10/06/30 21:58:43 5YlH4zDg
>>99
(鈍色の刀身―、海に向けられたその切っ先の軌道を漆黒の瞳で追う)
(まだ、その武器を完全にモノにはしていないのかもしれない。
それでも基礎がしっかりしているのか、揺らぎがない。軸がしっかりしているから、
何をやらせてもそつがないと表現した方が良いだろうか……少なくとも、彼女にはそう映った)
思想が、強すぎる―、ですか。
(その言葉に、さきの彼の言葉を思い出した。
自分を敵と見据え、彼の思う“粛清対象”に向かって吐きだした言葉―どのような気持ちだったのか)
(それらと直面して、そこまでの自分に引きずられず、その時の自分が欲する所を為せ)
(そう彼に伝えた男を殺した時、目の前の青年の心は一体なにを、感じたか)
…………正義、とは、
(言葉を途中でやめて紫が刀を納めたのをみてから、ゆっくりと口をひらく)
―揺らぐものであるべきだ、と。
色々なものにぶつかって、折れそうになって、それでも自己が正しいと思えることを貫くが大事。
最初から最後まで、一度も僅かも一寸も揺らがぬ正義など……、
誰ともぶつからぬ、挫折を知らぬ正義など、ただの独りよがりです。一人世界です。
自己の殻に閉じこもるだけで守りきった正義などに、何の価値がありましょうか。
(正義の味方―その言葉に、ふと一人の青年のことを思い出した。正義の味方見習いを自称する、青年だ)
(女は黒色の瞳をゆっくりと細めて、もう一度、海の空気をゆっくりと吸い込んだ)
“色々なもの”に“直面し”た今、
“そこまでの自分に引きずられず、その時の自分が欲する所”―それを“成”すのが、
貴方の正義だと、貴方はもうご存じではありませんか。
(きっと彼が言いかけたのは「色々なものに直面した結果に起こった感情」だと思う)
(なら、貴方はどうするべきか知っているだろうと―、そう口にして、ふと足元に転がっている直径1cm
程度の小石を見つける。すっ、と息をすって、彼の顔面へ向かってそれを―蹴りあげた)
101:紫 一久 ◆aYx5IIasQU
10/06/30 22:20:42 Daa9gS5G
>>100
………ああ。全く。
(正義とは揺らぐものであるべきだ)
(その言葉を聞いて、再び確信……いや、確認と言うべきか
― やはりこの女と俺は、似ている、と。再確認した)
(迷っても、誤っても、悔いても…時には立ち止まり、背を向け、行き直したとしても)
(自己が正しいと思えることを貫く)
……全くだ。
俺が俺の事を信じなかったら、一体誰が俺を信じてくれるっていうんだ。
(意図せず、言葉が唇から漏れる)
ん……
(媛名 葵の言葉に釣られてそちらに目を向けると、飛んでくる小石)
…
(一歩だけ踏み込み、軽く首を傾げて、避けた。教えられた、盤石の動き方。
義手で弾いた方が確実だっただろうが、何故だか受け止める気にはなれなかった)
―フフ。
お前の言わんとする事が分からない程、俺も鈍感ではないが……な。
(再び、黒く塗り潰したような海に目線を向ける)
………道標を揺るがしたのがあの"血"なら、それを建て直すのもまた"血"という事だ。
いや、正確には"血"ではないか……一般に合わせた言い方をするなら、"血"だ。
(自分が戦う最大の理由は、おおよそ自分には似つかわしくないそれは、尚も<<十三天梯>>の手中にある)
―恩師の十人二十人地獄に送り込んだとしても、極論、世界に二人になったとしても、
"血"は消えない。道標は建てられ続ける。
(唇の端に薄笑いを浮かべて、媛名 葵に視線を向ける)
お前も実際、そうなんじゃないか?
同じ匂いがする。根拠、何もないけどな。
102:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/06/30 22:43:29 5YlH4zDg
>>101
誰かの正義は、誰かの悪です―、そんな不安定なものなのに、
それを持つ者自身が信じてさしあげなければ、形が保てるはずなど、ありません。
……形を保てず潰えて、また新たな正義を手に入れるならば、それもまたひとつ。
(価値観の数だけ人には選択肢がある)
(彼の言葉につられるように、女の唇が淡々と言葉をつむいでいったが)
(彼が義手で受け止めるで無く、その小石を避けたのを見れば、ふっとその唇が笑う)
(だがそれも一瞬。そのまま、表情をもどして小首を傾げれば黒髪が揺れた)
血が消えず、道標が立てられる―。
(薄笑いを浮かべたその唇を認めて、繰り返すように呟いた)
(何か考えるように、海の方へと一歩足を進めて真っ黒いその海へと視線を移した。
昏い水面。それでも、きっと夜明けがくれば、深い深い群青色に、そして澄んだ海の色に。
そして、また夜がくればこの昏い水面へと戻るのだろう―それらは変わったように見えようと全て、同じ海)
――さあ。
(改めて彼に視線を戻して、彼の視線と自分のものをぶつける)
原始的で野蛮な私ごときと、貴方が同じ匂いがするなど、恐れ多きことにございます。
……とでも、申しておきましょうか。少々控えめに。
まったく、その憎らしい顔をみたら、何やら少しばかりすっきりと致しました。
(弱々しい姿をみればもやっとして、端正な顔が薄笑いを刻めばなんとなくスッキリした)
(―女は大きくひと息ついて伸びをする。……普通に海で泳ぎたいものです、など呟いてまた海をみた)
103:紫 一久 ◆aYx5IIasQU
10/06/30 23:04:07 Daa9gS5G
>>102
……ハハ。
いや、匂うな。俺と同じ匂いだ。
そういう、嫌みったらしく、慇懃で、皮肉屋で、悪趣味な所。
シンパシーすら覚えるぜ。不愉快か?
(クク、と喉を鳴らすように笑い、懐から携帯電話を取り出し、幾つかボタンを押す)
………ああ、俺だ。
(通話し始めたその声は、数瞬前の笑いなど少しも垣間見えない物)
処理完了。少なくとも、人数分は殺したぞ。
とっとと清掃班回せ。匂いが酷いんだ。 ……ああ。誰かと接触したような跡はなし。
殲滅対象の増加は免れだ。カタマリは今回ので終わりだよな?
…次からカタマリ相手する時は、やっぱ他の奴と組ませてくれると非常にありがたい。
以上、報告終わり。帰って寝る。お前ももう寝とけ。
(若干早めの口調でまくし立てるように告げ、一方的に電話を切った)
―さて。
感慨に耽ってるのかも知れんが、もうすぐ別の連中が来る。
海を眺めたり泳いだりするのは、別の奴と一緒の別の機会にしとけ。な。
(携帯電話を懐に放り込み、腕を空に上げ大きく伸び)
…一晩で随分キルマーク稼いだぜ。これは暫く美味い物が食えそうかもな。
(そう呟くと、少しばかり上機嫌に海沿いを歩き始める)
【さて、そろそろ〆に向かうか? 俺の方は、時間的にはまだ余裕あるが】
104:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/06/30 23:23:09 5YlH4zDg
>>103
(何を―、と反論しようとしたところで、携帯を取り出したのを見て口を噤んだ)
(不謹慎な悪戯でもしてやろうかとも思ったけれど、
内容が内容だったから、口は閉じたままに。そのくらいの思慮はあるつもり、である)
……感慨?
貴方と話して何故(なにゆえ)感慨など覚えなければならぬでしょうか。
――貴方と海を眺めたり泳いだりする、というか、
もうプライベート時に会うことを想像しただけでも、“嬉しくて”涙が出そうです。誠に。
(言葉とは裏腹に小刻みに震える仕草を見せてから、小首を傾げる)
(貴方の言うとおり、―互いに別の奴と一緒の別の機会にするべきだ、と賛同したのだ)
(だから、自分も携帯を取り出していくつかボタンを操作しつつ、上機嫌な背をゆっくり追った。
何となく無言で蹴飛ばして海に落としてやりたい背中を、蹴ることも我慢して)
……なるほど。
ハンカチとかを含める今宵全般の借り返しに美味しいものでもいずれ奢っていただける、とそういうことでしょうか。
とても楽しみに致しております。
(表情変えずに真顔でいっても、もちろん冗談だ)
(蹴りたいのは我慢できたけれど、何となく思わず手を出した)
(後頭部を撫でると言うか軽く叩くというか、背後から軽く奇襲をしかけつつ彼よりも前に出ると、
先ほどの彼と同じように、彼女もまた電話を始めた――)
【了解、であります。私も時間の方は大丈夫なのですか……、
これ以上続けるとして、プランは貴方を海に突き落とそうと試みる(?)、くらいしか浮かばぬので、
紫さんに何かなければ〆に向かっていただければ、十全。十分に堪能させていただきました、です】
105:紫 一久 ◆aYx5IIasQU
10/06/30 23:37:04 Daa9gS5G
>>104
そう言うな。俺ですら、海をぼんやり眺めていたらそれだけで頭の中が浮ついたんだ。
話さずとも、海を眺め感慨に耽ったって不思議でもあるまい。
(もちろん、その浮つきは、今夜あった事があってこそ、であるが)
フフフ…嬉し泣きとは、俺も罪深い男だ。
女を泣かせる事にもいい加減慣れねばなるまいかも知れんな。
(本気とも冗談ともつかない口調で、上機嫌に独り言ち続ける)
(もっとも、"本気とも冗談ともつかない"時点で、それが本気か冗談かなど、計り知れるというものだが)
…ンッ。
(何か来る、とは思ったが、あまりにさりげのない奇襲を思わずそのままに受けてしまい)
……チ。
蹴落としてやろうか。
(軽く頭をさすりながら物騒な事を呟くも、やはりそれも本心ではなく)
(またすぐ、身体を軽く揺らしながら、横目に真黒の海を眺めつつ、歩みを続けた)
【うむ。まあ、終わらせられる物を無理に引っ張り伸ばしてもアレだしな。
一応俺はこれで〆としよう。そちらのレスを待つ】
106:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/06/30 23:52:58 5YlH4zDg
>>105
(相変わらずの憎まれ口が戻ってきたと感じると同時に
「やっぱりすっ転ばせておけばよかった」と思う―独白めいた告白時など、絶好のチャンスだったのに)
――私、です。
状況把握完了。詳しい報告については後日報告書を。
……ええ、そのようなものでしょう。それについては、また別に―、ああ、はい。
そうですね。
あちらについても―、分かっています。分かっています、大丈夫です。
―≪弐式≫は、多用しておりません、朱羽。
(僅かに目を伏せて苦笑いのような表情を電話口にみせる)
(だが、自分の後ろで彼の呟きが聞こえたのが電話をしながら振りかえると、
妙に上機嫌なその歩みが楽しかったのか、一発いれられたのがスッとしたのか、
自分でもよくわからなかったのだけれど、何となく笑いたくなってしまって)
(そういえばあの自分を痺れさせた能力について、問い詰めようと思っていたのだが、
ここでは流石に無粋だし、何より自分も彼相手に新しい駆け引きを持ち出すだけの気力がない)
(だから「あら、こわい」―と、声に出さない口だけの動きで伝えて、
意図せずに、破顔してしまった。何が楽しかったのか、自分でもよくわからないのだけれど、
……日向に連れ出してくれた彼に教えてもらった、こうして笑うこと―は、別に悪いことではないと、想いたかった)
【それではこちらはこれで〆になります】
【二日+置きレスでのお付き合い誠にありがとうございました―とっっても、楽しかったッ、ですっ】
【呆れられていなければまた機会があれば宜しくしていただけれ嬉しく思います】
【次までにはもっと精進いたし、て、……精進していたいです】
【では、お疲れさまでした。そして改めてありがとうございました、紫さん。(一礼)】
107:紫 一久 ◆aYx5IIasQU
10/06/30 23:57:32 Daa9gS5G
【いや、こちらこそ久しぶりで少々迷ったりしてしまったが、最後まで楽しめた。ありがとうだぜ】
【色々振り回してしまったような気もするが……いや、こちらこそ精進を重ねねばな】
【また機会があればよろしく頼むぜ。楽しみにしている】
【以下、空いている】
108:御木本 正太郎 ◆MikiUuyalc
10/07/01 01:44:43 S7JO3BgH
【名前】御木本 正太郎(みきもと しょうたろう)
【年齢】男
【性別】17
【身長】168cm
【3サイズ】計ってみたら83/65/84だったねえ
【容貌】体重50kg未満説が流れるひょろひょろ体型。
瞑っていると間違われる糸目は自称チャームポイント。
【能力】言語や五感を用いた幻術を操る。
・靴底の汚れなど、日常的に体験していそうな状態は一言で錯覚させられる。
・行動不能などの高度な幻覚には元になる痛覚や話術による誘導、多少の運が必要。
・記憶については、対象の心からの同意がなければ表層を覗き見ることすらできない。
・思考や感情を能力を使って読むことはできない。一般人と同じく目や耳での観察が全て。
【希望】雑談、日常、戦闘
【NG】排泄物/肉体的または精神的に後遺症が残るロールは要相談
【弱点】相手が絶対の確信を持てば、比較的簡単に幻影は破れる。
また、体型が示すとおり体力はあまりない。
【備考】余暇は漫画やアニメに費やすオープンオタク。他にも雑学に長ける。
集中力は目を見張るものがあり、結果観察眼もそこそこ。
人と関わりたがる一方戦闘にはあまり積極的ではないが
頼られると嫌と言えずなし崩しで参戦させられる事多し。
何もしないというのは居心地が悪く、見回りを兼ねての散歩も多い。
両親が海外出張で一人暮らし、とどこかで見たような生活を送る。
【プロフ投下のみで落ちだよー】
109:媛名 葵 ◆YJKujNK4t6
10/07/01 02:18:10 jgF8Y5C0
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年(三年時編入)
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型だが、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪。漆黒の瞳。肩に二つ、薄く残った刀傷
見かけはどちらかといえば華奢。大人しくしていれば淑やかそうにも見ないこともない
【能力】≪受容(レセプター)≫
→ 強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
ちなみに異能などの能力については相手側から移譲された場合のみ、一時的に使用可。
【武器】≪弐式 〔にしき〕≫ (と 暗器各種)
深凪伝来の霊体武器/刀型。それ自体が意思をもち、“本来は”武器側が使用者を選ぶ形。
普段は形を持たず、使用時は霊刀として具現化。霊体なので形は日本刀から大剣まで刀型なら変幻自在
(※葵は完全適合者ではなく、弐式を能力で無理に抑制して同調させている状態。
そのため過度使用は抑制力の低下を招き、弐式の意思が彼女を深く侵食する可能性も)
【希望】 相談次第で雑談、戦闘、日常、エロール etc...(※和姦と欠損は要相談)
【NG】 ハードスカ 特殊なのや後に影響が出るのは場合によりけり
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を受けやすい 力は所詮女のもの 魔術攻撃耐性が低い
弐式使用は精神力を使うので使用の度合いによって強い疲労感や時に頭痛などに見舞われることも
【備考】
異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。第八席。
糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
現在、≪深凪≫は兵部晶の所属する警察の一機関に協力。
アンジェラ・トルーマン/御法川醍醐の師匠とは簡単な不戦協定を結んでいる。
外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をしたりと奔放な面も。
だがその実、組織で長く育った為に当主に心酔していたり、微妙に世間知らずだったり、
