【異能】黄昏の学園28【異端】at EROCHARA2
【異能】黄昏の学園28【異端】 - 暇つぶし2ch300:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/08 21:16:17 TBa9sWzt
【待機しますね。プロフは>>263に】
【どなたでも、お気軽に声をおかけ下さい】

301:名無しさん@ピンキー
10/07/08 21:43:04 K2+6lWxg
避難所に立候補あり

302:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/08 21:45:06 TBa9sWzt
>>301

あ、ありがとうございます、名無しさん。
それではお言葉に甘えて、早速行ってきますね。ノシ
【避難所へ移動します、失礼しました】

303:瑞谷 優奈 ◆kO59iqwB7g
10/07/08 22:10:13 zv7SSRBH
【"投手"さんとのロールに、お借りしますね♪(マテ】
【今夜もよろしくお願いいたします(一礼)】

304:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/08 22:12:37 Ulp264wJ
【お邪魔しますっ以下の続きとなりますっ】
スレリンク(erochara2板:234番)

(浮かび上がってくる違和感の正体
 "水谷"という名前―そもそもこのご時勢、そう簡単に海難事故などおきるはずがないのだ。
 海に身を投げた年端もない女の子が前後不覚になるだけですむはずがないのだ。)
(戦慄する永久の視界の隅で、その動揺を沈めるように半透明の四速歩行の獣が戯れている。
 優奈の手にじゃれ付くその姿はとても愛らしく、とても心が落ち着いていくのがわかる。)
詳細は知りません、けど………"龍に護られた巫女"ということで文献に残っていた気がします。
確か―私が"奏鬼眼"のことを学ぶ時に引き合いに出されたいくつかの事例のうちの一つ……
(その家が護ってきたもの、護ってきたが故にその家として成り立ってきたもの。
 ≪奏≫が鬼として世を生きるために"奏鬼眼"を受け継いでいったように
 他の家にも代々後世に残して言ったものがある―その中にそんな名前のものがあったような気がして)
(家を無くして尚受け継がなければならなかったもの――)
……………………
(じっとビジョンを見入る―津波だろうか?それとも河川の氾濫?
 そのどちらとも言い難い不自然な水害、それから逃げる人々、そして対応する集団
 ―何が原因でこんなことが起きているのかじっと見極める。)

………愛華ちゃんの"力"はただ水を操ることではないんでしょうか?
私の勘ですけれど――本当の"力"は「水谷の守護神の加護を行使する」。
(話を統合してみる、推理してみる、そして―自分なりの答えを出し、伺う。
 何度かぶれる視界を正そうとゆっくりと金色の瞳、"奏鬼眼"をひらき
 額とあわせて三つの眼で優奈をじっと見つめて)
そして、その力を安定させるための何かが今なくなっている?

【というわけで本日もよろしくお願いしますっ】
【カーブ投げますよ?!】

305:瑞谷 優奈 ◆kO59iqwB7g
10/07/08 22:44:47 zv7SSRBH
>>304
ええ、水谷家はその"水の龍"の化身を代々身に宿してきた者の家系なのです
ただ………現代に近づいていくにつれて、
その力を発覚させられるかどうかはわからなくなってきていたのですが………
実際に、わたしの父母は力を発揮する事は出来なかったと聞いた事があります………、
でも………、その反動か、わたしは力の最大限を使う事が可能だった………
(表情が陰る、水で出来た子犬はそんな気持ちを察したのか肩に駆け寄り頬を舐める)

原因は………、わたしの意思に反して暴れだした力が、周りの水分を糧に増大していった事にあるのです………、
そして、力がようやく収まって、わたしは故郷から逃げて………とある人と出会ったんです
(若き優奈が自分の故郷から逃げ、彷徨っている途中倒れこむシーンが映る)
(そしてそれから一分後、とある男性の姿が優奈を起こし、救命行為を行う)
彼……、"愛華"の父となる雅也さんと出会う事になったんです

(正にその通りであると表情に浮かべて、頷く)
(そして子犬を確認して首をかしげると、その子犬は奏に駆け寄っていく)
愛華には………その力を制御するのに必要な物を与える事ができなかった………、
そして………、それが何かを…私たちは突き止める事ができなかったのです………
(子犬は奏にじゃれつく、話の邪魔にならぬ様そーっと)

306:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/08 23:05:26 Ulp264wJ
ん………
(目の前で起こっていたのは力の暴走で水が氾濫した集落。
 そこから逃げた優奈―
 そこには何があったのだろう………罪の意識に苛まれた女性がいて、ソレを咎めることなく
 受け入れた男性がいたのだろうか?)
(憶測でそうであって欲しいと思うのは、自分が罪を背負った人間を慕ってやまないからだろうか。)
貴方は……雅也さんと出会い、愛華ちゃんを生みそして―
(―力を制御するためのモノがあるらしい………数百年の間に廃れてしまったソレを
 娘に与えるために自身の過酷な過去を打ち明けることができる人物とともに
 ソレを探して………?)

………ぅんっ
(水でできたその子の手触りはすべすべしていて、夢だというのにひんやりと心地よい冷たさを持っていた。
 思わず肩を跳ねさせて、小さく声を出して、首の後ろ辺りを揉み解すように撫でてから
 背中をなで、尻尾の付け根をくすぐっていき―)
―………突き止められずに海難事故にあった。
ひょっとして、制御できない貴方の力が暴走して?
(遠慮がちに、大量虐殺の原因として言うことを躊躇いつつ言葉を紡ぐ。
 失礼だと思ったが、否定してもらえるならそれに越したことはない。肯定だったら―
 ますます愛華から目が離せなくなってしまう。)



307:瑞谷 優奈 ◆kO59iqwB7g
10/07/08 23:35:36 zv7SSRBH
>>306
雅也さんは………表向きは単なる医療大学の教授だったのですが………、
実際は、異能・異形の類の歴史研究を行っていた人だったんです、
彼に介抱されている内に………、わかったんですけどー♪
(ただただ運の良さで出会ったらしい、笑顔で少し、気を紛らわせてみる)
そしてわたし達は…、追っ手から逃げるように、"この町"へとやってきたのです………
それから愛華も生まれて………、不安ながらもしばらくは平穏な日々を送ってきたのですが………、
(目線をさっき作り出した福引券に移す)
考えてみれば………全ては仕組まれていた事だったのかもしれませんね…、

いえ………私たちの存在を快く思わない何者かに………、狙われてしまったのです………
(福引券が旅行目録へと変化していく)
あの日、"愛華"が………商店街で特賞を当てたんです………
(奏が具現化していた金のプラスチックの玉を見る)
愛華と……雅也さんは、喜んでいたのですが………、わたしは嫌な予感がしたのです
ただ喜んでいる二人に………"その時"それを言う事が、出来ませんでした………
(初等部6年の頃の愛華がビジョンの中で特賞をあて、持ち帰り父と喜ぶ姿が映る)
(しかし……優奈の表情は笑顔であっても、どこか暗い)
いつか…いつかと、結局言えぬまま、旅行の日を向かえ………、
わたし達の乗った船は………沈められてしまいました………、
(ビジョンの片隅………、若き優奈を追っていた忍者装束の何者かが映って消える)
(彼がいる目の前で、"力"は扱えず……そしてその時はやってくる)
ただ、愛華だけは……雅也さんの友人に預けていたので………無事ですんだのです


308:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/09 00:00:20 TbtWTc9f
―ふふっ、運がいいんですね。優奈さんは……
けど………いえ、何でもありません。
(少しだけ不可解だ……都合が良すぎる。
 たまたま異形や異能に理解のある者とであって、たまたま追い込まれるように
 この町にやってきたような気さえする。)
(―「全て」。自分もそう思った自分も「全て」仕組まれているもののように思える。)
あの………生活している中で何か雅也さんに不審な点はありませんでしたか?
連絡もなく帰りが遅くなるとか、時々どこかの部屋に篭っているときがあったとか
(雅也さんは雅也さんで別の意思で行動していた可能性
 ソレを愛する人に告げられない戦いを強いられていたとか―)

………そうですか。
(掌からプラスチック製のそれが零れ落ちる。夢のなか、音も立てずに机を打ったソレは
 水の犬の前までで転がり、そのままおもちゃとなった。)
(大量虐殺者の娘として後ろ指を指されるような事態は避けることができた―ほっと胸をなでおろす。)
それが今………愛華ちゃんが孤独に震え、今尚何かを知ろうとしなければならない理由。
言えることがあります。
(真剣な顔でテーブルの上に肘をつき、手を組み合わせる。
 その手の上に顎を乗せて、眉間に力を入れて優奈を見て……)
多分、水龍の制御方法は誰も掴んでいない。そして、彼ら―貴方の命を奪った方々に至っては
「水谷の守護者」が愛華ちゃんを護っていることを知らない。
憶測の域は出ませんし、その方々が何者なのかわからないのでなんともいいがたいのですけれど………
(そう言ってから眼を閉じて、再び奏鬼眼を閉じた漆黒の瞳で優奈を見る。)
………結論は出ませんね。一度起きてちゃんと調べたほうがいいかもしれないです。
海難事故にあった日付、船の名前なんかわかりますか?

309:瑞谷 優奈 ◆kO59iqwB7g
10/07/09 00:20:23 LuZq6T+q
>>308
………?
(彼のことについてはありのままを言ったが………、何か腑に落ちなさそうな表情を浮かべている)
(やはり………雅也さんも………?)
それは………わたしといる限りでは、ありませんでしたけど………、
(実際にそうなのだ、婚約して以来は一言も異形・異能に関しては言わなかった)
(優奈自身はそれに関わっているのを知っているにも関らず、である)
(まあ、自分がそれを聞かなかったという事もあるのだが―)

(子犬はプラスチック製の玉をころころと転がして遊びだし………しばらくしたら消えていった)
わたしも恐らく………そう思っています、
愛華が能力に飲み込まれるのも貴方に頼んだ一つの理由、ですが…、
わたしを追っていた何者かが………、いつか、愛華に危害を加える事になるのではないかと………、
(そう考えると死んでも死に切れない…、だから、奏家の当主に会いに来た)
そうですね………、あれは、数ヶ月前の……愛華が、中等部に編入する4ヶ月前の出来事だったと思います
船の名前は……………"海流丸"だったかと………?
(あまり詳しくは覚えていない、が、今ここで提供できる情報は出来る限り提供しておきたい)


310:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/09 00:44:02 TbtWTc9f
……偶然なら良いんですけれど
(実際どの程度の距離が彼らの間にあったのかもわからない
 実際に生活していたのは自分ではなく瑞谷一家なのだから―)

となると、スピード勝負………になってしまいますね。
愛華ちゃんの安全を確保しつつ、彼女の"加護"を安定させる………
(できるのか?―自らの未熟さを省みてその言葉が胸のうちで反芻される
 やらなければならないことはいくつある?
 兄を連れ戻し、拓兎や前山くんの力になり、≪深凪≫としてではなく葵と流してくれた情報の整合―
 郡 太一朗についても調べなければならない。)
(12月から1月の間に沈んだ船、その原因を把握して
 愛華の生家で雅也が何か残していないか調べる――後は本人の力を探る。)
(やるんだ、全て。≪奏≫の名を継ぐ為に。奏鬼眼に恥じぬように。)

愛華ちゃんのことは任せておいてください。
こちらのほうで調べて、必ずや"水谷の守護神"の正体を暴いて制御させて見せますから。
―後は起きて行動しようと思います。
(気がつけば二人とも立っていて、立ったまま色のない空間で対峙する事になっていて―)

【すみません、またもや眠気がっ】
【えっと、凍結なり置きで〆なり使用かと思うんですがよろしいでしょうかっ?】

311:瑞谷 優奈 ◆kO59iqwB7g
10/07/09 00:51:07 LuZq6T+q
>>310
【では、プロローグとして一旦区切りにしましょうか】
【わたしがまた置きレスをしておきますので、それにもう一つ〆としてお返事いただければ幸いです】

【また別な日にロール上で調査なり何なりした方が楽しみが増えます、わたしもその為の準備が出来ますし♪】

【今夜はお付き合いありがとうございました(一礼)】
【また縁が御座いましたらいずれ………】

312:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/09 00:58:47 TbtWTc9f
【はいな~。
 えっと、主に調べることは
 ・海難事故の原因、船の損傷の仕方。コレは大雑把でいいです
 なんなら人為的な痕跡が巧妙に隠されてた―程度とか。

 ・愛華ちゃんの生家に何か「雅也さんが残した手記」とか隠し部屋とか

 ・忍び装束を纏う組織についてですね。コレもいくつか候補に挙がっていただいてもかまわないくらいですっ
 
 こんなところでしょーか。】

【同じく、色々考えさせてくれてありがとうございましたっ!】
【今夜も楽しませてくれてありがとうですっ!お付き合いにも感謝ッ!!】
【それでは失礼します。お疲れ様でした~】

313:瑞谷 優奈 ◆kO59iqwB7g
10/07/09 01:01:52 LuZq6T+q
>>312
【それではまた、置きレスにて】
【お休みなさいませー♪】

【スレをお返しいたしますっ】

314:瑞谷 優奈 ◆kO59iqwB7g
10/07/09 20:12:01 hLE9vUWP
【置きレスにお借りいたしますね、】

>>310
………大変かとは思いますが、どうか、よろしくお願します、
(まだ、本当の当主ではないにしろ、今の彼女を置いて頼れるものはいない)
(優奈自身はもう現世に存在していない身分、歯がゆい思いをしながらも、その責務を押し付ける事になってしまった)
(葛藤しつつも、頭を下げる)

どうか………、愛華の事を………守ってあげてください、
本当に……、本当に、よろしくお願い致します、"未来の"当主様…
(改めて愛華の事を託し、今一度頭を下げる)

きっと………、貴方にもいつか………報われる日がくるでしょう、
『奏家当主』として……、『一人の奏さん』として……――
(そして………人影の姿から光源となり……いつの間にか、その姿を消していった)

(一人の女子高校生に背負わされた運命に、明るい希望の光として言葉を残して――)

