女の子が女の子をいじめるお話 その3at EROPARO
女の子が女の子をいじめるお話 その3 - 暇つぶし2ch310:小説に挑戦者(第15話)
07/12/09 01:05:13 NTHCt+lf
「はーい。佐奈ちゃんの彼氏さん気持ちいいでちゅかー?」
金城は佐奈が胸を便器から少しでも離そうとすると頭からバケツに入った水をかぶせ、足を閉じようとすると金城が上履きで踏身ながら言った。
また、里香と大衛もここぞとばかりに、
「蛙みたいな格好で便器相手にパイずりしてるなんて人間として終わってるぅ」
「佐奈ちゃん笑顔笑顔っ」
「ほらほら、ここ汚れてるよ。佐奈ちゃんのタワシでこすらないと落ちそうもないよ♪」
「これさっき佐奈ちゃんがはいたゲロじゃない?汚いから早く綺麗にしてよっ」
といった感じで、はやしたて佐奈の惨めさを増す演出を担っていた。
佐奈には、口から漏れた悔しさのうめき声と泣き声以外で応じることは出来なかった。

佐奈の便器に対する奉仕活動は1時間近くに及んで続いた。
ようやく解放された今は、無機質の陶器相手に馬鹿みたいな風俗行為を延々とさせられ、精魂も果てたといった感じで佐奈が
黒ずんだ汚れがこびり付いたホースで後ろ手に硬く縛り付けられた姿で息を切らせてもたれかかっている。
もはや佐奈にはプライドも、意地も、涙さえもボロボロに根こそぎ奪われていかれていた。

今は、佐奈の痴態がどのよう撮影されたか、佐奈の目の前で3人が大衛のビデオカメラを眺めている。
どっという笑い声が断続的に聞こえ、「やだ~」「さいてぇ」「蛙みてぇ」という単語がこれ見よがしに佐奈の耳に届き、佐奈の
神経を蝕んでいった。

なぶり続けた時間をそのままゆっくりビデオ再生して佐奈を十分に傷つけた後で金城は
「あ~っ笑った笑った。」
飲み屋の中年親父のような台詞を吐きながら、金城が立ち上がり佐奈の元へ歩いてきた。
「彼氏も満足してくれたかな?」
「はぁ、、、はぁ、、、」金城の馬鹿にした問いに答える気力もない佐奈は息をあえぎながら下を向いてただ、黙っているだけだった。
自分の質問を無視された金城は、特に気を悪くした様子もなく、精根尽き果てた佐奈を見下した目つきで微笑んで里香を見やった。
「佐奈ぁ、無視は良くないな」
里香が、金城の視線を受け、言葉を引き継ぐ。

つい先ほど、いじめられる佐奈を見て襲われた罪悪感は、過剰に佐奈をいじめることでまともな感覚が麻痺してしまい、完全になくなっていた。


311:小説に挑戦者(第15話)
07/12/09 01:07:32 NTHCt+lf
その瞬間何かにはじかれたように佐奈は涙目で、金城と里香を見やり、頭を地面に付けた。
「もうしわけありませんでした。もうしわけありませんでした。」
大屋敷に住み込みで働いている、下男下女が主人の宝物を壊してしまったかのような平謝りに、里香たちも一瞬呆けたが、
金城はすぐに我に返り、佐奈にやさしく言った。
「どう?楽しかったでしょ?」
「楽しかったです。」
言葉とは裏腹に佐奈の顔には涙がとめどなく流れ出ている。
もはや完全に佐奈の心は折れてしまい、里香たちに逆らうことが出来ないことを体に刻み込まれてしまっていた。

「そっか、それじゃ私達も佐奈ちゃんに男の人の喜ばせ方教えた甲斐があったね」
「いいことした後は気持ちいいね」
里香と金城は極上の笑みを浮かべて、自画自賛しながら佐奈の目の前でとぼけた会話を交し合った。
そして金城は、佐奈を見下ろしながら
「じゃ、私達は飽きたからもう帰るけど、風邪引かないうちに帰ったほうがいいよ。」と易しく言った。

「え?」
呆然と聞き返した佐奈に、金城と里香は今までの陵辱を行っていた女子トイレからでて行こうとしながら佐奈に言葉を投げかけた。
「一晩中彼氏と個室で過ごしたいというのも分かるけど、」
「旧校舎の4階の部屋全部に電気つけといたから。」
と金城と里香がひとつの文章を前半と後半に分けて、打ち合わせたように滑らかに言うと
「夜に電気が目立って絶対に見回り来るよ」
ビデオカメラを鞄にしまい終わった大衛がいやらしい顔で補足説明を加えた
絶望に打ちひしがれた佐奈は完全に腰が抜けてしまい立ち上がることが出来ないまま何とか声だけをひり出そうと努力した。
「あ、あ、あの」
消え入るような佐奈の声に本気でこの場から立ち去ろうとしている3人がゆっくり振り返った。
「ん?なに?」
金城がまるで友達同士の世間話に相槌をうつような軽い返事を返すと、佐奈は体をこわばらせながら言った。
「せ、制服っ、、、返して、、、ください」後ろ手に両手を縛られた格好のままどうにか頭を低く下げようと努力しながら佐奈が言うと
予想通りの台詞に里香と金城は顔を見合わせて笑い、大衛は何か言いたそうに口を動かしながら我慢したように耐えていた。
「佐奈ちゃんの制服?捨てて燃やしちゃった☆」金城がペロッと舌を出してウィンクしながら、とんでもないことを佐奈に言った。



>>308さん
佐奈の反撃はもう少し先・・・に行ければいいなぁなんて考えてます
>>309さん
里香はもう少し悪役を演じてもらうことにしてます。

312:名無しさん@ピンキー
07/12/09 07:31:09 ohDQRHQK
スレを開く前からパンツ脱いでました

313:小説に挑戦者(第16話)
07/12/10 00:13:20 dA+CnKOk
「も・・・燃やしたっ、、、て?」佐奈は予想していなかった金城の答えに唖然としながら聞き返した。
里香はもう悪びれなく金城の言葉を継いだ。
「だって裏切り者の菌がうようよしてる制服なんて触ってたくないし」
ついで金城も間を置かず、続ける。
「ちゃんと焼却炉の中で燃え尽きるのを確認したから安心して」
そう言って、佐奈が唖然としているのを尻目に、「じゃぁねん♪」と金城が指をピっと立てながら今度こそ本当に出て行ってしまった。

「あ、はっは、ははは、あはははは・・・」
3人が消え去ってから少し時間が経過して、佐奈がまともに考えられるようになると、笑いたいと思っていないにも自然と笑い声が漏れた
「どこまで、いったいどこまで人のことをいたぶれば気が済むのよぉぉぉ」
一糸纏わぬ姿で、ホースで後ろ手に縛られた状態で旧校舎の女子トイレに取り残された佐奈は心の底からそう叫び、先ほど散々陵辱行為を
させられた、その個室の中の便器に寄りかかって、空しく響く恨み言を吐いて途方にくれた。


金城達が旧校舎から出て行くと、担任で現在付き合っている大野の携帯に電話をかけると、午後は受け持っている授業がない大野は
3コールで電話に出た。
「終わったよぉ」
金城は何でもなさそうに言い、電話の向こう側からの声に2,3頷きながら笑って答えていた。
大衛は先ほどの佐奈の痴態を楽しそうに何度も繰り返し再生して見ている。
電話を切ると金城は安心しろとばかりに言った。
「とりあえず、委員長は順がずっと足止めしててくれたから、旧校舎には近づいてないって」
先ほど陵辱されている佐奈が唯一助けに来てくれる相手が仲井さやかだったのだが、そのさやかは、担任の大野に無理やり仕事を
押し付けられていたため、旧校舎に近づく機会がなかったのだそうだ。

「で、どうするの?」
里香が聞いたのは、全裸の佐奈をそのままにしておいて本当に大丈夫かという意味だった。
いくら気弱と言ってもあそこまで追い詰めてしまったら、窮鼠猫を噛むとまで言わぬがやけくそになる可能性もある。
「とりあえず、6時間目が終わる前に順也に助けさせるよ」
金城が不機嫌そうに言った。自分以外の裸を大野が見るのが気に入らないのかもしれない。
しかし、あの格好でいる姿を"男に見られることのほうが佐奈にとってショックだろう"という理由で我慢しているようだ。
何しろ、佐奈の姿は全裸で、黒ずんだホースで縛られ、佐奈の嘔吐物が撒き散らされそれが体中にこびり付いている。しかも先ほど便器相手に
陵辱させたときに、便器の蓋に愛液が蓋についていたりもする。
それらを掃除させることを許さないためにも佐奈をホースで縛ったのだ。
しかも万一、佐奈が大野に金城達にやられたと密告したところで、大野はその事実を知っていたので間違いなく不問にしてもみ消すだろう。
そう考えると大野以外にこの役を任せられた人間はいない。

「私達は6時間目の途中からは授業に出て、久しぶりに"あの"アルバイトしようか。」
後始末は大野順也に任せておき、自分達のこの日の予定を話し合い、上機嫌そうに笑いあった。

314:小説に挑戦者(第16話)
07/12/10 00:14:06 dA+CnKOk
 6時間目の授業終了ベルが鳴ると同時に、仲井さやかがまっすぐに里香の下へやってきた。
「5時間目、どこ行ってたの?」
そういうさやかの顔は明らかに怒気を含んでいる。
その高圧的な詰問調に里香は不愉快さをあらわにしたが、後ろから金城と大衛が近づいてくるのを見て平常心を取り戻した。
「ちょっとした用事」
里香はそっけなくそういうと、さやかを無視して金城達に声をかけて帰ろうとした。
「待ちなさいっ。まだホームルームがあります。それにっ!」
そう区切って言うと、さやかは逃げようとする里香の肩を掴んで厳しい目つきで言った。
里香もにらみ返し、金城は今にも飛び掛ろうと言う雰囲気だった。
しかし、さやかは合気道で全国大会ベスト8に入っている実力者でもある。そんな二人の雰囲気をものともせず質問を続けた。
「今朝から佐奈がいないんだけど知らない?」
予想外にストレートな聞き方に里香は驚いたが、そんなそぶりを見せまいと気を取り直し無視を決め込もうとした。
遠巻きにクラスメート達も里香たちの様子を伺っている。
「どうした?」
さやかが口を開こうとした瞬間後ろから大野の訝しげな声が飛んできた。
さやかは口惜しそうな顔をしてから、「佐野さんたちが5時間目どこにいたのか質問してました。」と端折って答えた。
すると、大野は機転を利かせて「俺と一緒にいたぞ。」と言った
「授業態度が酷いから3人まとめて生徒指導室で指導してたんだ。」
そのもっともらしく、さやかの望みそうな言葉にさやかは毒を抜かれたようになり、「そうですか。」と小さく答えた。
里香と金城、大衛の3人は憎々しげに、さやかを睨み、「この女は情状酌量の余地なしね」と無言の会話を行って頷きあった。

315:小説に挑戦者(第17話)
07/12/11 00:30:29 j/wK+Iww
教室ではそんな小さな揉め事があったとき、佐奈は旧校舎の家庭科室にいた。
佐奈は目をつぶるたびに先ほどのショックな光景を思い出してしまう。
便器相手に、面白半分に陵辱されたこと、そして男、それも自分のクラスの担任に醜態を見られたこと。
佐奈は家庭科室で毛布に包まり身を固くしながら思い出していた。
『おいっ誰かいるのか?』
(先生!?)佐奈は女子トイレの入り口から担任の声がするのを聞き心臓が飛び出そうになった。
(なんで、先生が)金城と大野の関係を知らないので旧校舎に現れたのが酷く驚いた。
(今、今見つかったら私。)佐奈は慌てて隠れたが、きつく縛られた両手でうまく隠れることも出来ない。
『来ないで下さいっ』
佐奈はこの担任が自分の姿を見ずに助けてくれることを祈りながら、勇気を振り絞って頼んだ。
『、、、柳、、、か?』
心臓が口から飛び出そうなほど大きな音で鼓動し、「いやぁっ来ないでっ!」と叫んだ。
佐奈は不自由に慌てて隠れようとしたが、あえなく大野に見つかってしまった。
(いや、いや、っっっ)あまりの恥ずかしさに固く目をつぶり現実から意識を切り離そうとした。
佐奈を見た大野は唖然とした表情をした、その間ショックのあまり佐奈は声が出てこなかった。
数秒大野は唖然として佐奈を凝視ししたが、すぐに意識が戻ったらしく大野は目を逸らし、自分のコートを脱いで佐奈に羽織らせた。
佐奈はボロボロの姿で、しかも全身から雑巾の酷い臭いを発しながらぺたりとトイレの床にしゃがみこんだ。
(こんな、こんなぁぁああ)

里香たちにいじめられていたとき以上の惨めさと恥ずかしさが内側から膨れ上がり爆発するかのごとく襲い掛かってきた。
金城が予想した以上に佐奈はショックを受けていた。
これから先、教室で大野と顔を合わすたびにやりきれない思いに駆られるだろうと。



先ほどのさやかと里香たちの小さないさかいは大野によって治められたが、当人達の間の火種は燻っていた。
ホームルームが終わると、仲井さやかが先ほど因縁つけたことに対し謝ろうとしてきたが、里香たちはそれを完全に無視して帰宅した。

「仲井」
背中越しに声をかけられ、振り返ると大野が立っていた。
「あいつらの生活態度に腹が立つのは分かるが、お前はあまり立ち入るべきじゃないよ」
仲井は何か言いたそうにしたがそれを制して言葉を続けた。
「お前の言い分は十分に分かるが、あいつらはまだ子供なんだ。指導は俺に任せておけ」
さやかは、担任にそういわれると、それ以上何も言えなかった。
確かに今日の昼、サボっているのを見たとき真っ先に注意しに言ったのはこの大野だし、5時間目に指導室で注意していたのもこの教師だ。
教育熱心な印象を大野に抱いていたさやかは、素直に応じた。
若いさやかには、この教育熱心を演じている大野の裏を見抜くだけの経験はこの時はまだ持ち合わせていなかったのだ。



3人組は学校から出ると、ファストフードショップに立ち寄り、仲井さやかへの不平不満を散らしていた。
そして、その不満も一段落したところで里香は金城に問いかけた。
「そろそろ、委員長を嵌める作戦教えてくれても良いんじゃない?」
里香が聞くと、大衛も待ってましたと口を添えて質問する。
「佐奈と違って思い切り抵抗するだろうし、クラス中にも信頼されてるから、、、」
不安を隠せない様子でいる大衛は語尾をしっかり言い切れずに口ごもった。
金城はファストフードショップで頼んだジュースをかき回しながらもったいぶりながら笑った。
「そうね。ここだけの話よ」
そういって身を乗り出すと、里香と大衛も秘密を聞く体勢のように身を乗り出した。
「アイツは長期間作戦で可愛がってあげるんだけど、、、」
と言って作戦を語った。
里香と大衛もニターっと笑い、顔を見合わせた。
「いいね、それ。」
「でしょ、あぁいう性格ってのは案外陰のほうで妬まれてるからね。」
金城はジュースを飲みながらそう言った。
「中学校の頃の佐奈みたいにね」
妬まれた人間が決定的なスキャンダルを露呈したときに攻撃されて堕ちること以上の喜びは無いといったような表情で大衛は言葉を継いだ。
「ま、1ヶ月もしないうちに味方はいなくなってるだろうさ。」
昔の佐奈の話をすると、一瞬だけ迷ったような表情をする里香はの癖を、先ほどトイレで佐奈を陵辱したときに知った金城は見つけていたので
金城は、里香の表情を探りそこから何かを読み取ろうとしていた。

