10/07/07 20:17:17 izKwmZ8X
>>271
ついでに剣糸ちゃんにもしれちゃったりしてねぇ?
あはっ、あのこ浮気性な男なんて大っきらいで、それはもう論外っていうかぁ。
そう言う感じだから、修羅場にでもなったらぁ、ごめんなさいねぇ?
(口ではごめんなさいといいながらも、どこかわくわくした様子で悪びれもなく言葉を吐く。
むしろ、この女としては最初からそれが目的だった、と言われてもあまり違和感がないかもしれない)
(彼がズボンの土ぼこりをはらったのを確認すると、れっつごーというようにさっさと歩きだした―)
(喫茶店の中は涼しく、そしていい匂いがした)
(シックな雰囲気のそこ。店員が人数を聞きに来れば「2」と手で示して――)
(二人用のテーブルに通されると、自分で椅子を引いて座る)
(はー、涼しいー、とでもいうように背もたれに背をもたれかければ、
次にはすっと姿勢をただして、その細い足を組み、どこか偉そうに座りなおしてから)
あー、あたしはアイスコーヒーひとつねぇ。
ついでにぃ、えっとねぇ……あ、このケーキももらえるかしらぁ。
コーリくんも遠慮なく頼んじゃっていいわよぉ。コーリくんの奢りなんだからねぇ。
遠慮しなぁい、遠慮しなぁい。
(細いベルトの腕時計をつけた右手をひらひらと振りながら、彼に注文を促す)
(メニューをひらくと彼の方がみやすいようにぐるりと回して、それをずいっと前に差し出したのだった)
【お早いお帰りで剣糸ちゃんが慌てつつも喜んでるわぁ。お待たせしてごめんなさいね】
【じゃあ、そういうことで。また何かあったら遠慮なくいってくれたらいいからねぇ】