10/07/04 12:39:23 aCMM2tAe
>>180
おー、真正面から来たか、いいぞ少年。男はそーでなくっちゃな。
(こんな状況でも軽口を叩くのをやめない体は、しかしリラックスしていて、
まずは横薙ぎの小太刀を軽くバックステップしてやりすごす、
垂直に振り下ろされる斬撃にはこちらも踏み込み返し、腕が伸びきる前にこちらの小太刀で受け止め―
踏み込んだ分、相手に脚を回しきる余地を与えずに相手の足を自分の膝を上げて、こちらもブロック―
そこで第1ラウンド終了のアラームが鳴って)
ナイスコンビネーション、手を休めずに攻めダルマになるのもいい手だな。
ただ正面から行くばっかじゃ相手だって読めるし、突っ込んだ分自分も危険なのは承知しとけよ?
あとブロックの仕方は基本相手の回転の内側に入り込んで、回しきる前に抑えるか、
思いっきり後ずさって大きく距離をとるか、これもやるならハンパじゃなくてどっちかな。
(攻撃もそうだが、むしろ防御やフェイントの掛け方を教えるように解説して)
ちょいインターバルな、おめーさん、体は柔らかいほうか?
(くるりと後ろを向くと、自分の膝裏を手で抱え込み体を倒して脚の間からさかさまの顔を見せて)
関節の可動範囲を広げるのも重要な?ストレッチで少しずつ伸ばしてけば―
(今度は180度に股割り、そこから体を倒してぺったりと腹を地に着けてみせて)
いきなりここまでやれとはいわねーが、戦いの前後に体を解しとくのは重要な?
下手な筋トレよりストレッチのが100倍役にたつから。
【午後も引き続き大丈夫ならそろそろお昼休憩でどうだろう?
僕の方は郡くんの都合に合わせられるから時間はお任せでOK】
182:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 12:43:29 nZ8nO3MN
【了解。それじゃ、14時頃くらいからでいいか?】
183:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 12:45:21 aCMM2tAe
>>182
【それじゃ一応避難所にて合流してから空いてるスレを使うということでよろしくお願いします。
時間はそれで大丈夫、それではお昼に行ってきます。また後ほどお会いしましょう。】
184:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 12:47:14 nZ8nO3MN
【了解。それじゃ一度退却ーっ】
185:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 14:07:36 nZ8nO3MN
>>181
少年って、あんたな………。
(あんただって同じぐらいだろう、と言おうとしたところで疑問を抱く)
(果たしてこの〝不知火〟は幾つなのだろう?)
(年齢という概念は無いのかもしれない。ふとそんな疑問を抱いたが、すぐにかき消した)
(今この時点に至っては、関係ないことだったし、また時間があれば聞けばいいだろう)
――オッケー、了解した。
にしても、不知火。アンタってよほど戦い慣れてるんだな。
(ストレッチしている不知火を眺めながら、ふと年齢とは別に疑問に思ったことを口にした)
というか、あんた、何者なんだ?
水鏡さんとは別人格――、いや、別の存在っぽいし。
そもそも、水鏡さんとはどういう馴れ初めなんだ?
(全然分からない、と言わんばかりに大きく肩を竦ませて、軽く屈伸運動しながら尋ねて)
いや、別に話したくないことならいいんだけどよ。
……こうしてゆっくり話をする機会なんてないだろ?
俺と〝アンタ〟が出くわすとしたら、こうした『夜』しかないわけだしな。
(ぐっと大きく背伸びしながら、やれやれと手足をぶらぶらと振って)
186:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 14:08:10 nZ8nO3MN
【それじゃ、よろしく頼むぜ!】
187:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 14:18:27 aCMM2tAe
>>185
ん、オレ様指折り数えて千年は戦い続けてるし…って指がたりねーじゃねーか。
(真面目に答えるつもりはこれっぽちもないらしく、ニヤついたままで、
それでもストレッチのポイント・やり方をこと細かに口頭で伝えて)
そういう突っ込んだ質問されたのは始めてじゃねーが、それを知りたいなら、
学園ルートからフラグを立てて不知火クンの分岐に入ってもらわねーと。
…僕様ちゃんと別の存在でもあり、同一の存在でもある。
ほら、ジャパン的曖昧さのいいとこ取りだからさ、オレ様って。
(そういって誤魔化してしまって)
そんじゃ第2ラウンドな、オレ様が使って見せるからまずはそっちは防御、
そん次に実際オレ様に技を使ってみ?
オレ様武芸百般に通じちゃってっからさ、オールマイティってやつなのよ。
(再びアラームをセットすると、第2ラウンド開始。
今度は丁寧に、スピードを落として小太刀の受けと攻撃の仕方をゆっくりと演武してみせて、
ポイントポイントでコツをコーチしながら)
小太刀のデメリットはリーチが短いこと、メリットは小回りが利くことだあな。
攻防一体で受ける動きをそのまま相手に対する攻撃に繋げっと、なおスムーズだ。
(受け流して懐に入り込み攻撃、のタイミングを潜り込んで示して見せて)
急に全部できなくってかまわねーから、そういう動きもあるって幅を目で見て、体で感じてみな。
そうすりゃもっと戦いの視野が広がるはずだ。
何でも目の前だけ見てりゃいーってもんじゃねーぞ?
(口ではうるさく注文をつけながら、意外に丁寧なコーチングで体の使い方を修正していって)
【それでは午後の部もよろしくお願いします】
188:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 14:32:41 nZ8nO3MN
>>187
ま、普通に答えるとは期待してねーから、別にいいよ。
興味本位で聞いてみただけだしな。
(やれやれと呆れたようにため息をつきながら、かぶりを振り)
まあ、必要とあれば、その時は問い詰めてでも聞き出すから覚悟しておきな。
(冗談っぽく笑いながら、さてと、と一区切りすると、再度、木刀を握って)
へぇ、そりゃまた便利な身体で。
どれだけ腕達者なのかは分からねーけど、確かに、アンタのいうことは的を得てるからな。
少なくとも、アンタの言うことは信じても良さそうだ。……今回に限ってはな?
(おどけたように、レクチャーを受ける。)
(彼が何者で、何を考えているのかは知らないが、
彼の口にすることは、この模擬戦での言動については信用できそうだ)
それじゃまるで俺が目の前しか見てないみたいじゃねーか?
(くく、と笑みを溢しながらも、同意するように頷く)
流石に小太刀は何度も使ってるから、メリット・デメリットぐらいは把握しているさ。
ま、つまりは相手の攻撃をいなしながら、攻撃できる範囲まで踏み込めってことだろ?
やれないことはない、やってみるさ。何事もチャレンジってな。
(一挙一動、彼の動きに合わせながら、身体に体感させ、習得していく。
飲み込みが良いのは、生来の才能、あるいは今まで『夜』を経験してきた成果だろう)
189:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 14:47:10 aCMM2tAe
>>188
さっき他のやり方もあるのに、とっさに正面からつっこんで来ただろ?
思いっきりがいいのは大いに評価するが、何でも真っ正直にやるだけが方法じゃねーってことだ。
(今度は蹴り、どうせ懐に潜り込んだなら斬る・突くついでにこんなのどうだ?と、
振った腕の勢いのまま体ごとぶつけるような膝蹴りを見せて―)
闘いではいつも、ここはホットに―
(自分の胸に手を置いて見せてから、いきなりくるりとしゃがみこみながら背中を見せて、足元を払うような旋風脚を放つ)
こっちはクールに、な。
(とん、と頭を指さしてみせて)
突っ込むホットな自分と、それを背後から見て全体の状況を把握するクールな自分、
二つの自分を常に忘れんな。それとイメージトレーニングな。
自分の体がどこまで動くか、相手の攻撃はどういう軌道を描くか、
色んなバリエーションを想像するのも大事だぜ?
体も頭も、生き残るために使えるものは全部使う、とーぜんだろ?
ん、中々飲み込みがはえーな。伊達に場数を踏んでるわけじゃなさそーだ。
(主にコーチングに終わった第2ラウンドも終了する。
トリッキーな技から正当な受け・払い・攻撃まで、細かい修正も指摘して)
オレ様は異形を狩る者にはいつだって味方だぜ?
そんかわし、敵には一切容赦はしねーけど、な。
(そんな風に相手の言葉に答えると)
ファイナルラウンドは実践編な、オレ様もちょいっと本気で打ち込みいれっから。
あと残り10秒で短いアラーム鳴るようにしてみた。
最後にアレ、使ってこいや。
(瞬間的にすさまじい加速を見せた動きを使ってこい、と本気モードの模擬戦を提案して)
190:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 15:05:32 nZ8nO3MN
それが一番得意な方法だからさ。
やってみていて分かっただろうけど、俺、フェイントとか牽制とか苦手なんだよなぁ。
…いや、出来ないことはないけどさ。
ああ―、イメトレはよくやるぜ。
色んな行動パターンを考えておけってことか。
(状況判断にしろ、言うのは簡単だが実際にするのとではまた違う)
(イメージトレーニングにしても、経験を積まなくては、そのパターンは限られてしまう)
(要は経験も積め、と暗に言っているのだろうか)
ま、やれるだけやってみるさ。
出来ないと諦めてしまえば、そこで仕舞いだからな。
万が一に――、俺がアンタたちの敵に―、異形を討つ奴らの敵になるかもしれないってことさ。
ああ、もちろん、冗談だぜ? 冗談――。
(そう、冗談だ。冗談なのだが、どこか嫌な予感がする)
(気のせいだろう。今はそのことは考えないようにして、木刀を構えた)
了解、じゃあ、やれるだけやってみるぜ!
(開始の合図が始ると同時に地面を蹴り飛ばす。)
(やはり、一番最初の行動は突撃――、と思いきや、不知火の斜め前に踏み込んだ)
(真正面からよりは、斜め前の方が行動を読みにくい上にやや視界の死角になる)
(それも、此方の動きを把握していたらあまり意味は無いのだが)
(だが、それでも、そこから木刀をなぎ払い、不知火の横っ腹に打撃を叩き込もうとする)
(木刀を振るや否や、その勢いのまま、ハイキックを肩口を目掛けて放つ)
191:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 15:25:54 aCMM2tAe
>>190
自分の得意なパターンに持ち込むのも立派なやり方さ。
ただ、今は一対一だからいーけど、異形に囲まれた時に動きを止められないようにだけは注意な?
おめーさん、スピードでかき回すタイプだろ?
とっつかまってセールスポイント殺されたんじゃパワーで対抗するってわけにいかねーだろうし。
(実際的な答えを返してから、開始直前にやや人の悪い、ぞっとしない笑みを浮かべて)
万が一、そーゆーことになったら遠慮エシャクのかけらもいらねーから全力で掛かってこい。
オレ様も全力でブチ殺してやっから。万が一、の場合はな?
(小気味のいい速さでこちらに思い切りよく突っ込んでくる。
内心その速さに瞠目しながらきっちりと陽動を掛けてからのコンボに、
こちらは木刀を捨て、木刀を振る手首を受け流しざまに思い切り払い、
ハイキックをなんとか手で受け止め、膝を掴んだまま下に引き下ろすようにしてますます体勢を崩れさせて―
そのままするりと流れた体の背後に回りこみ、軽くこつん、と脇腹にパンチを入れる)
受け流す時は相手の体の内側にひっぱってやれば、こうやって重心を崩すおと同時で2倍お得ってな。
(そこからは卑怯な本気モード、相手の攻撃を待ち受ける形になり、
太一朗の攻撃を見極めることに専念しながら攻めに行った時にどこに隙が出来るか、
そしてその隙を少なくするにはどう改良すべきか、実戦コンビネーションをより洗練させるアドバイスを送っていく。
こちらから手を出さずリアクションに徹しているからこそできる芸当で)
もうちょっと…そう、重心を崩さない程度に上体と目線でフェイントを掛けるのもいい感じだ。
(密度の濃いコーチングをすると、残り10秒の前にとっさに距離を取る。
ぴぴっと電子音がなって最後の10秒―
超加速を使ってくる相手に対し、だらりと手を下げどこにも力みのない自然体で相手を待ちうける。
狙うはショートカウンター ―相手の早さ自体が、こちらの攻撃の初動の遅さをカバーして余りあるダメージになるはず。
こつんと肘か膝を合わせてやればいい)
(相手が技を使うタイミングが分かっているからこその卑怯千万な待ち伏せで、
自分のダメージは省みず相手を倒す、その気迫だけは静かに漲らせて、
おそらくそれでも突っ込んでくるであろう太一朗の気配を全身で感じ取ろうと、筋肉を弛緩させ体の力を抜いて待ち受ける)
192:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 15:47:09 nZ8nO3MN
>>191
あぁ、そうさせてもらう。
……まぁ、飽くまでもしもの話だからな。IFはIFのままにしておくのが一番だな。
――お?
