06/02/18 00:04:37 D9b8cGro
うほっ、いい実験動物!
軽妙なフットワークで階段を駆け上がって逃げる宗矩の叔父貴の
次回作での出演を切に望む。
蒼鬼に関しては王大人の「死亡確認!」フラグだと信じて疑わない。
百鬼丸もどろろの所へ戻ってきたんだから、必ず帰ってくる。そして鎖国寸前に
十兵衛の好きな船旅で外つ国に出てゲルで馬乳酒飲んどけ。
信じてるよカプンコ('A`)
つーことで前の続きが出来上がりました。短くするのはもう諦めた。
「アオ兄ィ」
何事かと秀康が茜を見下ろす。その目から自分のそれを逸らすことなく、
挫けかけるのを真っ直ぐに見つめ返し、
「知ってるだろ、オレ、今凄く寒いんだ」
茜はこくりと唾を飲み込んだ。どれだけの気力を振り絞っているのか、秀康を掴んだ手は
白く関節が浮き出て小刻みに震えていた。
「だから、今が、いい」
なにが、とは秀康は問わなかった。指しているものがなんであるかは承知していた。
「今じゃないと、きっと駄目なんだ」
しゃがみ込み、目線を合わせる。
「・・・良いのか」
それは了承ではなく確認だった。小さく頷きが返され、秀康は両手を伸ばし
ゆっくりと少女を褥に横たえさせた。
静かな部屋に衣擦れの音がやけに耳につく。帯を解いて、寝巻きを脱がせると、
秀康の目前にほっそりとした茜の裸体が現れた。初めて目にしたわけではない。
つい先程も、濡れた着物を脱がせるために裸にさせた。だが、劣情を抱いて
目の当たりにするのは初めてだ。
秀康に組み敷かれた茜は、流石に彼を見つめ続けることは出来ずに、
顔を背けてあらぬほうを向いていた。
自分の作り出す影の中に全て収まってしまえるほどの華奢な体だ。
束ねてしまえば目立たないだろうが、こうして白い夜具の上に散っていると、
疎らな長さになっている髪が目についた。宗矩によって切り落とされた部分だった。
この体を宗矩が蹂躙したかと思うと、怒りに頭が焼き切れそうになる。
だが秀康は激しい感情を無理やり押し込め、決して面に出さないように務めた。
茜を怯えさせたくはない。秀康は自らも身につけているもの全てを取り払い、
お互いに一糸纏わぬ姿になって茜の裸体を抱き締めた。
ため息にも似た茜の吐息が耳元で聞こえた。
ぴったりと密着した肌越しに、別々の温もりを感じあう。
「お前が辛いと感じたら、すぐ止めるぞ」
「大丈夫、アオ兄ィだもん・・・大丈夫だよ」