/25 20:05:32 PsCYqucw
「ぜぇっぜぇっ、」
喘ぎながらも、(私はスカンクなんかじゃない・・・)とそう考えれば考えるほどいっそう惨めになり、悔し涙すら枯れはじめている今の状態であっても本来気高い性格のため恵理子には、そんな陰湿な口撃は精神を深く傷つけていた。

一方、当身を食らった仕返しとして、年上の、しかも男受けしそうな容姿と、武道で鍛えた強い精神力を持った恵理子をここまで惨めたらしい存在に貶めている自分や杏の力に酔い浸り、これ以上の楽しいことはこの世にないのではないかという感覚にリリアは浸っていた。

ちょうどそのタイミングで“チャラララーンチャラララ♪”とリリアがお気に入りのバンドの着信メロディが倉庫内に鳴り響いた。
リリアは上着の内ポケットの中から慣れた手つきで携帯を取り出し、着信表示されている名前を見てから、うれしそうな顔をして通話ボタンを押した。

「あっかねぇ?」
『はぁい♪』
歌うような陽気な声で電話口に出たリリアと、それに応じて軽い口調で答える茜は電話越しに挨拶を交わした。
『どうしてる?あの女』
茜は期待のこもった声でリリアに問いかけてきた。
それを敏感に感じ取ったリリアは、おそらく茜が期待している以上の醜態を晒している恵理子を馬鹿にしたような目で見下し、口の端を上げながら答えた。
「いま、蛙みたいに潰れてるよ」
リリアにとっては今の恵理子の状態を人間を醜い例えで表し、恵理子を貶める比喩を使ったが、その場にいない茜には上手く伝わらなかったようだ。
電話越しに疑問を感じた妙な間があいた。
リリアはその場の状況を上手く表現するような能力を持っていないためか、言葉による説明を諦め、益美に声をかけ、恵理子の醜態を撮影して伝える手段に出ることにした。

オバンの今のみっともない姿、友達が知りたいみたいだから撮影してあげるね。
「あぁっ、ぁう」
多少、体力は回復したようだが、精神的な傷は全くいえていない恵理子は力なく抵抗したものの、結局は益美のなすがままになるように、M字開脚の状態でリリアの携帯の正面に晒された。

ピーカシャ、ピーカシャッ

携帯カメラ特有の大きな音を立てながら、恵理子の姿が携帯におさめられていく。
「うっわ。きたねえ画像!」
リリアは恵理子の裸体を納めたカメラを見ながらわざと大声でそう言って、「こんな画像携帯に残し続けたら携帯が壊れそうだよ。ぎゃははは」と笑いながら、送信ボタンを押して、茜に送った。

その数分後、茜から再度電話を受けた
「見た見たぁ?」
『超うけるぅっ♪』
「でしょ?マン毛とか海苔みたいにべたっとしてるし、全身汗だらけだし、臭ぇんだよコイツ」
『こんな姿、リリアや益美たちの前に晒してんの?』
「こんなの全然序の口だよ」
そう言って馬鹿に仕切った笑いを浮かべてから、
「杏さん達がが今日の出来事を一部始終ビデオに収めてるから明日、茜にも見せてあげるよ」

580:名無しさん@ピンキー
08/05/26 18:44:08 8T32l2hv
続きキテター\(^o^)/
というわけで支援

581:名無しさん@ピンキー
08/05/26 20:00:48 3MLRPafi
これから何をされるのか…ハアハア

582:名無しさん@ピンキー
08/05/26 23:25:32 Ymi6C3Pl
これはスゴイ!!
ぜひとも続きを・・・

583:名無しさん@ピンキー
08/05/26 23:57:07 7Hd5LW0A
このスレ、必然的に長編はとことん長くなるよね

第2スレは凄かった

584:名無しさん@ピンキー
08/05/27 23:01:35 qbuw++Os
期待して待ってます!!

585:名無しさん@ピンキー
08/05/30 23:19:40 ywQeMaS4
いや、一応話し完成させたんだけど、
手違いで書いたファイルを削除してしまいました。

完結させるまで投稿するんで続きもうしばらくお待ちください

586:名無しさん@ピンキー
08/05/31 00:53:56 Xt4F7Jhe
それは切ない(´・ω・)ゝ

587:名無しさん@ピンキー
08/05/31 18:52:50 RqWAb/9a
個人的に剃毛と無理矢理バイブorローターイカせがあるといいなあ…

588:585
08/05/31 20:10:31 m1TTk5Xy
>>587
お詫びにそれ入れて、書き直します

589:名無しさん@ピンキー
08/05/31 20:24:02 QzaAlL0E
変に話しゆがめることは無い、納得の行く感じでね

590:名無しさん@ピンキー
08/06/02 22:37:49 fWOmhPVy
AGEEt

591:名無しさん@ピンキー
08/06/05 21:53:55 TGeZ5uvD
続きを今か今かと待ち望んで一日三回このスレを開く俺がいる

592:名無しさん@ピンキー
08/06/05 22:21:59 uAvQwMRE
>>591
150くらいのスレを1日最低でも10回は更新させて見てるオレは廃人

593:名無しさん@ピンキー
08/06/05 23:30:48 unOvoh0Q
女が集団暴行してます。
可哀想で仕方有りません。
誰かようつべかニコ動へ転載して下さい。
URLリンク(www.yourfilehost.com)

594:名無しさん@ピンキー
08/06/05 23:48:38 uAvQwMRE
>>593
これ前からよく見るがAVなら最高
でも残念ながらリアルだから怒りの感情しか出てこない・・・

595:名無しさん@ピンキー
08/06/06 21:08:38 VvmJk256
すんません。仕事が忙しいのとじめじめ蒸し暑くて書く気力が出ないのと、馬鹿みたいにファイル消したショックとで・・・
ってことで再来週21日に完結するまで一気に書き込むんで勘弁してください。
つか他の職人さんに埋めてもらってください・・・m(__)m

596:名無しさん@ピンキー
08/06/06 22:53:06 N5PKudcu
恵理子の顔嬲られが見た~い。

597:名無しさん@ピンキー
08/06/20 01:31:15 +vu0DPmA
正太郎というのは・・・

598:名無しさん@ピンキー
08/06/21 06:19:30 uo98N5Pf
ついに来た…この日を待っていた!