(剣撃も蹴撃もどちらも、防がれると思わずバランスを崩されてしまう)
(何度か攻撃を繰り出すも、どれもが受け止められるか、いなされるかで、まともに有効な一打が決まらない)
(彼からのアドバイスを受けながらも、少しずつ彼の動きを把握しようと努めて、攻撃を繰り返す)
(だが、そうしている間にも時間は過ぎ、残り10秒を知らせるアラーム音が鳴り響く――)
ったく、やりにくいったらありゃしねえ。
ま、此処まで防御されるなら逆に、思い切りやりやすいってもんだ。
じゃあ、約束通り、行くぜ――……… … … 。
(無呼吸の瞬き。ある日を境にして偶然覚醒し、自身がそう名づけた力。
何度となく使ってきた力だ。)
(この力の本質は『集中力』であり、それに伴う『感覚の鋭敏化』である。加速はその結果の副産物に過ぎない)
(故に、彼へ一撃を与えられるほどの加速が得られるかどうかは分からない、だが――息を止めて、
息をすることを忘れるほど、集中力を高めて行動した)
(――1秒)
(もちろん、突撃だ。この力を使っている間は0.1秒たりとて無駄には出来ない。
下手に距離を図っていれば、それこそ彼のいう『中途半端』になってしまう)
(――2秒)
(木刀を握り勢いよく、突きを放つ――が、それは彼まで届かない。牽制だ。
もし、彼がこの『加速』している動きを把握できるとするなら、敢えてそれを利用するのも手だ)
(おそらく、視界ではなく、気配あるいは聴力などその他の感覚を用いて、こちらの動きを捉えようとするだろう。
その研ぎ澄まされた感覚を逆手にとって、惑わそうとする)
(――3秒)
(突きを放った木刀をそのまま下方に振り払いながら、不知火の側面へ跳び抜ける)
(どこで、一撃を放つか。そう時間制限は長くは無い。だが迂闊に踏み込めば、防がれるのは目に見えている)
(そのまま、再度飛び抜け、彼の後方へと跳躍する)
(――4秒)
(息苦しくなってきた。肺が膨張し、焼けてしまいそうだった)
(だが、それでもなお、集中力を途切れさせない。ぐっっと大きく踏み出し)
(――5秒)
(木刀の鋭い突きを、彼へと放った)
193:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 15:57:48 aCMM2tAe
>>192
(動きを目で捉えることは、不可能だった。
細かい動作まで把握しきることはとても出来ず、ただひたすら自分の制空圏内に入ってくる「気配」のみに気を配り―
こちらに向け「突き」を放ってくる、やはりそう来たか、言葉にならない思考で相手の行動をなぞりながらも、
突き自体を回避しようとはしない―今回の目的は皮を切らせて肉を断ち、
肉を切らせて骨を断ち、骨を切らせれば相手の命を断つ―ダメージ無視のカウンターだから)
(かろうじて背後に回った気配を察する、が、突きについ反応しようとした体ではとても振り向いている暇はない。
鋭い気配を背中に感じる―このまま背後から突き貫くつもりか、所詮は木刀と覚悟を決め、
防御をかなぐり捨て右肘を相手の頭と思しきあたりに―
かろうじて合わせられたか?それぐらいに反応するのが精一杯だった。
まあ、生木だしつっつかれてもたいしたことにはならねーだろ、とかろうじて体を捻り、
手ごたえがあるようなら肘を振りぬかないよう、適当なところでくいっと止めるつもりで、
太一朗の攻撃を迎撃しようとして―)
194:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 16:08:21 nZ8nO3MN
(その結果は――中途半端な、相打ちだった)
(突きは背中に命中はせず、掠める程度に終わってしまった)
(そして、彼の肘撃ちは頭には直撃しなかったものの、肩に減り込んでおり――)
(実践であれば、不知火の肘撃ちの方が多大なダメージを齎すのは明らかであった)
(そして、時間切れ)
(がくりと膝をついて、肺の中の空気を一気に吐き出す)
――っ、はぁ、はぁ、はぁ……っ、くう……やっぱ、苦し…な。
へへ……やっぱりやるだけのことはあるな。
『あの状態』で、俺に攻撃をヒットさせるとは……予想はしていたけど、
此処まで的確に狙ってくるとは思ってなかったぜ…。
(地べたに転がりながら、荒くなっている呼吸を整えつつ、苦笑して、不知火を見上げる)
はぁぁ……ちょっとはフェイントをかけたつもりだったんだけどな。
やっぱり不十分だったか。
(5秒。それがあの力を使用できる今現時点での時間制限だ)
(もう少し鍛錬を積めば、その時間も延びるだろうが、それはそれ。
その5秒内に精一杯行動したのが、この結果だった)
195:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 16:21:38 aCMM2tAe
>>194
いんや、今回オレ様ズルしたからな。
間違いなくそのタイミングで攻撃くるって分かってればいくらでも対処のしようがあるだろ?
(ちらっと本来なら刃がかすめたはずの脇腹を見やって)
どんな攻撃だって無敵じゃねーってことだ。
油断大敵、勝って兜の緒を締めろとか、そーゆーのをやってみたかっただけだから。
(ひょいっと肩をすくめると、見かけより余裕はなかった背中に軽く冷や汗を掻いているのに苦笑して)
総評としては攻撃は90点だが防御は45点ってとこ、かな。
長所を伸ばして攻撃100点になれば相対的に防御30点とかそれ以下に出来るだろーから、これからも精進しな。
(そこでファイナルラウンドのアラームがなって)
ま、これでおヒメさんと約束した義理は果たしたってことで。
なかなか筋はいいからこれからも励めよ、バンダナ、あばよ。
(ひらひらと手を振って、別れの挨拶。全身に浮いた紋様がすうっと薄れていって―)
(自分の体力的にはそれほどのダメージはない、軽くひざが崩れかけたものの、踏ん張ることが出来る程度で、
相手の呼吸も落ち着いたかな?そのタイミングで左手を差し出す)
結局いいの入らなかったから、肩は大丈夫だと思うけど…立てるかい?
(手ごたえからそれほど深くはヒットしてないはず、と思いながらも、
相手が身を起こすのに手を貸そうとして)
196:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 16:31:14 nZ8nO3MN
>>195
いやいや……そう簡単に出来る芸当でもないだろ…。
(言うは易しだが、実際やってみるとなると、かなりの反射神経が必要とされるだろう)
(だがそれを言うと、やはりこの男は曖昧に笑って誤魔化すだろう。だから苦笑して返した)
あぁ、それもそうだな。特に俺の場合、使ったら、思うように身動きが取れなくなっちまうからな。
これも、場合と状況に応じて使いこなさないとな。
う……防御がかなり辛口だな。
(まぁ、それだけの自覚はあるのだが)
ああ、サンキューな。
ま、今度機会があれば、何か美味しいものでも奢ってやるよ。
じゃあな。勉強になったぜ。
(まだ疲労が取れないため、寝そべったまま、手を軽く振って不知火に別れを告げる)
ああ、お陰さまで………サンキュー。
(恭弥の手を借りて、なんとか起き上がり、大きく深呼吸する)
(ある程度息も整えられ、小さくため息をつく)
やれやれ……水鏡さんもありがとうな。わざわざ俺に付き合ってくれてよ。
(立ち上がると、土ぼこりを払いながら、感謝を示して)
197:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 16:43:55 aCMM2tAe
>>196
礼には及ばないよ。それに僕に比べれば君は相当すごいと思う。
変わらない限り、僕は普通の高校生程度にしか体は動かないからね…
(ぐいっと体を引いて起こすと、ベンチに置いた上着を羽織り、バッグを肩に引っ掛けて)
(向き直り、不意に真顔になると)
君は死んだらいけない。君に何かあったら、媛先輩は狂うよ。
気持ちも分からないでもないけど―危うい時に逃げるのは恥じゃない。
その場の感情に身を任せて自己満足で自分の身を危うくし、はかなくするのが正しいことだろうか?
生きていさえすればリベンジの機会もある、それの可能性の芽を全部潰してしまうほうが愚かな選択かもしれない。
(無理をしなければいけない状況、気持ちのままに乗り切らなければいけないこと、そういう修羅場があるのは百も承知。
それでもあえて小言めいたことをはっきり告げて―)
勝つことよりも生き残ること、明日を迎えることのほうが大事だってことは分かってほしい。
そのための手段は今日、少しだけど伝えたられたはずだと、僕は思ってるから。
(少し寂しそうな笑みを浮かべて距離を取って)
いろんなことを、考えてみてほしい。戦いのやり方でも、君のスタンスでも、なんでもいい。
まっすぐなばかりじゃそのやり方が折れたときに、どうしていいかわからなくなることもあるから―
(蛇足かもしれないが、自分の状況に照らし合わせてつい、そんな弱音めいた半端な言葉を投げかけて―
僕、なってないな、というように、かぶりを振った)
198:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 17:01:46 nZ8nO3MN
>>197
分かってるさ。
――その言葉、俺よりもあの人に言ってやってくれ。
あの人は、深凪以外の世界を知らなさ過ぎるんだ。
そこにあるはずの幸せさえ、気づかずに――、いや、知らずにさえいる。
それに、そういう危ういところがあるのは、俺よりもあの人の方だって―アンタも知ってるんだろ?
(彼女と接していれば、気づく人間は少なくないはずだ)
(感情に身を任せて自己満足で、という部分においては彼女は正反対なのだが)
――それでも、心配しちまうんだよな。俺は。
それに、葵さんが死ねば、俺も気が触れるかもしれないしな。
ま、必要以上に気負うつもりは更々ないさ。
本気で、無理をしようと思ってたら、深凪なり何なり、そういう場所にいるさ。
それがここでぶらぶらしてるってのは、良くも悪くも『自己満足』のレベルに留めてるってことだぜ?
…それでも、自身の考えが折れた時は、考えるさ。
答えがないのかもしれない、けど、それでも諦めたらそこで終わりだからな。
諦めてしまえば、もちろん、楽になるだろうけど――。
(それが出来たら苦労はしないよな、と曖昧に笑いながら、首をこきこきと鳴らして)
水鏡さんの忠告は素直に聞いておくさ。
忠告を無視して、そのツケが回ってきたんじゃ、滑稽にも程があるからな。
さ――、暗い話ばかりしてないで、帰ろうぜ? 明日も学校があるんだしさ。
(ぽんっと気軽に、水鏡の背中を押しながら、笑いかけて)
199:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 17:10:28 aCMM2tAe
>>198
言って聞くかどうかは、君のほうがよく知ってるだろう?
だから僕は周りの人になるべくあの人に、世界は夜だけでできてるわけじゃないってことを、
何度でも言って分からせてあげて欲しいんだ―
僕じゃ何をいっても、あの人にわかってもらえそうにないから、ね。
(ほんの少しだけ、背中に手を掛けてくれる暖かさにほだされそうになって、
一瞬だけ肩を軽く抱いて感謝を示すと)
(今度は拒絶するように、名残惜しげだったがはっきりと手を突いて、身を離して)
また無事で、お互い会えるといいね。
くれぐれも自分の身には気をつけて…それじゃ。
(後ははっきりと背中で相手を拒絶して、背を丸めてとぼとぼと、帰路を辿って―)
【というところで、僕の方は締めにしたいと思う。レスするもしないも郡くんにお任せで】
200:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 17:19:36 nZ8nO3MN
>>199
俺が言って聞く人なら、こんな話、わざわざしないさ――。
でも、そうだな。『諦めたらそこで終わり』だからな。
だから、水鏡さんも説得してくれよ?
(そう苦笑を浮かべながら、腰のベルトに差した小太刀の柄に触れて)
―お?
ああ、無事に会えるさ。会おうと思えば幾らでもな。
あんたが言ったんだろ? 『勝つことよりも生き残ること、明日を迎えることのほうが大事だ』ってさ。
何があっても、生き残ってやるさ。だから、あんたもな。
(ふっと口元を綻ばせながら、その背中を見送って、自身も帰路へと就いた)
【それじゃ、これで此方も締めってことで!】
【こういうロールはなんだか新鮮だったぜっ】
【今日は長時間付き合ってくれてありがとうな! また機会があればよろしくーっ】
【お疲れ様っ!】
201:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 17:21:30 aCMM2tAe
>>200
【ぎすぎすしないで出来るロールだったから、僕も大満足できた。
こちらこそ、お相手ありがとう。またの機会があったら是非、よろしくお願いするよ。
ではこれにてスレッドをお返しします】
202:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 19:09:24 aSmZAXmK
【ロールのためにお借りしますねぇ】
203:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/04 19:10:12 WlTKeqTs
【奏先輩とのロールの解凍に使いますっ】
【今日もよろしくお願いしますー】
>>164 の続き
へぇ……?
都市伝説ですかぁ……。
(面白い事をする高校生の先輩なんだなぁと思いつつ、学内誌で取り上げられていたことを聞くと菫は顔を明るくした。
きっと、兄ことが知られていることに気を良くしたのだろう)
ええ、おにーは風邪をひいたらしいです。
たまーにそういう無茶をするんですよね……。
僕は心配だから、やめてほしいんだけどなぁ……。
(口をへの字に曲げつつ、ため息を一つついた)
「ううん……」
(妹に倒されて軽く頭を振りつつ、起き上がる馨。
すっかりパジャマはびしょ濡れで、汗をかいていたことがわかる)
「いやいや……そんなことされたらたまりませんし。
それに、ご飯はちゃんと食べてますよ……。
量が少しいつもより減ってはいますけどね」
おにー、汗でびしょびしょだよ?
着替えないの?
「着替え用にも……ああ、体操着でもいっか……あとでするよ。
それで……なんで菫と奏先輩が一緒なんだ……?」
(自分に接点はあっても、この二人が繋がることがかなり難しい。
それゆえに、唐突ではあるが、当然と言える疑問が馨の口から語られる)
204:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 19:24:18 aSmZAXmK
ふむ………
(確かに元気そうではあったが、身なりはよろしくない状態だった。
ぱっと見ただけでも湿り気を帯びていることがわかるし、首元なんかには
汗が浮かぶ様子が見て取れる。)
妹さん、着替えさせてください。
私、体操着とタオル取りに行きます―あ。それともご両親から着替えとかもらってきてます?
このままにしておけば前y―馨君の命に関わります。
遠慮なしにごーです。
(なんとなく服が入ってそうな場所に目をつけるとそちらに歩みを進めていって)
菫ちゃん………というのですか妹さんは。菫ちゃんとは正門で会いました。
男子寮の位置がわからなかったそうで不肖ながら私が案内させてもらいました。
(口を動かしながらその辺りにあった棚を撫でて―)
205:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 19:24:56 aSmZAXmK
【よろしくお願いしますっ!(ぺこー)】
206:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/04 19:37:47 WlTKeqTs
「はっ!?