【わたしはこれで、〆にいたしますね】
【また縁があれば………、よろしくお願いいたしますー♪】

315:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/09 21:02:53 jjH179oy
【Namelessさんとのロールにスレッドをお借りしますー】
>>251からだったねん。今日もよろしくーだ】

316:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/09 21:14:45 F33tiOEv
同じ、二年。……ふむ、道理で何処かでみた顔だと思ったよ。
だがね、私は気に入った人間の顔しか覚えるつもりはない、のさ。
(ぎりぎりと頭を締め付けながら、考える)
(何故自分がここにいるのか、なんでこんな姿なのか、こんなところで何をしていたのか)
(いつものように学校に行って、それなりに面白く、でもちょっと退屈な一日を過ごす)
(それからはもう夜、深夜の街を往き、時に戦い時に遊び、この世にあらん限りの自由を謳歌していた自分)
(そんな自分の姿には、記憶には、今一切のブレはない)
(だけれども、こんな状況になっている理由だけは、全く以って覚えがないのであった)

ってゆーか。ちょっとは落ち着け。
(そんなぐるぐる回る思考を妨げる、どうにも耳障りな声)
(その声の主が今、自分の掌の中にあると分かれば、掴んだその手を開放して)
(腕組みしながら呆れた様子でジロ、と睨んで)
なんだかよく分からんが……要するに、あんたを追ってた不審者ってのが
まだこのあたりにもいるかもしれなくて、そいつが私にも関係があるかもしれない、と。
(よく分からない言葉の羅列から、なんとかそれだけ情報を引き出して)

なるほど、それはそれで面白い。引きずり出して面ぁ拝んでみるかね。
(そして、好戦的な笑みを浮かべる)
(それは大凡人のそれではなく、血に飢えた獣のそれに近いもの)
……の、前に。この格好は何かと困る。着るもの、寄越しな。
(ずい、と手を突き出した)

【では、今日もよろしく頼むよ】

317:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/09 21:32:15 jjH179oy
ますますもって残念だー。
今この瞬間から気に入ってもらえるよー努力しようか。
というわけで痛いのやめてえええええっ
(落ち着けと言われても、眼球や脳漿をぶちまけるのは勘弁願いたい)
(本気でそんなことを思わされてしまうほど、強い力が籠められていた)
(それとも、手加減するほどの興味すら持ってもらえていないのだろうか)
(そりゃあわけもわからず裸で山に放置されていたら、混乱はするだろうが)

ひゃぐうっ!?
ううん、でも相手の……気配みたいなのはもうないんだ。
霧原さんが見てないなら、探しても無駄なんじゃないかにゃ。
こっちの方向だって自信はあったのに見失っちゃって。
(ようやく離されたが、平常状態をすぐに回復するには至らず)
(戦闘で受けた傷とアイアンクローで受けた痛みに悶えつつ)
(這いつくばって、ひしゃげた蛙のような声で答える)

うん、まーなんにせよ服は貸すよ。
汚れてるけど、これしかないんでちょっと我慢してねー?
(もはや女王様に命令された農奴のごとく、逆らうという発想すらなく)
(掴まれて咄嗟に発した言葉をきっちりと守ってシャツを脱ぎだす)
(肉のない貧相な身体には、できたばかりの擦り傷が所々見られた)
(土埃もついていて、思ったより酷いなと渡す前にばたばた振ってみる)

お待たせ……「なんで」て質問には答えられなかったけど。
とりあえずこの状況をどう打破するか考えよーか。
上半身裸の男と、シャツ一枚の美少女なんて状況はひじょーにまずいと思うんだ。
(痛みと恥じらいと疲労で、もはや罠かもしれないと疑う余裕もなかった)
(ぐるりと貧弱な背中を話相手に向け、覗いてませんよーと全身でアピールする)

318:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/09 22:02:07 F33tiOEv
ん、ありがと。流石に助かったよ。いくら何でも夜は冷える。
こんななりじゃあちょっと寒くてね。……ま、汚れてるのはこの際だ、気にしないことにしよう。
(いそいそとシャツに袖を通す。思うことは多々あれど、今は一先ずこちらに専念)

確かに、そうみたいだけど……。ふむ。
(ぐるりとあたりを見回してみる。やはり誰もいない)
(誰かがいるような気配すらしない、逃げたか、それとも……)
やっぱり、私としてはあんたの仕込み、って線を疑いたいよ。
その様子見てると、どうにもそんな感じはしないけど……ねぇ?
(貧相な背中に軽薄そうな声。どこをとっても脅威を感じる要素などは皆無)
(きっと、何処かの街中で出会ったのなら、それこそ一顧だにしないような存在)

……とりあえず街に戻る。そこでなら着るものくらいいくらでも用意できるだろうさ。
(多分に真っ黒で、あまり道徳的によくない方法を使うことは目に見えているのだが)
(今のところ、他に術がないというのだからどうしようもないのである)
その後、ゆっくりあんたを問い詰めたいところだけど……む。
(そこまで話して、小さく音がした。ぐぅ、と言う音。さっくりといってしまえば腹の音)
(彼女は飢えていた。それは今の姿になる前からのことで、今尚引き摺っているようだった)

腹も減ったね。……むぅ。
(そして、実に困ったことだがこの目の前のなんとも冴えない少年)
(それが、妙に美味そうに見えてきてしまうのだった。主に食事的な意味で)
私、そこまで堕ちたつもりはないんだけどね。……ふむ。
(とはいえ、喰らおうと思うのならばこの距離、位置は理想的と言えるだろう)
(実際、ちょっと心は揺れていた)

319:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/09 22:23:04 jjH179oy
―へ。ああ、うん。どーいたしまして。
やージャストフィットじゃないのもついでに勘弁してねん。
(肉食獣か吸血鬼のような表情を見た後だっただけに)
(素直にお礼を言われるとは予期できず、面食らった)
(間の抜けた声を表に返しつつ、認識を改めることにする)
(とりあえず、理性0%ではない。よーし)

えええ、もう衣料品売ってるよーなとこは閉まってない?
ちょっとこの事情を飲み込んでくれそうな友達はいないねえ。さすがに。
(理性を過信しすぎたせいで、目の前の少女の思考を読めなかったのだが)
(彼女の奔放すぎる性格を把握するには、まだ痛い目に遭い足りないようだ)

んん、ほんとに何も覚えてないの?
……けっこう登校してなかったみたいだけれど。
正ちゃん自身も、霧原さんの顔見たの久しぶりなんだ。
(本人の元の性格、というのも少なからずあるかもしれないが)
(理性の残っている人間がああいう行動をとるなら、やはり)
(いきなり山中にいたという事実に混乱しているのではないか)
(罠かもしれない刺激してはならないと慎重になっていたが)
(少しずつ、とろ火のように記憶を温めてあげたほうが良さそうだ)
(―死んでいた、というのはもう少し後にしよう。火力が強すぎる)

ああ、そーだ! とりあえず僕ん家こない?
そしたら服の替えもあるよっ
正ちゃん自身この汚れをなんとかしたくってさー。
(ことことお鍋を煮込む映像が脳内に浮かんだ際、聞こえてきた音)
(自分のものではないとなると、と視線を外したまま提案してみる)
(168cmの御木本が着ていたシャツにぴちぴちに押し込まれた)
(170cm後半代であろう霧原さんのボディーはいささか目の毒だった)
(着替えを渡して、さりげなーくお腹の虫にも静まってもらうとしよう)
(そうすれば、もう少しソフトでマイルドな話し合いができるかもしれない)

320:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/09 22:38:37 F33tiOEv
………ちょっと、待て。
(困惑する思考も、微妙に身体をさいなむ飢えも、二つまとめて吹き飛んだ)
結構登校してなかった、って。どういうことだね。
私は今日も普通に学校には行ってたはずだ。覚えてるぞ。
(あくまでも彼女の記憶のなかではそうだった、そこまでしか彼女の記憶はなかったのだ)

………まさか。
(自分ですら気付かぬうちに、あの妙なところに、繭の中へと閉じ込められて)
(想像するだけで怖気が走る。一体自分に何が起こっていたというのか)
冗談じゃあないっ!……おい、私は一体どれだけここにいた。
一体どれだけの間、学校にいなかった?
(背を向けた御木本の肩をつかんで無理やりこちらに身体を向けて、鬼気迫る表情で詰め寄った)

場所変えて落ち着いて話がしたい、ってのならまあ歓迎するさ。
なんだかわけが分からないしね、頭おかしくなりそうだ。
(大きく息を吐き出して、何とか心を落ち着けて)
面白い状況は好きだよ、それはそれでいいのさ。だけど、理解できないってのは気味が悪いんだ。
……案内しな。あんたの家までね。
(情報収集、衣類の確保。食料の確保)
(やるべきことは色々あるが、とりあえずまとめて果たせそうだ、と考えて)

321:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/09 22:58:34 jjH179oy
今日もって、そんなに綺麗さっぱり記憶が飛んでるの!?
ええっと―月ぐらいから見なくなったからねえ。
(背後に続いて来る少女を落ち着かせようと、努めて穏やかに話す)
(超常現象が起こったのは間違いないのだから、せめて冷静にと)

おお落ちついて落ちついて!
毎日顔合わせてるわけじゃないから、細かくは言えないよっ
ただ、少なくとも数週間って単位じゃーないにゃ。
それにずっとここにいたわけじゃないみたいだー。
何人かは、学校に来なくなった後も君の姿を見てたみたいだから。
(その一人は自分が霧原朱音を殺した、などと告白してきたのだが)
(今そんなことを言ったら、アイアンクロー以上の技をかけられそうだ)
(裸でずっといたわけじゃないんだ、とややずれた方向で心配して)

そーゆーこと、とりあえず衣食住揃えてから話さない?
こんな恰好じゃ一つ一つ確認するなんて無理だよー。
(さすがに色気より怒気が気にかかり、ぽんぽんと同級生の肩を叩く)
(再び前を向いて歩きだし、人の少ないルートを選んで案内すると)
(シャツ一枚の美少女……とついでに自分の貧相な身体を隠すように)
(アパートへ手招きして、空き巣にでもなったかのようにこそこそ鍵を開けた)

あー、えー、まずはシャワーを勧めるべきかなん。
その間に着替えを用意しとくよ。
正ちゃんも後で泥を落……ああ自己紹介忘れてた。
御木本正太郎です、以後お見知りおきを。
(少々会話しただけでも、"女王様"という印象を抱かせる霧原さん)
(そんな相手に同調したのが半分、和ませたいのが残り半分で)
(ぱっと手を奥に伸ばして、いまだ視線のきつさが残る彼女を迎える)

(相手の入浴中、時間を潰してしまうのももったいない)
(土を払って髪を簡単に洗ったら、夜食でも作って待っていよう)
(じっとしていたら、いたるところを打ちつけた痛みも再発しそうだ)

322:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/09 23:00:19 jjH179oy
【む、ごめん。最後の3行がちょっとばかり抜けてたねー】
【"向こうがすんなりお風呂を選ぶようなら"と補完しといてもらえると嬉しい】

【失礼致しました】

323:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/09 23:18:45 F33tiOEv
……色々と、不可解なことが多すぎる。徹底的に確かめさせてもらうよ。
一体、私はどれだけ行方不明になってたというんだ。
おまけに、私の姿が見られてる?偽者でもいるってこと?それこそ随分気分が悪い。
私は一人でたくさんだ、でもって何より、自分の行動を自分で把握しきれないってのは、気分が悪くて仕方がない。
(ひとしきりずらずらと台詞を並べて、胸の奥にたまって淀んだイライラを吐き出して)
(腹立ち紛れに、手近な樹を蹴飛ばした。既に人間のそれではなくなっている力)
(それを全力に込めて。もちろんその樹は粉砕されて、蹴られた場所から折れて倒れた)

(アパートまでへの道は、どうにもこうにも大変だった)
(山道を越える最中では随分と寄ってくる虫に悩まされもしたし)
(水を操る彼女にとっては、そんなものは脅威にもならないだろうけど)
(多分、上半身裸の少年にはそれはそれは堪えたことだろう)

(更に災難は続く、街に出ればそれなりに人はいる。至極当然に見つかることもある)
(面倒ごとは嫌いだ、と。言葉より先に拳が飛んだ。死人は出ていない、多分)

(はてさてかくして、何とか場面は移り変わって)
ああ、頼むよ。……ええと、じゃ、正太郎でいいね。一応よろしくしとくよ。
(あまり着心地のよくないシャツを、まずは一気に脱ぎ捨てて)
(その後ろ姿を存分に見せつけながら、浴室へと入っていった)
(と思ったら、ひょいと顔を出して)

……命が惜しくなかったら、あんたも入っておいでなさいな。
(とりあえずは少しだけ、いつもの余裕を取り戻せたようだ)
(挑発するような口調で言ってのけ、髪をかきあげ再びその姿が浴室に消えた)

324:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/09 23:42:37 jjH179oy
んまあそのへんの不整合性は、僕も気になってるとこなんだ。
家で万全になってから一つ一つ……ひぃっ!?
(まったりと、と言いかけたところで嫌な地響きに思わず振り返る)
(太い胴を消し飛ばされ倒れた樹木は、先ほどの戦闘を思い起こさせ)
(彼女本人が"不審者"なんじゃないだろうかという疑問をすぐに抱かせた)
(むしろ、状況的にもっと早くに疑ってかかるべきだったのかもしれないが)
(なんでもかんでも解放的な霧原さんが、嘘をついているようにも見えない)

わああああああああ死ぬ、死ぬからダメ!?
(そんな怪力を目の当たりにしただけに、殴りかかる姿を見れば)
(虫による痒みすらそっちのけでそれはもう必死に止めに入った)
(ある時は腕にぶら下がって威力を軽減させる代わりに張り倒され)
(またある時は幻術で彼女の筋肉を2%ほどおねむにさせてと)
(戦いの最中に負けないくらい、身体と能力を酷使する事になる)
(通報する暇も介抱する暇も与えられることはなく、犬の如く従い)
(吹き飛ばされた罪なき人々の息があるのを確かめるだけで一杯だった)

い、いや。本能だけじゃなく良心も惜しいからね。
あ……ははははははは。
(おかげで、いつもなら赤面して頭を打ち付けるような艶っぽい冗談を言われようと)
(今の御木本に反応する力はなく、空洞に風が通ったかのような平板な返事をする)
(美しいウエストのくびれやゴージャスなヒップラインも霞んだ視界でよく見えず)
(浴室のドアがばたんと閉まるなり、心身ともに疲労困憊して廊下に倒れ込んだ)

(わかった。彼女は理性をきちんと保った上で本能に忠実な選択を常にしてるんだ)

(い っ ち ば ん こ ま る パ タ ー ン で す よ ね ! ?)