316:小説に挑戦者(第18話)
07/12/12 00:06:41 ngADXrBJ
金城は里香の目に迷いの色が見えなくなっていることに気分を良くしたのか、この後いつも以上によく喋るようになった。
昼間の佐奈の惨めな姿を嘲笑しあい、委員長こと仲井さやかへの不平不満から始まり、里香の活動についての相談、
金城と大野ののろけ話など学生の帰宅時間が過ぎ行き、サラリーマンの帰宅時間に差し掛かる頃になるまで3人はフ
ァストフード店で雑談をし続けた。

大衛が会話の区切りを見計らって外を見やり、鞄から携帯を取り出して時刻を読み上げると金城と里香は外を見やった。
駅からは大量のサラリーマン達が広がり現れ始めた。それを見やった金城は大きく伸びをして
「んじゃ、そろそろバイトに行きますか。」
と言いながら立ち上がると、里香と大衛も立ち上がった。

混み合う駅のホームで3人はターゲットを物色していた。
大衛は一人のサラリーマンを見つけ、里香と金城に伝えると2人はその男を見た。
お腹が脂肪で膨らんでおり体力のなさそうな男でまだ春先だというのに額には汗がビッショリかいている。
しかし着込んでいるスーツは安物ではなく、身に着けているものも高級そうだった。
それに用意している写真によく似た腕の太さをしていることで、まさにうってつけの相手だと二人は顔を見合い笑って
「あっいいねぇ。最高っ。アイツにしよう」
「それじゃ準備は良い?」
と打ち合わせて、電車に乗った。
帰宅ラッシュでギュゥッギュゥッに混雑した電車の中に揺られること十数分、ターゲットの男が降りるのを見計うと金城がその男の後ろから腕を掴んだ。
「ちょっとっ!」
腕を急に掴まれた男は驚いたように金城の顔を見た。
「なっ?」
相手が悪そうならここでやめる事にしているが、いきなり女子高生に腕をつかまれたことに口ごもりっている男を見て金城はますますほくそ笑んだ。
しかしその胸の内を悟られないように鋭い目つきを男に向けて言葉を継いだ。
「さっき痴漢してたでしょっ」
「なっ!?」男は死刑でも宣告されたような顔をして周囲をキョロつかせてから再び金城の顔を見た。
顔色は悪くなってるが、顔中の汗は滝のように流れ出している。
「なにをっ」
「ねぇ?この人で間違いないんだよね?」金城は振り向いてしおらしく泣いている里香に尋ねた。
芸能プロダクションでトレーニングを積みある程度の演技力を身につけている里香は痴漢に脅えた気弱な女子高生を演じ、小さく頷いた。
「な、なっなな」
男はまったく身に覚えのない事実を突きつけられ酷く動転し、言葉に詰まったようにただオロオロとしている。
ここぞとばかりに金城がダメ押しをするように「私見てたんだからね」といった。
すると後ろのほうから大衛が現れ「私、現場を写真で撮って増した。あとで警察に出そうと思って」と勇気を出して申告する女子高生を演じて現れた。
そういって出された写真は男の腕から下のみが撮影されて、里香の下半身を弄っている。
もちろんこれはインチキの写真で、腕から下は別人のものを用意しておき、スーツの柄と腕の太さが似ている被害者の方を選んでいるだけなのだ。
しかし、その写真を見た金城が嬉しそうに大衛に声をかけ「どうするのっ?証拠まで出てきたよ!」
すこし冷静になれば、あまりにタイミングの良さにこの3人はグルだと気付けるのだが、男はもう思考がまわらずただうわ言だけを繰り返した。
美少女と呼んでも良い二人組と冴えない女気のない男に周囲の思惑は用意に想像できる。
男はしどろもどろになって自分の置かれた立場に青くなり始めた。
「ちょっとこっち来てくれる?」男の頭が完全にまわらなくなったとき金城がそう声をかけ奥へ人気のない方向へ誘い込んだ。
一刻も早く人目のない方向へ行きたかった男は、見当違いにも救われた思いで金城の誘導に従い駅のホームの階段を降りて行った。

317:小説に挑戦者(第18話)
07/12/12 00:07:12 ngADXrBJ
「な、俺は痴漢なんてしてないぞ。人違いじゃないのか?そ、その写真だってインチキだ」
人目がなくなり、少し頭が回転し始めてから、金城、大衛と泣いている里香に文句を言い始めた。
しかし金城はその反論はなんどもされてきたもので、親切を気取って里香に大丈夫?などと労わる振りをしながら男のほうに鋭い視線を投げた。
「おっさん。証拠まであるのに、警察にそういって言い訳すんのかよ?」
警察という単語で男の頭は真っ白になった。
「わたしずっと見てたんだよ。この娘のスカートの中に手を入れてるの、そしてこの写真っ!」
「俺はしてない。俺じゃない。」男はもうそれしか言うことが出来なくなっていた。
「名刺出して。」金城は男のうわ言など完全に無視してそういうと、にじり寄った。
この時点で男が冷静になれれば、金城が恐喝していると分かったのだが、混乱を極めていたため助かりたい一心で金城に懇願した。
「たのむ。それだけは勘弁してくれ。」
「いいから、早く出せよ!」金城が懇願する男をよそに宣告どおり大声を上げると、男は一か八かの賭けに出るといった思いで財布から1万円札を3枚き出して示談を持ちかけてきた。
ここまで予想通り事が運んだことに里香たちは爆笑したかったが堪え、金城の話術と大衛の言いがかりで結局この男から5万円を強奪することに成功した。
このアルバイトは元々大衛が考案したもので金城が実行に移し、金城以上に演技力のある里香が成功率を飛躍させていったものだ。
被害者達はそれぞれ対応の仕方に違いがあるものの里香の演技力が使えるようになってからこの方、このアルバイトに失敗したことはなかった。

月に二度三度行っているこの"アルバイト"によって1時間にも満たない時間で大金をせしめた3人は祝勝会と称し、それで豪遊し、繁華街へ溶け込んでいった。

318:小説に挑戦者(第19話)
07/12/13 00:13:24 qWM3WvWW
一方、里香たち3人が詐欺まがいの犯罪行為でせしめたお金で豪遊している時刻、佐奈は夢から覚めた。
精神的に疲労していたこともあり、いつの間にか寝入っていたらしい。
「目、覚めたか?」
頭の上から声が飛んできた。
佐奈は、ビクッと脅えて体を震わせてから声の主の顔を見た。
「せんせぇ…」
担任の大野が立っていた。
瞬間、大野に助けられたときのことが頭の中にフラッシュバックして佐奈は顔から火が出そうな思いがした。
そして佐奈は大野に見つかったときの姿を思い出し、まともに大野の顔が見れず、下を見て俯いた。

大野は子犬のように脅える佐奈の前まで歩いてきて、家庭科室の冷蔵庫からジュースを取り出し佐奈に進めてから静かに尋ねた。
「何があったんだ?」
佐奈は思い出すことが辛すぎて、涙を堪えるので精一杯だった。
大野は佐奈の感情の変化をすぐに捉え、今は質問に答えられる段階ではないと判断したのか話題を変えた。
「本当は保健室で休ませたかったんだがな。」
大野はそう言い淀むと、佐奈は保健室では原因追求をされるだろうし、ことが大きくなるだろうと大野なりに気を利かせたのだと分かった。
「いえ、一人でいたほうが楽でしたから」
本当は誰かのぬくもりに埋もれていた方が良かったと思うが、残念ながらそんな相手が佐奈にはいなかった。
知らない人間と比べるなら一人のほうが有難かったのは本心だった。
大野は極上の爽やかさと、演じ続けていた熱血教師という皮をかぶりながら、佐奈に気遣う振りをした。

だが、さやかと比べ感の鋭い佐奈は、この大野という新人教師に対しどうしても好意的な印象を持つことが出来なかった。
もちろん、佐奈は大野と金城が付き当ていることは知らない。
しかし3年以上もいじめにあい続け、周囲に脅えることで危機察知能力が上がったのか、いじめの主犯格の一人である金城と付き合っている
ことによって大野が無意識に行う動作が金城と似ていることが原因か、その気配の正体は不明だったが、どんなに親切にされても大野に心を
開こうとは思えなかった。

319:小説に挑戦者(第19話)
07/12/13 00:13:54 qWM3WvWW
だから、送っていこうかという大野の誘いには佐奈は乗らず、大野が教室からとって家庭科室に置いておいてくれたジャージに着替えそのまま
大野に礼を行って帰ろうとした。
(制服を燃やされたくらいだ。どうせ鞄を含む自分の所持品全ても処分されたのだろう。)
教室に戻っても日常生活の残り香が残っているのを感じ辛いだけだから、そのまま帰ろうと思っていたその矢先、大野に呼び止められた。
「そういや、放課後佐野と金城がお前の携帯を持ってきたぞ。」
忌わしい二人の名前を聞き、身に刻まれた屈辱に足元から寒気が襲ってきたが、なんとか平静を保ち大野のほうを振り向いた
(何で携帯だけ…)
いい予感なんてしないが、中身を見ていないことを証明するためか封をした袋の中に入れられている携帯を受け取り、再度礼を行って今度こそ
旧校舎の家庭科室から出て行った。

時刻は18:00前だった。部活動を行う生徒や委員会を行っている生徒を除き、一般生徒は学校に残っていない。
忌わしい思い出を刻まれた旧校舎から出ると佐奈は振り返らずに自校舎の下駄箱へ向かい誰にも会うまいという意識で家まで走って帰っていった。



佐奈は家に帰ると、両親がまだ帰宅していないことにホッとした。
もしいたらなんて言い訳をしようか良い案が浮かばなかったからだ。
その後、体に染み込んだ嫌な臭いを落とすべく風呂に入ろうとしたが、手洗いが目に入った。
日常生活で誰でも使うその場所を見るたびに昼間の陵辱劇が佐奈の望む望まないに関わらず思い出されて目の前が暗くなるのを感じていた。



一方仲井さやかは夕方部活動の練習が終わると本日7回目になるが佐奈の携帯に電話をかけた。
しかし、やはり呼び出し音が流れるだけで応答はない。
さやかは、ため息をつきながら携帯を鞄にしまった。
今朝、佐奈と途中で待ち合わせ一緒に登校したにもかかわらず姿を消したまま、行方不明だ。
自宅にいって確かめたいと思っていたが、あいにく佐奈の家は知らない。
(明日学校に来なかったら先生に佐奈の家を教えて貰って事情を聞いておこう)
さやかはそう思い、律儀に自分を待ってくれている部活動の後輩達と共に帰路に着いた。

320:名無しさん@ピンキー
07/12/13 15:36:46 W5Z8lqWn
盛り上がってまいりました

321:神無月
07/12/13 15:41:30 QzFVQYRh
こんにちは。悩み解決診療所の神無月です。私のサイトの主旨は貴方の抱えてる悩み事を解決します!恋愛からいじめや学校の悩み、友達関係の悩み、心の悩みも責任も持って、最後まで神無月が解決します!悩んでいる人はぜひ、神無月に相談してください。待ってます
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322:名無しさん@ピンキー
07/12/13 23:12:52 pvOoFFFy
佐奈ちゃんガンバレ!ティッシュ片手に見守ってるよ!!

323:小説に挑戦者(第20話)
07/12/14 00:04:14 qWM3WvWW
「おはよっ」
翌朝、仲井さやかは柳佐奈の通学路の途中で、待っていたらしく佐奈が現れるとすぐに声をかけてきた。
その生命力に溢れているさやかを見て佐奈は昨夜からの重い気持ちがさらに重くなるように感じた。
「おはよう」
それでも佐奈はさやかに悪意は欠片もなく、純粋に自分を心配してくれていることが分かったので精一杯の笑顔で挨拶を返した。
さやかの感の鈍さは多忙のため、周囲に気を配る余裕のなさから来るもので、頭の悪さからではない。
そのため、佐奈を気にかけているさやかは佐奈の気持ちの沈んでいる様子をすぐに悟り、「昨日はどこに行っていたのか」
という言葉を飲み込んで別の言葉を口にした。
「風邪ひいたの?」
佐奈は、力のない笑顔を浮かべ「ちょっとね。」と返した。
昨日、金城達に制服を燃やされたため、一回り厚い冬服と膝下までの長いスカートで登校しているので、さやかは佐奈が風邪をひいた
と勘違いしたようだ。
重い空気のまま、2人は会話もなく登校していたが、さやかは佐奈の異変が尋常でないことに不安を感じ、里香たちに対する警戒を
一層強めようと思っていた。

二人にしては珍しく、授業開始直前に学校に着き、教室はその時間特有の喧騒に包まれていた。
特にこの日は、2年生の不良生徒達が羽目をはずして、居酒屋に寄ったところを教師陣に見つかって、両親ともども学校に呼び出しを
されたという噂が流れていて話題に欠いていなかったようだ。
こんな噂で幸せそうに話が出来るなんて幸せだなと佐奈は静かに思った。
さやかは、クラスメート達とも親しげに挨拶をしており、佐奈は一層寂しくなった。
(自分も何年か前までは友達に囲まれていたんだ)
教室に入ると、佐奈のその日常を壊した主犯格の金城と大衛がニヤニヤしながら佐奈のほうを見ているのに気がついた。

2人でこれ見よがしに井戸端話をして、大声を立てて笑いたててから、大衛が佐奈に近づいてきた。
「おはよう、柳さん。」
「・・・・・おはよう。」
佐奈とは対照的に嬉しそうな顔をしている大衛は、手に持っているDVD-ROMを佐奈に渡した。
「はい、柳さんが欲しがってた動画。"バックアップ"で"何枚でも焼ける"から自由に使っていいよ」
もちろん、昨日の佐奈の醜態を記録した動画のことだろう。
タイトルは、"お笑い劇場"と印刷されている。
「あ、あ、ありがとう」
大衛の言葉の節々から感じる優越感と侮蔑に佐奈は打ちのめされる思いでそう言った。
「絶対観ないと駄目だよ。明日観た感想を聞かせて欲しいし。」
そういうと、大衛は鼻で笑うようにチラッと、さやかを一瞥してから金城達のほうへ戻っていった。
佐奈はこんなもの今すぐ叩き割りたかったが、マスターデータが金城達の手元にある限り、逆らうことは出来なかった。
さやかは佐奈から感じられる気配から、大衛たちと何かがあったかということは悟ったが、今はDVDを渡す以外別段おかしい様子も
なかったので警戒態勢を解いた。
ただ顔面蒼白になっている佐奈を見て、今、渡されたDVDが何なのか疑問に感じたが、佐奈は全てを拒否するような固いオーラを出して
いるのを感じ、そっとしておくことにした。
佐奈は蒼白になったまま自分の席に向かっていき鞄をかけて泣き沈んだように机に伏した。
(もう、もう止めてよ。なんで私ばかり、私ばかりがこんな目に合わせられなくちゃいけないのよっ)
佐奈は頭の中でそう必死に何度も繰り返し大声で泣き叫びたい気持ちだったが、金城達のいじめはエスカレートするばかりだった。

324:小説に挑戦者(第20話)
07/12/14 00:04:53 qWM3WvWW
昨日佐奈が帰った後、途方にくれたまま寝入った後のことだ。
深夜目が覚めたときに何故か無事だった携帯電話を思い出したように見てみた。
(もしかしたら、さやかが心配して電話でもしてきているかも知れない)
佐奈が何気なく二つ折りの携帯を開き、着信履歴をたどると案の定さやかから何通も着信履歴が残っている。
自分にも心配してくれている人がいる。そう感じただけで佐奈は満たされる思いがしていた。
しかし、そんな気持ちを一蹴したのが一通のメールだった。

件名:飼い主より
明日学校休んだら今日の動画を一堂昌とインターネットに流出させるから
あ、ついでに今後私達に逆らっても同じことするんでよろしく
だけど明日限定で次のゲームのどれかひとつにでも勝ったら、マスターデータを返して自由にしてあげる。
ゲームの内容は…

どこまでも人のことを馬鹿にしている内容に普通の状態であれば、相手の精神を哀れみ悲しくなるのだろうが、今まで辱められてきた
記録という鎖で雁字搦めにされていることや、抵抗するだけの力を持てずにいるものに対して絶対的優位に立っている立場の人間へは
自分の無力感に打ちひしがれるしか術がないことに佐奈は吐き気と眩暈を起こして夜が明けるのをひたすら待っていた。

325:名無しさん@ピンキー
07/12/14 02:28:15 ZD6mN41w
超期待!