多少日本語がおかしかったりする。ちなみに、組織内で彼女の能力は完全特異体質扱い。
幼いころから組織育ちなので、身体能力と戦闘経験値はそれなりに高い。
そんな彼女はこの街で大事な人を見つけ、人と触れ合い、普通の生活に惹かれていったが―。
【>>1さんありがとうございました】
【プロフィール投下落ち、です】
110:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/01 19:49:10 EU4w9lv+
【名前】瑞谷 愛華(みずたに あいか)
【年齢】13 中等部1年C組
【性別】女
【身長】144cm
【3サイズ】71-54-77
【容貌】青みのかかったショートカット 優しい眼差し
【能力】~水流操作~
空気中の水分を集合させ、それを自在に変化させて使用する
基本的なイメージとしては鞭状にして攻撃する様なもの
球状にすることも可能(現状は野球ボール程度)
上達すればサイズの変更や硬質化(凍結)して(一例として剣や盾として)扱えたり、
相手を丸ごと水の牢にして閉じ込めたり出来る模様
最終的には人体の水分を操作できるほどになるがいつになるかは不明
【希望】NGを除いて基本的に何でも 但し、性格上戦闘は苦手
【NG】排泄や切断など、他にグロいことはダメです
【弱点】流行(特にファッション)・電子機器(授業で学ぶ程度まで可)・くすぐられること
【備考】基本的に明るいが、能力の発覚以後人付き合いが苦手に
友達は別なクラスに数名いるが、自分からは声をかけず避けている
(未熟な自分の能力で他人に迷惑をかけない為で、普通に話しかけられれば普通に返す)
ただ、異性との付き合いが少なかったためか、男性と話すのはぎこちない
家族を初等部卒業前に事故で亡くして現在一人暮らし 休みの日はバイト三昧との噂
(あくまでバイト"三昧"というのは噂で、能力を制御しようとほぼ特訓に時間を割いている)
住居は生活に困らない程度の小さなアパート 料理・裁縫など、家庭的なことが得意
貧乏生活なので、制服やジャージ姿でいることが多い
能力発覚後は戸惑いながらもそれを受け入れ、現時点で普遍的な生活を送る中でその能力を使いこなすべく、
日々体力トレーニングや能力を使いこなすための特訓を行っている
111:瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
10/07/01 19:51:55 EU4w9lv+
<能力現状>葵先輩との共闘で集中すれば相当量の水流で異形を撃退する事が可能である事が判明
しかし、トレーニング上ではまだまだものに出来ずにいる
基本の水鞭は並みの異形程度なら通用する
空気中から生成した水は基本的に相手からの衝撃を緩和する
なので、一点集中などで打ち破られることが弱点
まだ純水に近づけられる程度で、電撃の類はやはり防ぎきれない
炎系統の攻撃に関しては性質上通用しない
(隙を衝かれればその例にあらず)
まだまだ特訓中に操りきれず失敗し、水浸しになってしまうことが多い
日々のトレーニングのおかげで能力は2時間程度まで継続して使えるようになった
体力維持の方法に関しては自分なりに研究している模様
<状況現状>特訓中に馨先輩に能力を目撃される、そこで自分以外の能力者の存在を知らされ、
誰がどんな能力を保持しているかは知らぬまでもそれに興味を持ち、
まだ見ぬ出会いに心を震わせて、学園生活を送っている
そんな中、奏先輩と出会い自分の過去を明かし、「夜の世界」の存在を知らされる
自分の辛さを受け止めてもらって気持ちを新たに、<課題>を受け取り、自分の"向上"を図るようになる
葵先輩に能力の痕跡を辿られ、その後異形と遭遇、能力の可能性の一端を引き出して共闘の上異形を撃退する
しかし、まだまだトレーニングではそこまでの能力を引き出せない模様
兵部先輩と出会ってお互いの力を明かしあう、その際、信頼できる人物・注意するべき人物を教えてもらう
【プロフィール・現状を投下して落ちます】
【2レスも使ってスミマセンでしたっ】
112:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/01 20:55:21 lqXWc1Xy
【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】髪はやや長め、癖毛が多少跳ね気味
瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長
【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る
【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死
【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意
【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活
不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある
現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
最近の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず
【プロフ貼り落ちです】
113:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/01 20:55:58 lqXWc1Xy
>>75
そうかいそうかい、そいつは重畳って言っとけばいいか?
(体中をみっしりと異形と化した白無垢都に縛められ、薄気味悪く首が伸びても口調だけは平然と)
―結構イイ感じではあるやな。童貞な僕様ちゃんなら一発昇天ってところだ、な。
(力を吸い取られていく感覚、さらには体を痺れさせ麻痺させていく感覚にもたじろがずに)
(こちらの顔を舐める顔と、目線を合わせる。薄く、酷薄な笑みを浮かべて)
吉原の紫陽花って馴染みがいてな。
ありゃあいい太夫だった―何より座敷が華やいで、床の中じゃどこまでもしっとりと、
絡みつくような包み込むような―あれよりいい女には残念ながらお目にかかったことがなくて、よ―
(右手をずぶり、と粘体の中に無造作に突き入れて―)
クスリじゃねーんだから、感覚だけ気持ちよくても、女を抱く快感に比べたらオナニーみてーなもんだ。
白く柔らかい体をぎゅっと抱き締める、天にも昇りそうな気持ちなんて、おめーさんには想像もつかねーだろ?
(無駄口を叩きながら目を合わせる。一瞬何かを思い出すような遠い目をしてから―
ぎちり、と相手の力の流れの中心を指を鉤状に曲げてつかみとり―)
パチもんの寿命はみじけーって相場が決まってんだ。
今度こそあばよ―地獄でまってろ、腐れ外道。
(魂の底まで射抜くような冷たい目で相手を見据える、
同時に全身の紋様が力強く青い燐光を放って「右手」の破滅の力を全て時放ち―
物理的・霊的に全てを腐らせこの世との全ての縁を断ち切る「ケガレ」の力のありったけを、
我が身のダメージを省みることなく、解き放って―
全てを塵に返すべく握りとった「力」の中心を放すまいと指先に力を込めて―)
【みゃーへの置きレス、即撤退だ】
114:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 21:33:01 0oGiMqNu
【名前】奏 永久(かなで とわ)
【年齢】 16
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 B94(68)W58H86
【容貌】
艶やかで癖のない漆黒の髪(長さは膝裏まで達するほど)。同じ色の瞳。奏鬼眼発動時、睫毛のみ銀色、瞳が金色に。
奏鬼眼発動中、感情が極端に昂ぶると髪も銀髪になる。登校時は大き目の制服。普段着はゆったりとしたものが多い。
女子にしては長身だがかなりの細身、ただし胸は除く。黙っていれば凛々しい顔立ち。
【能力】
暗器・村時雨:ヌンチャク、棍、トンファー、ナイフ、剣をそれぞれ組み合わせた多節大鎌。分解して使うことも可能。
奏鬼眼:奏家後継者の証で額に現われる金色の眼。角状にオーラを立ち上らせるため奏鬼眼(そうきがん)と呼ばれる。
永久は身体能力を上昇させるほか、体液に「癒し」の効果を付加させる。感情が昂ぶった時身体能力が急上昇する。
軽身功:気孔術。主に体を軽くすることに用いられ、こと移動に関してはかなりのスピードが出せるようになる。体重も落ちるため
使用中は打撃力が下がる。水面に立ったり、空を飛ぶような動きはできない。
【希望】気分次第ですがまぁ、主に雑談戦闘などを望みましょう。
【NG】排泄物を強調したスカトロは勘弁してもらいたいです。損傷は治っちゃうこと前提なら。
【弱点】奏鬼眼(攻撃されると威力に比例して思考に霞がかかる。)、体液を失うような攻撃、物理攻撃の効果が薄いもしくはない相手。
多量の技術用いるため集中力を乱されると脆い。
【備考】
時に退魔師、時に妖魔として言い伝えられる家系の跡取りとして生まれる。性格は非常にマイペースだが
兄が自分の所為で出て行ったという後ろめたさ、当主としての才がないことから自分を低く、相手を極端に高く見る傾向がある。
自信で決着をつけるべき兄のことで他人の手を煩わせている事、≪深凪≫第八席との遭遇により自身が次期当主である事、何が足りていないかを
自覚し始める。
『従志浪』を名乗る鬼、もしくは異形狩りの手がかりを探し昼夜調査に明け暮れる。
最近足周り、腰周りが成長中。が、本人自覚しておらず、太ったという認識を持つ。指摘されると凹む。どうでもいいですね。
自身に足りないところを自覚しつつも全てを手に入れることを決意。
【プロフ投下して待機しますねぇ】
115:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 22:19:17 iI9I2C9K
【こんばんはーっ♪】
【まだいらっしゃいますかー?】
116:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 22:20:21 0oGiMqNu
【いますよー、こんばんはー】
117:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 22:25:36 iI9I2C9K
【こーんばーんはーっ♪】
【いつもお世話になってます、兄の妹ですー】
【……あれ?】
【あっ、兄・馨の妹ですー】
【連続のロールはどうでしょう……?】
【でなかったら、ちょっと打ち合わせを、と思いましてー】
118:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 22:29:08 0oGiMqNu
【名前が違うけど読みは同じなので首を傾げていたら】
【まさか妹さんだとわっ………】
【かまいませんよぅ……とはいえ、話を聞いてからのほうが】
【決めたほうがいいですけど】
【というわけでまずは打ち合わせといきましょうかー】
【時間があってできるようならロールもする方向でー】
119:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 22:34:12 iI9I2C9K
【読みは同じ……ああ、トリップ同じですからねぇ】
【あにーは風邪ひいているので……】
【僕があにーのところに行こうとしたけれど、寮の場所が分からなくて迷っちゃって】
【場所を聞いたのがたまたま先輩で、一緒にお見舞いに行くとか】
【今回のキモは……事情を知らない僕に、あにーと先輩がどこまで隠し通せるかって感じなんですけどー】
【あとは……あにーのあんなことやこーんなこと知っちゃったり!?】
【こんな感じなんですけど……どうでしょう?】
120:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 22:41:57 0oGiMqNu
【あ、微妙に字が違います……スミレちゃんでよいのでしょうか】
【ふむ、りょーかいであります。】
【特に問題なくー。】
【ええと、風邪………なんですよね。できるだけこうして欲しいとかありますかねぇ?】
121:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 22:44:47 iI9I2C9K
【そうですー、僕はスミレですー】
【ではでは、先ほど提案したロールでお願いしますっ】
【んーと……】
【こうしてほしいとかは特にないですかねぇ?】
【実はあんまり深く考えてないのでっ】
122:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 22:46:33 0oGiMqNu
【わかりましたー】
【んじゃあ、とりあえずやってみるとしましょうか】
【書き出しお願いできますかねぇ?】
123:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 22:48:47 iI9I2C9K
【了解ですっ】
【ではでは、よろしくお願いしますー】
【今から書き出しますねー】
124:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 22:50:22 0oGiMqNu
【こちらこそよろしくお願いしますっ】
125:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 22:52:43 iI9I2C9K
(馨が異形の少女と会って数日経った日。
学園の前で、うろうろとするランドセルの少女が居た。
いや、少女と言うには男っぽいかもしれない。
何せ、赤いランドセルではなく、紺色のランドセルを背負っている。
しかも、年頃の少女にありそうな長い髪はなく、身体にもほとんど凹凸が見られなかった。
言ってみれば、ボーイッシュな少女。
そんな少女が、正門の前でうろちょろとしていた)
ん……誰か知っている人居ないかなぁ……。
(唇を尖らせつつ、周囲を見渡している。
何かを探しているようにも見えるが……実際どうなのだろうか)
126:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 23:03:51 0oGiMqNu
(この学園は幼等部から大学部まである所謂エスカレーター式の学校というヤツだ
当然、中も高等部なら高等部で、中等部ならば中等部でわかれている。
けれども正門というものは一つしかなく、そこには大学部も高等部も中等部もなく
各学部の生徒が様々な制服、ないし私服で行き交っていた―)
…………
(この日差しが夏らしい日、膝裏近くまで伸びた黒髪に多量の熱を吸収した奏 永久は
その熱でおもわずボーっとしてしまう頭をヤジロベーか何かのように揺らしながら
正門に差し掛かり…………)
(……何かを探してうろちょろしていた少年なのか少女なのかいまいちよくわからない子の前に飛び出した。
ぶつかりそうになるほど急なタイミングで、熱でボケた頭はその少年だか少女の姿を捉えずに。)
127:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 23:10:56 iI9I2C9K
んーと……。
(辺りをきょろきょろしていたからか、目の前に出てきた人物にすぐには気付かなかった。
正面からどんっとぶつかってしまったが、如何せん体格差がある。
圧倒的に質量と身長で足りない菫は、どんっと尻もちをついてしまった。
奏先輩の目の前には、半ズボン、半袖で紺色ランドセルに、ショートカットの少女が居た。
その少女は、何が起きたか分からず目をぱちくりさせる)
あ、あのっ。
中等部の人ですかっ!?