いや、着替えぐらいは一人でできますから……それなら、ちょっと二人とも外に出てください!」
(奏先輩の言葉を聞き、びっくりした様子で答える。
しかし、慌てる様子の兄に対して妹は疑問符を浮かべる)
なんでー?
おにーは気にしなくても……。
「気にするのっ!」
(慌てた様子で応えると、二人を一度部屋の外で待たせようと、入口を示す。
留まろうとする菫を、馨は無理に追い出そうとする)
「先輩、命にかかわるのは大げさですよ……。
とりあえず、着替えるので先輩も一度外に出ていただけますか?
菫が先輩に会った経緯もわかりましたし……」
(お見舞いに来るなら場所をちゃんと分っておきなよ、と呟きつつ、奏先輩が目をつけた棚に近づき、その引き出しをあける。
すると、その引き出しからは着替えと思われる複数の服が目に入る)
207:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 19:53:21 aSmZAXmK
(馨が棚を空けるタイミングで適当に着替えと思わしき服をいくつか見繕うと
妹の菫に投げてよこして)
歩き回れるほど元気なのはわかりましたけれど、治りかけの時こそ寝ているべきですよ。
というわけで大人しく菫ちゃんに手伝ってもらうこと。
じゃないと私は部屋に留まってしまいます―ソレがいやならお布団に戻った戻った。
(馨の肩に手を添えて布団があるほうへ体を向けさせ、耳元に口を寄せ囁く
「そういうことできない人たちだっているんですから。」―と
兄が行方をくらませてしまった自分はもちろん、自らの手で姉を殺めてしまった紅裂拓兎、両親が死んでしまったという瑞谷愛華
兵部晶、何らかの形で道をあやまってしまった葛森梨香など
そういうことができないものがゴマンといる―そういう人たちの分まで家族とのふれあいを大切にして欲しかった。)
(だから、声音が必要以上に真剣になってしまうから、なるべく菫に聞かれない様に、それでも馨に聞こえるように―)
こう見えて「おにー」も年頃ですから、素直になれないですが……
菫ちゃんはちゃんと手伝ってあげてください。馨くんは弱ってるときくらい菫ちゃんに甘えること。
じゃあ、私は部屋から出てますので終わったら呼び出してくださいねぇ~
(後半部分はほとんど菫に告げながら
部屋の扉を開け部屋から出ると後ろ手に扉を閉めて、ドアにもたれかかった。)
208:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/04 20:01:46 WlTKeqTs
「寝ているべきとか、そういうんじゃなくて……むぅ・……」
(無理矢理でも菫に手伝わせようとする奏先輩に、馨は口を尖らせつつ黙ってしまう。
ベッドの布団を直しつつ、黙ってそこに座る。
それを見た菫は、さっさと馨に近づいてきた。
しかし、馨は奏先輩の顔を見てびっくりした表情を浮かべ……素直な顔になった)
先輩、僕におにーが必要とか、変なこと言わないでくださいよ……。
でも、ちゃんと僕が着替えさせますから。
(少し赤い顔を浮かべつつ、素直に応じる馨。
一方で、菫も菫ですぐに着替えに取り掛かろうとした)
はーい、終わったら呼びますからー。
(たっぷり10分ぐらい経過しただろうか)
できましたよー。
(中から、そんな声が聞こえた。
更に、それと同時に菫が部屋から顔を出した)
ちょっと、買い物に行ってきますねー。
おにーに買い物を頼まれたのでー。
(そう言うと、とっとと菫は廊下を歩いていく)
209:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 20:15:19 aSmZAXmK
ご苦労様でした、流石に抵抗があったみたいですねぇ……
ええと、この近くの地形わかりますかね?
(迷ったらことだし、正直一人で行かせるのは躊躇われた―が
病人を一人にするのも躊躇われた。)
困ったら此処に来る前に交番がありましたよね、そこに頼るといいと思いますよ。
じゃあ、怪我しないようにしてくださいねぇ………お気をつけて。
(少しだけ考えた後にその辺りは馨のほうもわかっていると信じることにして
廊下を歩く後ろ姿を見送り、部屋の中にはいった。)
さて、改めてこんにちは。
お加減はいいようですのでこの際置いておきましょう………
この時期に風邪なんて珍しいですね。
雨の中濡れた子犬でも見かけて、傘でも上げちゃいましたか?
それでもやっぱりダメで助けようとして色々無茶をしたとか?
(冗談めかしてそんなことを語りながら部屋の扉を閉めて
家具の様子なんかが明らかに変っているところは同室の子の私物かな
などと当りをつける。)
210:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 20:20:42 WlTKeqTs
「あっ大丈夫ですよー。
僕は先輩みたいに、方向音痴じゃありませんからー!」
(面白おかしく笑いながら、菫は廊下を駆けていく。
すぐに、菫の姿が見えなくなった)
はい、こんにちは。
なんだか心配かけちゃったみたいですねぇ……。
(あはは、と苦笑を浮かべつつ、すっかり綺麗になった姿で頬を掻いた)
ん……まぁそんなことです……。
というか……先輩は事情聞いてなかったんですかね……?
(使った施設を考えると、すぐに先輩の耳に入りそうなものだった。
そう考えると……今のセリフは鎌かけだったのだろうか、とちらりと考える)
ん……ああ、そうそう、先輩の宗家の場所を教えていただきたいのですが……。
211:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 20:33:21 aSmZAXmK
―なるほど、しっかりした妹さんです。
まぁ、なんというか………お兄ちゃんのことが好きなんですねぇ。
(ホントにきっちり着替えさせた姿を見て感心して
なんとなく兄とともにあるために色々したんだろうかとかそんなことを考える。)
……?
今回前山くんが風邪を引いたことですか?
何で私ならわかるんですか、せいぜい私がわかるのは先日前山君が精霊型の異形を保護してくれたってことくらいですよ。
アレから連絡があったときはすこしおどろきましたけどねぇ
「また怪我でもしたのかー」って。
(口元を押さえてクスクスと笑い)
それじゃあ、彼女を保護した時に雨でも降ってたんですか?ソレは大変でしたねぇ………
―…………何故です?
(「宗家」―言うまでもなく自分の実家「奏宗家」のことだ。
明らかに一般人である彼が何故そんなことを聞くのか―たとえ理由があっても
やすやすと教えられるものでもないのだが。)
(思わず目を細めて、前山君を観察して――)
212:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 20:43:38 WlTKeqTs
ん……それはそれで可愛いんですけどねぇ……。
あんな調子で人懐っこいというか……。
男っぽいところを、どうにかしたいなぁ、なーんて思っているんですけど。
(あはは、と苦笑を浮かべつつ、兄バカなところを見せる馨。
しかし、一人でお使いに出したのが少し気になるのか、不安げな表情を見せた)
ん……ああ、その子、その……何も身につけてなかったんですよ。
それで、俺が来ていた服を着せたのはいいんですが……それで風邪ひきました。
(胸を張って、というくらいにきっぱりと言う馨。
その言葉からは、後悔していませんという意思表示にも聞こえた)
えーと……実際に今俺はその子を連れていないわけです。
となると、どこかにその子を預けているわけですが……その、先日の彼のところに預けたんですよ。
ですが、彼は「厄介事は嫌」と言っていたので……今居るであろうところは、多分そこだろうな、と考えたわけです。
やっぱり、あの子のこと気になるんで……会いに行ってあげたいですし。
……しかし、情報早いですねぇ……。
(思わず苦笑を浮かべる馨。
奏先輩に教えてもらった施設を使ったのだから当然と言えたが……それでも、驚きを隠せないほどだった)
213:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 21:01:20 aSmZAXmK
(会話の内容からだから買い物を頼んだのか、と納得した。
流石に夜の話を妹に聞かせて巻き込むわけにもいかないだろうし
となればいまはすっかり無人のスペースの受任がいつ帰ってくるかが問題になる。)
(そんなことを考えながら今在る情報を頭の中で整理して―)
そうですか………その様子ですと後悔はしていないようで。
こちらも私のことと貴方の風邪がつながりましたので……なるほどなるほど、そんなわけですか。
………はずれです。「宗家」には異形を養う施設はありません。
ただ奏家の重要人物が集まる家ですから―そんなところにいつ暴れるかわからないモノを置いておけるわけないでしょう?
いるとしても一部の重要な異形だけになってます。
………それに「会いにいってあげたい」ですか。
(一つ、吐息が唇から漏れる。
酷く冷えた瞳で前山を見つめて―)
自分の無力をわかったのにですか?足掻く事すらできないことがわかったのに、ですか?
彼女、貴方が去った後酷く暴れたそうですよ。怯えながらいなくなった貴方を探してたんでしょうね。
――コレは私の見解なのですけれど、貴方は彼女に会わない方がいい。
(多分彼女は人を信じたことを酷く後悔して、前山をひどく恨んでいるんじゃないかと思う
会ったら両方傷つく、多分。)
214:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 21:13:49 WlTKeqTs
まぁ……こんな簡単に風邪ひくとは思っていなかったわけですけど……。
(奏先輩の顔を見てあはは、と頬を掻く。
まさかそんなことになると思っていなかったらしく、それ以上言及することを避けた)
……あれ、そういうことでしたか……。
ん……ということは……先輩、その子がどこに居るのか知っていますね。
……暴れたんですか……。
(むぅ、と口を噤む馨。
まさか、そんなことになったと思わず、頭を抱えてしまう。
となると、実際に会って謝りたいという気持ちがかなり強くなってしまった)
それは……先輩の見解、ですよね……。
もっと詳しい理由を教えてください。
俺は……その子に会って、謝りたいですけど。
215:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 21:32:37 aSmZAXmK
けれど、「宗家」という単語を覚えていて、ソレを知るであろう人物―私に
その話を持ちかけたことは正解です。おねーさん二重丸上げちゃいます。
宗家が管理する土地にいるということは知っていますけど詳しい場所はわかりません
担当したのはあの腐れ外道ですし………
私かあの外道が「宗家」にいえばこっちのほうにつれてきてもらえるとは思いますけれど………
(冷えた視線は相変わらずで、前山の一挙一動を見つめ言葉を噛み締め………)
自分が無力だとは思っていいないから?足掻けると思うから?
謝るという行為で満たされるのなんだと思います?言葉も理解できない彼女の何が満たされるんです?
(辛辣な言葉を選ぶ。前山を試すように
自身の無力を理解していないから答えなかったのか?善は振るえず偽善しか振るえない。)
(それでも躊躇わず偽善をかざすことはできるのか―と)
―正直、私は貴方がこれ以上夜にかかわること自体反対です。
貴方は傷つくから、前に言ったとおりです………貴方が傷つくのは私も悲しい。
216:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 21:47:32 WlTKeqTs
……ということは……先輩も場所を全て知っているわけではないんですね……。
(先輩の言葉を聞きつつ、意外そうな表情をする馨。
となると、あの医者は必ずしも奏先輩に全て協力しているわけではなく、先輩も家の全てを教えてもらえているわけではないのだな、と推測する。
そう考えると、二重丸をもらえたところで中間点までしかもらえていないような、そんなイメージを持った)
むぅ……。
それは……失礼ですが、先輩の勝手なイメージだと思います。
俺だって、今まで夜で生活してきました。
ですが、そうしているということは傷つくこともあるということです。
どんな人の人生だって……そうしないで済むと言うのは無理な話です。
なので……それは、先輩のエゴだと思います。
(反抗的な視線をした犬は、じろりと先輩を睨む。
奏先輩の言葉が逆鱗に触れたということもあるのだろうが、馨も強い口調でそう返した)
217:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 22:04:27 aSmZAXmK
くすっ………そうですね、私は自身の家の事を何も教えてもらってんません。
知ろうともしませんでした。だから今このざまなんです。
(兄を留めることすらでなかったこと、≪深凪≫八席と会うまで次期当主の自覚がもてなかったこと
自嘲すべき点がいくつも上がった………それらが心中に浮かぶために自嘲して)
――けれど、私は全てを手に入れます。
(その上で力強く言う、「全てを望む」と。
のしかかる全てを背負い、押しつぶされず立ってやる―と。)
………また答えない。
前山君は頭がいいですね、アレが言ってたとおりです………すぐに正しい答えを出せる。
けれどそれ故に消極的にしか動けない――
………私のエゴだとかそういうことは良いんです。というかソレを指摘して貴方は私に何を言わせたいんですか?
私は貴方から見た私の言葉の感想なんか求めてませんから。
貴方は何を理解して、それでもどういう意思をもっているか………ソレを聞きたいんです。
(今はまだ横にしっかりとした橋がある状態だ。
ソレをわざわざ今にも崩れそうな吊橋を渡らせるまねはしたくない―情報さえ持っていれば正しいことを見分けられる
人間であるなら尚更だ。)
218:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 22:12:45 WlTKeqTs
…………。
(そんな自覚のある人間が説教をする姿に、更に神経を逆なでさせられる。
頭の上にかーっと血が上る感触を頭の隅で思いつつ、歯を食いしばって必死に自分を抑えつけていた)
……あそこまで言ったのなら、自ずと言いたいことはわかると思ったのですが。
自分が無力ということは知っています。
ですが、それを知って更に進まないとそこから先には行けないと思っています。
これは俺自身の無数に存在する試練の一つなんです。
その子と向かい合って、ちゃんと理解してもらわなければいけません。
(相変わらず、反抗的な視線を向けつつ……更に顎に力が籠もる)
(やがて、廊下の方から軽快な足音が聞こえてきた)
219:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 22:36:02 aSmZAXmK
(今にも牙をむきそうな姿にふぅ、と一息肩を竦めて
腕を組み、肘の辺りを撫でる)
やっと聞けた………そうです、ソレです。
その気持ちが大事です。貴方は無力なんです、誰だって無力なんです。
そんな自分を支えるのは意思なんです。
意思をもって言葉にして、ソレを貫かないと誰も何もわかってくれません………
―それだけの意思があるようなら大丈夫ですかねぇ
(散々自分を蔑んできたものに反抗する、自らの思うことを正しいと信じる眼に笑みを浮かべて)
ただ、彼女………かなり参ってるみたいです。
ヒトというヒトを拒絶してます。向かい合っても何もわかってもらえず、最悪貴方はなに得られないもしれません。
―それでも、貴方は戦いますか?