326:小説に挑戦者(第21話)
07/12/15 00:02:57 HvV4xBfK
佐奈が指定されたゲームのうち一つを決行する決心がついたのは4時間目、大野の授業の時間だった。
「今日、佐野は欠席は休みなのは知ってるが、金城と大衛はどうした?」
里香は芸能プロダクションでの仕事があるときは学校を休むことにしているのだが、大野は担任なので、里香が休みと
いうことは事前に連絡を受けている。
学校側も、有名人が生まれれば知名度に貢献されるという計算もあり、出席数に問題がない限り大目にみるスタンスを
取っていのだが実のところ大野はあまり快く思ってはいない。
「佐野さんは今日仕事があるとかで休みです、金城さんと大衛さんは2時間目以降見てません。」
大野がクラスの誰ともなく、質問すると仲井さやかがクラス代表といった感じで返事をした。
「ったくしょうがねえなぁ」
大野はあからさまに参ったというポーズを大袈裟にとってから「じゃ、ほっとくか」と呟き授業に入ることにした。
「じゃぁ、みんな国語の教科書だせ。51ページから始めるぞ。」
その声をかけられると同時に鞄から教科書を出し始める生徒達もまばらにいたが、大野はその生徒達を無視して、黒板への
板書をはじめ黒板に授業のテーマを書き、
「それじゃ、誰か51ページ目から読んでくれ。」
(来たっ!)佐奈は昨日のメールにあった"ゲーム"を実行すべく意を決して"指示通り"目を固く閉じ、震えながら手を上げた。
昨日醜態をさらけ出した大野の前で、さらに積極的に参加するのは身を引き裂く思いであった。
大野は一瞬驚いたような顔を見せあと、佐奈を指名した。
佐奈は緊張した面持ちでおずおずと立ち上がり
「す~~~~~~っ」
カバーのついた教科書サイズの本を持ち、佐奈が緊張気味に大きく息を吸うと、クラス中が予想していなかった文章の朗読を始めた。
「あ、あ、あっ、厚かましいお願いでございますが、この卑しいメイドの'サヤカ'に旦那様の○○○を頂けないでしょうか。」
と一気に読んだ。
クラスメート達は唖然として、耳を疑ったような顔をして顔を見合わせ、沈黙が覆っている間佐奈は顔を真っ赤にしながら
続きを朗読し始める。
「漆黒の森に囲まれている屋敷に屋敷に住み込みで働いているメイドは、その屋敷の主人の下を誰もが寝静まった深夜訪れた」
佐奈はこれ以上ないというほど、顔も目も真っ赤にして、何も考えるなっ何も考えるなっと念じながら続きを読み続けた。
「ち、っちん○!ちん○!旦那様のおいしゅうございますっ!むほぉぉぉ」
佐奈の朗読の仕方が余りに気持ちが入っていることと、佐奈の容姿からはあまりにかけ離れた下品な言葉の連発から、クラスメート
達は爆笑するでもなく、ただただどうリアクションをすればいいのか判断に困り、固まって佐奈に視線を釘付けになっていた。。

327:小説に挑戦者(第21話)
07/12/15 00:05:19 HvV4xBfK
そのゲームを立案した金城と大衛は、指示通り佐奈の携帯を通して外から教室の様子を聞いており、芝生の上でのた打ち回るように
大笑いをしていた。
「ぶっっぎゃははははははは」
「しっっ死ぬ、死んでしまうぅ」涙目を浮かべながら大衛が笑い転げ、
「み、みんな、皆、ノーリアクションかよっ!だ、だれか笑ってや、わらっ、ひぃっ、笑ってやれよ」
芝生の上から床を何度も叩き、金城が笑いを押さえ切れずに発散させ、教室の様子を思い浮かべて1年分の笑いを繰り出すが
ごとく笑い続けていた。
「ひっひーーーーっあ~~~っはははははははは」

そんな金城達の爆笑をよそ一瞬の恥ずかしさに耐えさえすれば、首枷が外れるという自由を信じている佐奈は羞恥心を麻痺させようと
必死になって朗読を続けるが、それにも限界が来ることに多くの時間は必要なかった。
「だ、旦那様の、、ふ、太、くて固くて大きいおちん○が、私の・・・・ぐっ、くっっわ、わたしの…」
クラス中が水を打ったように静まり返る中、一人孤独に馬鹿な真似をさせられているという現実の中で惨めで情けなくて馬鹿みたいな
ことをしている自分の姿が頭の中で鮮明に写ってしまった佐奈は、押し寄せる羞恥心にとうとう耐え切れず言葉につまり、涙を流して
立ち尽くした。
もし、電話を通して爆笑している金城達のように誰かが爆笑でもしてくれていれば、屈辱感や惨めさは変わらないだろうが、今感じて
いるような孤独な気持ちにはならなかっただろう。
現在の佐奈の心境を表すのに適切ではないが、佐奈の頭の中には何故か
「お笑い芸人が芸を行ったとき、野次を飛ばされるよりもノーリアクションが一番辛い」とコメントしていた言葉を思い出した。
「ぐぅっぅっぅっ、わ、わたしの、、、、、」
クラスメート達の大半は、
中学の頃からクラスが同じで事情を知っているものたちがパラパラと金城達が裏で糸を引いているのに気付き始めたようだ。
“ぷっ”
誰かがついに噴出したのをキッカケに、男女を問わずドッと雪崩のような勢いで爆笑の渦が教室内を襲った。

里香や金城がいない教室で、佐奈がこんなわけの分からない行動をとるとは予想していなかったさやかは呆気にとられていたが、
大野が騒動を治めようとしているのを見て、我に返り、顔を真っ赤にして蹲っている佐奈の元へ駆け寄った。

事情を知っているもの、何かのギャグもしくは罰ゲームだと勘違いしているもの、騒ぎたいものを含め教室中の騒動全てが佐奈の耳から
直接心臓をえぐるような鋭い刃となって襲い続けていた。




書き溜めてた分がなくなりかけてます。
20日~22日くらいまでは連日投稿する予定ですが、今年はそこらへんでストップしますね。
年末年始は用事があるので、投稿できないと思います。

328:名前:小説に挑戦者(第22話)
07/12/15 23:43:22 HvV4xBfK
高校入学して数ヶ月、そろそろクラスメート達と馴染んで気の合うもの同士がグループを作り始める時期。
佐奈の取った奇行は彼彼女らの話題を独占するだけのインパクトが十分にあった。
授業妨害ということで大野に呼び出され、生徒指導室で屈辱に圧されながら教師達の説教を続けられる佐奈をよそに
陰口、嘲笑、侮蔑教室内の全ての話題を独占していた。

そして、中学時代から佐奈がいじめに逢っていたということを知っている者たちの口から、佐奈が受けた仕打ちが
背びれ尾ひれをついて生徒達の耳に伝播して行った。
暇な学生達はその話題、特に佐奈は美少女に分類されるタイプだったので、嫉妬心をそのまま反感材料に変える女子生徒、
歪んだ欲望のはけ口にする男子生徒も少なくなかった。
もちろんクラス内でそうした馬鹿げた噂を鵜呑みにせず、佐奈に同情する者や、いじめを行っていたという連中に対して
怒りを覚える者もいたが、スキャンダルを楽しむ数のほうが圧倒的に多かった。

「みんなっいい加減にしてよ。」
佐奈が教室から消え去った後で、暴徒と化したクラスメート達にさやかは怒り心頭といった感じで怒鳴った。
「小学生じゃないんだから、それに今は授業中でしょっ」
さやかは、そう叫んだが新鮮な話題で盛り上がっている生徒達には何の効力もなかった。
「だってぇ~」
「ねえ?」
「『情欲のメイド~ご主人様おち○ぽで汚してください~』だよ。」
調子に乗った男子生徒が、佐奈が先ほど朗読させられた本のカバーをとり、そのタイトルを読み上げると再びクラス内はドッと
笑いの渦が覆った。
「可愛い顔して、学校に持ってくるだけじゃなくてそれを朗読するなんて」
笑いを押し殺しながら一人の生徒がそう口にすると
「羞恥プレイって奴?露出狂なんじゃないの?」
と別の女子が続けた。
この2人の生徒はともに佐奈の中学時代を知っており、佐奈が華やかだった時代に特に妬んでいたので、金城達に便乗して佐奈を
貶めていたグループだった。
佐奈の高校時代金城達の影に隠れながら、佐奈の高校生活を壊していこうと同意を取るようにクラスメート達を見渡す。
その視線に何を感じたのか「柳って他にも面白いもの持ってきてるんじゃね?」
そういって先ほど、佐奈が読んでいた本のタイトルを読み上げた男子生徒が調子に乗って佐奈の机の中を漁ろうとした。


329:名前:小説に挑戦者(第22話)
07/12/15 23:43:53 HvV4xBfK
次の瞬間
ーーーーーーパァンッッッ
「いい加減しろ貴様ッ!」
さやかはその男子生徒を思い切り平手打ちした。
先ほどまでの教室内の喧騒は嘘のように静まり返って、さやかとその男子生徒に視線があつまった。
「人を貶めることの何が楽しいんだ!」
さやかが鬼のような形相で仁王立ちしながらその男子生徒の胸倉をつかみそう詰めると、殴られたことに我を忘れた男子生徒は、自分の
非を棚に挙げて、さやかに向けて怒鳴りながら思い切り拳を叩きつけようとした。
しかし、武道の心得のあるさやかは簡単に男の手首を捻って押さえつけるとクラス中を見渡し牽制した。

半ば強引に荒業でクラス中を押し込めたさやかだったが、それと同時にクラス中にある反感の情がさやかに集まっていった。
“せっかくクラスみんなで団結して楽しめる出来事があったのに空気の読めない女”と。
中学時代から、目立って真面目な優等生だったさやかはこうした反感には慣れていたが、高校生にもなってこうした感情を隠さず自分に
向けてくるクラスメート達の幼さにうんざりした。


一方佐奈は、生徒指導室で大野が見つめる下で生徒指導教諭たち3人に囲まれながら、
「何故あんなことをしたんだ?恥ずかしくないのか?」
「授業妨害をして何が楽しいんだ?」
「このことを家族に連絡されてもいいのか?」
など、佐奈にとっては拷問に等しい尋問をずっと続けられていた。
その都度佐奈は「ごめんなさい」「もうしません」「ふざけてました」と蚊の鳴くような涙声で耐え続けるだけだった。
どんな説明も惨めになるだけだし、金城達に強要されたといったらその原因になった動画にも手が伸びるのは明らかだったから、佐奈には
黙って耐える以外の道は残されていなかったのだ。
逆に佐奈を攻め続ける教師達は、ところどころで
「最近の女子高生は恥という感覚がなくなっているの?」
「大人しそうな顔して、最近の若いもののやることはわからんよ」
「先生達は黙って聞いててあげるから是非最後までここで読んでみてくらないか?」
などと、ステレオタイプの戯言とセクハラまがいの言葉で生徒に対して日頃から溜めさせられているストレスを素直でひたすら謝り続けるだけの
佐奈を相手にこき下ろして発散し続けていた。

330:名無しさん@ピンキー
07/12/16 03:59:15 D9l5k7dJ
なんというGJ

これには期待せざるを得ない

331:小説に挑戦者(第23話)
07/12/17 00:25:43 CP/T4ILW
結局昼休みを通り越して5時間目の途中まで、生徒指導室での佐奈の尋問は続いていた。
「【何故、国語の授業中に官能小説を朗読したのか】という主題でレポートを原稿用紙3枚以上書いて来い。」
その上で、授業担当の大野への謝罪と始末書提出。これが結局生活指導の教師陣が出した結論だった。
佐奈は昨日大野に晒した醜態に加え、今日の官能小説の朗読。
目の前の男が自分のことをどういう風に思っているのか。
それを考えただけでも佐奈は穴があったら入りたい気分で今すぐどこかに逃げたかった。
佐奈が生活指導の教師達に怒られている間、終始憮然とした大野の表情をまともに見ることが出来なかったが、
「ちゃんと目を見て謝れっ!」と教師の一人に怒鳴られ、
佐奈はどうしようもない気持ちで「すみませんでした。」と謝った。
昨日はこの罰ゲームに勝てれば、金城達の自分を縛っている鎖から開放され、何とかなると思っていたが、結局は
クラスメート全員に醜態を晒すだけの結果だった。
さらに教師陣にも恥知らずな淫乱女子高生と認識されているのだろうと、どうして良いか分からない気持ちで一杯に
なった。
そして自分の高校生活に明るい未来を、到底望めそうもないと諦めながら、憔悴した面持ちの佐奈はようやく
生活指導室から開放された。

