10/07/07 21:10:50 izKwmZ8X
>>277
アンタには「葵ちゃん」っていう対価を長い年月貸してあげてるでしょお?
このくらいの請求じゃまったく足りないわよぉ。
アタシこそ、いままでの貸出料をアンタに請求してあげてもいいんだけど、どうするのぉ?
(面倒な人に絡まれたという顔などいざしらず、という様子で飄々と言葉を続けていく)
(やがて体をおこすと、巻髪の先を指でくるくるねじったりして指遊びをしながら)
(嫌がらせが通じていないと分かると、つまんない、というように口をとがらせるのだった)
……あらそう。
いっそ大きな怪我でもしてぽっくり逝ってくれればぁ、アタシとしても好都合なんだけどねぇ。
憎まれっ子世にはばかるっていうものねぇ、仕方ないっちゃあ、仕方ないことなのかしらぁ。
(だからきっとあたしも長生きしてるのねぇ、と愉快そうに一人で笑いながら)
そうね、調べればそりゃもちろん調べはつくわよぉ。
なんていったってあたし、これでもそういうことを職業にしてる人間なんだからねぇ。
(自分の指のマニキュアを眺めるようにしながら、「はあ」とひとつ溜息をついてみせて)
――じゃ、さっくり要件いきましょーか。
そろそろ、あの子のこと手放してほしいんだけど。
(にこやかに吐きだした言葉はしっかりとしていた。語尾も伸びていない)
(目の前にいる青年の顔をしっかりと見つめて―その精悍な顔がどのように変わるか見定めるように)