あたた……これは覗きじゃないよ。
洗面所で手を洗うだけだよー?
(音をよく聞き、本人が脱衣所から去るまで身体を起こさず。いや起せず)
(シャワーの音が聞こえ始めると、ようやく指から肘にかけ手を石鹸に包む)
(料理の最中に埃が落ちてこないように、毛髪も勢いの良い水流に突っ込むと)
(タオルで適度に水気を払い、冷蔵庫へと中身を確認しに全身を引き摺る)

柔らかいのがいいよね。夜だしお腹減ってるみたいだしー。
(一番困るタイプに遭遇して尚、御木本正太郎は夜食を作るという約束を忠実に守った)
(身体的にはひ弱かもしれないし現実の女性にも免疫は全くと言って良いほどない)
(が、ここまで破天荒だとかえってギャルゲで鍛えた精神力を発揮できる気がしたのだ)
(そうだ90年代の突飛な娘とかこの前でた魔族の王女とか、そのへんを思い浮かべよう)
(回復と現実逃避の狭間にある中、両手は煮物と汁物をてきぱき準備して行く)

325:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/10 00:09:54 89VNObMS
(蛇口を捻ると、熱いシャワーがあふれ出た)
(どちらかといえば熱いほうが好きだから、大分設定温度は上げてある)
(そんなお湯を全身に被って、僅かに皮膚がひりつくような感覚を感じながら)
……ま、なかなか悪くもないか。
(さほど広くもない浴室で、それでも悠々自適に寝そべって彼女はそう呟いた)
(液体を操るその力で、浴槽まで巻き込んで水のベッドを作り上げ、その上で優雅に身体を伸ばしていたのだった)

ま、本当に入ってきたら来たで面白い、かと思ったんだがねぇ。
(どうにも反応が薄くて、それはそれでちょっと不満を感じていたりもするのであったが)
……記憶の欠損、空白の時間。でもって、私自身知らない私の行動、と。
一体どういうことなんだか、さっぱり飲み込めないね。
(もはや何も呟くことなく、静かに、静かに水の流れる音だけが響いて)

あぁ、面倒だ!とりあえず事情知ってそうな奴を見つけて、片っ端から話を聞こう。
で、これが誰かの仕業だってのなら……ぶっ潰してやろうじゃないか、そいつ。
(一気に身体を起こしてそのまま立ち上がる、そうするとそれまで寝ていた水のベッドはたちまち形を失って)
(排水溝へと消えていく)

(そしててきぱきと着替えを済ませ、湯上り姿で2、3言しょうもないことを喋って)
いただきます。
(まずは、食欲を満たすところから始めたようだった)
(けれども、だけれども。もはや彼女にとって、この身体にとっての食事の意味は)
(大凡の生き物の指すそれとは、全く別のものへと変わっていた、だから)

………。
(煮物に手を伸ばした。それほど時間もなかったろうに、よく味も染みていそうだ)
…………。
(サラダにだってドレッシングをかけて、ぱくりと一口行ってみた)
これは、減塩食か何かかね?
(まず最初に変わったものは、恐らく味覚と呼ばれる何か)
(それでもなければ、その概念そのもの。要するに、何も感じなかったのだ)
(塩気も辛味も、甘味も酸味も何一つ)

326:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/10 00:26:50 sBhLZ1Oy
やーやー、ごはんできてるよん。
お腹を悪くするといけないからいっぱいになったら残しちゃって。
しっかり正ちゃんが朝食として活用するからさー。
(一応シャツを着ていたが、まだ完全に清潔になったわけでもないので)
(食卓に招いた後は入れ替わりに熱いシャワーをたっぷり浴びるつもりだった)
(ゲストのお箸も用意してさあ立ち上がろう、とした時に意外な反応を返されて)
(浮かせかけた腰をすとん、と下ろして首を傾げる)

特別濃くはしてないけど、おかしいな。
少し失礼させてね?
(夜であることに加え、激しい運動から間もないとあってあまり食欲はないのだが)
(甘く煮込んだはずのカボチャにも、たっぷりかかったドレッシングにも反応がなく)
(断ってから、別の端でキャベツを摘み上げると自らの口に放り込む)

ん、ぐ。むしろドレッシング多目ってくらいだよー。
もしかして霧原さんも、歩き疲れて舌が鈍ってるとか?
(液状になるまで顎を動かして嚥下し、味を確かめてから問いかける)
(まずは表面的な、誰にでも当てはまるありきたりな仮説を示して)

それとも―ほら、お互い夜に出歩くような人間だからさ。
なにか特殊な事情でもあるのかにゃ。
(それから、1ステップ踏み込んだ質問を笑顔のまま投げかけてみた)
(一糸纏わぬ姿で山中いたという状況だけが異常なのではない)
(巨木を倒し、通行人を吹き飛ばした彼女は常人出ないと確信して)
(頭の中に留めておいた会話の一部をアンロックすることにしたのだ)

他にも、心当たりのあることあったら話してみてよー。
原因がわかれば、何かできるかもしれないし。
僕としても、さっきまで追いかけられてた不審者さんの行方が知りたいからねん。
山か街か……それとも、魑魅魍魎の住まう異界かーってね。

とりあえず僕からは、そうだね。
伊織津綺子さんが君を探してたってことを、伝えておかないとーだ。

327:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/10 00:39:26 89VNObMS
【すまないが、今日はここいらが限界のようだ】
【明日ならそれなりに遅くまで付き合うこともできると思うが、どうだろうか?】

328:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/10 00:42:25 sBhLZ1Oy
【あららごめん、無理させちゃったかな】
【了解、ならまた明日避難所でー】

【開始時刻はいつも通りにする?】
【土日だし、ある程度は早められるけど】

【今日も楽しい時間をありがとうだよー】
【正ちゃんがこんなに追い詰められたのは初めてかも(←)】

329:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/10 00:45:09 89VNObMS
【はっはっは、これからもっともっと追い詰めて行こうじゃあないか】
【では、明日も同じ時間ということにしようか】
【よろしく頼むよ、では今日のところはおやすみ、だ】

330:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/10 00:47:25 sBhLZ1Oy
【ぎゃああしまった、綺麗に墓穴を掘った!?】
【ううう……ぜひよろしくお願いします女王様】
【それじゃー明日を楽しみにしてるねん、おやすみい】

【スレッドをお返ししますー】

331:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/10 06:37:51 PFQ/BFgW
【お借りします~】

>314
………―。
(目覚めは最悪だった。頭が痛いし耳鳴りがする、ついでに何か肩やら指先やらが痛かった
 言うまでもなく、眠っているのにもかかわらず脳を休ませなかったからだろうと思う。)
(軽く頭を振って見やる時計が表示する時刻は4:44―起き抜けにいやな数字をも見たものだ。)

―『どうか………、愛華の事を………守ってあげてください』

―『よろしくお願い致します、"未来の"当主様… 』

(夢のなかでの出来事はこれ以上ないくらいにはっきり覚えている。
 やるべきことも頭の中にたたきこまれたままだ
 髪留めのゴムを取り、軽く両サイドで括ってある髪を解く。)
("瑞谷 優奈"の言葉、子を思う母としての顔を思う。
 何度も頭を下げて、本来ならば自分でやりたいことだというのに手を伸ばすことすら許されず
 子の行く末を見ていることしかできない―哀しき母の姿)

重いなぁ………

(気だるい体を引きずるように身を起こして呟く。
 肩のあたりの筋肉が妙に張ってる感覚を感じながら、寝巻きのボタンをひとつずつ外していき)
(胸のうちか、背中か………何かを背負うということが確かな重みを伝え、自身の心を押しつぶそうとしているのがわかる。)

………ありがとうございます。

(報われたいわけではない―と思っていた。
 見知った人全員の努力が報われて欲しいとは思ったことがあるが自身が報われたいなどと思ったことはない―と思っていた。
 けれど、あの優しげな瞳でささげられた言葉に「自分は報われたいんだな」ということを自覚する。)
(―そんな自分の未熟を感じつつ携帯に手を伸ばし電話帳を開く選択するのは『実家』)

(週末。久しぶりに実家である≪奏宗家≫に足を運ぶことにした――)

【それではこちらも〆を置かせていただきました。】
【数日間+αに渡ってのお付き合い、本当にありがとうございましたっ
 アドリブにも付き合っていただきましたし感謝しても仕切れないであります】
【改めましてお疲れ様でしたっ、またよろしくお願いしますっ】

【置きにお借りしました~】

332:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/10 13:09:17 dkPtMSei
【名前】竜胆 凍(りんどう こおる)
【年齢】18
【性別】女
【身長】176cm
【3サイズ】計ったこと無い。身長相応。
【容貌】肩まで伸びた白髪、濁った灰色の眼。薄汚れた白基調のセーラー服着用。
身長相応に胸もあるし腰もしまっているが肩幅が広いため
グラマーと言うよりガタイがいい印象を受ける。
中性的な顔立ち。
【能力】
魔刃:全長200cm、幅20cmほどの大剣。見た目通りの重量をもつが竜胆にとっては重くないらしい。
霊的武器で触れた相手の存在を吸収するという特性を持つ。外傷はつかない。
存在を喰らい尽くされたものは跡形も残らず消滅する
自我を持ち、他者の存在を喰らうために竜胆をあやつる。

呪い:「他者を助けてはならない」という呪いをかけられており
破った場合、魔刃の標的になってしまう。助かるためには他の存在を差し出さなければならない。

時間凍結:触れたものの時間を凍結させる竜胆本来の能力。
空間そのものを対象にはできず、必ず人なり物なり対象が必要。
永久的に対象の時を凍結させることも可能だが外部からの衝撃に脆く
「打ち破る意思」を持った衝撃を受けると容易く凍結状態が解除される。
主な用途は魔刃の封印。呪いの発現条件を満たしても凍結状態は解除される。
対象に触れている時間が長ければ長いほど長く時間を凍結させることができる。
【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容
【NG】特に無しだけどよくわからないものはわからない
【弱点】
・典型的なパワーファイターであるため、動きが鈍重で攻撃後の隙が大きい。
・凍結の対象にできるのは1つだけ。
・その為魔刃を封印している間は実質無能力。
・対象の時間を完全に凍結させるのには時間がかかる。(短時間なら一瞬触れるだけでも可能)

【備考】
・高等部三年生。魔刃遣い。
・他者を助けると呪いの条件を満たすため、それなりに頭も切れ、運動神経もいいが
成績は下の上。誰かと一緒にいるとたびたび足を引っ張る無能を演じている。
・容姿こそ変わっているが、他人の興味を引くに至らない人間。

・幼少の頃、魔刃と契約関係になり両親を殺める。その事件がきっかけで能力に目覚める。
・両親の死体は残っておらず、失踪扱いになっている。
・魔刃に封印されている存在の
「存在を一兆吸わせれば本来の姿を取り戻せるので、他者との契約は必要なくなる」
という言葉を信じて犯罪者や異形の存在を奪い、殺している。
・口数が少なく、物静かで冷静そうに見えるが
感情を表に出すのが苦手なだけ。実際は直情的で浅慮。

【プロフ投下……】
【ついでに30分くらい待機する。】

333:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 17:29:02 yMS8l1mP
【ロールにスレを借りますよっ】

そいつは上等。
……でも、先輩と一緒にお風呂に入ったら、匂いをかき消されるだけじゃ満足しないぜ?
先輩の匂いをしっかりと俺に刷り込んで貰わないと。
(いきなりの言葉に顔を赤くして、勤めて淡々とした口調で、ぷいっと視線を逸らし)

…思春期ってやつか?
でも、思考そのものは今の先輩なんだから、それもちょっと違うか。
………んー、俺は、葵さんより上の視線で見れることがないからな。
ちょっとお得な感じがするぜー?
(そう言うと、ひょいっと彼女の身体を抱き上げて、にっと笑い彼女と視線を合わせる)
…しかし、どうすりゃ、元に戻れるんだろうな。
異形の仕業ってんなら、何かしら対処方法はあるんじゃないのか?
(特に深凪のような機関であれば、研究をしているんじゃないのだろうかと首を傾げて見せて)
…ずっとそのままでっていうわけにはいかないだろうしなぁ。
(じぃっと抱きかかえたままの彼女を眺めながら)

334:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 17:38:15 eLabXfBw
【時間と待機宣言リミットから判断して、もう落ちられているものと判断して……
 失礼して、ロールに場所をお借りいたします。もし、問題があれば遠慮なく、です】

>>333
……この格好でもそのような事を仰いますか?
―お風呂、というのは物理的にも洗い流す、という意味でっ、
私も、汗と土ぼこりを流したいと思っているだけですから。そこで頬を赤らめないでください。
(その言葉にしっかりと意図をくみ取ったのか、恥ずかしそうに顔を赤らめて、彼の頬を指先でひっぱる)

私がかがんでいるか、貴方が物理的に高い場所にいるか、でないと
2㎝の差はどうしても埋まるものではありませッ―……ん、から。致し方ないかと。
(ひょい、と抱きあげられて目の前に視線がくると、びっくりしたような表情をしたが、
 彼の顔が笑っているのを見つけるとすぐにいつもの表情にもどって、ジッと見返す)
……朱羽が大人しく来てくれていれば、すぐどうにかなりましょうが、
貴方の言葉通りならばどんなに呼び出しても来ないでしょう。
実際、さきから電源は言っていない見たいですから―意図的に切っているのでしょうけれど。
(と、抱きかかえられたまま足をぶらぶらさせて溜息をついて)

