06/06/13 10:55:06 hQgvbsNW
会社に行く前に投下させていただきます。
二人の唇が重なる。
先ほどの重なり合うだけのキスではなく
今度は蒼鬼の舌が割って入ってくる。
反応の仕方がわからない茜は、追ってくる蒼鬼の舌になすがままの状態で
絡められていく。
「んっ…あっ…」
茜が蒼鬼の背中をぽんぽんとたたく。
「どうした茜?」
口を離すと、「ぷはっ」っと茜は慌てたように空気を吸う。
「息の仕方がわかんなくて、苦しくて…」
恥ずかしそうな気まずそうな顔の茜
「でも、蒼兄がこれから教えてくれるんだよな、いろんな事
お…私、わかんないことだらけだからさ」
また、蒼鬼は泣き出しそうな微笑を浮かべる
茜は何か言ってはいけない事を言ってしまった様な気がして
次の言葉を飲み込んだ。
蒼鬼が、再び茜の耳元でささやく
「茜…愛してる…」
その言葉だけで、背筋がぞくりとする。