……あっ、こ、高等部の人ですね!?
あのー……男子寮に行きたいんですけど……場所わかりませんか……?
(立ち上がりつつぱたぱたと埃を払って、にっこり笑いかけた。
その表情には、どこか犬のように人懐っこいものを感じざるを得なかった。
しかし、思い浮かぶ後輩とは共通点が少ない顔だ)
128:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 23:27:43 0oGiMqNu
!!
(突如腹部に衝撃。
特に意味もなく背中に緊張が走った―村時雨入りの大きめのバッグで頭を隠して
対ショック姿勢をとる。中途半端な長さのスカートが翻り
そこには何故かしゃがみこむ高等部女子と初等部の子と思われる人物がいて
大変、行き交う人々の好奇の視線を集めたとか集めなかったとか。)
………ぅ?
えーと…………
(ゆっくりとバッグを下ろすとようやく頭が回転を始めてくれて
まずは転ばせてしまったことを思い出し、それから立ち上がる手助けができなかったことを認識して
矢継ぎ早に繰り出される言葉の意味を理解した。)
………すみません、暑さで寝ぼけていたようで。
(どこか小動物的な愛らしさで笑みを向ける少女に対してまずは謝罪。
ゆっくり頭を下げると熱の篭った髪が背中から落ち、肩にかかって
身を起こすとソレを軽く撫で、再び背中に回す。)
はい、高等部一年生です………えっと貴方は初等部の子、みたいですね。
ランドセルの色が黒いってことはお兄さんでもいるんでしょうか―それで、お兄さんが寮に入っているから
男子寮を尋ねる………でいいんですかねぇ?
(きょと、と首をかしげて少し腰を落とすと目線をあわせ、埃を払う手伝いをして)
場所、はなんとなくですが知っていますよー。でも私は入れるんでしょーか…………
(女子寮が男子禁制であるなら、男子寮は女子禁制であってもおかしくない――などと考えてから
一つの結論にたどり着く。すなわち「門限破りでひどいことになってるからいまさらかな」だった。)
場所、しっていますよぅ………よければ案内しましょうか?
(口元をうっすらと吊り上げながら申し出て―)
129:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 23:39:07 iI9I2C9K
あ、いえいえー。
僕も少しぼーっとしていたので……。
(小さな苦笑を浮かべつつ、継続して服の埃をぱたぱたと払う。
暑い気配とふわっと漂う香りにびっくりしつつ、にこにこと表情を変える)
ええと……黒じゃなくって、これ紺なんですけどね。
僕は中等部にあにーが居るんですけど……。
あっ、あにーっていうのは僕の兄の呼び方なんですけど……。
ありがとうございますー。
(埃を払うところを手伝ってもらったので、お礼を言って)
ん……そしたら、一緒にお見舞い行きませんか?
あにーが風邪ひいちゃったんで、僕お見舞いに行くんですよ。
(にこにこと微笑みつつ、そっと手を差し出した)
ええ、すみません、御案内お願いできますかー?
130:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/01 23:55:41 0oGiMqNu
よくできた子ですね、しっかりしてます。
(こちらを気遣う少女に対して柔らかく笑みを浮かべることでこたえつつ)
(細かいことをキにするんだなぁ、何か思い入れでもあるのだろうか
と紺色であることを強調する少女のランドセルを観察して)
はい、そうだろうと思っていました。
私もお兄ちゃんがいたので………といっても年はそんなに変らないんですけれどねぇ、ランドセル壊しちゃったとき
お兄ちゃんのお古を使わせてもらったことがあるんですよ。
それで、あなたも同じかなーって思った次第で………
(少女の小動物的な人懐っこさを微笑ましそうに見つめて
頬に手を当てて
短めの髪や笑みがなんだか犬みたいだなー、とか思いながら)
案内はしますけど………いいんでしょうか、特に接点もないと思われるんですけど。
お邪魔になったりしません?
(ゆっくりとした靴音を響かせながら道案内をしつつ、そんなことを尋ねる。
家族である彼女はともかく、自分がいきなり来たら彼女の兄とやらもびっくりするんじゃないだろうか
などと思いつつ「お見舞い」の単語に反応をよこして)
……で、此処を曲がれば―――あれ、道まちがった?
(暫く歩いていると、男子寮とは見事に表裏逆に位置する公園にたどり着いて
慌てて引き返すことになった。)
【あー、すみません凍結………おねがいできますでしょーか。】
【明日なら22時くらいから再開可能でありますっ】
131:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/01 23:57:18 iI9I2C9K
【ではでは凍結でお願いしますっ】
【明日の22時に避難所で待ち合わせして、再開といきましょー】
【それでよろしいでしょうかー?】
132:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/02 00:01:10 0oGiMqNu
【はいなーではそれでおねがいしますっ】
【それではコレにて、此処までのお付き合いに感謝しますー】
【おつかれさまでした~】
【お先に失礼します~】
133:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/02 00:02:48 iI9I2C9K
【はいっ、お疲れさまでしたー】
【おやすみなさいっ】
134:名無しさん@ピンキー
10/07/02 14:55:23 MgPKrhE4
絵描きスレからきました
著作権も知らない常識知らずがいるのはこのスレですか?
135:名無しさん@ピンキー
10/07/02 15:35:08 Nl4EiFUB
オリ板避難所見境なくあちこちのスレ使い潰す。
あげくに絵が欲しいからって描いてもらった絵を無断でよそに持ってて「これを元に描き直してね(^-^)」か。
自スレ以外の連中の場所を奪っても自分らさえ楽しんでりゃそれでいい。
絵がもらえんなら描いた絵描きはどうでもいい。
本当に自分さえよけりゃ他はどうでもいいっつう身勝手な自己愛の塊の巣窟だな。
ちょっとはよその迷惑も省みろよ。
迷惑で目障りまじ大嫌いだここの住民。
136:名無しさん@ピンキー
10/07/02 15:54:32 MgPKrhE4
自己中でKYで常識知らずで恩知らずな天羽さんのいるスレはここですか
137:名無しさん@ピンキー
10/07/02 16:05:21 MgPKrhE4
絵描きさんを絵を描く機械だと思ってる茄子並みのキチガイがいるのはこのスレですか
138:名無しさん@ピンキー
10/07/02 16:38:02 MgPKrhE4
これで悲劇のヒロインを演じる準備ができましたね
天羽さん楽しみにしてます
139:名無しさん@ピンキー
10/07/02 17:19:52 MgPKrhE4
みゃこまだー
140:名無しさん@ピンキー
10/07/02 17:26:09 MgPKrhE4
みゃこ愛してるよみゃこ
141:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/02 21:00:01 bYy95cst
>>113
『それって、いつの頃なの? というか、そーゆうのが好きなんだ』
(吉原や太夫が何か知っているのか怪しげではあるが)
(彼氏の部屋でエッチな本を見つけた彼女のような、そんな不機嫌そうな顔をする異形の少女)
(都の真似をしてると考えれば、そう間違った真似ではないだろう)
『それはわたしのことを馬鹿にしすぎでしょ、何がいいかなんて人それぞれなんだし』
(気を悪くしたのか頬を膨らます少女)
(不知火が仕掛けようとしているのはわかっているはずだが)
(どうにでもできる自信でもあるのか目があっても平然としていた)
(そして不知火が力を放つと、粘体状の身体下半分が吹き飛び)
(残りの身体も赤黒いどろどろとしたスープ状の肉片へと変わっていく)
(物置小屋の天井も不知火の身体も赤黒い液体に染まって)
『あんっ!』
(倒されようとしているのに、少女は恍惚とした表情を都そっくりな顔に浮かべる)
(その頭を乗せた首は身体の崩壊に抗うように不知火の上を越えるように伸び)
(肉片を振り撒きながら小屋の下へと落ちて行く)
(その先には、血みどろの争いを見聞きしないよう目と耳をふさがれた都の姿があった)
「くっ、迂闊!」
(紅雲も気配は感じていたが、下手に都を押さえ込んでいたため反応が遅れる)
(気を振り絞って腕を下ろして車椅子を下げようとするものの間に合いそうにない)
『今度は紅雲くんとい~っしょ♪』
(歌うように話しかける異形の少女)
(不知火の破壊した核は少女の種にとっては心臓であり子宮でもあるところ)
(そこへ必要な分だけ力が集まれば分裂して仲間を増やすことができ)
(破壊されれば身体が四散するほどの急所でもある)
(だが、人ではなく異形に分類されるその種は、それで息絶えるほど脆弱ではなかった)
【今日もよろしくお願いします】
【で、いま、ふと思ったのですが、紋様の怨念を吸われて、薄くなったりするんでしょうか?】
【今さらの質問ではあるんですが、なんとなく気になったので】
142:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/02 21:12:18 zImpgBWB
>>141
【レスする前に少し相談させて。今回の攻撃はフィニッシュのつもりで放ってたし、
あえて力を吸わせていたのも肉を斬らせて骨を断つつもりだったから…
それほど安い破壊の力を放ったつもりもないし、これでダメだともうフォローしようがないかもしれない。
2回もう破壊の力を使ってるし、力は吸われて弱ってる、時間を置けば回復するかもしれないけど、
力を吸われた分はもちろん紋様は薄くなってるし、僕的な計算じゃもう不知火の時間制限自体がリミットだし…
こちらの事情ばかり言って申し訳ないけど、都ちゃん本体を巻き込んだらさすがに攻撃もためらわれる。
事態を打開する糸口がみえないんだけど、そのあたり都ちゃんはどう考えてたか、聞かせて欲しい】
143:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/02 21:20:09 bYy95cst
>>142
【まだ追いついてやっつけるなり、追い払うなりできるかなぁ、と思ってました】
【わたしが不知火のことを強く見過ぎてちゃった、ってことですよね】
【どうしましょう?】
144:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/02 21:23:47 zImpgBWB
>>143
【ならなんとか男の子の意地で頑張ってみる。
仕留められるか逃げられるかは都ちゃんに任せるからこっちなりの全力を尽くしてレスしてみるよ。
今からレス作成するのでもう少し待ってて】
145:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/02 21:25:30 bYy95cst
>>144
【うぅっ、無茶振りをしてしまってすみません】
146:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/02 21:32:21 zImpgBWB
>>141
(するり、と指先から力を放つ寸前に相手の核とでもいうべきものが逃れていくのが分かったが―
「右手」の力の欠点、力を溜めて放つ時には体の自由が効かず、それを追いかけて掴むこともままならずに―
肉片が飛び散る手ごたえと、肝心な部分を逃した、のを同時に感じて―)
くっそたれ…逃がすか、よ!
(肝心な部分が逃れていくのを感じとり、力を放った余韻で痺れうまく動かない体を無理矢理振り向かせ、
車椅子の都に襲い掛かろうとする首をなんとか目で追って―
覚悟を決めて、屋根の上からたん、と飛び降りる。
狙いは相手の頭、後頭部めがけて宙でくるりと身を翻し、かかと落としまぎれの、
回転胴回し蹴り―余計な力を込めている暇も余裕もなく、宙に飛ぶ首を追いかけて、
地に叩き伏せ踏みにじり潰そうと、脚を伸ばし体をくるりと宙で一回転させて、
高みから打ち下ろす、その勢いだけで地に叩き伏せようと肉片まみれの体をためらうことなく投げ出して―)
147:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/02 21:46:21 bYy95cst
>>146
(少女の頭があと少しで都にたどり着く直前、不知火の足が届いた)
(小さな頭は不知火の勢いをそのまま受けて地面に叩き付けられ)
(そのままトマトのように潰れて地面に赤い血肉をさらした)
…………っ!
