10/07/11 22:21:30 J7WTQpDr
(30分前のとある部室で会話)
「というわけで、葛森。冊子30冊を今日中に配り終われ」
「あの、放課後ですよ。部長。皆部活とかで人がいるわけ……」
「そうか……葛森、私も鬼じゃない。だから、選ぶ権利はある」
「なにをですか?」
「206の骨を折って窓からつるされるのと、265の関節を外して校門に磔になるの、どっちが好みだ?」
という訳で、こうやって冊子を担いで布教活動をしているあたしなのであった。
(と、明らかにぼやきながら肩に冊子の束とバックを抱えながらうろうろする少女)
(文芸誌同好会の臨時兼常時冊子配りの利香である)
というものの、やっぱり人がいないなぁ……
(先ほどから一冊も配れていない)
むぅ……獲物は……獲物は……
(そうしている内に、一人の少女を見つける)
(獲物……とは言い方が悪いが、逃がすまいと話しかけた)
すみませーん。 文芸誌同好会です
少し、お話よろしいですか~。お手間は取らせませんので。
(どう見ても新聞の勧誘の喋り方です)
【なん……だと……】
【という訳で、よろしくお願いしますね】