【異能】黄昏の学園28【異端】at EROCHARA2
【異能】黄昏の学園28【異端】 - 暇つぶし2ch382:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 15:15:50 R5mUjwes
【異論はなし。】
【それじゃあ書き出しを待ってるぜ。】

383:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 15:17:44 01VIryoi
【わかった、よろしく】

384:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 15:31:00 01VIryoi
(薄暗い路地の裏、二つの影が交錯する…)
(一度、二度………片方は片手で繰る、携帯に便利な小さなナイフをもって)
(もう片方は身の丈をゆうに越える長大な剣……もはや鉄傀と呼べるそれを両手で繰る。)
(やがて長大な剣を持つ影の方が相手に深々と剣を突き立てる―)

…………

(その巨大な大剣を操る女は感情の篭らない濁った眼を剣が突き立った場所に向ける。)
(そこから血は漏れず、しかし相手は明らかに弱っていく)
(命乞いをする声が聞こえるがそれを無視して剣を捻る。)
(突き立てられた相手が苦悶の表情を浮かべるとその存在感は希薄になっていき、やがて始めからなにもなかったかのように)
(そこには何もなくなった…………)

(―辺り一体に静寂が訪れた。)

【それじゃ…よろしく】

385:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 15:44:21 R5mUjwes
へえ……なんだそれは?
完全に、消えた?吸収?
(その静寂を破るように、場違いな声が響く。その影は紅い髪して紅い服を)
(纏っていた。剣を持った女が、ひとつの命を消し去る現場を、その男は見ていた。)
(この街の夜では、有り触れた光景だったが、ひとつ興味を惹く現象があった。)

くは……なんだ、今のは?
まるでその剣が食っちまったみたいだけど。魔剣、か、それは。
(剣が貫いて、生命力が薄れて、そして跡形もなく消えた。)
(女の力というより、その剣の力だとはわかったが、理解できたのはそこまでだ。)

よう、いい夜だな。月が明るい。
(紅い男―紅裂拓兎は殺害も何も気にしていない態度で声をかける。)
(その女は女性にしては背が高く、逞しい身体つきをしていた。)
(病的なまでに白い髪と、濁った灰色の眼は、異様のひとことだろう。)
(けれど、その瞳に何の感情も宿していない事の方が、気になった。)


【ああ、こちらこそ。】



386:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 16:00:20 01VIryoi
…………
(誰もいないと思って大剣を杖に肩を休めていると、静寂を破る声)
(頭の天辺から足元まで白一色で統一された出で立ちをした女が)
(身を起こし声がした方へ………声がするまで一切の気配を感じとることができなかった)
(男の方へ身構えるように注意を向ける…)

…………ベニサキ タクト

(面識事態はないが、とある伝で得た情報にこの姿があった)
(大量の人間を殺した「悪人」として………)

…………
(一度夜空に目を向ける………雨でも降ったのだろう、すんだ夜空に)
(淡い光を宿す真円が浮かんでいて)
…………貴方はベニサキ タクト?
(確認するような言葉を吐き出す)
(濁った眼をむけて、機械的とも言える動作でタクトに剣を向ける。)
(何かを聞いてきた気がするが些細なことだし、消えるかもしれない人間に)
(説明するのも億劫だった…)

387:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 16:17:09 R5mUjwes
確かに俺は紅裂拓兎だが…
その剣を、どうするつもりだ?
(問いかけは見事に受け流された。代わりに問われたのは名前である。)
(どうするつもりかなど、虚ろな動作に突きつけられた剣が雄弁に語っている。)
(機械的で、殺意や快楽に突き動かされた印象は無い。)

まーあ、人様に恨み買う事は山ほどしてきたし、いちいち覚えてもいないがな。
もし俺に仲間殺されたとか、家族殺されたとか、そんな理由があるんだったら
口上くらいは聞いておくぞ。仇討ちは初めてじゃない。
(かつて、魔王の契約者だった頃の話だ。誰も彼も区別なく殺していた時期があった。)
(その事を忘れる事は無く、消える事もなく、償われる事もない。)
(だが、それでも身勝手にも、死んでやらないと決めている。)

もし、お前にそんな理由がないなら、やめておくことだ。
剣を向けられて笑っていられるほど、人間が出来てないんでな。
(言っている事とは裏腹に、口元に薄い笑みを浮かべている。)
(身体から無駄な力を抜いて、いつでも仕掛けられるように、戦闘態勢を作ってゆく。)
(例えるなら拳銃の安全装置を外したり、刀を鞘から抜くのと同様の行為だ。)


388:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 16:36:17 01VIryoi
…………そう
(重心が戦闘用のそれに移行する。)
(どっしりと腰を落として、長大な刃先がぶれないように支える。)
明確な理由は私にはない…………けれど、タクト…あなたは間違いなく「悪」
だから――
(抑揚の無い声が機械的に明確な敵意を持つと、それに割り込んで甲高い声が響く。)

『キヒャヒャヒャヒャ!なんだ我が麗しき奴隷よ、今日は大盤振る舞いだな!!』

(その声は邪悪さを持って声を作り、剣から発せられる)

『いいぞ!すごくいい!!今度の獲物も美味そうだ!さぁ、喰わせてくれすぐ喰わせろ!!ファハハハハ!!』

(その声が聞こえると感情のなかった顔の眉間にわずかに皺がより)
(歯を噛み締める気配……嫌悪を表す気配がして)

抵抗は…………なるべくしないでくれると助からないこともない

(手慣れた様子で戦闘体勢に入るタクトに淡々と意味がないことを告げる。)
(誰も彼も関係なく殺してきたという過去をもつタクトに向けて踏み込むと)
(重厚な足取り……決して素早くはない足運びで胴を狙い、大剣を横に振るう)

389:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 16:51:44 R5mUjwes
―はん。大体わかった、気がするな。
その剣に操られてるとか、そんなノリだろ。
(明確な理由は無いが、こちらを悪と断じ刃を向ける。それだけなら正義の味方で)
(済ませてもよかった。けれど、突然割って入った邪悪な声が、それを覆す。)
(その瞬間、彼女の顔に浮かんだのは嫌悪の表情だった。)
(それだけで、この戦いが彼女の本意ではないという事が、推察できる。)

心遣い痛みいる、が、それには及ばない。
―俺は、死なないから。
(不敵に笑う。世界はいつだってこんなことだらけだと、知っているから。)
(戦う理由、生きる理由、殺す理由。誰だってそれを持っている自分だけの理由。)
(ただ、それは誰からも理解されず、共有も出来ない。だから人は争うのだと知っている。)

――!
(重厚な足取りから放たれる、横薙ぎの一閃は大木すら両断する威力があるだろう。)
(それを、半歩分だけ身体を引いて、避ける。大剣を振り切った体勢が戻る前に踏み込んで)
(剣を握った指に向けて拳を放つ。どんな名刀も振れなければ鉄の塊。指を潰す算段だった。)
(紅裂拓兎からすれば、この大剣から発せられる禍禍しい気配だけで、戦う理由には十分だった。)

390:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 17:03:03 01VIryoi
…………
(そちらの問いに答える義理はない。)
(答えるかわりに沈黙を返し、それを答えにする。)

………っ!
(こちらの鈍重な動きに対応して素早く踏み込んでくるタクト)
(狙われた手を即座に離して拳を回避………手が離れた剣が刃の側に重心を傾かせ)
(柄を跳ねあげさせる。それがタクトの拳を放った腕の肘に当たるように)
(体を捻り、握った方の手を動かす。)

391:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 17:18:47 R5mUjwes
――ったぁ!?
(体勢が整っていないにも関わらず、こちらの狙いを看破し即座に)
(柄から手を離して拳を避けた。その手が踊るように柄を跳ね上げる。)
(―視認したのはそこまでだった。身体を大きくのけ反らせて攻撃を避けて)
(その勢いでバク転し、距離を置く。動きは遅いが、反応速度自体はかなりのものだった。)

―なぁ、おい。
さっきの質問に答えてくれないか?
それはお前の意思か?それとも、剣に強制されてるのか?
(どちらでもいいだろうと、自分の中では答えは出ている。)
(それにも関らず、どうしてかその点に拘った。)
(無機質な動きと、殺意の感じられない攻撃が、まるで人形のようだったからだろうか。)

正しいと思うのなら胸を張れ。
楽しいと思うのなら、笑ってやれ。
だが、泣きながらするのは、止めろ。くだらない。
胸張るか、笑うか。どっちかにしろ。
(自分の意思で、胸を張って戦うのならそれでいい。)
(けれど、やりたくないと泣きながら戦うのは、くだらなすぎる。)
(かつての自分も、多分そうだったからだ。)




392:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 17:42:12 01VIryoi
…………それはなに?
何人も何人も罪の無い人を殺しておきながら―
(バク転という大袈裟なアクション…………好機。)
(こちらから目を反らさなければできない動作から立ち直り際を狙うために)
(担ぐように刃を向けて、腰に力を入れる。)

―今さら戦いの哲学を語るの…………?

(立ち直り際に人体で一番大きい場所である腹を狙い剣を突き込む)
(突き込みながら喋る。)
(人殺しを楽しいと思える狂った感覚はもち合わせていない)
(けれども悲しいと流す涙は枯れ果てた。)

…………安心して、これは私の意思

(それを証明するように禍々しい気配をもった鉄塊がタクトの腹部を貫く意思を具現化させて…)

『キィキキキキキ!そうだよなぁ!自分の意思で殺し、我に他の存在を捧げているんだよなぁ!!』

(甲高い声が耳に響く。そうだその通りだ。)
(この呪いから解放されるために、自分の意思で、そして―解放したこの声の主を殺すため。)
(これが紛れもない竜胆の意思……笑わず、泣かず、怒らず、楽しまず)
(ただ淡々とこなせばいい。)

393:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 17:56:49 R5mUjwes
ああ、そうだな。
(そんな事は、今更確認するまでもない。)
(けれど、この場においてそれは別の問題なのだ。)
(同次元で語るべき事柄ではないのだ。)

いいや、単にお前の生き方を問うているだけだ。
それが紛れもないお前の意思なら、それでいい。
他に語ることなど、なにもない。
(蟠りは残っているが、本人が自分の意思だと主張しているのなら構わない。)
(腰溜めに構えて、大剣から刺突が放たれる。一番避けにくい腹部を狙って。)

―蒼氷壁。
(だが、邪悪な大剣が臓腑を抉る事は無かった。)
(分厚い水晶の壁が立ちはだかって、それを防いだからだ。)
弾けて―混ざれ!
(その壁が弾けて破片となって、混じり合って水晶の刃となる。)
(数十枚の剃刀の刃が、奔流となって彼女を切り裂かんとして襲いかかる。)

生贄も求める魔剣か。しかも喋りやがると来た。
どう考えても壊さないとならないだろう。まーあ、その際にお前を巻き込むことになるだろうが、
戦うのがお前の意思なら文句もないだろ。全部承知でやってるんだからな。
(例えば、正義の味方なら、魔剣から彼女を解放する方法を模索するのかも知れない。)
(けれど、紅裂拓兎は悪人だ。ただ、立ち塞がるものを壊し、殺し、道を切り拓くのみだ。)



394:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 18:19:29 01VIryoi
!!
(暗い灰色の壁……自分の眼のように濁った灰色ではなく)
(透き通った……十四番目の元素が結晶化した壁。)
(それが魔刃による一撃を遮る。かと思えばあっさりとその壁は砕けて―)

(即座に踏み込みを停止。魔刃を縦に構えて正中線を隠す)

――く……ぅ…

(噛み殺したような苦悶の声が漏れる………)
(暗灰色の刃が右肩に刺さり、左腕の二の腕を切り裂き)
(左の太ももに裂傷をつくる。)
(滲んだ紅が真っ白な生地に染み込み、異様な紋様を作る。)

『美味美味美味ィイ!!この透き通りながらも暗い味わいをもつ存在はケイ素か?』
『こんな少量ではなく早く本体を喰わせてくれ!さぁ、早く!ハリィ!!』

(血が滲む右肩に手を伸ばすとそこに刺さった水晶を無造作に抜き去る)
(衣服に染み込んだ赤が二の腕辺りまで侵食をすすめる)
(確かに感じる痛みも表情にでることもなく、その傷もなかったかのように)
(剣を構え直そうとして……)

……人殺しに期待なんかしてない。
(ただそれだけを告げて肩から伝う痛みに震える手を魔刃に添えた)

395:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 18:35:17 R5mUjwes
(やはり反射的な行動は素早く的確だった。)
(不意打ちじみた刃の乱舞も、剣を楯にして致命傷だけは避ける。)
(成果は精々、肩や二の腕に対する掠り傷程度だった。)
(太股からの出血は見た目は派手だが、行動に支障はないだろう。)

お前の声は癇に障る。
さっさと打ち砕いてやるから、少し黙ってろ。
(珪素を操る魔力を吸収したのか、魔剣が騒々しい金切り声を上げる。)
(アレに斬られたら不味い。少なくとも掠り傷ひとつ負わないくらいの覚悟は必要だろう。)

そうだ。人殺しに期待なんてするな。
どんな理由をつけようと、殺しに誉れは、ない。
そう、どんな理由があろうと、だ。
(痛みに震えつつ告げる少女に、同調するように答える。)
(どんな理由があろうと、殺しに誉れは無い。ただ業が積み重なるだけだ。)

来いよ。お前の意思と意地を貫いてみな。
(とんとんと軽くステップを踏んで、意図的に隙を見せる。)
(その隙に釣られた相手の動きを見切って、カウンターを喰らわせる算段だった。)
(






396:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 18:51:55 01VIryoi
『ファハハハハ!!怒られてしまったな、怒られてしまったよ我が奴隷よ!!』
(何がおかしいのか甲高い声をあげる魔刃。)
(こんなところはタクトに同調する。確かに耳障り、と。)

…………

(その声に感じるのは否定。)
(確かに竜胆の言葉への同調ではあるけれど、そこにある)
(殺しへの否定は自分自身を否定されているように聞こえて)

ッ…!!