可能性としては数日経てば戻る、と言う可能性もございますが―、
他は、何らかの刺激を与える、とかでしょうか……ショック療法、ではありませんけれど。
ほかは基本的に朱羽の分野です。まあ、私の状態等を聞いて危険ではないと判断したから、の
―あえての放置プレイ、なのかとは存じますが。


【というわけで。中断などなどもばっちこーい、というやつなのでいつも通りで】
【それでは、今日もどうぞ宜しくお願い致します、後輩さん(一礼)】

335:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 17:56:47 yMS8l1mP
>>334
格好は関係ないだろ?
先輩であることには間違いないわけだし――違うか?
(指で頬を引っ張られながら、むぅと唸って)

つまり朱羽さんなら、何か方法を知っているかもしれない。
けど、意図的に、連絡を絶っているかもしれないっていうのなら……、
何かしら方法はあって、そんなに心配することでもない…ってことか?
(そう言えば、喫茶店で話をしていたとき、携帯を弄ってたなとふと思い出して)
……ショック療法か。
でも、この場合のショック療法って、何なんだろうな。
普通、荒治療ってことになるんだろうけど……。
(まさか頭を殴って、元の姿に戻ると言うわけでもあるまい。うぅん、と首を捻って)
…まあ、数日経てば戻れるなら、それはそれでいいのかもしれないけど、
その間学校には行けないよな……ただでさえ、葵さん、出席が危ないんだろ?
(深凪に帰っていた時の事を思い出し、この街へ帰ってきたときもそんなことを言っていたことを思い出して)

………うーん、どうするかな。
個人的には、今の葵さんも可愛いから、俺としては困らないけどさ。
(抱きかかえていた彼女をすとんと地面に下ろして、再び悩み始めて)

【了解です、っと。そちらも何かあれば、言ってくださいなっ】
【】

336:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 18:05:34 eLabXfBw
>>335
(違くはない、のだけれど―と、こちらもむぅと唸りながら手を離して)

そう、問題はそこであるの―です。
出席があやういというか、そこの部分はきちんと補習を行うことで補完していただいたのですが
テスト前でもありましょう? やはり、長い欠席はわたしとしても避けたいところです。
(ただでさえ危ないのだだから戻れるものなら早く戻りたい)
(それに学校だけでなくこの体では狩りにも支障をきたすかもしれない。それは問題だった)

……こういう場合は、
とりあえず脳に刺激を与えてみたり、ですとか、電流を軽く流してみたり、ですとか
なんかそういうことをやっていたようないなかったような気が、するの、ですけれど、
― 一番は術師に頼むこと、です。
呪術てきなものであれば一発で治していただけます。何か科学的なあれならばそういう機関の方が強いですけれど。
他に……―あ、……と、ないこともないのですけれど、
昔、朱羽に教えてもらったことですので、これは信憑性が薄い、というか。
(すとん、と地面に下ろされたときに何かを思い出したようでハッとした表情をするが)
(む、と唇を結んでどこか言いにくそうに目をそらして)



337:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 18:16:26 yMS8l1mP
>>336
………んー、本当に、難儀だな。
まさか、そのままの姿で登校するってわけにもいかないし…。
他にも色々と不便がありそうだよな。
どうしたもんだか………。
(残念ながら、こういうケースに遭遇するのは初めてで、何の知識もない)
(役に立てないことを、悔しく思いながらも、何とか解決策はないかと頭を捻り)

電流、か。
(あの少女ならあるいはとも思ったが、実際連絡が取れたとしても、
 それが成功するかどうかは、定かではない)
術師か……俺の知り合いにはいないんだよな。
深凪にはそういう人はいないのか? ……機関といっても、いきなり知らない他人を、
『子どもの姿になったので、治してください』と言って、対処してくれるとは思えないしなー…。
しばらくは、このままで過ごすしかないのかな…?
(うーんと首を傾げてみるものの、やはり、解決策が出てくるわけでもなく、時間だけが過ぎていく)
(と、その時彼女が言葉を漏らして)
……うん? なんだか、含んだ物言いだな。
何かあるのかよ? 試せるものなら、試してみればいいじゃねえか。
もし、ダメなら他の方法を探してみればいいんだし――。



338:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 18:24:53 eLabXfBw
>>337
体ぜんたいに、多くは脳に強い刺激を与えてみる、ということです。
あとは精神系の能力者の方―とか、とはいえ私も精神系の能力者は存じ上げませんし、
特に精神系の能力者は鬼門でもあるので、知り合いにいたとしても借りをつくるのは―
(躊躇われる、というようにわずかに眉をさげてから)
―ですから、≪深凪≫のそう言う人が、簡単に言えば朱羽なのです。
……あの女、私が困るとしっていてわざわざ腰を浮かすことをためらっているのでしょう。
(ただの意地悪だと分かっているから口を尖らせる。むう、と息をはいたあとに)

あ、あ……う、ん。
(言いにくそうに黒い瞳を右に左にせわしなく動かし、ようやくというように目をむける。
 彼の近くへいくとその服の裾をぎゅっ、と握ってから精一杯に背伸びをして、
 普段ならすぐにでも届く彼の耳元―の近くまで足をぷるぷるさせながら、口を近づけると)

…………せ、せ、――性的な、交渉を、……す、ると、か――。


339:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 18:42:34 yMS8l1mP
>>338
………まぁ、確かに自然に治るかもしれないものを、
わざわざ借りを作ってまで……というのも、面倒だな。
(参った、と言わんばかりにがりがりと頭を掻いて)
(彼女がそういう分野において苦手としていることは分かる。
 特にそういう仕事をしていたのなら、その借りがどういうツケで回ってくるかわからない)
(難しいな、と小さく溜息をついて)

…なるほどな。朱羽さんなら、考えられるな。
俺も今日、あの人にさんざんからかわれたばかりだし――。
(もし、彼女と連絡がついたところで、協力を頼んだとしても、断られるか、
 もしくは、それ以上の厄介ごとを招いてしまいそうだ。それは自分としても避けたいところだった)

……どうしたんだよ?
(妙に言いよどむ彼女の様子を怪訝に思ったのか、彼女の顔を覗き込んで尋ねる)
(軽く腰を曲げて、耳を傾けると――合点がいった)

っっ……なるほどな。
もし、本当にそれが効果があるとするのなら――。
(あの女、わざと仕組んだのかもしれない、と内心呟きながら、赤面して溜息をつく)
……俺はそういうことには疎いから、効果が保証されるかどうかは、知らないけど。
どうするんだ? ……このまま、治るのを待つか。それとも……。
(次の句を口にするのを躊躇った。確かに、それをするのはやぶさかではないが、
 こういう形でするのは、なんだか彼女の隙に付け込んだようで微妙な気分だった)
(当然のことながら、そんな理屈っぽいことを差し引いても、彼女の魅力を知り尽くしている自身としては、
 それを聞いただけで、ごくりと生唾を飲み込んでしまったのだが)

340:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 18:49:45 eLabXfBw
>>339
私とて、これに効果があるかどうかなど分かりません。
昔に朱羽がいっていたことです―、もしかすれば冗談、なのかもしれません。あの女ですから。
(仲間ながら土壇場と仕事関係以外で信頼をおかないところが、深凪の有りようを如実に表していた。
 こちらもこちらで表情は変わらないものの僅かに頬は赤らんでおり、
 視線を彼をあわせないようにするところからしても、恥ずかしがっているのは間違いなく)

―ただ、もしも、仮に、仮に本当だとしたら
この場合にその手段が有効であるとしたら……、私できれば明後日までには戻りたいのです。
来週には個人で受けている狩りの仕事もあります。
それに、明後日には現代文の、―現代文の、小テストが……か、漢字なら私も出来ますから。
(つまり、その小テストで点数稼いでおかないと期末がヤバイとそういうことらしく)
(彼女も彼女で逡巡する様子を見せたあと、彼の服をいつもより小さい両手でぎゅっと
 握ったままに……ぐ、と彼の体に顔を押し付ける)

…………効果はないかもしれませんが、
つ、きあって―いただけますか? 朱羽の匂いも消えて、一石二鳥でしょう?
(後半は自分に言い聞かせるかのようだったが、それでも顔を埋めたままくぐもった声で尋ねて)

341:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 19:04:07 yMS8l1mP
>>340
……まったく、葵さんも災難だな。
まあ、仕事も学業も葵さんは大変だろうから、手段を選んでる場合でもないんだろうけど…。
(しかしまあ、本当にあの女はとことん人を引っ掻き回すタイプだな、と苦笑を溢し)
冗談で終わったら、また、その時は別の方法を探してみようぜ。
…最悪、諦めて、自然に待つか、朱羽さんから聞き出すって方法がないわけでもないけど。
(そんな方法は取らないよな?と苦笑交じりに尋ねて)

俺は、効果が有る無しに関わらず、
葵さんとなら、幾らでも引き受けるぜ?そりゃもちろん、下心がないってわけじゃないけどさ。
(気恥ずかしそうに視線を逸らしながら、ぽり、と頬を指先で掻いて)
(しばらく逡巡して、視線を彷徨わせると、意を決したかのように彼女の顎を持ち上げて、咄嗟に唇を奪う)
(そのまま、舌先でその唇をノックし、またぬるりと舌先で舐めて)
……此処でする? それとも、少し歩いて…その、俺の家に来る?
(流石に人の気配のしない裏路地とは言え、この間のことを思い出し、ためらいがちに苦笑して尋ねる)

342:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 19:11:51 eLabXfBw
>>341
私とて、このような姿でこのようなことを頼むのはいくらか気がひけますが、
―このようなことを頼めるのは、貴方以外にもおりませんし、
朱羽の匂いも、掻き消すってお約束いたしましたから……これは半分ぐらいついで、ですが。
(彼の様子を窺うように顔を離すと視線を上に向ける)
(迷っている様子をしばらく眺めていれば、―彼の指先が自分の顎に触れ、持ち上げられて)

ん……。
(ノックするように舌先が触れると僅かにぴくっと震え、反射的に唇を開きかけたが
 「此処で」と言われたことで今現在自分がどこに要るのかと言うことを認識し、ばっと顔を離す)
後者に、決まっているでしょう?
ど、どうやってどうしたら「此処で」なんていう発想になるのですか――ッ!!
……太一朗さんが構わない、なら……貴方の、家が、……いいと思います。
(躊躇いがちに苦笑したその顔を控えめに睨みつけつつ、赤くなった顔で溜息をつく)

貴方の家で大丈夫なら、ですけれど―大丈夫なら、つれていって、いただけますか?


【あれでしたら次で後輩さんの部屋―とかでも大丈夫、ですから。ばびゅんと飛ばしていただいても十全です】


343:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 19:29:18 yMS8l1mP
【それじゃ、ばびゅんと飛ばしてっ】

(家までの距離はそう遠くはなかったが、その間、どうもぎくしゃくとした空気が流れていた)
(もちろん、気まずいというわけではないが、改めるとどうも緊張感が支配して、ぎこちなくなってしまう)
(だが、それも部屋に辿り着くまでの話)

(部屋に辿り着くと、ベッドに腰掛けて、彼女の身体を自分の足の間に座らせる)
うん―、やっぱり、この身体の葵さんもいいな。
すっぽりと俺の中に入れるし、さ。
(ぎゅっと背後から彼女の身体を抱きしめる。そのまま、軽く彼女の顔を後ろへと向かせて、
 先ほどのキスの続きをした)
(いつもより、より小さく感じられるその唇は柔らかくも程よい弾力があり、思わず貪りたくなってしまう)
(啄ばむように彼女の唇を食み、その小さな唇に舌先を捻じ込んでいく)
………んっ、ふ……っ。
(唇を貪りつつ、その間、手を伸ばし背後から、彼女の細い足を撫でて、ゆっくりと内腿へと忍ばせていく)
(柔らかい肌を手指で感じ取りながら、内腿を軽く揉んで)

【それじゃこんな感じでっ】



344:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 19:34:35 yMS8l1mP
【っと、ごめんっ。夕食を取って来ますっ。
 1時間以内には戻れると思うのでっ……!】

345:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 19:39:32 eLabXfBw
>>343
(何となく気まずかったその時間が終わり、彼の部屋につくとホッと息をついた。
 そういえば彼の部屋に来るのは三度目だっただろうか。基本、自分の家のことが多いので、
 あまり彼の家にお邪魔することがないのだ―ベッドの下にまだ何かあるかな、なんて不謹慎なことを考えていたら)

ん……。
(ベッドの上に、というよりも彼の足の間につれてこられ、抱きしめられる。
 背中に感じる彼の存在がいつもよりずっと大きく感じて、自分が小さくなったことを実感した)
このように貴方の腕のなかにすっぽりと収まるのが悪い気分だとは申しませんが、
……やはり、なんとなく癪と言うか、なんとい――んっ……ん、ぅ……ふ。
(最後の言葉を紡ぎ終わる前に、先ほどの続きを浴びせられる)
(啄ばむような甘いキスに幸福感と体がじんわり熱くなっていくようなそんな感覚を感じ取りつつ、
 舌先が入り込んでくれば、自分から頼んだこと―と、いつもより大胆に彼の舌を招き入れた)
んっ―、は……ぁ……、ちゅ……。
っ、ご家族は―……ん、ふ……大丈夫、なのですか……?
(キスの合間にそんなことを尋ねるのは、内股をさする彼の手に敏感に反応している自分が恥ずかしいからか。
 気を紛らわせるためにも何か喋っていたいかったのだ。
 それでも、自分の小さな体に手を滑らせて、いつもの体と同じように刺激されていることが、
 恥ずかしく―そして、なんだかとても背徳的なことをしているような気がするのは、変わりなくて)

……貴方は、この体にも興奮するの、ですか?
(と、キスの合間にそんな意地悪な台詞も吐いて、今度は自分から彼の唇をぺろりと舐めた)


【有難うございます。十全と重畳っ、であります】

346:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 19:41:38 eLabXfBw
>>344
【全力のリロードミス。であります】
【了解いたしました。一応、こちらは返しておこうと思います】