(紅雲が都を後ろに逃がそうとしたため、都を押さえきれなくなり)
(たまらず目を開けてしまった都は、自分そっくりの顔が潰れるところを目撃することとなった)
(異形が倒されるところを見るのは初めてではないが、人の形をしたものは初めてで)
(しかも自分そっくりなのは、自分がそうされたのかと一瞬思って心臓が止まりそうなほどびっくりして)
……あ……せ、せんぱい……先輩、大丈夫!?
(地面の赤い染みから視線をずらせば、すぐそこには赤黒く染まった不知火の姿があった)
(不知火は強く、けれど旧校舎内では怪我をすることだってあって、完全無敵ではなく)
(妖刀に刺された迫水直よりも酷い見た目に別な衝撃を受ける)
148:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/02 21:56:54 zImpgBWB
>>147
(都の声が聞こえなかったように、肉片も血潮もたっぷりと身にはりつけたまま、
なんの感情も移していない瞳で飛び散ったろくろ首の残骸を見渡し―)
逃がすかよ…!
(ぎらりと獲物を狩る殺気そのままに瞳をきらめかせ、のた打ち回る肉片にまぎれて逃れようとする、
「力」の中枢目掛けて、指をぎちり、と曲げて構えた「右手」を力を込めて振り下ろす―
これが残された最後の力だが、相手の霊的な中枢を跡形もなく滅ぼそうと、
最後の力を振り絞って制服を透かし、全身の紋様が力を凝縮するように輝いて―)
(顔にも手にも、揺らめく炎のような、人魂のような穢れた波動を放つ紋様からぱぁっ…と光を放ち、
肉片の中の一片、地にのたうつ妖しげなモノに向け、全力で腕を振り下ろす―
が、力を吸われた後遺症か、常のスピードは失われ、それでも渾身の力を込めて、腕を振り下ろして―
なんとしても滅ぼす、その圧倒的な冷たい殺意だけに集中しきって―かっと目を見開いて)
149:名無しさん@ピンキー
10/07/02 21:58:58 P4L6G3o6
のぞきんぐ
URLリンク(www.youtube.com)
150:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/02 22:12:04 bYy95cst
>>148
(潰れたままピクピクと蠢いていた肉片も、不知火の拳を受けて静かに消えていった)
『…………』
(そうゆう種なのであろうか、最後まで己の死や恐れというものを感じているようには見えず)
(今はもう力も知性も残っていない血肉の破片が残ったままだった)
(それも血生臭い悪臭を振りまきながらコールタールのような黒い染みへと変わっていく)
(不知火の体を濡らした異形の血肉も同じように黒い染みへと変わり、一見して血だとはわかりにくくなって)
……先輩……不知火?
(不知火が戦う姿を見るのも初めてではないが、ここまで鬼気迫る姿は今までなく、その迫力に圧倒される)
(普段に比べればだいぶ力は落ちているのだろうが、都には今まで以上に見えて)
(都の中にいる紅雲共々、背筋を凍らされてしまう)
151:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/02 22:21:52 zImpgBWB
>>150
(指の中、確実に相手を滅ぼした、その感覚だけがしっかりと残る。
どこに還ってゆくのか、むなしくなっていく気配を感じながらも、そこまでが不知火のタイムリミットで―)
そっか、こういうオレ様を見るの、みゃーは初めてだったか?
(全身の紋様が薄れ、がくりと力なく地に膝をつきながらも顔を起こしてニヤリと笑って)
べにっちもみゃーも、ちゃんとした挨拶できなくてわりーが、これであばよ、だ。
(それでも唇を歪め、ぶるりと血肉にまみれた頭を揺すってからぎらぎらと殺気を残した目で都を見据えて―)
(すうっ、っと燐光を放つ紋様が薄れて消える、途端にがくりと両手を地について、
なんとか脱力感に耐えて―)
無様なところを見せちゃったな、でも、これで僕が僕を「信用するな」って言うわけがわかっただろう?
(まだ立ち上がることは出来ない、今度はうなだれて都の顔を見ることなく、なんとか言葉を搾り出して)
そういういみではあいつ、不知火の言うことが全面的に正しい。
僕は街の掃除屋なんだよ。
どんなものでも―人に害を及ぼすなら、どんな手を使ってでも、排除する、ね。
(なんとか放り出したいつものスポーツバッグににじりより、清潔なタオルを取り出すと、
まだ異形が飛び散った跡が拭いきれていない都の頭に向って放り投げる。
その際もなるべく近寄らないように、ばさりとちょうど都の頭を覆うようにタオルが投げかけられて―)
152:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/02 22:42:31 bYy95cst
>>151
不知火、あの…「済まぬ」
(何か言おうとした都だったが、紅雲の一言に遮られた)
(その謝罪は不知火が戦う場面を都に見せてしまったことへなのか)
(紅雲の片割れである紅空に引導をわたしてもらったことへの礼なのか)
(都には分からないけど、その意味を問いただす気にはなれなかった)
…………。
(頭にかけられたタオルの裾を掴みながら、何をどう言おうか悩み)
水鏡先輩、不知火……わたしと、紅雲を助けてくれてありがとうございます。
(まずは助けてくれたことに感謝を示す)
(あの異形は紅雲と都につきまとっていて、今日はとうとう都の前に出てきた)
(感じからして、一番の目的は紅雲だったろうが、紅雲と共同体である今の都には同じことだ)
だから、そんなに自分のことを悪く思わないでください。
掃除屋が悪い存在なんですか?
(汚れを拭う気にはなれなくて、タオルの裾を掴んだまま都は続ける)
泥棒とか詐欺師とか、痴漢なんかとは比べものにならない存在じゃないですか。
先輩が頑張ってるおかげで、誰かが助かってて、みんながそれを知らなくても、それは事実なんだし。
そうゆうことが、なんで信用するなにつながるのかが、わたしには分からないです。
(水鏡を励まそうと言うよりも、水鏡がなんでそこまで自分を悪く言うのかが分からない)
(そうなるにはきっと何か理由があるはずだけど、不知火という存在だけが理由とは思えず)
153:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/02 22:58:08 zImpgBWB
>>152
貴方のためにやったわけじゃない。だから気に病むことも礼を言われる筋合いもありません。
(都には応えず、紅雲に向ってそんな言葉を呟いて、
こちらへの気遣いに満ちた優しい言葉を、うつむいたまま受け止める。
とてもありがたいと思ったし、だからこそ―)
あまりよく思ってはいないようだけど、僕なんかよりはよほど、紫さんのほうが頼りになるよ。
あの人なら冷静に、君の悩みもトラブルも受け止めてくれると思う。
色々と僕のほうもあって―なにより、紅雲くんが近寄りたがらないものには、
都ちゃんも近づいちゃダメだ。自分の力の及ぼす影響も君は、少し考えて行動したほうがいい。
君に近づいてくるのがすべて良いものだとは限らないだろう?
まして自分で能力が制御できないなら、なおのこと慎重にならないといけない。
さっきも言っただろう?誰彼構わず信用するのは心根としては美しいけど、それが正しいことだとは、僕は思わない。
そのあたりは都ちゃん自信がもう一度、自分で考えてみるべきだ。
(目線を合わせずうつむいたまま、一気に言い放つ)
何も知らなかったから、で済まされることじゃないのは、伊織さんのことでも十分身に沁みただろう?
(あえて冷たく突き放す、平板な口調で言葉を紡いで―)
相談するなら久遠さんか紫さんにしたほうがいい。
媛先輩じゃ、かえってあの人も動揺するだけだし。
困ったことがあれば兵部くんでもいいね。今なら冷静に話を聞いてくれると思う。
(つまりは自分にはもちかけるな、とぼそぼそとした口調で)
それでも、どうしようもなかったらSOSならいつでも僕に連絡してきてくれるかな?
それこそ掃除屋としてなら、どんなピンチでも必ず僕がなんとかしてあげるよ。
今日みたいに血なまぐさいことになってもいいなら、ためらわないですぐ呼んでくれればいい。
(顔を背けて、それだけは都を気遣う口調で、ようやくうっそりと顔を上げる。
ぎこちない表情になんとか薄笑いを浮かべて―)
154:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/02 23:21:16 bYy95cst
>>153
(水鏡の言葉に紅雲は応えなかった)
(何か思うところはあるだろうけど、言葉にしない方がいいと考えたのか)
(それとも、もう応えるほどの気力も霊力も残っていないのか)
えっ、それは……その、そうだけど……。
(突然紫のことを言われ、それは関係ないことじゃないですか、と言おうとしたけれど)
(次々と都に突きつけられる言葉に口ごもってしまう)
(こんな時だからこそ、それはグサグサと心に突き刺さり、己の至らなさを感じてしまう)
(水鏡の態度を冷たいとは思わないが、それだけ迷惑をかけ、心配させたと思うと申し訳なくて心苦しくて)
(けれど、どうしようもない時以外は会いたくないと言っているような言葉には正直に落ち込んでしまう)
……確かに、わたしは迷惑をかけてばかりだけど……そんなにわたしのこと、嫌いですか?
会いたくないなら、はっきりそう言ってください。
わたしは、何もトラブルがあった時だけ先輩を頼りたいとかそんなこと思ってないです。
今は先輩が休部してるから無理だけど、試合の応援もまた行きたいって思ってます。
そうゆうのも駄目なんですか?
(言うつもりはなかったけれど、一言話し始めたら止まらなくなって)
(年上の人からこうゆう反応をされたのは初めてだったから、もやもやした感情が心の中に渦巻いてしまって)
155:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/02 23:34:58 zImpgBWB
>>154
(少女の言葉もそうだったけれど、なによりその表情が思ったより堪える。
自分に対する暖かい気持ちを感じて、余計に―かぶりを振って)
嫌い、じゃないよ。まっすぐな都ちゃんは今の僕にとってはちょっと―
(眩しすぎるから、口には出さずに)
色々ある、って言ってた、僕のことは今はまだ、言えない。
僕自身にも整理がついてないことだから…
(ようやく血肉にまみれた体を起こし、自分もタオルを取り出して、都の体とはすに向けるよう、
まっすぐに見据えようとはしないで)
試合も、しばらくっていうか、ちょっと無理そうだ。
せっかく都ちゃんが応援してる気持ちになってくれて申し訳ないけど、
その分は他の人を一生懸命に声援を送ってくれるかな?
(自分のことはあえてほったかしに、制服にこびりついたモノをぬぐって)
今の僕じゃ、ピンチの時しか助けにはならない、そう言いたかっただけだよ。
いつか都ちゃんにまた応援に来てもらえる、そういうときが来るといいけど…
(タオルを頭からかぶって、ごしごし拭うと)
ごめん、もう少し僕にも時間をくれないかな?今は自分でいっぱいいっぱいで…
(ほんのすこし、自嘲も込めた力ない笑みを浮かべて)
僕じゃなくても、君の力になってくれそうな人は沢山いるだろう?
156:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/03 00:06:23 K2LxWxNA
>>155
助けるとか、力になるとか、人との関係ってそれだけじゃないじゃないですか。
そりゃ、先輩とは学年どころか高校生と中学生で離れてるけど、お話ししたり、遊んだり、そうゆうのって……。
(そこまで言って、思いとどまる)
(今の水鏡恭弥には、そもそもとしてそうゆうことを考える余裕すらないのだ)
(それは普通の状態じゃないと思うけれど、ならそれをどうにかすることが自分にできるのか、と自問自答する)
(理由も話して貰えず、食い下がるすべもなく、調べることも難しい)
(役立たずなのは元からだけど、改めて意識すると悔しくなる)
今はできなくても、いつか先輩に余裕ができた時でも……。
(本当に、それでいいのかな?)
ううん、やっぱり、そうゆうだけって嫌です。
知り合った切っ掛けは夜のことだったとしても、それはそれだと思う。
先輩が今すごく大変なのは分かるけど、それに付きっきりじゃ、いつか潰れちゃいます。
だから、気晴らしにわたしと遊びましょう!
(また自分が暴走しはじめてるのを自覚するけど、あえてブレーキをかけない)
水鏡先輩が何を悩んでるのか分かりません。
何となく夜のことだと思うし、そうだとしたら、わたしは夜のことではまったく役に立たない。
でも、一日は夜と昼、両方あるんです。
誰だって夜だけを生きてるんじゃないはずです。
(紅雲に心の中でごめんねと謝り、水鏡に車椅子を近づけて)
だから、気晴らしにわたしと遊びましょう!
もしかしたら、悩み事を解決するヒントを思いつくかもしれないじゃないですか。
(何をこんなにはりきっているのか、自分でもよく分からない)
(少し冷たい態度をされたのが嫌なのか、少しでも役に立ちたいのか、恩返し的な事をしたいのか)
(それがすごい我が儘なことで、迷惑だと思われるの百パーセント承知で)
157:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/03 00:22:43 IXLrcH+E
>>156
(まっすぐで、暖かい気持ちがこっちに流れ込んでくるようで―
ここは誤魔化してはいけないと自分でも思う。タオルでぬぐっても拭いきれない汚れが制服に、
それ以上に体中に染みついてる気はした―それでもしゃがみこみ、
車椅子を寄せてくるのを手で制して、目線の高さを合わせて)
誰だって夜だけを生きてるわけじゃない、都ちゃんの言うとおりだ。
それは僕も、色んな人をみてきたからよく分かる。
(都の手を握ろうとはせず、ホイールの手すりをしっかりにぎって、真摯に都を見つめ目線は逸らそうとせずに)
この間ちょっと考え込むような事件があってね…
僕に少し時間を欲しい。都ちゃんだって料理が出来るようになるまで、色々あっただろう?