599:名無しさん@ピンキー
08/06/21 07:41:50 BxTXvWd8
俺も待ってたよ

600:名無しさん@ピンキー
08/06/21 17:02:35 c/assKir
こんどはウッカリ消すなよ?

601:名無しさん@ピンキー
08/06/21 19:59:35 jnmrw/1B
まってるぞ、まだかwww


602:名無しさん@ピンキー
08/06/21 21:21:32 mjL0cr0X
俺も待ってまーす


603:名無しさん@ピンキー
08/06/22 16:26:32 2VMGSzll


604:名無しさん@ピンキー
08/06/22 23:40:24 49z/6YEY
まさか…釣りだった?

605:名無しさん@ピンキー
08/06/23 00:18:33 ynFX4PRC
週が開けたな

釣りじゃなく、何か事情があったと思いたいが・・・


606:名無しさん@ピンキー
08/06/25 05:29:34 WLxhHmRY
虐めは虐められる側に欠点があるので、そこを叩かれるのだが、
だからと言って、虐めは絶対にいけない。人の痛みを知れ。
「憎まれっ子世に憚る」この諺を使用禁止にしろ。
あらゆる場所でも絶対に言うな!書くな!
悪い子ほど出世すると言う意味だが、
この諺が表す「憎まれっ子」は生まれつきのものでなければなれない。
少年の虐め、犯罪を助長してる。
よって、今後、絶対に使用禁止。


607:名無しさん@ピンキー
08/06/29 00:46:26 +fgbNTcM
今週こそ

608:名無しさん@ピンキー
08/06/29 17:58:34 Y6krn6Bs
作品がまだ続いてるようですが、投稿してもよろしいでしょうか?

いつもみているだけで書くのは初めてなんで、そしておまけに頭も悪いから
誤字脱字や不適切な日本語表現など沢山あるかと思われますがorz



609:名無しさん@ピンキー
08/06/29 18:49:47 8QPDrudM
>>608
おKおK!
お待ちしてます

610:608
08/06/29 21:04:58 Kv/N7ILi
>>609
ありがとございます。
何かあればご指摘おねがいします。
では、今日のところは”プロローグ”だけ投下させていただきます。


”プロローグ”

日曜日

ある一軒家2階にある9畳ほどの部屋。
その部屋の主、月島ミサトは勉強机に向かって開いてあるノートパソコンと指を絡めていた。
その脇にはUSBフラッシュメモリーやマイクロSDなど、その机で勉強していないことを証明するかのようにちらばっていた。
その勉強机上の棚には”FXで儲ける本””初心者の株取引”といった本が並べられ大人の女性を匂わせるがミサトはまだ高校2年生。
進路というものをそろそろ意識していかなければならない時期である。
「あー、暇」
パソコンとにらめっこしているミサトに聞こえるよう、その後ろにあるベッドで横になっている真島里美が声を出した。
「なにか面白いことないかねぇ~」
真島里美は腰まである長い茶色の髪に、耳には見てくださいといっているかのように派手なイヤリングが飾られている。
どこからどう見ても、不良という言葉が似合っていた。
それに対してミサトは、肩に届くくらいの黒髪。しかしその黒髪は起きたままの形で女性らしい気遣いがみられない。
女子高生という華の時期にパソコン・FX・株・・・詰め込んでいる知識は女子高生とは思えない。
対照的であるミサトと里美、ここまで聞くとなんで里美は少し気味の悪いミサトなんかとつるんでいるのかわからないだろう。
しかし、すぐ”暇”という里美にとってはすぐに悪知恵が働くミサトが最高の連れであると感じていた。

カタカタ・・・カタカタカタ・・・

里美の言葉に振り向きもせずミサトはパソコンを触っている。
そんなミサトに肩を回し、里美はパソコンの画面を覗き込んだ。
「これ、学校の裏サイトっていうんでしょ?まだ運営してたんだ。」
パソコンから目を離さずミサトが口を開く。
「うん、調子がいいからね。アフィリエイトって知ってる?広告で収入を得るやつ。」
アフィリエイトとは自分で運営するwebページに広告を載せ、誰かがその広告をクリックしたら収入が入るという一種のネットビジネスである。
ポカーン・・・という顔で里美はミサトをみた。どうやらなんのことかわかってないらしい。
しかし、その反応は女子高生といえば当然の反応でもあった。

「確かに、調子いいよね。その裏サイト今となっては学校中に広まってるもんな!」
里美のその言葉と同時に、ミサトはパソコンをうつ手を止めた。
目が疲れたのか、心なしかまばたきの数が多い。ミサトは指で目をこすりながらこう言う。
「さっき、暇っていったよね?」
「お、おう・・・なんだよ?」
「私も暇。」
だからどうした・・・そういう顔で里美はミサトをみた。そしてミサトが口を開いた。
「暇つぶししよ、人の嫌がる顔がみたくなった。」
里美はその言葉をきいて、キターーーーーーと心の中で叫んだ。。強く握っているこぶしと歪んだ笑顔がそれを証明している。
ミサトは勉強机の引き出しから、クラス全員の顔写真がプリントアウトされてある紙をとりだし、その紙を机の向かい側にある壁に貼り付けた。
次に、机からダーツを取り出してミサトはそれをくるくるペンのように回し始めた。
「へんな奴にあてんなよ~」
「まぁみててよ、ダーツ得意だから。」

シュッ──

空を切ったダーツは目にもとまらぬスピードで壁に貼られてある紙にささった。
ささったダーツはしばらく振動し、静かに動きを止める。
そのささったダーツの先にある顔写真見た二人は、ニヤ~っと黒い笑みを浮かべた。
容姿端麗、成績優秀、優等生という言葉がよく似合う──

「松下りか」

611:名無しさん@ピンキー
08/06/29 22:28:04 32GCGE4F
おお、いい感じじゃん

612:名無しさん@ピンキー
08/06/30 03:13:03 w7eYPBva
凄い期待できるわ
続きが楽しみ

613:名無しさん@ピンキー
08/06/30 17:38:21 w7eYPBva
age

614:名無しさん@ピンキー
08/06/30 21:42:34 +fHXJ77a
面白そうですな。続き期待してます!