(足音が近づいてくる―最後の一言、これを聞いたら自分は自分がするべきことをするだけだ。
その最終確認、この足音は答えるまでの制限時間――)
220:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 22:46:51 WlTKeqTs
あたりまえじゃないですか……。
俺は絶対戦います。
そうでないと、こうまでして先輩に反抗した理由がありませんから。
(しっかりと頷く馨)
(その瞬間、がちゃりと部屋の扉が開いた)
「あれ、おにー、まだ起きてたの?
もう、ちゃんと寝ないと駄目だよー」
(汗のにおいを軽く周囲に漂わせつつ、菫は馨に近づいておでことおでこをくっつけた。
そして、そっと熱を測っている)
「まだちょっと熱あるかな……。
……あれ、二人とも、何難しい顔しているの……?」
(部屋で何を話されていたのか全く知らない菫は、興味ありそうな様子で尋ねる。
そして、顔の様子をうかがいつつ、コンビニで購入してきたものを出し始めた。
栄養ドリンク、冷えぴた、そしてスポーツドリンクなど。
テキパキとそれらを出すと、栄養ドリンクのキャップを外し、馨にはい、と差し出した)
……そこまでしなくても飲めるっつの。
(ぶつくさと呟きつつ、菫から受け取ったドリンクを飲む)
221:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 22:51:17 WlTKeqTs
【む……すみません、今日は疲労がたまっていてそろそろ限界っぽいです……】
【再度凍結をお願いできませんか?】
222:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 23:07:23 aSmZAXmK
(―やるべきことは決まった。
どうか負けないで欲しい。例え自分の無力に直面したとしても決して諦めないでほしい。
あの言葉が吐けたのならそれができるはずだから)
……ふふっ、菫ちゃんが遅いものですから前y―馨君が心配していたみたいです。
もう大変だったんですよ「探しにいく!」って布団から出ようとするんですから
おねーさん思わず困ってしまいました。
(頬に手を当てて苦笑して真顔ででたらめをでっち上げ―)
さて、案内も終わりましたし馨君も元気なことがわかりましたし………
しっかり治してくださいね?
(立ち上がってから視線を馨に向ける。手配はしておくから体調は整えておけ、と。)
ではでは、兄妹水入らずでがんばってくださいませ、妹に風邪を移すダメなおにーにならないようにしてくださいねぇ
お先に失礼します
(ペコリ。と頭を下げるとそのままその部屋を後にして―)
(その帰り道、永久は携帯片手に女子寮への道を行く
しかるべきところへの連絡―再び前山馨と異形少女を引き合わせるための手配。)
―………はい、「炎使いの少年」と再び………はい。わかってます、けど………
(振り返り、今まで歩いてきた道を辿ったその先にあった姿を思い浮かべながら言葉を紡ぐ
楽しげに口元を吊り上げて、受話器越しに聞こえる反対の声に対して言う)
―案外、彼なら全て上手くいくやも知れません――
【こんなところで私は〆ですっ】
223:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 23:08:12 aSmZAXmK
【と、リロミスっ】
【ええと、ではアレで締めということでレスは不要―ということでいいですか?】
224:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 23:11:10 WlTKeqTs
>>223
【>>222の先輩のレスで締まっているので、それで〆ということでいいと思います】
【これ以上何かを足すと、本編が終わってないのに次回予告が入って、しかもさらに本編が続くと言う蛇足な感がぬぐえませんからね】
【ということで、数日にわたってお相手していただきまして、ありがとうございました】
【次としては……馨が、あの異形の少女と対峙する感じになりますかねー】
225:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/04 23:15:53 aSmZAXmK
【はいな、まぁ………頑張ってくださいませっ】
【数日に渡りお疲れ様でした、お先に失礼しますっ】
【それでは私からはスレを返しますねぇ】
226:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/04 23:19:46 WlTKeqTs
【こちらこそ、ありがとうございましたー】
【異形の少女編はまだまだ続きそうですねー】
【では、こちらもスレをお返しします】
【今日も御苦労さまでしたー】
227:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/04 23:31:32 gMeC3LAp
【名前】天羽 都(あもう みやこ) ※愛称はみゃこ
【年齢】13歳(中等部第二学年)
【性別】女
【身長】148cm(寝た状態での測定で正確ではない)
【3サイズ】B75/W52/H76、けっこう着痩せする方
【容貌】
栗色のさらさらショートに赤いヘアバンド、色白で目や鼻など顔立ちが全般的に丸く幼い感じ
制服に長めのエプロン、サイハイソックスに隠された部分は傷跡や手術痕で覆われている
URLリンク(okms.h.fc2.com)
【能力】
・異能に分類される様々な力の増幅/抑制
都に直接触れている対象の【能力】が増幅したり抑制されたりする。
効果はランダムで強く発揮することもあれば何も起きないこともある。
例:魔法の制御が正確になる、機械の動作が不調になる
・生物が持つ一般的な力の増幅/抑制
都の手料理を食べた者は、異能に限らない様々な力が増減する。
胃に残っている間だけ作用し、効果は都の感情や意志に左右される。
一般的な範疇内であり、生物的限界を越えるようなことはない。
例:マラソンで自己ベストを出す、試験で暗算を間違える
※発動と効果はロール相手の方に一任です。
【希望】日常、怪異との遭遇 ※エロールと戦闘は要相談
【NG】猟奇凌辱、強姦、SM、グロ
【弱点】両足不随で車椅子生活、戦闘能力なし
【備考】
十年前、学園教師である両親と共にどこかから旧校舎の屋上へ転落、
下敷きとなった両親のお陰で命は取り留めたものの後遺症で両足不随となる。
引き取り手がなかったため学生寮の寮母に引き取られて学園へ通っている。
明朗活発、世話好きで少し頑固、まっすぐ真当な性格。
料理部所属で自称エース、義母(寮母)仕込みの料理は学内でも評判。
事件のことは覚えていないが両親の幽霊が旧校舎へ出る噂を知って調べ始めた。
【最近の状況や重要な出来事】
・つい最近まで能力を自覚していなかった。
・憧れていた迫水直と伊織津綺子が付き合っていると知って失恋。
・失恋時に一つ目の能力を自覚したが制御できないのは相変わらず。
・綾香お姉ちゃんがとにかく無事でいることを陰ながら祈っている。
・正ちゃん先輩の自宅に下着を置き忘れた。
・旧校舎で両親の幽霊を目撃、少しだけ母に憑かれた。
・紫からプレゼントされた十字架のお守りに仕込まれた発信機は久遠ゆりかに渡る。
・二つ目の能力を知ったショックで料理できなくなるが、伊織津綺子とのわだかまりを解いて再開。
・大怪我をしたお稲荷様の使いに憑かれている。
・はぐれ退魔刀の暴走に二度遭遇した。
・都の偽物が出現していたが、水鏡恭弥/不知火に退治された。
【プロフ投下落ちです】
228:隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6
10/07/04 23:51:14 7260iakZ
【名前】隙屋 量子(すきや・りょうこ)
【年齢】17(高等部2年)
【性別】女
【身長】161センチ
【3サイズ】78、55、80
【容貌】黒髪のおかっぱ、眼も黒。夜型なので、いつも眠そう。肌が白いのが自慢。
夜間外出時には、黒いレインコートを着用。装備は刃渡り20センチの刺身包丁。
【能力】名前は『クオンタム』。
連続で最大一分間、非実体化することができる。
発動中は、目には見えるが触ることのできない、立体映像のような状態になる。
何者の攻撃もすり抜けて受けつけないが、こちらからも何にも触れることはできない。
一度使用すると、使用時間の倍の時間を置かなくては再始動できない。
(一分使用なら待ち時間は二分、三十秒使用なら一分、一秒使用なら二秒、といった具合)
非実体化中は、身につけているものも非実体化するが、手放せば実体化するようだ。
【希望】雑談、戦闘、エロール
【NG】スカ系、四肢切断、死亡、妊娠など。
【弱点】日光に弱い。非実体化中にこれを浴びると、頭痛とめまいを合わせたような苦痛に襲われる。
月明かりや蛍光灯は平気。苦痛の原因になる波長の光が含まれていないためであろう。
よって、能力を使用できるのは夜間に限定される。
ただし、大きな炎の発する光や、ある種の電磁波兵器でも同じようにダメージを受けるようだ。
また、精神系の魔術攻撃や、魔を払うような術にも影響を受ける。
【備考】普段は、物静かで読書が好きな普通の少女。
一年前、他人の異能を目覚めさせることのできる能力者「ザ・リンクス」と遭遇し、異能に目覚めた。
それによって自分が特別な人間だと思い込み、他人の命を虫けらのように扱うようになる。
具体的には、夜な夜な強盗、殺人を繰り返し、能力を使って証拠を隠滅したりするようになった。
また、唯一の特別な人間になるために、リンクスを探し出して殺害しようと計画していた……。
―が、最近、超常の世界に生きる人々と相次いで遭遇し、自分が特別な人間ではないことを痛感。
さらに、リンクスが自分の目的のために、自ら生み出した能力者たちを殺して回っていることを知る。
リンクスの正体は、宇宙からやってきたコンピュータ生命体で、永遠に存在し続けることを望んでいた。
地球で異能者を作っていたのは、リンクスに無限の生命を提供できる異能者を見つけるためだったのだ。
すでにリンクスは、殺害した異能者を洗脳した上で復活させ、味方にする手段を持っている。
もしリンクスや、その部下たちに殺害されれば、自分も洗脳されて復活させられ、手先にされてしまう。
そんな事態を防ぐため、今では街で遭遇した異能者に協力を持ちかけ「対リンクス」組織を構築し始めている。
組織の目的はふたつ。まず、リンクスの襲撃からお互いを守り合うこと。
そして、リンクスに先立って「無限に生きる方法」を手に入れること。
組織名は『ホイル』で、複数の組織や企業と関係を持つことによって、じわじわと勢力を拡大している。
なお、最近は組織運営と勧誘に忙しくて、強盗稼業はお休みしているようだ。
【同じく、プロフ投下落ち……!】
229:良 ◆NUV.Yf62zA
10/07/05 00:07:23 lq6bmkc8
【名前】迫水 直(さこみず ただし)
【年齢】19/3年生(2回目)
【性別】♂
【身長】185cm/75kg
引き締まった体躯は一見細身。だがしっかり筋肉がついている
【容貌】短く刈り込んだ黒髪、わずかにタレ目、日に焼けた肌
【能力】妖魔寄生体
体内に寄生する妖魔の力により身体能力が向上している
・増幅された新陳代謝による異常な回復力
・常人の数倍に達する筋力と瞬発力、持久力
・皮膚・骨格・筋肉が変質して西洋甲胄に似た姿(220cm/150kg)に変身、更に能力が増幅される
以上の能力にはエネルギーとして膨大な量の食料を必要とする
また食事は、寄生体の破壊衝動を満たす代償行為でもある
※イラストを書いて貰いました
URLリンク(www.100gazou.com)
【希望】NGに抵触しなければ
【NG】後遺症の残る身体的・精神的ダメージ、衆道
【弱点】
・直情径行
・能力の暴走
【備考】
3年次に妖魔感染の影響で留年した元野球部のエース。現在2回目の3年生
穏やかな性格だが、己の信条に合わない事を拒む頑固で狭量な部分がある
怪異の理不尽な暴力による犠牲者を一人でも減らしたいと考え、自ら進んで夜を往くと心に決める
夜毎の戦いを通じ、退魔師としての経験を積んでいるものの、
「肉を斬らせて骨を断つ」が基本の、勘頼り&荒削りな戦闘スタイルはパートナーに心配をかけっ放し
【俺もプロフ投下落ちだ】
230:紫 一久 ◆aYx5IIasQU
10/07/05 00:10:38 ajB0co9+
【名前】紫 一久(むらさき かずひさ)
【年齢】16/高2
【性別】男
【身長】172cm
無駄のない体つきに、やや大人びた顔。昼間は笑顔、夜間は無表情が七割を占める。
右腕は義腕。ただし、肌の色と質感をした装甲をつけているので、一見して義腕とは
分からない。
手ばかりは間接が多く誤魔化しにくいので、常に黒い革手袋をつけている。
【能力】
*身体能力
生身でも、訓練を受けた大人と互角以上に渡り合える程度の身体能力。ただし、若干
足が遅い。
*特殊能力関係
・アンビバレンス
右の義腕。手首から右手を射出できる他、五指も別々に射出する事ができる。有線でそれぞれ10mほど。
右手から電流を流せなくなった。また、右上腕部には「デオニュソス」という変圧機関が搭載されている。
首筋の端子(平時は装甲で隠している)にコードを接続して使用すると、脳の活動を活性化させ、反射神経や思考力を大きく上げる。
・ショックボルト(能力)
左手から触れている対象に電流を流しこむ(義手からは不可能)。使用には痛みを伴い、痛みは威力や相手の大きさに比例。
・刺天改
強固な補強を施した日本刀。電流を流すと刃が裏返り、流し続けるとドリルのように回転する、冗談のような刀。
・他にも様々な武器を小器用に操る
【希望】事前に相談あれば、基本的に何でも
【NG】グロ、ホモ、大きな後遺症(切断くらいならおっけー)
【弱点】
義腕の駆動に常時能力を発動する必要があるので、激しい動き(戦闘等)を長く続ける事ができない。
足が遅い。
勝利が見えると油断する(平時)。
【備考】
対異能組織<<十三天梯>>の特職部隊隊員。コードネームは<<ヴァンブレイス(剣守の篭手)>>。
異形や異能の調査および討伐、捕獲、場合によっては勧誘を行う。また、実戦の中で試作武装のテストを行う事も。
孤児だったところを組織に拾われ、ある異能を模倣した電撃能力を、人工的に与えられる。
適当な性格に見えるが、使命感はかなり強い。でも不平不満は結構こぼす。
昼間は人当たりが良いが、あくまでそれは情報収集のための仮面であり、夜の戦いの最中に現れる残忍・傲慢な性格が本性。
自身がかつて苦しい思いをして能力を物にした経験から、能力を制御しきれない異能に対してすこぶる甘い。年下にも甘い。
<<オートクレール(妖精の麗剣)>>と言われる幼い異能とちょくちょく行動を共にしている。
組織上層部で混乱(再編)があり、自由に振舞う事ができずストレスが溜まっているとか。
【ジェットストリームプロフ投下落ちだ!】
【…ジェットストリームだとすると最初に殺されるの俺か?】
231:迫水 直 ◆6Do7aitszo
10/07/05 00:11:44 lq6bmkc8
【……っ!名前は見なかったことに……っ】
【どうかどうか、伏してお願い致します…】
232:迫水 直 ◆mkbuDdznjc
10/07/05 00:19:47 lq6bmkc8
【慌ててトリップすら間違える始末…】
【再三のお目汚し,失礼致しました】
233:名無しさん@ピンキー
10/07/05 02:36:02 nkNYTBaB
スレH乙
葵さんとお幸せに
234:名無しさん@ピンキー
10/07/05 12:07:34 nkNYTBaB
迫水さんは掛け持ち相手に対しても愛してると連呼してるようですが
愛が無くなることが有り得ないなどとのたまっていた
伊織さんの心中が気になるところですね
235:名無しさん@ピンキー
10/07/05 12:17:42 5F/KlxN1
口先だけの正義の味方と違うところ見せて
謝罪してこちらの活動を半年停止するくらいのことしないと
伊織さんに対する誠意が信じられない
236:名無しさん@ピンキー
10/07/05 14:30:55 nkNYTBaB
いや確かに同時進行はクソだけど、単なる掛け持ちはルール違反じゃないからいいだろ
今後予定が重なったりしたら、迫水さんがどっちを優先するか気になるだけ
237:名無しさん@ピンキー
10/07/05 15:47:40 IqiYndDc
>>227
天羽都 ◆oB0aPf5pq さんに質問です。
あなたがオリキャラ描いてもらうスレで出した依頼
(スレリンク(erochara2板:492番)
を受けて描かれたあなたの姿を描いたイラスト
(スレリンク(erochara2板:498番)
(保管庫URLリンク(okms.h.fc2.com)
がお絵描き・創作板の他人の絵を自分の絵に変換して描くスレ2
(スレリンク(erocg板:816番)
に転載されていた問題について。
Q1,転載したのはあなたですか?
