腐女子を犯すSSat EROPARO
腐女子を犯すSS - 暇つぶし2ch600:名無しさん@ピンキー
07/09/22 18:17:31 +TEfobo6
知り合いは確かに眼鏡のサイズあってないでもそこが可愛い

601:名無しさん@ピンキー
07/10/01 23:35:28 tQcre1cW
ほしゅ

602:名無しさん@ピンキー
07/10/03 07:15:43 tw83tB9A
age

603:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:14:17 evfIMQ2q
腐女子の生態w
うちの姉妹3人とも腐なんだけどもね。
真ん中のコが社会人で腐女子の生態に近いwww(猫はいないが
んでもって、彼氏がほしいと悩んでいるのだよ。
自分がオタやから漫画やアニメ好きな人がいいらしいが、出会いがないとか。
あと、馬鹿は嫌らしい。

馬鹿じゃない頭いいオタとかおる?

604:名無しさん@ピンキー
07/10/08 23:33:07 zAXQhNxI
頭いいって言っても色々あるだろ。
偏差値が高いのがいいんなら、MARCHとか早慶、国立の人間もいるし、
賢いって意味ならIQみたいなの高い人も探せばいるだろ。

605:名無しさん@ピンキー
07/10/14 07:50:04 sI+qWim2
ほしゅ

606:名無しさん@ピンキー
07/10/14 11:42:16 xsLwb3V7
う~ん、、頭いいって偏差値的なものじゃなくて常識があるってゆーか。
きちっと自立してるとか、体裁気にできるとか。そーゆーことらしい。
でも、腐が隠しているように、常識ある男オタもオタであることを隠しているんじゃ?
だからなかなか出会えんのではと思う。
とか、まぢめに考えてみた。

607:名無しさん@ピンキー
07/10/14 17:45:18 4OycTZ9J
俺の友人(腐女子)は、痩せてて、それなりに顔が良くて、自分より背が高く同年齢~4歳年上なら三次元の男でもいいらしい。
頭は常識さえあれば馬鹿でも構わなくて、寧ろ馬鹿な方が好みなんだと。

俺の場合背が同じくらいなんで外れるとついでに振られた。・゚・(´Д⊂ヽ・゚・

608:名無しさん@ピンキー
07/10/14 23:27:14 ja6P+5Mt
>>607
若人よ諦めるな
逆転して素敵なヲタファミリーへの道を目指すんだ!

609:名無しさん@ピンキー
07/10/17 17:19:54 fHZEhV++
>>607
若人よ諦めるな
私より5cmも低い馬鹿(短い和服のようなラクスの衣装を着せられたことがあるから、きっと隠してるけどオタ!)
と付き合ってる私(腐)もいるんだし、望みはある!!
押せ押せ!!


610:名無しさん@ピンキー
07/10/19 18:35:56 Mqbegk4E
オタだから普通に彼女にコスプレさせるよなあ…
でも相手も腐だからこちらも女装させられるけど。


611:名無しさん@ピンキー
07/10/20 03:08:57 kP43YF/y
腐はゴツイ男も女装させたいものなのか?




612:名無しさん@ピンキー
07/10/20 13:06:28 TzuDUQGN
いんや。大抵の腐はゴツい女装は無理じゃないかな?(2次元除く)
リアルな女装には面白みを求めてるか、描く際の参考にしたいか、くらいの目的じゃない?
>610がそーとーきれいめさんでなければ、彼女さんはけっこうマニアックかもね。

まぁうちの子は女装キモいくらい似合わん奴だから、絶対させないけど。
なんかこっちだけさせられ損!せめてマリューさんが良かったとか言わない。

613:名無しさん@ピンキー
07/10/20 15:10:45 iCZF4OsU
「なんだよこれは」
 朝、学校に来たら黒板に皆が集まってた。覗いて見ると僕(高校1年、身長160、クラスで3番目にチビ)と隆二(幼馴染、身長180、
サッカー部)がホモってる絵が張られていた。ご丁寧にフキダシで名前を呼び合っているばかりか、なぜか着ている体操服にはクラスまで
バッチリ書いてある。 
 慌てて、張り紙を破り取ったけど、その時、隣のクラスの奴が手に同じ紙を持って「このクラスにホモの耕太君と隆二君はいますか~?」
と言った。
 僕は、夢中でそいつを殴って、そこから逃げ出した。
 それから数日後。僕以外誰もいない家の布団の中、ぐしゃぐしゃになった頭で、夢だったんだと思い込もうとしていた。
 玄関のチャイムが鳴った。
 初めは無視していたが、何度も、しかも、10分おきに3回づつならされるチャイムに僕は窓から外を見た。
「白石さん」
 クラスメートの白石小梅さん。身長は僕と同じぐらいで、いまどき珍しく黒髪で、三つ編み、眼鏡とまるで一昔前のマンガのような女の子。
よくハードカバーの分厚い本を読んでいる文学少女で、おとなしくて可愛らしくて、他のヤマンバの親戚みたいな女子とは大違いだ。同じ
図書委員のため、一緒にだべったり、新作本の評価をしあったりする。付き合っているわけではないけど、一番仲がいい女の子。
 僕は慌てて部屋に散らばる、ゲームや雑誌をクローゼットに放り込む。特に最大級の危険物、この所、ずっとお世話になっている彼女によく
似たモデルが、制服姿でスカートをたくし上げたり、体操服でフエラしたり、水着で性行為をする写真が載った雑誌をプラモデルの箱に入れて
厳重に封印する。 
「白石さん、何のよう?」
 彼女が来てくれたことが嬉しくて、浮かれた過ぎだ僕。
 僕の部屋に彼女が居るという現実に、辛過ぎる過去は押し流れようとしていた。
「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい」
 いきなり、彼女は泣きながら謝りはじめた。そして彼女は鞄からノートを取り出した。広げて、めくられた中
には男同士が絡み合う、絵・絵・絵。 
「私が、こういうの書いてるって知って恵美子(クラス女子のリーダー的存在)たちに、隆二×耕太を書いてくれって頼まれて、私そんなの
始めてで嬉しくなって調子に乗って書いちゃって、そしたら恵美子たち、コピーして!」
「なんだよそれ!!」
 僕が、こんなに苦しんでいるのは白石さん、コイツのせいだって言うのかよ。
「ふざけんな! 謝ってすむかよ!」
 僕の中で、微かな好意が、憎悪の大火に変わり。
「キャッ」
 白石の謝罪の泣き顔が、おびえに変わり。
 セーラー服の、何度も夢想した胸倉をつかんで無理やりベッドに倒し、僕を見上げる瞳には欲情した雄。
「償えよ」
 自分が出したとは信じられない声、そして僕は・・・・・・。

 この後、雑誌の真似をさせたり、ストリップさせたりして、調子に乗って色々試した挙句、もう一人の被害者・隆二にも回す。
たちまちサッカー部全体の精液便所に、「うまくチンポ書けるように、体に教えてやるよ」とか言われて、嬲られる女子を見て初めて自分が彼女
を愛していたことを悟り、罪の意識におののくが、もう彼女は、腐仲間の可愛い子をオフ会に誘って輪姦させる手伝いをするまで堕ちてしまって
おり・・・・・・。
 と、スレタイを見て一瞬でここまで妄想したのに、なんだこの内容は、3分の2を消化しようと言うのにまともなSSは1本だけ。
絶望した、スレタイ通りのSSが投下されないスレ内容に絶望した!!
 研究資料に弟を剥いてたら下克上されちゃった気の強い姉とか、変な男性器書いて仲間に笑われたのがショックで、お兄ちゃんのエロ本とか
漁ってるところを見つかって悪戯されちゃう妹の話を誰か書いてください。

614:名無しさん@ピンキー
07/10/20 17:09:02 tqmIf1Nk
周りからはただのちょっとアニメ好きな普通の子と思われてるけど、実は腐った性癖を持つ私がきましたよ(^ω^)

615:名無しさん@ピンキー
07/10/20 20:37:22 RLNyRIpw
女の子がそんな顔文字を使ってはいけません!

616:名無しさん@ピンキー
07/10/20 23:08:41 iCZF4OsU
「恵、何してるんだ!」
「あう、だってマー子が私の書いたオチンチンおかしいって」
「それで、人のエロ漫画漁ってたのか、そんなに見たいなら本物見せてやるよ」
「お兄ちゃんの漫画で見たよりちっちゃい」
「あれはデフォルメされてんだ」
「それに何か皮見たいの被ってるよ?」
「日本人の八割は包茎だ」
「お兄ちゃん、泣いてるの?」
「これは心の汗だ。俺はちょっと旅にでる・・・」
「お兄ちゃん、保健書は二番目の引き出しだよ!」

 Σ(゚Д゚)ガーン

617:名無しさん@ピンキー
07/10/20 23:11:46 iCZF4OsU
しょうがないから自分で書いたら変な話に、これがこのスレの魔力か!!

618:名無しさん@ピンキー
07/10/26 22:16:17 838gdTqN
強く生きろ

619:名無しさん@ピンキー
07/11/03 19:27:30 A1rvnrvD
ワロタwGJ!

620:名無しさん@ピンキー
07/11/07 23:54:05 wgwPXzKu
腐女子に中出し→妊娠→ケコーンな人が集うスレはここですか?

621:名無しさん@ピンキー
07/11/09 06:55:42 TVsnQlGz
腐の巣かよ
キメエ

622:名無しさん@ピンキー
07/11/09 10:00:05 xrv+w3he
腐女子に中出ししてきた。
後悔はしていない。

623:名無しさん@ピンキー
07/11/09 12:18:04 0BSznMSD
「けつの穴がいいんだろ?」
「アナル処女の卒業式だぜ!」
「や、やめて!アナルはあの人のためのものなの!」
「おまえのヴァージニア半島を残しておいてやると言っているんだ?分からないのか?」
「じゃあ、アナルが俺に貫けと囁いている」
 ズボッ、ヌチュ、ベチャ、シュポ、シュポ
「アナルファックの伝道師とは俺のことだ」
「ひ、ひどい・・・私の純潔が散らされちゃった・・・ごめんね・・・ごめんね・・・みんな・・・」
「ふんっ、アナルの最前線に勃ち続ける勇気はあるか?」
「当たり前だ。アナルは堕天使の象徴なんだぜ?」
 ズボボボボォーン!ファックファック!ドピュッッリドビッシー
「さぁ、帰るぜ」
「帰ろうぜ」
「帰ろ、帰ろ」

(く、くやしい。後ろの純潔を散らされるなんて・・・あそこに中出しされた方がマシだよ・・・クシクシ・・・)

624:名無しさん@ピンキー
07/11/09 13:26:02 CWoGWBje
腐女子相手のAFは同人誌をよりリアルに描く資料にされそうだ

625:名無しさん@ピンキー
07/11/10 00:00:50 Kc3pfd5+
幼馴染み腐女子に惚れた弱みでメシスタントをさせられてる男が連日徹夜でちゃぶ台に突っ伏した
彼女を見ている内にムラムラ、強→和姦といった展開はアリですか?

626:名無しさん@ピンキー
07/11/10 09:21:42 seDFlrMk
蟻だろ

627:名無しさん@ピンキー
07/11/10 16:14:36 4RhQoUPi
締め切り前の連日徹夜をこなした
トーンや消しゴムのカスまみれで寝不足顔の彼女に欲情できるなr(ry

てか和姦に切り替わった最中に寝そうだ彼女w

628:名無しさん@ピンキー
07/11/10 16:58:20 dslRkcRZ
確かに。
ひどい有様だし、リアルっぽいと
女に「痛ぇーな。早く終わって、眠らせろよ。」ぐらい思われそうだ。
ベッドでグースカ寝る女を横目に、
しぼんだチンコと膝を抱えてうなだれる男とか、切なそうだな


629:名無しさん@ピンキー
07/11/10 20:35:15 Ddl2BS1j
寝てても何の問題もありませんが?

630:名無しさん@ピンキー
07/11/13 01:00:14 qkN32iKl
気をつけて!!女性がやられちゃう最も多いレイプ体位
URLリンク(home22.inet.tele.dk)

631:名無しさん@ピンキー
07/11/17 21:52:44 oZ4gu+9S
こういう悩みって自分の都合だよね?自分も思うところがあるのですが、
産休・育児から復帰直後の人はマジで本当に迷惑です。酷いのになると
「この少子化の中、育児は周りがサポートして当然」とか平然と口に出
して言うし・・・。
それなら仕事に復帰しないでくれ、ホントに。よそのお子様の発熱なん
ぞ知らんっつーの。
「持ちつ持たれつ」と言いながら、自分は一切持たないし・・・最悪」

「女だから」とか「家庭があるから」?あ?男女平等じゃなかったの?
家庭の話はあなた方のの勝手ですよね?

なんであなたの仕事を自分がしなきゃなんねーんですか?ボランティア
じゃあありませんよ、仕事の尻拭いをしてる人たちは。





632:名無しさん@ピンキー
07/11/17 22:41:15 JC7nt74O
なんかリアルなレス多いね。
ここの板の住人てリアルに腐女子と接触する可能性高いのかな。

腐女子との交際は腐女子がカミングアウトしないと続かない印象あるなあ。
私の友達の隠れ腐女子は、原稿やイベントの為に彼氏さんの誘いを断っていたんだけど
彼氏さんがそのことを非常に気にして、理由を追求するので別れた、というか、振ったそうだ。
そのシチュエーションでは彼氏さんが二又疑って追求するのは仕方ないんじゃなかろうか。
カミングアウトして安心させたたげたらどーよと思うんだけどそうもいかんらしい。
彼より萌えを選ぶ子が多いんで、付き合う人は大変だろうと思う。

633:名無しさん@ピンキー
07/11/19 01:35:40 /wcIh3kZ
なんか、奥さんが挙動不審なんで浮気を疑って
仕事行くふりして唐突に帰って部屋のドアをあけてみたら
原稿用紙を前にぽかんとこっちを見てた
みたいな話あったよね

634:名無しさん@ピンキー
07/11/20 01:15:11 o3gJTJoD
奥さーん!!∑(゜д゜
もっと上手く演技してかわさなかんて!!旦那の幸せのために…!!w

あとカミングアウトしてないけど続いてる人もいるよ~ちなみにうちは2年半。
彼氏と萌えとは別だと思うけどな~どっちかっていうと彼氏と腐仲間の天秤では??
ドリーム好きな腐は無理そうだけどさ。ちなみにうちはB(自主規制

635:名無しさん@ピンキー
07/11/20 02:50:40 MQBrEOtE
萌え>彼氏な腐女子ってのはいわゆるテレビで取り上げられるキモオタの女版
みたいなもんで、オタでも趣味の範囲で色々やっているやつがいるように
彼氏を優先させる腐女子はいるんじゃないのか?