(短く息を吐くと突進、こちらを挑発するような構えを見せる)
(その動作に直情的に感情を動かし、けれども顔には出さず)
(柄を真っ直ぐに鳩尾に向けて突き出す。)
(呼吸を乱してから魔刃による一撃を確実に浴びせる算段だ。)

397:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 19:07:07 R5mUjwes
―――っ!
(言葉に怒ったのか、わかりやすい誘いに乗ったのか。)
(硬い表情で剣を構え、再び腹部―鳩尾に向けて刺突が放たれる。)
(剣術では、突きは一撃必殺。急所狙いなら尚更だ。)
(だが、他の攻撃に変化させにくいが故に、避けられれば隙だらけだ。)

――っ!
(身体を沈みこませて、潜り込むように屈んで、その一撃を避ける。)
(ブアッと紅い髪の毛が舞い散る。更に低く屈んで―完全に座りこむ。)
(その体勢からのけ反って仰向けに寝転がって―)

穿て!
(練り上げた魔力で地面から水晶の槍が生み出される。)
(鋭い切っ先が五つ、彼女の命を散らさんとして地面から射出される。)






398:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 19:30:44 01VIryoi
(突きは突きでも柄による突きだ。当然重心は刃の側にある。)
(それ故容易く変化させられる。)

(………がその前に反撃の一撃が放たれる。)
(体を捻り、左の二本を避ける……肘と胸元の衣服が破れ去り、赤い液体が舞う。)
(右の二本。ひとつは魔刃で受ける………なにか甲高い声でしゃべっていたが気にする暇はない。)
(もう一本は腕に突き刺さり、剣を取りこぼすことになりそうなので)
(肌に食い込んだ時点で時間凍結により止める。)
(最後、背後から来る一本………)
(それを認識すると同時に脇腹が焼けるように傷んだ。)
(遅れて猛烈な痛みと、異物感。目で確認するまでもなく脇腹に風穴が空いたことがわかる。)
(腹の奥から血ヘドが込み上げてくる………その中で認識する。)
(タクトが仰向けに寝転がっている今がチャンスだと)

…………ッッ!
(咳き込みながら身を捻る。すると口許に溢れた血が泡を作る。)
(当然振るわれた魔刃はタクトの体をとらえず腕一本にせまる)
(当たったとしても傷はつかず、腕が動かなくなる程度の存在しか奪えないだろう。)

(踏ん張ることなく、そのまま地に伏し、路上を転がった。)

399:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 19:47:29 R5mUjwes
(ひとつ、ふたつ。避けられる。避けられる。みっつ。刃で受けられる。)
(よっつ。腕に刺さって食い止められる。そしていつつ。脇腹に深く突き刺さる。)
(それでも彼女の動きは止まらない。こちらが寝転んでいる今がチャンスだと確信して)
(血泡を口から吐き出しつつ刃を振るう。しかし、体勢が不十分だった。)

――な、にっ!?
(反射的に腕の筋肉を膨張させて受け流しを試みるが、大剣はそんな些細な防御など)
(嘲笑うかのように切り裂いて―いかない。代わりに、何かが奪われた感触がある。)
(肉体や魔力、紅裂拓兎を構成している要素を奪われたような、そんな虚脱があった。)
(―これがこの魔剣の本当の力なのか。存在を奪う。きっとそれが答えなのだろう。)
(だが、そこまでだった。無理した代償に捻りに耐えきれず、彼女は路上に転がった。)

……。
(ゆっくりと起き上がって、斬られた腕を振るう。だが、ピクリとも反応しない。)
(痛みはない。ただ、虚脱感だけがある。神経が通っている感覚すらなく、まるで他人の腕だ。)
……残念だったな。
お前じゃ、俺を倒すのは無理って事だ。
想いひとつで、才能ひとつで、何かを変えられるほど世界は甘くない。
(それでも、勝ち台詞に似た言葉を言っておく。彼女の抱えた事情など知らない癖に)
(その抱えた想いを踏み躙るように。弁解しようもないほどの悪人だろう。)


【そろそろ〆に向かうとしようか。】

400:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 20:00:34 01VIryoi
(転がった先にあるのは廃材かなにかだろうか?)
(倒れ、咳き込む竜胆の上に粉のような木片のようなものが降りかかる。)
(抵抗などできるはずもなくそれにまみれ、血と泥で汚れた体をさらに汚す。)

…………っ

(深く考えずに立ち上がる。顔色ひとつ変えずに、ただ脇腹の痛みに震えながら立ち上がる。)
(ただ「無理」と言われたのが悔しかったから。そんな理由で傷ついたからだに鞭打つ。)
(傷口に触れて時間を凍結させる、これで治りはしないかわりに悪化もしない。)
(これでまだ戦える。戦えるはずだと思っていたが)
(竜胆の意識はそのまま深い闇に落ちていった…)

【じゃあ、これで〆……】
【お相手、ありがとう。おつかれさま】

401:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 20:14:27 R5mUjwes
……。
(虚しい戦いだった。最早徒労感しかない。追い打ちをかけることも)
(できただろうが、悠然とその場を立ち去る。端的に言えば、もう飽きた。)
(これから先、彼女はまた魔剣を振って命を奪うだろう。)
(そして苦しむだろう。そんな生き方はいずれ破綻する。)
(だから放っておく。紅裂拓兎には、それを止める理由は無い。)

……もういい。飽きた。
(紅裂拓兎は正義の味方ではなく、守護者でも、楯でもない。)
(彼女を救うこともせず、殺すこともせず、ただ見殺しにするだけだ。)
ハハッ…ハッ…もう、面倒だな……
(酷い男だなと自嘲して、誰も救えない自分は、やはり救われないのだと確信する。)
(それでも、生きることだけは止めない。やめられない。業を背負いながら生きる。)

―業か。
面倒だよな、お互いに。
(ぽつりと呟いたのは、あの孤独そうに見えた彼女に対する同情と憐憫だろうか。)
(今度会った時は、もう少しマシな話ができたらいいのにと、少しだけ思った。)


【ああ、お疲れ様。俺の方はこれで〆だ。】
【上手くできたかわからないが、またよろしくたのむ。】


402:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/11 21:20:54 J7WTQpDr
【名前】葛森 利香(クズモリ リカ)
【年齢】17
【性別】女性
【身長】149㎝
【3サイズ】禁則事項(本人談)
【容貌】
 黒髪のショートカットで少し日に焼けた肌。。
 靴下の代わりに足の甲と足首の辺りに布を巻いている事が多い。(地面に肌を触れさせたいため)
 護身用の道具(昼は拳銃やスタンガン、夜は鹵獲したライフルや自家製の武器を所持)やメモ帳、鉛筆を常にベルトにつけている。    
【能力】
・小型の蟲を生み出し、操ることができる。
・虫の力を借りる事が出来る。(蜘蛛の糸や蝶の羽、毒や耐性など体に付属させる)

・逃げ足が速く、柔術もかなりの腕。(ただし、能力とは関係なし) 

【弱点】鳥、トカゲ(これらが相手だと能力は一切使えない。彼女自身もこれらは怖いらしい)
【希望】NG以外
【NG】 死亡、グロ、スカ
【備考】
 高等部の文芸誌同好会員。会が週1回発行する会誌のインチキオカルト部門を担当している。
 ただし、ネタは近年発生している本物の異形であり、常にそれらを撮影や取材をし、それを改変して記事を書いている。
 取材の域は、現場から警察や暴力団、退魔機関の一部など様々であり、いい意味でも悪い意味でも顔を覚えられる事がある。
 本人曰く、「面白そうならそれでいい」と、はた迷惑な思考の持ち主。
 元は蟲を祭る神社の娘であったが、姉殺しの為に妹によって家を追い出さている。 現在は友達の家の庭に居候している。
 現在、一部で妹による工作が行われている模様。戸籍上も追い出した日に死亡、認識が異形で殲滅指定など、多岐にわたって活動してるとかしてないとか。そのため、武装を強化したとの事。

【久しぶりに待機】

403:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/11 21:44:22 0IYuhkyr
【こんばんわですー♪(一礼)】

【ネタの浮かばないわたしでよろしければお相手いたしますよー?】

404:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/11 21:50:58 J7WTQpDr
【こんばんは】
【おお、ぜひお願いするのですよ】
【ネタですか……ふと考え付くのは】

【1・練習中にブン屋がみーちゃった♪】
【2・どっちかが異形やら心霊現象やらに遭遇。それで巻き込まれて】
【3・たまには(いんちきオカルト)冊子配りもいいよね】

【こんな感じですが】

405:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/11 21:54:49 0IYuhkyr
>>404
【それじゃあ………3にしますか?】
【先輩が配っているところにわたしがたまたま受け取るといった形でー】
【2も結構捨てがたいのですがー………一応戦闘は苦手なのでー、】

406:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/11 22:00:07 J7WTQpDr
【おkです】
【書き出しは私のほうからですかね?】
【あと、時間帯は放課後あたりでいいですか?】

407:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/11 22:03:59 0IYuhkyr
>>406
【そーですね、先輩の活動中にわたしが関わっていくわけですからー………】
【はい、構いません】
【後は、ロールなりに進んでいければとー】

408:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/11 22:05:45 J7WTQpDr
【それでは書き出しますので、コーヒー片手にしばしお待ちください】

409:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/11 22:12:38 0IYuhkyr
>>408
【りょーかいですっ!】
【コーヒーは飲めないので麦茶を飲みながらお待ちしておりますっ】

410:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/11 22:21:30 J7WTQpDr
(30分前のとある部室で会話)
「というわけで、葛森。冊子30冊を今日中に配り終われ」
「あの、放課後ですよ。部長。皆部活とかで人がいるわけ……」
「そうか……葛森、私も鬼じゃない。だから、選ぶ権利はある」
「なにをですか?」
「206の骨を折って窓からつるされるのと、265の関節を外して校門に磔になるの、どっちが好みだ?」

 という訳で、こうやって冊子を担いで布教活動をしているあたしなのであった。
(と、明らかにぼやきながら肩に冊子の束とバックを抱えながらうろうろする少女)
(文芸誌同好会の臨時兼常時冊子配りの利香である)
 というものの、やっぱり人がいないなぁ……
(先ほどから一冊も配れていない)

 むぅ……獲物は……獲物は……
(そうしている内に、一人の少女を見つける)
(獲物……とは言い方が悪いが、逃がすまいと話しかけた)
 すみませーん。 文芸誌同好会です
 少し、お話よろしいですか~。お手間は取らせませんので。
(どう見ても新聞の勧誘の喋り方です)

【なん……だと……】
【という訳で、よろしくお願いしますね】

411:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/11 22:30:07 0IYuhkyr
>>410
(今日もただ何も無く……奏先輩からの"課題"を解くべく調べ物をし終えた帰り道)
(やっぱり学校の図書館じゃあ限度があるかなぁ………そんな事を考えて帰宅の徒につき始めた頃である)

………はい?
(見たところは高等部の先輩の様だ)
(なにやら良く見る勧誘の方法でわたしに近づいてきた)
わたしに………、なにか…御用ですか???
(何事かと先輩に視線を送る、特に何か用があるわけでもないので話を聞くべく留まって)

【では改めてっ、よろしくお願いいたしますー♪(一礼)】

412:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/11 22:43:43 J7WTQpDr
 あー、怪しいものじゃありません。
(怪しい人は絶対にこの言葉をだすものなのだが)
 えっとですね……実は、我が文芸誌同好会では、毎月会誌を製作していまして。
 で、その購読者の募集をしていまして。そのためのサンプルを配布しているんですよ。
(そういうと、一冊の冊子を取り出す)
(ホッチキスで止められたコピー用紙)
(表紙には冊子の発行元と号数、部員名が書かれている20ページくらいの冊子だ)
 で、ですね。
 もしよろしければ、これを読んでいただいて感想などを聞かせていただければと思いまして。

 もし、時間があったり、インチキオカルトとか心霊現象とかに興味があればぜひお願いしたいです。
(そのオカルトは事実を基にしているのだが、それは元を知っている人にしかわからない)
 他にも近所のスイーツ情報やら血液占いやら載っていますので。
 出来れば、ご協力を。
 面白いので、ぜひ!
(命が掛かっているのかという迫力で言う)

413:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/11 23:07:15 0IYuhkyr
>>412
………それを言ってしまうと怪しく見えちゃいますよー?
(意識して無くても至極その通りで、実際先輩が少し怪しく見えたのは心の中に留めて置く)
文芸誌同好会………ですかー…、
(それはさておき、先輩の取り出した冊子をぱらぱらと見てみる)
(………何か違和感を感じた、この中に見る一部のものは心当たりのあるものだが)
(どこか事実と違っていたりする………、どういうことなのだろうか?)
………え、あー、ええっと、
これはこれで………面白いんじゃないでしょうか…?
(事実、凝った作りのようで自分としては面白かった)

(ひょっとしたら………、そんな気持ちで少しだけ話を聞いてみる事にした)
わたしは………スイーツとか、興味はなかったりするんですけど………、
でも、占いとか、…この心霊現象の記事とか、面白いと思ってますよ?
(開いてみるのは曲がっている事実が少なかろう記事)
(このページを選択したのは偶然だが………、とりあえず普通に対話してみる)

414:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/11 23:27:00 J7WTQpDr
 あっはっは……本当に怪しくないんですよ。あたしは。
(夜だと怪しさ爆発なひとではあるが)
 そうです。文芸誌同好会です。あ、あたしはインチキオカルト担当の葛森です。
(ニコニコしながら言う。ついでに自分の書いたページを主張しているつもりでもある)
(そこには、某退魔師やら某異能者が面白おかしく脚色をされているインチキの名にふさわしいもの)
(中には彼女も出会った人もいるのだろう。よく読まないと気付かないが)
 そう言ってもらえると、嬉しいですよ。
 こっちもよく取材して、命がけで書いた甲斐があるってものです。
(ちなみに、「命がけ」の意味は〆切り超過時の部長の制裁の事である)
(ただ、その過程を見るとを見ると誤解も事実になるが)

 おお、そのオカルト話の記事はあたしが書いたんだよ!
 いやぁ、面白いとか言ってもらえると嬉しいね。
(そこには、ある異能がモデルになった記事)
(まぁ、脚色をして「心霊現象」になっているが、それでも夜のことを知っているなら分かるもの)
 夜に色々出かけたりして、こんな風に書いたらな~とか、書くのに苦労したよ。
 同じような伝承とか、民話とか、怪談とか、噂とか調べてさ。
(それにしては、少し詳しすぎるようか書き方)
(その理由は、書いてある「ファンタジー」を目の当たりでみて膨らませたから)
 いや、本当に苦労したよ~。

【あたしが知っている人なら、知り合いの人が元になっていても構わないです】

415:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/11 23:48:53 0IYuhkyr
>>414
………
(思った以上にオープンな態度をとる先輩に、えー、という表情を浮かべつつ)
インチキ………って………、
まあ、確かに、こういった記事はインチキである事が相場なんでしょうけどー………、
(堂々とインチキと表明する先輩、しかし、"命がけ"という単語を聞いてしまうと)
(あながちインチキととる事ができないから不思議である)

………これを書いたのは先輩なんですか?
何だか………凄いですねー………、とても………よく見る普通のオカルトとは思えないですー、
(一部を除いて、どこかで聞いたような内容だ)
(もう一度よく読んでみる、………やっぱり、"奏先輩"がノートに記してくれた事と似ている…?)
夜に………出かけているんですかっ?
えっと……、記事を書くためなんでしょうけどー………危なくないですかっ?
(夜に出かけている…? この異形が溢れている今日で??? ………何か腑に落ちない)
(記事の内容といい、一度…確かめてみよう)
これって実際にあった事………なんでしょうかー?

【了解ですー】

416:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/12 00:01:57 b0X2bkAA
 こんなのが実際にあたら、そりゃ警察が動きますしね。
 大学教授なんかは原因解明とかテレビに出ずっぱりになるでしょうし。
(インチキでもリアルである)
(答えは逆でリアルをワザとインチキにしているから)

 そうだよ。あたしが書いたのですよ。
 凄いでしょう。実際にあった事みたいにリアルに書けたと思います。
(まぁ、実際の事実ではあるからリアルなのは仕方が無い)
 危ない?
(その言葉に彼女も、うん?という顔をする)
(少し、だから試してみたいと思った)
 いや、痴漢とかなら一応護身術で何とかなりますし。
 最近は、夜にはあんまり『人』も見かけませんし。
(ちょっとした言葉遊び。見かけないのは『人』。なら、見かけるのは?)

 あっはっは、実際に超能力とか使える人がいたらぜひ会ってみたいですね。
(実際には、知っている異形という存在を、異能という存在を)
 ぜひ、カメラで納めて記事のネタにしたいですよ。
 もしかして、そう言う人を知っているとか?

417:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/12 00:33:56 mFz5y6d6
>>416
ですよねー………、
(確かに、実際にこんな事表立っていればフツーの新聞や雑誌はこの件を放って置くことは無いだろう)
でもー………、
命がけってー………、調べるのがそんなに大変な事なんですかー?
(だからこそ、余計に気になる先輩の記事)
(もしかしたら「夜」に何らかの形で関わっているのではないか―)

さすが、文芸誌同好会ですー………、
(まあ、実際にあったこと・なかったこと文芸誌同好会であるのだからどんな事象もそれらしく書けそうなもの)
(問題は、先輩はこのネタをどうやって入手しているのかだろう)
はい………、最近は変なうわさを良く聞きますしー………
(護身術自体は珍しいものではない………が、その後聞いた言葉に何か意味があるような気がした)
(『人』………?)
(人がいないのは…夜だから当然の事―だったら、それを説明する必要があるのだろうか?)
先輩は………お化けとか………あった事あるんでしょうか?
(一応、「夜」の関わりは伏せておくが………)

………、
(先輩を見る………)
(わからない、何かもやもやが頭の中で渦巻いている)
………いいえ、わたしは知りませんよ?
(少し間を置いて知らないと言ってみる、"嘘"であるのは鋭い人ならわかると思うけれど………)

418:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/12 00:51:20 b0X2bkAA
 えっ……いや、それは……
(調べるのが大変なのではない。それを〆切り以内に書くのが大変なのだ)
(と、凄く大声で言いたい。ただ、部長に聞かれたら殺されるが)
 まぁ、色々とあるのですよ。
(真実も嘘も言えない。だから珍しく黙った)

 変わった噂?
(その言葉を聞くと、目が少しだけ変わる。興味津々な目に)
 ぜひ、お聞きしたいですね……その噂。取材して、ネタにしたいので。
(そう言うと、すぐにメモ帳を開いてメモの体勢をとっている)
 さぁ? それが心霊現象かどうかは分かんないよ?
 お化けか、はたまた別の何かか? もしかしたら少し力を持った「人」かもしれない。
 そういうアンノウンなものがオカルトって枠にくくられるんだよね。
 だから、会ったことあるかって質問にはイエスかノーかでは答えられないねぇ。

 ……ふ~ん。
(少し間が空いたのをみて笑う。少しいやらしい笑みだ)
 本当かな? もし、君がそう言う人を知っていれば面白いのに。
 そして、そのページに新たなネタが吹き込まれたりするかも。
(また、ちょっとした遊び。そう言う人はネタにする。じゃあ、今までのネタは?)

419:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/12 01:13:38 mFz5y6d6
>>418
ふうん………?
(見当違いかもしれないが、これで若干は「夜」に関わりがあるのだと考えて)

まあー、これは噂の一つなんですけどー………、
(噂ではない、実際にあった事実の一つを話してみる)
(さすがに全貌は話せないから若干脚色してみるが)
町内に広い公園がありますよねー?
夜、あの公園に入ったら陽炎が見えて、それを見た人は消えてしまうとかー………?
(葵先輩と解決済みの一件、先輩の反応を伺ってみる)
少し「力」を持った"人"ならー……ふつーにネタになるのではないでしょうかー?
オカルトでも無く、正体も少し調べればわかると思うんですけどー………?
(あくまで通常より少し"才能"に秀でた人としての意味で言ってみる)
(「異能者」の事ではない)

………、
(何故か嫌な感じがした………)
(普通(?)に会話しているだけなのに何で…?)
わたしなんかじゃあ、先輩の力にはなれませんよっ………
(まあ、これは回避する意味でも、自分の力量を見ての事実でもある)
先輩が自分で調べたほうが………よくわかるんじゃないですか?

【すみませんー、そろそろ頭がボーっとしてきたので凍結をお願いできますかー?】

420:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/12 01:15:48 b0X2bkAA
【了解しました】
【解凍予定とかありますか?】

421:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/12 01:23:30 mFz5y6d6
>>420
【基本的に20時以降であれば大丈夫ですよー】
【先輩は何かありますかー?】

422:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/12 01:27:37 b0X2bkAA
【私は今日と明日が駄目で、水曜か木曜の22時半以降になりそうです】
【もしくは土曜の夜です】

423:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/12 01:32:01 mFz5y6d6
>>422
【ではひとまず木曜の22時以降にてよろしいですかー】
【それで終わらなかったら土曜を控えにー………】

424:葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE
10/07/12 01:38:57 b0X2bkAA
【了解しました】
【それでは木曜の22時半に】
【お先に失礼しますね】

425:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/12 01:43:25 mFz5y6d6
【わかりましたー】

【それではわたしもこれで失礼しますねー】
【お相手ありがとうございましたー(一礼)】

【スレをお返ししますっ】

426:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/12 20:45:47 FmRwk21w
【失礼して、郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQさんとのロールに場所をお借りいたします】

427:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/12 20:57:59 Vj+JU09e
【ロールにスレを借ります】

あ……あぁっ……! 気持ち…よ過ぎるっ…!
葵さんの……おまんこ…っ! 搾り取られそうなぐらいに、気持ちいぃいっ!!
(強い快感に、唇を噛み締め、少しでもその快感を長く味わおうと堪える)
(ほんの一瞬でも気が緩めば、溜められた欲望は一気に吹き出してしまいそうだった)
あおい、さ………!
はっ……くっ…! しっかり、覚えろ…よっ! 葵さんの形を変えるぐらいに、しっかりと、刻み付けてやるっ…!
二度と忘れられないくらいに、しっかりとっ!
(もはや、目の前の彼女以外何も、彼の瞳に映し出されてはいなかった)
(ただひたすら、目の前の彼女を。ただがむしゃらに、ひたすらに、求め続けて、貪り続ける)
(彼女の卑猥な言葉が、既に理性のない頭を埋め尽くしていき、欲望だけがますます高まる)

もう、出る――ッッ…!!
あおいさんの、おまんこに……俺の、精液が…出る…たくさん出しちまう…!!
(エスカレートしていく興奮と欲望と比例して、限界も近づいて来る。)
(獣のように、激しく彼女を突き上げながら、呼吸を乱し、ただ彼女を犯すことだけを考えて)
――っ、葵、さんっ! あおいさんっ、あおいさんあおいさんあおいさんっっ!!
あ、ぁっ……あ、あああああっ! あっ――ぁああああああああああっ!!
(それはまさに獣のような咆哮。その咆哮に見合うかのような勢いで、激しく白濁とした欲望が、
 全て、出し惜しみされることなく、吐き出されてしまう)

【それじゃよろしくお願いしますっ!】

428:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/12 21:13:32 FmRwk21w
……っ、だいっ、大丈夫、です……っ!
ちゃんと……、ちゃんと、覚えて、忘れな――ッ、……っ、あぁっ…、やぁっ……!!
(下から押し上げてくるそれが、乱暴にひたすらに奥をつきあげてくるたびに、
 甘い声をあげて悶え、彼女も答えるように腰を浮かしてはうちつけ、淫らに腰を揺らめかせる)
(頭の中がもう真っ白で―ただ彼がほしい、快楽が欲しい、自分に彼を刻みつけてほしい。
 その思いだけがむちゃくちゃに広がっていって、彼の声を聞いて、腰を動かすことしかできない。
 それがおかしい、と感じる理性も余裕も、淫らで雄々しいそれに全てすりつぶされて消え去っていた)
っ――、はぁっ、だしっ、だして……っ、
だしてください、せいえき、ほしいです……いつもより小さなとこ、ぜんぶ、精液でいっぱいに、
いっぱいに―…っ、ぁあっ、ふっ……あっ、ぁあっ……あぁあっ――!!
(これ以上はもう入らない、というほどに広げられた秘部は必死に彼の雄々しいそれを
 咥えこんでは強くしめつけ、その奥にある欲望の滾りを吸いだそうと、腰を振る度に蠢く)
(彼が獣のように突きあげるたびに彼女の小さな体が跳ねあがり、その唇から悲鳴じみた嬌声が零れて)

っ、あぁあっ、で、て、る……っ、
あつくて、しろいのが、ちっちゃいおまん、こ―の、なか……っ、ふぁあっ、ぁっ、
びゅるびゅる、でて……ッ、あぁっ、あ、……きもちい、ぃ……っ、ん、ぁ―……ぁああぁんっ!!
(奥の奥まで突き刺さったそれの先から白濁した欲望の塊が噴射したのをナカで感じる)
(全身から脳まで一気に、知らないほどの快楽がかけあがり、激しく体をのけぞらせた。
 再び彼の雄々しいそれにイかせられたその体は、びくびくっと激しく震えながらそれでも、
 止まらない、というように腰を振り―中で、めいっぱいに染みわたっていく精液が、ぐちゅりと音を立てる)


【それでは、こちらこそ宜しくお願い致します】

429:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/12 21:26:37 Vj+JU09e
(欲望を彼女のそれに注ぎ込んで、一瞬意識がふっと飛びかけてしまった)
(先ほどとはまた違う快感の解放に、余韻を楽しむ余裕すらなく、荒く呼吸を繰り返す)
はぁ、はぁっ……はぁ、はぁっ……。
気持ち、よすぎた……。
(呆然と呟く。先ほどまでは、ただ彼女のことしか考えられなかったが、
 こうして絶頂を迎えてしまうと、これが現実なのか、それとも夢なのか、その区別すらつかないほど、
 気持ちはふわついて、思考しようとしても、それらが全て散り散りになってしまい、まともに考えがまとまらなかった)

(だが、それでも自分の上で身体を蠢かせる妖艶な彼女の姿を見ると、
 彼女への欲望だけが再び燻って、小さく息を吐き出して、何とか意識を正常に取り戻す)
……はぁ、はぁぁ……葵さん、大丈夫か?
俺、もう、何がなんだか分からない――。
(射精した後の虚脱感に、瞳を虚ろにさせながら、彼女をぼんやりと眺める)
葵さんは、本当にエッチで、可愛らしいな――。
(ぐっと手を伸ばして彼女の控えめな乳房を、無造作に掴む。手持ち無沙汰だと言わんばかりに、
 彼女の胸を撫で回しながら、ぽつりと呟いて)
あー……もう、しばらくは、まともに、考えが思いつかないかもなー。
あはぁ……本当、気持ちよすぎ………。



430:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/12 21:41:55 FmRwk21w
(壊れたように腰を揺らめかせていた彼女も、その動きがゆるまって―、
 彼の胸の上に手をつくと、ようやく大きく息を吐きだして、涙でぬれた瞳を顔に向ける。
 唇の隙間から甘い声をちいさくもらしながらも、彼女も彼女で何一つ言葉になってくれないようだった)
――ッ、はぁっ……あっ、はっ……。
(荒く息を吐き出しながらも、自分の奥に溜まっている欲望の熱さがまだ体を震わせてくる)
(激しすぎる快楽は小さな体をすっかりのみこんでしまったらしく、ただ虚ろに彼の言葉に頷くだけだったが)

……だ、大丈夫、です……っ。
(ようやくというように言葉を吐き出して今度はゆっくりと、頷いた)
(頬は紅く上気したまま、―それでも、胸を撫でまわされるとびくびくとその小さな体を震わせ、
 うっとりとしたような瞳で彼をみつめていて―)
たいちろうさんも、えっちで―、けもの、みたいで……、いつも、わたしを辺にさせます。
(半分ほど正気などない。彼女も彼女であまりに快楽が強すぎたようで、
 幸せそうに上体を前にすると、彼の胸に頬をすりよせて、くったりと脱力した)
わたしも、いま……なにか、まともに、かんがえられません、
なにか、あったようなきがするのに―あんまりにも、きもちよすぎ、て……。
………たいちろうさんに、すき、っていわなきゃってことくらいしか、うかばなく、て……は、ぁ…。



431:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/12 21:56:02 Vj+JU09e
>>430
いや―、いつも、こうなんだよな。
……葵さんが相手だと、どうも甘えちゃってさ。
ストッパーが利かずにいつも、行き過ぎちまったりして…な。
(面目ないと、苦笑しながら、謝罪というつもりでもないのだろうが、彼女の髪をいつものように撫でて)
(少しずつ理性を形成しているのか、荒かった呼吸も、徐々に整ったものになり)
……そうだな、葵さんをヘンにすることができたなら、俺としては嬉しいんだけど。
でも、俺をエッチにさせるのは、いつだって葵さんなんだぜ?
葵さんが綺麗で、可愛くて、エッチだから――、いつだっておかしくなっちまう。
(そこで大きく息を吐き出し、くっと笑って、じっと彼女の顔を眺める)

……うん。俺も好きだ、葵さん。
(小さく頷いて、嬉しそうにそう呟く)
何かあった様な気? ……うーん、忘れ物か、何かか?
……そう言えば、元の姿には戻れるのかな。一応は、これって性行為だと思うんだけど。
(その前戯は、一般で言うところの性行為とは少し逸脱していたかもしれないが)
(彼女が何か忘れごとするとは珍しい。たとえ、快楽に流されていたとしても、
 そういうことは忘れるような性格ではないだろうに)


432:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/12 22:05:33 FmRwk21w
>>431
…………使用した文房具類は、ちゃんと、棄ててください。
(いつもより小さな頭を撫でられると、恥ずかしそうにその胸に顔をうずめながら息を吐く。
 「行き過ぎた」とそういわれて、前戯のことを思い出したようで、恨みがましそうな視線を向けて)
―でも、今日のうちにさきに、えっちになったのは貴方の方が先です。
あんなに、よがって、気持ち良さそうにしてたときの貴方は、可愛らしかった……十全と。
(口元だけ胸にうずめ、じぃ、と黒い瞳で彼を見る)

いや、忘れ物というよりも――、そう、です、それでした、
どうして、こんなことになったのかといえば……、なんで、そもそも、こんな―、
………ッ……。
(とくん、と心臓が一度大きく跳ねたと同時、快楽を得た時と同じくらい頭が真っ白になった。
 がむしゃらに伸ばしたちいさな手は彼の目元にむかい、その視界を覆いかくす)
――ッ、ふっ……あ、ぁあ………っ、ぁ、んあっ……ッ!
(嬌声とも悲鳴ともとれない声で彼女が彼の上で啼いていた―それと同時に、
 彼の目元を覆っていた手がだんだんと大きくなって、彼の上に乗っているその重みも増す。
 彼が触れていた髪も、さきほどよりずっとずっと長く伸びて―いつも通りの長さに、なった)
(ずるりと滑り落ちた手。彼の視界が開ければ、そこには一糸まとわぬいつもの彼女の肢体が、あっただろう)
(うすく目をひらいて、自分の手を見て―ん?というように首を傾げていた)

433:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/12 22:22:07 Vj+JU09e
>>432
え?
(何をバカな。何を言ってるんだこの人は、と言った様な驚いた表情を浮かべて)
………言っただろ? アレはいつも俺が使ってるヤツなんだ。
今の時代エコだろ、エコ。何でもかんでも捨てて、新しいモノを買えばいいってもんじゃないだろ?
それに、いつだって今日の葵さんを思い出すことが出来るしな。
(冗談半分、本気半分。理性を取り戻しつつあると言っても、その奥底にはどこか箍が外れてしまった
 欲望がはっきりと残っており、それは彼の常識も蝕んでいたが―それはまた別の話)

………?
(きょとんとした様子で、曖昧な言葉を繰り返す彼女を見上げる)
(――と、突然視界を手で塞がれ、一瞬目の前が暗くなってしまう)
え、あ、ちょ、ちょっと――、あ、葵さん!?
(彼女の悲鳴を耳にして慌ててしまう。何が起こったのか、そう確かめようとした瞬間、
 彼女の手はするりと退けられて、目の前にはいつも見慣れた彼女の姿があって)
……へ? 元に、戻ったのか………?
(間違いなく、目の前に居る彼女は正真正銘『媛名葵』の姿をしており、
 いつも凛として、言葉で翻弄する彼女のものだった)
だ、大丈夫なのか? さっき、声が漏れてたけど――。

434:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/12 22:32:44 FmRwk21w
……大丈夫、です。
(はあ、と浅く息をついてからふるふるっと左右に首を振る。獣が体を震わすように、
 彼女の黒髪も一緒にぶるぶる揺れてから―乱れた髪を、そっと手櫛で整えた)
――ちょっと頭がくらくら致しますが、
そういえば、小さくなったときも、こんな風に頭がくらくらしていた、気が致します。
……というか、そもそも、……わたし、小さくなった時、どうしていたのでしたでしょうか―異形が……?
(記憶をたどろうとしているようだがどうにも思い出せない)
(そもそも異形のせいだったのかも定かにならず、ゆっくりと左右に首を振って)

まあ、いいです。これで、どうにか現代文の小テストは受けられましょう。
(子供とはまたちがった大人に近い―胸の大きさは別―肢体を彼の上に乗せたまま、
 長い髪をかきあげて、ようやくというように一息ついた。腰を動かそうとしたところで、違和感。
 ああ、そういえば、まだ繋がったままだったのかと思い直して……軽く腰をゆすって、萎えたそれを刺激してみた)
(小さい体とはまた違ったいつもの体を、ゆらりと彼の上で揺らめかせると)
貴方としては、まだ小さい私を貪っていたかったのですか? ろりこん。
(にこり、と笑って小首をかしげたりしながらも)
―あと、先ほどの話ですがそれとエコとは共通しません。もったいないというのなら
私が引き取って貴方に新しいものをさしあげますからっ、お、同じタイプのものを買ってまいりますっ。

435:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/12 22:50:55 Vj+JU09e
……よかった。
まぁ、元の姿に戻って何よりだ。
――にしても、確かに、そこは気になるな。
(もしかして、と考える。戻った原因がこういうことなら、小さくなった原因も『そういうこと』なのではないかと)
(もちろん、彼女が仕事柄、そういう可能性があるのは当然だが)
(だが、あまり深く考えないことにした。一度考え込むと、思考が泥沼化してしまいそうだったから)

そいつは上等。
ま、本当に何もなかったようだし、学業も大切にしないとな。
――っ、あ、葵さん…?
(と、ふと、繋がったままだった腰をゆすり、萎えたそれを刺激されると、びくっと敏感に反応して)
ちょ、ま、待って! ようやく、正気に戻ったのに、これ以上刺激されたら――!
(本当に今度こそ止まらなくなる。もう何度も理性を破壊されて、快楽に対する耐性が殆どなくなっているのだ)

そ、そういう問題じゃ………ろりこん言うなっ!
…・まったく、人をろりこん扱いするなら、意地でもあのボールペンは保管してやるからなっ!
早速学校行った時、授業で使ってやるんだからな―。
(そこまで言って、はぁっとため息をついて)
……第一、ロリコンなら、今の葵さんに欲情なんてしないっての。
(ふいっと視線を背けながらも、徐々にだが、彼女の中のそれは少しずつ硬くなりはじめていて)

436:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/12 23:01:20 FmRwk21w
>>435
まあ、詳細報告をメールでしたときに、
朱羽も大事ないと―言ってきたくらいでありますから、……良かったです。
でも、まさかこんなことで元に戻れるだなんて思いませんでした―、朱羽もたまには役に立つことを教えます。
(ふう、と息をついてから某人の顔を思い出すと、思わず今度は溜息をついてしまった)
……待て、と仰いますか。
私が待ってと、おねだりしても、一度でも貴方が待って下さったことがありまして?
(無いことはないのだが、からかうように虐めるように言葉を連ねる。それでも、そっと腰の動きはとめて)

だって、明らかにいつもより興奮していたようにお見受け致しました。
じゃなきゃ、あんなにちいさなところ、あんなに深く突きあげたりなんか――、
(思い出したように顔を俯かせる。結果として自分の痴態も思い出したらしく、大自爆だった)
私も、私で―、本当におかしいくらい頭が真っ白になって、あれだったのは、あれなのですけれど。
(ごにょ、と言葉を誤魔化しながらも)
………ッ! ぜ、絶対駄目でありますっ! これ以上変態になってどうするのですかっ!
貴方の授業中にあんなものが使われていると思えば、私の方が気が気ではありません―っ、んっ。
(叫ぼうと上体を前にやったところで、内側でむくむくと熱くなりはじめているそれを感じる)

あれだけ、出したのでしょう―、あんなに、……いえ、こんなに、いっぱい……。
(恥ずかしそうに軽く腰を浮かすと、そこからとろりと白濁の液が滲みでる)
―これ以上やると、本気で貴方のお姉様に、バレて……しまうのでは……。
(かあっと顔を赤くする。実際、あれだけの声をだしたのだから、と思うと正気が戻った今恥ずかしくて仕方ない)

437:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/12 23:15:06 Vj+JU09e
>>436
あの人のことだから、何か裏がなけりゃいいんだけどな……。
(やれやれと溜息をつく。もしや今回の騒ぎもあの人のせいなんじゃないか。
 そんな気ですらしてきて、うへ、と渋面を作りながらかぶりを振って)
……いや、無かったな。
でも、困るのは葵さんなんだぜ? ストッパーがなければ、
これ以上変態なことをしてしまうかもしれないしなー?
(冗談めかしては言うが、本当に理性が飛びやすくなっている状態で、
 どれだけ、自制できるのか分からない。いや、最初から自制などしていないのかもしれないが)

まぁ、そりゃあ………悪くはなかったけどな。
(素直に気持ちよかった、とは言えず、恥ずかしそうに視線を逸らして)
……お互い様ってヤツだな。うん
少なくとも―、俺も、気持ちよかったし…気持ちよくなってもらえてよかった。
(照れ隠しに、苦笑を浮かべながらぼそっと呟いて)

大丈夫。葵さんの知らないうちに使うから。
――いやぁ、どうせ逸脱するなら、とことん行くべきかなぁ、なんて。
それに……それだけ葵さんを染めたら、他の何色にも染まることはないだろ?
(本気とも冗談とも取れるような笑みを浮かべながら、軽く首を傾げて見せて)

……逆に考えれば、あれだけ、騒いで何のリアクションもないってことは、
どこか外に出かけてるのかもしれないし、気にしなくてもいいと思うぜ?
それとも――、葵さんはどうしたいんだ? ……素直に言ってみて。
(下からじぃっと眺めながら、俺のことは考えなくていいから、と付け加えて、そう訪ねる)

438:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/12 23:28:54 FmRwk21w
>>437
……言わないでください。考えないようにしているのですから。
彼女はどうにも、貴方や水鏡さんのようなからかいがいのある方がお好きなようで。
(かぶりを振ると同時に、またひとつ溜息をついて)
―これ以上に変態的なことなどあるものですか……、野外も、プールも致しました。
そういえばコート一枚で歩かされたことも。先ほどのボールペンだって―です。もういっぱいいっぱいですっ。
(抗議するようにぐっと体を揺らして)

…………。
(素直に良かったなんて言われてしまうとそれはそれで恥ずかしくて、ばし、と軽く彼の腹部を叩いた)
ッ――!
そんな宣言をされたら常日頃、今使っているのではないかと気になって仕方ありませんッ!
あっ、あんなの駄目です、せめて洗って下さい……だって、ぐちゃぐちゃのどろどろなのですよ?
(自分の愛液で、とは言えず。床に放られているそれをびっと指さしてから)
こんな染め方まちがっています、馬鹿……、もっとなにか別のものにしてください、へんたい…。
(本気とも冗談ともとれるような言葉が恥ずかしかったのか、顔をあからめ、額に手を当てる)

むしろ、出かけていない可能性があるのに
あんなにしてしまった貴方と私は、今考えると―非常にとんでもないことをしていた気が致します。
(下からじぃ、と見られると恥ずかしそうに顔をあからめて、ぐっとつまる)
(だが、彼女がそんなことを言葉にできるわけもなく。そっと腰を浮かせ、精液を滴らせながら―)
…………ん。
(顔を赤くすると、体をずらしてそこの掃除を始めた。まだ半分くらいしか大きくなっていないそれの裂け目に吸いつき、残滓を吸う)
――私は、シャワーは浴びられるような状況ではないのですから、……ん、外には出しては、駄目、ですよ?
(彼の太腿には散々精液をなすりつけておきながら、そう告げてまた咥え直す。頬を赤らめたままに)


439:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/12 23:49:44 Vj+JU09e
>>439
それはまた、難儀なことだな。俺も、水鏡さんも。
………あるかもしれないぜ?
まあ、何にしろ、葵さんは俺と一緒に居る限り、そういうことからは縁が切れないんだよ。
(ひらひらと意地悪そうに手を軽く振りながら、くっと笑って)

洗うなんて勿体無い――。
ぐちゃぐちゃのどろどろでも、すぐに乾くだろ?
それに、まぁ――、俺が良いって言ってるんだから、別に構わないだろ?
(悪びれた様子も無く、へらりと笑いながら、そう言い退けて)
まあ、ひとつくらいこういうのあってもいいだろ? 大目に見てやってくれよ。
ヘンなことには使わないし――ダメ?
(軽く首を傾けながら、愛想よく笑いながら、そう尋ねて)

……ま、それだけ俺は葵さんに溺れていたってことだ。
じゃなきゃ、俺だって姉さんがいるのに、あんなことはしないって。
(生半可にしてるわけじゃない、と言外にそう言って、精液を滴らせる彼女のそこを、目を細めて眺めながら)
……やっぱり、葵さんはえっちで可愛いな。……っっ!
別に此処でシャワーを浴びて帰ればいいだろ?
それこそ姉さんがいなかったら、黙ってシャワーを浴びて帰ればいいんだし――。
(残り滓を啜られると、敏感にぴくんと跳ねて、ますます勃起していく。先ほど萎えていたのが嘘のように戻っていて)

………分かったよ。
じゃあ………、葵さんは何処に欲しい?
口の中? もう一度おまんこを?それともお尻の穴を?
(やはり完全には正気には戻っていないようで、さらりと卑猥な単語を口にしながら)
……言えるだろ? 葵さんは、俺の『狗』なんだからさ。
(ふっと小さく笑みを浮かべると、首筋に手を伸ばし、その首輪に触れて)


440:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/13 00:02:40 FmRwk21w
>>439
勿体ないという言葉の使い方がおかしいです、お分かりですかッ!
か、乾いたら乾いたでなんか大変なことになる気がして、なりません……不潔ですっ、
あなたがよければ良いと言うことではないのです――……っ、っっ……!
(愛想よく笑われると、ぐっとつまる。「ダメ」なんて首を傾げる仕草、そんなのズルイ、という目を向けて)
いやらしい。そんな……そんなおねだりで私が折れるとおもったら、大間違いで―、
(あえて表情を崩さぬように気をつけながらも、しばらく黙りこんだあと、溜息をついて)
――洗いなさい、せめて。へんたい、ばか、きちく、ロリコン、ぺどなんとかです。

………ん。
(えっちで可愛い、というのが褒められているのか分からない、というように、
 彼のそれを加えつつ、目を細める。その目は、まったくと貴方は―とでも言っているようで)
お姉様がいらっしゃったり、途中で帰ってきたらむしろどう言い訳をなさるおつもりですか。
(んぷ、と口から一度唾液の糸をたらしながら離し、恥ずかしそうに頬を赤くし、目を伏せる)
――また、大きくなりました……、本当にどうしてこんなに、すぐに雄々しく元気に……。
(と、大きくなったそれに舌を這わせていたのだが、彼が卑猥な単語混じりに質問を投げかけ、
 自分の首輪に触れられると―ようやく、首についていたそれのことを思い出した)
……ッ……、っ………、……――っ、うし……ろの……。
(耳まで赤くして、小声でつぶやく。言い淀むようにしながら、彼を見れずに顔をそむけた)

441:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/13 00:07:35 NZpEwbYs
【ごめん、先輩――、そろそろ眠気が強くなってきたんで、中断していただけたら、と思います】
【明日だと今日と同じぐらいの時間が空いてますっ】

442:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/13 00:17:16 BBNIPrCd
【明日―仕事が入ってしまって……22時過ぎぐらいにしか顔をだせそうになく】
【大丈夫ならその日。他の日でしたら、水曜が夜から大丈夫で、それ以降は現在不明です】

【凍結でいいのなら、また後日でもいいので他に都合の良い日を教えて頂ければ、と思います】
【長く空くようなら置きレスも歓迎ですので。……つい長引かせてしまって、ついついっ、です……】

【今日もありがとうございました。どうぞゆっくりお休みになってください、後輩さん】

443:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/13 00:24:17 NZpEwbYs
【それじゃ、明日の22時過ぎぐらいに、また…ということで。】
【ごめんっ、本当にこちらこそお付き合いを頂いてありがとうございましたっ】
【それじゃ、申し訳ないけど、堕ちさせてもらいます。おやすみなさーい】

444:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/13 00:25:45 BBNIPrCd
【……いや、そっちの堕ちは、ちょっと先輩困ってしまいます、後輩さん―ッ】
【冗談は置いておいて。予定了解。お疲れ様です、おやすみなさいませ……(一礼)】

【ありがとうございました。私もこれで失礼を……スレッドをお返しいたします。感謝を】

445:前山 馨@募集 ◆KAORUResv.
10/07/13 19:35:26 WtvA48Bh
【規制が解けていた記念に表で待機ー】

【避難所の方も見ているので、よろしくお願いしますー】

446:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/13 21:02:03 WtvA48Bh
【今日もからぶりー】
【お邪魔しましたー】

447:アンジェラ ◆rdAV3DcvpI
10/07/13 21:30:16 Jb7Kqeka
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
    細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
    やや筋肉質で、体育や部活動等が得意そう。
【能力】魔法
    分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
    本人の努力の甲斐(?)あってか、曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになった。
    ただし魔力量による制限は健在。
    ・魔力量
     それぞれの魔法にはLV0~3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
     (LV0=その魔法は使用できないという状態)
     未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
    ・『魔女』
     呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
     『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの
【弱点】多彩な魔法が使えるが
    ・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い(火曜日)」や「超身体能力者(日曜日)」には数段劣る。
    ・呪文書を開かなければ使えない。
    ・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
【備考】イギリスからの留学生。
    英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。
    しかし、ほとんど独学で魔術を学びざるを得なかったため、期待されたほどの力を得られなかった。
    機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが異能者としては最低レベルとされ、扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
    本人もそのことを認め、留学先では「視察任務」と割り切り、異変や異能に積極的に首を突っ込まないが、
    冷静である以上に正義感が強いため、危機に陥ることも。
    現在は戦い方も確立し、それなりの結果も出している為「全権大使」となっているが、さまざまな点から不安は残る。
    また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
    そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
    焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。

【状況】
     紅裂拓兎に対しては、少し整理がついた様子。
     『魔女』が前山馨に興味を持ったようです。
     媛名葵と接触、『深凪』と不戦協定を締結。
     兵部晶と接触、『警察』と協力体制に。
     霧原朱音と協力体制。身体の用意と敵の正体を探る事を了承。但し彼女の現状を把握していない。

【擦れ違ってしまい残念ですが、プロフィール投下と待機をさせていただきます】

448:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/13 21:33:40 WtvA48Bh
【ありゃん、まだいらっしゃますか?】
【よかったらどうでしょう?】

449:アンジェラ ◆rdAV3DcvpI
10/07/13 21:50:23 Jb7Kqeka
【失礼、電話に呼ばれ眼を離していました。】
【そして、電話がもうしばらく続きそうなので待機を取り下げようと思っていたところです。申し訳ありません。】
【スレをお返しします。前山さんは、またいずれ……】

450:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/13 21:52:55 WtvA48Bh
【ありゃりゃん、そうでしたか】
【わかりました、ありがとうございましたー】

451:前山 馨@募集 ◆KAORUResv.
10/07/14 20:26:49 bKHD0FvI
【今日こそは誰か来てほしい……とか思いつつ、待機してみますー】

452:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/14 22:02:00 bKHD0FvI
【すりーあうとーorz】

【お邪魔しましたー】

453:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/15 21:36:27 ulEy3pyP
【待機しますね。プロフは>>263に】
【どなたでも、お気軽に声をおかけ下さい】

454:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 21:36:56 VDUMFhFj
【ちょっぴり待機します~>>114がプロフになりますですっ】

455:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 21:37:28 VDUMFhFj
【ってりろみすっ】
【私でよければ立候補でありますっ】

456:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/15 21:44:05 ulEy3pyP
【なんと、まさかの30秒差ですね。こんばんは、奏先輩】
【こちらこそよろしくお願いします。早速ですが、シチュはどうしましょう】
【僕が考えているのは、あの祠を再構築し直してもらう、くらいです】
【先輩に考えがありましたら、忌憚なくどうぞ】

457:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 21:48:29 VDUMFhFj
【ですねぇ………コンバンハですっ】
【無論ソレで構いませぬよぅ。】
【流れ的には呼び出されて裏山に行ったら、私が良く知る場所で首傾げたら祠を再構築しろといわれたでござるの巻】
【くらいでよろしいでしょうか?】
【私が修行中に兵部くんが通りかかるでも良いのですけど。】


458:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/15 21:54:46 ulEy3pyP
【はい、ではそれで。一応、こちらから訊ねるようにしましょうか?
 確か前回、立て直すのには準備がいるぜ、みたいな事を鬼いちゃんから聞いていたので】
【呼び出しの後、裏山でまた会う的な感じで。問題なければ、
 先輩がいる場所に僕が突っ込んでいきますので】

459:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 21:59:48 VDUMFhFj
【問題ないですっ!こんなこともあろうかと実家に帰っておいたのですよねぇ、前回。】
【ええと、素性とかもうばらしてもうたかんじでありましょーか。】
【警察ですけどちょっとお宅の土地の祠のことで―的なかんじで呼ばれたのでしょうかっ】

460:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/15 22:03:47 ulEy3pyP
【すっ飛ばす場合、そんな感じの流れですね】
【呼び出しからやってもいいですし、それは先輩のお時間に合わせますので】

461:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 22:10:28 VDUMFhFj
【じゃ、じゃあ、ボスさん登場で。全ての時間は吹き飛ぶ的に】
【呼び出した後ということでお願いしますっ】
【書き出しはやっぱりこちらからですかねぇ、というわけで】
【コーヒーの変わりにコーラでカフェイン摂取しながらお待ちくださいませっ】
【リミット近いですが………日付変ったら眠気次第がリミットでお願いするでありますっ】


462:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/15 22:14:06 ulEy3pyP
【きんぐ・くりむぞんーっ!全ての時間は消し飛ぶー!】
【コーラはしゅわしゅわが苦手なので、ちびちび飲みながら待つことにします。
 リミット了解しました、それではごゆっくり、どうぞです】

463:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 22:23:16 VDUMFhFj
(―某月某日。
 梅雨も明け、空気の湿り気にもほぼなく、からっとした天気が続くなか
 学園の裏山にて―正確には裏山の入り口の近くにある自販機の前で人を待つ。)
(学園の帰りということで制服のまま。いつもと変わったところといえば髪の長さや位置部位の大きさよりも何よりも
 今日は少し大きめのバッグのなかに武器である村時雨ではなく
 ≪奏≫伝来の霊具やら古文書―要は取扱説明書と工具である―が詰まっていることだろうか。)
(そのバッグを担ぎなおして夏の日差しに目を細める。)

(此処に自分を呼び出した男の子……男の子と、呼ぶには少し大人っぽかった)
(すごく頑張っている子のこと。)
(ちょっと前のことだったのに随分昔に思える彼からの呼び出し―しかも「夜」におけることについてだ。
 正直、驚いた―それだけじゃなくて、少し戸惑いもした。
 ………どんな顔をして、どんな風に接すればいいのかを。≪奏≫の修行場について
 どういう風に話せばいいのかを………)

(背中に当たる自販機が熱い―夏なんだなぁ、と思う。
 やがてその姿を、自分を励ましてくれたその姿を見つけて―何をいえばいいのかわからなくなった。)

【こんなかんじで、どうかよろしくお願いしますですっ】


464:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/15 22:33:35 ulEy3pyP
――……暑いな。

(夕方とはいえ、今や梅雨は終わり、夏らしい天気になりつつある。
 沈みかけの太陽が地面を照らし、熱気を立ち上らせる)
(気のせいか、背中に背負う、深紅のサックスケースまで熱を持っているようだ。
 普段はとてもお世話になっているのだが、こういう時だけは恨めしい)
(と、待ち人は既に来ていたようだ。近くまで寄ると、小さく頭を下げる)

協力に感謝する、奏家当主、奏永久。準備はできているか?