(Q1の返答がNOだった場合のみ続き
Q2,あなたのキャラを描いた絵が許可なく転載されるのは可ですか?不可ですか?(絵師サイト除く
Q3,あなたはオリキャラ外であなたのキャラを描いた絵がリメイクされるのを許可しますか?
一定の期間を待って絵師の返答がない場合、無断転載の可能性強しとして転載先に経過報告に赴きます。
依頼主として当事者の一人であるあなたの返答をお待ちしております。
238:名無しさん@ピンキー
10/07/05 16:48:34 loLh5A+B
伊織に対しての誠意をもとめるなら
休止なんかする方がよっぽど不誠実じゃ?
カップルという深い関係にある以上
しばらく顔を出してもらえないのは致命的
半年も関係を停滞させたままにしとかなきゃいけないカプ相手なんて重荷でしかないだろ
それならスッパリ辞めてしまうか
許してもらって今後誠実に対応したりする方が
伊織に対して、という言葉を使うなら誠実だとおもう
239:名無しさん@ピンキー
10/07/05 17:34:18 ArHUSqSY
>>233-236
>>238
そういうことは避難所でやりなさいよ
>>237も避難所に貼ったんなら表を汚す必要ない
マルチは荒らしとしてスルーされても文句言えないよ
240:名無しさん@ピンキー
10/07/05 17:55:37 IqiYndDc
>>239
こっちに転載した者だけど。
避難所は流れが早すぎる。1日あたり100以上流れる避難所じゃ当人の目に触れる前に埋まる可能性が高いんでこっちにも貼った。
当人がいる時にリアルタイムで居合わせたら直接聞けるんだがいつ来るかなんて分からないから。
どっちにしてもスルーされたらされたでその結果も含めて報告するだけだ。
避難所とこっちに同じ文を乗せたことも書くので後は見る人の判断だ。
しかしこっちに転載したせいでスルーされたとしたら元レス主にはすまん。
241:名無しさん@ピンキー
10/07/05 18:02:01 IqiYndDc
誤解されるのは嫌なんで追加。
>当人がいる時にリアルタイムで
ロール中に割り込みする気はないよ。
したら本当に荒らしになるし。
242:名無しさん@ピンキー
10/07/05 18:26:59 xRx0QDEr
テス
243:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/05 20:55:51 g+0+IjIC
【Namelessさんとのロールにスレッドをお借りするよん】
【今夜もよろしくお願いしますー】
244:Nameless ◆FdHN5Mb0fw
10/07/05 21:03:27 NRz+wy9V
【では、今宵もよろしく頼むとしよう】
逃がすか。今度こそ喰らって……。
(土くれと木々を食い散らかした右手を納めて、そのまま地面に着地)
(斜面を転がり落ちていった獲物の後を追い、同じく斜面を駆け下りた)
(獲物が山道へと駆け出せば即座にそれを追いかけて、また走る)
(今度こそ、喰らう。相手の能力が火、ならば、焼き尽くされながらでも)
(どれほどの傷を負ってでも、喰らい尽くしてやらんとばかりにその手を振り上げた)
(相対する獲物の力が、そんなものとは別の意味で厄介なものであるとは知る由もなく)
(だからこそ彼女は、闇に慣れた目にいきなり飛び込んできた光にもひるむことなく)
(歩みを止めることなく)
が……っ、賢しい、真似をぉっ!
(あのあたりだろうと見当をつけて、喰らった土と木を押し固めて作ったブロックを、放り投げた)
(相対するは放られた小石。相手となるにはあまりに役不足)
(だけれども、圧倒的な質量差さえもその幻影を止める事能わず)
(小石という名の雷撃は、幾度も彼女の身体を撃った)
(雷撃と熱風、焼けるような痛みと全身を駆け巡る不快な痺れ)
こん、な……ぁ、はっ。……かは、っ。
(ブロックを投げつけたその姿勢のまま、彼女の身体が地に伏した)
(実際は傷一つ負うことなく。それでも彼女には見えていた)
(炎に巻かれ雷に撃たれ、醜く黒く焼け焦げた、自分自身のその姿が)
(動こうともがけばもがくほどに、焼け焦げた体は崩れていく)
(残酷なイメージ。それは現実に彼女が感じる痛苦そのものだったのだ)
245:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/05 21:24:48 g+0+IjIC
げほっ け、ふ。ひゅ。ぐっ
(振り回される得物が巻き起こした風音や、木々をなぎ倒す轟音が消える)
(事態がひと段落したのを、理性より先に本能が悟ってしまったのだろうか)
(ほどなくして、アドレナリンが切れ全身の痛みが大脳へと昇ってきた)
(幻影を維持するのが精一杯で、新たな手を考える余裕は失われて行く)
(今追撃されれば危ないが、動きを見せない以上相手も同じなのだろうか)
―はーて、鬼ごっこはここまでにしよーか。
悪く思わないでねん、わけもわからず追いかけられるのは御免でさ。
(ならば、焦らず息を整うのを待ってから話しかけた方が良いだろう)
(まだ見ぬ異形に、獲物が弱っていることを認識させてはならない)
(あくまでこちらが優位なのだと、余裕を持って言いきれるように)
(火のイメージの持続と自身の痛みのコントロールを並行して行う)
寝転がっといでよ、痛くて動けないんでないのん?
特にほら……両手がとれて酷いことになってる。
(トドメを刺す方法に欠ける、いやそもそも本当にトドメを刺すべきか)
(懸念すべき事は多いが今優先すべきは相手の動きを封じること)
(火傷や痺れという偽の感覚を土台に、さらなる苦痛をイメージさせる)
(脚ではなく両腕切断という図を選んだのは、無意識のうちに)
(今朝聞かされた、同級生の最期を意識していたのかもしれない)
【お待たせしました、今日も途中で何かあったら遠慮なく言ってねん】
246:Nameless ◆FdHN5Mb0fw
10/07/05 21:42:32 NRz+wy9V
あ……腕、私の、腕……がぁっ。
(どす黒い塊と化してしまった彼女の腕。それが、どさりと嫌な音を立てて地に落ちた)
(すぐさまそれは砕け散り、風に流され散っていく。風など何時から吹いていたのだ?)
く…ぁ。血が、血、止まら、なっ……ぁぁぁぁぁっ!!
(尚も燻り、熱に苛まれ続ける精神〔からだ〕、体液を自在に操る彼女にとって)
(ありうべくもない多量の出血、それに伴う虚脱感、何故血が流れる?)
動け、動けよ……く、っそ。くそぉ……。
(無限の変化を秘めたはずのその右腕は、さらさらと風に流れて散っていく)
(どれだけ灼かれようと決して尽きることのないはずのその腕が、何故?)
(苦痛が頭を精神を苛んで、正常な思考が何処か彼方へと消え去ってしまいそうになる)
(ただ、彼女は地面に蹲っているだけなのに。傷の一つも、負っていないはずなのに)
(それでも尚、なぜか感じる違和感、違和感、違和感、違和感。そして、既視感)
(その身を駆ける熱と雷、砕けてその形を失ってゆく四肢)
(それは、遥か遥か遠い過去の記憶のようにぼんやりと揺らめきながら)
ぁ、ぁぁ………ぅぁ。や、ぁ。
(そして、ただ一度。彼女が見知らぬ現実で。その右腕が小さく脈動した)
247:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/05 22:03:41 g+0+IjIC
怖くないよ。そうやって寝ころんでるじゃーないか。
何の脅威もない、揺り籠の中でお眠り?
君は疲れてるんだ……横になりたくてたまらないんだ。
(腕の欠損というイメージを与えてすら、未だに御木本を追わんとしているらしい)
(呻き声に近づく事も、そこから距離を取って術の効果を薄めることも危険なら)
(その、何かしらの根源的欲求を眠気に変換して意識を奪うことから始めようか)
(間延びした囁き声で興奮を削ぎながら、精神的な疲労に思考を向けさせようとする)
おやすみなさい。
もう君は、楽になって良いのだよー?
(最後のひと押しをしてからしばらく待つ。寝た子を起こす事態は避けたい)
(いや、そもそも相手は人の言葉を操る程度の知能を有しているのだ)
(効いたフリをして沈黙している可能性を否定できないうちは、現状維持)
……。
(眠ったならもう深い夢の中だろう。眠っていないなら焦れる頃だろう)
(タイミングを計ると、意図的にやや大きめの足音を立てて後退を始める)
ふむむ、ぐっすりかなん?
(慌てて追って来ないか確認するためで、放置するつもりはさらさらない)
(動きがないとわかれば、ぬき足差し足で逆に正体を拝みに行こう)
(あとは弱った相手を説得するか、はたまた被害が出る前に退治するか)
おーきないでーねー……と。
(靴底をつま先から地面につけて、木の葉を巻きあげないようにしながら反転)
(異形が得物を突きだしてきた方角へと、忍び足で十分時間をかけて近づいた)
(それにしても、先ほどから相手に感じる違和感は何だろう)
(欲求は抑えられてきているのに、"何か"が覚醒している気が―)
248:Nameless ◆FdHN5Mb0fw
10/07/05 22:22:00 NRz+wy9V
(全身を苛む虚脱感、更にそれを助長させようとする、声)
(もはや抗う術など持たず、彼女の瞳は閉ざされていく)
(精神に深い傷を負ったまま、眠りにつけばどうなるか。それはすなわち精神の死)
(生ける屍のように、ただ生命活動を続けるだけの物に成り果ててしまう)
(彼女がただの異形であったのなら、もしくはそうなっていたのかもしれない)
(彼女の瞳が閉ざされた瞬間、彼女の意識が途切れた瞬間。それは静かに溢れ出た)
(その右腕がぞわぞわと蠢き出して、染み出した肉が周囲に静かに広がっていく)
(それは、地に伏した彼女の体を取り込んだ)
(そして象るは、繭)
(燐光を放ち、浮かび上がるシルエット。それは幼い少女のものから、女性らしい姿へと変わっていく)
(それが繭だというのなら、恐らくそれは当然の変化なのだろうけど)
(ぱしゃり、と音を立てて突き出したのは足。すらりと伸びた女の足)
(染み出る奇妙な液体を掻き分けて、繭を食い破って出てきた腕。染み一つない白い腕)
(しかし、それ以上が出てこない。もがいて、もがいて。どうにもこの繭は手ごわかった)
(だから、中にいたそれはきっと業を煮やしたのだろう)
(彼女にとっては当然のように、繭の内側に満たされた液体を弾けさせ、繭を内側から吹き飛ばしたのだった)
――っふぅ。人を妙なところに閉じ込めやがって、一体どういうつもりなんだか。
(一糸纏わぬその長躯、濡れても尚滑らかに伸びた黒髪を払って、こびり付いた繭の欠片を払い落として)
(その女性は、姿も口調もその纏う雰囲気でさえも、霧原朱音その人だった)
で、ここはどこだ。
(混迷を深める状況、その最中にあるはずの彼女がまず、事態を理解していなかった)
249:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/05 22:46:02 g+0+IjIC
うお、まぶしっ!?