615:608
08/07/01 16:37:49 7qg0N/td
では、投下させていただきたいと思います。
今後投下は不定期になるかとおもいますが、書き溜めてありますので未完放置は避けられるかなと・・・

短くする予定が書きたいことがどんどん浮かび長くなりましたorz
みなさんお付き合いよろしくお願いします。

では、 前編”信頼” を一気に投下します。

616:608
08/07/01 16:40:22 7qg0N/td
前編”信頼” 1/11
松下りか

身長は155cm
ガリガリに細いというわけでもなく、かといって太っているわけでもなく”丁度いい”という言葉が本当に丁度いい位の体系だ。
肩まで届かないくらいの少しパーマをかけた短い黒髪、顔は整って誰もが可愛いと口を開く。美人系というよりは可愛い系だ。
成績は学年で10本の指に入るほど優秀、明るくて周りから頼りにされ信頼もある。
サッカー部のマネージャーを務めており、1つ上の先輩と付き合っている。

「はぁ~」

ミサトと里美は同時にため息をついた。
松下りかは自分達が持っていないものすべてを持っているからだ。
「ミサト、お前も松下が羨ましくてため息ついたのか?」
自分がそういう意味でため息をついたのでミサトもそうではないかと思ったが、ミサトは静かに首を振った。
「そのもってるもの、全て失っちゃうから可哀想と思ってため息ついた。」
「すべて・・・っておい、どういうことだよ?」
「全てだよ全て、信頼も彼氏も成績も・・・」
「でもよぉ~、周りからすごく信頼されてる人から信頼をなくすとかそれこそ難しくないか?」
里美も冷静に考えてみた。お金を取ることや性的にいじめるのであればそりゃ簡単だが、信頼など形のないものを奪うなんて簡単なことではない。
「嫌がる顔がみたいんだろ~?トイレにぶちこんで衣服剥ぎとりゃあそれだけで気持ちよくないかー?」
喋りながら里美は顔がにやけてきた。女子の中では、なにもかも持っている松下りかを嫌う人も居るのだ。
そういう人たちに声をかければいじめることくらい簡単である。

「そうしたいならすればいいよ、でも私は彼女のすべてを陥れた上でそういうことしたい。」
「でも、それが難しくない!?っていってんのよ!確かに、みんなに嫌われる松下なんてみれたらそれこそ気持ちいいんだろうけどさあ!」
「できるよ。」
ミサトの言葉に里美は驚いた。ミサトは酷いことをあっさりと口にする。非情─と言う言葉が似合うほど酷い人間だ。
しかし里美はミサトのそういう所が気に入っていた。
ミサトは自分の寝癖を指にくるくる巻きつける。ミサトはなんだか、寝癖がパーマだと勘違いしているようだ。

「信頼なんてもろいもんだよ。いざとなったら簡単に裏切る。」
「かっこいい言葉だけどさー、具体的にどういうことよ!?言葉だけじゃ簡単じゃん!」
「私が運営している裏サイトだよ。あそこなんか心の底が現れてるでしょ?裏サイトつかえば信頼くらい、簡単になくなるよ。」
里美はミサトの考えが全く読めなかった。
「私は管理人だから、あそこに書き込んだ人が大体誰なのかわかるんだよ。」
ミサトは一呼吸置いて続ける。
「そのことを知ってか、時々管理人宛に連絡がくることがあるの。”あの書き込みは誰だ?”ってね。」
「それがどうしたんだよ?」
「私が書き込んで煽るんだよ、裏サイト住人をね。」
「あー、なるほど!すると管理人宛にくるんだ!”あの書き込みは誰だ?”って!」
「フフッ」

ミサトは不気味な笑みをこぼす。
「そして、”あの書き込みは松下りかだよ”って言うんだな?」
「そうそう、そして書き込みが誰か聞いてくるのは恐らく同じクラスの”松嶋絵里香”」
「あの、典型的ないじめっこね。多分あいつが一番松下りかを嫌ってるんじゃない?」
「うん、そして松嶋にターゲットにされた松下りかの肩なんか誰ももてやしない。」
そういうとミサトはまたパソコンと向き合った。
「早いな、もう行動に移すのか?」
「善は急げっていうでしょ。」
「アハハッ!!善か~?」
「松下を嫌ってる人のためきっかけをあたえるんじゃん、善だよ。」

617:608
08/07/01 16:41:19 7qg0N/td
前編”信頼” 2/11


月曜日

松下りかはみんなより少し早めに学校に着く。
教室に入ってくるみんなに元気よく挨拶をし、教室に元気を与えるのだ。
成績優秀、人望も厚く、誰にでもやさしいりかはそれこそ温かく大きな存在であった。
しかし、光させば影もできる。人望厚いりかを嫌う者も当然いた。

朝早く、まだ教室には彼女一人。身の回りの整理を終らせ席についた時、教室のドアから複数の女子が入ってきた。

「おっはよ~う♪」
「おはよう!どうしたの松嶋さんと、朝日さんと米田さん、朝早いって珍しいね。」

いじめっこで誰も逆らうことが出来ないくらい恐れられてる松嶋絵里香に、何も恐れずに挨拶をした松下りか。
このあたりさすがだといいざるをえないがこういう所がまた松嶋率いる女子不良集団は嫌いだった。

「たまには朝早くくるのもいいもんでしょ?気持ちいいよね。」

りかは鞄から手帳とペンを取り出し、なにか書こうとしていた。
日記だろうか予定だろうか・・・開かれた手帳にはびっしりと文字が書かれていた。
その手帳に「隆盛とのデート♪」とかかれていたのをみて、松嶋は顔の表情が一気に崩れた。

「あーあ、松嶋を怒らせちゃったよ・・・」
「こりゃ松下も終わりだね。」
「へ?」


ガシャーン─

松嶋は突然、手帳を奪い窓の外へ投げ、松下の机を強く蹴飛ばした。

「ちょ、ちょっとなにすんの!?」

松下は突然のことに戸惑い、あわてて外に投げ出された手帳を拾いにいこうと教室をでる。
玄関に向かおうとするりかの腕を松嶋は強くつかむ。

「いたっ!」
「お前がいくのはそっちじゃねーだろ!」

そして朝日と米田二人でりかを抑え無理やり屋上へ連れて行かれる。
その様子を、クラスメイト数名が目撃した。そのクラスメイトは顔をあわせ、信じられないという顔をしている。
いつも優しい松下りかを助けたい、そんな気持ちが表れながらも松嶋達をみてその足はとまってしまった。