(やや困惑している様子の少女。当然だろう、ロクに説明もしていないのだから)
(こちらとしては、彼女にあの祠を関係者以外には、無害にしてもらえばそれでいい)
(質問があれば可能な限りは答えるが、なければそれでいいと思っていた)



【はい、よろしくお願いしますね】

465:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 22:54:16 VDUMFhFj
(事務的な喋り方に出そうと思った笑みや言葉が引っ込んでしまう。
 一度しか出会ってないこともあって、彼が本当に兵部 晶なのか一瞬疑ってしまう。
 そして自分を「当主」と呼ぶその声に奥歯を噛み締める)

―…………

(キリッ…と僅かに歯と歯が擦れる音を鳴らしてからゆっくりと口を開く。
 食い込んだ肩紐を手慰みに指先に絡ませて―)

こんにちは、それともこんばんは………でしょうか。
「当主」などと呼ばなくても結構ですよ。私はまだ継いでいないのですから―
確か………修行場の式を弄ればいいんですよね、今日は
(できるだけ静かに、薄く……敵意はないことを示す笑みを浮かべて)
(警察という公的機関に属する少年を見つめる―華奢な体躯、過酷な過去……その心中は図ることはできない
 けれども……それならあの表情も、と少しだけ納得してる自分もいる。)
では、いきましょうか…………ああ、ついでにいくつか聞いても構いませんでしょうか。
道すがらでも、作業中でも構いません。
どうやって修行場を知ったのか、と―兵部さんが何をしている方なのか、を
(硬貨を数枚自販機に投入して、点灯したボタンを指差しながら兵部に向き直り)
………何か飲みます?最近暑いですから。


466:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/15 23:12:59 ulEy3pyP
(僅かに見せた、何かを悔しがるような表情。予想は付かない。望まざる何かを、目の当たりにしたような)
(だが、あまり興味はない。彼女に深入りはしない。いずれ、敵となる可能性があるからだ)

ああ、そうだったのか。警察はそういった情報には疎くてな。
その通りだ、では改めてよろしく頼む、奏永久。

(永久に継がせろ――そういった兄の言葉は、間違いではなかったようだ。
 しかし候補だった兄が疾走した上で何故、未だに彼女に
 当主を継ぐ話になっていないのだろう。永久がそれを拒否しているのか)
(心身ともに、奏家当主となるべく、自分はまだ修行の身だから。
 少女の瞳を、じっと見つめる。真面目で、強い人だ。――だが、自分には関係はない)

(淡々とした口調、揺らがない表情。事務的な機械のように少年は反応し、頷く)
(が、飲み物を勧められると、僅かだが眉を動かし、しばし黙る。やがて、小さく呟くように)

…………カルピスウォーター。

(礼と共にそれを受け取ると、永久より先立って道を進み始める。
 傾斜具合にもよるが、自分が先に行くのが望ましいのだろうか)

一般人が異形の被害に合った時、大抵は恐怖と混乱に支配されるが、
最終的に頼るのは、身近でかつ戦闘力を持つ公的機関、即ち警察となる場合がある。

端的に言えば、あなた達の修行場で化け物を目撃した人間がいるというわけだ。
中には死んでしまったものもいるかもしれないが。

467:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/15 23:41:06 VDUMFhFj
(兵部にソレを手渡した後、もう一度ごとん、と自販機の中に何かが落ちたような音が鳴る。
 その主―缶のミルクティーを取り出し口から出して)
ええ、知ってます。御国公式の対異形組織の一員………と見てもいいでしょうか?
私、ずっとそういう方々とは面識がなかったものですから―
(緩やかに言葉を繋ぎながら一口、冷えたミルクティーを喉に流し込む。
 水分が喉に染みいるような感覚にほっと息をついて
 ―厳しい態度になんとなく、安心感を覚えた。「死んでしまったものもいるかもしれないが。」ソレは死者を
 被害者を思う言葉だったから。少なくとも自分はそう思ったから。)
(―すごく頑張ってる兵部くんが、本当にそのままだったということがわかったから。)

確かに、少し噂になっています………鏡が二つあれば可能な儀式ですし、知らなかったで済ませられるものでもないですよね。
(問題は被害があったとしても被害の規模がわからないこと―わからないものの責任は流石に負えない
 だから、少しずるいとは思ったが自分はこういう。)

―目撃しただけで、実際の被害が出る前に手が打てるのは喜ばしいこと、ですね。

(―そう言って、狡くも安堵の笑みを浮かべる………穏やかに、人を思う顔で。
 ≪奏≫の罪がそこにあったことは決して忘れず、今打てる最善を打つために。)
(そんな話をしているうちに目的の祠につく――日が高い。
 おそらく管理者である霧雨は呼び出せないだろう。)
それでは、少し待っていてもらえますか?
今、式を確認して、術を組み替えるか書き換えるかしますので………
(バッグから次々と霊具を出していく―剣のようなもの、珠、鏡、紙束は呪符の一種だ。
 それと探った術式を照らし合わせるための古文書を開いて作業を開始する
 ―祠に剣を刺し込むように押し付け、探るように珠を動かす。時折奇妙な記号のようなものを鏡が写したりして)

―兵部くん、最近調子はどう?

(大体の解析がすんで、古文書を捲りながらなんとなく聞いてみる。)

468:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/16 00:00:25 K2cxWJxT
そうかもしれないな。
僕らの組織は、公的に設置された、公的に認められていない組織だから。

(プルタブを引いて、缶を開ける。小気味良い音、
 ひんやりとした空気が缶の中から広がる。小さな口をつけ、飲む。
 冷たい液体が喉を通り、心が落ち着く。永久の方を見れば、
 彼女もほっとした表情を浮かべている。思わず微笑みそうになり、それを掻き消した)
(―――早く、終わらせよう)


――――。
まあそう思っていた方が、精神衛生上いいかもしれないな。
だが気を付ける事だ。この他にも、そういった危険な物を
きっちりと管理していない場合、僕らも相応の手段に出る可能性がある。

(反応した言葉としては、そっけないもの。だが一瞬目を細めた少年の瞳は、
 剃刀よりも鋭い光を帯びていた。淡々と説明しながら、すたすたと、裏山の奥へ奥へと向かっていく)
(彼女に責任はないのかもしれない。面白半分で儀式を
 行った人間も、悪いのかもしれない。だがそれで傷付いた彼ら、
 その事を、あたかもなかったことにするような発言。事実だとしても、快くはない)

(そして、目的地へ到着する。あの時見たものと、何ら変わりはない。間違いなくこの場所だ)
(奏永久が、バックから様々な道具を取り出していく。霊的な呪物か何かだろうか。
 ふとヤマトタケルの話を思い出す。あれは剣に鏡、そして勾玉だったか)
(そういった類は専門外なため、興味深そうにそれらを見ている晶)

この暑さにやや気だるさを覚えているが、不調という程ではない
………質問の意図が不明だ。何を求めている、奏永久。

(その様子を見守ったまま、少年は直立不動で答えた)

469:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/16 00:19:55 zg4Nkahj
ソレは手厳しいです。
なにぶん古くから伝わる家でして………こちらでも把握し切れていないものが多々あるんですよ。
それに、人にとって危険でも―異形にとっては危険じゃない事もあるんです。
私たちはどちらも生かし、どちらも殺す組織ですから………
(呪符を一枚取り出して剣でさす―剣といっても小型のナイフほどの剣ではあるが
 ソレからそこに何かを通すように珠を動かし調整。
 鏡に浮かぶ文字が揺らぎ、組変っていく―)
………私は、無いモノは背負えません。けど………見えるモノなら背負えます。
軽率な発言、でしたね。
(鋭い光に対していう―謝罪はしない。するべき者達は別にいるからだ。)

………半分は見てるだけじゃ退屈だろうからっていうのがあります。
もう一つは少し、あなたの耳に入れておきたいことがあります――
場合によっては動いてもらわなければならないので、不調だと困るんです。
(くすっ、と笑みを零して―)
―瑞谷、という生徒をご存知ですか?


470:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/16 00:34:17 IBKlejwC
無責任だな。

(把握しきれていない、その発言を一言で切り捨てた。
 異形どうこうの部分には、まだ触れない。敵に回すのはいつでも出来る。
 異形は全て切り捨てるこちらの組織とは、相容れないだろう。それは説明しない。
 だが、『ガンスリンガー』には聞き捨てならない単語があった)

あなたの家は、人を殺すのか?

(トン、と小さな音がした)
(晶がつかんでいた肘を離し、横に置いたケースに触れた音だ)
(巻き込んでしまったのと、殺す意志を持っていたでは、大きく異なる。
 返答次第では、彼女のみならず、奏家全体に銃口を突きつけることとなるだろう)

…ああ、別に退屈じゃない。こういった類の事象を見るのは初めてだからな。
………相談事か?

(そして、永久が口にした瑞谷という名字。最近のことだから、
 覚えている。瑞谷愛華という、水を作り出し操る少女の名を)

瑞谷愛華、ならば。……ああそうか、あなたが彼女を救った人間だったのか?

(彼女に異形という単語を教えたのは、この少女だったのか。
 違和感はない。その実力を見たことがあるわけではないが、
 兄がいなくなるだけで当主に選ばれるくらいにはあるのだろう)



【リミットは大丈夫ですか?どうか、無理はなさらないで下さいね】

471:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/16 01:11:34 zg4Nkahj
ええ、無責任………です。
知らない、わからないで通す………本当に無責任………
だからこそ………私は、変って―変えなければならない。

(根幹にもった意思を言葉にする―全てを背負う………全てを手に入れる。
 今向けられる敵意も、含めて背負う。
 人のためを思って放たれる心地よい敵意。なるべくならば向けられたくはないモノだけれど)

ええ、無作為に人を殺す人を、罪も無い異形を虐げる人を、力に溺れた人を。
私たちは人の味方であり敵である―異形の敵でもあり味方でもある。
………人が必ず正しいわけじゃない。異形が必ず間違っているわけじゃない。
―貴方も人の正しいところばかりを見てきたわけじゃないでしょう?

(かち、かち………と剣と珠が音を立て始め、電気回路を作るように
 霊気の道を整えていく―その間に「凪」を身体に纏わせる。
 敵意でもない、殺意でもない無風の心境を―)

―私たちは平等に殺し、生かします。
それが貴方にとっての許せないことならば……否定こそしませんが、全力で私たちは抵抗します。


―ええ、愛華ちゃんのことです。
そうですか……彼女は自分が救われていると思っているんですか。
―まだ、彼女を襲う脅威は終わってません……。
(救った……といわれるとどうだろう?
 自分は「夜」のことを教えたに過ぎない……彼女を救えてるんだろうか
 それだけの強さを持っているんだろうか―わからない。支えになりたいとは思う。)
****年の○月×日―彼女の両親が海難事故に逢いました。
その海難事故………ちょっとおかしいんです。明らかに人の手が入っている感じがあります。
それから―彼女の本当の姓なんですけれど。数百年前に失われた「水龍の巫女」の家系「水谷」だと思われます。
水分の水に谷と書く………彼女の能力なんですけれど
その家に継がれる"守護神"のもので、ソレを狙われてる可能性があります。
(彼女の母親が夢枕に立ったことは伏せる―荒唐無稽な情報源だからだ。)
―…………どう、思いますか。
(真っ直ぐにその黒い瞳を兵部に向けて問う。
 どうしても情報が足りない感がある故に。自分が実際に見たことは兵部のようなタイプには
 信用に足りないものであるが故にさらに少なくなった情報を提示して)
(―それなりに気をかけてくれるならそれでよし。兵部のあの顔とゆりかを信じるだけだ。)

【お気遣いどもですっ!】
【ここらで凍結してもらってもよろしいでしょうかー】

【今後の予定は、明日金曜の21~22時くらいから大丈夫そうですっ】
【それ以外でも土日月と取れますので遠慮なく~】
【そちらの都合の良い日はいつでしょーかっ】

472:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/16 01:15:08 IBKlejwC
【でしたら今夜、金曜日の21時はいかがでしょうか】
【それで問題なければひとまずここまでにして、今日は落ちさせて頂きますね】

473:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/16 01:18:45 zg4Nkahj
【りょーかいでありますっ】
【此処までのお付き合い、ありがとうございましたっ】
【お疲れ様ですっ】

【以下空室となります。失礼しましたっ】

474:名無しさん@ピンキー
10/07/16 01:48:03 2nSTiiTC
暑いな

475:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/16 21:16:16 IBKlejwC
【奏先輩とのロールに、スレをお借りしますね】

>>471

…大層な意志だ。そうなってくれたら、こちらも助かるが。

(少しは噛みついてくるかと思ったが、存外まだまだ冷静なようだ。
 当主たる器となるため、心身共に努力しているというのは、嘘ではないらしい)
(やや乾いた喉を潤すため、再び缶に口をつける。小さな息が漏れる)

全く理想的だ。
何が正しくて何が間違っているのか、全て見通せるなら、これ以上の姿勢はないな。

(皮肉を込めて言うでもなく、淡々と言葉を紡ぐ)
(それだけ聞けば理想的だ。悪いものを裁き、いいものを守る。本来の公的機関の理想ともいえる)
(だがそれが個人の主観に委ねられる限り、間違いを犯す可能性は否定できない。
 平等とはいえど、果たして彼女は全ての生命に平等に接することができるのか)
(万人を納得させるような、公平な裁きができるのか。
 嘘をついて命乞いをする異形を見破り、その命を断つことができるのか)
(否定はしない。それはかって、自分の父親が望んでいたものと同じだから)

いずれぶつかるさ。僕とあなたの信じる道は、別の方向を向いているから。


(それきり黙って、永久の話に耳を傾けた。話の内容にも
 少々驚いたが、一人でこれだけの情報を集めた彼女にも、それなりに感心した)
(または、奏家の影響力がそれほど大きいのかもしれない。
 当主を継いでいない彼女が、どれだけその力を振るえるかは知らないが)

………つまり、彼女の力を狙う何者かが、彼女の両親を殺害したと?
調べる価値はありそうだな。

(罪のない人間を殺そうとする、そして殺したものは裁かれねばならない。
 それこそ時効にでもなっていない限り、異能による犯罪ならば裁く義務が、『ガンスリンガー』にはある)
(一般人による爆破テロなどでも、それなら表の法で裁くだけだ)

しかし、よくそれだけの情報が得られたな。
あの少女、かなり警戒心の強いタイプだったようだから。



【それでは今夜も、よろしくお願いしますね】

476:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/16 21:54:15 zg4Nkahj
誰かが「私は頑張ってる」って言ってくれましたから。
それに恥じないように、ね

(ニコリと笑みを浮かべて缶を傾ける様を見つめる。
 此処でこうしてこういう言葉を出せるようにしてくれた一因でもある彼は気づいてくれているだろうか
 ―そんなことを考えながら、厳格な喋りとは裏腹に年相応のものを口にする少年へ言葉を向ける)

―私は、理想で終わらせたくないと思ってる。
みんなに笑っていてもらいたいから………みんな、幸せになってほしいから。
今は言葉でしか表せないけれど………それでも、いまはそれでも―

