10/07/12 21:41:55 FmRwk21w
(壊れたように腰を揺らめかせていた彼女も、その動きがゆるまって―、
彼の胸の上に手をつくと、ようやく大きく息を吐きだして、涙でぬれた瞳を顔に向ける。
唇の隙間から甘い声をちいさくもらしながらも、彼女も彼女で何一つ言葉になってくれないようだった)
――ッ、はぁっ……あっ、はっ……。
(荒く息を吐き出しながらも、自分の奥に溜まっている欲望の熱さがまだ体を震わせてくる)
(激しすぎる快楽は小さな体をすっかりのみこんでしまったらしく、ただ虚ろに彼の言葉に頷くだけだったが)
……だ、大丈夫、です……っ。
(ようやくというように言葉を吐き出して今度はゆっくりと、頷いた)
(頬は紅く上気したまま、―それでも、胸を撫でまわされるとびくびくとその小さな体を震わせ、
うっとりとしたような瞳で彼をみつめていて―)
たいちろうさんも、えっちで―、けもの、みたいで……、いつも、わたしを辺にさせます。
(半分ほど正気などない。彼女も彼女であまりに快楽が強すぎたようで、
幸せそうに上体を前にすると、彼の胸に頬をすりよせて、くったりと脱力した)
わたしも、いま……なにか、まともに、かんがえられません、
なにか、あったようなきがするのに―あんまりにも、きもちよすぎ、て……。
………たいちろうさんに、すき、っていわなきゃってことくらいしか、うかばなく、て……は、ぁ…。