(幻術が上手く作用して昏睡しているのか、あれほど巨大だった存在感がない)
(参ったな、と辺りを探っていた素人の目に突然眩い光が飛び込んできた)
(大きくなっていた瞳孔が拒否反応を示し、視界を奪われてとっさにしゃがみこむ)
(頭を出してぼーっと突っ立っていれば何をされるかわかったものではなかった)
ああ、まだチカチカしてる。
(愚痴りながらも立ち上がり、燐光の意味を考える御木本)
(あれだけ目立つことをするなら、少なくとも隠密行動をするつもりはあるまい)
(急いで退くべきか、何かが起こる前に叩くべきか。長期的に見れば後者だ)
(こちらも小細工なしだ、と足音にもかまわず山道の許す限りの速力で駆ける)
……わあああああああああ失礼しましたっ!?
(そしてどんな恐ろしい化け物が待ちうけているのか、と覚悟を決めてのだが)
(待っていたのは牙をはやした猛々しい獣でも触手に覆われた醜い蟲でもない)
(一人の、生まれたままの姿の女性だった)
ち、違うんだーこれは決して迷惑防止条例に抵触するなにかじゃなくってっ
こうあくまで山中での偶然の産物によるもので、通報はやめてー!?
(画面の中に収まっていない異性に対する免疫のなさは相変わらずで)
(幻術師としての顔はどこへやら、悲鳴を上げて弁解を試みる御木本)
(ひとしきり叫んでから、ようやく理性が警鐘を鳴らす)
て、ちょ、君は。霧原、さん?
(直前まで異形がいた筈の方角に全裸の美女がいた)
(それだけでも妖、もとい怪しいのに見知った故人ときたものだ)
(戦っていた異形の術か、新たな超常現象か、と身構えつつ)
(目の前のモデル体型な美少女が気になって仕方ない)
え、あ、と、とりあえず服を着よう服っ
いったいどうしたのん?
(彼女が出てきた経緯を知らない故に、所持品ゼロで山にいるという発想がなく)
(赤面して最低限の警戒ができれば良いという程度に視界を狭めたまま)
(緊急事態に似合わない、間の抜けたアドバイスを送った)
250:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/05 23:04:50 NRz+wy9V
何、してたんだ。私、こんなところで。こんな格好で。
(妙に思考はクリア、改めて我が身を省みると、随分と妙な格好だった)
(辺りはまさに山中、一糸纏わぬ姿で、全身ずぶぬれの姿でそこにいた)
(そこに至るまでの経緯は全く以って不明。こういうときはどうするか、一先ず振り返ってみた)
ええと、私は……霧原、朱音。でもって、私の力、それは……。
(べっとりと濡れた指先にそっと舌を這わせる)
(すると、全身を覆っていた液体がその掌に収束して、それを落として)
(ぱしゃりと音を立てて、その水球は砕け散る)
うん、ここまではいい。全く以って正常だ。
(訝しげな顔をして考える、考える。何故私はここにいる、そもここはどこなのだ)
(思考を打ち切ったのは、なんとも情けない声だった)
む、あんたは……見覚えあるな。同じ学校の生徒、だっけ?
(いまいち確証はないが、彼女の記憶の中になんとなく彼の顔があったような気がする)
(記憶、彼女が一学生であり、まだ人類の敵対者ではなかった頃の記憶)
(失われたはずの、記憶)
ああ、やっぱりそうだ。私を知ってるということはそういうことだろう。
(ほんの少しだけ安堵の表情を浮かべて、改めてこの状況を鑑みて)
それはそれとして、さ。
(不意に、全く何の前触れもなく、気配も殺気も一切なしに)
(―仮に、そんなものがあったとしても気取ることの出来ないような相手ではあろうが)
(少年の眼前にす、とその身を移すと手を伸ばした。人の体など容易に砕いてしまえるその手を伸ばして)
(がっしりと、少年の両目を覆って力を込めた。所謂アイアンクローとかいう奴をしながら)
なんで私はこんなところにいるんだね?おまけにこんな格好で?
何か、知ってるんだろ。もしくは何かしたのかね?吐いてみな?
(口調は穏やか、表情には喜色を浮かべてにやにやと、みしみしと音が聞こえてくるほどの強さで締め付けながら)
251:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/05 23:31:18 g+0+IjIC
あららー、記憶にないとは残念無念。
おんなじ2年の……2年なのに、寂しいにゃー。
(美少女の自己紹介に付き合わないなど本来あってはならない事だが)
(状況が状況なだけに、本名を含みなるべく情報を相手に渡したくなかった)
(なるべく裸を視界に入れないようにしながらも、動きがないか見張り)
(この美女を囮にした罠が仕掛けていられないかも可能な限り確かめる)
(決して女体の美しさに目を奪われてるなんてことはない、といいな!)
ひぎゃああああああああああああああ!?
痛い痛いギブギブギブアップ、タオルっ タオルー!
(ピュアとは言い切れない精神状態が看破されたか、はたまた本当に罠だったのか)
(気付けば拘束され……ているという一言では済まされない状態に陥って)
(痛みと恐怖でパニックを起こしそうな精神を立て直し、何が起こっているのか整理する)
(とりあえず、現時点で御木本正太郎は捕食されたり逆レイプされたりはしていない)
(それは先ほどまで感じていた、純度の高すぎる異形の欲求がこの場にはないことを意味する)
(また目の前に裸で現れた霧原さん、霧原朱音だっけか、も事態を飲み込めていないらしい)
(となれば、目の前を覆っている少女は自分を狩るためのものでは……そろそろ失明する!?)
知らない知らない、少なくとも僕はリアル美少女に乱暴なんてしないからっ
夜中に不審者に追いかけられて、必死で逃げて、撒いたかなと思ったら何かが光って
そんでそのピカピカするところに来たら君がいたってわけで眼球潰れるから離してー!
(順序立てた思考とは似つかない、じたばたしたアウトプットを吐き出すと)
(ぺんぺんと伸ばされている腕を叩いて、不穏当な腕力からの解放を要求する)
大丈夫だいじょーぶ、裸なんてみないからっ
むしろ土まみれになってるので良かったらTシャツ貸すからーっ
252:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/05 23:40:57 NRz+wy9V
【さて、大分面白くなってきたところではあるが、そろそろ私も限界のようだ】
【また明日以降にでも、付き合ってくれるとありがたいね】
【一応、ここで次の予定だけ決めてしまおうか】
253:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/05 23:47:24 g+0+IjIC
【りょーかい、燃え滾りたいって希望に少しでも応えられたなら良いけれど】
【今夜もありがとう。いやー押して良かったのかわからないスイッチを押しちゃったねん】
【んん、明日も9時から12時って予定に変更はないかなん?】
【それならまた、7月6日の21時からお相手させてもらいたいにゃ】
【その次になると金曜日まで飛んじゃうかもしれない】
【置きレスだけなら何往復かできるかもだけれど……】
254:霧原朱音? ◆FdHN5Mb0fw
10/07/05 23:49:29 NRz+wy9V
【なに、もともとやりたいネタだったのだから構うことなどあるまいよ】
【私は私のやりたいように、それでいてお互いが楽しめるようにやるだけだ】
【ではそのように、明日もまた、いよいよギャグパートに入るわけだけど】
【楽しいロールを、期待しているよ。ではね。おやすみ】
255:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/05 23:52:23 g+0+IjIC
【むふう、それなら何も心配する事はなさそうだ】
【二人とも楽しめてるなら何より何よりー】
【ぎゃ、ギャグですか!?つまり正ちゃんはまだまだ】
【締めあげられるということで……ひいいいいいっ】
【こほん、僕も明日を楽しみにして横になるねん】
【おやすみなさいませー】
【スレッドをお返しするよん】
256:名無しさん@ピンキー
10/07/06 12:06:05 hdIEVLIt
伊織って何がしたいの?
わざわざトリップつけて掛け持ち先に出向いて
「気にしないで関係続けてください」とか
どう見ても当て付けとしか思えない
中の人まで悲劇のヒロイン厨ですか?
257:名無しさん@ピンキー
10/07/06 12:39:55 7wE3MZKA
裏切り者にトドメ刺してるんだろ
迫水終わったな
あんなこと言われて続けられるはずない
結局一番痛いのは伊織
258:名無しさん@ピンキー
10/07/06 12:49:11 hdIEVLIt
トドメかどうかは分からんけど、伊織の性格が悪いのはガチだと思う
本当に相手を想ってるなら黙って見守るべき場面を
掛け持ち先見てますよー、弱み握ってますよー、
でも誰も悪くないから関係続行してくださいねーってマジで薄気味悪い
善人ヅラして圧力かけてるだけじゃないか
259:名無しさん@ピンキー
10/07/06 13:23:19 jPwvP7Qd
あれは酷いわ…
正直見損なった
260:名無しさん@ピンキー
10/07/06 15:06:21 8ojI4Tjt
あれをやらなきゃ悲劇のヒロインwでいられたのにな
しかし弱みなのかね?掛け持ちって。
261:名無しさん@ピンキー
10/07/06 15:30:30 8ojI4Tjt
ところでもし絵師があのスレに無断で画像を転載されたと言ったら
たぶんIP掘られるが、それでも天羽は別人だと言い切る自信があるんだろうか
262:名無しさん@ピンキー
10/07/06 16:22:09 hdIEVLIt
>>260
もちろん本来はルール違反じゃないよ
しかし掛け持ち先や避難所での発言から判るように、
迫水自身は恋愛脳で掛け持ちに負い目を感じていた
少なくとも迫水にとっては弱みだったんだよ
一番えげつないのはそこに付け込む伊織だが
263:兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M
10/07/06 22:11:50 cw3/rYMB
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】全体的に髪はショートだがアホ毛があり、もみ上げが長い。童顔。
基本的に仏頂面でツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を『回転』させる。
また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
能力と組み合わせ弾丸の貫通力の向上や、他に弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』+S&W M38
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。以前は家族を溺愛し、また家族に溺愛された純粋無垢な子供であった。
しかし去年の夏に、異形の襲撃により家も家族も失ってしまう。
それから警察官であった父のもう一つの仕事、異形狩りを知り
復讐のためそれを受け継ぎ、訓練を受け『ガンスリンガー』のコードネームを得た。
だが様々な出会いから、大切なのは復讐ではなく同じことを
繰り返させないこととし、また孤児院の似たような境遇の子供達に
会うことで、改めて誰かを守ることへの大切さを自己確認した。
そのおかげかほんの少しだけ、表情が大人びた。
紫 一久とは組織的に協力関係、紅裂 拓兎とは類似した過去を持ち、
その心を理解しながらも、罪は許せず、断罪をすると誓った。
自分の心の支えである久遠ゆりかを姉と慕い、恋心を抱いている。
アンジェラ・トルーマンとは同じ公僕として組織的に協力関係にあり、
須佐乃水琴は警察に雇われる立場であるため、間接的な同僚。
また媛名葵も組織的に協力関係であり、彼女個人に対しては強い信頼がある。
【プロフ投下をしていなかった事に気づきました…今更ですが、>>1さん乙でした】
【これのみにて失礼しますね。ノシ】
264:黒上 いろは ◆zPDVctO00E
10/07/06 23:37:44 JqxhVIfW
【名前】黒上 いろは(くろがみ -)
【性別】女
【年齢】15歳・中3
【身長】142cm
【3サイズ】つるぺた
【容貌】人間時:童顔、黒のショートボブ
異形時:↑+頭に、前に突き出た一対の白い角。背中の中ほどまで伸びた髪。
本来の姿(不完全):漆黒の巨大な四足獣、霧や影のような見た目。背に六枚の翼。
【能力】異形としての力と姿。任意のタイミングで異形化できる。
異形時には身体能力(特に五感と筋力)が大幅に強化される。
そこまで強力ではないが再生能力を持ち、一ヶ月ほどで片腕くらいなら再生可能。
因みに、角や翼にも痛覚があり、折ったり千切ったりできる。
異形故の嗅覚で、相手を「匂い」で覚えることができる。また、気配や妖気・霊力などを敏感に察知する。
【希望】雑談、戦闘 エロール可
【NG】スカ、ハードなSM
【弱点】中距離・遠距離戦(射程的に)、退魔武器(種族的に)
【備考】三年前から人間の少女「黒上いろは」の姿をとって学園に通う純正の異形。
三年前に起こった「ある事件」を境に記憶が一部欠落している。
日中は人として生活する一方で、夜では人・異形を襲い喰う。
無邪気な性格故に他者を殺すのも、たまに異能者を手助けしたりするのも、遊びの内。
人間は今のところ餌か玩具程度に考えているが、気に入っている人間には手を出さない。
「やりたいからする」というような思考回路で行動することが多い。
因みに、頭が弱く補修・再試常連。
水鏡恭弥との戦闘において著しく損傷した影響でリミッターが外れたため、一定の損傷を受けると不完全ながら本来の姿になるこ
とがある。
この際、いろはの意識は無く記憶も残らない。また、この姿に自由になれるわけでもない。
兵部晶との戦闘で、彼に『自分と本物の「黒上いろは」』が写った三年前の写真を拾われている。
【投下落ちー!>>1には乙!】
265:前山 馨 ◆KAORUResv.