(彼の言葉は現実的で、そのつもりがなくても否定されているように聞こえる。
 多分多くの人は彼と同じことを言う。もしかしたらこんなことをいっているのは自分だけかもしれない。
 多くの犠牲の元で成り立っている社会でそれはとても難しいことだと理解はしているつもりだ。)
(理解したうえでそれを目指している。「難しい」は過程が困難なだけで「できる」ということなのだから。)
「全ての道はローマに通じる」っていいますし、案外わからないかもしれませんよ?
互いに妥協できる点を探して、全員が納得できればいいと思っています。
(言葉を返した後に続いた長い沈黙―信じるものがあるなら、頑張って信じ抜いて欲しいなと思った。
 もし対峙する事があるなら、迷いなど一切持たずに対峙して欲しい。
 それで、それでも分かり合えたら――理想的だ。笑ってしまうほどに、りそうてき)

簡単に言えばそうなります。
問題は………"守護神"の制御方法を巡っているというだけで他の事は、まったくわからないことですけど。
―瑞谷ちゃん自身にも当然心当たりなどないでしょうし
……とにかく、そちらでも調べを進めて、それとなく瑞谷ちゃんに注意を払っておいてもらえると助かります。
彼女の力が暴走したら、大変なことになりますから……
(死のうとしていたのに死ねなかった。力の所為で。
 コレは完全に彼女の意志とは別に力自身が動く可能性があるということだから―もしかしたら
 彼女自身が兵部の標的になってしまうかもしれない。)

普通にお話をしたんです。
………彼女、随分一人でいたようなので。結果的にそこに付け込むように………です。
救われているならば………こんな後ろめたさも感じなくてすむんですけれどね。
えっと……それで彼女の両親のことを聞いて―違和感を覚えたのは勘でした。
後は奏の情報網を使って………です。
(コレは本音だ―けど、情報を得れた本当の理由は話すべきだろうかと考え込む。
 そもそも彼女の両親の死は自力で聞いたものだし前述のとおりだから別に嘘をついているわけではない。)


【すみません、お待たせしましたっ】
【今夜もよろしくお願いしますっ】


477:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/16 22:20:05 IBKlejwC
………ふん。

(微笑みと共に向けられた視線に、ぷい、とそっぽを向く。
 夜の世界の人間だと知っていたら、いずれ敵となる可能性が
 あったなら、あんな言葉はかけなかった。本当にそう思っていても)

………そう、なったらいいな。そうだったら、いいんだよ。

(ひたすらに、真摯な言葉。現実を見ない、夢想家のそれではない。
 現実を見た上で、理想に燃える革命家のような瞳だ)
(その言葉に、思わず少し視線を落とす。そして、ポツリと呟いた。
 続いて出された同じような呟きは、小さな力がこもっていて。缶がへこみ、パキ、という音を立てる)

人間だけの世界でもそれが出来ないのに、異形まで納得させる、か……。

(子供がクレヨンで描いたような、非の打ち所のない夢物語に、口を閉ざす。真っ直ぐ過ぎて、苦手だ)

不安定な力なのか。………了解した。
僕の方でも警戒しておくが…。僕と同じクラスに、天羽都という少女がいる。
彼女に直接触れることのないよう、出会ったら瑞谷さんに言っておいてくれ。
天羽さんには、触れた特殊な力を増幅させる異能がある。
あの学園が、一瞬にして水没――その話だけを聞けば、有り得ない話ではない。

(何やら後ろめたい様子の永久に、疑問を呈する)

彼女の為を思ってなら、その感情を利用することも正しいだろう。
どうやらあなたには心を許しているようだから、彼女の支えになればいい。
…一人は、死ぬほど苦しいんだ。痛みで頭がおかしくなりそうになる。

(両親を失い、大切なものをなくす苦しみ。あれは、どんな言葉を用いても表せるものではない。
 人生で何よりも酷い、生きながらにして味わう、地獄のような苦しみだ)

478:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/16 22:47:05 zg4Nkahj
私は兵部くんのことを敵だと思っていないので。
―こういうの嫌いだったりします?
なんだかさっきから難しい顔をしていますけれど………

(自分が原因だとしたら、こんな言葉をかけるのもどうだろうかと思ったが
 心配なのはしょうがない。
 夜の顔―といわれればそれまでなのだがそれでも気になってしまう。)

ええと……天羽ちゃん、ですね。寮の管理人さんの娘さんですよね。
そっちのほうにも機会があれば言っておきましょうか?
寮にいるときに逢うかもしれませんし…………あ、私寮暮らしなんですよ。
――って、天羽ちゃん異能者だったんですか。
触れたものの特殊な力を…………確かに危険、ですね――年も近いですし。
わかりました。天羽ちゃんの能力のことは口外してもいいのでしょうか?
かなり珍しい部類ですよね。「他の力を増幅する」なんて………その手の研究機関が喉から手を出しそうです。
(顎のあたりをひと撫でしてから)

………それは私を信用してくれてるってことでいいのかな。
してくれてなくても瑞谷ちゃんを悪いようにする気はありませんけれど………
(ふとそんなことを思ったので口に出してから兵部の顔をうかがい―)
…………コレについては兵部くんも協力してくれると嬉しいですかねぇ
やっぱりなくしたことのない私じゃわからないことってあるじゃないですか。

479:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/16 23:12:02 IBKlejwC
敵だとしたら、こんな事を依頼していない。
ただ、いずれあなたと僕は戦う可能性がある。親しくなる理由はないだろう。
でなければ剣を向ける時、辛くなるだけだぞ。

(目を細めながら、彼女の様子を伺う)
(もっとも辛いのは自分であって、彼女がそうとは限らない。
 だが先程の甘い願いを聞く限り、以前まで笑い合っていた人間に
 すぐ殺意を向けられるほど、器用なタイプには見えない)

………彼女は、夜の世界に生きる人間じゃない。
あまり異能や異形の話を近付けたくはないんだ。片方に言っておけば十分だろう。
瑞谷さんなら、上手くやってくれる。

(口外してもいいのか?という問い掛けには、首を振って)

もう既に、とある機関には目を付けられているようだ。
彼女に危険を近付けさせるな。芯の強い人だけれど、戦闘能力は一般人より低いんだ。

(そのとある機関は身内に近いものがあるので、名前を出すのは避けておく)
(寮母の娘――両親は亡くなったから、義理の母親なのだろうか。
 とにかくそれだけ知っているなら、彼女が車椅子なのも知っているかもしれない)

…………………………信用していない相手なら、最初から言葉そのものを信じていない。

(ややむすっとした表情で、永久の言葉に反論する。
 いや、自分のこういった態度が原因なのだろう。小さく溜め息を吐きながら、視線を逸らし)

………最初から、そう思ってる。
行く道は違って、いずれぶつかるにせよ、目指すものは似ているはずだ。

(あの甘くも真っ直ぐな言葉を聞かされれば、そんな気にもなる。
 少なくとも、瑞谷愛華を私利私欲に利用するような真似はしまい。平等を謳うならば)

物理的な手助けはするが、精神的な物に深入りするつもりはない。
生半可な覚悟で背負えるほど、その傷は浅くはないんだ。
………少なくとも、僕の場合はそうだった。

(縋られても他人の痛みを背負うつもりはない。そんな余裕などない。
 大切なもの全ての命を守ろうとするだけで、自分は精一杯だ)
(永久にそれを強制するつもりはないが、彼女なら、理解した上で愛華を助けてやれるかもしれない)

480:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/16 23:45:50 zg4Nkahj
(なんというか、彼は彼の正義に忠実なんだな……と思う。
 拒絶されることよりも、受け入れられることを放棄されているわけではない。
 その気になれば親しくなれると思われてるのでコレはこれで良しとしておこう。)
(―ちょっぴり残念だけれど。)

………何も感じず機械みたいに、そうしなきゃならないよりは
いっそのこと辛いくらいで丁度いいとか思っちゃうな私。それなら、辛さって形で
その人のことも背負えるから。
機械的に戦って生き残るよりは、苦しんで、悩んで………それから戦いたいかな、兵部くんとは。
戦わないで笑い合えるのが一番なんだけれど、ね。

(世の中はうまくいかないものだ―全てを手に入れることの難しさを痛感する。
 本音を言えば兵部にこんなことを言われるのも、こんな話をするのもいやだ。
 何とかしたい。けど肝心の何とかするための方法なんか見つかるはずもなく―)

(他を思う言葉を聴くとなんでだか笑みが止まらなくなった。
 自分に対する態度と違って暖かさが覗く………始めてあったあのときの
 優しい感じがしたから―)
はい、承りました。
ああ、私からの瑞谷ちゃんの情報をどうするかは任せます。
彼女は………知りたがっているから。案外、彼女が知ることによりいろんなことがわかるかもしれませんし、ね。
(それでも不都合が出るようならば自分が護ればいい、そう彼女の母、優奈に約束した。
 ―もちろん自分から話すことも視野に入れている。
 今此処で言えないのは、まだ彼女がどうなったのかはわからないというのが大きい。)
………
(そして天羽 都について少し考えてみる―希少な能力を持った両足が不自由な女の子。
 寮母の娘、それから料理が上手い………くらい、か。自分が得たのは。
 「とある機関」というものが少し気になる――探るべきだろうか?)
(――結論、むやみに聞いても仕方がない。とりあえず彼女自身にのみそれなりに注意を払っておくことにする。)

ほんと?そんな顔ばかりだから信用ないのかと思ってました。

(意地悪く、自覚しているであろうことを指摘して―そもそも、少なからず信用をしてもらっているからこそ
 あんな言葉が出ることくらい理解できる。
 けれども頑なな表情が少し可愛かった………そう可愛かったのでいじわるをしてみたといったところだ。)
むぅ………やっぱゆりかは偉大だ―
(その生半可な覚悟で背負えないものを何とかしてしまったのだから、拓兎のことも含めて
 本当にすごい女の子だと思う。思わず呟きを漏らすほどに。)
(けど、自分の能力は『癒し』なんだ。負けてられない。)

―それじゃ、私なりのやり方で何とかしていこうと思います。あ、作業一通りは終わりました。

(と此処まで語ってから剣を引き、鏡を見る―文字列、霊光、問題なし。
 調整完了、後は時間になったらテストをしてみるだけといったところか。)


481:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/17 00:09:18 F7hUEFK/
………強いな、あなたは。
他の命を奪う以上、生き残った者には責任がつきまとう。
それでも僕は、可能な限り痛みは避けたいよ。

(――なら、自分は何故黒上いろはを探しているのだろう。
 何を知りたいのだろう。恐らく、知ったところで引き金が重くなるだけなのに)
(敵のことを知った上で殺すのと、味方だった人間を殺すことの違いか?
 あの異形の少女の命を断つならば、人間として、知らなければならない過去のような気がして)
(けれどそれなら、同じく殺すつもりで戦うならば、彼女、永久の事もよく知る必要があるのではないか?)
(いや、彼女の意志は知った。それだけで十分だと言い聞かせ、それ以上の思考は止める)

それなら知るべきだと思った事は言うし、そうでない事は避ける事にする。
年齢に反して、瑞谷さんはしっかりとしているようだったが…それも上辺だけかもしれないからな。

(家族を失い、頼れるものが何もなくなれば、自分がしっかりするしかない。
 痛みを忘れる程に、感じないように、全部を一人でやらなければならないのだ)

…………任せたよ。

(ほんの小さな呟き。それは彼女の耳に届いたかもしれないし、
 風にかき消されてしまったかもしれない。何にせよ、素直に言うのはなんか嫌だった)
(儀式用の剣を抜いた永久を見て、こくりと頷いた)

ふむ、出来たか。
―――可能か分からない、とあなたの兄、従志浪は言っていたが、
当主として、かなり腕を上げているようだな。

(そのままの自然な流れで、さらりと彼女の兄のことを口にする)

482:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/17 00:38:10 34TCmOp5
……上辺だけでも強く見せないといけませんから。
私も……なんだかんだで兵部くんと変らないんですよ?
痛いものは痛いし、逃げたいものからは背を向けたいって思います。
(それをしないのは当主になるために必要だから。……それ以上のことはない。
 強くなんかない、強くなくてはいけないんだ。)
―兵部くん。目指すものが似てるなら………妥協しないようにしようね。
(自分に、兵部に言い聞かせるように―続けて口を開きかける。
 引き金の重みにも、背負うものの重みにも負けないように………励まそうとでもしていたのだろうか?)
(何を言おうとしたか思い出せなくなる。)

―………しっかり、ですか。
確かに、自分の力のことを知ろうという姿勢には、意志の強さを感じましたし………
なんか……そうですね、無茶はしないと、思います。

――はいな。
(僅かに兵部の唇が動いたのを感じた。
 何を言ったのかはわからない、だから自分も何を言っているのかは分かりに行くい程度の声で
 了解を示して―)

…………じゅーしろぅ―ってお兄ちゃん?!
ちょっとまって、何でそこでお兄ちゃんが――
(思いつくがまま疑問を口にする。けれどもその間に結論は出てしまう。
 だから兵部くんがこの場所を知っていて、私に今回の話を持ちかけたのだと。)
…………会ったのですか?いつ?元気にしてましたか?やっぱり此処に用があってお兄ちゃんは――
―すみません、始めの質問だけでいいです。
(そこからはただ思いつくがままに質問が出て…………それを止めるために下唇を噛み締めて
 無造作に頭を振る―長い黒髪が顔半分を覆い、ソレをそっと払う。
 ソレからただひたすらに真剣な目で兵部くんの目を見つめて…………)

【す、スイマーさんが泳いで私をおとそうと襲ってきて―】
【凍結願えるでしょうかっ?】





483:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/17 00:41:02 F7hUEFK/
【スイマーさん怖すです。了解しました、それではここで凍結しましょう】
【ちなみに今夜、土曜日の22時から僕の方は再開できます】

484:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/17 00:46:35 34TCmOp5
【痛み入るのですっ】
【それではそれでお願いしますっ!土曜日の22時避難所でー】
【ええと置きレスで進めて下さってもかまわないのでっ!】

【すみませんがコレにて失礼しますっ】
【ここまでのお付き合いに感謝でありますっ!おやすみなさいまガボゴボ】

485:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/17 01:11:09 F7hUEFK/
>>482

(その理由は、聞かずとも分かっている。彼女が思う、
 当主としてのあるべき姿がそれだから。その重責も担うべき、としているのだろ)

…押し潰されないようにな。

(自分にとって大切なもののように、責務というものは人に力を与えてくれる。
 例えば9回裏ツーアウトの状態での代打バッターしかり、サッカーでのPK戦の最後の一人しかり)
(プレッシャーをねじ伏せれば、実力以上の力だって発揮できる。
 しかし重責に潰されてしまえば、それが重ければ重い程、人は容易く傷付いてしまうだろう)
(人間は、誰一人として完全ではないから)

ああ。全力は尽くす、いつだって。

(手段は選ばない。必要とあらば、泥だって啜る。
 大切なものを守りたいなら、切り捨てるものを選ぶ。それに嘘はない)


(動揺する様子を、冷静に眺める。長らく会っていないのであれば、当然の反応だろう)
(奏家当主たろうとする永久は、この言葉にどう対応していくものか)

ついこの前、夜だ。噂の正体を確かめるべくここに赴いた際に、遭遇した。
今すぐにでも異形の群れと戦えそうなくらい、元気だった。

(まあ正確には戦っていたのだけれど。この祠の機能を利用して)



【ではお言葉に甘えて、レスを置いていきますね】
【今日もお付き合い頂き、ありがとうございました。
 溺れいく先輩に笑顔で手を振りながら、失礼します(←)お休みなさい。ノシ】

486:名無しさん@ピンキー
10/07/17 20:27:03 vtlVyNi/
暑いな

487:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/17 22:19:59 34TCmOp5
ふふっ、心配してくれてありがとう。
(本人にその気はないにせよ、その言葉は嬉しかったから。
 敵になるとわかりつつも向けてくれた優しい言葉は本当に温かかったから。
 だから暖かな笑みとともに礼をして)
それから、頑張って――
(力強い意思を見せるも、少しだけ迷いが見えた気がする。
 この少年は過酷な取捨選択を知っているのだろうか?
 そんな疑問を抱きながら――)

(下唇を噛み締める、血がにじむほどに―要領を得ない言葉を吐き出して
 安く見られないように衝動的な言葉を切り捨てる。思考を回転……
 そう、ここでようやっと兄にあったという言葉を考える。)

ついこの前………私が見つけて、拒絶された時に近いですね………あの前後。
それで、兵部くんは此処の危険性に目をつけて、≪奏≫のものである兄に交渉をしたところ
私に言うようにいわれて………それで今回、私にこの話が来た――ってところですか。
(半ば独り言のように言葉を漏らす。冷静に思考するように努め、眉間に力を入れる。
 唇に指を当てる………鉄の味がすると感じるとやっと血が滲んでいることに気がつく。)
……元気なら、良かったです。
えっと、何かされませんでしたか?貴方が公安のものとわかったなら襲いかからないとも限りませんから。
国を敵に回したものを≪奏≫はいつまでも身内にしてはおけない、それを利用して家との縁切りを
しないとも……そのために兵部くんを利用しないとも限りませんから
えっと………だいじょうぶでした?
(大丈夫であってほしい、こんな形で兄との縁をきるのは苦痛で仕方ない。
 それこそ納得して背負えるようなものではない―)

【お借りしますでありますっ】
【それでは今回もよろしくお願いしますっ!】

488:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/17 22:40:43 F7hUEFK/
ああ、あなたも既に遭遇していたのか。

(少々意外だった。彼女とて、実の兄を探してきたのはごく最近、
 というわけではないだろう。それが偶然遭遇できたとは、
 彼は今まで別の街にいて、つい先日戻ってきた、そんな事なんだろうか)

別にこの場所が、《奏》の土地だと知っていたわけじゃない。
たまたま訪れたら、従志浪と名乗る男がいただけだ。
あなたの出した捜索願いで、情報は得ていたからな。

(一人思考に走る永久を見つめる。努めて冷静でいるようにしているが、
 その中は極めて混乱していることが分かる。痛みがなくては、言葉がまとまらない程には)

僕のことはあまり話していないからな。
一触即発くらいにはなったかもしれないが、互いにやり合う事にはならなかった。

……どうする、もう大丈夫なら降りるか?歩きながらでも話はできるだろう。



【すみません、端末の調子が悪く、遅くなりました】
【それでは今夜もよろしくお願いしますね】

489:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/17 22:53:04 34TCmOp5
訂正………ありがとうございます。
事情のほうは大体理解できました………偶然、ですか。
運がいいのか悪いのか
(ちろり、と下唇を舐め血を拭う。じん、と痛みが走ったがいまはそれが心地いい。)

そう、ですか………敵対はしていないんですか。
(どうなんだろう、彼ならばその辺りを巧妙に隠すくらいはできるかもしれない。
 その上でこの容姿にこの高圧的な態度なら、人によっては絡まれるやも………
 兄が思ったよりも理性的だったのか、公安だと知って拳を納めたのか。)
(後者なら、完全な縁切りを望んでいない………とも考えられるけれど――)

………そうですね、涼しくはありますけれど虫とかに食われたら大変ですし
降りましょうか……できたら何を話したか、聞かせてもらいたいですし。

(いいながら道具をまとめ、霊符を束ねてバッグの中にしまう。
 軽く膝の当りを払うと立ち上がって、降りるという言葉に同意をしめした。)

【いえいえ、全然遅くなんてないですよっ】
【また不都合があったら遠慮なくどうぞですっ】

490:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/17 23:06:08 F7hUEFK/
あなたの兄は、ぶっきらぼうだが、悪い人間ではない。
それが僕が抱いた感想だ。

(飲み終えた缶ジュースを更に凹ませ、コンパクトに畳もうとする。
 が、すぐにそれ以上力を込めても曲がらなくなった。諦めて、片手に持つ)
(そして深紅のサックスケースを背負うと、先に来た道を戻り始めた)

何を話したか、よりはあなたが何を聞きたいか、それが重要なんじゃないか。
僕としても、一から十まで話すのは、少々骨が折れる。

(チラリと後ろを見て、またすぐ目線を戻し、歩き続ける)

491:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/17 23:21:29 34TCmOp5
悪い人間じゃ………か。
あはは………前はぶっきらぼうなところすらなかったんですけれどね。
(苦笑とともにそんなことを言って、拳で口元を隠す)
時間たって、状況が変ってるんだなぁ。

ああ、缶をたたむ時は―んっと…………
(空き缶を畳むのに四苦八苦している様を微笑ましく見つめて
 実演しようとする………ミルクティーの缶、温める事もある=スチール缶だった。)
(力を込めても軽く凹むだけでたたむどころではない。)
………そぉい。
(気の抜けた掛け声とともに奏鬼眼を開く。そうしてからスチール缶に斜めにあとをつけていく
 身体能力が上昇している今だからこそできる芸当。
 そうしてから缶の上と下を持って………)
後斜めにつけてから捻ると…………ほら簡単にたためるよ?
'(捻って縦に押しつぶす。スチール缶を―そのあとですぐに奏鬼眼を閉じて)

………そうですね。
なにか………宛てのようなものがありそうな言葉は聞けましたか?
もしくは、≪奏≫以外の目的、とか。
それがわかればいまの居所もつかめるんじゃないかなぁ………って思いまして。

(潰れた間を手の中で弄ぶと、バッグを持って歩き出し………)

492:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/17 23:39:41 F7hUEFK/
優しいお兄ちゃんだった、か?………………ん。

(声をかけられ、振り返る)
(彼女が額の目を開眼させている。あの時の姿、見間違いではないらしい。
 あの用紙の山を抱えていた辺りからして、効果は身体能力の強化か?)
(そして、本来大の男でも潰すのに苦労する、スチール缶が易々と潰れる。
 いや、それはチートだろう。ドーピング、ありなのか。ずるい)

そんな能力があるからだろう、出来るのは。…悪かったな、力が弱くて。

(悔し紛れに脇腹でもつねろうかと思ったが、距離が開いていた)
(なので、ノーモーショーンで永久の頭に向けて缶を投げる。
 精密な動作は得意だ。パワーもスピードもないが、狙いは
 確かなアルミ缶が、緩やかな放物線を描いていく)

さあ、それは聞いていないな。
アテはなさそうだったが、何なら夜にでもあの祠の少女に訊いてみればいい。
僕よりも、彼女の方が従志浪の現在の状況には詳しい可能性がある。

493:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/17 23:51:52 34TCmOp5
優しくて、優秀で………優しすぎて、優秀すぎました。
(そうやって家に兄がいたときのことを考える。
 いつでも助けてくれて、甘えさせてくれた―それゆえに今回のことを
 招いてしまった日々―)
『―カンッ』
(―そして、そんなことを考えているうちに放物線が自分の額と交差した。
 頭蓋とアルミがぶつかり合う小気味良い音が鳴る。)
いや、流石にアルミ缶は能力なしでもできますよ?!
っていうか警察関係者がポイ捨てってどういうことですかっ!

むぅ………それなら、そうしてみます
前回、拓兎と来たときは怒られたから正直苦手なんですけどね、あの人………
(≪奏≫次期当主の癖に自分の召喚方法を知らなかったと大変嘆いていた
 見た目は幼い少女を想い………眉間にしわを寄せる。)
まぁ、術式の確認もしなければならないですしどっちにしろ会わなきゃいけないのでそのときにでも聞いてみますよ。

494:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/18 00:08:38 V25hC//U
でも、取り戻せる。取り戻すんだろう?
なら、後悔する意味はない。

(自分の勘違いかもしれないが。思い起こす永久の表情に、何か切なげなものを感じた)
(だから、淡々と彼女に向けて呟く。額を押さえ、呻いている彼女に)

ポイ捨てはしないよ。さあ、拾ってくれ。
こんな綺麗な外観を損ねるのは、本意じゃない。

(憮然とした表情で――いや、よく見れば小さな笑みを浮かべて――少女の足元の缶を指す)
(自分でぶつけておきながら、その当てられた当人に拾わせるなど、
 かなり性根が悪いだろう。これは彼も自覚しているだろうが)
(彼なりの意趣返し、といったところなのだろうか)

なら、シュークリームを持っていくといい。それなりに態度が柔らかくなると思うぞ。
………ああそう、それで問題がなければまた僕に報告してくれると助かる。
上にはこの時点で解決したと伝えるが、念のためにな。

(当主たろうとする人間が、その一族の霊を苦手だというのは
 いかがなものだろうか。というか、そんな苦手にする程厄介な相手だろうか?)
(個人的には、なかなか――いや、かなり与し易い人間に思えただけに)

495:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/18 00:25:09 N1j6fMVX
(過去に起こったことはもう変えられない。故にんげくことは無意味だ。
 それはわかっている
 どちらも決定的な間違いを起こしているわけではなく、人として生きている。
 取り戻せるのもわかる。けれど―)
私に拾わせるって………ゴミをまとめるにしても手段は選ぶべきじゃないですか?!
(素直に頷けない。
 拾わずに初等部の子が鬼の首とったように騒ぎ立てやろうかとか思う
 良識のある高等部生徒としてしぶしぶながらも缶を拾い上げて潰しなおすわけだけれど。)

しゅーくりーむ?
いや、彼女霊ですよね?供える物は必要でしょうけど御神酒とかのほうがいいんじゃ………
(首を傾げる。二十度ほど傾いた視界で兵部の言葉の意味を吟味―するまでもなくおかしいだろうそれは。
 それでいいのか管理者………と事実であるそのことを疑って)
(コレも初対面でどんな一面を見たかによる印象の違いである。)
ええ、その件についての経過は報告させてもらいます。
他にもこの手の危険な場所があるようなら言って下さい。此処と同じ要領でいけるなら
私が手を出してみようかと思いますので。


496:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/18 00:42:26 V25hC//U
いや、もともと缶をまとめようとあなたにパスをしたら、
存外あなたが鈍くて受け取り損ねたんだ。僕は何も間違っていない。

(極めつけに、悪びれもせずのうのうとこんな事を口にした晶)
(そのパスは、どう見ても当てる気が100パーセント込められていたが。
 そんな事はさらっとスルーして、やれやれと首を振った)

全く自分の落ち度を他人のせいにするとは、次期当主として嘆かわしいな。
これは今度従志浪に遭遇したら、報告しなければならない。

(演技臭い仕草。あからさまに楽しんでいるようだ。言葉はなかなかシャレにならないが)
(獲物を捕らえて遊んでいる猫のように目を細め、永久の反応を見つめていた)

あなたこそ何を言っているんだ、彼女は子供だぞ。
お酒など好むわけがないし、仮に好んだとしても勧めるものじゃない。
………別のものに遭遇したんじゃないか?
(あまりにも違い過ぎる両者のイメージに、そんな言葉が出た)
(もし同一なら、彼女の中の、あの祠の少女は随分厳格な雰囲気のようだ。
 当主に対しては、それ相応の振る舞いを見せるということかもしれない)
(―――自分で言ってなんだが、疑わしい。あれにそんな立ち振る舞いができるのだろうか)

ああ、その時はまた頼む、奏家次期当主殿。
………そろそろ麓だな。

(山道を降り、平行な地面に降り立つ。固いコンクリートの
 感触が、靴を通して伝わってくる。太陽はより沈み、明るさと気温は減少傾向にあった)

他に、何か訊きたいことはあるか?なければ、ここで解散としよう。


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