「惜っしかったねぇ♪佐奈ちゃん♪」
ご丁寧に生活指導室の前で待っていたのか、意気消沈している佐奈の目の前に、佐奈がこの世で一番見たくない人間
金城沙那と大衛千裕が立っていた。
金城達は佐奈を人目のつかない屋上へ連れて行き、さっそく佐奈を馬鹿にしだした。
「携帯で聞いてたよ。佐奈ちゃんの朗読。もう迫真の演技♪」
笑いを堪えているということを強調するかのようなわざとらしい表情で大衛が佐奈の傷口に塩を塗った。
「いやぁ~、、、もう少し朗読できてたら合格だったのにねぇ」
そういって、携帯のメールを読みながら金城はルールの確認をした。
『ゲーム・壱
勝利条件:国語の授業中に教科書を朗読するチャンスがあったら、立候補し、私達が用意して佐奈ちゃんの机の中にいれた本を
「"先生が止めるまで"感情をこめて朗読し続ける。芸能人志望だったんだから演技力に自身あるよね?」
ただし、私達は教室にいないから携帯でその様子を流してね♪
相当大きい声で朗読しないと携帯を通して聞こえないし、感情がこもってないと判断したら無効だよ。』


332:小説に挑戦者(第23話)
07/12/17 00:26:13 CP/T4ILW
「ん~♪ざ、ん、ね、ん。どれだけ好意的にルールを解釈しても佐奈ちゃんの負けだね♪」
佐奈は悔しげな表情を浮かべて金城と大衛を睨みつけた。
しかし、2人はそんな佐奈の視線をどこ吹く風と流し、さらに佐奈に追い込みをかけようとする。
「でも、さっすが里香を裏切ってでも芸能界に入りたかった女っ!」
「朗読だけは上手だったよぉ。私達笑いが止まらなかったもの。読んでるとき"彼氏の便器君"のこと思い浮かべてた?」
「ぐぅっっっ・・・・・」
佐奈は屈辱に身を震わせ、震える足を必死に押さえつけるのに精一杯だった。
「どぉするぅ?まだ指定したゲーム二つ残ってるけど」
「チャンスは今日だけだよ♪」
佐奈はついに感情を耐えることが出来なくなった。
「・・・・だけ・・・ょ」
「んっ?なぁに?」
ぼそぼそと言った佐奈の台詞に大衛が興味深そうに耳をわざとらしく立てて感に触る口調で聞き返すと、佐奈はついに
感情が爆発したように叫んだ。
「どれだけ、私を馬鹿にすれば気が済むのよっ!」
「私が、あなた達に何をしたっていうの!?」
「なんでこれだけ人のことを侮辱できるのよ。」」
「私のことをいったい何だと思ってるのょ。。。」
「わたしが、わたし、、、を、わ、た、、」
「もう、、ゅ、、してよぉぉ!私に構わないでよおおおおっ!!!」
一気に感情を吐露した佐奈は叫んでいる間も屈辱の思い出が頭に流れ込んでいて最後はもう涙で言葉にならないほどだった。
佐奈が、大声で絶叫するのを今まで見たことがない大衛は衝撃だったようで少しだけひるんだ様子を見せていた。
しかし、金城はそんな佐奈を見ても何一つ感じず、満面の笑みを浮かべた表情で佐奈を見下ろして言った。
「い・や♪」
キっと顔を上げる佐奈を悠然と見下ろし、金城は整った顔を佐奈に近づけて静かに言った。
「別に私達はあなたのことをなんとも思ってないし、馬鹿になんかしていないわよ。もちろん人なんて思ってないわ」
「ただ、"あなたが恥をかく"のを見て楽しみたいだけ。」
「ペットが、"みっともない真似"をして、"皆から蔑まれて"生きているのを笑いながら楽しんでるだけ。」
「それ以上の理由なんてないから許すも許さないも何もないの。」
理由も何もない、やりたいからやる。まさにその通りだろう。
ただ、佐奈にとってこの宣告は抜け道は何もないという事実を突きつけられることによって目の前が真っ暗になった。


333:名無しさん@ピンキー
07/12/17 22:33:43 wJEy6gxT
うおー胃がキリキリしてくるぜ
ゆっくりでいいので続き期待してまつ

334:小説に挑戦者(第24話)
07/12/18 00:09:57 BPsMbHEr
「それより、どうする?一番簡単そうなゲーム負けちゃったけど、残りの奴にも挑戦してみる?」
と金城がわざとらしくゲームを指定したメールを見せながら、佐奈に問い詰めた。
「私達からしたらサービスみたいなゲームだったのにね。」
大衛も金城に続くよう、補足を加え佐奈を追い詰める。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
残り二つ。金城が手にした携帯にはゲームの説明が書かれている
●中野 耕也に教室で告白して、高校生活の間ずっと付き合い続ける。
別れたら負け。もちろん告白が受け入れられなくても負け。
その代わり、告白が受け入れられた時点でマスターデータを半分返してあげる。
●委員長の弱みの写真を10枚以上撮る。
着替えでも、トイレでもなんでも可。ただし、使えるものかどうか私達3人の判定する。
委員長と最近仲良くなってるから、簡単でしょ♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金城達は残り二つのゲームと言ったが、佐奈には絶対に二つ目を選ぶことは絶対にないと決めていた。
たとえ自分のあの写真や動画が世界中に流されたとしても、一度友人を裏切った経験がある佐奈には同じことを繰り返す気はなかった。
特に、家族を除き、世界中でたった一人の友人であるさやかを売るような真似は絶対に出来ない。
となると、中野耕也に告白して高校生活中ずっと付き合い続けることしか残されていない。

佐奈はそれを考えただけで気が滅入った。
中野耕也というのは、先ほど調子に乗って、佐奈の机を漁ろうとして仲井さやかに叩かれた男子生徒である。
太っていて不潔なため女子生徒には人気がなく、お調子者で強いものには媚びへつらい、弱いものにはひたすら強くなれるタイプの
典型のような男だ。
中学時代、佐奈と中野は3年間ずっと同じクラスだったが、まだ里香と仲がよくクラスからも人気があった時期は、佐奈を恐れるかの
ように媚びへつらい、ニコニコと接して時々佐奈の機嫌取りをしてきたが、佐奈がクラス中から孤立しいじめの対象になった瞬間に、
佐奈を体を売ってオーディション最終審査まで漕ぎ着けた売春婦だと決め付け、侮辱し続けていた。
佐奈に対する接し方が大きく変わった生徒の中の一人だった。

335:小説に挑戦者(第24話)
07/12/18 00:10:28 BPsMbHEr
「佐奈ちゃんどうする?」
金城は、佐奈にゲームを続行して自由を手に入れるチャンスに賭けるか、もしくは金城達から開放され中野と高校生活を
過ごすか、それともさやかを売って自分が助かる道を選ぶか。
「私としては委員長の弱みを握ってくれるほうが助かるなぁ」
「ねっ。委員長最近うざ過ぎるし、アイツの凹んだ顔が見たいしね。」
「どうだろ。ねぇ佐奈ちゃん。委員長を売れば、佐奈ちゃんはもう自由の身よ。もちろん里香にも手出しさせない。」
「裏切りは佐奈ちゃんの十八番でしょ。」
大衛のその台詞に佐奈はカッとなり、睨みつけた。
「何よ。」
無力な佐奈に睨みつけられること自体が癇に障ったのか大衛は前に踏み出て佐奈に威嚇をしたが
「まぁまぁ千裕、佐奈ちゃんがゲームするんだから私達は楽しもうよ」
と金城は大衛をなだめるように諭すと、どうするの?と言った感じで佐奈に視線を送った
「さやかを売るような真似はしない。絶対に。」
佐奈はずっと折れていた心に強い精神を蘇らせ、そう言った。
「えっぇ~?」
「それじゃ、佐奈ちゃんのお宝データは返ってこないよぉ。」
金城は"中野に告白する"と言う選択は意識的に避けているという感じで佐奈を追い詰め、
「まさか・・・」
金城が佐奈を馬鹿にするさまを見て溜飲を下げたのか、大衛は金城の台詞に相乗りして大げさに言った。
「えっえっ?もしかして中野君に告白する方選んじゃうの?」
信じられないと言った表情で、笑いを抑え切れていない表情で聞き返す。
あまりにもわざとらしい小芝居に屈辱に耐えながら、その選択が正しいのかと自問し、そして小さく頷いた。
いっそのこと、この瞬間学校に隕石でも落ちてきてくれればと願いながら。
「えええええええええええええっ?私達が紹介してあげた便器くんを振っちゃうのぉ?」
「信じられない昨日あれだけサービスした相手を振って、あんなキモ男に告白したいなんて…」
金城と大衛は、それが楽しくて楽しくて仕方がないといった感じで大げさに驚き佐奈の傷口に塩を塗る台詞を言った。
「でも、まぁ佐奈ちゃんがそうしたいなら仕方ないか。」
金城はそう呟き、佐奈の肩に手を置いた。
佐奈は、その手を振り払うことで精一杯の抵抗の意を示した。
「あ~あ~、嫌われたものね。」
金城は払われた手をさすりながら挑発的に、佐奈を見据えると、佐奈は視線を逸らしながら拳を握り締めていた。
「告白の仕方は自由で良いと思ってたけど、さっきから佐奈ちゃん生意気な態度取ってるから"私達の決めた方法"で
告白してもうよ。大丈夫、100%上手くいく方法だからさ。」金城は残忍な表情でそう言った。

336:小説に挑戦者(第24話)
07/12/18 00:15:25 BPsMbHEr
>>333さん
とりあえず、22日までは毎日更新しますよ。
その後は来年1月中ごろ再開ですかね。
今年中に佐奈編からさやか・里香編に移る予定だったけど佐奈編すら終りそうもないです。

展開スピードアップ希望者いるのであれば気軽に言ってくださいね。
長くて良いということなので殆ど文章の圧縮してないので・・・

337:名無しさん@ピンキー
07/12/18 00:34:11 NYy3Ci8B
>>336
作者さんのペースでいいよ。


いつも素晴らしい作品ありがとうございます。

338:名無しさん@ピンキー
07/12/18 03:45:33 xzfyq6x0
高品質だ・・・・
しかも毎日投稿なんて神杉!

339:333
07/12/18 22:01:46 c+yRKCuK
毎日更新お疲れ様です。
337さんのお言葉お借りしますが作者さんのペースで全然OKですよ。
というか他キャラまであったんですか!これは裸ネクタイせざるを得ない…

340:小説に挑戦者(第25話)
07/12/18 23:34:35 BPsMbHEr
6時間目の終了を告げるチャイムが鳴り、ホームルームまでの小休止の時間、未だに昼前の佐奈の事件で盛り上がっている
生徒達も多数いた。
「柳さんまだ生徒指導室で説教されてるの?」
「とっくに終わったらしいよ。」
「恥ずかしくて帰って来れないんじゃない?」
「えぇ。だってあれは自分から進んでやってたんでしょ?」
「喜んで帰ってくると思ったんだけどねぇ」
仲井さやかは、このクラスの一部の生徒達のレベルの低さにうんざりしていた。
それと同時に佐奈がなんであんな行動を取ったのか聞こうとも思っていた。
金城と大衛はその場にいなかったが、あの2人が関係していないなんてとても思えなかったのだ。

そんなさやかの意中とは裏腹に、佐奈の滑稽な奇行の余韻に浸っている女子生徒たち何人かが、メールが届くのに気がついた。
「あっメールだ。」
「ん、私も来てる。なんだろ。」
そう言ったのは、どれも中学時代から金城達の影に隠れて、佐奈のいじめを楽しんでいた女子生徒達だった。
「金城さんから?」
「私も」
そう言いながらメールの本文を読んだ彼女達は、一斉に吹き出した。

「なんですかぁ?委員ちょ、、、じゃなくて仲井さん。」
今、吹き出した女子生徒に仲井さやかが近づいてくるのに気がついたので、気だるそうに間延びをした口調で言った。
「今のメール何?」
"金城"という単語と、メール内容を見た後に吹き出すのを見て、佐奈に無関係だと思えなかったさやかは、まともに返事が返ってこないと
分かっていながら、手がかりを求めて尋ねた。
案の定、その女子生徒は不機嫌そうな顔を露骨にして文句を言い出した。
「はぁあっ?なんでそんな事、言わなくちゃいけないの?」
遠巻きに殆どのクラスメート達が興味深そうに、さやかとその女子生徒たちの動向を見つめている。
「今、金城さんからメール来たって言ってたでしょ。」
「それが?」
「どういう内容だったの。」

341:小説に挑戦者(第25話)
07/12/18 23:35:18 BPsMbHEr
「はぁあ?だぁかぁらぁ、なんでそんなことをアンタに言わないといけない訳?」
だんだんイライラしてきたということを示すべく、鋭い口調でその女子生徒は聞き返した。
さやかは、険しい表情のままその女子生徒を見下ろしているが、相手も憎々しげにさやかをにらみ返していた。
「私には、授業に関係のない携帯を持ってきてるってことで、没収することも出来るんだよ。」
出来るだけ使いたくはなかったが、さやかは学級委員の権限を突きつけさらに問い詰めた。
「わかりました、仕舞います。これでいいでしょ。」
と乱暴なしぐさで自分の携帯電話を鞄に仕舞うと挑戦的にさやかを睨み上げた。
「いくら学級委員長さんでも、プライバシーを覗く権利はないはずよ。」
感情的になっているその女子生徒の隣にいた、もうひとりの生徒が、フォローするようにそう言われると、さやかにはもう返す言葉が
なくなってしまった。
そんなピンと緊張感に張られた中であらぬ方向から声が飛んできた。
「“情欲のメイド”は学校の授業に関係あんの?」
その言葉がキッカケで教室内を覆っていた緊張の糸が切れたように爆笑した。
「あははははは、そうだよ。"情欲のメイド"だって、学校に関係ないじゃん。」
「しかも授業妨害までしてたし」
「委員長、柳さんには注意しなかったじゃん。」
「委員長の癖に贔屓してんじゃねえよ。」

さやかは下らない事に盛り上がるクラスメート達に頭に血が上ったが、この手の話でもりあがるようなタイプの連中には、何を言っても本人達に
都合よくしか解釈しない。
諦め踵を返したが、その際、先ほどこの騒動を引き起こすキッカケの台詞を吐いた人間がすぐに分かった。
してやったりという顔でさやかの方を睨みつけているからだ。
中野耕也、昼前に、さやかに平手打ちを食らって以来ずっとさやかに一矢報いたいと思い続けていたのだろう。
暴力ではとても歯が立たないことをに歯軋りしながら、そのチャンスが訪れ、達成されたことに満悦といった表情をしている。
「器の小さい男…」
仲井さやかは中野耕也に軽蔑した視線を思い切り投げつけて自分の席に戻った。
(人を貶めて楽しんで、自分の非を認めずいつまでも根に持ってる最低男っ)
さやかが心の中で毒づいたが、中野の方は一矢報いたことに有頂天になっていてそんなさやかの内心など考えが及ばなかった。
「中野くーん。ちょっと来てー」
そんな中、先ほど金城からメールを受け取った佐奈いじめに関わっている女子の一人が中野を呼んだ。

342:名無しさん@ピンキー
07/12/19 03:51:29 IpOaqWuZ
何でこんな神作品に出会ってしまったんだ‥

完結するまで気付かなければ1度に読めたものを。これじゃあ毎日wktkせざるを得ないじゃないかぁ!!

