10/07/03 00:22:43 IXLrcH+E
>>156
(まっすぐで、暖かい気持ちがこっちに流れ込んでくるようで―
ここは誤魔化してはいけないと自分でも思う。タオルでぬぐっても拭いきれない汚れが制服に、
それ以上に体中に染みついてる気はした―それでもしゃがみこみ、
車椅子を寄せてくるのを手で制して、目線の高さを合わせて)
誰だって夜だけを生きてるわけじゃない、都ちゃんの言うとおりだ。
それは僕も、色んな人をみてきたからよく分かる。
(都の手を握ろうとはせず、ホイールの手すりをしっかりにぎって、真摯に都を見つめ目線は逸らそうとせずに)
この間ちょっと考え込むような事件があってね…
僕に少し時間を欲しい。都ちゃんだって料理が出来るようになるまで、色々あっただろう?
都ちゃんがそんなふうに僕の力になりたい、そういうのはよく分かったから…
(その時だけはほんの少し、心からの笑みを浮かべて)
僕も今、どうしたらいいかよく分からないんだ。気持ちが整理できるまで、僕の話は待ってくれるかな?
コーチもキャプテンも、ついでに西陣先生もやきもきさせちゃって申し訳ないけど…
それでも、僕が自分でどうにかしなければいけないことだと思うから。
(事情は大分違っても、都になら分かってもらえると思う。
それでも詳しい事情を説明しようにも出来なかったが、自分にできる精一杯の誠意を示してじっと都の目を見つめて)
もう少し、僕に時間が欲しいんだ。