06/02/02 00:02:03 pBTqfKIJ
宗矩×茜をゴリゴリ書いてみた。
事前の注意は、
やたら長い。
いわゆる凌辱ものでございます。
漫画買ったけどぶっちゃけゲーム未プレイなので矛盾は見逃して欲しい。
以上の要項に留意して読みたくない人はスルー推奨。
がふ、と喉に絡みついた血を吐いた。自分が倒れ伏しているという感覚さえ
遠い。片手に刀は握られていない。弾き飛ばされたのだろうか。再び
立ち上がって斬りかかっていく余力は、渾身から絞り集めても
見当たらなかった。萎えていないのは意思のみだった。
諸国を渡り歩いてやっとまみえた仇だというのに。
全身を余さず貫く苦痛と屈辱の中、茜は紅い瞳に更なる憎悪の光を
塗り固めた。だが、
「おーいおい。まっさかこれで仕舞いなんていうんじゃねえだろうなあ?」
横合いから腹をしたたか蹴り上げられた。
「お・・・が、はっ!」
茜の軽い体が床板の上を転がり、ごろりと仰向けになる。黒髪を一つに
束ねていた髪留めが壊れ、長い髪がばさりと散った。
「まだ遊び足りねえのよ俺は。もちっと気合入れて付き合ってくんねえと、なぁ!?」
硬い音が間近でした。鋼色の冷たい光が目の端に映った。茜の耳朶
すれすれに突き立てられた刃の光だった。
動くことの敵わぬ体に歯噛みしつつ、せめて茜はその双眸で
倣岸に見下ろす男を睨めつけた。
「面汚しの、てめぇ、が、オレを・・・殺せるか・・・っ」
戦慄く喉で男を罵る。男、宗矩はつまらなさそうにごきりと首を鳴らし、
次の瞬間突き立てていた刀の柄を握ると凄まじい勢いで斬り刎ねた。
くすんだ飴色に磨きぬかれたぶ厚い床板はささくれもなくざっくりと五尺にも
渡って断ち切られ、茜の黒髪も幾房も宙に舞った。
「減らず口叩けるんならさっさと立ちあがってこいよ小娘」
なあ、と茜の脇に片膝をつきその顔を近づける。先の闘いから変わらず、
いや柳生の庄で血みどろの
殺戮を繰り広げたあの日から、その口許ににやにやと蔑みきった
笑いを浮かべたままで。
一振りの小太刀でもこの手にあったなら、と茜ははらわたが
煮えくり返る思いで願った。この口で歯で手挟んで、こいつの喉首を掻っ切ってやるものを・・・!!
「全くジジイに見せてえザマだな、おい」