屋上への階段は人が滅多に通らないため、薄汚れて不気味である。
もう使われてない古く錆びたロッカーがその不気味さを際立たせていた。
その階段を一歩一歩上っていく。
その光景はまるで処刑場へつれていかれる羊のよう・・・。でもこの時点でりかは、自分が羊だということに気付いていなかった。

618:608
08/07/01 16:42:27 7qg0N/td
前編”信頼” 3/11

快晴─
雲ひとつない夏の青空に、セミの鳴き声、そして青空をを作り出している太陽。
まだ朝とはいえ、太陽が夏の暑さをつくりだし、屋上へでた4人ははやくも額から汗を流す。


「松嶋さん、これはどういうこと?」
「どうもこうもないでしょう?ケンカ売ってきたのはあんたからだし・・。」
「え?」
「とぼけるな!昨日裏サイトで私につっかかってきたのはあんたでしょ?わかってんだよ!」
「う、裏サイト・・・?なにそれ・・・。」

バシッ─


松嶋はりかの頬を思いっきり叩く。
りかは頬をさすりながらうずくまった。どうやら殴られたのは初めてで、予想以上の衝撃に驚いたらしい。

「いったぁ~・・・松嶋さん、どうなっても・・・しらないよ?あなた停学に・・・」

ドカッ!!

松嶋はうずくまったりかを蹴飛ばす。りかは仰向けに倒れた。
それでもりかは冷静に現状をみつめなおした。私がなにをしたのだろうか、この人たちはなにか勘違いしている。
誤解をとかなければ。

「わ、わたしはしてない!なんのことだかわからない!」
「わかってないのはあんたの方だよ」
「え?」

りかの訴えはまったく聞いてくれなかった。少なくともりかはそう感じたが、実は違った。
松嶋はりかの言ってることもちゃんと聞いたし、理解もしていた。

「もう関係ないの、裏サイトのことなんて。まぁあんたがしたとは思うけどさ。」
「そうそう、私たちはきっかけが欲しかったの!あんたをいじめることのな!」
「あれがあんたじゃなくても、あんたのことは嫌いなんだよ!」

りかは言葉が出ないほど驚いたようだ。なんせ、人から嫌いといわれたことはこれがはじめてであるからだ。
周りから信頼され、尊敬され、誉められてきた。
もちろんりかは、尊敬されるに値する努力をやってきた。当然のことといえば当然だった。

しかし、その顔は?体格は?それは天性のものである。そしてりかは色々な意味で綺麗過ぎた。
確かに周りにいいことをしてきたのだが、自分の光でできる”陰”をみようとはしていなかったのだ。

「さーて、りかでおかずをつくろうかー。」
松嶋のその言葉に、りかは背筋がゾッっとするのを感じた。


619:608
08/07/01 16:44:25 7qg0N/td
前編”信頼” 4/11

快晴の夏、学校の屋上でりかはこれ以上ない恐ろしさを感じていた。

(松嶋さんはいじめっこってことで有名、そんないじめの対象が私・・・。私、なにされるんだろ・・・。逃げなきゃ・・・)
りかは勢いよく立ち上がり、全力疾走で屋上の唯一の出入り口へ向かった。しかし、相手は3人、アメフト選手でもないんだから簡単にりかは捕まる。

「は、放して!」
「放すかよ!ほら、お前ら抑えつけろ!」

松嶋のその声で、朝日と米田がりかを仰向けにし地面に抑えつけ自由を奪う。万歳のように上げられた両手を朝日が、両足を米田が抑えつけた。

「うっ・・・放して!」

まだ朝ではあるが、夏の太陽で熱しられた屋上は、りかの体を温めるまるでフライパンのよう。
腕から、足から・・・体全体から汗が滲み出してきた。


「あ、暑い・・・お願い、逃げないから・・・地面から放してください。」

りかの鼻の頭にはいくつもの汗の粒が光っている。りかを上から見下す松嶋にお願いをするが松嶋はそれを聞き入れる様子は全くなかった。
松嶋はしゃがみ、抑えられたりかの体を隅々まで見渡す。そして膝、大腿部を完全にあらわにしている短いスカートの裾をつかみ、松嶋が口を開く。

「おまえ、優等生と言われる割にはスカート短いよなぁ。これで男を誘惑してるんだろ?」
「そ、そんな・・・私はそんなつもりじゃ・・・」
「この太ももでどれだけの男を誘惑したんだい?」
「だ、だから私はそんなこと・・・!」

松嶋は汗で光る美味しそうな太ももをじっくり眺め、手でさすり始めた。
その美味しそうな太ももはまるで、ナイフを入れればストンと落ちるようなステーキ肉のよう。

「ん・・な、なにするの・・・!?」
「この太ももが生えてる短いスカートの中を、どれだけの男が覗き込もうとしたかわかるか?」
「そ、そんなこと、誰もしないってば・・・!」

抑え付けられながら、強気にりかは発言した。
その言葉は本心からであるし、この学校の男子達がそんなことするなんてこと一度も考えたことがなかった。

「りかはわかってないね。」
「いたっ!」
松嶋はりかの太ももを強くつねった。

「ルックスよくて、みんなに明るく頼りにされる・・・そんな子のパンツこそ男どもは見たくなるんだよ。」
「そ、そんあわけ・・・」
「今度階段上るとき確かめてみな、私たちの学年の男どもなら皆お前をほしがってるとおもうぞ。」

620:608
08/07/01 16:45:47 7qg0N/td
前編”信頼” 5/11

ヒラッ・・・

松嶋はそのスカートをめくり上げた。真っ白な下着が姿を現す。松嶋はそのまま完全に姿を現すまでめくり上げる。

「いやぁあぁぁ─!!」

りかは抵抗しようと体を動かすが、両手両足を抑えられ、ただ身をくねらせるだけ。
顔や手足に光らせる雫が弾ける。
その様子だけで男だったら高級なご馳走であるだろう。

「松嶋~、上も脱がそうぜ~!」
「や、やめてぇえぇぇえぇ・・・」

やれやれ、と松嶋はしぶしぶセーラー服にも手をだす。
ボタンを一つずつ外していく。ひとつ外すたびにりかからは「いやぁ・・」と声が漏れる。
そしてすべてのボタンを外し、ガバッっと両側へ服を開く。