636:名無しさん@ピンキー
07/11/20 21:33:56 steO35jy
腐な男はどんな彼女作れば良いのさ

637:名無しさん@ピンキー
07/11/20 23:16:24 VvLbqzkY
自他共に認める腐のカップルがここにいるぜ


638:名無しさん@ピンキー
07/11/21 12:38:35 0b8m7mAp
腐った男ってゲイじゃないのか

639:名無しさん@ピンキー
07/11/21 19:58:14 9fBGfFSw
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/13

◆映画「●空」のあらすじ◆

男と付き合い始めるヒロイン

→その男にふられた元カノが逆恨みし、不良男たちにレイプ指示

→レイプされるが妊娠はしない

→レイプされたにもかかわらず彼氏と平気で学校の図書室でSEX

→彼の子供妊娠

→元カノに押され、しりもちつく

→流産

→いきなりふられる

→すぐに新しい彼が出来る

→前の彼がガンになってることを知る

→今の彼捨てて元さや

→ガン闘病中で瀕死のはずの彼と無理やり野外セックス

→彼死ぬ

→なぜか、抗がん剤で精子全滅だったはずの彼の子の妊娠発覚

→まあ将来とか考えてないけど、とりあえず産むわ

→スイーツ(笑)



   ・・・なんかもの凄い映画ですね;15、6年前の

   「もう誰も愛さない」もびっくりの速さ(笑)。



640:名無しさん@ピンキー
07/11/24 02:17:29 AuCS7CvZ
腐な男はBLスキーなんでしょ
だったら百合スキーな彼女を作ればいいさ
そしたら感覚一緒なはず
そんな私は524さんの続きがないかと期待している

641:名無しさん@ピンキー
07/11/24 14:29:22 Ge8dQqZ4
「漏れ」を使う奴は腐女子

642:名無しさん@ピンキー
07/11/24 14:46:54 ff/zc4lx
腐  第一話

子 襲来

643:名無しさん@ピンキー
07/11/28 11:25:06 2CTb6lyo
>>641
なっ、何故わかった!!

644:名無しさん@ピンキー
07/11/28 22:29:54 Tl6R6U/J
使うわけないな

645:名無しさん@ピンキー
07/12/07 23:10:49 UVap3wbS
腐な男は百合の女と
オタクは腐女子と
これで解決

646:名無しさん@ピンキー
07/12/08 14:04:40 zjAff4KZ
ここのスレ見てみたら、意外に腐女子と関わり持ってる人多いことに気づいた


オレは彼女が元腐女子(完全に抜けきってはいないけど)で、その姉が現役腐女子
ちなみに姉の彼氏はガリのオタクだとか
親戚の小五の子はまだ普通だが、腐女子の疑いのある言動をいくつか見てきた
知り合いも腐女子率多い


"腐女子多すぎ"と思ったけど、けっこう普通みたいだな

647:名無しさん@ピンキー
07/12/08 16:56:38 e6F4p8jt
妹が腐女子予備軍

648:名無しさん@ピンキー
07/12/08 21:59:06 NEzoit4k
その妹くれよ

649:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:12:02 YuX1ozRq
648と647妹のエロい話待ってます

650:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:12:35 F7KV4DLW
リボーン腐ですが何か?


651:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:51:32 IzxhbPk8
腐女子を名乗る投稿者は乳房の写真をアップロードしなければならないとする
新法が施行されたことをご存じですか?

652:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:03:52 QvQAQCgN
貴腐人ならいいんですか?

653:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:16:41 WEtjIq1F
雁の巣と腐の巣って似てるよね

654:ラクスの服着せられた女
07/12/26 14:18:59 QvQAQCgN
スレ違いとは思うけど、ここのレス好きなので、きかせてくれ。
もし、一般人だと思ってた彼女に「腐女子」だとカミングアウトされたら
・・・どう思う?
まぁこのスレの人は腐を犯したいんだから、腐でもいいのかもしれんけど(苦笑
ちなみに彼氏は本屋で「泣ける2ちゃん」の本を立ち読みし、
「似合うと思って」と私にラクスの短い和服を着せ、
「秋葉系でごめんね」という、ちょいヲタ。
トラブルのララのフィギュアが欲しいといってる研究室の奴らと比べたら
全然ましなヲタだけどさ。

655:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:53:21 xWrTVZhq
こないだ「となりの801さん」ってマンガ立ち読みしたら
俺の彼女と類似点がえらく多かったんだよな
ヲタ隠してるのは俺の方だと思ってたけどひょっとして…

656:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:57:10 WAEswaOK
>>654
ラクスの服買う奴は“ちょい”ヲタではない
断じて無い

657:一般兵に過ぎない軍曹
07/12/26 14:58:48 VX+VU5AP
腐レディが嫌いなら別れればいい。
別に構わないなら優しく抱きしめてやればいい(←最重要!

無理に付き合っても辛いだけだろ?(特に彼氏さんが

658:名無しさん@ピンキー
07/12/26 19:09:40 Uwzwo03k
>>654
普通にお似合いだと思います

659:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:54:39 M+useQKk BE:673260577-2BP(1000)
hssh

660:名無しさん@ピンキー
07/12/26 23:04:14 I++31Oqr
腐はレイプされそうになったら「飛影!助けて飛影!」っていうのかね

661:名無しさん@ピンキー
07/12/27 12:40:43 Frxso85v
「違う!こんなのレイプじゃない!」だと思う

662:ラクスの服着せられた女
07/12/28 00:24:38 cbDsCQGQ
>>655
そんなこと書かれると本人(彼氏)かと思ってビビるよ…!(ガクブル
でも聞きたい。内緒にしておかれると嫌ですかね?
カミングアウトされた方がいいっすかね?どうなんでしょう…
>>656
ラクスの服はヤフオクで2000円で安かったからって言ってた。
大金かけるほどのヲタじゃないって自負してた。(私もジャンプは立ち読みですまします
でも服もらったの初めてだったからかーなーり凹んだ…(苦笑
ってか、もらってない!彼氏の手元にある(笑
>>657
やっぱ無理に付き合ったら辛いよね!
だから無理なく付き合える方法が知りたい。
>>658
ありがとう、おばちゃん元気でたよ。

さて、つまりはカミングアウトしようか悩んでいるというか。
彼氏はきっと655さんみたいな状態なので、今後聞かれたらどうすっかなーってゆー話…
↓最近の会話。
私「ラクスの衣装ってプレゼントじゃなかったの?なんかうちの妹に話したら着たがってるんだけど」
彼「あぁ、今度もってくるよ。ってか、妹さん腐女子なのかも…」
私「??腐女子って?」(※実際は妹も腐です)
彼「シードでいったらアスランとキラをくっつけるような…」
私「ふ~ん…」(※シードはあんまり見てなかったけどアスカガとアンドリューマリューがいいと思う)
・・・
あー!もうごまかし続けるのも限界なのか!?
隠し続ける気でいたんですけどね…!
ちなみに高1までオフ活動をしてたけど一度やめて(やめてる間に彼氏が出来た)
最近ほそぼそとサイト始めて1年の貴腐人(ノーマルBL百合とわず何でもいける)
同人誌やグッズはほとんど買わないリボーン腐。(マモのグッズがないだけ

こんな感じですが。
ばらされた方がいいか?
隠したまま付き合ってほしいと思うか?

663:名無しさん@ピンキー
07/12/28 00:32:03 Ip6ZmDP/
秘密の一つや二つあった方が、緊張感があって刺激的なんと違いますか。
相手の秘密を知ってるけどシランプリってのもなかなか趣きがあるもんですが。

664:名無しさん@ピンキー
07/12/28 04:50:59 KlSCK6j1
この間たまたまググリ中に見つけたんだが
今は小学生女子が腐を自称する時代なんだな
かなり衝撃的

665:名無しさん@ピンキー
07/12/28 06:56:15 chdbe60D
ねとらじでDJやってる自称10歳から腐だった小6とかいるよ

666:名無しさん@ピンキー
07/12/28 12:15:38 8X8MCUJn
昭和末期のジャンプ系やおい同人誌ブームを知る身としては早すぎるとは思えん。
小学校高学年なら別に珍しくもなかった。

667:名無しさん@ピンキー
07/12/28 15:57:30 UZDATeKg
>>666
その昭和末期のジャンルが何なのか教えて欲しい58年生まれ

668:名無しさん@ピンキー
07/12/28 16:35:14 chdbe60D
キャプ翼や星矢?サムライトルーパー?シュラト?

669:名無しさん@ピンキー
07/12/28 20:07:28 YezX58ON
>>662
腐がヲタの恋人にカミングアウトするまでを描いたSSが読みたくなった

670:ラクスの服着せられた女
08/01/07 03:13:31 YhK8kktJ
意見いろいろありがとです。
秘密のまま隠し通す方向でいこうと思います。
もしばれちゃったら実録風味のSSでも書きにくるかも(苦笑)

671:名無しさん@ピンキー
08/01/08 01:06:38 VbUG7gRH
俺には腐女子高生の妹がいるが、そいつは真さにここの住人達が理想に
してるような黒髪ボサボサ・安物眼鏡。一人称はリアルに「俺」
そんな妹の親友が最近よく家に遊びにくるのだが、びっくりする程可愛い・・・
背は145cm位で小さく色白。黒髪のカードキャプターさくらヘアに制服・ニーソ
目もでかくて声もロリなんだが、生粋の腐女子で男に免疫が無いため、話かけると
赤面・挙動不振な態度で面白い。極度の人見知りで妹以外の人間とあまり喋れないらしい

地元イベント前や長期休暇になると、おえかき合宿なるお泊り会が我が家で行われ
妹と2人で徹夜して同人誌作ってる。話題は殆どが中年男キャラ同士のBL話。
妹に男装させて、キャピキャピ言いながら一眼レフのシャッターきりまくり
妹の前だけではホモソーセージを美味しく食べつつ、エロBL語りを興奮しながら喋ってる子

あんまり可愛いのでこの前、一人でジュース飲んでいるのを見計らって
頭撫でたり、運動してないからか一般女性以上に柔らかい二の腕を
ふにふにしたり耳に息かけたりちょっといたずらしたら、怖かったのか感じたのか
顔を真っ赤にして目に涙浮かべながら腰抜かしてその場にへたれ込んでしまった
まあその時点で俺の方は理性が吹っ飛びかけてたが、強制的にその子を
写メ・・・
そこへトイレ行ってた妹が登場して、激怒し
俺にそっくりな妹に「キモいからどっか逝け!」
と言われた。今は毎日その日撮った写真で抜いてる・・・

あー腐女子犯したい・・・そんなつまらない話。


672:名無しさん@ピンキー
08/01/08 01:53:53 PZnDv/RS
>>671
嫁にとれっ!!

673:名無しさん@ピンキー
08/01/08 03:59:52 CZxyuX1u
>>671
君は今すぐ何らかのアクションを起こすべきだ
そしてそれをここに報k(ry

674:名無しさん@ピンキー
08/01/08 07:05:47 nvBSTgHB
>>671
妹に土下座してでも事態を進展させろ!
バラ色のオタクライフが待っている!

675:名無しさん@ピンキー
08/01/09 22:38:08 5B5F12k8
はっきり言ってそれは「それなんてエロゲ」だ。
その子にきっちり謝って仲直りできれば、騒動前より高感度は上がる。
羨ましいが応援するぞ、頑張れ。

676:名無しさん@ピンキー
08/01/09 23:51:28 R69zYtic
フィクションでないのなら、命に替えても彼女の心を射止めて見せろ!
「腐女子を愛した男の告白」なら血涙と共に聞くぞ!

……
>俺には腐女子高生の妹がいるが、そいつは真さにここの住人達が理想に
>してるような黒髪ボサボサ・安物眼鏡。一人称はリアルに「俺」
ディ・モールト
以下の措置を実行してくれ

1.おまえの友人で腕のいい絵師をあたって、妹と145cm娘を写実的にイラスト化しろ!
そしてうpらせろ!

2.お前の同級生で人間的に信用できるイケメンを当たれ
そして「婦女子の妹を更正させてやってくれ」と頼め
その更正過程をレポしろ イケメンが犠牲になっても構わん

実話とすれば余りに面白すぎる!

677:ラクス着せられ女
08/01/10 02:10:19 9pYsYzvS
自分も高校生の時は男に免疫なかったから懐かしいなー!
男として意識されるようにはなっただろうけど、絶対ちょっと怖がってるよ!
ってかいきなり写メはないと思うな…付き合ってもないのに。
昔エチ中に「写真とりてぇ」って言われてドン引きした事があるけど、なんで男は写真とりたがるんだろう…(あ、愚問

で、女側の意見としては、謝るだけじゃたりねぇと思うんだ。
悪戯じゃなく好きだから思わずしちゃったって事と、今後嫌がったら絶対手ぇださない触らないことを伝えるべし!
地道に頑張るしかないぞー。
好きでもなく犯したいだけで我慢できんのでは、彼女は手に入らんぜよ!

678:名無しさん@ピンキー
08/01/10 06:14:18 5VUVT5us
>>671
普通にキモい。妹の反応は当然だね。
マイナスの印象受けただろうから、
真剣なら>>677の言うとおり誠実な行動をとるべきだと思う

679:名無しさん@ピンキー
08/01/11 01:16:39 j3lTSMzH
とりあえず671、反応しろ
みんな期待してるんだぞ

680:名無しさん@ピンキー
08/01/13 19:10:48 csBvy4+B
>>671 バックから激しくつきあげろ

681:名無しさん@ピンキー
08/01/13 20:40:53 0qqmoEjK
>>638
激しく違う中にもゲイは居るがほとんど2次元のBLが好きな男

682:名無しさん@ピンキー
08/01/15 19:17:22 23V7bbOX
長文ダラダラ書きかけ投下。あぼ~ん用にタイトル入れとく。

683:BlueRoom1
08/01/15 19:19:24 23V7bbOX
これはとある5月の週末、青い部屋を舞台にして展開された、ヲタクと腐女子のお間抜
けな闘いを、当事者双方の視点から描いた記録である。

<拓>
俺は自他共に認めるヲタだ。自分でもうんざりするほどわかってる。
漫画とアニメを楽しみ、エロゲやネットで落とした無修正画像で毎晩のように抜いてい
る筋金入りのインドア野郎だ。
もちろん友人は同じ趣味の男しかいない。女どもからはキモヲタ扱いだ。
ああ童貞だとも。それが悪いか?