【もしこちらが空いているようならそのままこちらにレスをいただければ。空いていないようなら避難所に、と】
【ふふ。ゆっくり食べてきてくださいませ。それでは、一旦スレをお返しいたします】

347:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 20:40:17 yMS8l1mP
【誰も使ってないようなので…遠慮なく使わせてもらいますっ】

>>345
そんなこと言うなって。
こんなこと、そうそうないんだから――、その分楽しませてくれよ。
(彼女の抱き心地が良いのか、ぎゅっと抱きしめて、唇を交わす)
(あっさりと受け入れる彼女の唇に、小さく驚きながらも、舌の進入は緩めず、彼女のそれと絡めあう)
……つっ…、は、ん……くっ…。
んー……、父さんたちは、仕事だからいないだろうけど…姉さんはどうかな。
まあ、自分の部屋で勉強してるから、気にしないで大丈夫だって。
(敢えて、家族の存在を強調するように、そう囁きながら、唾液を口腔へと送り込んで)

ああ、興奮するぜ。
………いつもの身体だろうと、この身体だろうと、葵さんだからな。
(意地悪な台詞に、おどけた様子で言葉を返しながら)
(彼女から、唇を舐められると、予想外の行動だったのかびくっと身体を震わせて)
(今度はお返しにと言わんばかりに、軽く彼女の唇を舐めて)
(その間にも、手を伸ばして彼女の足の間に、手を伸ばして、潜り込ませる)
(下着の上から、そこをさすっては、指先を押し込んで刺激を送り)

【ごめんっ、ちょっと遅れたけどっ、またよろしくお願いします】


348:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 20:53:46 eLabXfBw
【失礼して、再び場所をお借りいたします】

>>347
……なっ、――ッ、気にしないも、なにも、それは、駄目……んっ…。
こんなところみられたら、―ん……あ…貴方はなんと言い訳するつ……ぅ、ん…。
(彼女の姉が家にいる、と聞くと驚いたように目を見開く)
(慌てた声の抗議も唇をふさがれる度に途切れ、ぬるりとした唾液が送り込まれると
 喉をならして、こくん、とそれを飲み下し―、まったく、というような目を彼に向ける)

――……この状態でも興奮なさるのは、
やっぱり、なんとなくいささか問題があるのではないかと、私は……ん。
(自分だから、と言われて恥ずかしいのもあったが―やはり、どうにも背徳感がぬぐえないらしく。
 それでも自分から頼んだことで、その相手が彼なのだから、決して嫌ということはなく)
っ……、んっ……ふ……ッ……―くっ……、
いったんスイッチが入ると……、ほ、本当に積極的、です―声をおさえる方の、身にも……。
(耐えるように吐き出す息は熱い、―体が縮んだせいで少しだけサイズのあっていない下着、
 その上からさすったり押し込んだりという刺激がくるたび、彼の腕の中でぴくぴくっと体が跳ねる)
きょう……、なんだか、―ッ、なんでしょう、いつもの数倍、恥ずかしいです……。
(下の方に目をやれば、無理に裾を切って短くしたワンピースのなかに彼の手がもぐりこんでいるのが良く分かる。
 唇を噛みながら、俯き……手が何か縋るものを探して、少しだけ彷徨った)

【いえ、こちらこそです。それでは、また宜しくお願い致します(一礼)】

349:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 21:12:45 yMS8l1mP
>>348
……まぁ、その時はその時で。
この家、防音はそれなりだから、よほど大きな声を出さない限り、
姉さんも何も気づきやしないって――。
(口から出任せだった。防音がしっかりしているというのは嘘ではなかったが、
 本当に何も気づかないかどうかは保障はなかったし、見つかったら、勿論大混乱になるに違いない)
(だが、それらのリスクを考慮しても、それでも、一度走り始めた欲情は止まらなかった)

なら、興奮しない方がよかった?
(などと尋ねつつ、さらに唾液を送り、ふたりの唇の間には唾液の糸がつながっていた)
……そりゃね。
せっかく、葵さんに触れられるっていうのに、遠慮なんかしていたら勿体無いだろ?
俺は、葵さんをもっと味わいたいんだ。なら、遠慮している場合なんかじゃないさ。
(小さな彼女の身体を、手指で弄っていると、今までとはまた違う高揚感を覚える)
(それに加え、小さな身体の彼女に淫らな行為を行っていると考えると、背徳感も覚え、
 より彼女の身体に触れたいという欲求が強くなる)
恥ずかしい? まぁ、分からないでもないけど――うん。
(そう呟くと、ワンピースの隙間から手を忍び込ませて、もともと控えめな胸を指先で、探るように撫でる)
(同時に、足の間に潜り込んでいた指先は、下着を退けて、その奥にある秘所を探り、抉ろうとする)


350:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 21:26:27 eLabXfBw
>>349
よほど、大きな声―ですか?
それでは、あまり、その……激しいこと、は……だ、だめ、ですよ……。
(他の相手ならいざしらず、彼相手となるときちんと声をおさえていられるか少し心配だった。
 完全に箍が外れたらその時点でおしまいだ、と思うと体がこわばると同時に―ヘンな、気分になる)
……そ、れは、それでなんとなくムッと致しますけれど。
もう、分かりません……、こんな状態でするのなど、想定外なのです……ッ。
(送り込まれる唾液をこく、と飲み下しては、唇と唇の間に繋がった唾液の糸を舌先で絡め取る)

前回にしばらくオアズケしたのが悪かったのでしょうか。
今宵はサイズも小さいので、味わう分量も多少減るかも知れませ―ッ、ぅ、ん……!
あっ……ふっ……、んん……ッ、
うえと、した……一緒にするのは、ちょっと、ズルイ……です、――ッ、……はぁ、…ッ!!
(全体的な面積が狭い所為か、彼の指先が撫でるだけでもいつもと違った感覚を覚える)
(いつも以上に膨らみがちっこいその胸を撫でられると、小さな体が彼の腕のなかでぶるっと震える。
 下着を退けて指先が入り込んでくれば、耐えるように声を殺して、前かがみに。
 服の中―胸のあたりで蠢いている彼の手を、服の上から抱くようにして体を前傾させて)
は、初めてする、ときくらい、恥ずかしい―です、きっと……っ、
ッ、ん――、ふ……あ、指っ……きょうの、たいちろうさんのゆび、おっき、いで、……す…っ。
(ぴったりと閉じた秘部を抉ろうとする指の動きに一気に呼吸が乱れる。
 体が小さくなっているせいかそこも小さく、いつもよりも指を受け入れるのに苦労しているようで)

351:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 21:43:34 yMS8l1mP
>>350
まぁ――、きっかけはどうあれ、いつもとは違う葵さんと、
こういうこと出来るっていうのは、不謹慎ながらすごく興奮する。
(状況を利用しているように感じて、自分が情けなく感じるが、それ以上に彼女の仕草は、
 可愛く、それ以上に妖艶に思えた。小さな身体がそうさせているのだろうか)
……俺だって想定外だって。
まさか、葵さんがこんなに小さくなるとは思ってなかったしなぁ。
(唾液の糸を舐める彼女の舌を、自分のそれを絡めて、唇の外で舌同士を触れさせ、唾液を混ぜ合わせる)

なら、その分、何度も味合わせてもらうぜ。
……言っただろ?どうせなら、積極的に味わないと。
少しでも葵さんを感じ取りたいんだよ。………それにズルいって何がズルいんだ?
(意地悪くそう尋ね返しながら、前かがみになりがちな彼女の身体を支えるように、
 しっかりと彼女の控えめな胸のふくらみを掴んで、ぐにっと指を食い込ませていく)
(時折、指先で、その頂点を捏ね回して、その感覚を指に覚えさせるかのように、執拗に責めていって)
そこまで? ……まぁ、俺もすごく、どきどきしてるけどさ。
(未発達な彼女の肢体を淫らに弄ろうとすると、それだけでインモラルな感覚に捕らわれ、
 故に、もっと彼女の肢体を味わおうとする。もっと興奮を与えようとばかりに)
……さすがに、ここはすんなりはいかないか。
身体が小さくなってるから、その分…ってところか。……うん、やっぱり、すごくどきどきする。
(ゆっくりと指先を捻じ込んでいき、その狭さを拡張しようと指先でぐりぐりと穴を穿り)


352:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 21:51:18 eLabXfBw
【ごめんなさい。電話で、ちょっぴり、次のレス遅れるかもしれません】
【10分から20分くらい……ごめんなさいっ】

353:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 22:08:25 eLabXfBw
>>351
一応、不謹慎という自覚はおありでしたか……ばか、へんたい……っ、
でも、確かにこうなったは私の不注意で、こうしていただいているのも私からのお願いでは
あるので―……、ん……ふ……っ、はぁ……。
(一度罵ってはみたものの、思い返せば自己責任だった。ちょっと語気が弱まって)
(唇の隙間で触れ合い、絡まり―そして舌を伝って唾液がまざりあう。
 卑猥な水音がして、薄く開いた目の先ではお互いの舌が絡み合っているのが分かって、
 おもわず、恥ずかしそうな表情をさらしてから、きゅっと目をつむった。頬は赤く紅潮していて)

ズ、ズルイものは―……全部、ズルいです……ッ、
あなたのその質問も……ッ、あ……ん――、はぁ、……っ、ぅん、ぜんぶ、全部です―ッ!
(手に簡単に収まる小さな乳房を掴まれると、唇の隙間から嬌声が零れ漏れる)
(指先が先端をはじいたり捏ねたりと執拗に責め立てるたびに、
 彼の腕の中で敏感に彼女が反応して、悶え、震え、小さく跳ね、吐息まで淫らに染まっていく)
(小さくなったのは体だけなはずなのに、意識まであのころに戻ったような気がして―、恥ずかしい。
 あの頃はまだ、こんなこと知らなかった。自分の初めてはもう少し背が伸びて、髪が長くなったころだから)
……んっ……、そんな、冷静な考察、しな……っ、ひ、ぁっ……!
太一朗さんの、指、いつもより、太くて―大きくて、熱い……気が、して……ッ、んっ…
指先が入ってくるだけなのに、いつもより、きついから……そんなに、しちゃ、や―…ッ。
(やだ、という言葉すら最後までいえず、入り込んでくる指先をそこはじっくりと受け入れる)
(ぐりぐりと弄られる度に徐々に水気を帯び、ねっとりした蜜が彼の指に少しずつ絡んでいって)

(弄られる度に体を縮めるように前のめりに小さくなるのを押さえているのは乳房を握る彼の大きな手)
(悶えながらも必死に声をおさえているうちに、彼女の顔はすっかりと赤らみ、その目は潤んでいった)


【お待たせいたしました、すみませんっ】

354:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 22:26:20 yMS8l1mP
>>353
じゃあ、お互いに気にしないで………楽しませてもらうぜ?
バカでも変態でも――でも、その原因って、葵さんがとてもえっちに見えるからなんだぜ?
(そんな責任転嫁しながら、より、彼女と繋がろうと、懸命に舌と唇を求めてる)
(もっと淫らに、と言わんばかりに彼女の舌を嬲るように、舌先と唇で、しゃぶっては舐めて)
……ん、おいし……はっ……んぅ、ふ……。
(舌と唾液が絡み合う音がはっきりと大きく、ふたりの耳を刺激する。淫らな水音が響き、
 気がつけば、口の周りはお互いの唾液で塗れていた)

そう?
……なら、もっと葵さんをえっちにしないとな。ズルいってのはそういうことを言うんだぜ?
(控えめな胸を夢中で弄る。現在の彼女よりも、さらに控えめなそれだというのに、
 それでも柔らかさはそれと同じぐらいで、指が彼女の肌の上を踊るたびに、ぞくりと快感を得る)
………そうか。なら、もっと俺の指を馴染ませないとな。
俺以外が、馴染まないように。しっかりと、俺の指を覚えさせておかないと。
(息を上げ、嬌声をあげはじめる彼女に、はぁ、と小さく吐息を溢し、興奮を感じる)
(見た目が少女の彼女の喘ぎは、より淫猥に聞こえ、ぞくぞくと当然のことながら感情はさらに高ぶっていく)

(その結果、欲望の塊がズボン越しに、彼女の腰辺りに押し付けられる。)
(ズボンの上からとは言え、大きくなったふくらみを押し付け、それを強調するように、強く強く押し付ける)
……ほら、俺、こんなにも興奮してるんだぜ?
葵さんをもっとえっちにさせたい…ってさ。なんだか、もう、色々な理性だとか、そういうものが限界、だな……。

【いえっ、用事が済んだのならなによりっ】

355:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 22:40:25 eLabXfBw
>>354
――ん……、はぁ……ふ、んぅ……っ、……!
(抗議しようと口をひらいても、舌を絡め取られて、唇を奪われてしまう。
 しゃぶられ、舐められ、絡み合い、濡れて―唇の端から零れた唾液が口元を濡らして、
 彼女はそれを見つけると、いつもより小さな指先でそっと彼の口元をぬぐって、大きく息をつく)

っ、……はぁっ、あっ……そんなに、胸、触って……ッ、ぐにぐにってしてるのに、
下の方も指で、かきまぜられたら……ッ、…はぁ、……―んっ……太一朗さんのゆび、
上も下も、あたらしく、太一朗さんの指のかんかく―覚えて………ぁ、んっ……!
(息も絶え絶えに小さな声で言葉を紡ぐ。しかし、その言葉も徐々に途絶えがちになり、
 彼の腕の中で悶えるその動きが徐々におおきくなって、背の中間くらいまで伸びた髪が揺れる)
(首筋に彼の吐息がかかるだけでもぞくっとしたものが背筋に走り、だんだんと体の力がぬける。
 くったりと小さな体が彼の胸にあずけられて、彼の指の動きに従ってぴくぴくっと跳ね、甘い声をあげるだけ)
――ぁ……。
(腰のところに熱いそれが強く押し付けられると、恥ずかしそうに目を俯かせる)
(興奮してくれている、というのが嬉しい一方で恥ずかしい。
 そして彼のそれをあてられただけで、下腹部がきゅんと疼いて彼の指をきゅっと咥えるのも―浅ましくて)