都ちゃんがそんなふうに僕の力になりたい、そういうのはよく分かったから…
(その時だけはほんの少し、心からの笑みを浮かべて)
僕も今、どうしたらいいかよく分からないんだ。気持ちが整理できるまで、僕の話は待ってくれるかな?
コーチもキャプテンも、ついでに西陣先生もやきもきさせちゃって申し訳ないけど…
それでも、僕が自分でどうにかしなければいけないことだと思うから。
(事情は大分違っても、都になら分かってもらえると思う。
それでも詳しい事情を説明しようにも出来なかったが、自分にできる精一杯の誠意を示してじっと都の目を見つめて)
もう少し、僕に時間が欲しいんだ。
158:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/03 00:39:06 K2LxWxNA
>>157
(あまり近づかないようにと制され、車椅子を止める)
(その代わり、少し前のめりになって目線をあわせてくれた水鏡の顔をまっすぐのぞき込む)
……先輩。
(確かに、都だって料理できるようになるまで色んなことがあった)
(霧原朱音の言葉、兵部晶の言葉、二人だけでなく、多くの人の言葉があって)
(同じように言葉が解決したりヒントになったりするとは限らない)
(それでも、言った本人は意識しない何気ない言葉がヒントになったりして)
わかりました。
たぶん、わたしが男子だったら、もっと先輩の力になれたのかな。
(きっと、何よりもまず、今は大泣きしたい時期なのだろう)
(都だってそうゆう時期はあって、男子だとそうゆうとこは見られたくないのだろう)
(そんなデリケートなところは、本人の言うとおり自分自身でどうにかしないといけないのかも)
待ってますから、だから、大丈夫になったら声をかけてくださいね。
約束です、不知火が大変になっちゃうかもだけど、そこは我慢してもらって。
(都は手をあげて小指を立てる)
(万が一、このまま悩みに押しつぶされそうになった時、少しでも助けになるように)
(約束を思い出して、立ち上がって帰ってこられるように)
159:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/03 00:48:48 IXLrcH+E
>>158
都ちゃんみたいな可愛い子に励まされるから元気が出るんじゃないか。
(精一杯の虚勢でそんな軽口も口にする。
小指を差し出されて、正直かなりためらうものを感じたけれど―)
今日約束したことは、忘れないよ。
なにより、都ちゃんが元気になってくれたのが、嬉しいから。
僕もそうなれるように…
(指切りげんまん、をしてしっかりと小指を絡ませて)
都ちゃんがまた料理部に戻って、みんなを元気付けてあげられる、
そういうことが僕は何より嬉しいから。
いつかそう自分もなれたらいいと、思うけど―
(何も約束できない自分に歯がゆい思いをしながらも安易に誤魔化そうとはしない。
それだけ都から力をもらったから、誠実に答えたかったらから―
やせ我慢をして、少しだけ笑ってみせた)
160:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/03 01:06:07 K2LxWxNA
>>159
そんな、媛名先輩みたいな綺麗な人の方が元気が出るんじゃないですか?
媛名先輩の励ましはちょっと怖そうだけど。
(スパルタな励まし方が似合いそうな人だけど、それを本人に言ったら怒られるだろう)
指切りげんまん嘘ついたら針千本飲~ます、指切ったっ。
(実際に針を飲ませたりなんかしないけど、気持ちはそれくらい、嘘になったら嫌だってこと)
なれます、絶対に大丈夫、わたしが保証します。
頼りないと思う保証かもだけど、本当に大丈夫だから。
(そう信じるから、願うから、だから大丈夫)
(たとえ揺らぐことがあっても、思い続ける限り叶うと信じているから)
自信がなくなったら言ってください、わたしの思いは強いんです。
わたしのお弁当はカンフル剤です、栄養ドリンクです。
先輩のお腹の中から元気づけちゃいますから。
(ギュッと握りこぶしで微笑んで)
【そろそろ〆でしょうか】
【隙屋先輩のこと、話すタイミングが、、、今から思い出して聞くのって格好悪いかも】
161:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/03 01:10:56 IXLrcH+E
>>160
【考えたけど都ちゃんのレスで締めにしたほうが綺麗だと思うから、ここまでにしておこう。
ホイルの件は、今の僕じゃちょっと頼りにならないだろうし、今回はここまでにさせてもらえるかな?
僕のほうの事情で振り回してしまって申し訳なかったけど、この前とは対照的ってことで、
こっちは十分楽しませてもらった。お相手ありがとう。それでもうじうじズルズル引きずっちゃうのが、
僕クオリティだけど、よかったらまた次もお相手してほしい。
今日はこのあたりで悪いけどお先に失礼するよ、おやすみ、都ちゃん】
162:天羽都 ◆oB0aPf5pqI
10/07/03 01:16:17 K2LxWxNA
>>161
【はい、わかりました】
【こちらこそ都回路(いま命名)が暴走してごめんなさいです】
【わたしの方も振りまきすぎたネタを一つしめられましたし、色々できて楽しかったです】
【次のロールは針を飲ませることにならなければいいですが】
【それじゃ、ありがとうございました、おやすみなさい(ぺこり】
163:前山 菫 ◆KAORUResv.
10/07/03 09:33:29 MRI1J8fU
【おはようございます、置きレスにお邪魔しますっ】
【スレリンク(erochara2板:205番) からの続きです】
ええ、そうですよー。
昔っからサッカーばっかりやってて……。
夜遅くなって、ボールが見えなくなるまで遊んでいたこともありますしね。
(短い髪を撫でられると、気持ちよさそうに口を緩ませる。
しかし、兄の名前が出てくるとびっくりした表情を浮かべた)
あれ、あにーを知ってるんですかっ!?
……むー。
(こんな美人さんが兄の知り合いだったなんて。
それを考えると、菫は少し顔をむくれさせた)
いえいえ、怪我とかじゃないんですよっ。
風邪ひいたーって。
でも、今回の風邪は酷いらしくて……。
だから、お見舞いに来たんですっ。
(少しだけ嫉妬を感じつつ、それでも菫は明るく話をする。
そして、教えられた部屋へと向かっていく)
(部屋の前に到着すると、とんとんと部屋をノックした。
表札には、馨の名前ともう一人、名前が書いてある)
「ふぁい……げほ、げほ」
(部屋の中からせき込む声が聞こえたと同時に、扉が開く。
そこには、眠たそうに瞼を半開きにし、パジャマ姿で身なりが整っていない馨が居た)
あにーっ!
「うわっ!」
(姿を見つけるなり突撃した菫は、馨を部屋の中へと押し込んで倒してしまう)
【お邪魔しました、ありがとうございましたっ(ぺこり)】
164:奏 永久 ◆ONICNlGmhA
10/07/03 21:25:10 YqgMjSCl
【置きレスにお借りしますっ】
>163
はいな、接点というか―私、学園の怪談とかこの町の都市伝説とか調べるの好きなんですよぅ
彼サッカー部じゃないですか。だもんで運動部の間で広まってる怪談かなにかのこと聞けないかなー
と思ったのがきっかけですねぇ
ちなみに学内誌で取り上げられたのを見て、彼のことを知りました。
(口元を緩ませていたかと思えば外的でも見つけたかのように飛び跳ねる。
鋭敏な反応ではあったが彼女くらいの子がするとなんだか可愛らしい
思わずほほが緩んでしまう。)
(けれども先ほどから返事が曖昧だったり、いま尚むくれられてるところを見ると
何かしたのかなーと無意味に不安になったりするもので少し困ったような顔をすることになった。)
あ、風邪なんですか。
無茶が多い子だから、ちょっと心配しました―
(前なんか銃創をこさえてきたものだから、お見舞いが必要なこと、というと
どうしても怪我のほうを連想してしまう。
ただの風邪らしいのでそんな心配も無用のものだったようだが………)
(ほっと胸元をなでおろして―)
風邪を引いたということでしたので少しばかり心配していましたけど
その様子なら元気そうですね。
(じゃれあう兄妹を見て微笑を浮かべると部屋を一通り見渡して
それから前山の格好を見つめ)
妹さんに風邪を移してはダメですよ。わざわざでてきてくれたのは助かりましたが
寝ていても勝手に入らせてもらいましたのに……(ピッキング技能持ちの発言)
それから、ちゃんと食べてますか?風邪なんて免疫力の低下ですからねぇ、しっかり食べて
ゆっくり休まないと治るものも治りませんよぅ?
それから、汗をかいたらそのままにしないでちゃんと着替えて、汗を拭かないと―
(のんびりとした口調で言葉を続けながら押し倒された前山君を覗き込んで
にっこりと微笑を浮かべる。)
こんにちは、お加減いかがですか?
【おかりしました~】
165:Nameless ◆FdHN5Mb0fw
10/07/03 21:26:21 oq+D4u77
【久しく顔を出していないうちに、随分とまぁ……】
【まあ、それはそれとして、テンプレおいて待機させてもらおう】
【名前】Nameless(旧名:霧原朱音)
【年齢】肉体年齢で14歳
【性別】女
【身長】137cm 38kg
【3サイズ】実になだらか
【容貌】腰まで伸びた薄い黒色の長髪、視力が低下しているため眼鏡が欠かせない。大抵は着の身着のままな姿。
喰らった相手のものをそのまま着ることもあり、丈が合わなくなったりすることも。
【能力】身体変化
主に右手を自由自在に変化させて戦う。ときに剣にときに矢に。またあるときは敵を喰らう顎ともなる。伸縮も自在。
・体液操作
自身の体液を自在に操る。以前持っていた体液を混入させた液体を操る力は失われている。
【希望】戦闘、会話、他にももろもろ
【NG】殺されなければ、よし!
【弱点】かつての自分の記憶が再起されるような事態に陥ると、行動に支障をきたすことがある。
その他、絶賛精神的に不安定中。
【備考】
かつて滅びた人類の敵対者、シードの残滓を力として利用することを企てた者達の手によって、適応者として用意された体。
しかしシードの意志はすでになく、その器にも意志は残されていなかったため、かつてシードを御し得た霧原朱音の魂が宿されることとなった。
その際、利用しやすくするため過去の記憶は一部を除いて封印されている。
そんな彼女は起動実験の際に暴走。その場に居合わせた者全てを喰らい脱走。
しかし彼女に宿されたシードは不完全であり、液体操作や感染による繁殖は行うことが出来ない。
また、常識を遥かに越える身体能力をもつが、それによるエネルギーを補うことも出来ず、補食という形でエネルギーを補給している。
現在は自分が何物であるのかもわからず、ただ飢えを満たすために異能をもつものを狙い、喰らいながらこの街の夜を徘徊している。
166:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/03 22:18:49 K9veDHAj
【こんばんはっと。俺で良ければお相手立候補させてもらうぜー】
【と言ってもノープランなわけだが!】
167:Nameless ◆FdHN5Mb0fw
10/07/03 22:37:47 oq+D4u77
【むむっ、微妙に気付くのが遅れてしまったぞ】
【相手をしてくれる、というのは非常にありがたいのだが、くぅ】
【残念だが、そろそろ私は行かねばならない時間のようだ】
【次の機会があったら、付き合ってくれるととても嬉しい。では、さらばっ】
168:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/03 22:40:47 K9veDHAj
【ぬぁっ、そうだったのかーっ!】
【それじゃ、また今度な! お疲れ様ーっ!】
169:アンジェラ ◆rdAV3DcvpI
10/07/03 23:47:40 mVkcw4cL
前スレ>>486 『絶対領域』さん
そういうことでしょう。
……くだらない言葉遊びになりますが、道とは、そこにあるもの。
道を選ぶ事は出来ても、歩く場所も行きつく先もあらかじめ絞られていたのかもしれませんね。
(今はもうない左肩の先を軽く眼で追って、郡へと視線を戻す)
その気持ちも一切無いわけではありませんよ。
ただ、思考も感性も、他人と価値を統一することはできませんが─
私が「お人好し」ではない、と言う事だけは断言しておきましょう。
ある程度の警戒と懐疑は、引き続きしておくべきではないでしょうかね。
(彼が見せた呆れるような仕草に、仮面の下で苦笑を返し)
(手入れの行き届いていない自分の髪を撫でながら、月を仰いだ)
ブルース・リーのファンは、彼を殺す事で、彼を手に入れようとしたとか。
(郡から告げられた残酷な言葉も、アンジェラにとっては予想されたものだったのか)
(身じろぎひとつせず、淡々と言葉を返す)
ともかく、お互いの現状を許容できない状態、
言うならば、悪い夢だと割り切っている状態で二人が戦い続けることほど
無意味で滑稽で無価値なことは無いかと、私は思うだけです。
(風にまくられるマント。一瞬だけ露わになるのは皺と傷に埋もれた醜い皮膚)
どんな形であれ、決着をつけるのがお互いの為でしょう。
ご健闘をお祈りしていますよ、「絶対領域」。
─郡太一郎。
(去っていく彼の後ろ姿をしばらく見つめた後、自身も立ち上がり右手を突き出す)
(掌の先に浮かび上がる魔法陣の中に「Ⅱ」「Ⅲ」「?」「ⅩⅩⅢ」「?Ⅲ」の文字が現れ、空間に人が通れるほどの孔を開ける)
(孔の中に身体を通せば、この世界からは消えて─)
【置きレスにスレをお借りします。】
【長らくお待たせしました。申し訳ないです】
【こちらはこれで〆とさせていただきます。お相手、ありがとうございました】
170:〝絶対領域〟 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 04:33:35 nZ8nO3MN
>>169
もちろん、そのつもりではいるさ。
君が「お人よし」などというそんな簡単な言葉で片付く人間じゃないことは、知っている。
そんなことを口にするには何か裏がある―と思うしな。
でも、それを差っ引いても、俺は君を「お人よし」だと思うよ。
(苦笑を浮かべたまま、やれやれと首を軽く振って、近くの小石を蹴った)
(蹴られた小石は、こんこんと軽い音を立てて、瓦礫の下へと落ちていく)
そういう見方もあるのか。
……まぁ、第三者がどう捉えようが、関係ない。
別に、俺はブルース・リーのファンってわけでもないしな。
(肩を竦ませて、おどけるように小さく笑って、首を横に振り否定をしてみせるが)
…兎に角、だ。俺は君を利用し、君は俺を利用する。
そういう関係だ。君を仲間にしたいわけでも、君の仲間にされたいわけでもない。
なら、十二分に、その関係を利用し尽くさせて貰うさ。
あぁ―、あんたも十全に。
どんなことがあっても、自身の信念を貫ける覚悟があることを期待しておくよ。
(背中を向けたまま、その言葉を返して、彼女の姿を見送ることなくその場を去った)
【置きレスを返すっ】
【―というか、ごめんっ!こっちはアレで終わってたつもりだったから】
【蛇足的になっちまうけど、一応こういう形で締めということで】
【お付き合いありがとうございましたっ。サンキューなっ!】
【ということで、スレをお借りしましたっ】
171:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 10:44:32 nZ8nO3MN
(夜。人気の少ない街路を歩く)
(『一仕事』してきた後だ。私服である黒いジャケットには、異形の血がこびり付いている)
(こんな格好を他の誰かに見られたら、誤解を招く。そう思い、出来るだけ人の気配のしないルートを選んでいた)
(少々古びたアパートや小規模の工場が並ぶこの区域は、住人以外は立ち寄らないし、
その住人たちも、地域の交流が疎遠だったり、そもそもこんな時間に交流を図ろうとする
外交的な人間は殆どいなかった)
(誰かに見つかるという可能性がないわけではなかったが、此処を通るのが一番の近道だった)
(点滅する電柱の灯りを背に、自宅へ急いでいたのだが)
やれやれ……、着替えをいちいち持ち歩くわけにはいかないしな。
とにかく、早く帰らないと………ん?
(そうしていると、ふと、目の前を人影を通った……気がする)
(この区域は人気が無いためか、灯りも少なく、とても暗い。
人影が通ったと思ったのも、何かしら動いた気配がしたからにすぎず、視覚的にはほぼ認知することが出来なかった)
……おーい、そこに誰かいるのか?
こんな時間に、こんなところをうろついてると、危ないぜー?
(とりあえず、声をかけてみる。異形の類…なのかもしれない。
そっとナイフを忍ばせているジーンズのポケットに手を突っ込みながら、距離を測る)
【スレを借りるぜ】
【それじゃ、とりあえずこんな感じでよろしくっ!】
172:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 10:51:46 aCMM2tAe
>>171
(とぼとぼと、夜の街をうろつく。
今日はハズレで、特に妖しい気配も感じなければ異形と遭遇することもなく)
ふぅ…
(なんとはなしにため息をついて、いつものトレーニングウェアの上着を脱ぐ。
じっとりと湿気の多い夜気を吸い込んで歩いていると、聞き覚えのある声がして―
通りを戻って、見知った姿を見つける)
こんばんは、郡くん。
…どうやら狩りの帰りってところかな?無事で何より。
(軽く手を上げて挨拶する。返り血はついているが、見たところそれほど怪我をしているようでもない。
そういえば―媛先輩から頼まれていたことを思い出して)
これから少し時間あるかい?よかったら僕と、というか不知火とトレーニングをしてみないか?
媛名先輩に頼まれて、ね。伸びしろはあるから鍛えてあげてくださいって。
その先に小さな公園があったはずだから、そこでどうだろう?
【こちらこそ、よろしくお願いします】
173:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 10:58:29 nZ8nO3MN
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いている。
【能力】 ・無呼吸の瞬き -ゼロ・ブレス-
集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。
そのことにより、相手の攻撃を見極めたり、(他者から見れば)高速の連撃を与える。
発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
制限時間は3~5秒ほど。
・不可避の直感
能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。
【武器】 切姫(きりひめ) …… 破魔効果のある小太刀。貰い物。
夜逆(やさか) …… 無銘の短剣。ただしひたすらに頑丈。
【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
あるいは、能力自体が発動できなかったりする。
また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。家族構成は父 千市・母 百花・姉 十和の四人暮らし。
部活動は無所属、委員会は見た目に寄らず図書委員。
性格はテンプレ的な熱血漢。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
勇気と無謀を簡単に履き違える。無力なのに理不尽な不幸に逆らう。 そんな馬鹿。
短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。
+10年後のとある可能性の未来について+
・〝三千世界〟と呼ぶ組織を作る。目的は、異形とそれを狩る機関の排除。
・特定の人間を除き、必ずしも排除を最優先しているわけではなく、必要があれば共同戦線を張ることもある。
・警察〝ガンスリンガー〟とはそういう関係。
・深凪〝現当主〟はその特定の人間のうちの一人で、最大の敵。
・魔女〝良き魔女〟の協力にて、10年前の世界に時間跳躍している。
・現代(10年前)に跳躍しているメンバーは、歪ヶ崎、鳳、薄の三人。
内、歪ヶ崎は奏家〝奏鬼眼〟、鳳は深凪〝剣糸〟と遭遇している。
174:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 11:06:09 nZ8nO3MN
>>172
あぁ……水鏡さんだったのか。
(その人影が、見知った人物だと判りほっと胸を撫で下ろす)
(安堵した為か、ごくりと生唾を飲み込み、小さく息を溢して、苦笑を浮かべる)
(彼がこんなところにいる理由としては、自分と同じ理由か、トレーニングだろう。
ボクシングに心を燃やしている彼なら、こんな時間でもトレーニングしていても不思議ではない)
ああ、取り分け急いでるわけじゃねーから、全然予定は空いてるぜ?
(何の用だろうと首をかしげながら、彼の言葉を聴くと不思議そうにして)
………先輩が?
(確かに未熟である自分が誰かに、鍛えてもらうのは効果的だろう)
(しかし、彼とはそこまで面識があるわけでもなかった。…と、そこで合点がいく)
(彼女の方が、彼と親睦が深いのだろう。そう考えれば自然だった。)
へへっ、そうだな。こういう機会は滅多にあるわけじゃねえしな。
ま、伸び白があるかどうかは分からないけど、いい機会だ。
水鏡さんが、そう言ってくれるなら、付き合ってもらおうか?
(右手で「オッケー」と輪を作りながら、快活に笑い承諾する)
175:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 11:19:36 aCMM2tAe
>>174
それじゃ…
(先に立って歩いていく。こんな時間だったこともあり、誰も公園にはいない。
ベンチにスポーツバッグと上着を投げ出し、Tシャツとハーフパンツの身軽な姿になると)
僕とボクシングのトレーニングをしても仕方ないだろうから、悪いけど最初から不知火で相手させてもらうよ。
その…口が悪かったり方法に問題があったりしたらごめん、先に謝っておくから。
(一応断っておいて、いつもの唇をなぞる仕草をして―)
よ、バンダナ。久しぶり。ナイフと、足技が少々だったな、こないだの戦いぶりを見た限りじゃ。
(そのへんに落ちていた枝を拾い、「右手」の力を使って器用に表皮を削って即席の木刀を作り上げる)
一本でいいか?たしか長さはこんなもんだと思ったが。
(バッグからストップウォッチも取り出して)
だらだらやっても身につかねーだろうから、2分1ラウンドを3回な?
間に反省会ってか気がついたところを指摘すっから。
それとあの加速装置だかクロックアップは使うなよ。
的が一匹ならいーけど、使ったあとぶっ倒れるようじゃ複数相手にはつかえねーだろ?
必殺技なしでどうやって戦うか、が今日のテーマな。
(自分用にも小太刀ほどの長さの木刀を作って)
2刀流でもなんでもいいし、蹴りも遠慮なく使っていいぜ。
オレ様には寸止め不要、本気でこいや。かるーく遊んでやっから。
こっちはちゃんと手加減してやる。
(こきこきと首を鳴らしニヤニヤと笑みを貼りつかせて、そんな説明をして)
176:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 11:30:57 nZ8nO3MN
>>175
あぁ、そっちは心配要らねぇよ。
口が悪いのより、もっと性質が悪いのを知ってるからな。
(苦笑を浮かべ、手を振る。そう、この手の骨を砕いた女性を思い出し、肩を竦める)
それに俺も口が良いとは、お世辞にも言えないしな、お互い様だ。
あぁ、そいつで十二分だ。
(小太刀程度の小振りな木刀を受け取り、しげしげとそれを眺める)
(器用なもんだ、と小さく呟いて感心しながら、一度宙に投げてキャッチし握り締めなおす)
条件は分かった。
けど、いいのかよ?
あんた……というより、水鏡さん、ボクシングの試合とかいいのかよ?
悪いが、手加減なしだと言ったのはそっちだからな。
少なくとも、こっちが手加減しないってことはそっちが技量が上だってことなんだから――。
(万が一、大怪我しても知らないぜと嘯き、笑みを浮かべる)
ああ、最初から全力で行かせて貰うぜ。
技量が上の人間に、力を出し惜しみしてたらやられる――、そうつくづく経験してるんでな。
そっちの準備はいいのか? ――行くぜ。
(それまで苦笑を浮かべていた表情は失せ、無表情に双眸を細めて、鋭く眼前の青年を見つめる)
(アレは知人などではない。――斃すべき〝敵〟だ。)
(本気になる、ということは、そういうことなのだろう)
177:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 11:40:24 aCMM2tAe
>>176
ん?ああ、僕様ちゃんいまのところ休部中だからかんけーねーぞ。
それにオレ様から一本取れたら飲みモンでもおごってやるよ。
本気上等、てか万が一怪我しても治療できっからその辺は気を使ってもらわなくていいぜ。
(鋭い気配でこちらを見据える太一朗にニヤリと笑って見せて)
悪くない構えだが、もちっとリラックスを心掛ければ満点ってとこだな。
力を入れすぎると筋肉がこわばって本来のスピードが出ねーぞ。
(2分のタイマーをセットして、スイッチに手を掛けて)
んじゃ第1ラウンド、開始な。
(特に気負うことなくスイッチを押して―)
(だらりと垂れ下がった手に握られた急増の木刀で、いきなり鋭い打ち込みを立て続けに、
しかし太一朗の手に握られた木刀目がけ剣道でいう切り替えしのように、息もつかせぬ斬撃を叩き込む。
リーチの差を生かし、体は相手から遠く、木刀を握った腕を鞭のように滑らかにしならせて―)
ま、基本の打ち込みはこんな感じ。
いきなり正面から飛び込んでぐっさり行くのも手だが、手足なんかの相手の自分の体に近いほうから、
ちまちまっとダメージを与えていくのも一つの手だぜ?
(木刀を握った右手に意識を集中させておいてから、不意に踏み込んで左手のフックを相手の側面、
死角から肘を畳んで太一朗の顔目掛け、寸止めで叩き込もうとリズムを変えて―)
178:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 11:57:44 nZ8nO3MN
>>177
そりゃ便利な身体なこった。
―まぁ、それなら、遠慮なく言葉に乗らせて貰うぜ?
リラックスねぇ……俺にはあまり向いてねぇかもしれねえな。
(確かに、時折自分には力む癖がある)
(しかし、いちいち言うことに説得力がある。スポーツマンとしての知識もあるということか)
――っと、っと、っと!
(突如襲い掛かってきた剣撃を、なんとか木刀で防いでいく)
(身体のリーチの差からか、攻勢に出ようとしてもなかなかそのチャンスを与えてくれない)
(―そう、彼は上手く自分の身体と得物を利用している)
なるほど、な――っと……!
(確かに、彼女が彼に自分の模擬戦を頼んだのが分かる)
(自身が手本にしてきた彼女の戦い方は、言うならば『変則的』なのに対して、
彼の戦い方は、まさに『王道』なのだ。それもそのはず、彼女は暗器使い、彼はボクサーなのだから)
(もちろん、彼女が近・中距離戦を得意とするのに対し、彼が近距離あるいは零距離を得意とするという点もあるが)
(それはさておき、なかなかやりづらい。)
(全力で攻撃を仕掛けてくるのなら、それを防ぐなり避けるなり方法はあるのだが、
彼が言うように、ちまちまと攻撃を仕掛けられ、さらにはリズムを変則させられては、
なかなかそこを突破する糸口が見つからない)
――ったく、やりづれぇっての!
(だが、自身も単純に異形を退治していたわけではないし、彼女の背中を見ていなかったわけではない)
(木刀の一撃を防ぐと、そのまま横に薙いで、牽制を図る。
攻撃がヒットしないにしろ、このまま追い詰められていくよりは、距離を図りなおした方がいいだろう)
179:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 12:09:09 aCMM2tAe
>>178
ん、なかなかいい感じ、戦いの時は相手をじっと見つめるんじゃなくて、
ぼんやりと相手の全体を見て、細かい反応は体に任せて、そう…
(「攻撃」しながらも「防御」の仕方を同時に導くように、小太刀の扱いの手本を示すように、
まずはオーソドックスな方法で攻撃していって)
そうそう、チェンジオブペースも大事な?一本調子と思わせといて、
急激にリズムを変えて突破口を切り開く。
(こちらのパンチにカウンター気味に合わせてくる横なぎの斬撃を、
パンチを即座に諦めてするするとすり足で後ろにすさって回避して)
それと、攻撃が通用しないからと言って絶対に焦れるな、ブレるな。
自分のやり方に迷いを持ったら負けだぜ?
(今度はえげつないやり方、自分から踏み込んで小太刀を振りかぶって見せると、
体重を後ろに残したまま脚だけを飛ばして狙うは、相手の踏み込んで来た膝―)
どっちに体重かかってるか見定めてから思いっきり、相手の膝をぶっこわすぐらいのつもりでやると効果的な。
こういう牽制、リーチを生かした使い方をするか―
(一転、右手の小太刀を袈裟懸けに、相手に防御させるための斬撃、
それを追いかけるように深く踏み込んで腰ごとぶつけるような、浴びせるような上段回し蹴りを、
ほぼ同時に放って、宙でぴたりと脚を止める)
こんなふーに、相手をぶっ倒すぐらいのコンチクショーって気合で深く踏み込むのもアリな。
一番よくねーのは中途半端な間合いでハンパなことやらかすこと、おっけ?
(再びすっと離れると、今度はかかってこい、というように軽く小太刀を体の前に構えた防御の姿勢をとって)
180:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 12:29:31 nZ8nO3MN
>>179
まぁ、自分のやり方に迷いを持たないってとこは、自信はあるぜ。
でなきゃ、今頃、此処にはいないだろうしな。
(それは戦術云々というより、性格を由縁とするものだった。
故に、融通が利かないという面ではなかなか苦労する点ではあるが、同時に長所にもなり得た)
焦れない、ブレない。――了解だ。
(精神面的には、そこまで自信があるわけでもない。ないわけでもないが。
常に冷静にいろということだろう。冷静に的確に状況を判断する――なるほど)
(肩口から襲い掛かる剣撃を、木刀で弾き上げる。その勢いのまま、切り降ろし、
襲い掛かってくる回し蹴りを木刀で打ち止めようとして)
……ボクサーってのは、足腰も鍛えてんだな。
ったく、本当に便利な身体だぜ。水鏡さんは――。
言葉にすると難しいけど――、ま、何となく分かった。
取り敢えず、やってみるとするか。
(呼吸を整え、集中し神経を鋭くさせていく)
(さて、どう攻め込もうか――、と考えて止めた。自分は頭で覚えるより身体で覚えた方が早い)
(そんな自分の行動方針に苦笑を漏らしながら、木刀を握った)
それじゃ、お言葉に甘えさせてもらって――っと。
(選択したのは迷いのない突撃。正直なところ、フェイントや牽制といった類は、〝常時は〟苦手なのだ)
(それこそ中途半端な焼付け刃で試したところで効果がないだろう)
(だから、選んだのは――)
――シッ!
(勢い良く飛び込んだ軸足に力を込めて、制動を掛け、その勢いを上半身に逃がす)
(そのまま、まず、横薙ぎの剣撃。続けて、身を引き、垂直に木刀を振り下ろす)
(さらに攻撃の手を休ませず、彼の腹部を狙ったミドルキックを放った)
181:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 12:39:23 aCMM2tAe
>>180
おー、真正面から来たか、いいぞ少年。男はそーでなくっちゃな。
(こんな状況でも軽口を叩くのをやめない体は、しかしリラックスしていて、
まずは横薙ぎの小太刀を軽くバックステップしてやりすごす、
垂直に振り下ろされる斬撃にはこちらも踏み込み返し、腕が伸びきる前にこちらの小太刀で受け止め―
踏み込んだ分、相手に脚を回しきる余地を与えずに相手の足を自分の膝を上げて、こちらもブロック―
そこで第1ラウンド終了のアラームが鳴って)
ナイスコンビネーション、手を休めずに攻めダルマになるのもいい手だな。
ただ正面から行くばっかじゃ相手だって読めるし、突っ込んだ分自分も危険なのは承知しとけよ?
あとブロックの仕方は基本相手の回転の内側に入り込んで、回しきる前に抑えるか、
思いっきり後ずさって大きく距離をとるか、これもやるならハンパじゃなくてどっちかな。
(攻撃もそうだが、むしろ防御やフェイントの掛け方を教えるように解説して)
ちょいインターバルな、おめーさん、体は柔らかいほうか?
(くるりと後ろを向くと、自分の膝裏を手で抱え込み体を倒して脚の間からさかさまの顔を見せて)
関節の可動範囲を広げるのも重要な?ストレッチで少しずつ伸ばしてけば―
(今度は180度に股割り、そこから体を倒してぺったりと腹を地に着けてみせて)
いきなりここまでやれとはいわねーが、戦いの前後に体を解しとくのは重要な?
下手な筋トレよりストレッチのが100倍役にたつから。
【午後も引き続き大丈夫ならそろそろお昼休憩でどうだろう?
僕の方は郡くんの都合に合わせられるから時間はお任せでOK】
182:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 12:43:29 nZ8nO3MN
【了解。それじゃ、14時頃くらいからでいいか?】
183:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 12:45:21 aCMM2tAe
>>182
【それじゃ一応避難所にて合流してから空いてるスレを使うということでよろしくお願いします。
時間はそれで大丈夫、それではお昼に行ってきます。また後ほどお会いしましょう。】
184:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 12:47:14 nZ8nO3MN
【了解。それじゃ一度退却ーっ】
185:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 14:07:36 nZ8nO3MN
>>181
少年って、あんたな………。
(あんただって同じぐらいだろう、と言おうとしたところで疑問を抱く)
(果たしてこの〝不知火〟は幾つなのだろう?)
(年齢という概念は無いのかもしれない。ふとそんな疑問を抱いたが、すぐにかき消した)
(今この時点に至っては、関係ないことだったし、また時間があれば聞けばいいだろう)
――オッケー、了解した。
にしても、不知火。アンタってよほど戦い慣れてるんだな。
(ストレッチしている不知火を眺めながら、ふと年齢とは別に疑問に思ったことを口にした)
というか、あんた、何者なんだ?
水鏡さんとは別人格――、いや、別の存在っぽいし。
そもそも、水鏡さんとはどういう馴れ初めなんだ?
(全然分からない、と言わんばかりに大きく肩を竦ませて、軽く屈伸運動しながら尋ねて)
いや、別に話したくないことならいいんだけどよ。
……こうしてゆっくり話をする機会なんてないだろ?
俺と〝アンタ〟が出くわすとしたら、こうした『夜』しかないわけだしな。
(ぐっと大きく背伸びしながら、やれやれと手足をぶらぶらと振って)
186:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 14:08:10 nZ8nO3MN
【それじゃ、よろしく頼むぜ!】
187:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 14:18:27 aCMM2tAe
>>185
ん、オレ様指折り数えて千年は戦い続けてるし…って指がたりねーじゃねーか。
(真面目に答えるつもりはこれっぽちもないらしく、ニヤついたままで、
それでもストレッチのポイント・やり方をこと細かに口頭で伝えて)
そういう突っ込んだ質問されたのは始めてじゃねーが、それを知りたいなら、
学園ルートからフラグを立てて不知火クンの分岐に入ってもらわねーと。
…僕様ちゃんと別の存在でもあり、同一の存在でもある。
ほら、ジャパン的曖昧さのいいとこ取りだからさ、オレ様って。
(そういって誤魔化してしまって)
そんじゃ第2ラウンドな、オレ様が使って見せるからまずはそっちは防御、
そん次に実際オレ様に技を使ってみ?
オレ様武芸百般に通じちゃってっからさ、オールマイティってやつなのよ。
(再びアラームをセットすると、第2ラウンド開始。
今度は丁寧に、スピードを落として小太刀の受けと攻撃の仕方をゆっくりと演武してみせて、
ポイントポイントでコツをコーチしながら)
小太刀のデメリットはリーチが短いこと、メリットは小回りが利くことだあな。
攻防一体で受ける動きをそのまま相手に対する攻撃に繋げっと、なおスムーズだ。
(受け流して懐に入り込み攻撃、のタイミングを潜り込んで示して見せて)
急に全部できなくってかまわねーから、そういう動きもあるって幅を目で見て、体で感じてみな。
そうすりゃもっと戦いの視野が広がるはずだ。
何でも目の前だけ見てりゃいーってもんじゃねーぞ?
(口ではうるさく注文をつけながら、意外に丁寧なコーチングで体の使い方を修正していって)
【それでは午後の部もよろしくお願いします】
188:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 14:32:41 nZ8nO3MN
>>187
ま、普通に答えるとは期待してねーから、別にいいよ。
興味本位で聞いてみただけだしな。
(やれやれと呆れたようにため息をつきながら、かぶりを振り)
まあ、必要とあれば、その時は問い詰めてでも聞き出すから覚悟しておきな。
(冗談っぽく笑いながら、さてと、と一区切りすると、再度、木刀を握って)
へぇ、そりゃまた便利な身体で。
どれだけ腕達者なのかは分からねーけど、確かに、アンタのいうことは的を得てるからな。
少なくとも、アンタの言うことは信じても良さそうだ。……今回に限ってはな?
(おどけたように、レクチャーを受ける。)
(彼が何者で、何を考えているのかは知らないが、
彼の口にすることは、この模擬戦での言動については信用できそうだ)
それじゃまるで俺が目の前しか見てないみたいじゃねーか?
(くく、と笑みを溢しながらも、同意するように頷く)
流石に小太刀は何度も使ってるから、メリット・デメリットぐらいは把握しているさ。
ま、つまりは相手の攻撃をいなしながら、攻撃できる範囲まで踏み込めってことだろ?
やれないことはない、やってみるさ。何事もチャレンジってな。
(一挙一動、彼の動きに合わせながら、身体に体感させ、習得していく。
飲み込みが良いのは、生来の才能、あるいは今まで『夜』を経験してきた成果だろう)
189:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 14:47:10 aCMM2tAe
>>188
さっき他のやり方もあるのに、とっさに正面からつっこんで来ただろ?
思いっきりがいいのは大いに評価するが、何でも真っ正直にやるだけが方法じゃねーってことだ。
(今度は蹴り、どうせ懐に潜り込んだなら斬る・突くついでにこんなのどうだ?と、
振った腕の勢いのまま体ごとぶつけるような膝蹴りを見せて―)
闘いではいつも、ここはホットに―
(自分の胸に手を置いて見せてから、いきなりくるりとしゃがみこみながら背中を見せて、足元を払うような旋風脚を放つ)
こっちはクールに、な。
(とん、と頭を指さしてみせて)
突っ込むホットな自分と、それを背後から見て全体の状況を把握するクールな自分、
二つの自分を常に忘れんな。それとイメージトレーニングな。
自分の体がどこまで動くか、相手の攻撃はどういう軌道を描くか、
色んなバリエーションを想像するのも大事だぜ?
体も頭も、生き残るために使えるものは全部使う、とーぜんだろ?
ん、中々飲み込みがはえーな。伊達に場数を踏んでるわけじゃなさそーだ。
(主にコーチングに終わった第2ラウンドも終了する。
トリッキーな技から正当な受け・払い・攻撃まで、細かい修正も指摘して)
オレ様は異形を狩る者にはいつだって味方だぜ?
そんかわし、敵には一切容赦はしねーけど、な。
(そんな風に相手の言葉に答えると)
ファイナルラウンドは実践編な、オレ様もちょいっと本気で打ち込みいれっから。
あと残り10秒で短いアラーム鳴るようにしてみた。
最後にアレ、使ってこいや。
(瞬間的にすさまじい加速を見せた動きを使ってこい、と本気モードの模擬戦を提案して)
190:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 15:05:32 nZ8nO3MN
それが一番得意な方法だからさ。
やってみていて分かっただろうけど、俺、フェイントとか牽制とか苦手なんだよなぁ。
…いや、出来ないことはないけどさ。
ああ―、イメトレはよくやるぜ。
色んな行動パターンを考えておけってことか。
(状況判断にしろ、言うのは簡単だが実際にするのとではまた違う)
(イメージトレーニングにしても、経験を積まなくては、そのパターンは限られてしまう)
(要は経験も積め、と暗に言っているのだろうか)
ま、やれるだけやってみるさ。
出来ないと諦めてしまえば、そこで仕舞いだからな。
万が一に――、俺がアンタたちの敵に―、異形を討つ奴らの敵になるかもしれないってことさ。
ああ、もちろん、冗談だぜ? 冗談――。
(そう、冗談だ。冗談なのだが、どこか嫌な予感がする)
(気のせいだろう。今はそのことは考えないようにして、木刀を構えた)
了解、じゃあ、やれるだけやってみるぜ!