343:名無しさん@ピンキー
07/12/19 16:13:49 7GSC04Vr
毎回乙であります!

>>333さんが言ったように、私も読むたびに胃をキリキリさせております。
佐奈の反撃や里香の心情に変化はあるのか等など妄想しながらお待ちしております。

344:名無しさん@ピンキー
07/12/19 18:54:50 J2Rqwjnh
イイネイイネーーーー

345:小説に挑戦者(第26話)
07/12/20 00:15:22 LOhYpjf5
教室の女子生徒たちが金城からメールを送る十五分ほど前、金城と大衛は佐奈を体育館倉庫に連行していた。
半分引っ張るように屋上から佐奈を連行したのだが、6時間目の授業中ということもあり誰にも見つからなかった。
もっとも誰かが佐奈たちを見ていようが、結果は変わらなかっただろうが。

体育館倉庫につくなり、佐奈を乱暴に中に押入れると、金城は佐奈に、制服を脱ぐよう命じた。
そこで金城は佐奈が抵抗の気配を示すのを敏感に察知し
「別に抵抗してもいいよ。」
と釘を刺した。それに引き続き
「そうしたら、昨日みたいに無理やり脱がすだけだから」
と大衛が言葉を継ぐ。
腕力で佐奈は金城にはとても勝てない。必死に抵抗しても無駄なのは昨日経験している。
逃げたところで、結局はつかまるし、逃げ切れたとしても佐奈を縛っているデータをばら撒かれるだけだ。
佐奈は諦めたようにブレザーを脱ぎはじめた。
「そうそう、素直が一番。でも安心して。昨日みたいに全裸になんかしないから。」
金城が何の慰めにもならないことを、さも恩着せがましく言いながら、佐奈の反応を楽しむ。
同姓が相手だとはいえ、侮辱することを目的としている相手の前でストリップを演じさせられている佐奈だったが、
金城達に逆らった後でやられるであろうことを考えたほうが気が重く、その恐怖に負け、渋々ストリップを演じ始めた。

ブレザーが脱ぎ終わり、Yシャツに手をかけ、シャツから腕を抜くのを鑑賞しながら、金城と大衛が当然のごとく野次を飛ばす。
「ひゅーっひゅーっ」
「もっと色っぽく脱げないのぉ?」
大衛が佐奈の羞恥心を煽り、金城が下劣な言葉を投げつける。
佐奈がYシャツを脱ぎ終わり、スカートに手をかけようとした瞬間「はいっストップ」と金城は佐奈を静止させた。
佐奈はスカートのホックに手をかけようとしたまま訝しげに金城を見返すと
「先にシャツ脱いで。」と指示をしてきた。
佐奈は、怪訝な感じがしたが、ここで下手に逆らっても意味がない。
裸にはしないと言っていたものの最低でも下着姿には、させられるのだろうと佐奈は極力何も感じないよう努めながらも消し去れない
羞恥心の結果、顔を真っ赤にしながら、Tシャツを捲くり上げ脱いだ。

346:小説に挑戦者(第26話)
07/12/20 00:15:56 LOhYpjf5
「昨日も思ったけど、やぁっぱ佐奈ちゃん胸ねえなぁ。小学生並み?」
金城が佐奈の上半身がブラジャー姿になるや否や佐奈のコンプレックスを攻め立てる。
佐奈は無意識で胸を手で隠し、歯を食いしばり、その屈辱に耐えながら、金城の次の指示を待った。
「じゃあ千裕、やろうか」
佐奈が何を?と思った瞬間、いつのも間にか佐奈の後ろに回っていた大衛が後ろから一気にスカートを下から上に捲り上げた。
「きゃぁっっっっっ!!なっっ!?」
いきなりの出来事に佐奈は反射的に悲鳴をあげ大衛の方に身を捻ったが、その隙に今度は前から金城がものすごい力でスカートを
捲くり上げ、佐奈を上から押さえつけた。
目の前がいきなり自分のスカートによって視界を覆われ混乱した佐奈は、とっさにもがき始めたが
「おらぁ!暴れんじゃねえよ!」
金城の怒号が外側から響き頭を押さえつける。
そうは言っても不意打ちに近い形で下半身をむき出しにさせられ、自分のスカートで視界をふさがれたため、大人しくすることは
出来ず、なにやら分からぬ未知の恐怖に、もがき続けた。
しかし、上半身で自由に動かせるのは手を通す隙間のないスカートの内側のみ。
「えっ!?えっ!?えっ?!」
佐奈は上半身も下半身も束縛されていないにも関わらず、まったく自由に動けないことに恐怖を感じながら自然に漏れる声を上げながら、
下半身のみ威容に風通しが良すぎる感覚を味わい、自分が今どんな姿をしているのか想像して、今までにない恥ずかしさに襲われた。

「はい。こうしてプレゼント用の可愛いリボンで頭の部分をしっかり結んでっ!これで完成っ」
そんな佐奈の気持ちを内心に構わず金城は大衛から渡された無駄に高級なリボンで、頭の上まで持ち上げられたスカートの余った部分を何
重にも巻き、しっかり縛り挙げた。
それはスカートの内側、つまり佐奈からは決して解くことの出来ないものだった。
佐奈はパニックに陥り、何とかしようと必死にもがいたが、時すでに遅し
「あーーーっははははは」
「さ、佐奈ちゃんっもがいて動き回ると余計笑えるっ!!ぷっあはははははは」
「た、玉ねぎから人間の体が生えてるみたい。すっげー不気味!あはははは」
「ち、ちょっと千裕。そ、その例え的確すぎっ、きゃはははははは」
といった金城の大笑いと、大衛の嫌味な野次が飛び交い、佐奈の耳に鋭く突き刺さるだけだった。
「茶巾縛りっていうらしいんだけど、佐奈ちゃんが今日長めのスカート履いて来てくれて助かっちゃった。」
佐奈は、へそから下は下着一枚の格好で丸出し状態になっている今の自分の姿を想像し、背筋にぞっとするような感覚が走りだした後、
今までにない恥ずかしさに襲われ腰が抜けペタッと床に崩れ落ちた。

347:名無しさん@ピンキー
07/12/20 00:33:44 nO/zz46X
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 !!
 ⊂彡

348:小説に挑戦者(第27話)
07/12/21 00:25:52 8KZy2tc1
「これって、昔の学校ではよくあったって、じゅ・・・彼氏から聞いたときから一度やってみたかったんだよね。」
金城は、危うく順也と口走りそうになったが、自分が担任と付き合っていることは里香と大衛以外には秘密にしているため
危うく言い直した。
もちろん、佐奈にはそんな言葉の端を捉えるほど冷静ではなく、どうにかして脱出できないかと床に崩れ落ちたまま喘いで
上半身をくねらせたり、スカートの中から抜け出そうともがいたが、蜘蛛の糸にかかった蝶よろしく、無駄なあがきでしかなく
金城や大衛の嗜虐心をそそるほどに見たその様子は滑稽なもの以外何者でもなかった。
「あーっははは、やめてぇ。マジで笑い死にしそう。」
「話に聞くより、実際に見たほうが数百倍惨め。」
「じゃ、恒例の写真撮影に行きましょうか。皆にメールで送るから携帯で撮るよ。」
佐奈は"写真"、"皆にメールで送る"という単語に反応して体全身を震わせた。
「や、やだ・・・」
上半身、お腹の上から頭部にかけてはスカートでカッポリ覆われているが、へそから下は下着一枚の半裸で全て露出されている。
そして今の佐奈には隠すことすら出来ない。
スカートの中で必死にもがいているが、その姿は金城達のシャッターチャンスを増やすだけの効果でしかない。
「だーいじょーぶだって。スカートで顔は隠れてるし下半身だけじゃ佐奈ちゃんだって分からないから♪」
金城はそういって、ワザと大きい音の鳴るフラッシュをたいて佐奈を携帯の写真で撮る。
佐奈は逃げようとして何とか起き上がろうとするが、先ほど抜けた腰に力が入らず上手く立てず、床に転がる。
「ぷっっっ、佐奈ちゃん、そんなに笑いとろうと頑張らなくても十分に笑えるって♪」
必死に逃れようとする佐奈に金城が可笑しそうに言葉で追い討ちをかける。
「それとも私達を笑い死にさせようとしてるの?くっははははは」
そういいながら、床に泣き崩れる佐奈を何に対して何の慈悲もなく、パシャッパシャッという音を立てながら何枚もとり続ける。
「ま、こんなもんなもんかな。動画のほうは千裕が撮っててくれてるんだよね?」
けたたましく佐奈の心を傷つけていくシャッター音が止まると、金城には聞かずとも見えて分かっているが、それを見ることが
出来ない佐奈に分かるよう、ワザと説明口調で大衛に尋ねる。
「うん、爆笑動画がまたひとつ追加されたよお♪」
「ひ、卑怯者ぉっ」佐奈は自分を縛る鎖を増やし続ける金城と大衛をそう罵倒するが
「う~ん。佐奈ちゃん。その台詞負け犬の遠吠えっぽくて素敵だわ。」と金城はその言葉を言われるのがさも勲章のごとく
満ち足りた笑みを浮かべて返した。
「そっれじゃぁ、佐奈ちゃんの玉ねぎ星人コスプレ、通称"茶巾"姿をメールで送信しまぁす。」
「やっやだぁっやめっっっ」
佐奈が一層もぞもぞと暴れながら何とか金城を止めようと這いずるが何の効力もなかった。
「ざぁんねん☆たった今、送っちゃった♪」
金城が佐奈にそう言ったのとほぼ同時に6時間目の終了を告げるチャイムが校舎のほうから聞こえてきた。

349:小説に挑戦者(第27話)
07/12/21 00:26:24 8KZy2tc1
きーーーーーん、こーーーーーん、かーーーーーーん、こーーーーん
「うぅぅぅあ、あんまりよぉぉぉぉお」
佐奈は金城のあまりに酷い仕打ちと、自分自身の今の姿の惨めさ、そしてこれから先やろうとしている"ゲーム"。
全てがあまりに酷い出来事のため、日常的なチャイムの音を聞いただけでどっと負の感情に押し寄せ泣き崩れた。
「佐奈ちゃん、泣いている暇なんてないよ。中野君への告白イベントが残ってるんだから」
「ああああああああああああっっ、もういやっ、いやなのぉおおおお」中野という人間を思い浮かべ、佐奈は叫んだ。
金城は暴れる駄々っ子に手を焼いた保母のような困り顔を見せ、佐奈になだめるように言った。
「いいの?佐奈ちゃん。やらないと佐奈ちゃんのお宝動画全部公開しちゃうよぉ」
佐奈はもうやけくそになっていた。もうこれ以上そんな応じても応じなくても玩具にされ続ける取引に何の効力が
あるというのだろうか。
「もう、もう全部公開しちゃってもいい、皆から白い目で見られてもいい。だからほどいてっ!告白なんかしない」
茶巾姿のままそう叫んだので、佐奈の表情は分からなかったが、焦った大衛は金城に視線を送り、困ったような顔を見せた。
もちろん、追い詰めればいつかは佐奈が吹っ切れるだろうということは分かっていた。
しかし、佐奈は本当に後戻りが出来なくなるまで、そんなヤケになることはないだろうと高をくくっていたのだ。
だが、金城は冷静な表情のまま佐奈に静かに言う。
「佐奈ちゃん分かってないなぁ。佐奈ちゃんのお宝映像が流れたら、どうなるか分かってるの?オナペットにされて終わりじゃないよ。」
佐奈は、もうこの場を乗り切ることだけしか考えられなかったが、冷静に先のことを指摘されて頭の血が一瞬にして下がってしまった。
「このネット社会で個人のお宝映像が流れたら佐奈ちゃんの家族揃って、一生ストーカー被害に逢うわよ。
特に昔佐奈ちゃんが芸能オーディション最終審査まで残ってたでしょ。つまり普通の人よりは少しは知名度が高いの。
佐奈ちゃんの知らないところで敵がうじゃうじゃしてるのよ。それに里香から聞いたんだけどオーディション受けた娘達の
個人情報ってその手のところにずっと残ってるんだって。事務所がやばくなったときに副業でやってるAV勧誘リストとして残すためにね。
だから佐奈ちゃんの動画は普通の人より数百倍裏に回りやすくて、変態おじさんたちの目に入りやすいのよ。
人身売買とかされて、一生奴隷のように過ごすことになるだろうけど、それでもいいなら喜んで流出してあげる」
金城はまともな精神状態の者が相手だったら、鼻で笑い飛ばされるようなことをもっともらしく一気にまくし立てた。
しかし、もともと佐奈は酷く混乱していて、半分ハッタリ交じりのヤケになったことを言ったに過ぎない。
心の隙をつかれ、頭に上った血が下がったものの混乱したままのタイミングで言われたこの言葉は、佐奈のマイナスの被害妄想を加速度的に
拡大していき、先ほどまで決めていた覚悟が泡のように消えていき、簡単に佐奈の決心は折れていった。

350:小説に挑戦者(第28話)
07/12/22 00:36:38 fkHir0hd
「これでホームルームも終了だ。気をつけて帰れよ」
大野順也が毎日の決まりきった手順に従って、ホームルームを行い、教室内の生徒達に解散を宣言する。

仲井さやかは、教室内の生徒たちの動向を注意深く見守りながら、何か動きがあれば監視しようと内心決めていた。
先ほどの女子生徒達が中野耕也を呼んだのは、金城が絡んでいるだろうという推測は立っていたし、金城が絡んでいる
以上、佐奈もなんらかの関わりがあるだろうと考えていたからだ。
もちろん、金城達があれほどまでに悪辣な仕打ちを佐奈にしているなど想像すら出来ていない。
数日前はじめて話をしただけだが佐奈は、さやかにとって一緒にいて楽しいと思えた相手だ。
だから、少しでも佐奈の助けになり、金城達に屈しないだけの勇気を与えてあげられたら・・・そう思っていた。

「仲井ぃ」
さやかが、そう思案しているときに担任の大野がさやかを名指しで呼んでいた。
「ちょっといいか?」
さやかは、これから何かが起こるという嫌な予感を持っていたので、クラスメート達からは目を離したくなかった。
今日は委員会活動はないし、部活動は中学時代全国大会上位に入っているという実績のあるさやかは優遇されていて、
1年ながらも理由さえあれば遅れても厳しいことは言われない。
出来れば断りたかったが、大野はさやかが断れない台詞で呼び寄せた。
「四時間目の授業のことでちょっと話があるんだ。」
四時間目の授業。佐奈が授業中に官能小説を朗読した件以外何もない。
さやかは、何かしらの情報をこの教師から得られるかも知れないと思い、先ほどの女子や中野を監視し続けるか悩んだ。
結局、さやかは大野から話を聞くことを選択してしまった。
佐奈と異なり、さやかは大野のことをある程度、信頼してしまっている。
熱血教師の仮面をかぶり、体育会系の雰囲気を持っている大野は里香や金城達の素行の悪さにも気にかけている。
だから、さやかは大野を自分の味方に引き入れ、佐奈を助けるため手を貸してくれるかも知れないと考えていたのだ。