10/07/06 23:51:05 Wkt5hcNA
【名前】前山 馨(さきやま かおる)
【年齢】14歳(中等部三年/8月26日生まれ)
【性別】男
【身長/体重】168cm/58kg
【容姿】
茶色で髪の毛が長い。
サッカー部の副部長で、体つきはいい方。
右の肩胛骨に火傷の跡がある。(能力最大発動時は熱くなる)
微笑むと人懐っこく(犬っぽく?)なる。
【能力】
・火を操ることができる。[常時]
(火の大きさに比例して精神または体力を消耗する。
例えば、マッチやライターの火程度なら増幅するのは容易だが、大火事を抑えようとすると倒れてしまう。
現在、アンジェラ先輩によって一時的にパワーダウン中)
・着火[能力最大発動時]
(自分の両手から火を出すことが可能。
炎は数百度~数千度の火を出すことができる)
・耐火[能力最大発動時]
(炎の熱から身を守ることができる。自分のみに適用)
・無呼吸[能力最大発動時]
(呼吸をしなくても済むようになる。自分のみに適用)
[※能力最大発動時は長くて30分。その後は一日動けなくなる]
【希望】日常、エロール(要相談)、雑談
【NG】グロ(要相談)、スカ
【備考】
過去に自宅が火災にあい、その際に炎の精霊に見初められ、火傷跡と引き替えに力を得た。
その後、奇跡的に助け出されるも、しばらくは生死の境をさまよう。
そのときはまだ四歳で、当時の記憶はもう曖昧になっている。
なので、何故火傷跡がついているかと、何故泳げないかは、本人は知らない。
日課としてランニングを行っているので、たまに異形と遭遇することも。
【家族】母、義父、義妹:菫(実父、実弟は火事で他界。実父と実弟の面影は既にないため、本人は覚えていない。義妹も、実妹だと思って接している)
【性格】
人懐っこい性格で、どことなく頼られるところがある。
正義感がやや強く、平和のためなら犠牲になってもいいと思っている。
たまに頑固なところが見られる。
最近は自己を犠牲にするところが見られるが、奏先輩にキツく言われたので考え直し中。
【現在の状況】
・アンジェラ先輩に「修行」と称して異形と戦うことを課せられた。
その代わりに、アンジェラ先輩の力で少々パワーダウン中。(能力の最大発動は可能)
・いろはちゃんと同じクラスに在籍中。
・異能として、その手の人にはだんだん認知されはじめてきた。
・久遠先輩、葛森先輩と遭遇した時に大怪我をしたことをきっかけに、寮生活を満喫中
・異形の少女と出会い、奏先輩の支配下の人に保護してもらっている[new]
・最近風邪をひき、妹(菫)に看病してもらった[new]
【プロフを落とし忘れていたので、落とし落ちー】
266:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 18:59:42 izKwmZ8X
【ロールに場所をお借りいたします】
【書き出しはゆっくり、で大丈夫でありますから―どうぞ、急がず焦らず、で】
【えっと、それでは宜しく、お願い致しますっ】
267:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 19:05:07 9bdyL3FC
【ロールにスレを借りるぜー】
(夕暮れも近づく、下校時。委員会の仕事もなく、特にやることもない彼は、
一人、繁華街を歩いていた。この辺りは、飲食店や娯楽施設が集中しており、
仕事や学業から解放された人々が思い思いに、時間を楽しんでいた)
やれやれ、今日もお勤めご苦労様っと。
…それにしても、やけに暑いな。今日は。
(ため息混じりに、西日を眩しそうに眺めやる。もう一学期も終わろうとしているこの時期、
気温はますます上がり、身体が火照っていた)
(しかし、これだけ人が多いと、知り合いに会ってもおかしくはなかった)
(このように人が多いと、警戒して異形も現れることはまずない。その為か、警戒を怠っていたということもある)
(嫌な予感はしていたのだ。けれど、それに注意できず、暑さの気だるさに参っていたのだった)
………まさか、な。
(敢えて嫌な予感を振り払った)
(こういうのは、考えないに限る。考えたところで何が出来るわけでもない。
自分の『勘』というものは、そういうものだった。避けることの出来ない悪運――ある意味諦めていた)
杞憂で終わればいいんだけど、な。
【それじゃ、こんな感じでよろしくお願いしますっ】
268:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 19:18:34 izKwmZ8X
(あれだけ高いヒールを履いているくせに、彼女はその音ひとつ立てなかった)
(ゆるくまいてある亜麻色はそれなりの長さ)
(唇に紅のルージュがひいてあるのは相変わらずで――、
今日の格好といえば、赤にちかいオレンジのティアードフリルキャミチュニック。
下には短いパンツをはいてはいるものの、健康的な足はかなりのところまで見えている)
(実年齢は置いておくとしても、見た目が若々しい彼女にはそれなりに似合っていた)
――こぉー、おーり、くぅーんっ!!
(そして彼女は獲物に狙いを定めると、高いヒールで器用に地面を蹴るのだ)
(ふわりとその亜麻色の髪をなびかせて、声以外の気配もなく音も無く、
それでも目立つ格好はまるで「音も無く飛ぶ蝶のように」―その背中に、とびつこうとした)
(彼が悪い予感がしたというのなら、その根源はこの女に違いない)
【じゃあ、こちらこそよろしくねぇ?】
【あたしっていうか剣糸ちゃんのワガママ聞いてくれて感謝してるわぁ。なにかあったら言って頂戴ね?】
269:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 19:25:42 9bdyL3FC
>>268
――ぬぁっ!?
(その予感を気にしないでいた彼には、回避することも叶わず、
その背中に抱きつかれ、前につんのめってしまう。)
(もちろん、予感に気を配っていたにしろ、音も気配も感じさせていなかったのだから、
どちらにしろ、彼女の『攻撃』からは逃げられなかっただろう)
いてて……な、何なんだ、一体!
……って、あ。ええと…朱羽さん、か?
(美貌もさることながら、衣装を着飾っている彼女の容姿に加え、あんな大声を出して
抱きつかれてしまえば、当然のことながら、周りの人々からの視線は注がれるわけで)
ちょ、ちょっと、離れてくれよっ! 恥ずかしいだろっ!
……つつ……、一体何だってんだよ?
いきなり飛び掛ってきてから……とってもビックリしたっての!
(そう抗議しながらも、この女性にはそんな言葉など通用しないだろうと思いつつ、苦渋の表情を浮かべる)
270:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 19:35:24 izKwmZ8X
>>269
Exactamente ! (その通り!)
よくあたしのこと覚えてくれてたわねぇ、コーリくん。
朱色の羽とかいて朱羽ちゃんとはあたしのことよぉ、あはっ、お久しぶりぃ。
(公衆の面前で後ろから抱きついたまま、後ろから彼の肩に顔をのせる)
(体の柔らかさが伝わるくらいにだきつきながらも、こちらに目を向けてくる外野の視線には「にこ」と笑って返す)
(そんな深凪十席兼諜報部隊長≪朱羽≫は、彼の言葉を聞くと
―葵に言わせれば実年齢的な意味で年甲斐も無く―ぷー、というように頬を膨らませる)
あらぁ、こんな美女に抱きつかれて胸あてられて良い思いしてるくせにぃ。
だいたい、ビックリさせようとおもってやってんだからぁ、いきなり飛びかかるにきまってんでしょぉ?
コーリくんって、あんまり頭よくないのねぇ。
(彼が頭いい悪い以前に彼女の行動の問題である)
(だが、その女は飄々とそんなことをのたまってから、しぶしぶというように体を離した)
これで噂になっちゃったりしてぇ
良かったわねぇ、美人の彼女ってみんなに自慢してもいいわよぉ、特別にぃ。
(どうしてか何故なのか、えらそうにそう告げた彼女は)
でねえ、こんな暑いところに朱羽ちゃんずっといたくないわけよぉ。アイスコーヒー飲みたいわぁ。
271:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 19:46:29 9bdyL3FC
>>270
あのな………、この痛い視線が突き刺さる俺の身にもなってくれないか?
ただでさえ、ここ、人が多いんだし……。
(はぁと大きくため息をつく。どんなことを言ったところで、彼女に効き目があるとは思えなかったからだ)
(ともあれ、次には背中から離れてくれた為、ほっと息を漏らして、立ち上がる)
自分でよく言うよ…まったく。
俺をビックリさせるメリットが、あんたにはないと思うんだけどなっ。
……頭が良いとはお世辞には言えないけど、常識はあると思うんだぜ?
(やれやれと、困ったようにかぶりを振りながら、ズボンの土ぼこりを払い)
なってたまるかっ!
……あんたは楽しめるだろうけど、こっちは毎日顔を合わせないといけないんだぜ?
からかわれてたまるかっつーのっ!
(それでもさんざん抗議しながら、それこそ渋々と言った様子で頭を掻いて)
…分かったよ。俺も、こんなところでずっと視線を注がれたくはないからな。
ちょうどそこに喫茶店がある。行こうぜ。
(ちょうどそこに喫茶店があったのが、果たして幸だったのか、それとも不幸だったのか)
(――結果はすぐに思い知らされることになる)
【と、ごめん。夕食に落ちてくるっ! 1時間以内には戻ってくると思うのでっ】
272:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 20:09:28 9bdyL3FC
【1時間もかからず戻って来れましたっ】
273:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 20:10:35 izKwmZ8X
【レスが消えたという大惨事中で今かきなおしてるところなのぉ……】
【っていうかぁ、もっとかかるとおもってたから本当にのんびり書いちゃってたじゃなぁい!】
【もちょっと待ってもらえるかしらぁ?すぐに書き直せるからぁ】
274:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 20:17:17 izKwmZ8X
>>271
ついでに剣糸ちゃんにもしれちゃったりしてねぇ?
あはっ、あのこ浮気性な男なんて大っきらいで、それはもう論外っていうかぁ。
そう言う感じだから、修羅場にでもなったらぁ、ごめんなさいねぇ?
(口ではごめんなさいといいながらも、どこかわくわくした様子で悪びれもなく言葉を吐く。
むしろ、この女としては最初からそれが目的だった、と言われてもあまり違和感がないかもしれない)
(彼がズボンの土ぼこりをはらったのを確認すると、れっつごーというようにさっさと歩きだした―)
(喫茶店の中は涼しく、そしていい匂いがした)
(シックな雰囲気のそこ。店員が人数を聞きに来れば「2」と手で示して――)
(二人用のテーブルに通されると、自分で椅子を引いて座る)
(はー、涼しいー、とでもいうように背もたれに背をもたれかければ、
次にはすっと姿勢をただして、その細い足を組み、どこか偉そうに座りなおしてから)
あー、あたしはアイスコーヒーひとつねぇ。
ついでにぃ、えっとねぇ……あ、このケーキももらえるかしらぁ。
コーリくんも遠慮なく頼んじゃっていいわよぉ。コーリくんの奢りなんだからねぇ。
遠慮しなぁい、遠慮しなぁい。
(細いベルトの腕時計をつけた右手をひらひらと振りながら、彼に注文を促す)
(メニューをひらくと彼の方がみやすいようにぐるりと回して、それをずいっと前に差し出したのだった)
【お早いお帰りで剣糸ちゃんが慌てつつも喜んでるわぁ。お待たせしてごめんなさいね】
【じゃあ、そういうことで。また何かあったら遠慮なくいってくれたらいいからねぇ】
275:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 20:33:41 9bdyL3FC
>>274
その時はその時で。
先輩が怒るなら、それには理由がちゃんとあるだろうから。
――とはいえ、あんたを楽しませたくはないけどな。
(呆れた様子でひらひらと手を振って、適当に受け流しておく)
(どうも、この女性はやり難い。まるで、水のように形を持たないようであり、
すべての事象をその形を変えてやり過ごしてしまいそうな、そんな印象がある)
(黙って、彼女の後をついて、店内へと入る)
(確かに、冷房は効いており入った瞬間、すっと涼しい空気が火照った身体を冷やしてくれた)
(案内された席に、彼女と向かい合わせに座った)
…学生にたかるなよ。
まぁ、災難次いでだ。コーヒーにケーキひとつなら奢るさ。
その代わり、これっきりだからなっ。俺だって、貧乏学生なんだからっ!
(くっと歯噛みしながらも、財布を取り出して一応中身を確認し、ため息をつく)
じゃ、オレンジジュースで。
(適当に注文すると、店員は立ち去っていった)
(怒涛の勢いで、ここまで流されてしまったが、ここでようやく話を切り出すことができた)
…んで?
わざわざ、あんたが先輩にではなく、俺に話しかけてきたのには理由があるんだろ?
そうでなきゃ、こんなところに誘い込まないだろ。
(内容は分からないが、話があることぐらいは容易に予想がついた)
(フレンドリーな態度を取りながらも、何かしらこの女性の行動には意味がある)
(身内である『彼女』に対してはどうかは知らないが、赤の他人である自身に対しては――)
これでも、学生も忙しいんだぜ? もうそろそろテストが近いしな。
(赤点を取ったら、あんたのせいだからなとぶっきらぼうに呟いて、窓の外をぼんやりと眺める)
【あ、いや、急がせたのなら、ごめんっ。そちらも何かあれば遠慮なくっ】
276:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 20:42:59 izKwmZ8X
>>275
(先輩が怒るなら、それには理由がちゃんとあるだろうから)
(その言葉に朱羽は小さく鼻で笑った。―アンタなんにも知らないのね、とでも言うように)
……これっきりぃ?
あらあらぁ、そんなセリフ聞こえないわねぇ。
男ならもっと甲斐性を見せたらどうなのぉ、まったく近頃の学生ときたらダメねぇ。
(やれやれというように首を振りながらも、目で店員が遠くにいったのを確認すると)
(バッグの中から携帯を取り出し、ぴこぴことボタンを弄り始める。
それから、彼の問いかけが聞こえればそちらの方に視線をやって、唇にひとつ指をおいた)
まあ、用があるちゃあ、あるわぁ。だーいじな用が、ねぇ。
でも忙しいところ付き合ってもらってるならぁ、せっかくだし無駄話でもしましょおかぁ。
べつにあたしはぁ、キミが赤点とったことをあたしの所為にされたって痛くもかゆくもないしぃ。
だいたい、日頃勉強してる人はぁ、いちにちくらい勉強しなくても赤点なんてとらないものよぉ。
(つまるところただの嫌がらせである)
(携帯を伏せて机におくと、手を組み、肘をテーブルにつけて、にやにやと彼を見つめている)
(紅のルージュを引いた唇が、非常に楽しそうに歪んでいたのだった)
このごろどうかしらぁ、夜とかぁ、剣糸ちゃ―葵ちゃんとは。
(そして、まるで品定めでもするようにすっとその瞳を細める)
【別に急いでないわよぉ。キミの方デショ、急いでくれたのはぁ】
【あたしは感謝してないけど剣糸ちゃんがとっても感謝してるとは伝えとくわねぇ】
277:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 20:52:41 9bdyL3FC
>>276
大人が年下の学生に食事をたかる方がどうかと思うぜ?