……限界、だから、どうしてほしいの―ですか?
(はあ、と大きく息をつきながら、彼の唇を指先でなぞって、潤んだ黒の瞳をむけた)

356:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 22:59:12 yMS8l1mP
>>355
葵さんの胸が、とても柔らかくて、気持ちいいんだ。
……出来ることならずっと触っていたいぐらいにさ。
(淫らに喘ぎを漏らす、彼女に、嗜虐心が働き、もっと彼女を淫らに喘がさせたいと欲求を掻きたてられる)
ああ、しっかりと覚えてくれよ――。
葵さんの身体が俺の指先に合うような、えっちな身体になるように……っ。
(小さな身体からもれ出る彼女の喘ぎ声は、ぞくりと嗜虐心を満たしていく)
(気がつけば、自身も、興奮のあまり域があがっていた。もっと彼女を味わいたい、そう言わんばかりに抱きついて)

(もっと、それを感じさせるように、かなり強く押し当てており、ズボンの上だからか
 時折びくんと僅かに跳ねるそれを彼女に味合わせようとする。)
………そう、だな。
葵さんに、弄って、しゃぶって、欲しい……食べて、欲しいんだ。
(包み隠さず、ストレートに自身の欲望を言葉として伝える)
(それと同時に、下半身をいじめていた指先は、ぐにぐにと内壁を刺激しつつ、
 きゅっと締め上げて反応を示す、彼女のそこを奥深くまで抉ろうと、思い切り指を突き入れる)
俺、我慢できなくなりそう……なんだっ。
ほら、分かるだろ? 俺のが、大きくなって硬くなってるのが、さ。
(強く押し当てていれば、それだけ、その欲望の熱さえも伝わりそうな気がして積極的にふくらみをこすり付けて)

357:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 23:13:49 eLabXfBw
>>356
(臀部から腰にかけてのあたりに熱く滾った彼のそれがあたると、その形状や匂い――
 色々な物がいっきに脳裏をかけめぐる。そんないやらしい想像を瞬時にしてしまう自分が恥ずかしかった)
………私に、弄って、しゃぶって―食べてほしい?
(彼の言葉を繰り返しながら、小首を傾げる―欲望をストレートにさらけだす言葉は
 自分の欲望も駆り立てると同時に―、少しだけ虐めたい、というそんな気持ちをたぎらせた)

――ッ、……ッ、あっ……あぁ―くっ……ぅんっ!!
(反応して締めつけた指が、まるで見計らったように奥に突き込まれると、
 まだ慣らされていない部分を突き上げられた苦しさと、脳の芯を刺激するような快感。
 本来反対であるはずのそれが一気に体をおそってきて、彼の腕の中で体をのけぞらせる)
(それでも、声は出さないようにどうにか押さえた。はぁはぁ、と浅い呼吸を繰り返し、涙目で見つめて)
分かり、ました……。
(彼の腕をすりぬけて彼の腕から逃げると、乱れた服のまま彼の前に立つ)
(先ほどまで自分の中に入っていた彼の指には、とろとろした液体が多量にからみついていて、
 ―ともかく、ベッドに腰かけている彼の前に座ると、手でズボンのボタンを外しながら、その指先を咥えた。
 くちゅ、と指先を掃除する音と一緒に彼のズボンを弄う音が部屋に響いて―)

……でてきました。我慢できない、たいちろうさんのスケベな、これ。
(下着の中から大きく硬くなったのが飛び出てくると、顔を近づけてふー、と息を吹きかける)
大きくなって硬くなって、あんなに私に押し付けていた……服越しにも分かるくらい熱いこれ。
―どうして、欲しいのでしたか?
あんな言葉じゃ、足りません……もっともっと、太一朗さんはえっちにおねだり、できますでしょう?
(彼の目の前で少女が嗜虐的な笑みを浮かべる。いつもより幼いくせに言動は同じ)
(小さな手がそっと彼のそれに触れるか触れないかのところを彷徨い、唇が掠め、瞳は上を向いている)

358:郡太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 23:38:47 yMS8l1mP
【ごめんっ…! PCが落ちたんで、もう一度書き直しまっすっ!
 少々お待ちをばっ】

359:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/10 23:41:38 eLabXfBw
【だ、大丈夫であります。私、明日はお休みいただけたので、問題なくゆっくりとですっ】
【PCの不具合は別として、眠気の方も大丈夫、ですか?
 17時半くらいからお付き合いいただいておりますから……そちらも遠慮なく、です】

360:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 23:55:11 yMS8l1mP
ああ……葵さんに、弄って、食べて欲しい――ッ!
(彼女に支配されたい、そんな欲求も加えられ、兎に角、彼女に自分の欲望を解き放って欲しかった)
(興奮と期待のあまり、じんわりと汗ばみ、それでも、まだ物足りないのか、挿入している指を掻き回して)
……はぁ、はぁっ……、葵、さん………。
(彼女が自身の腕の中から離れると、名残惜しそうに、彼女の体液が絡みついた指先を、しゃぶっていた)

……っっ!
はっ……ぁっ……、葵さん、すごく、えっちだ……!
(指先を綺麗にしながら、ズボンの中のそれを解放させようとする彼女の仕草は、
 それだけでもう、興奮を刺激させ、びくびくとズボンの中で暴れさせる)
(解放されると、湯気でも立ち上りそうな熱い肉棒が雄の匂いを撒き散らしながら、
 浅ましくも、興奮で、びくんびくんと大きく跳ねてみせる)
っ……そう、なんだ………っ、俺、葵さんが、とても、えっちに見えたから…こんなに大きく、硬くなって…!
(嗜虐的に、その肉棒の敏感な部分に吐息を吹きかけられると、びくんと、大きく再度跳ねて)
うぁ…………っ、あおい、さん……!
(そして、淫らな『おねだり』を勧められると、それを無視することはできなかった)
(これまで、彼女との交わりで、そういうことを何度も経験してきたが、はっきりとこうして促されるのは珍しく)
(加えて、小さな彼女にそう促されること自体が、背徳的で、被虐的な部分を満たすためには、拒むことはできなかった)

……お、俺の……す…スケベな、いやらしいちんぽ……っ!
葵さんの口と手で……食べて、くださいっ…! 勃起したえっちなちんぽ、いじってくださいっ…!
(羞恥心は凄まじかった。彼女にこうして言わされることは何度かあったものの、こうして形としてはっきりと
 口にするのは珍しく、ぞくぞくと彼女に服従する被虐心が満たされる。その時の自身の表情は恍惚として、情けないものだっただろう)

361:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/10 23:56:28 yMS8l1mP
【お待たせ、しましたっ…!】
【眠気はまだ、大丈夫……2時ごろまでは、たぶん大丈夫だと思うのでよろしくですっ】
【先輩も無理せず、眠気等あれば遠慮なく言ってもらえればっ】

362:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 00:08:08 Fo0Cp8GS
>>360
(名残惜しそうに自分の愛液のついた指をしゃぶる仕草も、目の前でびくびく跳ねる肉棒も、
 いつもの彼に見ることの出来ないような表情で、懇願するその行為も―その貌も、声も、仕草も、
 嗜虐的な時とは正反対なほどに、被虐的で、こちらの嗜虐心を見事にくすぐってくる)

……やっぱり、貴方ってズルいです。
(ぽつりと小さく呟くと、もう一度勃起した肉棒に熱い息を吹きかけて、彼の反応を伺う)
(嗜虐的なときも確かに心奪われるけれど―というより正確には心“囚われる”か―、
 今のような彼も彼で、十分に自分の心をとらえて離さず、自分の中の強い欲求を掻きたて心を乱す)
そんなに言われると、もっと焦らして、焦らして、―ヘンになるまで狂わせたくなります。
いやらしい言葉も、躊躇わぬのですね……、私と一緒です。とんだ欲しがりさん、です。
(硬く滾った肉棒の根元から指先をつう、と上の方へ滑らせる)
(くすぐるようにして弱い刺激を与えながら、軽く舌先で先端をつつき―裏筋を撫でた)
こんなにえっちに勃起して、びくびくしてるちんぽは、―こんな幼い姿に欲情したせいでしたね?
私に手と口でされることを想像でもしたのですか? 想像しただけで、こんなに……?
(主導権を握ろうとしているのか、高圧的で傲慢な物言いを彼に向ける)
(そしてようやくそっと根元の部分をつかむと、ゆるゆるとした動きでそれを小さな手が扱いていく)

……小さい手でされるのが、お好きなのですか?
貴方よりも幼い子の手で、こんなふうにされるのが―ああいえ、そう尋ねると「葵さんだから」と仰るでしょうか。
――訂正いたしましょう。
幼くなった私の小さな手で、勃起したこれを弄られるのが、そんなに興奮するのですか?
(責め立てる側だったらどんな淫らな言葉でも淡々と口にできた)
(―逆をいえば、それだけ彼女の箍も外れていると言うこと。答えを促すように、れろれろと舌で竿を舐める)

363:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 00:09:10 8Xs3lL1A
【いいえ、大丈夫です。……レスが消えたときの喪失感は何とやら、ですから】

【時間の方も、了解。私も眠気がきたら遠慮なく言わせていただきます】
【ご配慮に感謝を。それでは、今宵はもう少しばかりお付き合いを宜しくお願い致します】

364:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/11 00:20:01 dvZjD2OO
>>362
ズルいのは、葵さんの方だろ……っ?
俺が、言わないなんてことがない――、そう見越してから、こんなこと、言わせやがって…っ。
(普段から自分が彼女にさせていることを考えれば、これでも足りないぐらいなのだが)
(恨めしそうに言いつつも、それとは裏腹に、支配されることに対する悦びや従属感を感じ)
っ……言わせたのは、葵さん…だろっ…? ぁっ、くっ………!
葵さんにたっぷり、弄って…食べて、貰いたいんだ……っ。
(微弱な指先や舌先の刺激でも、十分に敏感に感じ取っているのか、ぶるりと肩を震わせて先走りが滲む)
そう、ですっ……! あおいさんの、手と口でされることを、考えただけで、こんなに、勃起して、びくびくして…!

小さな、葵さんに、……虐められるのが好きで…悦んじまうような…スケベな、ちんぽ、なんだっ…!
あは、……くっ……ぁぁっ…!
(彼女のから聞き出される質問に、こくこくと壊れた人形のように首を縦に振り、だらしなく四肢を弛緩させて)
(根元から扱かれ、舌で先端や竿を舐められると、だんだん快感は強く感じられ始め、
 彼女の一挙一動にはしたなく、肉棒は跳ねて)
もっと、あおいさんに……っ、ちいさなあおいさんに、いじめ、られたい……ですっ…!
(懇願するように、軽く腰を浮かせて彼女に肉棒を突き出す。勃起しきった肉棒は、ゆらゆらと揺れて)
もっと、おれを……あおいさんのことしか、考えられないくらいに、狂わせて………っ!!

365:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 00:30:08 8Xs3lL1A
――あら、お互い様と言う言葉をご存じですか?
それに、言わせたのは私だとしても、そんなに淫らにおねだりしたのは貴方です。
……貴方の一挙一動にゾクゾク致しました―、一声にも、その表情にも、ぜんぶ、虐めたい。
(目の前で肉棒の先端に先走りが滲んだのを見つけると、ぐっと小さな小指をそこに押し付ける)
(雄の匂いのする先走りが指にからみつき、ぐりぐりと軽く動かせば動かすだけ、指先がそこを抉って)

本当に、虐められるのも虐めるのも好きな、節操なしのはしたないちんぽ、―です。
でも、節操がないのは私にだけ、ですものね……だから、仕方ないから許してさしあげます。
(ズボンと下着をを引っ張って膝のあたりまでずり下ろすと、小さな手が彼の内股をねっとりと這う。
 その間に、弛緩した体に刺激を送るかのように、舌が竿を根元から舐め上げ、鼻先が亀頭に触れて)
ちいさくなったわたしに、虐められたい、かわいい太一朗さん。
年下にそんな風に弄られるのが、そんなにきもちいいだなんて―、本当に変態さん、です。
まあ、前々から存じ上げておりましたけれど……あは、そんなに腰をつきだして、耐えられないのですか?
(小さい手が亀頭へ伸びると、まるでそこをつかむようにきゅっと握る)
(くりくりと撫でまわすかのように激しく刺激しながら、―もう片方の手は袋の方に伸びて)

―私がいいっていうまで、我慢できますか?