「いやぁああ、やめて!!」

ショーツ同様真っ白なブラが姿を現す。
上半身も汗が噴出し、まるで肉を焼いて油が滲み出しているようだった。

「Cってとこか・・・全く、どこを見ても非をうてねぇな!」
「い、いやぁ・・・」

そしてそのブラをずり上げる。

「いやぁああああああああああああ!!」

美しい果実が姿を現す。その瞬間りかの目からは汗ではない水分が溢れ出し顔をぬらした。
間もないうちにその果実からも汗が滲み出してき、その果実を見ながら朝日が口を開く。


「松嶋料理長!焼き加減はいかがですか?」

そう聞かれた松嶋料理長は、その果実を念入りに触りながら柔らかさ、火の通しを確認する。
「ひっく・・ひっく・・・や、やめ・・・はぅ・・ん」
「ん~、そうだなぁ、まだ甘いな・・・もうちょっと火を通そう。」
「こりゃ、いいおかずができそうだ・・・。」

松嶋は入念に果実を確認する。そのたびに体をくねらせるりか。この様子はまるで踊り食いのよう。
二つの果実も生きてるかのように夏の太陽の下、元気よく踊りだしていた。
二つの果実を確認した後、次は食材のだしがでているかどうか、その割れ目へとターゲットをうつす。

621:608
08/07/01 16:47:54 7qg0N/td
前編”信頼” 6/11

「や、やめ・・・そこは・・・あぁ!!」

松嶋は下着の上から割れ目を指で遊びはじめる。
「い、いや・・あぁん、んふぅ・・・」

指を動かすたびにクチュクチュといやらしい音が聞こえ、その音がりかの羞恥心にも火をつける。
下着が段々透け始める。それは汗のせいか、それとも溢れ出してる出汁のせいか、もしくはその両方か。
事実は誰もわからない。


ミーン・・ミーン・・ミーン・・・
クチュ・・クチュ・・クチュ・・・
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・


暑いと鳴くセミの声 
それに連動してるかのような松嶋の指の動きとそこから発せられるいやらしい音。そしてりかから発せられる声。
夏の太陽はりかの体を火照らせ、すべてをさらけ出せと日が照らしているよう。
そして米田が口を開いた。

「料理長!出汁の出具合はどうですか!?」
「ん~~」

松嶋は指についたその出汁をりかにみせる。
「ほーら、こんなに美味しそうな出汁がでてるよー。」
「い、いやぁ・・・見せないで・・・」
「なーんだ!りか感じてるんじゃーん♪それなら料理しがいもあるよなぁ!」
「はうん・・はぁ、はぁ・・・」

りかに見せるよう、その出汁を舐める松嶋。それと同時に顔を伏せるりか。
夏の暑さ、地面に押さえつけられ吹きでる汗、そして自分の体を食材として遊ばれているこの現状。
まるで現実とは思えないこの状況で、りかは意識を朦朧とさせていた。

体全体から汗が噴出し、乾いた屋上へと滴る。
目から溢れ出す涙は砂漠にあるオアシスのよう。
割れ目からでる出汁こそが、心の涙と言えるだろうか。
すると、何かを思い出したかのように米田が口を開く。


622:608
08/07/01 16:48:47 7qg0N/td
前編”信頼” 7/11

あ、松嶋、私の左ポケットにデジカメ入ってるから。」
「おお、わかった!」

その会話に、りかは朦朧としていた意識が吹き飛んだ。一瞬汗も止まりそうなくらい寒気がした。

「な、なにするの!?やめて!」
「はーい、りか、わらって~♪」
「いやぁああぁああああぁぁ!」

りかは、まるで魚が最後の抵抗をするかのように、そしてまな板の上で抵抗するかのように暴れる。
が、それも無駄な抵抗だった。所詮まな板の上、抵抗するだけ無駄なのである。
むしろ、見ているものに楽しみをあたえることとなった。


パシャ─
パシャパシャ─

「ああああああああああ・・・」
いろんな角度から写真を撮る。その写真には汗の粒からりかの嫌がる顔、透けた下着と汗だくの二つの果実まで鮮明に映し出される。
最近のデジカメの性能のよさをりかは恨んだ。
この写真をもたれることによる意味は瞬時に理解できた。脅しでもあるし、たっぷり今日は”料理”され”おかず”ができあがったのだ。
もし写真が出回ることになったら、それこそ”おかず”にされてしまうのだ。


「よーし、料理はそろそろ終わりかな・・・。」
「え?まだまだ肝心なとこ料理しきれてないじゃないか松嶋!?」
「そろそろ時間だ・・・。」

松嶋がそういった瞬間、チャイムがなった。朝のホームルームが始まるチャイムだ。
りかはそのチャイムに救われたのか、それとも遅かったのか・・・。写真を撮り終わるまで待った悪魔のチャイムとりかは感じた。


623:608
08/07/01 16:50:39 7qg0N/td
前編”信頼” 8/11


「まーでも、またいつでも料理できるだろ?これがあるから。」
松嶋はデジカメをりかに見せびらかすように掲げる。
りかはデジカメから目線をそらした。

「さて、今日の戦利品でももらっていくかねぇ。。。」
米田がりかの脚を放し、ブラの役目を果してないブラに手をかけた。
そして、そのブラをりかのもとから引き抜く。

「い、いやぁ!かえして・・!」
「なに寝ぼけたこといってんだよ?今日はこいつが戦利品だ、もらってくよーん♪」
「おーい米田、お前にはそのブラでかいだろー。」
「おい朝日、さりげなく気にしてるこというんじゃねー!」

戦利品を奪った米田は満足そうだった。
朝日も松嶋も、今まで手をくだそうにも理由がなくくだせなかったりかを料理できてとても満足そうではあった。
不良といいながらも、理由無しにいじめることをしないところにまだ人道を感じるが同情のよちはまるでない。
そしてそれは、松嶋達がりかにいいたいことでもあった。

「じゃ、りかもホームルームに遅れるなよ?今日も一日頑張ろうな♪」
「今日からりかはみんなの”おかず”だよ♪」
「ま、これからもよろしくよ!抵抗したらこれがあるからねー!」
デジカメをまたちらつかせる松嶋。
米田と朝日による拘束がとけ、3人は満面の笑みで屋上を去っていった。