休み時間、トイレで用を足した後、洗面台で手を洗いつつ自分の顔と向き合う。
ぼさっとしたヲタ臭い黒髪、イケメンでも何でもない平凡と無個性の極致のような顔。
不景気の化身だ。女に惚れられるような要素はまるで無い。
こういうヲタは、二次元の少女たちと戯れている方がお似合いなんだろう。
毎日が虚しいあきらめの連続だったし、そんなおのれへの自嘲にも、慣れ過ぎるほどに
慣れきっていた。

ところで俺には、最近目を付けている女がいた。
4月に同じクラスになった、藤吉弥生(ふじよし やよい)だ。
―別に惚れてるわけじゃない。「都合のよさそうな女」としてロックオンしただけだ。

この女、世に言う「腐女子」である。

684:名無しさん@ピンキー
08/01/15 19:21:34 23V7bbOX
ブスでも美少女でもない十人並みの外見で、普段からおとなしく目立たない。
友達は腐女子仲間ばかりで、多くないようだ。成績はクラスでも上位だったと思う。
普段は教室の窓際で、いつも憂鬱げな顔をして、カバーを掛けた新書本を読んでいる。

この前こいつが教室移動している間に、机の上に放置されたその表紙をめくってみた。
予想通りと言おうか、やおい小説本だった。まったくしょうもない腐女子だ。
こいつが文芸部員で、やおいエロパロ小説を書いたりしているのはみんな知っている。
だから男どもからは、自然と敬遠されていた。

だが、俺には俺なりの考えがあった。
こういうおとなしくて根暗そうな腐女子なら、自分が密かに考えている計画のターゲッ
トに、好適―
思い定めた俺は、しばらく前からそのチャンスを狙っていた。

685:BlueRoom3(2のタイトル抜けスマソ)
08/01/15 19:24:22 23V7bbOX
<弥生>
私は華のない腐女子だ。それは自分でもいやと言うほど自覚している。
休憩時間には耽美小説を読みふけり、自宅ではハードなやおい同人誌で美少年同士の
絡み合いに興奮しては、時々おかずにしているような身だ。
三次元男との恋愛経験がないのは言うまでもない。当然処女だ。
周囲にもやおい趣味はバレているし、今更隠す気もない。同じ趣味の女子生徒たちを除
いて、友達はいない。
多くの同級生からは、男女問わず遠巻きに気味悪がられたり嘲笑されたりしているよう
だが、もはや知ったことではない。

休憩時間、カバーを掛けた耽美小説に読み疲れた時……
ふとかたわらの窓ガラスにうっすらと映る自分の顔を見て、つくづくと思うのだ。
ああ、ブスっぽい。
癖っ毛のスタイルをいちいち整えるのも面倒で三つ編みにしているけれど、どうにかし
ないとなあ……それで眼鏡とそばかすなんだから、まるで昭和中期からタイムスリップ
してきたようで―センスないなあ。
でもコンタクトはなんか怖い。そばかすは体質だから、どうあがいても治らない……
痩せてて羨ましいとか友達に言われても、胸の肉まで痩せているのは考え物だ。
見れば見るほど、現実の男の子を惹き付けるような魅力なんかどこにもないように思え
て、みじめになる。
これじゃ、夢に溢れるやおい空間に耽溺している方がまだいい、というものだった。

そんな私だが、最近気になる男子がいた。
新学年で同じクラスになった太田拓(おおた たく)だ。
―別に憧れているわけではない。「おあつらえ向きな男」として選び出しただけだ。

こ奴、いわゆる「ヲタク」である。
中肉中背のなで肩で、黒髪を無精に刈り上げている、イケメンでもブサイクでもないが、
取り立てて言うほどのこともない目立たない男だ。
気弱そうで、そしていつも無気力に退屈しているように見える。
聞けばパソコンを自作する趣味があるという。しかも18禁エロゲーが好きらしい。
休憩時間にはヲタ友相手にヲタ話をしているか、さもなくば何か雑誌を読んでいる。
ある昼休み、奴の留守にした席で鞄が半開きになっていたので、中をちらと覗いてみた。
ノートや教科書と一緒に、エロゲー物の18禁同人誌が同居していた。
学校にまでこんなもの持ち歩いてどうするのやら……困ったヲタクだこと。

しかし、私には考えがあった。
こういういかにも気の弱そうなヲタクなら、ひょっとすると以前から密かに温めてきた
目論見に利用できるのでは、と―
そして周到な準備を進めてきたのだった。

中間テストが終わった5月のその日、私はついに行動を起こした。
昼休み、私は教室の反対側の席で雑誌をめくっている拓に歩み寄って、声を掛けた。
「ねえ太田君?」

686:BlueRoom4
08/01/15 19:31:01 23V7bbOX
<拓>
5月にしてはやや暑い、土曜の午後。
Tシャツにジーンズという軽装の俺は、市内の住宅街の一角で自転車を止めた。
『藤吉』と表札の出た二階建ての家の入口でインターホンのボタンを押して名乗る。
『今行くから』という女の声が返ってきた。
俺はドアが開くのを待ちながら、右脇のOAバッグをちらと見やる。
中には、修復ソフトをインストールしたノートPC、USBケーブルや工具といった、
所要の道具以外に、デジカメが入っている。
それに、コンビニの袋に入ったコーラと紅茶のペットボトルも。

ほどなく玄関に姿を現した藤吉弥生の髪型と眼鏡はいつもの通りだったが、その服装は
首を傾げざるを得ないものだった。上下とも緑色のジャージだ。
これって、まるきりDQNか腐女子の服装だぞ……って、こいつは腐女子だったか。
まるで一頃流行った「OSたん」の「ほめ子」のようだが、あの二次元擬人化腐女子に
比べると、胸が激しく足りない。
なあ、せめてもう少し若い女らしい格好でもしてみたら―言うだけ無駄だな。

「ねえ太田君?」
水曜日の昼、弁当を食い終わって、教室の隅の自席で『ラジオライフ』のバックナン
バーを読んでいたら、女物のシャンプーのちょっといい香りがした。
お馴染みの違法技術を伝授するページから目を上げた。
メガネに三つ編みの藤吉弥生がいた。
衣替えで夏服のブラウスになっても、相変わらず冴えんな。
だいたい貧乳とはいえ、透けブラがスポブラじゃつまらん。レースにしろレースに。
「きみパソコンには強いんだって?」
小さな声でぼそぼそとのたまう。
同じクラスというだけで別に親しくもない弥生だ。
そんな彼女が、向こうからいきなり話しかけてきたことを、俺はいぶかしんだ。
「自作機作るぐらいじゃ強いとは言わないぜ」
ぶっきらぼうに答えると、弥生はしおらしく「お願いがあるの」と言ってきた。
普段無愛想なこの女らしくもない。
「私のパソコン、故障しちゃったみたいで……近くに詳しい人もいないんだよね。
それでさ、修理してくれない?」
「買った店で治してもらえないのか?」
「それが、いろいろ、ね……」
ともかく簡単に話を聞くと、どうもハードディスクがクラッシュした様子だ。
店に持ちこみたがらないのは、やおい関係のデータでも入っているからか?
「パソいじりできるカレシぐらい、いないか?」
俺の明らかな皮肉にかちんときたようだが―現実問題、こんな女を相手にする男も
あるまい―、表情の変化も一瞬で、皮肉を黙殺した弥生は愛想笑いを見せる。
「きみもヲタの人なら事情は察してよ。修理代はそれなりに出すからさあ。ダメ?」
皮肉り返しつつも何か焦りのようなものを感じさせる弥生の態度はちと気になったが、
少し考えてから努めて平静に答えた。
「何がヲタの人だ。まあいいだろ、見るだけ見るけど、治せないかも知れないぞ」
弥生は微笑みながら「わかった」とうなずく。
チャンスが到来したようだ、と思った俺は―
弥生の微笑の意味を、理解していなかった。

687:BlueRoom5
08/01/15 19:34:08 23V7bbOX
弥生の部屋は二階の8畳で、狭いながらも小綺麗に整理されていた。
レースのカーテンが掛かった窓の上には、エアコンの室内機があった。
電気ストーブ級の高発熱を伴う自作大型PCとの同居に、冬以外はポンコツ扇風機2台
でひたすら耐える身からすれば、羨ましい環境だ。
束ねられたメインのカーテンはドットパターンのブルー系、窓際の頑丈そうなパイプベ
ッドは、濃紺のベッドカバーで全体を覆われていた。カーペットや椅子のクッションま
で青系統の濃淡でまとめてあるところを見ると、彼女の好みは「青」らしい。

俺も青という色は好きだ。だからその「青い部屋」自体には、好もしい印象を抱いた。
女の子の部屋らしく、不思議にいい香りがすることも、心地よかった。
ただし、壁に美形野郎同士のツーショットを描いたイラストポスター―青い学ランを
着た男カップルが、草原の中で座り込んで睦まじく寄り添っている光景―が貼ってあ
るので、腐女子のお里は知れた。ぶちこわしだ。
壁の書棚にも、参考書や辞書と同居するように、やおい本らしいタイトルの新書本がず
らずらと並んでいる。
「なあ藤吉……この部屋、結構お洒落だと思うんだけどさ」(ポスター以外)
俺は言葉を切って、尋ねた。
「何でおまえ、ジャージ?」
「別に~。楽だからよ? お出かけする訳でもないし」
ああいいよ、もうその件は訊かない。
勉強机の上の一部を占領して、問題のデスクトップパソコン一式が置いてあった。
国内メーカー製の上級機だが、Vista搭載と言うほどの最新型でもない。マウスパッドの
擦れ具合からも、ある程度使い込まれている様子だ。確かにガタが来てもおかしくない
ようには見えた。
床に置いたバッグを開ける俺の背中に、弥生の声が掛かる。
「今日は家族がいなくってね。いまお茶入れるから、」
俺は肩越しに振り返り、バッグからコンビニの袋を取り出して見せた。
「別にそこまでしなくていいぞ。冷たい飲み物買ってきた。おたくの分も」
「あ、ああ……こっちから頼み事したのに、悪いわね」
拍子抜けしたような様子の弥生を尻目に、俺は袋からライトコークのボトルを引き出し
てキャップを開け、さっさと口を付けてしまう。
「ゴクゴク……ぷはあ! うまい」
そして事実上選択肢のない状態にしておきながらぬけぬけと「紅茶で平気か?」と訊ね、
おっつけるように「ぬるくならないうちに飲んだら?」と言いつつ『真昼の紅茶・ハイ
ヌーンストレート』のボトルを渡す。
弥生は「サンキュー」とペットボトルを受け取るものの、すぐには飲まずに机に置く。
やや期待はずれの行動だが、それ以上急かすのは止しておく。ヤブヘビになりかねない。
時間稼ぎに、パソコンの方を見てやろう。
「ひとまず立ち上げっか」
言い捨て、デスクトップの電源を入れてみた。
さて、異音でも立てて起動不能の膠着状態か? セーフモード可能ならしめたもんだが。

ところが予想に反し、何の異常もなくXP-Homeはスムーズに起動した。
しばしのち、大型の液晶ディスプレイにノーマル状態の青いデスクトップが表示された。
ぱらぱらと並ぶやおい系らしいフォルダの内容はともかく、機械は正常のようだ……
「……ちゃんと動いてるやんけ」
「あれ? そうね。おっかしいなあ」
念のためハードディスクをちょっと検分してみたが、やはり動作の異常は見あたらず、
クラッシュした様子もない。どうした?
俺はパソコンから離れると、弥生の方に振り返った。
「藤吉、こりゃ別に故障でも何でもない……」
台詞の全部は言い切れなかった。
「バチッ!!」という音と共に強烈なショックが全身を襲ったからだ。

688:BlueRoom6
08/01/15 19:36:22 23V7bbOX
床に倒れた瞬間、一体何が起こったのか、俺には理解できなかった。
とっさに反応しようとしたが、身体全体に激痛が走り、動けない。
倒れた俺のそばに弥生が屈んできた時、俺は少なくとも何が起こったかだけは悟った。
彼女の手には大型のビデオリモコンぐらいのサイズがある黒い道具が握られており、
それを押しつけられたとたん、俺は更なる衝撃を食らったのだ。
……スタンガン!
二度の電撃による、表現できないほどの痛みとしびれで、俺は声も出なくなった。

白い天井がショックでちかちかして見える。
パソコンの故障ってのは嘘だ。この女は初めから俺をおびき寄せるつもりだったんだ。
だがスタンガンまで使う理由は?
思う間に、弥生はベッドカバーを取り去ったようだった。椅子の背にカバーを掛ける。
そして俺の後ろに回り、両脇から腕を挿し入れて、背中をぐっと引き起こした。
「よーいしょっ!」と叫びながら俺の身体をベッドに引き上げる。
彼女の胸が俺の背に当たったが、貧乳の柔らかさを楽しむ余裕はなかった。
右手側を窓に置くかたちでベッドに横にされたが、ベッドシーツや布団のソフトな感触
の代わりに、ごわごわした不快な感触が伝わってきた。
ピクニック用のビニールシートの類らしいが、ひどい寝床だ。
ベッドサイドに立っている弥生の手には、いつの間にやら手錠が2つぶら下がっていた。
待て! おまえなぜここで手錠なんだ!? 何をするつもりだ!
俺はただ混乱と恐怖に包まれたまま、スタンガンでの麻痺で声も出せないままうなって
いるばかりだった。

<弥生>
拓の身体がパソコンから離れたタイミングを狙って、私はそれを押しつけた。
強力型のスタンガンだ。ショックで硬直した拓は、短い悲鳴を上げ、床にくずおれた。
瞬間的とはいえ、超高圧の電流を全身に流された拓は強いダメージを受けているはずだ。
だが念には念を押し、私は更なる一撃をバチバチッと見舞った。

もはや拓は、全身の一時的麻痺で動けない。私はすばやく行動した。
ベッドカバーを引きはがすと、あらかじめ敷いておいたビニールシートが姿を現した。
麻痺状態になって身体をひくつかせる男の両脇に、後から腕を入れ、無い力を振り絞
って、やっとベッドの上へ引きずり上げる。そのまま仰向けにさせた。
このやっかいな作業に備えて、部屋着のジャージを着ていたのだ。動きやすいに越し
たことはない。

引き出しから2組の手錠を取り出すと、うめいている拓の眼が恐怖の色を帯びた。
スタンガンに続いて手錠が出てくるとは予期していなかっただろう。
構わず、痙攣して力の入らない彼の手首を握って一つずつ手錠を掛け、それぞれ組に
なった環をベッドの柵に固定した。
今や両腕をばんざいさせた状態で、拓は拘束された。だがまだ作業がある。
私は書棚の下の箱から、荷造り用のロープを取り出した。
我ながら手際よく、拓の両足首にロープを掛け、彼を手錠で固定しているヘッドボー
ド側のパイプに結びつける。そして足首からは、足先側のパイプにもロープを掛けた。
これで拓は、膝を開いて立てたまま、仰向けで身動きの取れない状態になった。

仕上げにゴム製のボールギャグを装着してやる。うわあ、ボールギャグがよく似合うわ。
息を切らしながら見下ろすは、まな板の上の鯉、ならぬ、ベッドの上の哀れなオタク。
完璧! すごい! よくやった私! 驚異的な行動力!
額の汗を拭った私は、卓上でやはり汗をかいている紅茶のペットボトルに目を止めた。
とにかく喉が渇いていた。ボトルを手に取り、キャップをひねって、ごくごくと一気
に飲み干した。
一仕事の後の甘い水分補給は快かった。空になったボトルをゴミ箱に放る。
まだ暑い。エアコンのリモコンを操作して、弱い冷風をかけた。
それから両拳を腰に当て、身動きの取れない少年を見下ろす。
「ねえ太田君?」
私は勝ち誇っていた。
「女の子の部屋に上げられて、変な期待してなかった?」

