10/07/04 16:43:55 aCMM2tAe
>>196
礼には及ばないよ。それに僕に比べれば君は相当すごいと思う。
変わらない限り、僕は普通の高校生程度にしか体は動かないからね…
(ぐいっと体を引いて起こすと、ベンチに置いた上着を羽織り、バッグを肩に引っ掛けて)
(向き直り、不意に真顔になると)
君は死んだらいけない。君に何かあったら、媛先輩は狂うよ。
気持ちも分からないでもないけど―危うい時に逃げるのは恥じゃない。
その場の感情に身を任せて自己満足で自分の身を危うくし、はかなくするのが正しいことだろうか?
生きていさえすればリベンジの機会もある、それの可能性の芽を全部潰してしまうほうが愚かな選択かもしれない。
(無理をしなければいけない状況、気持ちのままに乗り切らなければいけないこと、そういう修羅場があるのは百も承知。
それでもあえて小言めいたことをはっきり告げて―)
勝つことよりも生き残ること、明日を迎えることのほうが大事だってことは分かってほしい。
そのための手段は今日、少しだけど伝えたられたはずだと、僕は思ってるから。
(少し寂しそうな笑みを浮かべて距離を取って)
いろんなことを、考えてみてほしい。戦いのやり方でも、君のスタンスでも、なんでもいい。
まっすぐなばかりじゃそのやり方が折れたときに、どうしていいかわからなくなることもあるから―
(蛇足かもしれないが、自分の状況に照らし合わせてつい、そんな弱音めいた半端な言葉を投げかけて―
僕、なってないな、というように、かぶりを振った)