りかはしばらくそこで動けず、じっとしていた。まるで客が食べ残した料理のように。

624:608
08/07/01 16:52:07 7qg0N/td
前編”信頼” 9/11

りかは制服のボタンを一つ一つつける。付け終わったのはいいものの、胸あたりが寂しい。着ていた物が一つ足りなくなったからだ。
その後りかは遅れて教室に戻る、外に投げ出された手帳を拾って。
そんなりかに担任の先生は声を荒げる。「いくら優等生でも規則に反する行動はいけない」と。

そんなりかの落ち込んだ様子を、クラスのみんなは気付いてはいるが気付かぬ振りをしていた。
屋上に連れて行かれるところを目撃した数名が、クラス中にそのことを話し、さすがに松下りかはいい人でも松嶋に目をつけられたくない。
そんな気持ちから、ホームルーム終った後誰もりかに近づこうとしなかった。
松嶋達はそんなりかをみてとても嬉しそうであった。
りかに朝言われた「たまには朝早く来るのもいいでしょ」その言葉を松嶋達は思い返していた。
りかとは別の意味でとらえただろうが、松嶋達は朝早くきてよかったと今思っていた。

りかはただ、机にうずくまり泣いているだけだった。
そんな様子を、ミサトと里美が笑って見ていた。

「さすがミサトね!予想通りに事が運んじゃったよー!」
「いったでしょ?信頼なんて脆いもんだって。みんな自分が可愛いんだから。」
「んで、次はどうすんだよ?私たちはまだいじめられた様子すらみてないんだよ?」
「松嶋たちだったら多分写真かなんか撮ったんじゃないかな?多分譲ってもらえると思うよ。」
「ヒュ~♪その写真で脅すんだね!」
「私たちは直接手を下さないよ。周りが松下をいじめ、私たちがそれをみるんだ。」
「さすがミサト、悪どい・・・」

ミサトはあまり表情を表に出さない方だが、机にうずくまってるりかを見てとても嬉しそうだった。

「まぁ里美はみてて、次なる手はもう打ったから。」

ミサトの癖でもあり、いいところでもあった。
1の手を出す時には2,3まで既に手を打っている。
ミサトは相変わらずの寝癖を指にくるくる巻きつけ、りかを見下すよう遠くから眺めていた。

625:608
08/07/01 16:53:01 7qg0N/td
前編”信頼” 10/11

掃除

りかはモップを取り出し、教室の掃除にかかる。
いつもなら周りのみんながきをつかってバケツに水を汲んでくれるのだが、今日は誰も汲みに行かない。
そして、りかを明らかに避けて掃除をはじめようとしていた。
しかし、そんな中ある人がバケツに水を汲みにいく。
その光景をりかは見たわけだが、尚更りかの顔が曇る。

松嶋だった。松嶋がバケツ一杯に水を汲み教室に戻ってきた。教室は他に7~8人いる。

「松嶋さん達、教室掃除ではないでしょう?」
「いやさぁ、朝酷いことしたからね、手伝ってあげようと思っ─」
「きゃっ」

松嶋はとてもわざとらしく転んだ。バケツ一杯の水が、容赦なくりかに降りかかる。頭からかぶってしまった。
その様子を教室掃除の人たちがみんな見ていた。助けるでもなく、見てみぬ振りするわけでもなく、傍観するだけ。
松下は険悪な表情で塗れた髪を整える。松嶋はにやけながら立ち上がった。

「ごっめーーん!松下さん、大丈─松下さん?」
「え?」
「おおおおお!」

教室中の人、特に男子が大きく目を見開いてりかをみた。いや、りかの胸元というほうが正しいだろうか。
りかはみんなの目線に気付き、自分の胸元に目をやる。
そこには、水によって肌に張り付いたセーラー服から透ける二つの甘い果実が浮き上がっていた。

「い、いやぁああぁぁ!!」

りかは咄嗟に、両手で胸を隠ししゃがみこんだ。
(みられた・・・男子に私の・・・みられた・・・。)

「おい、みたか・・・?」
「まじかよ、松下さん・・・ノーブラ?」
「ひえー、優等生な振りして・・・そんな人だったんだ。」

男子の話声が聞こえる。
りかは顔が焼けるように熱くなった。目を閉じ、そこにうずくまることしか出来なかった。


626:608
08/07/01 16:55:32 7qg0N/td
前編”信頼” 11/11

「りかまじでーー!?ノーブラ!?」
「なんでブラつけないのー?」
「あ、もしかして、それで男子を誘惑してるんでしょ。」

ブラを奪い取った張本人たちがわざとらしくりかを馬鹿にする。
しかし、何もいえなかった・・・。
あまりにも突然で衝撃的な出来事に、りかは慌ててしゃがむことしか出来なかった。
しかし、あまりにもおもむろにしゃがみこんでしまった為に、また別のものが姿を現していた。

「松下さん、今日白だぜ・・・。」
「よかったー!俺教室掃除で!」
「風邪だったけど無理して学校にきててよかった!」

「え?」

りかは自分の状態を冷静に見直した。
しゃがんだせいで、短いスカートから白い下着が覗き込んでいた。

「りか~、男子を誘惑しすぎでしょー。」
「いやっ─!」
りかは慌てて立ち上がり、両手で胸を隠しながら教室を出た。
3階にある人気のないトイレにいこう・・・服を乾かさなきゃ。

階段を上り3階を目指す、その時朝言われた松嶋の言葉が頭をよぎる。

─「今度階段上るとき確かめてみな、私たちの学年の男どもなら皆お前をほしがってるとおもうぞ。」

ふと、りかは後ろを振り返った。

「きゃっ!!」
「うおお・・」
「やっべ、にげろ・・・!」

りかはすぐにスカートを抑えたが、多分遅かっただろう。
悔しいけど松嶋の言うとおりだった、男子は私をそんな目でみてたんだ・・・。
りかは人間の汚い心をみた気がして、尚更心を痛めた。
しかし、こんなものこれから起こることからしてみれば
まだまだ序の口・・・これからが地獄の始まりであった。

ミサトと里美は遠くからりかの一部始終をみて、
これから起こることが予想してるかのように黒く汚い笑みを浮かべていた。

ダーツ一本で、運命が変わる─りかは一日で”信頼”を失った。

前編”信頼” 終わり。


627:名無しさん@ピンキー
08/07/01 21:29:47 RAa4w5FB
GJ
後編にも期待

628:名無しさん@ピンキー
08/07/01 21:43:06 zNAEhgMu
これはGJ!!
久しぶりに神が降り立ったな

629:名無しさん@ピンキー
08/07/01 22:24:46 5AGMKecr
GJ!!これはいいー暗さだ。実に俺好みだぜい

630:名無しさん@ピンキー
08/07/02 00:51:03 bES+Khkg
神過ぎる!!!
後編も期待してるよ!!!!