689:BlueRoom7
08/01/15 19:41:51 23V7bbOX
<拓>
期待していなかったと言えば嘘になる。
だが、貴様の想像していたこととはちょっと違う期待だった、と思う。
自分自身を買いかぶり過ぎだぞ、腐女子。
「ま、これから気持ちよくしてあげるつもりだから、おとなしくしててね」
言うなり弥生はウォークインクローゼットの扉を開け、三脚に載ったビデオカメラを
取り出した。
そしてベッドサイドに立てたそのカメラからUSBケーブルを引き、既に立ち上がっ
ていた卓上のパソコンに接続した。
カメラからの画像と音声を、PCのハードディスクに直接記録させるつもりか……
弥生は肩越しに振り返って、「ふん」と小馬鹿にしたような笑みを浮かべた。
「こっちはやおいサイトを運営してるんだもの。パソコンの基礎知識ぐらいあるわよ」
やはり、『パソコンってよくわからないんですう』という態度は、擬態だったか。
とにかく何か言ってやらないと気が済まなかった。
口元のしびれは抜けてきているようで喋れそうな感じだが、ボールギャグが邪魔だ。
「うーっ! ううーっ!」
大きなうなり声を上げると、腐女子は『困ったわねえ』と言いたげな顔になった。
手が伸びてきて、口元からボールギャグが引き下ろされる。
「うがっ! おまえ何て事をしやがるんだ!」
自由を取り戻した口で精一杯に怒鳴りつけたが、弥生は首をすくめて見せた。
「怒鳴らなくても聞こえるわよ。
窓は二重ガラスの防音仕様だし、親は夜まで帰ってこないから、大声出しても無駄。
あきらめて静かにしてくれる?」
「ふざけるな! 何のつもりだこれは!」
怒声に対しても、あっさりとした答えが返ってきた。
「やおい小説の研究材料になって欲しいんだよね」
「は!?」
「実際に男の子のおちんちんいじって、イかせてみたらどうなるのかなって。
それで、イくところビデオにとって、小説の描写に役立てようかな、って」

この根暗女が、ここまで無茶苦茶な奴だとは思ってもいなかった。
俺は精一杯の怒りを込めて、ドスの利いた声を出した。
「……タダじゃおかないぞ」
「へえ、どうするの?」
弥生は微笑んだ。
「おまえだって、俺をこのまま縛り上げておく訳にはいかないだろ。
俺が自由になった瞬間、どうするか予想は付くんじゃないか? 変態やおい女」
「ふーん、レイプでもしようと?」
くすくすと笑ってから弥生は床にしゃがんで、俺のバッグを漁り始めた。
「あ、やっぱりあった。デジカメ持ってきてる……脅迫目的の状況証拠になるよ」
それから立ち上がった。
「私を押し倒して犯して、恥ずかしい写真でも撮って脅すつもりだったかなあ~?
そうなったら、君の方がタダじゃ済まないと思うなあ」
小馬鹿にしたような目付きで、眼鏡にジャージの腐女子は、俺を眺めている。
「被害者の私は警察に行って、『事実』を申し出るだけよ。
『パソコンの修理をお願いしたら、部屋で二人きりになった時に乱暴された』って。
強姦は親告罪、意味わかるよね?」
俺は完全に固まった。
「はい、か弱い同級生女子をレイプしたきみは、即刻逮捕されて確実に少年院行き、
もちろん学校は退学、と。人生それでおしまいだけど、いいの?」

この女、のど元にナイフを突きつけるような真似を!

690:BlueRoom8
08/01/15 19:44:21 23V7bbOX
「それと、撮影が終わったら外部サーバーにデータ転送するからね。
手錠とロープを外した後、うちのパソコンを壊しても無駄だよ。
もし何かあれば、外部サーバーのデータの方ね、ほとぼりの冷めた後に、リアル
ゲイ系の掲示板とか2ち○んねるにリンクとパス貼ってもらう手配してあるから。
あなたの名前と住所も一緒に」
なっ!? 想像したくもない! タイーホ&退学&ケツ毛バーガー並のネト晒しだと!
「世界中に映像が公開されるんだよ。すごいでしょ」
「馬鹿! やめろーっ!」
「はぁ……きみ、うるさいよ。しばらく黙っててね」
またボールギャグをはめられてしまった。
「せっかく気持ちよくしてあげるんだから、喜んでもらわなくっちゃねえ」
楽しげに語る彼女の眼は、半ばイっている。
俺は完全に主導権を握られていることを自覚した。

<弥生>
オタクは私の強烈な脅し文句に、すっかり反抗の意志を失った様子だった。
「強姦罪で逮捕」「高校退学」「実名入りで世界に恥ずかしい画像公開」
何か反撃するが最後、人生アウト級のダメージが用意されている。
まともな損得勘定のできる人間なら、抵抗はあきらめざるを得ないだろう。
今や私は完全に優位に立っていた。

「じゃ、始めるからね」
私は拓に言い渡すと、まず彼のTシャツをめくり上げ、筋肉も贅肉もない腹をさ
らけ出させた。男の癖に意外と肌がきれいだった。
ごついベルトを引き抜き、フロントのフックを外す。
ファスナーを下ろす瞬間、彼の「男性」の部分に布地越しに指が触れたが、特
に硬くなっている様子はなかった。
構わず拓の腰の下に手を回し、ジーンズをロープの掛かった膝まで引き下げた。
焦げ茶色のチェックのトランクスが現れた。それに、男性としては比較的毛の
薄い太腿も。悪くない。
さていよいよ、男性のもっとも恥ずかしい部分への「作業」に取りかかる。
あらかじめ用意しておいた箱詰めの道具類の中から、ラテックス製の使い捨て
手袋を取り出し、両手に填めた。薄い材質だから、細かい作業には便利だ。
拓の不安げな視線は、私の両手に注がれている。私だって同じ立場になれば同
じ眼差しで反応するに違いないが、気にしてはいけない。
彼の腰に両手指をかけ、トランクスを太腿まで引きずり下ろした。

691:BlueRoom9
08/01/15 19:46:46 23V7bbOX
成人男性の「おちんちん」の実物を間近に見るのは、まだ幼い頃、父親に連れ
られて男湯に入った時以来だ。
もっともきょうび、男性器の荒々しい無修正画像なら、ネット経由で幾らでも
見ることができるから、見慣れてはいる。
が、それらに比べると、陰毛に包まれて小さく縮こまった拓の赤黒いペニスは、
ずいぶん貧相に見えた。やはり勃起していないから仕方ないのだろうか。

さすがに知識として知っていても、私はフェラチオをする気はなかった。
それは「拓の相手として相応しい『男性』」の役目だ。
第一、仮にも男性経験のない私が、シャワーを浴びてもいない男性の性器を口
に含むなんて……とても無理だ。考えるだけで汚いし、格好としても私が「奉
仕」することになってしまう。駄目だ。

とはいえ、やはり勃起させないことには始まらない。
拓本人はと言えば、恥辱のあまり顔を真っ赤にして、目を閉じ横を向いていた。
私自身、頬が紅潮するのを感じた。
粘膜というには極めて乾燥した亀頭部は、今はたるんだ包皮の間に半分引っ込み、
尿道口を含む一部分だけを覗かせている。文献で知っているが、これはいわゆる
「仮性包茎」で、勃起すれば無修正画像と同様、完全に亀頭が露出するのだろう。
陰毛と陰嚢の周囲から、むっとする汗の匂いが漂っていた。
無修正画像では、睾丸のふくらみを含んだままだらりと垂れ下がっている事の多
い陰嚢だが、今の拓のそれは、ペニス同様にやや縮こまっている。
私はラテックスの手袋越しに、「それら」を「起動」させる作業に取りかかった。

拓の左膝の上から股間をのぞき込みつつ、右手は上から、左手は拓の右膝下から
差し込むようにして、性器のセットへ触れる。拓がびくりとした。
ペニスからは体温こそ伝わってくるが、グニャグニャで手応えに乏しい。
これがあんなに大きく、かつ話に聞くように硬くなるものだろうか。
左手で包まれている睾丸は温かく、2個の睾丸の手触りが伝わってきた。
女なら卵巣に当たる器官が、こんな風に露出しているのだから、男の身体とはず
いぶん無防備だ。しかし、触ること自体には何か心地良い懐かしさを感じた。
揉みほぐしているうち、ペニスが徐々に充血してくるのがわかった。
海綿体に血が通い、太さと長さと硬さを増して膨張し始めた。
拓の息が荒くなってくる。
私は唾を飲み込んでから、左手もペニスを攻める作業に転じさせた。
男性器を腹部に沿って横たえた形で、亀頭部を右手指で、性器中程の両側面部分
を左手指で揉む。
硬さは一層増し、包皮はめくれ返って、亀頭が完全に露出した。
それは拓の心臓から送られる血流に合わせて、どくん、どくんと脈を打っていた。
「……うわあ、こんなに大きくなるんだ」
思わずつぶやいた。
数センチに縮こまっていた拓のペニスは、今や15、6センチほどにまでふくら
み、黒い繁みの中から立ち上がって、茎の随所に血管を浮き上がらせた肉の凶器
となっていた。人体ってすごいなあ、と素直に感じてみる。
「じゃ、次は『手コキ』行ってみようか?」
拓の目を見ながら、敢えて品のないフレーズを使ってみた。

692:BlueRoom10
08/01/15 19:49:06 23V7bbOX
<拓>
すでにこの女の為すがままだ。もし解放されても、効果的な反攻の手段はない。
もはや俺にすればあきらめの境地だった。

それにしても、手足を縛り上げられ、ビデオに撮られながら下半身を露出させら
れ、挙げ句の果てにチンコいじり回されて勃起なんて、我ながら間抜けだ。
はあ、ここで、手コキ、と来たか。もう勝手にするがいい。

ぎごちない手つきで、ラテックスと亀頭部の摩擦が始められた。
しかし、わざわざ手術用みたいなゴム手袋填めてまで「手コキ」か。
直接は触れたくないか。臆病者め!
確かにこすられているから勃起は続く。だが別にテクと言うほどのテクもないから、
いつまでたってもイくことはないだろう。

だいたいこの女、自分がどういう状態にあるか気付いているのだろうか。
デニムとジャージ越しだが、俺の左膝には、薄いとはいえそれなりの弾力を持った、
この女の胸が当たっている。
それは俺に、とりあえず一定度の劣情を催させるには十分だった。こいつも腐女子
とはいえ、女なのだ。
おまえは何もわかってない。自分のことすらも。
自分が女だって事、忘れてるだろう。いっぺんどこかの男とドロドロの肉体関係で
も持って、人生十分すれっからしてから出直してこい!と怒鳴りたくなった。

俺の醒めた視線に、弥生はふと気付いたようだった。
「これ、下準備だから」
そう言って、足元の箱に右手を突っ込んだ。
ドレッシングソースの瓶のようなプラスチックの半透明ボトルだった。
弥生はその蓋を開け、中から液体を絞り出した。
「ローション。あなたぐらいの男の子なら、どういうものかわかるでしょ?」
ああ、そいつを使えば、とっとと逝けるだろう、貴様の下手な棒いじりでも。
もう何でもいいから、いい加減に早く済ませてくれないか。
「それもアナルセックス向けに、乾燥しにくく粘度調整したタイプ。リアルゲイの
人たちにも愛用者が多いんだって」

はあ!? アナル、だと? 

693:BlueRoom11
08/01/15 19:51:57 23V7bbOX
<弥生>
拓の両脚がロープとジーンズで拘束されているので、ちょっと邪魔だ。
私はロープをまたぎ、ベッド上で拓の股間に相対するような位置に座った。

拓の膝が震えている。まさかそこまでされるとは思っていなかったのだろう。
私はどろりとしたローションを左掌に落とし、親指の背で掌の表面に塗り広げた。
それから身を乗り出し、陰嚢の下に左手を伸ばす。
密かな谷間は、臀部の盛り上がりと、肛門周囲の陰毛とによって暗く陰ってはいた
が、私は難なく正しい位置を確定し―いじられた拓の括約筋が、おそらくは彼の
意志と関係なく反応してしまったおかげだった―そこにローションを塗り込んだ。

「じゃ、太田君のお尻のバージン、貰っちゃうからね」
宣告する私は、左手を挙げて見せた。
ローションにぬめるラテックス手袋の中指が、てらてらと光った。
拓の目は明らかなおびえの色を見せていた。

掌を上にして、中指の先を拓のもっとも恥ずかしい場所に当てた。
だが、括約筋は固く閉じられ、侵入しようとする中指に対して抵抗を見せた。
「ねえ、指はイヤ? 
それじゃ、あれを使ってあげてもいいけど?」
私は机の上に置かれたものを右手で指さした。
制汗スプレーの金属ボトル……
拓自身の勃起したペニスより更に一回り半大きいサイズ。しかもプラスチックの
蓋と金属の缶だから、大便や男性器やシリコン製ディルドのような柔軟性は皆無。
「コンドームも用意してあるんだ。あれにコンドーム被せてローション塗って、
力かけてねじ込めば、お尻にも入ると思うよ。固くて太いからお尻の穴が裂ける
かも知れないけど」
「ううっ! うううううっっ!!」
ビビった拓が必死にうめき、首を振った。
「じゃ、どうする? 指にする?」
沈黙があり、少年は目を閉じて「ううっ!」とうなると、横を向いた。
勝手にしろ、ということだろう。
私は改めて、中指の先端を暗い谷間のすぼまりに当てた。
「オッケー……さあ、大きく息を吸ってから、ゆっくりと吐いて」
ためらいの後、深く息を吸う音がした。
そして、その息を吐き出す音。
括約筋の緊張は自然に緩んだ。
ローションのぬめりにも助けられて、私の中指は第一関節の辺りまでするっと
呑み込まれた。
ラテックスの皮膜一枚越しに、直腸の熱が伝わってくる。そして括約筋の圧迫感。
「はい、吸って、長ーく吐いて」
なおもずっと中指を受け入れてゆく肛門。拓のうめき、びくっと動くペニス。
とてもエロティックだ。
肛門という器官が、生殖器、口腔に次ぐ「第三の性器」として機能する紛れもない
事実に、私は感動を覚えた。
訓練すれば、ここは勃起した男性器を受け入れるほど柔軟になるんだよねえ……
太田君、君はいつか女の子になれるよ……ふふふ……ぐふふふ……じゅるっ……

694:BlueRoom12
08/01/15 19:54:04 23V7bbOX
拓のペニスは、右手を添えられていないにもかかわらず、硬く勃起していた。
奥の直腸部分に広がりが感じられたが、私は責めるべき部分の探索を忘れなかった。

中指を一杯に押し込み、直腸内壁、身体の腹寄り方向へ、指の圧迫をかけた。
むっ、あったあった、固い反応! 
跳ね上がるペニス、切なげな声と共に身を反り返らせる拓。
間違いない、ここが前立腺だ。
右手もまたローションに濡れている。指は、勃起したペニスをしっかりと握った。

私はそれから数分間、拓の前立腺を直腸内経由で責め立てながら、ペニスを弱くゆ
っくりとさすり上げた。
「ほうら、お尻って気持ちいいでしょ? ホモの人の気持ち、わかるでしょ?」
止めろ、と言いたげにうめき声が上がるが、獲物の抗議など知ったことではない。
「あはは、これならいつかお尻におちんちん入れられてイけるようになるよぉ。
太田君、Mだねえ」
うーん、ドーパミン出まくってるみたいだ、私……

拓の息づかいが徐々に荒くなってきたのがわかった。
そろそろだ。
私はペニスを掴んだ右手の動きを速くし、左中指の抽送も早めながら叫んだ。
「さあ、イッちゃえ!」
「へっ……ふぁっ!」
ボールギャグを噛まされた拓が、情けなくも可愛らしい悲鳴を上げた。
すかさず左中指を「くいっ」と曲げ、前立腺を強く圧迫しながら、亀頭を包む右
手に力を込めた。
ペニスの尖端から、びゅくっ、びゅくっ、と液体が射出された。
白濁した液体は、拓の腹へ、半分めくり上げられたTシャツへ、そして拓ののど
元にまで、とめどなく飛び散った。

長い律動による大量の射精の間、拓は、低く泣いていた。

695:BlueRoom13
08/01/15 19:56:06 23V7bbOX
<拓>
……十七年の短い人生で、これほどの屈辱を味わったことはなかった。
俺は犯された……腐女子にケツを犯された……その上、ケツに突っ込まれた指で
……感じてしまった!