(そう言うなりその袋を激しく揉みし抱き始める。亀頭と、袋を責め立てながら、根元を舌でぺちゃぺちゃと舐めた)

366:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/11 00:46:29 dvZjD2OO
卑怯だ………!
(辛うじて言えた言葉がそれだけだった)
(服従することの興奮を覚えてしまえば、本気で抗うことも出来ず、彼女に翻弄される)
つっっ……ああっ…! そこっ………あおい、さんっ……!
(小指で肉棒の先端を抉られると、つんとした刺激が尿道から全身へと走り、じわりと先走りも溢れてくる)
(まるでおもちゃのように、指先で弄られる刺激に、口の端から涎が垂れるのも構わず、喘いで)

……ぁっ、ふっ……!あおい、さんっ…!
そう、なんだ……あおいさんに、いじめられるのも…あおいさんをいじめるのも、すきな…
節操の無い、ちんぽ…なんだっ…!
(喉を仰け反らせ喘ぎながら、逐一彼女の言葉にうなずきを見せる)
(彼女に言葉で弄られれば弄られるほど、興奮は高まり、勃起する肉棒も熱をさらに持ち、跳ねる)
(さらに手のひらで内股を摩られ、舌で竿を、鼻先で亀頭を刺激されてしまえば、当然の結果のように先走りが溢れて)
ああ…そう、なんだ……っ。年下のあおいさんに、いじめられるのが、気持ちよくて、興奮する、へんたいなんだ…!
(もちろん、年下というのは肉体的な問題だけで、精神年齢まで戻ったわけではないが、
 そんな反論をする余裕も、そもそもそんなことを判別するだけの理性はもう残ってはいなかった)
…………っっっ!!
もっと、あおいさんに、弄って欲しい……だからっ……!
がまん、できる………がまんしてみせるからっ…、だからっ!
(はっ、はっ、と短く呼吸を浅く繰り返しながら、こくこくと何度も首を縦に振る)
(そして、袋を揉まれると、それだけでびくんっと肉棒は彼女の頬を打つように跳ねて、匂いもさらに滲ませる)
あくっ、そ、そんなに、舐められたら……すぐに、がまん、できなくなるっ…!
(ただでさえ、小さくなった彼女に淫行されるという背徳的な興奮を得ているというのに、
 はしたなく音を立てて、肉棒を舐められ、袋を揉みしだかれると、本当に理性が飛んでしまいそうだった)

367:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 00:59:11 8Xs3lL1A
>>366
(溢れだしてくる先走りが鼻先にふれて、強い雄の匂い―魅力的な香りが鼻孔をくすぐった)
(鼻先にそれをつけたままにして、しばらくはぺちゃと竿を舐めたり、つつ、と舐め上げたりしていたが、
 自分の言葉に従順に頷き、言葉を反復する彼が愛しくて、もっともっと虐めたくなってくる)
(あいゆえに、だ。そう自分の歪んだ心に言い聞かせるほどに、彼女は彼に箍を外されていく)
……虐められるのがきもちいい、変態さん。
今度から後輩さんでなくて、変態さんとでもお呼びいたしましょうか?
流石に公衆の面前で呼ぶような呼び名ではありませんか……口にしている私の方が恥ずかしい。
(高慢な物言い。言葉で嬲るようにそんな言葉を吐きだしながらも手の動きは止まらない)
(ゆるゆると袋を揉んだかと思えば、急に激しく揉みしだく。ぐにぐにと彼女の手の中で彼の雄々しい袋が歪んだ)

……我慢できます、ね。
お約束です。―でも、えっちで節操なしなちんぽが本当に我慢をできるでしょうか?
びくびく跳ねて私の頬にいやらしい匂いをすりつけてるこれが、本当にびゅるびゅる射精するの、我慢できるのですか?
(煽るように、そして射精の快楽を想像させるかのように卑猥な言葉を淡々と連ねていく)
(そして、袋から手を離すと―再び、小指でぐりぐりと鈴口のところを擦り、優しくナカに刺激を与えた。
 その間に根元を嬲っていた舌は上の方にあがり、小さな唇がひらき、裏筋の部分を食む。
 そしてそこに―ちゅぷっ、と音をたててしゃぶりついた。
 次は―というように、あー、と小さな口を頑張ってひらき、ぱくっと竿に横からしゃぶりつく。その間小指の動きも止まらない

368:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/11 01:13:05 dvZjD2OO
>>367
へんたいでも、なんでもいいっ……!
葵さんが、俺のことを捕まえていてくれるなら……うぁあっっ…!!
(緩急をつけて、袋を揉みしだかれ、ぐちゃぐちゃに歪まされると、ぞくぞくと被虐心が満たされていき)
変態でいいっ…変態でいいから、もっと…! 葵さんに、いじめられたいっ…!!
(袋を揉まれ、激しく責められれば責められるほど、肉棒は跳ね回り、先走りを振りまく)
(その言葉の通り、肉棒も虐められたいと主張しているかのように、雄の匂いをますます強めて)
あおいさん…もっと、おれを、いじめてっ………あおいさんにしかいじめられないと、感じられなくなるぐらいにっ!!
はあっ……ぁぁっ! くっ……ぁ、は……!
(喘ぐ声を抑えきれず、思わず漏れ出てしまう。時折ごくりと生唾を飲み込みながら、必死に快楽を堪えようとして)

ああ――、がまん、します…っ!
どれだけ、びくびく跳ねて、いやらしい匂いをすりつけても……!
びゅるびゅる射精するの、我慢しますっ……! だからもっと、すけべなちんぽ、いじめてっ!
(ぐっと唇を噛みながら、本来ならば羞恥で耐えるに耐えないおねだりも、彼女の前ではすんなりと口にして)
(また、淫らな言葉で虐められれば虐められるほど、射精感は高まり、喘ぎが止まらなくなってしまう)
(まだ、快楽を堪える程度の理性は残っていた。その理性も、それを超えた快楽を得るためのものだったが)
(だが、その欠片程度の理性さえも消し飛ばしそうな、快感が全身を襲う)
っぁあああっ!! あおいさ……そ、それっ……! んっ、んんんっっ――!!
(唇を噛み締め、懸命に射精しないよう堪える。竿を横から咥え、小指を操るその姿は、
 まるでフルートでも吹いているかのような、淫らな妄想すら連想させて、興奮はますます高ぶるばかりだった)

369:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 01:26:54 8Xs3lL1A
>>368
貴方の節操のないちんぽも、貴方と同じくらいに「虐めて」って自己主張なさっていますよ?
……本当にいやらしい御方ですね。
こんなに先走りをたらして、上のお口からも涎がたれておりますのに。
(にっこりと笑って手を伸ばすと、彼の唇の端から零れる唾液をぬぐい、…それを舐めた)
でも、それが私だけに向いていると言うのなら―それは本当に嬉しいことであり、愛しいことです。
(ふたたび、ふーっと息を吹きかけながら、反応する彼が愛しくて、虐めてとねだる彼が愛しくて)
……私に虐められることでしか、感じないような、なんて―とんでもない、私専用の淫乱ですね。
(黒い瞳を冷ややかに細めるようにして、首をかしげる。もちろん、蔑むその目もただのフリ)

ふう。虐められたいから、我慢するだなんて見上げた淫らさです。
そんなに恥ずかしい言葉、言えたのですね―、恥ずかしいでしょう?
貴方より小さな子供に向かって、虐めてくださいって、ちんぽ弄って、って言っているのですよ?
(もちろん精神的には変わらないのだ。だが、彼女は今の体を最大限に利用して言葉で責め立てる)
(いつもなら嫌がる言葉もすんなり、―淡々と口にして、彼の心を煽ってくすぐろうと、ただそれだけしか考えられない)
……でも、びゅるびゅる射精するのは、我慢するの、ですものね。
(ようやくというように小指を離すと、唾液の糸をひかせながら唇も離す。
 次にゆっくりと熱く滾り雄の匂いを振りまく雄々しいその隆起を小さな手で包むと―)
あ、っむ……んむっ――…んぅ、……はぁ、んっ……んむっ……!
(大きな亀頭を小さな口の中につめこんだ。精一杯に口をひらきつつ、涙目でそれを咥える)
(ちゅぷちゅぷといやらしい音を立てて吸いついたり、それに舌を絡めたり、水音を響かせながら、
 根元をゆるゆると両手でしごいていく―、息継ぎするように一度口から離し、小さな舌先を蠢かせ裂け目をつついた)

370:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/11 01:43:10 dvZjD2OO
>>369
これだけ、弄られて、我慢して……だらしなくならない方が、おかしいだろ……っ?
はぁ・……んんっ!
(もはや抗うこともなく、ただなされるがままに、彼女に翻弄されていく)
(快感と我慢の境目を行き来させられながらも、彼女の次の行動を期待している自分の浅ましさに、
 情けなく感じながらも、その欲望に逆らうことは出来ず)
葵さん専用に、して………欲しいっ……! 変態でも、淫乱でも、構わない……からっ!
(吹きかけられる息にぴくんっと指先を折り曲げて反応を示しつつ、ぞくぞくと自身が彼女によって
 歪められていくのを自覚できた。だが、それを否定するのではなく、肯定する言葉を紡ぎだして)

恥ずかしい……恥ずかしいけど……っ!
俺よりも、小さな、あおいさんに……もっと、ちんぽ、たくさん弄って欲しい……虐められたい…っ!!
(彼女が本来は自分よりも年上だという事実は消去されてしまっているかのように、
 自身の欲望を隠すことなく曝け出して、淫らな妄想を口にする)
(自分より『年下』の彼女に、虐められ、従属するそんな被虐的な興奮は、エスカレートに高ぶっていき)
だって、もっと、ちんぽ、虐めてほしいからっ……!
(軽く舌を突き出しながら、喘いで、唾液でべとべとになった肉棒はぴくんと跳ねて)
(そして、今まで焦らされた感覚が、さらに鋭敏化させ限界を超えさせるような快感が、肉棒を通して全身に伝わる)
っ――あ、ああああっ! ちんぽ、ちんぽがあおいさんに…たべられてるっ……!!
もっともっと……しゃぶって……、たべてっ……!!
(目を見開き、恍惚とした表情を浮かべながら嬉々とその光景を注視する。漏れ出る声からも喜悦の色が混じっており)
(裂け目を突っつかれれば、それに呼応するように、先走りが溢れて)

371:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 01:53:05 8Xs3lL1A
>>370
(自分専用にしてほしい、淫乱でも変態でも構わない―と、変えられることを肯定する言葉を吐く彼)
(性器を弄られて快楽を得たいという欲望をこうもストレートにさらけだされるのは初めてだったが、
 その欲望を叶えてあげたいとも思うし、もっと彼を自分に従属させたい、ともそう願ってしまう)

(その欲望を掻きたてるのは、独占欲)

んぅ……もっと、でありますか―?
本当にほしがりやさんですね、そんな太一朗さんも可愛らしくて好きですけれど。
(裂け目から零れ出る先走りを舐めとりながら、次にちゅうちゅうと裂け目に吸いつきそれを吸いだす)
(ん、と唾液と先走りの混じった糸をたらしながら肉棒から口を離すと)
――でも、そんなに気持ち良さそうに淫らに喘いでいていいのですか?
ちんぽ虐めて、たべてほしい、弄って、気持ちよくして……って、太一朗さんのえっちなおねだり、
そんなに声をだしては、貴方のお姉様に聞こえるのではありませんか?
(小さな手が、上に下にと激しく上下する。握ったままに―激しく肉棒を扱きあげつつ)
……自分の弟が、そんな淫らな言葉を大声で発していると知れたら、どう思われるでしょうか。
(楽しそうに唇をゆがめながら、首を傾げて上にいる彼を上目遣いに見つめる)
ふふ、そんなことどうでもよくて―もっともっと、しゃぶって食べてほしいのでした、か。
(そして手の動きをとめると、彼の願いどおりにもっとしっかりと咥えて、ちゅぷちゅぷとしゃぶる)
(顔を前後に動かして、口でピストンを行いながら、吸いつき、しゃぶり、舌を絡め―何度も唇で擦る)
ん、ふっ……ちゅ……んむっ、ちっひゃいおくちで、ふぇらちお、しゃれるの、……んむ、
きもひい、い……でふか……?
(口に咥えたまま、舌を蠢かせ喋る。次にはちゅうう、とまるで中身を吸いだそうかとするように吸いついて)
(明らかに我慢などさせる気はなく、ただ彼の望みのままに責め立てていった)

372:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/11 01:59:22 dvZjD2OO
【ああ、ごめん……そろそろ眠気が限界にっ…】
【で、次回だけど……明日ならいつでも都合がつくけれど、そっちはどうでしょうかっ】

373:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 02:03:16 8Xs3lL1A
【いえ、私も次でお願いしようと思っておりましたから……まぶたが】
【私の方も、明日は指定していただければいつでも大丈夫、であります】
【昼は13時以降、夜は19時以降から24,、5時程度―でしょうか。朝も空いているは空いていますが、
 流石にこの時間から寝て朝、というはーどすけじゅーる(平仮名)でしょうから、ですね】

【……そして、何と言うか展開的に―私の何かしらのスイッチ入ってしまっていますが
 大丈夫ですか? な、なんなりと修正やら逆転やらしてくださって大丈夫、ですからっ】

374:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/11 02:08:24 dvZjD2OO
【それじゃ、明日の13時頃からということでっ】

【いや、これはこれd(ry】
【でも、逆転も勿論させて頂きますともっ】
【手短でごめんっ、これで失礼させていただきますっ】
【今日はどうもありがとう、まあアレな展開になったけど楽しんで頂けたらこれ幸い】
【こちらも十二分に楽しませていただいたのでっ】

【それではおやすみっ】

375:媛名あおい ◆YJKujNK4t6
10/07/11 02:10:39 8Xs3lL1A
>>374
【いいえ。お時間指定していただけただけで、十全であります】

【ギリギリまで粘ってくださって、ありがとうございました】
【こちらこそ、色々な意味で―うん、非常に非常に楽しませてもらいました……ふう(満足そう)】
【それでは、おやすみなさいませ】


【長らくありがとうございました。スレッドをお返しいたします】

376:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 02:17:19 JJ41pBki
選挙行けよ

377:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 14:37:50 01VIryoi
>>332がプロフで待機…】

378:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 14:59:28 R5mUjwes
【まだいるかな?】
【俺でよければロール相手に立候補するけど。】
【プロフは>>2にある】


379:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 15:05:18 01VIryoi
【いる………問題ない】
【こちらからお願いしたいと思わなくない】

【シチュ…………魔刃の存在補給の現場にタクトが出くわす?】
【タクトが契約者だった時の悪事を理由に斬りかかってもいい……】

380:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 15:10:21 R5mUjwes
【それじゃあ、よろしく。】

【現場に出くわすのは構わないぜ。】
【少し興味が湧いた、という感じで俺から声掛けるとか。】
【昔の悪事については問題ないと思うけど、最近は全然やってないからな。】
【俺が悪事をしてる現場を見た事があるとか、その辺適当に理由をこじつける】
【なりなんなり。】

381:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 15:14:43 01VIryoi
【一番手っ取り早いのは第三者からの情報提供……】
【私にとっては匿名だけど…そっちに関係ある人物から、とか】

【その方向でいこうと思う……異論がないなら、書き出す】

382:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 15:15:50 R5mUjwes
【異論はなし。】
【それじゃあ書き出しを待ってるぜ。】

383:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 15:17:44 01VIryoi
【わかった、よろしく】

384:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 15:31:00 01VIryoi
(薄暗い路地の裏、二つの影が交錯する…)
(一度、二度………片方は片手で繰る、携帯に便利な小さなナイフをもって)
(もう片方は身の丈をゆうに越える長大な剣……もはや鉄傀と呼べるそれを両手で繰る。)
(やがて長大な剣を持つ影の方が相手に深々と剣を突き立てる―)

…………

(その巨大な大剣を操る女は感情の篭らない濁った眼を剣が突き立った場所に向ける。)
(そこから血は漏れず、しかし相手は明らかに弱っていく)
(命乞いをする声が聞こえるがそれを無視して剣を捻る。)
(突き立てられた相手が苦悶の表情を浮かべるとその存在感は希薄になっていき、やがて始めからなにもなかったかのように)
(そこには何もなくなった…………)

(―辺り一体に静寂が訪れた。)

【それじゃ…よろしく】

385:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 15:44:21 R5mUjwes
へえ……なんだそれは?
完全に、消えた?吸収?
(その静寂を破るように、場違いな声が響く。その影は紅い髪して紅い服を)
(纏っていた。剣を持った女が、ひとつの命を消し去る現場を、その男は見ていた。)
(この街の夜では、有り触れた光景だったが、ひとつ興味を惹く現象があった。)

くは……なんだ、今のは?
まるでその剣が食っちまったみたいだけど。魔剣、か、それは。
(剣が貫いて、生命力が薄れて、そして跡形もなく消えた。)
(女の力というより、その剣の力だとはわかったが、理解できたのはそこまでだ。)

よう、いい夜だな。月が明るい。
(紅い男―紅裂拓兎は殺害も何も気にしていない態度で声をかける。)
(その女は女性にしては背が高く、逞しい身体つきをしていた。)
(病的なまでに白い髪と、濁った灰色の眼は、異様のひとことだろう。)
(けれど、その瞳に何の感情も宿していない事の方が、気になった。)


【ああ、こちらこそ。】



386:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 16:00:20 01VIryoi
…………
(誰もいないと思って大剣を杖に肩を休めていると、静寂を破る声)
(頭の天辺から足元まで白一色で統一された出で立ちをした女が)
(身を起こし声がした方へ………声がするまで一切の気配を感じとることができなかった)
(男の方へ身構えるように注意を向ける…)

…………ベニサキ タクト

(面識事態はないが、とある伝で得た情報にこの姿があった)
(大量の人間を殺した「悪人」として………)

…………
(一度夜空に目を向ける………雨でも降ったのだろう、すんだ夜空に)
(淡い光を宿す真円が浮かんでいて)
…………貴方はベニサキ タクト?
(確認するような言葉を吐き出す)
(濁った眼をむけて、機械的とも言える動作でタクトに剣を向ける。)
(何かを聞いてきた気がするが些細なことだし、消えるかもしれない人間に)
(説明するのも億劫だった…)

387:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 16:17:09 R5mUjwes
確かに俺は紅裂拓兎だが…
その剣を、どうするつもりだ?
(問いかけは見事に受け流された。代わりに問われたのは名前である。)
(どうするつもりかなど、虚ろな動作に突きつけられた剣が雄弁に語っている。)
(機械的で、殺意や快楽に突き動かされた印象は無い。)

まーあ、人様に恨み買う事は山ほどしてきたし、いちいち覚えてもいないがな。
もし俺に仲間殺されたとか、家族殺されたとか、そんな理由があるんだったら
口上くらいは聞いておくぞ。仇討ちは初めてじゃない。
(かつて、魔王の契約者だった頃の話だ。誰も彼も区別なく殺していた時期があった。)
(その事を忘れる事は無く、消える事もなく、償われる事もない。)
(だが、それでも身勝手にも、死んでやらないと決めている。)

もし、お前にそんな理由がないなら、やめておくことだ。
剣を向けられて笑っていられるほど、人間が出来てないんでな。
(言っている事とは裏腹に、口元に薄い笑みを浮かべている。)
(身体から無駄な力を抜いて、いつでも仕掛けられるように、戦闘態勢を作ってゆく。)
(例えるなら拳銃の安全装置を外したり、刀を鞘から抜くのと同様の行為だ。)


388:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 16:36:17 01VIryoi
…………そう
(重心が戦闘用のそれに移行する。)
(どっしりと腰を落として、長大な刃先がぶれないように支える。)
明確な理由は私にはない…………けれど、タクト…あなたは間違いなく「悪」
だから――
(抑揚の無い声が機械的に明確な敵意を持つと、それに割り込んで甲高い声が響く。)

『キヒャヒャヒャヒャ!なんだ我が麗しき奴隷よ、今日は大盤振る舞いだな!!』

(その声は邪悪さを持って声を作り、剣から発せられる)

『いいぞ!すごくいい!!今度の獲物も美味そうだ!さぁ、喰わせてくれすぐ喰わせろ!!ファハハハハ!!』

(その声が聞こえると感情のなかった顔の眉間にわずかに皺がより)
(歯を噛み締める気配……嫌悪を表す気配がして)

抵抗は…………なるべくしないでくれると助からないこともない

(手慣れた様子で戦闘体勢に入るタクトに淡々と意味がないことを告げる。)
(誰も彼も関係なく殺してきたという過去をもつタクトに向けて踏み込むと)
(重厚な足取り……決して素早くはない足運びで胴を狙い、大剣を横に振るう)

389:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 16:51:44 R5mUjwes
―はん。大体わかった、気がするな。
その剣に操られてるとか、そんなノリだろ。
(明確な理由は無いが、こちらを悪と断じ刃を向ける。それだけなら正義の味方で)
(済ませてもよかった。けれど、突然割って入った邪悪な声が、それを覆す。)
(その瞬間、彼女の顔に浮かんだのは嫌悪の表情だった。)
(それだけで、この戦いが彼女の本意ではないという事が、推察できる。)

心遣い痛みいる、が、それには及ばない。
―俺は、死なないから。
(不敵に笑う。世界はいつだってこんなことだらけだと、知っているから。)
(戦う理由、生きる理由、殺す理由。誰だってそれを持っている自分だけの理由。)
(ただ、それは誰からも理解されず、共有も出来ない。だから人は争うのだと知っている。)

――!
(重厚な足取りから放たれる、横薙ぎの一閃は大木すら両断する威力があるだろう。)
(それを、半歩分だけ身体を引いて、避ける。大剣を振り切った体勢が戻る前に踏み込んで)
(剣を握った指に向けて拳を放つ。どんな名刀も振れなければ鉄の塊。指を潰す算段だった。)
(紅裂拓兎からすれば、この大剣から発せられる禍禍しい気配だけで、戦う理由には十分だった。)

390:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 17:03:03 01VIryoi
…………
(そちらの問いに答える義理はない。)
(答えるかわりに沈黙を返し、それを答えにする。)

………っ!
(こちらの鈍重な動きに対応して素早く踏み込んでくるタクト)
(狙われた手を即座に離して拳を回避………手が離れた剣が刃の側に重心を傾かせ)
(柄を跳ねあげさせる。それがタクトの拳を放った腕の肘に当たるように)
(体を捻り、握った方の手を動かす。)

391:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 17:18:47 R5mUjwes
――ったぁ!?
(体勢が整っていないにも関わらず、こちらの狙いを看破し即座に)
(柄から手を離して拳を避けた。その手が踊るように柄を跳ね上げる。)
(―視認したのはそこまでだった。身体を大きくのけ反らせて攻撃を避けて)
(その勢いでバク転し、距離を置く。動きは遅いが、反応速度自体はかなりのものだった。)

―なぁ、おい。
さっきの質問に答えてくれないか?
それはお前の意思か?それとも、剣に強制されてるのか?
(どちらでもいいだろうと、自分の中では答えは出ている。)
(それにも関らず、どうしてかその点に拘った。)
(無機質な動きと、殺意の感じられない攻撃が、まるで人形のようだったからだろうか。)

正しいと思うのなら胸を張れ。
楽しいと思うのなら、笑ってやれ。
だが、泣きながらするのは、止めろ。くだらない。
胸張るか、笑うか。どっちかにしろ。
(自分の意思で、胸を張って戦うのならそれでいい。)
(けれど、やりたくないと泣きながら戦うのは、くだらなすぎる。)
(かつての自分も、多分そうだったからだ。)




392:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 17:42:12 01VIryoi
…………それはなに?
何人も何人も罪の無い人を殺しておきながら―
(バク転という大袈裟なアクション…………好機。)
(こちらから目を反らさなければできない動作から立ち直り際を狙うために)
(担ぐように刃を向けて、腰に力を入れる。)

―今さら戦いの哲学を語るの…………?

(立ち直り際に人体で一番大きい場所である腹を狙い剣を突き込む)
(突き込みながら喋る。)
(人殺しを楽しいと思える狂った感覚はもち合わせていない)
(けれども悲しいと流す涙は枯れ果てた。)

…………安心して、これは私の意思

(それを証明するように禍々しい気配をもった鉄塊がタクトの腹部を貫く意思を具現化させて…)

『キィキキキキキ!そうだよなぁ!自分の意思で殺し、我に他の存在を捧げているんだよなぁ!!』

(甲高い声が耳に響く。そうだその通りだ。)
(この呪いから解放されるために、自分の意思で、そして―解放したこの声の主を殺すため。)
(これが紛れもない竜胆の意思……笑わず、泣かず、怒らず、楽しまず)
(ただ淡々とこなせばいい。)

393:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 17:56:49 R5mUjwes
ああ、そうだな。
(そんな事は、今更確認するまでもない。)
(けれど、この場においてそれは別の問題なのだ。)
(同次元で語るべき事柄ではないのだ。)

いいや、単にお前の生き方を問うているだけだ。
それが紛れもないお前の意思なら、それでいい。
他に語ることなど、なにもない。
(蟠りは残っているが、本人が自分の意思だと主張しているのなら構わない。)
(腰溜めに構えて、大剣から刺突が放たれる。一番避けにくい腹部を狙って。)

―蒼氷壁。
(だが、邪悪な大剣が臓腑を抉る事は無かった。)
(分厚い水晶の壁が立ちはだかって、それを防いだからだ。)
弾けて―混ざれ!
(その壁が弾けて破片となって、混じり合って水晶の刃となる。)
(数十枚の剃刀の刃が、奔流となって彼女を切り裂かんとして襲いかかる。)

生贄も求める魔剣か。しかも喋りやがると来た。
どう考えても壊さないとならないだろう。まーあ、その際にお前を巻き込むことになるだろうが、
戦うのがお前の意思なら文句もないだろ。全部承知でやってるんだからな。
(例えば、正義の味方なら、魔剣から彼女を解放する方法を模索するのかも知れない。)
(けれど、紅裂拓兎は悪人だ。ただ、立ち塞がるものを壊し、殺し、道を切り拓くのみだ。)



394:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 18:19:29 01VIryoi
!!
(暗い灰色の壁……自分の眼のように濁った灰色ではなく)
(透き通った……十四番目の元素が結晶化した壁。)
(それが魔刃による一撃を遮る。かと思えばあっさりとその壁は砕けて―)

(即座に踏み込みを停止。魔刃を縦に構えて正中線を隠す)

――く……ぅ…

(噛み殺したような苦悶の声が漏れる………)
(暗灰色の刃が右肩に刺さり、左腕の二の腕を切り裂き)
(左の太ももに裂傷をつくる。)
(滲んだ紅が真っ白な生地に染み込み、異様な紋様を作る。)

『美味美味美味ィイ!!この透き通りながらも暗い味わいをもつ存在はケイ素か?』
『こんな少量ではなく早く本体を喰わせてくれ!さぁ、早く!ハリィ!!』

(血が滲む右肩に手を伸ばすとそこに刺さった水晶を無造作に抜き去る)
(衣服に染み込んだ赤が二の腕辺りまで侵食をすすめる)
(確かに感じる痛みも表情にでることもなく、その傷もなかったかのように)
(剣を構え直そうとして……)

……人殺しに期待なんかしてない。
(ただそれだけを告げて肩から伝う痛みに震える手を魔刃に添えた)

395:紅裂拓兎 ◆upSAKE287c
10/07/11 18:35:17 R5mUjwes
(やはり反射的な行動は素早く的確だった。)
(不意打ちじみた刃の乱舞も、剣を楯にして致命傷だけは避ける。)
(成果は精々、肩や二の腕に対する掠り傷程度だった。)
(太股からの出血は見た目は派手だが、行動に支障はないだろう。)

お前の声は癇に障る。
さっさと打ち砕いてやるから、少し黙ってろ。
(珪素を操る魔力を吸収したのか、魔剣が騒々しい金切り声を上げる。)
(アレに斬られたら不味い。少なくとも掠り傷ひとつ負わないくらいの覚悟は必要だろう。)

そうだ。人殺しに期待なんてするな。
どんな理由をつけようと、殺しに誉れは、ない。
そう、どんな理由があろうと、だ。
(痛みに震えつつ告げる少女に、同調するように答える。)
(どんな理由があろうと、殺しに誉れは無い。ただ業が積み重なるだけだ。)

来いよ。お前の意思と意地を貫いてみな。
(とんとんと軽くステップを踏んで、意図的に隙を見せる。)
(その隙に釣られた相手の動きを見切って、カウンターを喰らわせる算段だった。)
(






396:竜胆 凍 ◆5komEqYA0I
10/07/11 18:51:55 01VIryoi
『ファハハハハ!!怒られてしまったな、怒られてしまったよ我が奴隷よ!!』
(何がおかしいのか甲高い声をあげる魔刃。)
(こんなところはタクトに同調する。確かに耳障り、と。)

…………

(その声に感じるのは否定。)
(確かに竜胆の言葉への同調ではあるけれど、そこにある)
(殺しへの否定は自分自身を否定されているように聞こえて)

ッ…!!

(短く息を吐くと突進、こちらを挑発するような構えを見せる)
(その動作に直情的に感情を動かし、けれども顔には出さず)
(柄を真っ直ぐに鳩尾に向けて突き出す。)
(呼吸を乱してから魔刃による一撃を確実に浴びせる算段だ。)


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch