10/07/02 23:34:58 zImpgBWB
>>154
(少女の言葉もそうだったけれど、なによりその表情が思ったより堪える。
自分に対する暖かい気持ちを感じて、余計に―かぶりを振って)
嫌い、じゃないよ。まっすぐな都ちゃんは今の僕にとってはちょっと―
(眩しすぎるから、口には出さずに)
色々ある、って言ってた、僕のことは今はまだ、言えない。
僕自身にも整理がついてないことだから…
(ようやく血肉にまみれた体を起こし、自分もタオルを取り出して、都の体とはすに向けるよう、
まっすぐに見据えようとはしないで)
試合も、しばらくっていうか、ちょっと無理そうだ。
せっかく都ちゃんが応援してる気持ちになってくれて申し訳ないけど、
その分は他の人を一生懸命に声援を送ってくれるかな?
(自分のことはあえてほったかしに、制服にこびりついたモノをぬぐって)
今の僕じゃ、ピンチの時しか助けにはならない、そう言いたかっただけだよ。
いつか都ちゃんにまた応援に来てもらえる、そういうときが来るといいけど…
(タオルを頭からかぶって、ごしごし拭うと)
ごめん、もう少し僕にも時間をくれないかな?今は自分でいっぱいいっぱいで…
(ほんのすこし、自嘲も込めた力ない笑みを浮かべて)
僕じゃなくても、君の力になってくれそうな人は沢山いるだろう?