風俗で言う「前立腺マッサージ」だったんだが、あれは自分から好きこのんでや
ってもらうことだろう。
俺は望んでもいないのに無理矢理やられたんだ。ゴム手袋をはめて、自分は決し
て汚れないようにした、卑怯な腐女子に。
この変態女! 電波女! 
こんな女に脅されながら射精させられるなんて……
しかもあれが気持ちよくて、同時に力任せでチンコをしごかれただけで、イかさ
れてしまったなんて……

惨めだ。本当に惨めだ。

拘束されたまま己の精液まみれになるという恥辱に、俺はこの腐れきった女の前で、
心ならずも涙を流した。

<弥生>
青臭い精液の臭気が、周囲に漂っていた。
「栗の花そっくり」とは確かに的確な表現だが、あまりいい匂いとは言えない。
左中指を、熱い直腸内から引き抜く。両の手袋を外し、ゴミ袋に放り込んだ。
立ち上がった私の息は荒かった。

一部始終はビデオに撮られている。
あとは外部サーバー複数に転送して、拓の手が及ばないようにすればいい。
ほとぼりが冷めたら、私の顔だけにモザイク処理をかける作業をしよう。
完璧だ。そのうち友達にも見せれば、みんなでなぶってやるためのネタになる。
これをネタに拓を脅し、やおい趣味の同志の前で強制オナニー披露やバイブ挿入、
さらには『攻め』役の男性と愛し合ってもらい、小説や漫画の資料に利用させて
もらおう。
友達が「『攻め』になってくれるゲイの人なら心当たりがある」って言ってたし。
何より彼には『受け』の素質がありそうだ。

しかし、これから手錠とロープを外してやったら、どうするだろう?
殴りかかってくるか、押し倒してくるだろうか。
……ううん、大丈夫。
他の男はいざ知らず、この気弱男なら、逮捕・退学・顔と名前入り画像公開という
三連リスクで、身動きが取れないだろう。
心配することはない。
さあ、早く転送しないと……でも焦ることはない、後始末はゆっくりとやれば……
いけない、まだ興奮と緊張が収まらないみたいだ……落ち着かないと。

その時、壊れたおもちゃを思わせる虚ろな表情をした拓が、私の方を見た。
涙を流す彼は、のど元まで自分の白濁した精液で汚されている。
男の矜持をすっかり喪失させられたようだった。
レイプされた後の女性って、こんな顔になるのだろうか?
私は、微かだが罪悪感のようなものを感じ、慌ててそれを打ち消した。
彼は無言だったが、その疲れた視線は私の下半身に注がれていた。
何を見てるの?
このだぶだぶジャージじゃ、やせっぽちのボディラインなんか見えっこないよ。
男の子たちに振り向かれもしないようなカラダなんだから……
「どうしたの、きみ?」
ボールギャグをはめられたままの拓は、うめき声さえ返してこなかった。

それにしてもおかしい。発汗と、身体の震えが収まらない。
そこで私はようやく、この興奮状態が自覚的なものでない事に気付いた。
身体の内部から何かがわき上がってくる……溢れている……

696:BlueRoom14
08/01/15 19:58:59 23V7bbOX
<拓>
俺にも下心はあった。だが、対する弥生の行為はえげつなさにも程があった。
俺は暴力まで振るう気はなかった。
なのに弥生はスタンガンや身体拘束などの暴力的手段を使い、挙げ句の果てに俺
の尻穴を責めたて、ビデオ撮影しての脅迫にまで走ったのだ。正気とは思えない。

俺は一歩間違えば、人生をメチャクチャにされるようなリスクを背負い込んだ。
そのまま脅されて、腐女子どもに弄ばれるおもちゃに落ちぶれる予定らしい……
神だか誰だか知らないが、腐女子に味方して俺の目論見をこんな形で頓挫させ、
あまつさえこれほど惨めな状態に陥れるとは……あんまりだ!

俺はすぐにでも死にたいぐらいの気分になっていた。

それにしても、なかなか弥生に思ったような反応が現れないのが不審だった。
それで思わず弥生の方を見たのだ。

「どうしたの、きみ?」と、口を塞がれて答えようもない俺に言ったきり、黙り
込んだ弥生は、ほどなく震えだした。
ジャージの上着を脱ぎ捨て、汗だくになりながら黙って俺を見ている。

<弥生>
身体の奥から意に反して液体がにじみ出していた。
ショーツの股間に貼り付けたおりものシートがオーバーフローしているのがわかる。
じっとりと濡れた股間が気持ち悪かった。
どうなってるの?

エアコンがよく効いているはずなのに、身体が熱くてたまらない。
思わずジャージの上着を脱ぎ捨て、Tシャツ姿になった。
そのTシャツも汗にじっとりと濡れている。
あっまずい! 自宅と油断してノーブラだ!
それに何で乳首起ってるのよぉ!
そういう意味で興奮してたつもりじゃなかったのに!

待って、さっき飲んだペット入り紅茶、この男が持ってきたんだよね?
まさか!?

増してくるばかりの身体のうずきに耐えられなくなった私は、とうとうその場にぺ
たんと座り込んでしまった。

697:BlueRoom15
08/01/15 20:01:51 23V7bbOX
<拓>
俺にとって小学校以来のヲタク道の師匠というべき、今は大学生の先輩がいる。
特に取り柄も何もないが、ひたすら筋金入りの全方位型ヲタク、という、人生完全
背負い投げ状態の強者だ。
この師匠に先日、街で出くわしたのだが、ちょうど連れていた恋人を紹介された。
それも極上の美人女子大生。師匠より長身のボーイッシュなばいんばいーんだ。
こんなヲタにどうして惚れたのかわからないのだが、とにかく俺の前でもその彼女、
先輩にベタベタ。
あまりに理解しがたい事態に、あとで電話して聞いてみた。

「師匠、素敵なひとが見付かって良かったですね。
それにしてもあんな上玉、どうやって落としたんです」
『ハタハツハ、それは秘密、と言ひたいところだが、おまいは漏れの一番弟子だか
ら、特別に教へてやらう』
「ぜひぜひ」と懇請した。
後日渡されたのは、某通販で買った「強力催淫剤」という触れ込みの錠剤。
師匠はこれを相手の女性に言葉巧みに服用させ、超エロエロな「死ぬほど男欲しい」
状態に陥れて、その度に強烈なプレイを繰り返したのだという。
そして薬が抜けた後には全身全霊でもって誠意ある日常サービスにこれ努める、と
「肉もまこともある訓練過程」を繰り返した結果、最後には彼女を本気で自分へ依
存させる状態へと持ちこんだんだとか。ほんまかいな。

『まあやつてみれ。効果は漏れが保証しやう』
そう言われるとどうにか「やってみる」しかない。
だが薬を入手したとはいえ、すぐに試してみたい憧れの女、が俺にはいなかった。
そこで予行演習のため、おあつらえ向きなモルモットとして、藤吉弥生を利用しよ
う、と考えた……

元来俺はプラモ作りや電子工作の類が得意な職人肌で、手先の器用さには自信がある。
それで弥生に薬を飲ませる方法を熟慮した結果、飲み物に混ぜることにした。

催淫剤を乳鉢ですり潰し、一度キャップを開けたペットボトルに溶かし込んだ。
それからボトルを軽く絞って、空気を抜いた状態でキャップを閉じ、接着剤とはんだ
ゴテを使ってキャップを溶着することで、一見未開封のように見せかけた。
これを自宅の冷蔵庫で一晩冷やし、出がけにコンビニの袋に入れてきて「今買って
きたばかり」の状態を装ったのだ。
以前このテクニックを使い、薄めためんつゆをウーロン茶に偽装するいたずらをし
たことがある。成功したが、飲んだ友達からは当然殴られた。
ペットボトルの紅茶はけっこう甘いし、よく冷えていたから、少々薬物が溶けていて
も味はわからない筈だ。

それが事の次第だった。
だがまさか、この女に先手を打たれて拘束されるとまでは予想していなかった。
だから、当初計画は失敗、だ。
それがどうだ。でばなをくじかれてノックアウトされてから、ようやく薬が効い
てきたらしい。何を今更という気分だ。悲喜劇もいいところだ。
あまりに馬鹿馬鹿しくなった俺は思わず、ボールギャグを填められたままで
「ふっほほほほほほほ(ウワッハハハハハハ)!!」と笑い声を上げた。
忌々しげな表情で反応した弥生は、すぐベッドサイドににじり寄ってくるなり、俺
のボールギャグを引きちぎった。
「痛てっ!」
「あの紅茶に一服盛ったのね!」
俺は自分自身の精液臭に閉口しながら、脂汗を流して真っ赤な顔で見下ろしてくる
女に、精一杯の皮肉を飛ばした。
「察しのいい奴だな。女がエロエロになる薬だよ。
力ずくでレイプなんて真似をしなかっただけ、ありがたく思え。
これなら、おまえにケツをいじりまくられてイカされて、ビデオ撮られてた俺の方
が、よほど屈辱的だよ。
せいぜい一人で悶絶してオナってろ、変態腐女子」

698:BlueRoom16
08/01/15 20:06:31 23V7bbOX
<弥生>
うかつだった!
まさかあのペットボトルに薬が仕込まれていたとは……
たまらない! 身体がうずいてる!
身体中が神経……いや、性感帯になってしまったようだ。
ちょっと気を抜いたら床に倒れて転げ回り出しかねないほどに、苦しい。
ああ……エッチなことしたいしたしたいしたいしたいしたいしたいしたい!!!!
しなくちゃもう死んじゃいそう!!

そうだ……お風呂に行って冷たいシャワーを浴びれば……
ああっダメだ、やおい本の下半身サカっちゃった男の子じゃないんだ、無理!
女は、フクロが外に出てる人たちと違う!
全部体内にビルドインされてるんだもの、水ぐらいじゃ冷却が効かない!

女のカラダは男より複雑だ。
しかも自分で言うのも何だけれど「女は子宮でモノを考える」のだ。
つまり、肉体の状態に精神が引きずられやすいのだ。
私と同じ性別のひとたち、それに生理の時の女性をよく知る男性なら、きっ
とわかるだろう。
そこに強力な薬物を投入されては、水で冷やしたぐらいじゃ絶対治まらない。
1階の風呂場まで降りるにも、足に十分力が入らない。階段を転げ落ちてしまう。

もう耐えきれない。この場でオナニーでも始めないことにはどうにも済まない。
けど、ベッドに拘束した男の前でオナニー……そんな惨めな姿は見せたくない!

ん? それにしてもこの男……『一人で悶絶してろ』ですって?
お尻いじられて情けない声出してイっちゃったくせに『変態腐女子』呼ばわり?
大きな口をきくんじゃない!

そうだ……こいつも、男だ。しかも今のところ私に反抗できない。
ならば……奴隷らしくサービスしてもらいましょうか!? 

後になって冷静な頭で考えれば、これも薬の影響でリミッターが飛んでいたが故
の暴走だったと思うのだけれど……
とにかくその時の私は必死だった。
もう構うものか! 脅迫カードはまだこっちにある!
クスリが抜けるまで私の相手をさせるんだ!

私はベッドの男に向かって、大声で怒鳴りつけた。
「奴隷の分際でうるさい! いいから私に奉仕しなさい!」
「はあ!?」
あ然としている拓を尻目に、もう私は止まれなくなっていた。
汗で身体に張り付いたTシャツをはぎ取り、ブラも何も付けていない上半身を、
拓の前に晒した。ジャージのズボンを脱ぎ捨て、ショーツも躊躇無く脱ぎ飛ばす。
もはや私は、眼鏡と靴下だけの全裸になっていた。
気力を振り絞って脚に力を込め、全裸で仁王立ちになった。

699:BlueRoom17
08/01/15 20:17:37 23V7bbOX
<拓>
おかしなことになってきた。奉仕しろ、だと!?
拘束状態の俺が、どうやって弥生に「奉仕」すればいいんだ?