……というか、仮にもこっちが奢るんだから、
少しぐらいありがたみの一つでも言葉に滲ませてくれたらどうなんだ?
(グラスに入った氷水を喉に通しながら、面倒な人に絡まれたと表情にありありと表して)
無駄話なら、俺が奢る理由もないだろ?
……まぁ、本当に用事がないのなら、俺は別にいいけどな。
たまには、経験豊富な大人から勉強を教わるのも悪くないし。
(嫌がらせということに気づいているのかいないのか、おどけたように言葉を選んで、苦笑いして)
(そして、彼女のにやついた表情がどうにも引っかかって気になる…が、問うたところで、さらりとかわされてしまうだろう)
…おかげさまで、大きな怪我もなく、やり過ごせてるよ。
実際、俺が今までこうしてこれたのも、あの人のお陰だと思ってるさ。
(彼女の視線を何食わぬ顔で受け止めて、彼女の意図を測るように呟く)
でも、あんたなら、それくらいのこと、知ってるんじゃないのか?
(情報に関して言うのなら、今のところ自身が知るところで彼女以上のエキスパートはそうそういない)
(そんな彼女が、何も知らないということはないだろう)
278:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 21:10:50 izKwmZ8X
>>277
アンタには「葵ちゃん」っていう対価を長い年月貸してあげてるでしょお?
このくらいの請求じゃまったく足りないわよぉ。
アタシこそ、いままでの貸出料をアンタに請求してあげてもいいんだけど、どうするのぉ?
(面倒な人に絡まれたという顔などいざしらず、という様子で飄々と言葉を続けていく)
(やがて体をおこすと、巻髪の先を指でくるくるねじったりして指遊びをしながら)
(嫌がらせが通じていないと分かると、つまんない、というように口をとがらせるのだった)
……あらそう。
いっそ大きな怪我でもしてぽっくり逝ってくれればぁ、アタシとしても好都合なんだけどねぇ。
憎まれっ子世にはばかるっていうものねぇ、仕方ないっちゃあ、仕方ないことなのかしらぁ。
(だからきっとあたしも長生きしてるのねぇ、と愉快そうに一人で笑いながら)
そうね、調べればそりゃもちろん調べはつくわよぉ。
なんていったってあたし、これでもそういうことを職業にしてる人間なんだからねぇ。
(自分の指のマニキュアを眺めるようにしながら、「はあ」とひとつ溜息をついてみせて)
――じゃ、さっくり要件いきましょーか。
そろそろ、あの子のこと手放してほしいんだけど。
(にこやかに吐きだした言葉はしっかりとしていた。語尾も伸びていない)
(目の前にいる青年の顔をしっかりと見つめて―その精悍な顔がどのように変わるか見定めるように)
279:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 21:23:44 9bdyL3FC
>>278
そりゃ失礼した。
でも、だからってあんたがその対価を収集することはないんじゃないのか?
しかしまぁ、どちらにしろ請求されたところで、出せるものがないけどな。
(飄々とした彼女の態度に、そのペースに巻き込まれないようにつっけんどんに口にする)
(少しずつ言葉に棘を含ませてきている彼女に、警戒心を働かせつつ)
そいつは残念でした。どうも俺は悪運が強いみたいでな。
厄介ごとにはよく巻き込まれるけど、どうにかこうにか凌いできてるんだ。
そんな偶然に期待してても、俺はゴキブリ並みにしぶといからな。
(彼女の言葉に軽い調子で返して、おしぼりで手を拭って、汗をふき取る)
……なるほど。
色々とツッコみたいことは沢山あるけど、少し整理しようか。
まずはじめに、手放すもなにも、俺はあの人を強奪した覚えはないぜ?
次に、そうだとしても、決めるのは先輩だろ。
そして、先輩がそうと決めたことなら、俺は頷く。
―最後に、それらの理由が俺の納得できることだったら、っていう前提がつくけどな。
(冷水をぶっかけられるかのような言葉に、それこそ頭の中を冷やすように慎重に言葉を紡ぐ)
(うかつなことを言えば、この人はそれを武器にする。つとめて冷静に思考を働かせながら、ぐいっと氷水を飲み干し)
280:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 21:42:16 izKwmZ8X
>>279
あらぁ。あの子は≪深凪≫のものなんだからぁ、
≪深凪≫の一員であるあたしがその対価を収集したってバチはあたらないんじゃなぁい?
(思いのほか冷静ね―、などと内心思いながらも、言葉を続けていく)
(うかつなことを言わないところからして、どうにも分析力もそれなりにあるらしい、とあたりをつける。
なるほど、ただのオバカさんじゃないのねぇ、なんて失礼なことを考えつつ――)
……決めるのはあの子?
何いってんのかしらぁ。あの子は深凪よぉ、あの子の居場所はあの子じゃなくて≪深凪≫が決めるの。
(と、続きをいいかけたところで店員の気配に言葉を止めた)
(アイスコーヒーとケーキ、そしてオレンジジュースが各々の前に並べられていって)
―なのに、あの子は今現在、
ほっとんど無理矢理にこの街に居坐ってる……それってどういうことか分かるかしらぁ。
別にねぇ、この街を担当するのはもうあの子じゃなくてもいいわけよぉ。
(店員が去っていったのを確認すると話を再開)
(ふたたび自分の爪をみるようにしながら―この女の言葉はどこが誠でどこが嘘か)
……ねーえ、コーリくん。
あの子ねぇ、このまんまここに置いとくとぉ、いつかぶっこわれるわよぉ?
あたしはそれを危惧してるからぁ、再三あの子にちゃんと言いつけてるんだけどぉ、
どーっしても聞いてくれないのよねぇ。それはぁ、キミがいるからだわぁ。
もちろん、他にも色々あるでしょうねぇ。須佐乃の娘さんにぃ、あの警察の坊やにぃ、
――でも、キミだって大きな一因なのぉ。
…………嫌いになった、その一言で構わないわぁ。お礼もちゃぁんと弾ませるから、ね。
(目を細めてストローでくるくるとグラスの中の氷をかき混ぜる)
281:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 22:02:53 9bdyL3FC
>>280
ま、コーヒーとケーキひとつぐらいなら、確かにバチは当たらないだろうけどな。
……それとは別に、外から見て、大人が学生にたかるのはどうかと思うけど。
(テーブルに置かれたオレンジジュースを掴むと、
緊張でからからに乾いた喉を潤すように、一口口に含む)
先輩は、その深凪の備品でもないだろうに。
少なくとも、本人の意思ぐらい尊重出来るだろ?
それともあんたのところの組織はそれぐらいの度量もないのか?
(わざと挑発するような言葉を選び、様子を窺う。もっとも、これぐらいの挑発に乗るのなら苦労はしないのだが)
まあ、俺は深凪の内情なんて、知る由はないし、どうこう言えた立場でもないけどな。
それでも、先輩の気持ちを無視する理由にはならないだろ。
…壊れるとは穏やかじゃないな。
(彼女のその言葉に、ジュースのグラスを掴む力が若干強くなる)
(彼女に言われずとも、自身が危惧していたことだ。彼女はどこか精神的に危うい部分がある)
(それが自身のせいだと言われたなら、そうかもしれないと頷くしかない。だが――)
壊れるということはどういうことだ、とか、何であんたがそれを俺に伝えるんだとか、
聞きたいことはたくさんあるだろうけど――。
俺にしても、水琴さんにしても、兵部にしても、答えは一緒だろうさ。
『そんなこと知ったこっちゃない』――ってさ。
先輩が壊れるのだとしても、――俺はあの人が嫌いだなんて言えるわけ無いだろ?
あの人が俺のことを嫌うことがあったとしても、その逆なんてない。あるはずがない。
俺はバカだからな。嘘をつくのは苦手だし、嘘はつけないんだよ。
(だから、諦めてくれ、と呟いて、ジュースを啜る)
282:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 22:13:31 izKwmZ8X
>>281
(こちらを挑発するような言葉を吐きだしてきたのが分かると、「ほう」と思う)
(どうにも目の前の青年をあまりにも過小評価していたようだ、とでも言いたげに、
片方の腕で頬杖をつくと、どこかその瞳に愉快そうな色を滲ませて―ふ、と唇を笑わせた)
あの子は備品よ。あたしも備品だわ。≪深凪≫にとってはね。
壊れると言うのがどういうことかと聞かれたら。そのままよ、壊れるわ。あの子があの子じゃなくなる。
……これでもね、あたしだって同僚にはそれなりに愛着があるの。そんなの嫌なの。理解できる?
アンタにあたしが伝えてるのは、あの子じゃ絶対に言わないから。
……分かるでしょ?そのくらい。……ああ、所詮はアンタじゃあの子のことなんて分からないかしらねえ。
(今度は逆に。仰々しいほどに挑発的な言葉を並べ立てる)
ふっ、キミが他人の意見まで決めちゃうっていうのは、あまり褒められたことじゃないわねぇ。
(口調を戻してストローに口をつける)
(目の前の青年のグラスをつかむ手が少し強くなったのも、見逃さなかった。
それでも―、目の前の青年はまだ感情的になってはいない。駆け引きの仕方も心得ているらしい)
なるほどぉ。
それじゃあ、交渉決裂ってことでいいのかしらぁ、コーリくぅん?
はぁ、若いっていいわねぇ。
幸せなんてあっけなぁーいものだってまだまだ知らないんだからぁ。
特に夜なんか歩いてる以上ねぇ、一度幸せ手にいれても、スルッと誰かに奪われちゃうもんよぉ。
死に物狂いでつかんどかなきゃ、キミの手の指の隙間からさらさらっと零れおちちゃうってぇ、いうのにねぇ。
(何かを思い出すようにふ、と窓に目を向けた)
283:名無しさん@ピンキー
10/07/07 22:23:43 pU3gb7Q/
嘘はつけないけど同時進行はできるんですね
正義のヒーロー(笑)さんにとって、同時進行は相手を欺くことではないということですか
284:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/07 22:24:35 9bdyL3FC
>>282
先輩から話を聞く限りじゃ、深凪の当主様ってのは、
そこまで冷血な人間には聞こえないんだけどな。
……ま、あんたが心配していることは分かるさ。
(ふーと大きく体をリラックスさせるように、息を吐いて椅子の背もたれにかかる)
そうだな。
少なくとも、あんたよりはあの人との付き合いは短いしな。
あの人のすべてを知ってるなんて言わないし、言えないよ。
……でも、だからといって、それが先輩の為になる理由にはならない。
(あからさまな挑発。カチンと来ないわけでもなかったが、見え透いた挑発に流されるわけにいかず)
(つとめて冷静でいようと、自身に自制をかけながら)
決めてはないさ。俺の勝手な推測だけど―あながち外れでもないと思うぜ?
…そうだな。交渉決裂ってことで。
そもそも、本当にあんたに交渉するつもりがあったのなら、だけど。
(これが交渉だと目の前の彼女は本気で言っているわけではないだろう)
(まるで此方が断ると分かっていて、その結果さえ見越したような―そんな風に思えた)
そうだな。俺は、特別大きな不幸に巻き込まれたわけでもないし、
他の誰かに奪われた覚えもない……だから、知らないのかもしれない。
でも。
奪われたのなら、何度でも取り返してやるさ。
それこそ、死に物狂いでな。――もちろん、それは奪われるという前提だけど。
(そこで言葉を切り、再びジュースに口付ける。口腔内がからからに乾く。
少しでも油断すれば、そこにつけこまれそうなそんな危うさを感じつつ、ちらりと彼女の表情を覗き観察する)
285:朱羽 ◆YJKujNK4t6
10/07/07 22:34:45 izKwmZ8X
>>284
(交渉するつもりがあったのなら―と)
(その言葉に対して朱羽は「ふふん」と楽しそうに笑った。まるで面白い、とでもいうように)
……あらぁ、あたしに最初から交渉する気なんてなかったぁ、とでもいいたいのかしらぁ?
(そこまで隠そうと思っていたわけでもなかったが、こうも綺麗に内心を読まれるとは)
(本当に、ただのオバカさんじゃないらしい。そう思うと朱羽の唇がさらに弧を描く。唇の端がつりあがる)
ま、夜をあるいていればあの子のことに関わらずこの先とんでもない不幸なんて
いっくらでも襲いかかってくるわぁ。
数えるのもいやになるほどねぇ。そのときまでせいぜい今と同じ台詞が吐けるくらいにはぁ、
強くなった方がいいじゃないかしらぁ。
まぁ? いまのうちに幸せいっぱいの未来だけ見据えていくのもぉ、悪くないけどねぇ。
はーあ。
キミって確かに≪深凪≫にいたら絶対に葵ちゃんが一生会わないタイプだわねぇ。
……ほんっと、あの子があれだけ惚れてるからどんな男かと思ったらぁ―替え玉探すのも大変そうよぅ。
当主様以外であれだけ執着みせるんだからぁ、ほんっとよっぽど好きなのねぇ。一世一代レベルの恋ってヤツぅ?
(こちらを観察してくる彼に対して「もう虐めはおしまい」とでもいうようにフォークに手を伸ばすと、ケーキを一口)