もし、大野がさやかを呼びつけたり、用事を言い渡して身動き出来なくしているのが、いつも金城が佐奈にちょっかい出して
いるタイミングと一致しているということに気がついていれば、また自分や佐奈の未来は変わっていたかもしれない。
しかし、いくら理想的な生徒であるさやかとはいえ、人を見る目は普通の高校生程度にしか持っていなかったため、ましてや
信頼を置いている相手を疑うという行為に慣れていないために自分が重大な過ちを選択したことに気付いていなかった。


351:小説に挑戦者(第28話)
07/12/22 00:37:09 fkHir0hd
大野に呼び出されて、さやかが教室から消えると、先ほど金城からメールを受け取った女子生徒や彼女達に佐奈いびりに興味を
持ち出した生徒達、そして中野耕也も大野がタイミングよくさやかを連れ出してくれたタイミングの良さに歓喜し、それぞれ顔を
見合わせ、邪魔者がいなくなったと打ち合わせどおりに金城達が待つ体育館倉庫へ向かっていった。

「準備はこんなもんでいいかな?」
金城は体育館倉庫に置かれている跳び箱の上に腰を下ろしながら、クラスメートが集まるのを待っていた。
「ぅぁああっ、、、ぁっっあああ、、、」
金城は漏れてくる佐奈の声にうんざりした顔を作って、わざと同情的な口調で佐奈に言った。
「佐奈ちゃん、いつまで泣いてるのよ。下手な泣きまねしてないで、彼氏作るお膳立てしてあげたことに感謝しなよぉ」
あまりにも勝手な金城の言い分に佐奈は情けなさのあまりどうしていいか分からなくなってきた。
「それに、中野君と付き合うだけで佐奈ちゃんの縛りが半分なくなるんだよ。前向きに考ようよ。」
「そうだよ。そんなネガティブ思考だからいじめに逢うのよ」
金城が佐奈にチクチクと言葉のとげを刺しているところへ、先ほど出て行った大衛が戻ってきて言葉をかぶせて言った。
「おっ、千裕。用意できた?」
「ばっちり」
金城が大衛が戻ってきて手に持っている備品のステレオCDに目をやりながら尋ねると、大衛は嬉しそうに親指を立てポーズをとった。
「それじゃ、あと10分もすりゃ皆が来るから、始めてよっか」
「そうだね。」
そう言って大衛は、金城が座っている横にCDを置き、再生のスイッチを押した。
この場に似つかわしくない綺麗な音楽が流れだした。
この年代の普通の女子生徒達なら聞き馴染みがあって憧れでウットリすることが多い音楽だ。
佐奈も当然この曲のことを知っていた。憧れていた曲だ。
しかし、佐奈はその曲を聴いたとき奈落の底に落ちるような感覚に襲われていった。
「気付いてもらえたかな?佐奈ちゃん」
金城は、佐奈のいる場所へ向かって声をかける。
「そう、結婚式の入場曲よ。」
「あぁぁ、あっあっぁっ」佐奈は言葉にならぬ衝撃から口から声だけを漏らしながら呻いていると金城と大衛は、
「告白が完了して中野君がオッケーするまで延々と結婚式の定番ソングをたっくさん流し続けてあげる♪」
「今後佐奈ちゃんが中野君と別れて、誰か素敵な人と結婚したときでも、式場で曲が流れるたびにこののことを思い出せるようにさ。」
と、これからのことを佐奈に決して忘れられない思い出にさせるため、用意した小道具を使いながらそう言った。

352:名無しさん@ピンキー
07/12/22 01:27:26 eM8VULlP
これは中野君にとってもちょっとつらい・・・

いいぞもっとやれ

353:小説に挑戦者(第29話)
07/12/22 08:15:17 fkHir0hd
「やっほー。来たよ」
金城が体育倉庫で、佐奈のために結婚式定番の曲を流し始めて2曲目が終わりかけた時に佐奈のクラスメート達が
金城、大衛そして佐奈たちが待つ体育館倉庫に集まってきた。
「ずいぶんたくさん来たね。」
金城は予想よりはるかに超える人数に驚き、はにかむような笑みを浮かべてそう言った。
「他のクラスの人も」
金城から送られてきた茶巾姿の佐奈を見て、その面白さを広めずにはいられなかったのだろう。
その女子生徒はご丁寧に他のクラスの友人達も集めてきたようだった。
全体の7割が女子生徒で残りの3割が男子生徒だった。
そして集まった人物の大半が中学時代から佐奈にちょっかいをかけていた人物であり、少数の新規参入者は興味本位で集まった
者達、自分より圧倒的に弱いものを知っておこうとしているタイプの人間、そして佐奈の容姿に惹かれていた男子生徒達だった。
「良かったねぇ~佐奈ちゃん。17人も集まってるよぉ」
「男の子達も、1、2、・・・5人もいるじゃん。佐奈ちゃんのえっちぃ姿に引かれたのかもね♪」
金城の言葉に佐奈はビクッと体を震わせたが、佐奈からは外界の世界は完全に閉ざされていて、その光景すら見ることが出来なかった。
「ん?で、柳さんはどこにいるの?」
先ほどから疑問に思っていたが肝心の佐奈が見当たらなかった野次馬達は金城に問いかけた。
「プレゼント箱の中よ。」
金城が答える前に大衛が我慢しきれないといった感じで答えた。
「そ♪もっとネットリジックリやろうと思ってたけど、これだけ多かったら人が集まりかねないからちゃっちゃとやろうか♪」
そういって、金城は腰掛けていた跳び箱から跳ねるように降りた。
「それじゃ、中野君前へ」
人ごみにまぎれた状態で騒ぎ立てることは得意だったが、自分が注目の的になって、多くの視線に晒されていることに慣れていない
中野はおどおどとまごつきながら、その横に膨れた巨体を小さく縮めて周囲をキョロキョロと見回した。
そんな仕草を見て金城を筆頭に多くの女子達はイラっとしたが、この男が佐奈と付き合うことになるという事実の方に強く引かれていき
一層愉快な気持ちがしていた。
「さ、どうぞどうぞ。」
金城は内心を完璧に隠して中野の緊張を和らげるような口調でいうと、白熱急に引かれる虫のようにフラフラと中野は照れながら前へ
進み出てきた。

354:小説に挑戦者(第29話)
07/12/22 08:15:48 fkHir0hd
「本日、中野君に告白したいという女の子にお膳立てをしてくれと頼まれました。」
金城は中野から出来るだけ自然に距離をとるよう、結婚式の仲人のような演説口調で周囲を見渡しながら言って続けた。
「その女の子とは、なんと柳佐奈さんです。」
金城は、周囲がノリよくどよめくのを聞き、笑顔を浮かべながら収まるのを待った。
「私は普通に告白すれば大丈夫だよ。佐奈ちゃん顔は良いんだから。とアドバイスしました。」
"顔は"ということを金城は強調して、顔以外に何の取り柄もないんだよということを言外に含めて、佐奈の容姿に嫉妬している女子
達の心を掴んでさらに続けた。
「だけど、佐奈ちゃんは言うんです。私絶対にふられたくにゃい。奇抜な方法で告白したいのん。」
金城が似て似つかぬ佐奈の口調を物真似し周囲の笑いを誘いながら、演説を続けている。

視界を完全に覆われている分、より鋭くなった聴覚から金城の佐奈を貶めることに終始している演説を嫌でも聴きながら佐奈は人目を避ける
ことは不可能だと分かっていながら、一瞬でも人目につくのを遅らせたいことに一心で声も出せず涙を流し、首を横に振りながら誰にも分か
らない必死の弁解をしていたが、誰もそんなことは想像しない。
金城に指示され、集まってきたものたちは“全員”が佐奈が辱められれているのを期待しているものたちだったからだ。

「私はこんな"馬鹿"な方法で、告白したって笑われるだけだよって一生懸命アドバイスしたんですが佐奈ちゃんは我侭で聞き入れてくれません」
「そこで、大衛さんと手伝って、ウェディングソングを用意してまで演出してあげました。」
まるで、この舞台は全て佐奈が考え、金城達に手伝わせたかのごとく説明しているのを全員が嘘であることを知りながら進める金城の演説に、
楽しみたいことに心を奪われて集まった連中は「金城の言うことは本当である」と無理やり思い込み、時には笑い、時には呆れ、時には佐奈
を侮辱する発言をしながら、聞き入っていた。

「そんな告白なんだから、中野君。ちゃんと受け入れてあげなきゃ駄目だよ。」
先ほどから周囲の注目が中野から金城に完全に移っていたため、人影に隠れてさえいればどれだけでも卑怯に振舞ってきた人生そのものを表す
よう、リラックスしながら薄汚い笑みを浮かべて中野は頷いた。
「それじゃ、プレゼントの箱をあけてちょうだい」
金城が先ほどまで腰掛けていた跳び箱がプレゼントボックスだというように顎で示すと、佐奈のような可愛い女の子を彼女に出来ることに有頂天
になっていた中野が照れよりも期待に満ち溢れた顔で跳び箱の一段目をあけた。
「だめっっっ」
佐奈が固く目をつぶり頭の上で蓋が開く気配を感じてそう叫んだが、誰一人止めるものはいなかった。
我こそはとその跳び箱の中身の中身を覗きこもうと犇く中、佐奈の姿は周囲に晒され、一瞬の沈黙の後、爆発するような笑いの渦が広がった。
佐奈は下半身は必死の抵抗の末かいた汗で透けた状態の下着を丸出しの状態でと、上半身を覆ったスカートは場違いなほど可愛らしい高級なリボン
に包まれ、『中野君。私がプレゼントよ。受け取ってね by柳佐奈』と書かれたラベルを張られていた状態で跳び箱に閉じ込められていたからだ。

355:小説に挑戦者(第30話)
07/12/22 08:16:32 fkHir0hd
「何これぇ~。超ウケル」
「ばっかじゃない?」
「なにが『私がプレゼントよ』よ。っっさぶっっ」
「どれどれ?うぁっイタタタタタ」
「ちょっと記念に写真撮っておこ」
「あ、私も私も」
カチャッカシャッ
面前に現された佐奈に、集まった生徒達が口々に勝手なことを言い立て、携帯の写真で撮ったりしながらざわついている中。
金城は予想通り、皆が佐奈を侮辱することに団結しているのを見て口の端を挙げてほくそ笑んだ。
「ねぇ?佐奈ちゃん、私の言ったとおりでしょ。こんな告白の仕方じゃ笑われるだけだって。」
「あぁっああああっあああああああああああ」
佐奈は今の気持ちを言葉で表すことが出来ないほどに混乱を極めていたので、とにかく叫んで少しでも気持ちを軽くしたい
と茶巾姿のまま前かがみになり地面に顔をつけて泣き声を思い切り上げた。
その佐奈の反応に一堂はシンと静まり返ったが、金城は佐奈のこうした反応こそが求めていたものであるといった感じで軽く
あしらい、「あんまり嬉しいから泣いちゃったのね」と言って、リボンの部分を掴んで佐奈を引き起こした。
「はい、中野君。佐奈ちゃんと付き合うつもりがあるなら、このリボンを解いてキスしてあげて。」
「いやああああああああああああああっっっ」
佐奈はおぞましさから必死に逃げようともがいたが、それでも自由に動けぬ上半身と金城の腕力に阻まれ、何も出来なかった。
「はぁい、佐奈ちゃん、大好きな中野君はそっちよ。」
金城は、暴れる佐奈をものともせずあしらい、みんなの前で優劣の差を見せ付けた後、中野のほうへ突き飛ばすように佐奈を
押しやった。
「あうっっ」視界がないため、どこから押されるか予想が出来ず、金城の押し出す方向そのままうめき声を上げながら押しやられ、
ぶつかったのが中野耕也の体だった。
ぶにょっとした中野の腹の感触に佐奈は生理的な嫌悪感が背中に流れるのを感じると同時に、中野の股間から固いものが自分の体に
密着するよう当たり、中野を押しやろうと自分を包んでいるスカートの中から全力の力で中野を押し返した。
「ほぉらぁ、照れてないで引っ付いて」
そんな佐奈を金城は中野に密着させようとグイグイとおし寄せ、「早くプレゼントのリボンほどいてあげてよ。」と指示した。
佐奈のやわらかい小柄な体に密着され、自分の意識とは無関係に固くなる下半身が佐奈に当たっているのを感じながら、中野は
絶頂気分で恐る恐る佐奈の頭の上で結わかれているリボンに手をかけた。

356:小説に挑戦者(第30話)
07/12/22 08:17:03 fkHir0hd
「いぇええええええええええい」
「佐奈ちゃん、ごたいめーーーん♪」
自分のスカートで覆われていた暗闇から急激に広がる光に目を細くしながら、涙でクシャクシャになり、恥ずかしさで真っ赤に
した顔を両手で隠した佐奈が現れ、中野の心臓は飛び跳ねるような衝撃が走った。
上半身はスレンダーな体にブラジャーのみ。
中野はその周囲の注目が集まる中にも関わらず、全身の血が股間に集まるほどの興奮を起こした。
十代の危ういこの時期に魅力的な同級生が、下半身丸出しで現れ、上半身を拘束しているものを払ったら下着姿一枚で現れたのだ。
中野はこの場で佐奈を襲いたかったし、襲っても“自分に非はないのではないか”という解釈さえしていた。
「う、、ぉっぉおぅっ」そんな意味不明な言葉を漏らしながら我を忘れて佐奈を舐めるように眺め回した。
そんな中野の反応を周りの女子生徒や、金城はゾッとした表情で見ていたが、その視線が自分に向かっているのではなく自分達の
したの立場の人間(そう思い込んでいる)である佐奈に対して向かっているのであるのだから、同情というより興奮する感覚を楽
みながら見下していた。
一方、その視線を直接に受けている佐奈は恐怖すら感じ、周囲を見渡したが、この状況を楽しんでいる冷たい反応しか見受けられず
足に力が入らず震えながら脅える子猫のような反応をしていた。
先ほどまで頭の中がいろいろな思いで埋まっていたため、耳の中にウェディングソング集が耳に入っていなかったが、この場に似つ
かしくない綺麗なメロディーがより一層佐奈の心を汚していく。
金城は佐奈の背後から両脇に腕を通し、強引に引き起こし、飢えた獣のような目で佐奈を視姦する大衛の前に立たせる。
「さ、じゃぁ、誓いのキスでもしてもらって解散にしましょうか。」
これ以上、長引けばこの狭い体育倉庫から溢れている人ごみに誰かが気付いて、教師達に密告される恐れもある。
ここが潮時だろうと判断して、「キースッ!き~すっ!き~すっ!き~すっ!」とはやし立てる音頭を取り出すと、この場では佐奈を
侮辱することを目的として集まった連中なので、金城のキスコールに続いた。
その集団の声が佐奈の心臓を直接掴み絞りとるように締め付ける。
「ぁっぁ、ゃ、ゃだ、、、」佐奈はもう自分のものだといった表情で必死に顔を背けた。
佐奈はもうどうしようもない状況にあるが、目の前にいるこの男とキスするのだけはどうしても耐えられなかった。
下手すると便器と口付けするほうがマシだとすら思えた。なぜなら、目の前にいる男は、佐奈を物としか見ていない。
佐奈に対して少しでも愛情なり、誠意なりがあり、好きな相手としての感情がこもって見られているのであれば、たとえ
醜い容姿であろうと外見の判断だけで相手を判断するようなことは佐奈はしない。
しかし目の前の男は佐奈を侮辱し、見下し、劣等種のように扱い、これから彼女になる(強制的にだが)相手ですら、性欲の処理の相手、
単なる欲望のはけ口、そして、プライバシーを含め佐奈の全支配権が自分に移ったとしか思っていないのだ。
なまじ人間の姿形をしているだけ、より一層佐奈は中野を嫌っていたし、この男に自分が支配されるなど考えるだけで人生の泥沼に落ち
ていく感覚になっていった。