(開始の合図が始ると同時に地面を蹴り飛ばす。)
(やはり、一番最初の行動は突撃――、と思いきや、不知火の斜め前に踏み込んだ)
(真正面からよりは、斜め前の方が行動を読みにくい上にやや視界の死角になる)
(それも、此方の動きを把握していたらあまり意味は無いのだが)
(だが、それでも、そこから木刀をなぎ払い、不知火の横っ腹に打撃を叩き込もうとする)
(木刀を振るや否や、その勢いのまま、ハイキックを肩口を目掛けて放つ)
191:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 15:25:54 aCMM2tAe
>>190
自分の得意なパターンに持ち込むのも立派なやり方さ。
ただ、今は一対一だからいーけど、異形に囲まれた時に動きを止められないようにだけは注意な?
おめーさん、スピードでかき回すタイプだろ?
とっつかまってセールスポイント殺されたんじゃパワーで対抗するってわけにいかねーだろうし。
(実際的な答えを返してから、開始直前にやや人の悪い、ぞっとしない笑みを浮かべて)
万が一、そーゆーことになったら遠慮エシャクのかけらもいらねーから全力で掛かってこい。
オレ様も全力でブチ殺してやっから。万が一、の場合はな?
(小気味のいい速さでこちらに思い切りよく突っ込んでくる。
内心その速さに瞠目しながらきっちりと陽動を掛けてからのコンボに、
こちらは木刀を捨て、木刀を振る手首を受け流しざまに思い切り払い、
ハイキックをなんとか手で受け止め、膝を掴んだまま下に引き下ろすようにしてますます体勢を崩れさせて―
そのままするりと流れた体の背後に回りこみ、軽くこつん、と脇腹にパンチを入れる)
受け流す時は相手の体の内側にひっぱってやれば、こうやって重心を崩すおと同時で2倍お得ってな。
(そこからは卑怯な本気モード、相手の攻撃を待ち受ける形になり、
太一朗の攻撃を見極めることに専念しながら攻めに行った時にどこに隙が出来るか、
そしてその隙を少なくするにはどう改良すべきか、実戦コンビネーションをより洗練させるアドバイスを送っていく。
こちらから手を出さずリアクションに徹しているからこそできる芸当で)
もうちょっと…そう、重心を崩さない程度に上体と目線でフェイントを掛けるのもいい感じだ。
(密度の濃いコーチングをすると、残り10秒の前にとっさに距離を取る。
ぴぴっと電子音がなって最後の10秒―
超加速を使ってくる相手に対し、だらりと手を下げどこにも力みのない自然体で相手を待ちうける。
狙うはショートカウンター ―相手の早さ自体が、こちらの攻撃の初動の遅さをカバーして余りあるダメージになるはず。
こつんと肘か膝を合わせてやればいい)
(相手が技を使うタイミングが分かっているからこその卑怯千万な待ち伏せで、
自分のダメージは省みず相手を倒す、その気迫だけは静かに漲らせて、
おそらくそれでも突っ込んでくるであろう太一朗の気配を全身で感じ取ろうと、筋肉を弛緩させ体の力を抜いて待ち受ける)
192:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 15:47:09 nZ8nO3MN
>>191
あぁ、そうさせてもらう。
……まぁ、飽くまでもしもの話だからな。IFはIFのままにしておくのが一番だな。
――お?
(剣撃も蹴撃もどちらも、防がれると思わずバランスを崩されてしまう)
(何度か攻撃を繰り出すも、どれもが受け止められるか、いなされるかで、まともに有効な一打が決まらない)
(彼からのアドバイスを受けながらも、少しずつ彼の動きを把握しようと努めて、攻撃を繰り返す)
(だが、そうしている間にも時間は過ぎ、残り10秒を知らせるアラーム音が鳴り響く――)
ったく、やりにくいったらありゃしねえ。
ま、此処まで防御されるなら逆に、思い切りやりやすいってもんだ。
じゃあ、約束通り、行くぜ――……… … … 。
(無呼吸の瞬き。ある日を境にして偶然覚醒し、自身がそう名づけた力。
何度となく使ってきた力だ。)
(この力の本質は『集中力』であり、それに伴う『感覚の鋭敏化』である。加速はその結果の副産物に過ぎない)
(故に、彼へ一撃を与えられるほどの加速が得られるかどうかは分からない、だが――息を止めて、
息をすることを忘れるほど、集中力を高めて行動した)
(――1秒)
(もちろん、突撃だ。この力を使っている間は0.1秒たりとて無駄には出来ない。
下手に距離を図っていれば、それこそ彼のいう『中途半端』になってしまう)
(――2秒)
(木刀を握り勢いよく、突きを放つ――が、それは彼まで届かない。牽制だ。
もし、彼がこの『加速』している動きを把握できるとするなら、敢えてそれを利用するのも手だ)
(おそらく、視界ではなく、気配あるいは聴力などその他の感覚を用いて、こちらの動きを捉えようとするだろう。
その研ぎ澄まされた感覚を逆手にとって、惑わそうとする)
(――3秒)
(突きを放った木刀をそのまま下方に振り払いながら、不知火の側面へ跳び抜ける)
(どこで、一撃を放つか。そう時間制限は長くは無い。だが迂闊に踏み込めば、防がれるのは目に見えている)
(そのまま、再度飛び抜け、彼の後方へと跳躍する)
(――4秒)
(息苦しくなってきた。肺が膨張し、焼けてしまいそうだった)
(だが、それでもなお、集中力を途切れさせない。ぐっっと大きく踏み出し)
(――5秒)
(木刀の鋭い突きを、彼へと放った)
193:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 15:57:48 aCMM2tAe
>>192
(動きを目で捉えることは、不可能だった。
細かい動作まで把握しきることはとても出来ず、ただひたすら自分の制空圏内に入ってくる「気配」のみに気を配り―
こちらに向け「突き」を放ってくる、やはりそう来たか、言葉にならない思考で相手の行動をなぞりながらも、
突き自体を回避しようとはしない―今回の目的は皮を切らせて肉を断ち、
肉を切らせて骨を断ち、骨を切らせれば相手の命を断つ―ダメージ無視のカウンターだから)
(かろうじて背後に回った気配を察する、が、突きについ反応しようとした体ではとても振り向いている暇はない。
鋭い気配を背中に感じる―このまま背後から突き貫くつもりか、所詮は木刀と覚悟を決め、
防御をかなぐり捨て右肘を相手の頭と思しきあたりに―
かろうじて合わせられたか?それぐらいに反応するのが精一杯だった。
まあ、生木だしつっつかれてもたいしたことにはならねーだろ、とかろうじて体を捻り、
手ごたえがあるようなら肘を振りぬかないよう、適当なところでくいっと止めるつもりで、
太一朗の攻撃を迎撃しようとして―)
194:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 16:08:21 nZ8nO3MN
(その結果は――中途半端な、相打ちだった)
(突きは背中に命中はせず、掠める程度に終わってしまった)
(そして、彼の肘撃ちは頭には直撃しなかったものの、肩に減り込んでおり――)
(実践であれば、不知火の肘撃ちの方が多大なダメージを齎すのは明らかであった)
(そして、時間切れ)
(がくりと膝をついて、肺の中の空気を一気に吐き出す)
――っ、はぁ、はぁ、はぁ……っ、くう……やっぱ、苦し…な。
へへ……やっぱりやるだけのことはあるな。
『あの状態』で、俺に攻撃をヒットさせるとは……予想はしていたけど、
此処まで的確に狙ってくるとは思ってなかったぜ…。
(地べたに転がりながら、荒くなっている呼吸を整えつつ、苦笑して、不知火を見上げる)
はぁぁ……ちょっとはフェイントをかけたつもりだったんだけどな。
やっぱり不十分だったか。
(5秒。それがあの力を使用できる今現時点での時間制限だ)
(もう少し鍛錬を積めば、その時間も延びるだろうが、それはそれ。
その5秒内に精一杯行動したのが、この結果だった)
195:水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 16:21:38 aCMM2tAe
>>194
いんや、今回オレ様ズルしたからな。
間違いなくそのタイミングで攻撃くるって分かってればいくらでも対処のしようがあるだろ?
(ちらっと本来なら刃がかすめたはずの脇腹を見やって)
どんな攻撃だって無敵じゃねーってことだ。
油断大敵、勝って兜の緒を締めろとか、そーゆーのをやってみたかっただけだから。
(ひょいっと肩をすくめると、見かけより余裕はなかった背中に軽く冷や汗を掻いているのに苦笑して)
総評としては攻撃は90点だが防御は45点ってとこ、かな。
長所を伸ばして攻撃100点になれば相対的に防御30点とかそれ以下に出来るだろーから、これからも精進しな。
(そこでファイナルラウンドのアラームがなって)
ま、これでおヒメさんと約束した義理は果たしたってことで。
なかなか筋はいいからこれからも励めよ、バンダナ、あばよ。
(ひらひらと手を振って、別れの挨拶。全身に浮いた紋様がすうっと薄れていって―)
(自分の体力的にはそれほどのダメージはない、軽くひざが崩れかけたものの、踏ん張ることが出来る程度で、
相手の呼吸も落ち着いたかな?そのタイミングで左手を差し出す)
結局いいの入らなかったから、肩は大丈夫だと思うけど…立てるかい?
(手ごたえからそれほど深くはヒットしてないはず、と思いながらも、
相手が身を起こすのに手を貸そうとして)
196:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 16:31:14 nZ8nO3MN
>>195
いやいや……そう簡単に出来る芸当でもないだろ…。
(言うは易しだが、実際やってみるとなると、かなりの反射神経が必要とされるだろう)
(だがそれを言うと、やはりこの男は曖昧に笑って誤魔化すだろう。だから苦笑して返した)
あぁ、それもそうだな。特に俺の場合、使ったら、思うように身動きが取れなくなっちまうからな。
これも、場合と状況に応じて使いこなさないとな。
う……防御がかなり辛口だな。
(まぁ、それだけの自覚はあるのだが)
ああ、サンキューな。
ま、今度機会があれば、何か美味しいものでも奢ってやるよ。
じゃあな。勉強になったぜ。
(まだ疲労が取れないため、寝そべったまま、手を軽く振って不知火に別れを告げる)
ああ、お陰さまで………サンキュー。
(恭弥の手を借りて、なんとか起き上がり、大きく深呼吸する)
(ある程度息も整えられ、小さくため息をつく)
やれやれ……水鏡さんもありがとうな。わざわざ俺に付き合ってくれてよ。
(立ち上がると、土ぼこりを払いながら、感謝を示して)
197:水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo
10/07/04 16:43:55 aCMM2tAe
>>196
礼には及ばないよ。それに僕に比べれば君は相当すごいと思う。
変わらない限り、僕は普通の高校生程度にしか体は動かないからね…
(ぐいっと体を引いて起こすと、ベンチに置いた上着を羽織り、バッグを肩に引っ掛けて)
(向き直り、不意に真顔になると)
君は死んだらいけない。君に何かあったら、媛先輩は狂うよ。
気持ちも分からないでもないけど―危うい時に逃げるのは恥じゃない。
その場の感情に身を任せて自己満足で自分の身を危うくし、はかなくするのが正しいことだろうか?
生きていさえすればリベンジの機会もある、それの可能性の芽を全部潰してしまうほうが愚かな選択かもしれない。
(無理をしなければいけない状況、気持ちのままに乗り切らなければいけないこと、そういう修羅場があるのは百も承知。
それでもあえて小言めいたことをはっきり告げて―)
勝つことよりも生き残ること、明日を迎えることのほうが大事だってことは分かってほしい。
そのための手段は今日、少しだけど伝えたられたはずだと、僕は思ってるから。
(少し寂しそうな笑みを浮かべて距離を取って)
いろんなことを、考えてみてほしい。戦いのやり方でも、君のスタンスでも、なんでもいい。
まっすぐなばかりじゃそのやり方が折れたときに、どうしていいかわからなくなることもあるから―
(蛇足かもしれないが、自分の状況に照らし合わせてつい、そんな弱音めいた半端な言葉を投げかけて―
僕、なってないな、というように、かぶりを振った)
198:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ
10/07/04 17:01:46 nZ8nO3MN
>>197
分かってるさ。
――その言葉、俺よりもあの人に言ってやってくれ。
あの人は、深凪以外の世界を知らなさ過ぎるんだ。
そこにあるはずの幸せさえ、気づかずに――、いや、知らずにさえいる。
それに、そういう危ういところがあるのは、俺よりもあの人の方だって―アンタも知ってるんだろ?
(彼女と接していれば、気づく人間は少なくないはずだ)
(感情に身を任せて自己満足で、という部分においては彼女は正反対なのだが)
――それでも、心配しちまうんだよな。俺は。
それに、葵さんが死ねば、俺も気が触れるかもしれないしな。
ま、必要以上に気負うつもりは更々ないさ。
本気で、無理をしようと思ってたら、深凪なり何なり、そういう場所にいるさ。
それがここでぶらぶらしてるってのは、良くも悪くも『自己満足』のレベルに留めてるってことだぜ?
…それでも、自身の考えが折れた時は、考えるさ。
答えがないのかもしれない、けど、それでも諦めたらそこで終わりだからな。
諦めてしまえば、もちろん、楽になるだろうけど――。
(それが出来たら苦労はしないよな、と曖昧に笑いながら、首をこきこきと鳴らして)
水鏡さんの忠告は素直に聞いておくさ。
忠告を無視して、そのツケが回ってきたんじゃ、滑稽にも程があるからな。
さ――、暗い話ばかりしてないで、帰ろうぜ? 明日も学校があるんだしさ。
(ぽんっと気軽に、水鏡の背中を押しながら、笑いかけて)