俺はそう戸惑いながらも、弥生の裸身から目を反らせなくなっていた。
華奢で長い手足、ウエストも細い。そばかす顔の彼女だが、肌はきれいだ。
決して大きいとは言えない、Bカップ級の胸。
しかし、大きからず小さからずの乳輪共々、形はいい。
興奮のためだろう、乳首がぴんと起っていた。
全体にボリューム感は皆無だが、すっきりと整ったスレンダーボディだった。
これは……エロいのを通り越して、もはや美しい。
クラスの男どもも、この細身の裸体を見せられれば、きっと見直すに違いない。
何より、この格好で眼鏡と靴下だけ身に付けている三つ編み娘、強烈過ぎる。

問題は眼鏡の下の双眸だった。
さっき俺の尻をいじっていた時とは別の異様な輝きを放っている。
さっきの弥生の眼が邪悪なサディスト腐女子のそれなら、今の弥生の眼は……
文字通り、飢えたメスだ。
彼女の恥丘の下にある繁みは、濡れている。
太腿の内側に、液体が垂れているのが見える……
美しい身体を持つ、発情したメスの獣に、俺は恐怖と畏怖とを同時に感じた。
そんな彼女と相対してしまっている状態……

俺は自分が拘束されていることも忘れ、身をよじって「落ち着け!」と叫んだ。
弥生は構わず、一歩、二歩と歩み出し―
そしてつまづいて、俺を拘束するロープの上へ倒れた。
ロープで右膝を引っ張られた俺は思わず「痛ぇっ!」と小さく叫んだ。
弥生は「ううっ、もう……」と不快げにつぶやきながらベッドに膝立ちになり、
窓際の青いカーテンを引いた。
クスリでおかしくなっていても、外から見られてはまずい、という程度の判断
力は残っているらしい。
彼女はやっとの思いでロープを乗り越え、ばんざいした状態の俺の両脇をまた
ぐように、股を広く開いて膝立ちした。
俺は嫌でも、細身の長身と、濡れた繁みを見上げることになった。
本物の女性器を、初めて間近に見るのが、よりによってこんな状況とは……

弥生の顎から汗がぽたりと落ちて、俺の頬を濡らす。
彼女はベッドのヘッドボードに両腕を伸ばし、前傾した状態で身体を支えて、
秘部を俺の顔間近に寄せた。
「さあ太田! 私のお○んこに、その汚い口で奉仕しなさい!」
いきなり呼び捨てで四文字フレーズかよ。大した女王様ぶりだ。
師匠、あのクスリに女王様モードの副作用があるとは聞いてなかったッスよ。
確かに今の俺が、女性の愛撫のために自由に動かせる身体の部位と言えば、さ
しあたり舌しかない。
「『お口で慰めてください』ってのが筋だろ?」と精一杯の皮肉を飛ばした俺
の口に、それ以上の有無を言わさず「その部分」が押しつけられた。

700:名無しさん@ピンキー
08/01/15 20:22:35 23V7bbOX
とりあえずここまで。
「犯す」つもりが頓挫した展開になってしまっているグダグダだが
続きは書きためて落とす。ウザければあぼーんでよろ。

701:名無しさん@ピンキー
08/01/15 20:54:24 HWBRGoll
ほんとに長くてわろたw

702:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:54:24 2V1Dzr6G
だが、GJだ。続き待ってるぜ

703:名無しさん@ピンキー
08/01/15 22:12:24 bpJQetGw
腐女子の追い込みがやや強引な他はGJだな。

704:名無しさん@ピンキー
08/01/17 03:33:31 zo4qCyz4
これはホントにGJだ
はやく続きプリーズ!!

705:名無しさん@ピンキー
08/01/20 15:28:57 6Ie9Ef+q
顔がそれなりによくてスレンダーで学校ではクールキャラなんだけど
実際は男性向けエロゲしまくってBL嫌いのまるっとヲタクで「性転換しようかな…」と半ば本気で呟く女の子も腐女子ですか?

彼女の腐女子という言葉の認識はヲタク女の総称らしい

706:着せられ
08/01/20 19:39:26 6l1+9hHE
彼氏の腐女子という言葉の認識もヲタク女だったよ。(ばれたかと思った…

昔の「腐女子」はBL好きを指してた気がする。
今は、ドリーム好きも腐なのか?
つーことで、その子はただのおにゃの子スキーで、本当の意味での腐女子ではないかと。

なんか最近の子は、ヲタクの女は全て腐女子と呼ぶと思ってるような気がする。

707:名無しさん@ピンキー
08/01/20 20:19:42 OLbe/llo
とするとオタク男は腐男子と呼ばねばならなくなるな。

708:名無しさん@ピンキー
08/01/20 20:25:34 ON3uf3N3
ドリ女は腐女子と呼ばれることを嫌う傾向にある気がする
俺もオタ女の総称みたいな感じで腐女子と言っていたら怒られたことがある

709:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:01:07 Gh1Sv9jM
最近は、「腐女子」を「ヲタ女」の総称に使うケースも増えてるようだな。
このスレの場合は、以前からの「狭義の腐女子」を指しているんだろうけど。

で、699の
「犯す」計画が頓挫してグダグダになっていくところの続き行く。
ウザい人はタイトルで専ブラあぼーんよろ。

710:BlueRoom18
08/01/20 21:03:10 Gh1Sv9jM
<拓>
粘液と陰毛の絡み合った間から、言葉で表現するには難しい、奇妙な発酵臭が
押し寄せてくる。味と香りはヨーグルトともチーズともつかず、美味なのか異
臭なのか、とっさには判断しかねた。
いずれにせよ、このテイスティングは結構キツいものがある―だが、男の本
能を強烈に刺激する臭気だ。
「早く! 舐めるの!」
弥生に急かされ、俺は彼女の秘所を舌で愛撫する作業に取りかかった。
盛り上がった繁みの中央を、縦に通った裂け目。
いまそれは自分の口に接していて、ディテールは細かに観察できない。
舌先で複雑なかたちを感じ、ひだの間に溜まった粘液を舐め取り、強靱な陰毛
をかき分ける。
強い匂いと共に、新たな粘液がじわっとあふれ出す。
俺は我知らず、それを真剣に舐め取っていた。
その行為と共に、俺の身体の一部分は力を取り戻しているようだった。
弥生の身体で遮られて見えないが、着実に血液が流入し、みなぎりを復活させ
つつあるのが感じられる……
「は、はあ」
声と共に視線を感じた。弥生が見下ろしているのだ。
「そう……そこを舐めて……舐め上げて」
うめき声ともあえぎともつかないささやき声。
ちょっとしょっぱい味のする、尿道口とクリトリスの間とおぼしき部位をひた
すら舐めながら、仰ぎ見る。
繁みの上の恥丘、小さなへその窪み、肌の綺麗な胴の上に尖端を突き出させる
小振りな乳房。
奇妙なアングルから見上げるその先には、口元を引き結んだ弥生の顔がある。
眼鏡の下で、奴の眼が潤んでる。
普段仏頂面で真面目ぶっている顔が、その威厳を無理矢理に保とうとしながら、
半ば崩れかけている。
何かに追いつめられたような、やるせない表情……
なんだか……正直、エロ可愛い。

はあ、エロ可愛い?

711:BlueRoom19
08/01/20 21:06:21 Gh1Sv9jM
<弥生>
素晴らしい征服感だ。
股間に男の顔をねじ伏せ、舌で奉仕させる。
温かく、それ自体一つの生き物のようにうごめく舌が、私の粘膜の表面を這い、
核の尖端をかすめる瞬間の刺激。
たまらない快感と高揚感。自分一人で慰めるのとは比べものにならない。
このヲタが私を一舐めする毎に、私の身体はしとしとと蜜を溢れ出させている。
もっともっと愛撫して欲しい。
花になったこの身体から流れる蜜を、思い切り吸い尽くされたい……
思わず私は、歓びを発露する大声を上げたくなった。
でも……こいつの前で弱みを見せてはいけない!
いや、現に十分見せていたのだが、その時の私にそこまで思い至る余裕はまっ
たく無かった。

私はあえぎそうな口を抑えつけつつ、太腿の間で、眼から上だけを覗かせてい
る拓を、じっと見下ろした。
紅潮した顔面は、圧迫されているせいか、さすがにどこか苦しげだ。
だが、細められたその眼は高ぶった性欲の色合いを帯びているように見えた。
なーんだ、けっこう状況を楽しんでるんじゃないの?
それで、ふと肩越しに振り返った。
とたんに笑い出してしまった。
さっき射精したばかりの拓のペニスは、早くも活力を取り戻し、何の支えもな
しに起きあがりつつあったのだ。
ああ、本物の男って、何てどうしようもない生き物なんだろう。
ここまで虐められても起ててしまうんだから。
私は向き直り「あははははは!!」と笑い声を上げる。
「あはっ、スケベねえ、キミ、あっ」
思い切り嘲弄してやったつもりだったが、思わず喘いでしまった。
拓は無理矢理に顎を引いて叫んだ。
「裸の女に強制クンニさせられて、起てるな、と言う方が無理……むーっ!」
うるさいので腰を落として黙らせた。
もう一度振り返ってみれば、男性の象徴はぐいと反り返っていた。
脈打つ「それ」を見て、私は唾を飲み込む。
股間の男を見下ろし、厳かに宣言した。
「いいでしょう。
マゾ男の太田君を、私が特別に慰めてあげる」

712:BlueRoom20
08/01/20 21:08:24 Gh1Sv9jM
<拓>
全裸の身体を汗だくにし、欲望に緩みかけた顔の筋肉を強引に締め上げながら、
腐女子は仰々しくのたまいやがった。誰がマゾ男だよ。
『特別に慰めてあげる』とか言えた義理か?
クスリを盛られたあげく、性欲の衝動に耐えきれず、俺をその解消に使ってる
だけじゃないか……ダッチボーイだぜ。

弥生は俺の答えなど聞く気はない。身体の向きを変え、俺の両脇に膝を突いて、
三角に立てられた両膝の間に顔を埋めた。
両脚の狭い谷間に在った秘唇は、いまや上下逆転し、痩せて尖った尻の双丘の
間にさらけ出されていた。
そして、男女関係なく誰もが備えている後の門もまた、泉の上に晒されている。
俺は劣情と同時に、母胎回帰本能をも刺激されていた。
繁みに隠れていた女の部分が、今はよく見える。
色素沈着のない、綺麗なピンク色の陰唇。薄い繁みの上で僅かに花を開かせ、
蜜を滴らせる。
この世のすべての男たちが産まれ出で、そして十数年、二十数年の後に、再び
帰り着くべき谷間。
その上のすぼまりは、これまた恥ずかしくも大切な部分。周囲に産毛が生えて
いるのが、何だかおかしくも微笑ましかった。
「……舐めてよ」
弥生の声がした。
逆らう道理もなかった。
俺は首をすくめるようにして、それらが並ぶ縦の谷間へと顔を近付けていった……

<弥生>
身体の向きを変え、拓の胸の上で股を開いて、彼の身体に載るかたちになった。
とたんに、生暖かい液体の感触が、裸の下腹に触れて、不快な気分になった。
そうだ……拓の腹から首にかけて、彼自身の放った精がぶちまけられているのだ。
なのに次には、ああ、もうどうでもいいや、と考えていたのだが。
なにせ目の前に、男の象徴が反り返っている。
その雁首から目を離すことができない。
それで、拓の吐く息が股間に当たっているのに気付いた。
……見られてるんだ……あそこもお尻の穴も、全部見られてるんだ……
ますます、自然に濡れてくる『自分』を感じる。
思わず拓に「舐めてよ」と促す。
ややあって、再び舌の感触が私の泉を刺激する。
核の尖端を舌と唇がしゃぶる。ああ、いい感じだ。
「……オーケー。もっと、そこを吸って」
自分の声から、快感の影響を払拭できない。歓びを悟られたくない、という最低
限の恥辱感すら、もはや無駄なあがきになってしまっているようだ。
核を吸い立てる力が強まると同時に、目の前の男根は力を増した。
―私の身体で、興奮しているんだ。
それを見て、居ても立ってもいられなくなった。
左ひじで身体を支えた私は、ためらうことなく勃起したペニスを右手に包み、次
には尖端を自分の口に頬張っていた。

713:BlueRoom21
08/01/20 21:10:38 Gh1Sv9jM
栗の花の臭気、ヌルヌルとしたローションの舌触り、そして、脈動を伴った熱い
血流の感触。
粘膜部分の感触は、その下の血管が浮き上がった肉茎部分とも違った弾力に富ん
でいる。
しばらく前、『シャワーを浴びてもいない男性器を口に含むなんて!』と思って
いたのに、精液と汗とローションで汚れたペニスに、フェラチオしている。
どれも毒ではないが、しかしこれまでの私なら絶対に口に入れるはずのなかった
ものばかりだ。
ボーイズラブ小説ややおい漫画の描写を思い出しつつ、陰嚢に右手を添えながら
亀頭への舌での愛撫を続ける。
弱い尖端を傷つけないよう、唇を丸め、ゆっくりと頭を動かしてみる。拓の身体
がびくりとすることで、感じてくれてるんだな、と思う。
直後、彼は私のクリトリスを吸い立てる。
これってコミュニケーションの一種なんだろうか?
いろいろ混じって変な味だ。いまにじみ出ているのは、「カウパー腺液」?
でも、しゃぶっていること自体に、強い懐かしさを感じた。
まだ物心付かない赤ん坊の頃、母親の乳房から母乳を飲んでいた時の、覚えてい
るはずもない「肉体的記憶」。
男性器にそんな感情を抱くなんて、思ってもいなかった―
その時だった。
異様な感触が脊髄を貫通して、脳髄を直撃した。

背中を伝って波のように響いてくる、その得体の知れない感覚の正体を理解した
私は、身震いした。
拓の舌が、自分の肛門の周囲をはい回っていた。
私が自分の排泄行為に用いる器官のひだが、丁寧に舐め上げられている……
しかもそれが、とても気持ちいいのだ。
「あ、あ、あ……」
声を上げてしまった。
お尻を舐められて、感じちゃってる……すごい……
ボーイズラブ小説の「受け」になった気分。蜜が漏れて止まらない感覚。
最高だ。

いま、拓の顎は私の「ジュース」で濡れ、それは彼ののど元まで垂れ落ちてい
るだろう。
「奴隷」に相応しい仕事ぶりだ。
ならその仕事ぶりに応えてやるのもいい。
私の口が拓の亀頭から離れた。
左ひじを突いたまま、左の中指を口に含む。唾液で十分に濡らす。
それから、物欲しげに脈動するペニスをまた口に含んでやった。
「うう、おお……」
拓の声がした。私の唇の感触が嬉しいらしい。
じゃ、もっと気持ちよくしてあげるよ、奴隷少年。

立て膝の下から回り込んだ左手は、「Fuck you!」のポーズとなり、濡れた左
中指の尖端は、まだ乾いていないローションの助けによって、拓の肛門にぬる
りと滑り込んだ。
「はぁっ!!」
拓の悲鳴が聞こえた。
「それやめてくれ!」
やめるものか。それ、指をもっと深く……前立腺ブースター、把握。
「ひっ!!」
私は構わず怒鳴った。
「もっとお尻を舐めなさい!」

714:BlueRoom22
08/01/20 21:12:47 Gh1Sv9jM
……もう何も考えられない。
拓の固くなったものを右手で掴み、膨れ上がった尖端を、なおも唇で吸い立て
てやる。左中指はゆっくりとストロークし、彼を、犯す。
私の肛門のとば口に、舌の尖端が侵入しようとする。
せめてもの逆襲のつもりだろうか。
けれど、凄い快感。
そうだ……私のお尻も、性器なんだ……彼のお尻と同じように……
左手中指は、拓の秘密の部分をより強く圧迫した。
脳の中の理性のヒューズが焼き切れていく感覚。
「い……イクっ!」
拓の小さな叫び。
私は「それ」を含んだまま、「むうううーーーっ!」と押し殺した声を上げた。

どくどくと口の中に射出される液体。男性の生命力の証。
吐き気は生じなかった。エクスタシーに震えながら、私はそれをむしろ歓びと
ともに飲み込んでいた。

射精の脈動を受け止めていた私は、拓の荒い息づかいで我に返った。
口の中に、粘ついたタンパク質の液体の残りかすがひっかかっている。
生臭くて気持ち悪い。なのに……
おいしい、と感じた。
拓が、私の口と身体で感じ、達したのだ、と思うと、尿道の中に残った液体す
ら余さず吸い取りたくなった。
指が竿を絞り、尖端に白いしずくの粒が溜まる。舐め取り、呑み込む。
やはり、おいしい。

自分はクスリでおかしくなっているのだ、とはわかっている。
わかっているのに、私の身体の中から、新たなエネルギーと欲望とが沸き立
ってくるのを、抑えつけることはできなかった。
もっと欲しい。
もっとこの男から、欲しい、と……

715:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:15:02 Gh1Sv9jM
とりあえず書けた分まで。またそのうち。

716:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:19:53 iqMbSwUb
GJ!!

717:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:59:19 G7LI97kH
次も待ってる。

718:名無しさん@ピンキー
08/01/21 14:22:43 knJJVTTF
wktk

719:名無しさん@ピンキー
08/01/26 21:39:27 ayoJ8Kcg
続き行く。タイトルであぼーんよろ。

720:BlueRoom23
08/01/26 21:42:34 ayoJ8Kcg
<拓>
俺は弥生の過酷な責めに少しでも抗おうと、小さなすぼまりの奥に向かって、
舌の先をはい回らせていた。
俺の下腹の上で、弥生の柔らかい胸が激しい鼓動を伝えてくる。
愛液が止めどなくしたたり落ち、俺ののどぼとけを濡らす。
腐女子は執拗なまでに俺の分身にむしゃぶりつき、その中指は俺の尻を激しく
ファックした。

そして細い身体のわななきと共に、霧吹きのようなしぶきが短く散り、俺のの
ど元に降りかかった。
弥生の秘所から吹き出したこれは、おもらし……
いや、「潮吹き」か!
なおも尻中で指が動き、俺の舌は狭い後門に虚しく挑み掛かろうとした―
俺の身体は、温かい口の中に、弾ける。

一度目のような敗北感は感じなかった。
何せこの女も「イッた」のだ。おあいこだ。
クスリが効いてきたらしい。
無理に持ち上げていた首の疲れもあって、俺はビニールの最低な寝床に頭を落
とし、荒い息を吐く。
二度立て続けの射精を経て果てた俺の分身が、何故か搾られている……
尖端に舌の触れる感覚。唾を飲む音。
こいつ、セーエキ飲んで、残りも舐めてるのか?

721:BlueRoom24
08/01/26 21:46:18 ayoJ8Kcg
間もなく俺の上から身体を起こした弥生は、後手を伸ばしてベッドサイドのテ
ィッシュペーパーを取り、左手指を拭った。
使ったティッシュを床にぽいと投げ、それから、俺の身体の上でまたも向きを
変える。
顔全体を紅潮させつつ、当座の充足感を満たしたらしいこいつが、眼鏡の向こ
うから俺を見下ろす、野獣のような瞳―
細い身体に汗が流れ、小振りな乳房の尖端では相変わらず乳首が起ったまま。
指はティッシュで拭ったくせに、口元には唾液と精液の垂れた跡が残っている。
今や、もうそんなことも気にしていないようだ。
だが、肩口にぶらりと揺れ、胸元に触れる両の三つ編みは、さすがにうっとう
しくなったのだろう。
ゴムを無造作にぱちん、ぱちんと引き抜いた。髪を指でかき上げ、さっと解く。
次には眼鏡を外し、サイドテーブルに手を伸ばして、それを置いた。
『眼鏡を外すと美人』、という陳腐な変身は起きなかった。
第一、人相は外す前からとっくに変わっていた。狂気の瞳との対峙が、レンズ
越しでなく、直接になっただけだ。
けれど、三つ編みのくせを残しながら両肩に掛かる長い黒髪は、弥生を普段の
水準から、間違いなく数段美しくしていた。
快感の余韻と更なる肉の欲望、そして侮蔑とがないまぜになった視線を落とし、
全裸の女は得体の知れない微笑みを浮かべた。
「太田……この卑怯者……」
あざけり混じりのささやき声に、俺は為し得る限り冷淡に応えた。
「……人のことを言えた義理か」
「うるさい」
直後、彼女は上半身を倒し込んできた。俺はばんざい状態で拘束された腕ごと
抱え込まれる。
俺たちの唇は、重なっていた。

互いに薄目を開き、そして閉じることを繰り返しながら、前触れもないキスは
長く、長く続いた。
この女は明らかに壊れている。
そして俺の欲望のリミッターも、完全に壊れてしまったらしい。
今の俺たちと来たらどうだ。
お互いの性器を舐めあった、愛液と精液の後味が残る舌を、進んで絡み合わせ
ているのだ。
生臭い味がその実、快感を伴って、脳内の理性を着実に押し流していく。
何てこった。
これが俺の生まれて初めてのキスだったんだぞ……
自分の精液混じりだ……変態も極めつけだ……

722:BlueRoom25
08/01/26 21:49:13 ayoJ8Kcg
<弥生>
相手の精液の味が残る口で、自分の愛液に濡れ、肛門を侵そうとした口と舌を
犯してやった。
それが私の……初めての、口づけ。
アブノーマルもいいところ、なのに、この訳のわからないブレンディングが私
の欲望を一層かき立てた。
攻め入った口の中でぶつかった舌は、私の身体に常在するデーデルライン桿菌
の乳酸味を帯びていた―

このベッドで自分を独り慰める時、興奮がそのピークに至ると、時折、指を濡
らす愛液を舐めてみることがあった。
奇妙な味はしばしの高ぶりの助けにはなったけれど、やがては虚しさを残すだ
けの、淋しい味でもあった。

その味に拓の口の中で出会った時の高揚感は、忘れられない。
私の「味」がこの男の唾液とブレンドされ、彼の作り出した精虫が、私の口の
中から唾液混じりに彼自身の口の中に戻る。
私たちは今、否応なしにお互いの「一部」を与えあっている。

拓の舌も唇も身体も、全てが温かく、心地良かった。
Tシャツや胸や腹を濡らした最初の射精は、既に乾き、ガビガビになっている。
私と、拓との体温のせいだが、全てがグチャグチャになった今では、全然気に
ならなくなっていた。
もうどうでもいい。
その時の私は、この男を滅茶苦茶にしたい、と熱望していた。
滅茶苦茶にするだけじゃ、気が済まない。すべて、喰らい尽くしたい―
そしてこの火照った身体を、やはり熱を持ったこの男の身体に触れさせ、燃や
し尽くしてしまいたい―

だから身軽になるために、邪魔な眼鏡を外し、お下げもほどいて、自分への縛
めを全て解いたのだ。
けれど、それは―
単にクスリのせいで、正気を失っていたのだろうか。
それとも既に、何か「特別な感情」にとらわれていたのだろうか。

拓の身体をかき抱き、力一杯に深いキスをし終えてから、ようやく顔を上げた。
拓の表情は、ぼんやりしている。
眼鏡を外した視界がぼやけているが、それだけではない。
魂を抜かれたように、私を見上げている。
訳もなく馬鹿にしたくなった。
「……初めてのキスがこんなヲタとなんて、ね」
わざと口元を歪め、挑発して見せた。
拓は我に返ったようだ。
つくづく閉口した、という表情で、皮肉っぽい答えが返ってきた。
「俺が言いたいよ。ファーストキスが腐女子にふん縛られて、自分の精子味?
情けなさにもほどがある」
そんなこと言いながら、私の不器用なキスに必死に応えていたのは誰?
強がっちゃって。
「なぜ俺を狙った?」
「仕返しもままならないような、気弱そうなヲタだったからよ」
ストレートに本音を吐く。こいつはどう思ったろう。
眼下にあるのは、火照りながらも、やはり無気力気味な表情だけだ。
尋ね返した。
「そう言うキミは、なぜ?」
「……手近にいたのが偶然腐女子だっただけさ。ただの腐女子なんて、俺には
どうでもいい存在だから」
私は興奮によって頭の中がグルグルしているにも関わらず、その言葉を聞いて
も低い苦笑で応えただけだった。

723:BlueRoom26
08/01/26 21:52:06 ayoJ8Kcg
身体が火照っているにも関わらず、背中がちょっと涼しくなっていた。
エアコンが動いているせいだろうか。
温まりたいけれど、掛け布団はベッドから降りないと手の届かない位置にはね
除けられている。
どうすればいいだろう?
そう思った私の目に入る、拓の腕。
手錠で縛められている両腕は、毛や肌の色こそ薄いが、それなりに男らしい太
さを持っている。
この腕が、私を抱き締めてくれたなら……
きっと、温かくなるだろう。
抱き締めて欲しい。そして温めて欲しい。

はっ、「抱き締めて欲しい」?
違う違う違う! 抱き締めさせる、のだ!

<拓>
黙って奇妙な笑みを浮かべていた弥生が、一瞬顔を引きつらせた。どうした?
その表情はすぐ元に戻る。
「ねえ、片方だけ外してあげる。右利きだよね?」
言うなりこちらの答えも聞かず、右手首を拘束する手錠の鍵を挿し、ひねる。
手錠が外れ、俺の右腕は、ビニールシートにどさりと落ちた。
しばらくの間手錠を掛けられっぱなしだったので、腕全体がしびれている上、
手首が痛い。
揉みほぐしたかったが、左手が拘束中では、自然に血流が戻るのを待つしか
なかった。
「で? どうしろって? 自分のチンコでもしごけってか?
もう2発発射済みだ。しばらく無理だ」
そう吐き捨ててやったが、そばかす顔はなぜかほころぶ。
綺麗だ―なぜそんなことを考える、自分?
「私だって、男の子が連続でイケるなんて思ってない。
簡単よ。私の背中に、その手を載せなさい」
それだけか?
簡単なことだが、疲れてそんな気力もない。
「手錠かけられっぱなしで疲れた」
「文句言うんじゃないの。こっちはまだ薬が抜けてない」
「左手にはまだ手錠が掛かってるし、足は縛られておむつ取り替え状態だぞ。
もういい加減くたびれてるんだ。これで何ができる」
言いたいだけ言ってそっぽを向いた。
「……世話が焼けるわね」
弥生は、ベッドの上に投げ出された俺の右腕に左手を伸ばし、手錠痕の残る手
首をさすり始めた。
手錠の痛みが和らぐのはよかったが、弥生が俺の右腕をベッド脇に引っ張り、
自分の空いた右手で俺のTシャツ裾を右脇一杯にでめくり上げた、その真意は
測りかねた。
しかしすぐに理由がわかった。
彼女は俺の右脇に顔を寄せ、深呼吸をしたのだ。
これは……嗅がれているのか!?

724:BlueRoom27
08/01/26 22:01:02 ayoJ8Kcg
<弥生>
拓の体臭は強くない。汗は溜まっていたが、ガビガビのTシャツから漂う栗の
花の臭気に混じって、わきがの弱い匂いがしただけだった。
それでも、やや薄い脇毛を見ながら『男はムダ毛処理なんかしないんだよね』
と当たり前のことを再確認しつつ、私はそこに顔を寄せた。
大きく鼻から息を吸い、腋の匂いを味わった。
「……変なところを嗅ぐな」
耳元でぶっきらぼうな拓の声がしたが無視して、脇毛の薄い繁みに口を付けた。
「おわっ!?」
拓にも予想外だったのだろう。悲鳴が上がる。
「変なところ舐めるんじゃない! ふはっ! はっ!」
……ここもなかなか美味しい。
舌に触れる脇毛の硬い感触と、脇の皮膚の柔らかい熱。
そして、汗と、アポクリン腺からの僅かな体臭とが混じったしょっぱい味。
その弱い脇に、ちゅっ、ちゅっとキスをし、汗と分泌物とを吸い取ろうとする。
獣の味。自分の身体が燃え立ってくるのを感じる。

いつの間にか拓の手首へのマッサージも止まっていた。
そのまま身体を退かせ、拓の右乳首に吸い付く。数本の乳毛が生えているだけ
で、可愛らしい乳首だ。
「は、や、やめてくれ!」
ミルクの出るはずもない男の乳首を、私は思い切り強く吸い、舌先で転がした。
しばらく吸った後、顔を上げる。耳に少年の切なげな悲鳴が届く。
乳首にはキスマークが付いていた。拓の息は荒い。
私は「感じちゃった?」と揶揄混じりに声を掛けた。

正直なところ、からかいでもせねば、錯乱した心にせめてもの落ち着きを取り戻
すことすらできなかった。
クスリで火を点けられた肉体の欲望に責め立てられながら、理性の残りカスを
心の片隅に置いたまま、拓を半ば自暴自棄に責め立て続けているのだ。
リミッターが外れてしまうとろくなことがない。
私は自分の狂気に疲れ始めていた。

725:BlueRoom28
08/01/26 22:03:05 ayoJ8Kcg
突然背中に触れるものがあった。
拓の右手だった。
その手と腕は、私の身体をぐっと抱き寄せ、二人を密着させた。
当てられた手のひらが温かい。
「これでいいんだろ」
「ええ」
その手は自然に私の背をまさぐる。
「……背中、冷たいか?」
言われて初めて、さすって温めてくれているのだと気付いた。
―そうだ、温もりが欲しかったのだ。

私は再び拓の肩に抱きつく。
言葉もなく、唇が重なる。
長く、深いキス。お互いに舌と唇の感触を求め合っている。
拓の手が止まり、私を固く抱き締める。
自分が泣いているのにようやく気付いた。

裸で肌を触れあわせて抱き締めあっていることが、どうしてこんなに嬉しいん
だろう?
しかも私はこの男を拘束して悪戯し、こいつは私に一服盛って正気を失わせた。
どうしようもない馬鹿者同士、相手を実験用の獲物と狙い、そして互いの罠に
落ちた……
思えばいずれも、人を人と思わない外道の所業。
そして今や、とうてい愛し合うような関係にないというのに、身体を重ねて温めあ
い、唇を合わせずにいられないなんて、どうかしてる。
お互い、淋しい人間らしい。

「藤吉、」
拓の囁き声で、我に返った。
その時、背中に回っていた拓の手が離れ、肩口を伝って、私の目元に寄った。
そして、こぼれ落ちた涙が指先で拭われた。

それがわかった時、心の中の何かがどっと溢れた。
鼓動が早まり、息が詰まりそうになった。
もしこれからでも決心したならば、何かを埋めることができるだろうか。
「太田君……」
それでも私は臆病者だった。
「私、キミのことが、好きになってきたような気がする」

726:名無しさん@ピンキー
08/01/26 22:05:10 ayoJ8Kcg
とりあえずここまで。次回で終わる予定。永杉でスマソ。

727:名無しさん@ピンキー
08/01/27 09:33:30 CJlHEjmj
続き、期待ためて待つ

728:名無しさん@ピンキー
08/01/27 15:34:05 HDvNSFXl
グッジョブ!!!
期待していた以上のグッジョブ!!

