10/07/07 23:34:52 9bdyL3FC
>>291
そうさせてもらうさ。言われなくてもな。
幸せと思えること自体が、幸せのひとつなんだろうし、な。
…知ってるか? 「若い」だとか気にしたり口にしてる時点で、
年老いてるっていう証拠だぜ?
(じっとりと嫌な汗を掻いた手のひらを、既に水気を失っているおしぼりで拭いながら、言葉を返して)
ま、どちらでもいいさ。
勇気と無謀は違うって、どこかの誰かも言ってたことだし、
無謀と意気地なしだったら、俺は後者を取るぜ。
その水鏡さんから言われたんだよ。勝つことより、生き延びることを優先しろってな。
(年上の人の忠告は素直に聞くタイプなんだ、と苦笑交じりに話して、再度視線を窓の外に向ける)
(夕暮れも暗くなりはじめて、通行人の姿も若干少なくなっているようだった)
……本当に、悪趣味で、難儀な性格だな。あんたって人は。
なら、お言葉に甘えて、ひとつ聞かせてもらおうか。
それ以上のことは、また機会を作らせて貰うさ。意気地なしだけど、諦めは悪いんだ。
(そう前置きすると、テーブルの上で手を組み、その上に顎を乗せて、じっと目の前の彼女を見据える)
じゃあ、聞かせてもらうが、あんたがそこまで先輩を危惧する理由はなんだ?
まさか、本当に俺の存在だけで、そこまで茶々をいれるあんたでもないだろう?
先輩が『壊れる』って言ったな?そこまで確信めいて話すんだから、列記とした根拠があるんだろ?
たとえば、そう――、先輩が危ないことに足を突っ込んでいる、とか。
(たとえば、と言ったが逆にこれしか思い浮かず、そのまま尋ねてみた)