357:小説に挑戦者(第30話)
07/12/22 08:17:54 fkHir0hd
とりあえず、今日で今年はラストです。
明日から来年1月の前半まで、私用があってネット出来ないので投稿出来ません
お詫びに2話分収めときますね。

希望するシチュエーションがあればどしどし書いていただければ、話の膨らむと思うので、軽いのからエグイのまで募集させてください。
全部は無理かもしれないけど、出来るだけ佐奈、さやか、里香いずれの誰かに演じてもらいます。

来年は伏線の回収を中心に出来るだけ佐奈が幸せになる方向で完結するべく、そして毎日投稿するよう頑張ります。

といっても、ココまでも随分はじめ決めていた人物設定からずれていったので保証はしませんけが。
当初設定では佐奈は腹黒キャラで、さやかはもっと表舞台に出てきて、金城より里香のほうが目立つはずでしたw
最終的には佐奈には幸せになってもらうことには変わりありませんが

そんな理由もあり、矛盾が目立つのは勘弁。
スピード重視で投稿したため、推敲一切なし、誤字脱字・言葉の誤用もご勘弁を
ではまた来年

358:小説に挑戦者(第30話)
07/12/22 08:21:52 fkHir0hd
>>352さん
中野君への辛さは金城さんの話術で佐奈ちゃんに右から左へ流してあげましたw
ま、これ以上はちょっと思いつかなかったので・・・

359:名無しさん@ピンキー
07/12/23 00:42:39 lkf0uY4Y
とてもスピード重視、推敲なしとは思えないクオリティの高さ。
お疲れ様、そして来年もよろしく。




360:名無しさん@ピンキー
07/12/23 00:57:26 6qYGhqnd
GGJ!
最初から計画通りよりも途中で脱線した方が書き手自身も先見えなくて面白いよなw
来年も期待しておりますだよ

361:名無しさん@ピンキー
07/12/24 14:46:32 fRpVc7Ex
アップアップ

362:名無しさん@ピンキー
07/12/26 03:50:09 ny2Aq7wc
金城さん天才すぎる・・・・
GJ!

363:名無しさん@ピンキー
07/12/26 21:41:32 M+useQKk BE:219840544-2BP(1000)
hssh

364:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:11:35 8eiNzTaf
小説に挑戦者もう来なくていいよ
読んでやったけどこれだけグダグダでへたくそな小説久しぶりに見た
せめて2、3話でまとめろよ。長くても10話程度にしとけ
お前が書き込んでる間、他の人が書き込めないって分かってる?
時間軸が飛びすぎてて読み手完全放置で書きたいだけのオナニー野郎の落書き場所じゃねえんだよ
GJも全部自演臭いしwwwwwwwwwwwwwwwww

しかも全然話が進んでないし、誤字脱字ばっか
人に読んでもらってるのに推敲していないって何様?
毎日登校しなくていいから文章の勉強してからやれや

365:名無しさん@ピンキー
07/12/26 23:44:36 nNQ2WqDx
みんなそうやっていいSS書きになっていくのです。
漏れも4年前はぺーぺーでしたよマジで。

366:名無しさん@ピンキー
07/12/27 00:50:55 Ylp0YTNo
読んでやってるってお前は何様だよwみたいな。
読み手は取捨選択の自由がある立場なんだし嫌なら見るなよ、みたいな。
まあ、十人十色って言葉もあるくらいだし世の中には
善人、悪人、変人いろんな人が居るわけだから
こういう人が居ても不思議じゃないか。みたいなw

367:名無しさん@ピンキー
07/12/27 09:15:51 DfjasmxU
366は小説に挑戦者?
自己弁護ご苦労様です。

あれ?私用でネットできないんじゃなかった?

368:名無しさん@ピンキー
07/12/27 09:43:27 9ou1pDIH
>>367
少なくともこのSSは、
マスコミの(ときに意図的な)誤報や偏向報道のように、
多数の人間に迷惑をかけるような情報を流すのとは違うのだから

イヤなら読むな

でFAだよ。
それとも>>367はもっと素晴らしいSSでも投稿するのか?w

369:名無しさん@ピンキー
07/12/27 10:21:52 dQtl8+e7
「小説に挑戦者が女」……
>>364>>367も女」つまり
スレタイにピッタリ合致する形になるな…

370:名無しさん@ピンキー
07/12/27 10:29:32 pw5KqWX8
男は出さんでいいから

371:名無しさん@ピンキー
07/12/27 17:16:09 gu1owjR5
最初はみんな上手くないよ。
ここをSSの練習場にするのもいいんではないかな。
ただ、もう少し纏めて書くべきって指摘は一理あるかもね。
そういう意味でもここで成長していくといいんじゃないかな

と、ここで初投稿して良い勉強をした奴が思う

372:名無しさん@ピンキー
07/12/27 19:17:41 fHfpFVNY
同意、そしてゆくゆくは自分のサイト立ち上げるのが目標だね。
ただ、今は昔より厳しいからな<運営 訪問者は一ケタでどこまで頑張れるか

373:名無しさん@ピンキー
07/12/28 08:52:55 TEjUbg5y
俺はお気に入りに入れて通うよ!

374:名無しさん@ピンキー
07/12/28 17:13:28 TU7ed28j
そして、更新が止まってもトップだけは踏むぞw


375:名無しさん@ピンキー
07/12/28 18:20:06 xKUzVdyk
僕は画像メモに保存してこっそり見るよ!
カウンター回らなくても気にしないで!

376:名無しさん@ピンキー
07/12/30 00:55:24 0zXfls5V
でも時々生存報告してね!

377:名無しさん@ピンキー
08/01/01 13:46:59 THmgyRtb
あげましておめでとうございます

378:名無しさん@ピンキー
08/01/02 00:25:33 h1WIBNqh
俺は誰かがくすぐりメインの話を書いてくれないか期待してるんだ

379:小説に挑戦者
08/01/08 00:42:37 3CbDULiR
久しぶりにネットできる環境に移行できました。
続き書こうかと思い覗いたのですが歓迎されていないようでしたね。
364氏の言うとおり書き込むことはやめておきます。
ただ言わせてください。
私は、自演をしたことはありません。
また、普段は、ストーリーを決めて書き上げてから5分の1~10分の1くらいに圧縮して投稿しているのですが、
皆様が長くて構わないと仰るのことと、過疎化していたのでスレッドを盛り上げようと思いスピード重視の
ほぼ無圧縮投稿と甘えさせてもらいました。

残念ですが、この物語は打ち切りにしておきます。

380:名無しさん@ピンキー
08/01/08 00:57:01 PptOMccB
挑戦者の小説見返してみたけど、やっぱり面白かった
スレも活性化してたし、もったいないなぁ

381:名無しさん@ピンキー
08/01/08 01:16:38 FAoKkLn/
ごちゃごちゃ言い訳するよりも投下汁
推敲無しにしてたのが甘えなら推敲すれば良いじゃない
ゆっくり自分のペースで良いってレスもされてただろう

読みたくない人はNGなり何なりで読まないという選択が取れるんだから

382:名無しさん@ピンキー
08/01/08 01:49:05 XUhM8Yzy
>>379
バカヤロウ!俺たちがどれだけ貴方の小説を楽しみしてたと思ってんだ。
悪意あるレス一つで折れてんじゃないよ!
それまでにどれだけwktkレスがあったと思ってるんだ!

>残念ですが、この物語は打ち切りにしておきます。

「残念」と思ってるなら、マイペースでいいので是非とも完結させてください。



>>364は「文章の勉強してからやれや」って言ってる辺りツンデレなんかもしれないNE☆(ゝω・)vキャピ

383:名無しさん@ピンキー
08/01/08 09:52:21 EO8xW2yR
>>379
コラ!
そんなこと言わないでくれ!

楽しみにしてるんでゆっくりでいいから最後まで続けて下さい。

384:名無しさん@ピンキー
08/01/08 18:22:06 qQ+tau8t
>>379

楽しみに待ってたのにそれはないよ…

是非とも続けてください。


385:名無しさん@ピンキー
08/01/09 00:24:56 58FE/hGp
>>379
頼む!!
続けてくれぇぇぇ!!!!

386:名無しさん@ピンキー
08/01/09 03:10:00 TLnFcgoA
一つだけ・・・ 一つだけ約束してくれないか・・・!
いままで6人の人間が、そしてこれからも何人かの人間がそれぞれのやり方で
おそらく引きとめるだろう・・・・
打ち切りなんて止めろ・・・と・・・!
その時、意地になって欲しくねえ・・・!
なって欲しくねぇんだっ・・・!

ちょっとでも続けよう・・・再開しようと思ったら・・・
恥ずかしくないから再開してくれっ・・・・!
意地で止めないでくれ・・・!心が引き返したら・・・
>>379での姿勢をかなぐり捨て・・・・
引き返してくれっ・・・!挑戦者っ・・・!

387:名無しさん@ピンキー
08/01/09 08:26:02 jLGbihFX
打ちきれ

388:名無しさん@ピンキー
08/01/09 10:03:17 Z73hvhB7
釣りでした。

389:名無しさん@ピンキー
08/01/09 12:47:36 Hie+1Q/v
>>379
後味の悪いとこで終わらせないで
ハッピーエンド聞かせてくれよう

390:名無しさん@ピンキー
08/01/09 20:56:09 AAS0CqDG
きも。
見え見えの自演でなにやってんの?こいつ
消えるなら黙って消えろ。

書いてぇとかいうお世辞期待してんのバレバレです。

391:名無しさん@ピンキー
08/01/09 22:33:44 jLGbihFX
単発IDの宝庫と聞いてとんできますた

392:名無しさん@ピンキー
08/01/09 23:26:17 paOjwVIr
>>391
おまいは朝に来ただろw

393:名無しさん@ピンキー
08/01/11 16:39:55 temH/t6k
続き期待アゲ

394:名無しさん@ピンキー
08/01/16 19:11:38 UIYpaTe7
まあ永遠に続けられると他職人が投下にしくいのは事実だよな
でも気に入らないレスは全て自演扱いって考え方はどうなん?

395:名無しさん@ピンキー
08/01/16 22:35:13 Q18MWGWv
つか、挑戦者が来るまで半年近く誰も書いてないじゃん。
そんで書き始めたら、他の人が書けないからどっか行けって、挑戦者去ってからずっと書き込みないし・・・

誰でも良いからなんか書いて

396:名無しさん@ピンキー
08/01/17 12:33:15 deEUjecU
女同士で集団リンチやレイプやら…
投下はしたいがこの流れでは…空気もあれだしな


397:名無しさん@ピンキー
08/01/17 12:38:43 SVceUehy
俺は投下して欲しい

398:名無しさん@ピンキー
08/01/17 12:39:57 SVceUehy
>>396
それか、どうしてもこのスレじゃ嫌なら

[レイプ]鬼畜陵辱[スカトロ]第11章
スレリンク(eroparo板)

こっちはどう?


399:名無しさん@ピンキー
08/01/17 16:05:45 vsWinZIG
俺も投下希望



400:名無しさん@ピンキー
08/01/17 18:26:43 sxsu7KKB
このスレの序盤の空気が一番よかったな…
まあ俺百合集団レイプとか好きだし
気分がむいたら遠慮なく投下するよ

401:名無しさん@ピンキー
08/01/17 23:55:42 my6Fm6fV
よろしく。期待してるよ。

402:名無しさん@ピンキー
08/01/18 18:19:03 ru9hRulo
とにかくこのままじゃらちがあかんから
簡単なのでもいいから誰か投下してくれると
流れも変わりそうだがな

403:名無しさん@ピンキー
08/01/18 21:18:13 PWLRh3XW
集団いじめ学級4
URLリンク(122.216.192.100)

404:名無しさん@ピンキー
08/01/18 23:38:27 ru9hRulo
「痛っ!」
「ご、ごめんなさい…」
学校内の廊下で肩をぶつけてしまった真由美は謝ったが…。
「あんた…わざと?」
早乙女涼子に問われ、怯えながらも「ち、違います」と応えた。
「ちょっと顔良くて頭いいからって調子に乗りやがって…」
冷たい表情で覗き込んでくる涼子、彼女は美人だが目が少し尖っているため迫力があった。
以前から彼女は自分を目の敵にしてくる節があったが…最近は風当たりがさらに強い。
自分は恨みを買った覚えなどないのに…。
「今日の放課後…体育館裏に来な、逃げたら…どうなるかわかってるよね?」
「え?は、はい…」
体育館裏…昼休み以外は人がいない場所だ、以前は不良の溜まり場だったらしい。

「早乙女さん」
放課後、体育館裏に来た私は少し怯えた。
そこに居たのは涼子と他にも女生徒数人。
なぜ取り巻きまでいるのか、それだけが疑問だった。
といっても女生徒達も自分と同じ小柄でそんなに身長も変わらない。
何処にでも居る女子高生だった。
「あ、あの…話って」

405:名無しさん@ピンキー
08/01/18 23:41:07 ru9hRulo
「あんた…前から気に入らなかったんだよね」
「え?」
「いつも私のこと見下してさ…自分が優等生だから、クラスの委員長だからって調子乗ってるよね!?」
という言葉と同時に頬が熱くなった…無意識に頬を押さえ…平手打ちを食らったと認識するのに時間がかかった。
「あっ!」
と、体制を崩しそうになるがなんとか立ち上がると体全体を震わせながら声を放つ。
「私…こ、こういうことなら、か、帰ります!」
と背を向け歩き出そうとしたが…「どこ行くの?逃げ道なんてないんだけど?」
と、いつのまにか他の女生徒二人が背後に回りこんで来ており帰り道を塞いでいた。
「や…」
涼子の合図により女生徒達がが動き出すと真由美を囲い始めた。
そして、涼子を含めた五人の女生徒に周りを囲まれ。
そのままコンクリートで作られている敷地に無理矢理押し倒された。
「あっ!痛っ」
そのまま涼子以外の四人にガッチリ両手両足を押さえられ身動きが取れなくなる。
押し倒されて見上げている真由美を冷たく見下ろすと笑みを浮かべる涼子。
「いい眺め…くす」
「いやっ…な、なにするのよ、やめて!放して!くっ!」
暴れようにも四人がかりで抑えられては圧倒的に分が悪く逃れられなかった。
「姫子、あんたって確かそっちの気あったよね?」
と、真由美の右足を押さえている女生徒に問う涼子。
姫子と呼ばれた女生徒、眼鏡をかけていて小柄だ。
真面目で大人しそうなタイプの可愛い女の子である。


406:名無しさん@ピンキー
08/01/18 23:47:39 ru9hRulo
姫子という女生徒は同性愛者だとでもいうのか?真由美は耳を疑った。
「うん、まあ…一応ね」
「で、こいつどう?タイプ?」
「うーん…そうね、ま、可愛いんじゃない?」
姫子と会話のやり取りをしていた涼子はくすりと笑みを浮かべ…。
「私が代わりに押さえておくからさ、こいつやっちゃっていいよ」
と、再び耳を疑う言葉を吐く、え…?いま、なんて。
「うん、最近彼女と別れたばっかで退屈してたし…貰おうかな」
「久しぶりにやるんだ、姫子」
「うん、弥生」
涼子と入れ替わりに立ち上がった姫子は真由美に覆いかぶさった。
そのまま唇を近づけていく。「い、いや…」
キスされるという恐怖を感じ…顔を背けるが顎をつかまれ。
顔を戻されると唇を強引に押し付けられた。
「んっ……やっ」
両腕は押さえられているため動かせずキスから逃れようと顔を動かすが。
逃すまいと姫子の唇も追ってきて…ファーストキスを長いこと奪われてしまった。
キスに満足したのか唇を離した姫子は…「うん、甘いね…」
そう告げると真由美の制服に手をかけはじめた。
「いや…っやめて!」
「ほら、じっとしてな」
必死に体全体で暴れるが大の字に両手、両足を押さえられ…やはり四人がかり、逃げ出すなど到底不可能だった。
その間にも姫子に制服とシャツは脱がされ…ピンク色のブラが覗く。
「いやあぁぁ!!」
真由美の悲鳴が喚くがこの時間帯だと聞く者などだれ一人いない。
「あら、可愛い物つけてるのね…くす…美味しそう、でもまあ貧乳だわ」
姫子は口元でくすりと笑うとブラのホックを外す。
そしてトロンとたれた乳房を欲望をむき出しにして被りついた。
「はあっ…ぺちゃ…ちゅるるん…はあ…はあ…」
真由美の乳首を吸いながら、片方の手で乳房を撫でる。




407:名無しさん@ピンキー
08/01/19 00:07:44 pl23ouBW
もう自分がなぜこんなことをされているのか記憶があいまいになった。
なぜか女生徒…同性に犯されている事実。
ぬるぬるという感覚が乳房を襲う…。
「柔らかいわ…ふふ、いい身体ね」
「はぅ…あう…ひゃあ……いや」
真由美の体を拘束している涼子含めた四人の女生徒の含み笑いが聞こえた。
姫子は唾液を乳首に垂らすと再び噛み付く。
その感覚を何度も味わうと一度顔を上げた。
「はあ…はあ…はあ…」
「や…もうっやめて…」
姫子は真由美のスカートの中に手を入れると、股を無理矢理こじ開け…。
ショーツに手をかけた。
「美紀、うるさいから口を押さえてて」
「やだっ…!やめ………んん!」
涼子の声と同時、右腕を押さえてた美紀に悲鳴は塞がれた。
「んん~!んぐ…!!」
足をばたつかさ抵抗を試みるが押さえられているため動きが鈍い。
その間にもショーツは姫子に抜き取られる。
陰部を無防備にさらけ出し、いいようのない悪夢が真由美を襲った。
姫子は二本指で割れ目を開く。
「んん~!!!」
「へえ、もう濡れてるんだ…」
人差し指を割れ目に当て、中で指が暴れだす…。
じゅぶ…きゅんと水気のような音がする。
「これが貴女の音なのね」
「んん!」
真由美の陰部から液が滝のようにたれ落ちていく…。
姫子はそれを飲み物のように飲みこみ…一息つく。
姫子は中指をクルンと動かしながら綺麗にこすりあげる。
異様な音と共に蜜壺からトロトロと愛液がこぼれ落ちた。
それを綺麗に飲んだ姫子は…顔を上げ「ここまでだね」
と、涼子に合図した、それと同時に涼子達も真由美から放れる。
「いや…ぐすん、どうしてこんなこと…」
「ふふ、楽しいからに決まってるじゃない、姫子、また今度頼むよ」
と同時に去る五人の女生徒…真由美は涙をこぼしながら服をつける。
しかし濡れているため下着をつけるのに苦労した。
また明日もこういう地獄が続くのかと思うと現実を逃避したくなった。

俺が簡単なの投下してみた、まあ流れを変えないとな


408:名無しさん@ピンキー
08/01/19 03:02:59 +zyw348m
ちょw
もういっそのこと全員巻き込んでネチョな展開に発展してほしいんですけど
たまにはラブラブな方向に発展してもいいよね
そして俺は真由美になりたい

409:名無しさん@ピンキー
08/01/19 09:37:18 J+GOoe+w
こういうの好きだよGJ
どういう展開でも楽しめそうだな
俺は姫子になりたい

410:名無しさん@ピンキー
08/01/20 11:56:47 KG++YaOa
GJだっ!
続きの展開が気になるー

411:名無しさん@ピンキー
08/01/21 04:45:19 dbF76PUa
気づいたら竿を握っていたよ・・・・

412:名無しさん@ピンキー
08/01/21 10:35:02 mDzY6rDK
GJ、女同士の苛めやレイプに萌える俺にとってこのスレは神的存在だ

413:名無しさん@ピンキー
08/01/27 01:48:43 BymzKkKG
「で、そうするの?その子に告白するの?」
「え、そ、そんなわかんないよ…私」
頬を染めてぼそぼそと話すさつき。
「でもさつき可愛いからいけるよ!」
「うん、さつきならね…4組の涼宮だっけ?可愛い子じゃん」

楽しそうに会話している4人娘…黒田あい、鷹野さつき、上田則子、橘佳奈は…無言だが
4人とも美人だが佳奈以外授業の成績はあまりよろしくない。
「そういえば、加藤が涼宮と前話してたの見たよ、さつきの好きな相手って知ってて横獲りする気じゃないの?」
その様子を見て加藤亜矢はため息をつく。全く身に覚えのない事実だ。
加藤亜矢…クラスの学級委員で成績優秀に容姿端麗、その上胸も大きいが女友達は皆無。
完璧すぎるため同姓に嫌われていた、特にあい率いる女子グループに徹底的に敵視されている。
特にこの学校自体女子高なため、亜矢はクラスで浮いている存在ともいえる。
「てかあいつ真面目に恋愛したことあんのかな?人の男、誘惑し放題だろうし」
と、亜矢を冷たくみつめる則子。

視線を感じた亜矢もそちらを見た「なによ加藤、なんか文句でもあるわけ?」
さつき達も一斉に睨みつけてくる。「あ、い、いえ…」
「いまは先生がいなくて自習だから、真面目に勉強を…」
「はあ?なに言ってんの?てか、私等以外も皆自由にやってんじゃん」
「優等生だからってむかつくよね~私等だけ注意してさ」
亜矢は慌てて弁論した「そ、そんなつもりじゃ…っ!」
「あーあ、私やる気なくした…しめよ、あんた、ちょっと来な」
と、あいが亜矢の腕を乱暴気味につかみ教室を出ようとする。それに続く3人。

414:名無しさん@ピンキー
08/01/27 02:11:03 gDm3lEsr
浮上w

415:名無しさん@ピンキー
08/01/27 02:27:07 BymzKkKG
佳奈とさつきが亜矢の両腕を押さえつけ則子があいの指示通り亜矢の制服を強引に引き裂き始める
「いやぁ…」
身動きも出来ず脱がされていく制服を涙目で見つめる亜矢
制服は脱がされワイシャツもすぐさま脱がされる。
「やめてっ!!」
「はいはい、やめないよ………と。一応脱がしたよあい、こいつどうする?」
「ちょっと遊ぶだけよ、代わって」
則子と入れ替わるように亜矢の胸元に覆いかぶさるあい。
「ふーん…可愛い下着つけてるじゃん、くす」
「いやあぁぁ!!」
目から涙を流しながら抗議する亜矢。
「こいつ泣いてるよ、おい」
吹き出しながら亜矢を見下ろすと、ブラの上から、亜矢の乳房をわしづかみにした。
「柔らか…最高♪」
「もう、やめて……おねがい」
亜矢の…いままで誰にも触れられることのなかった…大きなそれは。
ブラからはみで小さく揺れていた。
「はぁ…ぺちゃ…んん…ちゅる…じゅるる」
あいは無防備な乳房に噛み付く、乳首を吸いながら左手でもう片方の乳房を撫でる。
「い、いやっ!黒田さんに皆さんもうやめ…っ!」
「ふふ、乳首が立ってきたよ、やっぱこいつ女相手でも感じるみたい」
「違っ…!」



416:名無しさん@ピンキー
08/01/27 02:27:54 BymzKkKG
隣に居た則子が亜矢のスカートの中に手を入れ太股をこじ開ける。
「やだっ…やめてっ!」
起き上がろうと抵抗するがさつき、佳奈に2人がかりで両腕を押さえられては動けない。
思い切り足をばたつかせ抵抗したが一気に下着は則子に取り除かれる。
「おお、こいつこんなに胸が熱くなってる、キモ」
「いや、やめて…うう」
「声出しても無駄だからね、どうせ誰も来ないし」
乳房をあいに堪能されただでなく則子にショーツまで抜き取られた。
いまの亜矢はほぼ全裸状態だ、スカートをはいてるだけ。
陰部が完全無防備状態なため、恐怖と不安でいっぱいになる。
「ほら、動くと痛いよ」
則子はスカートをめくると割れ目を指で開いた。
「やぁ…っ!」
「こいつ、もう濡れてるよ、べとべとだ」
陰部をとる…亜矢は下半身全体が痙攣を起こしているのに気づく。
則子が人差し指を割れ目にあて…中で暴れさせた。
きゅん…ちゃぷという水気のような音が保健室の一部の場所から聞こえる。
「いい音…」佳奈が小さく呟く…。
「もうやめてくださっ!」
則子はさらに奥まで指を進める、陰部から液がこぼれていくのがわかる。
そして指を優しく回しながら同じ動作を繰り返す。
すると亜矢の蜜壺から液が綺麗にこぼりおちていた。

それを遠くから確認したあいは離れるよう命じた。
「今日はここまでにしてあげるよ、明日は先まで進むからね」
あいと一緒に去っていく3人…
もはや亜矢は声を出す気力すらなかった。


417:名無しさん@ピンキー
08/01/27 02:41:02 BymzKkKG
>>413>>415の間。

「ど、何処に行くんですか?」
「いいから来なよ」
黒田あい、美人でスタイル抜群な彼女。
友達が多く、クラスのリーダー的存在だった。

「ここは保健室?」
保健室前で足を止めたあい。
「さ、入りな先生は休みで誰もいないよ?」
則子に無理矢理押し込まれた亜矢、同時に4人も入り込んでくる。
比較的無口な佳奈が最後に静かにドアを閉めた。
「く、黒田さんあの…」
「言ったでしょ?あんたをしめるって!」
あいの合図と同時に他3人が亜矢を取り囲む。
そのまま無理矢理ベッドに押し倒した。
必死に抵抗するも1対3では分が悪く押し倒されてしまった。

418:名無しさん@ピンキー
08/01/27 06:03:31 K/5tfQsQ
いじめレズってなんでこんなにいいんだろう・・・

419:名無しさん@ピンキー
08/01/28 15:28:47 29o6hEoa
女集団が女をいじめる…最高、GJ

420:名無しさん@ピンキー
08/01/29 04:03:20 wy0gsoGi
>「今日はここまでにしてあげるよ、明日は先まで進むからね」
続き期待してもいいか?

421:名無しさん@ピンキー
08/02/02 14:24:53 FJskVAX5
では少しだけ続き書いてみる

「おはよう」
「え…あ、お、おはようございます…黒田さん」
加藤亜矢の机を取り囲む黒田あい、上田則子、鷹野さつきの3人、橘佳奈は自分の机で勉強中だ。
「昨日楽しかったよね?」
「え?」
「ほら、昨日のあれだよ、わかるでしょ?」
「え、ええ…」
亜矢の脳裏を悪夢が襲う、体全体が震えているのが自身にも分かる。
「でさ加藤、今日のお昼私達と一緒に食べない?」
「え?」
「どうせ、今日も一人で食べるんでしょ?あんた友達いないしね」
「それは……は、はい」
あいや則子と話すたび声が震えている、これは恐怖だ。
「よし、じゃ来いよ、うち等いつも屋上で食べてるから」
「で、でも…」
「なんだよ、それとも私達と食べるのがそんなに嫌?」
「そ、そんなこと」
「ならいいじゃん、、さてと、これ代わりにやっといて」
と則子がノートを亜矢に差し出した。
「え?」
「ほら、今日までやっとけって言われた数学の宿題だよ、うち等やってないし」
「で、でも…そういうのは自分でしないと意味ないと思います」
「なによ、なんか文句あるの?なんなら昨日の続きやってもいいんだよ~?」
さつきに言われ…亜矢は凍りついた、震えた声で「は、はい…」と呟く。
「じゃ、後よろしくね~」
ノート3冊を放り出され亜矢は大きくため息をついた。




422:名無しさん@ピンキー
08/02/02 14:27:25 FJskVAX5
そして昼休み、屋上を目指し階段をのぼって行く亜矢がいた。
「はあっ…」
当然だが気は進まない、食事といってもなにを話していいかわからないし。
いや、そもそもあの4人娘とでは食事になるのか?という不安もある。
屋上などあい達以外使う者はいない、本来は天文部が活動時に使用しているが。
部活動以外のときは一般生徒のも立ち入り自由である、しかしあまり人はいない。

亜矢は屋上のドアを開けると静かに中に入る。
「あの、黒田さん?」
お弁当を持ちながら進むと辺りを見渡すが無人だ。
「あ、あの…」
すると。ドア付近の影に潜んでいたさつきが入ってきた亜矢を突然羽交い絞めにした。
「やっ!な、なにするの!?」
同時に。付近に隠れていたあい、則子、佳奈も現れ、亜矢の手に持っていた弁当は脆くも崩れ落ちる。
すると、あいはまるでゴミのように扱いながら亜矢の弁当の中身を無残にもその場に投げ捨てた。
「いや、やめてっ!」
「さ、お楽しみの時間だよ」
さつきが亜矢を3人娘の前に放り込むように押すと。3人が亜矢を取り囲んだ。
「あ、あの…?」
「あのね、なんで私があんたなんかと一緒に食べなきゃいけないの?」
「そんな…」
そして、昨日と同じように…両腕をさつきと佳奈に背後から押さえつけられる。
「いやっ…やめて!」
亜矢の脳裏に昨日の…保健室でのあの悪夢が蘇る。




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