631:名無しさん@ピンキー
08/07/03 18:22:34 LgLS6g6G
人気者が痛い目に遭うのを見るのはなんで面白いんだろう。
そんなオレは、なんて(ry
GJGJ!

632:名無しさん@ピンキー
08/07/03 20:56:01 Si1tzyCd
続きwktk

633:名無しさん@ピンキー
08/07/04 19:24:36 oms12oOr
これはおっきせざるをえない・・・!

634:名無しさん@ピンキー
08/07/04 23:34:33 cer2YWTK
早く続き来ないかなあ

635:名無しさん@ピンキー
08/07/05 02:49:50 T2CBmeeo
続きマダー

636:608
08/07/06 02:31:07 Ngve8icK
書き溜めてたものの、納得いかずに書いては消したり繰り返して遅くなりましたorz
いろんなシチュエーションが浮かんだものの、一番りかを陥れる方向で行くことにしました。

前編後編で終わるつもりでしたけど、長くなりましたので中篇にしたいと思います。
では投下いたします。

637:608
08/07/06 02:32:06 Ngve8icK
中編 "彼氏" 1/11

「りかぁ~、スカート丈あと5cm短くしなよー。」
「だねぇ、そのほうが絶対かわいいよ!」
「ご・・5cmも短くしたら・・・」

次の日の朝、同じように早く登校したりかに松嶋達がからみ、また屋上へ連れて行かれた。
昨日と変わらないくらいの快晴。遠くに見える入道雲が夏だとアピールしているかのよう。
りかは昨日の事があり朝早く来ることに抵抗があったが、
家族に心配されたくないといつもどおり朝早く登校してみればこの通りだ。


あれから、周りのりかに対する視線が大きく変わった。
今までは、尊敬の眼差しでみられていたりかが、松嶋にいじめられることによって軽蔑の目へ
そして前日の掃除の時間のアクシデントによって、軽蔑の目から性的な対象へと変わっていった。
もっとも、最後のは男子だけであるが・・・。


「ふーん、短くできないんだ。」

松嶋はスカートのポケットへ手を入れる。
りかは松嶋が何を取り出そうとしているのか一瞬で察した。

「わ、わかった・・・短くしてみるから・・・」

そういうとりかは、セーラー服を少しめくり上げ腰の部分からスカートを折り始める。
折る度にりかの大腿部がより姿を現す。
よくみると鳥肌が立っているそれは、りかが怖がっているということを教えていた。

「おおー、いいねー!可愛いよーりか!」
「これからはその長さでいかないとねー♪」

りかは自分の短くなったスカートを見る。
自分で見るからどうなっているのかわからないが、明らかに脚がいつもより露出していることはわかる。

「み、みえてない、よね・・・?」

屋上に胡坐をかいてちょっと低い視線でりかのそれをみる米田と朝日。

「うん、大丈夫!見えてないよ!」
「白いのがちょっと姿を出してるくらいだね~♪」
「きゃっ」

急いでスカート丈を戻そうとするりかではあったが、松嶋のポケットに入っている手を見て戻すのをやめた。


「てか、また白かよ。好きだなぁお前。」
「さーっすがりかちゃんは純粋だね♪」
「や、やめてください・・・。」

今日はそれで満足したのか、三人は屋上から去っていった。


638:608
08/07/06 02:32:32 Ngve8icK
中編 "彼氏" 2/11


教室に戻ったりかの変化に、クラスの男子達はいち早く気付く。
その視線にりかもいち早く気付き、両手でスカートを押さえる。

通常の視点であればぎりぎり見えないくらいではあるが、ちょっとした動作で中が見えてしまいそうな短さだ。
りかはなるべく無駄な動作を抑え自分の席に戻る。そして、足りないものに気付いた。

「りか~?あれってりかの手帳でしょ?」
「どうしてあんなところにあるんだろうー。」

朝日と米田の視線の先を見る。すると、自分の手帳が黒板の上、学校の教訓が堂々としているその横に手帳の姿が見える。
身長の低いりかは、椅子を使わないと届かない高さである。

しかたないのでりかは椅子を持ち黒板へ向かった。
クラス中の視線は明らかにりかのスカートに視線を送っている。
りかは細心の注意を払い、黒板の前に椅子を置き両手でスカートを押さえ椅子の上に立つ。


「うわ~、すごいいい眺めだ。」
「手で押さえてるけど、あとちょっとだよな・・・。」

男子の声がりかの耳に入ってくる。
太ももに視線を感じ、体中が火照る。
でも見えていない!そのことにりかは安心した。でもここからが大変である。

手帳を取るためには片手を伸ばさないといけない。
りかは意を決して右手をスカートから放し手帳を取るために伸ばした。

「くそ!おしいっ!」
「松下って男の心をくすぐるのがうまいなぁ!」
「っく・・・」


りかは男子の声を聞きながらも我慢して手を伸ばし、そして右手が手帳を掴んだのを感じた。
しかし、手帳の表紙が画鋲で貼り付けられており、取ろうにも取れない!
このまま強引に引っ張れば手帳は取れるだろうが表紙が破れてしまう。
しかたないので手帳から手を放し画鋲を取ろうとするが、深く刺さってなかなかとれない。

「両手つかえば~?」

後から松嶋の声が聞こえる。まるで悪魔のささやきだ。
しかし、取るにはそうするしかなく、りかはガードしていた左手も伸ばし画鋲をとりにいく。



639:608
08/07/06 02:33:12 Ngve8icK
中編 "彼氏" 3/11

「あ、見えた!」
「今日も白か~、もしかして昨日から履き替えてないんじゃないの?」
「うわ、きったねぇ~!」
「い、いやっ─」


りかは焦り手がおぼつかない。なので深く刺さっている画鋲がなかなか抜けない。
そしてその間りかはみんなにか弱い下着を露出させている。
まるで画鋲が、りかの心に深く刺さり傷をつくっている様だ。

