10/07/08 23:05:26 Ulp264wJ
ん………
(目の前で起こっていたのは力の暴走で水が氾濫した集落。
そこから逃げた優奈―
そこには何があったのだろう………罪の意識に苛まれた女性がいて、ソレを咎めることなく
受け入れた男性がいたのだろうか?)
(憶測でそうであって欲しいと思うのは、自分が罪を背負った人間を慕ってやまないからだろうか。)
貴方は……雅也さんと出会い、愛華ちゃんを生みそして―
(―力を制御するためのモノがあるらしい………数百年の間に廃れてしまったソレを
娘に与えるために自身の過酷な過去を打ち明けることができる人物とともに
ソレを探して………?)
………ぅんっ
(水でできたその子の手触りはすべすべしていて、夢だというのにひんやりと心地よい冷たさを持っていた。
思わず肩を跳ねさせて、小さく声を出して、首の後ろ辺りを揉み解すように撫でてから
背中をなで、尻尾の付け根をくすぐっていき―)
―………突き止められずに海難事故にあった。
ひょっとして、制御できない貴方の力が暴走して?
(遠慮がちに、大量虐殺の原因として言うことを躊躇いつつ言葉を紡ぐ。
失礼だと思ったが、否定してもらえるならそれに越したことはない。肯定だったら―
ますます愛華から目が離せなくなってしまう。)