729:名無しさん@ピンキー
08/01/27 17:23:50 bT6af1K3
GJ!!
次回がすげー楽しみ!!

730:名無しさん@ピンキー
08/01/27 22:40:05 KXmmh6B/
これはいい…!
待ってるぜ!

731:名無しさん@ピンキー
08/01/29 22:32:13 s1tZ4xhl
青部屋、ラスト。お邪魔ならタイトルで専ブラあぼーんよろ。

732:BlueRoom29
08/01/29 22:34:30 s1tZ4xhl
<拓>
女がそばかす顔に涙を伝わせた理由が、よくわからなかった。
それでも、涙を拭ってやりたくなった。

そもそも、二人それぞれ馬鹿な真似をしでかして相討ちとなった末に、何
の因果か身体を重ね、互いの体温を感じあっているていたらくだ。
お互いマヌケな自業自得だ。
それで泣かれた日には、こっちまで情けなくて涙が出てきそうじゃないか。
だから自由になった右手で目元を拭ってやったのだ。

そのとき、聴いたのだった。
好きになってきたような、気がする、と……
胸の内を突き刺された。

こいつは人形じゃない。本物の人間なんだ。
どうしようもない腐女子だが、それでも人の心があるんだ。
弱い心を持った一人の女の子なんだ。

「……淋しかったのか?」
少し沈黙があってから、「うん」と小さな答えがあった。
そのまま俺の左肩に顔を埋め、泣き始めた。
俺の頬にかかった弥生の髪から、シャンプーのいい香りがした。
俺は青いカーテン越しに青い陽射しが注ぐ部屋のベッドに縛められたまま、
全裸の少女をかき抱き、黙ってその嗚咽を聴いていた。

弥生からは、もはやさっきまでの強気な態度はうかがえない。
強がる気力を失ってしまったのは、薬の効き目が弱まったということでも
なさそうだった。
そうか―
こいつ、俺の腕に抱えられたかったんだな。
だけど俺がどうするか怖くて、右手だけ解放したんだろ?
大丈夫。心配は要らない。
俺はそういう言葉の代わりに、右腕で弥生の背を強く抱き締める。
肩にしがみつく弥生の手に、一層力がこもった。
もう耐えられなかった。
俺は身体を小刻みに震わせる娘の耳元にささやいた。
「藤吉、俺はもう怒ってない。
ただ、今はもっとおまえのことを知りたい。そうしておまえを―
好きに、なりたい」
弥生の身体が固まり、彼女が息を呑むのがわかった。
言ってしまった。
格好付けるつもりはなかったのに。

弥生は黙って顔を上げ、俺にキスをした。
さっきまでの、歯の裏側、舌の付け根までも味わい尽くす激しいキスでは
なかった。唇を僅かに開き、舌先だけを触れあわせる穏やかなキスだった。
唇を合わせながら、胸が苦しく、せつなくなった。
こいつも淋しければ、俺も淋しかったのだ。
淋しくて満たされない日々の隙間を満たすため、ヲタ趣味ややおい本に気
を紛らわせ、ついには無益な罠をしかけて、恨みもない相手を好き勝手に
もてあそぼうとしたのだ。弥生も、俺も。
愚かな腐女子と愚かなヲタク、似たもの同士じゃないか。
俺と同じく愚かな女が、今はたまらなく愛おしかった。

733:BlueRoom30
08/01/29 22:36:55 s1tZ4xhl
ゆっくりと顔を上げた弥生のそばかす顔は、涙でぐしゃぐしゃになってい
いて、その赤く腫れた眼からはまだ薬の影響が伺われた。
けれど、その表情には既に腐女子のよこしまさも、欲望に抗いきれない獣
の強い切迫感も残っていない。
俺を見下ろすか弱い微笑みは、ただ安堵と幸福との色合いを帯びていた。
「太田君、これって、馬鹿な痛み分けだよね?」
彼女もまた、自らの愚かさを自覚しているのだ。
「まったくだ……ああ、拓、って呼んでくれ。呼び捨てでいい」
俺の声もうわずっていた。
「うん……じゃ、私のことも、弥生でいいよ。
私も拓のこと、もっと知りたい」
穏やかな言葉と共に、俺の分身は腰を浮かせた弥生の右掌に包まれた。
「もう、元気になってる?」

<弥生>
拓の表情は優しいものになっていた。
教室での無愛想な表情、私が彼を縛めた時の侮蔑に満ちた視線。
それらはもうどこかに消し飛んで、意外に根は整っている容貌が、濁りの
ない柔和な笑みを浮かべている。
あるいはこの微笑みが、やおいに溺れるほかなかった私の心の空隙を、し
っかり埋めてくれるかも知れない。
もしそうなら、私もまた彼のために生きてありたい。
そして、彼の全てを私のものにしたい。
私の全てを彼に捧げる代償として。

だから、自分の身体の下で力を取り戻しつつあったものに触れて「元気に
なってる?」などと言ってみたくなった。
拓は戸惑ったようだった。
「ふじ……弥生、それ、どういう意味だ?」
「拓と、最後までしたい」
拓の顔色が変わる。
「おまえ、男と付き合った―」
「ことはありません」
きっぱりと答える。
「……だから、これをお互いの絆にしたい」
「慌てなくても、いいんじゃないのか?」
仕掛ける前はやる気十分だったろうに、と内心苦笑した。
「例のおクスリのせいで、まだ頭も身体も火照ってる。
お願いだから、きみに冷まして欲しい」

本音、薬はかなり抜けてきているようだった。
けれど、こうでも言わなければ拓を押し切れないだろう、と思った。
それに頭は冴えてきても、身体が追いつかない。
「ねえ、触って」
拓の右手を、自分の両脚の間に導く。
薬の効果に加え、先ほどの69行為と、キスの繰り返しと、今の高揚感と
で、そこはしっとりと濡れている。
「どう? いつでも大丈夫だよ」
指が私の谷間を軽く撫でるのが感じられた。あっ、それ、いい。
「……らしいな」
「ロープと手錠、解こうか?」
尋ねたら、意外な答えが返ってきた。
「このままでいいよ。
女の子が初めてする時は、男の上になって、自分から腰を落としていく方
が、無理なく挿れやすいって言うぞ。それに、」
「それに?」
「きっかけがきっかけだ。
いっそこのまましてみる方が、忘れられない体験になる」
「うわあ、アブノーマル」
私たちは一緒に低く笑った。

734:BlueRoom31
08/01/29 22:41:16 s1tZ4xhl
私は拓の身体の右側、カーテン寄りに滑り込む。
キスを交わしながら、私の右手は拓の突起を、拓の右手は私の裂け目を、
しばし互いにまさぐり合う。
ほどなく拓の性器は、十分な硬さを取り戻していた。
それを見計らい、拓の腹をまたぐように中腰でしゃがむ。
拓が右手を差し伸べ、私はそれに応えるように左手を合わせる。彼の指は
私の身体から溢れた液体のぬめりを僅かに残していた。
「いい?」
「いつでも。痛ければ、無理せず止めろよ」
拓の声にうなずいてから股間に手をやり、ペニスを右手で支える。
自分の中心に尖端を合わせ、右手指も使いながら、亀頭部に愛液を塗り広
げる。

二人とも無言だった。互いの低い呼吸だけが部屋の中に響いている。
拓の目を見た。その表情は真剣だ。
彼が無言で口を引き結ぶと同時に、勃起したものが更に力を増す。
扱い良いよう、括約筋に力を込めてくれているのだ、と気付いた。
硬い茎を改めて指で支え持ち、大きく息を吸ってから、腰を徐々に落とし
ていった。

大きく膨れ上がった亀頭部が、粘膜の谷に入り込んでくるのがわかる。
覚悟を決め、息を吐きながら更に腰を降ろす。
鋭い痛みが走る。突き裂かれている……
「う、うっ……」
私は我知らず左手に力を込めていた。
拓が一層強い力で握り返してきた。
さすがに涙が出てきたが、もう後戻りできない。
歯を食いしばりながら拓の手を力一杯に握り締め、一気に腰を落とし切る。
頭の中に小さな音が響き、股を裂かれたか、と思うような激痛が走った。
とても熱いものが身体を貫いている……貫かれている。
私はその痛みを、浅い呼吸で少しなりともやり過ごそうとした。

「……入った……どう?」
「……ああ、すごく狭くて、熱い……」
拓の顔は切なげだ。私を気づかいながら、快感に堪えている……いい表情。
「まだ動けない。落ち着くまで、少しこのままで」
「いいよ。楽にして」
優しい声に安堵した。身体をゆっくりと前傾させ、拓の身体に覆い被さる。
拓は繋いでいた手を離し、私の背中にその掌を乗せた。
目を閉じ、唇を重ねる。

唇を離し、互いの微笑みを確認した……私の表情は、痛みで引きつってい
ただろうが。
「はい、処女とどーてい、一緒に卒業。おめでとう」
「痛いんだろう? あまりふざけるな」
あきれた様子で言いながら、痛みに耐えている私の背をさすってくれる拓
に、私は彼の優しさを感じ取っていた。
温かい。人の身体って、何て温かいんだろう。
数分間、私たちは無言で抱き合い、動かなかった。

735:BlueRoom32
08/01/29 22:43:43 s1tZ4xhl
そのうち、だんだん痛みが落ち着いてきたようだった。
「ちょっと、動いてみるね」
「……無理するなよ」
熱を持った肉の槍が体内に侵入していて、出血している状態だ。
拓に覆い被さるようにして小さく動くと、クリトリスへの刺激が、熱い痛
みをいくらか相殺してくれた。けれどやっぱり痛い。涙が出てしまう。
眼を細めた拓の喉から、ごく低くうめきが漏れる。
私の身体で感じてくれているのだ。
彼は私を見ながら「やっぱり、辛いか?」と尋ねた。
正直に「ちょっとね」と答えた。
処女が破瓜の最初から快感を得て絶頂に達するなんて、それは普通無理だ。
がその時、私の脳裏にふと浮かんだことがあった。

私は腐女子だ。はなから腐っている。
腐っても女、というだけの普通の人たちとは、思考のベクトルが違うのだ。

<拓>
初めて男を受け入れた弥生の膣は、とても狭く、窮屈だった。
それは俺にとって強烈な快感をもたらした。
熱い肉体に身体の最も敏感な部分が包み込まれ、圧迫されている。
そして温かい身体は腕の中に、紅潮したそばかす顔は、俺の顔の間際にあ
るのだ。
これほど心身共に満たされた状況はなかった。

だが同時に、今の状況は弥生にとってひどく苦痛だろう、とも容易に想像
できた。彼女の厳しい表情、細かに震える身体からも、それはうかがえた。
処女を失ったばかりの女性がセックスで快感を得られるようになるまでは、
身体が慣れるまである程度の期間が必要、とは男の俺でもわかる。
辛いなら、今日は最後まで行かずに止めにしたら、と思った時、弥生が小
声で言った。
「手、貸してくれる?」
「俺のか?」
いぶかしく思いつつ、彼女の背に置いていた右手を、顔の前に持ってきた。
弥生は両手で俺の右手を包み、人差し指、薬指、小指を曲げさせた。
残った中指を見てから、それを口に含む。
破瓜の痛みに涙を浮かべながら、彼女は中指をしゃぶり始めた。
まるでフェラチオをしているかのように……

弥生の温かい口の中で、唾液にぬめる舌に指を愛撫されるうち、俺は自分
の中指がペニスになってしまったような錯覚を覚えた。
指先がじんじんと熱を持ってくる。
爪の付け根を舐められる瞬間など、ウラスジを刺激されているかのようだ。
それもつかの間、弥生の口は指から離れた。
「さあ、手のひら上に向けて、開いて」
言われるままにそうすると、弥生は「汚くて、ごめんね」と言ってから、
口をもぐもぐと動かし、唾液を俺の掌に垂らし始めた。
そして、両手で俺の手を支えながら、真剣な表情で言った。
「無理なお願いだけど、聞いて」
言うなりまた唾液を掌に垂らす。
次には、予感した通りの言葉が飛び出してきた。

「きみのこの中指で、私のお尻、いじって欲しい」

736:BlueRoom33
08/01/29 22:46:01 s1tZ4xhl
<弥生>
拓は、私が指をしゃぶり始めた時から、うすうす感づいていただろう。
何しろ今日最初に起こったのは、彼自身のお尻が私の中指によって犯され
る、という異常事態だった。
そして私は、彼に自分の肛門をしわの間まで舐め回され、快感を感じて、
「もっと舐めろ」とまで言ったのだ。
指しゃぶりはその後だ。倒錯行為としては予想の範囲内だったに違いない。
拓は私をじっと見た。
「大丈夫なのか?」
「きみも大丈夫だったでしょ」
「……」
彼はヲタクだが、私ほど常軌を逸した人間ではないようだ。
私はなおも促した。
「きみが大丈夫なら、私も大丈夫。
お願い。
きみの指で、犯して」

答えはなく、拓の手が動いたので、私は両手を放した。
拓の右掌は水平に保たれながら、彼の身体の上に跨ってうつぶせになってい
る私の脇を通り抜け、私の臀部上に達した。
唾液が掌から、尾てい骨下のあたりに垂らされたのがわかった。
指先が動き、唾液は恥ずかしい穴の周囲に塗り込まれる。
私は身体の更なる震えを感じた。

拓の中指は、膣口回りの括約筋と連動して緊張気味な肛門括約筋をほぐそう
と細かにうごめいている。私の身体はそれだけで感じて、小さく震えた。
やがてその中指の動きが止まった。
「じゃ、いいか?」
私はうなずき、息を大きく吸った。
そして―
「ハァァァァァ―」
宙に向けて息を吐くと同時に、括約筋が少し緩む。
そこへ拓の中指がぬるっと侵入してきた。

いま、私の後ろの穴は、硬さを持った中指に貫かれている。
前方の破瓜の痛みはまだ退かないが、ここまできたらどうでもいい。
「痛くないか!?」
「だいじょぶっ! お尻いじめて! 前も!」
絶叫するなり拓にしがみつき、彼の口を自分の唇で塞ぐ。
激しいキスの応酬が始まるのに一拍遅れて、拓の中指がうごめき出した。
私のお尻は、拓の指をちゃんと受け入れていた。
括約筋の密集した内縁部をぐるりと巡るように指が回り、そしてストローク
を開始した。
排泄直前の感覚にも似た言いしれぬ刺激が背筋から押し寄せた。
お互いの身体のうごめきで、拓のものの根元が私の核を擦り、その快感が寄
せる痛みを打ち消してくれる。
小刻みに動くペニス、深く挿し入れられてはまた戻される中指。
二本の異物に侵入された私の身体が、燃え立ちだした。
私は、間違いなく肛門を犯されることで、快感を覚えていた。

拓と舌を絡み合わせながら、私は思わず小さく叫んだ。
「おしり……お尻、いィィィィィ!!!」


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