「うわぁ、すごい光景だな・・・」
「朝はやっぱ早く来るもんだね。」
「早起きは三文の得っていうもんな。」
「ん、んんっ─」

りかはなかなか抜けない画鋲と格闘。
後からは男子のやらしい声と松嶋たちの笑い声が聞こえてくる。
そして慌てながらもりかはやっとのことで画鋲を外した。
急いで手帳を取り椅子から降りた。真っ赤な顔を伏せながらりかは自分の机に戻り、書く事はないがペンを取り手帳を開く。
恥ずかしくて周りを見ることができない。

周りからのざわめき声、りかを笑う松嶋たちの声。
聞きたくなくても入ってくるその音がうるさく、りかは思わず両手で耳を塞いだ。

「松嶋たちすげぇな、予想以上の働きじゃないか?」
「うん、そうだね。」

りかを陥れた張本人といえる二人が、またもや遠くから様子を見ていた。
「でも、ミサトが言っていた次なる手ってこのこと?それにしては甘いと思うんだけど。」

ミサトは、ワックスをハンドクリームと勘違いしているのか、手に塗りはじめる。
その手をパーにして掲げ、満足そうに見ながら口を開いた。

「いやぁ、松嶋達の行動は全部想定してないよ。あれは彼女らが勝手にしてるだけ。」
「ふーん、じゃあ別の面から松下を攻めようとしてるわけ?」
「まーね、いじめは周りがするからさ、私は松下の支えを一つずつ崩してるだけだよ。次はねー・・・あ、やっぱいいや。」

里美のキラキラした顔が、一気に老けた気がした。
しかし、言われなくても想定できる。今の彼女を支えているのはあれしかないだろう・・・。


”彼氏”

640:608
08/07/06 02:33:38 Ngve8icK
中編 "彼氏" 4/11

金曜日の放課後。真夏の天気は続き、セミ達が元気よく歌っている。
あれから数日がたった。
りかにとって今週は地獄のような一週間だったに違いない。

毎日のようにりかは松嶋たちに汚されていた。
今の光景を見たら、りかがみんなに信頼されていたなんてこと誰が信じるだろうか。

みんなの目が冷たい。いつしかその視線はクラスだけでなく学年中に広がっていった。
りかの足取りは重く、ゆっくりと部活に向かう。軽蔑の目は部活だって例外ではなかったが、
サッカー部のマネージャーをしている松下りかには部活の先輩である”竹本隆盛”という彼氏がおり、その影響か大変なマネージャー業も楽しく務められていた。
私には隆盛がいる・・・それだけでいじめにも孤独にも耐えられる。いや、孤独なんかじゃないと思えていた。


竹本隆盛は身長183cmと高く、サッカー選手のようにスポーツマンにしては比較的細身のスタイリッシュな体格。
りかとの身長のギャップがまたこのカップルを際立たせていた。

「おう、りか!」

隆盛が落ち込んでいるりかに声をかける。
りかは隆盛にいじめのことを話した。具体的にどんなことされたかは伝えてないが、いじめられているということだけを伝えた。
隆盛にまで嫌われるのではないかと心配していたが、隆盛はそんな様子を少しも見せなかった。

むしろ今まで以上に温かく、りかの心を静かに慰める。
そんな隆盛にりかは溶けていくよう隆盛の優しさに触れた。

「なぁ、明日昼にまたお前のパソコン使わせてくれないか?」
「うん、いいよ!いつでも好きに使ってよ♪」
「わりぃな!俺も早くパソコンかわねぇとなぁ。」

隆盛は金銭に困っており、パソコンを買うお金がない。もしあったとしても、通信料を払うことはできないくらいの状況だ。
それに対してりかの家は金銭に困ったことがないくらい裕福であった。
金持ちというまでではないが、この不況の中金銭に困らないのは裕福といえるだろう。

641:608
08/07/06 02:34:05 Ngve8icK
中編 "彼氏" 5/11


次の日の昼 土曜日

カタカタカタ・・・

隆盛はりかのパソコンでオークションをしていた。いいサッカーのスパイクがもう少しで落札できそうである。
りかの部屋は6畳ほどで、あまり広くはない。
しかしその部屋には木のぬくもりが伝わる高級感あふれる机に、その上においてあるデスクトップの新しいパソコン、すごく寝心地のよさそうなふかふかのベッド。
部屋は白を基調とし、とても清潔感のあふれる部屋だ。
夜になると、部屋のいたるところにある淡い照明がムードを作る。

机の上には隆盛との写真であったり、1年の時の修学旅行の写真であったりと人の温かさも伝わる部屋だ。
しかし、その修学旅行の写真に写っている友達は今となっては話しかけても相手にしてくれなくなっている。

過去に戻りたいと思ったことがないりかはここ最近初めて心から過去に戻りたいと感じていた。


りかは隆盛の肩から顔を覗かせパソコンの画面を覗き込む。

「かっこいいスパイクだね。高いの?」
「うーん、ちょっとね・・・。でも最近臨時収入が入って手が出せるんだ。」
「へぇ~!そのスパイクでフィールドを走り回る隆盛をみてみたいなぁ。」
「もうすぐ、引退だけどねー。だからこそ頑張りたい。」

そう言うと隆盛はりかの頭にポンッっと手をのせる。
大きな手はりかの頭をすっぽりと覆う様、そしてりかを守っているようにも感じられた。

「応援頼むぜ、元気よくな!悲しい顔で応援されて負けたらりかのせいだぞ?」

最近笑いを忘れかけているりかの顔に満面の笑みがこぼれる。
「うん!わかった♪隆盛も応援に答えてよ!」

そういうとりかはベッドに体を預ける。窓から差し込む太陽の光がりかの体を照らし出す。
隆盛の温かさに触れ、曇った心に光が差し込んだようだった。

そんなりかを横目で見て、隆盛はまたパソコンに向かう。
オークションのページとは違うページを新しく開いた。
隆盛はキーボードを見ずに指を滑らせる。

りかはベッドで横になったまま、キーボードの音に耳を傾ける。
静かな午後に温かい空気が立ちこめ、このまま時が止まってくれればいいのにと、りかは思った。


「ねぇ隆盛、アメリカいくってほんと?」

隆盛の指が止まった。


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